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観覧施設までのアプローチにおける人のいる状態による期待感の演出

Page 1

第 1 章

研究背景

1-1.社会的背景 1-2.着想に至った経緯 1-3.建築計画系論文との関連

1-4.本研究の位置づけ・意義

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


近年、野球場やコンサート会場など大型観覧施設において、 その施設の中身、開催されるイベント内容によってのみ人を集 客するのではなく、周辺の付随する施設と合わせて、多くの人 を集める動きがみられる。駅から施設までの道のりには関連す る店舗が立ち並んだり、ポケットパークが設置されたり、来場 者の気分を高めるための様々な工夫がなされている。イベント や野球の試合が行われる際に、施設の前で、様々な催しが行わ れているのはよく見る風景である。施設での体験をより魅力あ るものとするために、また、来場者が施設に着くまでに十分に 気分を高めるために、駅から施設までの経路は、その目的地に 期待される印象や来場者の気分を高める演出をする役割が求め られている。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

1-1.研究背景

1-1 社会的背景

002

第 1 章 研究背景


これまで人間の期待感と空間との関係を明らかにする研究は ※1 永田晃一 : 人が利用して

多くなされており、これらは空間を魅力的にするための有益な

いる状態を考慮した店舗空間

研究であるといえる。しかし、多くの研究は空間形状の評価に

の印象評価に関する研究,早

止まっており、実際に人が居る状態での評価はほぼなされてい

稲田大学卒業論文,2007 年

ない。渡辺仁史研究室では、永田らの研究※1 によって空間構 成の一部として人が居る状態を考慮することの必要性を明らか にしている。人間が生活する空間の本来の在り方である「人が いる状態を評価する」ことが、より現実に則した提案に繋がる という考えが、本研究の着想の原点である。魅力ある空間には 人が集まり、集まった人がさらなる魅力を作りだし、より多く の人を集めるものと考える。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

1-2.着想に至った経緯

1-2 着想に至った経緯

003

第 1 章 研究背景


従来の建築計画分野において、感性工学分野のアプローチを 利用し、印象評価構造等の人間心理を設計に取り入れる動きが ある。その中で、空間の魅力を定量的に高める為に期待感の研 究、人のいる状態での空間評価の研究が行われてきた。この分 野の研究成果が実務にも用いられていることから、研究手法や 設計へのフィードバック方法は確立してきている。以下に研究 ※2 松本直司 ,近久博志 , 加藤毅 ,勝崎香奈:地下空間 における期待感 : 空間拡大時 の期待感位置とその強さ,土 木 学 会 論 文 集,pp.139-147, 2004 年

例を示す。 期待感に関する研究 :  ・地下空間における期待感※2 空間拡大時の期待感位置とその強さを明らかにしている。 ・屋内スロープにおける移動に伴う期待感に関する研究 ※ 3

空間と空間をつなぐ部分の幅、高さ、明るさの差が期待感に与

※3 熊澤 貴之:屋内スロー

える影響を明らかにしている。

プにおける移動に伴う期待感

人のいる空間の研究 :

の変容,日本建築学会大会学

・都市における群集から受けるイメージに関する研究 ※ 4

術講演梗概集 D-1 分冊,p.61-

都市空間における空間構成や空間利用の違いによる群集の歩行

62,2008 年

データと、群集の状態から受けるイメージを調査し、それらの 関係を明らかにしている。

※ 4 伊藤育子,佐野友紀,林

・人のいる状態を考慮した店舗空間の印象評に関する研究 ※ 1

田和人,渡辺仁史:都市にお

利用者の位置・向きなどの状態要素による店舗空間の印象評

ける群集から受けるイメージ

価の違いを明らかにしている。

に関する研究,日本建築学会

大会学術講演梗概集,pp.841-

従来の研究における期待感の評価は街路の空間形状の構成な

842,1996 年

どを被験者の移動に合わせて動的に評価するものが主流である が、建築的な要素の評価に止まっており、人間が利用している

※1 永田晃一 : 人が利用して

状態を考慮されたものはない。しかし、滞留者など、人間が期

いる状態を考慮した店舗空間

待感に与える影響は大きく、本来の空間があるべき姿である、

の印象評価に関する研究,早

「人が利用している状態」を想定し、 空間を評価する必要がある。

稲田大学卒業論文,2007 年

「人間」という要素に着目した研究は、店舗や空間の1シー ンという個々の空間を対象としているため、静的な評価に止 まっている。都市の中でのシークエンスを考えたときに、心理 が一つの空間によって決まることはあり得ないので、移動に合 わせて動的な心理評価を行う必要がある。  本研究では、観覧施設までのアプローチ通路を対象とし、期 待感という時々刻々と変化する心理を扱うため、動的に期待感 の評価を行う。

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1-3.建築計画系論文との関連

1-3 建築計画系論文との関連

004

第 1 章 研究背景


本研究の位置づけ  1 − 3 をふまえて、本研究は以下のように位置づけられる。 人を空間構成要素の一つとして捉え、期待感という心理を時間 的経過に沿って評価する点が過去にあまり見られない。

期待感に関する研究

人のいる空間の研究

参道空間の

滞留者の

研究

印象評価

本研究

空間拡大時の 期待感の研究

パーソナル スペース

音・光から受ける

にぎわいに

期待感の研究

関する研究

楽しそう

Fig.1.1 本研究の位置づけ 本研究の意義  本研究の最終的な目標は設計に応用することにある。滞留場 所の配置間隔、および滞留者の状態が期待感に与える影響を把 握し、休憩施設や情報発信拠点の配置計画、および望ましい滞 留者の状態を作り出すしつらえと関連づけることを念頭に置い ている。以下のようなフィードバックイメージを想定している。

設計へのフィードバック 施設の特徴・敷地、用途から アプローチ空間の形状・ターゲット決定 選んだターゲット層の期待感を高める

通路上の滞留者のリズムによる

ゲート前の印象

期待感増減の傾向

期待感を高めるための 情報発信拠点や休憩場所の効果的な配置計画

Fig.1.2 本研究成果を用いることで考えられる設計方法のフロー

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1-4.本研究の位置づけ・意義

1-4 本研究の位置づけ・意義

005

第 1 章 研究背景


第 2 章

研究概要

2-1.研究目的 2-2.用語の定義 2-3.研究フロー

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本研究は、人々が作り出す空間のにぎわいの連続性が歩行者 に与える期待感と期待感の時間的推移を明らかにすることによ り、滞留者によるにぎわいを創出するための指針とする。

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2-1.研究目的

2-1 研究目的

007

第 2 章 研究概要


2-2.用語の定義

2-2 用語の定義 アプローチ空間:本研究では年間100万人以上が集まる大型 観覧施設(Table.2.1 参照)を対象にし、駅から入り口までの 経路をアプローチ空間と定義する。アプローチ空間は駅前広場、 アプローチ通路、ゲート前広場の三つに分割することができる。 本研究では、通路およびゲート前広場を取り上げ評価を行う。 期待感:先の空間に「行ってみたい」「何かありそうだ」と感 じる感覚のことを指す。本研究で行う実験に関しては、気分が 高揚し、目的地である大型レジャー施設に対する興味、関心が 高まることを期待感があがると定義する。 にぎわい:本研究では売店や休憩場所などに滞留する人によっ て作り出される期待感に影響を与える活気のこと。

Table.2.1 観覧施設およびレジャー施設の分類 施設名 東京ドーム 国立競技場 神宮球場 武道館 ディズニーランド 国立新美術館 上野動物園 しながわ水族館 幕張メッセ ビックサイト

最寄駅からの 距離 300m 400m 300m 300m 450m 250m 450m 200m 500m 400m

通路幅 5m 10m 5m 5m 10m 5m 5m 5m 5m 5m

通路長さ 200m 200m 200m 200m 350m 200m 500m 100m 300m 300m

ゲート前広場の大きさ 長辺[m ] 短辺[m ] 75 50 50 50 50 30 40 40 90 60 50 20 50 30 50 20 60 40 80 80 表中の数字は概算

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008

第 2 章 研究概要


2-3.研究フロー

2-3 研究フロー  以下に研究フローを示す。  本研究では観覧施設のアプローチ空間のうち駅からゲート前 広場までの通路とゲート前広場を取り上げて研究を行った。

研究背景調査 本研究の社会的位置づけの調査 アプローチ空間、期待感に関する既往研究のリサーチ

実験①

実験②

CG ウォークスルーアニメ―ションによる

CG ウォークスルーアニメ―ションによる

広場における歩行者の期待感評価・印象評価

通路における歩行者の期待感評価

実験② 実空間における 歩行者の期待感評価

広場の人の位置と期待感との相関

経路上の人の位置

因子分析

と期待感との相関

設計指針としてのフィードバック検討 期待感を高める滞留者の位置および量による設計指標

Fig.2.1 研究フロー

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009

第 2 章 研究概要


第 3 章

広場における歩行者の期待感実験

3-1.実験概要 3-2.実験結果・分析 3-3.考察

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011

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

3-1.実験概要

3-1 実験概要 ●実験目的  ゲート前広場における滞留の状態、位置が期待感および印象 に与える影響を明らかにすることを目的とする。 ●実験概要  ゲート前広場に人を配置した 21 種類 ( 次項、Table.3.1 参 照)のウォークスルー CG アニメーションに対してそれぞれア ンケート用紙をもとに期待感評価および印象評価をしてもらっ た。

・実験環境  日時:① 10 月 28 日     ② 10 月 30 日     の 10 時∼ 19 時の間で 30 分  被験者:都心を生活圏とする 20 代の男女 [20 名(建築学科; 男性 3 名・女性 4 名、学科外;男性 8 名・女性 5 名)]  場所:早稲田大学理工学部 55 号館     S 棟8F 渡辺仁史研究室会議スペース(Fig.3.1.1 参照)

プロジェクター パソコン操作席

被験者席 3 名

スクリーン

7,000mm

Fig.3.1.1 実験環境

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012

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

3-1.実験概要

●実験方法 ・映像の作成 モ デ リ ン グ ソ フ ト Rhinoceros お よ び CAD ソ フ ト Autodesk 3ds max を利用したウォークスルー映像の作成した。空間の形 の要素や店舗などコンテンツ要素をそぎ落とすため実験には CG アニメーションを用いた。  Table.3.1 のパラメータから通路正面、通路脇滞留位置の組 み合わせにより、21 種類の CG アニメーションを作成した。 なお、広場の形状は Table.2.1 の観覧施設の広場の大きさを参 考に Fig.3.1.2 のように簡略化した形とした。 Table.3.1 滞留者位置パラメータ 通路正面

通路脇

滞留位置

滞 留 位 置

計

滞留者

滞留者

なし

なし

3

7

50m

歩行者

Fig.3.1.2 広場形状

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30m

入場ゲート


013

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

3-1.実験概要

●アンケートの作成  印象評価の形容詞対については、期待感の定義を明示したう えで、過去の印象評価の研究で使用頻度の高い形容詞対 68 組 (Fig.3.1.3 参照)※5の中から、期待感に影響すると思われる印 ※5 井上正明:日本におけ

象について、建築学科学生 3 名(うち女性 1 名)により選定

る SD 法による研究分野とその

を行った。

形容詞対尺度構成の外観,教

選定したものと、過去の期待感の研究で使用されているもの

育心理学研究 vol.33, pp.253-

を参考にアンケートに使用する形容詞対を決定した(Fig.3.1.4

260,1985

参照)。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34

明るい やわらかい 暖かい 積極的な 強い 静かな 陽気な 美しい 重い 活発な 好きな 良い 親切な 激しい 楽しい 派手な 面白い 鋭い 気持のよい 頼もしい たくましい 大きい まじめな 速い 愉快な 安定した おしゃべりな きれいな きちんとした 男性的な 複雑な 動的な 素直な 責任感のある

‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐

暗い かたい 冷たい 消極的な 弱い うるさい 陰気な 醜い 軽い 不活発な 嫌いな 悪い 不親切な おだやかな 苦しい 地味な つまらない 鈍い 気持の悪い 頼りない 弱弱しい 小さい 不真面目な 遅い 不愉快な 不安定な 無口な 汚い だらしのない 女性的な 単純な 静的な 強情な 無責任な

35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68

うれしい 深い 落ち着いた 慎重な 理性的な やさしい 意欲的な かわいらしい のんびりした 勇敢な 優しい 丸い 広い はっきりした 強気な 思いやりのある 外向的な 清潔な 社交的な 新しい まとまった 元気な 幸福な 感じの良い 親しみやすい あつい 優れている 敏感な すばやい 豊かな 生き生きした 自由な 充実した にぎやかな

‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐ ‐

悲しい 浅い 落ち着きのない 軽率な 感情的な こわい 無気力な にくらしい こせこせした 臆病な 厳しい 四角い 狭い ぼんやりした 弱気な わがままな 内向的な 不潔な 非社交的な 古い バラバラな 疲れた 不幸な 感じの悪い 親しみにくい 冷たい 劣っている 鈍感な のろい 貧しい 生気のない 不自由な 空虚な さびしい

Fig.3.1.3 使用頻度の高い形容詞対 68 組

「陽気な」

1

2

3

4

5

「活発な」

1

2

3

4

5

「派手な」

1

2

3

4

5

「面白い」

1

2

3

4

5

「つまらない」 「にぎやかな」

「愉快な」

1

2

3

4

5

「静かな」

1

2

3

4

「元気な」

1

2

3

4

1

2

3

4

5

「感じの悪い」

「不活発な」 「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「親しみにくい」

「地味な」 「生き生きした」

1

2

3

4

5

「生気のない」

1

2

3

4

5

「さびしい」

「不愉快な」 「整然とした」

1

2

3

4

5

「雑然とした」

5

「騒がしい」

「楽しい」

1

2

3

4

5

「退屈な」

5

「疲れた」

「若々しい」

1

2

3

4

5

「年老いた」

「陰気な」

Fig.3.1.4 形容詞対選定結果

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「感じの良い」


014

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

3-1.実験概要

●実験手順 1.実験説明  実験前にあらかじめ、駅から遊園地やイベント施設への街 路空間を歩行することを想定して実験に臨むよう説明する。 また、実空間の画像を見せ CG には現れない情報を補うよう 教示する(Fig.3.1.6 参照)。教示内容については、資料編の アンケートを参照。 2.CG 映像をみてもらう。各 20 秒 3.アンケートに記入してもらう。 2.∼3.の実験を 21 種類 (Table3.1 参照) の映像ごとに行う。  CG は乱数を用いてランダムな順番を3パターン作成し、 実験の回ごとに異なる順番で実験を行った。

Fig.3.1.5 実験風景

Fig.3.1.6 滞留者イメージ

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3-2.実験結果・分析

3-2 実験結果・分析 ● CG の期待感評価平均値  以下に CG に対する期待感の平均値を示す。期待感は最大値 を 100 として%に換算した。滞留位置が通路正面、かつ通路 出口に近いほど期待感は高くなっている。 Table.3.2.1 期待感得点表 期待感 41.25 45 50 43.75 46.25 43.75 55 62.5 45 60 58.75 63.75 61.25 65 66.25 60 53.75 46.25 48.75 55 62.5

CG1 CG2 CG3 CG4 CG5 CG6 CG7 CG8 CG9 CG10 CG11 CG12 CG13 CG14 CG15 CG16 CG17 CG18 CG19 CG20 CG21

Table.3.2.2 滞留位置パラメータ

no.

no. 入場ゲート

no. 入場ゲート

入場ゲート

CG15

CG8

CG1 歩行者

歩行者

歩行者

入場ゲート

入場ゲート

入場ゲート

CG9

CG2

CG16

歩行者

歩行者

歩行者

入場ゲート

入場ゲート

入場ゲート

CG17

CG10

CG3 歩行者

歩行者

歩行者

入場ゲート

入場ゲート

入場ゲート

CG18

CG11

CG4 歩行者

歩行者

歩行者

入場ゲート

入場ゲート

入場ゲート

CG5

CG19

CG12 歩行者

歩行者

歩行者

入場ゲート

入場ゲート

入場ゲート

CG6

CG20

CG13 歩行者

歩行者

歩行者

入場ゲート

入場ゲート

入場ゲート

CG7

CG21

CG14

歩行者

歩行者

歩行者

●重回帰分析  まず、滞留者の位置と期待感との関係を見るために以下のよ うに変数を設定した。なお位置(x,y)は通路出口からの x 軸、 y軸方向の距離の変数である。数値は簡略化のため 0,1,2,3 と いう値を用いている。

Table.3.2.3 滞留位置 変数変換表 y1 y1

3

2

2

1 0

CG番号

1 1

x1

0

1

ゲート前広場

設定した x-y 座標

2

x2

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21

人数 p1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

通路正面 位置 x1 y1 0 1 1 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

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人数 p2 0 1 2 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 2 2

015

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

通路脇 位置 x2 y2 0 0 0 2 2 2 1 1 1 2 2 2 1 1 1 2 2 2 1 1 1

期待感 0 0 0 3 2 1 3 2 1 3 2 1 3 2 1 3 2 1 3 2 1

Y 41.25 45 50 43.75 46.25 43.75 55 62.5 45 60 58.75 63.75 61.25 65 66.25 60 53.75 46.25 48.75 55 62.5


016

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

3-2.実験結果・分析

Table.3.2.4 あてはめ要約

R2乗 自由度調整R2乗 誤差の標準偏差(RMSE) Yの平均 オブザベーション(または重みの合計)

0.630643 0.507523 5.783053 53.9881 21

Table.3.2.5 分散分析 要因 モデル 誤差 全体(修正済み)

自由度

平方和 平均平方 5 856.529 171.3058 15 501.6555 33.4437 20 1358.185 .

F値 5.122214 0.006143 .

Table.3.2.6 パラメータ推定値 項 切片 x1 y1 p2 x2 y2

推定値 39.64286 18.03571 -6.25 17.29167 -5 0.104167

標準誤差 3.785897 5.354067 3.091172 6.393405 2.726157 1.669424

t値 p値(Prob>|t|) 10.47119 2.72E-08 3.368601 0.00422115 -2.02189 0.06140053 2.70461 0.01630733 -1.83408 0.08655581 0.062397 0.95107071

以上より、期待値 Y と各パラメータとの関係式は、 Y=a1x1+a2y1+a3p2+a4x2+a5y2+b a1=18.03571 , a2 = -6.25, a3 = 17.29167 , a4 = -5 ,

y1 y1

3

2

2

1

1

0

1

x1

0

a5 = 0.104167 , b = 39.64286 1

2

x2

と表すことができる。

ゲート前広場

設定した x-y 座標

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3-2.実験結果・分析

●因子の抽出  被験者全体に対する因子分析を行った。最尤法を用いて抽出 し、バリマックス法を用いて回転した。2 個の共通因子が抽出 され、第一因子を「活気」因子、第二因子を「好感」因子と名 付けた。 Table.3.2.7 共通因子と感性ワードの相関 因子 1 2 にぎやかな㵥さびしい 0.815603 0.296017 騒がしい- 静かな 0.812463 0.168092 活発な㵥不活発な 0.811561 0.307076 被験者因子得点 陽気な㵥陰気な 0.727025 0.361584 生き生きした㵥生気のない 0.5 0.709138 0.482222 若々しい㵥年老いた 0.689579 0.391316 元気な㵥疲れた 0.673757 0.388314 20 11 派手な㵥地味な 0.667896 0.28239 10 6 面白い㵥つまらない 0.572327 0.555282 9 2 雑然とした㵥整然とした 0.564412 -0.03938 8 17 15 19 楽しい㵥退屈な 0.551221 0.607965 14 16 7 4 愉快な不愉快な 0.463866 0.590802 13 -0.5 0 0.159761 0.780193 0.5 親しみやすい㵥親しみにくい 感じのよい㵥感じの悪い 0.071288 120.804252

好感因子

1

-1

1

18

3

5

●因子得点

-0.5 活気因子

抽出した 2 個の共通因子をもとに、CG アニメーションお よび被験者の因子得点を因子空間上にプロットした結果を Fig.3.2.1,Fig3.2.2 に示す。 CG因子得点 0.5

2

5 18

9

6

好感因子

12

4

11

16 19

3 1

14 -1

15

13

-0.5

17

0

10

0.5

1

20 7

8 21 -0.5 活気因子

Fig.3.2.1 CG 因子得点の「活気」−「好感」平面上プロット 被験者因子得点 0.5 1

20 10

好感因子

11

16 -1

15

14

2

9

19 7

4

-0.5

6 8

17 13

0

0.5

1

12

5

3

18

-0.5 活気因子

Fig.3.2.2 被験者因子得点の「活気」−「好感」平面上プロット

CG因子得点

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2

0.5

5 18

9

6

好感因子

12 11

4 16 19

3 1

14

017

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

17


3-2.実験結果・分析

●各 CG のプロフィール比較  Fig,3,2,3 ∼ Fig.3.2.9 に CG のプロフィールの比較図を示す。 通路出口付近に滞留者が多い CG ほど好感因子に対する因子負 荷量が負の感性ワードの得点が高くなっている。 !

入場ゲート

CG1

CG1 歩行者

CG2 CG3

「地味な」

「面白い」

「つまらない」

「愉快な」

「不愉快な」

「静かな」

「騒がしい」

「生き生きした」

歩行者

"

#

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CG

「疲れた」

「親しみにくい」 「生気のない」 「さびしい」

「整然とした」

「雑然とした」

「若々しい」

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「感じの悪い」

「にぎやかな」

「楽しい」

CG

「退屈な」 「年老いた」

CG3

Fig.3.2.3 通路脇なし / 通路正面の位置による違い

① ①

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CG8 CG5

た」

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C

「面白い」 「つまらない」 「面白い」 「つまらない」

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「愉快な」 「不愉快な」 「愉快な」 「不愉快な」

入場ゲート 入場ゲート

しい」

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「派手な」 「地味な」 「派手な」 「地味な」

歩行者 歩行者

CG4

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快な」

#

#

「活発な」 「不活発な」 「活発な」 「不活発な」

CG7 CG4 &'!

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「陽気な」 「陰気な」 「陽気な」 「陰気な」

入場ゲート 入場ゲート

らない」

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「静かな」 「騒がしい」 「静かな」 「騒がしい」

C

「元気な」 「疲れた」 「元気な」 「疲れた」

歩行者 歩行者

「感じの良い」 「感じの悪い」 「感じの良い」 「感じの悪い」

「親しみやすい」 「親しみにくい」 入場ゲート 「親しみやすい」 「親しみにくい」

みにくい」

のない」

しい」

CG5

CG9 CG6

入場ゲート

「生き生きした」 「生気のない」 「生き生きした」 「生気のない」

C

「にぎやかな」 「さびしい」 「にぎやかな」 「さびしい」

歩行者 歩行者

とした」

「整然とした」 「雑然とした」 「整然とした」 「雑然とした」

な」

「楽しい」 「退屈な」 「楽しい」 「退屈な」 「若々しい」 「年老いた」 「若々しい」 「年老いた」

いた」

Fig.3.2.4 通路正面なし / 通路脇の位置による違い

① !

