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 BIRTHDAY 1997 / 1 / 1 BORN Hyogo , Japan


EDUCATION 2017

National Institute of Technology , Akashi College

2019

Toyohashi University of Technology : Bachelor of Architecture Depertment

INTERNSHIP 2015 Team Zoo Atelier IRUKA : 10 days 2018 Studio Velocity : 7 weeks 2020 TUNA Architects : 6 weeks 2020 UID : 2 weeks EXPERIENCE 2017 - 2018 2018 -

Natsume Design

Makers Lab - Toyohashi

AWARD Architectural Lighting Design Competition 2019 : 2nd Prize SKILL Software Illustrator Photoshop Rhinoceros + Grasshopper Vector Works Twinmotion Hardware 3D Printer Makerbot Replicator series Ultimaker S5 Formlabs Form2 Laser Processing Machine Trotec Speedy 300



目次

コンペティション

Pp.1 - 13

人が交わり、人で栄える、校区市民館へ

設計課題

Pp.15 - 29

牛舎のある家

設計課題

Pp.31 - 45

並存する表裏

コンペティション

Pp.47 - 53

生と死を分節ぐヒエロファニー

コンペティション

Pp.55 - 61

Hobby

Pp.63 - 73

WIND:LIGHT

Hobby



Wind : Light 建築家のあかりコンペ 2019 LED 照明プロダクトコンペ「人に優しいランドスケープのあかり」 ランドスケープデザインの素材は土・水・緑・花・ベンチや橋、あづま屋など。そうした素材をやさ しく美しくみせる照明デザインはどうあったらいいかを考えた“あかり”を提案する。 屋外の公園や散歩道を心地よく癒してくれるような、ストレスケアのため訪れるひとたちの気持ちを 受けとめる“人に優しいあかり”をランドスケープに導入する。


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Wind : Light 風は花、草や木々を揺らす。 そのとき、人ははじめて視覚的に風を捉える。

その視覚的情報を「光」に変える。

これは風は光であり、光は風であると解いたものである。

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ランドスケープスケープを形づくるものとして、人や自然が作り上げたものに加え、風や空気、匂いといったものも含まれる。

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Grassland

Light

ランドスケープそのものが「あかり」になるべきであると考える。

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照度は、照明全体に通る曲げセンサーが風の強さによって変化する葉の曲がり具合を検知し、基盤から照度の信号を送る。 風が強ければ強く光り、弱ければ淡く光る。

10mm

400mm

30mm

高さが約40cm、幅が3cm、厚さが1cmとなっており、地面からおおよそ膝下あたりに穂先が来るよう設計。

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シリコン

LED テープライト

曲げセンサー

杭 コード

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煌々と光る街灯の代わりに、街に明かりをともす。

新たな誘導灯としての役割を持つ。

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風が室内に入り込むとともにあかりが灯る。

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風は場所を問わない。 照明によってビルが建ち並ぶ場所にも、あかりを灯すことができる。

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「Wind : Light」は、地に生える植物の形を模している。 風を掴み、揺れ動き、光を灯す。

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風に揺れると、波を打つようにあかりが生まれる。

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人が交わり、人で栄える、校区市民館へ 設計課題 豊橋市内には、同時期に建てられた 50 もの校区市民館がある。これらは機能や形態に特徴を持たな い画一的な箱型建築である。 敷地は豊橋市北山町にあり、保育園・小学校・中学校・高校・大学・聾学校といった教育機関に囲 まれた特殊な周辺環境を持つ。また、周辺に住宅街があることから地域住民のアクセスが良い。しかし、 現状として校区市民館のもつ特徴から人が集まる様子が見られない。これらを踏まえ、人々の集える校区 市民館を計画した。


表裏の無い校区市民館 自ずと人が集まれるような場所を想定し、森をイメージした。 木の幹は柱となり、葉は重なり合う屋根を成す。 屋根の隙間から入ってくる木漏れ日は、訪れる人に暖かさを与える。 ふと気づけば校区市民館に集まっているような柔らかな空間を計画した。

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豊橋市内には、同時期に建てられた50もの校区市民館がある。これらは機能や形態に特徴を持たない画一的な箱型建築である。 敷地は豊橋市北山町にあり、保育園・小学校・中学校・高校・大学・聾学校といった教育機関に囲まれた特殊な周辺環境を持つ。 また、周辺に住宅街があることから地域住民のアクセスが良い。 しかし、現状として校区市民館のもつ特徴から人が集まる様子が見られない。 これらを踏まえ、人々の集える校区市民館を計画した。

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0

20

60

100m

site


FLOW LINE : Walking

FLOW LINE : Wind

AREA : Activity

-20-


ROOM

ROOF

LOUVER

FLOOR

GLASS

PILLER

-21-


-22-


section A - B

section C - D

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-24-


A

8 1 4

5

C

D 2

6

3

7

2

FLOOR PLAN 1 2 3 4 5 6 7 8

0

1

3

5

10

B

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| | | | | | | |

Meeting room Warehouse Library Office Pantry Rest-room Event area / Rest area Parking


