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私にとってプロダクトとは、自分の考え・メッセージを社会に伝える為 の手段であり、代弁者である。なぜ、 「 プロダクトデザイン」を用いるの か、画面の向こう側や美術館の中で訴えるのではなく、日常に深く密接 したプロダクトだからこそ、伝わるコトがあるのではないだろうか。市場 の為ではなく社会の為の、買わせる為ではなく思索させる為の、セン セーショナルなデザインを模索して行きたい。

STATEMENT

訴求力のある、プロダクトを


PROFILE

山田 龍平 / Tappei Yamada 1997.01.12

福岡県北九州市 出身

2015.04

京都造形芸術大学 プロダクトデザイン学科 入学


Awa rd 2016.09 2017.05

京都中央信用金庫 中信学生デザインコンテスト 「MITATE」オーディエンス賞 毎日新聞社 第48回 毎日・DAS学生デザインコンテスト 「CAPPI」入選

2017.06

サンスター文具 第22回文房具アイデアコンテスト 「オンスケ」審査員特別賞

2017.07

日本・アジア学生パッケージデザインコンペティション 「ランプのレトルトパウチ」国内決勝進出

Act iv it y 2017.12

早稲田大学理工学術院主催 共創学会第1回年次大会 「あなたは人以外の生き物の役に立てるか?」作品発表

2018.01

HATSUDA PROJECT 「必要な時だけ現れる消火器」製品化決定

Exper ience 2015.10

YANOBE KENJI PROJECTS (2015) 「PANTHEON-神々の饗宴-」

2017.10

hitchhike project(Kyoto - Aomori) 「代行 物々交換サービス」

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あなたは、絶滅 危惧 種に何が出来ますか

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控えめでささやかなショボ過ぎる提案

絶滅危惧種である、Okapi(Okapia johnstoni 以下、オカピ)を存続する為の装 着具を提案してみる。ここでは、オカピの個体同士の識別(交尾等の社会的役 割)として機能する誇張装飾器官(ツノ)をイメージしたプロダクトを提案したい。


人間は、経済的に利益が見込めないような絶滅危惧種のような生物に対して、 どれだけ の貢献ができるだろうか?絶滅危惧種を保護する事に主眼を置いているとされる現在に おいて、 もし人類側からのさらに積極的な支援をするとしたら、彼らのコミュニケーション

CONTEXT

絶滅 危惧 種に我々は何か 提案出来るか?

において、 もしも小さなツノを持つシカが大きなツノを生やす事ができたら・ ・ ・ゴリラのド ラミングをジャングル一帯に拡張できたら・・・夜に発光するオオクワガタのオスがいた ら・ ・ ・と言った虚構性を持った新しい可能性を考えてみたい。 既存の動物保護という観点 からささやかな試行錯誤を見つけ、 討論を生み出す起爆剤となる思索物を提案したい。

静かに滅びゆく 、孤 立無援の存 在

1万年前から姿を変えていないとされるオカピはキリンの祖先として位置づけられている。 一部の森林を出たオカピは首を伸ばし、種を繁栄させたが、進化を選ばなかったオカピ は、 ダーウィンからも誰からも見放され、 今も森林の奥深くにひっそりと暮らし、 滅び行く、 その時を静かに待つ、 いわば孤立無援の生き物である。

social problem

profits

non - profits

戦争

災害対 策

インフラ

絶 滅 危惧 種

ethical thinking

positive

negative

???

現 状 維持

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セックスアピールのための、実 験 的虚構物

絶滅危惧種ような個体数が激減している種においては、優れた個体のみが交配するのでは無 く、多くの個体で交配が望まれ、多様な個体を増やすことで、今後の生存率を高める事が可能 ならば、彼らのセックスアピール的アプローチから、人工的に生き残る可能性を助長させる可能 性を試みたい。誇張装飾器官を持つ種は、捕食の標的にもなりやすく、個体の生存上、いちがい に有利とは言えない。しかしながら、誇張形質というハンディキャップを維持できる個体は、実 際には十分に健康であると考えられ、配偶者として選択されるメリットがある事が分かっている。 そこで、ハンディキャップを感じさせず性的アピールができるプロダクトを提案するものである。


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EXPRESSION

未来を象徴 する、思索的造 形

オカピを愛する私であっても、現段階ではオカピとの意思 疎通は未だ叶っていない。勿論、オカピの交配を促進する造 形には至っていないだろう。このツノは、造形意図としては、 バイオミミクリー的な原始の要素で構成されていながら、こ れから先の環境の為の未来を象徴するような未来的造形 を意識した。現代社会が抱える絶望的問題を打破するに は、まず、私達の未来の事を考えるきっかけとして、私達人 間が無利益な物事に対する意識を変えなくてはならない。


