portfolio 2019.03 - 2020.08

Page 1

Wind Scape

INDEX

諞江 韍聖 Moroe Ryusei

Esplanode - みちず出䌚う図曞通 -

竹島に光ず圱を。

間田の字の家

Natural Pavilion

蚭蚈理念 「自然ず建築」 建築にずっおの敷地あるいは呚蟺の環境ずは、長い歎史の䞭で倉化し続けお きた自然そのものず蚀える。それず同時に、建築が根を匵る倧地には草朚や氎、 空気などの刻々ず倉化し続けるリアルな自然が存圚しおいるこずで成り立っ おいる。この様な、これたでの堎所の歎史あるいはリアルずしおの「自然」 ず人の居堎所ずなる「建築」の新たなあり方を目指しおいる。

経歎 1999.03.27

兵庫県西脇垂 生たれ

2002

鳥取県に移䜏

2014.03

倉吉垂立鎚川䞭孊校

2019.03

囜立米子工業高等専門孊校 建築孊科

2019.04

キヅキ - 動静瀌讃 -

生きゆく瓊、満ちゆく疎ら

蟲 de SENDAGAYA

卒業

卒業

囜立豊橋技術科孊倧孊 建築・郜垂システム孊課皋

れんがのやぐらのある暮らし

所属


ARCHITECTURE DESIGN WORKSHOP

3 幎生 蚭蚈挔習Ⅳ 埌半課題 「道の駅」

Wind Scape 匷い颚が吹くたちに新たなシンボルを぀くりだす。 それは、颚を受け入れ、音を奏で、 人々の生掻の颚景に新たなハヌモニヌを添える、 倧きな楜噚のような道の駅である。


Site ‒ 颚の吹く街 ‒ 蚭蚈察象敷地は、愛知県豊橋垂南郚に䜍眮する。呚蟺は平坊な土地で

田園颚景が広がっおいる。玄 3.5km さらに南郚に進むず倪平掋があり、 豊橋のたちには海颚ず陞颚が毎日吹いおいる。豊橋のたちの自然芁玠 の倧きな特城ずしお晎れの日が倚いこず , そしお 1 幎を通しお匷い颚

が吹いおいるずいうこずがあげられる。䞀幎を通しお西向きの颚が吹 き、3∌11 月の間には東向きに、9∌4 月の間には北向きに、3∌月

の間には南向きにずどの方角からも颚が吹き付ける。特に秋から春に かけおは台颚䞊みの颚が吹く。この匷い颚を避けるために豊橋では、 看板を柱に固定せずに䞊からぶら䞋げるだけにしおいるずいう颚景も 芋られる。この町のアむデンティティずしお颚の存圚は良くも悪くも 倧きいものだず感じられた。

Concept ‒ 颚を奏でお、颚を感じる ‒

Constitution Diagram

道の駅ずはたちの顔である。そのたちに入る前に立ち寄られ、そこに はそのたちの特産物や民芞品などがあり、芳光地や穎堎などの様々な 情報も手に入れられる。そのため、他の地域からの来蚪者にたちの性

音を奏でる塔

質を感じおもらえるような空間が道の駅には必芁である。そこで、こ

の堎所の 1 番の自然特性である「颚」を感じられる道の駅を考えた。 たた道の駅ずしおの魅力を増し、たちの内からも倖からも人が来るよ うに颚の矎術通の機胜を付加するこずずした。この矎術通では、颚を

「芋る」「觊れる」「聎く」の぀の方法で感じられる空間を提案する。 これらの芁玠は矎術通空間だけに留たらず、道の駅の諞機胜を持぀空

有機的な倖郚を぀くる屋根 颚を他の物䜓や事象によっお芋る。

颚に建物内郚で觊れる。

颚を音に倉え、聎く。

間に察しおも䜜甚させ、道の駅の空間党䜓を颚で包み蟌む蚈画ずした。

内郚空間の倩井

Diagram ‒ 颚を寛容に受けいれる圢態‒

ガラスのカヌテンりォヌル

構造䜓の柱ず壁 矎術通 道の駅の機胜

颚の抜ける穎 颚ず氎のを飲み蟌むくがみ 颚が入る穎

颚ず人の流れを止めない円圢

矎術通を䞭心に配眮

凹凞で滞留を、切り蟌み

人のための屋根、颚のた

で流れ蟌みを生み出す

めの塔を぀くる

敷地


Floor Plan ‒ 流れを誘う内郚、滞留を誘う倖郚 ‒ 気持ちの良い颚の吹く屋倖には人が溜たれる堎所を、いく぀かの斜蚭を巡る内郚には人 の流れを促すこずを考えた。同心円状にある内郚の重の回廊は党おの斜蚭をひず繋ぎ

にし、人々を次の堎所ぞず運んでいく。倖呚のうねり のある空間は内郚のレストランや 䌑憩スペヌスなどの機胜ず呌応した人々の溜たり堎ずなる。そしお䞭倮の颚ず音の庭は この建築の䞭で最も静謐な空間ずなる。倖の䞖界から高い塔によっお隔おられ、党身で 颚を感じながら人々が䜓ず心を䌑める。

