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スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究       ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

スキー場におけるフリースタイルスキーに               必要な空間に関する研究  ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

Hitoshi Watanabe Lab.Waseda Univ.2002


目次

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究       ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

目次

はじめに 第1章 序論  1.1  研究目的  1.2  研究背景  1.3  用語の定義  1.4  用語の説明  1.5  研究概要  1.6  研究方法 第2章 フリースタイルスキーについて  2.1  モーグルとは  2.2  モーグルの歴史  2.3  モーグルの競技規定  2.4  人工コブについて  2.5  モーグルの用具について  2.6  モーグルのエアの種類について  2.7  パークに配置されるアイテムの種類について   第3章 モーグルコース及びパークの設置について  3.1  増加するモーグルコース及びパークの設置背景  3.2  設置するにあたり苦労した点について  3.3  設置するにあたり気を使った点について  3.4  設置してみて予想と違った点について  3.5  まとめ 第4章 モーグルコースと利用者について  4.1  モーグルコース利用者の属性  4.2  モーグルをする時誰とするかについて  4.3  居住地及びよく行くスキー場の選定基準  4.4  モーグルコースに対する利用者の満足度  4.5  モーグルコース利用者の行動特性  4.6  モーグルコースと初級者について  4.7  利用者から見た好ましいモーグルコースの基準について  4.8  まとめ

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目次

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第5章 モーグルコース及びパークの現状と今後の展開  5.1  モーグルコース及びパークの運営概要  5.2  モーグルコースの規模  5.3  パークの規模  5.4  モーグルコースとパークの配置関係  5.5  整備について  5.6  大会について  5.7  けがについて  5.8  モーグルコース及びパークの対応技術レベルについて  5.9  初・中・上級者の共存について  5.10  モーグルコースにおける初級者用レーンの設置について  5.11  モーグルコース及びパークの現在の問題点  5.12  事業者から見た好ましいモーグルコースの基準について  5.13  まとめ 第6章 モーグルコース及びパークの好ましい在り方  6.1  モーグルコース及びパークの運営条件   6.2  モーグルコースの規模のまとめ  6.3  パークの規模のまとめ   6.4  技術レベル別に見た好ましいモーグルコースの基準のまとめ 第7章 考察  7.1 考察  7.2 今後の展望 おわりに 参考文献 付録

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はじめに

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はじめに

 長野オリンピックでは、女子モーグルで里谷多英が金メダルを獲り、モーグルが 一気に広まりました。それ以前からモーグルとはどんなものかということは知って いたのですが、実際にモーグルに興味を持ち始めたのはその頃からでした。当時は、 現在ほどモーグルはあまり知られておらず、専用のモーグルコースもあまり設置さ れていませんでした。そのため、スキー場に行っても急斜面にできた自然コブが多 く、モーグル初級者の自分には難しすぎてなかなか練習することができませんでし た。しかし、最近では多くのスキー場に専用のモーグルコースが設置されるように なり、人工コブが増えてきたおかげで、急斜面でなくてもモーグルに触れることが できるようになりました。この専用のモーグルコースを利用すれば、自分もコブを うまく滑れるようになるかと思ったのですが、実際には、コースでは、上級者がも のすごい速さでコブを滑り降り、華麗なエアを決めていて、ろくにコブを滑ること のできない自分が入っていける雰囲気ではありませんでした。  「モーグルに興味はあるが、専用のモーグルコースには入りづらい雰囲気があっ た」という自分の体験から、どのようにすれば初級者でも楽しむことができるのか という疑問が生じました。そのような思いから、本研究は始まりを迎えることにな りました。

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スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

第1章  序論

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

第1章     序論

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第1章  序論

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1.1 研究目的

 本研究では、様々なスキー場に設置されているモーグルコースをはじめとするア トラクションの実態を調査し、それらの空間の特性や人間の行動との関係を明らか にすることによって、各スキー場がアトラクションを設置する際の設計資料として 利用できることを目的としている。

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第1章  序論

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1.2 研究背景

 近年、様々なスキー場は来場者の獲得を狙い、ターゲットを絞ったオリジナリ ティーあふれるゲレンデ作りに取り組んでいる。モーグルコースやパークといった アトラクションがそれにあたる。以前では、ほとんど見ることのできなかったこれ らのアトラクションが、現在では、ほとんどすべてのスキー場に設置されるほど深 く浸透している。  中でもモーグルは、1992年のアルベールビルオリンピックで正式種目として 採用されて以来、徐々に注目されてきており、日本では、1998年の長野オリン ピックを機に一気に広まった。その流れを受けてか多くのスキー場に専用のモーグ ルコースが設置されるようになってきている。多様化するスキー場とともに、モー グルコースを設置するスキー場は確実に増えてきており、これらのコースを利用し た大会も数多く開催されている。  しかし、多くのスキー場にアトラクションが設置されてきているにも関わらず、 その指針となるものがほとんどないのが現状である。

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第1章  序論

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1.3 用語の定義

<フリースタイルスキー>  本研究において、フリースタイルスキーは、雪のコブが並ぶ斜面をターンしなが ら滑り降りていくモーグルをはじめ、ジャンプ台(キッカー)を利用して飛んだり するスキーのことを指すものとする。  国際スキー連盟(FIS)の競技呼称ではフリースタイルスキーというのは、モー グルとエアリアルの事を指しており、この2種目がオリンピックで正式種目として 採用されている。

<アトラクション>  本研究において、アトラクションは、モーグルコースや、パークに含まれるアイ テムのことを指すものとする。

<パーク>  本研究において、パークは、各スキー場におけるスノーパーク、フリーライドパー ク、ボードパーク等の総称を指すものとする。

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第1章  序論

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1.4 用語の説明

<ピッチ>  コブとコブとの間隔のこと。

<ライン>  コブ斜面内のほぼ真っ直ぐ滑り降りるための滑走コース。選手は数本のラインか ら好みにあったものを選ぶ。途中で外れたら減点対象になる。

<ランディング>  エアの着地のこと。着地で乱れずに、いかに早く通常のターンに移行するかが、 高得点獲得のポイントのひとつである。

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第1章  序論

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1.5 研究概要

  本研究は、以下のような手順に基づいて行った。(図 1.5.1) ・モーグルコース及びパークに関する文献調査 ・モーグルコース及びパークに関するヒアリング調査

・利用者に対する実地調査  (アンケート調査、ビデオ撮影)

・事業者に対するアンケート調査

 比較・分析

・モーグルコース及びパークに関するデータベースを作成し、 それを基に参考値を算出 ・技術レベル別に、好ましいモーグルコースの基準となる要素 を求める

 ・上記の参考値及び要素を基に、モーグルコース及び  パークに関する設計資料を作成 図 1.5.1 研究概要

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第1章  序論

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1.6 研究方法

  本研究は、以下のような調査・研究方法に基づいて行った。

 技術レベルの分け方について   初級者、中級者、上級者のレベル分けについては、上級者を、「アマチュアの  公式大会に出ることができるレベル」とし、それを基準に回答してもらった。

 1. 文献調査   専用のモーグルコースを設置しているスキー場を中心に、アトラクションに関  する文献調査を行った。

 2. ヒアリング調査   フリースタイルスキーのチームに所属する人々を対象に、アトラクションに関  するヒアリング調査を実施。

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第1章  序論

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 3. 利用者対象の実地調査   モーグルコースの利用実態と利用者の行動を把握するために、実地調査を実施。 調査日 調査場所 調査方法

5月2日(木) 朝~夕方 新潟県 かぐらスキー場 ・アンケート用紙を配布、回収 ・ビデオ撮影 調査員人数 5名 調査対象 モーグルコースを利用しているスキーヤー 調査項目 ・利用者の属性 ・よく利用するスキー場 ・スキー場の選定基準 ・モーグルコースに対する利用者の満足度 ・好ましいモーグルコースの基準 ・初級者に対する意識 回答数 45枚 備考 モーグルコース利用者に限定してアンケートを実施したため、 その選別が難しかった。 表 1.5.1 利用者対象の実地調査内容

 4. 事業者対象のアンケート調査   モーグルコースおよびパークの現状を把握するために、スキー場の事業者を対  象にアンケート調査を実施。 調査期間 調査方法 調査件数 調査対象 調査項目

回答数 回答率 備考

9月~11月 アンケート用紙を郵送 53件 全国の専用のモーグルコースを設置しているスキー場 ・運営概要 ・アトラクションの設置背景及び現状 ・安全性 ・今後の展開 32件 60% 郵送を行う直前に各スキー場へ連絡し、担当の方にアンケート を依頼。 表 1.5.2 事業者対象のアンケート調査内容

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第2章  フリースタイルスキーについて

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第2章   フリースタイルスキーについて

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第2章  フリースタイルスキーについて

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2.1 モーグルとは

 モーグル競技は、急斜面のコブのコースを滑り、スピードを競いつつ、ターンテ クニックと2回のジャンプとが採点されるスポーツである。モーグルには、シング ルとデュアルという2種目が存在する。シングル戦は、各選手1人ずつ滑り、得点 により順位が決まるという競技スタイルで、オリンピックではこちらが採用されて いる。デュアル戦は、2人並んで滑り高得点獲得者が勝ち上がるというトーナメン ト戦である。  4年に1度の大イベントであるオリンピックでは、モーグルはフリースタイルス キー・モーグルとして、正式な五輪種目となっている。一方、毎年シリーズ戦とし て開催されるワールドカップは、毎年10戦程度(シングル及びデュアル戦)が欧 米や日本で行われる。各線順位ごとのポイントが与えられ、そのトータルで年間総 合優勝(グランプリ)が決定する。  その他のモーグルの大会には、国際スキー連盟(FIS)が主催する最大のイベ ントとして世界選手権がある。オリンピック、ワールドカップ総合と並ぶ3大タイ トルのひとつである。  国内での最大の大会は、全日本スキー連盟(SAJ)主催の全日本選手権である。 年に1度行われ、各地で開催されるSAJ公認大会でのポイント獲得上位者等が出 場する。

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第2章  フリースタイルスキーについて

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2.2 モーグルの歴史

 モーグルの起源は1960年代のアメリカだと言われている。インストラクター やプロスキーヤーがデモンストレーションとしてやっていたもので、当時は「ホッ トドッグ」と呼ばれていたそうである。そして「ホットドッグ」が競技化し、 「フリー スタイルスキー」として確立した。  フリースタイルスキーは3種目あり、モーグル以外の2つのうち1つは「エアリ アル」である。ジャンプ台を使って宙返り等を行う競技で、これはオリンピックで も正式種目に採用されている。もう1つは「アクロ」という競技で、昔はバレエと 言われていた。ストックと板を使って踊る競技で、まさに雪上のバレエといえる競 技である。  モーグルは1988年のカルガリーオリンピックで公開競技として行わ れ、1992年のアルベールビルオリンピックでは正式競技として採用された。 1994年のリレハンメルオリンピックで、モーグルは世界中に広く認識された。 1998年の長野オリンピックでは、日本でも広く注目された。  そして一部の選手によって、スピン(回転系)やフリップ(宙返り )、グラブ系 のワンメイクエアといった現在のフリーライドというムーブメントが発展してい る。このフリーライドが登場したことでモーグルは今転換期にさしかかろうとして いる。

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第2章  フリースタイルスキーについて

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2.3 モーグルの競技規定

■採点方法  シングル戦は、30点満点。ターンに関してが50%の15点、エアとタイムが 25%ずつの7.5点満点となり、その合計で順位が決まる。ターンは5人のジャッ ジ(各5点満点)の最高点と最低点をカットして採用する。エアは2人のジャッジ の中間を得点とする。タイム点は実測の上、各会場ごとの得点換算方式で算出され る。  デュアルはこの3要素により優劣が決まるという点ではシングルと同じだが、7 人のジャッジの持ち点5点が両者に振り分けられ、最大差が35対0、最小差が 18対17ということになる。

■コース  コースの長さは200m台の前半、コース幅は10m程度、平均斜度は20度代 後半というのが、一般的なワールドカップのコースである。途中2ヶ所のエア台が あり、上で飛ぶのが第1エア、下で飛ぶのが第2エアと呼ばれており、一般的に第 1エアまでがトップセクション、エア台間がミドルセクション、第2エアから下が ボトムセクションと表現される。

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第2章  フリースタイルスキーについて

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 モーグルコースの概要について以下に示す。(図 2.3.1)

図 2.3.1 モーグルコースの概要

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第2章  フリースタイルスキーについて

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2.4 人工コブについて

 近年では、大会のコースは自然にできたコブではなく、大会用に機械や器具等を 使ってラインを作る「人工コブ」が増え、斜度も緩めのコースが多くなっている。

 人工コブの作成法に関しては、新聞等のメディアにも取り上げられており、以下 にその事例を示す。

  長野県のサンアルピナ白馬さのさかスキー場では、1999年2月15日新方  式のモーグルバーン作成法を公開した。同スキー場では1993年に、日本初の  常設人工モーグルコースを設営した。   「 人工コブ 」 はコース造りの最大のポイントである。通常は約230mの間に、  2~4m間隔でコブを設置する。同スキー場ではこれまでゲレンデ整備車で雪を  かき集めたうえ、手作業でコブを作ってきた。   新方式では 「 モーグルメーカー 」 と名付けた、一辺1~1.4mの三角錐の器  具を利用する。コース上においた器具に雪を詰め込み、器具を外すと、簡単に   「 人工コブ 」 ができる仕組みである。   5レーンのコースを造るのに、従来の方法では20人がかりで約6時間かかっ  ていたが、新方式では10人でわずか2時間で完成する。コース造りの労力が大  幅に短縮された。   安全面から見ても、ゲレンデ整備車を運行せずに済むため、スキー場営業時間  中にコース造りできる利点もある。

                  (1999/2/16 中日新聞より抜粋)

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第2章  フリースタイルスキーについて

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2.5 モーグルの用具について

■板  モーグル仕様のスキーは、一般のスキーヤーが使っているスキーと大差はないが、 硬すぎても柔らかすぎてもだめである。長さは男子が180cm台を使う選手が多 く、女子は170cm台のものが多い。最近では、テール部分も丸まっているツイ ンチップと呼ばれるタイプが主流になっている。

■ストック(ポール)  モーグルの場合は、低い姿勢が多くなるため、一般のスキーヤーのストックより も短く、一般的な長さより1~2割程度短いものを使用している。

■ブーツ  ブーツは軽さ、柔らかさが主なポイントである。エアを飛ぶモーグルとしては、 ブーツは軽いに越したことはなく、また前方向にある程度柔らかいブーツが良い。

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第2章  フリースタイルスキーについて

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2.6 モーグルのエアの種類について

  モーグルで行われるエアの種類については以下の通りである。

 ■スプレッド   正確にはスプレッドイーグルといい、鷲  が翼を開くように手足を広げるトリック。  初級者の入門エアである。

図 2.6.1 スプレッドイーグル

 ■ツイスター   上体と下半身を逆に捻り、スキーを水平  に90度横に振るトリック。ワールドカッ  プレベルでは、この技の単体はほとんど見  られない。 図 2.6.2 ツイスター

 ■ダフィー   左右の足を前後に開くトリック。

図 2.6.3 ダフィー

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第2章  フリースタイルスキーについて

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 ■バックスクラチャー   体を反らしながらソールを見せるように  両スキーを後ろに上げるトリック。

