P O R T F O L I O ARCHITECTURE PROJECTS 2018 Yuto Yanagisawa
都市の茶室
2018 アカデミック
Location / 銀座、東京 Program / 茶室
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現代都市における非日常空間の創出 日本の伝統的な空間概念である
非日常空間に至るまでの転換を促
「茶室」は、都市や人里から離れた
す役割を持つ。銀座の大通りは小
異世界として現代まで受け継がれ
さな路地空間で結ばれており、路
てきた。「茶室」は空間の用途を指
地空間の奥の、ビル群に囲まれた
すとともに、「非日常的な空間」を
空間に茶室を配置することで、華
意味する言葉である。
やかな大通り - 日常空間 - から茶
現代の都市では中高層のビルが
室 - 非日常空間 - に至るまでの空
立ち並び、人の賑わいだけでなく
間を露地空間として演出した。ま
空間的にも高い密度 - 過密な空間
た、茶室を囲うビル群の外壁を茶
- を形成している。東京都中央区の
室の壁とみなし、薄いアルミ屋根
銀座では、こうした過密性を孕み
を外壁から吊ることで、過密性を
ながら華やかな都市空間が広がっ
利用した茶室空間を形成した。
ている。これは、日本の伝統的な
現代都市の過密性は、都市の風
空間である「茶室」を、都市の過
景をつくるとともに、人目に触れ
密性を利用して、現代の都市空間
ることのない、ネガティブな空間
に再構築する提案である。
を同時に孕んでいる。日本の伝統
「茶室」は、茶をもてなす空間以
的な空間である「茶室」は、こう
外にも、「露地」「待合」「水屋」な
したネガティブな空間の価値を転
ど様々な空間で構成され、その中
換できる性質を持っているのでは
で「露地」は、日常生活から離れ、
ないだろうか。
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3
4
A
2
1 - 露地 2 - 待合 3 - 水屋 4 - 茶室
1/300 0
1
10 (m)
1F-PLAN 1/100 0
1
2
5 (m)
茶室は茶をもてなす空間以外に、「露地」「待合」「水屋」な
るまでの空間を演出する。また、アンカーを周辺の既存建
どで構成されており、その中でも「露地」空間は日常生活か
物裏の外壁に打ち込みアルミの屋根をかけることで、周辺
ら離れ、非日常に至るまでの転換を促す役割がある。この提
の建物裏の外壁を茶室空間の壁とみなし、過密を利用した
案では、都市の中の路地空間を「露地」とみなし、茶室に至
非日常空間を形成する。
A-A' Detail Section 1/100 0
オートデスク学生版により作成
オートデスク学生版により作成
1
A'
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1
2
5 (m)
ELEVATION -7-
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YUTO YANAGISAWA www.yu0928@gmail.com 2017-2020 Works Academic Feb.2021
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