

Scenic Routes Experience.

列車・バス・船で旅する ―
世界トップクラスの交通システムを誇るスイス。アルプスの名峰や美しい湖、雄大な氷河、丘陵に広がる葡萄畑、素朴な 山里など。感動的な風景を存分に味わうなら、景観自慢の鉄道、バス、船の旅がおすすめ。鉄橋やトンネルを抜けて山間 をかけぬける鉄道、山々に囲まれた湖をゆったりクルーズする船、秘境の谷や峠道をこえる ポストバスなど、スイス旅 行のハイライトがつまった人気の絶景ルートの旅をお楽しみください。
編集・発行:スイス政府観光局 Switzerland Tourism
発行日:2008年9月
発行部数:100,000部
表紙写真:ランドヴァッサー橋
※原稿/写真の無断掲載は禁じます。
※情報は発行時に確認したもので、その後に変更や改定 の可能性があります。あらかじめご了承ください。
Publisher : Switzerland Tourism Tokyo
Edit / Text : Yuko Makino
Photos : Swiss-image.ch, Switzerland Tourism, SBB, STS, PostAuto, SOB, RhB, MGB, MOB, TMR, Gstaad Saanenland Tourismus, Valais Tourism, Goms Tourismus, Shigeru Yoshida, Yuko Makino
Cover picture : Landwasser Viadukt
Total circulation : 100,000
Printed in Japan
運行スケジュールや料金などの詳細情報、 現地関連URLは変更される場合が多いの で、本誌に記載していません。購入・予約の 際はあらかじめインターネットなどでよく ご確認ください。
CONTENTS
スイス政府観光局ホームページ………………………………2 スイストラベルシステム …………………………………………4 ウェブ・絶景ルートガイド………………………………………5 ルートマップ全図…………………………………………………8 グレッシャー・エクスプレス…………………………………11 ベルニナ・エクスプレス………………………………………19 ゴールデンパス・ライン………………………………………25 ウィリアムテル・エクスプレス………………………………33 パーム・エクスプレス…………………………………………38 フォアアルペン・エクスプレス………………………………43 モンブラン・エクスプレス……………………………………48 ロマンティックルート・エクスプレス…………………………53 チェントヴァッリ鉄道…………………………………………58 エンガディン=メランルート・エクスプレス…………………62 世界遺産………………………………………………………18 ノスタルジック・ギャラリー……………………………………52 フルカ山岳蒸気鉄道・ローヌ氷河……………………………55
スイストラベルシステム
スイスの小さな国土には、網の目のように結ばれた鉄道、その先の小さな道にバス、湖に船、山上にケーブルや登 山鉄道と、公共交通機関がくまなくカバーしています。運行ダイヤは時間に正確で、乗り換えがスムーズにできる ように接続時間も綿密に調整された世界屈指の交通システムです。

シーニックルート(絶景ルート)



スイス国鉄を中心に鉄道、バス、湖船、山岳交通、都市交通など約300社の交通機関が提携・協力して実現した「スイストラベルシステム Swiss Travel System」。外国人旅行者が1枚のパスでスイスを自由に旅行できるように、便利な交通パスを企画・販売し、スイス全土を結ぶ 約20000kmの交通ネットワークを旅するおすすめコースとして眺望自慢の“シーニックルート(絶景ルート)”を提案しています。
チェントヴァッリ鉄道のように通常便とまったく同じ場合もありますが、多くのシーニックルートは、通常便とは少し差別化をしてい ます。普通車両とはちがう展望パノラマ車両で運行するルート、複数の異なる路線を乗換なしか通常より少ない乗換で結ぶルート、 定期便にはない路線を走るルートなど“特別”の形はさまざまです。
スイスの鉄道、バス、船は時刻表も路線番号で管理しているので、ゴッタルド線やベルニナ線、アルブラ線のような特例をのぞいて路 線名はありませんが、シーニックルートには名前がついています。日本における“あずさ”“こまち”という愛称のようなものです。通常 便より少し“特別”という意味で“◯◯エクスプレスExpress”という名前が多いですが、非常に速いというわけではありません。日本 では「快速」「急行」「特急」などの鉄道区分が一般的ですが(会社によっても異なる)、スイスの鉄道に同様の区分はなく、かわりに、S -Bahn(小さな地区内を接続)、Regio(地域内を結ぶ接続)、RegioExpress(地域内の主要都市間を速く接続)、InterRegio(別地域 間を接続)、IC(主要都市間を速く接続)という区分があります。シーニックルートの “エクスプレス”は日本の鉄道区分とは異なるも のなので、現地の名称である“エクスプレス”のままでご紹介しています。
シーニックルートの路線上にはスイスを代表する見どころがつまっています。ぜひ途中下車して、周辺の観光ポイントにも足をのばしてみまし ょう。スイストラベルシステムのパスがあれば、乗り降り自由。特別な接続便でなくても、通常便を乗り継ぎながら、同じ絶景ルートが楽しめます。
スイス国内の主な交通ネットワークを期間中何度でも利用できるスイスパスをはじめ、通用期間を選べるフレキシーパス、2人以上で お得なセーバーパスなど、さまざまな種類のパスを販売しています。旅のプランやスタイルにあわせて最適なパスを選びましょう。いち いち切符を購入する手間と時間が省け、うまく活用すればするほどおトク。さらに山岳交通、ホテル、イベント、ガイドツアーなどの割引 や、約400カ所の博物館・美術館が無料となるミュージアムパスとしても使えるなどボーナス特典も充実。スイストラベルシステムのパ スは、日本の主な旅行会社やインターネットの予約・販売サイト(P7)などで簡単に購入することができます。
4 Scenic Routes Experience.
スイス政府観光局ホームページに、より詳しく絶景ルートをご紹介するオンライン・ルートガイドを新設しました。列車情報、 標高図などのルート概要、関連リンクから、細かな車窓・鉄道ポイント、観光ポイントまで。約2分間のショートムービーや美し い写真を満載したスライドショーなど、ルートのイメージをご覧いただくこともできます。ぜひチェックしてみてください。
[ルート概要]




▲ルートの説明 ▲特別車両などの情報
[ルート詳細]


▲車窓・鉄道ポイント ▲観光ポイント

▲拡大写真

▲約2分間のイメージムービー
▲ルートの標高図








パスご購入は 一ヶ国周遊パス をクリック
※以下の手順は下記参照
座席予約は 区間乗車券 をクリック
※以下の手順は下記参照
疑問がございましたら 「よくある質問」ページ をご覧下さい。







スイスの交通パスや乗車券をオンラインで購入!
「レイルヨーロッパ」の日本語オンラインブッキングサイトを利用すれば、スイスパスなどのお得な 交通パスや区間乗車券がラクラク購入できます!また絶景ルートの座席指定が必要なパノラマ車両の 予約も可能。ワンクリックでお好きな商品を選択したら、購入までの手続きも支払いも安全でスムーズ。
購入したチケットは宅配便で届けてくれるので、わざわざお店に足を運ぶ必要もなく便利です。




お得なパスのご購入
1 左のメニューから「一カ国周遊パス」を クリックして「スイス」を選択
2 購入したいパスの種類を選択
レイルヨーロッパ Rail Europe
「レイルヨーロッパRail Europe」は、フランス国 鉄(SNCF)と スイス国鉄 (SBB)のベンチャー企 業で、ヨーロッパを旅行 する外国人向けに、世 界約50ヶ国、約100ヶ 所の旅行代理店を通し て、ユーレイルパスなど の鉄道パスやチケット を販売しています。か ねてから要望の多かっ た一般ユーザー向けの 日本語オンライン・ブッ キングサイトを開設。鉄 道旅の情報収集から手 配まで使える便利なサ イトです。ぜひチェック してみてください。
区間乗車券のご購入・座席予約
1 左のメニューから区間乗車券をクリック
4 ご乗客情報、お届け先などの情報を 入力 ⇩ ⇩
3 使用期間・座席クラス(1等or2等)を 選択
2 購入したい区間、出発日、数などを入力 して検索
★パスは購入済みで特別車両の座席予約を追加購入する ときは、下部にあるチェックボックスにマークをいれる
3 購入可能な便と料金のリストが表示。 選んで購入するボタンを押す
4 ご乗客情報、お届け先などの情報を入力 ⇩ ⇩ ⇩
グレッシャー・エクスプレス〔11P〕
ベルニナ・エクスプレス〔19P〕
ゴールデンパス・ライン〔25P〕
ウィリアムテル・エクスプレス〔33P〕
パーム・エクスプレス〔38P〕
フォアアルペン・エクスプレス〔43P〕
モンブラン・エクスプレス〔48P〕
ロマンティックルート・エクスプレス〔53P〕
チェントヴァッリ鉄道〔58P〕
エンガディン=メランルート・エクスプレス〔62P〕

A G A B C D E C




Zürich
Lichtensteig
Rapperswil
Samstagern Biberbrugg
Küssnacht am Rigi
Arth-Goldau Pfäffikon SZ
Sattel-Aegeri
Romanshorn

St.Gallen
Herisau
Uznach Wattwil

Flüelen
Altdorf
Sachseln
Brünig
Innertkirchen
Guttannen
Realp Göschenen Furka
Sedrun
Oberalppass
Andermatt
Airolo
Ulrichen
Münster VS
Reichenau-Tamins
-Dorf
Intragna
Ponte Brolla Verdasio Camedo
Ilanz Versam/Safien
Disentis/Mustér
Domodossola -Platz
Filisur
Thusis Tiefencastel
Preda
Bergün/ Bravuogn Bever Samedan
St. Moritz
Biasca
Lamone Erstfeld
Giubiasco Faido
Bellinzona
Cadenazzo
Castasegna Chiavenna
Silvaplana Maloja
Porlezza Promontogno
Menaggio
Punt Muragl
Pontresina
Susch Zernez Sta.Maria
Mals/Malles
Meran/ Merano Il Fuorn
Müstair
Brusio Bernina Diavolezza
Ospizio Bernina Alp Grüm
Poschiavo




グレッシャー・エクスプレス
Zermatt
Chur
Andermatt
Tirano Davos ヴァレー州のツェルマットとグラウビュンデン州エンガディン地方のサ ン・モリッツという、アルプスを代表する2大マウンテン・リゾートを結ぶ 伝統のスイス横断ルート。昔はローヌ氷河の近くを通るルートだったので、 グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)の愛称で親しまれてきました。現 在でも、最高地点2033mのオーバーアルプ峠を越え、7つの谷、291の橋、 91のトンネルを抜けて走る約8時間の旅は、雄大な名峰、美しい森やのど かな牧草地、牧歌的な山里、山間の急流や渓谷など絶景の連続。フルカ・ トンネルが開通してから通年運行となり、四季折々の風景を車窓から楽し むことができます。
TRAIN INFO
ツェルマットからディゼンティスまでを結ぶマッター ホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)、ディゼンティスから クール/ダヴォス/サン・モリッツまでを結ぶレーテ ィッシュ鉄道(RhB)の通常便を乗り継いでも、同じル ートの旅は楽しめますが、乗換なしで接続する大き な展望窓のパノラマ車両の旅はいかがでしょう。とく に2006年から導入された新型パノラマ車両<プレ ミアムPremium>は、エアコン完備の車内、テーブル 付きの広い座席、日本語を含む6カ国語で説明が聞 けるヘッドフォン、座席に食事を運んでくるサービス など、ワンランク上の快適さを提供しています。


