Cow Signals Checkbook - Japanese edition

平成25年10月１日発行 昭和26年４月４日第３種郵便物認可

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臨時増刊号

日本語版

カウシグナルズ チェックブック

乳牛の健康、生産、アニマルウエルフェア に取り組む Jan Hulsen 日本語版監修

及 川 伸／中 田 健

デーリィマン社

目次

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活用の手引 日本語版「カウシグナルズ チェックブック」 監修の言葉 日本語版「カウシグナルズ チェックブック」 発行に当たって カウシグナルズのコンセプト （概念） カウシグナルズ ダイヤモンド （カウシグナルを チェックするための重要な視点） 幼牛 子牛から育成にかけての成長･発達のチェックリスト 子牛の状態スコア 子牛の横臥スコア 注射の仕方のカード 育成牛のチェックリスト

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歩き方スコア ロコモーションスコア （動作） 蹄スコア 蹄コンディションスコア 蹄の包帯の巻き方

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乳房の健康 衛生スコア 搾乳の手順 乳サンプルの取り方 乳頭の健康スコア カリフォルニア乳房炎試験（CMT）の実施手順 乳房内注入薬の挿入法

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繁殖 発情に関するチェックリスト 妊娠のためのチェックリスト 凍結精液の融解法 人工授精の手順 人工授精のテクニック

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飼料と水 飼料摂取スコアカード ルーメンフィル（充満度） スコア ボディーコンディションスコア 糞便スコア：消化 糞便スコア：性状 水場のチェックリスト

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休息とスペース 搾乳牛舎における平穏性のチェックリスト スペースのチェックリスト 乳牛にストレスをかけない作業方法 適正な乳牛の誘導 起立と横臥のチェックリスト ストールでのチェックリスト 横臥の快適性スコア

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光と空気 光のチェックリスト 空気、換気、気温のチェックリスト 暑熱ストレスチェックリスト （21℃の行動計画）

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蹄の管理 蹄の健康管理チェックリスト：成功要因 蹄の健康管理チェックリスト：10の取り組み 蹄浴（フットバス）チェックリスト 削蹄の手順

Cow Signals Checkbook Text and Photography: Jan Hulsen, Vetvice Group® Content editor english edition: Owen Atkinson Graphics: Herman Roozen, Marleen Felius and Dick Rietveld Design: Erik de Bruin, Varwig Design

© Jan Hulsen, 2013 原著の出版社による事前の許可 なく、この本のどのページも複製し たり、印刷・複写したり、その他の 方法で出版したりすることは許され ない。 著者および出版はこの本が正確 で瑕疵（かし）のないものになるよ う努めたが、掲載されている内容に 基づく行為、決定によるいかなる 損害にも責任を負うものではない。

ISBN978-4-86453-019-4 C0461 ¥4381E

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健康と疾病 健康とアニマルウエルフェアのチェックリスト 病気と不快のチェックリスト 幼牛の下痢の診断リスト 「１のルール」で効果的に治療する 乾乳期 — 移行期 乾乳牛管理のチェックリスト 分娩介助の手順 分娩直後の乳牛に対するケアの手順 分娩直後の乳牛に対する10日間プランの チェックリスト 生産管理 標準作業手順（SOP） 農場スタッフとコミュニケーションを取る 労働効率のチェックリスト

For books:

For lectures and training:

Roodbont Publishers P.O. Box 4103 7200 BC Zutphen The Netherlands T +31 (0)575 54 56 88 E info@roodbont.com I www.roodbont.com

Vetvice Group® Moerstraatsebaan 115 4614 PC Bergen op Zoom The Netherlands T +31 (0)165 30 43 05 E info@vetvice.com I www.vetvice.com

糞便スコア：消化 観察することによって、飼料がどのように咀嚼（そしゃく）され消化されたかを知 ることができる。乳牛から出たばかりの新鮮な糞を触って調べてみる。

スコア １ 糞は光っていて、クリーミーな乳化剤のような感じで均 一な触感である。未消化な飼料の断片は触ることも見 ることもできない。スコア１は搾乳牛と乾乳牛の理想 的なスコアである。

スコア ２

スコア ３

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糞は光っていて、滑らかで均一な触感である。わずかに 未消化な飼料片に触れるか見ることができる。スコア ２は搾乳牛と乾乳牛で許容できる。

Source: D. Zaaijer, W.D.J. Kremer, J.P.T.M. Noordhuizen (2001)