"

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!

① ①

!

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CG6

$

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陰気な」

入場ゲート

不活発な」

「陽気な」 「活発な」

CG10

地味な」

入場ゲート

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文 歩行者 &'( &') &'*

CG13

騒がしい」

感じの悪い」

「不活発な」

「派手な」

「親しみやすい」

入場ゲート

な」

疲れた」

「活発な」

「感じの良い」

発な」

不愉快な」

「陰気な」

「元気な」

歩行者

CG2

「陽気な」

①

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入場ゲート

な」

つまらない」

018

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

CG11

入場ゲート 歩行者 入場ゲート

「不活発な」

「陽気な」 「派手な」 「活発な」

「陰気な」 「地味な」 「不活発な」

「面白い」 「派手な」

「つまらない」 「地味な」

「愉快な」 「面白い」

「不愉快な」 「つまらない」

「静かな」 「愉快な」

「騒がしい」 「不愉快な」

「元気な」 「静かな」

「疲れた」 「騒がしい」

「感じの良い」

"

#

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「陰気な」

「感じの悪い」

#

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CG


入場ゲート

CG1 歩行者 入場ゲート

CG3

「不愉快な」

「静かな」

「騒がしい」

CG4 &'! &'# &'"

「疲れた」

「感じの良い」

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

「感じの悪い」

「親しみやすい」

「親しみにくい」 「生気のない」

「にぎやかな」

「さびしい」

「整然とした」

「雑然とした」 「退屈な」

「若々しい」

「年老いた」

CG5 CG6

●プロフィールの比較

① !

"

#

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入場ゲート

%

CG7

CG7 CG4

入場ゲート

歩行者 入場ゲート 歩行者

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CG8 CG5

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入場ゲート

歩行者

CG8

い」

入場ゲート

歩行者

CG9 CG6

くい」

い」

」

入場ゲート

「陽気な」

"

① ① #

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「陰気な」 !

"

#

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%

「活発な」 「不活発な」 「陽気な」 「陰気な」

CG1

「派手な」 「地味な」 「活発な」 「不活発な」 「面白い」 「つまらない」 「派手な」 「地味な」

&'( &')

「愉快な」 「不愉快な」 「面白い」 「つまらない」

&'* &'$ &'+

「静かな」 「騒がしい」 「愉快な」 「不愉快な」

CG1

&'%

「元気な」 「疲れた」 「静かな」 「騒がしい」 「感じの良い」 「感じの悪い」 「元気な」 「疲れた」 「親しみやすい」 「親しみにくい」 「感じの良い」 「感じの悪い」 「生き生きした」 「生気のない」 「親しみやすい」 「親しみにくい」

CG1

「にぎやかな」 「さびしい」 「生き生きした」 「生気のない」

歩行者

た」

歩行者

「整然とした」 「雑然とした」 「にぎやかな」 「さびしい」 「楽しい」 「退屈な」 「整然とした」 「雑然とした」 「若々しい」 「年老いた」 「楽しい」 「退屈な」

」

「若々しい」

CG9

「年老いた」

Fig.3.2.5 通路正面なし / 通路脇の位置による違い

① !

"

①①

#

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な」

入場ゲート 入場ゲート

発な」

な」

らない」

&'( &')

快な」

CG10

CG10 CG13 CG11 CG14

た」

の悪い」

歩行者

入場ゲート

CG11

しい」

CG12 CG15

とした」

入場ゲート

$

#

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「陽気な」 「陰気な」 「活発な」 「不活発な」

「派手な」 「地味な」 「面白い」 「つまらない」

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「面白い」 「つまらない」 「愉快な」 「不愉快な」

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「愉快な」 「不愉快な」 「静かな」 「騒がしい」

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歩行者

CG1

「親しみやすい」 「親しみにくい」 「生き生きした」 「生気のない」

CG1

「にぎやかな」 「さびしい」 「整然とした」 「雑然とした」 「整然とした」 「雑然とした」 「楽しい」 「退屈な」 「楽しい」 「退屈な」 「若々しい」 「年老いた」

いた」

「若々しい」

「年老いた」

Fig.3.2.6 通路正面・手前 / 通路脇の位置による違い CG12

① !

"

① ① #

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」

入場ゲート

「陽気な」

「陰気な」

!

"

"

#

#

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$

%

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「活発な」 「不活発な」 「陰気な」

「陽気な」 早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009入場ゲート 年度卒業論文

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CG16 CG19

「派手な」 「地味な」 「活発な」 「不活発な」

歩行者 入場ゲート 歩行者

CG1

「感じの良い」 「感じの悪い」 「親しみやすい」 「親しみにくい」

「生き生きした」 「生気のない」 「にぎやかな」 「さびしい」

歩行者

な」

#

"

「元気な」 「疲れた」 「感じの良い」 「感じの悪い」

歩行者 入場ゲート

のない」

"

!

「陰気な」

「静かな」 「騒がしい」 「元気な」 「疲れた」

歩行者

みにくい」

「陽気な」

「活発な」 「不活発な」 「派手な」 「地味な」

歩行者 入場ゲート

&'*

しい」

い」

「愉快な」

「楽しい」

」

な」

「つまらない」

「生き生きした」

歩行者

」

ない」

「地味な」

「面白い」

3-2.実験結果・分析

入場ゲート

い」

」

「不活発な」

「派手な」

「元気な」

歩行者

」

な」

「陰気な」

「活発な」

019

CG2

「陽気な」

「面白い」 「つまらない」 「派手な」 「地味な」

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「愉快な」 「不愉快な」 「面白い」 「つまらない」

&'!* &'"! &'",

「静かな」 「騒がしい」 「愉快な」 「不愉快な」

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CG7 CG4

な」

」

ない」

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「面白い」 「つまらない」 「派手な」 「地味な」

歩行者

」

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入場ゲート

ない」

い」

した」

&'+

「静かな」 「騒がしい」 「愉快な」 「不愉快な」

&'%

CG

「感じの良い」 「感じの悪い」 「元気な」 「疲れた」

歩行者

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

「親しみやすい」 「親しみにくい」 「感じの良い」 「感じの悪い」

歩行者

「生き生きした」 「生気のない」 「親しみやすい」 「親しみにくい」

入場ゲート

「にぎやかな」 「さびしい」 「生き生きした」 「生気のない」 「整然とした」 「雑然とした」 「にぎやかな」 「さびしい」

歩行者

「楽しい」 「退屈な」 「整然とした」 「雑然とした」

歩行者

「若々しい」 「年老いた」 「楽しい」 「退屈な」

」

た」

「若々しい」

「年老いた」

CG

●プロフィールの比較

① !

"

①①

#

$

!

%

な」

「陽気な」

入場ゲート

発な」

CG13

らない」

&'( &')

快な」

CG10 CG13

しい」

CG11 CG14

た」

の悪い」

CG14

のない」

入場ゲート

しい」

とした」

%

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「面白い」 「つまらない」 「愉快な」 「不愉快な」

&'!" &'!# &'!! &'!%

「愉快な」 「不愉快な」 「静かな」 「騒がしい」

&'!$

入場ゲート

「感じの良い」 「感じの悪い」 「親しみやすい」 「親しみにくい」 「親しみやすい」 「親しみにくい」 「生き生きした」 「生気のない」 「生き生きした」 「生気のない」 「にぎやかな」 「さびしい」

歩行者

CG1

「にぎやかな」 「さびしい」 「整然とした」 「雑然とした」 「整然とした」 「雑然とした」 「楽しい」 「退屈な」 「楽しい」 「退屈な」 「若々しい」 「年老いた」

いた」

「若々しい」

「年老いた」

CG15

Fig.3.2.7 通路正面・手前 / 通路脇の位置による違い

① !

① ①

"

#

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」

入場ゲート

な」

」

ない」

&'!# &'!%

な」

CG16

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CG16 CG19

入場ゲート

歩行者 入場ゲート 歩行者

い」

CG17 CG20

」

悪い」

にくい」

ない」

CG17

い」

した」

CG18 CG21

入場ゲート

歩行者 入場ゲート 歩行者 入場ゲート

歩行者 歩行者

た」

「陽気な」

「陰気な」

!

"

"

#

#

$

$

「派手な」 「地味な」 「活発な」 「不活発な」 「面白い」 「つまらない」 「派手な」 「地味な」

「静かな」 「騒がしい」 「愉快な」 「不愉快な」 「元気な」 「疲れた」 「静かな」 「騒がしい」 「感じの良い」 「感じの悪い」 「元気な」 「疲れた」 「親しみやすい」 「親しみにくい」 「感じの良い」 「感じの悪い」 「生き生きした」 「生気のない」 「親しみやすい」 「親しみにくい」

「整然とした」 「雑然とした」 「にぎやかな」 「さびしい」 「楽しい」 「退屈な」 「整然とした」 「雑然とした」

#

$

%

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

&'"! &'", &'!(

「年老いた」

Fig.3.2.8 通路正面・奥 / 通路脇の位置による違い

① "

&'!* &'"! &'",

「若々しい」

!

&'!+ &'!)

「愉快な」 「不愉快な」 「面白い」 「つまらない」

「若々しい」 「年老いた」 「楽しい」 「退屈な」

CG18

%

%

「活発な」 「不活発な」 「陽気な」 「陰気な」

「にぎやかな」 「さびしい」 「生き生きした」 「生気のない」

」

CG1

CG1

「元気な」 「疲れた」 「感じの良い」 「感じの悪い」

歩行者

な」

%

$

「静かな」 「騒がしい」 「元気な」 「疲れた」

歩行者 入場ゲート

CG12 CG15

$

#

「派手な」 「地味な」 「面白い」 「つまらない」

歩行者

歩行者

みにくい」

#

"

「活発な」 「不活発な」 「派手な」 「地味な」

歩行者 入場ゲート

&'*

"

!

「陰気な」

「陽気な」 「陰気な」 「活発な」 「不活発な」

入場ゲート

な」

」

&'*

&'$

3-2.実験結果・分析

CG9 CG6

にくい」

「愉快な」 「不愉快な」 「面白い」 「つまらない」

「元気な」 「疲れた」 「静かな」 「騒がしい」

入場ゲート

悪い」

&'(

020

CG8 CG5

い」

CG

「派手な」 「地味な」 「活発な」 「不活発な」

入場ゲート 歩行者

&'#

な」

入場ゲート

&'!(


入場ゲート

CG13

「活発な」

「不活発な」

「派手な」

「地味な」

「面白い」

「つまらない」

CG &'!#

歩行者

&'!%

「愉快な」

「不愉快な」

「静かな」

「騒がしい」

&'!$

入場ゲート

「元気な」 「感じの良い」

「疲れた」 「感じの悪い」

歩行者 「親しみやすい」 「生き生きした」

CG15 歩行者

「生気のない」

「にぎやかな」

「さびしい」

「整然とした」

「雑然とした」

「楽しい」 「若々しい」

「退屈な」 「年老いた」

●プロフィールの比較

① !

