Skip to main content

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

Page 1

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究 Characteristics of the walking path in sloping floors


はじめに  高校 2 年生のころ、 まだ道路の舗装もままならない中国湖北省武漢市にある故郷で、 母親がマンションを購入した。中国ではマンションは内装がない状態で売られている のが一般的で、今回も例外ではなく、初めての自分の家にワクワクしながら親に付い て内装会社を回った。安い会社ではあったが初めて建築設計図に出会い、何もものが なくて打ちっぱなしコンクリートで灰色のマンションから、これだけの想像ができる 設計者というものに憧れた。  今では当たり前かもしれないが、内装の設計が違うだけで全く別の雰囲気を作るこ とができることに驚いた。それから設計課題の時には人の動線、空間の人への印象を 念頭に創作を続けてきた。空間は人の行動を誘発することができるのか、人の無意識 の部分に与える影響ではどうか、アフォーダンスを空間に適用することが可能か、と いったことを考えながら学部生活を送った。  こうして今回、卒業論文ではどこにでもある「床」に着目して、人の無意識的な行 動の特徴を調査したいと考えた。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

002

はじめに


目次 Index

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


004

第一部:本編 第 1 章  研究概要 1-1.用語の定義

007

1-2.研究目的

008

1-3.研究概念

009

1-4. 研究フロー

010

第 2 章  研究背景

011

2-1. 傾斜床に関して

012

-1-1. 傾斜床の意匠的な謂れ

012

-1-2. 現代の傾斜床建築リスト

013

2-2. 傾斜床に関する既往研究調査

020

-2-1. 身体・生理に関する既往研究

020

-2-2. 計画学に関する既往研究

021

-2-3. 歩行軌跡に関する既往研究

023

2-4. 本研究の位置づけ

024

第 3 章  横浜港大さん橋国際客船

ターミナルにおける行動調査

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

006

025

3-1. 調査対象地の選定

026

-1-1. 予備調査

026

-1-2. 横浜港大さん橋国際客船ターミナルについて

029

3-2. 調査概要

032

-2-1. 概要

032

-2-2. 使用機材について

033


005

第 4 章

調査結果

034

4-1. 調査結果記録事項

035

4-2. 調査結果

037

-2-1. 経路属性による分類

037

-2-2. 歩行者属性による分類

050

第 5 章  結果分析

058

5-1 歩行高度差からの分析

059

-1-1. 分析方法

059

-1-2. 結果と歩行軌跡の分類

060

5-2. ブレ位置の分析

066

-2-1. 分析方法

066

-2-2. 分析結果

067

第 6 章  まとめ

070

第 7 章  参考文献

072

第 8 章  謝辞

075

第二部:資料編

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


000

第 1 章

研究概要

Chapter 1

Research brief

1-1.用語の定義 1-2.研究目的 1-3.研究概念 1-4.研究フロー

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


・傾斜床 …スロープは進行方向に、人間が認識できる程度以上の勾配を持つ道路または通路を 指すが、進行方向以外にも床に傾斜があり、その傾斜が設計で意図的につけられたも のを指す。   ・歩行軌跡 …歩行者の歩いた軌跡のことを指す。調査の方法については 3 章に詳細を載せる。   ・大さん橋 …横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区海岸通 1-1-4)を指し、論文内で は「大さん橋」と称する。 ・散策 …気分転換や健康のために、特に目的地を設けずに歩く行為。散歩ともいう。大さん 橋においては目的地を決めながらなんとなく歩くことが多く、まさに散策をしに来て いる場所といえる。 ・歩行時の高低差 …歩行時の足の着地点がどれだけ高さ方向の変化をしているかを示す。水平な床を歩 く場合には変化が見られないが、傾斜のある床を歩く場合には傾斜の度合い及び傾斜 に対する体の向きも同時に見ることができる値である。 ・経路属性 …観察調査における歩行者が対象地に、どの方向から進入し、退出したかを区別した もの。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

#-1.用語の定義

1-1.用語の定義

000

第1章  研究概要


#-2.研究目的

1-2.研究目的

000

第1章  研究概要

傾斜床での人の特有の歩行軌跡を明らかにし、動線計画・誘導デザインの設計指標と することを目的とする。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

→

→

#-3.研究概念

1-3.研究概念

000

第1章  研究概要

⇔


既往研究調査及びフィールド調査 斜め床を採用している建築の調査

↓ 調査対象地の決定

↓ 斜め床の広場における傾きと歩行特性の調査 平面図から 等高線抽出

歩行者の追跡調査

↓ 歩行者映像解析

↓ 歩行者の足跡を抽出 歩行軌跡の抽出

歩行時高低差の抽出

↓ 傾斜が歩行特性に与える影響の分析

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

#-4.研究フロー

1- 4.研究フロー

000

第1章  研究概要


011

第 2 章

研究背景

Chapter 2

Research background

2-1. 傾斜床建築に関して  2-1-1. 傾斜床の意匠的な謂れ  2-1-2. 現代の傾斜床建築リスト 2-2. 傾斜床に関する既往研究調査  2-2-1. 身体・生理に関する既往研究  2-2-2. 建築計画に関する既往研究  2-2-3. 行動に関する既往研究 2-3. 歩行軌跡の既往研究 2-4. 本研究の位置づけ

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


※ 1)OMA 設計、ロッ テ ル ダ ム、1992

2-1-1. 傾斜床の意匠的な謂れ

年、 ク ン ス ト ハ ル

「傾斜床」は、ポストモダン建築及びその一派である脱構築主義建築に分類され

(Kunsthal)

る建築群の象徴的な部位のひとつである。この論文ではル・コルビュジェの言うス ロープのことを指していないことは定義にある通りである。脱構築主義に関連する

※ 2) 伊 藤 豊 雄 設 計、

海外の建築家はピーター・アイゼンマン(Peter Eisenman) 、フランク・ゲーリー

東 京 都、2007 年、 多

(Frank Gehry)、ザハ・ハディッド(Zaha Hadid) 、コープ・ヒンメルブラウ(Coop

摩美術大学付属図書

Himmelb(l)au)、レム・コールハース(Rem Koolhaas) 、ダニエル・リベスキンド(Daniel

館

Libeskind)、バーナード・チュミ(Bernard Tschumi)らが挙げられ、近年傾斜床の 実践が見られる。建築に挿入された都市通路(※ 1)、地形に沿った斜めの公共空間、外

※ 3) 古 谷 誠 章 設 計、

部と一続きの土間のような空間(※ 2)といったキーワードが挙げられる。まさにこれ

高 知 県、1996 年、 ア

までのルールを覆すような考え方である。

ンパンマンミュージ アム

日本国内でも伊東豊雄氏のように革新的な脱構築主義建築に傾斜床を採用する人物 がいる。さらに古谷誠章氏のように空間を軸に考えるモダニズム建築の建築家たちも、

文1)入江 徹、日本

傾斜床を採用している(※ 3)。傾斜床は古くから残るカンポ広場(図 2-1-1-a)のように、

の建築領域における

傾斜が人の居心地のいい空間を作るといった例があるように、これからの空間構成の

「脱構築」思想の影

ヒントになりつつある。

響に関する基礎的研 究̶建築雑誌『新建 築 』 に お い て ー、 日 本建築学会大会学術 講演梗概集、2000 年

図 2-1-1-a

図 2-1-1-b

もちろん脱構築主義とモダニズム建築における傾斜床には、お互いに似ている部分 がある。傾斜床は水平を基本としてきた人類にとって革新的でありながら、ランドス ケープ(図 2-1-1-b)のような自然回帰的な要素を含んでいると言える(文 1)。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

2-1. 傾斜床建築に関して

2-1. 傾斜床建築に関して

012

第 2 章 研究背景


2-1. 傾斜床建築に関して

2-1-2.現代の傾斜床建築の例 ● Villa Dall'Ava OMA レム・コールハース フランス,パリ 1991 年 パリ市街に向く急勾配の丘の上にあるサン・クルーの住宅地。 樹木や塀あるいは斜面に囲まれている場所で、土地が一つの大きな部屋のよう。 建 築 と 都 市 a+u  2000 年 5 月号臨時増 刊 OMA@work.a+u   レ ム・ コ ー ル ハ ー ス

図 2-1-2-a

図 2-1-2-c

図 2-1-2-b

図 2-1-2-d

● Kunsthal / クンストハル OMA レム・コールハース オランダ,ロッテルダム 1992 ハイウェイのような堤防と北に6m 下がってミュージアム・パークという慣習的だが 静かな自然に面している場所である。南北の斜路と東西の通路を軸に、しかし通路に よって分断されない一連の美術館にする計画である。

図 2-1-2-e

図 2-1-2-g

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

013

第 2 章 研究背景

図 2-1-2-f

図 2-1-2-h


2-1. 傾斜床建築に関して

● Kunsthal / クンストハル OMA レム・コールハース オランダ,ロッテルダム 1992 ハイウェイのような堤防と北に6m 下がってミュージアム・パークという慣習的だが 静かな自然に面している場所である。南北の斜路と東西の通路を軸に、しかし通路に よって分断されない一連の美術館にする計画である。

図 2-1-2-i

図 2-1-2-j

図 2-1-2-k

図 2-1-2-l

http://kihhha.exblog. jp/i19/

GA DOCUMENT 112

●上海万国博覧会 2010 UK 館

世 界 の 建 築「CHINA

トーマス・ヘザウィック(Thomas Heatherwick)

TODAY 今日中国」

光ファイバーに種子を詰めて、まさにミレニアム・シードバンク(種子保全プログラ ム)という発想で生まれた建築である。この「種子のカテドラル」は 6,000 ㎡の敷 地に施された複層的なランドスケープに載ることで建築体験が呼応する設計となって いる。

上海万博オリジナル サイト http://jp.expo2010. cn/index.htm

図 2-1-2-m

図 2-1-2-n

図 2-1-2-o

図 2-1-2-p

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

014

第 2 章 研究背景


2-1. 傾斜床建築に関して

● K 上海万国博覧会 2010 デンマーク館 ビャルゲ・インゲルス(Bjarke Ingels) 建物はデンマークの美しさと、自転車体験、港のプール、公園、ピクニックといった ような、コペンハーゲンの最高の魅力を体験出来る設計となっている。

