TAKE FREE
大分県竹田市
監修:竹田市商工観光課
TEL.0974-63-0585 FAX.0974-64-1127 E - m a i l : i n f o @ t a k e t a n . jp
竹田式湯治 読本 (平成 25 年 9 月 1 日発行) 発行:竹田市観光ツーリズム協会 〒 878-0011 大分県竹田市大字会々 2250 番地 1
読本
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疲 れ て し まった 心 身 を 労 わ る こ と 、 病 気 に な り に くい 体
温泉療養保健システム
と は 、 豊 か な 温 泉 を 健 康 づく づく り を す るこ と は、 古 く か
温 泉 療 養 保 健 システ ム 」 「
り に 取 り 入 れ る た めに、 竹 田
用 し や す く す る た め にス タ ー
よ り 身 近 に 感 じ て も らい、 利
す る こ と で み な さ んに 温 泉 を
使った 滞 在 に 「 保 健 」 を 適 用
民 保 養 温 泉 地 を 目 指 し ていま
竹 田 市 はこ う し た 受 け 皿 を 整 備 す る こ と で 、 日 本一の 国
ま れ まし た 。
も ら う た めに 竹 田 式 湯 治 は 生
★ 対 象 施 設リスト、その 他 特 典 内 容は 、別 紙 パンフ レットをご 覧ください。
ら “ 湯 治 ” という 日 本 独 特 の
ト し た の が 温 泉 療 養 保 健 シス
す 。 ぜひ 、 竹 田 市 の 魅 力 を 満
各 施 設 の 受 付 また はレ ジ に て 本 パ ス ポートを ご提 示ください。食 事 、体 験イベント等々、様 々 な施 設 でスペシャル 特 典を受けられます。
喫 し な がら 、 あ な た らしいスタ
パスポートを提示するだけでOKです。
特典 3
その 他 特 典
写 真:C O L O N A D A ( コロナダ ) 古くから湯 治 場として 有 名な長 湯 にある、飲む 温 泉 公 共浴場 ( 飲 泉場)。温 泉 療 養 が 盛 んなドイツとの文化 交 流 の象 徴 でもある。
竹田市観光ツーリズム協会、久住高原観光 案内所、長湯温泉観光案内所で行っています。 お気軽にお問い合わせください。
テムで す 。
1 宿 泊 につき 2 回までを限 度とします。
イルで じっく り と 保 養 して く だ
立寄入 浴施設利用料金 保健適用
市 が 全 国 に 先 駆 けて 発 信 して
温泉宿に1泊、民宿に3泊する場合 2回以上の立寄入浴が必要
そ し て こ の シ ステ ム を 利 用 し な がら 竹 田 市 の 温 泉 や 自
200 円( 1 回 ) 特典 2
立寄入浴1回ご利用に付き200円が 適用されます。
文 化 と し て 伝 わっていま す が 、
例②
さい。
14 泊を上 限とします。
いる 制 度 で す 。
ビジネスホテルに5連泊する場合 3回以上の立寄入浴が必要
然 、 文 化 を トータルに 楽 し む
500 円 1 泊につき
今 を 生 き る 私 た ち には 少 し 馴
例①
こ と で 、 さ ら に 元 気 に なって
期間中3泊以上ご宿泊の方
特典 1
宿 泊 施 設 利 用 料金 保 健 適 用
染 みがな く なって き ました 。
● 対 象 の立 寄入 浴 施 設を宿 泊日数 の 半 数 以 上 利 用。
温泉を健康づくりに 活用するために。 パスポートをお持ちの方は、対 象 施 設で 3 種 類の特 典が受けられます。
食 生 活 の 乱 れ や ストレスの 多い生 活 習 慣 な ど 、 今 の 時 代
対
象
を 生 き る わ たし た ち は 自 分 の
● 竹田市内(対象の宿泊施設)にのべ 3 泊以上 宿泊。
もっと 多 く の 人 に 温 泉 を 健 康 づ く り に 役 立 て て も らい た
B 温 泉のない 宿 泊 施 設に滞 在 する方
体 を 痛 めつけ て し ま う 数 々の
竹田市内 (対象の宿泊施設)にのべ 3 泊以上宿泊。
い。 そ ん な 想いか ら 、 温 泉 を
A 温 泉付き宿 泊 施 設に滞 在 する方
リスクに 囲 まれていま す 。
シス テム を 利 用 して いた だくた め に 、 パ ス ポ ート を 発 行 して い ま す。
パスポートの 発 行は
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教えてくれた人
パク・ヒョンジンさん 韓国の大学などで「笑い治療」を専門的に学び、学 校や企業での訪問指導や講演を行っていたが、奥様 のふるさとである竹田市へともに帰郷。宿泊施設を 経 営 し な が ら『 久 住 高 原の笑い治療室』を開 講 し、 健 康 に 良 い 正 し い 笑 い 方 を 指 導 中。 素 晴らしい日本語力で会 場を爆笑の渦に巻き込 んでいる。
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楽しい時、おもしろい時に大きな声で笑う。その瞬間から、体の
医 療 現 場 での 導 入 も 進 んでいる
の一環 として 取り 入 れられたり、
されています 。 会 社の 福 利 厚 生
について 欧 米 では 早 く か
見 た 目 も 若 返 るというわけ 。 素
肌 も イ キ イ キ し て き ま す から 、
するだけな く 、 血 色が良 く なり
ら 研 究が進められていましたし、
晴 らしいでしょう?
