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鉄道 タミナ ール にお ける 滞留行動 に関す る研 究

1993年

3月

早稲 田大学大学院理工学研 究科 建設工 学専攻 建築計画研 究専修 鄭

夕 臣敬


目次 ■ 1章

研究概要

1-1 1-2 1-3 1-4 ■ 2章

鉄道 ター ミナ ル における滞留者 の 行動特性

2-1 2-2

2-3 2-4

2-5

■ 3章

研究背景 研究 目的 従来 の研究 論文 の構成

韓国鉄道駅 コンコースの使 われ方 ソウル駅 コンコースの概要 2-2-1 ソウル駅 の概要 2-2-2 ソウル駅 と東京駅 の比較 2-2-3 ソウル駅及 び コンコースの構成 コンコースの利用実態調 査概要 調査方法及 び調査結果 2-4-1 入場者数の時刻変動 2-4-2 滞留者の分布状況 に関する調査 2-4-3 乗車予定者 の滞在時間 に関する調査 2-4-4 券売サー ビス時間 に関す る調査

2-4-5 2-4-6

レス トラン利用状況 に関す る調査 歩行者流動 に関す る調査

調査結果 の考察

2-5-1 2-5-2

利用上 の問題 の生 じる原因 ター ミナル における滞留者 の適正な コン トロールの必要性

滞留者数予測 モデルの考 え方

3-1 3-2 3-3

ター ミナル での滞留者 の コン トロール と各滞留者 利用空間での滞留者数予測 について 面積算定 に関する従来 の手法 滞留者数予測 モデル 3-3-1 滞留者数予測 モデルの理論的前提

3-3-2

滞留者数 と建築空間 における利用者 の行動特性 との関係 について


3-3-3 3-3-4 ■ 4章

滞留者数予測 とその要求 される精度 との関係 について 滞留者数予測 のための基本デ ー タ

ター ミナ ル における滞留者数予測 モデ ル

4-1 4-2 4-3

滞留者数予測 モデルの概要 モデル作成 ための基礎調査

4-2-1 4-2-2

調査概要 調査方法 および調査結果 モデル作成 ための基礎調査 か ら得 られた具体的

考察

4-3-1 4-3-2 4-3-3

ター ミナル利用者 の行動特性 ター ミナル に要求 される精度 ター ミナル での基本デ ー タの入手 し やすさ

4-4

滞留者数予測 モデルの考 え方 4-4-1 モデルの基礎 となる理論及び考 え方 4-4-2 モデルに必要 な基本データ (INPU丁 ) 4-4-3 総滞留者数予測 モデル

4-4-4 4-5 4-6 ■

5章 結 論

参考文献 付録 0資 料

モデルの出力 (OUTPUT)