入場ゲート

CG19

CG19

「陽気な」

「陰気な」

「活発な」

「不活発な」

「派手な」

「地味な」

「面白い」

「つまらない」

「愉快な」

「不愉快な」

「静かな」

「騒がしい」

「元気な」

「疲れた」

"

#

$

歩行者

「感じの良い」

「感じの悪い」

歩行者 入場ゲート

CG20

「親しみやすい」 「生き生きした」

CG21

「にぎやかな」

歩行者

「整然とした」 「楽しい」 「若々しい」

CG21

%

&'"! &'",

入場ゲート

CG20

「親しみにくい」 「生気のない」 「さびしい」 「雑然とした」 「退屈な」 「年老いた」

Fig.3.2.9 通路正面・奥 / 通路脇の位置による違い

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

CG

「親しみにくい」

3-2.実験結果・分析

入場ゲート

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

021

CG14

&'!(

CG


022

第 3 章 広場における歩行者の期待感実験

3-3.考察

3-3 考察 ●滞留者の位置と期待感との関係  重回帰分析により各パラメータと期待感との関係式を求め た。これにより滞留者の位置による期待感の値を求めることが できる。 ●プロフィールおよび因子分析の考察  ゲート前広場の印象評価において、因子分析により活気因子 と好感因子の2つの共通因子により、印象を説明できることが 明らかになった。  また被験者の傾向、および CG の傾向を因子得点により求め た。被験者の傾向はやや活気因子の正の方に多くプロットされ ているが、目立った偏りはなかった。  CG の特徴としては、ゲート前広場の入り口付近に滞留者が 多い CG ほど、 「騒がしい」 「雑然とした」といった好感因子に

対する因子負荷量が負の得点が高く、好感因子の負の因子得点 が高い傾向にあった。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


第 4 章

通路における歩行者の期待感実験

4-1.実験概要 4-2.実験結果・分析  4-3.考察

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


4-1.実験概要

4-1 実験概要 ●実験目的  アプローチ通路において、滞留者の配置リズムが期待感に与 える影響、および通路の印象に与える影響を明らかにすること を目的とする。 ●実験概要  被験者に遊園地に電車に乗ってきたことを想定してもらい、 経路上に人を配置した 14 種類 (次項 Table4.1 参照) のアプロー チ通路のウォークスルー CG アニメーションを見て期待感につ いて随時評価してもらった。またそれぞれの CG アニメーショ ンを見た後に心理評価を行った。 ・実験環境  日時:① 10 月 28 日     ② 10 月 30 日     の 10 時∼ 19 時の間で 1 時間 30 分  被験者:都心を生活圏とする 20 代の男女 [20 名(建築学科; 男性 3 名・女性 4 名、学科外;男性 8 名・女性 5 名)]  場所:早稲田大学理工学部 55 号館     S 棟8F 渡辺仁史研究室会議スペース(Fig.4.1.1)

プロジェクター パソコン操作席

被験者席 3 名

スクリーン

7,000mm

Table.4.1.1 滞留者位置パラメータ

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

024

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験


025

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-1.実験概要

●実験方法 ・映像の作成 モ デ リ ン グ ソ フ ト Rhinoceros お よ び CAD ソ フ ト Autodesk 3ds max を利用したウォークスルー映像の作成した。空間の形 の要素や店舗などコンテンツ要素をそぎ落とすため実験には CG アニメーションを用いた。  Table.3.2 の パ ラ メ ー タ に よ り 14 種 類(Table.4.1) の CG アニメーションを作成した。なお、通路距離は一般的な大型 レジャー施設の駅からゲート前広場までの距離を参照し、平 均的な値として 300m とした。なお、滞留位置は通路上に滞 留しているパターンと、通路脇のセットバックした部分に滞 留しているパターン(Fig.4.1.2 参照)を用意し、滞留間隔は Fig.4.1.3 の 5 パターンを用意した。滞留者人数はジョン・J・ ※5 ジョン・J・フルーイン

フルーインのサービス水準※を参考に、実空間と照らし合わせ。

=著 / 長島正充=訳:歩行者

1.5[ 平方メートル / 人 ] となるように設定した。

の 空 間‐ 理 論 と デ ザ イ ン‐, 鹿島出版会,1974 年

Table.4.1 滞留位置パラメータ表 滞留の位置

滞留間隔 a

通路幅 w

計

滞留者

通路上型

パターン1 パターン2

通路上型

パターン4 パターン5

w

パターン3

5m

a

12

通路脇型 パターン1 パターン2

通路脇型 滞留者なし

10m 滞留者なし

5m 10m

2

Fig.4.1.2 滞留位置概要 100m

パターン1

30m

GOAL

START

パターン2 パターン3 パターン4 パターン5

300m

Fig.4.1.3 滞留間隔パターン

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


026

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-1.実験概要

●実験方法 ・実験手順

1.実験説明  実験前にあらかじめ、駅から遊園地やイベント施設への街路 空間を歩行することを想定して実験に臨むよう説明する。また、 実空間の画像(Fig.4.1.4 参照)を見せ、CG には現れない情報 を補うよう教示する。教示内容については、資料編のアンケー トを参照。 2.CG 映像をみてもらう。各 4 分 3.20 秒ごとに期待感を 5 段階で評価してもらう。計 13 回。 4.アンケートに記入してもらう。 2.∼4.の実験を 14 種類の映像ごとに行う。  CG は乱数を用いてランダムな順番を3パターン作成し、実 験の回ごとに異なる順番で実験を行った。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


●スタート地点からの距離と期待感  次項より実験から得られた、期待感を CG ごとに移動距離に 沿って平均をとり、プロットした期待感と距離との関係のグラフ

Fig.4.2.1 ∼ Fig.4.2.14 を示す。  横軸はスタート地点からの距離、縦軸は期待感(5 段階評価) である。  なお、図中のピンクの帯は滞留者の横を通る時間帯である。 CG4 および CG 12については、経路上に連続して滞留者を配置 しているため、Fig.4.2.4 および Fig.4.2.12 はグラフ全体がピンク となっている。  また、欄外に CG と各パラメータとの対応表を示す。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

4-2.実験結果・分析

4-2 実験結果・分析

027

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験


028

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-2.実験結果・分析

CG1

滞 留 位 置

CG4 CG5

CG8

通 路 上 型

CG11

CG14

4

3 4

1

2

2 3 4

通 路 脇 型

3

2 1

通 路 上 型

CG12 CG13

2

5 通 路 脇 型

CG9 CG10

5

1

CG6 CG7

滞留者なし

滞留者なし

CG2 CG3

CG 番号1

滞 留 パ タ ー ン

期待感

通 路 幅

1 25

1

50

75

100

125

150 175 距離(m)

200

225

250

275

300

225

250

275

300

225

250

275

300

2

Fig.4.2.1 CG3 距離−期待感

CG 番号2 パターン1

CG 番号3

5

パターン2

期待感

期待感

4 5

225

250

275

2 3

300 1 2

25

50

25

50

75

75

CG 番号4 パターン3

5

4

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文 CG 番号5 パターン4

3 5

100

125

150 175 距離(m)

200

Fig.4.2.2 CG4 距離−期待感

1

期待感

200

3 4

100

125

150 175 距離(m)

200


期待感

3

2

25

50

75

125

150 175 距離(m)

200

225

250

275

300

4-2.実験結果・分析

100

CG 番号2 パターン1

CG4 CG5

CG8

200

225

250

275

300

通 路 上 型

CG11

CG14

45

3

34

23

4

1 2 1

通 路 上 型

CG12 CG13

2

5 通 路 脇 型

CG9 CG10

パターン2

1

CG6 CG7

CG 番号3

5

滞留者なし

CG2 CG3

滞 留 パ タ ー ン

期待感

CG1

滞 留 位 置

期待感

通 路 幅

12

2

4 通 路 脇 型

25

50

75

100

125

150 175 距離(m)

200

225

250

275

300

25

50

75

100

125

150 175 距離(m)

200

225

250

275

300

225

250

275

300

3 1

1 2

Fig.4.2.3 CG3 距離−期待感

CG 番号4 パターン3

5

4

CG 番号5

期待感

パターン4

3 5

2

225

250

275

300

期待感

4

200

1 3

25

50

75

100

125

150 175 距離(m)

200

Fig.4.2.4 CG4 距離−期待感

2

1 25

50

75

100

125

150

175

距離(m)

CG 番号6 パターン5

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文 5

4

029

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

1

200

225

250

275

300


200

225

250

275

300 1 2

25

50

75

100

125

150 175 距離(m)

200

225

250

275

300

1 50

75

100

125

150 175 距離(m)

200

225

250

275

300

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-2.実験結果・分析

CG 番号4 パターン3

5

4

CG1

滞留者なし

CG2 CG3 CG4 200

225

250

275

300

CG5

通 路 上 型

CG8 CG9 CG10 CG11

CG14

3

4

4

1

1

50

75

100

25

50

75

100

125

150 175 距離(m)

200

225

250

275

300

2

2 3 4

通 路 脇 型

25 3

2 1

通 路 上 型

CG12 CG13

2

2

5 通 路 脇 型

パターン4

3 5

1

CG6 CG7

CG 番号5 期待感

滞 留 位 置

期待感

通 路 幅

滞 留 パ タ ー ン

1

1

125

150

175

200

225

250

275

300

距離(m)

2

Fig.4.2.5 CG5 距離−期待感

CG 番号6 パターン5

5

期待感

4

3

2

200

225

250

275

300

1 25

50

75

100

125

150 175 距離(m)

200

225

Fig.4.2.6 CG6 距離−期待感

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

030

25

250

275

300


031

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-2.実験結果・分析

CG1

滞 留 位 置

CG4 CG5

CG8

通 路 上 型

CG11

CG14

3

4

4

1

2

2 3 4

通 路 脇 型

3

2 1

通 路 上 型

CG12 CG13

2

5 通 路 脇 型

CG9 CG10

5

1

CG6 CG7

パターン1

滞留者なし

CG2 CG3

CG 番号7

滞 留 パ タ ー ン

期待感

通 路 幅

1

1

25

50

75

100

125

150

175

200

225

250

275

300

250

275

300

275

300

距離(m)

2

Fig.4.2.7 CG7 距離−期待感

CG 番号8 パターン2

5

CG 番号9

期待感

4

滞留者なし

5 3

225

250

275

300

3 1

25

50

75

100

125

150

175

200

225

距離(m) 2

Fig.4.2.8 CG8 距離−期待感 1 25

50

75

100

125

150

175

距離(m)

CG 番号10 パターン1

CG

5

4

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

CG 番号11

期待感

200

期待感

4 2

パターン2

3

5

200

225

250


期待感

1 25

50

75

100

125

150

225 250 275 300 第 4200 章 通路における歩行者の期待感実験

175

距離(m)

4-2.実験結果・分析

5

2

032

CG 番号8 パターン2

CG4 CG5

CG8

通 路 上 型

225

250

275

300

CG10 CG11

CG14

54

3

43

32

4

1 2 1

通 路 上 型

CG12 CG13

2

5 通 路 脇 型

CG9 200

滞留者なし

1

CG6 CG7

CG 番号9

5

滞留者なし

CG2 CG3

滞 留 パ タ ー ン

期待感

CG1

滞 留 位 置

期待感

通 路 幅

21

2

25

75

100

125

150

175

200

225

250

275

300

200

225

250

275

300

250

275

300

250

275

300

距離(m)

4 通 路 脇 型

50

3 1 25

1

50

75

100

125

150

175

距離(m)

2

Fig.4.2.9 CG9 距離−期待感

CG 番号10 パターン1

CG

5

CG 番号11 パターン2

4

期待感

5 3

4 2

期待感

5

3

3 1 25

50

75

100

125

150

175

200

225

距離(m)

2

200

225

250

275

300

Fig.4.2.10 CG10 距離−期待感 1 25

50

75

100

125

150

175

距離(m)

CG 番号12 パターン3

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文 5

4

200

225


225

250

275

期待感

200

300

13 25

50

75

100

125

150

175

200

225

250

275

300

距離(m) 2

25

50

75

100

125

150

175 第

225 250 275 300 4 200 章 通路における歩行者の期待感実験

033

1

距離(m)