図 2-1-2-q

図 2-1-2-r

図 2-1-2-s

●安仁建川博物館 劉家琨 中国,四川省大邑 , 2008 この商業地区に博物館を組み入れるには、まずビジネスとして成り立たなくてはなら ないという現実がある。計画では周囲の世俗的な空間と神聖な空間の間に明らかなコ ントラストを生み、商業的な現実と歴史的な遺産の両方から影響を受ける独自の場所 を作っていくことを目指している。

図 2-1-2-t

図 2-1-2-u

図 2-1-2-v

図 2-1-2-w

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

015

第 2 章 研究背景


2-1. 傾斜床建築に関して

●天府芸術センター 劉家琨 中国,四川省成都ハイテク開発区 , 2008 建物は成都ハイテク開発区内のソフトウェア区1期と2期の間に位置する。この場所 では単一都市機能による高密度かと活力不足に陥っている状態があり、これを変革す べく建物の配置を2つに分散配置し、 「山景」と「水景」のランドスケープを生む設 計となっている。この V 字の斜面は自由に歩行可能である。

図 2-1-2-x GA DOCUMENT 101

●ノルドパーク・ケーブル鉄道

世界の建築

ザハ・ハディド

図 2-1-2-y

オーストリア,インスブルック , 2008 インスブルックの北部連峰に登るケーブル鉄道の軌道沿いに4つの駅をデザインす る。「シェルとシャドー」の2つの対比的な要素から各駅の特徴を生み、その軽量の 有機的な屋根構造がコンクリートの基壇の上に現れると流氷の流れのような自然現象 を思わせる計画となっている。4つの駅はそれぞれ固有の文脈、地形、高度、動きを 備え、取り上げている図面は中でも緩やかな斜面にある駅で、形状はその斜面に基づ いている。4つのうち唯一この駅が斜め床でできている。

図 2-1-2-z

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

016

第 2 章 研究背景

図 2-1-2-aa


●多摩美術大学付属図書館

界の建築

伊東豊雄

2-1. 傾斜床建築に関して

GA DOCUMENT 98 世

東京都 , 2007 東京郊外にある美術大学の図書館。高度な専門性のある大学においていかに公共性を 共存させられるかから設計は始まり、まずは1階に用事がなくても通り抜けるように 広いギャラリースペースを設けた。そして敷地の勾配をインテリアにまで取り入れた 傾斜床のフロアや、前庭の風景がそのまま建築空間に連続したかのようなランダムに 接地するアーチ状の構造体は、そうした人の流れや視線の透過を作り出す為に考えだ された。軽さを思わせるコンクリートの使い方も独特の設計手法である。

図 2-1-2-ab

図 2-1-2-ac

図 2-1-2-ad

図 2-1-2-ae

GA DOCUMENT 95 世

●カサール・デ・カセレス地区バス・ステーション

界の建築

フスト・ガルシア・ルビオ スペイン,カセレス , 2007 道の突き当たりにある墓地への門と公園に隣接し、保育園と学校の間の角地にあると いう敷地に、小さなバス停を計画する。白を基調とした街において、この建築は1種 類の材料で作られており、大地から引き上げたようなその幾何学的形態から強度は保 たれ、また経済的である。一つの素材から作られ様々な表情を見せる建築は、子ども 達の想像力にも訴えかける物があると考えた。1種類のみの素材を扱う事から様々な 問題を乗り越え、計画がなされた。

図 2-1-2-af

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

017

第 2 章 研究背景

図 2-1-2-ag


2-1. 傾斜床建築に関して

●プロジェクト/ヴァンク・センター スティーブン・ホール 中国,広東省深圳 ,2008 「海が書いた落書き」を想わせる創意に満ちた庭園の上を舞うように、オフィス、集 合住宅、ホテルがよく調和したまとまりになってかつては今より高い海面に浮かんで いたかのように姿を現す。今、ガラスと白い珊瑚に似た、脚の上高く支持された建築 群を残して海の水は引いてしまっている。このようなコンセプトから創造された建築 である。また、熱帯でも持続可能な21世紀構想の建築として地熱や太陽エネルギー などの環境システムもある。

図 2-1-2-ah

図 2-1-2-ai

図 2-1-2-aj

図 2-1-2-ak

図 2-1-2-al

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

018

第 2 章 研究背景


2-1. 傾斜床建築に関して

h t t p : / / w w w. t u l i p s .

●その他に、建築の写真のみピックアップする。

tsukuba.ac.jp/pub/ choken/2010/09.pdf

図 2-1-2-am

図 2-1-2-ap

図 2-1-2-an

図 2-1-2-ao

図 2-1-2-aq

ケンプラッツ

スイス連邦工科大学ローザンヌ校 ロレック ス・ラーニング・センター

h t t p : / / s i t e s .

2010 年 2 月

google.com/site/

SANAA

forum11380770/ report-publication-1/ omowazuarukimawa tteshimaunamiutsuky odaiwanrumutoshok an

図 2-1-2-ar

図 2-1-2-as

このような傾斜床のある建築は、傾斜床建築などとまとまっていないため、まだ最 近にぎわってきている分野だと言える。今後は建築だけでなく、設計のための諸条件 や人間工学的な寸法などがまとめられていくであろうということが、推測される。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

019

第 2 章 研究背景


文 2)高橋 勝美 , 野毛 悟 , 久木 文子 , 伊坂 忠

2-2-1.身体・生理に関する既往研究

夫 , 森 武 昭: 傾 斜 歩

●傾斜歩行時の運動学的分析

行時の下肢関節運動

高橋らは、下肢関節運動について登り歩行と下り歩行の運動学的分析をしており、

の運動学的分析 : 登り

登りと下りでは速度変化、踏切・ブレーキの有無、関節角度の変化などが逆であると

歩行と下り歩行の比

している(文 2)。

較

西田らは歩行時に速度が増す程筋活動が活発になることから、呼吸補助筋として斜 文 3)西田 裕介 , 秋山

角筋が適していることを明らかにしている(文 3)。

純 和: 歩 行 時 の 呼 吸 補助筋の活動とその

●傾斜と安全に関する既往研究

評価の応用性につい

久家らは、建築要素に斜めの部位があることで日常災害の発生要因になりうるとし

て

て、危険な部位および事例をまとめている。その上でデザイン性を保ちながらも、危 険を予期して安全性を保つことが必要であるとしている(文 4)。

文 4) 久家 一哲 , 吉村 英 祐: 建 築 の 傾 斜 部

このように傾斜に関して実験的にリハビリテーションなどの医学や体育大学など

位に起因する日常災

で、人の身体・生理に関して研究が進められている。また日常災害に関しても研究が

害の種類とその安全

なされており、認知の問題などが提起されている。ここでは床の傾斜は筋肉やつまず

対策

きなど身体に影響を及ぼすことが言われているが、傾斜床における人の行動変化に関 する研究はなされていない。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

2-2. 傾斜床に関する既往研究調査

2-2. 傾斜床に関する既往研究調査

020

第 2 章 研究背景


藤 進 , 下田 秀機:安

2-2-2.計画学に関する既往研究

定空間の構成に関す

●芝生斜面における休息姿勢と安定斜域に関する既往研究

る研究 (8) : 特に , 芝生

進士らは、実験から座位姿勢と臥位姿勢をとっている人が傾斜 14°以降は精神的

斜面に於ける休息姿

緊張が増え、24°以上になると物理的に身体と姿勢の確保が不安定になるとしてい

勢と安定傾斜域につ

る(文 5)。また、調査によって人間行動的に可能な行動を角度ごとにまとめている。こ

いて

れらから角度に安定域、緊張域、危険域と分け、斜面での行動が可能かどうかの指標 としている。

文 6)小原 二郎 , 上野 義雪 , 松浦 勝翼 , 加納

●人の平衡感覚に関する既往研究

博 義 , 笠 井 啓 史: 床

小原らは、床が傾斜することによって受ける人間の生理的な感覚の違いと姿勢の変

の傾斜と感覚に関す

化を調べ、不安や姿勢の保持が困難になる角度を明らかにした(文 6)。

る実験

遠藤らは、姿勢によって傾斜を認知する角度を実験から明らかにした(文 7)。またそ の上で、小さくとも傾斜のある床の上での生活が生理的に困難であることを、実験か

文 7)遠藤 佳宏 , 宇野

ら明らかにした(文 8)。

英 隆: ヒ ト の 平 衡 感 覚に関する研究 : 床が

このように斜面の空間に関して研究がなされており、特に静止時においては角度ご

傾斜している場合

とに細かい生理、印象の変化をまとめている。これまでは傾斜した床における行動は 座る・寝るなどの静止行動にのみ言及されてきており、傾斜した床における歩行につ

文 8)宇野 英隆 , 遠藤

いては研究がなされていない。

佳 宏: 人 の 平 衡 感 覚 に関する研究 : 傾いた

●都市の歩行空間に関する既往研究

床での生活の限界

近藤らは、都市における歩行空間の視野や路面の違いなどの要素の組み合わせから、 心理的影響を明らかにしている。また歩行空間の路面変化を分類している(文 9)。

文 9)近藤 隆二郎 , 守 谷 光平:歩行空間の

ランドスケープにおいて路面などの印象については明らかにされているが、歩行軌

変 化 性 か ら み た「 歩

跡への影響については研究されていない。

行感覚」のシークエ ンス表記方法に関す る研究

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

2-2. 傾斜床に関する既往研究調査

文 5)進士 五十八 , 斎

021

第 2 章 研究背景


●建築計画論における傾斜床

h t t p : / / w w w .

クロード・パランは著書「斜めにのびる建築」において、人口増加から求められる

designboom.com/

べき都市像がル・コルビュジェが言うような、道路による水平性と建物が高層化する

weblog/cat/9/

垂直性にあるのではなく、両者をかけあわせた斜めの平面に住むことによる「斜めの

view/9190/claude-

機能」に可能性があると述べている(文 10)。それによって建築ファサードの無駄を省き、

parent-architectural-

より多くの人口に対応するとともに、車社会から歩行をメインとした道路が増え、人

and-graphic-work.

