第 五 され
ば
まっ
ぽう
いま
の
とき
は。
ほけ
きょう
しゃく
ぶく
され
ば
末
法
今
の
時
は。
法華
經
折
伏
Sare
ba
ma
pou
ima
no
toki
wa.
Hoke
kyou
syaku
buku
の
しゅ
ぎょう
を
ば
たれ
か
きょう
もん
の
ごと
く
の
修
行
を
ば
誰
か
経
文
の
如
く
no
syu
gyou
wo
ba
tare
ka
kyou
mon
no
goto
ku
ぎょう
じ
た
もう。
たれ
びよ
に
て。
まし
ま
と
も。
行
じ
誰
人
に
て。
と
も。
gyou
ji
ta
mou.
Tare
bito
ni
te.
Mashi
masu
to
mo.
しょ
きょう
は
む
とく
どう。
だじ
ごく
の
こん
げん。
ほけ
諸
経
は
無
得
道。
堕地
獄
の
根
源。
法華
Syo
kyou
wa
mu
toku
dou.
Daji
goku
no
kon
gen.
Hoke
きょう
ひと
り
じょう
ぶつ
の
ほう
なり
と。
こえ
も
おし
成
仏
の
法
也
と。
音
も
惜
給ふ。
独
經
坐す
kyou
hito
ri
jyou
bustu
no
hou
nari
to.
Koye
mo
oshi
ま
ず
よば
わり
たま
い
て。
しょ
しゅう
の
にん
ぽう
ま
ず
よば
はり
給
ひ
て。
諸
宗
の
人
法
ma
zu
yoba
wari
tama
i
te.
Syo
syuu
no
nin
pou
とも
に。
じゃく
ぶく
し
て
ご
らん
ぜ
よ。
さん
るい
とも
に。
折
伏
し
て
御
覧
ぜ
よ。
三
類
tomo
ni.
Syaku
buku
shi
te
go
ran
ze
yo.
San
rui
の
ごう
てき。
きた
らん
こと
は
うた
がい
な
し。
われ
の
強
敵。
来
らむ
事
は
な
し。
我
no
gou
teki.
Kita
ran
koto
wa
uta
gai
na
shi.
Ware
らが
ほん
し
しゃ
か
にょ
らい
は。
ざい
せ
はち
ねん
等が
本
師
釈
如
来
は。
在
世
八
年
raga
hon
shi
sya
ka
nyo
rai
wa.
Zai
se
hachi
nen
の
あい
だ
しゃく
ぶく
した
もう。
てん
だい
だい
し
は
折
伏
天
台
大
師
は
の
間
し給ふ。
疑ひ
no
ai
da
syaku
buku
shita
mou.
Ten
dai
dai
shi
wa
さん
じゅう
よ
ねん。
でん
ぎょう
だい
し
は
に
じゅう
よ
三
十
余
年。
伝
教
大
師
は
二
十
余
san
jyuu
yo
nen.
Den
gyou
dia
shi
wa
ni
jyuu
yo
ねん。
い
ま
にち
れん
も。
に
じゅう
よ
ねん
の
あい
日
蓮
も。
二
十
余
年
の
間
nichi
ren
mo.
Ni
jyuu
yo
nen
no
ai
年。 nen.
今 I
ma
だ
ごん
り
を
は
す。
の
だい
権
理
を
破
す。
の
大
da
gon
ri
wo
ha
su.
So
no
ai
da
no
dai
なん
なず
を
しら
ず。
ほと
けの
く
おう
の
なん
も
難
数
を
しら
ず。
九
横
の
難
も
dan
nazu
wo
shira
zu.
Hoto
keno
ku
ou
no
nan
mo
およ
び
およ
ば
ざる
は
しら
ず
おそ
らく
は
てん
及
び
及
ば
ざる
は
知ら
ず
恐
らく
は
天
oyo
bi
oyo
ba
zaru
wa
shira
zu
oso
raku
ha
ten
だい
でん
ぎょう
も
ほけ
きょう
の
ゆえ
に
にち
れん
が
台
伝
教
も
法華
經
の
故
に
日
蓮
が
dai
den
gyou
mo
hoke
kyou
no
yuye
ni
nichi
ren
ga
ごと
く
だい
なん
に
あ
い
た
もう。
こと
な
し。
如
く
大
難
に
値
ひ
事
な
し。
goto
ku
dai
nan
ni
a
i
ta
mou.