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このプロダクトは、絶滅危惧種の交配を促進する機能は果たしていないだろう。そもそも、絶滅 危惧種を救うには、まず我々人類の考え方を変える必要がある。その為に今回はオカピを模し た被り物を製作した。本制作物は、私自身が発表の場や街中でゲリラ的に被る事を想定したも

CONTEXT

虚構物を日常に投下する

のとなっている。現代社会が抱える絶望的問題を打破するには、まず第一段階として既知とされ た未来の事を考えるきっかけを創る事が必要である。私達人間が無利益な物事に対する意識を 変えて行かなくてはならない。

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盲導犬らしい盲導犬とは 、何か

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CONCEPT

盲導犬を盲導犬らしい姿に

盲導犬の印 象を社 会に求められる姿に近 づけることで盲導 犬をより盲導犬らしく見せ 、社 会から受け入られやすい見た 目にする事を目指した。


本来、盲導犬ユーザーには、盲導犬の食事やトイレの世話、シャンプー、ブラッシングな どが義務づけられており、基本的に盲導犬は常に清潔に保たれている。身体障害者補 助犬ユーザーが自立と社会参加することが促進されるための法律として、身体障害者

RESEARCH

なぜ、盲導犬のトラブルは起きるのだろうか

保護法がある。身体障害者保護法では、公共施設・公共交通機関では補助犬の受け入 れを義務付けている。しかし未だにトラブルはあり、盲導犬ユーザーが盲導犬を連れて バスや電車、タクシーなど公共機関を交通手段として使用するとき、補助犬との同伴を 断るなどの場面が多いのが現状である。なぜ、盲導犬の公共施設、公共機関の利用が 法的に許可されていることへの一般的な認知があるにも関わらず、トラブルが起きるの だろうか。最も、トラブルの多いタクシー乗車時における乗車拒否の理由として、盲導犬 の抜け落ちた体毛が付着して汚れること。その毛によって犬アレルギーが引き起こされ る可能性があること。そして犬の匂いが車内に残ってしまうこと。などが考えられる。

犬に対 する不快 感 盲導犬の乗車を断る原因の共通点として「犬に対する不快感」が挙げられる。盲導犬の 印象を決めているといっても過言ではないマナーコートは、全てボランティアの方々よっ て作られている為、そこにユーザビリティー・意匠性等は考慮されておらず、ボランティア の方の「似合いそう!」 「可愛い!」と言った趣味嗜好に、社会的貢献をしているという善 意的意識が拍車を駆けているのが状況である。その結果、盲導犬は、おばあちゃんのエ プロンのようなマナーコートを着る破目になってしまっているのである。更に盲導犬の ハーネスに至っては、100年前からほとんど形状が変わっておらず、現代社会に適応し ているとは考えにくい。

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PROCESS

不快感の改善へのアプローチ

social problem 乗車 拒否問題

不快感

sight

noise

new image

odor

new product

sporty ・ active ・ speedy

many tasks

+

tasks

visual

現在のマナーコートは体毛の散布を防ぐ機能は果たしているが、そ れに伴う印象の機能は果たされていないことが問題点としてあげら れた。マナーコートとハーネスの印象を今までのものから変えること で盲導犬をより盲導犬らしく見せ、社会から受け入られやすい見た目 にする事を目指した。 「 盲導犬は仕事をしている」という観点から、仕 事感というキーワードを重要視し、盲導犬の「盲導」から、エスコート や人助けなど救助をする、レスキュー隊や戦隊などのアクティブな仕 事感を意識し、デザインを検討した。


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不快感の改善へのアプローチ

physical

PROCESS

solution mental

hearing

touch

smell

sight

noise

usability

odor

image

usability

image

handle

manner coat

harness

harness

検証を行った結果として問題点が挙げられた。ひとつめは背中を覆 う部分が長すぎたという点。これは、ハーネスが盲導犬の動きに追従 し、犬の動作の妨げになってしまう。ふたつめは、ハーネスが与える印 象にあった。これは実際につけてみて、アクティブな印象を与えること が出来たが、これは犬らしさの要素が残る活発な印象を強めるもの だった為、盲導犬としての仕事感とは違うのではないかと感じた。社 会から求められている「仕事感」とは犬らしい活発なものではなく、 整然として落ち着いているサラリーマンのスーツや正装であるタキ シード等の「静的」なものであるのではないかという結論に至った。 ハーネスは、面で構成されている方がスーツのようなかっちりとした 印象が与えられると考えた。マナーコートは、アクティブのようなタイ トな印象ではなく、静的なシルエットにすることであたかも犬がスー ツを着ているような印象を目指した。