レッシュしていま す よ ね。
から 帰 る と 気 分 がリフ
旅と笑いの関係。
旅
そ れは 旅 先 で た く さん 笑 顔 に
なったからで も あ るんで す 。 美
しい自 然 環 境 にいる だけで 表 情
や 記 憶 力が増 すこと も 証 明 され
また、 自 律 神 経 のバランスを 整 え 、 脳のα波 を 増 やし 集 中 力
し、 痛みを 和らげる効 果 も 。
チュラルキラー) 細 胞が増えます
ります 。 癌 を 撃 退 する N K(ナ
ムーズに、 血 液がサラサラにもな
行は良 く なり 老 廃 物の排 出がス
され 働 きが活 発になります 。 血
同 時に内 臓 も 振 動によって 刺 激
体 中 の 筋 肉 が 刺 激 さ れ、
腹 の 底 から 笑 う と、 ま ず
田 市 の 高 原 や 森 の 中 でた く さん
いは な お 良い。 久 住 を はじ め 竹
く 、緑に囲 まれた 環 境での大 笑
し 、 さま ざ ま な 良い作 用 を 体に
は 判 断 で き ず 笑っている と 認 識
体 が 笑い の 動 作 を す る と 、 脳
笑い 治 療 で は 心 か ら の 笑い じゃな く ていい。 嘘 で も 表 情 や
わさって 最 高ですね。
浸かって 笑 え ば 、 温 浴 効 果 も 合
いで も 笑 顔 が 出 ま す 。 温 泉 に
れあいや 、仲のいい友 達 とはしゃ
は 和みま すし 、 地 元 の 人 とのふ
ています 。 体 内 年 齢 は 確 実に若
笑って く ださいね。
及 ぼし ま す。 建 物 の 中 では な
返 り ま す。 す る と 症 状 が 改 善
お
筋肉、血管、内臓、 脳…全身に効く笑い。
「 笑い 治 療 」 は 韓 国 で も 注 目
いがも た ら す 体への 影 響
中ではたくさんの“いいこと”が起こっています。代替医療の一
んで すよ。 そ れだけ 確かな 効 果
笑
つとしても注目されはじめた「笑い」の効能について、その名も
があるということなんです 。
旅の悦楽、 笑いのパワー。
「笑い療法士」のパク・ヒョンジンさんにうかがいました。
Smile! ワッハハで健康、 ウフフで幸せ。 効果抜群! 笑いは心と体の 万能薬。
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竹田 名水のめぐみ。
阿 蘇 山 系 、 祖 母 山 系 、 くじゅう 連
特 徴 があり、 味 や口 当 たりにも 微 妙
水 源 を 異にす る そ れぞ れの 水 質 には
同 じ 竹 田 市 内 の 名 水 といえ ど も 、
し み わ た る 、そ れ ぞ れ に 豊かな質と味。
山 系 等の伏 流 水 を 水 源 とする水が豊
な 違いがありま す 。 たと え ば、 環 境
こんこんと、 竹田 あちらこちらで湧き出る水。 名水のめぐみ。
富に湧 き 出 る 竹 田 市は、 言 わ ず と 知 にゅうた
れた名 水の里 。 入 田 地 区 を 中 心 とし
る
省の 「 名 水 百 選 」 や 「 水の郷 百 選 」
づ
た 「 竹 田 湧 水 群 」 をはじめ、 久 住 町 お
に選 ばれ、 北 九 州の産 業 医 科 大 学か
お い の
の 「 老 野 湧 水 」、 直 入 町の 「 小 津 留
位の名 水 」 との評 価 を
ら 「 九州 第
もみやま
「おいしくてヘルシー」を合 言 葉に、竹 田 市の 管 理 栄 養 士 監 修 のもと、カロリー計 算をして完 成した竹 田 D 級グルメ。旅 先でも健 康に気を遣いたいみな さんにおすすめです。
湧 水 」 や 「 籾 山 湧 水 」 等 々、 そ の
か わ う だ
受けたこともある 「 竹 田 湧 水 群 」 の
ひとつ「 河 宇 田 湧 水 」 には、 多 く 含
か所 を 超
え ま す 。 そ れらは 古 来 より 地 域 での
まれている とおいしいといわれる 「 炭
数は竹 田 湧 水 群 だけでも
飲 料 水に利 用されることはもちろん、
好みの 味 は 人 そ れぞ れで すが、 人
酸 水 素 イオン」 が特に豊 富に含 まれ
は 誰 も そ の 時 の 体 調 に 合った 水 を お
ています 。
を 豊かにして き ました。 民 家 そ ばの
いしい と 感 じ る よ う に で き ている と
どの上 質 な 食 品 を 育み、 人々の生 活
岩 陰 や 川 のほとりな ど 、 市 内 のあ ち
いわ れていま す 。 竹 田 の 湧 水 を 巡っ
お米 をはじめと す る 農 作 物 や 豆 腐 な
らこちらで 澄 んだ 水 が湧 き 出 る 風 景
て 楽 しみ な がら 自 分 の 体 と 向 き 合
は、 見 る 者 の 心 も また 豊 かにして く れます 。
れ
い、 好 みの 水 を 探 し て みて はいかが
む
でしょうか。
と
そんな 竹 田 市は、 上 水 道の水 源 さ
お
管 理 栄 養 士 監 修 の D 級 グ ルメを ご 用 意 して い ま す。
1
えも全 面 的に湧 水。 日 量 6000㎥ の湧 水 量 を 誇る「 尾 戸 牟 礼 湧 水 」 が 城 下 町では使われています。 乾いたの どを潤す一杯に、日々淹れるお茶やコー
の食には湧水の恵みが溢れています。
ヒーに、そして毎日の料理に。 竹田市
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デリシャス&ダイエット
D
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麹との対話で うまれる 名物スイーツ。
薬膳レストラン 「 あ じ か 野 」の 早 い 朝 。
料は麹 と 小 麦 粉 、 小 豆 と 砂 糖 、
塩 の み。 保 存 料 や 香 料 等 の 添
加 物 を一切 使 用 し てい ないの で
れが安 心 とおいしさの証です 。
前 3 時 。 まだ 暗いう ちか
き だし 、 店一番 の 名 物 「 酒 まん
当 然 翌 日は固 く なるけれど 、 そ
じゅう 」の仕 込みが始 まります 。
蒸 し 上 がった ま んじゅう の 皮 はふっく ら と 膨 らみ、 独 特 の 酸
ら あじか 野 の 厨 房 は 動
麹 と 生 地 の 元 種 を 合 わせ 自 然
理 や お 菓 子 、加 工 品 などで 訪 れる人をも
味 が後 を 引 く おいしさ 。 麹 が醗
てなしています。
発 酵 させる 昔 ながらの 製 法 なの
活 用し、心 や 体 の 健 康を 促 す 薬 膳 の 料
酵 す る 際 にで き る 天 然 のクエン
が 進 んで います。旬 の 野 菜 や 山 野 草を
で 、 暗いう ちからで な け れ ば 間
の人 に 味 わってもらうために 、豊 かな 食 材
酸 には、 腐 敗 防 止 や 食 欲 増 進
午
を 活 かした 薬 膳 料 理 の 研 究と商 品 開 発
に 合いません。 熟 成 時 間 や 生 地
走 」の 宝 庫 。地 元 で 代 々 受 け 継 が れて
の働 きがあるう え 、 醗 酵 食 品 な
きた 家 庭 の 味を 今 に 伝 え、もっとたくさん
への 力 加 減 は、 そ の 日 の 気 温 や
竹 田 市 は 、豊 かな 食 文 化 が 息 づく「ご 馳
ので 大 変 消 化 吸 収 が 良 く 、 ま
の 恵 みからたくさん の 食 材 が 生 み 出される