糞はやや光沢がなく均一な触感がない。手を握り開い た後に未消化な繊維が指に付いたままになる。この糞 は初妊牛と乾乳牛で許容できるが、搾乳牛には不適で ある。

スコア ４

糞は外見には光沢がなく、はっきりと見ることができる 粗い未消化な飼料の塊を含む。手を握り開いた後、未 消化な飼料のボールが手の中に残る。餌の再調製が必 要。

スコア ５

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粗い飼料の塊を糞中に触ることができる。未消化な餌 の内容物がはっきりと確認できる。この糞は光沢がな い状況である。餌の再調製が必要。

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糞便スコア：性状 目で確かめ、そしてブーツで糞が新鮮なうちに踏むという２通りの方法で、 糞の硬さのスコアを取る。

スコア １ 水のようで、ほとんど糞だと分からない。このような糞 をしている乳牛はかなりひどい病気である。

スコア ２

スコア ４

Source: D. Zaaijer, W.D.J. Kremer, J.P.T.M. Noordhuizen (2001)

２〜３㎝の厚みを持つ硬めの粥のような糞。糞が床に 落ちたときに、軽いポトンという音が聞かれる。 ブーツテスト：ブーツを引き上げたときに糞に足形が 残らず、引き揚げたブーツに糞がくっつかない。これは 理想的な糞の硬さであり、餌は見た目に消化されてい る。

糞は厚く、床に落としたときに重いボトンという音がす る。はっきりとした形があり、リング状に積み重なる。 高さは指の長さかそれ以上ある。 ブーツテスト：ブーツを引き上げたとき、糞がかかとに くっつき、足形が糞に残る。これは餌の成分に不均衡 があることを示す。乾乳期の乳牛と未経産牛にとっては、 この糞は許容される。常に餌の内容物の確認が必要で ある。

スコア ５

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硬いボール状の糞（馬の糞に似た形状）。 ブーツテスト：糞に足を乗せたときに、ブーツの底に糞 の感じが伝わる。乾乳期の乳牛と未経産牛はしばしば このような糞を排せつする。搾乳牛では餌のバランス を調べ再調製を行う。個々の乳牛の病気（ケトーシス） を調べる。

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スコア ３

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軟らかい粥（かゆ）のようで、糞と分かる。糞が硬い床 面に落ちたとき、広く飛び散る。このような糞は若牛が、 若草が豊富にある牧草地に放牧されていたり、餌の成 分に不均衡があったりすると生じる。

水場のチェックリスト 乳牛が45秒間で15ℓの水を飲めるようにすべきである。牛群の10％の乳牛が、 同時にいくつかの給水場で水を飲めるように配慮されるべきである。乳牛の飲水 は水場へのアクセス、給水量、水質に影響される。

適切な例

高圧のドリンカによる自浄式。通路や水槽を設置する際に十分な空 間が取れない場所において有効である。毎年信用できる検査機関で 水源の分析を行うことが肝要である。

水槽をペンの端の通路の外側に設置した場合、牛たちの通路の行き 来でささいな混乱を引き起こすことが考えられる。社会的に優位な 牛たちは、彼らの地位をはっきりと示そうと水槽を使う。その場合、 通路が狭かったら、そのような行動が牛たちの行き来の流れを妨害 してしまうことがある。

水槽の表面を広く、低くしてあげることは乳牛の飲水にとって最も重 要である。新しい環境に適応した後、牛たちは高い水槽からでも、 高圧のドリンカからでも十分に水が飲めるようになる。従って、分娩 時のようなリスクの高い時期には水槽の様式を変えてはいけない。 弱い牛たちの飲水には大きな水槽などの配慮が必要である。

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誤っている例

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水槽は台座に完璧にフィットしており、角も角張っておらず、掃除しや すい設計である。水深は7.5cm 以上ある。水槽は１週間に２回徹 底的に掃除されており、そばにブラシが掛けてある。

水槽の近くの障害物が飲水量を減らしている。写真に見られるよう なステップは蹄の傷害や蹄底の挫傷のリスクになる。

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乳牛の肛門の位置は口よりも高い。牛が水槽内に糞便をしないため には、水槽の周りをもっと広くすることが唯一の方策である。水槽は 主として牛の鼻や口に付いている飼料によって汚れるものである。

休息とスペース

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搾乳牛舎における平穏性のチェックリスト スペースのチェックリスト 乳牛にストレスをかけない作業方法 適正な乳牛の誘導 起立と横臥のチェックリスト ストールでのチェックリスト 横臥の快適性スコア