6 A 壁の倚いバックダヌドはガラスの ダブルスキンで柔らかい印象に

18

5

19

裏の空間を䜜らない透明なファサヌド

17

20

7

16 颚を感じる静謐な空間

8

15

気持ちの良い颚を感じる広い軒䞋空間

4

14 3

13

11

内郚空間をひず぀に繋ぐ回廊

12

10 9 2 来蚪者を受け止め䞭ぞず匕き蟌む゚ントランス 1

A

配眮図 å…Œ 平面図 瞮尺 1:400

1. メむン゚ントランス

7. 矎術回廊

13. キッズスペヌス

2. ゚ントランスホヌル

8. 颚ず音の庭

14. 授乳宀

3. レストラン

9. 倚目的トむレ 1

15. 厚房

4. 䌑憩・情報スペヌス

10. 男子トむレ

16. 備蓄倉庫

5. 特産品売り堎

11. 女子トむレ

17. 蚭備宀

6. 出入口

12. 倚目的トむレ 2

18. 事務宀

N 19. 職員䌑憩宀 20. 荷解き宀

0

5m


少し篭った颚の音を聎きながら矎術回廊を歩く。

Section plan ‒ 音を奏でる建築 ‒

颚ず音の庭は内郚ずは察照的な静謐な空間。颚の奏でる音を聎きながら、揺れ動く氎面を眺める。

回廊の塔を颚が通り抜ける。颚に連れられ、朚の葉や雚氎が迷い蟌む。

颚の入り口ず反察方向の壁にあいおいる開口から颚が抜けおいく。

䞭心の回廊の高い壁に察しお颚が吹き付け , そのたた䞊昇

䞊方に䞊がる颚は䞋に匕っ匵られたこずでカりマン枊列が生たれ

する颚ず、屋根際の開口から䞭に入り蟌む颚が生たれる。

途䞭にある穎からも抜けるこずで音が発生する。

䞋方に匕っ匵られた颚は、道の駅の諞斜蚭に察しお倩井面 からフレッシュ゚アヌずしお埪環利甚される。 1

A-A 断面図 瞮尺 1 : 400

1. レストラン 2. 矎術回廊 3. 颚ず音の庭 4. 䌑憩・情報スペヌス

2

3

2

4

0

5m


颚を奏でる道の駅は、人々を呌び寄せ、たちの新たな颚景を぀くり出しおいく。


ARCHITECTURE DESIGN WORKSHOP

Esplanode - みちず出䌚う図曞通 -

倧きな池のそばに自然豊かな緑地の 䞀郚ずなるような図曞通を提案する。 それは、人ず人、本、自然、たち、 いろいろな出䌚いを生み出す、 繋ぎ目のような堎所ずなる。

3 幎生 蚭蚈挔習⅀ 前半課題 「図曞通を栞ずした垂民亀流斜蚭」


Site ‒ いろいろな景色ず遭遇できる堎所 ‒ 敷地は垂街地の䞭にあり、倧きな池を 遊歩道が匵り巡らされた緑地が囲む、 たちの䞭でも自然を感じられるような 堎所である。この池のそばであり、緑 地の䞀郚である堎所に、新しく図曞通 を蚈画する。遊歩道を歩いおいるず、 䜕局にも重なる朚々ず他の遊歩道によ るレむダヌにより、自らを取り巻く空 間ず芖界が緩やかに移りゆく。これに より道を歩くずいう日垞的な行為の䞭 で、普段は感じるこずのない遭遇性を

この堎所ではより感じるこずができる。 緑地が取り囲む倧池

緑地の遊歩道

Concept ‒ 出䌚いをうみだす図曞通 ‒

緑地から池を眺める

Constitute ‒ 連続する空間 ‒

図曞通は人が本や違う圢で新しい䞖界 ず出䌚う堎所であるが、人ず人、人ず

node

そのたち、そこから新しい景色ずの出 䌚いが生たれる。そこで、この堎所の 持぀遭遇性を蚈画する図曞通ぞずひき

nature

town

あたり人が蚪れなくなっおいる。その ため、図曞通の内倖の空間が敷地の呚

蟺の緑地ず連続的な環境ずするこずで、

屋䞊屋根

芋晎らしのいい堎所

屋䞊階

吊るこずで軜々しく

階吊り廊䞋

建物の圧迫感を枛らす

階ガラス壁

内倖を分ける

ガラス壁

壁面に本が䞊ぶ

本棚

䜙癜が道になる

階ボリュヌム

experience

こみ、緑地やたちず䞀䜓的な環境ずす るこずを考えた。たた珟圚の緑地には

屋内からのアプロヌチ

esplanade art walker cafe

lake

緑地ずたちからだけでなく、図曞通か ら緑地や街ぞず人々の掻動が広がっお

結節点ずしおの図曞通

いくこずを目指す。

緑地の䞭の遊歩道を歩いおいるず、い぀の間にかたくさんの本や人ず出䌚えるような空間。

Diagram ‒ 道からうたれる空間 ‒

nature

town

experience

node

esplanade art

公園緑地の空間性を建築空間に連続さ

cafe

walker lake

せるために、向山緑地の道を延長させ それを蚈画のスタヌトずした。敷地の

池沿いの道

南北に存圚する道を぀なぎ合わせ、緑 地の道から読み取るこずのできる道の 特城を抜出し反映させた。道は公園か

街沿いの道

ら建物内郚、そしおたた公園ぞず続き、 緑地ず䞀䜓的な空間ずしお建築が立ち 珟れる。

池に䌞びる道

分岐する道

遊歩道を敷地䞊を通すよ うにしお぀なぎ合わせる。

抜出した遊歩道の特城を新 たな道に反映させる。

道によっお出来た䜙癜を

ガラスで内倖を定矩する。

屋䞊を぀くり、倖郚ず接す

ボリュヌムずしお立ち䞊

同時にボリュヌムを階ず

るボリュヌムの高さを抑え

げる。

階に分節する。

お立䜓的に緑地ず぀なげる。 グランドレベルに前庭を蚭 ける。


Layout and 1st Floor Plan ‒ 連続する緑ず遊歩道 ‒ 階は緑地から連続しお倖郚の遊歩道ず内郚の通路空間ずが぀ながる。緑地の空間ず芖芚的

にも感芚的にも䞀䜓ずするため、図曞通のなかにも連続しお䞭庭がいく぀も配眮し、光や緑、 雚などの自然を内郚の空間ぞ取り蟌む蚈画ずした。南北方向の動きでは緑地の遊歩道ずの連 続性、東西方向では機胜の配眮を意識した。町偎から離れた南偎の池沿いには図曞通空間を 配眮し、町に近い北偎にはギャラリヌやオヌプンな通路空間、たた閉架曞庫や機械宀などを 蚈画した。これらのボリュヌムの配眮によっお遊歩道のような空間を぀くり、図曞通以倖で 27 も人のたたり堎ずなる堎所がいく぀もできるようにしおいる。

A

西偎の前面道路からアプロヌチする。 2 7

1

4

5

3

6

A 11

17

12

1. 倉庫 2. 䌑憩宀

25 8

3. 事務宀 4. 男子トむレ 1

9

5. 女子トむレ 1

18

6. 倚目的トむレ 1

19

13

7. 閉架曞庫 8. 搬入庫

20

15

9. 垂民ギャラリヌ 10. 機械宀

14

11. 䞭庭 1

゚ントランスホヌルでは誰もが自由な時間を過ごす。

26

16

21

12. 䞭庭 13. 䞭倮サヌビスデスク

EV

14. 男子トむレ 2

22

15. 女子トむレ 2

23

16. 倚目的トむレ 2 17. キッズコヌナヌ 18. 䌚議宀

10

19. 集団孊習宀 20. パ゜コンルヌム 21. 朗読宀 22. 畳コヌナヌ

24

23. 芖聎芚資料宀 24. 地方資料宀 25. 䞭庭 3 26. 䞭庭 4 27. 前庭

Scale = 1 : 400

0

10m

倖郚空間ず本のある内郚空間が自然に共存する図曞通。


Layout and 2nd Floor Plan ‒ 浮遊する道ず庭 ‒ カフェや教宀、セミナヌホヌルなどの公共斜蚭を 2 階に配眮した。グランドレベル

から離れおいるため、階の壁はガラスのカヌテンりォヌルずしお 1 階からも䞭の

様子がわかるように蚈画した。階ず同じレベルにある浮き庭は倖郚からアプロヌ チし、そのたた屋䞊ぞず立䜓的に倖郚空間が連続する。図曞通の階にあたる空間 は屋䞊から内郚に柔らかい光を取り蟌むためのトップラむトずしおいる。

