rchitectual
ortfolio
work e xpe rience 2014 MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO 2015 欧州研修 (ドイツ, スイス, イタリア, イギリス) 2015 Macu Workshop 2015-2016 村田竜馬設計所 2016 フォスター展 森美術館 (模型製作)
p rof ile
2017-2018 T ARO ASHIHARA ARCHITECTS
1993.04 千葉県 松戸市出身
2017 Macu Workshop
2012.03 千葉県立幕張総合高等学校卒業
2017 NY 取材同行 (OMA New York Office EISENMAN ARCH ITECTS)
2016.03 千葉工業大学工学部建築都市環境学科 今村創平研究室 卒 業
2017 J apan-ness 展
2018.03 千葉工業大学大学院工学研究科建築都市環境専攻 同研究室 卒 業
2018 設備工事会社
TEL : 080 5409 7329 MAIL: tt1224211@gmail.com 使用ソフト〔Illustrator/InDesign/Photoshop/Vectorworks/Rhinoceros/AutoCAD/Twinmotion〕
Academic works 01. ダイナミックネットワークを用いたサードプレイスの提案 /M2 設計
02. 家庭 /B2 住宅設計
03. 山の話 ・ 子供の話 /B3 美術館設計
04.S+M+L /B3 book mix
0.
ダイナミックネ ットワークを用いたサー ドプレイスの提 案
1. 背景
都 市 の良 さとは何 か。
都市は分断された2つの住と職の場所から 「間」 を求めるようになり、 サードプレイスと称され駅やカフェといった 場所に注目が浴びるようになった。地方とは異なるサードプレイス (都市の間の存在) は(住 / 職)互いの距離が 近い都市生活者にとって重要な場である。修士研究ではその可能性を検討する。
地 方 「 職 住 」
都 市 「 職 / 住」
1-0 都市の中に潜む 「間」
1-1 サードプレイス
1-3 ホモモーべンス
1-2 インフラ
多田道太郎は人間のパターンを、 寓民・ 遊民・ 動民
かつ て 「 居 職 」 は 普 通 の生活のあり方だった。 それが戦 後に住居専用地区
サードプレイスとは駅やカフェといった場所をさすわけ
都市の本来的な機能という面からみて、 はたして日本の
が整 備され、 住 居 の中 で仕事ができ なくなった。住 宅 や オ フ ィ ス が 急 激 に
ではなく、 その歴史は非常に複雑で男女関係や職場
都市はその物理的、 土木工学的外見が示すほどよいだ
という三つの型に分けた。 その中の「動民」 に、
増 え て ほ と ん ど 充 足 した 状 態 の 現 代 で は オ ー プ ン ス ペ ー ス や ス ト ッ ク
関係といった問題に帰属するが、 基本的には
ろうか。 文化的、 社会的、 人間的な側面に目を向ける
特に未来的な意味を与えようと黒川紀章が提案した
が 認 識さ れ る よ う に な っ て き た 。 オ ー プ ン ス ペ ー ス を 都 市 生活 者 の
goodplace(とびきり居心地のよい場所) といった単純
とき、 日本の都市の多くはよいといえるのか。 都市の
ものが「ホモ・ モーべンス」 である。
「 ( 生 活 に お い て ) ~ す る た め に 」 と い う 意 味 のつ な が り の 関 連 の
な意味合いのみしか示されていない。 公園はサードプレ
本来的機能はなにかという、 根源的な問題に直面する。
スマホが登場して機動性を確保した現代人は、
つ な が り の 関 連 の 中 に 取 り 込 む 。 こ れ を 中 間 ・ 間 と 定義 す る 。
イスの1つでありコラージュのように様々な事象が混ざる。
そ ん な 中家の玄関先までモノを運ぶ宅配は日本特有の国政の1つで
まさにホモ・ モーべンスへと変化した。 特定の何かに
さ らにサラ リー マンという職 ができ 職住分離が起き た。
「バルク、 それは非常に美しく、 まさに絵のような場所の
あり、 細やかなインフラとしてグローバルにモノのネットワークを広げている。
縛りつけられた時間からの解放が可能になった現代で
東 京という都 市 の中では 住居 (フ ァースト ) とオフ ィ ス (セ カ ンド) の間に
組み合わせで、 ひとつひとつの景観はそれぞれ異なる国
国策としては物流は2つに分かれる。 1つは 「成長加速物流」 といわれる
は、 自らの生活圏の中に疑似的な拡張空間をアトラン
憩の場 を 求めカフ ェや 駅 といった場所の つ ながりが住 んでいる 町を認識する
からえらびとられており、 取合わせを除けば、 すべてが
大きなモノの流れを捉えたものである。 もう1つは 「暮しの向上物流」
ダムに形成しながらも、 私たち人間は自由意志で動き
手 がかり となるようになった。 都市に整然と在る 「公園」 「宅配」 「モビリティ 」
自然に思える、 そういった場所を意味する。」
という生活の中でモノを家まで運んでくれるいわゆる宅配を担う部分である。
に注目 して都 市 の中 に間 (サード) を構築していく。
ジャン=ジャック・ ルソー 「新エロイーズ」
回る時間を過ごすというライフスタイルがすでに始まっ ている。
公園
宅配
新しいモビリティ
bordeless
world
都市の中に潜む
japan kuronogate
combinience
「間」
house
eigyousyo mobility
base
eigyousyo
track logistic bildinng
office
配荷
幹線 集荷 成長加速物流 暮しの向上物流
1: 都市に潜むスキマ時間という時間価値 時間価値のロングテール 時間の価値
議題
価値0
趣仕勉 味事強睡食 眠事 かたまり時間
house
mobility
eigyousyo office
combinience
eigyousyo
Forcus point
3: 物流におけるダイナミックネットワーク static network
空間シェアリングの〃
dynamic network
5: 配達形式の変化
空間の価値 up
賃 貸
すきま時間
民 泊
カ プ セ ル ホ テ ル
かたまり時間
時間のかたまり 度合い
up ベース 幹線輸送 ベース (ターミナル) (ターミナル)
すきま時間 契約期間
2: 再配達問題と暮しの物流ネットワーク
再配達
EC 企業の 物流倉庫
third place
ベース 幹線輸送 ベース (ターミナル) (ターミナル)
EC 企業の 物流倉庫
営業所
third place
営業所
third place
4: 抽出されるキャラクター 軒先集配
再配達 宅配先 S
≒1,5 倍 100
20
20
仕事量 全体の2割が再配達 体感として 3 割強
都市生活者
( ホ モ・ モ ー べ ン ス )
は こ( 営 業 所 )
(ストリートウォッチャー)
その他
(公園が呼び込む来訪者)
チーム集配
「サードプレイス」 著レイ・ オルデンバーグ
中継ポイント
「ホモ・ モーべンス」 著黒川 紀章
「自動車の社会的費用」 著宇沢 弘文
2. リサー チ
2-1 : 選定 リサー チ
宅 配 ネ ットワ ー ク
区名
営業所 個数
千代田区
39
中央区
43
港区
76
新宿区
56
文京区
27
台東区
40
墨田区
27
江東区
58
品川区
46
目黒区
30
大田区
69
世田谷区
61
渋谷区
34
中野区
16
杉並区
40
豊島区
23
北区
4
荒川区
15
板橋区
34
練馬区
42
足立区
55
葛飾区
29
江戸川区
36
23区
八王子市
33
立川市
16
武蔵野市 三鷹市
4 18
青梅市
6
府中市
12
あきる野市 西東京市
1 15
その他
千代田区
39
八王子市
中央区
43
立川市
西多摩郡瑞穂町
5
港区
76
武蔵野市
西多摩郡日の出町
4
新宿区
56
三鷹市
西多摩郡檜原村
0
文京区
27
青梅市
西多摩郡奥多摩町
1
台東区
40
府中市
昭島市
6
大島町
2
墨田区
27
昭島市
調布市
17
利島村
0
江東区
58
調布市
町田市
24
小金井市
3
小平市
16
