Quickscan overview japanese

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QuickScan 4.5

概要


著作権 © Copyright 2006 EMC Corporation. All rights reserved. EMC2、Captiva、ClaimPack、ISIS、PixTools、Claims Editor Professional、FormWare および InputAccel Express は EMC Corporation の登録商標です。また、AdvantEdge、 ClaimsEditor、CodeLink、Digital Mailroom、Dispatcher、Dispatcher for InputAccel、 eInput、FirstPass、InputAccel for Invoices、InputAccel、PixTools/Distributed Imaging および QuickScan Pro は EMC Corporation の商標です。 本書に記載されているその他 の商標については、各所有者の所有物です。 本書に含まれるすべての情報は、EMC Corporation 社が所有するものです。 本書の情報 は予告なく変更されることがあり、EMC Corporation には本書を更新するせ金はありま せん。 本書に記載されるソフトウェアは、使用許諾契約に基づいて提供されています。 本書のいかなる部分も EMC Corporation 社から事前の文書による許諾を得ることなしに、 いかなる方法によっても複写、複製、翻訳、またはオンライン文書を作成してはなりま せん。

部品番号 QuickScan_Overview.doc 4.5 (DA 24-Apr-2006)


QuickScan 4.5 概要

目次

目次

1

概要 ................................................................................................................... 1-1

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QuickScan の設定 ............................................................................................ 2-1 スキャナ ドライバのインストール ................................................................................2-1 スキャナの選択 ..............................................................................................................2-2 スキャナ設定のテスト ...................................................................................................2-2

3

QuickScan の使用 ............................................................................................ 3-1 共通タスク .....................................................................................................................3-1 紙の文書のスキャン ............................................................................................................... 3-2 画像のインポート................................................................................................................... 3-3 ページの挿入 .......................................................................................................................... 3-3 画像を再スキャンして置換 .................................................................................................... 3-4 バッチを回転させてスキャン................................................................................................. 3-5 両面スキャン .......................................................................................................................... 3-5 スキャンのキャンセル操作 .................................................................................................... 3-6 ツールバーでカスタム スキャン ボタンを使用する .............................................................. 3-6 スキャナから QuickScan を使用する .................................................................................... 3-7 画像の印刷.............................................................................................................................. 3-7 ファイルの名前付けスキーマの設定...................................................................................... 3-8 ファイル名にバーコード テキストを追加する................................................................ 3-8 ファイル名にカスタム日付/時刻を追加する ................................................................... 3-9 ファイル名に OCR テキストを追加する ....................................................................... 3-10

プロファイルの使用.....................................................................................................3-11 画像を開く ...................................................................................................................3-12 画像の表示 ...................................................................................................................3-12 サムネイル ペインとページ ビューア.................................................................................. 3-12

ジョブの区切りを使用する ..........................................................................................3-12 自動カラー検出の使用 .................................................................................................3-13 MultiStream.................................................................................................................3-13 画像の拡張 ...................................................................................................................3-14 OCR の実行 .................................................................................................................3-15 © 2006 EMC Corporation

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サポートされている言語 ...................................................................................................... 3-15

画像のインデクシング .................................................................................................3-16 画像データのエクスポート ..........................................................................................3-17 画像に注釈を付ける.....................................................................................................3-17 バッチの管理................................................................................................................3-17 画像およびバッチの保存..............................................................................................3-18 QuickScan のカスタマイズ ........................................................................................3-18

4

詳細オプションの使用....................................................................................... 4-1 管理プロファイルの使用................................................................................................4-1 管理モードの初期設定............................................................................................................ 4-2

コマンドラインから QuickScan を使用する ................................................................4-2 Windows ショートカットから QuickScan を使用する ...............................................4-2

5

サンプル プロファイルの使用 ........................................................................... 5-1 バーコード ファイルの名前付けサンプル プロファイル...............................................5-2 バッチ処理サンプル プロファイル ................................................................................5-3 全ページ OCR サンプル プロファイル..........................................................................5-4 ジョブ インデックス サンプル プロファイル................................................................5-5 ジョブの区切りサンプル プロファイル .........................................................................5-6

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概要

1 概要

QuickScan は、以下の機能が搭載された高性能な Microsoft® Windows® イメージング アプ リケーションです。 •

スキャン - QuickScan では ISIS® (Image and Scanner Interface Specification) ライブラリを使用し、さまざまなメーカーの 300 以上のスキャナをサポートして います。したがって、QuickScan を使って、お使いのスキャナでサポートされて いるすべてのスキャナ設定を調整することができます。 スキャン プロファイル で共通のスキャニングタスクの設定を保存し、スキャン プロセスを簡素化するこ とができます。

表示 - QuickScan は、メイン ビューア、サムネイル ペイン、素早い拡大/縮小、 回転、注釈、バイナリ画像の変換およびパン ウィンドウといった、画像を簡単に 表示および操作するための機能が含まれる高性能な画像ビューアでもあります。

自動カラー検出 - 自動カラー検出 (ACD) フィルタでは、スキャン中にバイナリ ページからカラー ページを自動的に特定します。

MultiStream - QuickScan では、MultiStream 機能を有効にして、1 つのソース 画像からカラー画像とバイナリ画像の両方を作成することができます。

画像処理 - 画像処理フィルタの QuickScan スイートでは、画像の汚れを除去し たり、スキャン中に用紙のずれで生じた画像の乱れを調整したり、パンチの穴か らスキャンされた画像の黒丸を取り除いたりすることができます。これらのフィ ルタは、単独でも連続しても使用することができ、また最適な結果を提供するよ うに設定することもできます。 画像処理フィルタは、QuickScan で開いている既 存の画像に適用することも、バッチ スキャン中に自動的に適用することもできま す。

ジョブの区切り - QuickScan では、バッチのドキュメントを複数のマルチペー ジ画像に分割するためのジョブの区切りページの使用をサポートしています。バ ッチをバーコード、パッチコードまたは空白ページに区切ることができます。

光学的手法による文字認識 (OCR) - QuickScan では、全ページ OCR またはゾ ーン OCR を実行し、OCR 結果をエクスポートすることができます。

インデクシング - QuickScan では、ドキュメントにインデックスを付け、詳し い構造情報を追加してから、ドキュメントを保存またはエクスポートできます。

エクスポート QuickScanを使って、インデックスデータおよびバッチ ファイル 情報をエクスポートすることができます。

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デジタル スタンプ - QuickScan では、バッチのページにデジタル スタンプを追 加することができます。

注釈 - テキスト、ライン、反転表示、矢印などのオブジェクトを追加して、ペ ージの特定の領域を注目させたり、一部分を強調または曖昧にしたり、テキスト およびポップアップとして説明情報を追加するための QuickScan の注釈ツール です。

保存 - QuickScan では、画像をさまざまな標準の画像ファイル形式、および TIFF Group 4 などの圧縮方法で保存します。

印刷 - QuickScan では、標準の Windows 対応プリンタで画像を印刷します。

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QuickScan の設定

2 QuickScan の設定

QuickScan をインストールしたら、お使いのプリンタで機能するように QuickScan を設 定することができます。 QuickScan を使ってスキャンを開始するには: 1. スキャナがコンピュータに正しく接続されていることを確認します。 詳細は、スキ ャナに付属の取扱説明書を参照してください。 2. スキャナのドライバがインストールされていることを確認します。 3. QuickScan からお使いのスキャナを選択します。 4. スキャンのプレビューを使って、スキャナの設定をテストします。

スキャナ ドライバのインストール スキャナ ドライバをインストールしてから、QuickScan にあるスキャナを選択します。 スキャナ ドライバとは、コンピュータとスキャナが通信するためのソフトウェア プログ ラムです。 スキャナ ドライバをインストールするには: 1. [スタート] の [プログラム] にある [EMC Captiva] の [QuickScan] から [スキャナの追 加] を洗濯します。 [開く]ダイアログが表示されます。 2. スキャナ ドライバを検出してから、[開く]をクリックします。 スキャナ ドライバが 正常にインストールされたことを知らせるメッセージが表示されます。 注意: QuickScan の現在のレベルと互換性のないスキャナを使用していると、警告メッセー ジが表示されます。 [ヘルプ] メニューの [QuickScan について] コマンドを選択すると、 QuickScan のインストール レベルを確認できます。 注意: メッセージ ダイアログのタイトルバーに表示されるスキャナ名とお使いのスキャナ名 が一致しているかどうかを確認してください。 間違ったスキャナを選択した場合には、[OK] を選択して、本手順の始めからやり直してください。

3. [OK] をクリックします。 コンピュータを再起動して、変更を有効にするように要求 するメッセージが表示されます。

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QuickScan の設定

4. [はい] を選択して再起動します。 これで、QuickScan 内から新しいスキャナを選択 することができます。

スキャナの選択 スキャナを実行する前に、[スキャナの選択] ダイアログで適切なスキャナを選択する必 要があります。[スキャナの選択] ダイアログには、コンピュータに現在インストールさ れているすべてのスキャナが一覧表示されます。 スキャナ ドライバの他に、QuickScan には以下の 2 つの追加ドライバが含まれます。 •