★パノラマ車両で接続する「グレッシャー・エクスプレス」には、通常の乗車券やパスに加えて座席予約と追加料金が必要です。 追加料金には昼食込みと昼食なしの料金があります。
Glacier Express A
マッターホルン麓の村ツェルマットを出発。シュタルデンを過ぎると谷が開けて山の斜面に葡萄畑が 見えてきます。ワイン名産地フィスプ地方の先はシンプロン峠と結ぶ通商で栄えたブリークの町。続い てローヌ川の流れる谷をアレッチ地方へ。メレル、ベッテン、フィーシュからロープウェイで世界遺産の アレッチ氷河を望む展望台へ結びます。続いて列車は木造の民家が特徴的なゴムス地方を抜け、ヴァ レー州最後の村オーバーヴァルトへ。ここからレアルプまでフルカトンネル。ウルゼレン谷に入り、ホス ペンタールを抜けたら交通の要所アンデルマットに到着。シェレネン峡谷を横目に、列車は歯形レー ルに切り替えてルート最高地点のオーバーアルプ峠(2033m)へと登っていきます。ウーリ州とグラウ ビュンデン州の境で、山々に囲まれた山上湖が印象的。今度はフォーダーラインの流れに沿って美し い修道院があるロマンシュ語圏の中心地ディゼンティスへ。その先のイランツを過ぎると“スイス・グ ランドキャニオン”と称されるライン峡谷。氷河期の地滑りで形成された自然の造形美に圧倒されま す。さらにライヒェナウを抜け、古都クールへ到着。(続きはP14)
Point ワイン名産地を走るグレッシャー・エク スプレス。急勾配を走る列車でも倒れ ないようにと開発された傾いた特製グ ラスは、お土産の定番。オリジナルグッ ズなどとともに車内販売で購入できる。

※赤字 の 地名の情報は15pから

Oberwald
Ulrichen
Münster VS
Betten
Mörel
Brig
Fiesch
シュタルデン・サース Stalden-Saas
Visp ザンクト・ニクラウス St.Niklaus
テーシュ Täsch
Zermatt






ライヒェナウ・タミンス Reichenau-Tamins
ヴェルザム・サフィエン Versam-Safien
イランツIlanz
ディゼンティス/ムスター Disentis/Mustér
セドルン Sedrun
レアルプ Realp

オーバーアルプパス Oberalppass
アンデルマット Andermatt
フルカ山岳蒸気鉄道(55p)
パノラマ車両で結ぶ「グ レッシャー・エクスプレス」 の旅では、車内のキッチン で調理された温かい食事 が楽しめる。新型車両<プ レミアム>では、レストラ ンのように座席まで料理 を運んでくれる。従来のパ ノラマ車両の場合は趣きの ある食堂車で。
食事の後は蒸留酒(シュナ ップス)をどうぞ。焼酎やグ ラッパのような強いお酒 で、サクランボでつくるキ ルシュや洋梨のウィリアム スはスイスの特産品。高所 から滝のようにグラスに 注ぎ込む伝統のパフォーマ ンスもグレッシャー・エク スプレス名物のひとつ。


クール Chur
トゥージス Thusis
ティーフェンカステル Tiefencastel
ダヴォス Davos

フィリズール Filisur
ベルギューン/ブラヴォーン Bergün/Bravuogn
プレダ Preda
グレッシャー /ベルニナ・エクスプレス 共通区間-14p 世界遺産認定地区


ベヴェーア Bever サメーダン Samedan





古都ク ルを出発してすぐ列車は2つのライン川の源流が合流するポイントで鉄道の分岐点であるライヒェナウに到着。続いて、 かつての城塞や古城が崖上に点在しているドムレシュク谷を南下。トゥ ジスで列車は向きを変え世界遺産のアルブラ線へ。深 いシン峡谷に架かる高さ89mのソリス橋を渡り、白い教会が印象的なティ フェンカステルを抜け、眼下にアルヴァノイの村が みえてきたら、奥に次のハイライトが登場。長さ135m、高さ65mのランドヴァッサー橋を、列車は大きくカ ブしながら渡り、崖 の中のトンネルへと飛び込んでいきます。※フィリズ ルからアルブラ谷を南下し、素朴な山里ベルギュ ンへ。最初は右にあっ た村がル プトンネルを抜けると左下、次のル プトンネルを抜けると右下に見えてきます。さらにカ ブ、ル プトンネル、石橋 の連続で、アトラクションのようなル トを約400mのぼっていきます。プレダからアルブラ峠を越える全長5866mのアルブラ トンネルを抜けると、有名なサン・モリッツを中心としたアルプスの絶景が魅力のエンガディン地方に到着。
★ダヴォスを出発した列車はランドヴァッサー谷を川沿いに走ります。レーティッシュ鉄道を代表する橋のひとつ、長さ204mのヴィスナ 橋 を渡り、フィリズ ルからク ル発便と同じアルブラ線のル トへ合流。
ク ル Chur(17p)
ライヒェナウ・タミンス
ダヴォス Davos(17p)
トゥ ジス Thusis
プレダ Preda
世界遺産認定地区(18P)

フィリズール Filisur
ベルギューン/ブラヴォーン Bergün/Bravuogn
ベヴェ ア Bever サメーダン Samedan
サン・モリッツ St. Moritz(22p)

Reichenau-Tamins

Reichenau-Tamins ヴィ




ツェルマット
名峰マッターホルンを抱く有名なマウンテ ンリゾート。ガソリン車乗り入れ禁止地域な ので、静かな環境と清らかな空気が保たれ ています。アルプスを代表する4000メート ル級の山々と氷河に囲まれており、ゴルナー グラートやロートホルン、スネガ、シュヴァ ルツゼーなど絶景自慢の展望台へ、ロープ ウェイや登山鉄道で簡単にアクセス可能。
山頂ホテルやデザインホテル、高級ホテル、 アパートメントなど宿泊施設も充実。多彩な コースが魅力のハイキングで1年を通して 大自然の絶景を満喫できるでしょう。

ブリーク Brig




南北を結ぶシンプロン峠の入口で通商の中 心地として栄えた町。今も南はイタリア、北は ベルンからドイツ、西はレマン湖からフラン スへ結ぶヨーロッパの交差点で、ツェルマッ トやサースフェーへ結ぶ鉄道やポストバス の起点でもあります。玉葱形の塔が印象的な シュトックアルパー城と旧市街の狭い路地や 邸宅、広場などに中世の面影が残っています。


ゴムス地方 Goms
グリムゼル峠、フルカ峠の入口にあるオーバ ーヴァルトからビンまで、ローヌ谷の高原に 素朴な村が点在しています。歴史を感じる 木造建築も特徴のひとつ。高台の教会が印象 的なエルネンや、ホテル王リッツの生誕地ニ ーダーヴァルトなどが有名。アレッチ氷河と ローヌ氷河、アルプスの山々や花畑など大自 然を舞台に多彩なハイキングが楽しめます。


アレッチ地方 Aletsch Region
ベ ルン 州とヴァレー州 にまたが るアル プス 最大、最長のアレッチ氷河は、周辺の山々と あわせて世界自然遺産に登録されています。
氷河の南端にあたるヴァレー州側の観光拠 点とな るリ ダ アルプ、ベットマ アルプ、 フィ シュアルプへは、それぞれメレル、ベッ テン、フィ シュからロ プウェイで接 続し ています。それぞれの展望ポイントから角度 や雰囲気の異なる氷河の美しさを堪能して みましょう。珍しい動植物が生育する自然保 護区のアレッチ森を歩くコ スなど、多彩な ハイキングも人気です。


アンデルマット Andermatt
ゴッタルド峠、オーバ アルプ峠、フルカ峠の 間に位 置する谷間の山村 。東西南北 を結 ぶ 鉄道路線が交差する交通の要所です。荘厳な 教会や礼拝堂 、ゲー テが逗 留したホ テル な ど、昔の宿場町の風情 を残しています。悪 魔 の橋やゲシュネンアルプ、夏季に は レアルプ から蒸気機関車の 旅( P55 )や、バスの峠 越 え (P53)など、多彩なエクスカ ションも人気。 ル クマニエ 峠とオーバ アルプ峠への入 口 にあたる交通の要所。ロマンシュ語の地名が 修道院を意味しているように、8世紀に創設 されたベネディクト派修道院を中心に栄えた 文化、歴史、学問の町です。17世紀に建てら れた壮麗な修道院と教会は、北アルプスを代 表するバロック建築の傑作といわれています。




ディゼンティス Disentis/Mustér
周辺に点在する村や谷も魅力のひとつです。



ダヴォス Davos
トーマス・マンの『魔の山』の舞台となった 素朴な山里ですが、世界経済フォーラム(ダ ヴォス会議)が開催されることで、広く知ら れるマウンテンリゾート。山岳ホテルから高 級ホテルまで宿泊施設は数も多く充実して います。清らかなアルプスの空気と雄大な大 自然の中で楽しむハイキングやサイクリング、
スキーなどのアクティビティが最大の魅力。
ベルニナ・エクスプレスやグレッシャー・エ クスプレスの発着点で、各方面の鉄道やポ ストバスなど交通の便もよく、周辺の村や谷 にも気軽に足をのばせます。

クール Chur

スイス最古の町といわれる歴史を誇るグラ ウビュンデン州の州都。12/13世紀に建て られた大聖堂、15世紀の教会や州立美術館 など、豊かな文化遺産や史跡がそろっていま す。路地や広場に中世の趣きを残す旧市街 は、城壁に囲まれた自動車の入れない歩行 者天国。夏季の毎土曜日には伝統の市も開 かれます。また、カフェやバー、ショップが多 く活気あふれる現代的な都市でもあります。
チューリヒから約1時間で、グレッシャー/ベ ルニナ・エクスプレスのほか、各方面への鉄 道・バス路線が発着する交通の要所です。











ヒンタ ライン地方のトゥ ジスから、エンガディン地方のサン・モリッツを結ぶアルブラ線と、サン・モリッツからイタリア のティラ ノまでを結ぶベルニナ線。スイス最大の私鉄会社レ ティッシュ鉄道が誇る伝統の鉄道路線と周辺に広がる風景 が、2008年7月に新しい世界文化遺産として登録されました。約100年前にアルプスの自然を壊すことなく切り開いた驚異 の鉄道技術、そして鉄道とともに守られてきた山里の暮らしや美しい眺望は、世界中から訪れる多くの人々を魅了していま
1898年に着工し、1903/1904年に開通したアルブラ線。作業
員の前に次々と立ちはだかったアルプスの難所を、数々の石橋 やトンネル、カ ブをつくりあげ、克服していきました。高さ65m の印象的なランドヴァッサー橋、ベルギュ ンからのプレダま での約400mの高度差を調整する5つのル プトンネル、アルブ ラ峠を越える長さ5866mのアルブラトンネルなど、鉄道建築の 傑作とい われています。そん なアトラクションのよう な鉄道 に 乗って、美しい自然の中に素朴な村々が点在するアルブラ谷の 情景を車窓から存分にお楽しみください。

1908年/1909年の一部区間開通の後 、1910年に サン・モ リッツ = ティラ ノ間の全線開 通となった ベルニ ナ線( 旧 ベ ル ニ ナ鉄道会社 )は 、歯車 を使った ラック式鉄 道では なく、 般 的 なレ ル を使った鉄 道でアルプス最高地点 を走る鉄 道とし て、当時その技術は大きな話題となり、後に敷設された世界の 山岳鉄道のモデルになりました。万年雪と氷河が輝く4000m 級 の ベルニ ナ アル プスから葡萄畑や栗林に 囲まれ た のどか な 谷まで絶景の連続 。イタリアまでの標高差1824m をわず か 2時間でダイナミックに結ぶ感動 のアル プ ス縦 断 ル トです。