間が健康・健全になるとしている。

html

しかし、自らも認めているように、斜めの機能の身体・生理に関する実証実験が足 文 10)クロードバラ

りておらず、彼はパリ万博博覧会や自身の設計において実験を繰り返している現状で

ン斜めにのびる建築

ある。

1966 年

図 2-2-2-a

図 2-2-2-b

図 2-2-2-c

図 2-2-2-d

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

2-2. 傾斜床に関する既往研究調査

参考 URL

022

第 2 章 研究背景


口 有次 , 林田 和人 , 渡

2-2-3.歩行軌跡に関する既往研究

辺 仁史:平均最短歩

●歩行軌跡に関する既往研究

行を用いた歩行行動

佐野らは、歩行軌跡のモデル化において平均最短歩行との差分による分析によって

の「質」の解析 : 空間

歩行者の移動にばらつきがあることを示した(文 11)。

- 時間系歩行軌跡モデ

今井らは、追跡調査によって企画展に訪れた人の歩行軌跡を明らかにした。狭い企

ルを用いた歩行軌跡

画展の中でも追跡調査によって成果を上げている(文 12)。

の可視化 その 2

羽生らは、曲面壁周辺における人間の行動軌跡図とポテンシャル図を用いて歩行者

文 12)今井 康博 , 渡

の加速や減速、間隔に関する要素を明らかにした(文 13)。今回の曲面壁周辺における

辺 仁史:展示空間に

歩行分析においての速度・進行方向の視点からのアプローチが有用だったとしている。

おける顧客行動に関

西らは、人の歩行経路上の照明の照度や配置などが人の歩行軌跡や速度に及ぼす影

する研究 : 企画展での

響を、frame-dias と呼ばれる歩行軌跡解析ソフトを用いて明らかにしている(文 14)。

歩行軌跡について 文 13)羽生 大輔 , 渡

坂本らは、開発中のレーザーセンサーを利用しての駅の旅客流動解析の手法および

辺 仁史:曲面壁の誘

精度を明らかにした(文 15)。また鈴木らは RFID およびステレオカメラを利用した個人

導性に関する研究 : 曲

動態認証システムを構築し、エレベータ内での実験により精度を確立した(文 16)。こ

面壁の形状パターン

れからのセキュリティと個人の高度な情報サービスを提供出来るようになるとしてい

と歩行軌跡からの分

る。

析 文 14)西 隆明,渡辺

このように既往論文では様々な方法で歩行軌跡を取ることに取り組んできた。技術

仁 史: 経 路 上 の 照 明

の発展とともに安価に精度の高い歩行軌跡を取る方法の開発が進められている。しか

が歩行軌跡に与える

しこれらは装置が未実装である場合が多く、装置を必要としない場合でも高い位置か

影響に関する研究

らのカメラを必要とするため、歩行軌跡をデジタルに取る事ができない場所の方が遥

文 15)坂本 圭司 , 柴

かに多い事が分かる。また、これらの歩行軌跡解析ツールが現れる以前からも歩行軌

崎 亮介 , 趙 卉菁 , 中村

跡の研究が存在しており、アナログな方法から歩行軌跡を取り解析する方法が可能で

克 行: レ ー ザ ー セ ン

あることが言える。よって今回の論文でも撮影が難しい状況であることから、アナロ

サーを利用した駅の

グな調査方法を採用する。

旅客流動解析 文 16)鈴木 直彦 , 林

歩行軌跡の調査対象地は企画展などの場面に絞ったものや、曲面壁周辺などの場所

健太郎 , 岩田 雅史 , 石

性に絞ったものがすでに研究されているが、傾斜した床での散策歩行に関する歩行軌

岡 卓也 , 笹川 耕一:

跡の研究はなされていない。

RFID とステレオカメ ラを用いた個人動態 認証システムの開発 ( センシング・ID タグ )

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

2-2. 傾斜床に関する既往研究調査

文 11)佐野 友紀 , 山

023

第 2 章 研究背景


2-2. 傾斜床に関する既往研究調査

2-3.本研究の位置づけ

Ṍ⾜㌶㊧

ഴᩳ 文2)高橋 ら

文15)坂本ら

文4)久家ら 文11)佐野ら

本研究

文10) クロードら

ᘓ⠏ィ⏬ 図 2-3-a

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

024

第 2 章 研究背景

文6)小原ら


025

第 3 章

横浜港大さん橋国際客船ターミナ ルにおける行動調査

Chapter 3

Observation Research

3-1. 調査対象地について  3-1-1. 予備調査・調査対象地選定  3-1-2. 横浜港大さん橋国際客船           ターミナルについて 3-2. 調査概要  3-2-1. 調査方法  3-2-2. 使用機材について

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


3-1-1. 予備調査 まずは街中にありふれている斜面のある建物についてフィールド調査をする。フィー ルド調査を行うことで傾斜を分類し、本調査で必要な3条件をまとめる。 まずは調査に適していない場所から挙げていく。 ●表参道ヒルズ(図 3-1-a)/駅構内など( 図 3-1-b) 除外理由:スロープのような進行方向に沿って傾斜した通路は傾斜床の対象ではない。

図 3-1-a                 図 3-1-b これらの特徴は、傾斜が進行方向に沿っていることである。進行方向に沿っている傾 斜においては運動学に関する既往論文で言われるように、人の歩行時に減速や蹴り上 げなどが発生するが、歩行軌跡に関しては特別変わった点は見られない。これは人の 歩く方向が変わらないためであり、今回は除外する。

●渋谷駅前(図 3-1-c)/池袋駅前(図 3-1-d)など 除外理由:混雑度の高すぎる場所あるいは低すぎる場所、障害物がある場所、目的の ある歩行がほとんどである場所は含まない。

図 3-1-c                 図 3-1-d

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

3-1. 調査対象地の選定

3-1. 調査対象地の選定

026

第 3 章 観察調査


同時に駅前であることから、交通量が多く歩行軌跡が回避行動に大きく影響すること、 ほとんどの歩行者が目的を持って歩行しているため歩行軌跡は直線になりやすいこと が挙げられる。こういった場所では歩行軌跡に影響を与える他の要素が多く、床の傾 斜による歩行軌跡の変化を述べるには適さないため、今回は除外する。

●高田馬場駅(図 3-1-e)/赤坂 Biz タワー・アトリウム前広場(図 3-1-f) 除外理由:人の歩行軌跡の撮影が不可能な場所は含まない。

図 3-1-e                 図 3-1-f これらの傾斜の特徴は、様々な方向の斜面があることである。調査対象場所として必 要な要素ではあるが、他にも特徴として待ち行動や絞りきれない程の目的行動がある こと、撮影が困難であることが挙げられる。経路属性を特定出来ない歩行者を対象に することはできないため、今回は除外する。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

3-1. 調査対象地の選定

これらの傾斜の特徴は、傾斜が歩行する方向に対してほぼ直行していることである。

027

第 3 章 観察調査


・スロープのような進行方向に沿って傾斜した通路は含まない。 ・混雑度が高いあるいは障害物がある場所、目的地に向かう歩行がほとんどである場 所は含まない。 ・人の歩行軌跡の撮影が不可能な場所は含まない。 これらの調査対象場所としての除外条件を加味して3つの場所選定条件を挙げる。 ・スロープ以外の様々な方向の傾斜がある場所。 ・混雑度が適度で頻繁にすれ違い行動が起きない場所、散策が歩行の目的である場所。 ・人の歩行軌跡を辿るだけの撮影が可能な場所。 これらの条件から調査対象場所として「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」を選定 した。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

3-1. 調査対象地の選定

●まとめると、調査対象場所として除外する3つの条件は以下の通りである。

028

第 3 章 観察調査


3-1-2. 横浜港大さん橋国際客船ターミナルについて

ホームページ http://www. osanbashi.com/ wikipedia h t t p : / / ja.wikipedia.org/ wiki/%E5%A4%A 7%E3%81%95%E 3%82%93%E6%A

図 3-1-g

9%8B

●調査対象地:大さん橋について ・正式名称 : 横浜港大桟橋埠頭及び横浜港大桟橋国際客船ターミナル ・住所 : 神奈川県横浜市中区海岸通 1-1-4 ・設計者 : アレハンドロ・ザエラ・ポロ氏 / ファッシド・ムサヴィ氏 (イギリス在住建築家) ・構造・規模 : 地下 1 階、地上 2 階建て・鉄骨造 建物の長さ約 430m、最高高さ約 15m、幅約 70m ・竣工 : 2002 年 ・用途 : 機械室 1階…駐車場 2階…出入国ロビー(インフォメーション、発券所、客船待合スペース)    CIQ プラザ(税関・出入国管理・検疫施設 / 第 2 ホール)    大さん橋ホール(第 1 ホール)    店舗 屋上…屋上広場、送迎デッキ、野外イベント広場 ・建物の特徴 景観に配慮した高さ 波をイメージした外観 " 庭のような港 " がコンセプト 柱のない大空間 バリアフリーを採用

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

3-1. 調査対象地の選定

参照 URL

029

第 3 章 観察調査


以下周辺地図

図 3-1-h 大さん橋平面図

図 3-1-i 平面図

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

3-1. 調査対象地の選定

最寄り駅:みなとみらい線日本大通り駅

030

第 3 章 観察調査


大さん橋におけるいくつかのスロープは今回の調査対象外であり、大さん橋の傾斜 床のうち以下の図面の 3 か所を調査対象地とした。以降右から「海側」 「送迎デッキ上」 「陸側」と呼ぶことにする。