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-29-



牛舎のある家 設計課題 対象である神藤家は 60 代の親夫婦が酪農業を営む農家である。現状として、子夫婦世帯が酪農を継

がずに、世代交代に失敗した家は、その生活機能を失うことによって本来と図と地の関係が反転している。 本計画では、子夫婦が同時に住まうことを想定した新築および改修によって、本来の機能を失った 母屋に再び適切な機能を付与することを目指す。


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屋根を挿入する 敷地にある建物は母屋 ( 築昭和 50 年 ) とそれに付随する増築部分 ( 築平成 20 年 )、離れ ( 築昭和 60 年 ) という 3 種類で構成されている。 それぞれが違う時間軸と目的の中に位置付けられており、それぞれの建築が独立した形式を持っている。 独立した建物同士を繋ぐように屋根を挿入することで、独立した建築同士を接続し、住環境の改善を図る。

増築(平成 20 年)

母屋(昭和 50 年)

離れ(昭和 60 年)

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農家の形式とその破綻

キッチン

寝室

キッチン

寝室

ダイニング

ダイニング CH:2170

風呂

土間

風呂

土間 CH:2170

仏間

トイレ

リビング CH:2170

仏間

トイレ

リビング CH:2170

洗面

洗面

類型化された農家の形式は 1960 年代ごろから旺 盛し反復された。

廊下

効率を重視し場所性を排除した「形式」は日本の

廊下 玄関

玄関

高度経済成長期の生産を支える構造であった。 「田の字」プラン中心に必要に応じて諸室を増築 する農家の形式は世代交代による生業の継承とい

0

1000mm

0

う観点から正常に機能していたといえる。 対象である神藤家は 60 代の親夫婦が酪農業を営 む農家である。 子夫婦世帯が酪農を継がずに、世代交代に失敗し た家は、その生活機能を失うことによって本来と

既存ゾーニング

提案ゾーニング

図と地の関係が反転している。 本計画では、子夫婦が同時に住まうことを想定し た新築および改修によって、本来の機能を失った

世代交代の失敗によって住戸の機能が不要なものとなり、機能空間の図と地が反転している

母屋に再び適切な機能を付与することを目指す。

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1000mm


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屋根の機能 既存の住戸群に差し込まれた屋根は既存の構造補強や住戸同士を繋ぐアプローチ、道路からのアプローチなど多面的な役割を担う。

道路からのアプローチ

既存部分との接続

構造補強

屋根側面にレベル差のある複数のアプローチをつくる

屋根による半外部が既存と新設を繋ぐ

既存柱に対して斜めに入る垂木がブレース材として構造を担う

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牛舎

牛舎関連施設

Site | 1 : 200 0

2m

10m

20m

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放牧地

-39-


South elevation

▼2FL

2,380 200

2,820

250

6,213

3,287

▼Top

▼1FL ▼GL

Section A-A’

-40-


East elevation

6,215

3,142 2,873 ▼1FL ▼GL

▼GL

-41-

200

Section B-B’

2,923

4,175

6,123

▼2FL

150

▼Top

3,292

▼Top

▼Top


10,370 2,000

2,000

2,000

Bath

2,730

10,300 3,640

4,550

1,200

4,550

Wash

Dining & Kitchen

5,460

5,460

Room1

Living room

3,460 3,640

Room2

15,760 1,820

5,460 9,100

Doma

3,640

Kitchen

3,640 1,200 3,640

1,200

Wash

6,660

1,820

3,640

13,260

N

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1,820 6,550 2,000

10,370

2,000

Guest space

5,460

3,460

910

6,370

7,280

Loft

N

-43-

3,640 3,640

7,280


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並存する表裏 第 6 回 POLUS- ポラス‐学生・建築デザインコンペティション 原初的社会である村の共有媒体を手本にした、住民が共存共栄する集合住宅を提案する。 生活領域の気密性が高まり、光、音、匂いなどといった隣人との共有媒体がない時代において、若 い世代は隣人との共存共栄ができるような環境ではない。このように地域住民は疎か隣人でさえ関係が希 薄になりつつある。一から隣人との関係を築き上げ、情報共有するあり方をもう一度考え直し、建物に組 み込むことで、家庭の枠を超え住民たちが共に生活していることを感じられる集合住宅を目指す。


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-49-


コミュニティの形成

うねり屋根と空間の表裏

2F

< コミュニティの形成 原初的社会 >

表とする公共空間と 裏とする私用空間が混在

原初的社会に生きる人々は、仕事場、家庭、 住居が村内で完結し、そこで生きるため には、村に暮らす集団と天候、食事、衣類、 音、匂い、会話などのあらゆる媒体によ り様々な情報を共有する。よって、生活 に必要なコミュニティは村に存在するコ