Koto
na
shi.
かれ
は
た
だ
あっ
く
おん
しつ
ばか
り
な
り。
彼
は
悪
口
怨
嫉
ばか
り
Kare
wa
a
ku
on
shitsu
baka
ri
只 ta
da
そ
の
あい
其
仏の
だ
間
給ふ。
也。 na
ri.
これ
は
りょう
ど
の
ご
かん
き。
おん
ごく
に
る
是
は
両
度
の
御
勘
気。
遠
国
に
流
Kore
wa
ryou
do
no
go
kan
ki.
On
goku
ni
ru
ざい
せら
れ。
たつ
の
くち
の
くび
の
ざ。
こう
べの
罪
せら
れ。
口
の
頸
の
座。
zai
sera
re.
Tatsu
no
kuchi
no
kubi
no
za.
Kou
beno
きず
とう。
その
ほ
か。
あっ
く
せら
れ。
でし
とう
を
疵
等。
其
悪
口
せら
れ。
弟子
等
を
kizu
tou.
Sono
ho
ka.
A
ku
sera
re.
Deshi
tou
wo
る
ざい
せら
れ
ろう
に
いれ
ら
れ
だん
な
の
流
罪
せら
れ
籠
に
入
ら
れ
旦
那
の
ru
zai
dera
re
rou
ni
ire
ra
re
dan
na
no
しょ
りょう
を
とら
れ
みう
ち
を
いだ
さ
る
これ
所
領
を
取
れ
を
出
さ
る。
是
syo
ryou
wo
tora
re
miu
chi
wo
ida
sa
ru.
Kore
ら
の
だい
なん
に
は
りゅう
しゅ。
てん
だい
でん
ぎょう
等
の
大
難
に
は
竜
樹。
天
台
伝
教
ra
no
dai
nan
ni
wa
ryuu
syu.
Ten
dai
den
gyou
竜
外
御内
頭の
も。
いか
で
も。
争
か
およ
び
か
及
び
た
もう
給ふ
べ
き。
され
ば。
べ
き。
され
ば。
mo.
Ika
de
ka
oyo
bi
ta
mou
be
ki.
sare
ba.
にょ
せっ
しゅ
ぎょう
の
ほけ
きょう
の
ぎょう
じゃ
に
は。
如
説
修
行
の
法華
經
の
行
者
に
は。
Nyo
se
syu
gyou
no
hoke
kyou
no
gyou
jya
ni
wa.
さん
るい
の
ごう
てき
う
ち
さだ
め
て
ある
べし
三
類
の
強
敵
定
め
て
有
べし
San
rui
no
gou
teki
u
chi
sada
me
te
aru
beshi
と。
し
り
たま
え。
され
ば
しゃく
そん
ご
にゅう
めつ
と。
知
り
給
へ。
され
ば
釈
尊
御
入
滅
to.
Shi
ri
tama
e.
Sare
ba
syaku
son
go
nyuu
metsu
の
の
ち。
に
せん
よ
ねん
が
あい
だ
にょ
せっ
二
千
余
年
が
如
説
の
後。
打
間
no
no
chi.
Ni
sen
yo
nen
ga
ai
da
nyo
se
しゅ
ぎょう
の
ぎょう
じゃ
わ
しゃく
そん
てん
だい
でん
ぎょう
修
行
の
行
者
は
釈
尊
天
台
伝
教
syu
gyou
no
gyou
jya
wa
syaku
son
ten
dai
den
gyou
の
さん
にん
は。
さ
て
お
き
ぬ。
まっ
の
三
人
は。
さ
て
お
き
ぬ。
末
no
san
nin
wa.
Sa
te
o
ki
sou
rai
nu.
Ma
ぽう
に
いっ
て
は
にち
れん
なら
びに
で
し
だん
法
に
入
て
は
日
蓮
弟
子
檀
pou
ni
i
te
wa
nichi
ren
nara
bini
de
shi
dan
な
とう
これ
な
り。
われ
ら
を。
にょ
せっ
しゅ
ぎょう
那
等
是
我
等
を。
如
説
修
行
na
tou
kore
na
ri.