インポート ドライバ (IMPORTER.PXN)- スキャンされたかのように特定のディ レクトリから画像を取り出します。 インポート ドライバを使って、スキャン プ ロファイルで画像を処理します。

デモ ドライバ (FILESPEW.PXN)- スキャンされたかのようにサンプル画像を出 力します。 プロファイルに追加する前に、デモ ドライバを使って QuickScan 機 能をテストします。

スキャナを選択するには: 1. スキャナがコンピュータに正しく接続されていること、およびスキャナがオンになっ ていることを確認します。 2. スキャナの適切なドライバがインストールされていることを確認します。 詳細は、 2-1 ページの「スキャナ ドライバのインストール」を参照してください。 3. QuickScan を起動します。 4. [スキャン] の [スキャナの選択] をクリックします。 QuickScan によって、インスト ールされているスキャナ ドライバによってサポートされているスキャナ名が特定さ れ、[スキャナの選択] ダイアログが表示されます。 5. [スキャナ] 一覧から、スキャナを選択します。 [スキャナ] 一覧にお使いのスキャナが 表示されない場合は、正しいスキャナ ドライバがインストールされていない可能性 があります。 6. [設定]をクリックして、スキャナの設定オプションを設定します。 これらのオプショ ンは、スキャナによって異なります。 場合によっては、設定オプションがないこと もあります。 7. [OK] をクリックして、[スキャナの選択] ダイアログを閉じます。 これで、いつでも スキャナでバッチをスキャンしたり、またはスキャンのプレビューを実行することが できます。

スキャナ設定のテスト スキャンのプレビューを使って、バッチをスキャンする前にスキャナ設定をテストする ことができます。 テスト ページをスキャンした後、バッチに適切な設定になるようにス キャナを設定することができます。 次に、以下のいずれかを行うことができます。 © 2006 EMC Corporation

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QuickScan の設定

プレビュー設定に合わせてスキャナ設定を変更する。

プレビュー設定を使って、スキャン プロファイルを作成する。

QuickScan では、スキャンのプレビュー モードでスキャンした画像を自動的に保存しま せん。 したがって、[画像プロパティ] ペインで以下のプロパティを使用できません。 •

ファイル名

ファイルの種類

場所

用紙サイズ

圧縮

圧縮率

スキャンのプレビューを使用するには: 1. スキャナの用紙送りにテスト ページを入れます。 2. [スキャン] の [スキャンのプレビュー] をクリックします。QuickScan では、テスト ペ ージをスキャンして、ページ ビューアに画像を表示します。 3. 画像を見て、スキャナが正しく設定されていることを確認します。 たとえば、用紙 サイズとカラー設定が正しいことを確認してください。 4. スキャナ設定に問題がなければ、[スキャン] の [プレビュー設定] を選択します。 [ス キャナ設定] ダイアログが表示されます。 このダイアログのオプションは、スキャナ によって異なります。 5. オプションを適宜選択してから、[OK] をクリックします。 6. スキャナの用紙送りにテスト ページを戻します。 7. [スキャン] の [スキャンのプレビュー] をクリックします。 QuickScan では、新しい 設定を使ってページをもう一度スキャンします。 8. もう一度画像を確認します。 9. 適切な設定になるまで、必要に応じて上記の手順を繰り返します。 10. 今後のためにプレビュー画像を保存する場合は、[ファイル] の [ドキュメントに名前 を付けて保存] を選択します。 [ドキュメントの名前を付けて保存] ダイアログに、画 像の保存オプションが表示されます。 11. プレビュー設定を土台にして新しいスキャン プロファイルを作成する場合は、[新規 バッチ] ダイアログで <プレビュー設定の使用> を選択して [追加] をクリックします。

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QuickScan の使用

3 QuickScan の使用

QuickScan を使用するには、プロファイルを使う必要があります。 使用するほとんどの 共通プロファイルはスキャン プロファイルです。このプロファイルは、紙の文書の新し いバッチをスキャンするたびに使用されます。さまざまなプロファイルについては、3-11 ページの「プロファイルの使用」を参照してください。 QuickScan を使用するには、プロファイルを使う必要があります。 使用するほとんどの 共通プロファイルはスキャン プロファイルです。このプロファイルは、紙の文書の新し いバッチをスキャンするたびに使用されます。さまざまなプロファイルについては、3-11 ページの「プロファイルの使用」を参照してください。 文書をすでにスキャンしている場合は、次の 2 つの方法があります。 •

文書のインポート - インポート ドライバを使って、スキャンされたかのように スキャン プロファイルで画像を処理することができます。 これは、たとえば一 貫したファイル名前付けスキーマと画像処理フィルタ設定を使って画像ファイル の複数のバッチを処理したい場合に便利です。

一時的に変更 - QuickScan で画像を開いて、必要に応じて手動で処理すること ができます。 これは、たとえば画像処理フィルタと OCR を使ってバッチまたは 画像を 1 つだけ処理したいときに便利です。

共通タスク このセクションでは、以下の共通タスクについて説明します。 •

紙の文書のスキャン - スキャン プロファイルを使って紙の文書のバッチをスキ ャンします。

電子文書のインポート - インポート ドライバを使って、スキャン プロファイル で電子画像ファイルを処理します。

ページをバッチに挿入する - バッチに追加する新しい文書をスキャンします。

画像を再スキャンして置換 - バッチ全体を再スキャンせずに、特定のページを 再スキャンしてスキャンが不十分な画像を置き換えます。

バッチを回転させてスキャン - 場tゥ地を横向きに回転させてスキャンし、新し いページをすべて 90°自動的に回転するように QuickScan を設定することで時 間を節約します。

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QuickScan の使用

両面スキャンの使用 - お使いのスキャナでサポートされているのが片面スキャ ンだけの場合、QuickScan の両面スキャン機能を使ってページを両面スキャンす ることができます。

スキャン操作のキャンセル - ワークフローに応じてキャンセル オプションを選 択します。

ツールバーにスキャン ボタンを追加する - よく使われるスキャン プロファイル へのツールバー ショートカットを作成して自動化を促進します。

スキャナから QuickScan を使う - QuickScan を起動して、スキャナの [スキャ ン] ボタンからスキャン プロファイルを実行します。

画像の印刷 - スキャンした画像を Windows 対応のプリンタで印刷します。

ファイル名前付けスキーマの設定 - ファイルに関する情報を提供し、ファイル 名の競合を回避するスキーマを使って、出力ファイルに名前を付けるようにプロ ファイルを設定します。

紙の文書のスキャン 新しいスキャン ジョブは、すべてスキャン プロファイルの選択から始まります。 スキ ャンの前に、バッチに適切なスキャン プロファイルがあることを確認します。 紙の文書をスキャンするには: 1. スキャナの用紙送りにバッチを入れます。 2. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 3. スキャン プロファイルを選択し、必要に応じてバッチ オプションを設定します。 4. [スキャン] を選択するとダイアログを閉じ、バッチのスキャンが開始します。 スキャ ンの進行中、[バッチのスキャン] ダイアログが表示されます。 バッチの各ページがス キャンされると [ページ ビューア] に表示されます。また、[サムネイル] ペインには、 そのサムネイルが表示されます。 スキャナによるバッチのスキャンが完了すると、スキャン プロファイル エディタで [スキャン後に続行ダイアログを表示] チェックボックスを有効にしている場合に [ス キャンの続行] ダイアログが表示されます。 [スキャンの続行] ダイアログが表示され ない場合は、次の手順を省略します。 5. [スキャンの続行] ダイアログで、以下のいずれかを行います。 •

スキャナに他のページを置き、[続行] をクリックしてバッチのスキャンを続けま す。

スキャン プロファイルで連続スキャンが有効になっている場合は、スキャナに他 のページを置くと、引き続き同じプロファイルを使ったスキャンが自動的に実行 されます。

注意: 連続スキャンが有効になっていると、[続行] ボタンが無効になります。

[詳細] をクリックして、追加のスキャン オプションを指定します。

[中止] をクリックして、バッチを終了します。

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QuickScan の使用

6. [ファイル] > [閉じる] を選択して、バッチを閉じます。紙の文書が、[新しいバッチ] ダ イアログで指定したディレクトリに電子画像として保存されています。