カウシグナルズ

チェックブック

乳牛の健康、生産、アニマルウエルフェア に取り組む

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搾乳牛舎における平穏性の チェックリスト

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そばにいる人間の態度が穏やかで一定していて、日常作業が規則正しく、ストー ルが安心できる配置であれば、乳牛は穏やかになる。乳牛が穏やかであれば 扱いやすく、生産性も高くなり、ロスは少なくなる。

床面はどんな乳牛でも安全に着実に歩くことができるもので なければならない。床面は水平で、乳牛が歩行するとき摩擦 が得られるものでなければならず、一方突起や畝、穴などが あってはならない。床面が滑りやすくなっていれば乳牛はおと なしく見えるかもしれないが、実は床面を歩くのを怖がり、あ まり飼槽に行かないのである。床面が滑りやすくなっていれ ば乳牛は不安になり走って滑って転びやすくなる。

牛群にはつつき行動の順位があるため、乳牛はその順位を主 張する行動を取る。十分なスペースがあれば乳牛はつつき行 動の順位を示すため、体で表現するか順位を上げるため争う。 互いにごく近くに立っている乳牛間で争いが生じやすい。ど の乳牛にも十分な飼料が行き渡らないか、あるいは順位が高 い乳牛たちが飼料を食べ尽くしてしまったとき、乳牛間の争い は激しいものになる。

ロボット搾乳の農場では乳牛は大抵よくリラックスしている。 乳牛はパーラへ歩かせられることはなく、また牛舎の清掃な どが乳牛の目の前で行われるからである。リラックスしてい れば、人が牛群から１〜数頭を移動させたり、乳牛に近づい たりすることが簡単になる。

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そばにいる人間がリラックスしていて、友好的な態度を取り、 乳牛が予想できる行動を取っていれば、乳牛もリラックスする。 人間は声を出さないでいるのが理想的だが、話す必要がある ときは決して怒鳴ってはいけない。子牛の時期、特に１カ月 齢以内は人との接触を多くさせる。誘導するときは、乳牛が 歩く速さに合わせる。乳牛には必ず歩む先にあるものが見え るようにしなければならない ( 柵は完全に開けるか完全に閉 じなければならない )。

スペースのチェックリスト 全ての乳牛が、１日12回はストールから飼槽そして水場に自発的に歩いて行け る必要がある。ロボット搾乳の農場では１日約４回、ロボットへ行かなくてはな らない。乳牛にとってスペース、床面が滑らないこと、 そして安全が不可欠である。

乳牛があちこち動き回りやすいかどうかを決めるのは、牛舎のスペースである。乳牛がスペースをどのように使ってい るのかを細かいところまで見たり、そのスペースを何頭で使っているかを数え、牛体の幅・長さに換算してみる。例 えば乳牛を待機場へ歩行させるなど、ピークタイムの場合を考慮に入れる。

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1 スペース

すっきりとした視界で、乳牛がロボットへ最も効果的に歩行できるよ うに仕切りをできるだけ少なくし、ロボット搾乳のため十分なスペー スがある。

2 グリップ

床面にしっかりしたグリップがあれば乳牛はよく動き回ることができる。滑らか過ぎる床面であれば乳牛は歩行するの が非常に難しくなる。乳牛は軟らかいゴムの床面や敷料が厚く敷かれたベッド（砂、ワラ、コンポストなど）を好む。

乳牛は何度も歩くことで、余分な敷料をストールから通路に出す。こ れは床面のグリップを増やし、ストールを衛生的に保つ（とりわけ砂の 敷料の場合）。

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3 乳牛の安全

床面にしっかりしたグリップがあると、乳牛は安全であると感じる（写 真では軟らかいゴム床面となっている）。蹄にもあまりストレスがかか らなくなり、蹄底の出血や蹄に痛みを持つ牛がほとんどいなくなる。

畜舎の一部（突起部などのよくぶつかる箇所）が原因で、乳牛がぶつかったりけがをしたり、他の乳牛と出くわすよう になっていれば、歩行をためらうことになるだろう。乳牛が人や作業道具のようなものにおびえていれば、同じことが いえる。

この通路は非常に狭く、また通路の出入り口のスペースが非常に少な い。ケーブル、ブロック、器具やスラリースクレーパが原因で、通路 は障害物のある進路になってしまい、ぶつかって苦痛を感じたりけが をしたりする恐れがある。

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通路と横断路の幅を決めるため、牛舎全体を眺める。写真では壁がな いので、牛も人も視界がよい。

