The success of robotic milking is based on the cows in the barn. This concerns
communication he enjoyed three years of on farm work in a large
housing, feed, care and working with the animals.
animal practice before refocusing on helping farmers sharpen their
The first task of the robot farmer is to leave the cows in peace. They must be
critical thinking and observation skills, and increasing their awareness
healthy, they must enjoy eating concentrate and they must go easily to the
of the needs of their livestock and other management issues.
robot to be milked. No more is required, but certainly no less.
The basic needs of the cow can be defined with
Robotic Milking
With a degree in veterinary science and a strong interest in
The Cow Signals Diamond
The second challenge for the dairy farmer who is starting robotic milking With his company Vetvice, Jan developed the Cow Signals® concept
is organizing the work. There are few tasks that take place at fixed times,
and wrote the successful series of Cow Signal books. Vetvice is active
but the farmer still has to have daily work lists. And he relies heavily on
in more than 30 countries, providing lectures and training sessions in
information that is provided by the computer.
the areas of Cow Signals, hoof care, fertility and reproduction,
Because the cows must be super-healthy and stay super-healthy, and
management of calves and heifers, dry period and transition
the technical apparatus must continue to work perfectly. Prevention and
management, and building for the cow.
thinking ahead are crucial. “Good enough” does not work; only “excellent” is acceptable.
and focuses on the management of livestock, and people and other
important issues from subsidiary ones. He focuses primarily on the
resources on the modern dairy farm. The insights of co-author
cows, thinks in terms of processes and can work well with management
Jack Rodenburg, a thirty year veteran in dairy facilities design and
information.
management in Canada have enhanced the Vetvice team and this
Robotic Milking is a book about managing robotic dairy farms.
practical guide to robotic milking.
It is full of practical information, management information and ideas. It is written by Jan Hulsen of the Vetvice Group and Jack Rodenburg, so you are
“An excellent book with many illustrations and compact, clearly written
assured of practical, complete and accessible information.
text. It provides outstanding information that you can use immediately.”
The advisors and trainers of Vetvice and DairyLogix; this book was based in part on their expertise, knowledge and creativity. From left to right: Standing: Nico Vreeburg (veterinarian/trainer, barn construction, dairy farm management) Joep Driessen (veterinarian/trainer, Cow Signals Company) Bertjan Westerlaan (veterinarian/trainer, barn construction, dairy farm management) Marcel Drint (veterinarian/trainer, hoof health)
ISBN 978-90-8740-043-9
www.roodbont.com
www.vetvice.com
www.dairylogix.com 9
789087 400439
feed, water, light, air, rest and space, and health. Health is the result of the other six, but it is also a basic need itself, because dealing with infections, injuries and metabolic problems also exists as a separate focus in addressing the needs of the cow, along with the other six basic needs.
“To use a sport metaphor, the robot farmer is more of a coach than a player.”
Sitting: Jan Hulsen (veterinarian/trainer, large dairy management) Jack Rodenburg (dairy design specialist, DairyLogix)
cow signals diamond. These seven basic needs are:
Jan Hulsen Jack Rodenburg
Fe
Wa
ed
te
Health
Pe
ac
e
r
Light
The successful robot farmer is a manager who knows how to distinguish
Jan Hulsen - Jack Rodenburg
The book series Future Farming® goes beyond the needs of the cow,
Robotic Milking
seven key words, which form the corners of the
Space
Jan Hulsen grew up on a farm with dairy cattle and finishing pigs.