2 階のホヌルやカフェを぀なぐ吊り廊䞋。朚々の合間を進ような空間。 9 8 1

3

2

5 13

7

4 6

北偎の遊歩道から内郚空間ぞず自然に道が連続する。 進むたびに芋える景色が倉化しおいく。

EV 11

1. ボランティア宀 2. 教宀 3. 䌚議宀 4. セミナヌホヌル 5. 準備宀

10

6. カフェ 7. 備蓄倉庫 8. 浮き庭 1

12

9. 浮き庭 2 10. 浮き庭 3 11. 光庭 1 12. 光庭 2 13. 2 階通路

Scale = 1 : 400

0

10m

図曞通の䞭から察岞の緑地が眺められる。 本棚の䞊のガラス匵からトップラむトから光を取り蟌む。


A-A Section ‒ 優しい衚情を぀くる ‒ 自然に囲たれた堎所に倧きなボリュヌムを蚈画するため、1 階ず 2

階郚分で衚情を分けお、階郚分には緑化する堎所ずガラスで呚囲

の景色を映し出す堎所を䜜った。このため、構造圢匏も 1 階では壁匏、 階以䞊では柱ず梁によっお空間を぀くった。たた、屋䞊のスラブ は厚さが出おしたうため、内郚空間からファサヌドずなる゚ッゞ郚

1200

分にかけお薄くなるように蚭蚈した。

BH-190x130x5x2 BH-440x300x9x6

倩井

500

1100

4500

FRP 厚 20

400

300

癜塗装仕䞊げ

800

2200

壁・倩井

3000

1500

4000

Al サッシュ プロフィリットガラス 嵌殺し

100 50 100 50

Scale = 1 : 50


倖からも浮き庭を通っお屋䞊にいくこずができる。屋䞊の床はりッドデッキ。

屋䞊では自然の近くで蚪れた人がたったりず過ごす。緑化しおある出っ匵りはトップラむトのためのもの。

North Elevation

Scale = 1 :400

South Elevation

Scale = 1 :400


緑地を抜けるず図曞通が珟れ、自然ず誘われおいく。 そしおたた、図曞通から町や緑地、遊歩道ぞず人々のアクティビティが広がり、 さらなる出䌚いを生み出しおいく。


ARCHITECTURE DESIGN WORKSHOP

竹島に光ず圱を。 倧きな屋根は人々に賑やかな光の空間を、 舞台は人々に穏やかな圱の空間を䞎える。 二぀の空間は、竹島ぞのもう䞀぀の道筋ずなる。

3 幎生 蚭蚈挔習⅀ 埌半課題  「ホテル竹島建お替えプロゞェクト」


地を読む  人々の文化ず神の居堎所が受け継がれる町  蒲郡垂 文化を継ぐたち

敷地 竹島ずたちを぀なぐ堎所

竹島 自然ず神の居堎所

蒲郡垂には枩泉街や芳光地がいく぀かある。その䞭でもラグヌ ナテンボスはリゟヌト地ずしおショッピングモヌルやリゟヌト ホテルなどの敎備が行われおいる。察しお竹島呚蟺は、蒲郡博 物通や生呜の海科孊通、海蟺の文孊蚘念通などの倚くの文化斜 蚭が存圚する。この地では叀くから文化的空間が創られ、その 歎史や文化掻動、自然環境の保存、継承が行われおきた。

敷地は愛知県蒲郡垂の臚海郚にあり、橋を介しお竹島ず぀な

敷地は蒲郡の町ず竹島ずの結節点ずなる重芁な堎所である。こ

がる。竹島は本土から玄 400m ほど離れた花厗岩質の島であ

の堎所は二぀の方向性を持ち、䞀぀めは敷地ず竹島を通り南北

り本土ずは党く異なる枩暖地域の怍生を持ち、囜の倩然蚘念

に䌞びる軞、二぀めはその軞に察しお海岞線の傟きに沿い竹島

物に指定されおいる。竹島にはいく぀かの神瀟があり、その

の軞ずは正察しない街のやや斜めに傟いた流れ。これらの街の

うちの䞀぀は日本䞃匁財倩の䞀぀でもある八癟富神瀟である。

成り立ちず竹島ずの関係性を玐解き、再線するこずで新たな街 の公共空間をこの堎所に䜜り出せるず考えた。

敷地から竹島を芋る

竹島呚蟺に密集する文化斜蚭

自然に囲たれた竹島

竹島、敷地、町を぀なぐ軞線

ラグヌナテンボス

八癟富神瀟

海岞線の圱響を受けた街の流れ


地を詠む  神瀟空間の再線、歎史の継承  神瀟空間の再線ず拡匵

堎所の持぀圢

湧き立぀地 堎所の持぀文化

 土地の秩序ず人々の居堎所 

浮かび䞊がる倧きな屋根ず床

神瀟は神道の信仰に基づく祭祀の

この堎所に珟れる建築圢態、空間

前述したように竹島呚蟺には蒲郡

堎である。それは神聖な空間でもあ

は、この堎所の持぀蚘憶や珟圚に残

の文化斜蚭が密集しおいる。この堎

り、文化の発祥の拠点でもある。時

るもの、その地の人々の朜圚的な蚘

所に、この地の持぀『文化』ず人々

代の倉化ずずもに神瀟は子どもたち

憶や颚景、そういったものから湧き

を぀なぐこずのできるような空間を

が集い遊んだり、町の集䌚所ずしお

立ったものこそがその地に根を匵り

ホテルに組み蟌むこずずする。

の俗的な圹割も担う堎所ぞ倉化した。

この地に䜏む人々の拠り所ずなるず

提案するのは氎䞊舞台である。竹

しかし珟代では地域の人にずっおも

考えた。

島では祭りの際に䞃犏神螊りが螊ら

非日垞的な存圚ぞずなり、人々の生

竹島のような膚らんだ圢、竹島に

れる。このような頻床の少ないむベ

掻の颚景からは倱われおしたっおい

ある神瀟やクラシックホテルの屋根、

ントだけでなく地域の掻動の発衚の

る。この堎所で竹島・八癟富神瀟に

䞉河織物のような薄く軜々しいむ

堎ずなるこずも想定する。催しは竹

臚むホテルの蚈画ずしお、か぀おの

メヌゞ、蒲郡垂を芆い囲む山々。こ

島を背景ずし、竹島ぞ捧げられ、人々

ようにたた人々が集たり日垞の颚景

れらを建築の圢ぞ昇華させおいくこ

ず竹島、町ず竹島を぀なぐ空間ずな

の䞀郚ずしお時間を過ごす神瀟空間

ずずした。

る。

を再線し町ぞず拡匵する。

人々は自然の䞊に、居堎所を䜜り出しおきた。自然はその堎所の秩序であり、そ こにある生呜の営みの根源ずなり、特有の景色をその地に䜜り出す。竹島や蒲郡ク ラシックホテルは盛り䞊がりのある自然の地圢に察し、神の居堎所、人の居堎所を ぀くっおいる。これはこの地の持぀秩序ず人の営みずいえるだろう。 建築の秩序ずなるものの䞀぀に構造䜓がある。柱ず梁の構造䜓により䞘のような 盛り䞊がりを敷地に䜜り出し、そこに人の居堎所を぀くる屋根や床を付加しおいっ た。意図的に露わにされた構造䜓はこの地の新たな景色を䜜り出す。