日野市
11
33 羽村市
3
16 あきる野市 4 西東京市
18 西多摩郡瑞穂町
1 15 5
6 西多摩郡日の出町
4
6 西多摩郡奥多摩町
1
12 西多摩郡檜原村
0
17 大島町
2
3 新島村
0
24 利島村
0
新島村
0
品川区
46
町田市
神津島村
0
目黒区
30
小金井市
三宅村
0
大田区
69
小平市
16 神津島村
0
11 三宅村
0
0
世田谷区
61
日野市
東村山市
3
八丈町
2
渋谷区
34
東村山市
3 御蔵島村
0
国分寺市
0
青ヶ島村
0
中野区
16
国分寺市
0 八丈町
2
国立市
5
小笠原村
0
杉並区
40
国立市
5 青ヶ島村
0
福生市
0
豊島区
23
福生市
0 小笠原村
0
狛江市
1
北区
4
狛江市
1
3
荒川区
15
東大和市
0
板橋区
34
清瀬市
15
練馬区
42
東久留米市
東大和市 清瀬市 東久留米市
御蔵島村
品川駅
scale 1/5000
scale 1/5000
3 0
3
足立区
55
武蔵村山市
12
葛飾区
29
多摩市
12
稲城市
3
江戸川区
36
稲城市
3
羽村市
3
3
244
900
1144
scale 1/5000
15
多摩市
武蔵村山市
渋谷区代々木上原 渋谷駅
五反田駅
新宿駅
日本の宅配網は6000箇所を超える。 東京は1番過密で全体の約 2 割を占める。他国にはない宅配のもつインフラネットワークを利用するため 東京23区の宅配所をマッピングした。さらに23区にサードプレイスとしての宅配拠点を設けるため主要な都市公園や宅配所を選定した。
1km
500m
scale
S
scale
M
scale
L
scale
scale 1/5000
品川区
品川区西大井
scale 1/5000
サードプレイスは主に歩行者の利用が多く、特に物質の密集した場所では有効である。歩行者に注目した時Google Mapやネットを使ったオリジナルのマッピングで都市歩き をする人達が多く見受けられる。そのためリサーチでは東京 23 区の宅配所を半径 300m の円でマッピングし都市公園または宅配所、駅周辺など歩行者が利用しやすい場所 選定していく。
2-2 : 拠点としての宅配所
XS
scale 1/5000
XL
年間 40 憶個の配達物が日本の玄関先に配達されている。家のポストでは容量は足りず玄関先に配達し続けることは再配達を増やし続ける。 そこで 23 区に各拠点を配置し生活インフラを市民も利用しやすいサードプレイスのかたちで提供することで街のポストの役割を果たす場を提供する。
scale
3. 敷地
豊島区は 23 区の中で 1 番人口密度の高い場所であり車の通りづらい道も多いため配達が問題となっている。敷地である池袋もまた駅周辺で荷台で配達する人達を見ることができ駅の利用率は 3 番目に多い。
Walkab le City Ike b u kuro
また百貨店の街から劇場都市に移行しており歩行者のための街づくりを推進している。配達を絡めたサードプレイスの提案として池袋の縁 (ふち) に計画する drone tower ① 駅 を 中 心 に 公 園 を 舞 台 と し た 劇 場 都 市 計 画 を利 用 す る 4 つ の ポ ス ト ( h a c o b u z z p r o j e c t ) ② ③ ④⑤ 災 害 時 中 心 と な る 場 所 が 変 わ る た め s w i t c h p o i n tと し て の 防 災 拠 点 ⑥ 3つの計画をする。
④
②
③
staition
⑤ ⑥
①
site:
① : 池袋と雑司ヶ谷の境 ② : 西池袋公園 ③ : 西口池袋公園 ④ : 中池袋公園 ⑤ : 南池袋公園 ⑥ : 防災公園
residential area
実験都市池袋 residential area
North
0.5km around the station
downtown
0.4
0.3
0.2
Ikebukuro station
center point
1km around the station
switc
h (ce nter) poin t 0.6
0.5
South
50
downtown
0m
residential area
0.1
residential area
m
1k
計画 a ― ドローンによる新しいinfra layer ー 150m以下の空域を獲得検討されているドローン。 歩行者が受ける自動車の社会的費用の負担からの解放と 歩行者空間拡張の展望としての象徴デザイン。
計画 b ― 池袋の端、物流サードプレイスの提案 ― first place(住宅) とt place(オフィス)の間で ホモ・モーべンスとストリートウォッチヤ―を再考する。
計画 c ― switch point としての防災公園 ― モノが集まる場所である防災公園には人が集まる賑わい の場でありダイナミックネットワークの中での中心的役割 を担う。災害時、都市を構成する中心は駅から公園に切り替わる。
4-1 System 配達システム
配達 他のルート 再配達
4. 計画 a
営業所
通常
ドローンの宅配による スキマ時間の活 用
宅配は droneの登場によってより手軽に商品
配達
を人に届け、 歩行者の都市体験を拡張させる
他のルート
重要なファクターの1つである。 drone towerは都市生活者のための 外 部 post
ドローン
を配置した4つの公園と災害時物資の倉庫として
を利用した
も活用される防災公園の5か所に荷物を配達す
中継 営業所
配達
る。 dorone towerは23区で展開し、 道を 利用しないインフラの新しい都市レイヤー を作成する。 またそれらは23区を認識する役割
公園
を果たすと共に23区にイニシアチブを与える。
仕事 ・ 出掛け
再配達
通常の配達システムでは配達員にかかる負担が多いことと再配達の申請をした際にかかる待ち時間も負担になる。 再配達はドローンに任せ自分のタイミングで近くの公園に出向くことで荷物の受け取りができる仕組みをつくり都市 に参加できる場をつくることで労働の負担の軽減と待ち時間の有効活用を可能にする。
4-2 ドローンによる再配達 ドローンは物流における 再配 達 の問 題 を解 決 す る ための モビリティ として注目 を浴びていて、 現 在 日 本 でも 運 送を 目 的とした飛 行実験が行われている 。 ドローンの飛 行は 高 度150m を超えては いけないこ とはす でに決められてお り 、 住 宅密集地など では飛行が制限 され る ため 40m< ドローン <150mをドローンの飛 行 領 域として設 定 した。
226000mm
また、 敷 地は池袋と雑司ヶ谷 の接 線 にあ る ため周 辺 はとしま エコ ミュ ーゼタウンなど の超高層が隣接 している 一 方 で 都 電が通り、 墓地があ り、 木蜜 の低 層 住宅 街 等 も あ る ため 一 定の高さを 保ちつつ住民にとっても 利 用 しや す く快 適 に 使 える場 を提供する 。 そのため配 達場は 通常倉庫のような形 態だがドロー ンを用 いた
189000mm
配 達場の設計は 塔のような高 さのあ る 建 物を形 状 とした。 屋 上や公園といった特 定の場所へ の当日配 達 を可 能にし、 受 け渡しの都合 がつかなかった再 配達 の荷 物 はここに集 まり携帯1つで配達を可能にす る 。 ドローン配 達は過度にかかっていた過 重 労 働を減 らし
サンシャイン 60
都 市生活者とモノとをさらに つながり や す いも のにす る 。
150000mm
としま エコミューゼタウン
drone tower
city
80000mm delivery
lift
to pick up park
40000mm
雑司ヶ谷霊園
としまエコミューゼタウン
GL PLAN
塔とストリート
商業店舗
S 1:500
ギャラリー
office volume : public volume
4f terrace : shop
6f kindergarten:museum/caffe
ドローン滑走路
19f drone place
幼稚園
22f observatory: AV room
テラス
ドローン滑走路
展望台
4500
roof
3500
3500
3500
GL+64800
39500
3500
3500
3500
GL+75300