画像のインポート インポート ドライバを使って、電子画像のバッチをスキャンされている紙の文書のよう にスキャン プロファイルで処理することができます。 スキャナがインポート ドライバ を使う必要はありません。 画像をインポートするには: 1. [スキャン] の [スキャナの選択] をクリックします。 [スキャナの選択] ダイアログが表 示されます。 2. [スキャナ] 一覧から、インポート ドライバを選択します。 3. [OK] をクリックして、[インポータの設定] ダイアログを閉じます。 4. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 5. [プロファイル] 一覧から、スキャン プロファイルを選択して画像を処理し、[編集] を クリックします。 スキャンプロファイル エディタが表示されます。 6. [スキャン] タブから、[スキャナの設定] を選択します。 [インポータの設定] ダイアロ グが表示されます。 7. 画像ディレクトリで、インポートする画像のあるディレクトリを選択します。 8. 選択したディレクトリにすべてのサブフォルダから画像をインポートする場合、[サ ブフォルダを含む] を選択します。 9. インポート後に画像を削除するには、[ファイルの削除] を選択します。 10. [OK] をクリックして、[インポータの設定] ダイアログを閉じます。 11. [OK] をもう一度クリックして、スキャン プロファイル エディタを閉じます。 12. [スキャン] を選択します。 スキャン プロファイルによって、インポートされた画像 がスキャンされたかのように処理されます。

ページの挿入 [挿入] コマンドを使って、ページをスキャンし、それらのページを開いているバッチま たはマルチページ ファイルの特定の場所に挿入することができます。 これは、初期スキ ャン時にページが見つからなかった場合に便利です。 ページがマルチページ画像ファイルに挿入されていない限り、そのページをファイル名 前付けスキーマに関連付けられていないバッチに挿入することはできません。 1 つ以上のページを挿入するには: 1. スキャナの用紙送りに、挿入するページを入れます。 2. ページを挿入するバッチまたはマルチページ ファイルを開きます。

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QuickScan の使用

3. [サムネイル] ペインで、後ろにページを追加するページを選択します。 バッチの先頭 にページを挿入する場合は、任意のページを選択します。 4. [スキャン] > [挿入] を選択します。 [ページの挿入] ダイアログが表示されます。 5. [プロファイル] で、バッチのスキャンに使うスキャン プロファイルを選択します。バ ッチが QSB ファイルとして保存されている場合、バッチ マネージャでバッチをスキ ャンするのに使われるプロファイルを確認することができます。 6. [挿入] で、[始めに] または [ページの後] を選択して挿入場所を選択します。 7. [シートの枚数] で、以下のいずれかを選択します。 •

スタックのすべて - 用紙送りのすべてのページをスキャンして挿入します。

シート数 - 用紙送りからスキャンおよび挿入するページ数を指定します。

8. [面] で、[片面] または [両面] を選択します。 9. [挿入] を選択してページをスキャンおよび挿入します。 10. 新しいページがスキャンされると、[ページの挿入] ダイアログの [挿入] で指定したバ ッチの場所にサムネイルが追加されます。 新しいページがすべて挿入されると、[ペ ージの挿入] ダイアログがもう一度表示されます。 11. 続けてページを挿入するか、または [キャンセル] を選択して終了します。

画像を再スキャンして置換 [ページの再スキャン] コマンドを使って、バッチまたはファイルの 1 ページを再スキャ ンすることができます。 [挿入] コマンドとは異なり、[ページの再スキャン] コマンドで はバッチまたはファイルの画像を置き換えます。 [ページの再スキャン] コマンドを使って画像を置換するには: 1. ファイルまたはスキャンしたバッチを開きます。 2. [サムネイル] ペインで、黒いボックスで囲まれるように置き換える画像を選択します。 3. [スキャン] の [ページの再スキャン] をクリックします。 [ページの再スキャン] ダイア ログが表示されます。[再スキャンするページ] フィールドに、前の手順で選択した画 像の数が含まれます。 4. [プロファイル] フィールドで、バッチのスキャンに使うスキャン プロファイルを選択 します。 バッチが QSB ファイルとして保存されている場合、バッチ マネージャで バッチをスキャンするのに使われるプロファイルを確認することができます。 5. [再スキャン] ボタンを選択して画像を再スキャンおよび置換します。 注意: 複数の画像を置き換えるには、置き換えるページのサムネイルを選択して、それらのペー ジを削除することができます。 その後、[スキャン] メニューの [挿入] を使って、それらの文書を 再スキャンし、適切な順番で挿入します。 注意: MultiStream で再スキャンを実行する際、元の画像を置換するのに最初のストリームの画像 だけが使われます。

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QuickScan の使用

バッチを回転させてスキャン ページを横方向に (時計回りに 90 度) 回転させて、縦向きに表示されるようにすること で、スキャン速度を約 25% 向上させることができます。 この方法でバッチをスキャンすると、スキャナはページの長さではなく幅を送るため時 間の短縮になります。 バッチを回転させてスキャンするには: 1. 横向きにスキャンされるように、スキャナの用紙送りにバッチを入れます。 2. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 3. [プロファイル] フィールドで、回転したバッチをスキャンするためのスキャン プロフ ァイルを選択します。 4. [編集] を選択します。[スキャンプロファイル エディタ] ダイアログが表示されます。 5. [スキャン] タブから、[ページを回転させる] チェックボックスを選択します。 6. [OK] をクリックして、スキャン プロファイル エディタを閉じます。 7. [スキャン] を選択すると回転したバッチのスキャンが開始します。

両面スキャン お使いのスキャナでサポートされているのが片面スキャンだけの場合、両面スキャンを 使って文書を両面スキャンすることができます。 両面スキャンを有効にすると、バッチを 2 回スキャンすることができます。1 回目はペ ージの表、2 回目はページの裏がスキャンされます。 QuickScan では、ページが順番ど おりになるように、適切な表ページに裏ページを自動的に一致させます。 注意: 両面スキャンで、空白ページの削除フィルタを使用しないでください。 このフィルタを使 うと、ページの表と裏が一致しなくなる恐れがあります。

両面スキャンを使用するには: 1. バッチのスキャンに使用するプロファイルの [スキャン] タブで、[次のいずれかのオ プションが選択されていることを確認します。 •

スキャン後に続行ダイアログを表示

連続スキャン

2. ページの表がスキャンされるように、スキャナの用紙送りにバッチを入れます。 3. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 4. [新しいバッチ] ダイアログでスキャン プロファイルを選択し、[スキャン] をクリック します。 バッチの各ページの表のスキャンが完了すると、[スキャンの続行]ダイアロ グが表示されます。

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QuickScan の使用

5. [詳細] オプションが表示されない場合は、[詳細] >> を選択して詳細な続行オプション を表示します。 6. [次のページ] で、[シートの裏面] オプションを選択します。 7. ページの裏がスキャンされるように、スキャナの用紙送りにバッチを戻します。 連 続スキャンが有効になっていると、スキャナは自動的にスキャンを開始します。 連 続スキャンが無効になっている場合は、次の手順に進みます。 8. [スキャンを続行する] ダイアログで [続行] を選択します。スキャンされた画像は、[サ ムネイル] ペインの表示のように適切な順番で追加されます。 注意: 両面モードで「二重給紙」エラーの後に [スキャンの再開] をクリックすると、ページの表 と裏のページ数が合わなくなる可能性があります。

スキャンのキャンセル操作 [スキャン] ボタンを選択してバッチのスキャンを開始した後に、いつでもスキャン操作 を中止することができます。 スキャン操作をキャンセルするには: 1. [バッチのスキャン] ダイアログで [スキャンのキャンセル] を選択します。 •

[オプション] ダイアログの [ワークフロー] タブで [スキャンのキャンセル中] ダイ アログが有効になっている場合、[スキャンのキャンセル中] ダイアログが表示さ れます。 次の手順に進みます。

[スキャンのキャンセル中] ダイアログが無効の場合、スキャン操作が停止し、[オ プション] ダイアログで指定した [デフォルトのアクション] が実行されます。そ の際、確認メッセージは表示されません。

2. 以下のいずれかのオプションを選択します。 •

スキャンを停止して QuickScan メインウィンドウに戻る - スキャン操作と、ス キャン プロファイルのすべてのワークフロー タスクを中止します。 ワークフロ ー タスクには、インデクシング、OCR およびエクスポートが含まれます。

スキャンを停止して、ワークフローを続行する - スキャン操作を中止しますが、 予定されているすべてのワークフロー タスクは続行します。

バッチを再開する - スキャン操作を中止して、[新しいバッチ] ダイアログを開き ます。 すでにスキャンが完了しているページのすべてのワークフロー タスクも 中止されます。

スキャンを続行する (キャンセルしない) - バッチのスキャンを続行します。

3. [OK] をクリックします。 [バッチのキャンセル中] ダイアログで指定したアクション が実行されます。

ツールバーでカスタム スキャン ボタンを使用する 自動化を促進するために、スキャン プロファイルを自動的に実行する [スキャン] ボタン を標準ツールバーに追加することができます。

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QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