算定シー トについて 検証及 び考察


第 1章

研究の概要


1.1

研 究背景

空間 にお け る人間の行動特性 の研 究 は、 日本 にお い ては 1950年 代 か らの設計資 料 の提供 を主眼 とす る ものに始 まったが、 ここでは建物 の使 われ方 を利 用者 の側 か ら 調査 しそのデ ー タを整理 した ものが 中心 で あ った。 この使 われ方研 究 は各種施設 にお い て実施 され たが、時代 とともにその利用 特性 が変化 して い るに もかか わ らず、そ の 後体系 的な調査 が行 われて い な い ため、近年 の複合化 、大規模化 に即座 に対応 で きる 状 況 にはな って い ない。 又、特 に不特定多数 が利用 す る施設 にお いては、調査 に要 す る時 間、調査人員 が膨 大 になるため 、研 究 の文寸象 とす る ことは 困難 である。 これ に対 し、演繹 的なアプ ロチ と して試み られて きた。特 に 1970年 代 には行動予測 モ デ ルの 開発 を行 い、 これに よって建築計 画 を立案、評価 す るとい う形 で応用 され るまで に至 った。 一方、韓 国 にお ける建 築人間工 学的研 究 は皆無 と言 って よ く、常 に 日本 における研 究成果 を参 照 して きた。 かかる発展途 上 の研 究 の状態 の 中、韓 国国内 で は、経済 の急 成 長 に伴 う交 通需要 の全 般的な高 ま りか ら、 国内 の既存 の航空、鉄道 、 バス、地下鉄、 等各種交通機 関 の ター ミナルの改築 ・ 増築 が首都 ソウル を中心 に各所 で行 なわれてお り、そ こで は利用者 の急増 による混雑 、施 設 の飽和 の問題 が発 生 して い る。 この問題 に既 に対応 で きる例 は数少 な く、 ター ミナルの建築計 画的研 究例 の多 い 日本 にお け る 研 究内容 を整 理 す る こと及 び、韓国 にお い て現在 す で に問題 となって い る施設 の利用 実態調査 をす る ことが急務 となってい る。 ところが 、先 に見 た よ うに利用者 の急増 による混雑 、施設 の飽和 の 問題 は、面積算 定 の方法 と密接 な関係 にあるが 、 日本 にお い てもター ミナルの使 われ方 に関す る従来 の研 究 は流動 に関す る ものが中心であ り、 この面積算定 の基礎 となる滞留者 の行動特 性 に関す る ものが数少 な い。 そ して、 ター ミナル以外 の施設 の滞留者 空間の面積算定 の基礎 となる従来 の滞留者 予 測手法 につ い て も、 い ず れ も一長 一 短 が あ る一方 でその適用 場面 が 明 らかでな く、 ター ミナル にお け る滞留者空間 の面積算 定 の基礎 となる滞留者予測 には いかなる手法


が適切 か 、 もしくは新 たな 開発 が必 要 なのかにつ い て も、必ず しも明 らかではない。 したが って、建 築計画研 究分野 でかか るター ミナルにお け る滞留者 空間 の面積算定 の基礎 となる滞留者予測 の適切 な方法 について、提案 され る ことが期待 されて い る。

1.2

研究 目的

本研 究 では、鉄道 ター ミナルにお け る コンコース 内部 の使 われ方 に関 して特 に滞留 者 を中心 に調査 を行 ない、 その特性 と問題点 を明 らか にす ることを第 一 の 目的 とす る。 そ して第 二の 目的 は、従 来 の建築空 間 におけ る滞留者 数予測 モ デ ル を整理す る こと (滞 留者 数予測 モ デ ルの 開発 のための一 般 的方法論 の提案 )及 び、 タ ー ミナルにお け

る滞留者 の行動特性 に関す る調査 を通 じて、 ター ミナル にお け る滞留者利用空 間 の面 積算定 の基礎 となる滞留者 数予測 モ デ ル を提案 し、その有効性 を評価 す ることで あ る。

1.3

従来 の研究

ター ミナ ルにおける滞留者 に関す る従 来 の研究 を見 る と、各種 交 通機 関 の うち鉄道 駅 ター ミナルに関す るものが 中心であ る。 日本 にお け る鉄 道駅 ター ミナルの使 われ方 に関す る研 究 は、

1960∼ 1970年

代 か ら旅 客 の流動 に関す る研 究 が行 な われて

い る。 これ を大男Uす ると旅 客 の流動 の現象面 の解 明 を主 眼 とする もの と、予測手法 の 開発 を主 I長 す る ものがあるが研究件 数 は後者 の方 が圧 倒 的 に多 い。 前者 の 主 要 な もの として、駅通路 に見 られる交錯流動 に関す る ものがあ り、東京理 科大 の上 原孝雄 らは通路、交差点、駅 コンコース な どの公 共的歩行 空 間 を対 象 に交錯 流動現 象及 び、対 向流動 の すれ違 い現象 に関す る研 究 を行 なって い る。そ して、三重 大 の 中裕 一郎 らは調査 によらず さらに鉄 道駅 を対 象 に交錯流動 の構 造 をモ デ ル化 し、 そ のシ ミュ レー シ ョンを行 なってい る。 一方、後者 の旅客 の流動 の予測手法 の 開発 を主眼 とす る ものには以 下の ものがある。 上述 の上 原孝雄 ら は待 ち行列理論 を基礎 とするモ デルで流動 シ ミュ レー シ ョンを行 なって い る。 これが駅 にお け る流動 シ ミュ レー シ ョンの最初 の もので あ る。鉄道総合

