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幼児の発話を生む空間要素と密度 The Space Elements and Density Urge Infant Utterance

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文


幼児の発話を生む空間要素と密度

はじめに  子どもが変われば、大人が変わり、きっと明るい未来が築けると信じ、この研 究をさせていただくことにしました。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            2 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

目次 1 目的

P4

2 背景

P5

3 語句の定義

P21

4 研究概要と流れ

P22

5 調査

P25

6 結果

P37

7 分析

P115

8 総括

P126

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幼児の発話を生む空間要素と密度

1 目的  本研究は、保育施設の教室において、発話を効果的に促せる幼児同士の距離 と、発話と教室の空間要素との関係を明らかにすることによって、発話が最も促 進される教室設計の指針とするものである。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

2 背景 2-1 現代社会が抱える問題  昨今、人の関わりが充分に持てず、成人年齢を超えても社会にうまく適応でき ない、自立できない、精神的に大人になりきれない若者が多数見られる傾向にあ り、ひきこもりや若年無業者、養育力の欠けた若い親などが問題となっている。

図2-1 新入生のコミュニケーション能力とメンタルヘルスの推移1

図2-2 新入生のコミュニケーション能力とメンタルヘルスの推移

一宮厚・馬場園明・峰松修:大学新入生の精神状態の変化̶最近14年の質問票による調査の結果から ̶, 精神医学, 45 959-966, 2003 1

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 以下は、東京都青少年協議会2 が取りまとめた、現代日本の若者(とくに20代) に関する報告書からの抜粋である。  『従来の青少年行政は、青少年健全育成条例や児童福祉法などの青少年関連法 令で18歳未満に対策を講じるも、具体的成果が挙げられていない事実がある。  情報化社会、ネット社会、消費社会など様々な呼ばれ方をする社会の中で、子 どもたちは、意味や内容を伴った生活の時間を失い、時にはコミュニケーション の回路がショートして他者への共感をも失う傾向にあり、今まで当たり前なこと として行われてきたことに、疑問を持ち出した。  自然な経験というのは、当たり前なこと(自明性)から成り立っているが、こ の自明性から離脱し、人間としての自然な感情を失う傾向に在る青少年も多くい る。  例えば、1999年1月に新潟県の会社員宅で高校生に71歳の女性が撲殺された。 その犯人の少年の「殺すのは誰でも良かった」という供述は世間を驚かせた。ま た、2005年5月には愛知県で17歳の少年がある主婦を殺害し、「殺人は、僕に とって、どうしても体験しなければならないことだった」と述べたという。それ 以降も、2008年6月のいわゆる「秋葉原無差別殺人事件」まで、動機不可解な犯 罪が次々と起こっている。対象無差別の殺傷事件からネット心中に至るまで、 今、日本社会は広い視野からの対策を必要としていると考えられる』  以上のように東京都青少年協議会は悲痛な報告書を作成している。これらはす べて、人を人として捉えられなくなったとしか解釈できないような凄惨な事態で あり、深刻化を極めている。  物的豊かさを追い求めて現代人であるが、ここにきて本来の豊かさとは何か、 人が人として生きるということは、いかなることか、自問自答しなければならな い機会を迎えたのかもしれない。

2

東京都青少年問題協議会 平成20年11月21日

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幼児の発話を生む空間要素と密度

2-2 「非社会性」をめぐる問題  人は協調して生きていくものである。助けを借りなければ1人で生きていけない 動物は、しかし集団を構成し、その中の一員として力を発揮することで、文明を 築いてきた。まさに、集団の中で生きるための社会性は、人が持つべき最も根幹 の「人らしさ」と言うことができるであろう。以下に挙げるのは、社会性欠如に まつわる諸問題を、先述にも取り上げた東京都青少年協議会の報告書3 からの抜粋 である。  『「従来の社会システムが暗に前提としてきた社会性を、社会成員が持ってい ない事態」を、「非社会性」(non-sociality)という言葉で、また、社会成員がこ うした状態に至る過程を、「脱社会化」(de-socialization)という。  「社会システムが前提とする社会性を、社会成員が持たない事態」は多様な仕 方で現れる。働く意欲を持たない現象。就職しても短期離職が膨大な割合に及ぶ 現象。家族外で社会関係を構築できない現象。長期の性愛関係や友人関係を構築 しにくい現象。社会関係の維持に不可欠な感情の制御ができない、あるいはこう した感情が働かない現状など様々である。  非社会性を示す各種の現象の共通項は、「反社会性」(anti-sociality)という概 念との対比で明らかになる。例えば、犯罪に関して言及すれば、反社会的な犯罪 の背景に社会への怨念や敵意が存在すると解されるのに対し、非社会的な犯罪の 背景には、こうした感情を超える何かが存在し、「動機不可解な犯罪」として現 れる。1980年代以降の先進国で「人格障害」の概念が受け入れられたのも、こう した犯罪の広がりが背景にあるとされている。このほか、「社会化の不全」とし てひとくくりにされているものの中には、実は発達障害である事例が含まれてい る可能性も否定できない。  しかし、非社会性の問題は、人格障害や発達障害の概念によるよりも、むしろ 以下のように解釈されるのが一般的である。  社会成員には、肉体的年齢(暦年齢)とは別に、乳児期、幼児期、学童期、青 少年期といった社会的年齢があてがわれる。社会的年齢を同じくする者には、そ れなりに均質な社会的期待がなされ、おおむね社会的期待に見合う社会成員が育 成されるのが通例であった。  福祉国家体制化やグローバル化を背景として、地域や家族などの集合体の相互 扶助メカニズムが崩壊したことにより、社会成員の心理的発達には大きな個人差 が生じ始めた。その結果、年齢に応じた社会的期待に応えられない子どもや若者 が増えたと考えられる。  それはニート4 と言われる人々に1回も就業体験がないわけではなく、約8割の人 がアルバイトを含めて働いた経験があることに現れている。働くという社会的年 齢に達し、肉体的には働く能力があるので働いてみたものの、心理的には働くこ とができるまでには成長していなかったということである。』 3

東京都青少年問題協議会 平成20年11月21日

近年、英国政府が用い始めた「ニート」(NEET, Not in Education, Employment, or Training =学生で もないのに就業せず職業訓練も受けない成人)という言葉によって、我が国でも、若者が社会性を失う 現象として問題視されている。 4

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 古来、身勝手な振る舞いをする人のことを「傍若無人」と呼んだ。人が傍にい ても、あたかも存在しないかのように振る舞うという含意があるが、現代人にま かり通る価値観は、およそこの傍若無人という言葉が適切に言い表している。  上記の公の報告書にもある慢性的な社会性の欠如は、私たちも肌で感じるまで に身近なものになりつつある。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

2-3 子どもの社会性の発達  人間のパーソナリティは段階的に発達し、現段階から次の段階に進むためには 現段階での欲求や課題がおおむね満たされる必要がある。およそ社会において子 どもは、その育成環境を通じて、欲求が満たされ、また、与えられた課題を克服 することで満足を得るという経験を積んでいく。ところが、社会の相互扶助メカ ニズムが機能することが期待できなくなる(空洞化する)と、このような育成環 境は保証されなくなる。さらに、都市化の影響で外で遊ぶ機会を子どもから奪っ てしまったことも、こうした問題に拍車をかける一因と言える。

図2-3 横浜における空間量の変化5

 肉体的・社会的年齢が同じでも心理的年齢がばらばらの子どもや若者が育ち上 がらざるを得ない。それにも関わらず、現行の保育や教育は肉体的・社会的に照 準するばかりで、心理年齢への対応が不足している。  以下に子ども年齢別に見た社会性獲得の段階を記述する。 ・0∼3歳頃  家族の存在を知る。しかし核家族化進行の上、両親ともに忙しく、保育園に預 けられているなど、子どもにとって必要な家族の接触が制約されていることも多 い。 ・3∼7最頃  自分の家族以外の、他の家族の存在や複数の友達グループを知る。今、親によ る一人遊びから仲間遊びへの誘導が欠如していることが問題視されている。公園 で遊ぶ子どもたちが少ないとの指摘は多くされているが、それ以上に親にべった りで、他の友達を知らないケースが多々見受けられる。 ・7∼10最頃  グループ間の関係や家族間の関係などのネットワークと、仲間、クラスや家 族、地域社会などの組織を知る。

5

仙田満:子どもとあそび̶環境建築家の眼̶, 岩波新書, 1992

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 いわゆる社会性は世界保健機関により「社会技能6 」という国際的な定義がされ ている。社会技能を構成する項目のうち、効果的なコミュニケーションは、幼児 期における他者との会話や独り言が基礎として成り立っているという研究成果7 が ある。効果的なコミュニケーション能力を養うためには、言語能力の取得は当然 のことながら、自身の考えや感じていることを客観的に捉えることや相手に伝わ るように表現するスキルが問われる。上述の通り、段階的な発達をみせる子ども にとって、一連の話をするという行為そのものが将来的な効果的コミュニケー ション能力の成熟に直結するのである。

図2-4 段階的に向上する社会技能

社会技能(意思決定・問題解決能力・想像力豊かな思考・クリティカルに考えていく力・効果的なコ ミュニケーション・対人関係スキル・自己意思・共感性・情動への対処・ストレスへの対処) http://ja.wikipedia.org/wiki/社会技能(2009年2月1日) 6

山本弥栄子:子ども同士の言語的コミュニケーションにおける一考察̶会話の自然発生的過程の検討, 大阪健康福祉短期大学紀要, No5, 2007 7

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幼児の発話を生む空間要素と密度

2-4 子どもが育つ場 ・都市空間8  我が国の1人あたりの公園面積は先進国でもきわめて低水準であり、圧倒的に公 園が不足している。街区公園等住区基幹公園の利用者数の経年変化は減少傾向に あるが、その年齢層別構成比の変化を見ると、幼児から中高生までの子どもの利 用が減少している。高齢者の利用の増加等は、少子高齢化を反映しているが、子 どもの利用の減少は少子化の進行の度合いを上回って、明らかに現象の度合いが 大きい。  子どもたちの公園利用減の理由には、子どもの遊びそのものの衰退もあるが、 公園に起因するものとして管理不足、それに伴う犯罪不安の増大や事故への不安 からくる遊具の撤去、過剰な禁止事項がある。さらに、子どもの遊ぶ声が騒音と して地裁で認定されるような社会の変化もある。  かつては、都市こそが子どもの活発な遊びを支える場所であり、ここで同年代 の仲間から社会性に関するスキルを意識しなくても身につけられる環境があった が、これも今や難しい時代である。

日本学術会議 子どもの成育環境分科会:我が国の子どもの成育環境の改善にむけて̶成育空間の課 題と提言̶, 2008 8

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・家庭  子育ては、かつては祖父母が近隣地域などの協力を得ながら多様な人々が関わ る形で重層的に行われていたが、核家族化や地域社会の希薄化の中で、家族が社 会に対して閉鎖的になり、長期労働時間などの雇用環境の下で、父親の存在感の ない母子密着型の育児環境へと変容した。

図2-5 一緒に遊ぶ相手(10年比較)9

図2-6 母親と一緒に遊ぶ幼児10 (平日、幼稚園・保育園以外で遊ぶ時誰と一緒が多いか)

9

ベネッセコーポレーション:第3回幼児の生活アンケート・国内調査

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ベネッセコーポレーション:第3回幼児の生活アンケート・国内調査

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 母親は、孤立感や閉鎖感から、また、競争原理や能力表か主義に移行しつつあ る社会状況から、育児への負担感や不安を増大させ、ストレスや悩みを抱え込む 場合も見られる。働く母親も47%とされ、育児と仕事の両立に悩む傾向が露見し ている。

図2-7 幼児の年齢別母親の就労形態11

 また、昔の家族は、コミュニケーションのための時間をあえて取らなくても、 共同社会の持つ共通の前提の上で、お互いを了解し承認する機会を与えられてい た。地域でも祭りや会合で、居住地域の親世代と子世代の交流があり、無条件に 受容される感覚を社会全体が共有していた。ところが、現在は、地域共同体の崩 壊とともにこうした共通の前提が失われた分を埋め合わせる必要から、「家族相 互が緊密なコミュニケーションをとらなければならない」という脅迫的な不安が 家庭を圧迫している。  こうした負担感から逃れるためや、少子化の下でひとりの子どもに向かうエネ ルギーが増加したことや、子どもの成長が自己実現の成果として評価されるとい う考えなどから、親は、子どもに対して過保護・過干渉がちになっている場合も 見受けられる。結果として、子どもの自発性を抑え、自己決定能力の低下を招 き、自立を遅らせている。子どもが、親に対して自己主張や反抗をするよりも迎 合や盲従する方が楽に感じ、歪んだ形で家庭内に適応する状態が継続すると、ひ きこもりなど、社会に対して不適応な状態が生じる。  子どもは人により育てられる。人に育てられる中で、当たり前とされる集団で 生きていくための規律や方法、美徳などさまざまな価値観を育んでいく。これら は、学校で教えられるものではなく、心に沁みる言葉と、肌で感じる体験から成 人に向かうにつれ磨きをかけていくものだ。  子どもを育てるはずの人も、かつては子どもだった。子どもだった当時に育て られた方法、環境で自分の子どもを育てていくのである。これには、良き風習は

11

日本子ども家庭総合研究所 大正大学人間学部 中村敬氏作成

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幼児の発話を生む空間要素と密度

代々色あせることなく受け継がれていくという利点を持つが、反面、悪しき価値 観も伝承されてしまう。現代のように、親の教育への感心が色あせる中、教育の 悪循環が否めない。後世に下るにつれ、常識も美徳もマナーでさえも失われてい く将来を想像することがいかにつらいことであろうか。  未来は明るくなくてはならないはずである。私たち大人は、今、この瞬間に も、方向転換を迫られている。近年になっていよいよの盛り上がりをみせる地球 環境への関心と同等に、私たちは自分たちの後身に対する意識を向上させなくて はならないはずである。  役人であり、医師であり、都市計画家でもあった、故 後藤新平氏は、健全な子 どもを育成する世界的機関であるボーイスカウト日本連盟の総長として以下のよ うな言葉を残している。  『金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は 上だ』  豊かな資金でも資源でもなく、はたまた巧妙な責務でもなく、私たちは、人を 残さなくてはならない。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 せめてもの救いは、このような現状に危機感を覚える親も多く、保育への感心 と意識は高まりつつあるという報告もある。家族、地域が子どもの社会性発達の ための育児機能を持たなくなった今、保育施設の重要性が増している。次に挙げ るのは、親が幼稚園や保育園に対して期待する項目を整理したグラフである。

図2-8 幼稚園・保育園への要望(5年比較)12

 「子どもに友達付き合いが上手になるような働きかけをしてほしい」という要 望は2000年から2005年にかけて10ポイント以上上昇している。「集団生活の ルールを教えてほしい」は、約5ポイント上昇。どちらも社会性に関わる項目であ る。

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ベネッセコーポレーション:第3回幼児の生活アンケート・国内調査

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図2-9 人との関わりに関する発達(3歳11ヶ月∼4歳2ヶ月 就園状況別)13