 

図 2.6.4 バックスクラッチャー

 ■コザック   両足を広げ、上体を前屈しながら両手や  ストックを体の下に持っていくトリック。

 

図 2.6.5 コザック

 ■ヘリコプター   体の中心を軸に360度、つまり1回転スピンするトリック。

 ■ダブル   シングル技を2つ連続させるミックス技。

 ■トリプル   シングル技を3つ連続させるミックス技。

 ■クォード   シングル技を4つ連続させるミックス技。

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第2章  フリースタイルスキーについて

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2.7 パークに配置されるアイテムの種類について

  パークで使用されるアイテムの種類については以下の通りである。

 ■ハーフパイプ   パイプを半分に切ったような形の溝を  使ってトリックをするアイテム。

図 2.8.1 ハーフパイプ

 ■クォーターパイプ   ハーフパイプを半分に切ったようなアイテム。

 ■テーブルトップ   アプローチとランディングの間を平坦  な 「 テーブル 」 で結んだもの。あまり小さ  いとランディングを飛び越えてフラット  に落ちる可能性があるし、あまり大きい  とランディングまで届かずにテーブルの  中に落ちてしまう。

図 2.8.2 テーブルトップ

 ■キャニオン   テーブルトップのテーブル部分をザックリと切り落とした形をしている。テー  ブルトップと同じで、まっすぐ飛び抜ける基本ジャンプなのだが、中央部分に窪  みがあるため、飛ぶときのプレッシャーはかなり大きい。

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第2章  フリースタイルスキーについて

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 ■ヒップ   左右からエントリーして、裏側に飛  びぬけるタイプで、距離を飛ぶのでは  なく、上に飛ぶためのアイテム。

図 2.8.3 ヒップ

 ■スパイン   クォーターを背中合わせにくっつけ  たようなアイテム。リップ(飛び出し  部分)がクォーターほど立っていない  ので、反対側に飛び抜けることができ  る。 図 2.8.4 スパイン

 ■バンク   スピードをつけたままターンをして  いくので、クロスの大会などでは見所  になるアイテム。

図 2.8.5 バンク

 ■ウェーブ   横から見ると大きな波のように高い  ところと低いところが交互に並んでい  る。基本は膝などで吸収しながらクリ  アするが、ピッチが細かいものはひと  つづつ飛び越えることもできる。 図 2.8.6 ウェーブ

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第2章  フリースタイルスキーについて

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 ■レール   鉄パイプや木などの棒状の工作物を雪  の上において、その上を板で滑るアイテ  ムで、レールの材質によって滑りが全く  異なる。 図 2.8.7 レール

 ■ボックス   大きな箱を置いただけのアイテムである。滑りやすいように、ボックスの両側  にレールを取り付けているところもある。

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第3章  増加するモーグルコース及び

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           パークの設置について

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      増加するモーグルコース及び 第3章         パークの設置について

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第3章  増加するモーグルコース及び

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

           パークの設置について

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3.1 増加するモーグルコース及びパークの設置背景

  モーグルコース及びパークの設置を始めた年についての調査結果を以下に示   す。(図 3.1.1)

モーグルコース

パーク

2002年 2001年 2000年 1999年 1998年 1997年 1996年 1995年 1994年 ~1993年 0

1

2

3

4

5

6

7

件数

図 3.1.1 モーグルコース及びパークの設置開始年度

○モーグルコースに関しては、1993年以前から設置しているスキー場もあるが、 1995年から増加の傾向にあり、特に1998年に多くみられた。

○パークに関しても、1993年以前から設置されいるが、1995年から増加し ており、特に1997年から増えてきている。

 モーグルコース及びパークの設置理由を次頁に示す。

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第3章  増加するモーグルコース及び

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           パークの設置について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

<モーグルコース> □利用者からの要望 □オリンピック等による人気上昇のため □ニーズの多様化 □大会開催のため □プロや選手等からの提案

<パーク> □利用者からの要望 □スノーボードの普及のため □ニーズの多様化 □ブームの先取り □エア系の人気が高まりその流れで

○モーグルコース及びパークの設置理由として、全体的に「利用者からの要望」と いう意見が多かった。また、利用者の「ニーズの多様化」によって、ゲレンデをた だ滑るだけではなく、アトラクション等を利用した様々な楽しみ方が増えてきてい ると思われる。

○モーグルコースに関しては、オリンピックによる影響が大きいものと思われ、以 前ではモーグルを知らなかった人々にも、オリンピックを通じてモーグルが浸透し たものと考えられる。そして、注目されるにしたがって大会等の各種のイベントが 各スキー場で開催されるようになり、大会用にモーグルコースを設置したのがきっ かけで一般向けにもコースを利用できるようにしたという例もある。また、プロや 元全日本の選手等が地元にいたことにより、それらの人々からの提案で、そのノウ ハウを生かすために設置したという意見もあった。

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第3章  増加するモーグルコース及び

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           パークの設置について

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○パークに関しては、スノーボードの普及にともない、その流れを受けてという 意見が多く見られた。スノーボードでは、ただ滑るだけよりも、ジャンプ台等を利 用して飛んだりすることを好むエア系の人々が多いことも設置背景として挙げられ る。また、パークがそれほど普及する以前から、ブームを先取りすることにより集 客効果を狙ったという例もあった。

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第3章  増加するモーグルコース及び

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           パークの設置について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

3.2 設置するにあたり苦労した点について

 モーグルコース及びパークの事業者に対し、それらのアトラクションを設置する にあたり苦労した点についての調査結果を以下に示す。

<モーグルコース>       □コース造り(人工コブ・エア台の作り方) □設置場所の選定(コースが狭くなる等) □整備が大変 □降雪によるコース維持が困難 □安全対策

<パーク> □整備が大変 □安全対策 □コース造り(ノウハウの修得) □降雪によるコース維持が困難 □コースレイアウト(アイテムの数・種類等)

○モーグルコースに関しては、 「コース造り」に関する意見が全体的に多く見られた。 地域によって雪質が異なるため、それぞれのスキー場にあった造り方が必要とされ ており、人工コブやエア台の作り方に関する統計的な資料が必要とされている。ま た、モーグルコースを設置することによってコース幅が狭くなってしまうので、他 のスキーヤー等からの苦情が出ることもあり、そうした苦情が出ないようにモーグ ルコースの設置場所を選定するのが難しかったという意見もあった。

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第3章  増加するモーグルコース及び

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           パークの設置について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

○パークに関しては、パーク内に様々なアイテムを配置するため、そのアイテムの 数や種類の選定やレイアウトが難しかったという意見が見られた。こういったコー ス造りに関するノウハウを持った人が必要とされている。

○整備に関しては、雪の多い地域ではアトラクションが雪に埋もれやすく、雪の少 ない地域ではアイスバーンになりやすい等の問題があることが明らかになった。こ のことから、雪が多すぎても少なすぎても整備が大変であると考えられ、それぞれ の地域にあった整備方法が必要とされている。

○安全対策に関しては、利用者の実力を理解し、指導できるインストラクターが存 在することによって、実力に見合った練習を指導することができ、利用者に対する 危機管理を促すことができる。その上で、技術レベル別に分ける、コース内にオペ レーターを配置するといった対策が必要である。

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第3章  増加するモーグルコース及び

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           パークの設置について

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3.3 設置するにあたり気を使った点について

 モーグルコース及びパークを設置するにあたり特にどこに気を使ったかについて の調査結果を以下に示す。(図 3.3.1)

モーグルコース

パーク

その他 利用料金 宣伝広告 設置期間 アトラクションのサイズ 設置場所 安全性の確保 0

5

10 回答数

15

20

図 3.3.1 設置するにあたり気を使った点について

「その他」の項目 <モーグルコース> □底辺の拡大への取り組み □毎日のコースコンディション □FIS、SAJの公認が取れること(規定サイズに合わせる) <パーク> □毎日のコースコンディション

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第3章  増加するモーグルコース及び

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           パークの設置について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

○モーグルコース及びパークを設置するにあたり、「けが人が出にくい等の安全性 の確保」が最も需要であると考えられる。特性上けがをしやすい競技であることを 踏まえ、整備を頻繁に行うことによって、アトラクションの不備によるけがを回避 することができる。

○「設置場所」に関しては、アトラクション利用者以外から苦情が出ないようにす ることが重要である。アトラクションを設置するにはある程度の空間が必要であり、 アトラクションを設置することによって通常のコースでの滑走に支障を来さないよ うに注意する必要がある。また、メインとなるコースに設置することにより、利用 者の増加につながると考えられる。

○「アトラクションのサイズ」に関しては、特にパークを設置する際に重要である と考えられる。モーグルコースはある程度規模が決まっているが、パークはアイテ ムの種類や数によって規模が大きく変わってくるためである。利用者の技術レベル や要望に合わせてアトラクションの設計を行うことによって、利用者が利用したい アトラクションになると思われる。

○「設置期間」に関しては、雪の状況によっても左右してくるが、アトラクション の設置をシーズンインから始めたり、シーズンの終盤まで行うことによって、集客 効果につながると考えられる。

○「宣伝広告」に関しては、どのようなアトラクションが設置されているのか、ど のコースに設置されているのか等を明確にする等して利用者にわかりやすくする必 要がある。

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第3章  増加するモーグルコース及び

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

           パークの設置について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

3.4 設置してみて予想と違った点について

 モーグルコース及びパークを設置してみて予想と違った点についての調査結果を 以下に示す。

<モーグルコース> □予想以上に整備に手間がかかる □予想以上に利用者が多い □利用者が少ない □一般スキーヤーが入りにくい □中・上級者中心になってしまい初級者が利用しにくい □オペレーターの重要性

<パーク> □予想以上に整備に手間がかかる □予想以上に利用者が多い □利用者が少ない □けが人が多い □中・上級者中心になってしまい初級者が利用しにくい □オペレーターの重要性 □利用者が平日には少なく土・日・祝日に集中する

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第3章  増加するモーグルコース及び

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

           パークの設置について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

○予想以上に整備が大変であるという意見が多かった。アトラクションは基本的に 雪でできているために、多くの人が利用すると荒れやすく、安全性の面からも整備 は欠かすことのできない要素である。

○予想以上に利用者が多い、もしくは少ないといった意見が見られたが、アトラク ション自体の質はもちろんであるが、利用者への宣伝活動等も影響しているものと 思われる。

○アトラクション利用者は、全体的に中・上級者が中心となっており、初級者が利 用しにくい雰囲気になってしまっているという意見があり、このことからも初級者 用のコースを設置する等して、初級者にも利用しやすくすることが必要である。

○パークに関しては、けが人が多く、安全対策の一つとしてオペレーターの重要性 が挙げられる。また、利用者が平日は少なく、土・日・祝日に集中してしまうとい う傾向があることが明らかになった。

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第3章  増加するモーグルコース及び

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

           パークの設置について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

3.5 まとめ

 モーグルコース、パークを設置しているスキー場は共に増加の傾向にあり、利用 者も増加しているといえる。  モーグルコース及びパークの設置理由として、「利用者からの要望」が最も多く、 利用者の「ニーズの多様化」が背景にあるものと思われる。事業者は、その流れ の中でアトラクションを設置しオリジナリティーを出すことによって、集客効果を 狙っている。  しかし、それらのアトラクションの制作から整備に至るまで、予想以上に事業者 側の苦労が大きい。また、アトラクションを設置することによりコースが狭くなっ てしまうため、一般のスキー場来場者からの苦情が出たり、スポーツの特性上けが 人が多く安全対策も欠かすことができない。  これらのことから、モーグルコースやパークといったアトラクションは各スキー 場に定着しつつあり、アトラクションの制作・整備から安全対策に至るまで、指針 となるものが必要とされている。

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第4章  モーグルコースと利用者について

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究       ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

第4章   モーグルコースと利用者について

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スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

第4章  モーグルコースと利用者について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

4.1 モーグルコース利用者の属性

  モーグルコース利用者対象のアンケート調査についての調査結果を以下に示   す。

 1 年齢    利用者の年齢に関する調査結果は以下の通りである。(図 4.1.1)

50代 7% 30代後半 2%

40代 4%

無回答 2% 10代 2%

20代前半 9%

30代前半 29%

20代後半 45%

図 4.1.1 利用者の年齢

 ○年齢層は20代後半が最も多く、約半数を占めている。次いで30代前半が多  くなっており、20代後半~30代前半が中心であった。

 ○平均年齢は31歳で、最低年齢は18歳、最高年齢は59歳であった。

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第4章  モーグルコースと利用者について

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究       ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

 2 性別   利用者の性別に関する調査結果は以下の通りである。(図 4.1.2)

女 13%

男 87%

図 4.1.2 利用者の男女比

 ○女性は45人中6人(全体の13%)であり、ほとんどが男性であることがわ  かった。

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第4章  モーグルコースと利用者について

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 3 スキー歴及びモーグル歴   利用者のスキー歴及びモーグル歴に関する調査結果は以下の通りである。  (図 4.1.3)

スキー歴

モーグル歴

35 30 25 回 20 答 数 15 10 5 0 0年

1~5年

6~10年 11~15年 16~20年

21年~

図 4.1.3 スキー歴及びモーグル歴

 ○スキー歴に関しては、6~10年の人が最も多く、10年以上の人が中心であっ  た。一方で、5年以下の人は約1割ほどと少なかった。

 ○平均スキー歴は13年で、最短で3年、最長で55年であった。

 ○モーグル歴に関しては、1~5年の人が多く、約7割を占めている。

 ○平均モーグル歴は4年で、最短で0年、最長で20年であった。0年という人  は、コブは滑るが、本格的にはモーグルをしていないという人であった。

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第4章  モーグルコースと利用者について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

 4 滑走日数   利用者の滑走日数に関する調査結果は以下の通りである。(図4.1.4)

スキー滑走日数

モーグル滑走日数

61日~ 51~60日 41~50日 31~40日 21~30日 11~20日 0~10日 0

5

10 回答数

15

20

図 4.1.4 スキー及びモーグルの滑走日数

 ○スキー滑走日数、モーグル滑走日数共に、11~20日の人が最も多かった。  次いで21~30日の人が多く、両者を合わせると半数を占めている。

 ○平均スキー滑走日数は36日で、最短で10日、最長で200日であった。

 ○平均モーグル滑走日数は31日で、最短で0日、最長で200日であった。

 ○スキー滑走日数とモーグル滑走日数を比較すると、ほとんど比率が同じである  ことから、モーグルをしている人の大半が、スキー滑走日数とモーグル滑走日数  が同じであると考えられる。

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 5 スキー場に行く期間   スキー場に行く期間に関する調査結果は以下の通りである。(図 4.1.5)

12月~8月 12月~6月 12月~3月 11月~8月 11月~6月 1月~5月 12月~4月 11月~5月 12月~5月 0

5

10

15 回答数

20

25

30

図 4.1.5 スキー場に行く期間

 ○スキー場に行く期間に関しては、12月~5月が最も多く、6割を占めている。  一般的にスキーシーズンは12月から3月までであり、それに比べると、モーグ  ルをしている人はスキー場に行く期間が長いことがわかる。