3500
79800
3500
3500
GL+54300
3500
3500
3500
GL+43800
3500
3500
3500
GL+22800
40300
3500
3500
3500
GL+33300
4900
3500
3500
GL+12300
GL+600
地下鉄
section 4-5 建物の隙間を抜けるパブリックスト リー ト
4-4 ビスタスト ップとしての塔
4-3 proposal
S 1:500
4-6 urban livin g としてのパブリックスペー ス
ビスタストップとしての塔 と建物の隙 間 を抜 ける パ ブリックスト リー ト view
roof top
cut
78m
lounge
68m
a
b
c
lounge 57m
terrace roof-garden
mix
view
40m
lounge 33m
terrace
23m
terrace
雑司ヶ谷霊園
12m
0m
オフィスボリューム
パブリックボリューム
ドローンの宅配所を計画したオフィスボリュームと住民のためのパブリックボリューム 2 つの complex を計画する。
鉄塔の連続する風景のような… 23 区のオベリスクのような重要でパブリックな位置づける要素をもたせるため 高層ビルのような形態ではなく塔のような普遍的なデザインに着目した。
建物に挟まれた繁華街
建物を薄くし道と接触させる
グリーン大通り
plaza
street
plaza
道と建物を交差させ賑わいを持たせる。
池袋は傾斜の少ないフラットな地形なためビルの隙間を抜けていく繁華街の小径はより豊かに感じる。
池袋は配達先の公園を軸に民官一体の urban living を計画していることからオフィスボリュームに一般の人も使えるテラスを設け、 屋上にはドローンがまちに拡がっていく景色を一望できる展望スペースを設ける。さらに雑司ヶ谷方面は低層住宅が広がるため パブリックボリュームを削り中景としてのビューポイントを設けることで高低差をまちに合わせていく。水平方向にはグリーン大通りや 豊島エコミューゼの緑のつながりがあるためストリートにたまりをつくりながらそれらを延長するデザインをつくる。
4-7Co mpositio n tamari street roa d
way
歩行者のための道とたまり
office volume
public volume
1floor 2floor 3floor 4floor 5floor 6floor
sales office/subway entrance 〻 〻 terrace office entrance nursery
道と密接な細い空間を積層させていく
caffe/restaurant shop 〻 〻 〻 gallery entrance
7floor 8floor 9floor 10floor 11floor 12floor
play room office 〻 lounge office 〻
オフィスと urban living を積層させていく
gallery 〻 〻 〻 〻 garden terrace
13floor 14floor 15floor 16floor 17floor 18floor
lounge office 〻 lounge delivery center 〻
サーキュレーション
meeting room 〻 〻 directors office storage 〻
垂直性を保ちながら水平性を意識した オフィスボリュームとパブリックボリュームが現れる。
19floor 20floor 21floor 22floor
dorone delivery dorone gallery observatory RF
dorone storage information desk AVroom cafe
外観
鳥瞰
塔道
外部ポストについて 1.にぎやかな、味のある街路を育てるとともに公園に人の流れをつくる。 2.これらを複数計画するがこれらは巡ることを目的とせず、パブリックキャラクターと宅配を複合させ
5. 計画b
住宅街
断片的に関わり合っている状態をつくることで、継続的な組織形成が生成される。
外 部ポ ストとしてのサー ドプレイス
3.街路やパブリックキャラクターを含んだ計画にすることで公園周辺の活動が活発になり より複合的な使われ方ができるようにする。
現 在 宅 配 は 依 然 , 玄 関 先 の や り と り が 主 であるが
繁華街
宅配ボックスやコンビニを利用した第三者を配置 した方法が普及しつつある現状。また池袋は
池袋は地形の変化の少ないフラットな街並みのため都市特有の
百貨店の街であったが携帯によって時間を気に
繁華街と住区の境目が特に強く街に反映される。この境目にある
することなく好きなモノが買えてしまう時代に突入 した。そのためイベント性の高い劇場都市のテーマ
CENTER POINT
外部ポストとなる公園を再計画することで様々な人が多角的に
を 掲 げ再 ス タ ー ト を 切 る 。 こ の 2 つ の 状 況 を 公園という場で検討したのが外部ポストとしての
池袋駅
利用できる中間層をつくる。
サードプレイスである。
住 / 職の境界線 BORDER LINE
5-1 haco buzz project
5-2 バコの構成要素
公 園 を利 用 したサー ドプレイスの提 案
宅配形態
ング
ーニ
クリ
公園 独立型 仕事 ・ 出掛け
post
コンビニ型
寄生型
配置型
再配達
抽出マテリアル
S
公園は都市規模で配置されているため具体的な活用のされ方は場所によって様々でありながらそのほとんどが 利用されていないのが現状である。公園に post を置くことで宅配におけるスキマ時間の有効活用と都市生活の拡張を促す。 バス停
喫煙所
駐輪場
芝
遊具
cafe
仮装場
5-2 バコの提案 Proposal of haco 「建築」 の箱
「宅配」 の箱 box
「イベント」 の箱
様々な様態を表すバ
箱を表すコ
「プロダクト」 の箱
「仮設」 の箱
公園に配置する外部ポストをバコとして提案する。 複数の視点により複数の意味を持つコトバ (文字) や線は環境や体験する人によって様々な物語を創造させる
同様に公園にある様々な要素を可視化させながら宅配を加えたサードプレイスは多世代や異なる生活圏を持った人々の活動 ・ 生活が流入するような公園が本来もつ 「公共性をもつ場」 を創り出す。
公園と一体となる巨大地下駐輪場。 駐輪場の使用する通勤者や昼休憩、近隣のマンションに住む子供によって活用されている。 駐輪場は2ヵ所の小屋のみが地表から出ていて、公園の地表には主要なキャラクターがいないため地下コンプレックスを計画する。 現状の地表から駐輪場が見え隠れすることで公園に、いくつかのランドスケープが形成される。 また、完全に閉架していた駐輪場に形成されたランドスケープからいくつかの光が落ちることで平坦な二層構造だった 公園が異なった場所性を獲得し、いままで隠れていた駐輪場が公園のキャラクターとして認識できるようになる。
遊屋根
既存入口 ベンチ屋根
既存入口
公園
スキマ図書
スキマ図書
管理スぺース (駐輪と宅配)
自治会館
宅配ボックス
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
ベンチ屋根
3460
900 1000
4960
6000
駐輪場
buzz box
図書スペース
駐輪場
図書スペース
図書スペース
buzz box
駐輪場
section
S 1:400
plan
6000
6000
西池袋公園 図書館×駐輪場×hacobuzz
A
6000
遊屋根
6000
荷物・駐輪管理棟 ベンチ屋根
A’
6000
既存入口
6000
6000
自治会館
遊屋根 既存入口
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
ベンチ屋根
6000
6000
6000
6000
6000
GL PLAN
S 1:500
6000
6000
駐輪場
buzz box
6000
図書スペース
6000
駐輪場
駐輪場
図書スペース
6000
buzz box buzz box
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
駐輪場
6000
機械室
6000
荷物・駐輪管理棟
地下広場
6000
6000