倧きな片流れの屋根

倧屋根は人々が䜏む街に察 しおおおらかな空間を予感 鉛盎方向の動線を぀なぐコア

させる。

竹島の方向ぞず向かう客宀

敷地

竹島から眺めた蒲郡のたち

䞃犏神螊り

空䞭の舞台ずロビヌ空間

竹島、海偎に察しおは䜎局 を匵り出しお䜎い蚭えずし、 存圚の小ささを感じさせる。

柱ず梁の構造䜓

竹島橋

竹島・八癟富神瀟

地域に解攟された接地空間

地衚の空間は街から海たで 抜けられる。ピロティ空間 は軜快な舞台の空間を䜜り 出す。

竹島、山々、䞘。隆起する地圢を持぀。

竹島に臚む、竹島に捧げる舞台。


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5 4

4

1

3

6

8 10

2

9

12 14

16

11

4

14

13 1. メむン゚ントランス 2. ゚ントランスホヌル 3. カフェ 4. 厚房 5. 埓業員出入口 6. リネン宀 7. 機械宀 8. レストラン 9. 倉庫 10. 出入口 11. 特産品売り堎

7

12. クラフトセンタヌ 13. カフェ・バヌ 14. 埓業員控宀 15. 氎族通ホヌル

15

16. 屋倖倧階段

14

1 階平面図 瞮尺 1:400

6


àš«à§à·£à­†Í±Ï—Ï‚Ï§Í·â€«Ø”Ý°â€¬ ÖŠÍŽÍžÏ—Ï‚Ï§Í·Ï©ÏÊ”Îà­‡àœ‹à§”Éºà§¯à£„à¥²Í³Í²Í•Í‹Î”É» ւଆ͎෣୆ͷ͋ΔσοΩۭؒେ͖͘ுΓग़͠ɺ஛ౡ ÎÍ±àŸŸÎ‰É» 15 4

14

15

5 7

3

13

14

13

1. 䞭二階通路 2. ゚ントランスロビヌ

21

11

12

6 8

10

2

9

22

1

23

3. 受付 4. 支配人宀 5. 埓業員控宀 6. 埓業員䌑憩宀 7. リネン宀 8. パむプスペヌス 9. 売店 10. 男子トむレ 11. 女子トむレ 12. 䌑憩コヌナヌ 13. 脱衣宀 14. 倧济堎

10

15. 露倩颚呂

2

16

16. 䌚議宀 17. 食事凊 18. 厚房

17

11

16

19. 備蓄倉庫 20. 倉庫 21. 氎䞊舞台 22. 屋倖倧階段 23. 屋内倧階段

2 階平面図 瞮尺 1:400

20 18

19

7

8


à·”àŒ¡Í¢Î”à¿“ÔŒ ֊Ҏ্͞ϗςϧͷ٬ࣚ֊ͱͳ͍ͬͯΔɻ Ö€ÖŠÍ·à®€ÔÍŽÍžâ€«àŒ»Úžâ€¬Í·Ï¥Î¢Ï¯ÎŽÍ•Í‹Î“ ֊ ͷ෣୆΍஛ౡΛோΊΔ͜ͱ͕Ͱ͖Δɻ๺ଆ ÍŽÍžà®ªÍ±àŸŠÍ·ßà¬„à¬®ÍŽÎ‘Î”ÎžÏ„ÏŠÎ¢ÏœÍ•Þ¿ Í•Í¬Í¯ÍÎ”É»à¯‹ÎŠÍ·àŸ‘Íà ·à§ÖŠÍŽÍžÝà —à£œ à§”ÎÔ…Õ±à§”Î›àŽ‘à®”Í Í¯ÍÎ”É»

5

8

5

8

5

8

5

8

3

2

4

1

4 6

7

2 6

3階

4

7

4階

3

6

4

7

5階

3

6

7

6階

10

11

8

1.人甚客宀 2.人甚客宀

5

3.人甚客宀

8

5

8

5

8

4. 客宀バルコニヌ 5. 宿泊客共甚スペヌス 6. リネン宀 7. パむプスペヌス

9

8. 構造䜓アトリりム 9. 宎䌚堎 10. 厚房 11. 結婚匏堎

9

4

客宀階平面 瞮尺 1:900

3

4 6

7階

7

10

3 6

8階

7

6 9階

7

0

10m


8

9 7 3

6



5

1 4

1. 䞭二階通路

4. 特産品売り堎

7. 共甚ラりンゞ

2. 屋内倧階段

5. 屋倖倧階段

8. ホワむ゚

3. ゚ントランスロビヌ 6. 屋倖舞台

9. 構造䜓アトリりム

10

10. ゚ントランスアプロヌチ

瞮尺 1:400

0

10m


新たな参道ずもう䞀぀の鳥居 敷地の東偎は竹島ぞず䌞びる竹島橋ぞの参道ずなるこずを考え た。新たなホテルが䜜り出す空間は参道の途䞭の䌑憩所ずしお、 盎接぀ながるこずはないが、竹島・八癟富神瀟ぞのもう䞀぀の 鳥居のような存圚ずしお人々ず竹島ず぀なぐ圹目を果たす。

竹島・八癟富神瀟

竹島橋 前庭 䞉河湟 䞘・蒲郡クラシックホテル

広域暡型写真

階北偎の倧屋根䞋のアプロヌチ。 蚪れた人々をおおらかに迎え入れる開攟的な空間。 この建築を支える柱ず梁の架構が、蚪れた人々に柔らかい光を届ける。

海偎のデッキ䞋のピロティ空間。 ゚ントランス偎ずは察照的な少し暗く氎平方向に広がる空間。 屋倖舞台が萜ずす圱ず揺れ動く波が、人々に穏やかな時間を䞎える。



ARCHITECTURE DESIGN WORKSHOP

3 間田の字の家 −鉄骚フレヌムが぀なぐ 2 ぀の生掻−

蚭蚈挔習Ⅵ 牛舎のある家


生掻ず生業の混圚 瞮小する生掻領域、流れ蟌む牛舎の生業  䞘の連なる自然豊かな郊倖にある、ずある倫婊の䜏宅に新たに子倫 婊のための䜏宅を蚈画する。芪倫婊は珟圚、隣接する敷地で牛舎を 営んでおり、幎䞭䌑たず牛の䞖話をしおいる。そのため、生掻の䞭 心は牛舎ずなっおおり、食事や睡眠の際だけ隣接しおいる家に垰る ずいう生掻をしおいる。察しお垂街地で働いおいる子倫婊は牛舎の 生業は継がず、同䞀敷地内で別々の生掻するこずずなる。既存の母 以前に増築した棟がある。この䞭で珟圚の生掻で䜿われおいるのは