標準ツールバーに [スキャン] ボタンを追加するには: 1. [ツール] > [オプション] を選択します。 [オプション]ダイアログが表示されます。 2. [スキャン ボタン] タブで、[プロファイル] 一覧の [スキャン] ボタンで使用するプロフ ァイルを選択し、[追加] をクリックしてプロファイルを [選択されたプロファイル] 一 覧に移動します。 3. 一覧からプロファイルを削除するには、[選択されたプロファイル] 一覧からプロファ イルを選択して [削除] をクリックします。 4. [OK] をクリックして設定を保存し、ダイアログを閉じます。 カスタム [スキャン] ボタンを使ってバッチをスキャンするには: 1. スキャナの用紙送りにバッチを入れます。 2. 標準ツールバーで [スキャン] ボタンをクリックします。 複数のスキャン プロファイ ルを使うように [スキャン] ボタンを設定した場合、ボタンの右側にある下矢印を選択 して、ドロップダウン メニューからスキャン プロファイルを選択します。

スキャナから QuickScan を使用する 次のいずれかのモードでスキャナの [スキャン] ボタンをクリックしたときに、 QuickScan を自動的に起動するように設定することができます。 •

ユーザー インターフェイス モード - 実行するスキャン プロファイルを選択す るための [新しいバッチ] ダイアログを自動的に開くか、または [新しいバッチ] ダ イアログを表示しないで特定のスキャン プロファイルを実行します。

コマンドライン モード - スキャン プロファイルを自動的に実行するか、または コマンドライン引数を実行します。

注意: この機能をサポートしていないスキャナもあります。

スキャナから QuickScan を使用するには: 1. スキャナの用紙送りにバッチを入れます。 2. スキャナの [スキャナ] ボタンをクリックします。 QuickScan は、[オプション] ダイ アログの [スキャナ イベント] タブで指定したとおりに実行します。

画像の印刷 QuickScan で、標準の Windows 対応プリンタを使って画像を印刷することができます。 印刷するには: 1. [ファイル] > [印刷] を選択します。 [印刷]ダイアログが表示されます。 2. プリンタの設定を行います。 このダイアログの説明は、Windows のヘルプを参照し てください。 3. [OK] を選択して印刷します。

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QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

ファイルの名前付けスキーマの設定 ファイルの名前付けスキーマを使って、日付、ページ番号、バーコード値といった画像 の詳細情報をファイル名に追加することができます。 ファイルの名前付けスキーマは、以下の種類のプロファイルに設定できます。 •

スキャン プロファイル - 画像ファイルの名前付け。

名前を付けて保存プロファイル - 画像ファイルのコピーの名前付け。

OCR プロファイル - OCR 結果が含まれるファイルの名前付け。

ファイルの名前付けスキーマを設定するには: 1. 適切なエディタで編集するために、スキャン、名前を付けて保存または OCR プロフ ァイルを開きます。 選択したプロファイルの種類の応じて、スキャン プロファイル エディタ、名前を付けて保存プロファイル エディタ、または OCR プロファイル エ ディタが表示されます。 2. スキャン プロファイル エディタまたは名前を付けて保存プロファイル エディタか ら、[画像形式] および [名前を付ける] タブを選択します。 OCR プロファイル エディ タから、[画像形式] および [名前を付ける] タブを選択します。 3. [スキーマを使用してファイルに名前付けをする] を選択します。 [修正] ボタンが有効 になります。 4. [修正] を選択します。 [スキーマの修正] ダイアログが表示されます。 5. ファイル名スキーマに含めるファイル名タグを選択してから、[追加]をクリックしま す。[選択したタグ] フィールドにファイル名タグが追加されます。 上矢印と下矢印を 使って、ファイル名タグの順番を変更します。 6. 必要に応じてファイル名タグをそれぞれ設定します。[選択したタグ] フィールドでタ グを選択すると、タグ一覧の下に、そのタグの設定が表示されます。 7. [スキーマのテスト] を選択します。 [名前付けスキーマのテスト] ダイアログに、選択 した名前付けタグの一覧が表示されます。また、このダイアログの [ファイル名] フィ ールドにはファイル名の例が表示されます。 8. ファイルの名前付けスキーマを確認したら、[閉じる] をクリックして [スキーマの修 正] ダイアログに戻ります。 9. [OK] をクリックして設定を保存し、ダイアログを閉じます。

ファイル名にバーコード テキストを追加する スキャン、OCR または名前を付けて保存プロファイルのファイルの名前付けスキーマに、 バーコード テキストを追加できます。 ファイルの名前付けスキーマにバーコード テキストを追加するには: 1. 編集のためにスキャン、OCR、または名前を付けて保存プロファイルを開き、「フ ァイル名前付けスキーマの設定」の説明のように [スキーマの修正] ダイアログに移動 します。

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May-06


QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

2. [使用可能なタグ] 一覧で、バーコード テキスト タグを選択して [追加] をクリックし ます。[選択されたタグ] フィールドにバーコード テキスト タグが追加され、[バーコ ード タグの設定] が有効になります。 3. [バーコード タグの設定] で [設定] を選択します。 [バーコードの名前を付けるオプシ ョン] ダイアログが表示されます。 4. バッチに、バーコードの名前を付けるオプションを適宜設定します。 5. [OK] をクリックして、[バーコードの名前を付けるオプション] ダイアログを閉じま す。 6. [バーコード タグの設定] で [検出] を選択します。 [バーコードの名前を付けるプロパ ティ] ダイアログが表示されます。 7. バッチに、バーコード プロパティを適宜設定します。 8. [OK] をクリックして、[バーコードの名前を付けるプロパティ] ダイアログを閉じま す。 9. [OK] をクリックして設定を保存し、[スキーマの修正] ダイアログを閉じます。

ファイル名にカスタム日付/時刻を追加する 日付と時刻ファイル名前付けタグでは、定義済みの 4 つの日付と時刻形式、および形式 をカスタマイズ可能な 5 番目のオプションを提供します。 ファイルの名前付けスキーマにカスタム日付/時刻を追加するには: 1. 編集のためにスキャン、OCR、または名前を付けて保存プロファイルを開き、「フ ァイル名前付けスキーマの設定」の説明のように [スキーマの修正] ダイアログに移動 します。 2. 日付と時刻タグを選択して [追加] をクリックします。[選択されたタグ] フィールドに 日付と時刻タグが追加され、[日付と時刻形式] が有効になります。 3. [日付と時刻形式] ドロップダウン メニューで [カスタム] を選択します。 [カスタム形 式] フィールドが有効になります。 4. [カスタム形式] フィールドに任意の日付と時刻の形式を入力します。 詳細は、「日付 と時刻の要素一覧」を参照してください。 日付と時刻タグをカスタマイズする際、以下の点に注意してください。 •

日付と時刻形式は、大文字と小文字を区別します。 たとえば、M (月) と m (分) を 混同しないようにしてください。

日付と時刻形式にスペースを入れることができます。

カンマ (,) やスラッシュ (\) などの他の文字を追加できますが、これらの文字は必 ず一重引用符 (‘) で囲む必要があります。 たとえば、日付と時刻タグに 「September 5, 2006」と読ませたい場合は次のように入力します。 MMMM d',' yyyy

先頭にゼロを追加するには、同じ要素を 2 つ以上重ねます。 たとえば、d を使う とゼロを付けずに月の 1 桁の日が表示され (“4”)、dd を使うと前にゼロを付けて 月の 1 桁の日が表示されます (“04”)。

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May-06


QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

5. 日付と時刻形式を設定したら、[スキーマのテスト] を選択します。 [名前付けスキー マのテスト] ダイアログが表示されます。 6. ファイル名の例を確認して [閉じる] を選択します。 7. [OK] をクリックして設定を保存し、[スキーマの修正] ダイアログを閉じます。 日付と時刻の要素 要素

プロパティ

d

月の日

D

年の日

h

時 (12 時間表示)

H

時 (24 時間表示)

J

1900年1月1日以降の日数

m

M

月 M - 1 桁の月を先頭にゼロを付けずに表示します。 MM - 1 桁の月を先頭にゼロを付けて表示します MMM - 月を 3 文字の短縮形で表示します。 MMMM - 月をフルネームで表示します。

s

t

AM または PM t - A または P を表示します。 tt - AM または PM を表示します。

w

曜日 w - 曜日を 1 桁で表示します。 ww - 曜日を 3 文字の短縮形で表示します。 www - 曜日をフルネームで表示します。

y

年 yy - 年の下 2 桁を表示します。 yyyy - 年を 4 桁すべてで表示します。

z

タイムゾーン (3 文字の短縮形)

ファイル名に OCR テキストを追加する バッチのページに、ページを簡単に特定するテキストが含まれる場合、OCR ゾーンを定 義してテキストを認識し、そのテキストをファイルの名前付けスキーマに追加すること ができます。 ファイルの名前付けスキーマに OCR テキストを追加するには: 1. 編集のためにスキャン、OCR、または名前を付けて保存プロファイルを開き、「フ ァイル名前付けスキーマの設定」の説明のように [スキーマの修正] ダイアログに移動 します。