4-2.実験結果・分析

CG 番号10 パターン1

CG

5

4

CG1

1

CG3

2

CG5

通 路 上 型

CG6 225

250

275

300

CG7 CG8

通 路 脇 型

CG11

CG14

4 1 25

75

100

125

150

175

200

225

250

275

300

200

225

250

275

300

250

275

300

距離(m)

3

2

2 3 4

通 路 脇 型

50

2 1

通 路 上 型

CG12 CG13

2

4

1

パターン2

3

5

3

5

CG9 CG10

CG 番号11

滞留者なし

CG2

CG4

200

滞 留 パ タ ー ン

期待感

滞 留 位 置

期待感

通 路 幅

1 25

1

50

75

100

125

150

175

距離(m)

2

Fig.4.2.11 CG11 距離−期待感

CG 番号12 パターン3

5

期待感

4

3

2

200

225

250

275

300

1 25

50

75

100

125

150

175

200

225

距離(m)

Fig.4.2.12 CG12 距離−期待感

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


034

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-2.実験結果・分析

CG1

滞 留 位 置

CG4 CG5

CG8

通 路 上 型

CG11

CG14

4

3 4

1

2

2 3 4

通 路 脇 型

3

2 1

通 路 上 型

CG12 CG13

2

5 通 路 脇 型

CG9 CG10

5

1

CG6 CG7

パターン1

滞留者なし

CG2 CG3

CG 番号13

滞 留 パ タ ー ン

期待感

通 路 幅

1 25

1

50

75

100

125

150

175

200

225

250

275

300

250

275

300

距離(m)

2

Fig.4.2.13 CG13 距離−期待感

CG 番号14 パターン2

5

期待感

4

3

2

1 175

200

225

250

275

300

25

50

75

100

125

150

175

200

225

距離(m)

離(m)

Fig.4.2.14 CG14 距離−期待感

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


035

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-2.実験結果・分析

●属性別の各パラメータと期待感との関係   次項 Fig.4.2.15 ∼ Fig.4.2.18 に、滞留位置、通路幅、近距離 滞留者人数、遠距離滞留者人数の各パラメータと被験者全員の

期待感平均値、女性被験者の期待感平均値、男性被験者の期待 感平均値との関係のグラフを示す。  期待感は最大値を 100 としてパーセントに換算した。

なお、被験者の割合は、男性 11 名、女性 9 名である。 ●時間帯別の各パラメータと期待感との関係   次項 Fig.4.2.19 ∼ Fig.4.2.22 に、時間帯別の滞留位置、通路 幅、近距離滞留者人数、遠距離滞留者人数の各パラメータと期 待感平均値との関係のグラフを示す。  時間はスタート地点からゲート前広場に着くまでのウォーク スルー CG アニメーションを均等に三等分して、スタート地点 から順に、時間1、時間2、時間 3 とした。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


036

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-2.実験結果・分析

滞留位置-期待感 100.0

100.0

90.0

90.0

80.0

80.0

全員 男 女

60.0 50.0

期待感(%)

期待感(%)

70.0

40.0

70.0 60.0 50.0 40.0

30.0

30.0

20.0

20.0

10.0

10.0

0.0

通路上型

0.0

通路脇型

近距離滞留者数-期待感 100.0

Fig.4.2.15 属性別 滞留位置−期待感

100.0

90.0 90.0 80.0 80.0

60.0

全員 男 女

50.0 40.0

期待感(%)

期待感(%)

70.0 70.0 60.0 50.0 40.0

30.0 30.0

滞留位置-期待感

20.0

通路幅-期待感

20.0

10.0 100.0 0.0 90.0

10.0

0-5人

5-15人

15人以上

0.0

0-5人

全員 男 女

期待感(%)

80.0 70.0

全員 男 女

60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 10.0

路上型

0.0

通路脇型

通路幅5m

近距離滞留者数-期待感

通路幅10m

遠距離滞留者数-期待感

100.0

Fig.4.2.16 属性別 通路幅−期待感

90.0

全員 男 女

期待感(%)

80.0 70.0 60.0

全員 男 女

50.0 40.0 30.0 20.0 10.0

5-15人

15人以上

0.0

0-5人 早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

5-15人

15-30人

30人以上


滞留位置-期待感 100.0

100.0

037

90.0

90.0

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

80.0

80.0

50.0

期待感(%)

全員 男 女

60.0

40.0

70.0

4-2.実験結果・分析

期待感(%)

70.0

60.0 50.0 40.0

30.0

30.0

20.0

20.0

10.0

10.0

0.0

通路上型

0.0

通路脇型

近距離滞留者数-期待感 100.0 100.0 90.0 90.0 80.0 80.0

60.0

全員 男 女

50.0 40.0

期待感(%)

期待感(%)

70.0 70.0 60.0 50.0 40.0

30.0 30.0

滞留位置-期待感

通路幅-期待感

20.0

20.0

10.0 100.0 10.0 0.0 90.0

0-5人

5-15人

15人以上

0.0

0-5人

全員 男 女

期待感(%)

80.0 70.0 60.0 50.0

Fig.4.2.17 属性別 近距離滞留者数−期待感

全員 男 女

40.0 30.0 20.0 10.0

路上型

0.0

通路脇型

通路幅5m

近距離滞留者数-期待感

通路幅10m

遠距離滞留者数-期待感 100.0 90.0

全員 男 女

期待感(%)

80.0 70.0 60.0

全員 男 女

50.0 40.0 30.0 20.0 10.0

5-15人

15人以上

0.0

0-5人

5-15人

15-30人

30人以上

Fig.4.2.18 属性別 遠距離滞留者数−期待感

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


038

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-2.実験結果・分析

100.0

100.0

90.0

90.0

80.0

80.0

70.0

70.0

60.0

時間1 時間2 時間3

50.0 40.0

期待感(%)

期待感(%)

滞留位置-期待感

60.0 50.0 40.0

30.0

30.0

20.0

20.0

10.0

10.0

0.0

0.0

通路上型

通路脇型

通路

Fig.4.2.19 時間帯別 滞留位置−期待感 近距離滞留者数-期待感 100.0 90.0

100.0 90.0

70.0

80.0

60.0 50.0

40.0 30.0

滞留位置-期待感

時間1 時間2 時間3

通路幅-期待感

20.0

0-5人

期待感(%)

80.0

5-15人

0-5人

60.0

時間1 時間2 時間3

50.0 40.0

10.0 0.0

通路脇型

通路幅5m

通路幅10m

Fig.4.2.20 時間帯別 通路幅−期待感 近距離滞留者数-期待感 遠距離滞留者数-期待感 100.0 90.0

期待感(%)

80.0 70.0 60.0

時間1 時間2 時間3

50.0 40.0 30.0 20.0

0-5人

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文 10.0 5-15人

40.0

0.0

70.0

20.0

時間1 時間2 時間3

50.0

10.0

15人以上

30.0

60.0

20.0

90.0 0.0

通路上型

70.0

30.0

100.010.0

時間1 時間2 時間3

期待感(%)

期待感(%)

80.0

15人以上

0.0

0-5人

5-15人

15-30人

30人以上


90.0

80.0

80.0

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

70.0 60.0

40.0

70.0 60.0

4-2.実験結果・分析

時間1 時間2 時間3

50.0

期待感(%)

100.0

90.0

50.0 40.0

30.0

30.0

20.0

20.0

10.0

10.0

0.0

0.0

通路上型

通路脇型

通路幅

近距離滞留者数-期待感 100.0 90.0

100.0

80.0

90.0

70.0

80.0

60.0 50.0

通路幅-期待感

40.0

100.0

30.0

90.0

20.0

80.0

10.0

70.0

0.0

5-15人

15人以上

40.0

20.0 10.0 0.0

通路幅5m

通路幅10m

近距離滞留者数-期待感 遠距離滞留者数-期待感 100.0 90.0

時間1 時間2 時間3

期待感(%)

80.0

70.0 60.0

時間1 時間2 時間3

50.0 40.0 30.0 20.0

5-15人

15人以上

50.0 40.0

10.0

時間1 時間2 時間3

Fig.4.2.21 時間帯別 近距離滞留者人数−期待感

通路脇型

60.0

20.0

50.0

30.0

70.0

30.0

0-5人

60.0

時間1 時間2 時間3

期待感(%)

期待感(%)

時間1 時間2 時間3

期待感(%)

滞留位置-期待感

通路上型

5人

100.0

039

期待感(%)

滞留位置-期待感

10.0 0.0

0-5人

5-15人

15-30人

30人以上

Fig.4.2.22 時間帯別 遠距離滞留者人数−期待感

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

0.0

0-5人


040

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-3.考察

4-3 考察 ●スタート地点からの距離と期待感  Fig.4.2.1 ∼ Fig.4.2.14 のグラフより以下のことが読み取れる。 人のいない状態での実験について  ほぼ人のいない状態を想定した CG1 と CG9 より以下のことが 読み取れる(Fig.4.2.1、Fig.4.2.9 参照) 。  ・滞留者がいない通路は全体を通して期待感が低く、スタート   地点からの距離 150m(以下、特に断りのない場合、距離は   スタート地点からの距離を表す。 )付近で期待感は最少とな   る。  ・ゲートが見え始める 200m の位置付近から期待感は上昇し   始める。CG1、CG2 どちらも大きく期待感が回復しているこ   とから、ゲートが見えているかどうかは期待感にとって重要   な要素であることがわかる。  ・通路幅 10m(CG1)に比べ、通路幅 5m(CG9) は期待感が   低い。通路幅 10m よりも前方の視界が遮られるために人影   が見えないとより不安感がつのり、期待感が減少するものと   考えられる。 人の滞留間隔について(Fig.4.2.1 ∼ Fig.4.2.12 参照)  ・Fig.4.2.2,Fig.4.2.7,Fig.4.2.10,Fig.4.2.13 より人影がアニメー   ションに映りはじめる、滞留位置からの距離 60m の地点よ   り期待感が上昇し始めることがわかる。また、滞留位置の手   前で期待感はピークに達し、減少に転じていることより、遠   距離に滞留者が見えることの重要性が示唆される。  ・滞留間隔 100m に比べ、滞留間隔 30m の方が期待感を高い   位置で維持し、時間ごとの増減も少ない。滞留間隔 100m    では、一度完全に人が見えなくなるので、その際に著しく期   待感が減少する。  ・連続して滞留者がいる CG4 と CG12 では期待感はスタート   時高い位置から始まるが、50m 付近から下がり始め、ゲー   トに近づくと上昇する。人の多さが混雑として認識され、不   快感を引き起こすためであると考えられる。  ・滞留間隔が次第に長くなる CG5 では、滞留間隔が長くなる   につれて期待感が減少している。  ・滞留間隔が次第に短くなる CG6 では、滞留間隔が短くなる

につれて期待感が上昇し、到着地点において全 CG の中で一   番高い期待感の平均値を示している。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


041

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-3.考察

Fig.4.2.1 ∼ Fig.4.2.14 のグラフより以下のことが読み取れる。 通路幅について (Fig.4.2.1 ∼ Fig.4.2.4,Fig.4.2.7 ∼ Fig.4.2.14 参照)  ・各滞留パターン間のグラフの形はほぼ等しい。  ・通路幅 5m の CG9 ∼12 は通路幅 10m の CG1 ∼ 4 に比べ   期待感得点が低く、また期待感の増減が激しい。通路幅 5m

