MTSSとは何ですか?

Multi-Tiered Systems of Suppor（MTSS) は、Issaquah学校区の多層サポートシステムのビジ ュアルフレームワークとして生徒に対する積極的で 段階的なサポートのモデルを示しており、Issaquah 学校区で進行中の多くの分野に広がっています。こ の一連のサポートは、行動と学業の分野での生徒の ニーズに積極的に対応しながら、子供たちの社会面 や感情的幸福を促進するために絶えず変更および改 善されています。

MTSSは、学業と社会、情緒的な学習において、根拠 に基づく包括的な連続支援を通じて生徒一人ひとり の成果を向上させるための積極的な枠組みです。そ の目標は個人、教室、学校、地区の各レベルで各生 徒に公平な機会を提供することにあります。

MTSSはチーム主導でデータに基づく問題解決型のア プローチを採用しています。その構成要素には、早 期介入、包括的な評価システム、そして最も効果的 な指導、介入、評価の実践に関する共通の保証が含 まれています。

*このビジュアルフレームワークでのサポート提供 は、ケーキの層のようなもので、一番上の層が提供 されればその下の層も同じように提供されます。上 の層のMTSSサポートは、すでに高品質である一段目 の層に追加されるものであり、代替物ではありませ ん。

多層サポートは、サポートの層の積み重ねであり、 連続した支援でもあります。一つの場所やプログラ ムだけでなく、日々の教室での支援や介入も含まれ ます。

• レイヤー:すべての生徒は、1段目の層に該当す る一般的な指導を受けます。さらにスキルや知 識のギャップがある生徒は、追加のサポート、 指導、介入を必要に応じて受けます。

• 連続性： 状況により集中指導で支援を重ねる方 法もあります。例えば、すべての生徒が少人数 制のグループ指導を受け、その時点でより多く のサポートが必要な一部の生徒は少人数制のグ ループ指導をより多く、またはより長く受ける ことができます。

MTSSはどのように体系的な不平等に対処しま すか？

MTSSとは、すべての生徒をスクリーニングし、デー タを使って個々のニーズ（行動、社会性と情緒、学 業）を診断することです。そして、そのデータをも とに各生徒に合ったクラス内支援を行います。

学校では年間を通して決まった時期に共通の学力と 行動データを実施、分析するシステムを構築してい ます。このデータは、生徒に対して思慮深く効率的 な介入を行うために使用されます。MTSSの基盤はデ ータ駆動型かつ時間拘束型であるため、不平等や機 会格差に関連しがちな障壁を取り除くのに役立ちま す。このような障壁には、逸話的証拠への過度の依 存、介入のマッチングや早期介入の欠如、要介入の 生徒が学校外で支援を受けなければならないことな どが挙げられます。

当学校区は、私たちの世界と教育制度に体系的な不 公平が存在するとすれば、それは特定の学習者グル ープの達成格差につながる可能性があると信じてい ます。早期介入によってその格差に対処することが できれば、時間の経過とともに深刻化する前に生 徒のニーズを把握することができます。早期に介入 すれば、生徒が抜け出すことができないほど深い学 力差に悩まされる事を食い止めることができるので す。

低学年の読み書き能力のための多層サポートシステムとは？

キンダー～2年生の早期識字率を向上させるた め、ISDでは各低学年向けの本を流暢に解読すると いう目標に向けMTSSシステムを利用しています。当 学校区では、特別なサポートが必要な生徒のグルー プを特定するために複数の評価情報を使用していま す。その情報源は以下の通りです：

• 日々の記録と観察。これには、教師と保護者が 生徒の毎日のパフォーマンスで気付いたことが 含まれます。

• カリキュラムベースで調整された進捗状況モニ タリング評価は、生徒が特定のスキルに関する 指導に対しどのように反応または習得していく かを測定します。

• 信頼性のある評価基準(i-Ready)は、学生 がカリキュラムを超えてスキルを応用し、標準 ベースのタスクにスキルを適用できるかどうか を判断するための外部ベンチマークを提供しま す。

上記の情報に基づき、当学校区では早期識字率向上 多層サポートプログラム（Early Literacy MTSS） 見直しのためのサイクルを作成します。キンダー ～2年生では、各サイクルでi-Ready評価を使用して 個々の進捗状況を測定し、文字の音への変換や基礎 的なリーディング目標と学習における生徒のニー ズに合わせた読書指導をどのように最適化するのが 良いかを決定します。その後、学校区では新しい Reading Foundational Skillsカリキュラムを使用 し、生徒の学習ニーズに基づいて指導を差別化しま す。これを指導のマッチングと呼びます。このサイ クルは9月、1月、4月に繰り返される予定です。

ISDの MTSSシステムの詳細：https://www.isd411. org/programs-services/mtss.

iReadyテストとスコアリングシステムの詳細: https://www.isd411.org/academics/testing/ elementary-district-assessments/iready/iready-family-assessment-report.