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建築設計に見るメタファーの研究An Analysis of Metaphors in Architectural Design

Page 1

U9702 早稲田大学理工学部建築学科事業論文 指導教様 渡辺仁史 、 日内輝之

建 築 設計 に見 る メ タフ ァーの分析 飯田

裕樹


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建築設計 にお け るメ タフアー分析

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渡辺仁史研究室

Hitoshi \7'atanabe l-ab.

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An A n aly.s i.s of- Met:rpho rs1 in Arch itect ur::rl Desig;n

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は じめ に

われわれは 、未知 なる もの を知覚 した とき、そ れをどの よ うに表現す るだ ろ う。す で に知 つてい ること、経験 した ことを頼 りに、比喩的な方法 で表現 しなければな らない。 それ は知覚 に関 わ らず、何 か を創造す る ときも同様 で あ る。 建築家 は建築 をつ くるとき、そ の対照 と して必ずや何 らかの手 がか りを求 め よ う とす る。それは時 に技術 で あ つた り、機能 で あ つた り、あ るい は美学的、哲学 的論理 の実現 で あ つた り、必ずや何 らかの 要素 を建築 に対照 させて想定す る。そ れ らの 要素 は実 に多 岐 にわたる ものであ り、人間 の物理的環境 ばか りでな く、精神的環境 をも包 み込 んだ広 範 な ものであ る。 (大 江宏 他、新建築学大系 1建 築概論 、p5、 彰 国社 ) と、あ る よ うに、建築家 は 、常 にある「手 がか り」 を求 めて きた。それ は、社会 を混 沌 か ら守 り、秩序あ る もの にす る 目的 に向 か う際 の、必要不可欠 な指標、基準 となるか らである。 では、建築家 は、い わば未知 なる もの とも言 える建築 の創造 にあたって 、何 を発想の 源 に してい るので あ ろ うか 。その 源 になる もの を、メタファー として建築 に表 された内 容 か ら探 るこ とは出来 まい か。 建築家 の 、 自身で設計 した作品 に関 しての 言述 は、敷地 における周辺環境 、伝統や生 活 との関 わ り、機能 に対す る整合性 、用 い た技術 、建築 の修辞的操作 な ど、設計過程 に おける様 々 な思考、判断 の 集積 が 表明 されて い る。つ ま り、建築作 品 として結実 させ る ために形 を与 える際 の、発想、判断、願 い 、等 が表明 されてい る とい える。 ここにそ の発想 の源 を探 つてみ よ う とい うのが 、 この研究 の動機 であ る。

Hitoshi

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十

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univ. Diplorna

'97


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目次 は じめ に 研究 目的

第一章

メ タフ アー の概 念

・― ・

・

・

・

・

・

4

1-1比 喩 ●直喩

5

(simile)

5

●隠喩 (metaphor)・ ●換喩 (metonym)― ・ ●提喩 (synechd∝ he)・ ・・ 1-2メ タ フ ァー に つ い て 1‐

・・

・・― ・・ ・・ ・・

・・

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・― ・

・

・ ・

1-2-2メ タファー理論 の展 開 ・― ・

1-2-3メ タファー の抱 える 問題 ・― ・・― ・・ ― ・ 1-2-4生 きられる メ タファー・― ・ ・ ― ・― ・ ・

メタファー としての建築

8

・・8

・

・― ・― ・

・

5

6

・・

2-1メ タファー の 定義 ・・― ・

第二章

・・

9

・12 ・

・

・ ・ ・ ・― ・

建 築記述 に見 る メ タフ ァー分析 の 方法 ・― ・ 3-1分析対象 ・― ・ ・ Ⅲ ・ ・― ・― ・― ・― ・

第 三章

3-2分 析方法 ― ・ ・― ・― ・― ・― ・ ・― ・ : ・ 3-3項 目の定義 ・― ・― ・― ・― ・― ・― ・― ・― ・― ・

13 15

19

20 21 21

・ メ タフ ァー か ら見 た建 築設計 の分析 23 24 4-1ビ ー クル を基 にしたメ タファーの内容 による分類 ― ・ 4-2存 在 のメタファー・― ・― ・ ・― ・― ・― ・― ・― ・― ・24 ・・ 4-2-1自 然物のメタファー・― ・・ 32 ・・ 4-2-2人 工物のメタファー・ ・・ 39 4-3構 造 のメタファー・― ・― ・ ・― ・― ・― ・ ・― ・ ・49

第 四章

77 建築 設計 にお け る メ タフ ァー の役 割 ― ・― ・― ・ 5-1発 見的 フイクシ ョン . . . ・ ・― ・― ・― ・ ・・ 78 ・ ・ ・ ・ ・― ・ ・ 79 5‐ 2今 後 の展開の可能性 ・

第五章

おわ りに 参考文献

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Lab.

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研 究 目的

本論 では、建築家が 、 自身 で設計 した作 品 に関 しての言述 の 中で 、 メタファーがみ ら れる内容 を取 り出 し、検討す ることによつて、現代 の建築家 の、メタファー を用 い ての 形 に関す る思 考 の拡 が りを読み と り、建築設計 とメタファーの 関 わ りとその働 きを明 ら か に し、抽 出 されたメ タファーの 内容か ら、現代 の建築家、ひい ては現代 の 人 々が共 有 す る意味空 間 を探 るこ とを目的 とす る。

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第一 章

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メタフアーの概念

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メタファー とは、元来 、詩学あ るい は修辞学 上の用 語 で あ り、言葉 の比喩、あるい は 転義 の一種 を指す。まず、言語学的な立場 か ら、メタファー も含 めて と りわけ主要 な四 つの比喩、 <直 喩 >、

<隠 喩 >、 <換 喩 >、 <提 喩 >、

をと りあげて説 明 し、本研 究 の

立脚す るメ タファーの概念 を明 らか に してお く。

1-1比 喩 ● 直 喩 (simile) あるもの (A)を 表すのに、それと似ている別の もの (B)で 表現す る言語手段 の一種 である。直喩は、その類似性の表現 として、 「のような」「みたいな」 といった表現 を用 いることによ り、あ る対象 を他の ものにたとえて叙述す る。基本的 には、[A IS LIKE/

SIMILAR TO B]の

形 式 を と る。

「君の瞳 は宝石のようだ。 」 直喩 としての修辞性が認められるためには、何 らかの新 しい認識がかかわっていなけ ればならな い。 「飛行機 は鳥 の よ うだ」「彼女 は母親 の生 き写 しだ」 とい った表現 には 、直喩 としての 修辞性 は感 じられないが (単 なる比較 にす ぎない)、 「父 の頭 はヤカンの よ うだ」 「彼女 の 手 は 白魚 の よ うだ」には、類似性 をこえる意外性や驚 きの認識がかかわってい るので 、直 喩 として認 め られる。

● 隠喩 (metaphOr) 基本的には、 あるものをその対象 と似ている別の ものにたとえる表現法の一種である。 ただ し、隠 喩 の場 合 には 、LIKE,SIMILAR

TOの よ うな表現 に よって 明示 され る類似 性

は 、そ の た とえ と しての 表現 の 背景 にお か れ る。基本 的 には 、 [A IS B]の 形式 を とる。

「君の瞳は宝石だ。 」 「男はオオカミである。 」 (連 辞的メタファー) 「オオカミが襲いかかって きた。 」「 ほらライオンがわめいているよ。 」 (主 題的 メタ フ アー)

「社長が湯気をたてている。 」「彼は夢 を食べて生きている。 」 (述 語的 メタファー) 「ふと良心が曇 つて、その金を受け取 つて しまった。 」 (統 合的メタファー) 「暖冬に背いて、鉄冷えの季節だとい う。鉄鋼五社は実 に四万人もの人減らしを計画 し

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ているそ うだ。 」 (文 脈的 メタファー) そ こには 、<た とえ られ る もの ><た とえるもの ><た とえの根拠 >と い う3つ の要素 「趣意」 (tcnor)[叙 述 の対象 となる もの]、 「媒体」 (vehicle)[対 が必要 になる。それぞれ、 象 のた とえ と しての手段 ]、 「根拠」 (grOund)[関 連性 や類似性 の根拠 ]と 呼 ぶ ことが あ る。

●換喩

(metonymy)

あ る 1つ ものをそれ に関係 した他 の もの によって表す言葉 の あや の一種 で ある。 この 場合、問題 となるものの 間 の 関係 は、空間的 な隣接性 や近接性 、共存性 による関係 であ っ た り、また時 間的な関係 、因果的 な関係 で あ つた りす る。 ここで 、あるもの とその代 わ りになる ものは、質的 に同 じものの 一部 とい う関係 にあるわけで はない し、 また部分・ 全体 の 関係 にあ るわけで もない。 一般的な記号 の類型 か らみれば、換喩 は指標記号 (hdex)の 一種 とみなす ことがで き る。 [換 喩 の リ ン ク]

容器 と中身 「押入 れ をか きまわす。」 「私 はどんぶん りが好 き 「鍋が煮 える。 「 一升瓶 を飲み干す。 」 」 だ。」 ││が 氾濫す る。 「海が干上が る。 」 」「池 が 枯 れて しまう。 」「潮が満 ちて くる。」「り

「その選挙 の結果 に霞 ケ関 は動揺 して い る。 」「観光 ブームで祇 園 に笑顔 が もどった。」 「テー プルを拭 く。 」「顔 を剃 る。」「頭 を刈 る。」 」「 そ の皿 をまるまるた い らげた。 主 と従 の 共存性

2つ の ものが主 と従 の 関係 によって結 びつ け られ、この後者 の対象 の記号化 のプ ロセ ス を介 して、前者 の対象 が伝 え られる。 「だ ら りの帯

(→ 舞子 )」 「黒帯 (→ 柔道 の有段者 )」

「赤帽 (→ 駅 の荷物 の運 び屋 )」

「アデラ ンスが歩 い て い る。」「 マ ドンナはあの赤 シヤツを嫌 つている。 」 主体 と手段 「 白バ イ」「赤 ヘ ル」「ベ ンは武 よ りも強 し。」「指揮者 はその クラリネ ッ トを笑 つた。」 主体 と近接物 問題 の状況 の主体 に空 間的 に近 接 してい るだけで も、間接的 にその主体 を表す ことが 可能であ る。

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Metaphorsに Architcctttral

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「黒がいいようじゃあ りませんか」「黒が厚 くて、白は苦 しいですね。 」 (碁 の話) 原因と結果 そ の状況 の結果 の一部分 を ヒン トに して、そ の状況 を結果 として もた らして い る原 因 と しての状況が暗示的 に示 され る表現 が広範 に見 られる。 「気が付 い てみ ると、バ ン ドの穴が 1つ 縮 ま ってい た。」

「イルカの跳ねる日は海が荒れる。 」 その他の関係 「アルコール (→ 酒)」 (原 料 と製品)、 「フォー ド (→ フ ォー ドの車 )」

(メ

ー カー名 と製

品)

「津軽

(→ 津軽の リンゴ)」

「マーラー

「大島

(→ 大島つむぎ)」

(地 名 と産物)

(→ マーラーの音楽)を 聴 く。 」 (作 者 と作品)

● 提 喩 (synechdoche) 一般 に部分 で全 体、逆 に全 体 でその部分 を表 した り、あ るいは類 で種、逆 に種 で類 を 表 した りす る言葉 のあや の一種 で あ る。提喩 も、指標記号 の一種 で ある。 部分 と全 体 類 と種

;「 車

(→ 乗 り物 )」 「刃 (→ 刀 )」 「青 い 日 (→ 外人)」 「 白髪 (→ 老人 )」

;「 花 (→ 桜 )」

「太 閤 (→ 秀吉 )」 (類 か ら種 へ の提喩 )

「小 町 (→ 美 人 )」 「パ ン

(→ 食 べ 物 )」

(種 か ら類へ の提喩 )

[提 喩 と他 の比喩 の関係 ]

(1)

型 (解 剖型 ):人 間 (頭 、手、胴、足 型 (概 念型 ):人 間

マツ

(日

)、

木 (枝 、葉、幹、根

本 人、中国人、アメ リカ人

)木

)

(ブ ナ、カシ、ス ギ、

)

(2)部 分 か ら全 体 、種 か ら類 へ の 一 般 化 の 方 向 の 提 喩 全体か ら部分、類か ら種への特殊化 の方向の提喩 「帆→船」 (

。特殊)、

。一般)、 「男→男 の手」 ( ・特殊)「 短刀→ 凶器」 (

「花→桜」 ( ・特殊) 隠喩 は、提喩 の二重のプ ロセスによって再解釈す ることが可能になる (グ ループμ)。 「色 自の女 の子」→類の提喩 (一 般化)→「 白い もの」→種 の提喩 種X

→ (類 )→ 種 Y

外延

Hitoshi'N?'atanabe l-,ab.

(白

い もの ;白 い肌、雪、綿、雲.