湿 度 次 第 。 長 年 作 り 続 けて き
ふれる自 然 豊 かな 地 域 です。その 大 自 然
さに 滋 養 に 富 んだ “ 薬 膳スイー
囲まれた 竹 田 市 は 、一 日に 数 万トン の 湧
た 手 の 感 覚 や、 か す か な 変 化
出 量ともいわれる湧 水 群を誇 る水と緑 あ
ツ” なのです 。
くじゅう連 山 や 阿 蘇 外 輪 山 、祖 母 山 麓 に
を か ぎ わ け る 鼻 が 頼 りで す 。 材
農と食、人を結ぶ薬膳の里。
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古くて新しい竹田の
薬 グルメをご堪能あれ。
だき ながら 、 自 分 たちで
門 家 のアド バイス をいた
五行と身土不二。
専 いんようごぎょう
も 勉 強 したので すが、 基 本にな るのは「 陰 陽 五 行 」 で す。 こ れ は 、 食 べ物 は す べて 5つの 要 素に分 けられ 、 季 節 や 個々の 体 質 、 症 状 に 合 わせて 組 み 合 わせ
整 え ていき 、 病 気 に な ら ない強
た 食 べ方 や 生 活 の 仕 方 で 体 を
い体 質 を 作 るという 考 え 方 。 例 え ば、 熱 のこ も る 夏 な ら 苦 味 のある 食べ物 を 食べ、 小 腸 の 働 き を 助 け る 、 とい う 具 合 で す 。 だから 夏 には 苦 味 のあ る ゴーヤ やセロリ な ど を た く さ ん
種 類 程 度の
汁 。 お 味 噌 や こ ん にゃ く な ど
ん。 味 の 基 本 は 椎 茸 な ど の 出
も 自 家 製です 。
お か ず を 揃 え た バイ キ ン グ 形 式 な の で 、い ろ ん な 味 を 楽 し
地元産、自家製、手づくり。
蒸 し 風 呂 のよ う な 夏 の 厨 房 や 冬 の 冷 たさがしんどい時 も あ
めま す よ 。
と 魚 以 外の素 材はす ぐ
楽 しい ん で す 。 わ ざ わ ざ 遠 く
り ま す が、 み ん な で 働 く の が
伝 わ る 「 身 土 不 二 」 とい う 教
かり 。 こ れ は 古 く か ら 日 本 に
さ んがやって き て 、 おいし く 食
からこの 料 理 を 目 指 し て お 客 し ん ど ふ じ
え に 沿っている よ う で す ね 。 化
んな 頑 張っていま す 。
べて く れる 。 これが 嬉 し く てみ
肉
近 くで 収 穫したものば
使いま す 。
森 羅 万 象は5つ の 要 素 の 循 環 によって生じるという五行思 想をもとに、人の 体と環 境との関わりを表す。
学 調 味 料 は も ち ろ ん 使い ま せ
し ん ど ふ じ
身土不二
人 間 の 身 体 は 住 んでいる 風 土
や 環 境 と 密 接 に 関 係 し てい
て、 そ の 土 地 の 自 然 に 適 応
し た 旬 の 作 物 を 食べることで
健 康 に 生 き ることがで き る と
いう 考 え 方。 も と も と は 仏
教 用 語 で、 現 在 は 地 産 地 消
やマクロ ビ オ ティック な ど の
基 にな る 考 え 方 として 知 ら
れていま す 。
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からだ悦ぶ、 大地とおかあさんの ご馳走。 薬 膳 レ ス ト ラ「 ン あじか野」 農家のおかあさんたちが毎日作っている地産地消のご 飯 に、 薬 膳 と い う ス パ イ ス を 加 え た ら、 よ り 豊 か で 滋 味 深 い 料 理 に。 決 し て 派 手 で は な い け れ ど、 ゆ っ く り 体に沁みわたるような薬膳料理の厨房を訪ねました。
方 薬 を 使った 料 理 で は
膳 といって も 、 特 別 な 漢
いま す 。
を 取り 入 れた 料 理 をお出 しして
普 段 の おか ず に 薬 膳 の 考 え 方
ので 、 わ た し た ち が 食 べている
薬 新 鮮 な 素 材 を、 季 節や 体 調に
ないんで す 。 地 元 で 育った 旬 の
合 わせた 調 理 法 ・ 味 付 けでいた だ く 食 事 のこ と で す 。 み な さ
ど の 食 材 には、 そ れ ぞ れ 体 に
んが 日 常 で 使 用 している ほ とん
及 ぼ す 力 があ る ので、 食 材 の 効 能 を 把 握 し 、 目 的 に 合 わせ
し てい き ま す 。 と び き り 新 鮮
て 組 み 合 わ せや 調 理 法 を 工 夫
な 素 材が毎 朝 手に入 る 環 境 な
竹田のご馳走
薬膳レストラン「あじか野」
代 表渡 部 千 代 美 さ ん
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走るものを魅了する景観。
手づくりからはじまった やさしいコース。
特 に ス タ ー ト か ら 500m、 ず っ と
ニ ン グ 中 の、 ま さ に 一 服 の 清 涼 剤。
仰 ぐ そ の 景 観 は 、己 と 向 き 合 う ト レ ー
並木道や小川を抜けて高原と山々を
ループ「 星 草の会 」メンバーのひとりに
を 訪れた際 、 旧 久 住 町のまちおこしグ
て 知 ら れ る 故 廣 島 日 出 国 さ んが 久 住
てた 旭 化 成 陸 上 部 名 監 督 とし
ただ くのが一番です 。」 佐 藤 さんは言い
分から。 人 と 会 話しなが
ま す 。「 脂 肪 が燃 焼 し 始 めるのは 運 動
をはじめて
%ほど。
なマラソン練 習コース」でもあるのです 。
と一般ランナーが共 生 する 「 日 本一自 由
夕 方には近 くの住 人が散 歩 をする姿 もみられるこの道は、トップアスリート
めです 。」
運 動 量になるので、ダイエットにおすす
一般 の 人 が長 く 走り 続 けるには 最 適 な
ら走ると、ちょうど運 動 強 度
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スリートに愛される理由はそ
上り坂だったコースがはじめて下り
コースづく り を 勧 めたこ と でし た。 こ れ を 受 け 、 当 時 旧 久 住 町 所 属 のラ
年、 宗 選 手を育
に 向 か う 地 点 は 左 に 久 住 山、 右 前 方 ンナ ー だった 佐 藤 さ ん を 含 む 有 志 が
かっけは昭 和
に 阿 蘇 五 岳 を 望 む 絶 景 ポ イ ン ト。 涼
協 力して 少し ずつ切り 開いていったのが
ア き
しい風を感じながら小川のせせらぎ
「 日 本一のマラソン練 習コース 」 のはじ
れ だ け で は あ り ま せ ん。 松 の
と 鳥 の さ え ず り も 耳 に 入 っ て、 最 高
まり で し た 。 そ の 後 久 住 町 や 竹 田 市 主 導 で 本 格 的 にコースづくりが行 な わ れ 、 現 在に至っています 。
も 、 思 わ ず 靴 を 脱い で か け だ
段 マ ラ ソ ン と は 縁 の ない 人 で
歩いたり、話しながら走ったり。
普
し た く な る よ う な き れい な 天 然 芝 と 美 しい風 景 。 ここは 初 心 者マラソン女 子 や 、 走 れ ないけ ど 歩いてみたい、 と 思 う一般 女 性 にも 開かれていま す 。 「ト レッキング も 大 歓 迎 。 マナーさ え 守っ て も ら え れ ば 感 じ る ま まに 利 用 してい