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IMAGE BOARD

active

rescue

hero

sporty

outdoor

stretch

armor

urban style smart casual

static

gentle

escort

suit

intelligentsia

business

classical

formal

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PROCESS

イヌの生体構造を考慮した制作

制 作においては、イヌの生体 構造を考慮した上で、ハーネスとマナーコート の 形状 検 討・設 計を行いました。また、ハンドル の 制 作工程における溶 接・ ベンドも自ら行った。


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ハーネスは胴体を覆う面積を広く取る事で、静的な印象を与えるようにした。金具を隠し 器具感をなくすことで、ハンドルが横に振れるのを防いだ。ハンドルは体に沿わせて、ふ

DESIGN

清潔感のある、印象へ

せをした際に障害物に干渉しにくいように心がけた。また、一本型ハンドルを採用し、 ユーザーへの肩の負担も少なくしている。マナーコートは体のラインがきれいなシルエッ トになるように足首にゴム素材のリブを用いた。

material : co rd u ra nylo n / A B S resin / alu min u m / le ota rd / nylo n size(mm): d 210 / w19 0 / h170 マナーコート オス・メス S / M / L

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デザイン提案の着地点は、マナーコートを制作しているボランティア団体に 対しての 提 案となる。既存 のプラットフォームであるマナーコートの 型 紙 の

SYSTEM

パーソナル ファブリケーションの質を高める

オープンイノベーションを有 効 活 用する為である。ユーザビリティー・意匠性 等を考慮した現代社会に適応する事を真に目的とした色・形状・素材等を規定 する事で、より質の高いメイカーズムーブメントによるイノベートを可能にする。

before

volunteer

originality

platform

personal fabrication

user

problem

source

after platform

personal fabrication

volunteer

user

new source

re design

design rule

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feeling

programming sensing

user A

social robot

sensing action command

cry

attack

scene

scene

user A

machine

user B

user

CAPPIに音・ボタンのインターフェイスは 無く、ユーザーはCAPPIの動きを情報と して知覚します。CAPPIの動きは、 「 私に かまってよ!」といった手持無沙汰なユー ザーの気持ちを体現しており、重力を無 視した動きをする事で他のユーザーの気 を惹きます。

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device

input

user

matching

CO M M U N IT Y

output

output


友人や同僚等、手持無沙汰な時に繋がり たい人と、CAPPIのユーザー同士でのみ 繋がるクローズ ネットワーク コミュニ ティを形成します。

コミュニティ内の誰がが、手持無沙汰な 時に、CAPPIを触ると、コミュニティ内全 てのCAPPIが動き出します。

手元のCAPPIを手に取ると、マッチング が成立。コミュニケーションのきっかけと なります

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structure 01 0(6+SURWRW\SLQJɻPRGHO

foamed styrol

motion censor

ϚʖϩΝ౦ͪ͝Ε఺͗ͪ͢ΕͤΖͳʰϠʖεϥϱιϱγʖʱ͗ ൕԢ͢ɼιϱγʖͳ࿊‫͏ͱ͢ܠ‬Ζʰ,)777ʱΝ௪ͣͱɼघ࣍ໃ ࠭ଣͲ͍Ζࣆ͗ʰ7ZLWWHUʱͶ౦ߚ͠ΗΖɽࣙ෾͗ϚʖϩΝৰͮ ͱ͏Ζ࣎Ͷͺɼ୊ࢀं͹घ࣍ໃ࠭ଣ͵౦ߚΝण৶Ͳ͘Ζɽ

foamed styrol


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消火器で火を消火した事がありますか

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CONCEPT

必要な時だけ現れる、消火器

行動や心理に配慮する事で、普段は空間に存在感を溶け込ませ、火 災発生時には存在感を醸し出す事で、必要な瞬間まで機能を隠した。


あなたは、消火器で火災を鎮火させた事があるだろうか?消火器は非常時の為に作られ ている為、色・形・素材がとても主張していて、更に20m間隔で置く事が義務付けられて いる為、実はとても身近な存在であるが、いざ使う事は殆ど無い。本来、一度も使われな

CONTEXT

消火器という、矛盾を孕んだ存 在

い事が良いとされている消火器は、本当に使われていない時も目立っていなくてはならな いのだろうか?しかし、火災発生時の事を想定して、存在を迅速に認知できなくてはなら ない矛盾を孕んだ存在である。