土間空間ず台所に隣接する䞀間のみである。田の字の空間は 2 ぀が

物眮、もう 1 ぀は仏間ずしおある。たた牛舎での生掻時間が長いため、 芪倫婊の家で行う掻動は土間空間で解決するような家具配眮ずなっ おいる。䜏宅郚分での長幎の牛舎生掻の䞭で生掻領域は最䜎限にた で瞮小し、同時に牛舎での生業の領域は拡倧し敷地内のあらゆる堎 所ぞず広がっおいる。

党面道路から敷地を芋通す

Problem 䜿われない空間ず空気のこもる内郚

Section Diagram

る。母屋の西偎は䜿われず物眮になっおしたっおおり、牛舎を䞭心ずした生掻のため䜏宅内郚にもかな りの汚れが流れ蟌み、生掻領域は土間を䞭心ずしお瞮小しおいる。たた、母屋の内郚はたくさん眮かれ た家具などによっお気流が生たれず、空気が滞っおおり、湿気も溜たり、光も届かない暗い空間ずなっ

立䜓的に生掻領域を分ける

敷地北偎にある牛舎

Plane Diagram

生掻領域が凝瞮した土間空間

間の田の字が生み出す䜙癜

長幎の牛舎生掻によっおグランドレベルでは䜏宅に牛舎での汚れが流れ蟌み、土間䞭心の生掻ずなっ

珟圚はほずんど䜿われるこずがなくなり、機胜を倱っおしたった田の字の空間。空気がこもり、湿気ず

堎を新しく぀くるために、それぞれの生掻領域を立䜓的に分けるこずずした。

字に瞮小するこずを考えた。これにより 2 蟺に生たれた間幅の L 字の空間から自然の光や颚を母屋の

おいる。そのため、1 階では牛舎を営む芪倫婊の生掻の堎ずいう珟状を保ちながら、子倫婊の生掻の

おしたっおいる。

熱が溜たる内郚空間。この䞡方を解決するため、平面寞法が間四方であった田の字を間四方の田の 宀内に取り蟌む。同時に耐力壁がほずんど無い母屋の構造補匷のための接觊郚ずしお機胜する。

空間利甚の分垃 日垞的に䜿われる内郚空間

子倫婊

䜿われおいない内郚空間 䜿甚頻床の䜎い内郚空間 日垞的に䜿われる倖郚空間

牛舎仕事 芪倫婊

牛舎

立䜓的に生掻領域を分ける

既存の間四方の田の字

間瞮小した䞉間四方の田の字

䞉間田の字の生掻空間 ず

肥溜

食事・䌑憩

L 字の緩衝空間

Diagram

田の字の家ず自然を取り蟌む鉄骚フレヌム

倉庫

倉庫

倉庫 睡眠・䌑憩 本来の機胜を倱った田の字空間を解䜓

鉄骚で持ち䞊げた新たな間 ×間の䜏空間

鉄骚造の L 字型緩衝空間 母屋を構造的に補匷

緩衝空間に内郚ず倖郚を定矩


X1

X2 2,730

7,130

X3

2,730

牛舎ず生掻の共存

X4 1,670

連続する土間ず曖昧な空間

敷地の北偎には芪倫婊が営む乳業のための牛舎がある。䞡芪は 365 日䌑むこずなくここ

で牛の䞖話をしおいる。そのため生掻の䞭で睡眠時間ず 1 日 3 回の食事以倖の時間を土 足で過ごしおいる。たたその生掻が続けられおきたこずで家具や家電も倖や土間の空間

母屋の 1 階の床は党お土間ずしお、䜜業の合間に土足の

Y5 ベランダ

1,520

Y4

2,730

济宀

土間続きのたたにし、リビングや寝宀などの䌑憩や睡眠時間を過ごすため空間は床匵り の空間ずした。芪倫婊の生掻空間は牛舎偎から勝手口を通り寝宀たでを母屋の䞭の土間

W.C.

掗面宀

で䞀繋がりになった空間ずし、動線がコンパクトになるように考えた。2 階ず 3 階は子

キッチン

倫婊の生掻空間ずし、東偎のサンルヌム䞋の階段からアプロヌチする。間四方の䜏空

8,650

Y3

以倖が党お玍たっおいる。L 字型の緩衝空間は自然の光や颚、緑を取り蟌むために䜏空

サンルヌム

間ずは違った定矩の曖昧な空間ずしおいる。東偎のサンルヌムは内郚空間ずしおいるた

2,730

ダむニング

りする。 1,670

Y2

Diagram

ベランダ

Y1

建築の構成ず䞡倫婊の動線

南面のベランダを西偎から芋る。

子倫婊の動線 芪倫婊の動線

3 階平面図

X1

X2 2,730

7,130 2,730

X3

X4 1,670

F

Y5 1,520

ベランダ

F

2,730

Y4

倫婊寝宀

リビング

8,650

Y3

北偎から 1 階通り土間を芋る。

2,730

サンルヌム

1,670

Y2 ベランダ

Y1

N

2 階平面図

F 2 階キッチンからダむニング、倖を眺める。


牛舎 肥溜堎 飌料眮き堎

A X1

X2 2,730

7,130 2,730

X3

X4 1,670

倉庫 4 台所 Y4

2,730

勝手口

济宀

Y3

7,130

2,730

土間

脱衣所

リビングダむニング 1,670

Y2

倉庫 3

Y1 W.C.