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May-06


QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

2. OCR テキスト タグを選択して [追加] をクリックします。[選択されたタグ] フィール ドに OCR テキスト タグが追加され、[OCR テキストの設定] が有効になります。 3. [OCR テキストの設定] で [ゾーン] を選択します。 [ゾーンの定義] ダイアログが表示 されます。 4. [検索] を選択します。 [開く]ダイアログが表示されます。 5. 画像またはバッチを選択してから、[開く]をクリックします。 ファイルの名前付けに 使う画像の種類を示す画像を選択します。 選択した画像が [参照ドキュメント] に表 示されます。 注意: [参照ドキュメント] で開く画像と、このプロファイルで使用する画像の解像度は同じで なければなりません。

6. マウスポインタを使って、参照ドキュメントのゾーンをドラッグ操作で選択します。 [参照ドキュメント] に、OCR ファイル名前付けを示す黄色のボックスが表示され、 ダイアログ下部の [測定] フィールドに自動的にデータが投入されます。 7. 複数の画像を開いている場合、[ページ] フィールドをスクロールして定義したゾーン がすべての画像で機能することを確認します。 8. [OK] をクリックしてゾーンの定義を保存し、[ゾーンの定義] ダイアログを閉じます。 9. [OK] をクリックしてファイルの名前付けタグ設定を保存し、[スキーマの修正] ダイ アログを閉じます。

プロファイルの使用 プロファイルとは、QuickScan に画像のバッチをスキャンおよび処理する方法を伝える、 あらかじめ定義された一連の設定です。 プロファイルを使うと時間が短縮され、バッチ のすべてのページがスキャンおよび処理されるだけでなく、同じ方法で保存されるよう になります。 プロファイルがコンピュータに保存され、同じようなバッチスキャン ジョ ブを実行するたびに再利用できます。 •

スキャン プロファイル - スキャン プロファイルは、QuickScan の「マスター プ ロファイル」で、紙の文書のバッチをスキャンしたり、画像をインポートするた びに使います。

OCR プロファイル - OCR プロファイルは、フルページの OCR に使われ、単独 またはスキャン プロファイルの一部として使うことができます。

インデックス プロファイル - インデックス プロファイルは、画像に詳細情報を 追加するのに使われ、単独またはスキャン プロファイルの一部として使うことが できます。

エクスポート プロファイル - エクスポート プロファイルは、画像データをエク スポートするのに使われ、単独またはスキャン プロファイルの一部として使うこ とができます。

名前を付けて保存プロファイル - 名前を付けて保存プロファイルは、拡張また は注釈の追加後に、一貫した形式および名前付けスキーマを使って画像のコピー を保存するのに使われます。

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QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

管理プロファイル - 管理プロファイルは、ユーザの権利を割り当てたり、また は拒否するのに使われ、Windows 管理者権限のあるユーザーだけがアクセスでき ます。

QuickScan には、さまざまなシナリオに対してあらかじめ設定された複数のプロファイ ルがあります。 また、QuickScan と一緒にインストールされているサンプル画像を使っ た、より詳細な機能を示すサンプル プロファイルもあります。 QuickScan 機能のデモに ついては、5-1 ページの「サンプル プロファイルの使用」を参照してください。 注意: ほとんどのサンプル プロファイルでは、QuickScan Pro のみで使用可能な機能を使います。

画像を開く [開く] ダイアログを使って、画像を 1 つ、またはさまざまな場所から複数の画像を開く ことができます。 [開く] ダイアログは、[オプション] ダイアログでカスタマイズして、 詳細な QuickScan ファイルを開く機能を表示することも、または標準の Windows 機能 だけを表示することもできます。

画像の表示 QuickScan では、さまざまな便利な方法で画像を表示できます。 ある画像から他の画像 に拡大縮小、回転、移動することができます。 パンウィンドウを使用して画像から画像 へ素早く移動したり、[サムネイル] ペインを使用してドキュメントのページを選択、削 除、再配置することができます。 また、明るさやコントラストなどのページ設定を変更 して、画像をできるだけ鮮明かつ読み取りやすくすることができます。 ビュー設定にアクセスして変更するには、標準ツールバーまたは [表示] メニューを使い ます。

サムネイル ペインとページ ビューア 初期設定では、QuickScan はアプリケーションウィンドウ内で 2 つのビューアに画像を 表示します。 [サムネイル] ペインは、バッチのすべてのページのサムネイル バージョン を表示します。 カーソルは現在のページを表わします。 ページ ビューワには、現在の ページの表示バージョンが表示されます。 [サムネイル] ペインには、バッチがグラフィカルに表示されます。 [サムネイル] ペイン を使って、画像を移動、再編、追加または削除することができます。

ジョブの区切りを使用する ジョブの区切りを使って、バッチを複数のマルチページ ドキュメントに分けることがで きます。 ジョブの区切りを設定して、以下のいずれかの区切り方法を使うことができま す。

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May-06


QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

ページ数 - あらかじめ定義したページ数がスキャンされると、新しいドキュメ ントを作成します。

空白ページ - 空白ページが検出されると、新しいドキュメントを作成します。

バーコード ページ - バーコードのあるページが検出されると、新しいドキュメ ントを作成します。 ドキュメント ファイル名にバーコード値を追加したり、区 切りの特定の値のバーコードだけを検出し、他のバーコードを無視するフィルタ を作成することもできます。

パッチコード ページ - パッチコードのあるページが検出されると、新しいドキ ュメントを作成します。

お使いのスキャナで、ハードウェアベースのジョブ区切りページまたはバーコードの検 出をサポートしている場合、QuickScan では、その機能を使って同様にバッチを分ける ことができます。

自動カラー検出の使用 この機能は、QuickScan Pro のみで使用できます。 自動カラー検出 (ACD) では、スキャン時にバイナリ ページのカラー ページを自動的に 特定し、カラーをカラーとして、バイナリをバイナリとして保存します。 スキャン プロ ファイルで ACD を有効にしている場合、バイナリおよびカラー画像の区切り設定を指定 することができます。 たとえば、カラー画像だけに画像処理フィルタを使用し、バイナ リ画像だけにインデックス プロファイルを実行することができます。 QuickScan では、次の 2 種類の ACD をサポートしています。 •

ハードウェア ACD - お使いのスキャナでハードウェア ACD をサポートしてい る場合、その機能を使うように QuickScan スキャン プロファイルを設定するこ とができます。

ソフトウェア ACD - お使いのスキャナでハードウェア ACD をサポートしてい るかどうかに関わらず、ソフトウェアベースの ACD を実行するようにスキャン プロファイルを設定することができます。

MultiStream この機能は、QuickScan Pro のみで使用できます。 MultiStream を使って、スキャンした各ページにカラー画像およびバイナリ画像を作成す ることができます。 自動カラー検出のように、各ストリームに区切り設定を指定できま す。 プライマリ ストリームは、ビット深度が大きく、通常カラー画像が含まれます。 セ カンダリ ストリームは、ビット深度が小さく、バイナリまたはグレースケール画像が含 まれます。 注意: この機能を使用するには、MultiStream を有効にしたスキャナが必要です。

MultiStream バッチの各ストリームに以下を設定することができます。

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May-06


QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

パラメータのスキャン - ストリームごとに別々にカラー モードを設定できます。 ただし、用紙サイズと DPI 設定は両方のストリームで必ず同じになります。

名前付けスキーマ - プライマリおよびセカンダリ ストリームの両方に同じ名前 付けスキーマを使用したり、またはストリーム差別化要因ファイルの名前付けタ グを使って 2 つのストリームを区別することができます。

パラメータの保存 - ストリームごとに別々にカラー フォーマットおよび圧縮設 定を行うことができます。 ただし、ファイルの種類は両方のストリームで必ず同 じになります。

画像処理 - ストリームごとに異なる画像処理フィルタを設定できます。

インデクシング - 1 つのストリームだけ、または両方のストリームにインデック ス プロファイルを使うことができます。

画像の拡張 画像の「汚れ」を除去したり、スキャン中に用紙のずれで生じた画像の乱れを調整した り、パンチの穴によってできた黒丸を取り除いたりするときなどに、画像処理 (IP) を使 用できます。また、画像のバーコードやパッチコードの認識にも使用できます。 QuickScan には、それぞれの特定の拡張タスクに合わせて設計された画像処理フィルタ セットがあります。 これらのフィルタは単独でも連続しても使用することができ、また パラメータに応じた最適な結果を提供するように設定することができます。 画像処理フィルタは、次の場合に適用可能です。 •