6000
BF PLAN
S 1:500
地下と公園が混じることで土地に奥行きが出る
図書スペースから地下に光が落ちる
大屋根と地下は分断と連続を繰り返す
駐輪場の屋根は雨風をしのぐだけでなく遊具としても使える
既存駐輪場の痕跡を残すことで地上と繋がる広場を設ける
門構えの連続は与えられた機能にも広がりをもたせる
駐輪スペース
buzz box
管理スペース
地下駐輪場と公園の断面
鳥瞰
公園全体
80mに渡りバスストップが連なる公園 バスを待つ人とそこを横切る歩行者によって線上に活用されている。 バスを待つ人と横切る歩行者を屋根で分け、その間に宅配ボックスやイベントホール・休憩スペースを設ける。 計3つの活動が80mのライン上で並列するのを歴史ある池袋の噴水広場で待ち合わせする人々が眺めることで 公園のキャラクターが認識できる。さらに噴水広場を展望できるテラスを設けることでお互いの関係に互酬性をつくる。 これによって時代のアイコン的な場所とその場にいるキャラクターの存在を対比的に観察することができる公園をつくることができる。
2100
1875
3225
900
2000
2375
buzz box
section
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
elevation
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
S 1:200
6000
池袋テラス
2300
600 300 1250
2550
4400
S 1:200
宅配管理スペース
トイレ
buzz box
小休憩場
buzz box
ホール イベントホール
小休憩場
案内場
buzz box
section
S 1:300
plan 西口池袋公園 バス停×ホール(広場)×hacobuzz
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
4400
バス待合01
バス待合02
バス待合03
バス待合04
バス待合05
5100
宅配管理スペース
5100
トイレ
buzz box
小休憩場
buzz box
ホール イベントスペース
小休憩場
案内場
buzz box
通勤路
GL PLAN
S 1:200
二段の長い庇が駅前の人通りとバスを待つ人を誘引する
80mもある池袋西口のバス停
誘引した人を buzzbox や小さなコミュニティスペースがゆるく分ける
段違いの庇から光や風が抜ける
駅前の噴水広場に対して長いシークエンスをつくる
広場やバス停を見渡すテラス
管理スペース
旅行者や通勤者のポッケットスペース
コスプレイヤーというストリートウォッチャーによって公園が活用されているが、 その他の人も利用しやすくなるよう道に対して丘スロープのシークエンスを作ることで 緩やかに見る見られる関係性をつくる。 また丘スロープの下は公園において重要な役割を果たすストリートウォッチャーが 利用しやすいようにメイクルームを計画し歩道側には宅配ボックスを配置する。
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2375
2200
2000
2000
1975
喫煙の丘
荷受け
4150
スロープテラス
喫煙の丘
機械室
ドレッシングルーム
トイレ
1300
ドレッシングルーム
スロープテラス
250
吸煙機
宅配 カフェ 管理スペース
2300
1300
スロープテラス
section
S 1:150
2550
2000
4150
2350
plan 中池袋公園 ドレッシングルーム×喫煙所×hacobuzz
2350
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2000
2350
スロープ テラス
吸煙
機械室
ドレッシングルーム
トイレ
宅配 カフェ 管理スペース
1975
2000
2000
2200
buzzbox
広場 時間帯によって昼休憩を過ごすサラリーマン・OLが訪れたり 仮装した人が集る。
GL PLAN
S 1:150
仮装の集いとは別のたまりを公園に誘発させるためのテラスを設ける
小休憩などができるカフェなどを設けた管理スペース
スロープ下にある buzzbox
仮装のたまりに対してできるスロープ状のシークエンス
丘の喫煙スペース
公園側と道を通し、 さらに広場とは別のボリュームができることでたまりやすい場所をつくる
スロープの途中にある休憩スぺ―ス
喫煙スペースもまた舞台装置の一部になる
屋上庭園
buzz box 管理スペース
遊具
映像の丘
洞の抜け道
親子広場
丘ベンチ 二種類のストリートウォッチャ-によって活用される公園 休日、昼は親子がその活用を占め、夜はカップルがその活用を占める。 彼らのイベント性に応えられるように丘ベンチと対になるように映像の丘を設ける。 親子広場から接続しやすく、2階には管理スペースを設ける。 奥には小さな洞のような宅配ボックスを設置し、その他の人も利用しやすいような 抜け道のような場所を計画する。
plan 南池袋公園 丘×スクリーン×hacobuzz
丘ベンチ
遊具
芝広場
1000
2000
2000
7500
2000
2000
1500
1250 1000
カフェ
1000 1000 1000 1000
6000
1500
A
2000
丘スクリーン
3700
卓球コート 受付
営業所
A
荷受け buzz box
GL PLAN
S 1:200
2700
1535
965
500
2500
500
1000
1000
1000
1500
500
1000
500 500
3640
1440
2300
荷受け
営業所
4300
560
丘スクリーン
buzz box の通り道
section
S 1:100
elevation
S 1:100
南池袋公園メインエントランスから情報の液晶板を見ることができる
俯瞰 エントランスすぐのところに丘状のベンチがありその対となるように配置
管理スペースに落ちるトップライト 屋上へとつづく階段
5-10m離れたところから全体をみる、 鑑賞会や情報の集合などいろいろな使い方が可能
近づくと段状になっているのでくつろいだり子供の遊び場にもなる
管理スペース裏手
buzz box の通り道 丘に空いたボイドから光が入る
6-2 モノと人がある(いる)場つくり 災害対策としての宅配ネットワーク
図書館・貸会議室・展示
防災公園
6. 計画c
避難
宅配・倉庫
switch pointとしての防災公園 連携
現在、池袋の中心はデパ地下や百貨店の集まる 駅にあるが街の収益や利用を考えるとその周辺 が 重 要 に な る 。外部ポストは半径500m以内に周辺の利用 を活発にする起爆剤として配置したが、最終地点
詳細な情報
公園
post
コミュニティの活用
S
として防災公園やドローンタワーといったところで
post
地域交流や宅配といったインフラを可視化できる よう配置した。1kmになると駅ユーザーよりも地元の 利用者のほうが圧倒的に増えるため、時間の流れ
周辺住民
S
物資の共有
post
が遅く、ふらっと寛げて、避難時にはどっしりと
S
構える場所が必要になる。その時には街の中心
post
は防災公園になるのかもしれない。 S
宅配ネットワークは街に一定のつながりができると災害時に人、ものが断たれる状況に陥った時モノの流れや人のたまりを潤滑に戻すプラットホームの 役割を担う。そのために日常的に人がたまりやすくモノが集まる仕組みとしてサードプレイスを提供する。
6-1 防災計画 池 袋 造 幣 局 跡 地 の再 開 発 に伴 うサ ード プ レ イ ス の 提 案 日常 賑わい機能
発生直後
6-3 読むこと運ぶこと
6-4 ゆるやかに区切る二重の帯
モノがある安心とたまりやすさ
たまりや道をつくり読む行為に動きを与える
発生後
文化交流機能
倉庫
一時避難 木造住宅密集地域
園路
宅配
図書
宅配・地域交流 植栽計画
資材や物資の中継点
木造住宅密集地域 周辺木造密集地域からの 一時避難場所 帰宅困難者受け入れ
救援物資の一時確保 搬入搬出
学び
復旧資材置き場 エントランス
たてもの
敷地付近では木造密集地域があり、そこからの避難者の対応を想定して再開発が行われる。再開発ではモノや人が集まる場所が必要なため他の4つの公園