W.C. 玄関

芪倫婊寝宀

A

倉庫 2

南偎からサンルヌムを芋る。

倉庫 1

N

1 階平面図 瞮尺 1150 東偎から 1 階通り土間を芋る。


自然ぞず開かれた家 L 字の緩衝空間が生み出す有機的な䜏環境

Diagram

間田の字ず L 字の緩衝空間 間×間の䜏居

既存の䜏宅郚分から平面的、立䜓的に空間を分断させるための鉄骚造の空間は、䜏宅での生掻領域に豊かな自然を取り蟌む環境装眮ずしおの圹割も持぀。東偎は倖壁の仕

子倫婊䜏宅

䞊げずしおポリカヌボネヌドを鉄骚に纏わせるこずで内郚空間ずし、南偎は 1 階から 3 階たで鉄骚にグレヌチングの床を嵌めただけの倖郚空間ずした。東偎の空間は䞊

䞋動線ずなる階段を配眮、たた床をグレヌチングによっお蚭えるこずで 1 階から 3 階たで空気の流れが生たれたり、自然光をゞメゞメずしおいた 1 階の氎回りぞず届け

サンルヌム

られるようにしおいる。この空間により䜏宅内に雚颚を入れるこずなく換気するこずが可胜ずなっおいる。自然環境だけではなく、芪子の䞡倫婊がお互いの存圚感を䌝え

L字型緩衝空間

倖郚空間

合えるような空間にもなるだろう。南偎の空間では劻の趣味である怍物を育おる堎所ずなっおいる。敷地を囲むように存圚する倚くの豊かな緑は、人の手が入っおおらず 生掻の䞭で楜しむこずが難しい。人の手によっおある皋床コントロヌルされ、生掻の䞭で楜しむこずができる緑の居堎所ずしおベランダが䜿われる。もちろん掗濯物を干 したり日光济をしたりなどの日垞生掻の䞀郚ずしおも利甚される。1 階南偎に぀くられた地䞋氎による氎盀は、垞に柄んだ空気を䜏空間内に運び、同時に日の光を反射し 内郚ぞず導いおくれる。たた牛舎での䜜業を終えた埌に靎や工具などを軜く掗え、䌑憩できるような氎蟺の空間ずしおも利甚できる。

①最高高さ(GL+9,479) ①棟高(GL+9,436)

屋根ガルバリりム鋌板 t=0.35㎜ 垂朚45x45 @455㎜ (通気局) 防氎局アスファルトルヌフィング䞋地 䞋地構造甚合板 t=24㎜ 登り梁120x210 @455㎜ 断熱材グラスりヌル t=100㎜

3

10

倖壁ガルバリりム鋌板 t=0.4㎜ 暪葺き 防氎局アスファルトルヌフィング䞋地 䞋地耐氎合板 t=9㎜    構造甚合板 t=16㎜ 胎瞁12x30 @455 断熱材グラスりヌル t=100㎜ 防氎局防氎シヌト     調湿気密シヌト 䞋地耐氎合板 t=9.5㎜ 内壁フレキシブルボヌド t=6.5㎜

①軒高(GL+8,617)

650

倩井構造甚合板 t=12㎜

②軒高(GL+8,175)

床フロヌリング t=12㎜ 䞋地構造甚合板 t=9㎜ 床暖房 t=9㎜ 䞋地構造甚合板 t=9㎜ 断熱材ポリスチレンフォヌム保枩板t=25㎜

68

倖壁ガルバリりム鋌板 t=0.4㎜ 暪葺き 防氎局アスファルトルヌフィング䞋地 䞋地耐氎合板 t=9㎜    構造甚合板 t=16㎜ 胎瞁12x30 @455 断熱材グラスりヌル t=100㎜ 防氎局防氎シヌト     調湿気密シヌト

ベランダ

2,525

リビング

1,750

CH=2,468

3,387

内壁フレキシブルボヌド t=6.5㎜ 䞋地耐氎合板 t=9.5㎜

①3SL(6,092)

2,525

床スチヌルグレヌチング ㋐25@12.5㎜ L-6x50x50

屋根釉薬瓊葺 防氎局アスファルトルヌフィング 䞋地野地板 t=12㎜ 垂朚45x60 @455㎜

150 260

ダクトスペヌス

3,025

3,025

土間

CH=3,182

軒倩デッキプレヌト h=60㎜ St.H-125x125x6.5x9㎜ 耐火塗装、vOP

②2SL(GL+3,125)

2,725

①蚭備階 SL(GL+3,125) 軒倩ケむ酞カルシりム板 t=6+6㎜ 䞋地耐氎合板 t=15㎜ 防氎局防氎シヌト

②3SL(GL+5,650)

ベランダ 1,750

ダむニング

梁120x150

床フロヌリング t=12㎜ 䞋地構造甚合板 t=9㎜ 床暖房 t=9㎜ 䞋地構造甚合板 t=9㎜ 断熱材ポリスチレンフォヌム保枩板 t=100mm

①2SL(GL+3,567) 442

倩井構造甚合板 t=12㎜

CH=2,425

2,525

キッチン

675

H-150x150x7x10 小梁100x150

氎盀

BM(GL+0)

100

割栗石

A-A  断面詳现パヌス 瞮尺150

床コンクリヌト金ごお抌え t=40㎜+撥氎剀 溶接メッシュ鉄筋 @150㎜

②1SL(GL+100)

①1SL(GL+100)

2,730

2,730

1,670

基瀎コンクリヌトスラブ t=180㎜ 捚おコンt=100㎜ 防湿シヌトt=0.15㎜ 砕石t=120㎜


暡型写真

俯瞰

北東偎から芋䞊げる

東偎立面

西偎立面


DIPLOMA DESIGN

米子高専 卒業蚭蚈

米子高専卒業蚭蚈展 光嶋裕介賞






COMPETITION

第 2 回アサヒグロヌバル孊生蚭蚈コンペティション 䜳䜜

れんがのやぐら のある暮らし 四日垂垂は、䞭京工業地垯の代衚的な工 業郜垂である。か぀おは工堎からの排煙に よる倧気汚染が垂民に倚くの被害を䞎えた。 しかし珟圚では、法蚭備や汚染防止技術に より問題は解決され倧気の状態も良奜ず なっおいる。 これらの工堎の姿は今にも残っおおり四 日垂の䞀぀の颚景であり、これからも街を 支える存圚ずしおあり続けるだろう。 ひずずきでもこの土地に䜏たう人や蚪れ る人、関わる人が四日垂の歎史や未来を感 じ、考えられる。そしお䞖代を超えお人々 がこの堎所、この街を芪しみ続ける生掻を 提案する。 四日垂の歎史や未来を感じ考えられる空 間を䜜り出すのは「れんが のやぐら」であ る。やぐらを䞭心に仮蚭的な䜏たいを巻き 䞊げるように付䞎する。やぐらは生掻の栞 であり、1 ぀のやぐらに察しお 2 䞖垯が䜏 たうこずもできる。やぐらからは街を芋枡 すこずができる。 将来、䜏たいずしおの機胜を果たしたや ぐらが、街の公共空間ずしお普遍の存圚ず しずおあり続けるこずによっお、この堎所 の生掻の颚景や人々の掻動が受け継がれお いく。

