ヘルマスの羊飼いの第 三の書、これは彼の比 喩と呼ばれています 類似性 1 1 そして彼は私に言った。「あなたがたは主のしもべ として、ここを旅の旅のように暮らしていることを 知っているでしょう。あなたがたの町はこの町から 遠く離れているからです。 2 ですから、あなたがたは、自分が住むべき町を知っ ているのなら、なぜここで土地を買い、贅沢な住居 や立派な建物、余分な家を用意するのですか。この 町でこれらのものを用意する者は、自分の町に帰ろ うとは思わないのです。 3 ああ、愚かで、疑い深く、みじめな人よ。あなたは、 これらすべてが他人の所有であり、他人の支配下に あることを理解していない。この町の主はあなたに こう言われている。「わたしの律法に従うか、さも なければ、この町から出て行け。」 4 それゆえ、自分の町で律法に服しているあなたは、 どうすればよいのか。自分の財産や、自分が備えた 何かのために、自分の律法を否定することができる のか。しかし、もしそれを否定し、その後自分の町 に帰ろうとするなら、あなたは受け入れられず、そ こから追い出されるであろう。 5 ですから、あなたは、他国にいる人のように、自分 に必要で足りるもの以外は何も買わないように気を つけなさい。そして、この町の神、あるいは主があ なたをこの町から追い出すとき、その律法に逆らっ て自分の町に戻り、自分の律法に従って不正なく、 心から喜んで生活できるように備えなさい。 6 それゆえ、神に仕える人々よ、心に神を留め、神の 戒めと約束とを心に留めて、神の業に努めなさい。
もし神の戒めを守るならば、神はそれをあなたがた のためにかなえてくださると確信しなさい。 7 ですから、あなたがたは、本来買うはずの財産の代 わりに、それぞれができる範囲で、困っている人た ちから必要なものを買い取り、やもめを義とし、孤 児の訴えを裁き、あなたがたの富と財産をこのよう な業に使いなさい。 8 神は、あなたがたがこのような奉仕を果たせるよう に、この目的のためにあなたがたを豊かにしてくだ さったのです。土地や家を買うよりも、この奉仕を する方がはるかに良いのです。なぜなら、そのよう なものはすべて、この時と共に滅びてしまうからで す。 9 しかし、主の名のためにあなたがたが行うことは、 あなたがたの町で成し遂げられ、悲しみや恐れもな く、喜びを得るであろう。それゆえ、異邦人の富を むさぼってはならない。それは神の僕たちを滅ぼす ものだからである。 10 しかし、あなたがた自身の所有する富と交換しな さい。それによって、永遠の喜びが得られるであろ う。 11 また、姦淫してはならない。他人の妻に触れては ならない。また、それを欲してはならない。ただ、 自分の所有物を欲しがりなさい。そうすれば、あな たは救われるであろう。 シミリチュード 2 1 私が野原へ歩いて行き、楡の木やぶどうの木を眺め、 その実のことを思い描いていたとき、天使が私に現 れて言いました。「あなたはこんなに長い間、心の 中で何を考えているのですか。」 2 そこで私は彼に言いました。「先生、私はこのぶど うの木とこの楡の木のことを思い出しました。その 実が美しいからです。」すると彼は私に言いました。 「この二つの木は、神のしもべたちの模範となるも のです。」
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
3 そこで私は彼に言いました。「先生、あなたがおっ しゃったこれらの木々の模様がどのようなものか知 りたいのです。」彼は言いました。「聞いてくださ い。あなたはこのブドウの木とこの楡の木を見てい ます。先生、私は見ています。」 4 イエスはこう言われる。「このぶどうの木は実を結 ぶが、楡の木は実を結ばない木だ。しかし、このぶ どうの木は、この楡の木に支えられ、支えられてい なければ、多くの実を結ぶことはないだろう。地面 に横たわっていると、楡の木にかかっていないので、 実はあまり結ばないだろう。ところが、楡の木に支 えられているので、このぶどうの木は自分自身のた めにも、また楡の木のためにも実を結ぶのだ。」 5 ですから、楡の木がブドウの木よりも少ない実をつ けるどころか、むしろ多くの実をつけるのを見てく ださい。先生、どうして楡の木はブドウの木よりも 多くの実をつけるのですか、と私は言いました。先 生はこう言いました。「ブドウの木は楡の木に支え られているので、多くの良い実をつけるのです。一 方、地面に横たわっていたら、実はほとんどつかず、 それも非常に悪い実しかつけないでしょう。」 6 ですから、この譬えは神の僕たちに示されるもので あり、金持ちと貧乏人を表わしています。私は答え ました。「主よ、このことを教えてください。」す ると彼は言いました。「聞いてください。金持ちは 富を持っています。しかし、主の前では貧しいので す。彼は自分の富のことばかり考え、主にほとんど 祈りません。彼の祈りは怠惰で力がありません。」 7 ですから、金持ちが自分の欲しいものを貧しい人に 施すと、貧しい人は金持ちのために主に祈ります。 すると、神は金持ちにすべての良いものをお与えに なります。貧しい人は祈りに富み、その願いは主の 前で大きな力を持つからです。 8 そのとき、金持ちは主に聞かれることを知っている ので、すべてのものを貧しい人々に施します。そし て、ますます喜んで、疑うことなく、貧しい人々に 必要なものを与え、何も欠けることのないように気 を配ります。 9 貧しい人は富める人のために主に感謝します。彼ら はその仕事も、またその働きも主によってなされて いるからです。 10 それゆえ、人間は、楡の木が実を結ぶとは考えて いない。そして、楡の木がぶどうの木に加わると、 ぶどうの木は、自分自身にとっても楡の木にとって も、二倍の実を結ぶということを、彼らは知らず、 理解もしない。 11 同様に、貧しい者が富める者のために主に祈ると き、主に聞かれ、彼らの富は増し加えられます。な ぜなら、彼らは自分の富を貧しい者に分け与えるか らです。こうして、彼らは互いの善行にあずかる者 となるのです。 12 だから、これらのことを行なう者は、主に見捨て られることはなく、命の書に名を刻まれるであろう。
13 富んでいて、自分が増し加わったと自覚している 人たちは幸いです。そのことを悟った人は、他の人 に少しばかり仕えることができるからです。 類似 3 1 彼はまた、葉が落ちて枯れているように見える多く の木々を私に見せました。どれも同じような木々だ ったので、私には枯れているように見えました。彼 は私に言いました。「これらの木々が見えます か?」私は言いました。「先生、枯れた木のように 見えます。」 2 彼は答えて私に言った。「これらの木は、この世に 生きる人々に似ています。」私は答えた。「先生、 なぜ 枯れ た木 のよう なの です か? 」彼は 言っ た。 「なぜなら、義人も悪人も互いに区別がつかず、こ の世では皆同じだからです。」 3 義人たちにとっては、この世は冬のようなものです。 彼らは知られず、罪人たちの中に住んでいるからで す。 4 冬になると、すべての木が葉を落とし、枯れた木の ようになり、どれが枯れてどれが青々としているか 区別がつかなくなります。それと同じように、この 世では、正しい者も悪い者も互いに区別がつかず、 みな同じなのです。 類似性 4 1 彼はまた、他の多くの木を私に見せた。葉のあるも のもあれば、枯れて枯れているものもあった。彼は 私に言った。「これらの木々を見ますか?」私は答 えた。「主よ、見ています。枯れているものもあれ ば、葉がいっぱいのものもあります。」 2 イエスは言われる。「これらの緑の木々は、来世を 所有する義人たちである。来世は義人にとって夏で あるが、罪人にとっては冬である。」 3 それゆえ、主の慈悲が輝き出る時、神に仕える者た ちは明らかにされ、すべての人に明らかになるであ ろう。夏にあらゆる木の実が明らかにされるように、 義人の行いも明らかにされ、喜びに満ちたあの世に 回復されるであろう。 4 他の種類の人々、すなわち邪悪な人々は、あなたが 見た枯れた木のように、あの世でも枯れて実を結ば ないまま見つかり、枯れた木のように焼かれ、彼ら が生涯悪を行っていたことが明らかにされるでしょ う。 5 彼らは罪を犯し、悔い改めなかったために焼かれま す。また、他のすべての国々も、自分たちの創造主 である神を認めなかったために焼かれます。 6 だから、あなたは良い実を結びなさい。夏の間、あ なたの実りが知られるように。多くの仕事を避けな さい。そうすれば、罪を犯すことがなくなるでしょ う。多くの仕事に携わる者は、多くの罪を犯すから です。彼らは自分の仕事に気を取られ、神に仕えま せん。
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
7 神に仕えない者が、どうして神に何かを願って与え られるでしょうか。しかし、神に仕える者は、願う ものをすべて与えられます。 8 しかし、もし人がただ一つのことだけを追求するな らば、彼は仕えるかもしれない。 神、なぜなら彼は心を神から離さず、純粋な心で神 に仕えるからです。 9 だから、もしあなたがそのように行えば、あなたは 来世で実を結ぶであろう。そして、同じように行な う者は皆、実を結ぶであろう。 シミリチュード 5 1 ある山で断食をし、神が私にしてくださったすべて のことに感謝をささげていたとき、いつも私と話し ていた羊飼いが私のそばに座って、「どうしてこん なに朝早くここに来たのですか」と私に言うのが見 えました。私は、「先生、きょうは巡礼の旅に出て いるのです」と答えました。 2 彼は答えた。「断食とは何ですか」。私は答えた。 「断食です」。彼は言った。「それは何の断食です か」。私は答えた。「いつものように断食している のです」。彼は言った。「あなたたちは神への断食 がどういうことか知らない。あなたたちが断食する 断食は、神に何の益ももたらさない断食ではない」。 3 わたしは言いました、「先生、なぜそのようなこと をおっしゃるのですか。」彼は答えました、「それ はあなたがたが考えている本当の断食ではないから です。しかし、完全な断食、神に受け入れられる断 食とは何かを、わたしがあなたに示しましょう。」 4 彼は言った。「聞きなさい。主はそのような無駄な 断食を望まれない。なぜなら、このように断食して も、 あな たは 義に おい て何も 前進 しな いか らで あ る。」 5 しかし、本当の断食とは、人生において何も邪悪な ことを行わず、清い心で神に仕え、神の戒めを守り、 その教えに従って歩み、心の中に邪悪な欲望を入り 込ませないことです。 6 しかし、主を信頼しなさい。もしあなたがこれらの ことを行い、主を畏れ、すべての悪行を避けるなら、 あなたは神のために生きるでしょう。 7 もしあなたがこのことを行えば、あなたは大いなる 断食を成し遂げ、主に受け入れられる断食となるで あろう。 8 この件に関して、私がこれからあなたに提示する例 えに耳を傾けてください。 9 ある人が農場を所有し、多くの召使いを雇っていた が、子孫のためにその所有地のある場所にぶどう園 を作った。 10 そして、遠い国へ旅立ち、最も忠実で信頼できる と考えた僕を一人選び、ぶどう園を彼に託し、ぶど うの栽培を任せるように命じた。もし彼がそれをや り遂げ、命令を果たせば、彼は自由を与えると約束 した。それ以上のことは何も命じず、こうして遠い 国へ旅立った。
11 僕はその任務を引き受けた後、主人の命じたこと をすべて行いました。そして、ぶどう畑に杭を打っ てみると、毒麦が生えているのを見て、心の中で考 え始めました。 12 わたしは主君の命じたとおりにしました。今、こ のぶどう畑を掘ります。掘り終わると、畑はもっと 美しくなり、雑草が引き抜かれると、より多くの実 を結び、雑草に窒息することもなくなります。 13 そこで彼はその仕事に取りかかり、それを掘り、 そこにある雑草を全部抜き取った。すると、そのぶ どう園は非常に美しく豊かになり、雑草に覆われる ことはなくなった。 14 しばらくして、ぶどう園の主人がぶどう園に行っ て、それがきれいに杭が立てられ、掘られ、雑草が 抜き取られ、ぶどうの木が繁茂しているのを見て、 主人は自分のしもべの世話に非常に喜んだ。 15 そして、王は、自分の愛する息子、自分の跡継ぎ となる息子、そして相談に乗ってくれる友人たちを 呼び、僕に命じたこと、そして僕がさらに何を成し 遂げたかを彼らに話した。すると彼らは、主君から これほど充実した証言を受けた僕を、すぐに祝福し た。 16 そこで彼は彼らに言った、「わたしは、この僕が わたしの命じた命令を守るなら、彼を自由にすると 約束した。そして彼はそれを守り、その上、わたし のぶどう園のためによい働きをしたので、わたしは 非常に喜んだ。」 17 それゆえ、彼がなしたこの仕事のゆえに、わたし は彼をわたしの息子と共に相続人とする。彼は良い ことを見て、それを怠らず、それを行ったからであ る。 18 領主のこの計画は、その息子と友人たちも承認し た。すなわち、その僕が息子と共に相続人となると いうことである。 19 それから間もなく、主人は友人たちを呼び集め、 夕食の中から数種類の食べ物をその僕に送りました。 20 彼はそれを受け取ると、自分の足りる分だけ取り、 残りを仲間の僕たちに分け与えた。 21 彼らはそれを受け取ると喜び、主君が自分たちに 対してしてくれたことに対して、さらに大きな恩寵 を得られるよう願った。 22 主人はこれらすべてのことを聞いて、再び大いに 喜び、友人たちと息子を再び呼び集めて、僕が送っ た食物をどうしたかを彼らに話した。 23 ですから、彼らはますます家の主人の言うことに 同意したのです。そして、主人はその僕を息子と共 に相続人とすべきでした。 24 私は彼に言いました。「先生、これらのたとえは 私には分かりませんし、あなたが説明してくださる 限り理解することもできません。しかし、私があな たに話したこと、あなたに示したことはすべて説明 しましょう」と彼は言いました。 25 主の戒めを守りなさい。そうすれば、あなたは認 められ、主の戒めを守る者の数に名を連ねられるで しょう。しかし、主が命じられたことに加えて、何
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