防災公園に建つサードプレイスとしての宅配は身近に感じられなければならない。運ぶことでモノがあることを感じ、読むことで様々な年代のたまりやすさをつくる。
とは違う魅せ方の建物が必要になる。さらに災害時には一時避難や資材の確保としての十分なスペースを設け防災時に活躍できる宅配のベースを計画する。
陽だまりがおちる図書館、舞台装置としての倉庫、サービスとしての宅配、異様あるいは安心のある壁、どこからでも入れるエントランス、広い学びの空間、様々な 要素を織り込み居心地やすさを演出する。
6000
6000
6000
テラス
6000
6000
ラウンジ 絵本・児童書 のたまり
会議室
6000
6000
6000
6000
6000
6000
会議室
アートブックのたまり
カフェ
6000
3700
6000
大小が緩やかに区切られた領域は読む行為に動きを与える。要素を織り込み居心地やすさを演出する。
2900
6000
読書をするスペースは本来小さなものでよいが、防災公園のモノを扱う性質を補うために大きさも必要となってくる。 この二つを成立するために大きなたまりをつくる三点の角それを小さなスぺースが結ぶことによってできる二重の帯を構築する。
事務所
エントランスホール
ショップ
5400
①宅配インフラをより近くで感じられる 舞台装置 ②緑を楽しむ場 ③高齢者から若者まで集える場つくり ④防災に関する活動の場 ⑤物資の備蓄
学びの広場
section
S 1:300
plan 6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
3650
7500
10000
防災公園 図書館×宅配倉庫×hacobuzz
4
5
3
7500
11
4250
12
13
6
14
7
15
7500
10 16
7500
1
7500
2
17
8
5200
9
公園 1 2 3 4 5 6
エントランスホール カフェ ロッカー 受付 トイレ 会議室
7 8 9 10 11 12
機械室 ショップ 会議室 会議室 倉庫 荷受・出荷スペース
13 14 15 16 17
倉庫 機械室 ロッカー 事務所 学びの広間
GL PLAN
S 1:400
ホールとテラス、 宅配倉庫側の外観
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
3650
7500
10000
6000
管理スペースと宅配倉庫
4250
26 27
28 7500
25
29
30 7500
24
7500
18
22
23
7500
19
20
21
5200
6000
宅配倉庫を舞台装置に魅せる場所にすることで働く活気を公園に与える
18 19 20 21 22 23
アートブックのたまり 絵本・児童書のたまり テラス リベラルアーツのたまり 図書カウンター 事務室
24 25 26 27 28 29
趣味嗜好のたまり 展示室 事務室 宅配・図書カウンター 調理室 くつろぎ広間
30
カフェレストラン
2F PLAN
S 1:400
公園側 メインエントランス
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
6000
3650
32
4250
7500
10000
6000
公園から広間を見渡す
33
7500
38
35
36
7500
31
37
7500
7500
34
5200
6000
外観
31 32 33 34 35 36
ラウンジ 会議室 トイレ 会議室 会議室 ブラウジングルーム
37 38
テラス イベントホール
3F PLAN
S 1:400
宅配カウンターと図書受付
書籍の並ぶたまりとたまりの間
柱、 梁、 楕円の影が落ちる広間
楕円やたまりが緩やかにつながる建築にボリュームを与える
図書のたまり
細長い書籍の間にポツンと現れる開口
宅配倉庫
企画展示のできるホール
エントランスホールを見渡せる二階たまり
カフェからエントランスホール
検索スペース
エントランスホール
3 階 講演会 ・ オリエンテーションなどできるホール
広間と広間
学びの広間
奥に繋がる小路に対しての庭のかたち
家庭 ieniwa
プライベートを 守るための 庭のかたち
9 10 11 12 13 14 15 16
8 7 6
33
3
32
18
2
31
19
26
20
1
30
27
21
28
22
25
17
住宅街を抜けるとすぐに大通りがあり 飲食店などが並び人通りがある
29
23
住宅密集地では世代ごとの建物の風貌や庭の設け方から 住む人の個性を感じることができ密集している分、空地の存在感が強く感じることができた。 こうした庭と家との関係性から住宅を構築することで都市郊外らしい住宅を提案する。
30
24
5
アパートや 住宅街に対しての 駐車スペース
4
小さな庭のかたち ガ︱デニングをみせる
地区の 中心のような 公園
家庭 ieniwa
2 1
3
4
5
6
7
8
9
10 11
first floor scale 1:100
12
1 客間
6 土間
11 台所
2 倉庫
7 坪庭
12 洗面所
3 ieniwa1
8 トイレ
4 ieniwa2
9 風呂
5 玄関
10 テラス
家庭 ieniwa
13 書斎
16 リビング
14 ieniwa3
17 子供部屋
15 ieniwa4
18 ieniwa5
19 子供部屋
20 寝室
21 テラス
20 13
14
21
15 16
17
18
19
second floor scale 1:100
third floor scale 1:100 清朝建築は 「箱」。 その構造体の 「箱」 「箱」 空間は建物だけではなく、 無愛 千葉県習志野市津田沼、 総武線など東京の接続がよい正真正銘のベットタウン
site
想な 「そと」 を拒絶して、
である。 ベットタウンにも各方面違う顔があるが、 津田沼は活発な街である。
結界の内部に文明を包み込もうという
駅は雑居ビルに囲まれ、 朝は通勤ラッシュで乗り継ぎのサラリーマンが忙しく
のが中国人の深層に潜む空間認識と 考えると記されている。
街を駆け抜ける。 大学や小学校も近くにあり子供も多い。 2016 年には住み
日本の住居の建ち方も同じよう たい町10位にも入るほど人気もでてきている。 そんなホットな場所から少し
に感じた。 しかし最近では
離れ場所にはベットタウンとたらしめる2、 3層の住宅が狭い道路を挟み、 敷
その 「箱」 を開くことを許容し 始めることを感じるのです。
き詰められていて異様な圧迫感と迷路性を感じた。
建築が庭を介し、 そこには
Site—Thudanuma Narashino-si , Chiba スミッソンの建築論 ALISON&PETER SMITHON
中華中毒 村松伸 伊藤忠太 「支那建築装飾」 (1941)
スミッソンの言うように庭が道に接続 していくような風景があるように思う。
家庭 ieniwa
section scale 1:100
1 寝室
13 書斎
20 寝室
4 ieniwa3
15 ieniwa4
21 テラス
10 テラス
20
17 子供部屋
21
13
15
1
①
17
4
10
②
③
室
室
室
子供部屋
書斎
ie
ダイビング
寝室
室
室
室
ダイニング キッチン ① 庭が家の部分ではなく全体になるような住宅を考える。 家は各部屋の連続によって構成されているのが
多様な庭
現代の住宅であるが そのすべてが庭と繋がっている状態を考えていく。
寝室
子供部屋 リビング 風呂 トイレ
子供部屋
室
室
室
家
書斎
② 廊下などの部分の要素は消え、 庭が部屋を包括し 関係性を外に延ばし、 部屋と部屋を庭で繋げる。
リビング
子供部屋
キッチン
トイレ
風呂
③ 家というパッケージから私的空間と共有空間を解放し再構築する。
家庭 ieniwa
section scale 1:100
1 客間
3 ieniwa1
14 ieniwa3
2 倉庫
13 書斎
20 寝室
20
13
14
3
2
1
反復 - 庭と住宅の同一価値的感覚
にわの話
niwa mix
家
庭
住宅密集地区において庭は狭く小さいものに収束している。 しかし庭はその狭
庭は外部だが住宅での生活と同等の数のアクションが起きている。 しかしオプションのように
さには収まらないたくさんのアクションが多い。 そのアクションは現代の住宅
設けられた庭では満たされず最低限の関係性で分断されているように感じる。