は滞留者との距離が近いため、滞留者付近でより大きな影響   を受けることがわかる。  ・通路幅 5m の CG は 10m に比べ、広場前の期待感が高い。   通路が狭い分、広場が見えたときの解放感から期待感が高ま   るものと考えられる。 滞留位置について(Fig.4.2.2,Fig.4.2.3,Fig.4.2.7,Fig.4.2.8 参照)  ・通路脇に滞留する CG7,CG8 のほうが通路上に滞留する CG2,   CG3 に比べ、やや高い値を示すが、通路脇は近づかないと   滞留者が見えないため、滞留間隔が 100m の CG7 では期待   感の増減が激しい。ここでも滞留者がみえていることが、期   待感を大きく左右することがわかる。

●属性別の各パラメータと期待感との関係 属性による傾向の比較  ・Fig.4.2.17,Fig.4.2.18 の滞留者の多い場合を除き、女性の方   が男性に比べ、5% ほど期待感が高い。女性の方が観覧施設   に対する期待感が高いという性質を有していることが考えら   れる。  ・近距離においても遠距離においても滞留者が多い場合は、    女性の方が期待感得点が低くなっている。人混みに対する反   応が女性の方が高い考えられる。 滞留位置について  ・通路脇型のほうが通路上型に比べ 10% ほど期待感が高い。   これは、通路脇型は通路の両側に滞留者を配置したため、人   数の多さによる影響であると考えられる。 通路幅について  ・通路幅 10m の方が、通路幅 5m よりも 5%ほど期待感得点   が高い。通路幅 10m のほうが先の空間がよくみわたせるた   めであると考えられる。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


042

第 4 章 通路における歩行者の期待感実験

4-3.考察

近距離滞留者数について   ・男性は人数が増加すると期待感も比例して増加している。  ・女性は 15 人までは人数の増加とともに期待感が上昇してい   るが、減少に転じる。 遠距離滞留者数について  ・男性は 30 人まで人数の増加とともに期待感が上昇している   が、30 人を超えると 15 人∼ 30 人とほぼ変わらない値とな   る。  ・女性は 30 人まで人数の増加とともに期待感が上昇している   が、30 人を超えると減少に転じる。混雑による不快感が働   いたものと考えられる。  以上より、  ・滞留間隔は次の滞留位置が確認できる程度に離れていること。  ・滞留者がフルーインのサービス水準 C ∼ D にあたる 1.5[ 平   方メートル / 人 ] 以下で 50m 以上続かないこと。  ・通路幅は滞留者との距離が 2m 確保でき、また見通しの良い   幅であること。  ・ゲート前に近づくにつれて次第に滞留者が増えていくこと。    これらを考慮してアプローチ空間を設計することで、期待感を 高い値で維持することができると考えられる。

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第 5 章

実空間における期待感実験

5-1.実験概要 5-2.実験結果・分析 5-3.考察

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●実験目的  アプローチ空間において、人の数の変化および人の位置が期 待感に与える影響、および通路の印象に与える影響を明らかに することを目的とする。 ●実験概要  被験者に代々木第一体育館で行われているイベントに、電 車に乗ってきたことを想定してもらい、経路上の人による期 待感の変化を評価してもらった。経路は 3 種類用意し(次項、 、それぞれについて印象評価を行った。 Fig.5.2.1 参照)

・実験環境  日時:① 10 月 29 日     ② 10 月 31 日     の 12 時∼ 18 時の間で 1 時間 30 分  被験者:都心を生活圏とする 20 代の男女 [12 名(建築学科; 男性 3 名・女性 2 名、学科外;男性 5 名・女性 2 名)]  場所:代々木第一体育館一帯

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5-1.実験概要

5-1 実験概要

044

第 5 章 実空間における期待感実験


045

第 5 章 実空間における期待感実験

5-1.実験概要

●実験方法 ・実験場所の選定  実験を行うに当たり、複数の経路を設定できる場所で、かつ 経路によって人の多さが異なる場所として代々木第一体育館を 選定した。経路は Fig.5.1.1 の三つの経路である。  なお、経路はジョン・J・フルーインのサービス水準を参考 に選定しており、経路②はサービス水準 C、D に相当し、経路 ③はサービス水準 A、B に相当する。また、経路①は極端に人 の少ない経路として選定した(Fig.5.1.2 参照) 。

③

②

①

Fig.5.1.1 実験経路

経路①:代々木体育館西側‐入口 人の量:10[ 平方メートル / 人 ] 以上

経路②:表参道駅     ‐代々木体育館入口 人の量:1.0-2.5[ 平方メートル / 人 ]

経路③:原宿駅竹下口     ‐代々木体育館入口 人の量:2.5‐10[ 平方メートル / 人 ] Fig.5.1.2 実験経路概要

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046

第 5 章 実空間における期待感実験

5-1.実験概要

●実験機材

・メガネ型ビデオカメラによる歩行経路の映像撮影  歩行者が視界にとらえる人の人数と位置を記録するためにメ ガネ型カメラによって歩行経路を撮影した。

メガネ型 DV eye grasses2 VGA アテックス株式会社 Fig.5.1.3 メガネ型ビデオカメラ

・ボイスレコーダーによる期待感の記録  歩行中の歩行者の期待感、および歩行者が認識している人の 人数と位置を記録するためにボイスレコーダーに以下の発話項 目について随時発話してもらった。 ・期待感(1∼5) ・人の位置 ・人の量 ・目的地が見えた時 ( 意識したとき)の期待感

IC RECORDER ICD-UX71 ソニー株式会社 Fig.5.1.4 ボイスレコーダー メガネ型カメラ

ボイスレコーダー

Fig.5.1.5 機材装着図

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047

第 5 章 実空間における期待感実験

5-1.実験概要

●実験手順 1.実験説明  実験前にあらかじめ、駅から遊園地やイベント施設への街路 空間を歩行することを想定して実験に臨むよう説明する。教示 内容については資料編アンケート参照。 2.実験機材の装着 3.スタート地点への誘導 4.目的地までボイスレコーダーに向かって発話しながら歩い てもらう。 5.アンケートに回答。 3.∼5.の実験を3種類の経路ごとに行う。

Fig.5.1.6 実験風景

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●属性別の経路上の滞留者の人数と期待感との関係   次項 Fig.5.2.1 ∼ Fig.5.2.2 に、近距離滞留者人数、遠距離滞

留者人数と被験者全員の期待感平均値、女性被験者の期待感平 均値、男性被験者の期待感平均値との関係のグラフを示す。  期待感は最大値を 100 としてパーセントに換算した。

なお、被験者の割合は、男性 8 名、女性 4 名である。 ●時間帯別の経路上の滞留者の人数と期待感との関係   次項 Fig.5.2.3 ∼ Fig.5.2.4 に時間帯別の近距離滞留者数、遠 距離滞留者人数とと期待感平均値との関係のグラフを示す。  時間はスタート地点からゲート前広場に着くまでを均等に 三等分して、スタート地点から順に、時間1、時間2、時間 3 とした。

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5-2.実験結果・分析

5-2 実験結果・分析

048

第 5 章 実空間における期待感実験


049

第 5 章 実空間における期待感実験

5-2.実験結果・分析

近距離滞留者数-期待感 100

100

90

90

80

80

70

70

全員 男 女

50 40

30 20

10

10 0

5-15人

15人以上

0-5人

Fig.5.2.1 属性別 近距離滞留者数−期待感

遠距離滞留者数-期待感

近距離滞留者数-期待感 100 90 80 70

期待感(%)

60

全員 男 女

50 40 30 20 10 0

15人以上

40

20

0-5人

5-15人

50

30

0

全員 男 女

60

期待感(%)

期待感(%)

60

0-5人

5-15人

15人以上

Fig.5.2.2 属性別 遠距離滞留者数−期待感

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050

第 5 章 実空間における期待感実験

5-2.実験結果・分析

近距離滞留者数-期待感 90

100

80

90

70

80 70

60

時間1 時間2 時間3

50 40 30

20 10

5-15人

15人以上

0

0-5人

近距離滞留者数-期待感 遠距離滞留者数-期待感 100 90 80 70

期待感(%)

40 30

Fig.5.2.3 時間帯別 近距離滞留者数−期待感

60

時間1 時間2 時間3

50 40 30 20 10

15人以上

50

10

0-5人

5-15人

60

20

0

時間1 時間2 時間3

期待感(%)

期待感(%)

100

0

0-5人

5-15人

15人以上

Fig.5.2.4 時間帯別 遠距離滞留者数−期待感

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051

第 5 章 実空間における期待感実験

5-3.考察

5-3 考察 ●属性別の経路上の滞留者数と期待感との関係

CG との比較  ・属性別の滞留者数における、実空間での実験と CG での   実験との差は、人数の少ない 0 ∼ 5 人が、5%程度。5 ∼   15 人、15 人以上が 15%程度であった。5 ∼ 15 人、15   人以上の 15%という差は CG には現れない、空間要素や   街並み、音によるものと考えられる。  ・近距離については 0 ∼ 5 人において CG とは逆に男性のほ   うが期待感が高くなった。実空間において、女性の方が閑   散とした場所に対して不安感を強く抱くため、期待感が抑   えられたものと考えられる。 属性による傾向の比較  ・Fig.5.2.1 近距離滞留者数の 15 人以上を除き、第 4 章の   CG 実験同様大きな差はなかった(Fig.4.2.17,Fig.4.2.18 参   照) 。  ・近距離については女性は人数が増えるとともに期待感も上   昇しているが、男性は 15 人を超えると期待感が減少して   いる。これは、実験日、実験場所が比較的女性が多かった   ことが影響していると考えられる。  ・遠距離については男女ともに、人数が増えるとともに期待   感が増加している。遠距離滞留者数は男女ともに期待感に   影響を与えていると考えられる。 ●時間帯別の経路上の滞留者数と期待感との関係 CG との比較  ・CG と比較すると時間 3 の期待感が滞留者数 0 ∼ 5 人を除   きより高くなっている。これは目的地が見えてからの期待   感が実空間ではより効果的であるからだと考えられる。滞   留者数が 0 ∼ 5 人の時の時間3の値が低くなっているの   は目的地付近に人がいないと閑散とした感じにより、高ま   っていた期待感が下がってしまうためであると考えられる。    ・実空間での実験と CG での実験との差は、人数の少ない 0   ∼ 5 人が 5%程度、5 ∼ 15 人が 15%程度、15 人以上が   30% 程度と実空間の方が期待感が高くなっている。これ   も、CG に現れない要素が影響していると考えられる。

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052

第 5 章 実空間における期待感実験

5-3.考察

・CG では時間2が一番低い値をとる傾向にあったが実空間   では時間1が一番低い値をとる傾向にあった。CG で大き   く中盤に期待感の低下した、人の少ない経路が、実空間で   は比較的低い値をとるものの、大きく低下したり、長時間   低下したままということがなかったためであると考えられ   る。低下が持続しない理由として、目的地が経路中盤で確   認できたことが理由として考えられる。 時間による傾向の比較  ・Fig.5.2.10 の遠距離滞留者数 0 ∼ 5 人の時を除き時間1、   時間2、時間3の順に期待感は高まっている。またいずれ   も時間3が高い値をとっており、目的地の影響が大きいも   のと考えられる。  ・遠距離、つまり進行方向に人がいないと期待感が大きく低   下する。  以上より、  ・目的地に近い位置で滞留者が多いこと。  ・進行方向に人が見えていること。  これらを考慮してアプローチ空間を設計することで、期待感 を高めることができると考えられる。