十

(特 殊化 )→ 「 白雪」 )

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色 自の女 の子→

(白

さ)→ 雪

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羊

内包

(雪 ;白

さ、冷たさ。

「 白い肌の持 ち主である女の子」→ (外 延的方向)→ 「 白い もの」→

)

(内

包的方向)

「雪」

1-2メ 1‐

タ フ ァー につ い て

2-1メ タフ ア ー の 定 義 メタフアーは、ふつ う詩的空想力が生み出す言葉の綾 にす ぎない。 しか し、実 は、言 語活動のみ ならず、思考や行動に至るまで、日常 の営みのあ らゆるところに浸透 してい る。 メ タファー は 、語源 的 に は 移動 す る こ と、他 の 場所 へ 連 れ 去 る こ と"を 意味 す るが 、 ア リス トテ レスが『詩学』にお い て と りあ げ て以 来 、実 に多 くの 理論が展 開 されて きた。 「 あ る適 「あ る対象 の 名称 を類 比 関係 を通 して他 の 対象 へ と転 移す る こ と」 具 体 的 には、

切な名辞を比喩的なそれで代替させること」 といつた様 々な定義が行われてきたが、こ うした伝統的なメタファー理論 を展望 したブラック (Max Black)は 、メタファーについ て次 のような 3つ の見解 を区別 している。 「彼 は勇敢である」ことのメタフ ァー としての 「彼 はライオ ンである」とい う表現 を取 り上げると、 ライオンの意味特徴 [動 物、勇敢、 どう猛

]か ら

[動 物]と

い う意味特徴 を消去 して使用する、 彼の性質 とライオン

の性質の間に類似性 もしくはアナ ロジーをみる、 彼 とライオンとい う 2つ の主題 につ いて連想されることの総体の相互作用の中か ら、彼 についての新鮮な意味 のシフ トを見 出す、とい う見解を区別す ることができるが、それぞれを「代替」(substitution)、 「比較」 (compa五 son)、 「相互作用」 (intcraction)の 見解 と呼ぶ。ブラックは、単 に意味特徴を置

換 した り、比較す るだけでな く、意味特徴 の総体 の間の相互作用 を考察 しなければなら ないことを指摘 している。

男

は

オオカ ミ

+生 き物

+生 き物

+ど う猛

十どう猛

+人 間

―動物

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1-2-2メ タ フ ァ ー 理 論 の 展 開 こ うした視点 か ら、最近 になって 、 メタファー に関す る様 々 な探究が行 われるよ うに な り、人工知能や認知科学 の分野 にお ける コンピュー タを利用 した メタファー研究 も進 み 、 メタファー は大 い に注 目を集 めている。 そ の 中で、画期 的なメタフ ァー理論 を展 開 した レイ コ フとジ ョンソン (George Lakoff and Mark Johnson)に よれば、 「 メタフアーの本質 は、あ る事柄 を他 の事柄 を通 して理 解 し、経験す ることである。 」この理論 による と、われわれの 日々の活動 に構造 を与 えてい る概 念 は、本 質 的 にメ タフ ァ ー に よって成 り立 って い る こ とが 明 らか になる。 メ タ フアー は、実際 の経験 を基盤 と して、(空 間的定位 や物理的存在の経験 に根 ざして)、 未 知 の 事柄 を理 解 した り、見慣 れ ぬ環境 の意味 を解読 した り新 たな環境 を創造す る上で 、 きわめて重要 な働 きを担 う。 この とき理解 の 基盤 となる経験 の種類 に応 じて、多種多様 なメタファーが導 き出 され る。

● 存 在 の メ タ フ ァ ー (ont01ogical metaphor) 存 在 物 と内 容 物 の メ タ フ ァ ー (entitiesノ substances metaphor) われわれは物理 的物体や内容物 に関す る経験 か ら、方向づ けによる基盤 よ りもさらに 広 範 な理解 の基盤 を得 ることがで きる。物体 や内容物 とい う観点 か ら自分の経験 を理 解 す る こ とに よつて 、 われ われ は経験 の あ る部分 を取 り出 し、それ らを別 個 の 存在 物 (entities)も しくは一定 の種類 の 内容物 (substanccs)と して取 り扱 うことがで きるので

あ る。 空 間 に方向づ け をするとい う人間 の基本的 な経験が、方向づ けの メタファー を生 み出 した よ うに、物理 的な物体 (特 に、 われわれの 身体 )に 関す る経験 は 、 きわめて広範 な 変化 に富 んだ「存在 のメタフ ァー」の基盤 となる。存在 のメタファー とい うのは、出来 事 や活動、感情 や考 えを、存在物や内容物 として とらえる見方 で あ る。

INFLATION IS AN ENTITY Innation is loweHng our standard ofliving。

(イ

ンフ レが わ れ わ れ の 生 活水 準 を低 下 さ

せ て い る。) We nccd to combatiniation。

(わ れ わ れ は イ ンフ レ と戦 わ な けれ ば な らな い 。)

THEヽ 〔IND IS A MACHINE.

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My mind just isnl operating today.(私 の 頭 は今 日は全 然作動 して い な い 。) Boy,the wheels are tuming now!(お

やお や 、 [頭 の ]回 転 が いい ねえ。)

rm a little rusty today.(今 日は ち よつ と頭 が さび つ い て い る。)

容器 の メ タ フ ァ ー (COntainer Metaphor) われわれは 肉体 をもった存在 で あ り、皮膚 の表面 によって外界 と接 し、外界 か ら区切 られてい る。そ して、自分 の 肉体以外 の世界 をわれわれの外 にあ る世界 と して経 験 して い る。 1人 1人 の 人間がそれぞれ、外界 と境界 を接 す る表面 と、内 と外 とい う方向性 を もつ 、一つの容器 なので あ る。 部屋や家 は明 らかに容器 で あ り、森 の 中の 開拓地 も容器なのである。 われわれは <視 界 >(宙 sual ield)を 一つの容器 として概念化す る。 The ship is coming into宙 cw。 (そ の船がだ んだん視界 の 中 に入 つて きた。 ) I have him in sight.(私 は彼 を視界 の 中 に持 つている =彼 は私 の見 える ところに い

る。) われわれは 、存在 のメ タフアー を、出来事 (cvcnts)や 行為 (actions)、 活動

(activities)

や状態 (states)を 理解す るの に利用 してい る。出来事 や行為 は物体 のメタファー として 、 状態 は容器 の メタファー と してそれぞれ概念化 され る。 Are you in the race on Sunday?(君 は日曜 の競争 の 中 にはい るか =競 争 に参加す るか 。 ) Thc inish of the race was really cxciting。

(そ

の競 争 の フイニ ッシュには本 当にわ くわ

くした。 )

I put a lot of energy into washing thc windows.(窓

洗 い にず いぶんエ ネ ル ギ ー を注 ぎ

込 んだ。 )

Wetre out of troublc now。

(わ れわれは もめ ごとか ら外 に出てい る=も め ごとは な く

な った。 )

● 方 向 づ け の メ タ フ ァ ー (orientational metaphor) 概念 どうしが互 い に関係 し合 って一つの全体的な概念体 系 を構成 してい るメタファー 。 これ らのメタフ ァーの大部分 が上 ―下 (up― down)、 内 一外 着 ―離

(on_Off)、

深 ―浅

(dcep― sha1low)、

(in_Out)、

前 一後

(frOnt‐

back)、

中心 一周辺 (central_periphcral)と い った空 間

的 な方向性 に関係 がある。 こ うした空 間 の方向性 とい うの は、われわれの肉体 がそ うした方向性 を もっている と い う こと、そ して、その 肉体 が物理的環境 の 中で機能 してい るとい う事実 か ら生 じて い る。方向づ け の メタファー は 、あ る概念 に空 間的方向性 を与 える。実際、空 間の方向 づ

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Hitoshi W'atanabe Lab.

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け は 、理解 の 非常 に豊 か な基盤 となる。

HAPPY IS UP;SADIS DOWN I'm feeling up(気 分 は上 々 だ 。) You're in high spiHts.(上 機 嫌 だね 。) rm feding dOwn。

(気 持 ちが沈 んで い る。)

CONSCIOUS IS UP;UNCONSCIOUSIS DOWN Get up.(起 きろ。) He fell a sleep.(眠 りに落 ちた。)

HEALTH AND LIFE ARE UP;SICKNESS AND DEATH ARE DOWN Hcゝ atthe peak of heJth。 (彼 は健康 の絶頂 にある。 ) He CaFne dOWn with the nu。

) (彼 は流感 で倒 れた。

HAVING CONTROL orFORCE IS UP;BEINC SUBJECT TO CONTROL orFORCE IS

DOWN (事 態 を完 全 に掌握 して い る。)

I am on the top ofthc situation。

He is under my control.(彼 は私 の支 配 下 にあ る。)

MOREIS UP;LESSIS DOWN My income Юse last year.(私 の収 入 は 昨年 上昇 した。) If yorre t。

。hot,tum the heat down。

(暑 す ぎるの な ら、 暖房 を落 と しな さい 。)

HIGH STATUSIS UP;LOW STATUSIS DOWN Hぴ s at thc peak of his carecr.(彼 は生 涯 で 今 が絶 頂期 だ。) Shc fcll in status.(彼 女 は地位 を転 げ落 ちた。 )

G00D IS UP;BADIS DOWN Things arc looking up。

(景 気 は上 向 きつ つ あ る。)

Things are at an all― time low。

(景 気 は 史 上 最低 だ。)

RATIONAL IS UP;EMOTIONALIS DOWN The discussion fcn to the cmOtional level,but l raised it back up to therational plane. (そ

の議論 は感情的な レベルに落ちて しまったが、 私 は再 び理性的な レベ ルに引 き上

げた。) これ らの表現は、いず れも上 一下のメタフアーの現 れといえる。 ● 構 造 の メ タ フ アー (structural metaphor)

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構造 のメタフ ァーは、概念 を精級化す る最 も豊かな源 となる。単純 な方 向づ けの メタ ファーや存在 の メタファーで行 つているよ うな、概念 に方向づ け を した り、言及 した り、 数量化 した りす る以上の ことが 、この構造 の メタフアー によってで きる。つ ま り、 これ らの ことに加 えて、この構造 の メタファー はあ る一つの精緻 な構造 と明確 な輪郭 を もつ 概念 を利用す ることによって 、別 の概念 を構成す ることがで きるのである。

TIMEIS MONEY(時

は 金 な り)

「君はぼ くの時間を浪費 している。 「この機会を使 えば何時間も節約できる。 「時間を 」 」 「時間がなくなってきたよ。 「病気になって、時間を無駄にして 配分する必要がある。 」 」 しまった。 」

ARGUMENTIS WAR(議

論 は 戦 争 で あ る)

「君の主張 は守 りようがない。」 「彼 は私 の議論の弱点 をことごと く攻撃 した。 「私 は彼 」 の議論を粉砕 した。 「私 は彼 との議論 に一度 も勝 つたことがない。 「彼 は私 の議論 をす 」 」 べ て撃破 した。 」

MIND IS MACHINE(心

は 機 械 で あ る)

存 在 の メ タ フ ァ ー 項 目で も述 べ た こ とで あ るが 、

「私 の頭 は今 日全然作 動 して い な い。」「おやおや 、頭 の 回転 が いい ね え。」「今 日は ち よっと頭 が さびついてい る。」 ● 共 感 覚 、感 覚 の拡 張 比 喩 表 現 の 中 で も、触 覚 、味 覚 、 嗅 覚 、視 覚 、聴 覚 の五 感 にか か わ る 共 感 覚 (synaesthcsia)の 表現 は と くに注 目され る。 なめ らかな味 "、

や わ らか い味 "の よ うな

表現 は、味覚 としての基本的 な感 覚 が、他の触 覚 の下位分類 の感覚 によって形容 されて い る点 で、比喩的 な表現 となって い る。

1-2-3メ タ フ ァ ー の 抱 え る 問 題 日常 の言語表現 の 中 には、時 間的 な経過 の過程 で生 じる意味変化や意味 の慣用化 のプ ロセスを経 て 、もともとは比喩 的であ った意味が、文字通 りの意味 として理解 され るほ とん ど死 喩 に近 い表現が多 く見 られ る。 新 しい概念 や経験 を表現す るためには、 日常 の言葉 の意味 をず らし、その形式 と意味 との対応 を新 しく組 み替 えて い かな けれ ば な らない。その状況 に必要 とされる言葉 が 存 在 しない場合 には、 た とえ と しての比 喩的 な記号過程 による伝達が必要 になる。

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文字 通 りの 意味 や死 喩的 な意味 は 、根 源 的 には この よ うな形式 と意味 の 対応 の 組 み 替 え に よって 、現在 の 言葉 の 中 に慣 用 化 され て い る 。 この 意味 の慣例 化 の 要 因は多様 で あ るが 、そ の なか で も、次 の よ うな比喩 的 な見立 て に よる記号作用 が ′ 慣用化 の重 要 な要 因 とな つてい る 。 ・一 定 の 方 向性 に対 す る概念 の 対応 づ け 。具象 的 な存在 に対 す る抽象 概 念 の対 応 づ け ・ 具象 的 な構 造 に対 す る抽象概 念 の対 応 づ け 。既 知 の 感 覚 に対 す る新 しい 感 覚 の対 応 づ け

メタフ ァー に よつて成 り立 って い る概念 は 、あ る概 念 の一側 面 を他 の もの を通 して わ れ われ に体 系 的 に理 解 させ るが 、 この 特徴 は必 然 的 に概 念 の 他 の側 面 を隠 して しま う。 つ ま り、一 般 的 に、 メタフアー に よって くAと Bと して見 る 〉こ とは 、私 た ちの Aに 対 す る (そ して また、 Bに 対す る)接 し方、扱 い 方 を拘束す る。そ れが死 喩 とな り、 さ ら に死 喩 で あ るこ とさえ も忘 れ られ、隠蔽 され る と、観念 とな つて私 たち を束 縛 す る。 し か しまた同時 に、比 喩 は この 東縛 か らの 解 放 で もあ る。