“Robotic milking is truly different than parlor milking”
co pr py ot rig ec h te t d
About the authors
Ai
r
書誌事項 フューチャーファーミング ロボティック ミルキング 著者 Jan Hulsen, Vetvice® Jack Rodenburg, DairyLogix www.dairylogix.com
Jack Rodenburg DairyLogix Consulting Telephone: 519-467-5294 Fax: 519-467-5845
翻訳 小池 美登里 コーンズ・エージー ロボット事業部
814471 Muir Line, RR# 4, Woodstock, Ontario, Canada N4S 7V8 www.dairylogix.com
監修 森田 茂 酪農学園大学 酪農学科
jack@dairylogix.com
セミナーとトレーニング:
co pr py ot rig ec h te t d
写真 Jan Hulsen(断りのない場合)
挿絵 Herman Roozen, Dick Rietveld
Vetvice Group®
Moerstraatsebaan 115
デザイン Erik de Bruin, Varwig Design
NL-4614 PC Bergen op Zoom
Telephone: +31 (0) 165 30 43 05 Fax: +31 (0) 165 30 37 58
編集 Charles Frink
執筆分担者 Dick de Lange, DAP Horst (www.daphorst.nl) Hans Miltenburg, GD Deventer (www.gddeventer.com) Nico Vreebrug, Vetvice Group (www.vetvice.com) Bertjan Westerlaan, Vetvice Group (www.vetvice.com)
www.vetvice.com info@vetvice.com
Robotic Milkingはフューチャーファーミングシリーズのひとつです。
フューチャーファーミングはRoodbont社の登録商標です。 ISBN: 978-90-8740-043-9
日本語版発行:
敬意を表します Christien Bas (danace), CR Delta, DeLaval, Joep Driessen, Marcel Drint, Arie Duizer, Frans Graumans, Paul Hulsen, Insentec, Frans Jans, Anne Kloek, Lely Industries NV, Francesca Neijenhuis, Jens Simonsen, Marcel Steen, U.G.C.N., Tom Vanholder, Wiebe Veenstra, Gerrit Wensink. そして多くの酪農家の皆様とひらめき、知識、支援や助言を様々 な方法で与えていただいた人々 © Jan Hulsen, november 2008
(株) コーンズ・エージー ロボット事業部 恵庭市北柏木町3丁目104番地の1 TEL:(0123)32-1452
事前の許可なく、 この本の内容に関してのいかなる部位も、 どの様な形式にお
FAX:(0123)32-7052
いても情報の保存及び、抽出を含む電子的あるいは機械的方法による複写は
e-mail:info@cornesag.com
認められません。
URL:http://www.cornesag.com
著者と出版社は、最新の情報をもとに最大限の知識を持ってこの本を作成し ましたが、 この本の内容を基にした活動や判断により生じるいかなる損害に
印刷:
対しても責任は負いません。
岩橋印刷株式会社
4
Robotic Milking
目次
はじめに 第1章:毎日の作業
10
最初の仕事 効率的に1日を組み立てる 朝の作業 定期巡回作業 給餌と飼料採食
10 11 12 14 16
第2章:週・月ごとの作業
18
手順とシステムの開拓 手順とシステムの開拓:授精 乾乳期と移行期 初産牛のロボットへの馴致 牛の流れと扱い 乳房炎・体細胞と治療 蹄と清潔度 衛生面における注意点 蹄の健康
18 19 19 21 22 24 26 27 28
第3章:何が起こっているかを知る
30
何が起こっているかを知る スケジュールと手順の管理 目標の達成と標準的な作業手順 作業計画 危険性のあるグループのチェック 快適な生活の提供 健康的な搾乳手順 労務計画 鍵となる数字:牛の情報と コミュニケーション Unos, 知ることと名案
30 41 32 33 34 35 36 38
第4章:オリエンテーションとデザイン
42
準備とデザイン 労働効率 労働:質 牛舎と作業計画の検討 牛舎レイアウトスケッチ タイプ1:放牧 タイプ2:フリーバーン (踏み込み式牛舎) マネジメントに関する質問: あなたはロボット搾乳に適応できますか? ロボット搾乳の開始
42 43 44 45 48 50 51
索引
55
co pr py ot rig ec h te t d はじ め に
8
39 40
52 54
7
朝の最初の仕事
第1章
毎日の作業
最初の仕事
co pr py ot rig ec h te t d
ロボッ ロボットを導入している酪農家は、 トを導入している酪農家は 独特な作業 体制で牛群管理を行っています。作業のルーティ ーンを定着させ、事故などの予防対策を実施す る 定期巡回 は1日4回以上行うべきです。 ロボット搾乳農場では、従来の搾乳方法と比較 して牛群やコンピュータ上のデータのチェックに より多くの時間を費やしています。 最も重要なのは、牛が自発的にロボットを訪問 することです。健康なルーメンを持つ健康的な牛 や障害物のない広々とした牛舎が必要で、農場主 は牛の 管理者 となり、追い込み でなく 監督 を になることが大切です。
月曜日の朝6:30牛舎へ向かいます。最初の仕事は、注意牛 をチェックする事です。牛舎に向かうルート上に、注意牛の牛群 が存在する事が理想的です。 そして次の項目を自問自答してみ ましょう。 そうする事で、 これらの牛に今すぐ対処すべきか、後で も問題がないかの判断が出来ます。 1. 注意牛は、正常な状態ですか? 2. 注意を必要とする分娩がありますか?
