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Parent Connection Conference

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FACEとDEI

FACEとDEI

ISFは、10月に開催された若者の心と健やかな健康 に関する対話式のParent Connection Conferenceの 後援をしました。会議では地元の専門家も交えて地 域の家族が現在または将来子供と直面する可能性の ある様々なトピックが提供されました。保護者はこ の会議を通じて私たちのコミュニティで利用可能な リソースの理解を深めることができました。以下は 会議のハイライトです:

Parent University: 家庭内の強化

このセッションは、ワークショップ開発者であ り、Parent Universityの認定ファシリテーターであ るLisa Koenigsberg Roshon氏と、Parent University の認定ファシリテーターであるKylee Mudrovich氏に よって発表されました。

Parent Universityは、Parent Projectと呼ばれる保 護者向けの10週間ワークショップを提供しており、 各セッションは2時間、合計20時間のコースです。保護者にコンテンツと講義ベースの情報を教えるだ けでなく、保護者が毎週サポートグループと協力し て子供をサポートし、破壊的な行動に対処するため の概念、テクニック、理念を学ぶことができます。 このプログラムは保護者に無料で提供され、コー ス教材はIssaquah学校区から提供されます。Parent Universityは複数のプログラムで構成されます。思春期の子供による破壊的な行動に苦しむ家族を支え る家庭環境の構築に焦点を当てています。家庭の構 造と予測可能性を発達させ、薬物やアルコールの乱 用に対処し、学校への出席率を改善するスキルを保 護者に教えます。

Parent Project 毎週のユニット概要:

  • ユニット1: 子どもを理解する、ワークショッ プを始める基礎

  • ユニット2: 子供と問題行動の対処

  • ユニット3: 友達関係、ソーシャルメディア、 テクノロジーの積極的な監 督と利用環境構 築

  • ユニット4: 学校への出席率と成績の向上

  • ユニット5: 薬物乱用への対処、識別、予防、 介入

  • ユニット6: 制御不能な行動への対処

  • ユニット7: 行動計画の構築

  • ユニット8: 助けと支援の見つけ方

  • ユニット9: よい仲間の影響と健全な人間関係 の築き方

  • ユニット10: 変化の力学と、親が成功を可視化 する方法

Parent Connection Conferenceで行われたセッショ ンは、ユニット1を簡潔化したもので、家庭内を強 化できるいくつかの重要な概念を提供します。

幼児であろうとティーンエイジャーであろうと、子 育てで最も重要なツールは愛情です。それは、子育 てのすべてに通じる鍵です。子育ては最大の愛の形 と考えられており、犠牲と指導が必要です。思春期の若者は時に挑戦的な行動をとることもあります が、それでも親からの愛と注目されることを切望し ています。幼児期が最も愛情を与えなければいけな い時と人々は考えるでしょうが、おそらく思春期前 と思春期の子供たちはさらに多くの愛情を必要とし ています。愛情は子育てにおいて最も重要であり、 特に意志が強く制御不能な子供はオープンな愛情表 現の恩恵を受けます。愛だけではネガティブな行動 を完全に変えることはできませんが、親は愛を基盤 として物事を始めなければなりません。何かしらの 罰を与えなければならない場合も、そこに子供の安 全を守りたい親の愛情があることを説明してくださ い。愛情と安全が子育ての中心的な関心事であると いう考えを補強します。

親が子供に愛情を示す3つの効果的方法:

  • 言葉による愛情表現: 言葉による肯定は強力な 方法です。可能であれば、毎日何度も子どもに 声掛けをしてあげましょう。登下校時、電話、 就寝時など繰り返し言うことでより効果があり ます。

  • 触れ合い、ハグなど: 身体的な触れ合いも愛情 を示す方法のひとつです。ハグ、背中をポンと たたく、シンプルに手を握るなどがお勧めで す。子供が思春期に成長するにつれて身体的な 触れ合いは相応しくないと考えがちですが、こ れは間違いで、ティーンの子どもたちはまだ身 体的触れ合いを必要としている場合も多いので す。

  • 文字で愛情表現: 文字での愛情表現にも意味が あります。テキストメッセージを送ったり、お 弁当箱や部屋の鏡にメモを残したり、バースデ ーカードや付箋に気持ちを込めたりするのもお すすめです。さまざまな形で子どもが気づく場 所に愛情を残しておくのは良いコミュニケーシ ョンにもなります。

子育てにおいて、管理と影響力は別のものです。親 は子供の行動、特に思春期の子を完全に管理するこ とはできません。親は自分がティーンだった頃の経 験を振り返れば、それがどれだけ難しいことか思い 出すかもしれません。コントロールは難しいことで すが、影響力という面で親は子供の選択に大きな力 を持っています。影響力は、厳格な管理の考え方と は対照的に、子供の行動を導くためのより効果的で 現実的なアプローチとして提示されています。親は 子供にとって重要なお手本であることを忘れないで ください。子どもは親の行動を観察し、そこから学 びます。親の行動は子供の価値観や決断を形作る上 で重要な役割を果たします。