1-2-4生 き ら れ る メ タ フ ァ ー これ らの メタフ ァーの事例 か ら、メタフアーの基盤 には、空 間や事物 に関 わる根源的 「高 い」望 ふ とか「深 い」考 え とい う表現 も、 な身体的経験 が 息 づ い てい るこ とがわか る。 高 さや深 さの経験 があつて こそ、力動的 な メタフ ァー となるのである。 したが って、身 体、家、水 、火、大地、空、樹木 、森林、天体 な ど、普遍的な経験 に根 ざす ものが、ル ー ト・メタファー (根 源的隠喩 )と して、建築 ・都市 ・宇宙 を理 解 し、生成す るモ デ ル と な り得 るの もそ のためで あ る。 た とえば、 ゴ シックの カテ ドラルは、森林 を切 り開い て 構築 した都市 の 中心 にあって、森林のメタファー と して構築 されて い る。内部 の列柱 は 樹木 の並 ぶ 森林 の 内部 で あ り、 ス テ ン ドグラ スか らの光 は木漏 れ 日を想起 させ 、 フ ァ サ ー ドは樹 々の集合 としての森林 の写 しである。また ドーム建築 は、地平線 を見 はるか す ことので きる砂漠地域 の澄 み わたる大気 の 中で 、天球 のメ タフアー と して創 り出 され た もので あ る。 また、い わゆる近代建築 は 、建築 を「機械」 や「有機体」や「言語」 の メタファー として理解す ることによ り、 ま った く新 しい形 の創造 をめ ざ したのであ る。

考 えてみれば、建築や都市 は、身近 な事物や空 間 として、われわれの 日常的 な生活経 験 をかたちづ くる もので あ る。 したが って、建築 や 都市 をメタファー によって解読す る

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だけではなく、それらをメタファー として様 々な出来事や事象 を解読す ることも可能で あ る。実際、柱、基礎、門、壁、窓、卯建 といった建築的要素は、 「一家の柱」「基礎が できていない」 「青春の門」 「壁にぶつかる」 「′ 「人生 の 門出」 「壁 を乗 り越える」 いの窓を 開 く」「 うだつ をあげる」 といった多 くのメタファーを生み出してい る。 こうしたメタ ファーは、コンピュー タ文化の中にも浸透 し、 「ウインドウ」(窓 )、「ゲー トウェイ」(Fl)、 「パ ス」 (道 )、 「 ホームページ」 (家 )な どの表現 を生み出 している。 この ように、建築や都市は、メタファー としてわれわれの感覚や思考のパ ター ンにま で浸透 し、それぞれの場所の文化 を形成 してい くことになるのである。メタファーの視 点 は、こうした人間 と建築 。都市 との深い結 びつ きを理解 し、創造 してい く上で、重要 な鍵 を握るものである。

Hitoshi Watanabc■ ab.

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Vaseda (Jniv. Diplorna '97


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第二 章

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メ タフアー と しての建築

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Architcctur」 Dcsign CharCC卜

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この 章 で は 、過去 の 著 名 な建 築作 品 で 、 何 か他 の もの や、似 た ような もの にお きか え

「メタファー としての建築」 られ た例 や 、お きか え る実験 の 結果 な ど、過去 の研 究 か ら、 の 姿 、有 り よ うにつ い てふ れ る。 記号論 の 観 点 か ら、建 築 と人 間 との 間 の 、建 築的記号 に よる コ ミュニ ケ ー シ ョンの 可 能性 の一 端 を探 る もの と して行 われた 、門 内輝行 に よる実験 が あ る。そ れ は、人 々 が あ ま り見慣 れ て い ない建 築 を と りあ げ、そ の 外 観 のス ライ ドを見せ て (A)「 何 に似 て い る

か」、(B)「 どんなことを思い浮かべるか、どんな感 じを持つか」をカー ドに記入 しても らう、とい う実験である。 (被 験者はその建築の知識をあまり持つていない人 37名 。 ) ここではそのうち、「ロンシャン教会堂 ハウス

(ヨ

(ル

・コルビュジェ)」 と「シ ドニー・オペ ラ

ーン・ウッツォン)」 の実験結果 をとりあげる。

ロ ン シ ャ ン 教 会 堂 (ル 0コ ル ビ ュ ジ ェ )

(A)ノ アの 方 舟 ・船 の先 端 部 。ボ ー ト・ ・

。(15)

水 鳥 。自`島 ・・ 。(4) カバ が 口 を開けて い る ところ・クジ ラ 。か た つ む り。カ ニ 。なめ くじ

・

(6)

ウサ ギ の 耳・動 物 の 頭 。う しの つ の・ 大 ・ ア ヒル ・ ・ 。(11) 人が寝 て い る と ころ 。人 の 顔 。手 。人差 し指 ・鎖 骨 。心 臓 ・ 血 管 ・・・ (8)

リー ゼ ン トのお兄 さん の 髪 。女 の 髪型 穴 ぐら・ 教会 ・城 ・ コロセ ウ ム・ 墓 ・ 灯 台 ・ 石膏 ・ 白い 光 ・・ 。(4) 野球場 。遊 園地 ・ 遊 び場 ・・ 。(5) 干 し草小 屋 ・サ イ ロ・・ 。(2) 銭湯 。お け 。洗面所 。公 衆便所 。便 器 ・ ・ 。(13) くつ 。木 ぐつ 。げた 。アイ ロ ン・ 素焼 きの置物 ・ おの・ いす 。電気 ス タン ド ・ 鉛 筆 削 り 。冷蔵庫 ・・ 。(9) 穴あ きチ ーズ 。レアチ ー ズ ケ ー キ ・ カ ス テラの 食 い散 らか し 。きの こ・・ 。(7)

卜Iitoshi Watanabe Lab.

十

V'aseda LJniw. Diploma '97


An Analttk of MctaphtrS匡

Archtectirtt Dcdgn char∝

卜■

(B)め ちゃ くちゃ 。寄せ 集 め 。ち ぐは ぐ 。支離滅裂 。うっとうしい 。飽食感・・ 。(8) 不気味 ・奇妙 。い らつ き 。不安感 ・・ 。(4) 涼 しい 。清潔 さ 。・ 。(3) 月世界 ・ ホワ ン・ ミロの世界 ・ 田舎的情緒 ・・

(4)

白 くてかわいい 。親 しみやす い 。・ 。(3) 乾 い てい る 。しっ と りしてい る 。なめ らか 。・ 。(3) もろい 。こわれ そ う 。・ 。(3) かたま り 。存在感 ・ 安定感 ・ ・ 。(4) 厳重 な 。威圧 ・ 閉鎖 的 。・ 。(4) 宗教的 ・・ 。(2) 有機的 ・・ 。(1) シ ドニ ー・ オ ペ ラ ハ ウ ス (ヨ ー ン・ ウ ッ ツ ォ ン) (A)波 。波片 。打 ち寄せ る波 。噴水 ・・ 。(4) 帆船 ・ ヨ ッ ト・船 ・ ・ 。(25) 貝殻・ア ンモ ナイ ト・オーム貝・・ 。(16) 魚が口を開けてい る様子・鮫 。うろこ・背 びれ 。オ ッ トセイ・・・ (7) 怪獣 ・恐竜 。モス ラ・ ウル トラセブ ンの 頭 。悪魔 ・・ 。(8) 鳥 の嘴・オー ムのIIH・ 鳥 のはね 。か もめ・ こ うもり・・ 。(8) 昆虫 の羽 。かぶ と虫 かてん と う虫 の こ う ら 。 ぎ・蝶 ・・ 。(15) つ の 。かぶ と 。か んむ り 。ひ じ・つ め・卵 の殻 (15)

花 。は す 。ば ら 。木 ノ 実 を割 つ た とこ ろ 。パ イ 皮 ・ ・ 。(8)

プリー ツスカー ト・ 16世 紀 の ドレス・ス カー ト・・ 。(3) 初期 の飛行機 が海 におっこちた 図・・ 。(1) 天文台・ ・ 。(1) (B)大 きい 。雄大 。でか い 。壮大 ・・ 。(5) 重 々 しい 。ごて ごて 。ごつい 。権威 ・・ 。(5) 不気味 。良 い心地力'し ない ・ 落 ちつ か ない 。恐怖感 ・・ 。(6) 清潔 。きれ い 。涼 しい 。快 い 。軽や かな 。開放 的 。リズム ・空へ のび よう とす るイメー ジ・ はばた き・・ 。(14) 海 ・空 ・風 ・雲 ・・ 。(5) 自由の ない 自由・ 無駄 ・・ 。(3) 近代的・・ 。(1)

Hitoshi'W'atanabe

.Lab.

十

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fjniw. Diploma

'97


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Mctt■ PhttArchitcctural

Dcsign ChartC卜

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有 機 的 ・ ・ 。(2)

と、 この よ うな結果 が で て い る。 これ らの こ とか ら、建 築 の 形態

(こ

こで は と りわけ見慣 れ な い特異 な建築 形 態 )は 、

様 々 な暗示 的 メ タフ ァー を生 み 、そ れぞれ 人 々は あ る印象 、感情 をその中 に持 つ ので あ る。 また、その 他 に も、何 か 他 の ものや 、似 た よ うな もの にお きか え られ た作 品、あ る い は他 の もの に置 き換 えて つ くられ た作 品が あ る。 (表 2-1) 表 2‐ 1

設計者

たとえ られたもの 飛 び立 とうとす る鳥

象 の塔

エーロ・サ ー リネ ン C・ コンダー事務所

BMW本 社社 屋

カー ル ・ シ ュ バ ン ツ ァー

4気 筒 自動車 エ ンジ ン

ヘ ル メ ッ トハ ウス

ジャー ジー・ デ ィヴ ィル

ヘル メ ッ ト

クウェー ト国際空港

丹下健 三

作品名

TWAタ

ー ミナル ビル

象 の群

ジ ョンソ ンワ ックス ビル

ロケ ッ ト 。 フラ ン ク ロ イ ド・ ライ ト 睡蓮 。きの こ

バハ イ教礼拝堂

サ ーバ

蓮 の花

ブ レー メ ンの極地研 究所

ウ ンガ ー ス

船

オ ー シャ ンフロン ト・ コン ドミニ ア ム

モーガン

砂丘

クウエ ー ト国際 空港

象 の塔

ジ ョンソ ン ワ ックス ビル

Hitoshi

バ ハ イ教 礼 拝 堂

S?'atanabe Lab.

ブ レー メ ンの 極 地研 究 所

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オ ー シ ャ ンフロ ン ト ・ コ ン ドミニ ア ム

uniw. Diploma

'97


An A n alys is o[: Me t:rpho

第三 章

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itectur:rl Design

建築記述 に見 るメタファー分析 の方法

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3-1分 析 対 象 1986年 、1996年 、各一年間の雑誌「新建築」に掲載 された、建築作品に対す る設計者

の記述の中で、その設計記述においてメタファーが特徴的 にみ られた作品、86年 度 20作 品、96年 度 28作 品、計 48作 品を分析対象 とす る。 表 3-1 対 象作 品 一覧

フ イス マ シ ン

クシ ョ ンR

イア シ ヨ ッ

86-08-151

― シ ック ア トリエ

フ アイ建 築研 究

グラ フ イカ・ グス トハ ウス

86-08-212

―ム

ケ アハ ウ ス

シス テ ム ウ エ ア本 社 ビル

86-12-242 96-01-139

ン ター

コ ラー レ

96-02‐ 128

こん に ち はセ ン

千葉市花 の美術館 村上徹建築設計事務所

/マ ツ ダ コ ン

幕張ベ イタウ ン パ テ ィオス lo番 街

ャ ー デ イ 。ノ`― トナ ー シ ツ

キャナルシテ ィ博多

シ ヤノ`ンセ ン ター

Hitoshi \Tatanabe Lab. ││

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3-2分 析 方 法 一つの作品 に対する設計者 によって書かれた記述の中で、メタファーの表現がみ られ る内容を抽出 し、一つのメタファーについて一枚 として、デー タベースシー トを作成 し た。結果、計 154枚 のシー トとなつた。 デー タとして扱 う各項 目は以下 のようであ る。

3-3項

目の定 義 グラ ウ ン ド

図 3-1 項目について

テ ナ ー ・ ビー クル・ グ ラ ウ ン ド 抽 出 した メタファー の表現 が とられてい る内容 につい て、第一 章 で述べ た よ うに、 テナー (tenor)<た とえ られ る もの >「 趣意」 [叙 述 の対象 となる もの] ビー クル (vehicle)<た とえる もの >「 媒体」 [対 象 のた とえ と しての手段 ] グラウ ン ド (ground)<た とえの根拠 >「 根拠」 [関 連性や類似性 の根拠 ] (た

だ しグラウ ン ドには、その メ タファーの用 い られた背景 としての 内容 も抽 出 した。)

とい う観点 で分解、抽 出 した。また これ らは、本文 か らの抜 き出 しを基本 としてい る。

テ ナ ー の分類

テナー 2

テナー とは<た とえられるもの >、 つ まり設計者がメタファーで もって表現 した、そ の対象 となるもの、とい うことであ るか ら、対象 となるものに対す る、設計者の視点 を 中心 に分類す ることとした。 具体的に、最 も対象 に近 い位置 に視点があるものとして、 「建物のエ レメント」、 (手 す り、アーチ、窓など) 少 し離れて、 「建物の内部空間」 (ア トリウム、展示室な ど)、

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「建物 の外部空間」 (デ ツキ、通路な ど)、 建物全体が視野 に入る位置 まで下が つて、 「建物 の外観」、 視点が上方、つ まり図面を書 く位置まで離れて、または、建物の内部外部 を動 き回る 視点 として、 「建築空間の構成」 (平 面構成、配置)、 「建物 の形態」 (内 部外部 に及ぶ全体の形態) 社会的対象 としての建築 に対す る視点 「 (一 般論 としての)建 築」 の 7つ を設定 した。 ビー ク ル の 分 類

