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SCR_015ワーカーが企業に求めること

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ベトナム製造業における、採用・定着を考えるための職場環境整理

人材不足は、採用活動だけでは解決しにくい

採用後の早期退職が続くと、採用費・教育費・既存社員の負担が繰り返し発生する可 能性があります。

応募者を集めるだけでなく、「選ばれやすい会社」と「働き続けやすい会社」の両方 を考える視点が重要です。

職場環境への不満 暑さ・通勤・食事・休憩・人間関係など

欠勤・離職

採用・教育コスト増加

現場の安定運営に影響する可能性

採用活動と新人教育のやり直し

現場負担・品質への影響 既存社員の負担や品質の不安定化

事業運営へ影響する可能性がある項目

欠勤・遅刻 早期離職

採用コスト増加 教育負担増加

品質の不安定化

管理者の負担増加 なぜ今、ワーカー視点が必要なのか

生産性低下

勤務先を評価する8つの要素

ワーカーは、基本給だけではなく、生活コスト、通勤負担、身体的負担、精神的負担 などを含めて、勤務先を総合的に評価していると考えられます。

収入

基本給、残業代、手当 、賞与、昇給

味、量、衛生、食堂環 境

作業環境

空調、換気、騒音、照 明、清潔さ

休憩環境

休憩室、昼寝場所、給

水設備

通勤・住居

通勤バス、駐車場、寮 、住宅手当

勤務条件

シフト、休日、有給、

残業時間

上司の態度、公平性、 相談しやすさ

将来性

昇給、昇格、教育、正 社員化

評価に影響しやすい日常項目

必ずしも豪華な制度や設備が必要とは限りません。毎日の生活負担を減らし、安定し て利用できることが、勤務先評価の一つの要素になり得ます。

一部の条件による評価

基本給のみ

ワーカー視点の総合評価

給与+食事+通勤+生活負担軽減

収入・生活支援

実際の手取り額

残業代・皆勤手当

交通費・食事手当

住宅手当・テト賞与

給与支払いの安定性

給与明細の分かりや すさ

食事・食堂

味・量・温かさ

衛生状態

待ち時間・席数

食堂の空調

夜勤・残業時の食事

通勤

通勤バス・バス路線

夜勤時の送迎

屋根付きバイク駐車

場

ガソリン代補助

雨天時の動線

通勤時間

工場環境も勤務先評価の一部

工場環境は、会社が従業員をどのように考えているかを示す、 目に見える要素の一つです。

作業エリア

•室温・空調・換気・湿

•度粉じん・臭気・騒音

•照明・作業スペース・安全性

共用エリア(衛生)

•トイレの清潔さ・数

•更衣室・個人ロッカー •シャワー・医務室

共用エリア(休憩)

•食堂

•休憩室

工場見学時の印象

•工場内が暑くないか

•給水設備・喫煙所

•ワーカーの表情や雰囲気 •作業場が整理されているか

設備だけでなく、運用も重要 設備があっても、利用しにくければ評価につながらない

項目 設備・制度

休憩室

有給休暇

空調

食堂

通勤バス

課題例

相談窓口

空調付き休憩室がある

有給制度がある

利用時間が短い、利用しにくい雰囲気

実際には申請しにくい

空調設備がある 一部エリアにしか効いていない

社員食堂がある

送迎バスがある

相談窓口がある

混雑で休憩時間が短くなる

残業や夜勤時間に対応していない

相談後の対応に不安がある

マネジメント面の確認項目

上司が威圧的な話し方をしていないか/人前で強く叱責していないか

/指示が明確か/えこひいきがないか/ミスの原因を一緒に確認して いるか/意見を伝えやすいか/評価基準が理解されているか/苦情を 伝えても不利益を受けないか

自社工場を見直すチェック項目

収入・待遇

周辺工場と給与条件に大きな差がな いか

残業代の計算・手当・賞与が明確か

テト賞与や帰省休暇があるか

食事

食事の味や量に大きな不満がないか

食堂の衛生状態は良いか、暑くない か

食事の待ち時間が⾧くないか

工場環境

作業場の温度を把握しているか

換気、臭気、粉じんに問題がないか

トイレ数・清潔さ、更衣室は十分か

休憩・通勤/人間関係・運用

昼休みに身体を休められる空調場所 があるか

雨天時に濡れにくい動線や屋根付き 駐車場があるか

評価基準が明確で、意見を聞く機会 があるか

改善の進め方

STEP1 現状を把握する

アンケート/退職理由/欠勤率・離職率/現場視察

STEP2 課題を分類する

運用改善/少額投資/設備・建築工事

STEP3 優先順位を決める

影響度/費用・期間/生産への影響/採用・定着への影響

STEP4 小さく実行する

給水機追加/食堂レイアウト変更/休憩室空調改善/日よけ・屋根設置

STEP5 変化を確認する

満足度/離職率・欠勤率/応募数/苦情・要望件数

効果・費用・期間を見ながら、無理なく実行できる改善から始めることが現実的です。

職場環境を見直す

現在、多くの日系製造業では、ワーカーの採用・定着が大きな課題となっています。

本資料が、自社の職場環境を見直し、

ワーカーに選ばれる工場づくりを考える際の一助になれば幸いです。

TICは、ベトナムにおける総合建築会社として、工場の新築・改修、空 調・換気、食堂、休憩室、更衣室、トイレ、動線改善など、建物・設備 に関するご相談に対応しています。

職場環境を見直す中で、建物や設備に関する課題がございましたら、 お気軽にご相談ください。

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SCR_015ワーカーが企業に求めること by Hiroyuki Sato - Issuu