例えば、 ミルクフィルターの交換から毎日の作業を開始しても 良いでしょう。 ミルクフィルターを交換する時、 ブツを発見する事 により乳房炎の発生を把握できます。 また、 フィルターにわらやお がくずが多く見られる場合、乳房洗浄やベットメーキングに問題 がある事がわかります。
10
マネジメントにおける質問
おとなしい牛群で牛を捕まえるのは比較的簡単です。 牛をおとなしくさせるにはどの様にしたら良いでしょうか?
まず自分自身が穏やかな気持ちになる事です。牛はどのよう に扱われるかによって行動が変わります。牛を起き上がらせる 必要があるなら、穏やかに促しましょう。牛を移動させる場合は、 牛のペースにまかせましょう。怒鳴ったり、叩いたり、刺激したり するのは逆効果です。従業員にも静かに作業をするよう促し、そ れにより報酬を与えるようにしましょう。牛に混じって作業する 機会が非常に多く、 また牛群をパーラに追いこむ必要が無いこ とから、ロボット搾乳農場の牛はパーラ搾乳の牛に比べ一般的 により穏やかで、作業者を信頼しています。
Robotic Milking
効 率 的 に の 1 日 を 組 み 立 てる
どの牛も確実に自由に行動出来る事が重要です。牛が穏や かでおとなしいという事実はロボット搾乳農場の大きな特徴 です。
重要な問題を認識し対処する
co pr py ot rig ec h te t d
もしあなたが飼養管理・給餌・健康管理を熟知していれば、 ロボット搾乳農場に良好な結果を生み出します。 しかし、 その ためには毎日確実に行わなければならない幾つかの作業が あります。 もし、問題をないがしろにしたり、認識出来ない場 合、数日中に大きな問題に直面する事になります。 ロボット搾 乳の場合、一般的にひとつの問題が他の問題を引き起こし、 手に負えない問題へとすぐに変化します。 ロボットへの訪問 回数の減少は、牛群が何らかの悪い影響を受けている際に 見られる最初のサインです。次に乳房の健康への影響が現れ ます。跛行が潜在的な原因となっている事も多く見られます。 牛が快適に生活できるような環境(休息、スペース、良い 床、健康な蹄、良い換気) を整えるためには、品質のよい飼料 給与とロボットの搾乳効率を高めることを基本とした牛群管 理のシステムに磨きをかける必要があります。
作業エリアの集中
この農場ではロボット の背面に注意牛の管理 エリアを設け、その横で 育成牛を管理していま す。 この様にする事で発 情の発見が容易になり ます。
セパレーションエリア は、分娩直後牛、弱い 牛、歩行困難な牛の為 のものです。その左側は クロースアップ期用の フリーストール、右側は 採食エリアです。エリア にいる牛は待機場を通 ってロボットへアクセス します。搾乳終了後は、 選別ゲートにより再度 セパレーションエリアへ 戻ります。 このエリアは 機械による掃除がしや すい構造にしましょう。
人間の作業の80%は、20%の牛に費やされます。主な作 業内容は特別に注意の必要な牛や治療が必要な牛への処 置です。 レイアウトが優れた牛舎では、 これらの牛は日常の作 業場所からも近くに位置し、事務所の様な他の仕事場所から もすぐにアクセスできる環境にあります。 これは非常に日常管 理が容易で、効率的な作業導線となります。優れた照明設備 や薬剤の取り扱いに適した保管場所、洗浄施設を取り入れる べきです。 それにより、継続的に注意牛をモニタリングする事 が出来ます。 また注意牛は広々したフリースペースや快適なフリースト ールエリアに隔離すべきです。
ロ ボ ット
待機場
第1章: 毎日の作業