ビー クル 2

ビー クルとい うものは<た とえるもの >で あるから、性格上多様 なものとなるのは必 然的であり、その内容 は他の言葉で言 い換 えられるものではない。そこで、それらが社 会の 中でどのような働 き、位置 を持 つているかを考慮 して抽象化 した語 を選び、たとえ るものの意味内容 を損なわないように気 を払った。

_二

属性 この ほか に、 ・ 出典 ・ ロ ケ ー シ ョン ・ ビル デ イ ン グ タイプ を属 性 と して項 目に入 れた 。

図 3‐ 2 デ ー タベ ー ス シー ト

一

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第 四章

メタファーか ら見 た建築設計 の分析

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ビ ー ク ル を基 に し た メ タ フ ァ ー の 内 容 に よ る分 類 テナ ーが「設計 された もの」 で あ る場合 は、それ はその形 を与 え られた建築 を見 てあ る特徴 を見 出 し、類似性 をを持 った何 か (ビ ー クル)に よつて 、その対象 を表現す る、と い うこ とになる。 しか し、テナ ーが「 これか ら設計 す るもの 」 であ る場合、特徴 を見 出 すべ き対 象 は未 だ形 を与 え られて い ない 。 つ ま り形 を与 え る よ り先 に、隠喩的思考 に よっては じめて、建築 と例 える ものの 間 に類似性 が 創 出され、建築的要素 に反映 される ので あ る。そ こには 、設計者 の ビー クルに対す る認識 が前提 と して存在 し、それが作 品 に照射 され、建築 と してか た ち を与 え られ るこ と となる。建 築記述 にみ られ るメ タ ファー にはこの局面 がある。 ここでは、抽出 された ビー クル を検討 し、 一章 で述べ た 。存在物 のメタフ ァー ・構造 の メタファー ・方向付 けのメタファー の定義 に従 つて分類 した。

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抽出 し 表 崚 赫 め ナ、 そ、の中 吻 数86年96年 ド の

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< 表 4 . 弾 瞳

ヽとめた にま o            ビ一 ク ル で ヽ          別々 にカウン

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上


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表 4-1 ビー クルの内容 による分類

自然物

36、

96

26、

30 宇 宙

― クル

〕 6、 1、

96 ビー クル 1

作品名

人工衛生で見るような宇宙の光

ノー トル ダム清心 女子大学付 属幼稚 園 絵 本 の部屋 富 ケ丘 の ア トリエ

楽 しい小宇宙 天体

自然

4、

0、

2

2

(雲 と)月

7、

1

太 平 洋 に昇 る 太 陽

法華宗獅子呼L会

110

「昇 りくる朝 日」

法華宗獅子呼L会

119

(波 と)夕 日

富 ケ丘 の ア トリエ

(山 並 み と)夕

富 ケ丘 の ア トリエ

日

(1. IURBAN」

NATUREJ (自

)2.│

キ ヤナ ル シ テ ィ博 多 ヾイ タ ウ ン 暴張 ′ パ テ ィオ ス 10番 街

然 と都市 の対比)

NOMAD

壼

0

波 ")

3、

0

0、

1

122 41

98

雲 (と 月 )

富 ケ丘 の ア トリエ

48

流 れ る雲 (や 風 )

富 ヶ丘 の ア トリエ

東京 の空 を見上げた光景

富 ケ丘 の ア トリエ

50

虹 とか雲 とか,霧 とか,蜃 気楼

田崎美術館

19

流 れ る (雲 や )風

富 ケ丘のア トリエ

雲"

グ ラ フ イカ ・ グ ス トハ ウス グ ラ フ イカ ・ グ ス トハ ウ ス グ ラ フ イカ ・ グ ス トハ ウス 富 ヶ丘 の ア トリエ

47

穂高 の峰 々

開運堂

27

歴 史 を刻 む地層

十栞県 国際総 含本 泳場

)(夜 と)朝

(意 識 の下で

(意 識 の下 で

山並み

地

52

アルテ リア デザ イ ン ス タジオ

(意 識 の下 で)夜 (と 山

ノマ

ド"

23

千葉市花 の美術館

(

2、

54

それは宇宙の星 々の軌跡

ちぎれ雲"

日

100

グ ラ フ イカ・ グ ス トハ ウス

自然 空

No.

田崎美術館

(と

朝)

)(海 と)丘

夕 日)

松風庵

25 21 24

154 1-

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Hitoshi

S?'atanabe

Lab.

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籠

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続 き 36、

自然物

96

― クル

水

〕 6、 2、

96 ビー クル 8

作品名

(意 識 の 下 で )海 (と 丘 )

ベ ネシア ンブル ー に輝 く海 明 けや らぬ 空 の 下 の 大 海

法華 宗獅子 呼L会

水 (屋 根 )

姫路市水 道資料館

巨大 な水 槽 の 中

姫路市水道 資料館

波

石 川 県水 産 総 合 セ ン ター

104

千葉市花 の美術館

96

富 ケ丘の ア トリエ

46

波

(と

雲 ")

夕 日)

87

法華宗獅子呼L会

112

「波紋」

法華宗獅子吼 会

108

(東 京 ガス の コー ポ レイ トカ ラ

1、

0

生物

0、

Iオ ルガン」 (器 官)の 1収 縮 4 J と 「分枝」の単純なふたつの

ー 。 )そ れ に ガス の 炎

東 京 ガス新 宿 総 合 罵示場

ORGAN F.0.B

ASSOCIAnON 93

BLIILDING

法則 人が生 きる こ とと植 物 との循環 人体 にお ける 自己同 一 的 な器官 の構造

「前適応」 (形 態 はそのままで 機能が変化す る)の 概念 1

152

黄 金 色 に違 め く波 頭

火

1、

20

トハ ウス

千葉県 国際総合水 泳場

波 "(

動物

No. グ ス

グ ラ フ イ カ

氷見市 海浜植 物 園

142

ORCAN F.0.B

ASSOCIAnON 95

BtIILDING

ORGAN F.0.B

ASSOCIAnON 94

BtlILDING

目覚 めた獅子が7Lえ て いる

法華 宗獅子呼L会

しよ う, しか も船形 で は (船 な くて木造構造船 の骨 組 み ,す なわち龍骨 ・ 。 (中 略 )・ ・ ) それか ら次 第 に龍 を鮮 明 に思 い 描 くこ とになった。

旅籠 「飛龍館」

龍 の 目玉

旅籠「飛龍館」

上 し く郡 rll生 間 ぞ 凛 つ人 ひ と ノマ ド)の 群 れ

NONIAD

117

│こ

人間

4、

0

(意 識 の下 で )女 (と 男 ) (意 識 の下 で

)(女 と)男

側頭部 を押 さえる よ うな両手

ノヽZド "

14

43

グラフ イカ・ グ ス トハ ウス

うつ 乙4

グ ラ フ イカ・ グ ス トハ ウス

26

石崎医院

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Hitoshi'$7'atanabe Lab.

十

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lJniw. Diploma

'97


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生

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続 き 86、

自然物

96

― クル

植物

86、 0、

9( ビー クル 10

作品名

フル ー ッの遺 伝 子 の世界

70

ぶどうのふ さ

幽梨 フル ー ツ ミュ ー ジアム

72

ハ ス の花 床

会 法華 宗獅子呼し

ヽた も の の 種 刀`ら分 牙 した

牙 ヽ

)

種子

くだ ものの種 種 をふや して い くフル ー ツの生 命 力 の 多様 な存 在 様 式 (フ ルー ツの人 類文化 の 中 で 種 を増 や して い く生命 力 に本 来秘 め られた)異 形性 の シ ンボ リズ ム

機構

2、

3

化

2、

4

69

67

山梨 フル ー ツ ミュ ー ジアム 71

警察

四谷見 附派 出所

32

統 一 され た 多 民 族 国家 イ ン ド不 シア (1.京 都 の も つ 時 感 )2.先 進 的 な 企 業 の も つ 時 感 の重 な り

イ ン ドネシア大 字 日本研 究 セ ン ター

東京 ガスの コー ボ レイ トカラー ,(そ れ にガス の炎 ) 街 の ための学 校

5こ

74

77

木陰 をつ くる大 きな木 37、

114

山梨 フル ー ツ ミュ ー ジアム 山梨 フル ー ツ ミュ ー ジアム 山梨 フル ー ツ ミュ ー ジア ム 山梨 フル ー ツ ミュ ー ジア ム

販 甫Eく す の樹 カ ン トリー 出梨 フル ー ツ ミュ ー ジア ム 東京 ガス 新 宿 総 合 展示 場 黒部 rFl国 際 文 化 セ ン ター コ ラ ー レ

植物 の環境 へ の適応

人工物

No.

山梨 フル ー ツ ミュ ー ジアム

多様 な宗教 や ,民 族 ,言 語 値観 が並 列 して共存す る姿 ま り平和 とい う状 況

,

,

~夕 参大製楽 ン ハ ウス

~

107

価 つ

長崎原爆資料館 148

統 こ現へが種 なす この余庭 の 二 重性 「化 とモ ダーン」 (こ の建物 のテ ーマ )(1.佗 、伝 統 )2.モ ダー ン、現代 伝統 と現代が級 なす この茶庭 の 二 重性 「化 とモ ダーン」 (こ の建物 のテ ーマ )1.佗 、伝統 (2.モ ダー ン、現代 )

1ム

開運堂

松風 庵 29

開運堂

松風 庵

1.京 rlSの もつ 時 懸 (2.先 進 的 な 参 大 製 楽 シ ー ダ ー ハ ウス 企 業 の もつ 時 感 の重 な り)

150

伝 統 (と 先 進 性 )(地 域 的 ,日 不 的) ′ t仏統 こり 元 運 FEヽ 昔 逓 円 、 国際 的、異 文 化 )

116

法華宗獅子呼L会 法華宗獅子吼 会

-3-

Hitoshi'$7'atanabe Lab.

NTaseda

univ Diploma

'97


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三LArchhcclural

Desな

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続 き 86、

人工物

96

― クル

媒体

86、 3、

9( ビー クル

0

作品名

ニ ュ ー メデ イア (企 業 活 動 の 精 神 基 盤 を都 市 に 発信 す る )媒 体 機械 (マ キナ,に フ6発 された郡

市偏愛者 (メ トロポリス・パ ラ ノ イア)が 行 なう唯一の確 か ら しい都市 オペ レー ション 都市

4、

No.

日本 シス テ ム ウエ ア本 社 ビル 東 京 ガス新 宿総 合 屋 示場

国際興業大阪支店 仮 眠所

62 キ ヤナ ル シ テ イ博 多

17 運河 を軸 とす る都 市 イス ラムの街並 み、路地 、広場

l

132

す ユ ー リ ツ フ 四 令

136

彩館

N.Yの マ ンハ ッタンの街 区

日不 シ ス テ ム ウ エ ア本 社 ビル

57

都 市 性 を備 えた街 そ の もの

北九州 大学 新館

82

ミク ロ コスモス と しての街

黒 司S rll国 際 又 46セ ン ター コ ラー レ

近代 都 市 の像

国際興 栗 大 阪 文店 仮 眠所 黒 部「ll国 際 X16セ コ ラー レ ン ター

(坂 道 や)偶 然 にで きた広場 な

ど

「街の広場」 坂道

(や イ 呂然 にで きた広場 など

)

中世 の ヴ イラ

うひとつの大 きな 家」 とい うよ り)

64

80

老 人福祉 施設 サ ン ダイヤ ル

126

黒 司S中 国 除 又 16セ コラー レ ン ター

79

特 万幡 護右 人不 ― ム ケ アハ ウス泉 山 奇

39

」)

筑穂 町福 祉 総 合 エ リア キ ヤナ ル シ テ イ博 多

都市

コアや ま くに

都市

コアや ま くに

都市的事実

国際興業 大阪支店 仮眠所

65

あ る種 の郡 雨 一 コラ ー ジ ユ シ テ イ

黒 部 rll国 際文 化 セ ン ター コ ラ ー レ

76

都市 的なもの

吾与 紀 懲期

1町 」

(も

1.IURBAN」

(2.INATURE

129 130

139

胆路

工業 大学

103

暴張 ベ イ タ ウ ン パ テ ィオ ス 10番 街 老 人稲 仕 施 設 サ ン ダ イヤ ル

127

都市街路

コアやまくに

141

屋外 の路地

老人保健 施設 こ んにちはセ ンター

都市

(自

然 と都市 の対比)

「都市空間」

123

9C ‐ 4-

Hitoshi Watanabe Lab.

十

'W'aseda

lJniv. Diploma

'97


An A■ lalハ is OF Mctaph,Itt■Archhectur」 Des電 ■ l

ChaPrcr-4

続 き 86、

人工 物

96

― クル

集落

36、 2、

9(

3

ビー クル

作品名 老人保健施設 こ んにちはセ ンター 老人保健 施設 こ んにちはセ ンター

独立 した一 戸建 て 民家 の家 々 (の 屋根 )

精 神 浮 ,5右 碗 産 麗

小集 落

磯記 空間

4、

7

設 せせ らぎ園 まち"の 中 の

44

特 ガu養 護 老 人 ホ ー ム ケ アハ ウス泉 崎

37

ヴ アナキ ユ ラ ー な落 ち看 い た字 法華宗獅子呼L会 間所 IURBAN THEATER」 グ ラ ン キヤナルシティ博 ドハ イア ッ トをハ レの舞 台 と し 多 て。 これ を囲 むモ ー ル を客席 市場

うしぶか海彩館

106

大 きな展示室

長崎原爆資料館

149

HALL

桜丘字 園 セ ミナ ーハ ウス

能舞台 の天蓋

一

92

山梨 フル ー ツ ミュ ー ジア ム

新 しい時代 の集落

山あ いの小 さな 道

No.