か良いことを加えなさい。そうすれば、あなたはよ り大きな名誉を得て、主の恵みを、本来あるべき以 上に得ることができるでしょう。 26 それゆえ、あなたが主の戒めを守り、それにこれ らの務めを加えるなら、あなたは喜ぶであろう。特 に、あなたがそれをわたしの戒めに従って守るなら ば、喜ぶであろう。 27 私は彼に言いました。「先生、あなたが私に命じ られることは何でも守ります。あなたが私と共にい てくださると知っていますから。」彼は言いました。 「私は、そのような決意をしたあなたと共にいます。 そして、同じように決意するすべての人々と共にい ます。」 28 彼は言った。「主の戒めを守りながら行うこの断 食は、非常に良いことです。あなたはそれを守りな さい。」 29 まず第一に、あなた自身に注意を払い、あらゆる 悪行、あらゆる汚れた言葉、あらゆる有害な欲望か ら身を守りなさい。また、この世のあらゆるむなし いものからあなたの心を清めなさい。これらのこと を守るならば、この断食は正しいものとなるでしょ う。 30 それゆえ、あなたはこのようにしなさい。前に書 いてあるとおりにしなさい。あなたが断食する日に は、パンと水のほかは何も食べてはならない。そし て、他の日に食べていた食物の量を計算し、その日 に払うべきだった費用を除いて、寡婦、孤児、貧し い人々に施しなさい。 31 こうしてあなたは自分の魂の屈辱を全うしなけれ ばならない。そうすれば、それを受ける者は自分の 魂を満たし、あなたのために主なる神に祈りを捧げ ることができる。 32 それゆえ、わたしが命じるとおりにあなたが断食 を全うするならば、あなたのいけにえは主に受け入 れられ、あなたの断食は主の書物に書き記されるで あろう。 33 このように行うこの身分は、主に喜ばれ、善であ り、喜ばれるものである。もしあなたが、子供たち とあなたの家族全員と共にこれらのことを守るなら ば、あなたは幸福であろう。 34 これらの事を聞いてそれを行なう者は皆幸いであ り、主に求めるものは何でも与えられるであろう。 35 そこで私は、畑と主とぶどう園と、ぶどう園に杭 を打った僕と、ぶどう園から抜き取られた雑草と、 そして彼が相談に招いた息子と友人たちのたとえを 私に説明してくれるよう彼に頼みました。それはた とえだったと私は理解しています。 36 主はわたしに言われた。「あなたは、実に大胆に 願い求める。あなたは何も願うべきではない。もし、 あなたに示すべきことなら、それはあなたに示され ます。」 37 私は答えました。「先生、あなたが何を見せても、 説明してくださらないなら、それが何なのか理解で きなければ、私は見ることも無駄です。また、たと
え話を持ち出しても、説明してくださらないなら、 聞くことも無駄です。」 38. 彼はまた私に答えて言った。「誰でも神のしもべ であり、心に主を持つ者は、主を理解することを望 み、それを受け取ります。そして、すべての喩えを 説明し、調査を必要とする主の言葉を理解しま す。」 39 しかし、祈りを怠って遅い人たちは、主に求める ことを躊躇します。主は、求める者には常にすべて のものを与えられるほどの驚くべき慈しみの持ち主 であるにもかかわらずです。 40 あなたは、あの尊い使者によって力づけられ、祈 りという強力な賜物を受けたのだから、怠け者では ないのだから、なぜ今、主に悟りを求め、それを得 ないのか。 41 わたしは彼に言った。「あなたがここにいるので すから、わたしがあなたに尋ね求めなければならな いのです。あなたはすべてのことをわたしに示し、 またあなたがここにいるとき、わたしに語ってくだ さっているからです。」 42 しかし、あなたがそこにいないときに私がこれら のことを見たり聞いたりするならば、私は主に、そ れを私に示して下さるようお願いするでしょう。 43 そして彼は答えた。「少し前に私は言った、あな たはこれらの喩えの意味を尋ねる点で、あなたは繊 細で大胆だ」。 44 しかし、あなたはまだ頑張っているので、私はあ なたが望んでいるこのたとえ話をあなたに話して、 それをすべての人に知らせましょう。 45 それゆえ、聞いて理解せよ、と彼は言った。「さ きに述べた畑とは、全地を指している。畑の主は、 すべてのものを創造し、完成させ、それらに力を与 えた方である。」 46 神の子は聖霊であり、しもべは神の子であり、ぶ どう園は神が救う民である。杭は、主がその民を支 えるために立てた使者である。ぶどう園から引き抜 かれた毒麦は、神のしもべたちが犯した罪である。 47 主が晩餐から彼に送った食物は、御子を通して民 に与えられた戒めである。主が助言を求めて召され た友は、主が最初に創造した聖なる天使たちである。 家長の不在は、主の来臨まで残された時間である。 48 私は彼に言いました。「先生、これらはみな非常 に優れていて、不思議で、良いことです。」しかし、 私は続けました。「私や他の誰かが、たとえこれほ ど賢くなかったとしても、これらのことを理解でき たでしょうか。」 49 それで、先生、私が何を尋ねるのか教えてくださ い。彼は答えました。「あなたが望むことを私に尋 ねなさい。なぜ神の子がこのたとえ話で僕の代わり にされているのですか?」 50 彼は言った。「よく聞きなさい。神の子は召使い のような立場に置かれているのではなく、大いなる 力と権威を与えられております。」私は彼に言った。 「どういうことですか、先生。私には理解できませ ん。」
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
51 なぜなら、御子は父から託された者たちを一人一 人守らせるために、その上に使者を立てられたから である。しかし、御子自身は彼らの罪を消し去るた めに、多くの労苦と苦しみを受けたからである。 52 ぶどう畑を掘るには、多くの労力と苦労が必要で す。それゆえ、イエスは民の罪を消し去り、彼らに 命の道を示し、父から受けた律法を与えました。 53 イエスは言われた。「あなた方は、御父からすべ ての権威を受け継いで、御自分の民の主であること を知っています。しかし、主が御子に相続財産の分 配について相談されたのはなぜでしょうか。そして、 善良な天使たちよ、今聞いてください。」 54 神は、まず第一に創造された聖霊を、神が宿るべ き体、すなわち、ご自身が望まれるように選ばれた 体にお与えになりました。こうして、聖霊がもたら されたこの体は、聖霊に仕え、慎み深く正しく清く 歩み、聖霊を汚すことはありませんでした。 55 このように、その体はどんな時でも聖霊に従い、 聖霊とともに正しく貞潔に働き、少しも弱り果てる ことがなかった。その体は疲れて奴隷のように語り 合ったが、聖霊によって神に力強く認められたので、 神に受け入れられたのである。 56 神は、地上で汚れることなく聖霊を保ったこの勇 敢な歩みを喜ばれました。そこで神は、聖霊に罪な く仕えてきたこの体に、何らかの地位が与えられる ように、御子と善良な天使たちを召して助言を与え ました。そうしなければ、この体は仕えたことの報 いを失ってしまったように思われるからです。 57 汚れのない体、すなわち聖霊が宿るように定めら れた清い体は、みな報いを受けます。このようにし て、このたとえ話も説明されるのです。 58 先生、私は言いました。「この説明を聞いて、あ なたのおっしゃりたいことが分かりました。さらに よく聞きなさい。あなたのこの体を清く清く保ちな さい。そうすれば、そこに宿る御霊が証しをし、あ なたと共にいたと判断されるでしょう。」 59 また、この体は滅びるものだという考えを心に植 え付けられて、それをいかなる情欲にも乱用しない ように注意しなさい。もしあなたが自分の体を汚す なら、同時に聖霊も汚すことになります。そして、 聖霊を汚すなら、あなたは生きることができません。 60 そこでわたしは言いました、「もし人がこれらの 言葉を聞く前に、無知によってすでにこのようなこ とが行われていたら、自分の体をこのように汚した 者はどうして救いに達することができようか」。 61 彼は答えた、「人々が無知によって犯した過去の 行為については、神だけが彼らを救うことができる。 なぜなら、すべての権限は神にあるからだ。」 62 しかし今は、あなた自身を守りなさい。神は全能 で慈悲深いので、もしあなたがこれから先、自分の 体と霊を汚さなければ、あなたが以前に犯した過ち に対して、神は救済を与えてくれるでしょう。 63 両者は互いに交わり、一方が汚れなければ、他方 も汚れる。だから、両者を清く保ちなさい。そうす れば、あなたは神のために生きることができる。
類似 6 1 わたしは家に座って、自分が見たすべてのことにつ いて神を賛美していたとき、戒めが非常によくて、 偉大で、誠実で、喜ばしいものであり、人を救いに 導くものであることを考えていたので、心の中でこ う思いました。「これらの戒めに従って歩むなら、 わたしは幸せだろう。そして、それらに従って歩む 者はだれでも神のために生きるだろう。」 2 私が心の中でこのように語っていたとき、以前から 見慣れていた方が私のそばに座っているのが見えま した。そして、彼は私にこう言いました。 3 わたしがあなたに伝えた命令について、あなたは何 を疑うのか。それは良いものだ。疑ってはならない。 主に信頼しなさい。そうすれば、あなたはそれに従 って歩むであろう。わたしは、それを成し遂げる力 をあなたに与えるからである。 4 これらの戒めは、以前犯した罪を悔い改めて、今後 その罪を犯し続けない人々にとって有益です。 5 ですから、悔い改める者はだれでも、この世の邪悪 を捨て去り、すべての徳と正義を身に着けなさい。 そうすれば、これらの戒めを守ることができ、今後 は二度と罪を犯すことはないでしょう。 6 あなたがたが、もしこれからの世において罪を避け ていれば、以前の罪の多くを捨て去ることができる でしょう。わたしの戒めに従って歩みなさい。そう すれば、神のために生きるでしょう。わたしはこれ らのことをあなたがたに話したのです。 7 こう言ってから、彼はさらに言った。「畑へ行きま しょう。羊飼いたちを案内しましょう。」わたしは 答えた。「先生、行きましょう。」 8 さて、私たちはある畑に来ました。そこで彼は、紫 色の衣をまとった、華やかな身なりをした若い羊飼 いを私に見せてくれました。彼はたくさんの羊の群 れを飼っていました。羊たちは喜びに満ち、大いに 喜び、楽しそうに跳ね回り、あちこち走り回ってい ました。 9 羊飼いは自分の羊の群れを見て大いに満足し、羊飼 いの顔は喜びにあふれ、羊の群れの間を行ったり来 たり走り回っていた。 10 すると、天使は私に言った。「この羊飼いを見ま すか?」私は答えた。「見ています」。すると天使 は私に言った。「これは喜びと楽しみの使者です。 彼は神の僕たちの心を堕落させ、真理から遠ざけ、 多く の楽 しみ で彼ら を喜 ばせ 、彼 らを滅 ぼす ので す。」 11 彼らは生ける神の戒めを忘れ、贅沢とむなしい享 楽にふけり、悪の御使いによって堕落させられ、そ のうちのある者は死に、ある者は背教に陥るのです。 12 私は答えた。「死と背教に陥るとは、どういう意 味か分かりません。聞きなさい、と彼は言います。 あなたが見たあの喜びにあふれた羊は皆、神から永 遠に離れ、今の世の欲に身を委ねてしまった者たち です。」
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
13 ですから、これらの者たちには、悔い改めて命に 戻ることはできません。なぜなら、彼らは他の罪に 加えて、主の御名を冒涜したからです。このような 者たちは死に定められているのです。 14 しかし、あなたが見た羊たちが跳ね回らず、一箇 所で草を食んでいたのは、実際には快楽と楽しみに 身を任せ、主に対して悪事を何も語らなかった羊た ちです。 15 ですから、彼らは真理から落ちてしまった者であ り、悔い改めによってまだ希望が与えられているの です。このような落ち込みには、まだ再生への希望 がいくらか残されています。しかし、死んだ者たち は、永遠に完全に失われてしまったのです。 16 また少し進んで行くと、彼は私に大きな羊飼いを 見せてくれました。羊飼いは田舎者のような風貌で、 白いヤギの皮をまとい、肩に袋を担ぎ、手にはたく さんの節があって非常に硬い棒を持ち、もう一方の 手には鞭を持っていました。顔つきは厳しく、不機 嫌で、人を怖がらせるには十分でした。それが彼の 表情でした。 17 イエスは、その若い羊飼いから、快楽に暮らしな がらも跳ね回らない羊たちを連れて行き、いばらや 茨が生い茂る険しい岩場に追い込み、羊たちがそこ から逃れられないようにされた。 18 しかし、彼らはそれに絡みつき、いばらやいばら を食べ、鞭打たれてひどく苦しめられた。神は彼ら を駆り立て続け、立ち止まる場所も時間も与えなか った。 19 彼らがこのようにひどく鞭打たれ、苦しめられて いるのを見たとき、わたしは彼らのために悲しみま した。彼らはひどく苦しめられ、少しも休息を与え られなかったからです。 20 そこで、私は一緒にいた羊飼いに言いました。 「先生、この残酷で容赦のない羊飼いは一体誰です か。この羊たちに何の同情も示さないのですか。」 彼は答えました。「この羊飼いは確かに聖なる天使 の一人ですが、罪人たちを罰するために任命された のです。」 21 それゆえ、神から迷い出て、この世の欲望と快楽 に仕えてきた者たちは、キリストに救われました。 そのために、キリストは、それぞれの行いに応じて、 残酷で様々な苦痛をもって彼らを罰します。 22 わたしは言った。「先生、私は、すべての人が経 験する苦しみとはどのようなものか知りたいのです。 聞いてください、と彼は言った。『様々な苦しみと 苦痛は、人が現世で日々経験するものです。ある者 は損 失を 被り 、あ る者 は貧困 に苦 しみ 、あ る者 は 様々な病気に苦しみます。ある者は不安に襲われ、 ある者は不当な者から傷つけられ、ある者はその他 多くの試練と不都合に見舞われます。』 23 多くの人は、定まっていない計画で多くのことを 企てるが、それは彼らにとって何の益にもならず、 自分の計画は成功していないと言う。 24 彼らは自分が犯した過ちを思い起こさず、主に不 平を言う。それゆえ、あらゆる苦難と困難を乗り越
えた後、彼らは良い教えを受けるために私に引き渡 され、主への信仰を強められ、残りの生涯、清い心 をもって主に仕える。 25 そして、彼らは罪を悔い改め始めると、自分たち が犯した過ちを思い出し、神を敬って、「神は公正 な審判者であり、自分たちは自分の行いに応じて当 然すべての苦しみを受けたのだ」と言うのです。 26 そして、残りの人生を清い心で神に仕え、すべて の事業において成功し、望むものは何でも主から受 けるのです。 27 そして、彼らはわたしに引き渡されたことを主に 感謝し、もはや虐待を受けることはない。 28 私は彼に言った。「先生、今一つお示しくださ い。」彼は言った。「何を尋ねるのですか?」私は 彼に言った。「神への畏れから離れる者たちは、偽 りの喜びと快楽を享受していたのと同じ期間、苦し められるのでしょうか?」彼は答えた。「彼らは同 じ期間、苦しめられるのです。」 29 そこでわたしは彼に言った。「そのときの彼らの 苦しみはわずかである。しかし、神を忘れるほど快 楽にふける者たちは、その七倍の罰を受けるべきで ある。」 30 彼はわたしに答えた。「あなたは愚かだ。この罰 の効力を理解していない。」わたしは彼に言った。 「主よ、もし私がそれを理解していたら、あなたに 教えていただく必要はありません。」 31 彼は言った。「よく聞きなさい。そして、快楽と 懲罰の双方の力とは何かを知りなさい。快楽の一時 間は、その時間の中で終わる。しかし、懲罰の一時 間は三十日分の効力を持つ。だから、偽りの快楽を 一日楽しみ、一日苦しむ者は、その懲罰の一日が一 年分の効力を持つのだ。」 32 このように、人が何日快楽を追い求めても、その 罰を受ける年数は同じである。ですから、世俗的な 享楽の時間は短いが、苦痛と苦悩の時間ははるかに 長いことが分かる。 33 私は答えた。「先生、私はこうした喜びや苦しみ の時をまったく理解していないので、 それらについてもっと明確に説明していただきたい のですが。彼は私にこう答えました。「あなたの愚 かさは依然としてあなたにつきまとっている。」 34 むしろ心を清めて神に仕えるべきではないか。時 が満ちてもなお、まだ賢くないと思われないよう、 気をつけなさい。あなたが望むように聞きなさい。 そうすれば、より容易に理解できるようになるでし ょう。 35 ある日、自分の快楽や楽しみに身を任せ、魂が望 むままに行動する人は、非常に愚かであり、自分が 何をしているのか理解せず、翌日には前の日にした ことを忘れてしまいます。 36 喜びや世俗的な楽しみは、そこに根ざした愚かさ のゆえに記憶にとどまりません。しかし、苦痛と苦 悩が一日に人を襲うと、その人は一年中苦しむこと になります。なぜなら、その罰は記憶にしっかりと 刻み込まれているからです。