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50
久 住 高 原 観 光 案 内 所 に併 設 する「 星 ふ る 館 」。入 口に受 付 所 があるのでコース利 用 者は記 名を。希 望 者はロッカーとシャワー ル ームを使 用できる。
60
の気分です。
「 日本一 のマラソン 練 習コース」全 容 一 周 2 5 0 0 m と 3 0 0 0 m ふ た つ の ク ロ ス カント リーコースが 常 設されている。 予 約 すれば佐 藤さ んがコースの 使 い方をレクチャーしてくれる。
高原を 疾走する 効能。
「星ふる 館 」 店 長
みとむ
やかた
こで トレーニング を 積 む と 、
生 のコースは 、 大 会 に 備 え て 必 要 不
な 気 候 と 足 に 負 担 を かけ ない 全 面 芝
空気 が 最高 いいか の ら なん 気分 です 。
すべての人に開かれた道。 「日本一のマラソン練習コース」
竹 田 市 の 北 西、 久 住 山 の す そ の に 広 が る
標 高 720m の 高 原。 ス イ ス や 南 仏 を
思 わ せ る 美 し い 景 観 を 誇 る こ の 地 に、 オ
リンピック選手も練習に訪れるマラソン
コ ー ス が あ り ま す。 自 身 も ラ ン ナ ー で あ
ほし
り、 コ ー ス 利 用 者 の サ ポ ー ト を 行 な っ て
い る「 星 ふ る 館 」店 長 佐 藤 認 さ ん に 、コ ー スの魅力をききました。
高低差日本一だからすごい。
平 地 で 走 るのが 楽 に 感 じ
〜
だ といいま す 。
可 欠 と さ れ る 「 走 り こみ 」 に も 最 適 m 、 日 本一起 伏 の あ るコースで のト
の 高 校 名 門 チームな ど が 毎 年
1
週 間 ほ どの 合 宿 で 訪 れる ほ ど 。 冷 涼
2
こ の 効 果 は 口コミ で 広 がり 、 九 州 各 地の有 名 な 実 業 団や、 北は福 島 県
あ るんで す 。」
を 効 率 よ く 運 べる よ う に す る 効 果 が
かけ る こ と で 赤 血 球 を 増 や し 、 酸 素
レーニングは 、 通 常 より 身 体 に 付 加 を
72
ら れ る よ う に な る んで す よ 。 高 低 差
「こ 佐藤 認さん
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た 最 近 注 目 さ れ て い て、
道」をコンセプトに設定され
スポットがちりばめられていま
る コ ー ス 内 に は、 市 民 に も あ
奥 豊 後 コ ー ス 」。「 オ ル レ 」 と
ら心がけていること、 それ
うひとつ、 井さんが普 段か
どこで感動していただくか、 いつも考えています。
も
す が、 か つ て は こ ち ら に 城 下 町
どかな田園風景が広がっていま
下 町 の 反 対 側 に あ た り、 今 は の
か ら 登 る 場 面。 こ こ は 現 在 の 城
れる十川を通って岡城阯を裏門
ナ ミ ッ ク な「 柱 状 節 理 」 が み ら
え固まってできたとされるダイ
蘇山の大噴火による火砕流が冷
じてほしいと思っています。」
だいて、その時々、 旬の竹田を感
りの喜びです。 何 度でも来ていた
表情をみせてくれる瞬間が、何よ
す。 参 加 者 の 方 が嬉 しい驚 きの
いおもてなしをすることがありま
町 のお店 のご協 力 等 で 予 定にな
コースを ご 案 内 す る 際 も、 城 下
ズを 取り 入 れること。「 オルレの
は案 内 するコースに必 ずサプライ
が あ っ た と い い ま す。 古 代、 中
おかじょうし
ちゅうじょうせつり
世、 現 在 に わ た る 時 の 流 れ に 思
ひとりでも、ふたりでも、みん なでも。 竹田を歩けばきっと、と
そうがわ
い を 馳 せ て 心 を 溶 か す 瞬 間 が、
びきりのわくわくに出会えます。
万 年 前、 阿
す。 そ の ひ と つ が
な し で 歩 け る こ と で す。 現 在
リボンを目印に地図やガイド
力のひとつは女性ひとりでも
が「 九 州 オ ル レ 」 で、 そ の 魅
韓国そのままに取り入れたの
「オルレ」のエッセンスを本場
で人気のトレッキングコース
に 帰 る 細 い 道 」 の 意 味。 韓 国
チェジュ
は 、 韓 国・済 州 島 の 方 言 で 「 家
竹田を歩く魅力を存分
ま
つのコースが認
まり知られていない隠れた歴史
九州各地に
定 さ れ て い ま す が 、中 で も 一 番
このコースにはあるのです。
9
人気なのがここ竹田市と豊後 大 野 市 に ま た が る「 奥 豊 後 コ ー ス 」。 人 気 の 秘 密 は や は り 、 今 まで気がつかなった視点での
買 い 物 や 会 話を 楽し み な がら の まちめぐりも魅 力。
コース設定にあるのだと井さ ん 。「 初 め て の 方 も 懐 か し さ を 感 じ る あ ぜ 道 や、 自 然 と 共 存 する遺跡に触れることでタイ ムトラベルした気分を味わえ る ん で す 」。 「 地 域 の 息 づ か い を 感 じ る
25
8
に 味 わ え る の が「 九 州 オ ル レ
青と 赤 のリボンを 目印に歩く。
「 竹 田 で 歩 く 」を コーディネート。 竹 田の歩き方
井 阿弥さん
あなたのぴったりのコースが 必ずあります。 竹田市には城下町、高原、里山、温泉街、そして日本を代表 する名山など、魅力溢れるウォーキングやトレッキングのルー
お 客 様 の 年 齢、 性
彩 なコースの 中 か ら
竹田ならではのコースを あたらしい視点で。
「多
別 や そ の 時 の 気 分 も 含 め て、 ご 自 身 にぴったりのコースをみつ け ていた だ け る よ う お 手 伝い を し たいんで す 。 そ の た めにお 客 様 に 積 極 的 な 提 案 が で き るツ アーづくり を 心 がけていま す 。」
合 目 トレッ
登 山 ルー ト が 、 実 は
合目ま
登 山 上 級 者 向 けと される 神 原
日 本 百 名 山 のひ とつ 祖 母 山 の 、
熊 本との 県 境 に位 置 する白 水 の 滝 。 マイナスイオ ンたっぷりの 滝 に たどり着くまで の 道 のりも 癒し のウォーキングル ート。
が 知 ら れていま す 。
え る リ ラックス 効 果 が あ る こ と
あ り 、 血 中 アドレナリン を お さ
には、 抗 菌 作 用 や 鎮 静 作 用 が
放 出 さ れ る 「 フィト ン チッド 」
で き ま す 。 原 生 林 の 木 々か ら
ラピーを 体 験 して も ら う こ と が
幅 広い 年 齢 層 の 方 に 、 森 林 セ
で、 健 康 や 美 容 に 感 心 のあ る
有の神 秘 的 な 原 生 林 を 歩 く 事
着 目 し た ツア ー 。 神 原 地 区 特
では 比 較 的 楽 に 歩 け るこ とに
5
た と え ば 井 さ んが 最 近 取 り 組 んでいるツアーに 、 登 山 初 心 者 向 けの「 祖 母 山
キング 」 が あ り ま す。 こ れは
5
トがたくさんあります。観光ツーリズム協会でツアーやコース
歩くってスゴい !