HALL

桜 丘学 園 セ ミナ ーハ ウス

舞台 の背景

34

HALL

桜丘字 園 セ ミナ ーハ ウス

袖舞台

HALL

桜 丘字 園セ ミナ ーハ ウス

舞台その もの 住民 のための居 間で あ り、子 供 達 の遊 び場 で あ り、外 来者 の た めの客 間で もあ る 減圧室 (加 圧室 ) ボ ー ドウ ォー クであ リサ ンデ ッ キ

36

コアやまくに 140 老人福祉 施設 サ ン ダイヤ ル 幕張 ベ イ タウ ン パ テ ィオ ス 10番 街

120 -5‐

Hitoshi Watanabe Lab.

\W'aseda LJniw. Diplorna '97


劃 一

An Anal"is oFlVctapht鮮

障

AК hhecturJ Dcs七

Chaptcr`

1■

続 き 86、

96

人工物

― クル

煙 染

物

86、 8、

9( ビー クル

5

作品名 住 又珍去術 上房

劇場 のゲ ー ト の (新 宿西 回の ,新 しい景 観 へ の一 種 の)ゲ ー ト (,サ イ ン)

東京 ガス新宿 総合 展 示場

ゲー ト

北九州大学新館

サ ー カス 小 屋

NONIAD

お屋 敷 家 の屋 根 (橋 詰 に存在 した )3対 の高桝

桝 形 の石積 み

「塔」 (丘

と) 塔 」

中世 の寺 院の尖塔 の 林 立

4

(オ フ イス ,マ シ ン

MAC団 Ⅷ

40 134

四谷見 附派 出所

30

四谷見 附派 出所

大地 に生 えた家

「

2

7ド " ノヽ

テ ユー リ ツプ四 李 彩館 チ ュー リ ップ 四季 彩舗 特 護老 人 ホー ム =U養 ケ アハ ウ ス 泉 山 奇

水面 に浮 かぶ 大 きなお屋敷

7、

89

呻

(そ

機械

No.

OFFICE

稲 押 薄 55右 職 産 麗 設 せ せ ら ぎ園 コ ル デ ィア シ ョ ッ

45

プやなぎや

16

吾与紀 省鮨 胞路 工 業 大学 日本 シス テ ム ウエ ア本 社 ビル

102 56

オ フ イス マ シ ン

OFFTCE DIACW

現代の「からくり」の象徴

石川県 金沢 港 大 野 か ら く り記 念 館

グライ ダーの翼

NOMAD

ノ ・ 7ド "

42

空 に斜 めに伸 びるク レー ン

富 ヶ丘 のア トリエ

49

グラ ン ドに沈 む コ ック ビ ッ ト

宇宙船 宇宙船 設備装 置 、機械

125

山梨 フル ー ッ ミュ ー ジアム ノ ー トル ダム 清 心 女 子 大学付 属 幼 稚 園 絵 本 の部 屋 日本 シス テ ム ウエ ア本社 ビル 国際興 栗 大 阪 又 店 仮 眠所

地 半 に洋 か び上 が る機 械 (マ キ ナ)

国際興業大 阪支店 仮眠所

甲冑

石崎医院

飛 ば な い 宇 宙 戦 艦 ヤ マ トの司令 塔

ソフ トビ ア ジ ャパ ンセ ン ター

66

99 59 61

63

147 -61-―

一

Hitoshi

$?'atanabe Lab.

市

'S?'aseda

lJniv. Diploma '97


∃ 一

Anal"億 oF]ycraphors黒 Arc‐ hitectural

Destr】

Chaprcr-4

終了 36、

人工物

96

― クル

船

,6、

2、

96 ビー クル 9

作品名

近代船 客船 の 甲板 船 が 帆 をい っぱい に広 げた姿

.

幕張 ベ イ タウ ン パ テ イオス 10番 街 ホテルシー ガル てんぽ ― ざん大 阪

大 い なる母船

十 葉県 国際 総 合水 泳場

「大海原に浮かぶ大船」

法華宗獅子 呼L会

船べ り

法華宗獅子呼L会

船体

ホ テ ル シー ガル て んぼ ― ざ ん大 阪

一 瞬 のサ ンセ ッ トの ダ イナ ミ ッ ク な動 きを受 け止 め る、 風 を は らん だ 白 い 帆

ホテル シー ガル てんぼ ― ざん大阪

宝船

工船 ビル

海 に向か つて船 出 をす る銭屋五 兵衛 の北前 船 船 │こ しよ う, しか も船形 で はな くて木造構 造船 の骨組 み ,す な わ ち龍骨 ・ 。 (中 略)・ 。それ か ら次 第 に龍 を鮮 明 に思 い描 く こ とになった。

│

No.

石 川県水 産 総 合 セ ンター

105 121

143

109

144

145

まる 甲不 位

6

有 川 県 釜 υO巷 天 町

か ら くり記 会館

124

旅籠「飛龍館」

街 を収 り巻 きなが ら喋 旋状 に上 道具

0、

4

昇する 。。 (中 略)。 ・「大き 北九州大学新館 く渦 巻 く対 塙

│

姫路市水道資料館

折紙

千葉市花 の美術館

97

大 きい遊具

―トノ ングム拝シい ノ‐ 女子大学付 属 幼稚 園 絵本 の部 屋

101

,

装飾

3、

0

(そ の (新 宿 西 日 の )新 しい 景

観 へ の一種 の ゲ ー ト.)サ イ ン

表面 的 な フ ァ ッシ ヨン

図像

0、

1

84

水 の容器 (身 の回 りにあ る水 の 容器 ,た とえば コ ップや ビン バ ケッといった もの)

86

東京 ガス新 宿 総 合 展示場 ア ー ト・ ス ペ ー ス

4

KEIHO

12

梱包作業

マル フジ雨 田園 店 ス ーパ ー梱 包計 画

60

アラベ ス クの迷官

チ ュー リ ップ 四李 彩籠

137 -7

一

Hitoshi'$V'atanabe Lab.

十

\?'aseda

uniw. Diploma

'97


An Anaけ

Of MCt■ Ph21年

sヽ

1

Architccttょ ral Dcdgn chaptCr_4

4-2-1自 然 物 の メ タ フ ァ ー 自然 の メ タ フ ァ ー 自然物のメタファーの中での 自然の中で主要であつた、自然、天体、空、山、水 に関 す るメタフアーの例 を詳 しく検討す る。 自然 のメ タフアー テナ ー

ビー クル

表 4-2 No

作品名

の デ ッキ を決 む よ うな か た ちで ,樹 木 を密 実 に配 した 幕張 ベ イタウ ン パ ティオス )小 樹 林 (と , タウ ンコ ー ト 10番 街 (こ

自然

(自

然 と都 市 の対比 )

122

)

(1.ス タ ー コー トや ムー ンウ ォー クの垂 直 にそそ り立 つ壁 や トリム された植栽等 のハ ー ドエ ッジ )2.ア ー ス ウ ォー キャナルシテイ博多 クや シ ー コー トの、柔 らか く うね る ウ イグル ウ ォール・波 打 つ水 際 な ど.ソ フ トエ ッジ

(1.「 URBAN」

NATURE」

天体 の メタフ ァー ビー クル

No

テナー 曲面 に貼 られ た タイル の 、 時 の移 い の 中 で の微 妙 な彩 遭 路 側 の フ アサ ー ド (ア ル ミ 板 、 ア ル ミパ ンチ ン グ メ タル と丸 窓 ) 遭 路 側 の フ アサ ー ド (ア ル ミ 板 、 ア ル ミパ ンチ ン グ メ タル と丸 窓 ) 道 路 側 の フ アサ ー ド (ア ル ミ 板 、 ア ル ミパ ンチ ング メ タル と丸J訳 )

作品名

太 平 洋 に昇 る太 陽

アーチ

法華宗獅子呼L会

110

「昇 りくる朝 日」

内 陣

法華宗獅子呼L会

119

それ は宇宙 の星 々の軌跡 (波 と)夕 日

(山 並み と)夕

日

(雲 と)月

一

表 4-3

Hitoshi

S7-atanabe Lab.

十

グ ラフ イカ・ ゲ ス トハ ウス

23

富 ケ丘 の ア トリエ

52

富 ケ丘 の ア トリエ

富 ヶ丘 の ア トリエ

$?'aseda

54

univ. Diploma '97


劃 一

.An A.nirlysis oF lv{et;rphorsl i.n Arciritectural

f)esign

C}rapter-4

空 の メ タフ アー ビー クル

テナ ー

虹 とか 雲 とか , 霧 とか ,蜃 気 楼

デザ イ ン

スタ

田崎 美術館

月)

17

19

(大 井 か ら 吊 られ た ,数 十 棋 ノマ ド" の エ キス パ ン ドメ タル とメ タ NONIAD リ ック な布 適 路 側 の フ ァサ ー ド (ア ル ミ 板 、 ア ル ミパ ンチ ング メ タル 富 ケ丘 の ア トリエ とカメ獣)

雲

(と

この建築の「かたち」

4-4 No

作品名

レテ リア この建物 の フ ァサ ー ドのパ ン ア リ チ ングメ タル ジオ

ちぎれ雲"

雲

表

41

48

富 ケ丘 の ア トリエ

東京 の 空 を見上 げた光景

道路側 の フ ァサ ー ド

流 れ る雲 (や 風 )

遭 路 倶1の フ ァサ ー ド (ア ル ミ 板 、 ア ル ミパ ンチ ン グ メ タル 富 ケ丘 の ア トリエ

流れ る (雲 や )風

道路 Flllの フ ァサ ー ド (ア ル ミ 板 、 アル ミパ ンチ ング メ タル 富 ケ丘 の ア トリエ

50

)

)

(

波 ")

雲"

シル バ ー メ タ リツクの金属板 で葺 い た屋根

千葉市 花 の美術館

山 のメタファー ビー クル (意 識 の 下で )(海 と)丘

穂 高 の峰 々

山並み

(と

夕 日)

98

表 4-5

テナ ー

作 品名

No

滑 らか な曲面壁 と直線 的 な壁

グラ フ イカ・ グ ス トハ ウス

24

この建物 の切妻屋根 の連 な り 開運 堂 松風庵 遭路 ullの フ アサ ー ド (ア ル ミ 板 、 アル ミパ ンチ ングメ タル 富 ケ丘 の ア トリエ と九 窓 )

Hitoshi Vatanabe Lab.

十

\?'aseda

lJniw. Diplonra

27 47

'97


All Al■ ■lysis of∼ lctaPI■ o=軍

r】

Arc:、 ittctll彙 RI

Design

(lhaP,cr-4

水 の メ タ フ アー

テナ ー

ビー クル

碁こ4-6 No

作品名

水 (屋 根 )

滑 らか な曲面壁 と直線 的 な壁 グラ フ イカ ・ グ ス トハ ウ ス 道路 側 の フ アサ ー ド (ア ル ミ 板 、 アル ミパ ンチ ングメ タル 富 ヶ丘 の ア トリエ と丸 窓 ) 姫路市水道資料館 展 示室 の 円筒 の屋根

巨大 な水槽 の 中

展示 室 の室 内

姫路市水道資料館

シル バ ー メ タ リ ツクの金 属 秋 で 葺 い た屋 根

千葉市花 の美術館

建 物 群 の形

石川県水 産総合 セ ンター

104

法華宗獅子呼L会

108

(意 識 の 下 で )海 (と 丘 )

波

(と

波"

夕 日)

``層 日

(

''

)

波

「波紋」 明 け や らぬ 空 の 下 の 大 海

止 万 形 の 建 築 が澪Jさ つ /_葬 灰 とな っ て い る東 西 の ドラ イ エ リア と正 面 階段 お よび北 面 サ ー ビス エ リアの 円形 ジ ンバ ブ エ プ ラ ック (黒 色 花 商 岩 )

20 46 87

96

法華 宗獅子呼L会

黄 金 色 に燈 め く波 頭

プ ロ ンズ鋳 物 の 五 具 足

法華宗獅子呼L会

112

ベ ネシア ンブル ー に輝 く海

コバ ル トに よって発色 させ た タイル や レンガ

千葉県 国際総合水 泳場

152

自然 の 中の もの は、その名称 を見 るだけで も多 くの メ 夕

「 い わ し雲」 「入道雲 」な どな ど。 この こ と 「槍 ケ岳」 えば、

フ ア 一 の 表 現 が見 ら れ る 例                      O   は   自 伏の中 にはそ れ だ け多 ヽ

上

¨

様な形 が存在 して い ることをよ く示 して い る。 自然 は人 間が つ くり出 した ものではな く、む しろ人間は自然 に包摂 されて生 きて い る。 その よ うな自然 に対 し、人 間 は 、絶対性 、畏敬 の念 、な ど様 々 な精神性 を抱 く。自然 は、 時間、季節、気候 、場所 によって様 々 にその表情 をを変え、人々の感情 に直接 に訴 えか ける力 を持 つてい る。 とりわ け 日本人 は、山 をあがめ、地 を鎮 め、 と、 自然 を恐 れ、敬 う文化 を持 ってい る。 また、四 季 のあ る風土 に住 み 、自然 を愛す る国民 で もあ る。 こ う した 自然観 を持 った 国であ る 日本 にあ つては、おそ らくそ の メタフアー の持 つ 意味作用 とい うのは格別 に大 きな もの な のでは ない だろ うか 。 またそ うした 自然 の様相 に対 して、建築 に表 れ るメタファー も同様 に多義的 で 、変化 に富 んで い る。

「雲 」 にたとえ られてい る例 で は、 ごふ さわ しい よ うに自由勝 手 な形態 は・・・いつの働 ごか形 力,変 わる 可 カオスの東京 ′ 能性 を持 っている。 (ア ル テ リア

デザ イ ン ス タジオ

)

アモル フ 1不定 形り でアン ビギ ュ アメ 移 動

Hitoshi'N?'amnabe Lab.