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
37 それゆえ、彼は一年中それを悲しみながら思い出 し、それから自分のむなしい楽しみと喜びを思い出 し、そのために自分が罰せられたことに気づくので す。 38 ですから、そのような快楽に身をゆだねた者はみ な、このように罰せられるのです。彼らは命を持っ ていたのに、自らを死に定めたからです。 39 わたしは彼に言った。「主よ、どんな快楽が有害 なのでしょうか。」彼は答えた。「人は皆、喜んで 行うことを快楽とするのです。」 40 怒りっぽい人は自分の情欲を満たして、そこに快 感を覚えます。姦淫する者、酒に酔う者、中傷する 者、偽りを言う者、貪欲な者、詐欺をする者も同様 です。そして、これらに類する行為をする者は、自 分の悪い性向に従っているので、それをすることで 満足を得ます。 41 これらすべての快楽と楽しみは、神の僕たちにと って有害です。それゆえ、彼らはそのために苦しみ、 罰を受けるのです。 42 人々に救いをもたらす快楽もあります。多くの人 は善行を行うとき、それに喜びを見出し、その喜び に惹かれます。 43 さて、この快楽は神のしもべたちにとって有益で あり、そのような人々に命をもたらします。しかし、 前に述べた有害な快楽は、苦痛と罰をもたらします。 44 そして、それらにとどまり続け、自分の行ったこ とを悔い改めない者は、自分の身に死を招くであろ う。 類似 7 1 数日後、わたしは、以前わたしと話してくれた同じ 人に、羊飼いたちと出会ったのと同じ野原で会いま した。彼はわたしに、「何を探しているのか」と尋 ねました。 2 わたしは言いました、「主よ、わたしはあなたにお 願いするために来ました。懲罰の執行者である羊飼 いにわたしの家から出て行くように命じていただき たいのです。彼はわたしをひどく苦しめているから です。」 3 そこで彼は答えた。「あなたは困難や苦しみに耐え なければならない。それは、あの善良な天使があな たを試そうとして、あなたについて命じたからであ る。」 4 わたしは言いました。「先生、わたしはどんな大き な罪を犯したので、この使者に引き渡されることに なったのでしょうか。聞きなさい。あなたは確かに 多くの罪を犯していますが、この使者に引き渡され るほど多くはありません。」 5 しかし、あなたの家は多くの罪と違反を犯しました。 そのため、その善良な使者は彼らの行いを悲しみ、 あなたがしばらくの間苦難に耐えるように命じまし た。それは、彼らが自分たちの行いを悔い改めて、 この世のすべての欲望から自分自身を洗い清めるた めです。
6 それゆえ、彼らが悔い改めて清められると、あなた の罰を司る使者はあなたから去るであろう。 7 私は彼に言いました。「先生、もし彼らがあの善良 な天使を怒らせるような振る舞いをしたのなら、私 が何 をし たと いうの です か? 」彼 は答え まし た。 「一族の長であるあなたが苦しまない限り、彼らは 苦しむことはできないのです。」 8 あなたがどんな苦しみを受けても、彼らはそれを感 じざるを得ません。しかし、あなたがしっかりと立 っている限り、彼らはどんな苦しみも経験しません。 9 私は答えた。「しかし、先生、彼らも今、心を尽く して悔い改めています。彼らが心を尽くして悔い改 めていることは、私も知っています。しかし、悔い 改めた者の罪はすぐに消し去られると、あなたは思 うのですか。」 10 いいえ、今はそうではありません。しかし、悔い 改める者は自分の魂を苦しめ、すべてのことにおい て謙虚になり、多くのさまざまな苦難に耐えなけれ ばなりません。 11 そして、彼が自分に定められたすべての苦しみを 受けたとき、彼を造り、その他すべてのものを形造 った者は、おそらく彼に対して同情の念を抱き、彼 に何らかの救済策を与えるであろう。特に、悔い改 める者は、すべての悪行から清められた心を悟るで あろう。 12 しかし今は、あなたとあなたの家族のために悲し むことが得策です。あなたを私に託した主の使いが 命じたように、あなたは多くの苦難に耐える必要が あります。 13 むしろ、主に感謝しなさい。主は、これから起こ ることを知っておられ、あなたに災いが臨むことを 予告するにふさわしい者とみなし、それに耐えるこ とができる者とされたのです。 14 私は彼に言いました。「先生、あなたも私と共に いてください。そうすれば、どんな苦難も容易に乗 り越えられます。」彼は言いました。「私はあなた と共にいます。そして、あなたの罰を司る使者に、 あなたへの苦難を和らげるよう懇願します。」 15 また、あなたはしばらくの間、逆境に遭うでしょ う。その後、あなたは再び以前の状態に戻ります。 ただ謙虚な心を持ち続けてください。 16 あなたも、あなたの家族も、あなたの子供たちも、 清い心をもって主に従い、私があなたに伝えた戒め に従って歩みなさい。そうすれば、あなたの悔い改 めは堅固で清いものとなるであろう。 17 これらのものをあなたの家に置いておけば、あな たの煩いは消え去るでしょう。 18 同じように、これらの戒めに従って歩む人々から は、あらゆる苦しみが消え去るであろう。 類似性 8 1 彼はまた私に、野と山々を覆う低地を見せた。その 陰には、主の名によって呼ばれる者たちがすべてい た。
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
2 そして、その柳のそばに、非常に高貴で気高い主の 天使が立っていた。そして、大きな鉤でその柳から 枝を切り落とし、その柳の陰にいる人々に、およそ 一フィートほどの小さな杖を伸ばした。 3 皆がそれを拾い終えると、彼は鉤を脇に置いた。す ると木は、私が以前見た通り、そのままの姿で残っ た。私は驚き、心の中で考え込んだ。 4 すると、羊飼いはわたしに言った。「あれほど多く の枝が切り落とされたにもかかわらず、あの木がそ のまま残っていることを不思議に思うのはやめなさ い。しばらく待ってください。人々にあの杖を与え た天使が何を意味しているかが、今あなたに示され ます。」 5 そこで彼は再び彼らに杖を要求し、それぞれが杖を 受け取ったのと同じ順番で、彼を呼び寄せ、杖を返 した。そして、それを受け取ると、それを調べ始め た。 6 イエスは、ある人たちからは、乾いて腐って、まる で虫がついたような杖を受け取った。それらの杖は、 他の杖とは分けて、別々に置くように命じられた。 また、乾いてはいるが虫がつかない杖を差し出した 人たちも、それらも別々に置くように命じられた。 7 ほかの者たちは、乾いたままの杖を差し出したが、 これもまた別々に置かれた。また、乾いて裂けた杖 を差し出した者たちも、これもまた別々に置かれた。 さらに、乾いて半分生の杖を差し出した者たちも、 これもまた別々に置かれた。 8 ほかの者たちは、その杖の二分の一を乾いたものと、 三分の一を乾いたものと差し出し、彼らも別々に置 かれた。またほかの者たちは、その杖の二分の一を 乾いたものと、三分の一を乾いたものと差し出し、 彼らも別々に置かれた。 9 ほかの人たちは、あまり乾いていない杖を差し出し た。(ほんの少しだけ、つまり先端だけが乾いてい た。)しかし、裂け目があったので、これも同じよ うにして分けておいた。また、ほかの人たちの杖に は、ほんの少しだけ生の部分が残っていて、残りは 乾いていた。これもまた別にしておいた。 10 ほかの者たちも来て、受け取ったときと同じ緑色 の杖を持って来た。民の大部分もそのように杖を持 って来た。使者はこれに大いに喜び、彼らもまた自 分たちから離れ去った。 11 ほかの者たちは、ただ青々としただけでなく、枝 の茂った杖を持って来た。それらも脇に置かれ、天 使は大喜びでそれを迎えた。また、ほかの者たちは、 青々とした枝の茂った杖を持って来たが、それらに は実も付いていた。 12 そのような杖を持っていた者たちは非常に喜び、 天使自身も彼らを大いに喜んだ。そして私と一緒に 立っていた羊飼いも彼らを喜ばなかった。 13 そこで主の使いは冠を持って来るように命じた。 そして、その冠はナツメヤシで作られていた。そし て、その使いは、杖の中に実のなった若い枝を見つ けた人々に冠を授け、彼らに塔に入るように命じた。
14 神はまた、実を結ばない枝を持つ杖を持つ者たち を塔の中に送り、印を押された。彼らは雪のように 白い衣を着ていたので、それを着て塔に入るように 命じられた。そして、受け取ったのと同じ緑色の杖 を返す者たちにも、白い衣を与え、塔に入るように 送り出された。 15 こうして、彼は私と一緒にいた羊飼いに言った。 「私は行きます。しかし、あなたは城壁の内側にい るこれらの者を、それぞれが住むにふさわしい場所 へ送りなさい。まず彼らの杖を調べなさい。しかし、 だれもあなたを欺かないように、よく調べなさい。 もし あな たを 逃れる 者が いれ ば、 祭壇の 上で 試そ う。」羊飼いにそう言って、彼は立ち去った。 16 彼が去った後、羊飼いは私に言いました。「その 枝を 取っ て植 えてみ まし ょう 。も しかし たら また 青々 と茂 るか もしれ ませ ん。 」私 は言い まし た。 「先生、あの枯れた枝がどうしてまた青々と茂るの でしょうか。」 17 主は私に答えられた。「あの木は柳で、いつまで も生きようとしています。ですから、これらの枝を 植えて、少し水分を与えれば、多くのものが元気を 取り戻すでしょう。」 18 それゆえ、わたしは試みて彼らに水を注ぎ、もし 彼らのうちの誰かが生き残るなら、わたしは彼とと もに喜ぼう。しかし、たとえ生き残れなくても、少 なくともこの方法によって、わたしが自分の役割を 怠らなかったことが証明されるであろう。 19 そこで彼は私に彼らを呼ぶように命じた。彼らは 皆、彼が立っていた隊列に従って彼のもとに来て、 自分の杖を彼に渡した。彼はそれを受け取ると、そ れぞれをそれぞれの隊列に従って植えた。 20 すべてを植え終えると、神はその上にたくさんの 水を注がれた。木は水に覆われ、水の上に姿を現さ なくなるほどだった。そして、水をやり終えると、 神は私に言われた。「さあ、出かけよう。しばらく して、また来て、木々を見に行こう。」 21 この木を創造された方は、この木から枝を受け取 る者すべてが生き残ることを願っておられるのです。 そして今、これらの枝がこのように水を与えられ、 その多くが水分を吸収して回復することを願ってい ます。 22 私は彼に言いました。「先生、この木は何を意味 しているのですか。私は非常に驚いています。これ ほど多くの枝が切り落とされたのに、まだ完全に残 っているように見えます。また、残っているものも 何もないように見えます。これは私を非常に驚かせ ます。」 23 イエスは答えられた。「聞きなさい。平野と山々 と全地を覆うこの大きな木は、全世界に宣べ伝えら れている神の律法です。」 24 この律法は神の子であり、地の果てに至るまで宣 べ伝えられています。その陰に立つ民は、その説教 を聞いて信じた者たちです。 25 あなたが見た大いなる尊い天使はミカエルです。 彼は民の上に権威を持ち、彼らを治めています。彼
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
は信じる者たちの心に律法を植え付けました。それ ゆえ、律法を与えた者たちを訪れ、彼らがそれを守 っているかどうかを見ます。 26 主は各人の杖を調べられる。そのうちの多くの者 は弱っている。それらの杖は主の律法だからである。 そして、律法を守らなかった者をことごとく見分け、 彼らの立場を知り尽くされる。 27 私は彼に言いました。「主よ、なぜ彼はある者を 塔へ 送り 、他 の者 をこ こにあ なた に残 した ので す か。」彼は答えました。「彼から受けた律法を犯し た者たちは、罪を悔い改めるために私の手に残され ています。しかし、律法を守り、全うした者たちは、 彼の手に委ねられています。」 28 それで、塔に入って冠を授かった人たちはだれで すか 、と 私は 言い まし た。イ エス は答 えま した 。 「悪魔と闘って悪魔に打ち勝った人たちは皆、冠を 授かるのです。彼らは律法を守るために苦難に耐え た人たちです。」 29 しかし、若枝をつけた青々とした杖を捨てて、実 を結ばない人たちは、同じ律法のために苦難に耐え たが、死には至らず、また、自分たちの聖なる律法 を否定することもなかった。 30 受け取ったままの緑の杖を返した人たちは、慎み 深く公正であり、非常に純粋な心で生活し、神の戒 めを守ってきた人たちです。 31 わたしが植えて水を注いだ杖についてよく考えれ ば、残りのことは分かるであろう。 32 数日後、私たちはまた戻って行きました。同じ場 所にあの栄光の天使が立っていました。私も彼のそ ばに立っていました。すると彼は私に言いました。 「手ぬぐいを腰に巻いて、私に仕えなさい。」 33 そこで私は、粗い布で作った清潔な手ぬぐいを腰 に巻きました。彼は私が腰に巻き、彼に仕える準備 ができているのを見て、「杖を立てた者たちを、そ れぞれ彼が指示した順番に呼びなさい」と言いまし た。 34 彼はわたしを畑に連れて行き、皆を呼び寄せると、 皆それぞれ隊列を組んで立っていた。すると彼は彼 らに言った。「それぞれ自分の杖を抜いてわたしの ところに持って来なさい。」すると彼らはまず、乾 いて腐っていた杖を差し出した。 35 杖をまだそのように持ち続けている者たちには、 イエスは離れて立つように命じられた。それから、 枯れてはいるが腐ってはいない杖の者たちがやって 来た。彼らの中には、青々とした杖を差し出す者も いれば、虫が食ったかのように枯れて腐った杖を差 し出す者もいた。 36 生の杖を差し出した者たちには、別の場所に立つ ように命じ、枯れて腐った杖を差し出した者たちに は、最初の者たちと一緒に立たせた。次に、半乾き で裂けた杖を差し出した者たちが来た。彼らの多く は、生の、裂けていない杖を差し出した。 37 ほかの者たちは、枝が青々と茂り、枝に実をつけ た、まるで冠をかぶって塔に上った者たちのように、 それを差し出した。また、乾いてはいるが腐っては