ベルニナ・エクスプレス Bernina Express B
Chur /ダヴォスDavos
ベルニナ・エクスプレスは、アルプスを南北に縦断する感動の絶景ルート。ク ール/ダヴォス発着便の場合は、サン・モリッツまでのルートはグレッシャー・ エクスプレスと共通路線です※。とくに高架橋、ループトンネルの連続で山の 稜線に沿って標高差を克服していく伝統のアルブラ線は、レーティッシュ鉄 道の中でハイライトといわれる区間でもあります。その後、サン・モリッツとイ タリア領のティラーノを結ぶベルニナ線へと結びます。アルブラ線とベルニナ
線は2008年世界遺産に認定されました※。サン・モリッツからはルート最高 地点である標高2253mのオスピツィオ・ベルニナ(標高2253m)を越えてア ルプスの絶景の中を走った後、一気に標高を下り、素朴なポスキアーヴォ谷 からイタリアへ。夏期には、バスの特別便に乗り換え、ティラーノからコモ湖 を通りスイスのルガーノまで足をのばすことも可能です。
※世界遺産の情報はP18、共通区間のルートはP14にて紹介しています。
TRAIN INFO
ベルニナ・エクスプレスの絶景ルートは、朝から夕方
まで毎時接続しているベルニナ線の通常便でも楽し めますが、往路か復路のどちらかには、特別なパノラ マ車両の旅がおすすめ。冷暖房完備の快適な新型車 両。天井まで広げた大きな窓で迫力ある風景を存分 に満喫できるでしょう。
★パノラマ車両は座席予約・追加料金が必要です。


ベルニナ・エクスプレス Bernina
サン・モリッツを出発してから最高地点である標高2253mのオスピツィオ・ベルニナを越えてアルプ・グリュムまで、美しいレルヒ (西洋カラマツ)の森や滝、4000m級のベルニナ山群の名峰、雄大な氷河、きらめく山上湖など、アルプスの感動的な絶景が車窓に 次々と展開していきます。続いて列車はゆっくりとカーブを繰り返しながら約1000mの標高を下り、イタリア語圏のポスキアーヴォ の谷へ。言語が変わるだけでなく、のどかな山郷の情景へ雰囲気も一変します。静かなポスキアーヴォ湖の真横を駆け抜けると谷の 中心地ポスキアーヴォが見えてきます。さらに有名なブルージオの360度ループ橋で高低差を調整して、イタリアとの国境となるカ ンポコローニョを抜ければ、間もなくティラーノへ到着。
Point
イタリアのティラーノまで行く場合は国境を越え るのでパスポートの携行を忘れずに。夏期には ルガーノまで結ぶバスの特別便もある。ティラー ノからワインの銘柄でも有名なヴァルテッリー ナValtellinaの谷を抜けて、エレガントなコモ湖 Lago di Comoを通り、再びスイスに入国。コモ 湖からルガーノまでは、地中海の雰囲気あふれる

※赤字 の 地名の情報は次ページから

Point
ドイツ語圏、ロマンシュ語圏、イタリア語圏を走 るこのルートでは、Bergün/Bravognなど地名が 2カ国語で表記されている場合がよくある。オス ピツィオ・ベルニナの手前に続く山上湖、ロマン







ライヒェナウ・タミンス Reichenau-Tamins

クール(17p)
トゥージス Thusis

Tiefencastel
フィリズール Filisur
Bergün/Bravuogn
Bernina Diavolezza プレダ Preda
ベヴェーア Bever
Samedan
Ospizio Bernina
Vadret da Palü






サン・モリッツ
St. Moritz
美しい森と湖、雄大な山や氷河などの絶景 が広がるエンガディン地方の中心地。「グ レッシャー・エクスプレス」と「ベルニナ・エ クスプレス」の発着点でもあり、鉄道とあわ せて世界遺産に認定されました。二度の冬 季オリンピックやスキーワールドカップが 開催されたウィンタースポーツの聖地とし ても世界的に有名。大自然を舞台にハイキ ングやスポーツなど四季を通して多彩なア クティビティが楽しめます。周辺に点在する 眺望自慢のアルプスの展望台や、素朴な村 や谷への観光拠点としても最適です。





ベルニナ谷の入口の村で、ホテルも多くエン ガディン地方の観光拠点のひとつ。ベルニナ 線とともに世界遺産に認定されました。雄大 な氷河、美しい湖や谷、アルプスの展望ポイ ントなど周辺に見どころが多く、鉄道やバス、 空中ケーブル、馬車便、ハイキングで、木々が 色づく秋や樹氷のきらめく冬など、四季折々 の絶景を存分に満喫できるでしょう。


ムオタス・ムライユ
サン・モリッツとポントレジーナの間にある 駅から約100年の歴史を誇るケーブルカー で約10分。山頂からは谷間に湖が真珠のよ うに連なる美しいエンガディンの谷やベル ニナ・アルプスの山々など、四季折々に美し い眺望が楽しめます。本格的な料理が人気の レストランは夜まで営業。初夏から秋にはハ イキング、冬には雪ソリコースなどが人気で


シュターツ湖(レイ・ダ・シュターツ) Lej da Staz
ポントレジーナからシュタ ツ森を歩いてサ ン・モリッツ湖へ抜けるハイキングの途中に ある湖。夏の水浴場として知られていますが、 湖が凍り一面が雪化粧する冬、湖面が黄金色 に染まる秋も感動的な美しさ。2008年に客 室やテラス席をリニュ アルした約100年の 伝統を誇る小さなホテルがあり、素朴な郷土 料理が味わえるレストランとしても人気です。


ポントレジーナからロゼッチ川の流れにそっ て南西にのびる谷。自動車は入れないので、美 しい森の中を約1時間30分のハイキングか馬 車便でどうぞ。谷奥には伝統のホテル・レスト ランがあり、氷河の絶景とグルメで人気。さら に先まで歩いていくと、正面にロゼッチ氷河、 ラ・セッラ氷河、左からチエルヴァ氷河が合流 する迫力の眺望が楽しめます。
*ロマンシュ語でロゼッチ、ドイツ語ではロゼック。


テラッチ氷河 Vadret da Morteratsch/Morteratschgletscher
グラウビュン デン州最大の氷河 。19世 紀 末 から登山家に愛されてきた伝統のホテル レ ストランは今も健在。昔はその駅前まであっ た氷河が後 退してできた谷 を歩 いて 約1時 間。途中、氷河測量記録が記された標識があ り、温暖化の歴史を学ぶことができます。その ほかボヴァル小屋をめざす約2時間のル ト も人気。間近に迫る氷河の眺望は格別です。 通年運行の125人乗りの空中ケ ブルで約10 分。100年以上の歴史を誇る路線が、4000m 級のベルニナ・アルプスの名峰と雄大な氷河 が広がる白銀の世界へと結びます。美味しい料 理が評判のレストランは、屋内からも大きな 窓で眺望が楽しめますが、天気が良ければ外 のテラス席がおすすめ。眼前に迫る絶景は感 動的です。シンプルな部屋ですが宿泊も可能。




アルプ・グリュム Alp Grüm
ベルニナ谷の南端でポスキアーヴォ谷の入口。
1910年にベルニナ線で最後に開通した区間 として複線の駅がつくられました。奥にイタリ アへと続く谷のパノラマ、正面に雄大なパリュ 氷河とターコイズ色のパリュ湖、という美しい 眺望が楽しめます。駅にレストランが併設され ているのでランチストップに最適。絶景が広 がるテラス席はとくにおすすめです。


ポスキアーヴォ谷(ヴァル・ポスキアーヴォ)Val Poschiavo
グラウビュンデン州最南端に位 置するイタ リア語圏の谷。レーティシュ鉄道ベルニナ線 で 最後の区 間でも あります。アル プ・グリュ ムから国境のカンポコローニョまで、わずか 25kmの距離で標高差が1750m。雄大なア ルプスから素朴な山里まで風景も変化に富 んでいます。谷の中心地はポスキアーヴォ。大 理石を模して描かれた装飾が美しい邸宅や 後期ゴシックの教会 、文化財の歴史ホ テル など中世の街並が今も残っています。そのほ か、鏡のように山々を映すポスキアーヴォ湖、 ブルージオのル プ橋なども必見。





ポスキアーヴォ谷とイタリアのヴァルテッリ ーナ 谷の入口にある町 。鉄道 駅もスイスと イタリアの2つ。古くから交通の要 所として 栄えた歴史を誇り、史跡も多く残っています。 ベルニナ線の車窓からもみえる、16世紀の 美しい巡礼教 会「マドンナ・ディ・ティラーノ 聖堂 」はとくに印象的 。名産の 赤ワインと味 わう郷土料理などのグルメも魅力です。





ゴールデンパス・ライン
GoldenPass Line
(チューリヒZürich )
Interlaken ツヴァイジンメン Zweisimmen
ゴールデンパス・ラインは、3つの鉄道会社の路線をつなぎ、ルツェルン湖 からレマン湖まで抜ける夢のスイス横断ルートです。ドイツ語圏の古都ル ツェルンからフランス語圏のエレガントなモントルーまで、きらめく湖、 雄大なアルプス、のどかな牧草地、美しいブドウ畑など、スイスの魅力がつ まっています。途中下車して、ユングフラウ地方や中央スイス地方の有名な 観光地へのエクスカーションを楽しんだり、国際空港があるチューリヒや ジュネーヴへ旅を続けることもできます。
★鉄道会社がかわるツヴァイジンメンとインターラーケンで乗り換えが必要です。
TRAIN INFO
ルツェルン=インターラーケン間をZB、ツヴ ァイジンメン=インターラーケン間をBLS、モ ントルー=ツヴァイジンメン間をMOBが結 んでいます。車窓に展開する美しい風景を存 分に堪能するなら、各社が誇るパノラマ車両 がおすすめ。それぞれ内装は異なる趣向を こらしていますが、外観は同じ金色のデザイ ンで統一しています。とくにMOB区間では、 列車先頭部に特別席(VIP席)があるパノラ マ車両や、ノスタルジックなクラシック車両 が連結する編成もあります。
★MOBのパノラマVIP席は追加料金となります。
また、8席と限られているため必ず予約が必要です。





中世の街並が美しいルツェルンを出発。ルツェルン湖を抜けて次のアルプナッハ湖が見えたら右手にピラトゥス山。世界一急勾配 のラック式鉄道が山頂へ結びます。かわいい町が点在するサルネン湖のそばを走り、丘の上の小さな教会が印象的なギスヴィルで 列車は標高をあげていきます。カーブを描きながらエメラルド色のルンゲルン湖を抜けてブリュニック峠を越えたらマイリンゲン で列車はスイッチバック。続いてブリエンツからブリエンツ湖を眺めながら進み、アルプス観光の拠点インターラーケンに到着。ここ で列車を乗り換えてシュピーツまでトゥーン湖畔を走り、のどかな牧草地が続く谷ジンメンタールに入ります。ツヴァイジンメンで再 び列車を乗り換え、セレブが集う山里グシュタードや伝統の牧童の暮らしが息づくペイダンオー地方へ。その先のレザヴァンを過ぎ る頃、美しいレマン湖と名峰ダン・デュ・ミディが見えてきます。さらに世界遺産の葡萄畑が広がる絶景を走るとすぐモントルーに到着。
Point 1931年にモントルー=ツヴァイジンメン間で華々しくデビューした「ゴールデン・マウンテ ン・プルマンエクスプレス」。世界恐慌の影響で1939年に惜しまれつつ運行停止となった この列車が2005年『ゴールデンパス・クラシックGoldenPass Classic』として復活。オリエ ント・エクスプレス様式の豪華車両は、古き良き時代の鉄道旅行を思わせるレトロな装い。 1等・2等車両のほか、地ワインや軽食が楽しめるワインセラー車両も連結し、ゴールデンパ ス・ラインの一部として通年運行。追加料金なしで気軽に利用できる。

※赤字 の 地名の情報は次ページから









Point
画家バルテュスが晩年を過ごした「グ ラン・シャレー」。18世紀に建てられ た農家で、19~20世紀中旬まではホ テルとして利用された。ロシニエール 村を列車が通過するとき、一瞬、車窓 から見ることができる。

