Architecture & Landscape Design portfolio 2013-2019

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01.Housing 1-12

13-26

27-48

49-61

05.Furniture & 06.Competiton

+

﹃象徴性﹄を﹃反転﹄すること

﹃時間﹄それ自身を形にすること

04.Landscape

﹃その場所の環境﹄を形にすること

﹃集まることと一人でいること﹄を形にすること

03.Diploma

﹃多様な人が集まること﹄を形にすること

﹃町のコンテクスト﹄を継承すること

02.Complex

﹃方向性﹄に対して等価であること

﹃外﹄に接するということ

Index














﹃町のコンテクスト﹄を継承すること

風景をつくるということである。

ここで営まれる﹃人の営みそのもの﹄が、この場所の

都市の﹃外観﹄になるということであり、

それは、﹃多様な人が集まること﹄そのものが建築の、

それらが寄せ集まっているような造形とした。

る人の性質と目的ー を﹃一つの家﹄のように見立て、

そこでこの複合施設では、一つのプログラム ー集ま

呼び、新たな営みを呼ぶことができると考えた。

み出すことができれば、それを契機にまた新たな人を

その多様な人々が集まることをそのまま建築として生

多様な世代が多様な目的で集まることが想定された。

この複合施設では、敷地周辺の多様な性格も併さって、

こと

﹃多様な人が集まること﹄を形にする

を象徴することを目指して。

この建築が、この町の﹃過去・現在・未来の営みそのもの﹄

に参照されている。

の営みと地続きである新しい人の営みを生み出すため

この街で営まれてきた人の交流や関係を引き継ぎ、そ

手がかりとするための引用それ以上に、

ただ、この﹃町のコンテクスト﹄は、建築を造形する

読み取り、それらを継承することを提案した。

この複合施設では、この﹃町﹄を形成してきた形式を

り今の街の姿が生まれている。

﹃町﹄にはさまざまな歴史があり、その歴史が積み重な

02. Complex



結家 - ユイカ - 少子高齢化社会と言われる日本 その日本において 世代人口数だけでない 世代間の隔たりを感じていた。 家族の形やそれに伴う家・街の形、 外国人観光客と観光地のあり方など 街に置けるさまざまな交流の形が 現代は大きく変化している かつての京の町には 向かい合う家同士で親密な関係があっ た。 街に潜在する 「交流の遺伝子」を継承し再構築する ことで 現代に置ける多世代の交流の形を提案 する。

2 回生後期 第一課題 「母のための住宅」


配置軒屋根伏図

南側立面図 S=1:450 16


寺院

商店通り

住宅街

小学校

集合住宅

マンション・住宅混在

敷地:京都府京都市右京区嵯峨 観光地で有名な渡月橋を中心とした「嵐 山」の北側に位置し、有名な「竹林の通 り抜け」を抜けた場所にある。 周囲には様々な要素があり、地域住民・ 観光客・若者・高齢者など多様な目的の 多様な世代の人々が集まることが予想さ れた。

住宅街

竹林の小径

▽嵐山方向

商店通り 配置図 S=1:1500

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断絶した関係

親密な関係

塀 < 従来の両側町 >

< 二面町 >

< 四面町 >

< 四丁町 >

閉じた プライバシー

< 現在の街 >

< 両側町 > 親密な関係

親密な関係

親密な関係

< 提案 >

京の街の継承 / 両側町 平安京の当初の計画では,正方形街区を一町とし,その東西にだけ家々が建ち並ぶ「二面町」が 想定されていたが,正方形街区の道に面した四面それぞれが「丁」として独立している「四丁町」 が成立した。戦乱の時代になると,防衛のしやすさ等の理由から,道を挟んで向かい合う二つの 「丁」が合同する「両側町」が幾つか集まって親町を形成し,この町が,その後の京都の自治組織 の基盤となっていく。こうした街の性質を継承し、町家が向かい合い寄り合う様な構成とする。 18


配置図兼一階平面図 S=1/350


倉庫 遊戯室 控え室

遊戯室

カフェ

更衣室 シャワー 更衣室 シャワー ルーム ルーム

交流スペース

テラス 機能訓練室

集会室

遊戯室

交流スペース

遊戯室

会議室 倉庫

倉庫

多目的講堂

交流スペース 視聴覚室

倉庫

…保育所 …老人福祉施設 …児童館 二階平面図 S=1/350 20


内外の多様な関係

一体的な中庭利用

中庭拡張時の独立利用

内と外、機能同士、居場所同

保育園の発表会や講演会など

イベント等で中庭を拡張利用

士が多様に関係することで、

の大きなイベントや、施設間

する際も、個別の入り口から

全ての方向に開かれた多様な

の交流時に大きな広場の様に

各施設の独立は保ちながら利

関係を生み出す。

一体的に利用できる。

用できる。

軒の重なりと隙間空間

拡張を受け止める中庭

通常時の独立利用

軒下は個別利用だけでなく、

中庭に接する各施設の機能を

隙間空間でのつながりや、ガ

軒同士の重なりにより隙間空

拡張し、中庭と一体的に利用

ラスによる視線によるつなが

間が生まれ、各プログラムを

できる。

りを保ちながら、各施設を独

拡張しながら繋ぐ。

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立利用できる。


A-A’断面図 S=1/350

A

B

B’

B-B’断面図 S=1350

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中庭空間 / 各施設の拡張を受け止め、地域に開かれたセミパブリック

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中庭空間 / 舞台としての利用できる大階段

多目的室 / 嵐山方向の景色を望める多目的ホール

隙間空間 / 保育園と訓練室をつなぎ高齢者と幼児の交流を促す

土間空間 / 立ち寄り井戸端会議できる空間

会議室・カフェ / 大屋根により一体利用できる

隙間空間 / 多目的室を拡張し大講堂として利用できる

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模型による屋根形状・ボリューム分割のスタディ

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3 回生後期 第一課題 用途:複合施設(保育園 / 公民館 / 老人福祉施設 / 観光案内所) 学内評価:学期末優秀作品講評会選出 使用設計ツール・プロセス:図面・スケッチ(手書き)→模型→モデリング(ArchiCAD)→図面(AutoCAD) 使用表現ツール: Archicad/Sketch Up/Autocad/Adobe photoshop/Adobe illustrator ・パース :モデリング・レンダリング /ArchiCAD 補正・添景 /Photoshop ・ダイアグラム :コンセプトダイアグラム /Photoshop その他 /illustrator ・配置図 :街区元データ / 国土地理院地図 線修正 /ilustlater 着彩 /Photoshop ・その他図面 :線データ /ArchiCAD(モデリングから切り出し) 修正 /AutoCAD, ilustlater 添景 /ilustlater, Photoshop ・模型写真 :補正 /Photoshop













































END.


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