Stratus TechFactory Industrial Computer - FLyer JP

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これからの日本の現場を支える

「業務を止めない」コンピューター

今ある現場用コンピューターの代替から、新テクノロジー活用まで幅広いニーズに対応

製造や物流などの様々な業務の現場では、長年に渡り古い

産業用コンピューターが使われてきた。しかし今後、ますま すコンピューターの重要度が高まってくる中で、新たなコンピューターが必要になってくる可能性がある。

重要度が高まる “現場のコンピューター ” そこに求められる要件とは

製造や物流、社会インフラ系などの業務の現場では、し

ばしば PC 程度 の 小 さなコンピューターが 重要 な 役割 を

担っている。その役割は、例えば製造業なら設備や機器の 監視・制御、流通業なら出荷管理や伝票出力など、地味な がら不可欠なものであることが多い。もし、こうしたコン ピューターが業務時間中に止まってしまえば、業務を停滞

させるなど大きな影響を及ぼしかねない。

しかし、現在の日本の多くの現場ではあまり対策が施さ れていないのが 実態 だ。 これらの “現場 のコンピュー ター ” は、 しばしば 10 年 20 年前、場合 によってはさら に古い時代から使い続けられていることもある。止まった ら再起動、故障したら保守部品や予備機に入れ替える、と いった運用で維持することはできなくもないが、古くなれ

ばなるほど故障のリスクは高まり、部品や予備機の入手も 困難になるばかりだ。人手不足の中、そういったメンテナ ンスの負担も大きなものとなっている。

一方で近年では、IoT(Internet of Things)や AI(人 工知能)などの新たなテクノロジーが台頭しつつあり、中 小規模 の 事業所 でもそれらの 導入 を 検討 するほどになっ てきた。これらの技術は使い方次第で、設備稼働率向上や 不良率減少、省力化、さらにはビジネス変革まで、新たな 可能性を秘めているが、現場に近い場所(「エッジ」と呼 ばれる)に、ある程度の処理性能を持つコンピューターが 必要だ。

例えば、ベルトコンベア上の品物を撮影し、画像処理で

不良品を判別する、といった場合には、高性能 PC くらい の能力が要求されるだろう。こういったことは、今までの “現場のコンピューター ” にとって、しばしば荷が重いも のでもある。少なくとも、いつ故障するか分からないコン ピューターに、 そういった 重要 な 役割 を 新 た に 追加 するのは、故障時 のリスクをより 大 き なものにしてしまいかねない。

ztC Edge が持つ特長の数々。他の産業用コンピューターと同様の耐環境性や長期保証を備えるだ けでなく、故障時にも業務を止めない仕組みや、IT スキルがなくても保守できるなどの特長を持つ

1 これからの日本の現場を支える「業務を止めない」コンピューター

ハード故障でもシステムは止まらない 既存の概念を超えた現場用コンピューター

現場用のコンピューターとしては、「産業用 コンピューター」「 ファクトリーコンピュー ター」 などと 呼 ばれるジャンルの 製品 が 以前 から 存在 している。 これらはオフィス 用 と 違 って、部品 や 設計 の 配慮 で 信頼性 を 高 めて いるほか、長期間 のサポートが 提供 されると いった 特長 を 持 つが、決 して 故障 しないわけ

ではないし、故障してしまえば普通のコンピューターと同

様に、その上で稼働しているソフトウェア(システム)も

止まってしまう。

だが、ハードウェア自体が故障してもシステムを止めな いコンピューターは存在している。日本ストラタステクノ ロジー「ztC Edge」がそれだ。2 台のハードウェアを連 結して運用し、もし一方が故障しても他方でシステムの稼

働を続ける仕組みになっている。そして、故障した側を代

替機に交換するだけで、自動的に元の 2 台構成に戻る。 このような仕組みは、コンピューターの世界では「クラ スタリング」と呼ばれ、決して珍しいものではないが、一

般的には高い IT スキルがなければ構築できず、手間や時 間がかかるものだった。しかも故障時の対応にも IT 技術 者が必要となり、製造や物流現場などで気軽に導入できる ものでもない。

それに 対 し ztC Edge は、IT の 知識 がなくても 運用 で き、現場レベルで容易に対処できる点が大きく異なる。日 本ストラタステクノロジーは IT の世界で長年に渡り「無 停止」「高可用性」を追究してきた歴史があり、その豊富 なノウハウを元に徹底して運用性を突き詰めたのが、この 製品なのだ。

既存コンピューターの代替から IoT エッジコンピューターまで多彩な用途に

ztC Edge は、これからの現場用コンピューターに必要 な性能、そしてもちろん高い信頼性も持つ。外資系として は珍しい、最長 10 年の長期保証にも対応している。自己

診断機能を搭載するのはもちろん、インターネットに接続 すれば 日本 ストラタステクノロジーによる 監視 サービス を利用でき、ztC Edge の稼働状況などを現場でいちいち 確認する必要もない。既存の現場用コンピューターを単に

組立製造現場における ztC Edge の活用イメージ。様々な設備や機器のデータを集 約し、制御するシステムの基盤として、運用を止めないコンピューターが役立つ

置き換えるだけでなく、高い性能を生かし複数の既存コン ピューターを統合することも可能だ。

これだけでも、故障リスクや現場の運用負担を軽減する 効果が期待できるが、IoT など新たなテクノロジーを導入 する 際 の 処理基盤 に 使 えば、 より 効果的 と 言 えるだろう。 例えば、米国では食品製造会社が事業拡大に合わせ、産業 オートメーションシステムの 基盤 として ztC Edge を 採 用した。日本でも、ある組立製造業で、設備稼働状況の可 視化を図って製造管理システムを刷新した際、ztC Edge をシステム基盤に採用している例がある。いずれも、シス テム 停止 のリスクや 現場 の 運用負担 を 劇的 に 小 さくした 事例であり、企業規模の大小によらず新たな挑戦をする際 の不安を大きく軽減することに寄与しているといえよう。

〒102-0085 東京都千代田区六番町6 勝永六番町ビル お問い合わせ TEL. 03-3234-5562(事業開発部) FAX. 03-3234-6733 E-Mail. ftserver.jpn@stratus.com https://www.stratus.com/jp/

すべての製品名、サービス名、会社名、ロゴは、各社の商標、または登録商標です。製品の仕様・性能は予告なく変更する場合がありますので、ご了承ください。  日本ストラタステクノロジー株式会社

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