いないものを差し出した者もいた。また、以前のま ま、半乾きで裂け目のあるものを差し出した者もい た。 38 イエスは彼ら一人ひとりに離れて立つように命じ、 ある者は単独で、ある者はそれぞれの隊列に並んで 立つようにされた。 39 すると、以前は緑色だったが、裂け目のある杖を 持つ者たちがやって来て、皆緑色の杖を渡し、それ ぞれの順番に立った。羊飼いは彼らを見て喜んだ。 彼らが皆変わり、裂け目がなくなったからである。 40 そこで彼らは、半分青くて半分枯れた杖を差し出 した。その中には、完全に青くて、半分枯れたもの、 また、若芽をつけた青くて枯れたものもあった。そ して、これらはすべて、それぞれの地位に送り返さ れた。 41 そこで彼らは、以前持っていた杖を二つは青く、 三つは乾いていた。多くの者は青く、多くは半乾き だったが、残りは乾いているが腐っていない杖を差 し出した。こうして、これらはそれぞれ所定の場所 へ送り返された。 42 すると、二分の一が乾いた杖、三分の一が生の杖 を前に持ってきた者たちが来た。彼らの多くは、乾 いた杖、乾いて腐った杖、乾いて割れた杖、そして 生の杖を差し出した。そして、皆、自分の列に並べ られた。 43 そこで彼らは枝を差し入れた。以前は少しだけ緑 色の枝があり、残りは乾いていたが、枝の大部分は 緑色で、小さな枝が出て実をつけており、残りはす べて緑色だった。 44 羊飼いはこれを見て大いに喜んだ。彼らがこのよ うな状態にあるのを見つけたからである。そして彼 らもまた、それぞれの順番に従って行った。 45 彼がすべての杖を調べ終えると、彼は私に言った。 「この木は命を愛しているとあなたに言いました。 あなたはどれほど多くの人が悔い改めて救いを得た かを見ています。先生、私は見ました」。 46 主の慈しみと憐れみは大きく、尊ばれるものであ ることを、あなたが知るようにと、と彼は言う。主 は悔い改めにふさわしいと認められた者たちに御霊 を与えたのである。 47 私は答えた。「先生、では、なぜ彼らは皆悔い改 めなかったのですか。」彼は答えた。「主は、心の 清い者、すなわち、心を尽くして主に仕える者をあ らかじめ見て、彼らに悔い改めをお与えになったの です。」 48 しかし、イエスは、その欺瞞と邪悪な行いを見て、 彼らが本当に神のもとに戻って来ないであろうと悟 られたので、彼らが再び邪悪な言葉で神の律法を冒 涜することがないよう、悔い改めに立ち戻ることを 拒まれた。 49 わたしは彼に言った。「さて、主よ、杖を渡した 者たちのそれぞれの地位と、彼らの受けるべき分が 何であるかをわたしに教えてください。彼らがその 印を完全に保たず、受けた印を無駄にしてしまった
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
とき、これらのことを聞いて信じれば、彼らは自分 の悪行を認めて悔い改めるでしょう。 50 そして、あなたから再び彼らの印を受けることに よって、神が彼らに対して憐れみの心を抱き、彼ら の霊を新たにするためにあなたたちを遣わされたこ とを、神に栄光を帰すことができるでしょう。 51 彼は言った。「よく聞きなさい。乾いて腐ってい て、まるで虫がついたような杖を持っている人たち は、教会の脱走者であり裏切り者である。」 52 彼らは他の罪に加えて、主を冒涜し、彼らに呼び かけられた御名を否定しました。それゆえ、これら の者は皆、神に対して死んだ者です。あなたが彼ら に伝えた私の命令を聞いても、悔い改めた者は一人 もいません。ですから、これらの者から命は遠く離 れています。 53 乾いてはいるが腐っていない杖を差し出す者たち も、彼らから遠く離れてはいない。彼らは偽り者で あり、悪い教えを持ち込み、神の僕たち、特に罪を 犯した者たちを惑わし、悔い改めに立ち返ることを 許さず、偽りの教えによって彼らを阻んでいるから である。 54 ですから、これらの人たちには希望があります。 あなたがわたしの戒めを彼らに示して以来、彼らの うち多くの者が悔い改めたことをあなたはご存じで す。そして、さらに多くの人が悔い改めるでしょう。 しかし、悔い改めない者は、悔い改めも命も失うで しょう。 55 しかし、悔い改めた者たちは、最初の壁の内側に 居場所を見つけ始めており、中には塔の中に入った 者もいる。「それゆえ、罪人の悔い改めには命があ るが、悔い改めない者には死が用意されていること がわかるだろう」と彼は言った。 56 さあ、乾ききって裂け目だらけの杖を渡した者た ちのことを聞きなさい。乾ききった杖を渡した者た ちは疑わしい者たちである。彼らは生きているわけ でも死んでいるわけでもないからだ。 57 しかし、乾ききっていないばかりか、傷だらけの むちを投げつける者たちは、疑り深く、また悪口を 言う者たちであり、不在の者たちを中傷し、互いに 平和を保たず、互いにねたみ合う者たちである。 58 しかし、彼らにも悔い改めが勧められています。 あなたは、これらのうちのある者が悔い改めたのを 見ておられるのです。 59 さて、この種の者のうち、すぐに悔い改めた者は みな、塔の中に場所が与えられますが、悔い改めが 遅い者は壁の内側に住むことになります。しかし、 悔い改めずに悪事を続ける者は、死刑に処せられま す。 60 杖が緑色だが、裂け目がある者たちは、常に忠実 で善良であったが、威厳と優位性に関して、互いに ねたみや争いを抱いていた。 61 このような人たちは皆、むなしい者、悟りのない 者であって、これらのことについて互いに争ってい るのである。
62 しかし、彼らは他の点では善良であるので、もし 彼らがこれらの命令を聞いて自らを改め、私の説得 によって直ちに悔い改めるならば、彼らは最終的に 真にふさわしく悔い改めた者として塔に住むことに なるであろう。 63 しかし、もし誰かが再び不和に戻るなら、その人 は塔から締め出され、命を失うであろう。主の戒め を守る者の命は、命じられたことを行うことにある のであり、君主権やその他のいかなる名誉にもかか っていないからである。 64 人は忍耐と謙遜によって命を得、反乱と律法の軽 視によって自分自身に死を買うことになるからです。 65 杖の半分が乾いて半分が生の者、つまり世俗の多 くの事柄に携わり、聖徒たちと交わっていない者た ちです。そのために、彼らの半分は生き、半分は死 んでいます。 66 それゆえ、これらの者の多くは、わたしの命令を 聞いて悔い改めて塔に住み始めました。しかし、中 には完全に背を向けてしまった者もいます。彼らに はもはや悔い改めの余地はありません。 67 彼らは目先の利益のために神を冒涜し、否定した。 そして、この悪行のために命を失った。そして、彼 らの多くはまだ疑念を抱いている。彼らはいずれ戻 ってくるかもしれない。もし彼らがすぐに悔い改め るなら、塔の中に居場所を与えられるだろう。しか し、もし彼らがもっと遅いなら、彼らは城壁の中に 住まうだろう。しかし、悔い改めなければ、彼らは 死ぬだろう。 68 杖の二部が青々としていて、三部が乾いていた者 たちは、様々な方法で主を否定しました。彼らの多 くは悔い改めて塔の中に居場所を見つけましたが、 多くの者は完全に神から離れました。彼らは完全に 命を失いました。 69 そして、ある人たちは疑念を抱いて争いを起こし ました。しかし、もし彼らが突然悔い改めて、自分 たちの欲望にとらわれ続けなければ、彼らは再び戻 ってくるかもしれません。しかし、もし彼らが悪行 にとらわれ続けるなら、彼らは死ぬでしょう。 70 杖の二つを乾いたものと他の一つを生のものにし た者たちは、確かに忠実であったが、富み、良い物 で満ちていた。そして、外にいる異教徒の間で有名 になりたいと望み、そのために傲慢になり、高尚な ことを目指し、真理を捨て始めた。 71 彼らは聖徒たちと交わらず、異邦人と共に暮らし ました。そして、その生活の方が彼らにはより心地 よいと思われました。しかし、彼らは神から離れず、 信仰にとどまり続けました。ただ、信仰の業を行わ なかっただけです。 72 こうした人々の多くは悔い改めて塔に住み始めま した。しかし、異邦人の中に住みながら、自分たち の虚栄に高ぶって神から完全に離れ、異邦人の行い と悪事に従っている者たちもいます。ですから、こ のような人々は福音を知らない人々の中に数えられ ています。
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
73 彼らのうちのほかの人たちは、心の中で疑念を抱 き始め、自分たちの邪悪な行いのせいで、救いに至 ることは永遠にできないと絶望した。このように疑 念を抱いたほかの人たちは、さらに不和を引き起こ すようになった。 74 ですから、これらの人々、そして自分たちの行い のゆえに疑わしい者となった人々には、まだ帰還の 希望があります。しかし、彼らは塔に留まるために、 速やかに悔い改めなければなりません。しかし、悔 い改めずに快楽にとどまり続ける人々は、死に近づ いています。 75 先端だけが乾いて裂け目がある緑の杖を差し出し た者たちは、常に善良で、忠実で、神の前に正しく あった。しかし、彼らは心の中の空虚な快楽とつま らない考えのせいで、少し罪を犯した。 76 彼らの多くは、わたしの言葉を聞いてすぐに悔い 改め、塔に住み始めました。しかし、ある者は疑い を抱き、またある者はその疑いの心に争いを巻き起 こしました。ですから、これらの者たちには、常に 善良であったので、まだ帰還の希望があります。し かし、彼らは決して揺るぎません。 77 最後に、先端だけが緑色で、乾いた杖だけを差し 出した人たちは、確かに神を信じてはいたものの、 邪悪な生活を送りながらも、神から離れることなく、 常に主の名を喜んで担い、神のしもべたちを喜んで 家に迎え入れた人たちである。 78 そこで、彼らはこれらのことばを聞いて立ち返り、 すぐに悔い改めて、すべての義に生きた。そして、 彼らのうちのある者は死に、またある者は自分たち の悪行を思い出しながら、喜んで多くの試練に耐え た。 79 そして、彼がすべての杖の説明を終えたとき、彼 は私に言いました、「行って、すべての人に悔い改 めなさい。そうすれば神のために生きるでしょう。 主は大きな慈悲を感じて、すべての人に悔い改めを 宣べ伝えるために私を遣わされたからです。」 80 悪行のゆえに救いに至るに値しない人々に対して も、主は忍耐強く、御子によってなされた招きを守 ります。 81 私は彼に言いました。「先生、私は、これらのこ とを聞くすべての人が悔い改めることを望みます。 なぜなら、すべての人が自分の罪を認め、主を畏れ るなら、悔い改めに戻ると信じているからです。」 82 主はわたしに言われた。「心を尽くして悔い改め、 わたしが前に述べたすべての悪から身を清め、罪に それ以上何も加えない者は、これらの戒めに何の疑 いも抱かず、神のために生きるならば、主から以前 の罪の癒しを受けるであろう。」 83 しかし、罪を重ね、この世の欲望に付き従い続け る者は、自ら死に至るであろう。しかし、あなたは これらの戒めに従って歩みなさい。これらの戒めに 従って歩み、正しく行う者は、神のために生きるで あろう。
84 そして、彼はこれらのことをすべて私に示した後、 言いました。「残りのことは、数日のうちにお見せ しましょう。」 類似 9 1 わたしが羊飼い、悔い改めの天使の戒めと喩えを書 き終えると、彼はわたしのもとに来て言った。「御 霊が教会という形においてあなたに語られたすべて のことを、わたしはあなたに示そう。御霊は神の御 子である。」 2 あなたは肉体が弱かったので、御霊によって強くさ れ、力が増し加わって、御使いも見えるようになる まで、御使いはあなたにそれを告げなかったのです。 3 というのは、そのとき、塔の建設の様子は教会によ って実に見事に、そして壮麗にあなたに見せられた のである。それにもかかわらず、あなたはすべての ことをまるで処女によって見せられたかのように見 たのである。 4 しかし今、あなたは天使によって照らされています が、それは同じ御霊によるものです。しかし、あな たはすべてのことを注意深く考えなければなりませ ん。そのために、私はあの尊い使者を通してあなた の家に遣わされたのです。あなたがすべてのことを 力強く見たとき、以前のように恐れることはないで しょう。 5 そして彼は私をアルカディアの山の頂上に連れて行 き、私たちはその頂上に座った。そして彼は私に広 大な平原と、その周囲に形が異なる十二の山々を見 せた。 6 第一はすすのように黒かった。第二は滑らかで、草 は生えていなかった。第三は茨とあざみでいっぱい だった。第四は草が半分枯れていた。その草は上の 部分は緑だったが、根の部分は枯れていた。そして、 太陽が熱くなると、草の中には枯れてしまったもの もあった。 7 第五の山は非常に険しかったが、それでも緑の草が 生えていた。第六の山は裂け目だらけで、小さなも のから大きなものまで様々だった。そして、これら の裂け目には草が生えていたが、生い茂ってはおら ず、枯れていくように見えた。 8 第七の山には美しい牧草地があり、実り豊かであっ た。あらゆる種類の家畜や空の鳥がそれを食べてい た。そして、彼らがそれを食べれば食べるほど、草 はますます多く、より豊かに育った。 9 第八の山は泉に満ち、その泉から神のあらゆる被造 物が潤っていた。第九の山には水は全くなく、全く 水がなく、人々を滅ぼす恐ろしい蛇を養っていた。 10 第十の山は高い木々でいっぱいで、全体が日陰に なっていて、その木陰で牛たちが休んだり反芻した りしていた。 11 第 11 の山には、非常に茂った木々がいっぱいあり ました。そして、その木々には、さまざまな種類の 果物が実っているようでした。それを見た人は誰で も、その果物を食べずにはいられませんでした。
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
12 第 12 の山は全体が白く、非常に美しい外観をして おり、それ自体が非常に素晴らしい美しさを放って いました。 13 神は平野の真ん中に、巨大な白い岩を私に見せた。 その岩は平野から突き出ており、その岩はあの山々 よりも高く、四角く、全世界を支えられるかのよう だった。 14 それは私には古く見えましたが、中にはまるで新 しく切り出されたかのような新しい門がありました。 その門は太陽よりも明るく、私はその光に大いに感 嘆しました。 15 門の周りには十二人の処女が立っていた。そのう ち、門の四隅に立っていた四人が一番偉いと思われ たが、そのほかの処女たちも価値ある者たちであっ た。彼女たちは門の四隅に立っていた。 16 また、処女たちが二人一組で立ち、亜麻布の衣を 着て、きちんと帯を締め、右腕を自由にして、あた かも今にも何かの重荷を持ち上げようとしているか のようであったことは、彼女たちの美しさをさらに 引き立てていた。彼女たちはそのように着飾ってお り、非常に喜びに満ち、準備万端であった。 17 これを見たとき、私は、このような偉大で高貴な 出来事を目の当たりにし、心底驚嘆しました。そし てまた、あの処女たちを見て、彼女たちの美しさと 優美さに感嘆しました。彼女たちは、まるで天空全 体を担ぐかのように、毅然として、揺るぎなく立っ ていました。 18 わたしが心の中でこのように考えていたとき、羊 飼いがわたしに言った。「あなたは心の中で何を考 えて不安になり、心配しているのですか。」 19 あなたが理解していないことを、自分が賢いかの ように考えてはいけません。むしろ、それを理解す る能力が得られるように、主に祈りなさい。あなた には、将来起こることを理解することはできません が、あなたの前にあるものは見えます。 20 ですから、あなたは、見えないものに心を乱すの ではなく、見えるものに心を留めなさい。 21 好奇心を抱くのはやめなさい。わたしはあなたに 告げるべきことをすべてあなたに示します。しかし、 まず残っていることを考えなさい。 22 彼が私にこう言ったとき、私は目を上げて見まし た。すると、背の高い、立派な六人の人が来るのが 見えました。彼らの顔つきは皆同じようでした。そ して彼らは大勢の人々を呼びました。彼らの呼びか けに応じて来た人々も背が高くて、がっしりしてい ました。 23 そして、その六人は、その門の上に塔を建てるよ うに命じました。するとすぐに、塔を建てるために 集まった人々が門の周りを走り回り、大きな騒ぎを 起こし始めました。 24 しかし、門の周りに立っていた処女たちは、塔の 建設が自分たちによって急がれていることを悟り、 何かしてもらうかのように手を差し伸べた。 25 そこで、六人の男たちは、ある深い所から石を掘 り出し、塔を建てるために準備するように命じた。