市

り な るの 。一 かた ち力消 つ き クせ 尤

'W"aseda

Univ. Diploma '97


An AnJが お Of MctaphOr輩 ん ChtCcturJ Dedgn chaPtc_イ ラつろいや す く,境 界力ゞ あるよ うなな いよ うな現象・・・ かた ち力ゞ 定 ま らな い ものリ現   。まった く秩序がな いわ けではな い力 そ れ ては FiVえ ていって実在 しそ うもな い もの ち   の秩序 をい うこと力ゞ できな い もの・・・ 月によ って,時 酢 よ って微妙 に変 化 する 様 ,

田崎美術館

相が移 り変 わ ってゆ く (田 崎美術館 ) といった、「雲」の持 つ 象徴 的な意 味、「変 化 し続 ける形 」「流れ」「軽 さ」な ど、も、建 築 に含 め られ て い る ことが わか る。

「水」 に 関 して は、 滑 らか な 曲面 で造 形す 「違め き」、 「輝 き」、「色彩」を るだけでな く、 テ クス チ ャ ー に表現 す る こ と もな され て い る ことが 分 か る。

これ ら自然 の メタフ ァー の多 くに共 通 す るのは、それ が建 築 的 には 柔 らかな 曲面 を主 に、変化 に富 んだ形 態 で表 現 され て いる ことで あ る。また、周 囲 の 自然環境 に、例 え ば 開運堂

松風 庵 にお いて で あれ ば穂 高 の峰 々 、キ ャナル シテ ィ博 多 にお いてでは博 多川 、

な どのよ うな 、山、川 、海 、 (そ れ は地 域 の 人 々が 毎 日眺 めて い る景 色 で あ る。)な どが あ り、それ ら周辺 環境 との調和 、対 比 が考 え られて の メタ フ ァー で あ る場合が 多 い 。 また、時 間 の推移 の 中で初 めて感 じ られ るメタ フ ァー 表現 が 見 られ るの も、 この 自然 の メタ フ ァー の特徴 とい え るだ ろ う。

Hitoshi'W'atanabe Lab.

十

'!?':rseda

univ. Diploma '97


An Analぃ な oFMctaPh2耳 lrl Ardnitcctural Dc●

gl■

Chaptcr-4

4-2-2生 物 の メ タ フ ァ ー 生物 の メ タファー テナ ー

ビー クル

表 4-7 No

作品名

ルガン」 (器 冨)の 1収 求 め られ る諸室 の ヴ ォリュー ORCAN RO.B ASSOCIATION 縮」 と「分枝」 の単純なふた ム とそれぞれ の 関係 のあ り方 BllILDING つの法則 │オ

(そ

ハ ン

れぞれの機 能 に特殊化 し

「前適応」 (形 態はそのまま た形 態 を対応 させ ,あ る程 度 ORCAN F.0.B ASSOCIAnON で機能が変化す る)の 概念 を踏 んで組織 化 した)こ の建 BllILDING 物

ORCAN F.0.B ASSOCIA■ ON

人体 にお け る 自己同 一 的 な器 官 の構 浩

この 建物

人 が 生 き る こ と と植 物 との 循 瞬

環状 の建築形式

142

氷見市 海浜植物 園

表4

8

No

ピー クル

テナ ー

龍 の 目玉

両妻 にFRPの 乳 自色 の ドーム 窓 、玄 関吹抜 け上部 の ,こ れ 旅籠「飛龍館」 もFRPの 球 の照明器具

(船 に しよ う, しか も船形 で はな くて木造構造船 の骨組 み ,す なわ ち龍骨 。。 (中 略 ) ・・ )そ れか ら次 第 に龍 を鮮 明 に思 い描 くこ とになった。

この建 物

作品名

14

旅籠 「飛龍館」

1囲 続空間」越 しの 1本 堂空

間

95

BIJILDING

動物 のメ タファー

目覚 めた獅子が孔 えている

94

117

法華宗獅子吼会

│

人間 /身 体 のメ タフアー

泰こ4-9 No

ビー クル

テナ ー

作品名

側頭部を押 さえるような両手

隣 地 を画 す 外 壁 の 石 の パ タ ー ン

石崎 医 院

滑 らかな曲面壁 と直線的 な壁

グラ フ イカ・ グ ス トハ ウス

22

滑 らかな曲面壁 と直線的 な壁

グラ フ イカ・ ゲ ス トハ ウス

26

テ ー プルや椅子

NOMAD

ノマ ド"

43

tW'aseda

uniw. Diplorna

(意 識の下で)女 Cと (意 識 の 下 で

男

)

)(女 と)男

正 し く都 市 空 間 を漂 う人 び と (ノ マ ド)の 群 れ

Hitoshi'\W'atanabe Lab.

十

7

'97


An Analysis of Metaphorslin Architecturd

Design chapter-4

植物の メタフ ァー

碁a4-7

ビー クル

テナー

作 品名

種 をふ や して い くフルー ツの 生命 力 ∩夕 鷺 か左 岸 進 輛

一ツ ミ ュ ジア ム の 分 節 さ フル ヽ わ ふ客 輛

山梨 フル ー ツ ミュー ジアム

67

本陰 をつ くる大きな本

くだもの広場の天丼

山梨 フルー ッ ミュー ジアム

68

種子

くだ もの百 科 の トロ ピカ ル 温 室

山梨 フルー ッ ミュー ジアム

69

地 ド展示室

一ツ ミュー ジア ム 山梨 フル ヽ

70

山梨 フルー ッミュー ジアム

71

ぶ どうのふ さ

ランドスケープェ房の前面に 一ツ ミュー ジアム あってカスケー ド先の滝を受 山梨 フル ヽ ける油の形能

72

くだ ものの種

3つ の池 の 自然石 のアイ ラン

フルー ツの遺 伝子 の 世界

ルー ツの人類文化 の 中で 種を増や していく生命力に本 くだ もの工房 来秘め られた)異 形性のシン ボ〕 Jズ 入

+_

No

(フ

山梨 フルー ツ ミュー ジアム

73

池 の 周 りの 日除 け

山梨 フルー ッミュー ジアム

74

植物 の環境 へ の適応

建築 の環境 へ の適応

飯能 くす の樹 カ ン トリー

81

ハス の花床u

8本 の 「雨樋 」日

法華宗獅子 吼会

くだ もの の 種 か ら発 芽 した すヽ

ド (

114

山梨 フルー ツ ミュー ジアム・ くだ もの広 場

生 物 のメ タ フ ァー の 中 には 多様 な メ タ フ ァー が み られ る。生物 の 進化 のプ ロセ ス 、仕組 み に 日を向けた例 l永 続 的 に循 環す る生 態 系 の世界 に 目を向 け た例 、動植物特有 の体 の形 態 に 目を向 けた例 な ど様 々で あ る。 生物 の形態 は、人間 の想像 力 をは る か に超 えて多様 で あ り、また複 雑 か つ 合理的 で あ る。また、成長 過程 、四季

な ど、時 間 の推移 の 中で、様 々にかたち、色 を変 え、大 変美 しい。華道 、紅 葉狩 り、な どな ど、植 物 を芸術作品 に用 いた りして観賞す るの も、それが大変美 しく、想像 力 をか き立てる ものであ るか らである。 また、生態 系 の、環境 の変化 の 中で、適応 、進化 しなが ら現代 まで存続 してきたそ の メカニ ズム、あるいはその形態は、現代の科学で も解 明 しきれないほ ど不思議な、複雑 なメカ ニズムである。科学 の 陛界で も、何度 かのパ ラダイ ム 変換 が起 こ り、その概念 は、 科学 の世界だけでな く、広 く社会全体 の価値観 の変化 を引き起 こす ほどの重 要な概念 で あ り、今なお研究 が盛 んな分野である。そんな生物 、植物 の神秘的な未知 の合理性 と い

Hitoshi'Watanabe Lab.

4 I

'Waseda

(Jniv. Diplorna

'97

(


An Analysis of Meaphorlin Archirecrural

Design chapter-4 Ll_ _I-

うものが、建築家 の好奇心、想像力に働 きか ける ので あろ う。このよ うな生態 系 のメカ ニ ズムは、これ までもアナ ロジカル に都市計画や建築計画 に応用 されてきたのも、そん な神秘 的な未知 の合理性 に触発 されての ことではないだろうか。 自然は、や は り建築家の想像 力 に大 きな影響 を与えている。86年 、96年 、つ ま り時代 に関係な く、多 くの自然 のメタフ ァー が見受けられた。

山梨 フルー ツミュー ジアム

Hitoshi Watanabe Lab.

十

Waseda Univ DiP10ma '97


」 4-2-3都 市

n 4垣 竜

叩競

の メ タ フ アー つ い て

このた とえは、ビー クル分類 の 中で最 も多 い21の 対象 にみ うけ られた。また、その21例 の うち、 17例 は 96年 度 の作 品か らの対象 で あ った。 その 21例 の ビー クルは、以下 の ような ものである。

都市 都市 都市 「lIRBAN」 「都市空間」 ある種 の都市一 コラー ジ ュシテ イ 運河 を軸 とす る都市 都市的 な もの 都市性 を備 えた街その もの ミクロコスモス としての街 都市的事実 可

近代都市 の像 「街 の広場」 偶然 にで きた広場 都市街路 坂道 「町」 (も うひとつ の大 きな「家」 とい う よ り) 屋外 の路地

N.Yの マ ンハ ッタンの街区 イス ラムの街並み、路地、広場 中世 の ヴイラ

これ らの ビークルは抽象的なものが多い。そこで、これ ら「都市」に分類 されたビー ク ルののどの様な要素が、建築作品にメタファー として表れるのだろうか。その要素、つ ま り建築的要素 と、類似性、関連性 を持 つた「都市」の要素、性質 を、それぞれの対象のグ ラウン ドから要約 して抽出する。

Hitoshi W'atanabe l-ab.

-i-

\?'aseda

lJniw. Diplorna

'97


An Analysis of Metaphorslin Archirecturd Design

Chaprer-4

コ アや ま く に 「都市」「都市街路」 ハ ー ドウエ ア もソフ トウエ ア も//Jk散 孤立 させ るの ではな く,1カ 所 に集 申 させ る

.

→ 機能 、機能 空間の集 中複 合 集 中できな い ものは役 部分 担 を切確 に しζ

ネ ッ トワー ク で強 く結 びつける。

→ ネ ッ トワー クによるつ なが り 必 要 な施 設 を集 申さt情 報 を集 申 さ二

人 を集 申 させる

.

→ 機能空間 の集 中複合 ・ 情報 の集 中・ 人 の集 中 建築 自体力つ とつの都 市た な り,″かれた 公共 の場 と して機能 する こと → 開放性 。公 共性 豊 かな自然 の 申で の都 剛

便性 ,選 択 性 の高 さはそ の まま生活 の決逓 性 につなが って

いく

.

→ 利便性・ 選択性 の 高 さ ここでは図書館 ,イ ベ ン トホ ール 地域教 育施設 歴 史民族 資料館 ,ギ ャラ グーにI17え ′

r/役 場 の建 て替え,さ らには冬 季 の アイスス ケ ー ト場 にな る池な どの集 中複 合力ゞ あた か も ひとつの都 市を形 づ くるよ うに計画 された

.

→機能、機能空間 の集 中複合 グル ー プインタ ビューで もりか にされた ことだが,人 びとの意識 はすでにどこに住ん で いよ うと も都 市的 であ る

.

→ 人 々の意識 が都市 的 実際 の濃密な人 FH躙 係がな くと も=こ こに立 ち 寄 る人々がお互 いの姿 をか いま見 る ことによ って 竹 じるサイ レン トコ ミュニ ケ ー ション → 人 々の様子 (サ イ レン トコ ミュニ ケ ー シ ョン) 複 数 の機能空間 の集 欲

よ って生み 出 され る残

余 =透 明な す きFF7の 空間 に町内 をめ くち 山辺 の道 ′ へ の登 ノ ′ (吼口 や背後 の′ √ √ 道が貫通 し、直接 この 施設 切

のな い住民 もこの生間 に参加 する。

→ ボイ ドの空間 の無帰属性 登 山道

黒 部 市 国 際 文 化 セ ンタ ー

コラー レ

「あ る種 の都市 一 コ ラー ジュ シテ ィ」 「ミクロコスモス と しての街」 「坂道や偶然 にで きた

HitOshi Wa

mabc Lab.