スキャン プロファイルに画像処理フィルタを含める。 これにより、新しいバッ チをスキャンするときに自動的にフィルタが適用されます。

開いている画像に画像処理フィルタを適用する。

注意: スキャン プロファイルに画像処理フィルタを含めると、選択したフィルタを使ってスキャ ンされた各ページが自動的に処理されます。

QuickScan には、以下の画像処理フィルタがあります。 •

バーコード検出

オーバースキャンの削除

空白ページ認識

空白ページの削除

境界削除

カラー コンテンツ

カラー ドロップアウト

クロッピング

デスキュー

デジタル スタンプ

黒領域拡大

白領域拡大

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QuickScan 4.5 概要

ハーフトーン削除

パンチ穴除去

白黒反転

ライン除去

ノイズ除去

バッチコード認識

回転

拡大縮小

スケルトン

スムージング

しきい値

QuickScan の使用

OCR の実行 この機能は、QuickScan Pro のみで使用できます。 光学的手法による文字認識 (OCR) は、文字を画像のパターンとして認識し、そのパター ンをテキスト ドキュメントに変換してテキスト処理を可能にする技術です。 QuickScan には、次の 2 種類の OCR が搭載されています。 •

全ページ OCR では、ページのすべてのテキストを認識し、OCR プロファイルを 使って実行されます。

ゾーン OCR では、あらかじめ定義されたページの部分のテキストを認識し、イ ンデックス プロファイルを使って実行されます。 また、マウスポインタを使っ て開いている画像にゾーンを描き、認識されたテキストを Windows クリップボ ードにコピーすることもできます。

サポートされている言語 QuickScan Pro では、以下の言語のテキストに対して OCR を実行できます。 •

マケドニア語(キリル文字)

カタロニア語

クロアチア語

チェコ語

デンマーク語

オランダ語

英語

フィンランド語

フランス語

ドイツ語

ギリシャ語

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QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

ハンガリー語

イタリア語

ラテン語

ルクセンブルク語

ノルウェー語

ポーランド語

ポルトガル語

ポルトガル語(ブラジル語)

ルーマニア語

ロシア語(キリル文字)

スロベニア語

スロベキア語

スペイン語

スウェーデン語

トルコ語

ウクライナ語(キリル文字)

ウェールズ語

アジア言語: o

簡体中国語

o

繁体中国語

o

日本語

o

韓国語

注意: アジア言語とラテン語の OCR は同時に実行できません。 アジア言語 OCR の追加ライセ ンスをご購入いただく必要があります。 アジア言語とラテン語 OCR の機能の初期設定は異なり ます。

画像のインデクシング この機能は、QuickScan Pro のみで使用できます。 QuickScan Pro では、ドキュメントにイデックスを付けて画像に詳細情報を追加したり、 ゾーン OCR を使って画像から情報を取り出すことができます。 インデックス データは バッチ ファイル (QSB) に保存するか、またはプレーン テキストか XML としてデータを エクスポートできます。 ドキュメントにインデックスを付ける前に、インデックス プロファイルを作成して、仕 様に設定する必要があります。 そのためには、各画像に取り込む情報が含まれるように インデクシング フィールドを設定します。

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QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

通常、インデックス プロファイルには、各インデックス フィールドからデータを取り出 して、定義されているファイル形式にエクスポートするように設定された、対応するエ クスポート プロファイルがあります。

画像データのエクスポート この機能は、QuickScan Pro のみで使用できます。 QuickScan Pro では、以下の種類のデータをエクスポートできます。 •

ゾーン OCR 結果を含むインデックス データ

バーコード値

ファイル名や日時などの画像ファイル情報

画像データをエクスポートする前に、エクスポート プロファイルを作成する必要があり ます。 つまり、エクスポートするページ値またはインデックス フィールドと、ファイル 形式およびエクスポートしたデータの保存場所を指定します。 データは次の形式でエクスポート可能です。 •

プレーン テキスト - エクスポートされたデータはプレーン テキスト ファイル にカンマで区切られます。各データの種類を特定するヘッダー行を含めるかどう かを選択できます。

XML - エクスポートされたデータは、XML タグで分類され、任意のウェブ ブラ ウザで表示できます。 また、XSL 変換 (XSLT) を追加して XML を再フォーマッ トしたり、XML を他の形式に変換することもできます。 XSLT の例は「バッチ処 理サンプル プロファイル」を参照してください。

画像に注釈を付ける この機能を使用すると、テキストやライン、反転表示、矢印、他のオブジェクトをペー ジに追加することができます。 注釈は、画像の特定の領域に注目させたり、テキスト ド キュメントからスキャンされたページの一部分を強調または曖昧にしたり、テキストお よびポップアップの形式で補足情報を追加するのに使用することができます。 各注釈ツールを使うと、場合によっては、色、フォントまたはライン幅といった必要に 応じて修正できる 1 つ以上のカスタマイズ可能な属性があります。 画像ファイルの形式に応じて、注釈は画像ファイルの一部として保存したり、または画 像データに結合することができます。 また、Windows クリップボードからコピー アン ド ペーストすることも、画像と一緒に印刷することも可能です。

バッチの管理 この機能は、QuickScan Pro のみで使用できます。

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QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

バッチの情報を、以下が含まれる QSB ファイル (QuickScan バッチ ファイル) に保存す ることができます。 •

画像ファイル情報 (サンプル ビット数、ドキュメント インデックス、ファイル名、 長さ、ページ インデックス、光度測定の解釈、ピクセルあたりのサンプル数、幅、 X 解像度、Y 解像度)

インデックス情報

画像処理情報 (バーコード、カラー コンテンツ、空白ページおよびパッチコード)

OCR 結果

名前付けスキーマの定義およびパラメータ (各ページのファイル名の作成に使わ れます)

バッチのドキュメント数

バッチの場所

DBS 文字列

QSB ファイルは、開いているバッチから手動で作成することも、またはスキャン プロフ ァイルの一部として自動的に作成することもできます。 QSB ファイルにバッチ情報を保存する場合、バッチのステータスを開いたり、削除した り、または確認するための中心の場所として QuickScan バッチ マネージャを使うことが できます。 [オプション] ダイアログからバッチ マネージャを使って、使用するディレク トリを割り当てることができます。

画像およびバッチの保存 QuickScan では、画像をさまざまな標準の画像ファイル形式、および圧縮方法で保存し ます。 また、名前を付けて保存プロファイルを使って、一貫したファイルの種類、色、 圧縮形式およびファイル名スキーマで画像を保存することができます。

QuickScan のカスタマイズ [カスタマイズ] ダイアログで、メニュー、ツールバーおよびキーボード ショートカット をカスタマイズすることができます。 初期設定では、QuickScan を開いたときに標準の ツールバーと注釈のツールバーが表示されます。 [カスタマイズ] ダイアログを開くには、メニュー バーまたはツールバーを右クリックし て [カスタマイズ] を選択します。 [カスタマイズ] ダイアログには、次の 4 つのタブがあります。 •

コマンド - メニューからコマンドを追加または削除できます。

ツールバー - ツールバーをカスタマイズできます。

キーボード - キーボード ショートカットを作成および変更できます。

オプション - ツールバー オプションを設定できます。

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QuickScan 4.5 概要

QuickScan の使用

注意: ツールバーをカスタマイズすると、その後の QuickScan の更新で新しいツールバー ボタン が追加されない場合があります。 したがって、カスタム ツールバーは設定どおりのまま変わりま せん。

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QuickScan 4.5 概要

詳細オプションの使用

4 詳細オプションの使用

すべての技術レベルのユーザーを対象に設計されている QuickScan の一般機能に加え て、QuickScan には、以下のユーザー向けの機能も搭載されています。 •

アドバンスド ユーザー - コマンドラインの指示に従って、通常ユーザー インタ ーフェイスを起動せずに使用される機能にショートカットを作成し、QuickScan のスピードと効率を高めることができます。 また、コマンドラインの指示に従っ て、Windows ショートカットからQuickScan 操作を呼び出すこともできます。

システム管理者 - 管理モードでは、管理プロファイルにアクセスして、管理者 権限のあるユーザーがユーザーにアクセスを許可する QuickScan の機能を制御 することができます。 管理者は、さまざまなレベルの権限を持つユーザー グル ープを作成したり、パブリック プロファイルの保存場所を管理することもできま す。

ソフトウェア デベロッパ - エクスポータ SDK では、ドキュメント管理システム またはデータベースなどのバックエンド アプリケーションに、画像およびインデ ックス データを提供するカスタム エクスポータにリソースを与えます。 エクス ポータ SDK の使い方については、EMC Captiva\QuickScan\Exporter SDK にある マニュアルを参照してください。

管理プロファイルの使用 この機能は、Windows 2000 または XP マシンにインストールされた QuickScan Pro の みで使用できます。 管理者権限のあるユーザーは、管理モードを有効にして、管理プロファイルにアクセス することができます。 管理モードには、以下の管理機能があります。 •

ユーザー グループの管理

ユーザー グループへのユーザー権限の割り当て

プロファイル許可の割り当て

パブリック プロファイルの場所の管理

管理モード設定には、ユーザーが管理者としてログインしている場合のみアクセスでき ます。 管理者以外の ID でログインしているすべてのユーザーは、限られた機能しか使 用できません。