ギスヴィール Giswil

エルレンバッハ Erlenbach i.S.
ブリエンツ
ツヴァイジンメン Zweisimmen
モントルー グシュタード
シャトーデー Château-d'Oex
モンボヴォン Montbovon
チューリヒ Zürich ルツェルン
ヘルギスヴィール Hergiswil アルプナッハシュタート Alpnachstad サルネン サクセルン Sachseln
ルンゲルン Lungern
ブリュニック・ハスリベルク Brünig-Hasliberg
マイリンゲン
Point
春は感動の花風景が楽しめるMOB区間がおす すめ。ザーネンランド、ペイダンオーなどの牧歌 的な山里に黄色やピンクの花が絨毯のように 咲き誇る。5月頃はレザヴァン周辺で伝説の白 い花“ナルシス”の群生に出会えるかも。








ルツェルン Luzern
美しい湖、奥に連なる山々、中世の街並が織 りなす絵画のような風景で人々を魅了する 古都。昔も今もスイスを代表する観光名所で す。ロイス川の両岸に発展した町の面影は、
木造橋や壁画、彫像のついた泉、城壁など、 旧市街の随所にみることができるでしょう。 有名建築家が手がける建物や新しいショッ プ、ホテルも多く、世界トップクラスの演奏家 が集結する音楽祭や数々のイベントが開催 されるなど、常に進化する文化都市でもあり ます。湖船クルーズや周辺の山や町への小旅 行など楽しみもいろいろ。

ピラトゥス山




Pilatus
太古の竜の話など数々の伝説をもつ神秘的 で壮麗な山は、世界的に有名な観光地。アル プナッハシュタートから世界一急勾配のラ ック式登山鉄道、クリエンスから反対斜面を ロープウェイで結ぶ山頂から、美しい湖と遠 くまで連なる山々の眺望が楽しめます。2つ のホテル・レストランも人気。「ホテル・ピラト ゥスクルム」は1890年創業の歴史遺産です。


サルネン Sarnen
静かなサルネン湖畔にあるオプヴァルデン 州の州都。13世紀の塔や18世紀に改修し たバロック様式の教会、市庁舎、修道院や古 いホテルなど、中世の面影が町の随所に残 っています。一帯は緑の丘が連なるのどかな 牧草地帯。小さな教会が多い地域です。メル ヒ谷の入口にあるフリュエリ・ランフトやサク セルンなどのかわいい村も訪ねてみましょう。


マイリンゲン
Meiringen
北はブリュニック峠からルツェルン、西はブ リエンツからインターラーケン、南西はグリ ンデルワルト、南東はハスリ谷からグリムゼ ル峠、東はガドメン谷からスステン峠に結ぶ
交通の要所で、鉄道やバス路線が交差するア ルプス観光の拠点。コナン・ドイルが逗留し、 ホームズ最後の地としてライヒェンバッハの 滝を小説の舞台に書いたことでも有名。
ブリエンツ
美しいブリエンツ湖畔の小さな村。ここか らロートホルン山頂まで蒸気機関車(一部 ディーゼル)のかわいい登山鉄道で結びま す。アルプスと湖の眺望やハイキングで人気。
郊外の「バレンベルク野外博物館」には、移 築された古い民家や伝統工芸の実演があり、 スイス文化を体験することができます。対岸 にあるギースバッハの滝もおすすめです。
インターラーケン
19世紀の山岳観光ブームで発展した町は、 ベルナーアルプス(ユングフラウ地方)への 玄関口として世界的に有名。ブリエンツ湖畔 の東駅とトゥーン湖畔の西駅を約20分で歩 けるメインストリートが結んでいます。アルプ スに囲まれた谷間の山里ですが、高級ホテ ルやカジノなどが建ち並ぶエレガントな雰囲 気。隣接するウンターゼーンには歴史的な街 並も残っています。ハーダー・クルムやシー ニゲプラッテなど絶景の展望台へケーブル や登山鉄道で足をのばしてみましょう。湖船 クルーズも楽しみのひとつ。









丘陵に葡萄畑が広がるトゥーン湖畔の小さ な町。10/11世紀頃まで遡る歴史的なシュ ピーツ城は博物館として一般公開していま す。湖船やバスのほか、北はベルン、東はイン ターラーケン、南はブリーク、西はモントル ーへ向かう鉄道路線が交差する場所で途中 下車に便利。美しい中世の町トゥーン、ニーセ ン、ニーダーホルンなどにも出かけてみましょう。


王侯貴族、財界人、映画スターなど各界のセ レブが集まる有名な山岳リゾート。美しい自 然に囲まれた素朴な山村ですが、丘の上に ある古城のような高級ホテルや、一流ブティ ックが並ぶエレガントな雰囲気も兼ね備え ています。周辺に広がるのどかな牧草地、レ マン湖地方やベルナーオーバーラント地方の アルプスで多彩なアクティビティが楽しめます。


ツァンフローラン氷河を中心に大小さまざ まな氷河がつながってできた広大な氷原。山 頂レストランと空中ケーブルを有名建築家 のマリオ・ボッタが設計。ピヨン峠からわずか 15分で白銀の世界へ結びます。ピヨン峠まで はバスで、レ・ディアブルレから約15分、グシ ュタードから約30分。1年中スノーアクティビ ティと絶景が楽しめる人気スポットです。


牧草地が広がるのどかなペイダンオー地方 にある山里。昔ながらの牧童の伝統が名産 のチーズや祭り、切り絵細工などに息づいて います。熱気球世界一周無着陸飛行に成功し たことでも有名。周辺には、画家バルテュス が晩年暮らしたロシニエール、故ダイアナ妃 が少女時代を過ごしたルージュモンなど、自然 に抱かれた美しい隠れ里が点在しています。


モントル ー
ゾ ト。優美な高級ホテルやカジノが建ち並 ぶ エレガ ント な雰囲 気 で す。郊外 の シ ヨン 城や 美しいレ マン湖 、奥に連な るアル プ ス が 織り成 す 風 景は 、多くの 王 侯 貴 族 や 芸 術 家 を魅 了し、ルソ 、バイロン、ヘミングウェ イ がこ の地 を 舞台に小説 を 書 き あ げ、スト ラヴィンスキーか らフレ ディ・マ キュリ まで数々の名曲をつくりました。夏は世界的 に有名 なジャズフェスティバ ル、春は 色とり どりの花畑、秋は黄金色の葡萄畑など、四季 折々の魅力にあふれています。

ラヴォー地区


Lavaux
ローザンヌからモントル まで続くワイン産 地。レマン湖の上に広がる丘陵に葡萄畑が連 なる美しい絶景が有名です。比類なき景観と 約1000年変わることなく受け継がれてきた 葡萄づくりの伝統が評価され、2007年世界 文化遺産に認定されました。葡萄畑の間を縫 うようにつくられた小道を歩くハイキングが おすすめ。地ワインもぜひ味わってみましょう。



チョコレート・トレインの旅 Chocolate Train
「ゴ ル デンパス サ ビス 」と「カイエ・ネスレ 」の共 同で実 現した パッ ケ ジ。クラシック車 両または パノラ マ車両 の1等車に 乗って モント ルーから出発 。車窓に広が る ブドウ畑や牧歌的な山里の風景 を眺 め なが ら、チ ズで 有名な グリュイエ ルへ 。チ ズ工 場と中世の古 城 を訪ねます。そして、再び電車に乗ってチョコレ ト工場のあるブロへ。 甘い香りの漂うチョコレ ト作りの見学と試食が楽しめます。
運行期間: 6月~10月の月、水、木(7・8月は火・金も運行)




地理的にも歴史的にもスイス の中心にあり、よく“スイスの エッセンス”といわれるルツェ ルン湖地方。その言葉の通り、 この小さな地域の中には、どこ よりも“スイス”がぎっしりつ まっています。世界一急勾配を 走る登山鉄道と空中ケーブル で結ぶピラトゥス山。山頂には 絶景自慢のホテルとレストラン があります。そして伝統を誇る
ルツェルンは、イベントや祭り の多い文化都市としても広く知 られています。


ピラトゥス・バーネン


Dウィリアムテル・エクスプレス
ルツェルンLuzern フリューレン Flüelen アイロロ Airolo ベリンツォーナ Bellinzona
中世の街並が美しいドイツ語圏のルツェルンから、地中海の香り漂うイタ リア語圏のティチーノ地方まで湖船と鉄道で結ぶパッケージ。ルツェルンか らクラシックな外輪蒸気船※に乗ってスタート。ウィリアム・テル伝説も残 るフィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)のクルーズと船上レストラ ンでの昼食をお楽しみください。フリューレンで船を降りて列車に乗り換え、
100年以上の歴史を誇るスイス国鉄ゴッタルド線のアルプス越えルートで ティチーノの州都ベリンツォーナへ向かいます。ここでロカルノへ旅を続け るか、別の列車に乗り換えてルガーノへ行くかは自由選択です。
※一部、便によっては蒸気船でない場合もあります。
SHIP/TRAIN INFO
ルツェルン湖クルーズの定期運行便とスイス国鉄ゴッタルド 線の通常便で、同じルートを楽しむことができますが、「ウィリ アムテル・エクスプレス」はパッケージ商品として販売してい ます。パッケージに含まれるのは、1等乗船券、1等乗車券(座 席予約含む)、船上レストランでのランチ、ルート資料と記念 品。スイスパスなどの交通パスを持っている場合、乗船券・乗 車券の料金を除いた追加料金のみで購入可能です。
『ルツェルン湖汽船会社(SGV)』が所有する船の中でも最も 優美な蒸気外輪船でのクルーズ。船内にあるノスタルジック な食堂も魅力です。続いて、伝統のゴッタルド線を走る列車は、 スイス国鉄の快適なパノラマ展望車両。弧を描くように上ま で大きく空いた窓で眺望を存分に楽しむことができます。
Locarno/ Lugano



Wilhelm Tell Express
ルツェルン駅前の波止場から乗船し、美しい中世の街を横目にスタート。高台に古城のあるメッゲンホルンを過ぎたらビュルゲン シュトックへ。山上のリゾートへ結ぶレトロなケーブルカーも見えてきます。今度は対岸にあるリギ山の観光拠点ヴェッギス、フィッ ツナウへ。続いてクレーヴェンアルプへのロープウェイが発着するベッケンリート、ゲルサウを過ぎると、ケーブルカーでゼーリス ベルクへ結ぶトライプ。ここからウーリ州に入り、伝統の保養地ブルンネンの後、対岸にみえるリュトリへ。スイス連邦発祥となる3 原州の誓約がかわされた場所です。かわいいバウエンの村を通り、対岸のテルスプラッテへ。湖畔にある小さな礼拝堂をお見逃し なく。フリューレンに到着したら下船して鉄道に乗り換えです。
今度は伝統のゴッタルド線でロイス谷を南下。アルプスが奥にみえるエアストフェルト付近から約600mの標高を登っていきます。と くにループトンネルと橋の連続で高度を上げていくヴァッセンはハイライトのひとつ。丘の上のかわいい教会が向きを変えて何度も みえてきます。そしてゲッシュネンから有名なゴッタルド・トンネルを抜けると、イタリア語圏のティチーノ州へ。大自然に囲まれた素朴 な村が点在するレヴェンティーナ谷を走ります。ラヴォルゴを過ぎてループトンネルと橋で一気に標高を下げます。奥のチロニコ谷と 高速道路の高架橋が迫力の風景です。ジョルニコの石造りの教会の横を過ぎると谷の終点ビアスカに到着。駅の後ろに流れる美しい 滝がちらっとみえるでしょう。さらに世界遺産の古城が印象的なベリンツォーナを抜け、湖畔のリゾート、ロカルノまたはルガーノへ到着。
Point フィアヴァルトシュテッテ湖周辺には、スイス建国のシ ンボルでもある英雄ウィリアム・テルにまつわる伝説の 舞台が多く点在している。悪代官ゲスラーの船から飛 び移ったという場所“テルスプラッテ”の小さな礼拝堂 “テルスカペレ”が船からよくみえる。礼拝堂の中には その場面のほか、リュトリの誓い、リンゴの射抜き、ゲス ラーの死、を描いた壁画がある。ほかにも鉄道の路線 にテル親子の銅像が建つアルトドルフがあり、テル生誕 の地といわれ記念館があるビュルグレンも近い。








