160226_若林拓哉_修士設計

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1.2.2 港湾領域の規定方法 中央区

中央区

江東区

江東区

東京都港湾局が策定する東京港の港湾区域の規定方法を参照し、 港区

港区

それを応用することで、世界の港湾においても通用する港湾領域 の規定方法を考案する (fig.1)。 現在の東京港における港湾局が規定した港湾領域の規定方法を

品川区

以下の2点に集約する。

品川区

□行政区分による領域の規定 太田区

東京港の港湾区域は行政区分によってその終端を規定している

太田区

□水域範囲の規定 陸地側の端点と海上の目印となるもの、あるいは河口の中点か ら垂線を延長させたものとの交点によって規定される これを世界各港湾都市で利用可能な規定方法に改良したのが以 下の2点である (fig.2)。

fig.1 東京都港湾局が規定する港湾領域

fig.2 新規定方法による東京港の港湾領域

□行政区分による領域の規定 主要港湾地域を包括する最小行政区分により、その終端を規定 する ( 使用するのは日本の区に類する行政範囲とする ) □水域範囲の規定 行政区分の端点あるいは河口の中点から 4.4km の垂線を水域方

( 日本人の平均アイレベルH ) = 1500 [mm]

向に延長し、その垂線の端点同士を結ぶことでできる領域を水

H

d

( 地球の半径r ) = 6378.137 [km] とすると、日本人からみた水平線までの距離は、 ( 水平線までの距離d ) = H + 2Hr 2

域範囲とする (fig.3)

r r

≒ 4.4 [km]

fig.3 水域面積の算出に 4.4 ㎞を使用する理由

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