何頭かの牛はロボットへ追い込む必要が発生する為、待機場が必 要となります。 しかし、他の牛達は待機場を通過せずロボットへ進入 する事を好みます。待機場を分割し入室可能な形にする事で、弱い牛 は他の牛の干渉を受けずに落ち着いてロボット前に待機出来る様に なります。 11
朝の作業
朝の作業 日常作業 特定の牛に対して急な対処が必要ない場合には、 コンピュータデータのチェックから始めましょう。 以下の情報についてチェックします。 1. 稼働状況は正常か? (ロボットと牛) 2. チェックするべき牛はいるか?追い込みが必要な牛はいるか?
1. 稼働状況の簡易判断指標: a. 乳量
2. アテンション牛: a. 前回搾乳からの経過時間の長い牛:ロボットへ追
b. 搾乳回数
い込んでチェック疾病・歩行困難)
c. リフューズ回数 d. 失敗回数
b. 乳伝導率・失敗・カラー・体細胞のアテンション:牛 を視覚的にチェック (乳房炎)
e. 各ロボットメーカ特有のアテンション表示 正常値や前日の稼働状況との比較をしましょう。分房ご
c. 活動量のアテンションをチェック (授精) d. 装着失敗:牛をチェック (乳房炎)
co pr py ot rig ec h te t d
との搾乳状況についてもチェックし、 ミルクホースのエア 漏れなどの問題が発生していないかを確認しましょう。複
3. 作業スケジュール:
数台の稼働の場合は、各ロボットで比較してデータをチェ
a. 繁殖のチェック
ックすると便利です。
b. 翌日の準備(例:セパレーション) c. 今週行うべき作業の準備
マネジメントにおける質問
8491番の牛を見つける場合、 どのように探しますか?
3つの方法があります。 1.牛通路を一巡すれば、1頭もしくは数頭の存在を見るだけで 特定できる場合、小規模牛群ではこれが最も効率的な作業方 法です。 2.全ての牛を1日1回スタンチョンで固定し、そこから必要な 牛を探し出す方法もあります。 3.ロボットの分離ゲートを用いて対象牛を別場所に分離する方 法もあります。 この方法は12時間、 または、それ以上の時間が 必要です。
12
耳や首タグ識別システムは、簡単に牛を見つけ出すのに役立ち ます。 タグで牛を識別するロボットや牛舎内にいる牛の位置特定 システム(PCやポータブル端末)などの新技術は、牛を選別する のに便利なツールとなっています
Robotic Milking
朝の作業
ロボット訪問と追い込み牛
コンピュータの設置場所
牛は給与される濃厚飼料に魅力を感じてロボットを訪問し ます。搾乳自体に対する意欲はわずかで、強い動機ではあり ません。泌乳前期の牛達は訪問に対し非常に意欲的で、濃厚 飼料給与量の少ない後期牛とは対照的です。 牛舎内やロボット周りで自由に行動出来る様な環境である ほど、 より積極的にロボットを訪問します。滑り易い床や、全て の牛がアクセスするロボット周辺や待機場に十分なスペース が無い様な環境では、 ロボット訪問に悪影響を与えます。 牛は好奇心の強い動物であり、定期的に探索を行い空きス ペースを探し回ります。 この行動がロボットへの訪問を促しま す。 これに対し、精神的な混乱や動転はロボットへの訪問に悪 影響を及ぼし、結果として搾乳回数も減少します。
牛の導線方向
co pr py ot rig ec h te t d
牛の導線方向をコントロールする誘導カウトラフィックで は、 フィードステーションへ向かう経路または戻る経路に必ず セレクションゲートが設置されます。 これは、労働力の軽減と 追い込み頭数の減少を図るためです。 しかし、 この方法では、 通常1日10‐12回程度飼槽を訪れる採食回数がわずか6 回程度に減少してしまいます。 この事により、乾物摂取量の低 下や飼料の無駄、固め食いが発生します。採食回数が少ない とルーメンアシドーシスの発生危険率を高め、最悪の場合、 弱い牛が最初の犠牲になる事態が発生します。 同時に導線をコントロールする誘導カウトラフィックは、休 息時間を低下させ、蹄へ大きな負荷をかける事になります。 この方法では牛は長時間の起立を余儀なくされ、行動や採 食の自由を失います。床にラバーマットを敷くなどの快適な 環境作りにより、起立・待機などの負担は軽くなります。