ヴェッギス Weggis
28p)
ケールシテン・ ビュルゲンシュトック Kehrsiten-Bürgenstock
ベッケンリート Beckenried
フィアヴァルトシュテッテ湖

(46p)
フィッツナウ Vitznau
ブルンネン Brunnen SGV
フリューエレン Flüelen
アルトドルフ
エアストフェルト Erstfeld
ファイード Faido
Point
船の航路にあるリュトリは、1291年8月1日、 ウーリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの 3原州の代表が集まり同盟を結び、誓約を交 わした場所。ここから湖沿いに対岸のブルン

アイロロ Airolo ロカルノ(60p) ルガーノ(41p)
ビアスカ Biasca
ジュビアスコ Giubiasco
カデナッツォ Cadenazzo
ラモーネ・カデンピーノ Lamone-Cadempino






フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)Vierwaldstattersee/Lake
ウーリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデン(現 ニドヴァルデン/オプヴァルデン)、ルツェル ンという4州に囲まれ“4つの森の国の湖” と名付けられた湖(英名:ルツェルン湖)。い
くつもの湾がつながり複雑な形をしていま す。湖と周囲の山々が織り成す美しい景色 は幻想的で、古くから多くの人々を魅了して きました。リギ山観光の拠点フィッツナウや ヴェッギス、オードリー・ヘプバーンが結婚式 をあげたビュルゲンシュトック、チャーチル がハネムーンで訪れたブルンネンなど、老舗 のセレブリゾートがそろっています。

Lucerne


アルトドルフ Altdorf
1291年にスイス連邦の発祥となる同盟を結 んだ3原州の一つ、ウーリ州の州都。建国のシ ンボルとなった英雄ウィリアム・テルの伝説で、 彼が息子の頭上のリンゴを射ぬいた場所とし て語られたことで有名。村の中心にはテルの 銅像やテルの劇を4年に一度上演するために つくられた劇場があり、修道院や教会、市庁舎 など随所に中世の面影が残っています。




ゲッシュネン Göschenen
ロイス川の上流にある谷間の村。ゴッタルド トンネルの北口で、鉄道のゴッタルド線とシ ェレネン線が交差するポイントです。バスで ヴァッセンからスステン峠へ向かう道もあ ります。「悪魔の橋」で有名なシェレネン峡谷 や、西にのびる谷の先にあるゲッシュネンア ルプへ足をのばしてみましょう。雄大な山々 と氷 河に囲まれた 美しいダムは必見です。


レヴェンティーナ谷(ヴァッレ・レヴェンティーナ)Valle Leventina
ゴッタルド峠麓のアイロロからビアスカまで ティチーノ川に沿ってのびる谷。北から南へ 標高が下がっていくので、雄大なアルプスか ら葡萄畑が広がる温暖な平原の山地まで、
気候や植生も異なる雰囲気を楽しむことが できます。ゴッタルドトンネルの南口になるア イロロの先、ピオッタから急勾配のケーブル で結ぶリトム湖は必見。山々を映す大きな湖 (ダム)で絶景が堪能できます。そのほかファ イード、プラート、クイント、ジョルニコなど のかわいい村々も魅力。谷の南にあるビア スカは美しい教会と滝で有名です。





ベリンツォーナ Bellinzona
ティチーノ州の州都。イタリアから北への玄 関口として戦略的に重要な位置にあり、古く から栄えた歴史的な町です。岩の上にそび えるカステル・グランデ(グランデ城)など3 つの古城と城壁に囲まれた町は、中世アル プスの重要な要塞都市のモデルとして評価 され世界遺産に認定されました。石畳の道 や広場、アーチ型の回廊が印象的な市庁舎、 13~16世紀の美しい教会など、古都の雰 囲気が随所に残る旧市街を歩いてみましょ う。毎週土曜には、多くの観光客や市民で賑 わう伝統の朝市も開かれています。






パーム・エクスプレス
サン・モリッツSt.Moritz
Palm Express
Chiavennna
アルプスの名峰からヤシの木が揺れる湖畔まで、変化に富んだ魅力的なポ ストバスのルートです。雄大なエンガディン地方のサン・モリッツを出発した バスは、サン・モリッツ湖、チャンプフェー湖、シルヴァプラーナ湖、シルス湖 など4000m級のベルニナ・アルプス山麓の谷間に連なる湖のそばを走って いきます。氷河から流れる青緑の湖水に、周囲の山々を鏡のように映しとる 絶景が楽しめます。湖を囲むレルヒ(カラマツ)の森が色づく秋はとくにおす すめ。エンガディン谷の最後となるマローヤ峠からはつづら折りの山道で、 ジャコメッティの故郷でセガンティーニが愛した美しいブレガリア谷を下っ ていきます。国境となる谷の最後の村カスタセーニャを越えてイタリアのキ アヴェンナへ。さらにメッゾーラ湖を抜けると、有名なコモ湖畔に入ります。
メナッジョでコモ湖を離れ、メナッジョ谷を通り、ルガーノ湖畔に佇むイタリ アの港町ポルレッツァを過ぎたら再びスイスに入国。湖を横目にしばらく走 りルガーノに到着です。
BUS INFO
このルートは、イタリアの路線バスルートをスイスのポストバスでルガー ノまで結ぶという特別便です。快適な大型車両で運行します。全席予約で 追加料金が必要。往復ともに1日1便のみ。運行日のスケジュールが時期 によって異なりますが、通年運行です。国境を越えるのでパスポートの携 行が必要。また、サン・モリッツからブレガリア谷を抜けてキアヴェンナま でのルートは、1~2時間に1本あるポストバスの通常便でも楽しめます。 コーヒーブレイクの時間です。このルートは、基本的にキアヴェンナをのぞ いてノンストップですが、前もって予約をいれておけば、メナッジョで下車 することも可能です。

Lugano



パーム・エクスプレス Palm Express

サン・モリッツ(22p)
シルス
シルヴァプラーナ シルス・マリア Sils/Segl Maria マローヤ プロモントーニョ Promontogno
カスタセーニャ Castasegna キアヴェンナ ブレガリア谷
ブレガリア谷のプロモントーニョで バスを乗り換えて約10分。高台か ら見下ろす眺望と素朴な山里の雰 囲気が魅力のソーリオへの小旅行 が楽しめる。伝統の栗林が実りの時 期を迎える秋はとくにおすすめ。

ルガーノ
ルガーノ湖
※赤字 の 地名の情報は次ページから
メナッジョ Menaggio
Point
ブレガリア谷の小さな村々、イタリア のコモ湖畔の港町など、狭い小道で の運転が続く。民家のすれすれを巧 みなハンドルさばきで切り抜ける運 転手の技術には脱帽。







シルヴァプラーナ Silvaplana/Silvaplauna
チャンプフェー湖とシルヴァプラーナ湖の間 にある小さな村。西にのびる道は、ユリア峠 につながる歴史的な街道です。美しい湖はウ ィンドーサーフィンのメッカとしても有名。東
にはベルニナ・アルプスの絶景を望むコルヴ ァッチ展望台へ結ぶケーブルがあり、途中の ムルテール駅から氷河のビューポイントや山 上湖へ歩くハイキングも楽しめます。


シルヴァプラーナ湖とシルス湖の間にある村。 バゼリアとマリア地区に分かれています。神秘 的な湖、谷、山々が織り成す美しい風景は別 世界。多くの文人や芸術家たちに愛されてき ました。思想家ニーチェが滞在した家は記念 館になっています。そのほか、ケーブルで結ぶ フルチェラス展望台や雄大な氷河が待つフェ ックス谷への馬車の旅もおすすめ。


シルス湖の南端。マローヤ峠を通りブレガリ ア谷へ向かうローマ時代の重要な街道の入 口で、バス停前には古くから多くの旅人が逗 留したホテルがあります。歴史的な木造建築 が印象的。画家セガンティーニが晩年暮らし た地で、特徴的な形のアトリエは往時のまま。
彼の墓もある共同墓地など、素朴な村の情 景と美しい自然は作品によく描かれていま マローヤ峠を源流としてイタリアのコモ湖ま で流れるメラ川のほとりにある歴史的な町。
キアヴェンナ谷の中心地です。トゥージスか らライン川の源流があるシュプリューゲン 峠を越えて結ぶ歴史街道も有名。狭い路地 や広場に並ぶホテルやレストラン、カフェに、 古くから旅人が行き交った宿場町の面影が 感じられます。美しい教会が多いのも印象的。




ブレガリア谷(ヴァル・ブレガリア)Val Bregaglia
マローヤ峠から約1500mの標高差を下り イタリアのキアヴェンナまでのびる谷。豊か な自然と素朴な暮らしが息づく地域です。山 道を下った最初の村カッサチア、谷の中心地 ヴィコソプラーノ、芸術一家で有名なジャコ メッティ家の出身地として有名なスタンパ、 彼らのお墓もある教会が印象的なボルゴ ノーヴォ、下の谷の中心地ボンドやプロモン トーニョ、高台にあり文人や芸術家に愛さ れた美しい隠れ里ソーリオ、国境の村カスタ セーニャなど、切り立った山に挟まれた深い 谷底にかわいい村々が点在しています。





スイスのイタリア語圏であるティチーノ州最 大の都市。文化レベルも高く、質の良い美術 館や歴史的な建物、近代建築が各所にあり ます。おしゃれなカフェやレストラン、ショッ プが並ぶ旧市街やエレガントな雰囲気の湖 岸の散策がおすすめ。温暖な気候で、ブレ山 やサン・サルヴァトーレ山、ジェネローゾ山 など周囲の山々から楽しむ眺望、チェレー ズィオ湖(ルガーノ湖)でのクルーズ、多彩な ハイキングが人気です。モルコーテやガンド リアなど湖畔に点在するかわいい港町にも 足をのばしてみましょう。





ルガーノ Lugano







Luzern
フォアアルペン・エクスプレスは、ルツェルン湖とドイツとの国境となるボ- デン湖を結び、美しい山や湖の数々が一度に味わえる魅力的な鉄道ルート です。往復便とも1時間毎に運行しているので、ぜひ途中下車して、さまざま なエクスカーションを組み合わせてみましょう。ピラトゥス山、リギ山、交通 博物館、中世の巡礼地アインジーデルン、古城とバラの町ラッパースヴィル、 トッゲンブルク地方、アッペンツェル地方、世界遺産のザンクト・ガレン修道 院など見どころ満載。フィアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)からツー ク湖、ラウエルツ湖、チューリヒ湖、オーバー湖、ボーデン湖を通過し、奥に 広がるアルプスや、うねるように連なる緑あざやかな丘、春には一面の花畑 となる牧草地、谷間のかわいい村々など車窓に次々と広がる絶景も存分に お楽しみください。
TRAIN INFO
SOB路線とSBB(スイス国鉄)路線を結ぶこのルート は、ローカル線を乗り継いでいくと、かなりの乗り換 えが必要で時間もかかる区間ですが、ルツェルンか らロマンスホルンまで一気にわずか2時間45分で結 びます。冷暖房完備の快適な列車で1等には大きな 窓のパノラマ車両も接続していますが、とくに予約も 追加料金の必要もなく、通常便の一部として、どちら からの便も毎日1時間ごとに運行。気軽に乗り降り ができるので、周辺の観光地めぐりに便利です。