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研 究所 の安藤恵 一 郎 は通路 をメ ッシ ュに分割 してそ のメ ッシ ュごとの人 口分布 の推移 を調査 し、通路 の流動状態 の予測 を行 なって い る。 工 業技術 院製品科学研 究所 の 中村 和 男 は鉄道駅 の通路 の物理 的条件 ・旅客 の属性 と旅客 の行動特性 の関係 に着 目 し、 こ れ をモ デル化 した流動 シ ミュ レー シ ョンを行 なって い る。 この よ うにいず れに して も鉄 道駅 の使 われ方 に関す る研 究 は流動 に関す る ものが 中 心 であ り、滞留者 の行動特性 に関す るものは上原 らの待 ち行列 の調査 で見 られるに止 まる。 結局、 ター ミナルの使 われ方 に関す る研 究全般 にわたってみ て も、 ター ミナルにお け る滞留者 空間 の面積算定 の基礎 となる滞留者予測 につ い ての研 究 はほ とん ど存在 し な い ことが明 らか になった。

1.4

論文 の構成

「第 1章 研 究 の概要」 で は、研 究背景 として 日本 にお け る これ までの研 究 の流 れ、 韓 国 にお け る行動研 究 の現状 を概 観 した。そ して、本論 文 の研 究 目的 が ター ミナルに お け る使 われ方 を明 らか にす る こと及 び、そ こでの滞留者数 を簡便 に予測す るモ デル を開発 す る ことである こ とを示 し、 ならび に本論文 の構成 と して各 章 で議論 されて い る内容 を簡潔 に述 べ た。 「第 2章 ター ミナルにお け る滞留者 の現状 と問題点」 では、韓 国 にお け る最大 の鉄 道駅 ター ミナルであるソウル駅 の使 われ方 の現状 を把握 す るために行 つた調査 につい て述 べ た。そ の 中 では、 日本 と異 なる施設利用方式 (改 本L、 券売 など)に よ り生 じる 問題点 を明 らか に し、今 後 の設計 の際 の主 要 なデ ー タを提供 した。韓 国 にお け る鉄道 の コンコースに留 まらず、 この よ うな滞留者 中心型 ター ミナル に於 ては流動者 よ りも む しろ滞留者 の分布状況 が 、施 設全 体 の利用 しやす さを左右 す る最大 の要素 になって い た。 言 い換 えれば、滞留者 中心型 ター ミナ ルは、 この意味 で も、流動 の コン トロー ル を重視す るよ りも、滞留者 の コン トロー ル を重 視 す るべ きである ことを示 した。

「第 3章 ターミナルにおける滞留者数予測モデル開発の必要性」では、滞留者の適

‐ 3‐


正な コン トロール を行 うには特 に、滞留者 の利用空間 の面積算定 の基礎 となる滞留者 ・ 数 を正確 に予測する ことが必要である ことを示 した。そ して 1)タ ー ミナルにお け る 滞留者 に関す る従来 の研 究、 2)面 積算定 に関す る従来 の手法 について文献 を通 じて 明 らかにする ことで、その必要性 に答 えるべ く従来 の研究が存在 しない とい うことを 示 した。 「第 4章 ター ミナルにお ける滞留者利用 空間の滞留者数予測 モ デルの提案」 では、