み
あ
の 開 発 と コ ー デ ィ ネ ー ト を 担 当 す る 井 阿 弥 さ ん に 、数 あ る コ ー
竹田市観光ツーリズム協会 ツーリズムコーディネーター
い
スを紹介するうえで大切にしていることをききました。
教えてくれた人
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温泉は還元系で アンチエイジング。 時 間 前 に 入 浴 して 体 温 を一
眠 と な る。 そ こで、 眠 り に 就
の 区 別 の ない光 や 音 も 加 わり 不
に より 有 用 で 、 リハビリ と 合 わ
効 果 も 加 わり 痛 みや 運 動 障 害
す 。 温 度 の 高い 温 泉 で は 温 熱
く
効果的な温泉の 入り方と注意。
浴 の 前 後 には 水 分 を 適
旦 グッと 上 げる 。 す る と 、 血 管
や 食 事 の 直 後 は 避 けること 。 成
中 深 くで 誕 生 する温 泉 水 は、 地 上 で は 考 え ら
が開 き 熱 を 放 出 して 体 温 を 下
分 表 示 と と も に 禁 忌 症 のチェッ
湯 温 泉に代 表 される 竹
炭酸泉と淡水の酸素量比較
温 泉 療 法 医にご相 談 下 さい。
た 温 泉 利 用 の 場 合 は 、 主 治 医・
控 え ましょう 。 治 療 を 目 的 とし
の 飲 泉 は 安 眠 の 妨 げ に な る ので
分 けて ゆっく り 飲 む 事 。 寝 る 前
に 2 0 0 ~ 5 0 0 m l 数 回に
泉 かけ 流 し の 新 鮮 な も の を一日
効 果 的 で 、 汲み置 きではな く 源
ク も 忘 れ ずに。 飲 泉 は 空 腹 時 が
時 取 り、 極 端 な 空 腹 時
れ ないほ ど の 圧 で さ ま ざ ま な 物
げ 眠 気 を 誘い、 自 然 な 眠 りにつ
入
質 が 溶 け 込 んでいま す 。 地 下 か
な がり ま す 。 生 活 リズムの 乱 れ
長
を 促 し、 皮 ふや 筋 肉 の 酸 素 を
せる と さ らに 効 果 的 で す 。
ら 湧 き 出 る 全 ての 温 泉 は 還 元
をリセット 出 来 るの も 温 泉 旅 行
地
作 用 を 持って おり 、 私 た ち が 日
の 良い点 で す 。
る 老 化 作 用 を 防 ぐ 効 果 があり ま す 。 こ の 効 果 は、 塩 素 処 理 で 失 われ 、 地 上 で 空 気 ( 酸 素 ) に 触 れ る 事 で も 弱 ま り ま す。
の 炭 酸 を 含 み、 湯 温 も 適 度 で
田 の 炭 酸 泉 は、 高 濃 度
た く さんあり 、 源 泉 かけ 流 しは
湯 量 も 豊 富 な ため 、 日 本一の 炭
い 女 性 に 多い 低 体 温 症
酸 と 合 わせて 美 肌 効 果 があり ま
ま す 。 豊 富 に 含 ま れ るメタ ケ イ
質 や 痛 みの 物 質 の 排 泄 を 促 し
増 加 させま す 。 ま た、 老 廃 物
吸 収 さ れ、 血 管 を 拡 張 し 血 流
に 含 ま れ る 炭 酸 ガスは 皮 ふから
酸 泉 と 言 わ れ てい ま す 。 温 泉
温 泉の生 命 線です 。
新 鮮 な 還 元 系 の 源 泉 は 竹 田に
日本一と言われる炭酸泉。
常 生 活 で 関 わ る 酸 化 物 質 によ
2
や 不 眠にも 温 泉 は 効 果
生活リズムをリセット。
若
時 間と
的 。 人 間 の 生 体 リ ズム は 約 時 間 で 、生 活 リズムの
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のズレを 生 じ 易 く 、 さ らに 昼 夜
23
24
温泉って スゴい !
ホントにすごいんです!
先生
きょう
伊藤 恭
長湯温泉にある伊藤医院の院長。医院 内の温泉を利用した温泉研究と療養指 導を実践している。温泉療法医、日本 温泉気候物理医学会評議員。
お 教 え し ま し ょ う。 竹 田 の 温 泉 っ て
な い、 温 泉 の 具 体 的 な 効 果・ 効 能 を
泉 。「 気 持 ち い い 、 温 ま る 」 だ け じ ゃ
う に、 体 の さ ま ざ ま な 症 状 に 効 く 温
温泉療法や湯治という言葉があるよ
専門家が認める 竹田の温泉が持つ底力。
竹 田の温泉
熱 、水 圧 、浮 力 な ど )と 、
泉 には 、物 理 的 作 用 ( 温
温泉地の環境自体に さまざまな癒し効果。
温
温 泉 地 の 環 境 によ る 転 地 療 養
効 果 があり、 自 然 治 癒 力 を 高
め る はた ら き があり ま す 。 転 地
療 養 効 果 と は 、森 の 中 に 溢 れ る
フィトンチッド という 物 質 による
鎮 静・ 抗 菌 作 用 や 、 木 々 の 緑
色 によ る 緊 張 緩 和 な ど 、 気 候
や 自 然 環 境 から 得 ら れる も ので
す 。 く じゅう 連 山 からの 風 や 川
のせせら ぎ 、 木 の ざ わ め き な ど
の 自 然 音 に は、 体 を 活 発 に す
る 交 感 神 経 を ほ ぐ す 働 き があ
り 、 交 感 神 経 が 優 位 に な り がち
な 現 代 人 には 最 適 なので す 。
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の た めにお 薦 めし たいの
イクを 落 とすこと。 胃 腸 と 同じ で、 休 ませる 時 間 が 多いほ ど き れいに な り ま す 。 普 段パック や 美 容 液 などさまざまなケアを 頑 張っている人は、 何 もしないこと
を 意 識し肌 を 休ませてください。
竹田流入浴術
炭 酸 泉 の 場 合、炭 酸 成 分 が タンパク汚 れを吸 着します。
自分に向き合う時間。
肌 が、 外 を 見 て 刺 激 を 受 ける 旅ではな く 、 自 分に向 き 合 い自 分 を 知 る 旅。 自 分 を 飾 ら
ただし、 化 粧 水 などによる 保 湿
普 段はその 後 に洗 顔 料でもう一 度 洗う人も、 特 に汚れが 気になる場 合 以 外はぬるめの 温 泉で洗うだけで大 丈 夫 。
ず 素 のままで 過 ごしま す 。 メイ
クレンジングしてから湯船に入ること。
と日 焼け止めだけは忘れずに!
*メイクをしている場合は、最初に
ク もせず 、 自 分 の 素 顔 を しっか
*炭 酸 濃 度の高い温 泉では
* 肌についた温 泉はそのままに
り と 見 る 数 日 間 。 メイ ク を す
( )
乾 燥 肌や 弱っている時は洗い 流 してください。入 浴 後 は 素 早く化 粧 水などで保 湿をしてください。
美肌の湯、炭酸泉。 酸 泉は毛 細 血 管の流れ を 良 く し、 細 胞 を 若 が
ば 炭 酸 ガスの効 果で 毛 細 血 管の 流 れ が 活 発 に な り、 新 陳 代 謝 が 良 く なり ま す。 そ の 結 果 血 色が良 く なり 、クスミ 解 消 、 過 剰 な 皮 脂 分 泌が正 常になるとい うわけ 。
また 、 炭 酸 成 分 がタンパク 質 を 吸 着 す る 脱 脂 効 果 あ るので 、 全 身 ゴシゴシ 洗いは 不 要 。 肌 に 負 担 をかけ ない入 浴 が可 能 なの です 。