ルツェルンを出発してすぐ、ロイス川の橋を渡る時に広がる城壁と旧市街の眺望をお見逃しなく。続いて住宅や木々の間からル ツェルン湖を見ながら進み、キュスナハト・アム・リギを過ぎたらツーク湖へ。湖や対岸の村々を見下ろす高台の線路を走ってい きます。次のアルト・ゴルダウは伝統の登山鉄道が発着するリギ山観光の拠点。ここから山道を上り、ラウエルツ湖とミーテン山を 望むシュタイナーベルクの後は、牧草地の丘が連なるサッテル・エーゲリを抜けて、ローテントゥルムからアルトマットへ。春には 一面の花絨毯です。高台にあるシンデレッギの教会を過ぎて草原を大きくカーブすると、チューリヒ湖が見えてきます。丘を下り、 湖にかかる橋を渡るとラッパースヴィルに到着。次はオーバー湖の横を走りウツナッハへ。奥に広がる雄大なアルプスが印象的 です。そしてトンネルを抜けたら一瞬みえる有名な七連山のクールフィルステンをチェック。それから緑のあざやかな谷を通り、セ ンティス山を望むヘリザウ、ザンクト・ガレンを過ぎ、ボーデン湖畔のロマンスホルンへ到着。
Point 高さ99m、長さ365mのシッター橋。スイスで一 番高い鉄道橋といわれる鉄道建築の傑作。ザン クト・ガレンとヘリザウの間にあり、平行してSBB (スイス国鉄)路線の橋がかかっている。

※赤字 の 地名の情報は次ページから

キュスナハト・アム・リギ Küssnacht am Rigi
ビバーブルッグBiberbrugg リヒテンシュタイグ Lichtensteig ラッパースヴィール ヴァットヴィール Wattwil アルト・ゴルダウ Arth-Goldau
ザムスターゲルン Samstagern
Pfäffikon ルツェルン(28p) リギ山
サッテル・エーゲリ Sattel-Aegeri






Point
ルツェルン駅の次は交通博物館前に 停まる駅<Luzerrn Verkehrshaus>。 20000平方メートルの広大な敷地内 に、年代ものの列車や飛行機などの貴 重なコレクションが3000点以上。さ まざまな体験型のアトラクションや大 迫力のIMAXムービーシアターも人気。

Point
ビバーブルックで電車を乗り換えて、 アインジーデルンへ結ぶことができる。 中世からの巡礼路の重要ポイントで 世界各国から信者が訪れる。荘厳な バロック建築が美しいベネディクト修 道院にあるチャペルの“黒い聖母像” も有名。

Point
ヘリザウからは赤いアッペンツェル鉄道に接続。独特の伝統が息づくアッペ ンツェル地方の旅を楽しむことができる。センティス山観光の拠点ウルネッ シュや、かわいいアッペンツェルなどへ足をのばしてみよう。







フォアアルペン・エクスプレス
リギ山 Rigi
リギ山が最初に文献に登場したのが1353年。
17世紀に“山の女王(Regina Montium)”と いわれるようになったのが名前の由来。山岳 観光が幕をあけた19世紀には王侯貴族や芸 術家など多くの人を魅了した古い歴史を誇っ ています。フィッツナウまたはアルト・ゴルダウ から発着する登山鉄道と、ヴェッギスからの 空中ケーブルが山頂へ結んでいます。とくにフ ィッツナウ線はヨーロッパ初の登山鉄道とし て開通したもの。ほかにも文豪マーク・トゥエ ンがめざしたご来光を楽しむツアーや蒸気機 関車の特別運行なども人気です。



ラッパースヴィール Rapperswil
高台にある13世紀の古城をはじめ、随所に 中世の建物が残るチューリヒ湖畔のかわいい 町。ドイツからアインジーデルンへと向かう中 世の巡礼道を結ぶ重要なポイントで、湖の対 岸へと結ぶ木造の橋はハプスブルク家によっ て14世紀に架けられたもの。紋章にも描かれ ている“バラ”の町としても有名。夏季には約 600種15000本以上の花が咲いていきます。



トッゲンブルク地方 Toggenburg
ヴィルからヴィルドハウスまでのびる約 60kmの谷。それぞれ同名の川が流れるネッ カー谷、ツゥーア谷にわかれています。有名 なシンボルは7つの山がギザギザに連なる クールフィルステン。緑豊かな丘陵が連なる 谷に、ヴァットヴィルのほか、デガースハイム、 リヒテンシュタイグ、ネスラウなど、かわいい 村が点在しています。ハイキングが人気です。



アッペンツェル地方 Appenzell Region
なだらかな丘が連なる田園風景が美しい地 域。独特の風習や祭り、工芸など古くからの 伝統を大切に守っています。多くの窓と切妻 屋根、カラフルな色あいの家々も特徴的。ヘ
リザウやアッペンツェル、センティス山観光 の拠点で美しい冬祭りで知られるウルネッ シュ、チーズづくりで有名なシュタインなど、 情緒あふれる素朴な村が点在しています。
ザンクト・ガレン St.Gallen
ボーデン湖に近い歴史的な町は、東スイス 地方の中心都市でザンクト・ガレン州の州 都です。8世紀に建てられた修道院は中世ヨ ーロッパで学芸の総本山として隆盛を極め ました。現在は修道院としての機能はありま せんが、バロック建築の傑作といわれる大 聖堂や教会、美しい広間が印象的な図書館、
世界最古の建築設計図や約15万冊を誇る 貴重な蔵書で世界遺産に認定されています。
そのほか、中世の窓や看板が残る旧市街や、
繊維産業で栄えた歴史を伝える織物・繊維 博物館なども見どころのひとつです。

ボーデン湖地方




Bodensee Region
ドイツ、オーストリアとの国境でもある大き な湖。英名はコンスタンツ湖。ライン川交易 で栄えた歴史を誇り、重要な港として栄えた ロマンスホルン、ロールシャッハ、ライネック など、古い建物が建ち並ぶ美しい町が湖岸 に点在しています。一帯には見どころも多く、 旧ライン川の自然保護区を通る船旅のほか、 湖では多彩なクルーズが楽しめます。





モンブラン・エクスプレス
マルティニMartigny (国境)Châtelard-Frontière
赤と白の車体がかわいいモンブラン・エクスプレスは、ヴァレー州のマルテ ィニとフランスのシャモニを結んで走っています。マルティニを出発したら、 すぐに切り立った岩が迫る景勝地トゥリアン峡谷の入口を通過し、山をどん どん登っていきます。同名の川が深い谷底に流れるトゥリアン谷のワイルド な山の風景に感動。列車はさらに高度をあげていき、ファンノー駅を出ると すぐ、谷をはさんで正面に雄大な氷河が見えるでしょう。次の駅ではぜひ途 中下車をして、標高1930mのエモッソン湖への旅をお楽しみください。周 囲の山々を映しとる山上湖(ダム)の絶景は一見の価値ありです。続いて国 境駅を越えたらフランスへ。アルプスの雪山と氷河がみえてきたら、間もな くモンブラン観光の拠点シャモニに到着です。
TRAIN INFO
時期によって便数が異なりますが、1~2時間に1便運行している通常便。 マルティニ=シャモニ間をわずか1時間30分で結びます。基本的に新型のパ ノラマ車両(一部、普通車両の場合もあり)ですが、特に予約も追加料金もい りません。スイスの私鉄TMRとフランス国鉄の共同で運行しており、それぞ れに異なるパノラマ車両を所有しています。スイス側のほうはヴァレー州の 紋章でもある星のマークを車体にあしらっているのが特徴。

Chamonix Mont-Blanc

以前は、国境駅のシャトラール・フロンティエールまでがスイストラベルシ ステムの有効範囲だったので、シャモニまで別途乗車券の購入が必要でし たが、2004年からスイストラベルシステムがフランス国鉄とこの区間に 関してパートナー契約を結んだことにより、シャモニまで追加料金もなく、 スイストラベルシステムのパスで行けるようになりました。
★国境を越えるので、パスポートは必ず携行してください

モンブラン・エクスプレス Mont-Blanc Express
Point
夏季には、ファンノー駅から、氷河ハ イキングの拠点となるトゥリアン村や フォルクラ峠へ結ぶポストバスの特 別運行便が登場。モンブラン・エクス プレスの往路または復路と組み合わ せてトゥリアン氷河観光が楽しめる。 逆方面の便でエモッソン湖までバス で行くこともできる。

※赤字 の 地名の情報は次ページから


Point
スイストラベルシステムのパスが使えるのは、 このルートの終点シャモニまでだが、ほとん どの便がシャモニの先、スパリゾートとして 有名なサン・ジェルヴェまで接続している。別 料金となるが、ちょっと足をのばしてみるこ とも可能。同じ路線でシャモニから約40分。






マルティニ Martigny
ケルト・ローマ時代から栄えた町で、円形闘 技場など多数の重要遺跡が発掘されていま す。その神殿跡を取り込んでつくられた「ピ エール・ジアナダ財団」は質の高い美術館と して有名。高台にある13世紀の城塞では、 定期的に文化イベントが企画されています。 周辺は美しい葡萄畑が広がるワインの産地 で、町の中心に並ぶカフェやレストランのテ ラス席はいつも賑わっています。セントバー ナード犬でもおなじみのグラン・サンベル ナール峠や、モンブラン山麓のシャモニに 結ぶ鉄道ルートの発着点です。



トゥリアン氷河
Glacier du Trient
フランスとの国境に位置し、モンブラン山群 の一部にあたる氷河。氷河の麓にある村も、 谷の名前も、氷河からの水が谷底に流れる 川の名前もすべてトゥリアン。マルティニか らのバスで山小屋ホテルがあるフォルクラ 峠へ。そこから“ビス”というヴァレー州伝統 の灌漑水路沿いのハイキングコースで約1 時間。正面に美しい氷河の姿が見えてきます。 歴史的な氷河で、19世紀には切り出した氷 を、リヨンやパリへと運んだという記録があ るほど。帰路はバス便もあるトゥリアン村へ 歩いてみてはいかがでしょう。







エモッソン湖(ダム)Lac d’Emosson
フランスとの国境近くトゥリアン谷にある大 きな貯水湖。鉄道路線に電気を確保するた め水力発電用のダムとしてつくられたもの。 現在はモンブラン山脈の氷河や山の絶景が 広がるロケーションに多くの人が訪れる人 気の観光スポットとなっています。アトラク ションパークとして入場料を払い、87%と いう急勾配で上る歴史的なケーブルカー、ミ ニトレイン、ミニケーブルを乗り継いで、ダム まで結ぶ旅が楽しめます。湖水に周囲の山々 を鏡のように映す風景は感動的。ぜひ湖の 周りを散策してみましょう。


シャモニ・モンブラン



Chamonix Mont-Blanc
ヨーロッパ最高峰モンブラン(4810m)の 拠点として有名な山岳リゾート。スイスから 近くアクセスが良いのでヴァレーアルプスの 観光と組み合わせてもよいでしょう。数多く のポイントがありますが、まずはエギュイー ユ・デュ・ミディ展望台(3842m)へ。ロープ ウェイを乗り継いで約20分。モンブランを 眼前に望むハイライトです。美しい氷河の姿 が堪能できる“メール・ド・グラス(氷の海)” もはずせません。モンタンヴェール登山鉄道 で結びます。そのほか、レ・プラからのフレ ジェール展望台もおすすめです。






ノスタルジック・ギャラリー
約150年の歴史を誇るスイスの鉄道。英国人を中心にヨーロッパの王侯貴族たちが訪れた19世紀頃は、現在のスイス 観光を支える交通ネットワークが確立した黄金期でもあります。100年以上の歴史を誇るSBBゴッタルド線、MOB鉄道、 RhB鉄道の路線など、今も昔も変わることのない人気の絶景ルートです。


