図 3-1-j

図 3-1-k          図 3-1-l          図 3-1-m

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

3-1. 調査対象地の選定

●調査対象の傾斜床について

031

第 3 章 観察調査


3-2. 調査概要

3-2. 調査概要

032

第 3 章 観察調査

3-2-1. 概要 ●調査目的  傾斜した床における人の歩行軌跡特性を明らかにする。 ●調査場所  横浜港大さん橋国際客船ターミナル(神奈川県横浜市中区海岸通 1-1-4) ●日時/天候/混み具合 10/16(土)13 時∼ 17 時  晴 気温 24℃ 湿度 50%  集団客が多いが、他はすれ違う事は多くない程度である。 10/17(日)13 時∼ 17 時  曇 気温 22℃ 湿度 62%  家族連れが多く、すれ違いによって軌跡が変わる事がある。 ●追跡対象者:大さん橋の観光客のうち、1人か2人組        属性を5項目(人数・性別・靴底・身長・年齢)記録する ●必要な機材 ・サングラス型カメラ:詳細な歩行軌跡の解析のために使用する。 ●調査方法  大さん橋における人の散策歩行軌跡を実際に追跡調査する。具体的には以下の行程 である。 ・歩行軌跡記録方法:調査者はメガネ型カメラに追跡対象者の歩行軌跡を記録する(図 3-2-2-b ∼図 3-2-2-g) 。調査者は追跡対象者との距離を 3m 程度に保ちながら主に足 元と顔の向きに注目する。追跡対象者の映像から得た歩行軌跡は、結果として平面図 上に記録する。 ・追跡対象者条件:追跡対象者は 2 人以下のグループとし、上記の 5 つの属性を記録 する。 ・ その他に記録する事柄:対象者の歩行の映像から判断して、明らかに斜め床以外の 外的要因(2 人の遊び・船の音などへの振り向き・すれ違いの回避行動)によって軌 跡が変わった場合はその事を記録し、歩行軌跡解析の際に除外する。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


033

第 3 章 観察調査

3-2. 調査概要

3-2-2. 使用機材について ●サングラス型カメラ

図 3-2-2-a 連続使用時間:最大4時間 カメラ部:3MPIX 1/4inch CMOS センサー(ピンホールレンズ) 調査者は上記の機材を用いて、 大さん橋での散策歩行者の追跡調査を行う。機材によっ て得られた映像から追跡対象者の歩行軌跡を平面図上に記録する。 以下実際に撮影した映像の一部の画像である。

図 3-2-2-b

図 3-2-2-c

図 3-2-2-d

図 3-2-2-e

図 3-2-2-f

図 3-2-2-g

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


000

第 4 章

調査結果

Chapter 4

Research Resalt

4-1. 調査結果記録事項 4-2. 調査結果  4-2-1. 経路属性による分類  4-2-2. 歩行者属性による分類

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


調査で歩行者を追跡して得られた追跡対象者の歩行軌跡を平面図に手描きでトレー スする。この際歩行軌跡のトレースは追跡対象者の位置を、平面図に大さん橋の部材 分かれ目上あるいは、追跡対象者が曲がる地点にプロットし、それらを直線で繋ぐ。 これらによって得られる図が以下の歩行軌跡図(図 4-1-a、図 4-1-b)である。

図 4-1-a

図 4-1-b

また、部分的に足跡を記録し、より詳細な解析を加える。足跡は、実験者が追跡対 象者の映像を見ながら平面図に対応させてプロットする。直線部分では正確な位置が 特定できない恐れがあるため、その場合は歩数のカウントにて代用し解析に利用する。 記録は以下の図(図 4-1-c)のように行う。

図 4-1-c

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

図 4-1-d

4-1. 調査結果記録事項

4-1. 調査結果記録事項

000

第 4 章 調査結果


㏣㊧ᑐ㇟⪅䛾ᒓᛶ䛻䛴䛔䛶 グ㘓౛ ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 001 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

ዪ

⏨ 䕿

160 170 ᑠ ↓ 30௦ 30௦

表 4-1-e ・動画ファイル名は日付・その日の順番・性別を後ろから見た並びでつける ・性別…後ろから見た立ち位置順に性別を記録 ・手…手をつないでいる場合は○つないでなければ × ・身長…歩幅に関連するため、おおよそで記録 ・靴底…靴底の高さを 4 段階(無・小・高・ブーツ)で記録 ・年齢…おおよそで記録 その他… ・観光客が溜まりになっているところは黒丸などで表現する。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

4-1. 調査結果記録事項

追跡対象者の属性については以下の図のように記録する。

000

第 4 章 調査結果


4-2. 調査結果

4-2. 調査結果

000

第 4 章 調査結果

4-2-1. 経路属性による分類  前項目での記録方法に基づいて記録したデータを載せる。データは経路属性ごとに 追跡対象者を分類している。  第 3 章で説明したように、大さん橋では 3 つの傾斜地を選び、撮影を実施した。 そして結果および分析では4つの経路属性を決定し、理由を載せる。 ●大さん橋海側  場所は大さん橋の中でも海側にあることで見晴らしがよく、歩行者にとって行き止 まり、終着点になる場所で、人が多く集まる場所である。手すりに掴まり海を眺める 人々やベンチに座る人、傾斜床に直接座る人も少なくない。  ここでの傾斜の特徴は、スロープから上がってきた人が急な坂が現れることと、上 りきってから陸側に向かって歩く時には左右に傾斜した山型の床を歩くことになるこ とである。

図 4-2-1-a  調査から得られた歩行軌跡結果の考察をすると、この場所で着目すべき点は ・歩行者はスロープから上ってくると、急な坂を上るか水平な道から遠回りするか選 択していること(図 4-1-2-b)…経路① ・山型の傾斜床でどのような歩行軌跡によってベンチに到達するか(図 4-1-2-c)… 経路② という 2 点となり、これをそれぞれ 2 つの経路属性として結果を分類した。

図 4-2-1-b               図 4-2-1-c 図 4-2-1-b は赤丸から青丸へ、あるいはその逆への通行に絞ってまとめている。 図 4-2-1-c は傾斜床を平面図の上下方向に歩く歩行者に絞ってまとめている。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

以下、下の表に示された属性の人物の歩行軌跡をプロットした図である。

᪥௜ ␒ྕ 16 _ 001

図 4-2-1-d ᪥௜ ␒ྕ 16 _ 001

ᒓᛶ ᛶู _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 003 _ MM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 004 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 016 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 表 16 4-2-1-e _ 017-3 _ MM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 016 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 017 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

ᒓᛶ ᛶู _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 003 _ MM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 004 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 016 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ዪ ⏨ 䕿 16 _ 017-3 _ MM ᡭ ㌟㛗 160 170 㠐ᗏ ᑠ ↓ ᖺ㱋 30௦ 30௦ ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ⏨ ⏨ 17 _ 016 _ FM ᡭ ㌟㛗 170 170 㠐ᗏ ↓ ↓ ᖺ㱋 20௦ 20௦ ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ዪ ⏨ 17 _ 017 _ FM ᡭ ㌟㛗 160 170 㠐ᗏ ᑠ ↓ ᖺ㱋 40௦ 40௦ ⏨ ዪ 170 ↓ 20௦ ⏨

160 ↓ 20௦ ⏨

180 ↓ 30௦ ዪ

170 ↓ 30௦ ⏨

160 㧗 20௦ ዪ

180 ᑠ 20௦ ⏨

160 170 㧗 ᑠ 20௦ 20௦

ዪ

⏨ 䕿 160 170 ᑠ ↓ 30௦ 30௦ ⏨ ⏨ 170 ↓ 20௦ ዪ

170 ↓ 20௦ ⏨

160 ᑠ 40௦ ⏨

170 ↓ 40௦ ዪ

170 ↓ 20௦ ⏨

160 ↓ 20௦ ⏨

180 ↓ 30௦ ዪ

170 ↓ 30௦ ⏨

160 㧗 20௦ ዪ

180 ᑠ 20௦ ⏨

160 170 㧗 ᑠ 20௦ 20௦


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

以下、下の表に示された属性の人物の歩行軌跡をプロットした図である。

᪥௜ ␒ྕ 16 _ 007

図 4-2-1-f ᪥௜ ␒ྕ 16 _ 007

ᒓᛶ _ MF

᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ 16 _ 013-1 _ FF

᪥௜ ␒ྕ 16 _ 015

ᒓᛶ _ FM

᪥௜4-2-1-g ␒ྕ 表

ᒓᛶ 16 _ 017-4 _ FM

᪥௜ ␒ྕ 17 _ 015

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

ᒓᛶ _ FM

ᒓᛶ ᛶู _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 013-1 _ FF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 015 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᛶู ⏨ ዪ ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ᡭ 16 _ 017-4 _ FM ᡭ ㌟㛗 170 160 ㌟㛗 㠐ᗏ ↓ 䝠䞊䝹 㠐ᗏ ᖺ㱋 20௦ 20௦ ᖺ㱋 ᛶู ዪ ዪ ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ᡭ 17 _ 015 _ FM ᡭ ㌟㛗 160 160 ㌟㛗 㠐ᗏ ↓ ↓ 㠐ᗏ ᖺ㱋 20௦ 20௦ ᖺ㱋 ᛶู ዪ ⏨ ᡭ ㌟㛗 160 180 㠐ᗏ ᑠ ↓ ᖺ㱋 20௦ 20௦ ᛶู ⏨ ⏨ ᡭ ㌟㛗 160 180 㠐ᗏ ᑠ ↓ ᖺ㱋 20௦ 20௦ ᛶู ዪ ⏨ 䕿 ᡭ ㌟㛗 170 170 㠐ᗏ ↓ ↓ ᖺ㱋 20௦ 20௦

⏨

ዪ

170 ↓ 20௦ ዪ

160 䝠䞊䝹 20௦ ዪ

160 ↓ 20௦ ዪ

160 ↓ 20௦ ⏨

160 ᑠ 20௦ ⏨

180 ↓ 20௦ ⏨

160 ᑠ 20௦ ዪ

180 ↓ 20௦ ⏨ 䕿 170 170 ↓ ↓ 20௦ 20௦


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

等高線のある平面図

●大さん橋送迎デッキ上

は資料編参照

場所は送迎デッキのある、大さん橋の中心に位置する屋上広場である。ここは傾斜 の形状が複雑で簡単には説明できないが、大さん橋の屋上に訪れる人の多くがこの斜 面を登り、目的地を探して歩き回るスタート地点のような場所である。詳細な傾斜に ついては資料編の等高線のある平面図を参照してほしい。  この屋上広場自体に 6 つもの出入口があり、さまざまな通り抜け方が見られた。そ の中でも傾斜以外の影響が少ないと考えられる単純な 2 種類の経路を分析の対象と する。