< コミュニティの形成 現代的社会 >

ミュニティであり、必然的に隣人と関係

うねり屋根

が築かれることになる。

視覚的に感じる表裏や日当たりによって 発生する表裏などを作り出す媒体

現代的社会に生きる人々は、仕事、家庭、

敷地内に5箇所設けた階段は、 うねり屋根によって作りだされる表裏をつなぐ

階段

住居といった異なる拠点を使い分けなが ら生活するのが当たり前となった。それ によりコミュニティごとに違う人脈を築 くこととなるため、生活拠点を軸とした 人脈が大幅に減った。また、SNS の普及 により不特定多数の情報を得られるよう

1F

になり、より隣人との情報共有が重要で

表とする公共空間と 裏とする私用空間が混在

は無くなった。

敷地 住宅街の中にある 1620 平方メートルの敷地

< コミュニティの形成 今回の提案 > 何気ない日常生活にある動きを一枚の屋 根を介することによって、村人たちの自 然な情報共有のきっかけをつくりだす。

併存する表裏

それにより生活領域が滲み合い、コミュ

各階に混在する表裏と うねり屋根が作りだす表裏とが散在し 人々の関わり合いに柔軟性が生まれる

ニティの形成へつながる。

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気配をつなぐ仕組み

うねり屋によって 空間に明暗がうまれる

うねり屋根によって 足音が伝わる

うねり屋根の下に 生活が表出する

うねり屋根によって 一階と二階がつながる

うねり屋根によって 裏と表の空間がうまれる

うねり屋根の隙間から 視覚的に気配を感じる

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生活の雰囲気が 溢れ出し伝わっていく

屋根の流れで空間を 種類分けする

隣人の声が届く距離感

二階がうねり屋根 によってつながる


うねり屋根の起伏と動線 家族構成 父 母 長男 次男

1階動線 2階動線 階段

父 母 長男 父 母 長男 父 長女 次女 祖父 祖母

母 長女 長男 次男

父 母 長男 長女

父 母 長男 長女 次男

父 母 長男 次男

共働き世帯8世帯とする

N

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0 1 2

4


動線の接結する地点

うねり屋根によって 1 階と 2 階がつながる

プライベートとパブリックな空間が連続して存在するため、それぞれの距離が近い

視線が遮られるうねり屋根の開口から人の気配が感じる

屋根の上下で異なる空間ができる

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生と死を分節ぐヒエロファニー 第 44 回日新工業建築設計競技 Bridging / つなぐ建築 墓への領域は、人が日常生活を営む界隈に面的な境界を隔てて存在する。墓への境界面を押し出し て三次元に拡張することで日常空間と墓を分節する。分節することによって生み出された空間はお墓への 参拝過程において死生への意識を深め、人々の意識の中で生と死を繋げる新しい空間となる。そういった 建築・ヒエロファニーを計画する。


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分節ぐ ヒエロファニー


側面にガラス張りを施し人のアイレベルまで海に沈めた建築から海と空を眺める

人は天から生命をもらい、地上で生活をし、やがて海に帰るという。 その生と死の境界である水面をアイラインに持ってくることにより死生を体感する。

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境界を三次元へ拡張

境界 墓空間

故人のための空間

墓空間

日常空間

日常空間

生者のための空間

墓は人が日常生活を営む界隈に

墓への境界面を押し出して三次元に拡張することで日常空間と墓を分節する。

面的な境界を隔てて存在する

分節することによって生み出された空間はお墓への参拝過程において死生への意識を深め、 人々の意識の中で生と死を繋げる新しい空間となる。

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Hobby 趣味であるモノづくりや写真撮影、旅行などをまとめる。


カサナルツクエ -64-


解体・組立が工具なしで可能なデスクを設計した。 パイン集成材 t18

上天板がステンレス製パイプで支えられ、下天板が白木材で支えら れている。ステンレス製パイプが上天板を支持し、白木材が下天板

Top Board

を支持している。また、構造を分けることにより、各天板の荷重を 分配した。

パイプソケットΦ19

光沢のあるステンレス製パイプを用いることや、下天板との素材感・ サイズ感の違いが上天板に軽さを表している。

パイン集成材 t18

Shelf Board

アルミ角パイプ 20*20

Curtain Bar

ステンレスパイプΦ19

Desk Leg _ Pipe

パイプブラケットΦ19

Desk Leg _ Timber

巾広金折 3.2*60*90

白木材 t15

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368 468

450

1400

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もりのとけい

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時計を作るとなったとき、木々に埋もれている時計を思い浮かべた。 そこで、時計を覆う木が斜陽のようにもたれかかるモノを支えると機能と意匠が両立できるのではないかと考えた。 十字型の「木」 ・時計・台の 3 パーツで構成される。 使用者の用途によって「木」の植え方、時計の置き方を決めることができるよう設計した。

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