ロマンティックルート・エクスプレス
Romantic Route Express H
Andermatt
Grindelwald スステン峠 Susten アンデルマットAndermatt アルプスの峠をめぐる人気のポストバスルート。雄大な氷河や名峰、牛たち がのどかに草を食む牧草地、チーズ小屋など、スイスならではの風景が次々 と展開します。ウーリ州のアンデルマットからロイス谷を抜けてまずはフル カ峠(2431m)へ。ローヌ氷河を眺めながら峠を越えれば、今度はヴァレー 州グレッチへの下り道。グレッチから再び山道を上っていき次はグリムゼ ル峠(2165m)へ。美しい山上湖を見ながらハスリ谷を下りていくとマイリ ンゲンです。続いてライヒェンバッハ谷から、ローゼンラウイへ向かいます。 さらに山を登っていき、アルプスや氷河が間近に迫るグロッセ・シャイデッ クを越えると、アイガー麓にある有名な観光地グリンデルワルトに到着。反 対にグリンデルワルトからは、マイリンゲンの後、スステン峠に向かいアン デルマットへ結ぶルートを提案しています。
★ レアルプまたはグレッチから蒸気機関車の旅を組み合わせることも可能(P55) このルートは細かく路線バスを乗り継ぎ、途中下車しなが ら楽しむこともできますが、1日1往復の特別接続便があ ります。快適な大型バスで座席予約も可能。アンデルマッ ト=シュヴァルツヴァルトアルプの区間は、特別な峠を越 える時に必要な追加料金がかかります。また、シュヴァル ツヴァルトアルプ=グリンデルワルトの区間はポストバス 路線ではないので、スイストラベルシステムの交通パスを 持っていても別途、乗車時に運賃を支払うことになります。

BUS INFO
★ マイリンゲンとシュヴァルツヴァルトアルプで乗り換えがあります。


P oin t
アルプスの峠越 えで だが、代表的な氷河 ルートでもある。フルカ 氷河 、グリムゼル峠の奥 氷河 、ロー ゼンラウイで ラウイ氷河 、グロッセ・ クからグリンデルワルト テン峠でシュタイン氷河がみら る。スステン峠に向かうガドメン谷 の途中から はトリフト イキングもおすすめ。

マイリンゲン(29p)
シュヴァルツヴァルドアルプ Schwarzwaldalp
グリンデルワルト
ローゼンラウイ
インナートキルヒェン Innertkirchen
グロッセ・シャイデック グッタンネン Guttannen
グレッチ
グリムゼル峠
※赤 字の 地名の情報は 次ページから

ベルヴェデーレ(フルカ峠)
Belvedere Furka

グリンデルワルト
P oin t
バスの乗り換えポイントとなる シュヴァルツヴァルドアルプ。素 朴な 山小屋レストランがあり、 ランチストップやコーヒブレイ クに最適な休憩 ポイント。ハイ キング客でいつも賑わっている。

ヴァッセン Wassen
レアルプ Realp ゲッシュネン(36p)
アンデルマット(16p)
フルカ蒸気山岳鉄道

Totensee (Grimselpass)



Grindelwald ガドメン谷 Gadmental シュタイン氷河(スステン峠) Steingletscher, Susten
グレッシャー・エ クスプレ スの旧路 線 が復 活
フル カ 峠 を 越 えて ローヌ氷河へ 走る蒸気機関 車

ロ ヌ氷河
グレッチ オーバ ヴァルト
(延長計画)
フルカ山岳 蒸気鉄道
1930 年 のフィス プ = ブリ ク間開通 により、実 現した サン モ リッツとツェルマットという2大山 岳リゾ トを結 ぶアルプス 横断ル ト。"世界一 遅 い特急 "といわれた約 11 時間の絶 景 ル トは、ロ ヌ氷河のそばを通ることから「グレッシャ エ クスプレス(氷河特急)」の名前がつけられ、開業当初から夏期 のみで約2万人の乗客を記録するほどの人気路線でした。そし
て、1982年に完成した新フルカトンネルのおかげで、通年運行 が可能になり、さらに発展していきました。
トンネル を走るル トにか わり、ロ ヌ氷河 を望むフルカ 峠 の 路線は廃線に なりました 。しかしこの絶景の路線 をあき ら め られ な い鉄 道 ファンは 多く、翌年に は すぐ ボ ラン ティア によ る活動 がスタ ト。路線 を修 復し、電 化しな いで、か つ ての 蒸 気機関車 を購 入・整 備し「フルカ山岳蒸気鉄道 Dam p fbah n Furka-Bergstreck e(DFB )」として 幻の路線 を復 活 させまし た。現在 はレアルプとグレッチ間の運 行です が、オーバ ヴァ ルトまで路線を延長する予定。
★冬季(10月上旬~6月下旬)は運休 フルカ峠とグリムゼル峠に挟まれた谷に 流れる迫力の氷河 。ロ ヌ谷か らレマン 湖へ 入り、さらに フランス を流れ る ロ ヌ河の源 流 です。昔から 多くの観光客 が 訪 れてきた伝統の観光名 所です。蒸気 機 関車の駅がある グレッチか ら も 奥に 氷
ローヌ氷河 Rhonegletscher






レは 、グレッチより高 いところ から氷 河 や 谷が 望できるビュ ポイント。1 9 世
紀末に創 業「ホ テル ベ ルヴェデ レ 」の 先には、グロット(氷河の洞穴)があり、氷 河内部の見学ができます。



ロマンティックルート・エクスプレス
Gletsch
19世紀頃はローヌ氷河見物の多くの観光客 で賑わった村で、“ローヌ氷河ホテル”という 名前の伝統のホテルは今も健在。かつてはホ テルの真横に氷河がありましたが、現在はか なり奥の方に氷河が見えます。氷河が後退し ていった場所は自然保護指定の湿地帯にな っています。今は、復活したフルカ旧線を走る 蒸気機関車の発着駅としても人気です。


北海と地中海の分水嶺でヴァレー州とベル ン州の境となる峠。ローマやケルトの時代か らアルプス越えの道としての歴史を誇ってい ます。現在は車やバイク、自転車の絶景スポッ トとして有名。山々を映す美しいトーテン湖、 大規模な水力発電の拠点でホテルがあるグ リムゼル湖、オーバーアール湖、レーテリッヒ スボーデン湖という貯水湖が続きます。
グリムゼル峠(グリムゼルパス)Grimselpass ハスリ谷(ハスリタール)
源流となるグリムゼル峠からアーレ川に沿っ てマイリンゲンまでのびる谷。アルプスのワイ ルドな絶景から牧草地が美しい山里の情景ま で変化に富んでいます。山上のゲルマー湖で働 く水力発電作業員のためにつくられた、世界 一急勾配(108%)のケーブルカーに乗って迫 力の眺望をお楽しみください。そのほか、グッ タンネンのかわいい村も魅力です。




ローゼンラウイ Rosenlaui
マイリンゲン上にあるライヒェンバッハ谷の 集落。シャーロック・ホームズ小説の舞台とな った滝の源流となるローゼンラウイ氷河の 眺望で広く知られています。かつてコナン・ド イルも逗留したアルプス観光発祥の時代まで 遡る歴史的なホテルが有名。往時の宿泊スタ イルを今に伝える真のクラシックホテルです。
氷河峡谷や周辺のハイキングが人気。


グリンデルワルト
アイガー北壁とヴェッターホルンを眼前に、 2つの氷河が迫りくるアルプスの村。ユング フラウ地方を観光する拠点として絶大な人 気を誇っています。フィルスト、ユングフラウ ヨッホ、メンリッヒェン、プフィングシュテッ クなど魅力あふれるエクスカーションが楽 しめるでしょう。黄色の花が絨毯のように 広がる春、陽光あふれる夏、木々が色づく 秋、雄大な雪山を体感する冬と、四季折々の 美しい風景が満喫できます。松本市(旧安曇 村)と姉妹都市で、日本人観光客が多く、日 本語の看板もよく見かけます。





マイリンゲンとグリンデルワルトを結ぶ谷境。
バス亭前には素朴なホテル・レストランがあ り、ここから多彩なハイキングが楽しめます。
小さな山小屋の横から少し下った所にある アントゼーヴェンは、奥に広がるベルナーア ルプスの山々が水面に映る有名な絶景ポイ ント。沢が流れる湧水地で、高山湿地帯に生 える珍しい花や植物を見ることもできます。


ガドメン谷(ガドメンタール)Gadmental
ハスリ谷のインナートキルヒェンから東に のびる谷。両方向の谷奥に見えるアルプスと 美しい草原が広がるのどかな谷の風景が魅 力。ティトリス山横にヴェンデン氷河、スステ ン峠でシュタイン氷河が望めます。ケーブル で山に上り、約2時間歩いて出会えるトリフ ト氷河はとくに感動的。谷を見渡す眺望が手 軽に楽しめるテーリバーンもおすすめです。


グロッセ・シャイデック Grosse Scheidegg 1961m
チェントヴァッリ鉄道
The Centovalli Railway

“百の谷”という意味をもつ山間のチェントヴァッリ地方を走る絶景ルート。 スイスのロカルノとイタリアのドモドッソラを結んでいます。チェントヴァッリ の入口でもあるイントラーニャを抜けると深い渓谷や山中に点在する小さ な村々を車窓の両サイドに見ながら進みます。周囲の木々が紅葉する秋は感 動的な美しさ。国境の町カーメドを越えればもうそこはイタリア領。さらにイ タリアのヴィゲッツォ谷をしばらく走り抜け、ドモドソッラの町に到着です。チ ェントヴァッリ鉄道はここまでですが、電車を乗り換え、シンプロントンネル を北上してスイスへ再入国。ブリークからBLS鉄道の路線を通り、世界遺産 の町ベルンまで結ぶこともできます。
TRAIN INFO
新型のパノラマ車両もありますが、チェントヴァッリ 鉄道は特別便ではないので、1~2時間に1便の間隔 で頻繁に運行しています。ルートにはイタリア領の路 線を含みますが、スイストラベルシステムの有効範 囲。同様にイタリアのドモドッソラからスイスのブリ ークまで結ぶ路線も、スイスパスなどを持っていれば 無料です。ドモドッソラからは、ブリークを経由してベ ルンやバーゼルへ直通で結ぶ国際高速列車「チザル ピーノ」を利用してみてもよいでしょう。国境を越える のでパスポートの携行はお忘れなく。




チェントヴァッリ鉄道 Centovalli Railway
イタリア・ピエモンテ州のヴィゲ ッツォ谷にある小さな村“レRe”。 15世紀に小さな教会前のフレ スコ画に描かれたマリア像が血 の涙を数日間流し続けたという 奇跡で知られる聖域Santuario della Madonna del Sangueが ある。中世から世界中の多くの信 者が訪れる巡礼教会として有名。 チェントヴァッリ鉄道の車窓から も荘厳な聖堂がみえる。
ブリーク Brig



Ponte Brolla ヴェルダーズィオ Verdasio カーメド Camedo レ Re
Intragna ドモドッソラ Domodossola
※赤字 の 地名の情報は次ページから






ロカルノ Locarno
スイスで最も標高の低いマッジョーレ湖畔 にあり、椿やマグノリアの花々、ヤシの木々が 育つ温暖なリゾート。平和条約や国際映画 祭で世界的に有名。歴史的な建物が並ぶピ アッツァ・グランデ(グランデ広場)や中世 の教会、細い路地が残る旧市街、印象的な マドンナ・デル・サッソの聖堂、博物館でもあ るヴィスコンティ城など見どころは豊富。マ リオ・ボッタ設計のケーブルで結ぶカルダー ダやその上のチメッタからは湖や山々のパ ノラマを楽しむことができます。周辺に点在 する谷への小旅行も魅力です。