η 霞eda lJl■ 1■

Diploma '97


An Analysis of Metaphors

1in

Archirecturd Design

Chapter-4

広場」 ひとつひとつの機能 を純粋 な幾 備

で建 ち たげ、そ のつな ぎの空 F●7の 連続 艦 やポ イ ドな

部分 (実際 の都 市 の 申 では坂道 や偶な

できた広 場な の

をつな いでや る

→ 機能空 間 の集 中複合・ ボ イ ドの空 間 の 無 帰属性

キ ャ ナ ル シ テ ィ博 多 「運河 を軸 とす る都市 」「URBARI」 北 側 の スタ ーコ ー トやム ー シ ウォ ー ク は

,

たア 則捌 N」 を演出 する垂 直 にそそ り立 つ壁 や トリム された植栽 等 のハ ー ドエ ッジで → 垂直 にそそ り立 つ様・ ハ ー ドなエ ッジ 地 域 と して 高 い集 客 力 を確 保 す る こと と

I鎚活性化 へ の起 動

,

な 役割

→ 賑 わ い・ 人 の集 中 。ものの集 中 スクーコー ト

北九州大学新館 「都市性 を備 えた 街そ のもの 」 研究 ,管理 ,教室 ,厚 生 ,体 育な どの機能 を満た し,そ して学生 ,教 員 ,職 貞 ,と きに は 祗 が 日 々交 流 する大 学 師 民 ,セ ンタ ー → 機能 の複 合性・ 公共性・ 多様 な人 々の 間 の コミュニ ケ ー ション

筑 穂 町 福 祉 総 合 エ リア 「町」 「 フリーア ク セス」 もっと も都 市的な交通 の結節 点 であ る広 場 と,そ の周 用 の アー ケ ー ドは なオ ー プンズ ベース である

r/ヾ

ブ リック」

.

→ 交通 の 結節点 。公共性 。人 の集 中 そ の歩 行空間 は,ウ イ ン ドー ショ ッピング のモール と して 訪れ る人 た ち′ こと っては華 やかな娠 わ いを演 出 する ことが できる。 → 賑や か さ 0も のの集 中 互 いに 膚 )た した 固人が 介護 され る ことに想 義 を感 じた り,ボ ランティ アと い う行為 に 甘え る こと もな く,・ ・ ・ 誰 もが ご く普通 の 当た り前 の生 活が できるよ うな環境

Hitoshi'W'atanabe Lab.

十

'Waseda

(Jniv. Diplorna

'97


An Analysis of Meraphorslin Archirecrural Design

chapter-4

→個別性

幕 張 ベ イタ ウ ン 「都 市

(自

パ テ ィオ ス

10番 街

然 と都 市の対 比 )」

都市街路が そ のままス ってきた よ うなタ ウン コー ト → 都市街路 の雰 囲気・ イメー ジ

書 写紀 念館

姫路 工業大 学

「都市的な もの」 狭 い敷地 の 申 での複数 の機能 空間 の組 み合わせ の激 しく強 い繁 憾 →狭 い 中で の集 中複合

老人 福 祉施 設 サ ンダ イヤル 「街 の広 場」「都市 空間」 プール で泳 いだ り歩 いた り.ジ ャグ ジや サ ウ ナ を 楽 しむ 裸 の 人 た ちが 月 え る。 `ス つてみた い な ァ"

児 ている と.保 誰 た ちが 飛 期

楽 しそ うだ な ァ "と

か ら元 気な イヽ さな 子供

してきて走 り回 る。

→ 人 々の様子 ◆賑や かさ 様 々な人が集 ま り、自動販 売機 .掲 示板 ア トリウム

があ り、 イ ベ ン トが 行われ る。 → 人の集 中 。公 共性・ 出来事 の 豊富 さ

老人 保 健 施 設

こん にち は セ ンタ ー

「屋外の路地 」 それぞれ の室が独立 したザ 建 てのイメー ジを もつことを考えた。路地が敷 地の両端 を 結 び 路地 を通 って公却 を散歩 した り,屋 外 の坂道 をゆるゆると歩 きなが ら,楽 しく回遊 する.内 も外 も路地 の感覚 ● どの位置か らも自然が 接 し刀季 の感覚 を味わ ラことが でき る.そ こにス る人 も,そ こで働 く人 も,そ こに くる人 も,同 じ立 場 で羨拶 を交わすことが できる牛活空間 である。あちこちの勝地 で人 と出 会 うごとに こんにちわ "と 声 をか けな が らり話 を楽 しむ場 →個別性 。公共性・ 出会 い・ 外部性

Hitoshi Wamabe Lab.

'$?'aseda

lJniv. Diplorna

'97


An Analysis of Meraphorslin Architecrural Design

特別養護老 人 ホ ーム

chapter-4

ケ ア ハ ウス 泉 崎

「中世 の ヴ ィ ラ」

l遊任や個房J性 をイヽさな 世界 に包含 していた

│口

→ 回遊性 。個 別性

国 際 興 業大 阪 支 店 仮 眠所 「近代都市 の像 」 ここでい う機械 は、カ ール・ ベ ンツの 自動 曳 汽鰤 市 の例 観

トレビシ ックやス ティ ー ヴン ソンの蒸気

るよ うに,よ り生な ′つ ま リプ リミティ ウを 形態 であれ ′ ゴあるほ どノスタ

ル ジ ック であ り,″ と してわれわれ に近 代都 市 の像 を幻視 させ て もくれ る

.

→ プ リミテ ィヴな形態

チ ュ ー リップ 四季 彩館 「イス ラムの街並み、路地、広場」 (砺波 の風 ノ 文イ ヒとは対 照的な ,チ ュー リップの原 f、

産地 である 申央 アジアの川 十を表易 し,そ の地 にお こつた イス ラム文 化 を割 化 した

.

日本 システ ム ウ エ ア本 社 ビル 「N.Yの マ ンハ ッタンの街区」 曲面 のファサ ー ドに映 った周 りの景色の雰囲 気

「都 市」の、主に、機能、情報、人間の集 中に伴 う利便性 、多様性 に視点が置 この様 に、 かれていることが 分かる。特 に、96年 度 においては、都 市部、地方 にかかわ らず 多 く見 ら れた。つまり、近年、全国的に人々が都市性を求 めているということが言えるだろ う。ま た、96年 度 にお いて、「すき間の空間」に対す る関心がみ られ、このことは、近年、都市 のすき間、つ ま りどこにも属 さないよ うな空間 に、ある種の都市 的な エ ネルギーのよ うな ものが見 出されて いることを示 しているのではないか。

「都市」は、文学、芸術など、あらゆる表現活動に置いて視線が投げかけられてきた。特 別誰がつくったわけでもなく、それでいてあらゆる意志、時代性を反映するかのよ うに変 化 しながら存在 している都市は、建築家に対 しても多くのことを考えさせるのであろう。

Hitoshi Watal■ abe Lab.

十

Waseda Ul■ ぇ E》 iP10ma '97 i、


An Analysis oFMetaphorsl in Archicecrural Design

Chapter-4

4-2-4船 の メ タ フ ァー に つ い て ビー クル

テナ ー

作 品名

宝船

この建築の形態

宝船

No まる中本社 ビル

船に しよう,し かも船形では なくて木造構造船の骨組み すなわち龍骨 ・ 。 (中 略)・ この建物 。それから次第に龍を鮮明に 鳳い措 くこたになっか

旅籠 「飛龍館」

近代船

6

,

.

科学館

石川県水産 総合 セ ンター

105

「大海原に浮かぶ大船」

この建物

法華宗獅子吼会

109

船べ り

信者 席の ア ル ミニ ウム鋳物の 手摺 た和 室 の 諄盛

法華宗獅子吼 会

客船の 甲板

コモ ンデ ッキ

幕張ベ イ タ ウン 10番 衛

海に 向か って船 出 をす る銭屋 百二 衡の 北 illi船

この 建物

石川県金沢港 大 野 か らく り記 会館

船が帆 をいっばいに広げた姿

`ヽ

124

ス議 鰤

ホ テル シ ー ガル ス,り t厠 け

一瞬の サ ンセ ッ トの ダイ ナ ミ 高層部の 客 室 ,ス カイ ラウン ホテルシーガル ッタな動 きを受 け止め る、風 ジ部分 の 白色 タイルの外 壁 ん大阪 rrョ をι 士 ス′ ナ ぃ応 ■

大いなる母船

121

ホテルシーガル てんぼ一ざ

この建物 低 層 部 の パ ブ リ ック ソ ー ンの 棟嬌

船体

バ テ ィオ ス

この建物の 全体造形

て んぼ ― ざ

144

てんぼ― ざ

千葉県国際総合水泳場

143

145 153

十 船 の メタ フ ァー は 、船 とは 言 って も、「近 代 船 」、「北 前 船 」 な ど様 々 で 、そ れ らは外 形 、シ ルエ ッ ト、本 造 の 架 構 、色彩 な ど、建 築 の 形 態 に 表 され る 方 法 も多 様 で あ る。 パティオス 10番 街のコモンデッキ

石川県水産総合センター 「 甲板 」、 「帆 」な ど、船 の 部 分 が ビー クル とな っ て い る例 もあ る。そ れ らには 、例 え ば 「甲板 」 に 例 え られ た パ テ ィオ ス 10番 街 の コ モ ンデ ッキ は 、 住 人 同 士 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 場 で あ り、 ま

た、「一 瞬 のサ ンセ ッ トのダイナ ミ ックな動きを 受け止 める、風 をは らんだ白い帆」、に例え られ た、ホテル シー ガルの自色タイル の外壁 は、夕 口 を受 けて輝 いている外壁 の様 である。と、いった

Hitoshi'S?'atanabe Lab.

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(Jniv. Diploma

'97


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An Analygs Of Mctaph()rsl■

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一 一

具合 に形態 だ けでな く、そ の機能 や 様子 に 関 して も類 似 がみ られ る。 また、建 築 全 体 が船 に例 え られ た よ うな場合 、船体 の様 々な エ レメ ン トだ けでな く、同 時 に、船客 、航海 の旅 、海 な ど、船 か ら連想 され るい ろ い ろな 内容が、様 々 な要 素 に 対 応 して例 え られてい る例 が多 い。 また、86年

96年 通 じて多 くの船 の メタ フ ァー が見 ら

れ た ことか ら、特定 の 時 代 に 「船 」は、設 計者 の 関わ らず 、 想 像 力 を換 気 す る重 要 な 存 在 で あ る と い う こ とが で き 「船 」と る。それ はお そ らく、 い うもの が 、日前 に な だ らか な水平線 を広 げ る雄 大 な海 、 日を うけ て 輝 く穏 や か に 美 しい海、時 に嵐 に荒れ 狂 う海 を、乗 り合 わせ た同志 と共 に 旅す る ドラマ 。また果 て しな

石川県金沢港大野か らくり記念館

く広 いそ の 海 を越 えて 、新 たな大陸 を 目指す 、とい った ドラマ や 、合理 的 かつ美 しい船 体 の 曲面 、あ るいは力強 い 、ダイナ ミ ックな先頭 にか け るライ ン、そ してそれ を つ く り 出す 人間 の 技術 、な どな ど、様 々 な連想 を誘発 させ る多 くの内容 を長 い歴史 の 中で持 っ て い る、 とい う ことで あ ろ う。設 計者 の記 述 に も、 一瞬 のサ ンセ ッ トのダ イ ナミ ックな F/Jき を受 け止 め る 1月 をは らんだ 白 い帆 銭屋 ‐入 衛 ル

や つ った 干 石船 に彼 の夢 と理想 力込 め られ ていた と考え

と い った 、そ の船 に対 す るイ メー ジを記 述 して い る。 また 、前述 のよ うに 、建築 の様 々 な要 素 に 構造 的 に 、船 のメタ フ ァー が 持 ち込 まれ て

いる内容については、次項の構造のメタファーで取 り Lげ るので、ここでは取 り Lげ な い

。

Hitoshi'Watanabe Lab.

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LJniv. Diploma '97

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Ю 寧劇

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4-2-5建 築物 の メ タフ ァー 表 4-8 ビー クル

テナ ー

No

作品名

の 建築 の,外 の 形 態 (鋭 (そ の (新 宿西 回の )新 しい な シルエ ッ ト,屋 上 の ア ー 角 へ ー ト (, 景観 の一 種 の )ゲ 東京 ガス新宿総合展示場 チ状 ス カイライ ン、 テ ンシ ョ サ イ ン) ン,そ して色彩 ) コルデイアショップやな ぎや 「塔」 背面 の フ アサ ー ド (こ

(橋 詰 に 存 在 した )3対 の 高 中

3つ の切 妻屋根 ,

ひ とつ の プ ロ ックの 白 と黒 の 四谷 見 附派 出所 石貼 りの外壁 特 別養護 老 人 ホ ーム ひ とつ ひ とつ の部屋 の屋根 ウス泉崎 この 建物 NONIIAD ノ■7ド "

家 の屋 根 サ ー カ ス小 屋

稲 伸 浮

この建 物

大地 に生 えた家

55右 孜

座施 改

ケ アハ

40 て て ら

ぎ園

ゲ ー ト

ここ (外 観 フ アサ ー ド)に 写 日本 シス テム ウエ ア本社 ビル し出 され る映像 この施 設 北 九州大学新館

劇場 のゲ ー ト

工 房 の 1階 部分

「

水 面 に浮 かぶ 大 きなお屋 敷

この 建 築 の 憬 観 と しての) 構成 この 建 築

お屋 敷

この 建 築 (構 成 )

中世 の寺 院 の尖塔 の林 立

(丘

と)塔 」

16

30

四谷 見 附派 出所

4つ に区分 け され た なか の

桝形 の石積み

2

桂文珍芸術 工 房 書写 紀念館

■RRA

姫路 工 業大 学

チ ュー リップ四季彩館

45

56

89 102 134

チ ュー リップ四季彩館

建築のメタファーに「建築物」を用 いることも多い。なお以上の結果か ら、建築物 の 「家」のメタファーが多いことが分 かる。 これらは、それぞれ固 中で も「ゲー ト」「塔」 「ゲー ト」は、異質の空 有 のイメー ジ、あるいはシンボル性 を持 った建築物 だといえる。 「塔」は、 間へ の入口、出回、つ まり異質な空間 との境界 をつ くるものとい うイメー ジ、 「家」は安 らぎや落ち着 き、などといったイメージは、ご く一般的 その地域のシンボル、 に人 々が共有 しているイメー ジであろう。実際、この様 なイメージが意識 されていると 思 われる表現 には、以下のようなものが あ った。 「ゲー ト」 北九州大学 新館 この施設ドヽ通 の街 と一体 ′ ごな クな力ゞら地か ら天へ と上昇する 椰 市 と学究 の場 の一 体化 を期待するグー ト

,ゴ

`″

東京 ガ ス新宿総合展示場 新宿

"は

,周知 のように日本 を代表する都市景翻 ごな クつつあ る。その新 しい景観

Hitoshi'\?'atanabe

Lab.