Ware
ra
wo.
Nyo
se
syu
gyou
の
ぎょう
じゃ
と。
いわ
ず
は。
しゃく
そん。
てん
だい。
でん
の
行
者
と。
云
ず
は。
釈
尊。
天
台。
伝
no
gyou
jya
to.
Iwa
zu
wa.
Syaku
son.
Ten
dai.
Den
ぎょう
とう
の
さん
にん
も
にょ
せっ
しゅ
ぎょう
の
に
教
等
の
三
人
も
如
説
修
行
の
人
gyou
tou
no
san
nin
mo
nyo
se
syu
gyou
no
ni
ん
なる
べ
から
ず。
だい
ば。
くぎゃ
り。
ぜん
しょう
こう
なる
べ
から
ず。
提
婆。
瞿伽
利。
善
星。
弘
nari
be
kara
zu.
Dai
ba.
Kugya
ri.
Zen
syou
kou
n
也。
そう
らい
候ひ
並に
ぽう。
法。
じか
く。
慈覚。
ち
しょう。
ぜん
どう。
ほう
ねん
りょう
かん
ぽう。
智
証。
善
導。
法
然。
良
観
房。
hou.
Jika
ku.
Chi
syou
zen
dou.
Hou
nen
Ryou
kan
bou.
とう
は。
すな
わ
ち
ほけ
きょう
の
ぎょう
じゃ
なり
と
等
は。
法華
經
の
行
者
也
と
Tou
wa.
Suna
wa
chi
hoke
kyou
no
gyou
jya
nari
to
いわ
れ。
しゃく
そん。
てん
だい。
でん
ぎょう。
にち
れん。
なら
びに
いは
れ。
釈
尊
天
台。
伝
教。
日
蓮。
iwa
re.
Syaku
son.
Ten
dai
den
gyou.
Nichi
ren.
Nara
bini
で
し。
だん
な
は。
ねん
ぶつ。
しん
ごん。
ぜん
りつ。
とう
弟
子。
旦
那
は。
念
仏。
真
言。
禅
律。
等
de
shi.
Dan
na
ha.
Nen
butsu.
Shin
gon
zen
ritsu.
tou
の
ぎょう
じゃ
なる
べ
し。
ほけ
きょう
は
ほう
べん。
ごん
の
行
者
なる
べ
し。
法華
經
は
方
便。
権
no
gyou
jya
naru
be
shi.
Hoke
kyou
wa
hou
ben.
Gon
きょう
と。
いわ
れ。
ねん
ぶつ
とう
の
しょ
きょう
は。
かえ
教
と。
いは
れ。
念
仏
等
の
諸
教
は。
還
kyou
to.
Iwa
re.
Nen
butsu
tou
no
syo
kyou
wa.
Kae
即
並に
っ
ほけ
きょう
と。
なる
べき
か。
て
法華
經
と。
なる
べき
か。
te
hoke
kyou
to.
Naru
beki
ka.
Higa
な
り。
にし
は
ひが
しと
な
り。
な
り。
西
は
na
ri.
Nishi
wa
higa
shito
na
つ
とこ
ろ
の
そう
もく
は
の
草
木
は
つ
所
東と
ひが
し
は
にし
と
は
西
と
shi
wa
nishi
to
だい
ぢ
に
たも
大
地
に
持
ri.
Dai
ji
ni
tamo
と
び
あ
がっ
て
東
成。
飛
上
て
tsu
toko
ro
no
sou
moku
wa
to
bi
a
ga
te
てん
と
な
り。
てん
の
にち
がち。
しょう
しゅく
は
とも
天
と
な
り。
天
の
日
月。
星
宿
は。
共
ten
to
na
ri.
Ten
no
nichi
Gachi.
Syou
syuku
wa.
Tomo
に
お
ち
く
だっ
て
ぢ
と
ら
る
ため
し
て
地
と
ため
し
に
落
下
成
ni
o
chi
ku
da
te
ji
to
ra
ru
tame
shi
は
あり
と
も。
いか
が
こ
の
こと
わ
り
ある
は
有
と
も。
如何
が
ha
ari
to
mo.
Ika
ga
此理 ko
no
koto
ある wa
ri
aru
べ
き。
べ
き。
be
ki.