図 4-2-1-h ・以下の 2 つの結果は同じ経路属性として扱い、集計することとする。 (図)…経路 ③と呼ぶ。  傾斜の特徴は、目的地まで直線距離で進むと上り坂になるが、少し横にずれると傾 斜が緩やかになるということだ。よって歩行者は傾斜の具合によって経路選択をする ことができる。

図 4-2-1-i

図 4-2-1-j

図 4-1-2-b は赤丸から青丸へ、あるいはその逆への通行に絞ってまとめている。 図 4-1-2-c は傾斜床を平面図の上下方向に歩く歩行者に絞ってまとめている。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

以下、下の表に示された属性の人物の歩行軌跡をプロットした図である。

図 4-2-1-k ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 003 _ MM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 001 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 008 _ FF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 016 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 005 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 006 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 017 _ M ᡭ

⏨

⏨

170 ↓ 20௦ ⏨

170 ↓ 20௦ ዪ

170 ↓ 30௦ ዪ

120 ↓ 10௦ ዪ

160 ᑠ䝤䞊䝒 30௦ ዪ 160 ↓ 30௦ ⏨

160 ᑠ䝤䞊䝒 30௦ ⏨ 䕿 180 ↓ 30௦ ዪ

170 ↓ 20௦ ⏨

160 ᑠ 20௦ ዪ

170 ↓ 30௦ ⏨

170 䝠䞊䝹 30௦

᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 003 _ MM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 001 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 008 _ FF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 016 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 005 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 006 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 017 _ M ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

表 4-2-1-l

⏨

⏨

170 ↓ 20௦ ⏨

170 ↓ 20௦ ዪ

170 ↓ 30௦ ዪ

120 ↓ 10௦ ዪ

160 ᑠ䝤䞊䝒 30௦ ዪ 160 ↓ 30௦ ⏨

160 ᑠ䝤䞊䝒 30௦ ⏨ 䕿 180 ↓ 30௦ ዪ

170 ↓ 20௦ ⏨

160 ᑠ 20௦ ዪ

170 ↓ 30௦ ⏨

170 䝠䞊䝹 30௦

170 ↓ 30௦


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

以下、下の表に示された属性の人物の歩行軌跡をプロットした図である。

図 4-2-1-m ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 008-2 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 004 _ M ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 005 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 012 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 009 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 011 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

ዪ

⏨

170 䝤䞊䝒 30௦ ⏨

180 ↓ 30௦

160 ↓ 60௦ ᜥᏊ 120 ↓ 10௦ ዪ 160 㧗 20௦ ⏨ 180 ↓ 30௦ ⏨ 160 ↓ 20௦

ẕ 䕿 160 ↓ 30௦ ⏨ 䕿 170 ↓ 20௦ ዪ 160 㧗 30௦ ዪ 䕿 160 ↓ 20௦

᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 008-2 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 004 _ M ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 005 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 012 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 009 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 011 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

表 4-2-1-n

ዪ

⏨

170 䝤䞊䝒 30௦ ⏨

180 ↓ 30௦

160 ↓ 60௦ ᜥᏊ 120 ↓ 10௦ ዪ 160 㧗 20௦ ⏨ 180 ↓ 30௦ ⏨ 160 ↓ 20௦

ẕ 䕿 160 ↓ 30௦ ⏨ 䕿 170 ↓ 20௦ ዪ 160 㧗 30௦ ዪ 䕿 160 ↓ 20௦


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

・以下の 2 つの結果も同じ経路属性として扱い、集計することとする。  傾斜の特徴は、直線距離で進むと平らな経路になるが、少し横にずれると傾斜が急 になっていく場所であることだ。よって歩行者は傾斜の具合によって経路選択をする ことができる。経路③の経路属性と傾斜条件が逆であることから、比較ができる。

図 4-2-1-o               図 4-2-1-p

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

以下、下の表に示された属性の人物の歩行軌跡をプロットした図である。

᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 002 _ FF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 007 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 009 _ MF ᡭ ㌟㛗 図 4-2-1-q 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ዪ ዪ ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 002 _ FF ᡭ 172 _ 003 _ FF ᡭ ㌟㛗 170 170 ㌟㛗 㠐ᗏ ᑠ䝤䞊䝒 䝤䞊䝒 㠐ᗏ ᖺ㱋 20௦ 20௦ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ⏨ ዪ ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 007 _ MF ᡭ 172 _ 002 _ FM ᡭ ㌟㛗 170 160 ㌟㛗 㠐ᗏ ↓ ↓ 㠐ᗏ ᖺ㱋 40௦ 40௦ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ⏨ ዪ 䕿 17 _ 009 _ MF ᡭ ㌟㛗 170 160 㠐ᗏ ↓ ᑠ ᖺ㱋 60௦ 20௦ ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ዪ+ᏊᏲ ዪ 表 4-2-1-r 172 _ 003 _ FF ᡭ ㌟㛗 160 160 㠐ᗏ ↓ ᑠ ᖺ㱋 30௦ 30௦ ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู ዪ ⏨ 172 _ 002 _ FM ᡭ ㌟㛗 160 160 㠐ᗏ ↓ ↓ 傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究 ᖺ㱋 20௦ 20௦

ዪ

ዪ

170 ᑠ䝤䞊䝒 20௦ ⏨

170 䝤䞊䝒 20௦ ዪ

170 ↓ 40௦ ⏨

160 ↓ 40௦ ዪ

䕿 170 160 ↓ ᑠ 60௦ 20௦ ዪ+ᏊᏲ ዪ 160 ↓ 30௦ ዪ

160 ᑠ 30௦ ⏨

160 ↓ 20௦

160 ↓ 20௦


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

以下、下の表に示された属性の人物の歩行軌跡をプロットした図である。

図 4-2-1-s ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 010 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 011 _ Ff ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 010 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

表 4-2-1-t

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

ዪ

⏨

150 ↓ 50௦ ዪ

160 ↓ 50௦ ፉ

160 ᑠ 30௦ ዪ

120 ᑠ 10௦ ⏨

160 䝤䞊䝒 20௦

180 ᑠ 20௦


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

・ 以下の 2 つの結果は、傾斜以外の要素も含みやすい複雑な経路をとっている属性 としてまとめる。傾斜以外の要素とは、出発地点から目的地が見えていない可能性が あること、歩く距離が長いことで汽笛やすれ違い、2 人組なら二人の遊びなどが発生 しやすいといった要素が挙げられる。  図 4-1-2-(左)の傾斜の特徴は、ほぼ対角線方向傾斜の山を上ってから降りるとい う、斜め方向の移動をすることである。これによって長距離的に見た時の歩行軌跡が 把握できる。また図 4-1-2-(右)の傾斜は、左右どちらかに回転しながら下りていく 形になっており、弧を描く動線での歩行軌跡特性の検証ができる場所といえる。

図 4-2-1-u               図 4-2-1-v

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

以下、下の表に示された属性の人物の歩行軌跡をプロットした図である。

図 4-2-1-w

᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 008-1 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 009 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 018 _ F ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 001 _ M ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 013 _ M ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 014 _ MM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 006 _ F ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 007 _ M ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 013 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 014 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 015 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 018 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 019 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

表 4-2-1-x

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

ዪ

⏨ 䕿 150 170 ↓ ↓ 20௦ 20௦ ⏨ ዪ 䕿 170 160 ↓ ↓ 30௦ 30௦ ዪ 160 ↓ 20௦ ⏨ 170 ↓ 30௦ ⏨ 170 ↓ 30௦ ⏨ ⏨ 170 170 ↓ ↓ 20௦ 20௦ ዪ 160 ᑠ䝤䞊䝒 20௦ ⏨ 160 ↓ 60௦ ⏨ ዪ 䕿 170 160 ↓ ↓ 20௦ 20௦ ዪ ⏨ 160 180 䝤䞊䝒 ↓ 20௦ 20௦ ዪ ⏨ 䕿 170 180 㧗 ᑠ 30௦ 30௦ ዪ ⏨ 䕿 160 170 㧗 ↓ 20௦ 20௦ ዪ ⏨ 䕿 160 160 㧗 ↓ 20௦ 20௦


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

以下、下の表に示された属性の人物の歩行軌跡をプロットした図である。

図 4-2-1-y ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 012 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 021 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 022 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู _ 023 _ MF ᡭ 表1724-2-1-z ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

ዪ

⏨

170 ↓ 20௦ ⏨

170 ↓ 20௦ ዪ

170 ↓ 30௦ ዪ

170 㧗 30௦ ⏨ 䕿 170 170 䝤䞊䝒 ↓ 20௦ 20௦ ⏨ ዪ 170 170 ↓ ᑠ䝤䞊䝒 20௦ 20௦

᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 012 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 021 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 022 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 172 _ 023 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

ዪ

⏨

170 ↓ 20௦ ⏨

170 ↓ 20௦ ዪ

170 ↓ 30௦ ዪ

170 㧗 30௦ ⏨ 䕿 170 170 䝤䞊䝒 ↓ 20௦ 20௦ ⏨ ዪ 170 170 ↓ ᑠ䝤䞊䝒 20௦ 20௦


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

●大さん橋陸側  この場所は送迎デッキ上を海側から逆に元来た方角へと引き返した先にある。帰路 につく歩行者が通り抜けできると間違って訪れやすい場所でもあり、人は海側ほど多 くはない。また形状は海側の左右に傾斜した山型に似ており、歩行者に関する経路属 性は直進して引き返すか、ベンチに座るかのみとなっており、1種類として経路②と 同じ経路属性とした。これを経路④と呼ぶ。