 ○最短で12月~3月、最長で12月~8月であった。

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第4章  モーグルコースと利用者について

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 6 技術レベル   技術レベルに関する調査結果は以下の通りである。(図 4.1.6)

コブ

エア

35 30 25 回 20 答 数 15 10 5 0 上級

中級

初級

図 4.1.6 利用者の技術レベル

 ※上級が「アマチュアの公式戦に出ることができるレベル」とし、それを基準に  回答してもらった。

 ○技術レベルに関しては、コブ、エア共に、中級者が半数以上を占めている。

 ○コブについては、上級者が2割ほど見られ、初級者は1割に満たなかった。

 ○エアについては、上級者はほとんど見られず、初級者が約4割を占めている。

 ○上記のことから、コブは滑れても、エアに対しては苦手意識を持っている人が  多いと思われる。

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第4章  モーグルコースと利用者について

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4.2 モーグルをする時誰とするかについて 

 モーグルをする時誰とすることが最も多いかについての調査結果を以下に示す。 (図 4.2.1)

恋人 6%

家族 10%

1人 6%

友達 43%

サークルや チームの仲間 35% 図 4.2.1 モーグルをする時誰とするかについて

○モーグルをする時誰とすることが最も多いかに関しては、「友達」が最も多く、 全体の43%を占めている。

○次いで「サークルやチームの仲間」が多く、全体の35%を占めている。このこ とから、サークルやチームに所属している人が多く、その仲間とモーグルをしてい るものと思われる。

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第4章  モーグルコースと利用者について

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4.3 居住地及びよく行くスキー場の選定基準

 モーグルコース利用者の居住地についての調査結果を以下に示す。(図 4.3.1)

12 10 8 回 答 6 数 4 2 0 埼玉

東京

神奈川 茨城

群馬

千葉

山梨

福井

新潟

福島

図 4.3.1 利用者の居住地

○利用者の居住地に関しては、埼玉が最も多く、東京、神奈川と続き、3都県で約 7割を占めている。全体的に首都圏に住んでいる人が多く、スキー場周辺に住んで いる人はほとんど見られなかった。

 次に、専用のモーグルコースのあるスキー場でよく行くスキー場に関する調査結 果を次頁に示す。(図 4.3.2)

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いいずなリゾート ザイラーバレー エーデルワイス 裏磐梯猫魔 グランデコ 鹿沢ハイランド 八海山 ガーラ湯沢 白馬五竜 白馬さのさか 尾瀬岩鞍 川場 神立高原 かぐら 苗場 0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

人数

図 4.3.2 利用者のよく行くスキー場(3ヶ所まで回答可)

○よく行くスキー場に関しては、苗場、かぐら、神立高原といった新潟県の湯沢周 辺にあるスキー場が多かった。次いで川場、尾瀬岩鞍といった群馬県北部のスキー 場が多かった。これらのスキー場は、首都圏から関越自動車道を使用して2時間程 度で行ける距離にあり、首都圏から行きやすいスキー場であるといえる。

○続いて白馬さのさか、白馬五竜といった長野県の白馬周辺のスキー場が多かっ た。これらのスキー場は首都圏から高速道路を使用しても3時間以上かかる距離に あり、スキー場を選ぶ基準として、距離は1つの要素であるが、それ以外にも要素 があると考えられる。

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第4章  モーグルコースと利用者について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

 次に、利用者のよく行くスキー場の選定基準についての調査結果を以下に示す。 (図 4.3.3)

宿泊施設が整っている 電車でのアクセスがよい 仮眠所有り 料金が安い 気象条件がよい シーズン券有り 車でのアクセスがよい モーグルコース以外のコースが充実 モーグルコースの質がよい 0

5

10

15

20

25

30

35

回答数

図 4.3.3 スキー場選定基準

○よく行くスキー場の選定基準に関しては、「モーグルコースの質がよい」、「モー グルコース以外のコースが充実」が多く、両者を合わせると4割以上を占めており、 コースの質や豊富さは重要な要素であるといえる。

○次いで「車でのアクセスがよい」が多く、一方で、「電車でのアクセスがよい」 はほとんど見られないことから、大半の人はスキー場に車でアクセスをしているも のと思われる。

○「シーズン券有り」に関しては、特定のスキー場のシーズン券を所有している人は、 そのスキー場をよく利用するため、リピーターであるといえる。また、 「料金が安い」 については、シーズン券・リフト券の値金を値下げしたり、アトラクションの利用 料金を無料にしたりすることによって、ある程度の集客効果が期待できる。

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第4章  モーグルコースと利用者について

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○「気象条件がよい」に関しては、雪質がよい、強風によりリフトが止まりにくい 等のことであり、スキー場の立地条件が最も関係している。

○「仮眠所有り」、「宿泊施設が整っている」に関しては、利用者の様々なニーズを 反映させることによって、スキー場での滑走以外のサービスを充実させているとい える。

 ここで、利用者のよく行くスキー場で最も回答の多かった苗場スキー場を例に挙 げて、スキー場選定基準についての調査結果を次頁に示す。(図 4.3.4)

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第4章  モーグルコースと利用者について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

電車でのアクセスがよい 料金が安い 宿泊施設が整っている 気象条件がよい 車でのアクセスがよい モーグルコース以外のコースが充実 モーグルコースの質がよい シーズン券有り 0

2

4

6

8

10

12

回答数

図 4.3.4 苗場スキー場の選定基準

○苗場スキー場の選定基準に関しては、「シーズン券有り」という意見が最も多く 全体の25%を占めている。このことから、苗場スキー場にはシーズン券を所有し ているリピーターが多いといえる。

○次いで「モーグルコースの質がよい」、「モーグルコース以外のコースが充実」と いったコースの質や豊富さに関する意見が多く、両者を合わせると4割以上を占め ている。この結果は、よく行くスキー場選定基準の全体の結果とほぼ一致している。

○「車でのアクセスがよい」に関しては、苗場スキー場は首都圏からも行きやすく、 車でアクセスしている人が多いといえる。

○「宿泊施設が整っている」に関しては、苗場プリンスホテルの存在が大きく、そ れ以外にもスキー場周辺には様々な宿泊施設が存在しており、利用者の様々なニー ズに対応することができる。

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第4章  モーグルコースと利用者について

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4.4 モーグルコースに対する利用者の満足度

 かぐらスキー場のモーグルコースに対する利用者の満足度についての調査結果を 以下に示す。(図 4.4.1)

過剰

満足

不足

リフトの長さ コースの長さ 斜度 エア台の大きさ コブの間隔 コブの大きさ 整備の頻度 レーン数 0

5

10

15 20 回答数

25

30

35

図 4.4.1 モーグルコースに対する利用者の満足度

○モーグルコースに対する利用者の満足度に関しては、全体的には現状のモーグル コースに満足しているという回答が多かった。

○整備の頻度に関しては、もっと整備をしてほしいと感じている人が満足している 人を越えており、整備が適切に行われていないといえる。しかし、実地調査を行っ たのがゴールデンウィークという時期であったこともあり、雪の状況にも関係して いるものと思われる。

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○レーン数に関しては、少ないと感じている人が約半数を占めている。レーン数が 少ないと利用者は同じレーンを滑走するため、コースが荒れやすくなり、整備の必 要性が高まると考えられる。

○エア台の大きさに関しては、大きいと感じている人が半数ほど見られた。エア台 が大きすぎるために、初級者がエア台を利用しにくく、また利用者が無茶をしてし まった場合にはけがをする危険性が高くなる。このことから、エア台に関しては技 術レベル別に様々な大きさのエア台が必要であるといえる。

○リフトの長さに関しては、長すぎると感じている人が全体の27%を占めている。 モーグルコース以外の部分が長すぎる場合は、その部分にパーク等の他のアトラク ションを配置したりすることによって、利用者が効率よく滑走することができる。

○コブの大きさに関しては、大きすぎると感じている人が全体の24%を占めてい る。コブは、滑れば滑るほど大きく(深く)なっていくので、頻繁に整備すること によってコブを適度な大きさに維持する必要がある。

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第4章  モーグルコースと利用者について

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4.5 モーグルコース利用者の行動特性

 かぐらスキー場のモーグルコースにおける利用者の行動特性についての調査結果 を以下に示す。

■滑走速度  コブを滑り降りる速度は、秒速3m~6mほどで、平均すると秒速4.5mであっ た。ワールドカップの選手たちは、秒速10m近い速度で滑っており、およそその 半分くらいの速度で滑り降りていることになる。

■滑走距離  通常のモーグルコースでは、200mほどのコースを一気に滑り降りることにな るのだが、今回のかぐらスキー場のモーグルコースでは、時期がゴールデンウィー クということもあって所々に土が出てしまっており、その周辺で皆滑るのを止めて しまっていたために、連続滑走距離は100m前後の利用者が多かった。

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第4章  モーグルコースと利用者について

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4.6 モーグルコースと初級者について

初級者がモーグルコースに入ることについて及び初級者用のレーンに必要な条件に ついての調査結果を以下に示す。(図 4.6.1、図 4.6.2)

入ってほしくない 2%

別にかまわない 54%

邪魔でなければ かまわない 44%

図 4.6.1 初級者がモーグルコースに入ることについて

コブの間隔を 広く コブを小さく 5% 10% 緩斜面に設置 45%

エア台を無くす 16% エア台を小さく 24%

図 4.6.2 初級者用のレーンに必要な条件

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○初級者がモーグルコースに入ることに関しては、「別にかまわない」、「邪魔にな らなければかまわない」といった基本的にはかまわないという人が、両者を合わせ て全体の98%を占めている。しかし、全体の44%の人が「邪魔にならなければ かまわない」という条件付きであり、初級者用のコースが必要とされているといえ る。

○初級者用のレーンに必要な条件に関しては、「斜度の緩いコースに設置する」が 約半数を占めている。緩斜面に初級者用のモーグルコースを設置することにより、 中・上級者と空間的に分けることが可能になり、安全対策にもつながると考えられ る。

○次いで「エア台を小さくする」、「エア台を無くす」といったエア台に関する意見 が多く、両者を合わせると約4割を占めている。エアに対して苦手意識を持ってい る人が多く、初級者用のレーンを設置する際には、エア台の有無・サイズを考慮す る必要がある。

○「コブを小さくする」、「コブの間隔を広くする」といったコブに関する意見は、 両者を合わせても15%程度であり、コブ自体に関する意見は少なかった。

○上記のことから、初級者用のレーンを設置する際には、斜度の緩いコースに設置 することが最も重要であり、コブ自体を易しくするよりも、エア台を小さくしたり、 無くしたりする方が効果的であると考えられる。

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4.7 利用者から見た好ましいモーグルコースの基準について

 利用者全体から見た好ましいモーグルコースの基準についての調査結果を以下に 示す。 (図 4.7.1、有効回答数45人)

その他 リフトの長さがよい 利用時間が長い スクールが設置されている 仕切有り リフトのそばにコース有り コースの長さがよい エア台無し エア専用の練習台有り レーン数が多い レベル別にエア台設置 様々なコブがある 斜度別にコース設置 高速リフトで繰り返し滑れる 頻繁に整備されている 無料である 0

5

10

15

20

25

30

35

回答数

図 4.7.1 利用者全体から見た好ましいモーグルコースの基準

「その他」の項目 □専用のモーグルコースの存在 □自然コブである

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○利用者が利用したいモーグルコースの基準に関しては、 「無料である」が最も多く、 全体の67%を占めている。利用料金を無料にすることで、様々な利用者が気軽に 利用できるようになる。

○「頻繁に整備されている」に関しては、エアのランディング等は特に荒れやすく、 荒れたままにしておくとけがの危険性が高くなる。このことから、整備に関しては、 特に利用者が多い場合には、頻繁に整備する必要がある。

○「高速リフトで繰り返し滑れる」に関しては、限られた時間内で効率よく滑走す るためにも、高速リフトでカバーされているコースにモーグルコースを設置するの が望ましいと思われる。

○次いで「斜度別に設置されている」、「様々な種類のコブがある」、「レベル別にエ ア台が設置されている」といったコース自体に関する項目が多かった。このことか ら、様々な利用者のニーズや技術レベルに対応したコブやエア台が必要とされてお り、場合によっては、斜度の異なったコースに設置することが望まれている。

○「レーン数が多い」に関しては、レーン数が多ければ、利用者は好みに合ったレー ンを選択でき、利用者が複数のレーンに分散するためレーンが荒れにくくなる。ま た、レーン数が多ければ、レーンによってエア台の有無を選択することも可能にな る。

○「エア練習専用のエア台がある」に関しては、利用者は、コブよりもエアに対し て全体的に苦手意識を持っている人が多く、エア練習専用のエア台を設置すること によって、そういった人達のニーズに対応できる。

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 次に、技術レベル別に、好ましいモーグルコースの基準を明らかにしていく。まず、 初級者から見た好ましいモーグルコースの基準についての調査結果を以下に示す。 (図 4.7.2、有効回答数17人)

その他 リフトの長さがよい 利用時間が長い エア台無し エア専用の練習台有り スクールが設置されている リフトのそばにコース有り 仕切有り コースの長さがよい レベル別にエア台設置 斜度別にコース設置 頻繁に整備されている 高速リフトで繰り返し滑れる 様々なコブがある レーン数が多い 無料である 0

2

4

6

8

10

12

14

回答数

図 4.7.2 初級者から見た好ましいモーグルコースの基準

○「無料である」が最も多く全体の76%を占めている。この項目は、利用者全体 から見た基準と比較すると、初級者の方がやや重視していることがわかる。

○次いで、 「レーン数が多い」、 「様々なコブがある」、 「高速リフトで繰り返し滑れる」 が多く、共に全体の41%を占めている。「レーン数が多い」や「様々なコブがある」 といったコース自体の項目以外に、「高速リフトで繰り返し滑れる」というリフト

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第4章  モーグルコースと利用者について

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に関する項目が重視されていた。

○続いて、「頻繁に整備されている」、「斜度別にコースが設置されている」、「レベ ル別にエア台が設置されている」が多く、共に全体の29%を占めている。全体か ら見た基準では「頻繁に整備されている」が全体の53%を占めているが、それと 比較すると、初級者から見た基準ではそれほど重視されていないことがわかる。

 次に、中級者から見た好ましいモーグルコースの基準についての調査結果を次頁 に示す。(図 4.7.3、有効回答数18人)

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第4章  モーグルコースと利用者について

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

その他 リフトの長さがよい スクールが設置されている 利用時間が長い 仕切有り リフトのそばにコース有り コースの長さがよい エア専用の練習台有り エア台無し 様々なコブがある レベル別にエア台設置 レーン数が多い 斜度別にコース設置 高速リフトで繰り返し滑れる 無料である 頻繁に整備されている 0

2

4

6

8

10

12

14

16

回答数

図 4.7.3 中級者から見た好ましいモーグルコースの基準

○「頻繁に整備されている」が最も多く、全体の78%を占めており、全体から見 た基準の53%と比較しても、高い回答率となっている。

○次いで、「無料である」が多く、全体の67%を占めている。全体から見た基準 と一致しており、中級者にも重視されていることがわかる。

○「高速リフトで繰り返し滑れる」といったリフトに関する項目が、全体の56% を占めており、全体から見た基準の44%と比較しても、高い回答率となっている。

○続いて、「斜度別にコースが設置されている」、「レーン数が多い」といったコー ス自体に関する項目が全体の50%を占め、重視されていることがわかる。

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第4章  モーグルコースと利用者について

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 次に、上級者から見た好ましいモーグルコースの基準についての調査結果を以下 に示す。(図 4.7.4、有効回答数10人)