西偎立面図 Scale = 1 : 100 れんがのやぐらの耐震 䜏居のコアずなっおいる。

構造皮別は RC れんが造ず し、匷床を持ったれんがの やぐらを構築する。

寝宀

寝宀

寝宀 居間・食事宀

居間 ・ 食事宀

をれんがのやぐらに収める

居間 ・ 食事宀

こずで、やぐらの䞭に耐震

寝宀

寝宀

のための壁を蚭けるこずが できおいる。

居間・食事宀

リビングにあるれんがの壁 街に残るれんがのやぐら

居間 ・ 食事宀

居間 ・ 食事宀

寝宀

居間 ・ 食事宀

寝宀 居間 ・ 食事宀

寝宀 寝宀

珟圚            50 幎埌           100 幎埌

やぐらの䞭心から 30 床ず぀傟いた 攟射グリッドにより生掻空間を䜜る。 配眮図 å…Œ 平面図 Scale = 1 : 500

N

たくさんの䜏人が生掻し おいるれんがのやぐら。 居䜏人数、䞖垯数に合わ せお郚屋を増枛築する。

時間ず共に䜏民が枛るず 郚屋も枛っおゆく。 よりれんがのやぐらの姿 が珟れおくる。

䜏たいずしおの圹割を終 えたれんがのやぐら。 緑ず調和し、街の公園ず しおやぐらはあり続ける。

やぐらからやぐらを芋る

やぐらから街を眺める

G1902-026


COMPETITION

建築ワヌクショップ出雲 2019 特別賞

共同補䜜者 : 熊野豊 八朚矎咲 束本拓海 枅氎優垌

キヅキ - 動静瀌讃

我々は出雲倧瀟西神苑の束の生えた堎所を遞定し、そこから力匷く湧き 䞊がるような建築を考えた。束の朚の力匷い生え際、地を這う根っこ、 これらを圢態を䜜るためのきっかけずし、その堎に溶け蟌み、空間に広 がりを䜜り出すこずを考えた。この建築を構成しおいるのは「藁」のみ である。西神苑がか぀お田園であったこずから藁を遞定した。歎史の䞭 から湧き䞊がった玠材ず圢態は、この堎所に銎染み、あたたかくも力匷 い空間ず物性を䜜り出した。䜿甚した藁は出雲の地で蟲業を営む蟲家の 方々にお借りし、展瀺が終わった埌にお返しした。

蚭蚈途䞭むメヌゞパヌス

束の生え際

束の根っこ


COMPETITION

第 5 回 甍賞孊生アむディアコンペティション

審査䞭

concept : 䜵存から共存ぞ 豊かな自然ず日本家屋の瓊屋根の連なる颚景は、日本の原颚景ずいえるだろう。自然の颚景 ず瓊屋根は互いに匕き立お合いながらもその関係はどこたでも他者であり、䜵存しおいるだ けのように感じられる。自然ず人工物ずいう壁を超えこれらが共存できたずき、新たな颚景 が生たれるず私は考えた。

function : ある倫婊の寝床 朚々の生茂る林の䞭に倫婊の䜏宅を蚭蚈した。この䜏宅には䞀぀の屋根の䞋に二぀の寝床が あり、䞀぀は生きおいる間の寝床ずしお寝宀、もう䞀぀は死埌の寝床ずしおの墓である。倫 婊の生掻の颚景、蚘憶ずしお二぀の寝床を瓊屋根で䞀぀に぀なぐ。

29120

diagram : 瓊単䜍の䜙癜

detail :

constitution :

story : 蚘憶ずしおの瓊

瓊屋根ず自然ずが共存するために行った操䜜は、垂束状に瓊を葺くずいうこずだけである。 空間を芆っおいた密な屋根に瓊単䜍の䜙癜が生たれ、光や緑、雚などを取り蟌む。

構法は埓来のものを基本ずした。瓊桟に察しお瓊を 釘で止め、隣の列の瓊ず噛み合う。䞊䞋で瓊が重な らないため、瓊枚に察しお釘はヶ所に打たれる。

䜙癜から萜ちる光や瓊の衚情が玔粋に珟れるよう、 小屋組ではなく登り梁によっお屋根を支える。

そこに䜏たう人や絡み合う自然環境は日々刻々ず倉化しおいく。察しお瓊はほずんど経幎劣化しない 建材である。ここでは倉わらない堎所の蚘憶ずしお瓊はあり続ける。

3640

3640

3640

3640

3640

3640

3640

100 years ago

1365

50 years ago

1365

construction

5460

2730

3640

sunlight

sunlight

Layout and Plan

roof tile nail

pull out overlap plants

roof tile

frame

frame

plate

climbing beam column pillar window wall

埓来の瓊屋根

垂束状に瓊を抜き取る

垂束状に生たれた䜙癜から自然が 入り蟌む

fundation

老倫婊の生掻に優しい光を届ける

瓊ず自然が溶け合い、

瓊は自然ず䞀䜓化し、

もう䞀぀の眠りの堎ずなる

䞍倉の蚘憶ずしお残り続ける

A-A Section

A

A


COMPETITION

第 8 回 ヒュヌリック孊生アむデアコンペ

審査䞭

共同補䜜者 : 前川寛倪 成瀬将叞 田䞭甫

Concept : 時代の先駆けずなるレガシヌ 日本におけるオリンピックは時代の転換期の象城ずしおの偎面を持ち合わせおいる . TOKYO1964 圓時 , オリンピック

蟲 ʻdeʌ

に向けお建蚭された建築や公共亀通機関などが東京ぞの䞀極集䞭を助長し同時に急速な経枈成長を果たした .

それらは珟代に至るたでの先の郜垂のあり方を象城するレガシヌずしお珟代の東京を構成しおいる . たたか぀お千駄ヶ谷

の町は歓楜街ずしお栄えおいたが ,TOKYO1964 ず同時期に文教地区ずしお指定されたこずで珟圚の身䜓的な文化を持

- 地方誘導型郜垂蟲業建築 -

぀町ぞ倉貌した .TOKYO2021 を迎えようずしおいる珟圚 , これから先の日本の郜垂ず地方のあり方に向け ,

LEGACY@SENDAGAYA ずしお地方分散型瀟䌚を埌抌しし , 郜垂ず地方を繋ぐ NODE SENDAGAYA を提案する .

LEGACY

TOKYO 1964

TOKYO 2021

MIGRATION

CONCENTRATED

DISPERSION TO REGION

TOKYO 1957

SENDAGAYA

階段を䞊っお蟲地にたどり着くの階段は蟲地ず蟲地を぀なぎコミュニティを誘発する . 蟲地の奥に䜵蚭された , カフェやコワヌキングスペヌで採れたおの野菜が振舞われるこずで最短距離での地産地消が実珟する .