図 4-2-1-aa 以下、下の表に示された属性の人物の歩行軌跡をプロッ トした図である。

図 4-2-1-ab ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 018 _ F ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 16 _ 019 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 001 _ M ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 003 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 004 _ F ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 010 _ FM ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋 ᪥௜ ␒ྕ ᒓᛶ ᛶู 17 _ 011 _ MF ᡭ ㌟㛗 㠐ᗏ ᖺ㱋

図 4-2-1-ac

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

表 4-2-1-ad

ዪ 160 ↓ 20௦ ዪ ⏨ 160 170 ᑠ ↓ 20௦ 20௦ ⏨ 170 ↓ 30௦ ⏨ ዪ 170 160 ↓ ↓ 30௦ 30௦ ዪ 120 ↓ 10௦ ዪ ⏨ 䕿 160 180 䝤䞊䝒 ↓ 20௦ 20௦ ⏨ ዪ 䕿 180 160 ᑠ ᑠ 30௦ 30௦


今回記録した歩行者属性のうち、以下の6つの属性に分類し直すことで、歩行者属 性による歩行軌跡の違いの特徴を明らかにする。 ①男性1人②女性1人 ③男性2人組④女性2人組 ⑤手をつないだカップル⑥手をつながないカップル  ①男性1人 大さん橋海側では歩行軌跡は採取できなかったが、陸側と送迎デッキ上で以下の軌跡 が採取できた。考察を加えると、他の歩行者属性の場合と比べて傾斜があることが意 識されないほど直線経路をとっていることがわかる。

図 4-2-2-a

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

図 4-2-2-b

4-2. 行動傾向・特性の抽出

4-2-2. 歩行者属性による分類

000

第 4 章 調査結果


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

②女性1人 この属性は調査対象者が少なく、単体で見るにはデータ不足であった。

図 4-2-2-c

図 4-2-2-d

考察を加えると、左図は同じ経路属性の男性1人と比較した場合である。データ量の 懸念もあり単純には言えないが、女性の方が低い位置で休みを取っているのではない かと考えた。また右図は上右図の出入口付近の一部を拡大したものだが、ピンクの軌 跡で表した女性は直線距離で歩行するのではなく明らかに傾斜を登ってから目的地に 向かうルートでわざわざ左折を行っている。このような女性特有の特徴を他の属性と も比較する。

図 4-2-2-e

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

図 4-2-2-f


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

②男性2人組 全部で5組 10 名の歩行軌跡を載せる。

図 4-2-2-j

図 4-2-2-i

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

図 4-2-2-h


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

②女性2人組 男性2人組と同様に、5組 10 名の歩行軌跡を載せる。

図 4-2-2-j

図 4-2-2-k

男女を比較した考察を加えると、女性の方が傾斜においては直進で何段階かに分け て歩くことが多く、男性の方は傾斜を気に留めないというよりも傾斜を好んで登った り下りたりする傾向があると考えた。それは次のような特徴が見られることに由来す る。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

これまでに挙げた送迎デッキ上での歩行軌跡をすべて1つに収めている。男性1人が 4組、女性1人が2組、男性2人が2組。女性 2 人が 4 組である。

男性 1 人

男性 1 人 (      )

女性 1 人

カップル 1 組

(      ) 女性 1 人

( カップル       ) 1組

図 4-2-2-l  ①から、男女で傾斜のある床の通行時に上るのを休む箇所が異なること、女性の方 が休んだり避けたりする傾向にあることがうかがえる。それは②③からも見られる。  また、④では男女ともに傾斜を登ってから曲がるケース、⑤では傾斜を降り始める 地点で方向転換しているケースになっており、一概にどちらの特徴とは言えず、今回 は傾斜床における男女共通の歩行軌跡の特性として分析する。また②でも男女違いは あるが共通の歩行軌跡特性があると考えられる。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

⑤手をつないだカップル 16 組の歩行軌跡記録を載せる。

図 4-2-2-m

図 4-2-2-o

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

図 4-2-2-n


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

⑥手をつながないカップル 23 組の歩行軌跡記録を経路属性ごとに載せる。

図 4-2-2-p

図 4-2-2-r

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

図 4-2-2-q


000

第 4 章 調査結果

4-2. 調査結果

カップルの手をつなぐかどうか、男が左右どちらにいるかなどの属性を設定して調 査を行ったものの、特別目を引くような違いは見られなかった。また両者の図() () を見比べてみると、手をつながない方が直線が多く効率的な歩き方をしているのでは ないかという仮説が立てられたが、これは今回のテーマから離れるため、これらの検 証は行わない。  また、ハイヒールの歩行者属性を比較した場合、傾斜をためらったり避けたりといっ た行動が見られ、小さいヒールでも傾向は見られた。しかし同じように全く気にせず に歩くヒールの歩行者属性もいたため、一概にまとめることはできないと言える。 ●まとめ  結果の考察からだけで特徴のある歩行軌跡を発見することができた。次に分析に よって詳細な特性を発見するとともに、傾斜床における歩行軌跡特性を分類する。  また、結果の考察から男女差が顕著であることが分かった。分析の歩行者属性にて 再度比較する。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


058

第 5 章

結果分析

Chapter 5

Analyze

5-1 歩行高度差からの分析  5-1-1. 分析方法  5-1-2. 結果と歩行軌跡の分類 5-2. ブレ位置の分析  5-2-1. 分析方法  5-2-2. 分析結果

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


※ 1 動 画 フ ァ イ ル (AVI) か ら 静 止

5-1-1. 分析方法

画 を 切 り 出 す ソ

今回の分析では時間 - 歩行者の高さグラフを描くことによって行う。

フ

●定義

ト

AVI Cutter

Version

0.4.2

(1998/11/08)

:時間…メガネカメラで撮った映像を 0.5 秒ごとにキャプチャし、得られる画像から 足の位置を見る。キャプチャの際にはフリーソフトである「avicut」※ 1を使用した。

http://www.vector.

:歩行者の高さ…写真から判別した地点の高さを、大さん橋平面図の等高線から求め

co.jp/authors/

る。明確に高さが分かる点のみを採用し、その点をつなぐことで歩行者の高さの推移

VA011652/

のグラフを書く。 ●目的 :傾斜床における歩行軌跡特性のひとつは、前章より直進による目的地への最短経路 を選択することが減り、曲がる軌跡が発生することにあると推察される。よって今回 は歩行者の高さの設置面高さを分析することで、歩行軌跡の変化を捉える。

㠐ᗏ 㧗 ᫬㛫 F 0 14210 0.5 14245 1 14280 1.5 14315 2 14350 2.5 14350 3 14350 3.5 14350 4 14350 4.5 14350 5 14385 5.5 14420 6 14455 6.5 14490 7 14525 7.5 14560 8 14595 8.5 14630 9 14665 9.5 14700 10 14735 10.5 14770 11 14805 11.5 14903 12 15000 12.5 15050 13 15038 13.5 15025 14 15013 14.5 15000

図 5-1-1-a

↓ M ᫬㛫 ᕪ ᕪ 14210 0F M 14245 0.5 35 35 14280 1 35 35 14315 1.5 35 35 14350 2 35 35 14350 2.5 0 0 14350 3 0 0 14350 3.5 0 0 14385 4 0 35 14420 4.5 0 35 14455 5 35 35 14490 5.5 35 35 14525 6 35 35 14560 6.5 35 35 14595 7 35 35 14630 7.5 35 35 14665 8 35 35 14746 8.5 35 81 14827 9 35 81 14908 9.5 35 81 14989 10 35 81 11 15000 10.5 35 15025 11 35 25 15050 11.5 97.5 25 15042 12 97.5 -8.333 15033 12.5 50 -8.333 15025 13 -12.5 -8.333 15017 13.5 -12.5 -8.333 15008 14 -12.5 -8.333 15000 14.5 -12.5 -8.335

図 5-1-1-b

グラフは図(図 5-1-1-a)のように、歩行高低差の変化量が変わるポイントを記録 する。それ以外は平均値でつなぎ、グラフにする。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

5-1. 歩行高度差からの分析

5-1. 歩行高度差からの分析

059

第 5 章 結果分析


分析の結果を載せていく。グラフは左が歩行者設置面の高さ推移を表し、右がその 間の歩行者設置面の高さ推移の変化量を表す。  また分析の結果、グラフにはパターンがあり、経路属性によって決まってくるとい う結果が得られた。そこで経路属性ごとに考察した。 ●経路①…傾斜通過系  これはスロープから登ってきたカップルが大さん橋海側の手すりに向かう歩行軌跡 とそのグラフである。男性が右を歩いていることもあるが、グラフからは女性がずい ぶん遅れて傾斜を登っていることが読み取れる。理由はこの女性がハイヒールを履い ていたためで、意識的に高低差が少ないところまでスロープを登ってから傾斜を登っ たと推察される。これは映像の顔の向きからも読み取れる結果である。 !('$$

!$$

!($$$

接地面高さ[mm]

!&#$$ !&&$$

+ ,

!&'$$

接地面高さの変化量[mm]

%$ !&%$$

#$

+

&$

,

'$

!&$$$ !"%$$

時間[s]

$ $

!"#$$

')(

(

*)(

!$

!')(

時間[s] $

')(

図 5-1-2-a

図 5-1-2-c

(

*)(

!$

!')(

-'$

図 5-1-2-b

図 5-1-2-d

この軌跡を例にすると、男性は携帯電話を片手に平気で登る傾斜だが、ヒールを履 いた女性にとっては注意を配る経路であるといえる。また他の映像からはこの場所で はハイヒールでなくても女性ならためらう人がいることが分かった。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

5-1. 歩行高度差からの分析

5-1-2. 結果と歩行軌跡の分類

060

第 5 章 結果分析


061

第 5 章 結果分析

$ $ *( *(

!($$$ !($$$

接地面高さの変化量[mm] 接地面高さの変化量[mm]

接地面高さ[mm]

接地面高さ[mm]

'$'$

"$"$

&$&$

($($

#$#$

*!(*!(

!&#$$ !&#$$ !&&$$ !&&$$

) ) ) )

!&'$$ !&'$$

*'$*'$ *'(*'(

)) ))

*"$ *"$

!&$$$ !&$$$

*"( *"(

!"%$$ !"%$$

$

!$ !$

*!$*!$

!&%$$ !&%$$

!"#$$ !"#$$

時間[s] 時間[s]