 図2-9からは、幼児が社会性を発達するために保育施設の影響力が見て取れる。 幼稚園児と未就園児を比較したところ、「入りたい遊びに「入れて」と言える」 や「ルールを守って遊ぶことができる」項目が10%以上できることが読み取れ る。保育施設における集団生活のなかから社会性を獲得していくことが言える。

13

ベネッセコーポレーション:第3回幼児の生活アンケート・国内調査

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幼児の発話を生む空間要素と密度

2-5 保育施設  幼稚園では幼稚園設置基準、保育園は保育園最低基準が、最低限の施設基準で ある。多様な体験や様々な集団の中で育つことが必要な子どもにとって、豊かな 成育環境整備という観点からは、ほど遠い。  文部科学省の定める「幼稚園施設整備指針」14 では、幼稚園施設設備の基本方針 として、以下の項目が挙げられている。 1:自然や人、ものとの触れ合いの中で遊びを通した、柔軟な指導が展開できる 環境の整備 2:健康で安全に過ごせる豊かな施設環境の確保 3:地域との連携や周辺環境との調和に配慮した施設の整備  特に項目1に関しては、最重要課題として、幼稚園は幼児の主体的な展開がさ れる場であることをうたっている。家庭的な雰囲気の中で、幼児同士や教職員と の交流を促すとともに、自然や人、ものとの触れ合いの中で幼児の好奇心を満た し、幼児の自発的な活動としての遊びを引き出すような環境づくりを行うことが 重要であるとしている。さらに建築部位にまで指針は言及している。しかし、こ れらは、あくまで設計指針であり、解釈は建築家や設計事務所それぞれあるい は、施主である保育施設側に委ねられるものである。

図2-10 ふじようちえん(設計:手塚貴晴氏+手塚由比氏)

 保育施設への要望が多様性を増すのに伴い、新築の保育施設では、子どもの遊 びをテーマにしたものや、自然素材を取り入れ、なるべく自然な環境で保育をす るように心がけようとする保育施設が増えている。新しい試みとして、このよう な保育施設は、保育の質に敏感な親を引きつけているようである。ただし、これ 文部科学省大臣官房文教施設部 平成5年3月31日 作成 平成14年3月28日・平成15年8月27日 改正 14

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幼児の発話を生む空間要素と密度

らの設計はあくまで、経験則であり、設計が具体的にどのように保育と連動し生 かされてくるのか定量的に証明できない。  こうして、社会的なニーズばかりが先走り高等化していくなか、保育施設設計 現場は、ものさしすら与えられず、手探りで建築するしかない現状である。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

2-6 建築分野の先行研究  保育施設における幼児の社会性の獲得に関する既往研究は、多々ある。中で も、佐藤将之、西出和彦、高橋鷹志らの研究発表が秀でている。彼らは、一連の 「園児の社会性獲得と空間との相互関係に関する研究」において、視点を変え、 保育施設における幼児の社会性獲得のメカニズムを解明している。 ・遊びと社会性  参考文献15 では、遊びを連続させることや遊びの全体像を把握しようとする幼児 の試みを元に、社会性を獲得していくことを述べている。これは、幼児の教室内 における遊び行動がいかに社会性向上に寄与しているかに言及したものである。  また、これら一連の遊びを支える空間として「出会う場」「把握できる場」16 な ど、幼児が自然発生的に行っている場所への意味付けが存在していることを明ら かにしている。 ・遊びの発展段階  仙田満17 は、遊びの発展段階を「機能的段階→技術的段階→社会的段階」と説明 し、遊びから幼児は社会性を段階的に獲得していくと提唱した。  いずれの研究も社会性獲得に向けて、幼児がいかに遊びから他者との関わり合 いを学んでいるかを解いたものである。遊びの有効性は解説しているものの、具 体的な建築空間への応用が提示されていない。どのような空間を創出したら、幼 児の言動が変化するか、定量的に明らかにする必要性がある。

佐藤将之・高橋鷹志:遊びにおける関係移行に関する考察̶園児の社会性獲得と空間との相互関係 についての研究その4̶, 日本建築学会大会学術梗概集, 131-132, 2001 15

佐藤将之・西出和彦・高橋鷹志:移行からみた園児と環境についての考察̶園児の社会性獲得と空 間との相互関係に関する研究その2̶, 日本建築学会計画系論文集, No575, 29-35, 2004 16

17

仙田満:子どもとあそび̶環境建築家の眼, 岩波新書, 1992

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幼児の発話を生む空間要素と密度

2-7 マリア・モンテッソーリの科学的知見18  マリア・モンテッソーリはイタリア最初の女性医学博士として著名であるが、 同時に子どもの教育を一変させた人物としての顔を持つ。今なお、多くの保育現 場では彼女の作成した保育方針(モンテッソーリ・メソッド)が採用されてい る。  このモンテッソーリ・メソッドとは、「子どもは、自らを成長・発達させる力 を持って生まれてくる」という人間自助論の下、成り立つ保育方針であり、大人 は子どもの成長のために、手足を取って教えるのではなく、適切な環境を整える までに留まるべきであるとうたっている。彼女の活躍した約100年前は、子どもは 「小さい大人」として解釈され、小さいながら大人と同じ仕事に従事させられ、 育てるという概念さえ生まれない時代だったため、このメソッドは非常に革新的 なものだった。  モンテッソーリは、幾度にも渉る観察結果から、メソッドに通ずる子どもの育 ち方の仕組みを解明した。これは、現代になって、大脳生理学、心理学、教育学 などの分野からも正しさが立証されているものである。彼女の卓越した点は、そ れまで経験則でおざなりにされていた子どもの教育を、科学的な視点で向上させ ようとした姿勢である。  大人なら誰もが平等に過ごした子ども時代であるが、振り返れば淡い思い出の み残る、ほとんど未知の世界である。なぜなら子どもは、自らの成長のニーズを ニーズという概念で意識し、大人にフィードバックしてくれないからである。人 はいかにして育つのか、モンテッソーリに習い、今一度科学的に解明していく難 問である。

18

日本モンテッソーリ教育綜合研究所

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幼児の発話を生む空間要素と密度

3 語句の定義 ・幼児  一般に満1歳から小学校就学時までの者を指す。本研究では、集団生活の中で、 発話を本格的に学び始めるとされる3歳児を対象とする。 ・幼稚園  幼稚園は、満3歳から小学校修学までの幼児を保育し、年齢に相応しい適切な環 境を整え、心身の発達を助長するための教育施設。日本の場合、幼稚園は文部科 学省所管の教育施設で、大学・大学院までの教育体系の中の一環として組み込ま れている。 ・保育園(保育所)  保護者が働いているなど、何らかの理由によって保育が欠ける子どもを1日ごと に預かり養育することを目的とする通所の施設。厚生労働省が管轄。 ・保育施設  幼稚園・保育園の一元化の流れを受けて、今後はより両施設の定義が曖昧にな り、同等のサービスが展開されることが予想できる。幼稚園と保育園の総称とし て取り扱う。  小学校就学前の子どもに対する保育及び教育並びに保護者に対する子育て支援 の総合的な提供を行う施設である「認定こども園」という括りの施設も、多様化 する生活スタイルとニーズを反映し誕生した。 ・発話  一般には、言語を音声として発することである。会話とは違い、第二者に向け られた発声や、それ以外の独り言もこれに含まれる。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

4 研究概要と流れ 4-1 研究概要

図4-1 研究概要のダイアグラム

 既往研究19 により、発話の頻度は、発話者の周囲に滞在する人の密度に影響する ことが示されている。  この文献によれば、オフィス空間の密度(単位面積あたりの従業員数)によっ て行動・コミュニケーションのパターンが大きく変わる。密度が高すぎると、仕 事で関連するメンバーで集まりにくくなる。場合によっては、意図せざる接触も 多すぎてストレスを感じてさせることになる。一方、密度が低すぎると、あちこ ち動き回らなくなってしまい、意図せざる出会いやコミュニケーションが少なく なってしまう、とある。同じようなことが、保育施設における幼児にも当てはま るという仮説のもと、本研究では幼児同士の密度を重要な要因として取り扱う。

稲水伸行:オープンスペースの動的密度感に関する研究, 東京大学ものづくり経営研究センター ディ スカッションペーパー, 227, 2008 19

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 また、子どもが健全に育つために必要な最低基準に基づく、保育施設ならびに 学校建築の基準見直しが急務とされている。殊に、保育園の遊戯室面積の基準見 直しは、早急に対処されるべきだとする報告がある20 。本研究が、幼児の社会性増 進の観点のもとこれらに新たなる指針を提供することができるものと考えられ る。

図4-2 最低基準と最適発話密度

日本学術会議 子どもの成育環境分科会:我が国の子どもの成育環境の改善にむけて̶成育空間の 課題と提言̶, 2008 20

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幼児の発話を生む空間要素と密度

4-2 研究フロー

図4-3 研究フロー

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幼児の発話を生む空間要素と密度

5 調査 5-1 準備調査「自由保育時の幼児の行動特性調査」  自由保育時において、幼児の集合と教室の空間構成の関係性を明らかにするた めに調査を行った。幼児は、特に身体が密着するような狭い場所を好む傾向があ るため、壁際の一部の場所により多く集中して滞在するという仮説を立証した。  幼児の滞在位置の記録に関しては、教室の鴨居にビデオカメラ2台を設置した。 調査場所:埼玉県内一の割自然保育園 教室 調査日程:2007年9月13日 調査対象:3歳児1クラス18名(うち、男児12名、女児6名) 調査時間:70分

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・幼児の位置座標化  幼児の位置を座標に落とした。これは目視で行い、教室を教室部分4×4グリッ ド、オープンスペース部分4×3グリッド、外廊下部分1グリッドに大別し記録し た。記録は5秒おきとした。撮影時間に対する、各場所に滞在した割合を出現頻度 とし、グラフ化した。  C2…積み木のおもちゃ箱  A2…ぬいぐるみのおもちゃ箱 がぞれぞれあった。

図5-1 グリッド割り保育園教室平面図

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・結果  男児はとくに「C2」に、女児はとくに「A2」に長く滞在していることがわか る。これは「C2」には、男児向けの積み木のおもちゃ箱が、また「A2」には女児 向けのおもちゃ箱が設置されていたためと考えられる。全体的に見ると、男児が より多くの場所に滞在するのに対し、女児はひとつの場所に集中する傾向が読み 取れる。  図5-2と図5-3は、場所項目を男女別に「周辺部」と「中心部」に大別し、それ ぞれの割合を表したものである。女児の方が男児に比べ、より周辺部に滞在して いることがわかった。

図5-2 男女別 場所出現頻度

図5-3 男女別 場所出現頻度(周辺・中心部別)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・移動距離

図5-4 男女別 移動マス数の推移と合計

 場所項目のそれぞれを1マスとし、幼児の移動したマスを移動距離とした。図 5-4は、男女別に5分間の移動距離の推移をプロットしたものと、その合計であ る。男女ともに遊び始めは活発に移動し、20分経過時点から落ち着き、60分を経 過した後、また活発化することが判明した。また、男児の方が女児に比べ、全体 的に移動距離が長く、活発に教室内を移動していることが読み取れる。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

5-2 本調査「幼児の発話と滞在場所調査」 2-2-1 調査概要  自由保育時において、幼児の発話と滞在場所の詳細な情報を得るために行っ た。 調査場所:埼玉県内一の割自然保育園 教室 調査日程:2008年12月2日、3日、9日、16日、17日 調査時間:9:40-10:50 70分間 調査対象:3歳児1クラス40名 ただし欠員などで人数変更あり。以下表参照。 調査机配置パターン:2日1A、3日3A、9日2A、16日2B、17日4A 表5-1 調査参加幼児の名簿

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・教室の準備  幼児の壁からの距離と机からの距離算出を容易にすることと、多様な教室配置 を用い、汎用性を得るために以下のように机を教室に配置した。配置は5パターン とした。

図5-5 机配置場所

 また、幼児が遊びに集中できるよう、教室の開口にはすべてカーテンを取り付 け外の様子が幼児にわからないように努めた。このカーテンは普段は装着されて いないため、幼児を驚かせないよう、調査の1週間前には取り付け、慣れさせた。 ・映像の取得  幼児の動きを克明に記録するために、2台のビデオカメラを設置した。

図5-6 カメラの設置位置

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・音声の取得

図5-7 スモッグとICレコーダの収納

 幼児の発話を記録するために、幼児一人一人にICレコーダを装着した。装着 は、胸元にマイクが上方を向くようした。園で普段から使っているスモッグの内 側に着脱可能なよう、収納を縫い付け、調査のたびにこれに入れた。  映像と音声の調査開始時間をリンクさせるために、調査開始時刻には保育士 に、日頃園で利用しているホイッスルで合図を挿入するよう依頼した。 ・教示  毎回の調査の条件を揃えるために以下の内容を保育士と幼児に対して教示し た。  実験者から保育士への教示は、「調査中、保育士は幼児に一切の指示を出さな い」と「保育士は、教室内に立ち入らず、外から幼児の安全が保たれるよう監視 する」の2点。保育士から幼児への教示は、「教室内に限り、自由に行動してよ い」を依頼した。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・調査日の流れ

幼 児

8:30-9:15

9:15-10:10

10:10-11:20

11:20-11:30

ICレコー ダ装着の 20名

オープンスペース 旧くま1組教室 ・順次登園

オープンスペース 旧くま1組教室 ・ICレコーダのス モッグの着用 ・トイレに行く ※着用の際は幼児 とICレコーダの番 号が一致している ように

旧くま2組教室 ・調査開始

・調査終了 ・スモッグを脱衣

ICレコー ダをつけ ず教室内 で遊ぶ幼 児

オープンスペース 旧くま1組教室 ・順次登園 ・スモッグの着用

オープンスペース 旧くま1組教室 ・スモッグの着用 ・トイレに行く

旧くま2組教室 ・調査開始

・調査終了 ・スモッグの脱衣

教室内で は遊ばな い幼児

オープンスペース 旧くま1組教室 ・順次登園

オープンスペース 旧くま1組教室

園庭 講堂

̶

・出席幼児の確認 ・机の配置展開

・幼児にスモッグ を着用させる ・机の配置がいつ もと違うことを幼 児に伝える ・教室で遊ぶ子、 外あるいは講堂で 遊ぶ子を指示 ・幼児のトイレ促 す

・ICレコーダ番号 対応表の記入 ・幼児の体調機嫌 調査票の記入

・スモッグを脱が せる

̶

旧くま2組 ・机の配置展開 ・ビデオカメラ設 置

・ビデオ録画開始

・調査開始 ※幼児が一斉に教 室に入り、落ち着 いた時点で、ベル を鳴らす

・ビデオ停止 ・ICレコーダ回収

育 士

実 験 者

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幼児の発話を生む空間要素と密度

5-2-2 データ取得方法 ・幼児の位置の座標化  撮影した映像から幼児と机の座標を抽出するため、FrameDIAS Ⅳ ver.3(株式会 社ディケイエイチ社製)を用いてデジタイズデータを作成した。0.1秒を1フレー ムとした。なお、分析を簡単化するため、処理する映像は、調査開始から10分間 とした。合計5,942フレーム21 を得た。  以下に、得られた幼児の座標プロットの例を示す。