コンピュータは、牛舎内の作業場所の近くに設置し、長靴や 繋ぎを着たままアクセス出来る様にしましょう。 コンピュータは高い作業台に設置し、簡単に座ったり立った り出来る様な高めの椅子を置くと良いでしょう。
コンピュータでの牛のモニタリング
簡単な訓練でコンピュータを効果的に活用して、 アテン ションの出ている牛を、深刻な問題となる前に特定する 事が出来る様になります。 アテンションリストとカラーコー ドを活用すれば、作業は更に効率的になります。 第1章: 毎日の作業
最も理想的な のはロボットの近 辺に設置する事で す。即時にデータ の出力や繁殖など の情報の入力を行 います。 より詳細に コンピュータで作 業を行う場合は、 快適な事務所にセ カンドコンピュー タを設置して行う べきです。
この事務所からは、待機場とロボット前が一望できます。 ま た発情牛や特別牛や分娩牛なども確認も可能です。事務所の 窓は、簡単に掃除出来る様な構造にしましょう。
13
定期巡回作業
チェックしながら作業 定期巡回中にロボットや牛、牛舎内をチェックしながら、牛 床の掃除や整備、水槽の清掃などを行います。 多くのロボット農家では、4回の巡回作業の内、2回を広範 囲で行い、簡易的な巡回を2回行います。朝夕は広範囲に渡 る巡回を行い、簡易的のものは日中と夜間に行います。広範 囲にわたる巡回の際は、乾乳牛のチェックも行います。
毎日の作業を効率的に
元気がなく、ルーメンの張りも弱く、耳の冷たい牛の存在や、健 康面で何らかの問題が発生している牛がいる場合、体温測定を 実施します。そのため、体温計を持ち歩きましょう。 もし、体温が39 度以上または39.5度以上あれば、乳房(腫れ・乳汁)をチェックし ます。担当の獣医に診断を仰ぎ、今後の治療プランを聞きましょ う。
co pr py ot rig ec h te t d
毎日の作業を10分短縮する事で、1年で8日間分もの休憩 時間を確保出来ます(10分×365日=3650分=61時間の 短縮)。そのためには、時間の無駄を最小限にするために、適 正に作業時間を組み立てる様にしましょう。作業導線を短くす るために、給水装置、 ゲートロック、照明電源やその他の施設 は必要なときにすぐ手が届く場所に配置すべきです。
作業の組み立て
追い込みの2つの方法:
1. 最初にアテンション牛の追い込みを終了してから、牛舎 管理を行う方法 追い込み作業と牛舎管理を、それぞれ違う時間に違う 人が行います。一時的な待機場を設置して、 そこに注意 牛を追い込んですべての牛の搾乳が終了した後ゲート を開放します。 この方法は、1日1回飼槽に牛を固定する ことでうまくいきます。牛床の清掃・整備終了後にロボッ トで分離された牛に対する作業を行うことができます。
効率的な作業導線は、毎日の労働時間を短縮させます。 最も効率の良い作業開始位置、終了位置を見つけましょう。 例えば、糞かきを置く場所は、長靴を洗う蛇口の近くか、長靴を 履き替える場所に置きます。 大規模のロボット 搾乳農場主には、様々 な仕事をこなし、仕事 の全てを任せられる 従業員が必要です。仕 事の分業化や大規模 パーラ農場の様な特 定の従業員に割り当 てを行うような方法で はうまくはいきませ ん。
14