$ $

!('$$ !('$$

$

!$

!$

'$

'$

"$

"$

&$

&$

($

($

時間[s] 時間[s]

#$

#$

*&$ *&$ *&( *&(

図 5-1-2-e

図 5-1-2-f

図 5-1-2-g

図 5-1-2-h

大さん橋海側の、直進してベンチを探すという経路属性である。 (図)直進の際も 床はスロープになっているためグラフは継続的に数値が小さくなっている。もし、こ の経路の入り口付近からベンチを発見して直進した場合、グラフは急降下することな く、なだらかに下がっていくことになる。よってこの経路属性では傾斜床での特有の 歩行軌跡が見られたといえる。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

5-1. 歩行高度差からの分析

●経路②…水平から傾斜系


062

第 5 章 結果分析

これはベンチから帰路につくカップルの歩行軌跡である。基本的には前のグラフと 逆に登っているもので、特にベンチから立ち上がったあとすぐに見られる歩行軌跡は 傾斜床での歩行軌跡特性と同じものといえる。

!$$##

!## +#

!&$## !&### ( !%$##

)

!%###

接地面高さの変化量[mm]

接地面高さ[mm]

!$###

'# &#

( )

"#

時間[s]

# *"#

#

$

!# !$ "# "$ %# %$ &# &$ $# $$ '#

*&# !"$##

*'# 時間[s]

!"### #

$

!# !$ "# "$ %# %$ &# &$ $# $$ '#

*+# *!##

図 5-1-2-i

図 5-1-2-j

図 5-1-2-k

図 5-1-2-l

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

5-1. 歩行高度差からの分析

●経路②…水平から傾斜系


063

第 5 章 結果分析

これはスロープを登ってからベンチを見つける経路属性で、場所は大さん橋陸側で ある。前の海側の経路とも似ている。この歩行軌跡の女性は、映像および歩行軌跡が そちらの方向を向いていることから、グラフのもっとも高い地点に着く前からベンチ を発見しており、そこからすぐには下りずに水平面を歩いてから急な角度で侵入して

!"###

*#

!&"##

&#

!&###

!%"## '

!%###

接地面高さの変化量[mm]

接地面高さ[mm]

席に着いたことが分かる。これまでの結果同様、直線距離での歩行を避けている。

$# 時間[s]

# #

"

!#

!"

$#

$"

%#

%"

&#

&"

'

($#

!$"##

(&# !$### (*# 時間[s]

!!"## #

"

!#

!"

$#

$"

%#

%"

&#

&"

図 5-1-2-m

()#

図 5-1-2-n

図 5-1-2-p

図 5-1-2-o

また、今回の調査では海側は 60%、陸側では 100%この軌跡を確認した。あわせ ると 8 組 16 人のうち 6 組 12 人(75%)がこの軌跡を示した。

㝣ഃ≉᭷䛾⤒㊰ 㝣ഃ␗䛺䜛⤒㊰ ᾏഃ≉᭷䛾⤒㊰ ᾏഃ␗䛺䜛⤒㊰

図 5-1-2-0

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

5-1. 歩行高度差からの分析

●経路④…水平から傾斜系


これは大さん橋海側から陸側に戻ってくるときに歩ける経路で、グラフの歩行者に とって右側に下る急な傾斜がある。多くの人が傾斜を逃げて緩やかな経路を選択する 傾向が見られる。グラフは傾斜から逃げない歩行者のもので、他よりも傾斜が強いこ とがわかる。またこのグラフの歩行者はハイヒールの女性であり、やはりヒール等の 靴には影響が出やすいとは一概には言えない事が分かる。 $%#""

時間[s]

" "

#

$"

$#

%"

%#

$%"""

接地面高さの変化量[mm]

(%"

接地面高さ[mm]

$$#""

$$""" & $"#""

'

$""""

(+"

(*"

& '

()"

!#"" ($"" 時間[s]

!""" "

#

$"

$#

%"

%#

($%"

図 5-1-2-q

図 5-1-2-r

図 5-1-2-s

図 5-1-2-t

また、経路③では図()の割合で人が急こう配を避けている。急ぎの乗船客などを 含めると散策という条件ならば少なくない割合である。

ᯟෆ ᅇ㑊

図 5-1-2-u

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

5-1. 歩行高度差からの分析

●経路③…傾斜逃げ系

064

第 5 章 結果分析


065

第 5 章 結果分析

これは大さん橋に来訪した時に最初に目にすることから、もっとも多く散策歩行が 見られる場所である。 (図)を見ると傾斜を登っていた経路で途中から降りて歩いて いることが分かる。これはグラフから明らかで、急こう配を避けて歩いていることが 分かる。

$%"""

接地面高さ[mm]

$$""" $"#""

) *

$"""" !#""

時間[s]

!""" &'#

図 5-1-2-v

図 5-1-2-x

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

$&'#

%&'#

(&'#

&&'#

接地面高さの変化量[mm]

-"

$$#""

," &" )

%" "

* &'#

$&'#

+%" +&"

図 5-1-2-w

図 5-1-2-y

%&'#

(&'#

&&'#

時間[s]

5-1. 歩行高度差からの分析

●経路③…傾斜逃げ系


※動画ファイル (AVI) から静止画を切り出

5-2-1. 分析方法

すソフト

歩行軌跡から傾斜逃げ系に関する分析を行う。

AVI Cutter

Version

0.4.2

定義:ブレ位置…最短の直線距離からどれだけ離れて歩くかを、その位置、ブレ幅、

(1998/11/08)

そして元の経路に戻ってくる位置によってあらわしたもの。

http://www.vector.

方法は大さん橋平面図から長さを計測して実際の傾斜の長さに置き換えて上の内容

co.jp/authors/

を分析する。

VA011652/

図 5-2-1-a  これらの方法から直進経路の枠を設けて、 ここからはみ出した地点を「出る位置」 、 また枠内に戻ってくる地点を「戻る位置」 、また加えてはみ出している軌跡から枠 までの垂直距離を「はみ出し距離」として「最大はみ出し距離」も記録する。そし て「出る位置」と「戻る位置」の間にどれだけの距離があるかを「枠内にいない距 離」とした。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

5-2. ブレ位置の分析

5-2. ブレ位置の分析

066

第 5 章 結果分析


5-2. ブレ位置の分析

5-2-2. 分析結果 ᕥഃศᯒ 16 _ 006 _ MF 16 _ 005 _ MF 17 _ 006 _ MF 172 _ 001M 172 _ 016 M 172 _ 017䚷M 172 _ 001f 16 _ 003 _ M 16 _ 003 _ M 172 _ 016 F 172 _ 008䚷F 172 _ 008䚷F ྑഃศᯒ 16 _ 008-2䚷F 16 _ 008-2䚷M 172 _ 005䚷䡉 172 _ 005䚷F 172 _ 004䚷M 172 _ 009䚷MF 172 _ 012䚷F

ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳 1425 4179 5116 13449 23744 24108 25010 33566 36744

᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳

0 445 198 1133 3882 3119 1802 5949 4798

25282.85453 23145.67773 18773.17824 24650.56345 19773.08057

5385.477963 6571.086917 1685.976123 2451.598177 6710.964891

ฟ䜛఩⨨ ᡠ䜛఩⨨

7087 8512 5743 9922 24598 29714 2062 15511 -2760 26504 -1472 6105.586 4295.3 29305.1 -4886 28680 -6000 30744 801.1909 2938.368 7310.867 5033.482 6710.965

26084.05 29684.05 26484.05

-

表 5-2-2-a  歩行軌跡は全部で 19 組あり、表 5-2-2-a のうち 7 組は設定した直進の枠からはみ 出ない、あるいは枠に戻らないため、分析の対象外とする。

")&*+*##", (#### ")&*+*##(

,

'%###

")&*+*#"-*,

'#### &%### &#### ")&*+*##%

/

")&*+*#")

"%###

,

"#### %### # ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳

!%###$ ")&*+*##%

㹫

")&*+*##".

!"####$

᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳 ฟ䜛఩⨨ ᡠ䜛఩⨨

")&*+*##0

"-*+*##'*+*,

/

")&*+*##0

"-*+*##'*+*,

/ ")&*+*#"-*/

図 5-2-2-b  チャート図にまとめたものである。最大はみ出し距離に大きな違いはないが、これ が少ないと戻る位置が出る位置よりも多くなる傾向が読み取れる。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

067

第 5 章 結果分析


068

第 5 章 結果分析

5-2. ブレ位置の分析

以下それぞれの関係に関する考察をする。 (####

(####

'%###

'%###

'####

'####

&%###

&%###

&####

᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳

"%###

ฟ䜛఩⨨

"####

ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳

ᯟෆ䛻䛔䛺䛔 &####

#

%###

#

"####

&####

'####

(#### # !"####$

!"####$

図 5-2-2-c 戻る位置から見た分布図 戻る位置から見た他要素の分布

᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳

'%###

'%### '%###

'####

'#### '####

&%###

ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳 ᡠ䜛఩⨨

&####

&####

"%###

ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳

"#### "%###

ᡠ䜛఩⨨ ฟ䜛఩⨨ ᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳 ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳

&####

'####

# %### # &### !%###$ # !"####$ # !"####$

(####

᭱኱䛿䜏ฟ䛧

"%###

ฟ䜛఩⨨

"####

ᡠ䜛఩⨨

"####

)###

&####

*###

!%###$

'####

!"####$

#

"####

&####

'####

枠内にいない距離から見た他要素の分布

'%###

これらから考察をすると、戻る位置が遅いほど枠内にいない距離は長くなり相関 '#### &%### があることは前提からわかる通りである。枠から出る位置には若干の負の相関が見