に備わったそれでは物足りなく感じる。 多様であるための庭を提案することは
住宅のシェルとしての機能を保持したまま庭を住宅に等価な関係性をもたせ配置していくことで
生活の拡張を促し、 住人が意識する機能を宙吊りにする。 と、 同時に住宅の質 がまた一つ変化するのではないかと期待する。
家の延長線上の庭あるいはストリートが成立するのではないかと試みる。
家庭 ieniwa
家庭 ieniwa
家庭 ieniwa
S
t o r y
S
of
t o r y
Mt. of
child
Site
Concept 敷地は上野公園内のすばらしい桜並木のある通りと、豊かな木々によって出来た落ち着いた通 りの混じり合う広場の一角に位置する。この場所は木々に覆い隠されてしっまた丘のような山 が存在していて現在は上野公園の一部になってしまいその存在を消した。 誰にも気づかれない山、それを見つける子ども。その2つのものを繋げる習慣として美術館を 計画した。すると、山、子どもがいきいきしはじめる。この美術館は山の話・子どもの話を語 らう。
鴬谷方面
湯島方面
場所の話
子ども × 山 × 物語 子ども × 物語
子ども × 山
子どもは誰とでも友達になれる。子どもにはその力がある。また、
子どもが年々、本を読まなくなっているのは単に電子機器の発達
丘のような小さな山は子どもにとってもいい刺激に十分なり得る。
であったりその機会を失っているだけではなく、私的なものにな
都心のフラットなコンクリートロードではなく緩やかな傾斜の中で
りやすいことが懸念されている。上野ではブックフェスなどの読
寝そべったり、寄り添ったり、走ったりすることで豊な感覚が身に
み聞かせの祭りなどが近年行われている本計画ではでは読むだけ
付く。子どもが山と遊ぶことによって山は再構築される。
ではなく体験・発見や共有を目的とした比較的専門的になりがち な美術館ではなくオープンな美術館を考える。
上野公園は明治時代に入り日本最初の公園として開設され 水と緑のオアシスとして自然とのふれあいの場とされてき たが、密度が高くなるにつれ公園は森で覆い尽くされた。 桜並木に寄り添う様にあった丘のような山も今では森の一 部として扱われ、今では誰も山があることに気がつかない。
山 × 物語
山は子どもによって再構築される。星の王子様のなかでは子どもは何と でも誰とでも友達になれるが、一つ条件が出てくる。習慣となるものが 必要なのだ。かつて子どもが本を読んだり読んでもらったりするのは生 活の中の習慣であったが年々それは減少している。子どもと友達になる ため習慣が必要な山と生活の中で語られることの少なくなった物語が混 ざり合うことによって美術館が形成される。
木々に覆い隠された山
EV GL+3600
展示3
GL+3600
企画展示 GL+1800
展示2 GL+3100
GL+1800 カフェ 展示1
トイレ
事務
GL+3600
GL+1800
研修室 GL+3600
エントランス GL+1800
平面図 1F
S=1:200
受付
GL±0
美術館の話
山の話
1. 例えば年輪のようにぐるぐると外側から内側へと
上野の森に覆い尽くされ、姿、輪郭
新しいものから古いものへ、未来から過去へと分か
を失った山は誰にも気がつかれずに
りやすく巡る体験が出来たら楽しいのではないか。
ひっそりとたたずんでいる。
2. その年輪をつまみ上げると上野を感じな がら美術館を歩く体験も出来る。 いつも通る道には人通りがあり、上に登 るに連れ人からは徐々に離れ上野の自然 に囲まれながら作品を巡ることが出来る。
上野公園を歩くと東京都美術館 や西洋美術館などの多様な文化 施設のあるエリアと不忍池を含 む自然のエリアの2つのエリア
3. 小さな2つの庭は上野には 少ない休憩スペースとなっ ていて読書をしたり、子ど もが走り回っていたりする。
が見えてくる。その2つのエリ アの重なる場所に敷地がある。
搬入口
EV
機械室
館長室
会議室 トイレ 学芸員室 GL-200 ワークスペース GL-600 企画展示 GL+6600
EV
展示室4
GL+5400
収蔵庫 GL-600 GL+5400
図書室 GL+4800 GL±0
平面図地下 S=1:800
平面図2F S=1:800
GL+3600 研修室 GL+3600
回廊展示
中庭
回廊展示
中庭
回廊展示
企画展示
機械室
断面図 S=1:200 700
270
5000 大きい窓外がよく見える。
1600
440
250~100 未満 3000
中くらいの窓光が差し込む
1
小さい窓子どもが覗き込む。
5
細い道はどこまでも続いていきそうな
2
3
4
何が起こるか分からない期待感がある。
中心を感じながら展示物を鑑賞する。 上下レベル差で視線のずれを感じ、 平面的だけではなく立体的にも広が りを生む。
2
3
自然 徐々に登るにつれ自然に囲まれ作品に集中できる環境になる。
賑わいのあるエントランスホール 本を持ち寄ったり、読み聞かせな どのイベントが行われる。
上野の日常が見えるので安心する
2. 本を持ってカフェで読書
5. 最後には小さな庭と展示室とが混ざり合う。
人通り
Competition works 01.void of Omotesando / 第五回 ヒューリック学生アイデアコンペ
02.urban port / 第11回長谷工住まいのデザインコンペティション
03.POST シェアハウス / 第6回 大東建託 賃貸住宅コンペ
04. 屏風の窓辺 / 第6回ハーフェレ学生デザインコンペティション
05. くうねる棲み処 / 第3回住宅デザインコンペ
06. 家の中心には訪問者がいる。 / 木の家設計ウランプリ
Void of Omotesando ■
広告面を持たないファサード
■
ズレによってできる表参道のシークエンス
■更新ボイド
裏まちを俯瞰する
表まちを俯瞰する
従来の合理的な建て方
複合開発によるズレと奥のある建て方 メトロ
人の活動はずれとボイドを介して外まではみ出す。
オープンスペースによってできる様々なシークエンスは表参道 を俯瞰する。
ボイドを建築内に一貫して通すことでボイドを介して共通の文化意識 を高めプログラムの更新性を高める。
最高高さ
6000
10F
3000
9F
500
屋上ラウンジ屋根
3000
8F
3000
7F
3000
6F
6000
5F
4000
4F
4000
3F
5000
2F
5000
1F
3000
B1F
3500
B2F
3500
B3F
■「ハレ」と「ケ」が混在する重層的な都市 神聖な土地に引き寄せられ今でも様々なハイファッションが軒を連ねている。 と同時にけやき通りは若者達の集いの場にもなっており生活の軸にもなっている。
■Sence of arrival Omotesando
ウインドーショッピング、キャットウォーク、裏原といった路地文化が根付く 表参道で「溜まる」場をつくる。都市においてポケットパークのような場所で あり、安堵感、高揚感を感じる複合開発によるサードプレイスを提案する。
■ハイブランド建築と歩行空間
ブランドを誇張したファサードはストリートに対して分断してし開発によっ てできるオープンスペースを使い、面に対してズレの手法を用いて奥性を取 り込むことで路上文化を取り込みつつ文化活動が関係し合いながら複数の ファサードをもちよることで誰でも立ち寄れるカタチを構築する。
■ハイファッション・ビルヂングファサード
■enviromental ストラクチャーによる大きなボイドは、環境を繋ぐ。 1F はオープンスぺースであり、人がそこに入りうる可能性を 担保する。地域の人々にも、個展を開きたいアーティストに対しても、 構造が織り成すボイドは開く。
表参道から青山通りにかけて、ハイファッションな店舗が軒を連ねている。Dior、TO`D、Louis Vuitton、MIU MIU、 プラダブティック青山等の多くは建築家がファサードを設計してきた。複合開発によってできる新たなファサードを提案する。
■空格子のつくるボイド空間 100Φ~ 200Φの鉄骨 で格子を組むことで 立体的なボイドをつくる。
メガストラクチャーとコアでスラブを支え反対側にオープンテラスと 門型フレームの構造をいれ格子の負荷を軽減する。
Composition 9f-10f ドミトリー
8f テラス
3f-7f プレイグラウンド
オフィス ショップ カフェ
2f-3f
ミュージアム
1f-b3f フードトラック 図書館 ホール 舞台
POST シェアハウス