すると、丸く切られていない四角い白い石が十個掘 り出された。 26 そこで、その六人の男たちは十人の処女を呼び寄 せ、建物の中に入れるすべての石を運んで、門を通 って塔を建てる人々に渡すように命じた。 27 すると、処女たちはすぐに皆で一緒に、前に深み から取り除いておいた石を持ち上げた。 28 そして門の周りに立っていた者たちも石を運び、 最も強そうな石を隅に置き、残りを側面に置いた。 29 こうして彼らはすべての石を運び、それを門から 運び入れて建築者たちに渡した。彼らはそれを手か ら受け取り、それを使って建てた。 30 しかし、この建物はあの大きな岩と門の上に建て られ、それによって塔全体が支えられました。十個 の石でできた建物は、その塔の基礎として築かれ始 めた門全体を埋め尽くしました。 31 その十個の石の後に、他の二十五個の石が深淵か ら上がり、その石は、他の石が以前上げられたのと 同様に、処女たちによって持ち上げられ、同じ塔の 建築の際に据えられた。 32 その後、さらに三十五個の石が持ち上げられ、こ れらも同様に同じ構造に組み込まれました。その後、 さらに四十個の石が持ち上げられ、これらすべてが 塔の建設に付け加えられました。 33 こうして、その塔の土台には四つの列ができ、石 は深淵から上がることがなくなり、建てる者たちも 少しの間休んだ。 34 再びこの六人の男たちは群衆に、同じ塔を建てる ために、あの十二の山から石を運んで来るように命 じた。 35 そこで彼らは、すべての山から様々な色の石を切 り出し、それを持ち帰って処女たちに与えた。処女 たちはそれを受け取ると、それを運び、塔を建てる ためにそれを渡した。 36 建てられると、それらは白くなり、以前のものと は異なっていました。なぜなら、それらはすべて同 じだったのに、以前の色に変わってしまったからで す。そして、中には、人々が自ら手を伸ばして建物 の中に入ったとき、そのままの状態を保っていたも のもありました。 37 これらの石は白くならず、以前の状態と変わるこ ともありませんでした。処女たちが門から運ばなか ったからです。そのため、これらの石は建物の中で 不快なものでした。六人の男たちはそれを知ると、 それらを取り除き、元の場所に戻すように命じまし た。 38 そして彼らは、石材を持って来た者たちに言った。 「この建物のために石材を私たちのところまで運ば ないで、塔のそばに置いておいてください。そうす れば、この処女たちがそれを運んで私たちのところ まで届けてくれます。」 39 この処女たちに運ばれてこの門を通らなければ、 彼女たちは色を変えることはできない。だから、無 駄な労働をしてはならない。
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
40 こうしてその日の建物は完成したが、塔はまだ完 成していなかった。塔はあとで建てることになって いたので、その工事も今や少し遅れたのである。 41 そして、この六人の男たちは、塔を建てている人 たちに立ち去って、しばらくの間休むように命じま した。しかし、処女たちには塔から離れないように 命じました。彼女たちは塔の警備のために残されて いるように私には思えました。 42 皆が去った後、私はあの羊飼いに言いました。 「先生、なぜ塔の建設はまだ終わっていないのです か?」彼は言いました。「主が来て、この塔の建設 を承認されるまでは完成しないからです。もし主が 塔の中に良くない石を見つけたら、取り替えてもい いでしょう。この塔は主の御心によって建てられて いるのですから。」 43 わたしは言いました、「先生、この塔の建造が何 を意味するのかを知りたいです。また、この岩とこ の門についても教えていただきたいです。」 44 また、山々と処女たちと深淵から湧き出た石々に ついては、切り出されたものではなく、そのまま建 物に使われたものである。また、なぜ最初に十個の 石が基礎に置かれ、次に二十五個、三十五個、そし て四十個の石が置かれたのか。 45 また、建物の中に入れられ、また取り外され、ま た元の場所に戻されたこれらの石については、どう か、これらすべてのことに関して私の魂の願いをか なえ、すべてを私に示してください。 46 そして彼は私に言った。「もしあなたが鈍感でな ければ、あなたはすべてを知り、この塔で起ころう としている他のすべてのことを見るでしょう。そし て、 これ らす べて の喩 えを熱 心に 理解 する でし ょ う。」 47 そして数日後、私たちは以前座っていたのと同じ 場所に来ました。彼は私に言いました、「塔へ行き まし ょう 。そ この 主が 来て、 それ を調 べる でし ょ う。」 48 そこで私たちはそこへ行きましたが、そこにはあ の処女たち以外には誰もいませんでした。そこで彼 は、あの塔の主はそこに来られたのですかと尋ねま した。すると彼らは、すぐに建物を調べに来られる だろうと答えました。 49 しばらくすると、私は大勢の人が来るのを見た。 その中に、塔よりも背の高い人がいた。 50 彼の周囲には、以前この建物の建設を指揮してい た六人と、その塔を建てた残りの者たち全員、そし てその他多くの高貴な人々がいた。また、塔の番を していた処女たちも彼に会いに走り、彼に接吻し、 彼の近くを歩き始めた。 51 しかし彼は、その建物を非常に注意深く調べたの で、すべての石を手で扱い、手に持っていた杖です べてを打ちました。 52 そのうちのいくつかは、そのように打たれてすす のように黒くなり、他のものはざらざらし、あるも のはひび割れているように見え、他のものは傷つい たように見え、あるものは黒くも白くもなく、ある
ものは鋭く見えて他の石と一致しず、また他のもの は斑点だらけであった。 53 これらは、建物の中に適切に見つからなかった各 種の石であった。主は、これらをすべて塔から取り 除いて塔のそばに置くように、また、他の石を持っ てきて元の場所に置くように命じられた。 54 家を建てる者たちは、脇に置かれた石の代わりに、 どの山から石を持って来させたらよいかと尋ねた。 しかし、イエスは山から石を持って来ることを禁じ、 近くの畑から石を持って来るように命じられた。 55 そこで彼らは畑を掘り返し、多くの輝く四角い石 と、また丸い石を見つけた。しかし、畑で見つかっ た石はすべて、処女たちによって持ち去られ、門か ら運ばれた。四角い石は、引き抜かれた石の元に当 てはめられた。 56 しかし、丸いものは硬くて、切るのに時間がかか りすぎるため、建物には入れられませんでした。そ の代わり、それらは塔の周りに置かれ、後で四角に 切って建物に入れるかのようになっていました。な ぜなら、丸いものはとても白かったからです。 57 権威ある首長であり、塔全体の主であった者は、 これを見て、私と一緒にいた羊飼いを呼び、捨てら れて塔のまわりに置かれた石材を彼に渡し、こう言 いました。「これらの石材を、よく注意してきれい にし、塔の建物に組み入れて、ほかのものと合うよ うにしなさい。ただし、ほかのものと合わないもの は、塔から遠くに投げ捨てなさい。」 58 彼がこのように命じると、彼は一緒に塔に来たす べての人々と共に出発した。しかし、処女たちは塔 を守るために塔の周りに立っていた。 59 そこで私はあの羊飼いに言った。「捨てられたこ れらの石が、どうしてこの塔の建物に戻ってくるの でしょうか。」彼は答えた。「これらの石の前の大 きな部分を切り取って、それを建物に加えましょう。 そうすれば、残りの部分と調和するでしょう。」 60 そこで私は言いました、「先生、こんなにも多く の人が切り取られたら、どうして同じ場所を埋める こと がで きる のでし ょう か? 」彼 は答え まし た、 「小さすぎるものは建物の中央に置き、大きいもの は外側に置いて中に留めておきます。」 61 彼は私にこう言った後、こう付け加えた。「さあ、 行きましょう。三日後に戻って来ましょう。そして、 これらの石をきれいにしてから、塔の中に入れまし ょう。」 62 塔の周りのこれら全ては清められなければならな い。そうしないと、家の主人が偶然に塔の周りのも のが汚れていることに気づき、激怒してこれらの石 をこの塔の建築に決して使わず、私が主人の命令を 無視した者とみなされることになってしまうからだ。 63 それから三日後、わたしたちが塔に着くと、彼は わたしに言いました。「これらの石を全部調べて、 どれが建物に使えるか見てみましょう。」わたしは 答えました。「先生、見てみましょう。」 64 そして、私たちはまず黒くなっていたものを調べ 始めました。それは、塔から引き出されたときと全
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
く同じ状態だったのです。そこで彼は、それらを塔 から移して別々に置くように命じました。 65 それから彼は、荒くなっているものを調べ、その 多くを丸く切り取って、処女たちに塔の建物に組み 込むように命じた。そこで処女たちはそれを取り、 建物の中央に組み込んだ。そして彼は、残りのもの を黒いものと一緒に置くように命じた。それらも黒 くなっていたからである。 66 次に彼はひび割れだらけのものを検討し、それら の多くも削り取るように命じ、同じ処女たちによっ て建物の残りの部分に加えるようにした。 67 これらは無傷であったため外に置かれましたが、 多数の亀裂による残骸は修復できず、そのため塔の 建設から除外されました。 68 それから彼は、傷ついた者たちを調べた。その多 くはひび割れて黒くなっており、他のものは大きな 裂け目があった。彼はこれらを、捨てられた者たち と一緒に置くように命じた。 69 しかし、残りの者たちは清められ、整えられたの で、イエスは建物の中に入れるように命じられまし た。そこで、処女たちはこれらの女性たちを連れて 来て、建物の真ん中に収まりました。彼女たちは弱 かったからです。 70 その後、彼は半分白く半分黒いものを調べ、その 多くが黒くなっていた。彼はこれらも捨てられたも のと一緒に置くように命じた。 71 残りは、すべて白かった。それらは処女たちによ って取り上げられ、同じ塔の中に入れられた。そし て、それらは無傷であったので、外側に置かれた。 それは、中央に置かれたものの中に留めておくため であった。それらからは何も切り取られていなかっ たからである。 72 次に彼は、硬くて鋭いものを見たが、非常に硬か ったため、切ることができず、利用されたものは少 なかった。しかし、残りは弱かったため、処女たち によって形作られ、建物の中央に取り付けられた。 73 それから彼は斑点のあるものを調べた。そのうち の少数は黒く、仲間のところへ運ばれた。残りは白 くて無傷のものだったので、処女たちによって建物 の中に組み入れられ、丈夫だったので外側に置かれ た。 74 この後、彼はあの白くて丸い石を見に来て、わた しに言った、「これらの石をどうしたらよいでしょ うか」。わたしは答えた、「先生、わかりません」。 75 彼は言った、「それでは、これらについて何も思 いつかないのですか?」私は答えた、「先生、私に はこの技術が分かりません。私は石工でもありませ んし、何も話すことはできません。」 76 彼は言った。「あなたは、それらが非常に丸いの が分からないのか。今、それらを四角くするために、 私はそれらから多くの部分を切り取らなければなら ない。しかし、それらのいくつかは塔の建設に使わ なければならない。」
77 私は答えた。「必要なら、なぜ迷うのですか。む しろ、その中から選べるのであれば、選んで、建物 の中に組み込まないのですか。」 78 そこで彼は、最も大きくて輝くものを選び、それ を四角にしました。彼がそれを終えると、処女たち はそれを取り上げて、建物の外に置きました。 79 そして残ったものは、採取された元の畑に運び戻 された。しかし、それらは捨てられなかった。なぜ なら、彼は言った、「これから建てられるこの塔に は、まだ少しも欠けているところがない。そして、 おそらく主はこれらの石をこの建物にはめ込ませて くださるだろう。なぜなら、それらは非常に白いか ら。」 80 それから、十二人の非常に立派な婦人たちが呼ば れた。彼女たちは黒い衣をまとい、帯を締め、肩は 軽く、髪は下ろしていた。彼女たちは田舎の婦人た ちのようだった。 81 そして羊飼いは、建物から投げ出された石を拾い 集めて、それを運び出した元の山々に運ぶように命 じました。 82 そして彼らは喜んでそれをすべて取り上げ、連れ て行かれた場所へ連れ戻した。 83 塔の周囲に石が一つも残っていなかったとき、彼 は私に言いました。「この塔の周りを巡って、何か 欠けているものがないか見てみましょう。」 84 そこで私たちはその周りを歩き始めました。そし て、それが立派に建てられているのを見て、彼はと ても喜び始めました。それはとても美しく組み立て られていたので、それを見た人は誰でもその建物に 恋をしたに違いないからです。 85 それはすべて一つの石のように見え、どこにも継 ぎ目は見当たらず、あたかもすべてが一つの岩から 切り出されたかのようであった。 86 そして、それがどんな塔であるかを私が熱心に考 えたとき、私は非常に満足しました。すると彼は私 に言いました、「ここに石灰と小さな貝殻を持って 来なさい。建物から取り除かれ、再び戻された石の スペースを埋めます。塔の周りのすべてのものを平 らにしなければならないからです。」 87 そしてわたしは彼がわたしに命じたとおりにした。 すると彼はわたしに言った、「わたしを手伝う準備 をしていなさい。そうすればこの仕事はすぐに終わ るでしょう。」 88 そこで彼はそれらの石の空間を埋め、塔の周りの 場所を清めるように命じた。 89 それから、処女たちは箒を取り、その周囲の場所 すべてを清め、すべてのゴミを取り除き、水をかけ ました。それが行われると、その場所は魅力的にな り、塔は美しくなりました。 90 すると彼はわたしに言った。「すべてはきれいに なりました。主が塔を完成させるために来られても、 わたしたちに文句を言うようなことは何もないはず です。」 91 彼はこう言うと、立ち去ろうとした。しかし私は 彼の袋をつかみ、主の御名によって、彼が私に見せ
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
