2020-2021年度 卒業発表会内容紹介
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2020-2021年度 卒業発表会内容紹介 キルギスの無国籍者や日本の難民について Jordan Antonio (University of Hawaiʻi at Mānoa) 日本はキルギスに対して毎年数十億円の政府開発援助を行っている。文化交流も盛んであり日本に対するキルギスの好 感度は高い。しかし、難民、移民、無国籍者に対する両国の対応は非常に異なる。1990年代、キルギスはソビエト連邦 の解体により逃れてきた無国籍者全員に国籍を与えるという対応を取った。これは経済政策の一環でもあった。一方、 日本では「出入国管理及び難民認定法改正案」が提出されるなど、難民への対応が厳しくなっている。日本は労働力不 足であるが、なぜ難民受け入れに大変消極的なのか。本発表ではキルギスと日本の状況を説明し、難民政策が異なる理 由について述べる。 日本における共同親権の導入
―DV防止法、特に保護処分に関する諸問題を中心に―
Anna Araki (New York University) 近年、日本では離婚後の両親の間で、子どもの親権をめぐる争いが増加している。これらの争いの多くは、日本が採用 している単独親権制度によって生じる問題だと見なされている。そのため、日本は諸外国で採用されている共同親権を 導入するべきだと考える人は少なくない。しかし、共同親権を導入する際に注意すべき点の一つは、元配偶者からのド メスティック・バイオレンス(以下「DV」)被害から逃れた親が危険に晒される可能性があることである。日本では、 DV被害者を保護するために「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(以下「DV防止法」)が施行さ れているが、これは十分な対策であるとは言い難い。そこで本発表では、共同親権導入に先立って、DV被害者を保護す る制度整備を行うべきだと主張し、DV防止法における問題点をいくつか検討する。 疫病退散にまつわる妖怪とその流行
―コロナ禍の民俗学ケーススタディー―
Isabel Bush (The College of William & Mary) 「妖怪」という民俗学的な想像上の生き物は、多くの昔話で人間に関わり、わんぱくで超自然的な怪物だと考えられて
7/15/25, 1:13 AM