ᡠ䜛఩⨨

&#### られる。また最大はみ出し距離は戻る位置に依存しないことが分かる。つまり枠か

ฟ䜛఩⨨

ฟ䜛఩⨨ ら出ても緩い傾斜に向かうのではなくそのまま直進するということだ。目的と歩行

ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳

᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳

"%### "####

ᡠ䜛఩⨨

の楽さの両立方法かと推察される。 (図 5-2-2-c) %### #

&###

(###

)###

*###

#

"####

&####

'####

(####

また出る位置は戻る位置と若干の相関があり、他とは相関がないことが見て取れ !%###$

!"####$

出し距離から見た他要素の分布

る。早めに枠から出ると長く戻らず、遅い地点で枠を出た場合はほとんどすぐに戻 枠内にいない距離から見た他要素の分布

ることが分かる。これは目的地が近いこともあるが、枠の外すれすれを歩く誤差の 範疇の可能性もある。 (図 5-2-2-d)

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

'####

#

(###

図 5-2-2-d 出る位置から見た分布図 出る位置から見た他要素の分布 最大はみ出し距離から見た他要素の分布

から見た他要素の分布

&####

%###

%### "####

"####

"####

&####

&%###

ฟ䜛఩⨨

#

出る位置から見た他要素の分布

(#### (####

&%###

᭱኱䛿䜏ฟ䛧

"####

%###

!%###$

ᡠ䜛఩⨨

"%###

(####


(####

(####

'%###

'%###

'####

'####

&%###

&%###

᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳

"%###

ฟ䜛఩⨨

"####

ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳

ᯟෆ䛻䛔䛺䛔 &#### "%###

069

&####

ᡠ䜛఩⨨

第 5 章 結果分析

᭱኱䛿䜏ฟ䛧

"####

%###

%###

#

"####

&####

'####

(#### # !"####$

!"####$

#

"####

&####

'####

出る位置から見た他要素の分布

戻る位置から見た他要素の分布 (#### (#### '%###

'%###

'%### '####

'#### '####

᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳 ฟ䜛఩⨨ ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳

&%###

&%### &%###

ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳 ᡠ䜛఩⨨ ᡠ䜛఩⨨ ฟ䜛఩⨨ ᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳 ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳

&#### &#### "%### "####

"%### "####

&####

'####

#

(####

!%###$ !"####$ !"####$

%###

᭱኱䛿䜏ฟ䛧

"%###

ฟ䜛఩⨨

"####

ᡠ䜛఩⨨

#

# #

&###

#

(### "####

)### &####

*### '####

!%###$

#

"####

&####

'####

!"####$

出る位置から見た他要素の分布 図 5-2-2-e 最大はみ出し距離から見た分布図 最大はみ出し距離から見た他要素の分布

から見た他要素の分布

&####

%###

%###

"####

枠内にいない距離から見た他要素の分布

'%### '#### &%### &####

ᡠ䜛఩⨨ ฟ䜛఩⨨ ᯟෆ䛻䛔䛺䛔㊥㞳

᭱኱䛿䜏ฟ䛧㊥㞳

"%###

ฟ䜛఩⨨

"####

ᡠ䜛఩⨨

%### #

&###

(###

)###

*###

!%###$

#

"####

&####

'####

(####

!"####$

出し距離から見た他要素の分布

3-2. 調査概要 5-2. ブレ位置の分析

# !%###$

枠内にいない距離から見た他要素の分布 図 5-2-2-d 枠内にいない距離から見た分布図

図(図 5-2-2-c)から、最大はみ出し距離は戻る位置、枠内にいない距離ともに 相関があり、出る位置とは負の相関がある。この場合出る位置が減るということは 早めに枠を出る事を表す。つまり、最大はみ出し距離が増えるということは他のは み出すための要素がほとんど全部ついてくるということになる。今回はこれが最も 明快なグラフとなった。  図(図 5-2-2-c)より、枠内にいない距離は戻る位置に相関があり、出る位置に は負の相関が見られる。最大はみ出し距離とは相関しない。そもそも枠にいない距 離は擬似的な枠外にいる時間を表している。長く外にいれば戻る位置が遠くなり、 枠を出る位置が早くなるのは当然の結果となっている。 (図 5-2-2-d)からも分かる 通り、枠内にいない距離と最大はみ出し距離は関わりがない。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

(####


070

第6章

まとめ

Chapter 6

Summary

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


6. まとめ

6. まとめ

071

第 6 章  まとめ

今回の研究により、傾斜床では人の歩行軌跡が特有のものになることを明らかにし た。これまで歩行軌跡、傾斜の両分野においてこのような人の行動調査は行われたこ とがなかったので、今回の研究は設計や今後の研究への幅を広げたと言える。  また今回傾斜床での歩行軌跡には 3 つのパターンの変化があることを明らかにで きた。それをまとめて記しておく。

→ 図 6-1  経路②・④…水平から傾斜系のパターンでは、人は傾斜に対してなるべく早く降り ようと体の向きを変えることが明らかになった。

図 6-2  経路①…傾斜通過系では女性の方がより影響を受ける事、また水平→傾斜系のよう な行動が見られた。

図 6-3  経路③…傾斜逃げ系では、一定の勾配以上になると人はそれを避けるように歩く軌 跡があることが明らかになった。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


072

第 7 章

参考文献

Chapter 7

References

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


7.参考文献

7.参考文献

073

第 7 章  参考文献

文1)入江 徹、日本の建築領域における「脱構築」思想の影響に関する基礎的研究̶ 建築雑誌『新建築』においてー、日本建築学会大会学術講演梗概集、2000 年 文 2)高橋 勝美 , 野毛 悟 , 久木 文子 , 伊坂 忠夫 , 森 武昭:傾斜歩行時の下肢関節運 動の運動学的分析 : 登り歩行と下り歩行の比較,日本体育学会大会号 (47),1996 年 文 3)西田 裕介 , 秋山 純和:歩行時の呼吸補助筋の活動とその評価の応用性につい て ,リハビリテーション科学ジャーナル,2006 年 文 4) 久家 一哲 , 吉村 英祐:建築の傾斜部位に起因する日常災害の種類とその安全対 策,学術講演梗概集,2007 年 文 5)進士 五十八 , 斎藤 進 , 下田 秀機:安定空間の構成に関する研究 (8) : 特に , 芝 生斜面に於ける休息姿勢と安定傾斜域について,研究報告集 . 計画系,1978 年 文 6)小原 二郎 , 上野 義雪 , 松浦 勝翼 , 加納 博義 , 笠井 啓史:床の傾斜と感覚に関 する実験 ,学術講演梗概集,1980 年 文 7)遠藤 佳宏 , 宇野 英隆:ヒトの平衡感覚に関する研究 : 床が傾斜している場合 ,  学術講演梗概集,1981 年 文 8)宇野 英隆 , 遠藤 佳宏:人の平衡感覚に関する研究 : 傾いた床での生活の限界 , 日本建築学会計画系論文集,1996 年 文 9)近藤 隆二郎 , 守谷 光平:歩行空間の変化性からみた「歩行感覚」のシークエ ンス表記方法に関する研究,ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌,2003 年 文 10)クロードバラン斜めにのびる建築,  単行本,青土社,1966 年 文 11)佐野 友紀 , 山口 有次 , 林田 和人 , 渡辺 仁史:平均最短歩行を用いた歩行行動 の「質」の解析 : 空間 - 時間系歩行軌跡モデルを用いた歩行軌跡の可視化 その 2,学 術講演梗概集,1997 年 文 12)今井 康博 , 渡辺 仁史:展示空間における顧客行動に関する研究 : 企画展での 歩行軌跡について,学術講演梗概集,1985 年

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


文 13)羽生 大輔 , 渡辺 仁史:曲面壁の誘導性に関する研究 : 曲面壁の形状パターン と歩行軌跡からの分析,学術講演梗概集,2003 年 文 14)西 隆明,渡辺 仁史:経路上の照明が歩行軌跡に与える影響に関する研究,卒 業論文,2008 年 文 15)坂本 圭司 , 柴崎 亮介 , 趙 卉菁 , 中村 克行:レーザーセンサーを利用した駅の 旅客流動解析,学術講演梗概集,2006 年 文 16)鈴木 直彦 , 林 健太郎 , 岩田 雅史 , 石岡 卓也 , 笹川 耕一:RFID とステレオカ メラを用いた個人動態認証システムの開発 ( センシング・ID タグ ),情報処理学会研 究報告,2004 年

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究

074

第 7 章  参考文献


075

第 8 章

謝辞

Chapter 8

Thanks

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


8. 謝辞

8. 謝辞

076

第 8 章  謝辞

研究室に招いていただき、このような論文を書く機会を与えてくださった、渡辺仁 史先生、林田和人先生、長澤夏子先生、本当にありがとうございました。林田先生に はゼミでお世話になり、覚えていらっしゃらないかもしれませんが、床を始めたきっ かけを作ってくれました笑。また研究室でアドバイスをくださった先輩方、特に行動 ゼミのみなさん、ありがとうございました!進行が遅く進みが悪い私でしたが、いつ でも変わらず接してくれたおかげで無事書き上げることができました。  M2 の西さんには分析の方法を何度も教えていただきました。覚えが悪くてすみあ せん。。ありがとうございました。道垣内さんは優しく具体的なアイディアを出して くれたり、一緒になって調べものをしていただき、とても助かりました!またいつも 元気な木戸さん、富田さんにはよく励まされ、藤井さんは気軽に論文の内容を話せる 先輩で、皆さんに助けられました。そして担当の河田さんには心配かけっぱなしでし た・・・本当にすみません、そして忙しい中最後まで熱心に付き合って下さってあり がとうございました!  研究室の同じ代のみんなもお疲れ様でした。僕の参加は短めだったけど苦楽を共に した素晴らしい仲間だと思います!  研究室のみなさん、残りの期間もよろしくお願いします!   また指導を受ける傍ら家で支えてくれた両親と妹にも感謝いたします。ありがとう ございました。また泊まることが多くなりますがよろしくお願いします。笑  最後になりましたが、大さん橋関連、横浜市役所の皆様、学生の論文のためにお忙 しい中図面をお貸しいただき、ありがとうございました。  では、みなさまに今後も一層の発展がありますように。ありがとうございました。

傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究


Turn static files into dynamic content formats.

Create a flipbook
傾斜床における歩行軌跡特性に関する研究 by hitoshi watanabe - Issuu