ボ ディーソープ や 石 鹸 を 使わないこと。
効 能を維 持するために温 泉は 洗い 落とさずにそのままにしましょう。
( )
る 時に鏡に向かう 以 外 、 あまり 自 分 の 顔 を 見つめている 人 はい ないでしょう? 顔 だけじゃな く 、
炭
え らせるので 内 側から 元 気 に 美
じっく り 自 分 の 体 と 対 話 す る ことで 本 当 の 肌 の 状 態 を 知 り 、
し く なります 。
分 ほど 浸かれ
変 化 や 疲 れに気 付 くことができ るはずです 。
負 担 は 軽 減 さ れま す 。 化
イクをし ないだけで 肌への
肌の負担を減らし 休ませる。
メ 粧 品 そ の も のが 負 担 に な る う え 、 肌 との 摩 擦がく すみな どの 原 因 に。 すっぴんに 抵 抗 があ る 方はファンデーションを 付 け ずに 過 ごし たり、 な るべく 早 めにメ
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15
すっぴん旅 のススメ。 心とお肌のリラックスで キレイをつくる。 エ ス テ に 化 粧 品、 メ イ ク に マ ッ サ ー ジ と、 日 々 美 肌 づ く り に 余 念 が な い ア ナ タ。 竹 田 式 湯 治 で は、 そ ん な 普 段 の お 肌 ケ ア は 少 し お 休 み で す。 き れ い に な る 温泉旅のキーワードは、ズバリ“すっぴん”です。
教えてくれた人
高野明美
さん
竹 田 市 出 身。 美 容 師 と し て 毎 日 ばっちりフルメイクで働いていた が、肌について学ぶうちに素肌の 大切さを実感。転職しスキンケア アドバイザーとして各地で講演や 美 肌 づ く り の 指 導 を 行 っ て い る。 常にノーファンデーションのすっ ぴん美人。
緑 がいっぱいの 環 境 が 美
ず、 温 泉 そ の も のより
旅の美容効果。
ま
肌 に 最 適 。 竹 田 市 に 来 るこ と
で 日 常 のス イッチ がリ ラックス
モード に 切 り 換 え ら れ ま す。
ま た 、 赤 ちゃんがお 腹 にいる 時 のよ うに 、 ネ オンの ない本 当
に 暗い 夜 がこ こ に は あ り ま す 。
そ ん な 場 所 で 静 かに 過 ご す 時
間 がた と え 1か 月 や2か 月 に1
回 で も 肌 に は と て もいい。 温
泉 と 暗 く て 静 か な 夜 があ れ ば 、
美 肌 に 欠 かせない 良い 睡 眠 もつ
くりや すいので す 。
20
19
18
竹田式湯治体験記
わたしのためのひと皿 吟味された食材と、 あたたかいもてなしに満たされて。
え て く れ た の は、 空 や 森 を 臨 む
ラ ンテ 「 サ リ モス 」 で 迎
間 にひっそり と 佇 むリスト
品 々 を 前 に し 、 心 か ら 「い た だ
菜 と、 わ た し の た めに 作 ら れ た
時 間 前 ま で 畑 に あった よ う な 野
鮮 な 季 節 の ご 馳 走 ばかり だ 。 数
山
眺 望 と 心 づく し の 料 理 た ち 。 産
き ま す 」 の 気 持 ち がわいて く る 。
味 を 確 かめ る よ う に 丁 寧 に 箸 を
ただしい食 事 とはちがい、 素 材 の
離 が 近い 食 材 ば かり 。 普 段 の 慌
米 、 果 物 な ど 、 テ ー ブルと の 距
走 り 回 る 小 動 物 や 自 家 栽 培 のお
野 菜 だ け じゃな く 、 近 隣 の 山 を
お 米はオーナー 夫 妻と合 鴨 の 合 作 。 小さな 働き者たちのおかげで 無 農 薬 のおいしい お 米 になる。
進 め た く な る 食 事 が、 わ た し を
いっぱいに満 たして く れた 。
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地 は 庭 先 と 言って もいい ぐ らい 新
サリモスは 1 日 1 組 限 定の 森 の 宿でもあり、 周 囲 の 景 色ごと自分たちだけで 堪 能できる。
竹田式湯治体験記
ひとりぽつんとお湯に漂う
心と体に効く最高のご褒美は、 独り占めの至福の時。
言っているかは 聞 き と れ ない。 ふ
とて も 楽 し そ う だけれど、 何 を
子 ど も た ち の 笑い 声 が 聞 こ え る 。
つ かって 耳 を す ま せ ば 、 遠 く で
湯 は と て も 広い。 ひ と り 静 か に
「 花 水 月 」の貸し切り
下 町にある竹田温 泉
何 度 で もつかって 、 自 分への ご 褒
高 さ を 証 明 し てい る 。 ゆっく り
トロトロや わ らかい 感 触 が 、 質 の
の ひ とつ と 言 わ れ る 塩 化 物 泉 。
ここ の お 湯 の 泉 質 は 三 大 美 人 湯
かなお 湯 を 独 り 占 めで き る 贅 沢 。
き だ 。 誰 に も 遠 慮 せ ず 、 この 豊
て も 心 地 よ く 、 そ して 贅 沢 な 響 はな み づ き
と 、 す ぐ そ ば の 温 泉 口か ら 溢 れ
美 にしよ う 。
城
ては 流 れるお 湯 の 音 に 耳 を 傾 け
受 付に立つ のは温 泉ソムリエの 資 格をもつ支 配 人の成 尾さん 。 自分 にあった 温 泉の入り方も 教 えてくれる。
る 。 ざ ぶ ざ ぶ とい う そ の 音 は と
建 物 前に設 置されている足 湯 。地 元 のおばちゃ んたちとの 会 話を 楽しみ な がらゆっくりできる 低 めの 温 度 。
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竹田式湯治体験記
染 料 の 栽 培から染 色 、デザイン、販 売まで一貫して手 掛ける辻 岡 快さんは 、 ケミカルでは出せない 藍 の 色に魅 せられ 染 色の 道に入った 。
生み出す色、 織り成す世界 手仕事が見せる美しさが、 わたしをどんどん刺激する。
工 房 だ と 教 えて く れ、 案 内 まで
ば 、散 歩 中 のおばちゃんが染 物 の
藍 の 暖 簾 の 奥 を 遠 慮 がちに 覗 け
な が ら 歩 く こ と も ま た 楽 しい。
営 ま れ る 日 常 。 そ の 人 情 にふ れ
情 の な かに 息 づき 、 日 々
わせの 妙 にハッと す る 。 風 通 しの
た こ と の ない 文 様 や 柄 の 取 り 合
深い 色 のつやっぽ さ 、 こ れ ま で 見
している という 藍 の 染 物 が 見 せる
す 姿 に 背 筋 が伸 びる 。 自 ら 栽 培
す ぐ に 染 物 と 向 き 合い 手 を 動 か
かれて 移 住 した 染 色 作 家 が 、まっ
史 と と もにあ る ま ちの 風
して く れ る 。 「 そ めかひ 」で 出 逢っ
良い 工 房 の よ う に 、 自 分 の 心 に
歴
たのは、 作 家 の ま な ざ し や 作 品
も 涼 やかな 風 が吹いたよ う だ 。
15
たち 。 ま ちの 雰 囲 気 や 環 境 に 魅
暖 簾 や 手 ぬぐ い などの 作 品は 工 房 で 販 売しているほか 通 信 販 売も。
竹田式湯治体験記
コース course / C
ちょっと立ち止まり、 自分を見つめる。
と思う瞬間がある。
このままでいいの?