図5-8 幼児の動きXY座標データ

図5-9 幼児の動きZ座標データ

理想は6,000フレームであるが、ビデオカメラの1秒あたりのフレーム数が29.71フレームのため端数 がでてしまう。ごく微量の誤差として、音声データとの重ね合わせでは考慮しなかった。 21

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・音声データの取得  個々に装着したICレコーダによって得られた音声データを、音声工房Pro(NTT アドバンステクノロジ社製)を用い、解析した。解析項目は、音声周波数 (Hz)、音声音量(dB)の2項目である。上述の座標とタイミングを合わせるた めに、0.1秒ごとにデータを得た。  また、純粋な音声箇所だけを切り取るために、同ソフトの付加機能である音声 閾値を0.7とし、解析した。  以下に得られた幼児の音声解析データの例を示す。

図5-10 幼児の発話周波数の推移

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幼児の発話を生む空間要素と密度

5-2-3 語句の説明 ・幼児の状態1(滞在と移動)  幼児の位置座標データから滞在を判断した。この滞在とは、しばらく同じ場所 に停滞したことを言い、0.1秒(1フレーム)あたり、0.05メートル未満の移動が 確認された幼児を「滞在」、それ以上を「移動」状態とした。0.05メートルとし たのは、映像と座標データを照らし合わせ、0.05メートルがおよその閾値である と判断したためである。  それぞれの状態に関して、開始時刻と継続時間も記録した。  また以下のように、滞在と移動時間を大分し、名称を与えた。 ・短期滞在(移動):0.1秒(1フレーム)-1秒(10フレーム)未満 ・中期滞在(移動):1秒(10フレーム)-30秒(300フレーム)未満 ・長期滞在(移動):30秒(300フレーム)-以上

・幼児の状態2(発話と沈黙)  幼児の音声データから発話を判断した。先述の音声工房Proにより算出された音 声周波数が0ヘルツを「沈黙」とし、0ヘルツより大きい場合(周波数が確認され た場合)を「発話」状態とした。  それぞれの状態に関して、開始時刻と継続時間も記録した。  また以下のように、発話と沈黙時間を大分し、名称を与えた。 ・短期発話(沈黙):0.1秒(1フレーム)-0.5秒(5フレーム)未満 ・長期発話(沈黙)0.5秒(5フレーム)-以上 ・壁からの距離  幼児の位置座標から、調査対象の保育園の教室の4面ある壁面への垂線のうち、 近距離の壁の影響を受けやすいだろうと言う仮定から、もっとも短いものを幼児 の壁からの距離として取り扱った。 ・机からの距離  4点ある机の中心座標から幼児との距離を求め、4つある机のうち最も近距離の ものを机からの距離として扱った。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・周辺幼児数  幼児の位置座標データから、幼児それぞれの位置を特定し、さらに幼児同士の 距離を0.1秒(1フレーム)ごとに算出した。ある任意の幼児から、1メートルづつ 広げた範囲に存在する幼児の数を、周辺幼児数と呼ぶ。教室を全体的に捉えるの ではなく、個々の幼児の周囲の密度が、幼児の滞在場所決定と発話の創出に深く 影響しているという仮定のもと、従来の密度より細かい指標で分析を進めた。

図5-11 周辺幼児数

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幼児の発話を生む空間要素と密度

6 結果 6-1 滞在 6-1-1 滞在累計時間

図6-1-1-1 平均滞在累計時間

 図6-1-1-1は、全調査時間(10分間)の内、どれだけ幼児が滞在したかが、割合 で示されている。これは、幼児一人一人の平均値である。これを見ると、自由時 間中の幼児はおよそ75%以上滞在状態にあることがわかる。また、男女別に見る と、男児よりも女児の方が滞在傾向を示し、女児で滞在時間の割合は約95%で、 男児で約58%だった。

図6-1-1-2 壁からの距離別 平均滞在累計時間

 図6-1-1-2は、壁からの距離別に、全滞在時間に対する割合を示している。これ を見ると、壁から1.0-1.5mの範囲で滞在が最も多く観察され、30%以上、次いで 0-0.5m、0.5-1.0mの約20%だった。また、男児の方が、1.0-1.5m範囲に滞在する の傾向が強く、全滞在時間30%以上を占めていた。女児に関しては、0-0.5m、 0.5-1.0m、1.0-1.5m、1.5-2.0mの範囲を通して、男児ほど差は見受けられなかっ た。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-1-3 平均滞在累計時間 時間変化(壁からの距離0-0.5M)

図6-1-1-4 平均滞在累計時間 時間変化(壁からの距離0.5-1.0M)

図6-1-1-5 平均滞在累計時間 時間変化(壁からの距離1.0-1.5M)

図6-1-1-6 平均滞在累計時間 時間変化(壁からの距離1.5-2.0M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-1-7 平均滞在累計時間 時間変化(壁からの距離2.0-2.5M)

図6-1-1-8 平均滞在累計時間 時間変化(壁からの距離2.5-3.0M)

図6-1-1-9 平均滞在累計時間 時間変化(壁からの距離3.0-3.5M)

図6-1-1-10 平均滞在累計時間 時間変化(壁からの距離3.5-4.0M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-1-3から図6-1-1-10には、10分間ある調査時間を1分ごとに区切り、時系 列に壁からの距離別に、全滞在時間に対する割合を示した。図は、壁からの距離 別に提示した。図6-1-1-3からは、0-1分間(遊び始め)はおよそ全滞在の10%を 占めているが、時間経過に伴って上昇し、9-10分間に約28%となった。  図6-1-1-4からは、0-1分間には45%以上の高い割合を示しているものの、時間 が経つにつれて、割合は減少、4-5分間で25%となり、また9-10分間約38%と上 がっている。  図6-1-1-5からは、全体がなだらかな上昇傾向にあることが読み取れた。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            40 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-1-11 机からの距離別 平均滞在累計時間

 図6-1-1-11は、机からの距離別に、全滞在時間に対する割合を示している。こ れを見ると、0-0.5m、0.5-1.0mの範囲で滞在が多く確認された。1.0-1.5mの範囲 では、滞在が多く見られなかった。  男児は0-0.5mの範囲で約18%と低く、女児に関しては約28%近い滞在があった ことがわかった。  全体的に、机から遠ざかるにつれ、滞在が減少していくことが読み取れる。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            41 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-1-12 平均滞在累計時間 時間変化(机からの距離0-0.5M)

図6-1-1-13 平均滞在累計時間 時間変化(机からの距離0.5-1.0M)

図6-1-1-14 平均滞在累計時間 時間変化(机からの距離1.0-1.5M)

図6-1-1-15 平均滞在累計時間 時間変化(机からの距離1.5-2.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            42 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-1-16 平均滞在累計時間 時間変化(机からの距離2.0-2.5M)

図6-1-1-17 平均滞在累計時間 時間変化(机からの距離2.5-3.0M)

図6-1-1-18 平均滞在累計時間 時間変化(机からの距離3.0-3.5M)

図6-1-1-19 平均滞在累計時間 時間変化(机からの距離3.5-4.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            43 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-1-12から図6-1-1-19には、10分間ある調査時間を1分ごとに区切り、時系 列に机からの距離別に、全滞在時間に対する割合を示した。  図6-1-1-12の机からの距離が0-0.5mの範囲では、0-1分間で全滞在中65%以上 の高い割合が確認された。遊び始めから5分にかけて緩やかに減少した後、4-5分 間と5-6分間の差は-10%以上と急激に割合が低下した。その後8-9分間9-10分間に かけて緩やかに上昇した。  図6-1-1-13には、机からの距離0.5-1.0mの範囲の変化を示している。男児に関 して、上下限差で約20%が見られるものの、全体的には、ほぼ横ばいの割合をし めしており、机から0.5-1.0mの範囲には常にある一定の幼児が滞在していること がうかがえる。  図6-1-1-14には、机からの距離1.0-1.5mの範囲を示している。全体的に見て、 最大でも滞在の割合は約10%と低く、幼児がほとんど滞在場所に選んでいないこ とがわかる。  図6-1-1-15には、机からの距離1.5-2.0mの範囲を示している。この範囲では、 4-5分間から9-10分間にかけて、滞在の割合が緩やかに上昇したことが読み取れ る。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            44 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-1-20 滞在時間周辺幼児数

 図6-1-1-20には、滞在時間中の周辺幼児数を図化した。0-1mでは平均人数4人 の幼児数が確認できた。0-2mでは約12人、0-3mでは20人以上の確認ができた。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            45 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-1-21 滞在時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-1M)

図6-1-1-22 滞在時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-2M)

図6-1-1-23 滞在時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-3M)

図6-1-1-24 滞在時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-4M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            46 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-1-25 滞在時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-5M)

図6-1-1-26 滞在時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-6M)

図6-1-1-27 滞在時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-7M)

図6-1-1-28 滞在時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-8M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            47 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-1-21から図6-1-1-28には、周辺幼児数の範囲別に時系列変化を示してい る。  図6-1-1-21は、0-1mの範囲の周辺幼児数を示している。全体的に、横ばいで周 辺幼児数に変化はほぼ見られなかった。また、男女差もほぼなかった。  図6-1-1-22には、0-2mの範囲の周辺幼児数を示している。0-1mの範囲と同様に 0-10分間を通して変化は見られなく、周辺幼児数は横ばいだった。  図6-1-1-23には、0-3mの範囲の周辺幼児数を示している。0-1分から1-2分にか けて、約7人の周辺幼児数が減少している。遊び始め直後からしばらくした後、滞 在の0-3mの範囲では周辺幼児数が減ることがわかったが、その後は他のデータと 同様に横ばいだった。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            48 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

6-1-2 平均滞在開始回数

図6-1-2-1 平均滞在開始回数

 図6-1-2-1には、滞在の開始回数が、幼児全体と幼児男女別に平均回数で示され ている。  全体を見ると、調査時間を通して幼児は約20回滞在を開始していることが読み 取れる。男児に関しては、約22.5回確認でき、女児に関しては、約19.5回で、男 女差が確認された。

図6-1-2-2 壁からの距離別 平均滞在開始回数

 図6-1-2-2には壁からの距離別に、平均滞在開始回数が割合で示されている。全 滞在開始時の内、壁からどの範囲で多く滞在を始めているか読み取れる。滞在の 定義が、0.1秒あたり0.05mと微細なため、ほぼ滞在累計時間の割合と重複する。  この図によると、1.0-1.5mの範囲で多くの幼児が滞在を開始していることが読 み取れる。30%以上の数値が得られた。  男女差に関しては、男児の方が若干、壁に近い場所を選んで滞在を開始してい ると言えるが、その傾向は小さい。  全体的には、0-0.5m、0.5-1.0m、1.0-1.5mの範囲で正の相関が、それ以降で負 の相関で滞在が説明できる。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            49 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-2-3 平均滞在開始回数 時間変化(壁からの距離0-0.5M)

図6-1-2-4 平均滞在開始回数 時間変化(壁からの距離0.5-1.0M)

図6-1-2-5 平均滞在開始回数 時間変化(壁からの距離1.0-1.5M)

図6-1-2-6 平均滞在開始回数 時間変化(壁からの距離1.5-2.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            50 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-2-7 平均滞在開始回数 時間変化(壁からの距離2.0-2.5M)

図6-1-2-8 平均滞在開始回数 時間変化(壁からの距離2.5-3.0M)

図6-1-2-9 平均滞在開始回数 時間変化(壁からの距離3.0-3.5M)

図6-1-2-10 平均滞在開始回数 時間変化(壁からの距離3.5-4.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            51 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-2-3から図6-1-2-10には、壁からの距離ごとに平均滞在開始回数を0-10分 間時系列にプロットしたグラフを示す。  図6-1-2-3には、0-0.5mの範囲のデータである。5-6分間が上限を示しており、 50%を占めるおおきな値を得た。つまり5-6分間にかけて滞在を開始した幼児の約 半数は、この0-0.5mの範囲に滞在していたということができる。その後、6-7分間 で一度数値は落ちるものの、また上昇を続け、9-10分間には約40%の幼児がこの 範囲で、滞在を開始している。  図6-1-2-4には、壁からの距離0.5-1.0mの範囲の数値を示している。これから は、0-1分間、1-2分間、2-3分間にかけて滞在開始回数の割合は上昇した。その 後、3-4分間では約10%に落ち込んだ。その後は、8-9分間かけて徐々に上昇し、 50%以上にも達した。  図6-1-2-5には、かべからの距離1.0-1.5mの範囲の数値を示している。遊び開始 直後から4-5分間の間に約50%上昇し、その直後10%前後の最低の開始回数の割 合を示した。6-7分では、男女差も見られ、その差は約50%に及んだ。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            52 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-2-11 机からの距離別 平均滞在開始回数

 図6-1-2-11には机からの距離別に、平均滞在開始回数が割合で示されている。 全滞在開始時の内、机からどの範囲で多く滞在を始めているか読み取れる。滞在 の定義が、0.1秒あたり0.05mと微細なため、ほぼ滞在累計時間の割合と重複す る。  この図によると、女児に関しては机から0.5-1.0mの範囲で滞在を多く開始して いることがわかる。男児より女児の方がグラフにばらつきがあり、滞在を開始さ せる場所に偏りが見受けられる。対して男児は、0-0.5m、0.5-1.0m、1.0-1.5m、 1.5-2.0mの範囲で約20%と横ばいだった。  全体的に見ると、机から離れれば離れるほど、滞在を開始していないことが言 える。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            53 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-2-12 平均滞在開始回数 時間変化(机からの距離0-0.5M)

図6-1-2-13 平均滞在開始回数 時間変化(机からの距離0.5-1.0M)

図6-1-2-14 平均滞在開始回数 時間変化(机からの距離1.0-1.5M)

図6-1-2-15 平均滞在開始回数 時間変化(机からの距離1.5-2.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            54 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-2-16 平均滞在開始回数 時間変化(机からの距離2.0-2.5M)

図6-1-2-17 平均滞在開始回数 時間変化(机からの距離2.5-3.0M)

図6-1-2-18 平均滞在開始回数 時間変化(机からの距離3.0-3.5M)

図6-1-2-19 平均滞在開始回数 時間変化(机からの距離3.5-4.0M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-2-12から図6-1-2-19には、机からの距離ごとに平均滞在開始回数を0-10 分間時系列にプロットしたグラフを示す。  図6-1-2-12には、机からの距離0-0.5mの範囲の滞在開始の割合が示されてい る。遊び開始直後から2-3分間で約50%もの上昇をしている。これは、時間経過に 伴ってこの0-0.5mの範囲を滞在開始場所として選ぶ幼児が増加したことを示して いる。3-4分、4-5分でも60-70%の高割合を記録したが、その後右肩下がりに、 6-7分では20%前後まで減少した。  図6-1-2-13には、机からの距離0.5-1.0mの範囲の滞在開始の割合が示されてい る。1分間隔ごとに上下したデータが得られたが、全体的には横ばいの変化が見ら れない範囲である。  図6-1-2-15には、机からの距離1.5-2.0mの範囲の滞在開始の割合が示されてい る。これによると、5-6分から緩やかな上昇を見せ、9-10分では約20%の滞在開 始が確認できた。ここからは、遊びの時間が続くと次第に机から離れていく傾向 が若干見受けられる。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文���           56 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-2-20 滞在開始時周辺幼児数