2. アテンション牛の追い込みを行いながら、牛舎管理を行 う方法 この方法は、追い込む牛が比較的少なく、静かで穏やか な牛群でうまくいきます。常設の待機場や自動開閉ゲー トつきの簡易待機場は有効です。特に自動開閉ゲート つきの簡易待機場は、ゲート開放を忘れる心配もない 上、作業も柔軟になります。
Robotic Milking
定期巡回作業
データの確認、利用、保存見回り作業の構成 2.牛の追い込み
メモ帳やポケットコンピュータは注意牛を記録したり、後でコ ンピュータへ入力する内容をメモしたり、情報を調べるのに便利 です。
常に自問自答してください。 :なぜこの牛を追い込まなければ ならないか?何が悪いのか?どの様にしたらこの牛が自発的にロ ボットに向かうのか?作業にはゲートやバーを使って効率的な経 路での追い込みを行いましょう。
3. 牛舎の清掃
co pr py ot rig ec h te t d
1. データの確認、利用、保存
ベットメーキングは1日3回行います。最低でも2回は行うべき です。牛床にマットを敷いている場合でも、少なくとも1回は清掃 を行いましょう。清掃作業の間も寝ている牛は、牛床に特にひど い汚れがない場合はそのまま寝かせておきます。汚れている様で あれば起こして牛床を清掃しましょう。
5.牛舎のチェック
巡回作業の内容は、施設が適正に機能する様に組み立てましょ う。すべての水槽の横に掃除用ブラシを準備します。作業導線を短く するためにマンパスを設置し、 クリーンアクセスを心がけましょう。 天候を見ながら、朝・晩に換気カーテンを開閉する様な作業も巡回 作業に組み込みます。
第1章: 毎日の作業
4. 牛のチェック
アテンションリストに載っている全ての牛と分娩直後などの注 意牛をチェックします。牛群全体や初産牛のようなグループの行 動も観察しましょう。気になる牛に、後産・ルーメン充満度・様子・ 歩行姿勢・牛体のよごれや皮膚病のような変化がないかをチェッ クします。
6. ロボットのメンテナンスと掃除
乳房洗浄やディッピングスプレーが適正に機能しているかをチ ェックします。毎日のロボットメンテナンスはメーカの勧めに従い ましょう。1日2回ロボットとロボット室をきれいに清掃します。同時 にロボット内の飼槽もチェックしましょう。追い込み中に、適正に餌 が落ちているか、残飼がないかの確認も必要です。
15
給 餌と飼 料 採 食
給餌は成功を握る鍵! 52Pを参考にしてください。
ロボット内での給餌
バンカーサイロの高さと幅は、腐敗防止の為に2mを1週間で 利用する事を前提に設計すべきです。 また、腐敗した部分や取 り出し作業の際に崩れ落ちた部分に関しては廃棄しましょう。
co pr py ot rig ec h te t d
牛がロボットを訪問するために、飼槽に給与される飼料よ りも嗜好性の良い魅力のある飼料を給与しましょう。一般的 にロボットではペレット飼料を給与します。 しかし濃厚飼料の 多給はルーメンアシドーシスや蹄葉炎を引き起こす危険性が ありますので、給餌量はコントロールしなければなりません。 ロボット内での最大給与量は、高泌乳牛に、1回の訪問で 2kgを給与しましょう。 これらの牛が1日に3回‐3.5回訪問す れば、1日で6-7kgが給与される事になります。 これ以上の濃 厚飼料給与を行いたい場合は、 フリーストール内にフィード ステーション等を設置して実施する事が望ましいでしょう。乳 量の少ない牛については乳量や泌乳日数の経過に応じて、 給餌量を決定します。1回の訪問あたりの最低給与量は 0.75kgにすべきです。 これよりも少ない場合には、牛が積極 的にロボットを訪問しなくなります。
健康的なルーメン