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univ. Diploma

'97


An AnJysお Of Metaph望

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ヘの一種 のゲー ト 「塔 」 書 写紀念館

姫路工業

大学 ガ 路 市内 に は あ ち こ ちに ガヽさな丘 が あ り,そ こに必

ずと いってよ いほ ど何 らか の塔 がある・・・姫路 I大 の 書写 キ ャンバス には工 学部 を申心 に した新 しいキ ャン パ ス整 備計 画が構 想 され て いるハ

この建築 は,新 旧 いずれ の場合に も独立 してその敷地 を見 下ろすイヽ 高 い丘 の上

にあるだけでな く,逆 に学内 の どの位置か らも杉林 の 申に見上 げる位置 にあ り,そ れ ば か りか ,キ ャンパス 働 鷹 X幹 線道路 の真正面 に見 え る位置 にあ り,新 しいキ ャンパ ス のひとつのシンボル となる可能 性が見 てとれた。 コル デ ィア シ ョップや な ぎ や い くつ もの家 々力ゞ 軒 を接 した 裏通 りにあ っζ 人 びとのrF」 燎 の深渤

らささやかな 物

語が生 まれ て くる ことを願 って いた 。 これ によ ってい くつ もの家 々が 軒 を接 した裏通 りにあ って,人 びとの記燎 の深海か ら ささやかな 物語が生 まれ てくる こと を願 っていた。 四谷 見 附派 出所 児附 と醐 形円 を示 し,江戸期 には離 争 防備 の重要 な役割 を荷な っていた。

・こ

こ児附 は,江戸 市民 の生活用水 を賄 ラ玉ノ ′ 上水 の流ス ロで もあ り,四谷大木戸 か ら暗渠 ′ で導かれた上水 は高 桝 という高 い着 で吹 き上 げ られ′木樋 で堀 の内 へ渡 され ていた 。当 事 ,こ うした高桝が ここ児附 に 3対 存在 していて,高 くそびえ る切妻 の桝 は児附 のシン ・ 。こうした ケ況 の もとで,こ の児附 の派出所 は,土 地 の もつ歴史 的 ポル でもあ った 。 なイメ ージ を大 切 に して,警察権 カカゞ 表面硼

ることな く,市 民 の意識 のなか に シンボ

ライズ され るよ うな派出所 を求 めよ うと している。

「家」 特別養護老人ホ ー ム

ケ ア ハ ウス泉 崎

卜Iitoshi Watanabe Lab.

十

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(Jniv. Diplorna

'97


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An Analysis of Metaphorslin Architecrural

Design Chapter-4

I-E I

当初か ら意 図 した こと は

特殊な職ヽ 者が 主役 であ る この建 物 を,ひ とつの環 境 =ま

ちのよ うた 感 じて もらうた め の しか け・・ 。一 月 の生 活 の すべ てが そ こ で完 結 して しま う,さ らには生 を全 うする ま でそ こを動 かな い であ ろ う縄飛 者 の こと を考 え

チ ュ ー リップ 四季 彩館 砺波平野 はめ ず らしい村 落際

で

ある紹 村 で知 られ ている。 水 即 暉 勁 ぶ よ うに点在 する屋敷 林 は、墨絵 を見 るよ うに美 しい。 ・ この建築 は、砺 波 の風土 を表 現 する ものであ りた い 精神薄 弱者 授 産施設

せ せ らぎ 園

清流 四万 十 に三 方 を用 まれ る緩 やか な丘 陵が建 築地 です .建築 のな い景 色 こそ 最 高 と いえ るほ どに, つ くる こと湖 集 落 をつ くる しか 他 に方 法賜 大地 に生 えた家 を

れ多 いよ うな 環 境 です。 りません .そ の地 が持 ち続 けた索 払

人 そ して構 法 で

.

以 上のよ うに、それぞれそ の建築 の持 つ象徴性 を意識 している ことが分か る。 また、 「家」のイメー ジは、毎 日生活す る空間であることか らであろうか、構築性、異質性 の薄 さをも感 じさせ るものである ことも読 み とれ る。

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3構

造 の メ タ フ ァー あ る一つ の概念 か ら展開され る別 の概念が、複数 の建築的要素 にメタファー として反映

されてい る作品を この種類 に位 置づ けた。この構造 の メタファーの特徴 は、一つの隠喩的 概念が作品の構造 に規定 され、そ こか ら展 開される様 々 な概念が、空間構成、全体造形、エ レメ ン トの造形、テクスチ ャー 、な どいろんな要素 にまで拡げて表現 される、とい うこと である。その作 品 は、48作 品中 23作 品 に及 ぶ。 この ことか ら、建築設計 に見 られるメタ フアー は、 この構造 のメタファーが多 い とい うことが い える。 構造 の メタフ ァーがみ られた作 品

構 造 の メ タ フ アー

S.No 作品名 東 京 ガス新宿 総 合展示場

Sl

S6

メデ イア

旅籠「飛龍館」

龍

開運 堂

松風 庵

化 とモ ダー ン

S 2

四谷 見附派 出所

江戸期 の 見 附

S

HALL

S

1

S 4

桜丘学 園 セ ミナ ーハ ウス 舞台 ハ ー 特 別養護老人 ホ ム ケア ウス泉崎 中世 の ヴ イラ

S

富 ケ丘の ア トリエ

東京 の空

S20

国際興業大阪支 店 仮眠所 山梨 フル ー ッ ミュ ー ジアム

機械

0 0

表 4‐ 9

S22

黒 部市 国際文化 セ ンター

S25

姫路 市水道資料 館

フル ー ツ

コ ラー レ

都市

水 の容 器

S27

老 人保健施設

0 0

ORGAN F.0.B ASSOCIA■ ON

器官

S32

石 川県水産総合 セ ンター

船

S35

船

S36

法華宗獅子吼会 幕張 ベ イタウン パ ティオス 10番 街

町

S40

筑穂 町福祉総 合 エ リア キ ャナ ル シテ ィ博 多

S41

チ ュー リップ四季彩館

風 土 で あ る散居村

S42

コ アや ま くに

S44

ホ テ ルシー ガル

S47

参天 製薬 シー ダ ーハ ウス

伝統 と先 進性

S48

千葉 県国際総 合水 泳場

船

こんに ちは セ ンター

Hitoshi'W'atanabe Lab.

集落

水 ・伝統 と先進性

船 。自然 と都市 自然 と都市 都市

てんぽ ― ざん大阪

十

船

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東京 ガス新宿総合展示場 (企 業活動 の)表 現媒体

東 京 ガ ス新 宿 総 合 展 示 場

(企 業活動 の )

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旅籠 「飛龍館」 龍骨― 龍

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開運堂 松風庵 「化 とモ ダー ン」

「化 とモダーン」

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四谷見附派出所 江戸期 の見附

江戸期 の見 附

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地虹几 桜丘学園セ ミナーハ ウス 舞台

石川県水産総合 セ ンター

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特 別養護 老 人 ホ ー ム

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ケ ア ハ ウス 泉崎

中世 の ヴ イラ

中世 の ヴ イ ラ :華 :彗

特別養 護老 人 ホ ーム

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ケ アハ ウス 泉崎

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富 ケ丘のア トリエ 東京 の空

富 ヶ丘のア トリエ

東京 の空

図 4-7

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国際興業大阪支店仮眠所 機械 (都 市的事実 の場へ の 同 イヒ)

マキナ

アンセルシオン

機械 (都 市的事実の場へ の 同 化

国際興業大阪支店仮眠所

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図 4‐ 8

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山梨 フル ー ツ ミ ュージアム フル ー ツ

山梨 フル ー ツ ミュ ー ジアム

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黒部市 国際文化 セ ンター

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コラー レ

これはある種 の都市一 コラー ジュシティである。

黒 部市 国際文化 セ ン ター

都市

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姫路 市水 道 資料館 水 の 容器

姫路市水道資料館

水 の 容器

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第 五章

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5-1発 見 的 フ イ ク シ ヨ ン これ までみて きたように、 建築設計 にお いてみ られたメタフアー を抽 出す ることによっ て、設計者 の創造力 を喚起 す る、そ の発想 の源 にある事象 の一端 を探 つた。 時代 によつて移 り変 わる もの 、つ ま り時代精神 をよ く反映す るもの、 (機 械 '86、 都市 り6)ま た逆 に、普遍的 に視線が投 げか け られて きた もの、(船 、自然 、な ど)な どが抽 出 で きた。 決 して方法論 と しての妥 当性、意義 を明 らかにす るのではな く、つ くられた結果が も た らす 効果 や意味 の発生 、相互作用 とい う働 きにお い て こそ、建築 設計 におけるメタ ファーの有用性 、ダイナ ミズムが ある、また これは、建築 と人 間の イ ン ター フェイスに 関 わる問題 であ る、とい う ことを視座 にお い て、 この研究 を進めて い った。無論 、設計 す る側 か らの観点 は、享受 す る側か らの観点 と、相互 に関連、作用す る もので あ る。 一章 で も述べ たが、建築 や都市 は、 メ タフアー としてわれわれの感覚 や思考 のパ ター ン に まで浸 透 し、それぞ れ の 場所 の 文 化 を形成 して い くこ とにな るので あ る。 メ タ ファー の視点 は、 こ うした人 間 と建築・都市 との深 い結 びつ きを理解 し、創造 して い く 上で、重 要 な鍵 を握 るものである。 建築 に表現 された メタフ ァー は、見 る ものに『無 言の語 りか けJを し『 詳″ メ ッセ ー 冽 を送 り、「人 び との.~E億 の深海 か らささやかな物語』、追憶 ・交感 ・ 連想・類推 を誘 発 させ る。つ ま り、人 々は 、建築 と<た とえるもの >と い う 2つ の主題 につい て連想 さ れることの総体 の相互作用 の 中か ら、建築 につい ての、またその地域 についての新鮮 な 意味 の シフ トを見 出すのだ。 これ らの ことか ら、建築設計 におけるメタフアー は、人 々の共有す る文脈 か ら引 き出 した イメー ジをか りて、人 々の記憶 、感性 に働 きかけ、街 と建築、街 と人、建築 と人 、人 と人、歴 史 と人 、 を瞬間的 に融合す るため に用 い られてい るのではなか ろ うか。

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後 の展 開 の可 能性 今回はメタファーによって建築をたとえる際の<た とえるもの>の をできるだけ多 く

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Aノ ヨウナ Bの C な ど、意味 の対比構造 にお い て様 々 な タイプが あ る。 建築 にお け るメ タファー もその よ うに、多様 、多層 な意味 構造 があ るよ うに思 われ る。 丁寧 にグラウ ン ドを、記述 とそ の建築 か ら探 り出す ことに よって、その よ うな複雑 な意 味空 間 の段階 まで入 り込め るのではない か、 とい うことを感 じた。 また、建築 とメ タファー の 関係 を、別の観点 か ら検討す れば、例 えば、テナー に観点 をお くこと、つ ま り、メタフ ァーが建築形態 の どの レベ ル に展開 されてい るか 、 とい う 観点。あ る一つの メタファー につい て (例 えば船の メタファー)様 々 な建築作 品を挙 げ、 時代 、 ビルデ ィ ング タイプな どに注 目 しなが ら検討す る、 といった観点。 また、 メ タ ファー の抱える問題性 で もあ る、隠蔽性 、つ ま り、 メタフ ァーで何 か を際 だたせ る こと によつて、奥 に隠 されて目立 たな くな つて しまうそ の 内容 に迫 ろ う とす る観点、 な ど、 様 々 な観点か らアプ ローチ す ることによって、それぞれ違 った成果が得 られるので はな い だろ うか。 今後 も研究 の余地 が まだ多 く残 つてい るのではない か と思 われる。

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参考文献 雑誌『新建築』 新建築社、1986.1∼

12、

1996。

1∼ 12

ark Johnson,Metaphors Wc Live By,The University of Chicago Press, George Lakoff and Ⅳ〔

1980 Max Black,NIIodels and Mctaphors,Comen univcrsity Press,1962

瀬戸賢一『メタファー思考』講談社、1995 山梨正明『比喩 と理解J東 大出版会、1988 門内輝行「隠喩」『建築知識別冊 門内輝行

キーワー ド50 8号 』建知出版、1983.9

電子テキス ト

滝浦静雄 「メタファーの現象学J世 界書院、 門内輝行 「建築記号論

建築 の意味」『ガラスライフ』 1980.8

川道 麟太郎 「建築 におけるアナ ロジーに関す る研究 その 1、 その 2」 「 日本建築学会 計画系論文報告集J 1988.3 1989.5

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建築設計に見るメタファーの研究An Analysis of Metaphors in Architectural Design by hitoshi watanabe - Issuu