 図6-1-1-20には、滞在開始時の周辺幼児数を図化した。0-1mでは平均人数4人 の幼児数が確認できた。0-2mでは約12人、0-3mでは20人以上の確認ができた。  0-4m、0-5m、0-6mで男女差が2-3人程度見られた。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-2-21 滞在開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-1M)

図6-1-2-23 滞在開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-2M)

図6-1-2-24 滞在開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-3M)

図6-1-2-25 滞在開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-4M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            58 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-2-26 滞在開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-5M)

図6-1-2-27 滞在開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-6M)

図6-1-2-28 滞在開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-7M)

図6-1-2-29 滞在開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-8M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            59 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-2-21から図6-1-2-29には、滞在開始時の周辺幼児数の範囲別に時系列変 化を示している。  図6-1-2-24は、0-3mの範囲の周辺幼児数を開始直後から10分まで、プロットし たグラフである。開始直後から、1-2分にかけて5%以上の減少があった。しか し、それ以降は他の図と同様に横ばいの値が得られた。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            60 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

6-1-3 平均継続滞在時間

図6-1-3-1 平均滞在継続時間

 図6-1-3-1には、滞在の継続した平均時間を0.1秒単位で表した。全体ではおよ そ280フレーム、つまり平均して約28秒幼児が滞在していることがわかる。  男児は、約340秒の滞在が平均してあることがわかり、女児は、230秒前後とい う値になった。これは、男児の方が女児よりも一度滞在を開始すれば長く留まる ことを表していると言える。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            61 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-3-2 壁からの距離別 平均滞在継続時間(継続時間短)

図6-1-3-3 壁からの距離別 平均滞在継続時間(継続時間中)

図6-1-3-4 壁からの距離別 平均滞在継続時間(継続時間長)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            62 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-3-2から図6-1-3-4にかけて、壁からの距離別に滞在の割合を示した。縦軸 は、継続時間別継続時間の合計で除した値である。それぞれの滞在時間ごとに、 壁からのどの距離範囲に滞在が多かったかを知ることができる。  図6-1-3-2は、短期継続時間の結果である。ここからは、男女差が大きいことが 読み取れる。上限に関しては、男児で壁から0-0.5mの範囲で約30%、女児で 1.5-2.0mの約25%だった。壁から距離が離れれば慣れるに従って、男児は割合が 減少し、女児は逆に割合が増えた。これはつまり、短期滞在を男児の場合、壁か ら近い位置で、女児の場合壁から少し離れた位置で行っていることがわかった。  図6-1-3-3は、短期継続時間の結果である。0-0.5mの範囲で女児が30%以上の 上限、男児は、0-0.5m、0.5-1.0m、2.0-2.5mの範囲で20%以上の結果を得た。男 女ともに1.0-1.5mの範囲は15%前後と値が低かった。  図6-1-3-4は、長期継続時間の結果である。男女ともに、1.0-1.5mの範囲で滞在 傾向が最もあった。次いで、0.5-1.0m、1.5-2.0mの範囲。さらに、0-0.5m、 2.0-2.5mとなった。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            63 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-3-5 机からの距離別 平均滞在継続時間(継続時間短)

図6-1-3-6 机からの距離別 平均滞在継続時間(継続時間中)

図6-1-3-7 机からの距離別 平均滞在継続時間(継続時間長)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            64 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-3-5から図6-1-3-6には、机からの距離別に滞在の割合を示した。縦軸は、 継続時間別継続時間の合計で除した値である。それぞれの滞在時間ごとに、机か らのどの距離範囲に滞在が多かったかを知ることができる。  図6-1-3-5は、短期滞在のデータである。全体的に0.5-1.0mの範囲で上限を取っ ており、数値は約35%だった。男児の方が若干少なく、30%弱。女児の方が多 く、40%近い数値を得た。それ以降の距離では、机から遠ざかると滞在の割合は 減少することが読み取れる。  図6-1-3-6は、中期滞在のデータである。短期滞在と同様に、0.5-1.0mの範囲 で、35%の数値得た。  図6-1-3-7は、男女差が顕著に見られた。0-0.5mの範囲では、男児が約15%、 女児は30%を超した。つまり、机に最も近い距離では女児が長く滞在していると いうことである。逆に、0.5-1.0mの範囲では、男児が約30%、女児は20%という 結果だった。女児よりも男児は、机から若干離れたところに、長期滞在の場所を 得るようである。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            65 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-3-8 滞在時間周辺幼児数(継続時間短)

 図6-1-3-8には、短期滞在時の周辺幼児数を図化した。0-1mでは平均人数4人の 幼児数が確認できた。0-2mでは約12人、0-3mでは20人近くの確認ができた。  0-4m、0-5m、0-6mで男女差が2-3人程度見られた。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            66 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-3-9 滞在時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-1M)

図6-1-3-10 滞在時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-2M)

図6-1-3-11 滞在時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-3M)

図6-1-3-12 滞在時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-4M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-3-13 滞在時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-5M)

図6-1-3-14 滞在時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-6M)

図6-1-3-15 滞在時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-7M)

図6-1-3-16 滞在時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-8M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-3-9から図6-1-3-16には、短期滞在時の周辺幼児数の範囲別に時系列変化 を示している。  図6-1-3-11は、0-3mの範囲の周辺幼児数を開始直後から10分まで、プロットし たグラフである。開始直後から、1-2分にかけて5%以上の減少があった。しか し、それ以降は他の図と同様に横ばいの値が得られた。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            69 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-3-17 滞在時間周辺幼児数(滞在時間中)

 図6-1-3-17には、中期滞在時の周辺幼児数を図化した。0-1mでは平均人数約5 人の幼児数が確認できた。0-2mでは約12人、0-3mでは20人近くの確認ができ た。  0-4m、0-5m、0-6mで男女差が2-3人程度見られた。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-3-18 滞在時間周辺幼児数(滞在時間中/幼児からの距離0-1M)

図6-1-3-19 滞在時間周辺幼児数(滞在時間中/幼児からの距離0-2M)

図6-1-3-20 滞在時間周辺幼児数(滞在時間中/幼児からの距離0-3M)

図6-1-3-21 滞在時間周辺幼児数(滞在時間中/幼児からの距離0-4M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            71 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-3-22 滞在時間周辺幼児数(滞在時間中/幼児からの距離0-5M)

図6-1-3-23 滞在時間周辺幼児数(滞在時間中/幼児からの距離0-6M)

図6-1-3-24 滞在時間周辺幼児数(滞在時間中/幼児からの距離0-7M)

図6-1-3-25 滞在時間周辺幼児数(滞在時間中/幼児からの距離0-8M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            72 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-2-18から図6-1-2-25には、滞在開始時の周辺幼児数の範囲別に時系列変 化を示している。  図6-1-2-20は、0-3mの範囲の周辺幼児数を開始直後から10分まで、プロットし たグラフである。開始直後から、1-2分にかけて5%以上の減少があった。しか し、それ以降は他の図と同様に横ばいの値が得られた。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            73 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-1-3-26 滞在時間周辺幼児数(滞在時間長)

 図6-1-3-26には、長期滞在時の周辺幼児数を図化した。0-1mでは平均人数4人 の幼児数が確認できた。0-2mでは約12人、0-3mでは20人近くの確認ができた。  0-4m、0-5m、0-6mで男女差が2-3人程度見られた。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図 6-1-3-27 滞在時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-1M)

図6-1-3-28 滞在時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-2M)

図6-1-3-29 滞在時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-3M)

6-1-3-30 滞在時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-4M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

6-1-3-31 滞在時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-5M)

6-1-3-32 滞在時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-6M)

6-1-3-33 滞在時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-7M)

6-1-3-34 滞在時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-8M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-1-2-27から図6-1-2-34には、滞在開始時の周辺幼児数の範囲別に時系列変 化を示している。  図6-1-2-29は、0-3mの範囲の周辺幼児数を開始直後から10分まで、プロットし たグラフである。開始直後から、1-2分にかけて5%以上の減少があった。しか し、それ以降は他の図と同様に横ばいの値が得られた。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            77 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

6-2 発話 6-2-1 発話累計時間

6-2-1-1 平均発話累計時間

 図6-2-1-1には、10分間の調査時間に対する発話時間の割合を示した。これで、 教室にいる時間のどれだけ発話しているかがわかる。  これによると、約30%発話していることがわかった。残りの70%は沈黙時間で ある。男女差は、ほぼ見られなかった。

6-2-1-2 平均発話累計時間 時間変化

 図5-2-1-2には発話累計時間の時系列変化を示している。ここからは、0-1分か ら9-10分にかけて、顕著な変化は見られなかった。つまり、幼児は自由時間で遊 ぶ際に平均して同じ発話量を続けていることがわかった。  男女差もないことがわかった。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            78 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-1-3 壁からの距離別 平均発話累計時間

 図6-2-1-3は、壁からの距離別に発話累計時間をグラフ化したものである。発話 総累計時間を母数として、それぞれの距離別に割合を取っている。  0-0.5mの範囲では17%近い割合が確認できた。0.5-1.0mの範囲は約23%の割 合、1.0-1.5mの範囲は上限を記録し30%に近い値だった。それ以降は、壁からの 距離が増すにつれ、次第に発話の割合は低下した。男女差はあり、男児の方が、 上限が高く、1.0-1.5mの範囲で30%以上の値を記録した。女児は、男児に比べな だらかなグラフで、これは男児よりも場所を選ばずに発話が確認されたことを表 している。  全体的に言えることは、発話と壁との関係は、壁から一定の距離(およそ、 1.0-1.5m間)がもっとも幼児がはつわしているということである。

早稲田大学創造理工学���建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            79 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-1-4 平均発話累計時間 時間変化(壁からの距離0-0.5M)

図6-2-1-5 平均発話累計時間 時間変化(壁からの距離0.5-1.0M)

図6-2-1-6 平均発話累計時間 時間変化(壁からの距離1.0-1.5M)

図6-2-1-7 平均発話累計時間 時間変化(壁からの距離1.5-2.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            80 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-1-8 平均発話累計時間 時間変化(壁からの距離2.0-2.5M)

図6-2-1-9 平均発話累計時間 時間変化(壁からの距離2.5-3.0M)

図6-2-1-10 平均発話累計時間 時間変化(壁からの距離3.0-3.5M)

図6-2-1-11 平均発話累計時間 時間変化(壁からの距離3.5-4.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            81 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-2-1-4から図6-2-1-11にかけて、壁からの距離ごとに周辺幼児数の変化をプ ロットしたものである。図6-2-1-4から順番に、0-1m周辺幼児数、0-2m周辺幼児 数、…、0-8m周辺幼児数と続く。  0-1mの周辺幼児数は10分を通してほぼ変化が見られなかった。  0-2mの周辺幼児数は、10分を通して若干上昇が見られたものの、1, 2人ほどの 変化だった。  0-3mの周辺幼児数は、0-1分間から0-2分間で10人近い人数が減少している。そ の後は0-2mと同様に若干名増加が確認された。  0-4mの周辺幼児数は、ほぼ横ばいで、これ以降の周辺幼児数も同様だった。  これらから、発話をしている幼児は時間を経るにつれ、集合している傾向があ ると言うことができる。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            82 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-1-12 机からの距離別 平均発話累計時間

 図6-2-1-12は、机からの距離別に、平均発話累計時間を示したものである。 0-0.5mの範囲で、全体は20%以上の値をしめした。発話している人の5人に1人は ほとんど机に接していると言える。  また、0.5-1.0mの範囲は全体的に割合が高く、30%近い値が確認できた。男女 ともに同様である。  机からの距離と発話との関係は、壁からの距離のときと同様である特定の距離 のが最も割合が高いという傾向が見られた。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            83 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-1-13 平均発話累計時間 時間変化(机からの距離0-0.5M)

図6-2-1-14 平均発話累計時間 時間変化(机からの距離0.5-1.0M)

図6-2-1-15 平均発話累計時間 時間変化(机からの距離1.0-1.5M)

図6-2-1-16 平均発話累計時間 時間変化(机からの距離1.5-2.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            84 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-1-17 平均発話累計時間 時間変化(机からの距離2.0-2.5M)

図6-2-1-18 平均発話累計時間 時間変化(机からの距離2.5-3.0M)

図6-2-1-19 平均発話累計時間 時間変化(机からの距離3.0-3.5M)

図6-2-1-20 平均発話累計時間 時間変化(机からの距離3.5-4.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            85 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-2-1-13から図6-2-1-20にかけて、机からの距離別に平均発話累計時間の時 間変化を追った。  図6-2-1-13は、机からの距離0-0.5m範囲の発話累計時間の割合をプロットした グラフである。2-3分が上限で遊び開始直後から割合は増加し、その後緩やかに低 下する結果が読み取れる。  図6-2-1-14は、机からの距離0.5-1.0mの範囲の変化である。4-5分で割合は落ち 込んでいるが、その他の時間では、ほぼ横ばいである。  図6-2-1-16は、机からの距離が1.5-2.0mのデータである。3-4分の1分間を境に 増加傾向にあることが読み取れる。9-10分では約20%まで割合が上昇した。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            86 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-1-21 発話時間周辺幼児数

 図6-2-1-21には、発話累計時間中の周辺幼児数を示している。  0-1mの範囲の周辺幼児数は4人程度、0-2mの範囲の周辺幼児数は12, 3人、 0-3mの範囲では20人以上確認できた。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            87 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-1-22 発話時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-1M)

図6-2-1-23 発話時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-2M)

図6-2-1-24 発話時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-3M)

図6-2-1-25 発話時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-4M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            88 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-1-26 発話時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-5M)

図6-2-1-27 発話時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-6M)

図6-2-1-28 発話時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-7M)

図6-2-1-29 発話時間周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-8M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            89 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

  図6-2-1-22から図6-2-1-29に渉って、机からの距離ごとに周辺幼児数の変化 をプロットしたものである。図6-2-1-4から順番に、0-1m周辺幼児数、0-2m周辺 幼児数、…、0-8m周辺幼児数と続く。  0-0.5mの周辺幼児数は10分を通してほぼ変化が見られなかった。  0.5-1.0mの周辺幼児数は、10分を通して若干上昇が見られたものの、1, 2人ほ どの変化だった。  1.0-1.5mの周辺幼児数は、0-1分間から0-2分間で10人近い人数が減少してい る。その後は0-2mと同様に若干名増加が確認された。  1.5-2.0mの周辺幼児数は、ほぼ横ばいで、これ以降の周辺幼児数も同様だっ た。  これらから、発話をしている幼児は時間を経るにつれ、集合している傾向があ ると言うことができる。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            90 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

6-2-2 平均発話開始回数

図6-2-2-1 平均発話開始回数

 図6-2-2-1には、幼児一人一人の発話の平均回数が示されている。単位は回数で ある。10分間ある調査対象時間中に平均何回発話したかが、わかる。  10分でおよそ870回近い発話回数が確認された。1分間に80回以上という頻繁 な結果だが、これは、音声解析ソフトが音声を単語ごとに認識してしまったり、 あるいは、単語発話中でも周波数を0として検知してしまったりするためである。  男女の差は、10分で3, 4回なのでほぼ、ないものと言ってよい。