“自分”を後回し。
忙しさにかまけて
C
城下町でアートに触れる → 贅沢な貸し切り風呂 →おもてなし料理
温
歩
食
笑
時を刻み続ける異空間
日常や喧騒を離れて思う、
忘れていた大切なもの。
の 始 まり は、 武 家 屋 敷 や
古 く から の 商 家 の 町 並 み
かいよう な 気 持 ちになった 。
浮 かんで 、 せつ ないよ う な あった
い出 や 家 族 、 友 達 のこ と がふいに
めば 、忘 れていた 子 ど も 時 代 の 思
な 光 。 ゆっく り とコーヒーを 楽 し
ある 梁 を ぼんやり 照 ら すやわらか
さ を 誘 うレトロな タイルや 、 風 格
を そのままに 、 高 窓からは 懐かし
の 流 れがあ る 。 蔵 と 銭 湯 の 面 影
物 には、 外 と は ち が う 空 気 と 時
かけ て そ の 役 割 を 移 し て き た 建
カフェへと 、 江 戸 末 期 から 現 在 に
寄 る 。 米 蔵から 銭 湯 、ギャラリー
な 横 丁で 「 大 蔵 清 水 湯 」 に立 ち
おおくらしみずゆ
を そ ぞ ろ 歩 き、 白 壁 が続 く 小 さ
が 残 る 竹 田 市 街 地 から 。 城 下 町
旅
かつての 男 湯と女 湯 がそのままカフェスペースに 。 銭 湯だった頃 閉ざされて いた 天井 裏は 、 アート作 品 の展 示やイベントの 場としてよみがえった 。
3 / 症状
箋 処方
14
ユ キノシ タや ヨ モ ギ など の 野 草 は 天 ぷらに 。 利 尿 作 用 などの デトッ クス効 果 が 期 待できる薬 膳 の 定 食 は 、 怖 い 夢 を 見させ な い というお 伽 噺 のような効 能も。
夕焼けに染められて おかじょうし
竹田市のシンボル岡城阯で、
映 え る 岡 城 に ふい に 登 っ
昏 時 、 暮 れはじ めた 空 に
一期一会の夕陽と出逢う。
黄 て みた く なった 。 ゆっく り と 傾 き かけ た 太 陽 が 次 第 に 速 度 を は や め て 、 山 の 向 こ う に 沈 んでい く 。 オレンジ を 絞った よ う な 光 が 難 航 不 落 といわ れ た 山 城 を 包 み 込 み 、 わ た し も 同 じ オレンジ 色 に 染 まっ てい く 。 逆 光 の 中 に 浮 か び 上 が る 石 垣 と 彼 方 に 広 が る く じゅう
た 。 毎 日 繰 り 返 さ れ てい る 夕 焼
へと 沈 む ま で の ひ と 時 を 味 わっ
馳 せな がら 、 太 陽 が 山 の 向 こ う
闊 歩 していた 遠い 人 た ち に 想いを
に帰 ろ う 。
こ の 気 持 ち を 、 大 切 に 持って 家
が わいて く る 。 今 日 見 た 夕 陽 と
け な の に 、 静 かで 穏 や か な 感 動
13
連 山 の 山 影 に、 た だ 見 と れて し ま う 。 中 世 か ら 続 く 長い 時 間 や
取り残された石 垣 が 当 時 の 姿をしのばせる岡 城 阯は 桜と紅 葉 の 名 所でもある。
竹田式湯治体験記
効能あらたか薬膳ご飯 山、川、空気と人の恵みで、 わたしを丸ごとデトックス。
おだまき
な 山 里 は 恵 みの 宝 庫 で も あ る。
農 家 レスト ラ ン 「 緒 環 」 の 薬 膳
料 理 の“ 効 能 ” は 出 迎 え て く れ
る 人 た ち が 証 明 していた 。 ぴかぴ
かと 健 康 的 な 肌 に くった く の ない
集 落 。 そ の 字 の と おり 、 平 家 物
高い 祖 母 山 を 背 後 に 広 が る 神 原
深 呼 吸 を し たこ
こで 歩 き 、食べ、
つ く る の だ。 こ
笑 顔 。 地のものを その 季 節に味
語 にも 登 場 す る 伝 説 に 彩 ら れた
と で 体 中 のモ ヤ
るり と 囲 む な だ らか な 山
神 秘 的 な 雰 囲 気で、 鎮 守の森に
モ ヤ が スッ キ リ
わ う 暮 ら し が 健 やか な 心 と 体 を
立 て ば 神 代 の 物 語 を 想 像 した く
と 消 え 去った 。
並 みの な かで 、 ひ と き わ
な る 。 神 様 に 守 ら れ てい る よ う
ぐ
光 の 中に堂々と立つ 栃 の 木( トチノキ) は 樹 齢 5 0 0 年を超えるご神 木 。
12
竹田式湯治体験記
無心、のち夢見ごこち
川とお湯の境目がなくなるような、 不思議な感覚に迷う。
「 万 象 の 湯 」 で 目 を つぶ り 川
放 感 は なおさ ら だ 。
近 に 聞 き な がら 、 と も な れ ば 解
離 れ た 旅 先 で 川 のせせ ら ぎ を 間
楽 し み。 し か も そ れ が 日 常 か ら
呂 は、 休 日 な ら で はのお
るい 光 の 中 で 入 る 露 天 風
た だ 身 を 任 せる 。 そ ん な 温 泉 の
で も な く 、 川 の 音 と お 湯 にた だ
を す る と か 、 友 達 と は しゃ ぐ の
にか く 美 肌 を 追 求 し て 湯 め ぐ り
り 、 ふ わ ふ わ と 気 分 がいい 。 と
眠っていたいよ う な け だ る さ が あ
ス し た 全 身 は 、いつ ま で も 薄 く
体 の 芯 まで あ たた ま り 、リ ラック
明
の 音 に 耳 を 傾 け る と 、 自 分 がど
旅 が あって もいい 。
11
こにいるのか 分 から な く な る よ う
竹 田 市 内 で 収 穫 され た 新 鮮 野 菜 の 直 売 コーナーも人 気 。
で 、 何 だか 夢 の 中 にいる よ う だ 。
長 湯 のまちを流れる芹川のほとりで、 高 濃 度の 炭 酸 泉ならではの 小さな 気 泡に体を包まれる 極 上体 験 。
竹田式湯治体験記
course / B
ごろりで、ほろり
体を横たえ素直な目で向き合
コース
えば、大きな何かに包まれる。
笑
温
なった。
安 心 感に、 なぜか涙が流 れそ うに
か大きなものに包まれているような
ついた心が平 らかになっていく。 何
い方々に四方から見つめられ、 ざわ
正 面に龍が迫る。 力 強 くも慈 悲 深
尊の阿 弥 陀 如 来 を 右に、 そして真
横になると、 涅 槃 図を頭 上 、 ご本
ら か ん ず
転がって拝 観するのが高 林 寺 流だ。
下 ろしていた。 荘 厳 な天 井 画は寝
天 を 駆ける 巨 大 な 龍がわたしを 見
の山 門をくぐり、本 堂で息をのむ。
の 音に誘 われて 「 英 月 山 高 林 寺 」
えいげつざんこうりんじ
温 泉 をすっぴんで歩 く。 鐘
康な光に包まれた朝の長 湯
考えることがいっぱいで
約 2 0 畳 の 大きさを誇る 「平成天 楽飛天図 (へいせいてんらくひてんず )」。 光 や見る角度によって龍の 表 情 が 変わってくる。
いろんなことが
どんどん溜まって行く。
歩
心と体をデトックス。 一度自分を空っぽにする。 高林寺 →川のほとりの温泉 → 竹田の薬膳料理 →岡城の黄昏
食
健
頭の中がいつも忙しく、
B
歩
2 / 症状
箋 処方
10
穫りたて出来ての幸せ 地産野菜のピザと 高原ぶどうのワインを豪快に。
は国 内でも ごくわ ずかだそ う 。 併 設 す るレストランのテラス席 で 、 本 格 石 釜 で 焼 く 「マルゲリー タ 」 と 、 赤ワインを グラスで オー
康 的 に 減 ら し た お 腹 は、 がみえ る 。 待って まし た! 焼 き た
に、 豊 潤 な ぶど う が 実っているの
ダー。 す ぐ そ ばに 広 がるワイン畑
健 康 的 な 食 材 で 満 たし た て ピ ザ を 思いっき り ほ お ば る と 、
健 い。 向かうは、 くじゅう 連 山に面