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第 6 章

まとめ

6-1.まとめ 6-2.展望と課題

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054

第 6 章 まとめ・展望

6-1.まとめ

6-1 まとめ ●広場について ・広場の滞留者の位置により、歩行者の期待感がどの程度変化  するかが明らかになった。 ・重回帰分析により広場における滞留者と期待感との関係式が

y1 y1

3

2

2

1 0

求めた。以下に、期待感 Y と各パラメータ関係式を示す。パ ラメータは左図参照。

1 1

x1

0

1

2

x2

Y=a1x1+a2y1+a3p2+a4x2+a5y2+b ゲート前広場

a1=18.03571 , a2 = -6.25, a3 = 17.29167 , a4 = -5 , a5 = 0.104167 , b = 39.64286

・広場の印象評価は「活気」因子と「好感」因子によって表す  ことができ、滞留者の位置によってどのような印象を受ける  のかが明らかになった。 ●通路について ・滞留者の滞留間隔による期待感の変化が明らかになった。   滞留間隔が 60m を超えると期待感は減少する。   滞留者が 50m 以上連続すると期待感が減少する。 ・目的地に近い位置で滞留者が多いことが期待感にとって重要  であることが明らかになった。 ・進行方向に人が見えていることが期待感にとって重要である  ことが明らかになった。

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


本研究によりアプローチ空間における人の位置および滞留間 隔が歩行者の期待感に影響を与えているという結果が明らかと なり、それにもとづく設計指針が示された。しかし、本研究で は人がどこにいるのかに絞った基礎的な研究にとどまってお り、 滞留者の属性や姿勢などといった要素には言及していない。 この点で、多くの課題を残すこととなった。アプローチ空間に おいてどのような属性の人がいるのか、またどのような状態で 滞留しているのかは、目的地施設の印象を左右する重要な要素 であると考えられる。今後の発展を期待し、以下に課題の一部 を示す。 ○滞留者の属性や状態を考慮にいれた検証 ○被験者の属性をより広げて比較を行うこと ○観覧施設以外の施設にも範囲を広げて比較を行うこと

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

6-2.展望と課題

6-2 展望と課題

055

第 6 章 まとめ・展望


おわりに 参考文献

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


おわりに  研究をするにあたり、いろんなところに足を運んだ半年間 だった。人と空間の関係に注意を払って、いろんな場所を観察 してみると、人が空間を作っていることを痛感した。そして、 その空間から微妙なニュアンスを感じ取る人の感性がこれまた おもしろかった。  就活やらなんやらでスタートが大幅に遅れ、最後は本当にド タバタだったが、多くの方々に支えていただいたおかげで、本 当に集中して充実した時間を送ることができた。ここに、ささ やかながら感謝の言葉を述べたい。  まず、林田先生、優柔不断な僕を温かく見守っていただき、 ありがとうございました。長い間、なかなか煮え切らずにいた 僕ですが、林田先生の的確なアドバイスのおかげでこの論文を 書き上げることができたと思います。ありがとうございます。 そして、おいしい海老狸をいつもありがとうございました。  阿部さん、研究はもちろん、いつもテンパリ気味だった僕の 相談にいろいろと乗っていただき、ありがとうございました。 いつだったか、次の日バイトだったのに、S 棟で朝方まで愚痴? を聞いてもらったことがありました。本当にいろいろとありが とうございました。  西さん、いつも的確なアドバイスをいただき、感謝していま す。なんだかんだ面倒見のいい西さんがいることで、行動ゼミ はうまくまわっていたような気がします。  林田先生と行動ゼミの先輩二人には本当にお世話になりまし た。ありがとうございます。  そして一緒に S 棟にこもった行動ゼミのみんな、ありがとう。 卒論締め切り前の S 棟は、本当に空気が汚くて、床も机も汚く て、悲惨な感じだったけど、みんなのおかげで楽しく卒論に取 り組めました。執筆中、イヤホン付けずに音楽流して、迷惑だっ たかもしれないので、この場をかりて、ごめんなさい。  学校大好きなゆかりちゃん、行動ゼミのマドンナとしてこれ からもがんばってください。  しっかりもののかわ D、卒論忙しいのに jump 教えてくれて ありがとね。来年は後輩に分析手法教えてあげてね∼  きどっち、最後の追い込みすごかった。寝てないのにいつも 通りみんなに気を使えるとこ、感心しました。  奇声を発しながら卒論を書いてたジャンボ \(> _ < )/ こんどゴルフおしえてね(°∀°;)/"

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文

057

おわりに


渡辺先生、まず、研究室に受けいれてくださり、ありがとう ございます。有意義に、また楽しく、研究に取り組むことがで きました。卒論指導以外にも、進路のアドバイスなど本当にあ りがとうございました。

そして、長澤先生をはじめ、研究室のみなさま。S 棟にいる ことが多かったので、あまり会うことは少なかったかもしれま せんが、中間発表や合宿でお世話になりました。ありがとうご ざいました。  卒論生のみんな、すぎたつ、おっちーをはじめ、みんなおも しろい人ばかりでした。これからも仲良くしてやってください。 飲みとかがあればすぐかけつけるので。    そのほか、卒論にあたり実験の被験者をやってくれた友達た ち、コトブキの研究会の皆様、本当に多くの方に支えられてこ の論文を書くことができました。ありがとうございます。  最後に、一度大学を卒業して、二度目の大学進学を応援して くれた家族に、心から感謝したいと思います。  ありがとうございました。 江藤元治

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058

おわりに


参考文献 参考論文 1.永田晃一 : 人が利用している状態を考慮した店舗空間の印 象評価に関する研究,早稲田大学卒業論文,2007 年(本文中 ※1) 2.松本直司 ,近久博志 ,加藤毅 ,勝崎香奈:地下空間にお ける期待感 : 空間拡大時の期待感位置とその強さ,土木学会論 文集,pp.139-147,2004 年(本文中 ※ 2) 3.熊澤 貴之:屋内スロープにおける移動に伴う期待感の変容, 日本建築学会大会学術講演梗概集 D-1 分冊,p.61-62,2008 年(本文中※3) 4.伊藤育子,佐野友紀,林田和人,渡辺仁史:都市における 群集から受けるイメージに関する研究,日本建築学会大会学術 講演梗概集,pp.841-842,1996 年(本文中 ※ 4) 5.井上正明:日本における SD 法による研究分野とその形容 詞対尺度構成の外観,教育心理学研究 vol.33, pp.253-260, 1985(本文中※5)

参考書籍 1.ジョン・J・フルーイン=著 / 長島正充=訳:歩行者の空 間‐理論とデザイン‐,鹿島出版会,1974 年(本文中 ※6)

2.渋谷昌三 著:人と人との快適距離 : パーソナル・スペース とは何か,日本放送出版協会,1990 年

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059

参考文献


実空間における歩行実験

早稲田大学理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2009 年度卒業論文


0:10

2:00

0:30

2:25

0:45

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1:15

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1:30

3:35

1:45

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資料編


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資料編


期待感に関する実験

アンケート

名前 年齢

性別(男・女) (例;建築学科)

属性

経路①の印象評価 や

普

や

や

通

や

非 常 に

「陽気な」

1

2

3

4

5

「活発な」

1

2

3

4

5

「派手な」

1

2

3

4

5

する実験を行います。楽しみにしていた野球を見に行くことを想定し,3つの異なる経路を通って代々

「面白い」

1

2

3

4

5

木体育館まで歩いて頂きます。それぞれ、経路上にいる人を見ることでどのように期待感が高まるか

「愉快な」

1

2

3

4

5

「静かな」

1

2

3

4

5

「元気な」

1

2

3

4

5

「感じの良い」

1

2

3

4

5

「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「生き生きした」

1

2

3

4

5

「にぎやかな」

1

2

3

4

5

「整然とした」

1

2

3

4

5

「楽しい」

1

2

3

4

5

「若々しい」

1

2

3

4

5

建築計画の卒業論文に関するアンケートです。簡単な調査ですのでご協力ください。  これから駅を降りてからに野球場やコンサート会場に行くまでのアプローチ空間(図 1 参照)に関

を評価して頂きます。評価はボイスレコーダーに向かって 5 秒毎に下記の発話項目について発話して 下さい。ゴールである代々木体育館で次項の印象評価アンケートに回答して頂きます。  実験前に以下の注意事項をよくお読み下さい。  注意事項 ・これから行う歩行実験では、楽しみにして

発話項目

いた野球場やコンサート会場に行くときのこ とを想像して行ってください。 ・人がいることにより期待感が高まることを 調査する実験なので、空間の形状や滞留者の 属性は考慮にいれないようにしてください。 ・期待感については、スタート時(駅をおり た状態を想定する)の状態を 3 として 5 段階

非 常 に

や

普

や

や

通

や

非 常 に

「陽気な」

1

2

3

4

5

「不活発な」

「活発な」

1

2

3

4

5

「地味な」

「派手な」

1

2

3

4

5

「つまらない」

「面白い」

1

2

3

4

5

「不愉快な」

「愉快な」

1

2

3

4

5

「騒がしい」

「静かな」

1

2

3

4

5

「疲れた」

「元気な」

1

2

3

4

5

「感じの悪い」

「感じの良い」

1

2

3

4

5

「親しみにくい」

「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「生気のない」

「生き生きした」

1

2

3

4

5

「さびしい」

「にぎやかな」

1

2

3

4

5

「雑然とした」

「整然とした」

1

2

3

4

5

「退屈な」

「楽しい」

1

2

3

4

5

「若々しい」

1

2

3

4

5

「陰気な」

「年老いた」

経路①の期待感

・期待感(1∼5) ・人の位置 ・人の量

低い

非 常 に

や

1

2

や

経路③の印象評価

経路②の印象評価

非 常 に

非 常 に

や

普

や

や

通

や

非 常 に

「陽気な」

1

2

3

4

5

「陰気な」

「不活発な」

「活発な」

1

2

3

4

5

「不活発な」

「地味な」

「派手な」

1

2

3

4

5

「地味な」

「つまらない」

「面白い」

1

2

3

4

5

「つまらない」

「不愉快な」

「愉快な」

1

2

3

4

5

「不愉快な」

「騒がしい」

「静かな」

1

2

3

4

5

「騒がしい」

「疲れた」

「元気な」

1

2

3

4

5

「疲れた」

「感じの悪い」

「感じの良い」

1

2

3

4

5

「感じの悪い」

「親しみにくい」

「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「親しみにくい」

「生気のない」

「生き生きした」

1

2

3

4

5

「生気のない」

「さびしい」

「にぎやかな」

1

2

3

4

5

「さびしい」

「雑然とした」

「整然とした」

1

2

3

4

5

「雑然とした」

「退屈な」

「楽しい」

1

2

3

4

5

「退屈な」

「若々しい」

1

2

3

4

5

「年老いた」

「陰気な」

「年老いた」

経路③の期待感

経路②の期待感 変 化 な し

や   や

非 常 に

3

4

5

高い

低い

非 常 に

や

1

2

や

変 化 な し

や   や

非 常 に

3

4

5

高い

低い

非 常 に

や

1

2

例)すぐ近くに人が沢山溜まっている/期待感4

で評価してください。 期待感は以下に定義します。 ・目的地(代々木体育館)が見えた地点で「目 的地が見えた/期待感○」と発話してくださ

・目的地が見えた時 ( 意識したとき)に一回発話 例) 目的地が見えた/期待感5

い。 ・実験中に問題が発生した場合はすぐに連絡 してください

③

期待感の定義 先の空間に「行ってみたい」「何かありそうだ」と感じる感覚のことを指す。本実験では、気 分が高揚し、目的地である大型レジャー施設に対する興味、関心が高まる(わくわくする) ことを期待感があがると定義する。