図6-2-2-2 平均発話開始回数 時間変化

 図6-2-2-2は、1分間ごとの平均発話回数を10分間プロットしたグラフである。 1-2分で一度発話開始回数は落ち込む(1分間で2, 3回)が、4-5分の上限である90 回以上に向けて上昇していくことがわかった。  6-7分でもう一度落ち込むが、その後再度上昇することがわかった。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            91 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-2-3 壁からの距離別 平均発話開始回数

 図6-2-2-3には、壁からの距離別に発話の発話開始回数を割合で示したグラフを 掲載した。これは、壁からどの範囲で発話が頻繁に始められているかということ を見るためである。  この図からは、壁から1.0-1.5mで最も発話回数は確認され、男児で30%、女児 で25%以上だった。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            92 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-2-4 平均発話開始回数 時間変化(壁からの距離0-0.5M)

図6-2-2-5 平均発話開始回数 時間変化(壁からの距離0.5-1.0M)

図6-2-2-6 平均発話開始回数 時間変化(壁からの距離1.0-1.5M)

図6-2-2-7 平均発話開始回数 時間変化(壁からの距離1.5-2.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            93 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-2-8 平均発話開始回数 時間変化(壁からの距離2.0-2.5M)

図6-2-2-9 平均発話開始回数 時間変化(壁からの距離2.5-3.0M)

図6-2-2-10 平均発話開始回数 時間変化(壁からの距離3.0-3.5M)

図6-2-2-11 平均発話開始回数 時間変化(壁からの距離3.5-4.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            94 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-2-2-4から図6-2-2-11にかけて、壁からの距離ごとに発話回数の時間変化を 割合で示したものである。  図6-2-2-4は、壁からの距離が0-0.5mの範囲のデータである。ほぼ横ばいの結果 が得られた。  図6-2-2-5は、壁からの距離が0.5-1.0mの範囲のデータである。0-1分から1-2分 の間に約10%上昇するがその後減少し、4-5分で加減の約18%を示す。その後は 再度上昇し、9-10分まで30%前後を推移することがわかった。  図6-2-2-6は、壁からの距離が1.0-1.5mの範囲のデータである。図6-2-2-5に反し た傾向が読み取れる。0-1分から1-2分にかけて若干減少傾向を示した後、4-5分の 上限に向けて上昇する。上限は、約40%である。その後は、緩やかな減少に転じ る結果が確認できる。  図6-2-2-7以降はそれぞれ、壁からの距離が1.5-2.0m、…、3.5-4.0mとあるが、 どれも、ほぼ横ばいの数値を推移することが読み取れる。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            95 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-2-12 机からの距離別 平均発話開始回数

 図6-2-2-12は、机からの距離別に発話開始回数を表したグラフである。  机から0.5-1.0mで上限の30%の結果が確認できる。1.0m以上の範囲では、机か ら離れれば、離れるほどに発話開始回数は確認できないことがわかった。  壁からの距離と同様に、近ければ近いほど発話するというわけではなく、ある 適正距離があることが読み取れる。この机からの距離は、およそ0.5-1.0mの範囲 ということができる。

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            96 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-2-13 平均発話開始回数 時間変化(机からの距離0-0.5M)

図6-2-2-14 平均発話開始回数 時間変化(机からの距離0.5-1.0M)

図6-2-2-15 平均発話開始回数 時間変化(机からの距離1.0-1.5M)

図6-2-2-16 平均発話開始回数 時間変化(机からの距離1.5-2.0M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-2-17 平均発話開始回数 時間変化(机からの距離2.0-2.5M)

図6-2-2-18 平均発話開始回数 時間変化(机からの距離2.5-3.0M)

図6-2-2-19 平均発話開始回数 時間変化(机からの距離3.0-3.5M)

図6-2-2-20 平均発話開始回数 時間変化(机からの距離3.5-4.0M)

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            98 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-2-2-13から図6-2-2-20にかけて、机からの距離別に平均発話開始回数のグ ラフを掲載している。発話開始回数の単位は割合としている。母数をその机から の範囲内で確認された発話開始回数としている。  図6-2-2-13は、机からの距離0-0.5mの範囲の発話開始回数である。0-1分間、 1-2分間、2-3分間にかけて上昇傾向が見受けられる。2-3分では、50%の上限を 記録し、その後は9-10分にかけて下降している。これは、遊び始めから少しの間 (約3分間)机を囲んで発話を頻繁にしていたと言える。  図6-2-2-14は、机からの距離0.5-1.0mの範囲の発話開始回数である。多少の上 下はあるが、全体を通してみると、ほぼ横ばいの推移であることが読み取れる。  図6-2-2-15は、机からの距離1.0-1.5mの範囲の発話開始回数である。図 6-2-2-14と同様の傾向が読み取れ、0-1分から9-10分にかけてほぼ横ばいの推移で あると言える。  図6-2-2-16は、机からの距離1.5-2.0mの範囲の発話開始回数である。4-5分を境 に緩やかな上昇傾向が確認され、9-10分では約15%の発話開始が見受けられる。 これは、発話を開始する幼児が時間経過とともに、机から離れていった傾向が読 み取れる。  これより机から離れると、横ばいの数値が得られ、時間変化と発話開始回数変 化に関係がないことがわかった。

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幼児の発話を生む空間要素���密度

図6-2-2-21 発話開始時周辺幼児数

 図6-2-2-21は、発話開始時の周辺幼児数である。0-1m範囲の周辺幼児数は、約 4人、0-2m範囲の周辺幼児数は約12人、0-3m範囲の周辺幼児数は20人以上の確 認ができた。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-2-22 発話開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-1M)

図6-2-2-23 発話開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-2M)

図6-2-2-24 発話開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-3M)

図6-2-2-25 発話開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-4M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-2-26 発話開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-5M)

図6-2-2-27 発話開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-6M)

図6-2-2-28 発話開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-7M)

図6-2-2-29 発話開始時周辺幼児数 時間変化(幼児からの距離0-8M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-2-2-22から図6-2-2-29にかけて周辺幼児数を算出する範囲別に、幼児数を 時系列でプロットしたデータを掲載している。  0-0.5mの周辺幼児数は10分を通してほぼ変化が見られなかった。  0.5-1.0mの周辺幼児数は、10分を通して若干上昇が見られたものの、1, 2人ほ どの変化だった。  1.0-1.5mの周辺幼児数は、0-1分間から0-2分間で10人近い人数が減少してい る。その後は0-2mと同様に若干名増加が確認された。  1.5-2.0mの周辺幼児数は、ほぼ横ばいで、これ以降の周辺幼児数も同様だっ た。  これらから、発話をしている幼児は時間を経るにつれ、集合している傾向があ ると言うことができる。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

6-2-3 平均発話継続時間

図6-2-3-1 平均発話継続時間

 図6-2-3-1は、平均発話継続時間を示している。単位は0.1秒である。  全体では、およそ0.199秒発話が継続していることがわかる。男子は、0.198秒 で対する女子は0.2秒の平均発話継続時間が確認できた。  実際の発話は、平均すれば数秒のより長いものであるが、結果が以上のように 極端に短いのは、音声解析ソフトが単語単位で発話を認識しているためである。

図6-2-3-2 平均発話継続時間 時間変化

 図6-2-3-2は、平均発話継続時間を示したものである。0-1分から9-10分の間ほぼ 横ばいで、同じ発話継続時間が保たれていることがわかる。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-3-3 壁からの距離別 平均発話継続時間(継続時間短)

図6-2-3-4 壁からの距離別 平均発話継続時間(継続時間長)

 図6-2-3-3には短期発話継続時間、図6-2-3-4には長期発話継続時間を壁からの距 離別に割合を示したものである。どちらの継続時間も、壁に一番近い0-0.5mの範 囲で最も発話が確認されている。つまり、短い発話も長い発話も壁に近い場所で 発生するということが言える。  また、壁から離れるにつれ、発話の割合が短期発話継続時間でも、長期発話継 続時間でも確認されたことから、発話自体は壁からの距離に影響されるが、継続 時間までには影響力を持っていないことが読み取れる。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-3-5 机からの距離別 平均発話継続時間(継続時間短)

図6-2-3-6 机からの距離別 平均発話継続時間(継続時間長)

 図6-2-3-5には短期発話継続時間を、図6-2-3-6には長期発話継続時間を机からの 距離別に表したグラフを掲載している。両図ともに机からの距離0.5-1.0mのはん いで上限を記録している。どちらも約37%であった。ある適正距離があることが 読み取れる。この机からの距離は、およそ0.5-1.0mの範囲ということができる。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-3-7 発話時間周辺幼児数(継続時間短)

 図6-2-3-7は、短期発話継続時間の場合の周辺幼児数である。0-1m範囲の周辺幼 児数は、約4人、0-2m範囲の周辺幼児数は約12人、0-3m範囲の周辺幼児数は20 人以上の確認ができた。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-3-8 発話時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-1M)

図6-2-3-9 発話時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-2M)

図6-2-3-10 発話時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-3M)

図6-2-3-11 発話時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-4M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-3-12 発話時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-5M)

図6-2-3-13 発話時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-6M)

図6-2-3-14 発話時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-7M)

図6-2-3-15 発話時間周辺幼児数(滞在時間短/幼児からの距離0-8M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-2-3-8から図6-2-3-15にかけて周辺幼児数を算出する範囲別に、幼児数を時 系列でプロットしたデータを掲載している。  0-0.5mの周辺幼児数は10分を通してほぼ変化が見られなかった。  0.5-1.0mの周辺幼児数は、10分を通して若干上昇が見られたものの、1, 2人ほ どの変化だった。  1.0-1.5mの周辺幼児数は、0-1分間から0-2分間で10人近い人数が減少してい る。その後は0-2mと同様に若干名増加が確認された。  1.5-2.0mの周辺幼児数は、ほぼ横ばいで、これ以降の周辺幼児数も同様だっ た。  これらから、発話をしている幼児は時間を経るにつれ、集合している傾向があ ると言うことができる。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-3-16 発話時間周辺幼児数(滞在時間長)

 図6-2-3-16は、長期発話継続時間の場合の周辺幼児数である。0-1m範囲の周辺 幼児数は、約4人、0-2m範囲の周辺幼児数は約12人、0-3m範囲の周辺幼児数は 20人以上の確認ができた。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-3-17 発話時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-1M)

図6-2-3-18 発話時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-2M)

図6-2-3-19 発話時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-3M)

図6-2-3-20 発話時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-4M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図6-2-3-21 発話時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-5M)

図6-2-3-22 発話時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-6M)

図6-2-3-23 発話時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-7M)

図6-2-3-24 発話時間周辺幼児数(滞在時間長/幼児からの距離0-8M)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

 図6-2-3-17から図6-2-3-24にかけて周辺幼児数を算出する範囲別に、幼児数を 時系列でプロットしたデータを掲載している。  0-0.5mの周辺幼児数は10分を通してほぼ変化が見られなかった。  0.5-1.0mの周辺幼児数は、10分を通して若干上昇が見られたものの、1, 2人ほ どの変化だった。  1.0-1.5mの周辺幼児数は、0-1分間から0-2分間で10人近い人数が減少してい る。その後は0-2mと同様に若干名増加が確認された。  1.5-2.0mの周辺幼児数は、ほぼ横ばいで、これ以降の周辺幼児数も同様だっ た。  これらから、発話をしている幼児は時間を経るにつれ、集合している傾向があ ると言うことができる。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

7 分析  ・滞在累計時間と壁からの距離  ・滞在累計時間と机からの距離  ・滞在累計時間と周辺幼児数  ・発話累計時間と壁からの距離  ・発話累計時間と机からの距離  ・発話累計時間と周辺幼児数  以上に挙げた組み合わせの関係式を抽出した。 ・空間要素(壁からの距離・机からの距離)  散布図から一次近似直線あるいは二次近似曲線を作成した。作業はマイクロソ フト社のExcelを用いて行った。 ・周辺幼児数  単回帰分析によって関係式を抽出した。目的変数を滞在の有無、あるいは発話 の有無とし、説明変数を周辺幼児数とした。  説明変数は、partial法を用いダミー変数を与えた。滞在が確認された試料には1 を、反対に確認されなかったものには、0を与えた。発話に関しても同様である。  実際の分析は、マイクロソフト社のExcelを用いて行った。  複数ある周辺幼児数は、E. Hallの提唱するパーソナルスペース22 の概念と実際に 分析を行い、F値(有意性)の高い周辺幼児数を採用した。E. Hallのパーソナルス ペースは以下のような範囲を持っている。  ・親密な関係(0.45m以内)…家族・恋人など極めて親密な関係  ・個人的関係(0.45m-1.2m)…友人など親密な関係  ・社交的関係(1.2-3.6m)…職場の同僚など知り合い程度の関係  ・公式的関係(3.6m以上)…公的な人物と公的な場で関係する場合の距離感  幼児は、社交的関係と公式的関係を構築することはないので、親密な関係と個 人的な関係の範囲を見ることにした。つまり、本研究における周辺幼児数では、 0-1mと0-2mの範囲が該当する。  滞在累計時間では0-2mの周辺幼児数を、発話類掲示間では0-1mの周辺幼児数を 採用した。

22

エドワードホール:隠れた次元, みすず書房, 1966

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幼児の発話を生む空間要素と密度

7-1 滞在 7-1-1 滞在累計時間と壁からの距離

図7-1 壁からの距離別滞在累計時間 散布図

 図7-1は、壁からの距離別に滞在累計時間の割合を散布したものである。壁から の距離1.0-1.5mに上限があるグラフであるため、1.0-1.5m以下と以上に分けて近 似式を抽出した。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図7-2 壁からの距離別滞在累計時間 散布図と近似線(全体)

図7-3 壁からの距離別滞在累計時間 散布図と近似線(男児)

図7-4 壁からの距離別滞在累計時間 散布図と近似線(女児)

 図7-2から、幼児の壁からの距離と滞在累計時間との関係は、次式で与えられる ことがわかった。  ・0-1.5mの範囲… y = 0.0345 x + 0.01617  ・1.5m-以上の範囲… y = -0.0789 x + 0.3525  (y = 滞在可能性、x = 壁からの距離)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

7-1-2 滞在累計時間と机からの距離

図7-5 机からの距離別滞在累計時間 散布図

 図7-5は、壁からの距離別に滞在類掲示間の割合を散布したものである。壁から の距離0.5-1.0mに上限、1.0-1.5mに下限、1.5-2.0mに上限があるグラフであるた め、1.0-1.5m以下と以上に分けて近似式を抽出した。壁からの距離とは異なり、 今回は、2カ所の上限が再現されるように、二次曲線の近似式を採用した。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図7-6 机からの距離別滞在累計時間 散布図(全体)

図7-7 机からの距離別滞在累計時間 散布図(男児)

図7-8 机からの距離別滞在累計時間 散布図(女児)