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QuickScan 4.5 概要

詳細オプションの使用

管理モードの初期設定 管理モードを有効にしていて、管理プロファイル ファイル (AdminProfile.qsp) がプロフ ァイル フォルダにない場合、QuickScan Pro は以下の設定でプロファイルを作成します。 •

すべてのユーザーに、管理者権限以外のすべての権利を与える

すべてのユーザーに、QSP プロファイルへの全管理権限を与える

デフォルトのプロファイルは割り当てない

コマンドラインから QuickScan を使用する この機能は、QuickScan Pro のみで使用できます。 QuickScan Pro にはコマンドラインの指示があるため、ユーザー インターフェイスを起 動しなくても QuickScan を使うことができます。 コマンドラインの指示を使う利点は、 実行が高速化され、バッチ処理の効率が向上する点です。 この機能を使うと、ショートカットや他のアプリケーションから QuickScan を実行して、 画像処理タスクを自動化することができます。 すべてのコマンドラインのスイッチおよ びパラメータについては、QuickScan ヘルプの「リファレンス」セクションを参照して ください。

Windows ショートカットから QuickScan を使用す る デスクトップに、ユーザー インターフェイスを起動せずに QuickScan の処理を実行する ためのショートカットを作成できます。これは、同じ操作を繰り返し実行したい場合や、 QuickScan ユーザー インターフェイスを起動しないことで時間を節約したい場合に便 利です。 QuickScan 操作のためのショートカットを作成するには: 1. コンピュータのハードドライブの QuickScan ディレクトリに移動します。 デフォル トのディレクトリは次のとおりです。 C:\Program Files\EMC Captiva\QuickScan

2. QuickScan 実行ファイルの「QuickScn.exe」を見つけます。 3. QuickScn.exe のショートカットを作成し、ハードドライブのディレクトリ (デスクト ップなどのショートカットにアクセスしやすい場所) にショートカットを置きます。 4. ショートカットの名前を変更します。 「バイナリ TIFF プロファイル」や「バーコー ド処理」など、ショートカットの実行内容を表わす名前を付けてください。 5. ショートカットを右クリックし、メニューから [プロパティ] を選択します。 [プロパ ティ] ダイアログが表示されます。 6. [ターゲット] フィールドに、既存の文字列の最後に実行したい操作のコマンドライン 指示を入力します。 © 2006 EMC Corporation

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QuickScan 4.5 概要

詳細オプションの使用

7. [OK] をクリックして変更を保存し、[プロパティ] ダイアログを閉じます。 8. ショートカットをダブルクリックして、指定した QuickScan 操作を実行します。

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QuickScan 4.5 概要

サンプル プロファイルの使用

5 サンプル プロファイルの使用

サンプル スキャン プロファイルは、QuickScan Pro の最新機能の一部を紹介するための ものです。 •

バーコード ファイルの名前付けサンプル - ファイルの名前付けスキーマでのバ ーコード値の使い方を紹介します。

バッチ処理サンプル - ゾーン OCR、エクスポートおよび XSL 変換を紹介しま す。

全ページ OCR サンプル- 全ページ OCR を紹介します。

ジョブ インデックス サンプル - オペレータによる手動のインデクシングを紹介 します。

ジョブの区切りサンプル - パッチコード ページを使ったジョブの区切りを紹介 します。

これらのサンプル プロファイルでは、デモ ドライバと、EMC Captiva\QuickScan\Images ディレクトリのサブディレクトリにあるサンプル画像を使います。 デモ ドライバ以外のスキャナ ドライバを選択してサンプル プロファイルを編集すると、 そのプロファイルのスキャナ設定が失われ、適切な画像ディレクトリを使うためにプロ ファイルを再設定しなければならなくなります。 サンプル画像を使ってサンプル プロファイルを再設定するには: 1. 2-1 ページの「スキャナの選択」を参照して、スキャナにデモ ドライバを選択します。 2. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 3. [プロファイル] 一覧から、使用するサンプル プロファイルを選択して [編集] をクリ ックします。 スキャンプロファイル エディタが表示されます。 4. [スキャン] タブから、[スキャナの設定] を選択します。 [FileSpew の設定] ダイアロ グが表示されます。 5. [画像ソース] で [ディレクトリの使用] を選択します。 6. [画像ディレクトリ] で、使用するサンプル プロファイルに適切なディレクトリを選択 します。 サンプル スキャン プロファイルの一覧、およびそれらの対応する画像ディ レクトリについては、下記の表「サンプル画像ディレクトリ」を参照してください。 7. [OK] をクリックして、[FileSpew の設定] ダイアログを閉じます。 © 2006 EMC Corporation

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QuickScan 4.5 概要

サンプル プロファイルの使用

8. [OK] をクリックして、スキャン プロファイル エディタを閉じます。 設定が保存さ れ、編集したサンプル プロファイルを使って QuickScan の機能を確認することがで きます。 サンプル画像ディレクトリ スキャン サンプル プロファイル

画像ディレクトリ

バーコード ファイルの名前付けサン EMC Captiva\QuickScan\Images\Samples_BC プル バッチ処理サンプル

EMC Captiva\QuickScan\Images\Samples_BP

全ページ OCR サンプル

EMC Captiva\QuickScan\Images\Samples_FPO

ジョブ インデックス サンプル

EMC Captiva\QuickScan\Images\Samples_JS

ジョブの区切りサンプル

EMC Captiva\QuickScan\Images\Samples_JS

バーコード ファイルの名前付けサンプル プロファ イル バーコード ファイルの名前付けサンプル プロファイルは、以下の条件でバッチをスキャ ンするように設定されています。 •

各ドキュメントのファイル名に、バーコード ページのバーコード値が必ず含まれ る

そのために、バーコード ファイルの名前付けサンプル プロファイルでは、スキャン プ ロファイル エディタで以下のキーを設定します。 •

スキーマを使用してファイルに名前を付ける - [画像形式] および [名前付け] タ ブで、ファイルの名前付けスキーマはバーコード テキスト タグが含まれるよう に設定されます。

バーコード ファイルの名前付けサンプル プロファイルを使ってバッチをスキャンする には: 1. [スキャン] の [スキャナの選択] をクリックします。 [スキャナの選択] ダイアログが表 示されます。 2. [スキャナ] 一覧から、[デモ ドライバ] を選択します。 3. [OK] をクリックして、[スキャナの選択] ダイアログを閉じます。 4. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 5. [プロファイル] 一覧から、[バーコード ファイルの名前付けサンプル プロファイル] を 選択して [スキャン] をクリックします。 QuickScan では、Images\Samples_BC デ ィレクトリの画像を「スキャン」します。 すべての画像のスキャンが完了すると、 バッチが [サムネイル] ペインに表示され、[スキャンを続行する] ダイアログが表示さ れます。

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QuickScan 4.5 概要

サンプル プロファイルの使用

6. [スキャンを続行する] ダイアログで [停止] を選択します。 以下のディレクトリに画 像ファイルがあることを確認します。 C:\QuickScanSamplesOutput\barcode

このファイル名で、バーコード値のある 4 つのマルチページ TIFF ファイルが作成され ています。

バッチ処理サンプル プロファイル バッチ処理サンプル プロファイルは、以下の条件でバッチをスキャンするように設定さ れています。 •

バッチの各画像のタイトルは、ゾーン OCR でインデクシングする必要がある

インデックス値は、XSL 変換を使って HTML ファイルにエクスポートする必要が ある

そのために、バッチ処理サンプル プロファイルでは、スキャン プロファイル エディタ で以下のキーを設定します。 •

自動インデックス: スキャン後 – [インデックス] タブで、画像のスキャン後に画 像のインデクシングを開始するために、バッチ処理サンプル インデックス プロ ファイルが選択されます。 このインデックス プロファイルには、ゾーン OCR を 使って収集されたテキストが自動的に投入されるように設定されたフィールドが 含まれます。

自動エクスポート: スキャン後 – [エクスポート] タブで、インデクシングの完了 後にインデックス データをエクスポートするために、バッチ処理サンプル エク スポート プロファイルが選択されます。 このエクスポート プロファイルは、以 下を実行するように設定されています。 o

example.XSL という XSL 変換ファイルを使用する XML ファイルに、インデ ックス値とページ値をエクスポートする。この XSL 変換ファイルは、EMC Captiva\QuickScan\XSL ディレクトリにあり、HTML に出力するように設定 されています。

o

ユーザーのデフォルトのウェブ ブラウザで出力した HTML ファイルを開く。

バッチ処理サンプル プロファイルを使ってバッチをスキャンするには: 1. [スキャン] の [スキャナの選択] をクリックします。 [スキャナの選択] ダイアログが表 示されます。 2. [スキャナ] 一覧から、[デモ ドライバ] を選択します。 3. [OK] をクリックして、[スキャナの選択] ダイアログを閉じます。 4. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 5. [プロファイル] 一覧から、[バッチ処理プロファイル] を選択して [スキャン] をクリッ クします。QuickScan では、Images\Samples_BP ディレクトリの画像を「スキャン」 します。 すべての画像のスキャンが完了すると、バッチが [サムネイル] ペインに表 示され、[スキャンを続行する] ダイアログが表示されます。 © 2006 EMC Corporation