てくれたことをすべて説明してくれるよう懇願し始 めた。 92 彼はわたしに言った。「今、少し用事があるので すが、すぐにすべてを説明しましょう。わたしが来 るまでここにとどまっていてください。」 93 わたしは彼に言った、「主よ、わたしはここで一 人で何をすればよいのですか。」彼は答えた、「あ なたは一人ではありません。これらの処女たちが皆 あなたと共にいるのですから。」 94 わたしは言いました。「主よ、それでは私を彼ら に引き渡してください。」すると彼は彼らを呼び寄 せて言いました。「わたしが帰るまで、この人をあ なた方に託しておきます。」 95 それで私はあの処女たちと一緒にいたが、彼女た ちは私に対して明るく礼儀正しく接してくれた。特 に彼女たちの中で一番偉いと思われた四人はそうだ った。 96 そのとき、処女たちはわたしに言った、「羊飼い は今日はここに帰って来ないでしょう」。わたしは 彼女たちに言った、「それでは、どうしたらよいで しょうか」。彼女たちは答えた、「夕方まで待って ください。もしかしたら、羊飼いが来てあなたと話 すかもしれません。もしそうでなくても、羊飼いが 意識を失うまで、あなたは私たちと一緒にいなけれ ばなりません」。 97 私は彼らに言いました、「夕方まで彼を待ちます。 しかし、その時までに彼が来なかったら、家に帰っ て、次の朝またここに戻ります。」 98 彼らはわたしに答えた。「あなたはわたしたちに 引き渡された。わたしたちから離れることはできな い。」わたしは言った。「どこにとどまればよいの ですか。」 99 彼らは答えた。「あなたは、夫としてではなく、 兄弟として私たちと寝るのです。あなたは私たちの 兄弟であり、私たちは今からあなたと一緒に住むこ とを望んでいます。あなたは私たちにとって非常に 大切な人なのですから。」 100 しかし、私は彼らと一緒にいるのが恥ずかしかっ た。しかし、彼らの中で一番偉いと思われた彼女は 私を抱きしめ、キスをし始めた。そして、私が彼女 にキスされているのを見ると、他の者たちも兄弟の ように私にキスをし始め、塔の中を案内し、私と戯 れた。 101 彼らの中には賛美歌を歌う者もいれば、彼らと一 緒に合唱する者もいた。しかし私は彼らと共に塔の 周りを歩き回り、静かに喜び、まるで若返ったかの ような気分だった。 102 夕方になると、私はすぐに家に帰りたかったので すが、彼らは私を引き留め、出発を許しませんでし た。そのため、私はその夜、同じ塔の近くで彼らと 過ごしました。 103 そこで彼らは亜麻布の衣服を地面に広げ、私を真 ん中に置きました。彼らはほかに何もせず、ただ祈 りを捧げました。
104 私も彼らと共に絶えず祈りました。彼らに劣らず、 彼らは私がこのように祈っているのを見て大いに喜 びました。そして私は翌日まで彼らと共にそこに留 まりました。 105 そして、私たちが神を礼拝し終えると、羊飼いが 来て彼らに言った。「あなたたちはこの人に何も悪 いことをしていません。」彼らは答えた。「彼に聞 いてください。」私は彼に言った。「先生、私は彼 らと一緒にいることで大きな満足を得ました。」 106 彼は私に尋ねました。「どうですか?」私は答え ました。「先生、私は一晩中主の言葉を味わってい ました。」彼は言いました。「それでは、皆さんは あなたを温かく迎え入れてくださいました。」私は 言いました。「先生、とても元気です。」 107 彼は答えた、「あなたは今、あなたが望んでいた ことを知るのでしょうか?」私は答えた、「先生、 わかります。まず、私が尋ねた順序で、すべてのこ とを示してくださるようお願いします。」 108 彼は答えた。「私はあなたが望むとおりにすべて 行います。また、あなたに対して何も隠しませ ん。」 109 わたしは言った。「まず初めに、この岩とこの門 は何を意味するのか教えてください。聞きなさい。 この岩とこの門は神の子です。」わたしは答えた。 「先生、どうしてそんなことがあり得ますか。岩は 古いのに、門は新しいのです。」 110 彼は言った。「ああ、愚かな人よ、よく聞きなさ い。そして悟りなさい。神の子は、どんな被造物よ りも古くから存在し、万物の創造の際、父と協議し ていたほどである。」 111 しかし、門は新しいのです。なぜなら、主は時の 満ちる終わりの日に現れたからです。救いに至る者 たちは、この門を通って神の王国に入ることができ るのです。 112 彼は言った。「あなたは門を通って運ばれた石が 塔の建築の際にどのように置かれたかを見たが、門 を通って運ばれなかった石は、それぞれの場所に戻 されたではないか。」 113 私は答えました。「先生、私は見ました。」彼は こう言いました。「神の子の名を受ける者以外は、 だれも神の国に入ることはできません。」 114 もしあなたがたがどこかの町に入ろうとすると、 その町が城壁で囲まれていて、門が一つしかないと したら、その門を通らなければ、その町に入ること ができようか。 115 私は答えました。「先生、他にどうしてできるで しょうか?」彼は言いました、「ですから、その町 に入るにはその門を通るほかに方法はありません。 それと同じように、神の王国に入るには、その人に 最も愛されている神の子の名によって入るしかあり ません。」 116 そして彼は私に言った。「あなたはあの塔を建て た大勢の人々を見ましたか?」私は言った。「見ま した」。彼は答えた。「彼らは皆、尊厳ある天使た ちです」。
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
117 主は彼らと共に城壁のように囲まれている。しか し、門は神の御子である。御子こそが神に近づく唯 一の道である。神の御子を通らなければ、誰も神に 近づくことはできない。 118 彼はまた、6 人の男たちと、その中に塔の周りを 歩き回り、塔から石を追い払ったあの尊敬すべき偉 人がいるのを見たか、と言いました。 119 「先生、私は彼らを見ました」と私は言った。す ると彼は答えた。「あの背の高い男は神の子です。 そしてあの六人は、彼の周囲に右と左に立っている、 最も高貴な天使たちです」 120 これらの優れた天使たちのうち、彼なしに神のも とに入る者は一人もいません。彼は付け加えました。 「それゆえ、彼の名を受け継がない者は、神の王国 に入ることはできない。」 121 そこでわたしは言った、「この塔は何ですか」。 彼は言った、「これは教会です。ところで、先生、 これらの処女たちとは何ですか」。彼はわたしに言 った、「これらは聖霊です。これらの衣を着けなけ れば、だれも神の国に入ることはできません」。 122 神の子の名を唱えても、彼女たちからその衣を受 け取らなければ、何の役にも立ちません。これらの 処女たちは神の子の力なのです。同じように、人も 神の力を授からなければ、その名を唱えても無駄で す。 123 そして彼は私に言った。「あなたは投げ捨てられ た石を見たか。確かに名を帯びていたが、衣を着な かった。」私は言った。「主よ、その衣とは何です か。」彼は言った。「その名こそが彼らの衣なので す。」 124 ですから、神の子の名を名乗る者は、彼らの名も 名乗るべきです。神の子自身も彼らの名を名乗って いるからです。 125 彼は続けた。「彼らの手によって運ばれ、建物の 中に残された石については、その力で満たされてい た。そのため、塔全体が岩と同じ色で、あたかも一 つの石でできているかのようだ。」 126 同じように、御子を通して神を信じた者たちも、 御子の霊を身にまとっている。見よ、霊は一つ、体 は一つ、衣の色は一つとなる。これらの処女たちの 名を持つ者たちは皆、これを達成するであろう。 127 そこで私は言いました、「先生、では、拒絶され た石はなぜ投げ捨てられたのですか。その石も門を 通り抜けて、この塔の建設にこれらの処女たちの手 によって渡されたのに。」 128 イエスは言われた。「あなたはすべてのことを熱 心に調べているのだから、拒絶された石についても 聞いてください。これらの者は皆、神の子の名を受 け、それとともにこれらの処女たちの力も受けまし た。」 129 こうして、彼らはこれらの霊を受けて完全にされ、 神のしもべたちの数に加えられ、一つの体となり、 一つの着物を持つようになりました。なぜなら、彼 らは同じ義を授かり、同じようにそれを実践してい たからです。
130 しかし、あなたが見たあの黒い衣をまとい、肩を 自由にし、髪をなびかせた女たちが捕らえられた後、 彼らはその美しさに誘惑されて、その女たちに欲望 を向け、その力に身を包み、処女の衣服を脱ぎ捨て た。 131 それゆえ、彼らは神の家から追い出され、あの女 たちの手に引き渡された。しかし、美しさによって 汚されなかった者たちは、神の家に留まった。これ が、拒絶されたあの石の意味である、と彼は言った。 132 そこでわたしは言いました、「先生、もしこれら の人々のうちの誰かが悔い改めて、あの女たちに対 する情欲を捨て、心を変えて、あの処女たちのとこ ろへ立ち返り、再び貞潔を着るなら、神の家に入れ るのではないでしょうか。 133 彼は言った。「もし彼女たちが、あの女たちの行 いをすべて捨て去り、これらの処女たちの力を取り 戻し、彼女たちの行いに従って歩むならば、彼女た ちは入るであろう。」 134 そしてこの理由のために、この塔の建設には阻止 があり、もし彼らが悔い改めるなら、この塔の建設 に彼らも加えられるかもしれないが、もし彼らが悔 い改めないなら、彼らの代わりに他のものが建てら れ、彼らは完全に追い払われるかもしれない。 135 これらすべてのことについて、私は主に感謝しま した。主は、御名がとなえられるすべての人々に対 して憐れみの心を起こされ、主に対して罪を犯した 私たちを治めるために悔い改めの天使を遣わされま した。また、ほとんど衰弱し、救いの望みもなかっ た私たちの霊を主が元気づけてくださり、今や生命 の再生に元気づけてくださったのです。 136 そこで私は言いました。「主よ、なぜこの塔は地 面の上に建てられているのではなく、岩の上に、ま た門の上に建てられているのか教えてください。」 彼は答えました。「あなたは愚かで理解がないため、 そう尋ねるのです。」 137 そこで私は言いました。「先生、私は何も理解で きないので、すべてをあなたに尋ねなければなりま せん。あなたの答えはどれも素晴らしく、素晴らし いものですが、人間にはほとんど理解できませ ん。」 138 主は言われた。「聞きなさい。神の子の御名は偉 大であり、限りなく、全世界がそれによって支えら れている。それゆえ、私は言う。神のすべての被造 物が御子によって支えられているのであれば、御子 に招かれ、御子の御名を帯び、御子の戒めに従って 歩む者たちを、なぜ支えないでいられるだろう か。」 139 イエスは言われた。「あなたは見ていないのか。 心を尽くして御名を奉ずる者たちを、主は支えてお られる。それゆえ、主は彼らの礎であり、御名を否 定せず、喜んで奉ずる者たちを喜んで支えておられ る。」 140 そこでわたしは言いました。「主よ、これらの処 女たちの名前と、黒い衣を着ていた女たちの名前を 教えてください。」
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
141 イエスは言われた。「門の角に立っている、力あ る処女たちの名前を聞きなさい。彼女たちの名前は 次のとおりである。 142 第一は信仰、第二は節制、第三は力、第四は忍耐 と呼ばれ、これらの下にある残りのものは、単純さ、 無邪気さ、純潔、快活さ、真実、理解、調和、慈愛 です。 143 だから、これらの名と神の子の名とを帯びる者は、 神の王国に入るであろう。 144 さあ、黒い衣をまとった女たちの名を聞きなさい、 と彼は言った。「そのうち主要なものは四つありま す。第一は不貞、第二は禁欲、第三は不貞、第四は 快楽です。」 145 そして、それに続く残りのものは、悲しみ、悪意、 欲望、怒り、嘘、愚かさ、傲慢、そして憎しみと呼 ばれます。これらの霊を帯びている神のしもべは、 確かに神の王国を見るでしょうが、そこに入ること はできません。 146 しかし、先生、深淵から取り出されて建物に取り 付けられたあの石とは何でしょうか。彼は言いまし た。「土台に置かれた十個の石は第一の時代であり、 それに続く二十五個の石は第二の義人の時代で す。」 147 次の 35 人は、主の預言者と奉仕者です。そして 40 人は、神の御子の説教を教える使徒と師です。 148 そこで私は尋ねました。「先生、なぜ処女たちは、 門を 通っ た後 、あ の石 を建物 の中 に入 れた ので す か。」彼は言いました。「それは、これらの霊が最 初に運んだ霊が、一人一人から離れず、人も霊から 離れず、霊も人から離れなかったからです。」 149 しかし、その霊は死ぬ日まで彼らに付き従ってい た。もし彼らがその霊を伴っていなかったら、この 塔の建設には役立たなかったであろう。 150 そこで私は言いました、「先生、さらにその先を 教えてください」。彼は答えました、「何を尋ねる のですか? これらの石はなぜ深淵から出てきて、こ の塔の建築に使われたのですか? 昔、そこには聖な る霊が宿っていたのに」。 151 イエスは、彼らが安息を得るためには水で昇る必 要がある、と言いました。なぜなら、彼らは以前の 死すべき運命を捨て去らなければ、神の国に入るこ とができなかったからです。 152 ですから、彼らは死んでいたにもかかわらず、神 の子の印で封印され、神の王国に入ったのです。 153 人は神の子の名を受ける前には死に定められてい る。しかし、その印を受けると、死から解放され、 命に割り当てられるからである。 154 さて、その封印とはバプテスマの水のことです。 人々はその中に入り、死に至る義務を負いますが、 命に至るように定められて上がって来ます。 155 それで、この封印は彼らにも宣べ伝えられ、彼ら は神の王国に入ることができるように、それを用い たのです。
156 そこでわたしは言いました。「それでは、なぜ、 この四十の石も、すでにあの封印を受けていたのに、 彼らと一緒に深淵から上ったのですか。 157 イエスは答えて言われた、「神の子の名を宣べ伝 えたこれらの使徒や教師たちは、神の子の信仰と力 を受けた後、死んで、すでに死んでいた人々にも宣 べ伝 え、 そし て、こ の印 を彼 らに 与えた から であ る。」 158 そこで、彼らは彼らと共に水の中に降り、そして また上がってきた。しかし、この人たちは生きたま ま降りて行き、そして生き返って上がった。一方、 死んでいた人たちは死んで降りて行き、しかし生き 返って上がった。 159 こうして彼らはこれらの者によって命を受け、神 の子を知った。このために彼らはこれらの者ととも に立ち上がり、塔を建てる資格を得た。そして切り 裂かれることなく、そのまま入れられた。彼らは正 義のうちに、また大いなる清浄のうちに死んだから である。彼らに欠けていたのは、この印章だけであ った。 160 こうして、これらの事についての説明が得られた のです。 161 私は答えた。「先生、それらの山々について教え てください。なぜそれらの山々はこんなにも異なっ ているのですか。あるものは一つの形をしており、 あるものは別の形をしているのですか。」 162 イエスは言われた。「聞け。あなたが見ているこ れらの十二の山は、全世界を構成する十二の国民で ある。それゆえ、神の子は、神が遣わした者たちに よって彼らに宣べ伝えられているのだ。」 163 しかし、なぜ彼らはそれぞれ異なっていて、同じ 形をしているのですか、と私は尋ねました。彼は答 えました。「よく聞きなさい。全世界を所有してい る十二の国家は、十二人の国民なのです。」 164 あなたがこれらの山々をそれぞれ異なって見てき たように、それらもまた異なっている。それゆえ、 私はそれぞれの山の意味と働きをあなたに明らかに しよう。 165 しかし、まず、先生、と私は言いました、「この ことを教えてください。これらの山々はそれぞれ異 なっているのに、どうしてこの塔の建造に調和し、 ひとつの色になり、深淵から湧き出た山々よりも輝 きが劣らないのですか。」 166 なぜなら、天の下のすべての国民が、自分たちが その名によって呼ばれている神の子の同じ名を聞い て信じたからです。」 167 それゆえ、神の印を受けた彼女たちは皆、同じ理 解と知識にあずかる者となり、彼女たちの信仰と愛 は同じであり、彼女たちはこれらの処女たちの霊を 神の名とともに携えてきたのである。 168 そして、この塔の建物は同じ色で見え、太陽の明 るさのように輝いていました。 169 しかし、その後、彼らは一つの心で同意し、彼ら 全員で一つの団体となり始めました。しかし、彼ら のうちのある者は自分自身を汚し、義人の類から離