2021 NODE SENDAGAYA

EDUCATIONAL DISTRICT

Context : ヒュヌマンスケヌルの街「千駄ヶ谷」 枋谷や新宿 , 原宿 , 衚参道などの街はファッションや飲食 , 歓楜などを栞ずした文明的な消費の文化を築きあげおいる .

これにより膚倧な数の人々が蚪れる郜垂的な立䜓密集空間を持぀ . 察しお千駄ヶ谷の町は , それらの街の間に䜍眮しおい ながらも文化斜蚭やスポヌツ斜蚭 , 䜏宅地などが集積し , 身䜓性のあるコトの文化を纏い , 呚蟺の街ずは違った , より人 間的なスケヌルの空間を圢成しおいる .

SENDAGAYA

SHIBUYA

SHINJUKU

urban scale

urban scale

human scale

宀内から畑を望む . コワヌキングスペヌスを利甚するリモヌトワヌカヌ , カフェを利甚する䞀般客 , 畑で蟲䜜業をする地方移䜏 垌望者 / 䞉様な空間は , 互いを隔おるのではなく干枉しあい , 盞乗効果を生む .

System : 地方誘導型郜垂蟲業斜蚭の可胜性 近幎 , 䌁業の地方進出に関わる䞀郚皎制の芋盎しや各地方自治䜓による移䜏者支揎斜策にくわえ , コロナりィルスに

よる昚今の瀟䌚情勢を受けお , 地方移䜏や䌁業の地方進出の朜圚的需芁が増加しおいくず考えられる .

そんな䌁業や個人に察しお , 地方自治䜓や蟲業の魅力を䌝えるメディアずしお䜜甚する建築を提案する .

NODE SENDAGAYA

地方

地方進出

地方移䜏

利益・レビュヌ

コンサルティング

新しい䜓隓・広告

モデルケヌスの提䟛

visitor

1 階゚ントランスホヌル . 地方分散を生業ずするため , 玄関には地域の情報が詰たった空間を提䟛する . 開けた堎所でコンサヌ トやむベントが開催されるハレの空間 .

advancer

街偎から

Form : 千駄ヶ谷の文化を纏った建築

千駄ヶ谷駅偎から

建築可胜面積をヒュヌマンスケヌルに分割したちを䜜るように再構築するこずで建築のボリュヌムを圢成する .

出来䞊がったボリュヌムは劇堎やスポヌツゞムなどの文化斜蚭や蟲堎ずそこで䜜った野菜を加工するレストランなど 人間的な文化を纏ったコンプレックスずなる .

オフィス 文化

シェア畑

スポヌツ カフェ

1.DECONSTRUCT human scale

2.RECONSTRUCT and OVERLAP the CONTEXT

屋䞊の様子 . 東京䜓育通 , 新囜立競技堎 , その奥にはビル矀が望める . 地方の圢盞を倖皮に纏ったこの空間は , 忙しない郜垂の 時間の流れの䞭に穏やかな時間を぀くりだす . 人々は本胜のたたにこの堎所に蚪れ , 地方分散ぞの䞀歩を螏み出す .

Scheme : 囜のニヌズず時代の流れを支える官民䞀䜓事業

Program : 䜜物の地域化による建築の地域化

蟲 de SENDAGAYA は蟲林氎産省の「蟲林氎産みらいプロゞェクト」の枠組みで官民䞀䜓ずなっおその運甚を行う . 地方に関しおの情報や䜓隓を求める利甚客のニヌズず地域䜏民の増加を臚む自治䜓や空き家の有効掻甚を怜蚎する地方の䞍動産のマッチングや , 蟲業ず掛け合わせるこずによっお垂堎ずの差別化をはかったテナント戊略によっお収益を生み出す 畑で䜜った野菜をカフェやレストランが加工し , オフィスワヌカヌや斜蚭利甚者が消費するずいった圢で , 建物内に独立した生態系は来るべき 地方分散型自立瀟䌚ぞのメタファである . 蟲林氎産省

利甚客(個人) 運営補助金

ï¿¥

蟲業䜓隓 ( 䜜物指定 )

レゞデンス

ï¿¥

NODE

空間

SENDAGAYA

カフェ

レストラン

の最適な枩床環境を䜜り出す .

畑で採れた䜜物

移䜏者を増やしたい 地方情報 物件情報

ï¿¥

半陜性怍物

躯䜓の倖皮は土や緑を纏うこずにずっお , 季節ごずに宀内

食を通した地方の PR

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陜性怍物

Environment : 生業が生み出す環境

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情報料

陰性怍物

兵庫産 : たじたピヌマン , みはらの春

教宀

approach : 地圢的導線

EV

躯䜓に沿っお蚈画された倖階段は様々な階や方角からアプ ロヌチが可胜にする . 利甚者は建築を䜓隓する䞭で様々な プログラムず邂逅する .

コワヌキング スペヌス

ボルダリングゞム

倉庫

ï¿¥

仲介料

劇堎

地方䞍動産

利甚客(䌁業) 地方の魅力 PR, 移䜏者の玹介

ï¿¥

ニヌズ ・地方の䞍動産の盞堎が知りたい ・怜蚎䞭の地方の雰囲気を知りたい ・専門家に盎接盞談がしたい

地䞋駐車堎

広告料 , 玹介料

空き物件を掻甚したい

ゲストハりス

East.6

N

熊本産 : 倪陜の子 , 色芋すいか

賃料

管理宀

倉庫

コワヌキング

蟲業䜓隓料

レゞデンス

East.9

South.2 ï¿¥

地方自治䜓

ï¿¥

North.6

South.7

オフィス

ビゞネスモデルの開拓

広告料 , 玹介料

North.2 愛知産 : み぀ば , 早生ふき

高知産 : 土䜐鷹 , 獅子唐

地方蟲業誘導型郜垂蟲業斜蚭

地方の魅力 PR, 移䜏者の玹介

West.3 静岡産 : 玅あずた , 枩州みかん

䜐賀産 : 春䞀番たたねぎ , ホワむトパラガス

広告料 , 玹介料

蟲林氎産業みらいプロゞェクト

性怍物を怍え分ける . たた , 畑単䜍で各地方の名産を怍え分けおパッケヌゞ化するこずによっお建築に地域性を぀くりだす .

west.9

テナント

ニヌズ ・気軜に蟲業を楜しみたい ・地方での蟲業を怜蚎䞭 ・シェア畑友達が欲しい

Section Section :: 身䜓的な文化を纏ったコンプレックス

建物を倖皮は運営䞻䜓が䜜物を指定したシェア畑ずしお蚈画を行う . 畑ごずの可照時間に応じお陜性怍物 , 半陜性怍物 , 陰

ボルダリング

ペガ

䜜物を軞ずした内郚での経枈埪環

土ずグリヌンカヌテンによる冷华システム

倖郚から建築ぞのアプロヌチ

S =1:200

hlc-300


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