健康的な牛は、健康で活動的なルーメンを持っています。 これにより飼料の中から多くの栄養素を吸収し、適正な量の ミネラル・ビタミン・微量元素を摂取します。繊維性物質によ りルーメンマットが形成されていれば、良好なルーメンの働 きが行われています。ルーメンマットは、胃の内部を中和させ る反芻を促すことでルーメンpHの急激な変動を防止します。 またこのマットは、飼料を適正に発酵させるためにルーメン 内に十分な時間滞留させる役割もあります。 この様に健康で 活動的なルーメンを維持する事で、確実に飼料を消化し、可 能な限り多くの栄養を利用することが出来ます。 ルーメンマットは、飼料中のNDF/ADFの繊維によって構成 されています。 この繊維により、牛は反芻の為の刺激を受け、 噛み返しを行います。結果として唾液分泌が促進されます。 唾液には、重曹が多く含まれており、pHの低下(アシドーシ ス) を予防します。 健康的なルーメン機能と健康的な牛を作り上げる上で最 も重要な時期は、乾乳期から分娩後の泌乳初期までの期間 です。 この間は、優れた管理が要求され、快適性やルーメン機 能に特別な注意を払う必要があります(参照P16)。初産牛を 搾乳に慣れさせる為の作業についても考えるべきでしょう。
餌を給与する際は小頭数が餌槽に寄ってくる位が良く、それ 以上であれば餌が十分でない証拠です。自動給餌機の場合、1 日2回給餌を行うことは簡単です。 しかしバンカーやダンプボッ クス/積み込みスペースでの腐敗を防ぐのはなかなか困難で す。
飼槽での混雑や飼槽へのアクセスに制限があると採食回数 とロボットへの訪問が減少します。採食回数の不足は、ルーメン pHの急激な変動により、ルーメンアシドーシスを引き起こす危 険性があります。
16
Robotic Milking
給 餌と飼 料 採 食
基本:品質の高い粗飼料 飼槽における高品質の粗飼料とは: • 嗜好性が高く魅力的 • 安定して腐敗や熱を持ちにくい • かびていない • ミキシングによる飼料では切断長が短すぎない事 発酵速度の異なる様々な原料をバランスよく配合すること で、 タンパク質・エネルギー分画は徐々に利用可能となり、い つでも同じ比率で利用されることになります。
良い給餌の基礎 1. 1日に牛は10-12回採食します。 これは、少なくとも20時間は嗜好性のよい餌 が給与されていて、 どこからでも飼槽に自由にア クセス出来れば可能です。1回の採食量が少なく ても頻回の採食により、ルーメンpHの変動は最 小限となります。ルーメン充満度をチェックし て、2.5(ほどほどに充満)から3.5(充満)のスコア であるべきです。 2. 毎回すべて適正な内容通りのものを給餌します。 採食時、選び食いが見られないようにしましょ う。飼料の内容を変更した際は糞の観察を強化 します。糞は常に一定の硬さであるべきです。
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3. 牛はきれいな水槽にいつでも制限なくアクセスで きるようにしましょう。 乾乳・哺乳・育成牛を含めた全ての水槽の状態 と水量をチェックしましょう。水槽はアクセスしや すい場所・飲みやすいものを考慮します(場所・ 高さ・1群ごとの設置個数) 。牛が消化不良への初 期反応として見せるのが、多量の飲水です。
問題
優れた粗飼料作り
高い品質の飼料は良い牧草地と作物管理から始まりま す。粗飼料はかびや酵母の発生しない場所に保管し、収 穫時期には堆肥散布は避けて下さい。バクテリア培養物 などの添加剤は発酵を促進すると共にこれらの製品はバ ンカーサイロや飼槽での二次発酵を防止します。 草地での適正な予乾を行い、30‐50%の乾物でグラス サイレージを収穫すべきです(アルファルファは40‐50% )。バンカー詰めは迅速に行い、踏圧によりきちんとエア 抜きをした状態でビニールをかけ、砂やタイヤを重しに します。
第1章: 毎日の作業