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
れ、再び以前の状態に戻り、以前よりもさらに悪い 者となりました。 170 わたしは言った、「主を知っている者たちは、ど うしてもっと悪いのですか」。彼は答えた、「主を 知らない者が悪事に生きるなら、その悪事の罰が彼 について来るのです。」 171 しかし、主を知っている者は、すべての悪を完全 に避け、ますます正義の僕となるべきです。 172 それでは、善に従うべき人が、罪を選ぶならば、 神の力を知らずに罪を犯す人よりも、罪を犯してい るように思われませんか。 173 それゆえ、これらの者たちは確かに死に定められ ている。しかし、主を知っており、その素晴らしい 業を見た者たちが、もし邪悪な生き方をするならば、 彼らは二倍の罰を受け、永遠に死ぬであろう。 174 それゆえ、あなたが見たように、拒絶された石が 塔から投げ出された後、その石は邪悪で残酷な霊に 引き渡され、そして塔はまるで一つの石で作られた かのように清められました。 175 ですから、神の教会も清められると、(邪悪な者、 偽善者、悪事を働く者、疑わしい者、教会内で邪悪 な行いをし、さまざまな罪を犯したすべての者は追 い出され)一つの体となり、理解が一つ、意見が一 つ、信仰が一つ、愛が一つとなるのです。 176 そしてそのとき、神の子は彼らの間で喜び、純粋 な意志を持つ民を受け入れるであろう。 177 そこでわたしは言いました。「主よ、これらのこ とはすべて偉大で尊いことです。しかし今、すべて の山の効力と力をわたしに示してください。そうす れば、主に頼るすべての魂が、これらのことを聞く とき、主の偉大で驚くべき聖なる名を尊ぶようにな るでしょう。」 178 彼は言った、「聞いてください、これらの山々、 すなわち十二の国の多様性についてです。」 179 第一の黒い山を信じた者たちは、信仰から離れ、 主に対して悪事を語り、神のしもべたちを裏切った 者たちである。 180 これらの者は死刑に処せられ、悔い改めの余地は ない。それゆえ、彼らは黒いのである。彼らの種族 は邪悪だからである。 181 第二の滑らかな山には、信仰を持った偽善者たち と悪事を教える者たちがいます。彼らは前述の者た ちに加えて、正義の実を結んでいません。 182 彼らの山が不毛で実を結ばないように、そのよう な人たちも、たしかにクリスチャンという名を持ち ながら、信仰がなく、彼らの中には真理の実が何も ありません。 183 それでも、もし彼らが悔い改めを急ぎ求めるなら ば、悔い改める余地は残されている。しかし、もし 遅れるならば、彼らもまた前述の者たちとともに死 にあずかることになるであろう。 184 私は言いました、「先生、なぜこれらの人々には 悔い改めの余地が残されているのに、前述の種類の 人々には、彼らの罪がほとんど同じであるのに、残 されていないのですか?」
185 それゆえ、悔い改めによって命に帰る者がいる、 とイエスは言われた。「彼らは主を冒涜せず、神の しもべたちを裏切らず、かえって利益を願って人々 を欺き、罪人たちの欲に従わせたので、このことで 彼らは苦しむのです。」 186 しかし、彼らは主に対して悪事を何も語らなかっ たため、悔い改める余地がまだ残されている。 187 第三の山には茨といばらが生えていたが、これは 信仰を持った人たちである。しかし、彼らの中には 富んだ者もいれば、多くの仕事に携わっていた者も いた。いばらは彼らの富であり、いばらは彼らが携 わっていた仕事である。 188 さて、多くの仕事やさまざまな事柄に巻き込まれ ている人たちは、神のしもべに加わらず、むしろ、 自分たちを窒息させているそれらの事柄に引き離さ れて、さまよっています。 189 このように、富んでいる者たちは、何か求められ るのではないかと恐れて、神のしもべたちの言葉に なかなか従いません。ですから、彼らは神の国に入 ることは難しいでしょう。 190 というのは、人々が裸足で茨の上を歩くのに苦労 するように、このような人々は神の王国に入ること がほとんどできないからです。 191 しかし、これらすべての者には悔い改めに立ち返 ることが勧められている。彼らは速やかに悔い改め に立ち返るならば、以前の時代に働くことを怠って いたとしても、来たるべき時に何らかの善を行うこ とができるであろう。 192 ですから、悔い改めて正しい行いをするなら、彼 らは生きるでしょう。しかし、もし悪行を続けるな ら、命を奪おうとする女たちの手に引き渡されるで しょう。 193 第四の山には多くの草があったが、その上の部分 は緑であったが、根は枯れており、太陽の熱に触れ て枯れているものもあった。 194 これは、信仰を持った疑い深い人々や、言葉では 主を唱えても心には主を抱いていない人々を表して います。そのため、彼らの草は枯れて根がありませ ん。彼らは言葉だけで生きていて、行いは死んでい るからです。 195 ですから、これらの者は死んでいるわけでも生き ているわけでもなく、疑わしい者です。疑わしい者 は、生い茂っているわけでも枯れているわけでもあ りません。つまり、死んでいるわけでも生きている わけでもないのです。 196 草が太陽を見ると枯れてしまうように、疑り深い 者たちは迫害を聞くと、不都合を恐れて、すぐに偶 像に戻り、再びそれに仕え、主の名を冠することを 恥じるのです。 197 このような人々は、死んでいるわけでも生きてい るわけでもありません。しかし、彼らも、すぐに悔 い改めるなら、生きることができるかもしれません。 しかし、そうでなければ、命を奪う女たちに引き渡 されるでしょう。
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
198 第五の山は岩だらけだが、草は青々としている。 これは信仰した者、また確かに忠実な者だが、信じ るのに苦労する者たち、大胆でうぬぼれた者たち、 すべてを知っていると思われているが、実際には何 も知らない者たちのことである。 199 それゆえ、この自信のせいで、彼らから知識が離 れ、軽率な思い上がりが彼らの中に入るのです。 200 しかし彼らは、自分を高慢に、また賢い人のよう に振る舞い、愚か者であるにもかかわらず、教師で あるように見えるのです。 201 彼らの多くは、この愚かさのために、自分を誇示 しながら、虚栄心と空虚さを帯びるようになりまし た。大胆さと虚栄心は、非常に悪い霊です。 202 そのため、これらの人々の多くは捨てられ、他の 者たちは自分の誤りを認めて悔い改め、知識のある 者たちに服従した。 203 そして、この種の残りのすべてには悔い改めが許 されています。なぜなら、彼らは邪悪であったとい うよりは、愚かであり、理解力がなかったからです。 204 したがって、これらの人々が悔い改めるなら、神 のために生きるであろう。しかし、そうでなければ、 彼らは自分たちに対して悪事を働く女たちとともに 住むであろう。 205 第六の山には大きい裂け目と小さい裂け目があっ て、彼らは信仰についた者たちである。しかし、小 さい裂け目があった山には、互いに争った者たちが いて、その争いのせいで信仰が衰えているのである。 206 それにもかかわらず、これらの者の多くは悔い改 めました。そして、残りの者たちもわたしの命令を 聞くとき、悔い改めるでしょう。彼らの争いはほん の小さいので、彼らは容易に悔い改めに戻るでしょ う。 207 しかし、より大きな裂け目を持つ者たちは、石の ように硬くなり、恨みや侮辱を心に留め、互いに怒 りに満ちる。それゆえ、彼らは塔から追い出され、 塔の建物の中に入れることも拒否される。このよう な者たちは生き延びるのが困難だからである。 208 万物を支配し、すべての被造物の上に権力を持つ 私たちの神であり主である神は、私たちの罪を覚え ていられませんが、罪を告白する者には簡単になだ められます。しかし、人間は衰弱し、死すべき存在 であり、弱く、罪に満ちているため、人間に対して 怒りを抱き続けます。まるで、人間を救ったり滅ぼ したりすることが神の力であるかのように。 209 しかし、私はあなたがたの悔い改めを司る天使と して、あなたがたに勧告します。あなたがたのうち にそのような決意をしている者は、それを捨てて悔 い改めに戻りなさい。あなたがたがこの邪悪な霊か ら自分をきよめるなら、主はあなたがたの以前の罪 を癒してくださいます。しかし、あなたがたがそう しないなら、あなたがたは死に至るまで主に引き渡 されるでしょう。 210 第七の山では草は青々と茂り、山全体が忠実で、 あらゆる種類の家畜がその草を食べ、草が食べられ れば食べられるほど、ますます茂った。
211 彼らは信仰深く、常に善良で誠実であり、互いに 意見の相違がなく、これらの処女たちの精神を身に 着けて神のしもべたちを喜びとし、常にすべての人 に慈悲を示し、非難したり、ためらったりすること なく、喜んですべての人に労働を与えた。 212 それゆえ、主は彼らの純真さと純真さをご覧にな って、彼らの手の業において彼らを増し加え、彼ら のすべての業において彼らに恵みを与えられました。 213 しかし、あなた方の悔い改めのために任命された 天使である私は、あなた方に勧めます。このような 者たちが同じ目的を持ち続けるように。そうすれば、 あなた方の子孫が永久に根絶されることはないでし ょう。 214 主はあなたがたを試し、わたしたちの名簿にあな たがたを記しておられる。あなたがたの子孫は皆、 神の子とともに住むであろう。あなたがたは皆、神 の霊から生まれた者だからである。 215 第八の山には多くの泉があり、神のあらゆる種類 の被造物がそれによって潤されていたが、彼らは主 が全世界に遣わして宣べ伝えさせた使徒たちを信じ た者たちである。 216 彼らの中には教師として、純粋に誠実に説教し、 教え、少しも悪い欲望に屈することなく、常に正義 と真理のうちを歩んだ者もいました。 217 こうして、天使たちの間で会話が交わされるので す。 218 また、第九の山は砂漠で蛇で満ちているが、それ についてはどうか。彼らは信仰したが、多くの汚れ を被った者たちである。 219 こうした奉仕者たちは、自分の奉仕を誤った方法 で行ない、未亡人や孤児の財産を奪い取り、自分が 受けた物で他人ではなく自分の利益を図るのです。 220 これらの人々は、もしこの貪欲さを続けるなら、 自らを死に引き渡したのであり、彼らには命の希望 はない。しかし、もし彼らが改心し、誠実に奉仕の 務めを果たすなら、彼らは生きることができる。 221 粗暴であるとされた者たちは、主の名を否定し、 主のもとに帰らず、野蛮で粗暴な者となり、神のし もべに仕えることをせず、彼らから離れて、少しの 不注意のために命を失った者たちである。 222 というのは、垣根に放置されたまま、手入れもさ れずに放置されたブドウの木は、枯れて雑草に覆わ れ、やがて野生化し、主人の役に立たなくなるのと 同じである。このように、自分に絶望し、意気消沈 した人々は、主人の役に立たない者となり始めてい る。 223 しかし、これらの人々は、心からキリストを否定 したことがない限り、結局のところ悔い改めが許さ れます。しかし、これらのうちの誰かが心からキリ ストを否定したことがわかったら、そのような人が 命に到達できるかどうかは私にはわかりません。 224 ですから、もし否定した人がいるなら、この時代 に悔い改めに戻るべきだと私は言います。なぜなら、 今主を否定する者は、後に救いを得ることはできな
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
いからです。しかし、以前否定した者には悔い改め が勧められています。 225 しかし、悔い改めようとする者は、この塔の建設 が完了する前に、悔い改めを急がなければなりませ ん。さもなければ、彼はあの女たちによって死に渡 されるでしょう。 226 しかし、不具の者たちは偽りの者たちであり、互 いに混じり合う者たち、これらはあなたがあの山で 混じり合っているのを見た蛇たちである。 227 蛇の毒が人を死に至らしめるように、そのような 人々の言葉は人を蝕み、滅ぼすのです。彼らは、そ のような生き方をすることによって、信仰を損ない ます。 228 しかし、彼らのうちのある者は悔い改めて救われ ており、同じ種類の他の人々も悔い改めるならば救 われるであろう。しかし、悔い改めないならば、彼 らはその力と威力を持つ女たちによって殺されるで あろう。 229 第十の山、すなわち牛を覆っていた木々について 言えば、彼らは信仰を持った者たちであり、彼らの うちのある者は司教、すなわち教会の統治者であっ た。 230 他の石は、偽りではなく、明るい心で神のしもべ たちをもてなした石です。 231 そこで、下級の務めを監督し、貧しい人や未亡人 を守り、常に貞潔な生活を送ってきた者たちは、主 によって守られているのである。 232 このように行動する者は、主から尊敬され、最後 まで主に従い続けるならば、天使たちの中に居場所 が与えられます。 233 第十一の山には様々な種類の果実のなる木があり ましたが、彼らは主の名のために信じて死を忍び、 心を開いて耐え忍び、心を尽くして命を捨てた者た ちです。 234 そこでわたしは言いました、「それでは、なぜ、 これらすべての果物があるのに、その中には他の果 物よりも美しいものがあるのですか。」 235 よく聞きなさい、と彼は言った。「主の名のため に苦しんだ者は、主によって尊ばれる。そして、神 の子の名のために死に苦しんだので、彼らの罪はす べて消し去られる。」 236 彼らの実がなぜ異なっているのか、また、ある者 は他の者よりも優れているのか、よく聞きなさい。 役人の前に連れ出され、尋問されても、主を否定せ ず、喜んで忍耐した者たちは、主の御前にさらに栄 誉を受けるのです。ですから、最も美しい実とは、 これらの者たちです。 237 しかし、恐れと疑いを抱いて、キリストを告白す べきか否認すべきか心の中で迷い、それでも苦しん だ人たちは、その思いが心に浮かんだために、実が 小さくなったのです。 238 しもべが主人を否むべきかどうか思案するのは、 邪悪で悪い考えです。ですから、そのような考えを 抱いている人は、その思いを心に留めないように気