乳牛は柵、通路、通路のカーブやその他の構造物をストレスと感じる。構 造物にたやすくぶつかってしまうかもしれないので、構造物を歩いて渡っ たり、構造物を通り過ぎたりすることをあまりしたがらない。ミルキングパー ラや待機場に突起物が全くないように確認するのが望ましい。

乳牛にストレスをかけない作業方法 酪農家が穏やかであれば飼養する乳牛も穏やかになる。穏やかな乳牛は乳量 が多くなり、蹄の状態が悪くなるような問題が少なくなる。そうなれば時間と 費用を節約できて、やりがいが大きくなる。

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搾乳者は作業場から離れない

＂乳牛の動線 を考える：乳牛 に動揺を与えない ＂

牛群は小川の流れのように動く。この 小川の動きに邪魔が入らないようにす る。障害物、行き止まりがある通路、 乳牛が恐れるようなものがないように する。待機場の広さを小さくするため、 クラウドゲートを使う。そのとき、電牧 は使わずベルを使う。待機場の乳牛全 頭が列の後ろから前へ常に歩行してい るかどうかを確認する。

乳牛が自分でミルキングパーラに入るまで作 業場で待つ。もし必要であれば最後の乳牛 の列に限って引き入れる。もしあなたが乳牛 を呼び寄せるため搾乳室から待機場に入れ ば、乳牛はいったん後方へ動いてから前方に 動くだろう。そうすれば乳牛は神経質になり 肢蹄に大きな負担がかかる。また乳牛は呼 び寄せるためにやって来るあなたに慣れてし まう。だから乳牛の背後、周りを歩く。

乳牛は習慣性のある動物なので、何が 起きていていつ何をしなければならな いかを２〜３週間で正確に知るように なる。例えばミルキングパーラの中へ 入ることを知る。乳牛が日課を覚えて 決められた習慣をきちんと守れるよう になるまで根気よく待つことである。

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リスクを知る：リスクを知って うまく扱う

リスクが高い時間帯と場所を知り、そ れらが問題を引き起こさないようにす る。最善の方法は「汚れがないこと」 「休 息「 」スペース」 「ゴムを使うこと」であ る。汚れがなければ、きれいで乾燥し た蹄や乳牛の歩く道に石ころがなくな る。休息は蹄の摩耗や蹄底の変色の恐 れを減らす。スペースがあれば乳牛は 互いにぶつからない。通路にゴムマッ トを敷くと、グリップのある軟らかい床 面になる。

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乳牛を扱いやすくする：人間が 優しくたくさん接触する

乳牛を扱いやすくするため、育成牛 のうちから、人間が優しくたくさん 接触するようにする。育成牛が頻 繁に人間を見たり人間のそばを歩 行したりしているかを確認する。人 間は常に穏やかに接して、乳牛に とって行動が予想できるものでな ければならない。育成牛に対して、 決して怒鳴ったり暴力を振るったり してはならない。穏やかな気質の 乳牛を選び交配する。

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Based on: Neil Chesterton (www.lamecow.co.nz), 2009.

乳牛をいつも乳牛の速度で歩かせる。 急がせて歩かせると、最後尾の２〜３ 頭を神経質にさせるだけで、何もなら ない。乳牛はいつも社会的順位に従っ て歩く。乳牛が穏やかなとき、どこに 肢蹄を置いているのかを確認できるよ うに乳牛は頭部を下げている。乳牛は 神経質になっているとき、頭部を上げ る。

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日課を守る：どんな時・場所 でも同じことをやる

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© Vetvice / Roodbont 2010

乳牛を乳牛の速度で歩行させ る：頭部は下がっている

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カウシグナルズ チェックブック 乳牛の健康、生産、アニマルウエルフェア に取り組む

本書は酪農家の日ごろの作業に役立つ重要な事柄を54枚のチェックリス ト、スコアカード、インストラクションカードにまとめたものである。酪農に 関する全ての面を54枚のカードで取り扱った。本書は「カウシグナルズシ リーズ」の１冊である。

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カードは１枚１枚、取り外して使うことができるので、普通の意味での図 書ではない。しかし必要な時に必要なように、調べることができる情報源 になる。 酪農家は誰でも本書を使って仕事をすることで、乳牛の健康、生産、ア ニマルウエルフェアを高め、そして経営を良くすることができるだろう。

www.roodbont.com

www.vetvice.com

www.cowsignals.com

定価 4,600円（税込） 100

www.dairyman.co.jp