その他 利用時間が長い エア台無し コースの長さがよい レーン数が多い 仕切有り スクールが設置されている リフトのそばにコース有り リフトの長さがよい エア専用の練習台有り 高速リフトで繰り返し滑れる 斜度別にコース設置 様々なコブがある レベル別にエア台設置 頻繁に整備されている 無料である 0

1

2

3

4

5

6

回答数

図 4.7.4 上級者から見た好ましいモーグルコースの基準

○「無料である」、 「頻繁に整備されている」、 「レベル別にエア台が設置されている」 が最も多く、共に全体の50%を占めている。特に、「レベル別にエア台が設置さ れている」に関しては、全体から見た基準の40%と比較しても、高い回答率となっ ており、エア台に関する関心度が高いといえる。

○次に、「様々なコブがある」、「斜度別にコースが設置されている」が多く、共に 全体の40%を占めている。全体から見た基準も共に40%となっており、重視さ れているといえる。

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 以上のことから、技術レベルによって、理想とするモーグルコースの基準が異なっ ており、以下のような傾向があるといえる。

■技術レベルに関わらず、利用料金に関する関心度が高いといえる。

■技術レベルが高いほど、エアや整備に関する関心度が高くなっている。

■技術レベルが低いほど、リフトやレーン数に関する関心度が高くなっている。

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4.8 まとめ

 モーグルコースの利用者は、20代後半~30代前半の男性が多く、高齢化が進 んでおり、新たに若年層の利用者をいかに増やすかが重要である。また、モーグル コースの利用者には、モーグルのチームやサークルに所属している人が多いという ことが明らかになった。  利用者のモーグルの技術レベルは、全体的に初・中級者が多かった。特に、コブ はある程度滑れるが、エアに対して苦手意識を持っている人が多く、技術レベルに よって、求められているモーグルコースの在り方が異なっていることがわかる。ま た、初級者がモーグルコースに入ることについては、ほとんどすべての人がかまわ ないと考えているが、その約半数が邪魔にならなければという条件付きであり、初 級者と上級者が同じコースを利用することは、安全性の点からも好ましくなく、技 術レベル別に住み分けが必要である。特に初級者用の空間が必要とされているとい え、それに必要な条件を明確にすることで、あらゆる利用者にとって利用しやすい 環境を整えることが重要であると考えられる。

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スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

             現状と今後の展開

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      モーグルコース及びパークの 第5章           現状と今後の展開

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5.1 モーグルコース及びパークの運営概要

  モーグルコース及びパークの運営概要についての調査結果を以下に示す。

 1 利用料金   2002年シーズン現在、モーグルコース及びパークの利用料金について、今  回返答を得られたスキー場ではすべて無料であった。しかし、スキー場によって  は、半日または1日リフト券にアトラクションの利用料金が含まれているところ  もあり、こういったスキー場では、回数券購入者ではアトラクションの利用がで  きなくなっている。   今回アンケートの返答が得られなかったスキー場の中には、アトラクションの  利用料金を課しているスキー場もあった。また、現在は無料であるが、今後有料  にするというスキー場が2ヶ所見られた。(例、エーデルワイススキーリゾート、  羽鳥湖スキー場)

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 2 設置期間   モーグルコース及びパークの設置期間に関する調査結果は以下の通りである。  (図 5.1.1)

モーグルコース

パーク

12月~5月 11月~4月 12月~4月 12月~3月 1月~3月 0

2

4

6

8 回答数

10

12

14

図 5.1.1 モーグルコース及びパークの設置期間

 ○モーグルコースの設置期間に関しては、最短で1月~3月、最長で11月~4  月又は12月~5月であった。

 ○パークの設置期間に関しては、最短で1月~3月、最長で12月~4月であっ  た。

 ○モーグルコース及びパークの設置期間に関しては、共に1月~3月が最も多く  約半数を占めている。しかし、全体的にモーグルコースの方がパークよりも設置  期間が長くなっている。

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  次に、今後の展開に関する調査結果は以下の通りである。(表 5.1.1)

モーグルコース 23 3 0 1 27

現状のまま もっと長くする 短くする 無回答 合計

パーク 15 5 0 2 22

表 5.1.1 設置期間に関する今後の展開

 ○設置期間に関して、もっと長くするというスキー場は、モーグルコースについ  ては全体の11%、パークについては全体の23%であった。これは、現状では  モーグルコースの方がパークよりも全体的に設置期間が長いため、今後の展開と  しては、パークもモーグルコースと同様に設置期間を長くしたいと考えているス  キー場が多いといえる。

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 3 利用時間   モーグルコース及びパークの利用時間に関する調査結果は以下の通りである。  (図 5.1.2) モーグルコース

パーク

10:30~14:00 10:00~16:00 10:00~16:30 9:00~15:30 8:00~16:30 9:00~17:00 8:30~17:00 10:00~15:00 10:00~15:30 9:00~15:00 8:00~17:00 8:30~16:30 9:00~16:00 0

1

2

3

4

5

6

7

8

回答数

図 5.1.2 モーグルコース及びパークの利用時間

 ○モーグルコースの利用時間に関しては、最短で10:00~15:30、最長  で8:00~17:00であった。

 ○パークの利用時間に関しては、最短で10:30~14:00、最長で8:   00~17:00であった。

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 ○モーグルコース及びパークの利用時間に関しては、共に9:00~16:00  が最も多く約3割を占めている。全体的にモーグルコースの方がパークよりも利  用時間が長く、リフトの営業時間中なら利用できるといったスキー場も多く見ら  れた。また、今回の調査では、ナイター時に利用できるというスキー場は見られ  なかった。

  次に、今後の展開に関する調査結果は以下の通りである。(表 5.1.2)    

モーグルコース 22 3 0 2 27

現状のまま もっと長くする 短くする 無回答 合計

パーク 16 3 0 3 22

表 5.1.2 利用時間に関する今後の展開

 ○利用時間に関して、もっと長くするというスキー場は、モーグルコースについ  ては全体の11%、パークについては全体の14%であった。もっと長くすると  いうスキー場はモーグルコース、パーク共に、現状では利用時間が短くなってお  り、もっと長くすることによって利用者の増加にもつながると考えられる。

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 4 スクール   モーグルスクールの設置に関する調査結果は以下の通りである。(図 5.1.3)

有り 29%

無し 71%

図 5.1.3 モーグルスクールの設置について

 ○モーグルスクールの設置に関しては、有りが全体の29%であった。一般のス  キースクールはほぼすべてのスキー場に設置されているが、モーグルスクールに  ついては設置していないというスキー場が多く見られた。一般のスキースクール  がモーグルスクールを兼ねているスキー場と、専属のモーグルスクールを設置し  ているスキー場とに分かれていた。

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 5 運営形態   モーグルコース及びパークの運営形態に関する調査結果は以下の通りであ  る。(表 5.1.3、表 5.1.4)

 <モーグルコース>

直営 運営委託 合計 委託先 ・F-スタイル ・ミウラドルフィンズスキースクール ・DIG-IN ・チームやよい

21 7 28

表 5.1.3 モーグルコースの運営形態

 <パーク>

直営 運営委託 合計 委託先 ・F-スタイル ・SNS スノーネットワークストア ・DIG-IN

19 4 23

表 5.1.4 パークの運営形態

 ○運営形態に関しては、モーグルコースについては全体の25%、パークについ  ては全体の17%のスキー場が運営を委託していた。運営を委託されているチー  ムは、アトラクションの制作から整備まですべてを請け負うことになり、場合に  よっては、モーグルスクールまで開講しているチームも見られた。また、地元の  チームが自分たちが利用する代わりに、アトラクションの制作や整備をスキー場  と協力して行っている例も見られた。

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  次に、今後の展開に関する調査結果は以下の通りである。(表 5.1.5)

モーグルコース 21 6 27

直営 運営委託 合計

パーク 18 4 22

表 5.1.5 運営形態に関する今後の展開

 ○運営形態に関しては、現在運営を委託しているスキー場については、回答を得  られたすべてのスキー場で、今後も運営を委託していくということであった。今  後は、チームとスキー場がより密接にコミュニケーションをとることによって、  お互いの要望を理解し協力していくことが必要とされている。

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 6 利用可能競技   モーグルコース及びパークの利用可能競技に関する調査結果は以下の通りであ  る。(図 5.1.4)

モーグルコース

パーク

スキー・ボード スノボ スキーボード・ボード スキー スキー・スキーボード スキー・スキーボード・スノボ 0

2

4

6

8

10

12

14

16

回答数

図 5.1.4 モーグルコース及びパークの利用可能競技

 ○モーグルコースの利用可能競技に関しては、「スキー・スキーボード」が最も  多く4割を占めている。「スキー・スキーボード」と「スキー」を合わせると全  体の67%を占めており、利用可能競技としてはスキーが中心であるといえる。

 ○パークの利用可能競技に関しては、「スキー・スキーボード・スノーボード」   が最も多く6割以上を占めいている。「スノーボード」のみのスキー場も見られ  るが、全体的にすべての競技で滑走可能であるといえる。

 ○上記以外に、スノースクート等でも利用可能であるという例も見られた。

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5.2 モーグルコースの規模

 モーグルコースの現状及び今後の展開についての調査結果を以下に示す。

 1 全長   モーグルコースの全長に関する調査結果は以下の通りである。(図 5.2.1)

401m~500m 301m~400m 251m~300m 201m~250m 151m~200m 101m~150m ~100m 0

2

4

6 8 回答数

10

12

14

図 5.2.1 モーグルコースの全長

 ○モーグルコースの全長に関しては、「201m~250m」、「151m~    200m」が、それぞれ全体の36%、31%を占めており、合わせると全体の  7割を占めており、200m前後のコースが多いといえる。

 ○平均全長は222m、最短で50m、最長で500mであった。

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 2 幅   モーグルコースの幅に関する調査結果は以下の通りである。(図 5.2.2)

51m~60m 41m~50m 31m~40m 21m~30m 16m~20m 11m~15m 6m~10m ~5m 0

2

4

6 回答数

8

10

12

図 5.2.2 モーグルコースの幅

 ○モーグルコースの幅に関しては、「16m~20m」が最も多く全体の31%  を占めている。

 ○平均コース幅は22m、最も狭いコースで5m、最も広いコースで60mであっ  た。

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 3 平均斜度及び最大斜度   モーグルコースの平均斜度及び最大斜度に関する調査結果は以下の通りであ   る。(図 5.2.3) 平均斜度

最大斜度

34度~ 31度~33度 28度~30度 25度~27度 22度~24度 19度~21度 16度~18度 ~15度 0

2

4

6

8

10

12

回答数

図 5.2.3 モーグルコースの平均斜度及び最大斜度

 ○モーグルコースの平均斜度に関しては、平均すると20度、最小で10度、最  大で30度であった。

 ○モーグルコースの最大斜度に関しては、平均すると25度、最小で14度、最  大で37度であった。

 ○全体的に、平均斜度と最大斜度との差は5度前後になっている。人工コブによ  るモーグルコースでは、途中で勾配が急激に変化する斜面には適しておらず、平  均斜度と最大斜度との差が小さい斜面に向いているといえる。

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 4 レーン数   モーグルコースのレーン数に関する調査結果は以下の通りである。(図 5.2.4)

6レーン 5レーン 4レーン 3レーン 2レーン 1レーン 0

2

4

6 回答数

8

10

12

図 5.2.4 モーグルコースのレーン数

○モーグルコースのレーン数に関しては、1レーンが最も多く全体の29%を占め ているが、2レーン~4レーンも多くなっている。

○平均レーン数は2.6レーン、最小で1レーン、最大で6レーンであった。

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 5 エア台   モーグルコースのエア台に関する調査結果は以下の通りである。(図 5.2.5)

無し 9%

有り 91% 図 5.2.5 モーグルコースのエア台の有無

 ○モーグルコースのエア台に関しては、有りが全体の91%を占めており、ほと  んどすべてのモーグルコースにエア台が設置されていることが明らかになった。  また、モーグルコースに複数のレーンがあるコースでは、エア台の設置されてい  るレーンと設置されていないレーンを選択できる例も見られた。

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 6 今後の展開   モーグルコースの今後の展開に関する調査結果は以下の通りである。  (表 5.2.1、表 5.2.2、表 5.2.3)

 <今後も設置していくか>

設置する 設置しない 合計

27 1 28 表 5.2.1 モーグルコースの設置に関する今後の展開

   <設置個所数>

現状のまま もっと増やす 減らす 合計

22 5 0 27

表 5.2.2 モーグルコースの設置個所数に関する今後の展開

 <規模>

現状のまま もっと大きくする 小さくする 合計

23 4 0 27

表 5.2.3 モーグルコースの規模に関する今後の展開

 ○今後も設置していくかに関しては、ほぼすべてのスキー場で今後も設置すると  いう回答を得られた。1ヶ所だけ設置しないというスキー場があったが、整備に  必要なスタッフが不足している等の理由が考えられる。

 ○設置個所数に関しては、もっと増やすが全体の19%を占めている。今後も設  置していくスキー場では、減らすといった回答は見られなかった。

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 ○規模に関しては、もっと大きくするが全体の15%を占めている。今後も設置  していくスキー場では、小さくするは見られなかった。

 ○上記のことから、今後、現状維持もしくは拡大の傾向が見られ、拡大する際は、  設置個所を増やすだけでなく、同時に規模も大きくしていくものと思われる。

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5.3 パークの規模

 パークの現状に関する調査結果は以下の通りである。(表 5.3.1、表 5.3.2)

 <各アイテム設置個所数>

テーブルトップ レール ウェーブ BOX クォーターパイプ バンク スパイン ハーフパイプ

23ヶ所/23ヶ所 20ヶ所/23ヶ所 18ヶ所/23ヶ所 15ヶ所/23ヶ所 14ヶ所/23ヶ所 13ヶ所/23ヶ所 12ヶ所/23ヶ所 11ヶ所/23ヶ所

表 5.3.1 パークにおける各アイテム設置個所数

  <各アイテム設置個数>

アイテムの種類 レール テーブルトップ バンク ウェーブ ハーフパイプ BOX クォーターパイプ スパイン

最小個数 1個 1個 1個 1個 1個 1個 1個 1個

最大個数 10個 8個 10個 10個 4個 3個 2個 2個

平均個数 3.7個 2.7個 2.5個 2.5個 1.6個 1.4個 1.1個 1.1個

表 5.3.2 パークにおける各アイテム設置個数

○各アイテムの設置個所数に関しては、「テーブルトップ」はパークを設置してい るすべてのスキー場に設置されていた。次いで、「レール」、「ウェーブ」が多く、 それぞれ全体の87%、78%のスキー場に設置されていた。このことから、特に これらのアイテムはパークに設置されやすいアイテムといえる。

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○各アイテムの平均個数に関しては、「レール」が最も多く3.7個であった。次い で、 「テーブルトップ」が2.7個、 「バンク」、 「ウェーブ」が共に2.0個であった。