 図7-6から、幼児の机からの距離と滞在累計時間との関係は、次式で与えられる ことがわかった。  ・0-1.5mの範囲… y = -0.0692 x2 + 0.2216 x + 0.0817  ・1.5m-以上の範囲… y = -0.0529 x2 + 0.2334 x +0.0573  (y = 滞在可能性、x = 壁からの距離)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

7-1-3 滞在累計時間と周辺幼児数  分析対象の10分間を1分ごとに区切り、単回帰分析を行った。表7-1にその結果 を載せる。 表7-1 滞在累計時間と周辺幼児数 単回帰分析結果

 時系列に得られた切片と説明変数である周辺幼児数から散布図を作成し、近似 式から単位時間あたりの変化量を求め、単回帰式に時間の要素を付加する。

図7-9 滞在累計時間と周辺幼児数 単回帰分析結果 切片と説明変数の時間変化

 図7-10から滞在累計時間と周辺幼児数(0-2m)の時間(t:分)を考慮した関 係は次式で与えられる。  y = ( -0.0054 t +0.0302 ) x + ( -0.0499 t + 0.8676 ) (y = 滞在可能性、x = 周辺幼児数、t = 遊び開始からの時間)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

7-2 発話 7-2-1 発話累計時間と壁からの距離

図7-10 壁からの距離別発話累計時間 散布図

 図7-1は、壁からの距離別に発話累計時間の割合を散布したものである。壁から の距離1.0-1.5mに上限があるグラフであるため、1.0-1.5m以下と以上に分けて近 似式を抽出した。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図7-11 壁からの距離別発話累計時間 散布図と近似線(全体)

図7-12 壁からの距離別発話累計時間 散布図と近似線(男児)

図7-13 壁からの距離別発話累計時間 散布図と近似線(女児)

 図7-11から、幼児の壁からの距離と発話累計時間との関係は、次式で与えられ ることがわかった。  ・0-1.5mの範囲… y = 0.0524 x + 0.1326  ・1.5m-以上の範囲… y = -0.0962 x + 0.3862  (y = 発話可能性、x = 壁からの距離)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

7-2-2 発話累計時間と机からの距離

図7-14 机からの距離別発話累計時間 散布図

 図7-5は、壁からの距離別に発話累計時間の割合を散布したものである。壁から の距離0.5-1.0mに上限、1.0-1.5mに下限、1.5-2.0mに上限があるグラフであるた め、1.0-1.5m以下と以上に分けて近似式を抽出した。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

図7-15 机からの距離別発話累計時間 散布図(全体)

図7-16 机からの距離別発話累計時間 散布図(男児)

図7-17 机からの距離別滞在累計時間 散布図(女児)

 図7-15から、幼児の机からの距離と滞在累計時間との関係は、次式で与えられ ることがわかった。  ・0-1.5mの範囲… y = 0.0743 x + 0.1559  ・1.5m-以上の範囲… y = -0.0548 x + 0.3202  (y = 発話可能性、x = 壁からの距離)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

7-2-3 発話累計時間と周辺幼児数  分析対象の10分間を1分ごとに区切り、単回帰分析を行った。表7-2にその結果 を載せる。 表7-2 発話累計時間と周辺幼児数 単回帰分析結果

 時系列に得られた切片と説明変数である周辺幼児数から散布図を作成し、近似 式から単位時間あたりの変化量を求め、単回帰式に時間の要素を付加する。

図7-18 発話累計時間と周辺幼児数 単回帰分析結果 切片と説明変数の時間変化

 図7-18から滞在累計時間と周辺幼児数(0-1m)の時間(t:分)を考慮した関 係は次式で与えられる。  y = ( -0.0003 t +0.0111 ) x + ( -0.00038 t + 0.2268 ) (y = 発話可能性、x = 周辺幼児数、t = 遊び開始からの時間)

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幼児の発話を生む空間要素と密度

8 総括 8-1 総括  本研究が解明した幼児の特性を以下に列挙する。 ・滞在と壁からの距離  幼児は、壁から1.0-1.5mの範囲に最も滞在する傾向がある。この範囲に滞在す る確率は、30%以上である。また、男女ともに言うことができ、男女ともに同等 の割合でこの範囲に滞在する。  0-1.0mの範囲は、1.0mに近づくにつれ滞在傾向はみられる。1.5mより離れる 場合は、壁からの距離に反比例して幼児の滞在傾向も失われる。  壁面は幼児を集合させる潜在的な影響力を持つと言える。本論中には、幼児の 滞在可能性を壁からの距離で説明する関係式を掲載した。 ・滞在と机からの距離  幼児は、机から0-1.0mの範囲で最も滞在する傾向がある。この範囲に滞在する 可能性は、50%以上ある。ただし、男児に関しては、机の直近(0-0.5m)での滞 在可能性は18%前後と女児より低い傾向にある。1.5-2.0mの範囲にも滞在傾向が 見られ、男女か変わりなく、20%を超える。  机は幼児を集合させる潜在的な影響力を持つと言える。壁面とは異なり、机の ポテンシャルは0-1.0mと1.5-2.0mの2重構造であることが判明した。本論中に は、幼児の滞在可能性を机からの距離で説明する関係式を掲載した。 ・滞在と周辺幼児数  幼児は、自分を中心に0-2m範囲の幼児の存在数により滞在を決めている。この 範囲におよそ12人の幼児が存在する場所に滞在する。  0-2mの範囲の周辺幼児数と滞在との関係性を説明する回帰式を、本論中に掲載 した。 ・発話と壁からの距離  幼児は、壁から1.0-1.5mの範囲で最も発話する傾向がある。この範囲で発話す る確率は、約30%である。0-1.0mの範囲は、1.0mに近づくにつれ発話傾向が見ら れる。1.5mより離れる場合は、壁からの距離に反比例して幼児の発話傾向も失わ れる。  男児は、1.0-1.5mの範囲で最も発話するが、女児に関しては、0-0.5m、 0.5-1.0m、1.0-1.5m、1.5-2.0mの範囲でそれぞれ20%近く発話する可能性があ る。  本論中には、幼児の発話可能性を壁からの距離で説明する関係式を掲載した。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

・発話と机からの距離  幼児は、机から0.5-1.0mの範囲で最も発話する傾向がある。男女ともに、この 範囲で発話の可能性は30%である。次いで、0-0.5mの範囲で約23%と、0-1.0m の範囲で実に半数以上の発話をしている。  机が幼児の発話に対して影響力があることが言える。  本論中には、幼児の発話可能性を机からの距離で説明する関係式を掲載した。 ・発話と周辺幼児数  幼児は、自分を中心に0-1m範囲の幼児の滞在数により発話が促進されている。 この範囲の幼児数が4人程度であると発話していることがわかった。本論中には、 0-1m範囲の周辺幼児数と発話との関係性説明する回帰式を掲載した。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

8-2 展望  本研究では、空間要素を壁からの距離と机からの距離に絞ったが、幼児は非常 に多感な時代を生きているので、影響を受ける要素が他にもある可能性が大き い。今後、研究が進められるのならば、その幅を広げて総合的に教室空間を設計 することを目的とするべきである。  文部科学省や厚生労働省が作成した、保育施設への整備指針には、面積基準な どの事細かな記述があるが、これは保育業務の円滑化を主に計るために規定され ている。保育の質が低下する昨今を鑑みるのならば、見直しが迫られるべきであ ろう。  建築分野関係者の方々にあっては、どうか惜しまずして知識と知恵を寄与して いただくこと願いたい。

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幼児の発話を生む空間要素と密度

おわりに  思い返してみれば、私は3編の卒業論文を執筆したことになりました。  1つ目は、高等学校を卒業するときに書きました。たしか、題目は「窒素酸化 物;その所作…」忘れてしまいました。しかし、環境問題を取り扱ったことは確 かです。当時、世の中のあらゆる問題という問題に関して憤りを覚えていて、おそ らく社会全体の問題であれば、環境でなくても良かったのかもしれません。  2つ目は、みなさんもご存知の通りの学部の卒業論文です。対人状況下の緊張感 をテーマにしたもので、どんな人でも明るい関係が築けたらなと始めたものでし た。そして、3つ目が本論文です。  こうして論文を書くには、いままでも、今回も、本当に数多くの方にお世話に なりました。  渡辺 仁史先生には、アイディアを教えていただきました。  林田 和人先生には、探究心と社会人としてのマナーを教えていただきました。  長沢 夏子先生には、愛情と厳しさを教えていただきました。  遠田 敦先生には、熱中することを教えていただきました。  M1の後輩には、向上心を教えてもらいました。  M0のみんなには、挑戦することを教えてもらいました。  そして、M2の仲間には、友情をもらいました。  本当にありがとうございました。感謝してもしきれないほどです。  高校生の時、環境問題のような大きな問題は、一人では解決することなど到底 できまいと思い知らされました。だから、なんとなく人の心を動かせたらな、と 考えるようになったのかな、と思います。しかし、大人を変えるのは本当に困難 なことです。だから子どもに行き着いたのかもしれません。  社会の人を幸せに変えるにはどうしたらいいか、と考えていたつもりでした が、実は、研究で、一番変えたのは、自分自身だったのかもしれません。まだま だ、大きなことばかり言って、自分自身で手一杯ではありますが、いつか、本当 に世の中のために、何かできることが見つけられたらいいなと思います。  渡辺仁史研究室で、みなさんと出会って、研究に取り組んで、楽しい思い出も できて、本当にうれしかったです。ありがとう!!

2008年2月5日 修士課程2年 増田 浩一

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幼児の発話を生む空間要素と密度

参考文献 □世の中の現状 一宮厚,馬場園明,福盛英明,峰松修:大学新入生の精神状態の変化̶最近14年間の質問表による調 査の結果から̶,精神医学,45,959-966,2003 坂本祐子,大宮登:親と子どもの社会性獲得に向けた子育て支援の現状と課題ー社会化をサポートする 地域社会の子育て支援に関する一考察̶,「地域政策研究」(高崎経済大学地域政策学会),第5巻, 第4号,43-50,2003 □保育施設と幼児の社会性獲得 佐藤将之,高橋鷹志:保育園における園児の社会性獲得と空間との相互関係についての考察,日本建築 学会大会学術講演梗概集,1063-1064,1999 村田健,佐藤将之,高橋鷹志:保育園における園児交流と環境のアフォーダンスの関係について̶園児 の社会性獲得と空間との相互関係についての考察(その2)̶,日本建築学会大会学術講演梗概集, 197-198,2000 佐藤将之,西出和彦,高橋鷹志:遊び集合の移行からみた園児と環境についての考察∼園児の社会性獲 得と空間との相互関係に関する研究 その2∼,日本建築学会計画系論文集,575,29-35,2004 佐藤将之,村田健,高橋鷹志:遊び集合の共存と伝えあいの仕組みについて̶園児の社会性獲得と空間 との相互関係についての研究 その3̶,日本建築学会大会学術講演梗概集,201-202,2000 佐藤将之,高橋鷹志:遊びにおける関係移行に関する考察̶園児の社会性獲得と空間との相互関係につ いての研究 その4̶,日本建築学会大会学術講演梗概集,131-132,2001 佐藤将之,渡辺治,西出和彦,高橋鷹志:新築保育園における環境移行に関する研究̶園児の社会性獲 得と空間との相互関係についての研究 その5̶,日本建築学会大会学術講演梗概集,145-146, 2002 □発話と社会性 小松孝至:幼児期の生活における「子どもの経験に関する会話」の生起とその意義̶保育での経験に関 する幼児と家族の会話をめぐって̶,大阪教育大学紀要,第52巻,第2号,231-239,2004 山本弥栄子:子ども同士の言語的コミュニケーションにおける一考察̶会話の自然発生的過程の検討, 大阪健康福祉短期大学紀要,第5巻,2007 塩塚惠子,山路裕昭:理科授業における社会性の育成̶社旗性の実体とSGEを取り入れた理科授業の試 み̶,科教研報,Vol. 22,No. 1,85-88 □コミュニケーションと密度感 稲水伸行:オープンスペースの動的密度感に関する研究,東京大学ものづくり経営研究センター ディ スカッションペーパー,227,2008 長倉康彦,上野淳,脇田正信:空間密度が行動・コミュニケーションに与える影響,日本建築学会大会 学術講演梗概集,1177-1178,1980 山崎俊裕,長倉康彦:建築室空間における密度感に関する研究,日本建築学会計画系論文報告集, 386,71-80,1988 長倉康彦,上野淳,木村信之,村松直樹,藤田敏孝,藤田耕一:小学校屋外運動場に於ける密度感に関 する実験的研究,日本建築学会大会学術講演梗概集,1603-1604,1984

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資料 データ整理用VBA


幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

資料 '生データ資料整理用VBA 'XX_XXXXXXをブック名に置換してからスタートしてください。 Sub DecSecond() Call DataBaseMaker Call WorksheetsMaker_TimeKeeper Call TimeKeeper Call WorksheetsMaker_Analyser Call SysAnalyser Call WallDistanceAnalyser Call TableDistanceAnalyser For counter = 1 To Worksheets.Count Worksheets(counter).Activate ActiveWindow.Zoom = 75 Worksheets(counter).Cells.Select Selection.Font.Name = "Osaka" Next counter Worksheets("XX_XXXXXX").Activate End Sub Sub DataBaseMaker() Dim Dim Dim Dim Dim Dim Dim Dim Dim Dim

LastRow, LastColumn, LastRow_Voice As Long x1, y1, x2, y2 As Single distance As Double TableDistance As Double a1, a2 As Integer speed As Double WallX1, WallX2, WallY1, WallY2 As Single TableX1, TableX2, TableX3, TableX4 As Single TableY1, TableY2, TableY3, TableY4 As Single TableX, TableY As Double

'データベース ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: '幼児同士の距離 '--------------------------------------'最終行列取得 LastRow = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Rows.Count LastColumn = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Columns.Count '幼児数 For counter = 1 To 40 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 '新規シート作成 Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = Worksheets("XX_XXXXXX").Cells(1, KidNumber) Worksheets("XX_XXXXXX").Activate '音声データ移動 Range(Cells(1, KidNumber + 4), Cells(LastRow, KidNumber + 5)) _ .Copy Destination:=Worksheets(counter).Cells(1, 1) For j = 2 To LastColumn Step 6 For i = 1 To LastRow x1 = Cells(i, KidNumber + 1) y1 = Cells(i, KidNumber + 2) x2 = Cells(i, j) y2 = Cells(i, j + 1) '距離 distance = Sqr((x2 - x1) ^ 2 + (y2 - y1) ^ 2)

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'書き出し If j = KidNumber + 1 Then Worksheets(counter).Cells(i, (j - 2) / 6 + 1 + 2).Value = 0 Else Worksheets(counter).Cells(i, (j - 2) / 6 + 1 + 2).Value = distance End If Next i Next j Worksheets("XX_XXXXXX").Activate Next counter

