金沢倧孊 戊略的研究掚進プログラム "Kanazawa University Discovery Initiative"

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﹁ 食 ﹂の 持 ぀ 機 胜 性 を 利 甹 し お

生掻習慣病の予防・治療法を開発

﹁食﹂による生掻習慣病予防医孊の展開

神経免疫連関による代謝制埡恒垞性維持機構の応甚

□ 政 策 課 題 解 決 型 研 究 プロ グ ラ ム

・研究メンバヌ 代衚者

井䞊 啓

教 授脳・肝むンタヌフェヌスメディシン研究センタヌ

櫻井 æ­Š 教授医孊系尟厎 玀之 教授医孊系山本 靖圊 准教授医孊 系 檜井 栄䞀 准教授薬孊系吉岡 和晃 助教医孊系倪田 嗣人 准 教授脳・肝むンタヌフェヌスメディシン研究センタヌ 朚戞 良明 教授神戞 倧孊倧孊院保健孊研究科束本 道宏 郚長囜立囜際医療研究センタヌ研究所 野原 恵子 宀長囜立環境研究所杉浊 実 䞻任研究員蟲業・食品産業技 術総合研究機構傅 正偉 教授浙江工業倧孊生物・環境工皋孊院 阿郚 圭 侀 Vice PresidentCerebos Pacific Limited柎田 浩志 所長 ( サントリヌり゚ ルネス健康科孊研究所 廣塚 元圊 所長 ( 䞍二補油㈱フヌドサむ゚ンス研究所 藀井 健志 幹郚職カネカ孊術・知財グルヌプ盞柀 宏䞀 課長カゎメ株 匏䌚瀟総合研究所高橋 二郎 郚長富士化孊工業株匏䌚瀟春日 雅人 総 長囜立囜際医療研究センタヌ 阿郚 啓子 教授東京倧孊倧孊院蟲孊生呜科孊 研究科宮柀 陜倫 教授東北倧孊倧孊院蟲孊研究科

人間の䜓には、垞に䜓内の環境を䞀定状態に保ずう ずするメカニズムが備わっおいたす。これを恒垞性 維持機構ずいいたす。䟋えば、食事を摂り倧量の栄 逊玠が吞収されおも、血液䞭の糖分血糖倀はほが 䞀定に保たれたす。この恒垞性維持のメカニズムは、 単䞀の臓噚で完結するものではなく、耇数の臓噚が 連携するこずで運甚されおいたす。このような連携 を可胜にするのが臓噚間連関システムずいう、臓噚 同士が代謝情報を䌝え合うネットワヌクです。 䜓党䜓を1぀の臓噚ずしお芋るず、肝臓や脂肪、筋 肉、血管をはじめあらゆる臓噚ず神経现胞、免疫现胞、 内分泌现胞などを含めた臓噚間連関システムによっ お盞互䜜甚し合うこずで、健康ずいう恒垞性を維持 したす。぀たり、人間の䜓は䜕重もの恒垞性維持機 構によっお制埡されおいるずいうわけです。

糖尿病をモデルにしお 肝臓など䞻芁臓噚の解明を目指す 生䜓の健康を維持しおいる臓噚間連関システムに よる恒垞性維持機構に異垞が発生するず様々な疟病 を発症したす。特に、生掻習慣により匕き起こされ る肥満などは、臓噚間連関システム異垞に䌎い、゚ ネルギヌ代謝に関連する糖尿病などの生掻習慣病を 匕き起こしたす。最近では、このような生掻習慣病 が日本人の死因別死亡割合の玄60を占め、こうし た状況を危惧した日本政府が、科孊・技術政策のな

脳・肝むンタヌフェヌスメディシン研究センタヌ

井䞊 啓 教授 26

かで生掻習慣病予防・治療法の開発掚進を提蚀しな ければならない皋になっおいたす。 私たちの研究プロゞェクトでは、 「食」による生掻習 慣病の予防をテヌマに、産官孊が連携し、新しい予防・ 治療法の開発を行うこずを目的ずしおいたす。研究の


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金沢倧孊 戊略的研究掚進プログラム "Kanazawa University Discovery Initiative" by Hiroe Yoneda - Issuu