○このことから、「テーブルトップ」、「レール」、「ウェーブ」はパークに設置され やすいだけでなく、設置される場合、複数個設置されることが多いといえる。

 次に、今後の展開に関する調査結果を以下に示す。(表 5.3.1、表 5.3.2、表 5.3.3)   <今後も設置していくか>

設置する 設置しない 検討中 合計

22 0 1 23 表 5.3.1 パークの設置に関する今後の展開

<設置個所数>

現状のまま もっと増やす 減らす 合計

18 4 0 22 表 5.3.2 パークの設置個所数に関する今後の展開

<規模>

現状のまま もっと大きくする 小さくする 合計

11 8 3 22

表 5.3.3 パークの規模に関する今後の展開

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○今後も設置していくかに関しては、ほぼすべてのスキー場で今後も設置するとい う回答を得られた。1ヶ所だけ現在検討中というスキー場が見られた。

○設置個所数に関しては、もっと増やすが全体の18%を占めている。全体的に現 状維持もしくは増やしていくという拡大の傾向が見られた。

○規模に関しては、もっと大きくするが全体の36%を占めている。一方で、小さ くするというスキー場が14%を占めていた。こういったスキー場では、パークに 配置されているアイテムであまり利用されていないものを、今後設置しなくすると いったことが考えられる。

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5.4 モーグルコースとパークの配置関係

 モーグルコースとパークの配置関係についての調査結果を以下に示す。  (図 5.4.1)

その他 7%

続けて利用 できる 22%

関連性はない 71%

図 5.4.1 モーグルコースとパークの位置関係について

「その他」の項目 □コースの選び方によって続けて利用できる場合とそうでない場合がある

○続けて利用できるというスキー場は全体の23%を占めている。利用者としては、 モーグルコースとパークを続けて利用できる方が1度のリフト乗車で効率よく滑走 できるので好ましいが、実際には実現されているスキー場は少なかった。

○モーグルコースとパークの配置関係に関しては、関連性はないというスキー場は 全体の69%を占めている。理想的には続けて利用できる方が好ましいが、スキー 場の規模によって、実際には困難な場合が多いといえる。

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5.5 整備について

 定期的にモーグルコース及びパークの整備を行っているかについての調査結果を 以下に示す。(図 5.5.1)

質問 「定期的にアトラクションの整備を行っていますか?」

はい

いいえ

パーク

モーグルコース

0

5

10

15

20

25

30

35

回答数

図 5.5.1 定期的にモーグルコース及びパークの整備を行うかについて

○モーグルコースに関しては、定期的に整備を行っているが93%を占めている。 定期的には行っていないというスキー場では、利用者にコースを使用する代わりに 整備に協力してもらっている例も見られた。

○パークに関しては、回答を得られた全スキー場で定期的に整備を行っている。

○以上のことからアトラクションには整備が必要不可欠であるといえる。

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 次に、定期的に整備を行う場合どのくらいの頻度で整備を行うかについての調査 結果を以下に示す。(図 5.5.2)

モーグルコース

パーク

週に数回 状況によって 降雪時 週に1回 随時 1日数回 1日1回 0

5

10

15

回答数 図 5.5.2 アトラクションの整備の頻度について

○モーグルコースに関しては、「1日1回」、「1日数回」が、それぞれ全体の 44%、12%を占めている。さらに、「随時」が全体の16%を占めており、毎 日整備を行っているスキー場は全体の72%を占めている。

○ パ ー ク に 関 し て は、「 1 日 1 回 」、「 1 日 数 回 」 が、 そ れ ぞ れ 全 体 の 6 4 %、 23%を占めている。さらに、「随時」の5%を加えると、毎日整備を行っている スキー場は全体の92%を占めている。

○モーグルコース以上にパークの整備に力を入れているスキー場が多く、このこと は、パークの方がけがの危険性が高いので、安全対策として整備に力を入れている ものと思われる。

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 また、今後の展開についての調査結果を以下に示す。(表 5.5.1)

 

モーグルコース 18 9 0 27

現状のまま もっと頻繁に行う あまり行わない 合計

パーク 14 8 0 22

図 5.5.1 整備に関する今後の展開

○モーグルコースに関しては、全体の33%のスキー場で、今後整備をもっと頻繁 に行うという回答を得られた。

○パークに関しては、全体の36%のスキー場で、今後整備をもっと頻繁に行うと いう回答を得られた。

○上記のことから、整備に対して力を入れている事業者の意識がうかがえ、利用者 へのサービス向上や、安全対策にもつながると考えられる。

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5.6 大会について

 モーグルコース及びパークの大会開催についての調査結果を以下に示す。 (表 5.6.1)

 

開催する 開催しない 合計

モーグルコース 20 7 27

パーク 12 10 22

表 5.6.1 大会開催の有無

○モーグルコースに関しては、全体の74%のスキー場で大会を開催しているとい う回答を得られた。

○パークに関しては、全体の55%のスキー場で大会を開催するという回答を得ら れた。

○大会を開催することによって、利用者の競技に対する意識が増し、利用者へのア ピールにもつながるが、大会専用にアトラクションを作り直すことが多く、大会前 にアトラクションが利用できなくなる等の問題が生じることもある。

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 次に、今後の展開についての調査結果を以下に示す。

 

現状のまま もっと開催する 減らす又は開催しない 合計

モーグルコース 18 8 1 27

パーク 16 5 1 22

表 5.6.2 大会開催に関する今後の展開

○モーグルコースに関しては、「もっと開催する」が全体の30%を占めており、 一方で「減らす又は開催しない」が1ヶ所だけ見られた。

○パークに関しては、 「もっと開催する」が全体の23%を占めており、一方で「減 らすないし開催しない」がモーグルコースと同様に1ヶ所だけ見られた。

○全体的には、現状維持もしくはもっと積極的に行っていくというスキー場が大半 を占めており、大会を開催することによって、各スキー場のモーグルコースやパー クの良さを利用者にアピールすることができる。

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5.7 けがについて

 けがの認識度についての調査結果を以下に示す。(図 5.7.1)

質問 「スポーツの特性上、けがをする危険性があることをご存じですか?」

いいえ 0%

はい 100%

図 5.7.1 けがの認識度について

○回答を得られた全スキー場から、けが人が出る危険性があることを認識している という結果を得られた。このことから、競技の特性上安全対策が必要不可欠である と考えられる。

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第5章  モーグルコース及びパークの

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

             現状と今後の展開

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

 次に、2002年シーズンのけが人として通知のあった人数についての調査結果 を以下に示す。(図 5.7.2)

モーグルコース

パーク

100人~ 10人~99人 1~9人 0人 0

2

4

6 回答数

8

10

12

図 5.7.2 2002年シーズンのけが人の人数

○モーグルコースに関しては、1~9人のスキー場が全体の58%を占めている。 次いで、けが人は出ていないというスキー場が多く全体の32%を占めている。

○パークに関しては、10人~99人が最も多く、100人以上というスキー場も 多く見られた。一方で、けが人が出なかったスキー場は全体の13%ほどで、非常 にけがをする危険性が高い競技であるといえる。

○上記のことから、モーグルコース以上にパークはけがをする危険性が高く、より 一層の安全対策が必要であるといえる。

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第5章  モーグルコース及びパークの

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

             現状と今後の展開

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

 次に、モーグルコース及びパーク内でのけがの主な原因についての調査結果を以 下に示す。(図 5.7.3)

モーグルコース

パーク

その他 アトラクションのサイズに問題有り 整備に不備が有り 他の利用者との接触 雪質が悪かったため 利用者が無茶をしたため 0

5

10

15

20

回答数

図 5.5.3 けがの主な原因

「その他」の項目 □FIS公認コースのため全長が長く斜度もあり上級者向けであったため □複数の要因が重なり生じてしまっている □利用者が少なかったためけが人が出なかった

○けがの原因に関しては、モーグルコース、パーク共に、 「利用者が無茶をしたため」 が最も多く、利用者が自分のレベルを自覚していなかったといえる。

○次いで、 「雪質が悪かったため」が多かった。特に雪の少ない地域ではアイスバー ンになりやすく、また春先にはザラメ雪になり雪に板をとられやすくなるので、よ り一層の注意が必要になる。

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第5章  モーグルコース及びパークの

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究

             現状と今後の展開

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

○「他の利用者との接触」に関しては、各アトラクションにオペレーターを配置す ることにより、防ぐことができると思われる。

○「整備に不備があり」に関しては、ほとんどのアトラクショが雪でできているた めに利用者が多いと荒れやすいので、安全対策のためにも、頻繁に整備をする必要 がある。また、荒れ具合があまりにもひどい場合には、アトラクションをクローズ したり、時にはフルメイクをする必要があるといえる。

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             現状と今後の展開

      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

5.8 モーグルコース及びパークの対応技術レベルについて

 現在のモーグルコース及びパークの対応している技術レベルについての調査結果 を以下に示す。(図 5.8.1)

モーグルコース

パーク

わからない 初・中・上級者用 中・上級者用 初・中級者用 初級者用 0

2

4

6 回答数

8

10

12

図 5.8.1 現在のモーグルコース及びパークの対応技術レベルについて

○モーグルコースに関しては、「中・上級者用」、「初・中級者用」が多く、それぞ れ全体の38%、34%を占めている。

○パークに関しては、「中・上級者用」、「初・中級者用」が多く、それぞれ全体の 39%、30%を占めている。一方で、「初級者用」は全体の4%ほどしか見られ なかった。

○上記のことから、現状では、モーグルコース、パーク共に主に「中・上級者用」 に設計されており、特にパークに関しては、「初級者用」がほとんどないというこ とが明らかになった。

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      ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

 次に、今後のモーグルコース及びパークの対応技術レベルについての調査結果を 以下に示す。(図 5.8.2)

モーグルコース

パーク

わからない 初・中・上級者用 中・上級者用 初・中級者用 初級者用 0

1

2

3 回答数

4

5

6

図 5.8.2 今後のモーグルコース及びパークの対応技術レベルについて

○モーグルコースに関しては、「初・中・上級者用」、「中・上級者用」が多く、共 に全体の31%を占めている。一方で、「初級者用」は全体の6%ほどしか見られ なかった。

○パークに関しては、「初・中・上級者用」、「初級者用」が多く、共に全体の 33%を占めている。

○上記のことから、今後は、モーグルコース、パーク共に「初・中・上級者用」の すべての技術レベルに対応するものが増え、またパークについては、「初級者用」 のものが増えていくものと思われる。しかし、技術レベルによって利用者のニーズ は異なっており、「初・中・上級者用」のすべての技術レベルに対応させることは、 利用者のニーズとは異なっているといえる。

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5.9 初・中・上級者の共存について

 モーグルコース及びパークにおける初・中・上級者の共存についての調査結果を 以下に示す。(図 5.9.1)

わからない

分ける必要はない

初級者と中・上級者を分ける

初・中級者と上級者を分ける

0

2

4

6

8

10

12

14

回答数

図 5.9,1 初・中・上級者の共存について

○「初・中級者と上級者で空間を分ける」、「初級者と中・上級者で空間を分ける」 が多く、それぞれ全体の43%、39%を占めており、両者を合わせると全体の8 割以上を占めている。

○「レベル別に空間を分ける必要はない」という意見は、全体の18%ほどで、 「初・ 中級者と上級者で空間を分ける」、「初級者と中・上級者で空間を分ける」を合わせ た82%に比べるとかなり少なくなっている。

○上記のことから、技術レベル別によって空間の住み分けが必要とされており、特 に、初級者と上級者の空間を分けた方がよいといえる。

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5.10 モーグルコースにおける初級者用レーンの設置について

 モーグルコースに初級者用のレーンを設置することについての調査結果を以下に 示す。(図 5.10.1)

わからない 11%

設置する必要 はない 25%

設置すべきで ある 64% 図 5.10.1 モーグルコースに初級者用のレーンを設置することについて

○モーグルコースにおける初級者用レーンの設置に関しては、「設置すべきである」 が全体の64%をを占めている。初級者と上級者では、コブの種類やエア台のサイ ズが異なってくるうえに、中・上級者用のコースには初級者が入りにくい雰囲気が あり、空間を分けることによって、初級者が安心して利用することができる。

○「設置する必要はない」が全体の25%ほどであり、{設置すべきである」の半 分以下となっている。

○上記のことから、初級者用のレーンが必要とされているといえる。

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 次に、初級者用のレーンを設置する場合、事業者から見てどのような点に注意す べきかについての調査結果を以下に示す。(図 5.10.2)

その他 頻繁に整備をしコースが荒れないようにする 初級者用のエア台を設置 エア台無しのレーンを設置 コブを滑りやすくする 斜度の緩いコースに設置 0

2

4

6

8

10

12

14

16

18

回答数

図 5.10.2 事業者から見た初級者用レーンに必定な条件について

「その他」の項目 □コースの途中に止まれるスペースが必要

○必要な条件に関しては、 「斜度の緩いコースに設置する」、 「コブを滑りやすくする」 が多く、共に全体の29%を占めており、重要な要素であるといえる。特に「斜度 の緩いコースに設置する」ことによって、中・上級者と空間を分けることも可能に なる。また、コブを小さくしたり、ピッチを広くしたりして「コブを滑りやすくす る」ことによって、初級者でも気軽にコブを楽しむことができるようになる。

○「エア台無しのレーンを設置する」、 「初級者用のエア台を設置する」に関しては、 初級者はエアに対して苦手意識を抱いている人が多いので、エア台を無くすもしく は、小さくしたりランディングをしやすくすることによって初級者でも利用しやす

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くできるようになる。

○「頻繁に整備しコースが荒れないようにする」に関しては、利用者が多いとコブ はすぐ荒れてしまうので、コースの状況を見ながら頻繁に整備をする必要がある。

○その他の項目の「コースの途中に止まれるスペースが必要」に関しては、初級者 は完走できることが少なく途中でレーンから外れやすいので、レーンの脇に止まれ るスペースを設置することによって、コース内でも安全に休んだりすることができ る。

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5.11 モーグルコース及びパークの現在の問題点

 モーグルコース及びパークの現在の問題点についての調査結果を以下に示す。 (図 5.11.1) モーグルコース

パーク

その他 経営が赤字 けが人が多い 利用者の態度が良くない 利用者が少ない 整備が大変 0

2

4

6

8

10

12

14

16

回答数

図 5.11.1 モーグルコース及びパークの現在の問題点

「その他」の項目 □パークの制作経費がかかる □上級者向けにしすぎたこと

○「整備が大変である」に関しては、モーグルコース、パーク共に最も多く、半数 以上を占めている。主な原因として、全体的に整備人員が不足しており、モーグル コースでは手作業が多く、パークではアイテム数が多いので、整備に時間がかかる ことが挙げられる。また、降雪によってアトラクションが埋まってしまうことが多 く、そのたびに整備もしくはフルメイクを行なわなけらばならない。今後、簡単か つ効率的な整備法が必要になるだろう。

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○「利用者が少ない」に関しては、モーグルコース、パーク共に宣伝が足りなかっ たことが原因として挙げられる。また、アトラクション自体の質や設置場所に問題 が有ったということも考えられる。モーグルコースについては、スキー自体の人気 減少にともない利用者の年齢層が高くなり、新たにスキーを始める若者が減ったこ とも一因である。