自 社 農 園 産 葡 萄 1 0 0 %で のワ
が口いっぱいに 広 がる 。 水 分 を 欲
産 トマト とフレッシュバジルの 香 り
らないかも 。
表 面かりっと なかも ち も ち 、 久 住
イン 造 り を 行 な う 「 久 住 ワ イ ナ
す る口に、 満 を 持 してワインを 含
店 員 さ ん と 顔 を あ わ せて 試 飲
の 畑 で 葡 萄 を 栽 培 し、
リー」。 自 社 農 園で 栽 培した 葡 萄
めばこれぞ 幸せ、 も う 他 に 何 もい
する 5
だ け でワ インをつ く るワ イナリー
し な が ら ワ イン を 選 べる ショップ で お 土 産 を 買った 後 、 葡 萄 畑 を 散 歩 し な がら一緒 に 来 た 友 達 と た わい ない 話 で 大 笑い。 昨 日 ま で 感 じていた 憂 鬱 な 気 分 はどこへや ら 、 高 原 の 風 のよ う に 軽 快 な 気
正真正 銘 くじゅう産 。
持 ちになっていた 。
9
ha
竹田式湯治体験記
絶景温泉で心全開
ザブンとつかって、雲と一緒に流れる気分。
雲 を す ぐ そ ばに 感 じ な がら 、 思
五 岳 を 見 下 ろ し 、 悠 々と 流 れ る
超 え た 展 望 の 露 天 風 呂。 阿 蘇
る と 、 そ こ に は 期 待 を は る かに
じゅう ぶ ん の 広 さ の 内 湯 を 抜 け
ローチの 小 径 を 通 り 、 温 泉 棟へ。
ロビーで 手 続 き を す ま せてア プ
立 寄り 入 浴 もできる 宿 泊 施 設。
おふ ろ を め ざ す 。 ここ は 気 軽 に
じ ゅ う 高 原 コテ ー ジ 」 の
地 よい疲 労 感 のなか 、 「く
りがけで 露 天 風 呂 を たのし も う 。
す めで す よ 」。 きっと 今 度 は 泊 ま
の 女 性 が「 朝 と 夜 の 入 浴 もおす
る。 帰り 際お礼 を 言 う と 、 受 付
で は く じゅう 地 ビールも 売ってい
がり の 余 韻 を 満 喫 す る 。 ロビー
る 休 憩 室 で の ど を 潤 し、 湯 上
温 泉 棟 から す ぐ の とこ ろ に あ
り な めらかぽっかぽか。
存 分つかった 後 のお 肌 は 、 しっと
と 言 わ れるお 湯 。 な る ほ ど 思 う
す る 泉 質 は 、 肌 がすべすべにな る
心
わ ず 両 腕 を の ばし て「 気 持 ち いー! 」 炭 酸 水 素 塩 を 主 成 分 と
曙 や 薄 暮 には、満 天の星と月を独 り占めする贅 沢を味わえる。
8
竹田式湯治体験記
返 し 地 点 。一時 間 半 歩いたのがう
むかってのぼりきったところで 折り
るやかな 上 り 坂 を く じゅう 連 山 に
両 腕 をのばして 飛 行 機ポーズ。 ゆ
イ ダ ーに な れ る よ う な 気 が し て 、
抜 ける 強い風 に、 ふと 自 分 も グラ
つひとつを 愛 おし く 感 じ る 。 吹 き
いわ れ を 教 え て も らい、 そ のひ と
てし まいそ う な 小 さ な 植 物 たちの
植 物に出 会 う 。 ひとりでは見 逃し
道 す がら ほんと う にた く さんの
りに 癒 さ れ 穏 やか な 気 持 ち で 歩
不 思 議 と なつか しい よ う な 香
も さわやか。
を か ぐ と 、 意 外 や 意 外 、 とって
し 手 に 取って お そ る お そ る におい
に 白い 生 地 で 覆 わ れ てい る 。 少
し 草 が 積 ま れ、 発 酵 させる た め
側 には 牛 さ んた ち の 餌 に な る 干
ら を み てい る 。 道 を 隔 て て 反 対
牛 もいて 、 穏 や か な 表 情 で こ ち
そ う だ 。 中 に は お な かの 大 き な
牛 の お 母 さ んに あ た る 牛 た ち だ
目 的 地 に 到 着 した 。
いている と 、 あっという 間 に 次 の
そのように、 疲 れ を 感 じ ない。
阿蘇五岳まで、
すと、 今 度は阿 蘇 方 面 を
い雑 木 林 を 抜 けて 折 り 返
見渡す限りの草原。
短
ど こ ま で も 見 渡 せる 絶 景 が 目 の 前 に 広 がる。 今 まで と は 違 う 美 し さに 心 が 弾 み 思 わ ず な だ らか な 下 り 坂 を 駆 け 出 した く な る 。 小 さ な 柵 をへだてて す ぐ そ ばで
7
久 住 牛 がのんびり と 草 を 食 んでい る 。 ここにいるのは 全 国 の 黒 毛 和
の び の び 育 つ 牛たちは、「 ネザ サ」 など、 久住に古くから生息する草が大好きだそう。
吹き抜ける風に乗って 飛べそうな気分。
竹田式湯治体験記
コース course /A
外に出られず、ウズウズ。
平日はなかなか
A
オフの日はもっと
元気に発散したい。
思いきり体を動かして、 高原の風になる。 高原トレッキング →絶景温泉 → 地産ワインとピザ
食 歩
笑 笑
温
1 / 症状
箋 処方
大自然とひとつになって
発見がいっぱいの
のグライダー滑 空 場へ。 こ
し早 起 きしてスタート地 点
久住高原トレッキング。
少
こは九 州が誇 る 名 峰 、 くじゅう 連
山 の 展 望 をひとりじめで き る とっ
ておきの場 所 。
「 くしふるの 大 地 」 で 待 ち 合 わ
せて 、エコツアーガイドの上 好 さん
に案 内してもらう 。 心 地 よい風に
ふかれ ながら 歩 き 始 めてま ず 見つ
けたのはカワラナデ シコ。 可 憐 な
薄 紫が印 象 的で 触った感じも 繊 細
なこの 花 は、ススキ な どの 比 較 的
た く ましい植 物 に 寄 り 添って 生 き
るのだそ う 。
久住の 植 物 や鳥 、 高 原に生きる 動 物 のことなど、 知 識 豊 富な上 好さん 。
6
コース / B
処方箋
竹田式湯治体 験 記
コース / C
一度自分を
空っぽにする。
処方箋 ちょっと
立ち止まり、
自分を見つめる。
5
心と体をデトックス。
竹田式湯治体 験 記
思いきり体を
処方箋 動かして、
コース / A
高原の風になる。
竹田式湯治体 験 記
4
3
2
読本 目次 02
contents
竹田式湯治とは
元気になれる黄金の法則。 特集
竹田式湯治体験記
06 思いきり体を動かして、高原の風になる。 10 心と体をデトックス。一度自分を空っぽにする。 14 ちょっと立ち止まり、自分を見つめる。
interview 20 22 24 26
ききたい、しりたい。 すっぴん旅のススメ。 THE 温泉力。 「竹田で歩く」をコーディネート。 高原を疾走する効能。
28
からだ悦ぶ、大地とおかあさんのご馳走。
32
smile! 旅の悦楽、笑いのパワー。
topics
1
31
竹田名水のめぐみ
34
笑い方いろいろ 竹田で笑おうえ
36
温泉療養保健システム
37
お問い合わせ
大分県竹田市には、 元気になれる 黄金の法則があります。
日 頃 抱 え てい る 体 の 不 調 、 心 の 不 調 、
お 肌 の 不 調 を あ き ら め てい ま せ ん か ?
本 書 で 紹 介 す る 内 容 を お 好 み で ア レン
ジ し て 、あ な た 流 の 「 温 ま る 」「 歩 く 」
「 食 べる 」「 笑 う 」 を 体 験 し て く だ さ
い 。 竹 田 式 湯 治 が 、 きっと あ な た を 元 気 にし ま す 。
「竹田式湯治」の楽しみ方をお届けします。
TAKETASHIKITOUJI READER 温泉療養保健システムを推進するまち。
読本
大分県竹田市 URL:taketan.jp/onsenryoyo/index.html
竹田が効く。