1. ルーメン問題は断続的にpHが低いかもしくは pHの急激な変動によるものです。その結果とし て、牛は十分なエネルギー・ミネラルやビタミン、 微量元素を摂取できず、望ましくない飼料成分の まま大腸・小腸に吸収され、 これらが問題の原因 となります。 これは蹄葉炎の危険性を高めます。 毛づやが悪くルーメン充満度が低い、採食量に 比較して乳量が低い、未消化物が糞中に多い、糞 の硬さが均一でない、汚れた尻、痩せている、蹄 潰瘍が見られる等々の牛は、 アシドーシスと判断 できます。
2. 泌乳中・後期牛は、緩分解性でんぷんの多給は 活動量低下の原因となり、ロボット訪問回数の減 少につながります。緩分解性のでんぷんは、泌乳 前期の牛にとっては良好なエネルギー源となり ます。 とうもろこしはこのタイプのでんぷんを多く 含みますのでバランスが大切です。
17
ルーメン充満度チャートと解説 極めて空腹状 態。疾病の危険 性大。
Roodbont社 出版物 Roodbont 社では、酪農家の皆様が必要とする情報の提供を適時 に行えるよう努めています。 さらに、酪農を取り巻く環境改善への 貢献が当社の使命と考えています。
1 非常に空腹状 態。 この牛に対 しては、すぐに 対処すべき。
空腹状態。 この牛に対して 注意が必要。な ぜこのようなこ とが起こってい るのか?
3
十分に満たさ れている状態。 採食直後。そう でなければ、発 酵スピードとエ ネルギー摂取 をチェック。
4
SERIE COW SIGNALS® 乳牛の健康管理のための 実践ガイド ISBN 978-90-75280-65-4 96 ページ Cow Signals特別版 HOOVES 蹄の健康管理における 実践ガイド ISBN 978-90-75280-00-5 40 ページ
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2
未来の酪農をより良いものにするために、 、Roodbont社の情報製 品をご活用ください。詳細については弊社ウェブサイト: www. roodbont.com.またはE-メール: sales@roodbont.nlまでお問い合 わせ下さい。
非常に満たさ れている状態。 飼料発酵がル ーメン内でゆっ くりである。エ ネルギー摂取 をチェック。
SERIE PIG SIGNALS® 見て、考え、実行するための 実用ガイド ISBN 978-90-75280-77-7 96 ページ
FROM CALF TO HEIFER 子牛・育成牛のための飼養 ガイド ISBN 978-90-75280-95-1 40ページ
UDDER HEALTH 乳房の健康状態を最高の状 態に保つための実践ガイド ISBN 978-90-8740-014-9 52 ページ
Pig Signals特別版 SOWS 泌乳と繁殖管理のための 実践ガイド ISBN 978-90-8740-012-5 48ページ FINISHING PIG 発育・健康・行動など肥育豚 のための実践ガイド ISBN 978-90-8740-013-2 48 ページ
5 泌乳期中のルーメン充満度は3-4のスコアであるべきです。 ルーメン充満度や牛体からのサインを読み取って利用する と、 より多くの情報を知ることができます。 www.vetvice.comにて実践的なトレーニングとプレゼンテ ーションをチェックしてください。
56
FERTILITY 繁殖管理のための実践ガイ ド ISBN 978-90-8740-026-2 44 ページ
PIGLETS 子豚育成の実践ガイド ISBN 978-90-8740-032-3 56 ページ
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