豊島区は消滅都市といわれながらも 23 区で人口が一番高密度な地区である。この密度はネットの普及と交通の発達で すぐにモノが届くようになった現代において物量にも比例する。そこで私達はポストの在り方を再検討する。 post が空間に拡張し、シェアを許容する賃貸住宅の既存価値を上げる提案。
モノであふれる都市生活+配達
現在、宅配は年間 38 億個配達されている。 近い内に 60 億個の時代が来ると予想されている。
つまり、現代ではモノが集まる地域に 人が集まる社会となっている
暮しの物流問題 再配達
再配達
≒ 1,5 倍
100
20
20
全体の2割が 再配達
モノの集まる問題として再配達があり 再配達をいかに無くすかは都市問題と考える。
高密度都市豊島区/池袋 ストリートウォッチャー
ラウンジを利用してイベントを開く
階段の談話スペース
部屋構成 post
ポスト空間が広がったときに 繁華街のまち池袋は巨大な百貨店がある街で有名だが 再開発でその姿は大きく変わる。 雑司ヶ谷と池袋の境も大きな庁舎ができ 賑わいを見せている。
街を管理するのが営業所。 地域の人と交流のある 配達員は街の顔となる。
delivery box
階段
食べる寝るがメインの部屋で他の 要素はポスト部分で他の住人とシェアする。
delivery Lounge 住居
様々な宅配ボックスを設け住民同士がモノをシェアできる3つ のラウンジを設ける。ラウンジに住まう人の色が定着すると 周辺住民とモノを通してイベントを開くことができる。
階段にはプライベートとパブリックの中間の風通しの良い 小さい談話スペースを設ける
ポストとの接続を考え、メゾネットプランで設計する。 二段のテラスを 2 ~3の住居と共有する。
既存価値を上げる post の提案
マチに拡がる賃貸住宅+ポストビルディング
postの再定義
スキマ時間の活用&シェアの可能性 時間価値のロングテール
かたまり時間
一世帯一日〇個配達を頼む、現代の宅配は従来のポストでは 足りず、メールボックスやコンビニなど都市にその領域を 増やし、空間まで拡がるのではないかと考える。
従来:一方向の関係性 住人
宅配業者(オーナー)
周辺住民
渡す
渡す
up
すきま時間
賃 貸
民 泊
up
カ プ セ ル ホ テ ル
かたまり時間
すきま時間
時間のかたまり 度合い
契約期間
再配達を改善する際、スキマ時間に注目する。配達時のスキマ時間を 空間シェアリングと時間価値の相乗関係に落とし込み、スキマ時間の 価値を上げることによって賃貸住宅の既存価値を上げる提案をする。
渡す
貸す (宅配ボックス)
受け取る イベントに参加する。
空間化されたポストの一階には宅配業者が入る。 宅配業者は街のストリートウォッチャーとなり 住人や豊島区に住む人々とモノや人をつなぐ仲介人となる。
幹線輸送
EC 企業の 物流倉庫
Toshima
動的な
多角的な 関わり
clothes
100%のパフォーマンスの実現
food
提案:多角的関係性 渡す
(ターミナル) 営業所
シェアポストを持つ賃貸住宅
オーナー:宅配業者
ベース
ネットワーク
拡めている。賃貸の中でもポストというあり方は容積を
空間シェアリングの〃 空間の価値
時間の価値
趣仕勉 味事強睡食 価値0 眠事
人と人をツナグ物の流れ
dynamic network
暮しの境界は拡がり
living 今までのシェアはラウンジが重要な部分を占めていた。 しかし、1つのラウンジで賃貸を決めなければならないのは 窮屈である。シェアに個性を与え、ポストの中に バリエーションラウンジにをつくることで選択の可能性を拡げる。
ダイナミックなネットワークが出現する 今まで住宅は家のポストでモノを受け取る、あるいは玄関先で 受け取るという行為のみで成り立ちそれが暮しの境界をつくっていた。 それはモノの流れをスタティックにしていたがよりモノが動く時代に 入り人がつながる現代ではポストは空間化し 人と人をつなげる場所に転化することが可能な空間が出現する。
ポストラウンジでモノと人が交差する。
ポスト棟を設けることで階段スペースの自由度が上がる
RF GL+12500
共有クローゼット
4F GL+9300
単身住居
住居 共有キッチン
3F GL+6500 階段スペース 共有リビング
2F GL+3300
GL+500 GL±0
section
単身住居
住居
CONCEPT
現代の住宅は外部(人や自然)を利用すること無く快適な生活を過ごすことができ、 技術や科学が進歩するに連れ徐々に外部との繋がりは薄れていき、人々もその生活 環境に対応していった。それによって外部に対して関わりを持つことの良さや快適さ を忘れつつあるのではないだろうか。 私は狭い空間で完結するスモールスペースではなく、外に広がるスモールスペース を提案します。
屛 風 の 窓 辺
屛風の窓辺 昔の人は屛風を調度品として扱い、風や日光を
PROCESS
心地よい空間になるように内部に取り入れていた。
PLAN
可変性のある屛風と外部と直接関 わりを持つことの出来るまどを組み 合わせることで様々な外部と関わ り、そこで出会う心地よい空間を
MOBILE
窓辺は(まど)によって生まれる空間であり、 海
住宅地
森
体験することを期待する。
それは窓であり、間戸である。窓辺は唯一の 外部との関わりを持つことの出来るツールである。
平面図 1:100
分解することによって色々な隙間(土地)に入り込むことが出来る。
1s p a c e
2slice
3move
4plaza
M O V E
9坪ハウスや6×6住宅のような 最小住宅の箱を用意する。
その箱を4等分する。
自分で調整することで 様々な外部と出会う。
広げると広場のような 空間ができ集まったりす ることも出来る。
道に接続する窓辺
広い外部が広がる窓辺
最小住宅は組み立てやすいユニットを用いることで
ASSEMB LY
短時間で建つためどこにでも建てることが出来る。
時々によって自分の好きな居場所を見つけて時間が過ぎるのを楽しみ、外部と触れ合う。
狭い外部で趣味を楽しむ
リビングを広げ太陽の下で作業
くうねる棲み処 2分化した機能と emptyspace 1 人 1 部屋あるのが当たり前になっている 現代では木造住宅はグリッドシステムであり、 間仕切りなどゆるく仕切ることのできる 日本特有の建具があったりなど 部屋をつくるのには合理的であるが、 時折、住んでいながらも家がブラックボックス に感じることがある。 結果、家を楽しめない、 木に寄り添う機会は希薄になる。 私たちの提案は機能を見直し単純化し 「ズレと余白をつくる」棲み処を設計する。 ずれと余白を持った住宅は 住民の個室は 1 つもない。 あるのは「長い机」と「大きな納戸」 の2つからなる core と empty space のみで、 機能も「くうところ」「ねるところ」のみで構成 されている。地面と接続する1F は「長い机」が あり食を介して地域の人と交流したり 町を楽しみ、2F では「大きな納戸」があり 自分のモノを納戸から引っ張り出して、 木の垣間見える empty space で自分の好きな場所で 好きなことをしたり、街を俯瞰したりする。 そうしてゆるく家全体を楽しんだ時に 住人は木に寄り添うことを考え、家に参 加する。
SECTION
3. モノを出し人がはみ出る昔ながらの暮し
陽だまりの良い場所
納戸
風通しの良い場所
長い机と大きな納戸
sleep talk
踊り場
納戸
吹き抜けの奥
party 机
納戸
study
read rest
食べるところ
土間
モノが集まりヒトが集まる 2 つのファクターからモノを出し、 人がはみ出る。 気分で場所を変えたり、 自分のお気に入りの場所を見出しながら 家全体を楽しむ。 大黒柱や障子といった部分的に木に寄り添うカタチ とはまた違った寄り添い方の提案である。
納戸からモノを出し、 各々が好きな場所を探す
家全体を緩やかにつなぐ階段
母の居場所から全体を垣間見る
曲線との余白は近隣とつながる
くうところ「1階」
ねるところ「2階」
「3階」
隠れて話す
土間
布団を広げられる場所
風呂
脱衣所 道路と近い庭 納戸
納戸
食べるところ
クローゼット
陽だまりの良い場所
閉じた庭
吹き抜けの奥
土間
風通しの良い場所 踊り場
少し閉じた庭 scale1:100
機能の単純化
くう ねる ところ
敷地とのズレ―empty space
engagé (人が家に参加する) 1.