をつけなさい。そうすれば、あなたは神に対して死 ぬことになります。 239 しかし、主の名のために死に苦しむあなたたちは、 主があなたたちを御名を担うにふさわしい者とみな し、あなたたちをすべての罪から救い出してくださ ったことを、主を敬うべきです。 240 それなのに、なぜあなたがたはむしろ幸福だと考 えないのですか。あなたがたのうちに苦しみを受け る者がいれば、それは大きな働きをしていると、よ く考えなさい。主はあなたがたに命を与えておられ るのに、あなたがたはそれを悟らないのです。あな たがたの罪があなたがたを苦しめたのです。もしあ なたがたが主の御名のために苦しみを受けていなか ったなら、あなたがたは今や主に対して死んでいた でしょう。 241 ですから、主を告白すべきか否認すべきか迷って いるあなたたちに、私はこう言います。あなたたち には主があなたの神であると告白しなさい。そうし ないと、主を否認して、捕らわれの身になることが なくなります。 242 主人を否定するしもべは、すべての国々で罰せら れる。万物の権威を持つ主が、あなたたちに対して 何をなさると思われるか。 243 ですから、心からこれらの疑いを取り除きなさい。 そうすれば、永遠に神のために生きることができる でしょう。 244 第十二の山は白かったが、彼らは誠実な子供のよ うに信仰し、その心には悪意が生じたことがなく、 罪が何であるかを知ったことがなく、常に誠実であ り続けた者たちである。 245 それゆえ、このような人々は、何事においても神 の戒めを汚したことがなく、生涯を通じて誠実に同 じ状態を保ってきたので、疑いなく神の王国を受け 継ぐであろう。 246 それゆえ、悪意を持たずに子供として生き続ける 者は、私がこれまで語ったすべての者よりも尊敬さ れるであろう。なぜなら、そのような子供は皆、主 によって尊敬され、すべての者の中で最も優れてい るとみなされるからである。 247 それゆえ、すべての悪意を捨て去り、純潔を着る 者たちは幸いです。あなたたちはまず主を見るから です。 248 そして彼がすべての山々についての説明を終えた 後、私は彼に言いました、「先生、今度は平野から 運ばれ、拒絶された石の代わりに塔に置かれた石に ついて教えてください。 249 塔の建設に追加された丸い石についても同様であ り、また、今も丸く残っている石についても同様で ある。 250 彼は言う、「さあ聞いてください、塔を建てるた めに平野から運ばれ、捨てられた石の代わりに置か れたあの石について。それはあの白い山の根っこな のです。」
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
251 それで、その山を信じた者たちは非常に無実だっ たので、この塔の主は、この山の根元にいた者たち を建物の中に入れるように命じました。 252 というのは、もし彼らがこの建物に入れられたら、 彼らは光り輝き続けるだろうし、彼らのうちの誰も 黒くなることはないだろうと彼は知っていたからで ある。 253 しかし、もし彼が他の山々からもこのように追加 していたら、もう一度塔を訪れて浄化する必要があ ったでしょう。 254 さて、これらの白い石はすべて、すでに信じた若 者たち、あるいはこれから信じる若者たちです。彼 らは皆同じ種類の者です。この種類は清純なので、 幸いなのです。 255 さて、あの丸くて光り輝く石についても聞きなさ い。これらはすべてこの白い山から出たものです。 しかし、丸く見えるのは、その富が真実から少しば かり目を曇らせ、目をくらませているからです。 256 しかし、彼らは主から一度も離れたことがなく、 また彼らの口から悪い言葉が出たこともなく、ただ 正義と徳と真実だけが出ていた。 257 主は彼らの心をご覧になり、彼らが真理を飾るよ うにと、善行を続けるように、また彼らの富を減ら すように命じられました。 258 というのは、神は彼らを完全に取り去ることを望 まなかったからである。それは彼らが残されたもの で善を行い、神のために生きるためであった。彼ら もまた善なる者であったからである。 259 それで、彼らから少し離れた者が、この塔の建設 に携わることになりました。 260 残りの丸いものは、まだ印を受けていないために、 この塔を建てるのにふさわしくないとわかり、非常 に丸いとわかったので、元の場所に戻されました。 261 しかし、この現世と、彼らの富のむなしいものと は、彼らから切り離されなければなりません。そう すれば、彼らは神の国にふさわしい者とされるでし ょう。なぜなら、神はこの罪のない種族を祝福して おられるからです。 262 ですから、このような者からはだれも離れること はありません。たとえ悪魔に誘惑されて罪を犯した としても、すぐに主なる神のもとに立ち返るからで す。 263 悔い改めの天使である私は、幼子のように純真な あなたたちを幸いな者とみなします。なぜなら、あ なたたちの受ける分は主の前で良く、尊ばれるもの だからです。 264 そして、この印章を受けたあなたたち全員に私は 言います。平静さを保ち、あなたたちに対して犯さ れた罪を忘れてはなりません。また、罪を思い出し て悪意や恨みを持ち続けてはなりません。 265 しかし、一つの精神になって、これらの悪い裂傷 に対する救済策を用意し、それをあなた方から取り 除きなさい。そうすれば、羊の主人はそれを喜ぶで しょう。彼は、すべてが無事であるのを見れば喜ぶ でしょう。
266 しかし、これらの羊のうちの一匹でも散らばって いるのが見つかったら、羊飼いたちは災いを受ける でしょう。また、羊飼いたち自身も散らばってしま ったら、彼らは羊の囲いの主人に何と答えるでしょ うか。彼らは羊のことで困っていたと言うでしょう か。しかし、彼らは信じてもらえないでしょう。 267 羊飼いがその群れに苦しめられるというのは信じ 難いことであり、彼はその嘘のゆえにさらに罰せら れることになる。 268 さて、わたしは羊飼いです。ですから、特にあな た方について報告しなければなりません。 269 それゆえ、塔がまだ建っている間に、あなた方は 自分自身に気をつけなさい。主は平和を愛する者の ところに住まわれる。平和は愛されるからである。 しかし、主は争いを好む者や悪意に満ちた者からは 遠く離れておられる。 270 それゆえ、あなたがたは、受けたとおりに、その 霊を彼に全きものとして返しなさい。あなたが布を 布く人に新しい、全き衣服を与えるなら、あなたは それをまた全きものとして受け取ることを期待する でしょう。それなのに、布を布く人がそれを裂いて あなたに返すなら、あなたはそれを受け取るでしょ うか。 271 あなたはすぐに怒り、彼を責めて言うのではない でしょうか。「私は着物をそのままあなたに渡した のに、なぜそれを裂いて、私にとって役に立たなく したのですか。あなたが裂いたせいで、それは私に とって何の役にも立ちません。」あなたは、あなた の着物を裂いた布きりに、このことをすべて言うの ではないでしょうか。 272 それゆえ、もしあなたが自分の衣服のことで心を 煩わせ、それを完全に受け取らなかったと不平を言 うならば、あなたに御霊を完全に与えてくださった 主は、あなたは彼を全く無益な者とみなし、主にと って何の役にも立たないようにしてしまったのに、 どうなさるおつもりですか。なぜなら、彼はあなた によって堕落させられたので、もはや主にとって役 に立たないからです。 273 それゆえ、主はあなたの行いのゆえに、御霊に関 しても同様のことをなさらないだろうか。疑いなく、 私は言った。「主は、傷つけられた記憶を持ち続け ているすべての人々に、同様のことをなさるであろ う。」 274 ですから、神の慈悲を踏みつけにしてはいけませ ん。むしろ、神を敬いなさい。神はあなた方の罪に 対して、あなた方の一人のようには忍耐強くないか らです。悔い改めなさい。それがあなた方のために なるのです。 275 上に書かれているすべてのことは、羊飼いであり、 悔い改めの天使であるわたしが、神のしもべたちに 示し、また語ったものである。 276 ですから、もしあなたがたがこれらの言葉を信じ、 聞き従い、それに従って歩み、自分の道を正すなら、 あなたがたは生きるでしょう。しかし、もしあなた がたが悪意を持ち続け、傷つけられた記憶にとらわ
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
れ続けるなら、そのような罪人は神の前で生きるこ とはできません。 277 わたしが語るべきこれらのことはすべて、このよ うにしてあなたに伝えました。すると羊飼いはわた しに言いました。「あなたはわたしにすべてをお求 めになりましたか。」わたしは答えました。「先生、 はい、お求めになりました。」 278 では、なぜ建物に敷かれたこれらの石の間隔につ いて尋ねなかったのですか。それについても説明さ せてください。私は「先生、忘れてしまいました」 と答えました。それについても聞いてください、と 彼は言いました。 279 彼らは今これらの命令を聞いて、心から悔い改め た者たちである。 280 主は彼らの悔い改めが善く清く、彼らがそれを続 けられるのを見て、以前の罪を消し去るように命じ られました。これらの痕跡は彼らの罪であり、それ ゆえに、それが現れないように残されたのです。 シミリチュード 10 1 私がこの書を書き終えた後、私を羊飼いに引き渡し た天使が私のいる家に来て、寝床に座り、羊飼いは 天使の右に立った。 2 すると彼はわたしを呼んで言った。「わたしはあな たとあなたの家をこの羊飼いに託した。あなたを守 るためにね。」わたしは「はい、主よ」と言った。 3 それゆえ、彼は言った、「もしあなたがすべての悩 みや残酷さから守られ、すべての善い言葉と行いに おいて成功し、すべての徳と正義を持ち、彼があな たに与えた戒めに従って歩み、すべての罪を支配す るであろう。」 4 もしあなたがそれらの戒めを守るなら、この世のす べての欲望と快楽はあなたに従順となり、すべての 善い事業において成功があなたにもたらされるでし ょう。 5 ですから、あなたに対する彼の厳粛さと謙虚さを受 け止め、すべての人にこう言いなさい。彼は神から 大いなる名誉と名声を得ており、大いなる権威と権 力を持った君主です。 6 全世界に悔い改めの力はただ彼に託されている。あ なたは彼に偉大な権威があると思わないのか。 7 しかし、あなたたちは彼の善良さと、彼があなたた ちに対して示す慎み深さを軽蔑している。 8 わたしは彼に言った。「主よ、彼がわたしの家に入 って以来、わたしが何か不品行なことをしたか、あ るいは何か彼を怒らせたか、お尋ねください。 9 彼は言った。「あなたはこれまで何も不正なことを したことがなく、今後もそのようなことはしないだ ろうと、私は知っている。だから、私はあなたが忍 耐できるように、これらのことをあなたに話してい るのだ。彼はあなたについて良い報告を私にしてく れたからだ。 10 しかし、あなたはこれらのことを他の人々に語り なさい。そうすれば、悔い改めた人々、あるいは悔
い改める人々が、あなたと同じように思いを寄せる でしょう。そして、彼らもまた、私に同じように報 告してくれるでしょうし、私も主に同じように報告 するでしょう。 11 私は答えた。「先生、私はすべての人に神のすば らしい業を伝えます。そして、神を愛し、かつて罪 を犯した人々が皆、これらの事を聞いて悔い改めて 命を取り戻すことを願っています。」 12 それゆえ、彼は言った。「この務めを続け、それ を全うしなさい。この羊飼いの命令を守る者は生き、 この 世で も主 の前で も大 いな る誉 れを得 るで あろ う。」 13 しかし、主の戒めを守らない者は、自分の命から 逃げ去り、それに敵対する者となる。主の戒めに従 わない者は、自らを死に渡し、それぞれ自分の血の 罪を負うことになる。 14 しかし、わたしはあなたに言います。これらの戒 めを守りなさい。そうすれば、あなたのすべての罪 は癒されるでしょう。 15 わたしはこれらの処女たちをあなたと共に住まわ せるために遣わした。彼女たちがあなたにとても親 切であるのを見たからである。それゆえ、あなたは 彼女たちをあなたの助手として用いなさい。そうす れば、主があなたに与えられた戒めをよりよく守る ことができるであろう。これらの処女たちなしには、 これらの戒めを守ることはできないからである。 16 わたしは彼らがあなたと共にいることを望んでい るのを見ました。そして彼ら全員があなたの家から 離れないように命じます。 17 ただ、あなたの家を清めなさい。彼らは清い家に 喜んで住むでしょう。彼らは清く、貞潔で、勤勉で あり、皆主の恵みを受けているからです。 18 ですから、もしあなたの家が清ければ、彼女たち はあなたと共に留まるでしょう。しかし、少しでも 汚れていれば、彼女たちはすぐにあなたの家から去 っていくでしょう。これらの処女たちは、どんな汚 れにも耐えられないからです。 19 私は彼に言いました。「ご主人様、私は彼らを喜 ばせ、彼らがいつまでも私の家に喜んで住んでくれ るように願っています。あなたが私を託してくださ った方は、私に対して不満を述べられませんので、 彼らも不満を言うことはないでしょう。」 20 そこで彼はその羊飼いに言った。「私は神のしも べが生きていて、これらの戒めを守り、これらの処 女たちを清い住まいに住まわせるであろうと見てい ます。」 21 こう言ってから、彼は私を再びあの羊飼いに引き 渡し、処女たちを呼び寄せて言った。「あなたがた がこの人の家に喜んで住むのがわかったので、この 人とその家をあなたがたに託します。決して彼の家 から離れることはありません。」彼女たちは喜んで この言葉を聞いた。 22 すると彼はわたしに言った、「雄々しくあなたの 務めを果たし、神の大いなることをすべての人に告
ヘルマスの羊飼いの第三の書 - 比喩
げ知らせなさい。そうすれば、あなたはこの務めに おいて恵みを得るであろう」。 23 これらの戒めを守る者は生き、その生涯において 幸福を得るであろう。しかし、これらの戒めを軽視 する者は生きることができず、その生涯において不 幸を得るであろう。 24 善をなすことのできる者は皆、善行に励むことを やめてはならない。それは彼らにとって益となるか らだ。私はすべての人が、彼らが抱えている不都合 から解放されることを望んでいる。 25 日々の生活において欠乏し、不便に苦しんでいる 人は、大きな苦しみと窮乏の中にいます。ですから、 そのような魂を窮乏から救う人は、大きな喜びを得 ます。 26 こうした不都合に苦しむ者は、鎖につながれてい るかのように、同じように苦しめられる。そして、 こうした災難に耐えかねて、自らを滅ぼすことさえ 選んだ者も少なくない。 27 したがって、そのような人の災難を知りながら、 彼をそこから救い出さない者は、大きな罪を犯し、 その人の血に対して有罪となるのです。 28 ですから、主から力を受けた者は皆、善行に励み なさい。そうしないと、あなたがたがそれを怠って いる間に、塔の建設が完成してしまいます。あなた がたのせいで、建設が中止されているのです。 29 だから、あなたがたが急いで善を行わなければ、 塔は完成しても、あなたがたはそこから締め出され てしまうであろう。 30 こうしてわたしに語り終えると、彼は床から起き 上がり、羊飼いと処女たちを連れて去って行きまし た。 31 しかし、彼は羊飼いと処女たちを私の家に送り返 すと私に言いました。アーメン。