アスコーナ Ascona
ロカルノの隣にあるマッジョーレ湖畔の美し いリゾート。古くから多くの芸術家や思想家 が集った土地で高い文化レベルを誇ってい ます。印象的な教会や、16/17世紀の邸宅、狭 い路地など随所に中世の面影が残されてい るボルゴと呼ばれる旧市街から、ルンゴラー ゴと呼ばれる湖岸の通りまで、ショップやレ ストランを訪ねながら散策してみましょう。




ヴェルザスカ谷(ヴァッレ・ヴェルザスカ) Valle Verzasca
ロカルノの北、緑豊かな山々の間をヴェルザ スカ川に沿ってのびる谷。透明度の高い青緑 色の川や迫力の岩石、美しい滝など自然の魅 力にあふれています。007映画の撮影で使わ れたダムがある谷の入口から谷奥のソノーニ ョまで、木々に囲まれたヴォゴルノやコリッポ、 印象的な石橋で有名なラヴェルテッツォなど 素朴でかわいい村々が点在しています。


203m~918m

ヴァッレマッジア地方 Vallemaggia
ロカルノの北にあるマッジア川に沿っての びる谷と、そこから枝分れした小さな谷を 含めた地域。岩肌を流れ落ちる滝、牛が草を 食む牧草地、四季折々の表情をみせる山々 など。自然が織り成す美しい風景を眺めなが らポストバスの旅をお楽しみください。有名 建築家マリオ・ボッタが設計した教会がある モーニョ、崖上の村フーズィオ、滝見のレスト ランがあるフォロッリョ、中世にヴァリサー 人が移住した伝統からドイツ語を話す、標高 1500m のボスコ・グリンなど、隠れ里の情 緒あふれる村々が点在しています。





チェントヴァッリ地方
ロカルノの西からイタリア国境までのびる 谷。「百の谷」という意味の名前のように、深 い渓谷を中心に小さな谷がいくつも重なる ように続いています。チェントヴァッリ鉄道 の車窓からの眺めもおすすめですが、途中 下車して、谷の美しい風景を存分に楽しめる ハイキングはいかがでしょう。時計塔が印象 的なイントラーニャ、古い教会と青緑色のダ ムが美しいパラニェードラ、山中にたたずむ ヴェルダーズィオ、ケーブルで結ぶ山上にあ るラーザなど、豊かな自然の中に素朴でか わいい集落が点在しています。





Centovalli
Engadin-Meran Route Express
ツェルネッツ Zernez ミュスタイアMüstair
スイスのグラウビュンデン地方とイタリアの南チロル地方を結ぶ絶景のポス トバスルート。エンガディン谷にある小さな村ツェルネッツからスタート。手つ かずの自然が残されたスイス国立公園の中を通り抜け、フォルン峠/オフェン 峠(2049m)へと上っていきます。峠を越えて九十九折の山道を下ると、起伏の ある丘や美しい高原にかわいい村々が点在するミュスタイア谷へ。谷の最後の 村となるミュスタイアには世界遺産に認定された修道院があります。国境を過 ぎてイタリアに入り、グルンス/グロレンツァなどの村を通って、マルス/マッ レスへ到着。
※南チロル地方はイタリアですがドイツ語を話す人口が主流を占めるので地名が2つある
BUS & TRAIN INFO
このルートは通常の路線バスとして夏期は毎時1便(冬期 は2時間に1便)運行しています。大型の快適なバスで少し 早く結ぶ特別便(往復1便)は座席予約が必要。国境を越え るのでパスポートの携行もお忘れなく。
名前に“メラン”とあるルートですが、実際はマルス/マッ レスが終点です。ここからスイスで有名なイタリアのリゾー ト地であるメラン/メラーノまで、フィンシュガウ/ヴァル・ ヴェノスタ鉄道に乗り換えて旅を続けることができるので、 この愛称がついています。
夏期にはダヴォスから標高2383mのフリュエラ峠を越え てツェルネッツまで結ぶ接続便も利用できます。この区間は 特別な峠を越える時に必要な追加料金がかかります。





エンガディン=メランルート・エクスプレス
Point
イタリア・南チロル地方まで結ぶこのルートを利用して、アルプスの雄大な大自 然に囲まれたサン・モリッツから歴史的な建物が美しいヴェネツィアまでの理 想的なモデルコースを提案している。新たに世界遺産に選ばれたベルニナ線と サン・モリッツ、ミュスタイアの修道院、イタリアのヴェローナ、ヴィチェンツァ、パ ドヴァ、ヴェネツィアと6個の世界遺産をめぐることができる


スーシュ Susch
国立公園
ツェルネッツ
イル・フォルン Il Fuorn

Engadin-Meran Route Express
Point
このルートはスイス側はロマン シュ語とドイツ語、イタリア側が ドイツ語とイタリア語の両方を 話す地域なので、常に両方の言 語の地名があり、表記はかなり 複雑。基本的にはどちらもドイ ツ語を話す人口が多い

ダヴォス(17p) ミュスタイア Müstair
Mals/Malles
Sta. Maria
※赤字 の 地名の情報は次ページから






ツェルネッツ&スイス国立公園 Zernez & Swiss National Park 1471m~1968m
フリューエラ峠、アルブラ峠、オッフェン峠の 間にあるツェルネッツはスグラフィット装飾 の家が並ぶかわいい村。アルプスで最初に設 立された国立公園の入口として有名です。面 積172.4㎢の広大な土地が野生のままに保 護されている敷地内には約650種の植物、 約30種の哺乳類、約100種の鳥類、約5000 種の爬虫類/昆虫類が生育しており、ワイル ドな大自然の絶景が楽しめる約80kmのハイ キングコースが人気。バスの停留所(6カ所) で降りて、森の中を歩いてみましょう。イル・フ ォルンにホテル・レストランがあります。




ミュスタイア谷(ヴァル・ミュスタイア)
オッフェン峠からイタリアの南チロル地方へ のびるロマンシュ語圏の谷。古くから交通の 要所として重要な役割を担っていた歴史的な 地域です。秘境の谷でしたが、ミュスタイアに ある修道院が世界遺産に認定されたことで一 躍脚光を浴びることとなりました。山々に囲ま れた起伏のある丘や高原に、ウンブライル峠 やステルヴィオ峠に結ぶサンタ・マリアSanta Maria、チエルフTschierv、フルデーラFuldera、 ルLü、ヴァルチャーヴァValchavaというかわ いい村が点在しています。春の花畑から秋の 紅葉まで四季折々の美しさも魅力です。


Val Müstair / Münstertal
1248m~1660m




スイスとイタリアの国境にあたるミュスタイ ア谷で一番大きな村。8世紀にカール大帝の 命で建てられ、後に女子修道院となった「聖 ヨハネ・ベネディクト修道院」が世界遺産に 認定されています。付属教会にある壁画は必 見。聖書の物語とキリストの生涯を描いたも ので12世紀頃のロマネスク様式から9世紀 頃のカロリング王朝時代まで残っています。


南チロル地方で一番小さな村。ハプスブルグ 家支配の名残で今でも住民の97%がドイツ 語を話す地域です。ローマ時代から交通の要 所で、塩を中心としたスイスへの通商の道と して栄えてきた歴史を誇り、バスも通過する 城門と印象的な塔がある城壁で取り囲まれ たかわいい村は、古い教会や家々、入り組ん だ小道など、中世の面影を今に留めています。


フィンシュガウ谷(独)
イタリアの北部、南チロル地方の西端にあた る谷。住民の9割以上がドイツ語を話すこと から、伊語名より独語名のほうがポピュラー。
マルス/マッレスからメラン/メラーノまで 結ぶフィンシュガウ/ヴァル・ヴェノスタ鉄道 に乗って、葡萄畑や果樹園 が広がるのどか
な谷の旅を楽しんでみてはいかがでしょう。
かわいい村や古城なども見えてきます。
(伊)Vinschgau/Val Venosta メラン(独)/メラーノ(伊)Meran/Merano

オーストリアとの国境に近いイタリアの保養 地。紀元前からの歴史を誇り、中世の時代に はハプスブルク家の支配下のチロル地方の 一部だったので、今でも約半数の住民がドイ ツ語を話しています。スパリゾートとしても有 名で、ドイツ語圏の観光客にはとくに人気。高 級ホテルや美しい邸宅、豪華な劇場などが建 ち並ぶエレガントな雰囲気も魅力です。



Glurns/Glorenza
ランドヴァッサー橋 Landwasser Viadukt
ベルニナ/グレッシャー・エクスプレス

窓の開かないパノラマ車両ではな く通常車両(できれば最後尾)で、ア ルヴァノイを過ぎた頃から準備して おくと橋の入口のカーブポイントで、 先頭の車両が橋を渡りトンネルに 飛び込んでいく様が撮れる。

フィリズール駅から少し下って、線 路沿いの道をシュミッテンの方向 に歩いていくハイキングコース。橋 の少し手前の上から走ってくる列 車を撮影。

フィリズール駅から下って、線路沿 いではなく国道に平行して歩いて いく道をいき川を越えたら右折。ラ ンドヴァッサー川に沿って続く道を 歩いて橋の真下まで。下から迫力の ある橋の写真が撮れる。

③の道を行き川岸に下りる道の手 前で左へ行き、線路を越えて上にの ぼる道へ。橋の真上にあたる場所 にある小さな展望ポイントから撮 影。ただ三脚をたてるほどのスペー スはなく先客がいるとかなり場所 確保は困難。
ソリス橋 Soliser Viadukt
ベルニナ/グレッシャー・エクスプレス
川底からの高さ89mでレーティッシュ鉄道一 の高さを誇る橋。ここは車の通行する橋と平 行して3本の橋がかかっているので、手前の橋 から簡単に深いシン峡谷を渡る鉄道が撮れる。 トゥージスからバスで15分。
ビアシュナ・ループ Biaschina Loops
ウィリアムテル・エクスプレス

アルブラ橋 Albula Viadukt

ベルニナ/グレッシャー・エクスプレス

ベルギューンとプレダの間、3つのループトン ネルを挟みながらアルブラ川に架かる4つの 石橋。プレダ駅から線路沿いに歩くハイキング コースで約20分。撮影ポイントがあり、トンネル から出てすぐ川を渡る橋を撮ることができる。

レヴェンティーナ谷のラヴォルゴとジョルニコの間。鉄道ファンには有 名なポイントで、ほぼ同地点で2つのループトンネルと3つの橋を通りな がら、標高を約160m下りてくる。中間の橋の少し下にあるバスの停留 所“ビアシュナ”から、上の橋①から下の橋②まで順番に全ての橋を渡る 写真を撮影できる。
モンテベッロ・カーブ Montebellokurve ベルニナ・エクスプレス

ヘリザウ駅を出てすぐ見える教会の方向へ坂を上り車道を横断。教会や 町の中心とは逆に道路沿いを歩いてすぐの所から、美しい緑の丘と橋を 渡る鉄道が撮影できる①。さらに上まで歩いていくと、奥に広がるセン ティスを含むアルプシュタインの名峰をバックにした写真が撮れる②。 1 2 1 2 1 2 4 3
“美しい山”という名前の鉄道カーブ。モルテ ラッチ氷河をバックに走る鉄道の有名な撮影 ポイント。ディアヴォレッツァ方面に向かう車 道の途中で線路を越える踏切横にある。車で ポントレジーナ駅から約10分。あるいはモル テラッチ駅から車道に沿って歩いて約20分。 太陽が高くあがるとコントラストが強すぎる ので早朝がおすすめ。
グラット橋 Glattviadukt フォアアルペン・エクスプレス





