○パークに関しては、「利用者の態度が良くない」、「けが人が多い」という意見が 目立った。「利用者の態度が良くない」については、利用時間を守らないだけでなく、 整備中にも関わらずパーク内に入ってくるといった、特に若者のマナー・モラルの 欠如が挙げられる。また、「けが人が多い」については、整備に不備がある、対応 技術レベルを明確にしていないといった事業者側の問題と、自分の技術レベルを自 覚していないといった利用者側の問題が挙げられる。

○モーグルコース、パーク共に、楽しさと安全管理との両立が重要であり、事業者 側と利用者側とが密接にコミュニケーションをとり合い、協力していくことが必要 である。

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5.12 事業者から見た好ましいモーグルコースの基準について

 事業者から見た好ましいモーグルコースの基準についての調査結果を以下に示 す。(図 5.12.1、有効回答数28件)

その他 高速リフトで繰り返し滑れる 利用時間が長い エア台無し リフトの長さがよい エア専用の練習台有り 様々なコブがある 斜度別にコース設置 スクールが設置されている コースの長さがよい 仕切有り リフトのそばにコース有り レーン数が多い レベル別にエア台設置 無料である 頻繁に整備されている 0

5

10

15

20

25

30

回答数

図 5.12.1 事業者から見た好ましいモーグルコースの基準

「その他」の項目 □利用者から目立つコースに設置する □利用したいときにすぐに入れるような雰囲気作り  

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○事業者から見た好ましいモーグルコースの基準に関しては、「頻繁に整備されて いる」、「無料である」が多く、それぞれ全体の86%、68%を占めている。利用 者から見た基準では、それぞれ全体の53%、67%となっており、特に事業者は 整備を重視しているといえる。

○次いで、「レベル別にエア台が設置されている」が多く、全体の43%を占めて おり、利用者から見た基準の40%ともほぼ一致している。

○続いて、「レーン数が多い」、「リフトのそばにコースが設置されている」、「コー スが柵で仕切られている」が多く、共に全体の32%を占めている。しかし、利用 者から見た基準では、それぞれ全体の38%、20%、20%となっており、特に「リ フトのそばにコースが設置されている」、「コースが柵で仕切られている」は利用者 にそれほど重視されていないことがわかる。

○全体的に、事業者はコース自体に関する項目よりも、利用料金、整備、コースの 設置場所に関する項目を重視していることがわかる。

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5.13 まとめ

 モーグルコースやパークの規模については、各スキー場によってかなり異なって おり、これらのアトラクションに関する基準がほとんどないことが明らかになった。 今後それらのアトラクションの規模に関する設計指針又は参考資料となる研究及 び統計的な資料が必要である。そこで、本研究では、全国の専用のモーグルコース を設置しているスキー場の、モーグルコースの全長・幅・斜度・レーン数・エア台 の有無及びパークに設置されているアイテムの数や種類の平均値を求めることによ り、参考となる値を求めた。  整備については、多くのスキー場でほぼ毎日行われており、最低でも週に1度は 行われている。アトラクションは基本的に雪でできているので降雪の度に整備もし くはフルメイクが必要となり、今後、簡単かつ効率的な整備方法及び制作方法が必 要とされている。また、特性上けがをしやすいスポーツであり、コースを荒れたま まにしておくと、利用者にとって利用しにくいだけでなく、けがの危険性が高くな る。このことから、安全対策には整備が欠かせない要素でることがわかる。  問題点に関しては、技術レベルによって適したアトラクションのサイズが異なる ので、それぞれの技術レベルに応じたアトラクションの設計を行ったり、空間の住 み分けをすることによって、利用者の技術向上を援助でき、安全性も高めることが できる。

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6.1 モーグルコース及びパークの運営条件

 モーグルコース及びパークの運営条件について以下にまとめる。

■利用料金  ほとんどすべてのスキー場で無料であり、無料であることが望ましい。無料にす ることで、利用したいときに気軽に利用しやすい。 ■設置期間  雪の状況にもよるが、全体的に1月~3月が多く、積雪が安定している時期に設 置されている。人工降雪機の導入によってシーズンインからの設置が可能になると 思われる。パークよりもモーグルコースの方が設置期間が長い傾向がある。 ■利用時間  リフト営業時間によって差があるが、全体的に9:00~16:00が多く、リ フト営業時間よりも若干短くなっている。ナイター時にこれらのアトラクションを 利用できるスキー場は見られなかった。パークよりもモーグルコースの方が利用時 間が長い傾向がある。 ■スクールの設置  モーグルスクールを設置しているスキー場は全体の3割ほどだが、優秀なスタッ フをそろえることにより、営業促進につながり、リピーターを増やすことができる。  パーク用のスクールを設置しているスキー場はほとんど見られないが、スクール を設置することにより、安全に効率よく上達することができる。 ■利用可能競技  モーグルコースでは、スキーやスキーボードが中心であり、パークでは、全体的 にスキー、スキーボード、スノーボードといったすべての競技で利用可能が多くなっ ている。最近では、スノースクート等の新たな競技が生まれており、あらゆる競技 で利用可能であることが望ましい。

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■運営形態  全体的に直営が多いが、運営を委託している場合、専属のスタッフによりコース 造りや整備が行われる。 ■整備  ほとんどすべてのスキー場でアトラクションの整備が定期的に行われている。ア トラクションの状況にもよるが、毎日行うのが望ましく、常に整備できる体制を整 えておくことが必要である。 ■安全管理  □防具(ヘルメット等)の着用を促す。  □ルールやマナーを守る。   ・アトラクションの利用時間を守る   ・整備に協力する   ・お互いに譲り合う   ・混雑時には順番を守る  □オペレーターの配置   オペレーターを配置することにより、利用者同士の接触を防ぐ。また、力量以  上に無理をしている利用者に対して、けがの危険性を知らせることにより、安全  に利用してもらう。 ■大会  イベントや大会を開催することにより、各モーグルコースやパークの良さをア ピールでき、また利用者の練習目標となり、利用者の増加をねらえる。

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6.2 モーグルコースの規模のまとめ

 モーグルコースの規模の現状について以下にまとめる。(表 6.2.1)

最小値 50m 5m 10度 14度 1レーン

全長 幅 平均斜度 最大斜度 レーン数

最大値 500m 60m 30度 37度 6レーン

平均値 222m 22m 20度 25度 2.6レーン

表 6.2.1 モーグルコースの規模のまとめ

■全長  最短で50m、最長で500m、平均すると222mである。 ■幅  最小で5m、最大で60m、平均すると22mであった。 ■平均斜度  最小で10度、最大で30度、平均すると20度であった。 ■最大斜度  最小で14度、最大で37度、平均すると25度であった。 ■レーン数  最小で1レーン、最大で6レーン、平均すると2.6レーンであった。 ■エア台の有無  ほぼすべてのコースにエア台が設置されている。コースが複数あったり、レーン 数が多い場合には、エア台の有無を選択できるコースが望ましい。

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6.3 パークの規模のまとめ

 パークに配置されるアイテムの現状について以下にまとめる。 (表 6.3.1、表 6.3.2)

テーブルトップ レール ウェーブ BOX クォーターパイプ バンク スパイン ハーフパイプ

23ヶ所/23ヶ所 20ヶ所/23ヶ所 18ヶ所/23ヶ所 15ヶ所/23ヶ所 14ヶ所/23ヶ所 13ヶ所/23ヶ所 12ヶ所/23ヶ所 11ヶ所/23ヶ所

表 6.3.1 各アイテムの設置個所数のまとめ

アイテムの種類 レール テーブルトップ バンク ウェーブ ハーフパイプ BOX クォーターパイプ スパイン

最小個数 1個 1個 1個 1個 1個 1個 1個 1個

最大個数 10個 8個 10個 10個 4個 3個 2個 2個

平均個数 3.7個 2.7個 2.5個 2.5個 1.6個 1.4個 1.1個 1.1個

表 6.3.2 各アイテムの設置個数のまとめ

■テーブルトップ  パークがある全スキー場に設置されている。平均設置個数は2.7個で、サイズ の異なるものが2~3個設置されることが多い。

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■レール  パークがある8割以上のスキー場に設置されている。平均設置個数は3.7個と 多く、様々な種類やサイズのものが設置されている。最大個数と最小個数の差が大 きい。 ■ウェーブ  7割以上のパークに設置されている。平均設置個数は2.5個で、1~2ヶ所に 設置されていることが多い。最大個数と最小個数の差が大きい。 ■BOX  6割以上のパークに設置されており、平均設置個数は1.4個で、1~2個設置 されることが多い。 ■クォーターパイプ  6割以上のパークに設置されており、平均設置個数は1.1個である。設置され る場合には、1個の場合が多い。 ■バンク  約半数のパークに設置されており、平均設置個数は2.5個である。最大個数と 最小個数の差が大きい。 ■スパイン  約半数のパークに設置されており、平均設置個数は1.1個である。設置される 場合は、1個の場合が多い。 ■ハーフパイプ  設置されているスキー場は半数以下だが、平均設置個数は1.6個であり、複数 個設置される場合も多い。整備に手間と時間を要するのがネックである。

 これらのアイテムは、パーク内に複数のアイテムが連続して設置されており、1 度の滑走でいろいろなアイテムを楽しむことができる。ハーフパイプは、巨大なス ペースを要するため、単体で設置されることも多い。

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6.4 技術レベル別に見た好ましいモーグルコースの基準のまとめ

 技術レベル別に見た好ましいモーグルコースの基準について以下にまとめる。 (表 6.4.1) 初級者 1位 2位

無料である ・レーン数が多い ・様々な種類のコブがある(大きさ、ピッチ) ※ ・高速リフトで繰り返し滑れる  ※ ・頻繁に整備されている

5位

・斜度別にコースが設置されている ※ ・レベル別にエア台が設置されている 中級者 1位 2位 3位 4位

頻繁に整備されている 無料である 高速リフトで繰り返し滑れる ※ ・斜度別にコースが設置されている ※ ・レーン数が多い

上級者 1位

・頻繁に整備されている ・無料である

4位

・レベル別にエア台が設置されている ・様々な種類のコブがある(大きさ、ピッチ) ※ ・斜度別にコースが設置されている ※ 表 6.4.1 技術レベル別に見た好ましいモーグルコースの基準のまとめ

・項目の後に※印のある項目は、事業者から見た好ましいモーグルコースの基準で はあまり重視されていなかった項目である。

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              好ましい在り方

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■技術レベルによって、モーグルコースの好ましい在り方が異なる。

■技術レベルに関わらず、利用料金に関する関心度が高いといえる。

■技術レベルが高いほど、エアや整備に関する関心度が高くなっている。

■技術レベルが低いほど、リフトやレーン数に関する関心度が高くなっている。

 現在は、技術レベルによって空間の住み分けがされているモーグルコースは少な いが、利用者からも事業者からも、特に初級者用のコースの設置に関する要望が高 まっている。今後は、そういった要望も含めて、利用者及び事業者の両者から見て 好ましいモーグルコースの設計が望まれている。  これらのことを踏まえて、モーグルコースの設計を行う際には、以下の項目につ いて考慮する必要がある。

■底辺の拡大をするためにも、初級者が利用しやすいモーグルコースの設計が必要 である ■技術レベル別に空間の住み分けが必要である ■初級者を対象とするコースでは、特にエア台の有無及びサイズに配慮する必要が ある ■初級者を対象とするコースでは、コースサイドにある程度のスペースを確保でき るような設計を考慮する必要がある ■特にコース整備及び安全対策に配慮する必要がある

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第7章  考察

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第7章     考察

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第7章  考察

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7.1 考察

 モーグルコースやパークといったアトラクションを設置するスキー場は、増加傾 向が続いており、それらのアトラクションを利用した大会やイベントも数多く開催 されている。しかし、それらのアトラクションを設置するには、コース造りや整備 が非常に大変であり、また安全対策も欠かすことができず、アトラクションに関す る研究や統計的な資料が必要とされている。  そこで、本研究では、モーグルコースやパークの現状を把握することで、利用者 及び事業者から見たモーグルコース及びパークの好ましい在り方を示した。

 現在のモーグルコースやパークでは、技術レベル別に住み分けをされた設計が行 われているスキー場は少ない。よって、ある程度の技術レベルを要するモーグルコー ス及びパークが多くなっているのが現状である。つまり、特に技術レベルの低い初 級者にとって、技術向上が難しい状況となっている。このことから、以下のような 項目を考慮したモーグルコースの設計が求められていると考えられる。

■底辺の拡大をするためにも、初級者が利用しやすいモーグルコースの設計が必要 である ■技術レベル別に空間の住み分けが必要である ■初級者を対象とするコースでは、特にエア台の有無及びサイズに配慮する必要が ある ■初級者を対象とするコースでは、コースサイドにある程度のスペースを確保でき るような設計を考慮する必要がある ■特にコース整備及び安全対策に配慮する必要がある

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第7章  考察

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 また、利用者の技術レベルによってアトラクションの種類やサイズが異なってお り、どの技術レベルを対象にするかによって、設計指針が異なるといえる。本研究 では、アトラクションの現状の規模を調査することによって、全国のモーグルコー ス及びパークの平均値を求めることで、それらのアトラクションを設置する際の参 考値として利用できるようにした。

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第7章  考察

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究       ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

7.2 今後の展望

 モーグルコースやパークの今後の展開についての調査結果より、今後、これらの アトラクションは増加していくものと思われ、これらのアトラクションを使用した 大会やイベントも数多く開催されると思われる。これらのアトラクションを利用し た競技はけがをする危険性が高いといえ、今後、利用者のニーズや安全性がより考 慮されたものになっていかなければならない。特に、利用者、事業者共に整備に関 する関心が高いといえ、簡単で効率的な整備方法が必要とされている。また、スキー、 スキーボード、スノーボードに加え、最近ではスノーサイクロンをはじめとする新 しいスポーツが生まれており、新たな可能性が秘められているといえる。  今後、これらのアトラクションに関する設計指針や参考資料が必要とされると思 われ、本研究がその参考になれば幸いである。

Hitoshi Watanabe Lab.Waseda Univ.2002

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おわりに

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究       ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

おわりに

 本研究はスキー場に関する研究であるにも関わらず、4月~11月というスキー 場のオフシーズンに研究を行わなければなりませんでした。まず、ゴールデンウィー ク中にまだ雪が残っていたかぐらスキー場に実地調査に行くことになったのです が、まだテーマがはっきり決まっておらず、さらにアンケートを行うのも初めてだっ たため、非常に苦労しました。また、事業者に対するアンケート調査を9月~10 月に行ったのですが、スキー場のオフシーズンということもあって担当の方がいな いのではないかと非常に心配でありましたが、なんとかアンケートの協力を依頼す ることができ、これらのアンケートを基に本研究をまとめることができました。  本研究をまとめるにあたって、いろいろご指導をしていただいた渡辺先生、中村 先生、馬場さん、福永さん、担当の桜井さんをはじめとする研究室の方々、及びア ンケートに御協力いただいた各スキー場の担当の方々に、心からお礼を申し上げた いと思います。

Hitoshi Watanabe Lab.Waseda Univ.2002


参考文献

スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究       ~モーグルコースをはじめとする建築計画学的考察~