'幼児の移動速度 '--------------------------------------Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "Speed" Worksheets("XX_XXXXXX").Activate '最終行列取得 LastRow = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Rows.Count LastColumn = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Columns.Count '幼児数 For counter = 1 To 40 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 For i = 1 To LastRow - 1 x1 = Cells(i, KidNumber + 1) y1 = Cells(i, KidNumber + 2) x2 = Cells(i + 1, KidNumber + 1) y2 = Cells(i + 1, KidNumber + 2) '速度 speed = Sqr((x2 - x1) ^ 2 + (y2 - y1) ^ 2) '書き出し Worksheets("Speed").Cells(i, (counter - 1) * 2 + 2).Value = speed Next i '0の挿入 Worksheets("Speed").Cells(2971, (counter - 1) * 2 + 2).Value = 0 '幼児番号 Worksheets("Speed").Cells(1, (counter - 1) * 2 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(1, KidNumber) Worksheets("Speed").Cells(2, (counter - 1) * 2 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(2, KidNumber) Next counter

'壁からの幼児の距離 '--------------------------------------Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistance" Worksheets("XX_XXXXXX").Activate For counter = 1 To 40 For i = 1 To LastRow x = Cells(i, KidNumber + 1) y = Cells(i, KidNumber + 2) '壁からの距離 WallX1 = Abs(x) WallX2 = Abs(4.93 - x) WallY1 = Abs(y) WallY2 = Abs(7.85 - y) '書き出し Worksheets("WallDistance").Cells(i, (counter - 1) Worksheets("WallDistance").Cells(i, (counter - 1) Worksheets("WallDistance").Cells(i, (counter - 1) Worksheets("WallDistance").Cells(i, (counter - 1) Next i '幼児番号 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 Worksheets("WallDistance").Cells(1, (counter - 1) * 5 ("XX_XXXXXX").Cells(1, KidNumber)

* * * *

5 5 5 5

+ + + +

2).Value 3).Value 4).Value 5).Value

= = = =

WallX1 WallX2 WallY1 WallY2

+ 1).Value = Worksheets

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Worksheets("WallDistance").Cells(2, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(2, KidNumber) Next counter

'机の中心座標 '--------------------------------------Worksheets.Add after:=Worksheets("XX_XXXXXXTable") ActiveSheet.Name = "TableCenter" Worksheets("XX_XXXXXXTable").Activate LastRow = Worksheets("XX_XXXXXXTable").UsedRange.Rows.Count a = 0 For counter = 1 To 48 Step 12 a = a + 1 For i = 1 To LastRow TableX1 = Cells(i, counter + 0) TableX2 = Cells(i, counter + 3) TableX3 = Cells(i, counter + 6) TableX4 = Cells(i, counter + 9) 'テーブル中心座標X TableX = (TableX1 + TableX2 + TableX3 + TableX4) / 4 TableY1 = Cells(i, counter + 1) TableY2 = Cells(i, counter + 4) TableY3 = Cells(i, counter + 7) TableY4 = Cells(i, counter + 10) 'テーブル中心座標Y TableY = (TableY1 + TableY2 + TableY3 + TableY4) / 4 '書き出し Worksheets("TableCenter").Cells(i, (a - 1) * 3 + 2).Value = TableX Worksheets("TableCenter").Cells(i, (a - 1) * 3 + 3).Value = TableY Next i 'テーブル番号 Worksheets("TableCenter").Cells(1, (a - 1) * 3 + 1).Value = "Table" & a Next counter

'机からの幼児の距離 '--------------------------------------Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistance" Worksheets("XX_XXXXXX").Activate '幼児数 For counter = 1 To 40 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 For i = 1 To LastRow KidX = Cells(i, KidNumber + 1) KidY = Cells(i, KidNumber + 2) For j = 1 To 4 TableX = Worksheets("TableCenter").Cells(i, (j - 1) * 3 + 2) TableY = Worksheets("TableCenter").Cells(i, (j - 1) * 3 + 3) '各テーブルとの距離 TableDistance = Sqr((TableX - KidX) ^ 2 + (TableY - KidY) ^ 2) '書き出し Worksheets("TableDistance").Cells(i, (counter - 1) * 5 + j + 1) = TableDistance Next j Next i '幼児番号 Worksheets("TableDistance").Cells(1, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(1, KidNumber) Worksheets("TableDistance").Cells(2, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(2, KidNumber) Next counter End Sub Sub WorksheetsMaker_TimeKeeper() Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "VoiceTime" Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX")

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ActiveSheet.Name = "SilentTime" Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "StayTime" Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "MoveTime" End Sub Sub TimeKeeper() Dim Dim Dim Dim Dim

LastRow, LastColumn, LastRow_Voice As Long a1, a2, x1, x2 As Long LastRow_Stay, LastRow_Move As Long StartTime As Integer speed, hight As Single

'タイムキーパー ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: LastRow = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Rows.Count '発話時間 '--------------------------------------Worksheets("XX_XXXXXX").Activate 'ICレコーダ装着幼児数 For counter = 1 To 20 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 x1 = 1 x2 = 1 For k = 1 To LastRow a1 = Worksheets(counter).Cells(k, 1) If a1 <> 0 Then '発話時刻 Worksheets("VoiceTime").Cells(x1, (counter - 1) * 5 + 2) = k x1 = x1 + 1 End If Next k For i = 1 To LastRow For continue = 1 To LastRow a1 = Worksheets(counter).Cells(i, 1) a2 = Worksheets(counter).Cells(i + continue, 1) If a1 > 0 Then '発話開始時刻 Worksheets("VoiceTime").Cells(x2, (counter - 1) * 5 + 4).Value = i If a1 > 0 And a2 = 0 Then i = i + continue '発話継続時間 Worksheets("VoiceTime").Cells(x2, (counter - 1) * 5 + 5).Value = continue x2 = x2 + 1 Exit For End If Else Exit For End If Next continue Next i Worksheets("VoiceTime").Activate x = 0 LastRow_Voice = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 5).End(xlDown).Row For i = 1 To LastRow_Voice a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 5) For j = 1 To a '発話継続時間(発話時刻右隣に追記) Cells(x + j, (counter - 1) * 5 + 3).Value = a Next j x = x + a Next i Worksheets("XX_XXXXXX").Activate '幼児番号 Worksheets("VoiceTime").Cells(1, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(1, KidNumber)

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Worksheets("VoiceTime").Cells(2, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(2, KidNumber) Next counter

'沈黙時間 '--------------------------------------Worksheets("XX_XXXXXX").Activate 'ICレコーダ装着幼児数 For counter = 1 To 20 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 x1 = 1 x2 = 1 For k = 1 To LastRow a1 = Worksheets(counter).Cells(k, 1) If a1 = 0 Then '沈黙時刻 Worksheets("SilentTime").Cells(x1, (counter - 1) * 5 + 2) = k x1 = x1 + 1 End If Next k For i = 1 To LastRow For continue = 1 To LastRow a1 = Worksheets(counter).Cells(i, 1) a2 = Worksheets(counter).Cells(i + continue, 1) If a1 = 0 Then '沈黙開始時刻 Worksheets("SilentTime").Cells(x2, (counter - 1) * 5 + 4).Value = i If a1 = 0 And a2 > 0 Then i = i + continue '沈黙継続時間 Worksheets("SilentTime").Cells(x2, (counter - 1) * 5 + 5).Value = continue x2 = x2 + 1 Exit For End If Else Exit For End If Next continue Next i Worksheets("SilentTime").Activate x = 0 LastRow_Voice = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 5).End(xlDown).Row For i = 1 To LastRow_Voice a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 5) For j = 1 To a '沈黙継続時間(沈黙時刻右隣に追記) Cells(x + j, (counter - 1) * 5 + 3).Value = a Next j x = x + a Next i Worksheets("XX_XXXXXX").Activate '幼児番号 Worksheets("SilentTime").Cells(1, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(1, KidNumber) Worksheets("SilentTime").Cells(2, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(2, KidNumber) Next counter

'滞在時間 '--------------------------------------LastRow = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Rows.Count LastColumn = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Columns.Count '幼児数 For counter = 1 To 40 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 Worksheets("Speed").Activate x = 1

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KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 For i = 1 To LastRow - 1 speed = Worksheets("Speed").Cells(i, (counter - 1) * 2 + 2) hight = Worksheets("XX_XXXXXX").Cells(i, KidNumber + 3) If 0 <= speed And speed < 0.05 And hight < 0.8 Then '滞在時刻 Worksheets("StayTime").Cells(x, (counter - 1) * 5 + 2).Value = i x = x + 1 End If Next i Next counter For counter = 1 To 40 x1 = 1 x2 = 1 x = 0 continue = 1 Worksheets("StayTime").Activate LastRow_Stay = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 2).End(xlDown).Row For i = 1 To LastRow_Stay - 1 a1 = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 2) a2 = Cells(i + 1, (counter - 1) * 5 + 2) StartTime = Cells(i - x, (counter - 1) * 5 + 2) If a1 = "" Then Exit For End If If a2 - a1 <> 1 Then '滞在開始時刻 Worksheets("StayTime").Cells(x1, (counter - 1) * 5 + 4).Value = StartTime '滞在継続時間 Worksheets("StayTime").Cells(x2, (counter - 1) * 5 + 5).Value = continue x1 = x1 + 1 x2 = x2 + 1 x = 0 continue = 1 End If If a2 - a1 = 1 Then x = x + 1 continue = continue + 1 End If If i = LastRow_Stay - 1 Then '滞在開始時刻 Worksheets("StayTime").Cells(x1, (counter - 1) * 5 + 4).Value = StartTime '滞在継続時間 Worksheets("StayTime").Cells(x2, (counter - 1) * 5 + 5).Value = continue End If Next i Worksheets("StayTime").Activate x = 0 LastRow_Stay = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 5).End(xlDown).Row For i = 1 To LastRow_Stay a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 5) If a = "" Then Exit For End If For j = 1 To a '滞在継続時間 Cells(x + j, (counter - 1) * 5 + 3).Value = a Next j x = x + a Next i '幼児番号 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 Worksheets("StayTime").Cells(1, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(1, KidNumber) Worksheets("StayTime").Cells(2, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(2, KidNumber) Next counter

'移動時間

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'--------------------------------------LastRow = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Rows.Count LastColumn = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Columns.Count '幼児数 For counter = 1 To 40 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 Worksheets("Speed").Activate x = 1 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1 For i = 1 To LastRow - 1 speed = Worksheets("Speed").Cells(i, (counter - 1) * 2 + 2) hight = Worksheets("XX_XXXXXX").Cells(i, KidNumber + 3) If 0.05 <= speed Or 0.8 <= hight Then '移動時刻 Worksheets("MoveTime").Cells(x, (counter - 1) * 5 + 2).Value = i x = x + 1 End If Next i Next counter For counter = 1 To 40 x1 = 1 x2 = 1 x = 0 continue = 1 Worksheets("MoveTime").Activate LastRow_Move = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 2).End(xlDown).Row For i = 1 To LastRow_Move - 1 a1 = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 2) a2 = Cells(i + 1, (counter - 1) * 5 + 2) StartTime = Cells(i - x, (counter - 1) * 5 + 2) If a1 = "" Then Exit For End If If a2 - a1 <> 1 Then '移動開始時刻 Worksheets("MoveTime").Cells(x1, (counter - 1) * 5 + 4).Value '移動継続時間 Worksheets("MoveTime").Cells(x2, (counter - 1) * 5 + 5).Value x1 = x1 + 1 x2 = x2 + 1 x = 0 continue = 1 End If If a2 - a1 = 1 Then x = x + 1 continue = continue + 1 End If If i = LastRow_Move - 1 Then '移動開始時刻 Worksheets("MoveTime").Cells(x1, (counter - 1) * 5 + 4).Value '移動継続時間 Worksheets("MoveTime").Cells(x2, (counter - 1) * 5 + 5).Value End If Next i Worksheets("MoveTime").Activate x = 0 LastRow_Move = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 5).End(xlDown).Row For i = 1 To LastRow_Move a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 5) If a = "" Then Exit For End If For j = 1 To a '移動継続時間 Cells(x + j, (counter - 1) * 5 + 3).Value = a Next j x = x + a Next i '幼児番号 KidNumber = (counter - 1) * 6 + 1

= StartTime = continue

= StartTime = continue

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Worksheets("MoveTime").Cells(1, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(1, KidNumber) Worksheets("MoveTime").Cells(2, (counter - 1) * 5 + 1).Value = Worksheets ("XX_XXXXXX").Cells(2, KidNumber) Next counter End Sub Sub WorksheetsMaker_Analyser() 'Sys ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 'Sys*Voice '--------------------------------------'Sys*Voice*Time Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysVoiceTime" 'Sys*Voice*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysVoice1" 'Sys*Voice*Time*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysVoice2" 'Sys*Voice*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysVoiceStart" 'Sys*Voice*Start*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysVoice3" 'Sys*Silent '--------------------------------------'Sys*Silent*Time Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysSilentTime" 'Sys*Silent*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysSilent1" 'Sys*Silent*Time*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysSilent2" 'Sys*Silent*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysSilentStart" 'Sys*Silent*Start*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysSilent3" 'Sys*Stay '--------------------------------------'Sys*Stay*Time Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysStayTime" 'Sys*Stay*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysStay1" 'Sys*Stay*Time*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysStay2" 'Sys*Stay*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysStayStart" 'Sys*Stay*Start*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysStay3" 'Sys*Move '--------------------------------------'Sys*Move*Time Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysMoveTime" 'Sys*Move*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysMove1"

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'Sys*Move*Time*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysMove2" 'Sys*Move*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysMoveStart" 'Sys*Move*Start*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "SysMove3"

'WallDistance ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 'Sys*Voice*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceVoice1" 'Sys*Voice*Time*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceVoice2" 'Sys*Voice*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceVoice3" 'Sys*Slilent*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceSilent1" 'Sys*Silent*Time*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceSilent2" 'Sys*Silent*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceSilent3" 'Sys*Stay*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceStay1" 'Sys*Stay*Time*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceStay2" 'Sys*Stay*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceStay3" 'Sys*Move*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceMove1" 'Sys*Move*Time*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceMove2" 'Sys*Move*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "WallDistanceMove3"

'TableDistance ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 'Sys*Voice*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceVoice1" 'Sys*Voice*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceVoice2" 'Sys*Voice*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceVoice3" 'Sys*Slilent*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceSilent1" 'Sys*Silent*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceSilent2"

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'Sys*Silent*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceSilent3" 'Sys*Stay*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceStay1" 'Sys*Stay*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceStay2" 'Sys*Stay*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceStay3" 'Sys*Move*Time*Total Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceMove1" 'Sys*Move*Continue Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceMove2" 'Sys*Move*Start Worksheets.Add before:=Worksheets("XX_XXXXXX") ActiveSheet.Name = "TableDistanceMove3" End Sub Sub SysAnalyser() Dim Dim Dim Dim Dim Dim

LastRow, LastColumn, LastRow_Local As Long x1, y1, x2, y2 As Single a1, a2 As Integer LastRow_Stay, LastRow_Move As Long D(8) As Integer F(40) As Long

'Sys* *Time ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: For times = 1 To 4 'Sys*Voice*Time '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("VoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("SysVoiceTime") End If 'Sys*Silent*Time '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SilentTime") Set Sh2 = Worksheets("SysSilentTime") End If 'Sys*Stay*Time '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("StayTime") Set Sh2 = Worksheets("SysStayTime") End If 'Sys*Move*Time '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("MoveTime") Set Sh2 = Worksheets("SysMoveTime") End If Sh1.Activate '距離別Sys 'ICレコーダ装着幼児数 For counter = 1 To 20 LastColumn = Worksheets(counter).UsedRange.Columns.Count LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 2).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow_Local = 1