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QuickScan 4.5 概要

サンプル プロファイルの使用

6. [スキャンを続行する] ダイアログで [停止] を選択します。 [OCR 処理中] ダイアログ が数秒間表示された後、[バッチのエクスポート] ダイアログが表示されます。 7. エクスポート データのファイル名と場所を選択します。 8. [名前を付けて保存] ドロップダウン メニューで [HTML ファイル] を選択します。 9. [保存] をクリックします。 エクスポート データが保存され、デフォルトのウェブ ブ ラウザに開きます。 XSL 変換によってフォーマットが適用されています。エクスポ ート データは、バッチ画像へのハイパーリンクと一緒に表にあります。

全ページ OCR サンプル プロファイル 全ページ OCR サンプル プロファイルは、以下の条件でバッチをスキャンするように設 定されています。 •

バッチは、必ずマルチページ TIFF ドキュメントとして保存する

画像は、PDF ファイルとして保存された結果で全ページ OCR を適用する必要が ある

そのために、全ページ OCR サンプル プロファイルでは、スキャン プロファイル エディ タで以下のキーを設定します。 •

スキャンの後の OCR – [OCR] タブで、バッチが閉じる前に全ページ OCR を実行 するために、PDF 画像+テキスト OCR プロファイルが選択されます。 この OCR プロファイルは、OCR 結果を PDF ファイルとして保存するように設定されてい ます。

全ページ OCR サンプル プロファイルを使ってバッチをスキャンするには: 1. [スキャン] の [スキャナの選択] をクリックします。 [スキャナの選択] ダイアログが表 示されます。 2. [スキャナ] 一覧から、[デモ ドライバ] を選択します。 3. [OK] をクリックして、[スキャナの選択] ダイアログを閉じます。 4. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 5. [プロファイル] 一覧から、[全ページ OCR サンプル プロファイル] を選択して [スキ ャン] をクリックします。 QuickScan では、Images\Samples_FPO ディレクトリの 画像を「スキャン」します。 すべての画像のスキャンが完了すると、バッチが [サム ネイル] ペインに表示され、[スキャンを続行する] ダイアログが表示されます。 6. [スキャンを続行する] ダイアログで [停止] を選択します。 7. [ファイル] > [閉じる] をクリックします。 [OCR 処理の停止] ダイアログが数秒間表 示された後、バッチが閉じます。 全ページ OCR 結果のあるマルチページ TIFF ファ イルと PDF ファイルは、以下のディレクトリに保存されます。 C:\QuickScanSamplesOutput\FullPageOCR

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QuickScan 4.5 概要

サンプル プロファイルの使用

ジョブ インデックス サンプル プロファイル ジョブ インデックス サンプル プロファイルは、以下の条件でバッチをスキャンするよ うに設定されています。 •

バッチは、必ずパッチコードで分けてマルチページ TIFF ドキュメントを作成す る

画像は、オペレータによって手動でインデクシングを行う必要がある

インデックス データは、必ず XML ファイルにエクスポートする

そのために、ジョブ インデックス サンプル プロファイルでは、スキャン プロファイル エ ディタで以下のキーを設定します。 •

スキーマを使用してファイルに名前を付ける - [画像形式] および [名前付け] タ ブで、ファイルの名前付けスキーマはマルチページ ドキュメントを作成するよう に設定されます。

ジョブの区切り: ソフトウェア パッチコード - [画像形式] および [名前付け] タ ブで、ジョブの区切りは、パッチコードのあるページが検出されるたびに新しい ドキュメントを作成し、パッチコード ページを破棄するように設定されます。

自動インデックス: スキャン後 – [インデックス] タブで、画像のスキャン後に画 像のインデクシングを開始するために、サンプル インデクサ インデックス プロ ファイルが選択されます。 このインデックス プロファイルには、各ドキュメン トに名前を付けるための編集フィールドと、各ドキュメントに番号を付けるため のリスト フィールドが含まれます。

自動エクスポート: スキャン後 – [エクスポート] タブで、インデクシングの完了 後にインデックス データをエクスポートするために、サンプル エクスポータ プ ロファイルが選択されます。 このエクスポート プロファイルは、インデックス 値を XML ファイルに保存するように設定されています。

ジョブ インデックス サンプル プロファイルを使ってバッチをスキャンするには: 1. [スキャン] の [スキャナの選択] をクリックします。 [スキャナの選択] ダイアログが表 示されます。 2. [スキャナ] 一覧から、[デモ ドライバ] を選択します。 3. [OK] をクリックして、[スキャナの選択] ダイアログを閉じます。 4. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 5. [プロファイル] 一覧から、[ジョブ インデックス サンプル プロファイル] を選択して [スキャン] をクリックします。 QuickScan では、Images\Samples_JS ディレクトリ の画像を「スキャン」します。 すべての画像のスキャンが完了すると、バッチが [サ ムネイル] ペインに表示され、[スキャンを続行する] ダイアログが表示されます。 6. [スキャンを続行する] ダイアログで [停止] を選択します。 [インデックス] ペインに、 サンプル インデクサ プロファイルで指定したフィールドが表示されます。 7. [サムネイル] ペインをスクロールして、バッチが 4 つのマルチページ ドキュメント に分けられていることを確認してください。 © 2006 EMC Corporation

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QuickScan 4.5 概要

サンプル プロファイルの使用

8. [ドキュメント名] フィールドに、バッチの最初のドキュメントの名前を入力します。 9. [選択ボックス] ドロップダウン メニューで [1 つ] を選択します。 10. [インデックス] ペインで、[次のインデクスされていないページ] ボタンを選択します。 サンプル インデクサ プロファイルのインデックス フィールドが、ページ レベルでは なくドキュメント レベルに設定されているため、最初のドキュメントのすべてのペ ージには、同じインデックス値があります。 11. 2 つ目のドキュメントの最初のページに到達するまで、[次のインデクスされていない ページ] を選択して続行します。 インデックス フィールドは空白になっています。 12. 最初のドキュメントに行ったように、次の 3 つのドキュメントのインデックス フィ ールドを完了させます。 13. 最後のドキュメントをインデクスし終わったら、バッチの最後に到達し、[次のイン デクスされていないページ] ボタンが無効になるまで、[次のインデクスされていない ページ] を選択します。 14. [ファイル] > [インデクサを閉じる] を選択して、[インデックス] ペインを閉じます。 [インデックス] フィールドの情報が、サンプル エクスポータ プロファイルで指定し たとおりにエクスポートされます。 インデクスされた画像ファイルは、次のディレ クトリにあります。 C:\QuickScanSamplesOutput\index

ジョブの区切りサンプル プロファイル ジョブの区切りサンプル プロファイルは、以下の条件でバッチをスキャンするように設 定されています。 •

バッチは、必ずパッチコードで分けてマルチページ TIFF ドキュメントを作成す る

そのために、ジョブの区切りサンプル プロファイルでは、スキャン プロファイル エデ ィタで以下のキーを設定します。 •

スキーマを使用してファイルに名前を付ける - [画像形式] および [名前付け] タ ブで、ファイルの名前付けスキーマはマルチページ ドキュメントを作成するよう に設定されます。

ジョブの区切り: ソフトウェア パッチコード - [画像形式] および [名前付け] タ ブで、ジョブの区切りは、パッチコードのあるページが検出されるたびに新しい ドキュメントを作成し、パッチコード ページを破棄するように設定されます。

ジョブの区切りサンプル プロファイルを使ってバッチをスキャンするには: 1. [スキャン] の [スキャナの選択] をクリックします。 [スキャナの選択] ダイアログが表 示されます。 2. [スキャナ] 一覧から、[デモ ドライバ] を選択します。 3. [OK] をクリックして、[スキャナの選択] ダイアログを閉じます。

© 2006 EMC Corporation

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QuickScan 4.5 概要

サンプル プロファイルの使用

4. [スキャン] > [新しいバッチ] を選択します。 [新しいバッチ] ダイアログが表示されま す。 5. [プロファイル] 一覧から、[ジョブの区切りサンプル プロファイル] を選択して [スキ ャン] をクリックします。 QuickScan では、Images\Samples_JS ディレクトリの画 像を「スキャン」します。 すべての画像のスキャンが完了すると、バッチが [サムネ イル] ペインに表示され、[スキャンを続行する] ダイアログが表示されます。 6. [スキャンを続行する] ダイアログで [停止] を選択します。 以下のディレクトリに画 像ファイルがあることを確認します。 C:\QuickScanSamplesOutput\jobsep

各ページの別々の画像ではなく、マルチページ TIFF ファイルが作成されました。

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