子どもに影響を与え、やる気を起こさせるには3つ の方法があります。

  • 肯定的な働きかけ: 子どもが良い行動を示した ときに言葉で褒め、認めること。肯定的な働き かけによって肯定的な行動が強化され、やる気 を引き出す。

  • 肯定的な結果: 子どもの良い行動に対して与え られるご褒美、しかしご褒美を良いことをする ための餌のような形にしてはいけない。

  • 否定的な結果: 良くない行動や破壊的な行動の罰と して子供のやりたいことの禁止や欲しいものの没収 など。罰は短期的なもので、子どもの気持ちに沿 い、ルールが破られるたびに一貫して適用されるも のでなければならない。子供の脳は発達途上である ため、彼らが自分の行動の結果を理解するには親の 指導が必要な場合が多い。

T.E.A.S.P.O.T.と呼ばれる戦略はTake Everything Away for a Short Period of Timeの略で、家の決まりを破 ったりネガティブな行動を示した結果、子供がさまざま な活動やアイテムにアクセスすることを制限する事で す。制限には、スマホ、ビデオゲーム、コンピューター の使用、友人との時間、テレビの使用を禁止することな どが含まれ、子供には読書、アート、または家族と過 ごす時間の選択肢のみを残します。T.E.A.S.P.O.T.の 有効性は、一貫した適用にかかっています。家の決ま りが破られるたびに一貫して適用するという事が重要 で、禁止する時間の長さなどはあまり関係ありません。 制限を設けても繰り返し行われる危険な行動に対して は、T.E.A.S.P.O.T.をカウンセリングや医学治療と組み 合わせることを推奨しています。T.E.A.S.P.O.T.は、一 貫して適用することで、子供の行動に効果的に影響を与 え、修正することができるしつけ戦略として提示されて います。

Parent Universityの詳細や、10週間ワークショップへの 登録については、koenigsbergroshoni@issaquah.wednet. edu / mudrovichk@issaquah.wednet.edu または425-8312686 / 253-740-1238までお問い合わせください。

思春期の子どものストレス管理を助ける

このセッションはPEPSによってDeepa Murugesan氏による 英語とGloria Martinez氏によるスペイン語で行われまし た。PEPSは親をつなぎ、家庭内を強化し、コミュニティ を構築する非営利団体です。

このセッションでは思春期の重要な時期に彼らが経験す るストレスと、この困難な時期に子供を導く上での親の 重要な役割について取り上げました。重要なポイントは ストレスを理解すること、思春期のストレスの兆候を認 識すること、対処メカニズム、およびストレスを効果的 に管理するための戦略です。

ストレスとは、身の回りで起こることに対する身体的な 反応であり、脅威でもあります。このような出来事に直 面すると、私たちの体は身体および感情に警戒信号を送 ります。ホルモンが分泌され、コルチゾールレベルが上 昇します。ストレス自体は良くも悪くもありません。そ れは、複雑で変化する世界を生きるためのほんの一部に 過ぎません。通常のストレスは乗り越えることによって 有益なものになります。

ストレスは自分の価値観に気づき、やる気を起こさせ、 一生懸命働くためにも役立ちます。

ストレスは課題、機会、状況に対する自然で適応的な反 応であり、特に思春期の成長と自己発見の段階でよく見 られます。ストレスは肯定、許容、有毒に分類できま す。有毒なストレスはストレス反応システムの活性化を 長引かせ、落ち着いて回復する時間がありません。脳の 発達を妨げ、思春期の若者が学び、向上し、友人や大人 との信頼と支援関係を築く能力に影響を与える可能性が あります。幸いなことに保護者の誰かが一貫して思いや りのある協力的な関係を築いていれば、ほとんどのスト レス反応は肯定または許容できるものになります。

行動の変化、成績の低下、身体的症状、社会的孤立など 思春期のストレスの兆候を認識します。ストレスを管理 するための対処メカニズムにはオープンなコミュニケー ション、セルフケア、境界線の設定などがあります。親 としての肯定的な行動をモデル化するには、対処戦略、 前向きな考え方、乗り越える力を示すことが含まれま す。これは親が10代の若者に自己の感情を認識させ、健 康的な習慣、問題解決スキル、必要なときに助けを求め ることを教えるための戦略です。

運動、十分な睡眠、健康的な食事、アルコールや薬物か らの離脱、カフェインの制限、時間管理、毎日のリラッ クス時間、外出、ストレスの多い状況からの休憩、マイ ンドフルネスの実践 などの実用的なライフスタイル戦略 は、思春期の若者がストレスに対処するための効果的な 方法です。

親は思春期の子どもの過度のストレスの兆候を認識し、 対処することが重要です。潜在的に不健康な対処メカニ ズムには、薬物乱用、不健康な人間関係、自傷行為、危 険な行動などが含まれます。

思春期は計り知れない成長と自己発見の時期です。オー プンなコミュニケーション、健康的な対処スキルと自信 は思春期の若者がストレスを管理するのに役立ちます。 親と共に乗り越える力と全体的な幸福感を育むことで、 この困難な時期に立ち向かうことができます。

PEPSは思春期の子とティーンの保護者向けプログラムを 提供しています。保護者は毎週集まり、コミュニティで 学び、お互いにつながることで最適なサポートを見つけ ます。PEPSの詳細についてはwww.peps.org をご覧くだ さい。

生徒の心の健康と幸せはISFの優先分野であ り、学校での補足カリキュラム教材や、学校 区教師やスタッフ向けのYouth Mental Health First Aidトレーニングを通じた支援を行って います。Issaquah Schools財団の活動と、皆さ まからの財団への支援方法はwww.isfdn.orgを ご覧ください。
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