① ご協力ありがとうございます。 早稲田大学建築学科 渡辺研究室 江藤元治 mobile : 09073809188 図1アプローチ空間概要

e-mail : eto555@suou.waseda.jp

②

や

変 化 な し

や   や

非 常 に

3

4

5

高い


期待感に関する実験①(ゲート前広場)

1

名前 年齢 属性

性別(男・女) (例;建築学科)

建築計画の卒業論文に関するアンケートです。簡単な調査ですのでご協力ください。  これから駅を降りてから野球場やコンサート会場に行くまでのアプローチ空間(図 1 参照)に関す る実験を行います。通路から広場に入る部分の CG アニメーションを 21種類見ていただきます。動画 は1つあたり 20 秒です。各動画の印象について、アンケートに答えて下さい。動画を見る前に以下の 注意事項に目を通してください。

■ゲート前広場の滞留者の位置による歩行者の期待感  注意事項 ・これから見ていただく CG アニメーションは野球場やコンサート会場のゲート前広場に歩いていく動 画です。楽しみにしていた遊園地に行くときのことを想像して見てください。 ・実験に必要ない情報をはぶいていますが、同行者や通路上の歩行者などはいるものとして想像してみ てください。

非 常 に

や

普

や

や

通

や

非 常 に

「陽気な」

1

2

3

4

5

「陰気な」

「活発な」

1

2

3

4

5

「不活発な」

「派手な」

1

2

3

4

5

「面白い」

1

2

3

4

5

「愉快な」

1

2

3

4

「静かな」

1

2

3

「元気な」

1

2

「感じの良い」

1

や

普

や

や

通

や

非 常 に

「陽気な」

1

2

3

4

5

「陰気な」

「活発な」

1

2

3

4

5

「不活発な」

「派手な」

1

2

3

4

5

「地味な」

「つまらない」

「面白い」

1

2

3

4

5

「つまらない」

5

「不愉快な」

「愉快な」

1

2

3

4

5

「不愉快な」

4

5

「騒がしい」

「静かな」

1

2

3

4

5

「騒がしい」

3

4

5

「疲れた」

「元気な」

1

2

3

4

5

「疲れた」

2

3

4

5

「感じの良い」

1

2

3

4

5

「感じの悪い」

「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「親しみにくい」

「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「親しみにくい」

「生き生きした」

1

2

3

4

5

「生気のない」

「生き生きした」

1

2

3

4

5

「生気のない」

「にぎやかな」

1

2

3

4

5

「さびしい」

「にぎやかな」

1

2

3

4

5

「さびしい」

「整然とした」

1

2

3

4

5

「整然とした」

1

2

3

4

5

「雑然とした」

「楽しい」

1

2

3

4

5

「退屈な」

「楽しい」

1

2

3

4

5

「退屈な」

「若々しい」

1

2

3

4

5

「年老いた」

「若々しい」

1

2

3

4

5

「年老いた」

いれないようにしてください。(図 2 4のような滞留者を想像してください。) ・動画はゲート前広場の直前の通路からゲート前広場に入る20秒間の動画です(図 1 参照)。広場に入っ

下がる

たときに滞留者から受ける印象と期待感についてアンケートに答えてください。 ・期待感についても通路に居るときの状態を 3 として 5 段階で評価してください。

3

非 常 に

や

1

2

先の空間に「行ってみたい」「何かありそうだ」と感じる感覚のことを指す。本実験では、気 分が高揚し、目的地である大型レジャー施設に対する興味、関心が高まる(わくわくする) ことを期待感があがると定義する。 アニメーション(各 20 秒)

図1(左上)アプローチ空間概要

「感じの悪い」

「雑然とした」

や

広場に出た時の期待感

変 化 な し

や   や

非 常 に

3

4

5

高まる

下がる

4

非 常 に

や

普

や

や

通

や

非 常 に

「陽気な」

1

2

3

4

5

「活発な」

1

2

3

4

5

「派手な」

1

2

3

4

「面白い」

1

2

3

「愉快な」

1

2

「静かな」

1

非 常 に

や

1

2

や

変 化 な し

や  や

非 常 に

3

4

5

高まる

広場に出た時の印象評価 非 常 に

や

普

や

や

通

や

非 常 に

「陽気な」

1

2

3

4

5

「陰気な」

「不活発な」

「活発な」

1

2

3

4

5

「不活発な」

5

「地味な」

「派手な」

1

2

3

4

5

「地味な」

4

5

「つまらない」

「面白い」

1

2

3

4

5

「つまらない」

3

4

5

「不愉快な」

「愉快な」

1

2

3

4

5

「不愉快な」

2

3

4

5

「静かな」

1

2

3

4

5

「騒がしい」

「元気な」

1

2

3

4

5

「疲れた」

「元気な」

1

2

3

4

5

「疲れた」

「感じの良い」

1

2

3

4

5

「感じの悪い」

「感じの良い」

1

2

3

4

5

「感じの悪い」

「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「親しみにくい」

「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「親しみにくい」

「生き生きした」

1

2

3

4

5

「生き生きした」

1

2

3

4

5

「生気のない」

「にぎやかな」

1

2

3

4

5

「さびしい」

「にぎやかな」

1

2

3

4

5

「さびしい」

「整然とした」

1

2

3

4

5

「雑然とした」

「整然とした」

1

2

3

4

5

「雑然とした」

「楽しい」

1

2

3

4

5

「退屈な」

「楽しい」

1

2

3

4

5

「退屈な」

「若々しい」

1

2

3

4

5

「若々しい」

1

2

3

4

5

「年老いた」

「陰気な」

「騒がしい」

「生気のない」

「年老いた」

広場に出た時の期待感

図2(右上)滞留者イメージ 図3(左下)滞留者イメージ 図4(右下)滞留者イメージ

「地味な」

広場に出た時の印象評価

期待感は以下に定義します。

期待感の定義

広場に出た時の印象評価 非 常 に

広場に出た時の期待感

・人がいることにより期待感が高まることを調査する実験なので、空間の形状や滞留者の属性は考慮に

・印象評価は形容詞対によって行います。5 段階で数字に○をつけてください。

2

広場に出た時の印象評価

下がる

非 常 に

や

1

2

や

広場に出た時の期待感

変 化 な し

や   や

非 常 に

3

4

5

高まる

下がる

非 常 に

や

1

2

や

変 化 な し

や  や

非 常 に

3

4

5

高まる


期待感に関する実験②(アプローチ通路)

1

名前 年齢 属性

通路全体の印象評価

施設に対する期待感の評価

性別(男・女)

非 常 に

(例;建築学科) ①

や

普

や

や

通

や

非 常 に

非 常 に

や

普

や

や

通

や

非 常 に

「陽気な」

1

2

3

4

5

「陰気な」

低い

1

2

3

4

5

②

低い

1

2

3

4

5

高い

「活発な」

1

2

3

4

5

「不活発な」

③

低い

1

2

3

4

5

高い

「派手な」

1

2

3

4

5

「地味な」

④

低い

1

2

3

4

5

高い

「面白い」

1

2

3

4

5

「つまらない」

2

3

4

5

「愉快な」

2

3

4

5

低い

1

1

画は1つ 4 分です。各動画を見ながら期待感の変化を答えていただきます。また、最後に印象について、

⑤

「不愉快な」

アンケートに答えて下さい。動画を見る前に以下の注意事項に目を通してください。

⑥

2

3

4

5

2

3

4

5

「静かな」

1

1

「騒がしい」

1

2

3

4

5

■通路上の滞留者の位置による歩行者の期待感

「元気な」

「疲れた」

⑦

低い

1

2

3

4

5

「感じの良い」

1

2

3

4

5

「感じの悪い」

注意事項

⑧

低い

1

2

3

4

5

高い

「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「親しみにくい」

⑨

低い

1

2

3

4

5

高い

「生き生きした」

1

2

3

4

5

「生気のない」

して見てください。

⑩

1

2

3

4

5

「にぎやかな」

1

2

3

4

5

低い

「さびしい」

・実験に必要ない情報をはぶいていますが、同行者や通路上の歩行者などはいるものとして想像してみ

⑪

2

3

4

5

2

3

4

5

「整然とした」

1

1

「雑然とした」

てください。

1

2

3

4

5

⑫

「楽しい」

「退屈な」

1

2

3

4

5

「若々しい」

1

2

3

4

5

「年老いた」

建築計画の卒業論文に関するアンケートです。簡単な調査ですのでご協力ください。  これから駅を降りてから野球場やコンサート会場に行くまでのアプローチ空間(図 1 参照)に関す る実験を行います。アプローチ通路を歩いて行く CG アニメーションを 14 種類見ていただきます。動

・これから見ていただく CG アニメーションは駅前広場を抜けてゲート前広場に続くアプローチ通路を 歩いていく動画です(図 1 参照)。楽しみにしていた野球場やコンサート会場に行くときのことを想像

・人がいることにより期待感が高まることを調査する実験なので、空間の形状や滞留者の属性は考慮に

⑬

いれないようにしてください。(図 2 3 のような滞留者を想像してください。)

低い

低い 低い 低い

1

2

3

4

5

高い

高い 高い 高い

高い 高い 高い 高い

・20 秒ごとに合図をしますので、順番に計 13 回、期待感を評価してください。 ・期待感は駅前広場に居るときの状態を 3 として 5 段階で評価してください。 ・動画終了後、印象評価を形容詞対によって行います。5 段階で数字に○をつけてください。 ・期待感は以下に定義します。

2

期待感の定義 先の空間に「行ってみたい」「何かありそうだ」と感じる感覚のことを指す。本実験では、気 分が高揚し、目的地である大型レジャー施設に対する興味、関心が高まる(わくわくする) ことを期待感があがると定義する。 アニメーション(各 4 分)

非 常 に

図2(右上)滞留者イメージ 図3(左下)滞留者イメージ 図4(右下)滞留者イメージ

や

普

や

や

通

や

非 常 に

非 常 に

や

普

や

や

通

や

非 常 に

「陽気な」

1

2

3

4

5

「陰気な」

①

低い

1

②

低い

1

2

3

4

5

高い

「活発な」

1

2

3

4

5

「不活発な」

③

低い

1

2

3

4

5

高い

「派手な」

1

2

3

4

5

「地味な」

④

低い

1

2

3

4

5

高い

「面白い」

1

2

3

4

5

「つまらない」

⑤

1

2

3

4

5

「愉快な」

1

2

3

4

5

低い

「不愉快な」

2

3

4

5

2

3

4

5

「静かな」

1

1

「騒がしい」

「元気な」

1

2

3

4

5

「疲れた」

1

2

3

4

5

「感じの良い」

1

2

3

4

5

「感じの悪い」

1

2

3

4

5

高い

「親しみやすい」

1

2

3

4

5

「親しみにくい」

1

2

3

4

5

高い

「生き生きした」

1

2

3

4

5

「生気のない」

1

2

3

4

5

「にぎやかな」

1

2

3

4

5

「さびしい」

2

3

4

5

2

3

4

5

「整然とした」

1

1

「雑然とした」

「楽しい」

1

2

3

4

5

「退屈な」

1

2

3

4

5

「若々しい」

1

2

3

4

5

「年老いた」

⑥

図1(左上)アプローチ空間概要

通路全体の印象評価

施設に対する期待感の評価

低い

⑦

低い

⑧

低い

⑨

低い

⑩

低い

⑪

低い

⑫ ⑬

低い 低い

1

2

2

3

3

4

4

5

5

高い

高い 高い 高い

高い 高い 高い 高い


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観覧施設までのアプローチにおける人のいる状態による期待感の演出 by hitoshi watanabe - Issuu