寝室 1 リビング
寝室 2
ダイニング
食うところ
キッチン
密集住宅地での建ち方
1820
3640 [mm]
n
not match
外と内をつなぐ empty space の曲線の窓は人や外と内に対して1 : 3以上の関係をつくることができる。
empty space
3F
内側に欠け込む
Straight
曲線の導入
reraition 1:1 empty spaace fit
function
生活をデフォルメし、 食べる寝る中心の暮しを考えることで家がゆるくつながる。
910
15℃
寝るところ
風呂 寝室 3
0
2F 1F
ねるところ +
余白 (emptyspace)= 住むことへの参加
たべるところ
Curve outside
2.
外壁が軸からずれたことによって既存グリッドの柱は特別なものとして人に寄り添う。
敷地に対して15℃外壁の角度を振ってあげることでオプション 元来の住宅は機能や個人のスペースによって出来た部屋が
のように備え付けられた庭と住宅との関係性にズレを与え、
家を仕切るため、 個人は家を認識する機会を失い、 木に寄
内と外にシークエンスをつくる。 また 910mm の柱間から壁をず
道が力を持つ時代があり、 道に対して平行に配置された街並みには活気が
り沿う機会は希薄になると考える。 まず機能を家に住む最
らしたことによって日本が慣れ親しんだ大きさに対しても特徴の
あったが日本では圧倒的に車がその場所を支配している。 私たちは道を引
低限の食べること、 寝ることに二分化する。 二つを基準に
ある余白を提供することができる。 できた empty space はアイ
き込むずれを用いて木に寄り添う場所を提案する。
emptyspace を設け住人に木の家に参加する機会を与える。
ストップをつくり、 ゆるやかに家がつながりをもつ。
Pillar
reraition 1:3
家の中心には訪問者がいる。
設計趣旨 私たちの考える働く家は、 家の中に様々な環境を取り込みながら家に居る人すべてに刺激を与え、 フレキシブルに場所が使われていきます。 家族は年齢と共に会話が減っていきます。 家の中心にお店があるとお客さんに会話のきっかけをもらいます。 そしてまた家族の会話が始まります。 家の中に客人を入れることは家族のあり方を常に能動的にします。 客を招くだけではなく、 発信することができる。 そんな、 街に応答する働く家を提案します。
-SITE千葉県習志野市津田沼、 総武線など東京の接続がよいベットタウン津田沼は活発な街である。 駅は雑居ビルに囲まれ、 朝は通勤ラッシュで 乗り継ぎのサラリーマンが忙しく街を駆け抜ける。 大学や小学校も近くにあり子供も多い。
格子棚は生活と仕事をグラデーショナルに演出する
南側立面図
東側立面図
親
子
訪問者
親
子
訪問者
- 訪問者 家の中心に訪問者 (お客さん) が入ってくる ことで家族のかたちに流れが生まれる。
公園を緩やかに繋ぐ縁側は、地域と本屋さんを繋ぐ
格子のボイドがあると、人と人が意識し合う
A-A’ 断面図 s=1/100
家族構成 母:専業主婦 A’
娘:本屋 父:サラリーマン 長女:学生
2730
長男:学生 子供のサードプレイス
1820
風呂場
読書部屋
(新しいことを始める部屋)
容積率 88%
5460
母の部屋 (塾、 図書館)
延べ床面積 424㎡
路地
建築面積 291㎡
1820 5460
16380
1820
2730
7280
格子棚は上階まで続く
お店 (本屋)
家の玄関
縁側 (カフェ)
staff room
4550
3640
2730
敷地面積 514㎡
1820
(調理場)
1820
5460
キッチン
910
5460
1820
6370
ボイドを介して、 リビングと繋がる
910
9100
1820
1820
3640
18200
1 階平面図 兼 配置図 s=1/100
A
公園 PARK
0
1
3
5
10[m]
ダイアグラム : きかっけと訪問者 住宅は本来、 家族間でのやりとりが重要に
着替える
なってくるが多様化が進む中その個人もまた
食べる
色々な方向をもっているため家族のやりとりが
料理する
洗う
上手くいかないところがでてくる。 家の中心に
つくることで家の機能が無理せず変化していく。
食べる
地域
調理場 洗う
休む
料理する
読書 音楽 図書) 塾、 地域
休む 本屋 感じる 話す
話す
カフェ 風を感じる
くつろぐ マイノリティ 風を感じる
にコミュニケーションをとることができる環境を
音楽
新しいことを始める部屋暮らす
感じる
お店があることで、 色々なやりとりが家の中に 広がり、 家族間も訪問者を含みながらスムーズ
着替える
読書 暮らす
集まる 歓談する 遊ぶ 運動
くつろぐ マイノリティ
集まる 歓談する 遊ぶ 運動
家中にある会話のきっかけが訪問者 (お客さん)
会話をしているうちに新しいビジネスが始まる。
を通して、 家族はキャッチすることができる。
光を届けるボイド
親寝室 (作業場)
子供部屋 (長女)
子供部屋 (長男)
1F と繋がるボイド
本屋を訪れた人を認識する
リビング
勉強場所 アトリエ (親の寝室)
縁側が垣間見える
3階平面図 s=1/100
2階平面図 s=1/100
0
1
3
5
10[m]
Another works
2015-2016 フォスター展 模型製作協力 https://www.youtube.com/watch?v=TvBPD_yUoKM
左:フラードーム 右:ウィリス・フェイバー・デュマス本社ビル 展示写真および3Ⅾモデルレンダリング
2017 都市住宅研究 植田 実さん依頼のもとポンピドーセンター副館長フレデリック ・ ミゲルさん監修
テキスト ・ 巨大パネルのレイアウト作成
「ジャパン - ネス」 に協力
2015 マカオワークショップ (日本) 浅草 船乗り場設計
site researh
composition
concept
section
2017 マカオワークショップ (マカオ) マカオ 駐車場+α設計 site researh
concept
section
ground floorplan
void print
藤井博已さんインタビュー記事制作協力 3Dモデルから見る藤井博已作品制作 2018 7月 「Log」 掲載 2018 12月 「AN ANOTOMY OF INFLUENCE」 出版 派生 ピーターアイゼンマン、 OMA NY 重松 象平 インタビュー協力
2017 伊東建築塾 大三島 憩の家 小学校から宿へのリノベーション 床 ・ 家具の塗装 家具製作
子ども建築塾 恵比寿 子供塾 主に小学 4 年生までを対象にTAとして
「まちなみをつくろう」 を制作