参考文献

<書籍> ・スキー&スノーボード全国ゲレンデガイド2003                    2002年10月20日 山と渓谷社 ・マップルマガジン スキーマップル2002 関東甲信越・東北       2001年12月1日 昭文社 ・がんばれ上村愛子・里谷多英 2002年5月 双葉社

<新聞> 中日新聞 1999年2月16日

<モーグルに関するホームページ> Project-X http://homepage2.nifty.com/project-x/index.htm

<スキー場のホームページ> 水上奥利根スキー場 http://www.gl-net.ne.jp/okutone/park.html

Hitoshi Watanabe Lab.Waseda Univ.2002


付録

付録

■データベース

■利用者対象 アンケート用紙

■事業者対象 アンケート用紙


付録

会津高原南郷 所在地 福島県南会津郡南郷村 TEL 0241-73-2111 URL http://www.sayurinosato.co.jp モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~3月下旬 利用時間 8:30~16:30 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 全長 150m 幅 10m 平均斜度 18度 最大斜度 25度 レーン数 2レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~3月下旬 利用時間 10;00~15;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 4個 クォーターパイプ テーブルトップ 3個 ウェーブ スパイン 1個 バンク レール 10個 BOX 備考:

1個 2個 1個 1個


付録

アルツ磐梯 所在地 福島県耶麻郡磐梯町 TEL 0242-74-5000 URL http://www.alts.co.jp モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月中旬 利用時間 9:00~15:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 全長 200m 250m 幅 15m~20m 20m 平均斜度 15度 18度 最大斜度 18度 22度 レーン数 3レーン 3レーン エア台の有無 有り 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月中旬 利用時間 10;30~14;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 2個 クォーターパイプ テーブルトップ 3個 ウェーブ スパイン 0個 バンク レール 3個 BOX 備考:

0個 1個 0個 3個


付録

飯綱高原 所在地 長野県長野市 TEL 026-239-2505 URL http://www.city.nagano.nagano.jp モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 利用時間 8::30~16:30 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 直営 全長 250m 幅 20m 平均斜度 27度 最大斜度 27度 レーン数 3~4レーン エア台の有無 無し パーク 利用料金 設置期間 利用時間 利用可能競技 運営形態 アイテム

備考:FIS公認のモーグルバーン。


付録

いいづなリゾート 所在地 長野県上水内郡牟礼村 TEL 026-253-3911 URL http://www.iizuna-resort.com モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月下旬 利用時間 10:00~16:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー 運営形態 直営 全長 200m 500m 幅 40m 40m 平均斜度 20度 25度 最大斜度 23度 28度 レーン数 4レーン エア台の有無 有り 無し パーク 利用料金 無料 設置期間 1月下旬~3月下旬 利用時間 9;00~16;00 利用可能競技 スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 1個 クォーターパイプ テーブルトップ 2個 ウェーブ スパイン 1個 バンク レール 2個 BOX 備考:

1個 1個 2個 0個


付録

五日町 所在地 新潟県南魚沼郡六日町 TEL 025-776-2132 URL http://www.yukiguni.ne.jp/ITUKAMACHI/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月下旬 利用時間 8:30~17:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 直営 全長 250m 幅 20m 平均斜度 20度 最大斜度 25度 レーン数 2レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月下旬 利用時間 8;30~17;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ テーブルトップ 1個 ウェーブ スパイン 0個 バンク レール 0個 BOX 備考:スキー専用のスキー場

2個 1個 0個 0個


付録

ウイングヒルズ白鳥リゾート 所在地 岐阜県郡上郡白鳥町 TEL 0575-86-3518 URL http://www.winghills.net モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~3月下旬 利用時間 10:00~15:00 モーグルスクールの有無 有り スクール料金 1日5000円、半日3500円 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 運営委託 全長 250m 幅 30m 平均斜度 22度 最大斜度 23度 レーン数 5レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月下旬 利用時間 10;00~15;30 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 1個 クォーターパイプ テーブルトップ 3個 ウェーブ スパイン 0個 バンク レール 2個 BOX 備考:

0個 2個 1個 0個


付録

エーデルワイススキーリゾート 所在地 栃木県塩谷郡藤原町 TEL 0288-78-0432 URL edelweiss.kinu1.com モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~4月上旬 利用時間 9:00~16:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 直営 全長 200m 幅 15m 平均斜度 23度 最大斜度 25度 レーン数 4レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月下旬 利用時間 9;00~16;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ テーブルトップ 2個 ウェーブ スパイン 1個 バンク レール 4個 BOX

1個 1個 1個 2個

備考:2003年シーズンよりモーグルコース利用料金が1シーズン100円に。


付録

尾瀬岩鞍スキーリゾート 所在地 群馬県利根郡片品村 TEL 0278-58-7131 URL http://www.oze-iwakura.co.jp/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月下旬 利用時間 8:00~16:30 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 運営形態 全長 幅 平均斜度 最大斜度 レーン数 エア台の有無 パーク 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月下旬 利用時間 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 テーブルトップ 2個 スパイン 2個 レール 0個 備考:スキー専用のスキー場。

クォーターパイプ ウェーブ バンク BOX

0個 1個 2個 0個


付録

神立高原 所在地 新潟県南魚沼郡湯沢町 TEL 025-785-5111 URL http://www.kandatsu.co.jp/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~3月下旬 利用時間 9:00~16:00 モーグルスクールの有無 有り スクール料金 1日5800円、半日3500円 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード、スノースクート 運営形態 運営委託(委託先:F-スタイル) 全長 200m 幅 50m 平均斜度 25度 最大斜度 18度 レーン数 4レーン~6レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 利用時間 9;00~16;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード、スノースクート 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ 0個 テーブルトップ 2個 ウェーブ 1個 スパイン 1個 バンク 0個 レール 3個 BOX 1個 備 考: 1 9 9 4 年 ~ 1 9 9 8 年 に 直 営 で モ ー グ ル コ ー ス を 設 置 し て い た が、 1999年~2000年は設置せず。2001年シーズンより再開。


付録

北信州木島平 所在地 長野県下高井郡木島平村 TEL 0269-82-3434 URL http://kijimadairakanko.jp/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月下旬 利用時間 8:30~16:45 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 全長 300m 幅 20m 平均斜度 20度 最大斜度 26度 レーン数 1レーン~2レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月下旬 利用時間 10;00~15;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 2個 クォーターパイプ テーブルトップ 3個 ウェーブ スパイン 0個 バンク レール 2個 BOX 備考:

1個 0個 0個 2個


付録

サンアルピナ白馬さのさか 所在地 長野県北安曇郡白馬村 TEL 0261-75-2452 URL http://www.sanosaka.com モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月中旬~4月上旬 利用時間 9:00~16;00 モーグルスクールの有無 有り スクール料金 1日5000円、半日3500円 利用可能競技 スキー 運営形態 直営 全長 250m 240m 幅 30m 40m 平均斜度 25度 28度 最大斜度 25度 33度 レーン数 6レーン 4レーン エア台の有無 有り 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~3月下旬 利用時間 9:00~16;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード、スノースクート 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ 1個 テーブルトップ 3個 ウェーブ 5湖 スパイン 1個 バンク 10個 レール 10個 BOX 2個 備考:・国内最大級のモーグルパーク    ・全日本フリースタイル選手権の会場


付録

大山 所在地 鳥取県西伯郡大山町 TEL 0859-52-2321 URL http://www.daisen.net/ski モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月中旬 利用時間 8:00~17:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 全長 200m 200m 幅 10m 10m 平均斜度 14度 10度 最大斜度 30度 25度 レーン数 1レーン 1レーン エア台の有無 有り 無し パーク 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月下旬 利用時間 8;00~17;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ テーブルトップ 1個 ウェーブ スパイン 0個 バンク レール 1個 BOX 備考:2003年シーズン以降はパークのみ。

0個 0個 0個 1個


付録

ダイナランド 所在地 岐阜県郡上郡高鷲村 TEL 0575-72-6636 URL http://www.dynaland.co.jp/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 11月下旬~4月上旬 利用時間 9:00~16:00 モーグルスクールの有無 有り スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 全長 200m 幅 15m~25m 平均斜度 18度 最大斜度 20度 レーン数 4レーン~5レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 12月上旬~4月上旬 利用時間 9;00~17;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 2個 クォーターパイプ テーブルトップ 3個 ウェーブ スパイン 1個 バンク レール 5個 BOX (ビッグエアー 2個) 備考:

1個 2個 3個 1個


付録 目次

テイネハイランド 所在地 北海道札幌市手稲区 TEL 011-683-3721 URL http://ski.joy.ne.jp/teinehighland/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月中旬 利用時間 モーグルスクールの有無 有り スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 運営委託(委託先:ミウラドルフィンズスキースクール) 全長 250m~300m 幅 20m 平均斜度 21度 最大斜度 34度 レーン数 2レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 12月中旬~4月上旬 利用時間 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 運営委託(委託先:SNS スノーネットワークストア) アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ 2個 テーブルトップ 5個 ウェーブ 1個 スパイン 0個 バンク 0個 レール 5個 BOX 1個 備考:


付録

ニューおじろ 所在地 兵庫県美方郡美方町 TEL 0796-97-2717 URL http://www.ojiro.or.jp/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月中旬 利用時間 8:00~17:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 直営 全長 250m 幅 50m 平均斜度 21度 最大斜度 23度 レーン数 3レーン~4レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月中旬 利用時間 8;00~17;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 1個 クォーターパイプ テーブルトップ 2個 ウェーブ スパイン 1個 バンク レール 1個 BOX 備考:

0個 0個 0個 1個


付録

白山一里野温泉 所在地 石川県石川郡尾口村 TEL 0761-96-7412 URL http://www.ichirino.com モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月上旬~4月上旬 利用時間 8:00~17:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー 運営形態 直営 全長 150m 幅 60m 平均斜度 24度 最大斜度 28度 レーン数 1レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 12月中旬~4月上旬 利用時間 8;00~17;00 利用可能競技 スキー、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 テーブルトップ 1個 スパイン 1個 レール 3個 備考:

300m 20m 14度 22度 1レーン 有り

クォーターパイプ ウェーブ バンク BOX

2個 2個 2個 2個


付録

白馬五竜 所在地 長野県北安曇郡白馬村 TEL 0261-75-2101,0261-75-2636 URL http://www.hakubagoryu.com モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月中旬~5月上旬 利用時間 10:00~15:30 モーグルスクールの有無 有り スクール料金 1日5800円、半日3500円 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 運営委託(委託先:F-スタイル) 全長 250m 250m 幅 20m 20m 平均斜度 20度 20度 最大斜度 28度 28度 レーン数 3レーン 3レーン エア台の有無 有り 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~3月下旬 利用時間 10;00~15;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 運営委託(委託先:F-スタイル) アイテム ハーフパイプ 1個 クォーターパイプ テーブルトップ 8個 ウェーブ スパイン 0個 バンク レール 3個 BOX 備考:

1個 4個 2個 1個


付録

Hakuba47 ウィンタースポーツパーク 所在地 長野県北安曇郡白馬村 TEL 0261-75-3533 URL http://www.hakuba47.co.jp モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~3月下旬 利用時間 9:00~15:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 全長 230m 幅 14m 平均斜度 16度 最大斜度 18度 レーン数 2レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~3月下旬 利用時間 9;00~15;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 1個 クォーターパイプ テーブルトップ 3個 ウェーブ スパイン 0個 バンク レール 3個 BOX 備考:

0個 3個 0個 1個


付録

羽鳥湖 所在地 福島県岩瀬郡天栄村 TEL 0248-85-2024 URL http://www.hatoriko.com/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月下旬 利用時間 9:00~16;00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 直営 全長 200m 幅 10m 平均斜度 20度 最大斜度 26度 レーン数 2レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 設置期間 利用時間 利用可能競技 運営形態 アイテム

備考:


付録

ひだ乗鞍ペンタピアスノーワールド 所在地 岐阜県大野郡丹生川村 TEL 0577-79-2468 URL http://www.nyukawa.org/pentapia モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~4月上旬 利用時間 8:30~16:30 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 運営委託(委託先:チームやよい) 全長 220m 幅 20m 平均斜度 24度 最大斜度 28度 レーン数 3レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 設置期間 利用時間 利用可能競技 運営形態 アイテム

備考:スキー専用のスキー場。


付録

びわ湖バレイ 所在地 滋賀県滋賀郡志賀町 TEL 077-592-1156 URL http://www.biwako-valley.com モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月下旬 利用時間 9:00~17:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 運営委託(委託先:DIG-IN) 全長 160m 100m 幅 20m 10m 平均斜度 16度 25度 最大斜度 20度 27度 レーン数 4レーン 2レーン エア台の有無 有り 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月中旬 利用時間 9;00~16;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 運営委託(委託先:DIG-IN) アイテム ハーフパイプ 1個 クォーターパイプ テーブルトップ 4個 ウェーブ スパイン 1個 バンク レール 7個 BOX 備考:

1個 6個 2個 1個


付録

ブランシュたかやま 所在地 岐阜県郡上郡高鷲村 TEL 0268-69-2232 URL http://www.blanche-ski.com モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月中旬~4月上旬 利用時間 9:00~16:00 モーグルスクールの有無 有り スクール料金 1日8000円、半日4000円 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 直営 全長 200m 幅 6m 平均斜度 12度 最大斜度 14度 レーン数 3レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月上旬~3月中旬 利用時間 9;00~16;00 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ テーブルトップ 2個 ウェーブ スパイン 0個 バンク レール 2個 BOX 備考:スキー専用のスキー場。

0個 2個 3個 0個


付録

ホワイトピアたかす 所在地 岐阜県郡上郡高鷲村 TEL 0575-72-6311 URL http://www.shitepia.jp モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月中旬 利用時間 9:00~16:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 全長 220m 幅 40m 平均斜度 20度 最大斜度 22度 レーン数 5レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月中旬 利用時間 9;00~16;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ テーブルトップ 3個 ウェーブ スパイン 1個 バンク レール 2個 BOX 備考:

0個 1個 3個 1個


付録

ミカタスノーパーク 所在地 兵庫県美方郡美方町 TEL 0796-97-2297 URL http://www.ins.ne.jp/~snowpark/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月下旬~3月中旬 利用時間 8:30~16:30 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー 運営形態 直営 全長 50m 幅 8m 平均斜度 25度 最大斜度 35度 レーン数 1レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 利用時間 利用可能競技 スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 2個 テーブルトップ 1個 スパイン 0個 レール 1個 備考:

クォーターパイプ ウェーブ バンク BOX

1個 0個 0個 0個


付録

六日町八海山 所在地 新潟県南魚沼郡六日町 TEL 025-775-3311 URL http://www.princehotels.co.jp/hakkaisan/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月中旬~4月上旬 利用時間 8:00~17:00 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード 運営形態 直営 全長 300m 幅 20m 平均斜度 16度 最大斜度 26度 レーン数 2レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 12月中旬~3月下旬 利用時間 8;00~17;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ テーブルトップ 2個 ウェーブ スパイン 0個 バンク レール 0個 BOX (ウォッシュボード 1個) 備考:

1個 1個 0個 0個


付録

ユートピアサイオト 所在地 広島県山県郡芸北町 TEL 08263-5-1234 URL http://www.saioto.co.jp/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 12月中旬~3月上旬 利用時間 9:00~15:30 モーグルスクールの有無 スクール料金 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 直営 全長 100m 幅 5m 平均斜度 20度 最大斜度 23度 レーン数 1レーン エア台の有無 有り パーク 利用料金 設置期間 利用時間 利用可能競技 運営形態 アイテム

備考:


付録

リステルスキーファンタジア 所在地 福島県耶麻郡猪苗代町 TEL 0242-66-2233 URL http://www.listel-hotels.com/ モーグルコース 利用料金 設置期間 利用時間 モーグルスクールの有無 無し スクール料金 利用可能競技 スキー 運営形態 直営 全長 400m 幅 50m 平均斜度 30度 最大斜度 37度 レーン数 エア台の有無 パーク 利用料金 設置期間 利用時間 利用可能競技 運営形態 アイテム

備考:モーグルコースは主に大会用であり、一般開放の日数が少ない。


付録

若杉高原大屋 所在地 兵庫県養父郡大屋町 TEL 0796-69-1576 URL http://www2.nkansai.ne.jp/org/wakasu-oya/ モーグルコース 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月中旬 利用時間 モーグルスクールの有無 有り スクール料金 1日5800円、半日3500円 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 運営委託(委託先:F-スタイル) 全長 100m 50m 幅 10m 8m 平均斜度 20度 14度 最大斜度 25度 16度 レーン数 1レーン 1レーン エア台の有無 有り 有り パーク 利用料金 無料 設置期間 1月中旬~3月中旬 利用時間 10:00~16;00 利用可能競技 スキー、スキーボード、スノーボード 運営形態 運営委託(委託先:F-スタイル) アイテム ハーフパイプ 0個 クォーターパイプ テーブルトップ 3個 ウェーブ スパイン 1個 バンク レール 4個 BOX 備考:

1個 1個 1個 0個


付録

モーグルコースに関するアンケート 下記の質問に記入し、当てはまる項目に○を付けて下さい。 1 (_____)歳  2 ( 男 、 女 )  3 スキー歴(_____)年 、 モーグル歴(_____)年 4 お住まいはどこですか?(都道府県名)   (__________) 5 モーグルをする時誰とすることが一番多いですか?   ①友達  ②家族  ③サークルやチームの仲間  ④恋人  ⑤1人  ⑥その他(__________) 6 1シーズンの滑走日数はどのくらいですか?   約(_____)日  また、その内何日くらいモーグルをしますか?   約(_____)日 7 スキー場に行く期間はどのくらいですか?   (_____月_____旬)~(_____月_____旬) 8 あなたのモーグルのレベルはどのくらいですか?   コブについて (  上級  、  中級  、  初級  )   エアについて (  上級  、  中級  、  初級  ) 9 専用モーグルコースのあるスキー場でよく利用するスキー場はどこですか?利用する順に3つまで教えて下さい。   1位(_____________) 2位(_____________) 3位(_____________)   また、一番よく行くスキー場を利用する理由を重視する順に4つまで選んで下さい。   ①専用モーグルコースの質がよい  ②モーグルコース以外のコースが充実している  ③料金が安い(リフト券など)   ④シーズン券がある   ⑤車でのアクセスがしやすい(インターから近いなど)   ⑥電車でのアクセスがしやすい     ⑦仮眠所がある    ⑧宿泊施設が整っている   ⑨気象条件がよい(晴天率が高い、リフトが止まりにくいなど)     ⑩その他(______________________________)   1位(____) 2位(____) 3位(____) 4位(____) ここからは具体的にモーグルコースのことについてうかがいます。 10 かぐらスキー場のモーグルコースについてどう思いますか?   レーン数について   ( 多すぎる 、 ちょうどよい 、少なすぎる)   整備ついて      ( 頻繁に整備されている 、 ちょうどよい 、 もっと整備してほしい )   コブの大きさについて ( 深すぎる 、 ちょうどよい 、 浅すぎる )   コブの間隔について  ( 広すぎる 、 ちょうどよい 、 狭すぎる )   コースの長さについて ( 長すぎる 、 ちょうどよい 、 短すぎる )   斜度について     ( 急すぎる 、 ちょうどよい 、 緩すぎる )   エア台について    ( 大きすぎる 、 ちょうどよい 、 小さすぎる )   リフトの長さについて ( 長すぎる 、 ちょうどよい ) 11 こんなモーグルコースだったら利用したいと思う基準を重視する順に5つまで選んで下さい。   ①無料である     ②頻繁に整備されている    ③レーン数が多い     ④スクールが設置されている      ⑤利用時間が長い   ⑥斜度別にコースが設置されている      ⑦様々な種類のコブがある(深さ、ピッチ)     ⑧レベル別にエア台が設置されている  ⑨コース内にエア練習専用のエア台がある  ⑩エア台無しのレーンがある   ⑪コースの長さがちょうどよい   ⑫リフトのすぐそばに設置されている    ⑬リフトの長さがちょうどよい     ⑭高速リフトで繰り返し滑れる   ⑮コースが柵で仕切られている   ⑯その他(______________________________)   1位(____) 2位(____) 3位(____) 4位(____) 5位(____)      12 初級者がモーグルコースに入ることについてどう思いますか?   ①初級者には入ってほしくない  ②邪魔にならなければかまわない  ③別にかまわない 13 初級者専用のレーンを設置するとしたらどのような点に最も注意すべきだと思いますか?   ①エア台をなくす ②エア台を小さくする ③コブの間隔を広くする ④コブを小さくする   ⑤斜度の緩いコースに設置する ⑥特に初級者専用のコースは必要ない

御協力ありがとうございました                      早稲田大学渡辺仁史研究室  小林 紀亜


付録

モーグルコースおよびフリーライドパークに関するアンケート ____________________御中 現在、モーグルコースを中心にフリーライドパーク等のフリースタイルスキーについての研究をしています。 以下のアンケートに御協力お願い申し上げます。 なお、ここでの「アトラクション」は、モーグルコースや、フリーライドパークに含まれるアイテムのことを 指すものとします。

運営概要 1.過去5シーズンのスキー場の来場者数を御記入下さい。  2002年シーズン__________人   2001年シーズン__________人   、   2000年シーズン__________人   1999年シーズン__________人   、   1998年シーズン__________人  2.モーグルコースについて御記入下さい。

①(                )、②(                )

設置コース

料金

設置期間

(  )月(  )旬 ~ (  )月(  )旬

利用時間

am・pm(  ):(  ) ~ am・pm(  ):(  )

利用者数

2002年シーズン(        )人、2001年シーズン(        )人

1シーズン(        )円、1日(        )円

2000年シーズン(        )人、1999年シーズン(        )人 1998年シーズン(        )人 6

スクールの設置

( 有 ・ 無 )  *モーグルスクールの有無

スクール料金

コース全長

①(       )m、②(       )m

コース幅

①(       )m、②(       )m

10

平均斜度

①(       )度、②(       )度

11

最大斜度

①(       )度、②(       )度

12

レーン数

①(       )レーン、②(       )レーン

13

エア台の有無

①( 有 ・ 無 )、②( 有 ・ 無 )

14

利用可能競技

( スキー ・ スキーボード ・ スノーボード ) その他(          )

15

運営形態

1日(        )円、半日(        )円

1.直営   2.運営委託(委託先:               ) 

3.フリーライドパークについて御記入下さい。

①(                )、②(                )

設置コース

料金

設置期間

(  )月(  )旬 ~ (  )月(  )旬

利用時間

am・pm(  ):(  ) ~ am・pm(  ):(  )

アイテム

ハーフパイプ  (   )個    、

クォーターパイプ (   )個

(複数個所に設

テーブルトップ (   )個    、

ウェーブ     (   )個

 置の場合は合

スパイン    (   )個    、

バンク      (   )個

 計数を御記入

レール     (   )個    、    BOX

 下さい)

その他(                              )

利用可能競技

運営形態

1シーズン(     )円、1日(     )円 

(   )個

( スキー ・ スキーボード ・ スノーボード ) その他(          ) 1.直営   2.運営委託(委託先:                )  1/4


付録

設置背景及び現状ついて 4.設置を始めたのはいつですか?   

       

  モーグルコース_____年シーズン 、 フリーライドパーク_____年シーズン 5.設置するきっかけとなった事柄は何ですか?できるだけ詳しくお書き下さい。   モーグルコース__________________________________________   _________________________________________________   フリーライドパーク________________________________________   _________________________________________________ 6.設置するにあたり、苦労した点は何ですか?ご自由にお書き下さい。   モーグルコース__________________________________________   _________________________________________________   フリーライドパーク________________________________________   _________________________________________________ 7.設置するにあたり、特に気を使った点は何ですか?モーグルコースについては○印、フリーライドパークにつ   いては△印を、2つずつまでお付け下さい。   1.アトラクションのサイズ   2.利用料金       3.宣伝広告             4.設置期間          5.設置場所       6.けが人が出にくい等の安全性の確保   7.その他____________________________________________ 8.設置してみて予想と違った点は何ですか?できるだけ詳しくお書き下さい。   モーグルコース__________________________________________   _________________________________________________   フリーライドパーク________________________________________   _________________________________________________ 9.昨シーズン(2002年シーズン)の問題点は何ですか?モーグルコースについては○印、フリーライドパー   クについては△印をお付け下さい。(複数回答可)   1.利用者が少ない     2.経営が赤字である     3.アトラクションの整備が大変である   4.けが人が多い  5.利用者の態度が良くない(良くない点___________________)   6.その他____________________________________________ 10.9の原因は何だと考えられますか。ご自由にお書き下さい。   モーグルコース__________________________________________   _________________________________________________   フリーライドパーク________________________________________   _________________________________________________ 11.定期的にアトラクションの整備を行っていますか? はいの場合→12へ いいえの場合→13へ   モーグルコース( はい ・ いいえ ) 、 フリーライドパーク( はい ・ いいえ ) 12.どのくらいの頻度で整備を行っていますか?   モーグルコース__________ 、 フリーライドパーク__________ 13.昨シーズン、モーグルコースやフリーライドパークを使用した大会が開催されましたか?   モーグルコース( はい ・ いいえ ) 、 フリーライドパーク( はい ・ いいえ ) 2/4


付録

14.モーグルコースとフリーライドパークの位置関係はどのようになっていますか?1つに○印をお付け下さい。   1.続けて利用できるように           2.特に関連性はない   3.その他____________________________________________ 安全性について 15.スポーツの特性上、けが人が出ることがあることをご存じですか?      ( はい ・ いいえ ) 16.昨シーズンのけが人として通知のあった人数を御記入下さい。    モーグルコース_____人 、 フリーライドパーク_____人 17.わかっているけがの主な原因は何ですか?モーグルコースについては○印、フリーライドパークについては   △印をお付け下さい。(複数回答可)   1.利用者が無茶をしてしまったため       2.コース整備が不適切であったため   3.アトラクションのサイズに問題があったため  4.他の利用者との接触のため   5.雪質が悪かったため      6.その他____________________________________________ 18.昨シーズンのモーグルコースは主に利用者のどのレベルに対応していましたか?○印をお付け下さい。ま   た、今後新たに設置するとしたらどのレベルを対象につくりたいですか?△印をお付け下さい。   1.初級者用          2.初ー中級者用        3.中ー上級者用           4.初・中・上級者用      5.よくわからない 19.昨シーズンのフリーライドパークは主に利用者のどのレベルに対応していましたか?○印をお付け下さい。   また、今後新たに設置するとしたらどのレベルを対象につくりたいですか?△印をお付け下さい。   1.初級者用          2.初ー中級者用        3.中ー上級者用           4.初・中・上級者用      5.よくわからない 20.安全性を考えた場合、初・中・上級者の共存について、1つに○印をお付け下さい。   1.特に分ける必要はない            2.初・中級者と上級者で空間を分けた方がよい   3.初級者と中・上級者で空間を分けた方がよい  4.よくわからない 21.モーグルコースに初級者用のレーンを設置することについてどう思いますか?1つに○印をお付け下さい。   1.特に設置する必要はない   2.設置すべきである      3.よくわからない   22.モーグルコースに初級者用のレーンを設置するとしたらどのような点に特に注意すべきだと思いますか?2   つまで○印をお付け下さい。   1.エア台無しのレーンを設置する        2.初級者用のエア台を設置する(小さくする等)   3.斜度の緩いコースに設置する         4.頻繁に整備してコースが荒れないようにする   5.滑りやすいコブにする(間隔を広くする、コブを小さくする等)   6.その他____________________________________________ 今後の展開 23.利用者はどのようなモーグルコースを求めていると思いますか?5つまで○印をお付け下さい。   1.無料である         2.頻繁に整備されている    3.レーン数が多い   4.スクールが設置されている  5.利用時間が長い       6.斜度別にコースが設置されている   7.様々な種類のコブがある(間隔、大きさ等)  8.レベル別にエア台が設置されている   9.コース内にエア練習専用のエア台がある    10.エア台無しのレーンがある   11.コースの長さがちょうどよい         12.リフトのすぐそばに設置されている   13.リフトの長さがちょうどよい 14.高速リフトで繰り返し滑れる 15.コースが柵で仕切られている      16.その他____________________________________________ 3/4


付録

24.今後もモーグルコースおよびフリーライドパークを設置していきますか?   モーグルコース( はい ・ いいえ ) 、 フリーライドパーク( はい ・ いいえ ) 25.今後、どのような形態で設置していきますか?モーグルコースについては○印、フリーライドパークについ ては△印をお付け下さい。

設置個所

a.昨シーズンと同じ   b.もっと増やす     c.減らす

設置期間

a.昨シーズンと同じ   b.もっと長くする    c.短くする

利用時間

a.昨シーズンと同じ   b.もっと長くする    c.短くする

利用料金

a.有料にする      b.無料にする

規模

運営形態

整備

a.昨シーズンと同じ   b.もっと頻繁に行う   c.あまり行わない

大会

a.昨シーズンと同じ   b.もっと開催する    c.減らす

a.昨シーズンと同じ   b.もっと大きくする   c.小さくする a.直営         b.運営委託  

26.今後改善したい点は何ですか。ご自由にお書き下さい。   _________________________________________________   _________________________________________________   _________________________________________________

御記入者欄(御記入された方についてお聞きします) スキー場名 部署名 御記入者

御氏名

役職名

連絡先

TEL

FAX

e-mail 御多忙のところ、御協力頂きありがとうございました。 同封の封筒に入れて、郵送にて御返送下さいますようお願い申し上げます。 また、モーグルコースのデータベースを作成するので、モーグルコース関連の資料があれば同封して頂けますようお 願い申し上げます。 なお、今後もフリースタイルスキーに関する研究を続けていきますので、御協力をお願いいたします。                         早稲田大学渡辺仁史研究室  小林 紀亜                         〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-39-17                         携帯電話: 0 9 0 - 1 0 3 3 - 1 9 8 4                     e-mail: nori-k@u01.gate01.com

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スキー場におけるフリースタイルスキーに必要な空間に関する研究  

2002年度,卒業論文,小林紀亜