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End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 5 + 2) <> "" For i = 1 To LastRow_Local t = Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 5 + For j = 3 To LastColumn a = Worksheets(counter).Cells(t, For n = 1 To 8 If 0 < a And a <= n Then D(n) = D(n) + 1 End If Next n Next j For n = 1 To 8 '書き出し Sh2.Cells(i, n + (counter - 1) * D(n) = 0 Next n Next i End If Next counter Next times

Then 2) j)

9).Value = D(n)

'Sys* *Time*Total ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: For times = 1 To 4 'Sys*Voice*Time*Total '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("SysVoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("SysVoice1") End If 'Sys*Silent*Time*Total '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SysSilentTime") Set Sh2 = Worksheets("SysSilent1") End If 'Sys*Stay*Time*Total '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("SysStayTime") Set Sh2 = Worksheets("SysStay1") End If 'Sys*Move*Time*Total '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("SysMoveTime") Set Sh2 = Worksheets("SysMove1") End If '距離別度数 x = 0 Sh1.Activate For j = 1 To 8 'ICレコーダ装着幼児数 For counter = 1 To 20 LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 9 + 1).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow = 1 End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 9 + j) <> "" Then For i = 1 To LastRow_Local a = Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 9 + j) If x < a Then x = a End If For n = 0 To x If n = a Then F(n) = F(n) + 1 End If Next n

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幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

Next i End If Next counter For n = 0 To x '書き出し Sh2.Cells(j, n + 1).Value = F(n) F(n) = 0 Next n Next j Next times

'Sys* *Time*Continue ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: LastRow = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Rows.Count For times = 1 To 4 'Sys*Voice*Time*Continue '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("VoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("SysVoiceTime") Set Sh3 = Worksheets("SysVoice2") z = 2 End If 'Sys*Silent*Time*Continue '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SilentTime") Set Sh2 = Worksheets("SysSilentTime") Set Sh3 = Worksheets("SysSilent2") z = 2 End If 'Sys*Stay*Time*Continue '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("StayTime") Set Sh2 = Worksheets("SysStayTime") Set Sh3 = Worksheets("SysStay2") z = 3 End If 'Sys*Move*Time*Continue '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("MoveTime") Set Sh2 = Worksheets("SysMoveTime") Set Sh3 = Worksheets("SysMove2") z = 3 End If x = 0 '継続時間別 For l = 1 To z If (times = 1 Or times = 2) And l = 1 Then k1 = 1 k2 = 5 End If If (times = 1 Or times = 2) And l = 2 Then k1 = 5 k2 = LastRow End If If (times = 3 Or times = 4) And l = 1 Then k1 = 1 k2 = 10 End If If (times = 3 Or times = 4) And l = 2 Then k1 = 10 k2 = 300 End If If (times = 3 Or times = 4) And l = 3 Then k1 = 300 k2 = LastRow End If

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幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

For j = 1 To 8 'ICレコーダ装着幼児数 For counter = 1 To 20 Sh1.Activate LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 3).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow_Local = 1 End If If Sh2.Cells(1, (counter - 1) * 9 + j) <> "" Then For i = 1 To LastRow_Local If k1 <= Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 5 + 3) And Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 5 + 3) < k2 Then Sh2.Activate a = Sh2.Cells(i, (counter - 1) * 9 + j) If x < a Then x = a End If For n = 0 To x If n = a Then F(n) = F(n) + 1 End If Next n End If Next i End If Next counter For n = 0 To x '書き出し Sh3.Cells(j + (l - 1) * 9, n + 1).Value = F(n) F(n) = 0 Next n Next j Next l Next times

'Sys* *Start ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: For times = 1 To 4 'Sys*Voice*Start '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("VoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("SysVoiceStart") End If 'Sys*Silent*Start '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SilentTime") Set Sh2 = Worksheets("SysSilentStart") End If 'Sys*Stay*Start '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("StayTime") Set Sh2 = Worksheets("SysStayStart") End If 'Sys*Move*Start '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("MoveTime") Set Sh2 = Worksheets("SysMoveStart") End If Sh1.Activate '距離別Sys 'ICレコーダ装着幼児数 For counter = 1 To 20 LastColumn = Worksheets(counter).UsedRange.Columns.Count LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 4).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow_Local = 1

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幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 5 + 4) <> "" For i = 1 To LastRow_Local t = Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 5 + For j = 3 To LastColumn a = Worksheets(counter).Cells(t, For n = 1 To 8 If 0 < a And a <= n Then D(n) = D(n) + 1 End If Next n Next j For n = 1 To 8 '書き出し Sh2.Cells(i, n + (counter - 1) * D(n) = 0 Next n Next i End If Next counter Next times

Then 4) j)

9).Value = D(n)

'Sys* *Start*Total ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: For times = 1 To 4 'Sys*Voice*Start*Total '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("SysVoiceStart") Set Sh2 = Worksheets("SysVoice3") End If 'Sys*Silent*Start*Total '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SysSilentStart") Set Sh2 = Worksheets("SysSilent3") End If 'Sys*Stay*Start*Total '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("SysStayStart") Set Sh2 = Worksheets("SysStay3") End If 'Sys*Move*Start*Total '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("SysMoveStart") Set Sh2 = Worksheets("SysMove3") End If '距離別度数 x = 0 Sh1.Activate For j = 1 To 8 'ICレコーダ装着幼児数 For counter = 1 To 20 LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 9 + 1).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow_Local = 1 End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 9 + j) <> "" Then For i = 1 To LastRow_Local a = Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 9 + j) If x < a Then x = a End If For n = 0 To x If n = a Then F(n) = F(n) + 1 End If Next n

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幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

Next i End If Next counter For n = 0 To x '書き出し Sh2.Cells(j, n + 1).Value = F(n) F(n) = 0 Next n Next j Next times End Sub Sub WallDistanceAnalyser() Dim Dim Dim Dim Dim Dim

LastRow, LastColumn, LastRow_Local As Long x1, y1, x2, y2 As Single a1, a2 As Integer LastRow_Stay, LastRow_Move As Long b(4) As Single Lank(1 To 16) As Long

'WallDistance* *Time*Total ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: For times = 1 To 4 'WallDistance*Voice*Time*Total '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("VoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceVoice1") End If 'WallDistance*Silent*Time*Total '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SilentTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceSilent1") End If 'WallDistance*Stay*Time*Total '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("StayTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceStay1") End If 'WallDistance*Move*Time*Total '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("MoveTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceMove1") End If Sh1.Activate For counter = 1 To 20 LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 2).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow_Local = 1 End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 5 + 2) <> "" Then For i = 1 To LastRow_Local a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 2) For j = 0 To 3 b(j) = Sh2.Cells(a, (counter - 1) * 5 + 2 + j) Next j x = Application.WorksheetFunction.Min(b(0), b(1), b(2), b(3)) For k = 1 To 16 If (k - 1) * 0.5 <= x And x < k * 0.5 Then Lank(k) = Lank(k) + 1 End If Next k

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幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

Next i End If Next counter For k = 1 To 16 '壁からの距離別フレーム数 Sh3.Cells(1, k).Value = Lank(k) Lank(k) = 0 Next k Next times

'WallDistance* *Continue ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: LastRow = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Rows.Count For times = 1 To 4 'WallDistance*Continue '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("VoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceVoice2") z = 2 End If 'WallDistance*Continue '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SilentTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceSilent2") z = 2 End If 'WallDistance*Continue '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("StayTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceStay2") z = 3 End If 'WallDistance*Continue '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("MoveTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceMove2") z = 3 End If For l = 1 To z If (times = 1 Or times = 2) And l = 1 Then k1 = 1 k2 = 5 End If If (times = 1 Or times = 2) And l = 2 Then k1 = 5 k2 = LastRow End If If (times = 3 Or times = 4) And l = 1 Then k1 = 1 k2 = 100 End If If (times = 3 Or times = 4) And l = 2 Then k1 = 100 k2 = 300 End If If (times = 3 Or times = 4) And l = 3 Then k1 = 300 k2 = LastRow End If Sh1.Activate For counter = 1 To 20 LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 3).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then

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幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

LastRow_Local = 1 End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 5 + 3) <> "" Then For i = 1 To LastRow_Local If k1 <= Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 5 + 3) And Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 5 + 3) < k2 Then a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 3) For j = 0 To 3 b(j) = Sh2.Cells(a, (counter - 1) * 5 + 2 + j) Next j x = Application.WorksheetFunction.Min(b(0), b(1), b(2), b(3)) For k = 1 To 16 If (k - 1) * 0.5 <= x And x < k * 0.5 Then Lank(k) = Lank(k) + 1 End If Next k End If Next i End If Next counter For k = 1 To 16 '壁からの距離別フレーム数 Sh3.Cells(l, k).Value = Lank(k) Lank(k) = 0 Next k Next l Next times

'WallDistance* *Start ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: For times = 1 To 4 'WallDistance*Voice*Start '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("VoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceVoice3") End If 'WallDistance*Silent*Start '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SilentTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceSilent3") End If 'WallDistance*Stay*Start '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("StayTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceStay3") End If 'WallDistance*Move*Start '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("MoveTime") Set Sh2 = Worksheets("WallDistance") Set Sh3 = Worksheets("WallDistanceMove3") End If Sh1.Activate For counter = 1 To 20 LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 4).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow_Local = 1 End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 5 + 4) <> "" Then For i = 1 To LastRow_Local a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 4) For j = 0 To 3 b(j) = Sh2.Cells(a, (counter - 1) * 5 + 2 + j) Next j

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幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

x = Application.WorksheetFunction.Min(b(0), b(1), b(2), b(3)) For k = 1 To 16 If (k - 1) * 0.5 <= x And x < k * 0.5 Then Lank(k) = Lank(k) + 1 End If Next k Next i End If Next counter For k = 1 To 16 '壁からの距離別フレーム数 Sh3.Cells(1, k).Value = Lank(k) Lank(k) = 0 Next k Next times End Sub Sub TableDistanceAnalyser() Dim Dim Dim Dim Dim Dim

LastRow, LastColumn, LastRow_Local As Long x1, y1, x2, y2 As Single a1, a2 As Integer LastRow_Stay, LastRow_Move As Long b(4) As Single Lank(1 To 16) As Long

'TableDistance* *Time*Total ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: For times = 1 To 4 'TableDistance*Voice*Time*Total '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("VoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceVoice1") End If 'TableDistance*Silent*Time*Total '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SilentTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceSilent1") End If 'TableDistance*Stay*Time*Total '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("StayTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceStay1") End If 'TableDistance*Move*Time*Total '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("MoveTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceMove1") End If Sh1.Activate For counter = 1 To 20 LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 2).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow_Local = 1 End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 5 + 2) <> "" Then For i = 1 To LastRow_Local a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 2) For j = 0 To 3 b(j) = Sh2.Cells(a, (counter - 1) * 5 + 2 + j) Next j x = Application.WorksheetFunction.Min(b(0), b(1), b(2), b(3))

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幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

For k = 1 To 16 If (k - 1) * 0.5 <= x And x < k * 0.5 Then Lank(k) = Lank(k) + 1 End If Next k Next i End If Next counter For k = 1 To 16 '壁からの距離別フレーム数 Sh3.Cells(1, k).Value = Lank(k) Lank(k) = 0 Next k Next times

'TableDistance* *Continue ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: LastRow = Worksheets("XX_XXXXXX").UsedRange.Rows.Count For times = 1 To 4 'TableDistance*Continue '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("VoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceVoice2") z = 2 End If 'TableDistance*Continue '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SilentTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceSilent2") z = 2 End If 'TableDistance*Continue '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("StayTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceStay2") z = 3 End If 'TableDistance*Continue '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("MoveTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceMove2") z = 3 End If For l = 1 To z If (times = 1 Or times = 2) And l = 1 Then k1 = 1 k2 = 5 End If If (times = 1 Or times = 2) And l = 2 Then k1 = 5 k2 = LastRow End If If (times = 3 Or times = 4) And l = 1 Then k1 = 1 k2 = 100 End If If (times = 3 Or times = 4) And l = 2 Then k1 = 100 k2 = 300 End If If (times = 3 Or times = 4) And l = 3 Then k1 = 300 k2 = LastRow

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幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

End If Sh1.Activate For counter = 1 To 20 LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 3).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow_Local = 1 End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 5 + 3) <> "" Then For i = 1 To LastRow_Local If k1 <= Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 5 + 3) And Sh1.Cells(i, (counter - 1) * 5 + 3) < k2 Then a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 3) For j = 0 To 3 b(j) = Sh2.Cells(a, (counter - 1) * 5 + 2 + j) Next j x = Application.WorksheetFunction.Min(b(0), b(1), b(2), b(3)) For k = 1 To 16 If (k - 1) * 0.5 <= x And x < k * 0.5 Then Lank(k) = Lank(k) + 1 End If Next k End If Next i End If Next counter For k = 1 To 16 '壁からの距離別フレーム数 Sh3.Cells(l, k).Value = Lank(k) Lank(k) = 0 Next k Next l Next times

'TableDistance* *Start ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: For times = 1 To 4 'TableDistance*Voice*Start '--------------------------------------If times = 1 Then Set Sh1 = Worksheets("VoiceTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceVoice3") End If 'TableDistance*Silent*Start '--------------------------------------If times = 2 Then Set Sh1 = Worksheets("SilentTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceSilent3") End If 'TableDistance*Stay*Start '--------------------------------------If times = 3 Then Set Sh1 = Worksheets("StayTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceStay3") End If 'TableDistance*Move*Start '--------------------------------------If times = 4 Then Set Sh1 = Worksheets("MoveTime") Set Sh2 = Worksheets("TableDistance") Set Sh3 = Worksheets("TableDistanceMove3") End If Sh1.Activate For counter = 1 To 20 LastRow_Local = Cells(1, (counter - 1) * 5 + 4).End(xlDown).Row If LastRow_Local = 65536 Then LastRow_Local = 1 End If If Sh1.Cells(1, (counter - 1) * 5 + 4) <> "" Then

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            151 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度 資料

For i = 1 To LastRow_Local a = Cells(i, (counter - 1) * 5 + 4) For j = 0 To 3 b(j) = Sh2.Cells(a, (counter - 1) * 5 + 2 + j) Next j x = Application.WorksheetFunction.Min(b(0), b(1), b(2), b(3)) For k = 1 To 16 If (k - 1) * 0.5 <= x And x < k * 0.5 Then Lank(k) = Lank(k) + 1 End If Next k Next i End If Next counter For k = 1 To 16 '壁からの距離別フレーム数 Sh3.Cells(1, k).Value = Lank(k) Lank(k) = 0 Next k Next times End Sub

早稲田大学創造理工学部建築学科 渡辺仁史研究室 2008年度修士論文            152 WASEDA UNIVERSITY WATANABE LABORATORY 2008


幼児の発話を生む空間要素と密度