設置可能環境 駅やショッピングモール等の歩行者の進行方向が決められている場所

通常時、進行方向からは消火器は見えない。

火災発生時、進行方向を逆走した場合のみ消火器が見える。

size(mm) :d115 / w115 / h 2 5

material : PVC / PP

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貯 金 箱は 、なぜ 豚なのか

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CONCEPT

膨らんでいく、豚の貯金箱

どうして、貯金箱は豚なのか?由縁は諸説有り、不 確かである。 そんな素朴な疑 問から、豚である意味を形にしてみました。


デザインとは、思想・意思・思考等の形を持たない抽象的な目に見えないイメージに、形 を与える行為である。しかし、モノがモノたらしめているその由縁と、現実に存在するその モノとの関係性が必ずしも一致するとは限らず、文化・社会・時代、等の違いによって不

CONTEXT

イメージと現実の不一致 。

一致が生じる事がある。そこで、存在論的観点から対象物が存在する理由を再解釈(リ・ デザイン)する事で、物事の不一致を解消する事を試みた。この試みは、 「なぜ、私は存在 しているのか?」 「なぜ、宇宙が存在しているのか?」等の誰しもが、一度は考えた事のあ る答えの無い哲学的な問いに対する一つの答えを提示する。この作品は、そのモノの存 在理由を懐疑的に捉える事で、今ある形では無い、新しい形や本当の形を模索した。

豚である明確な理由は無い 。

どうして貯金箱は豚なのか?由縁は諸説あり、不確かである。肥やす事で財産としての 価値を持つ豚の有用性と、お金を貯める事を目的としたプロダクトである貯金箱の要素 に着眼し、貯金箱が豚である事を紐付けたデザインを提案する。特徴的なのは、豚をメ タファーにした造形で、小銭を入れると太っていくので、育てていくうちに愛着がわいて きそうです。視覚的にもお金が貯まっていく様子が分かり、楽しくお金を貯める事が出来 ます。従来の貯金箱は、固い素材感や節制的で禁欲じみています。この貯金箱は、柔ら かく、ついつい手に取ってしまいたくなるような全く新しい貯金箱の在り方を提案する と共に、部屋の隅や引き出しにしまわれがちな貯金箱が、その可愛い見た目から、女性 の部屋等にも転がしておける、貯金箱の在る新しい暮らしを生み出します。

image l o ck

?

real ( b e for e)

obj e c t

real ( a f t er) u s e f u l ne s s

size(mm) :d115 / w115 / h 2 5

= ≠ ≒ material : PVC / PP

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最後に葉書を書いたのは 、いつですか

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葉書を、日常の隙間に

日常をほんの少し、変えられる存在としての葉書を提案する。 加速する情報社会の現代において、衰退の一途を辿る葉書 に新しい可能性を提示する事で、伝える事の在り方を問う。


葉書をもっと 、シームレスに

葉書は面倒だ。電子メールとの違いとして、葉書は時間性を含んでいるからだと考え た。電子メールは思い立った瞬間に送る事が出来るが、葉書の場合は葉書を探す、切符 を探す、住所を調べる等、書く事以外の所に時間が介在している。誰かに葉書を書こう という意識は、とても熱量を持っているが、そこに書く事以外の煩わしい程のシークエ ンスがある事によって、葉書を書く事自体が億劫になり、最初の熱量を低下させてい る。そして、ほとんどの場合が「明日、コンビニに買いに行こう」となり、最終的には葉書 を書く事は無くなる。

日常的習慣性のある 、日めくりカレンダーを葉書に

日々の習慣として使っている、日めくりカレンダーの1枚1枚が葉書になっていたら、 どうだろうか。日めくりカレンダーをめくる際に誘 発される、その日の出来事を思い 返すシーンと物 事を伝える為の媒体(葉 書)の場所をリンクさせる事で「そういえ ば、昨日はこんな事があったな」なんて出来事や思いを誰かに伝える事をシームレス にする。また、送り主側の時間 性(リアリティ)を内包しているカレンダーが 葉書に なっている事によって、葉書を受け取った側は、送り主がいつ葉書を書いたのか、そ の日に送り主は何をしていたのか等、葉書の内容には含まれる事のない、送り主の 日常を追体験する事が出来る。

30 Sunday

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純 粋なモノ作りとは

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抑えられない 、創作意 欲

この作品は、 「緊急発進する卵」即ち、スクランブルエッグである。この無用の長物は、あ るコンペのアイデア出しの最中にふと、ギャグ的に思い付いたボツ案であったが、コン ペの後に無性に作りたくなってしまった産物である。

デザイナーを目指す卵である 、私

どれだけ課題に追われていようとも、モノづくりに対する熱い想いは冷めないでいた い。今はまだ、デザイナーを目指す、卵のような存在の私であるが、常に熱意を持って走 り出し、自らの殻を割りに行くような卵でありたいと考えている。

size(mm) :d 3 5 / w3 5 / h70

material : A B S / PP / steel / elastomer

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PF yamada  
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