3章 での予測 モ デル開発 の必要性 をうけてその新 たなモ デルを提案 した。 すなわち、 まず従来 の滞留者予測 モ デルの分析 を行 い、滞留者利用空間の滞留者数 予測 モ デルにはその施設 での 1)利 用者 の行動パ ター ン、 2)滞 留者数 の予測 に要求 される精度、 3)滞 留者数 の予測 のための基本デー ターの入手 しやす さを明 らかに し た上でモデル開発 を行 うことが不可欠 であるとい う滞留者数予測 モデルの開発 の一般 的方法論 を示 した。そ して夕す ミナルにお いての上 の 1)2)3)を 調査 によって明 らかに した。なお上 の 1)に ついては、利用者 の 目的 の類型化 される 。入場者数時刻 変動 のパ ター ンも目的に よって異 なる 。目的 によ り経路 パ ターンが類型化 される 。日 的に よって各地点 での滞留時間 に差異 があ り、その差異 にはある程度 の規則性 がある とい う4つ の結論 が得 られている。 そ して、 これらに基 づ きター ミナルにお ける滞留者利用 空間の面積算定 の基礎 とな る新 たな滞留者数予測 モ デルと、そ れに付 随 して総 滞留者数予測 モデル を提案 した。 滞留者利用空間の滞留者数予測 モ デルについては、効率的なモ デル開発 の方法論 を 示 し、 この方法論 によったことで効率 が よ く、的確 なモ デルの開発 がで きた と言 える。 すなわち、経路 タイプによる分類 を採用 した ことで流体 として扱 うことの不都合 を回 避 6utputの 精度、変数 の操作性 の悪 さ)で き、一方、その分類 した経路 タイプを 流体 として扱 うこ とで、離散型 のシ ミュレー ションな どに比べ計算 を簡便 にす る こと がで きた。 総滞留者数予測 モ デル については、入場者 の到着分布が理論的分布 (ポ アソ ン分布、 ガンマ分布 な ど)に 近以 しにくく、待 ち行列理論 な どでの予想 が困難 な ときに有効 で

‐ 4‐


ある。その一 方 で 、 シ ミュ レー ションに比 べ計算 が簡便 で、必要十分 な精度 の予想 が 可能であ る。 「第 5章 結論」 では、 ター ミナルでの人 間行動 につ い て総括 し、本論文 で提案 した モ デルの有効 性 と問題点 を包括的に考察 した。

‐ 5‐


第 2章

鉄道 ター ミナル における 滞留者 の行動特性


2.1韓 国鉄 道 駅 コ ンコースの 使 われ方 ター ミナルにお ける滞留行動 を把握するため、特 にその必要性 が急 いである韓国鉄 道駅 において調査 を実施 した。 韓国では経済 の急成長 に伴 う交通需要 の全 般的な高 ま りから、韓国内 の既存 の航空、 鉄道、バス、地下鉄、等各種交通機 関のター ミナルの改築・増築が首都 ソウルを中心 に各所 で行 なわれている。そ こでは利用者 の急増 による混雑、施設 の飽和 の問題 が発 生 している。 この ような現状 において、 ター ミナルの建築計画的研究例 の多 い 日本 に お け る研究内容 を整理する こと及 び、韓国 において現在すでに問題 となって いる施設 の利用実態調査 をすることが急務 となってい る。 そ こで本章 では、近年増築が行 なわれたソウル駅 を対象 とし、その コンコース内部 の使 われ方 に関 して調査 を行 ない、その特性 と問題点 を明 らかに し、施設計画のため の基本的な資料 を提供す る。

2.2ソ ウル 駅 コ ンコースの概 要 2.2.1ソ ウル駅 の概要 調査対象 となったソウル駅 は国内 のほとん どの主要幹線 が乗 り入 れる韓 国最大 の鉄 道 メイ ンター ミナルである。 ソウル駅はソウル市街中心部の中区 に位置 し、その東側 (東 口側 )に 市庁舎 を中心 としたオフィス街 が広が り、それ と混在す るかたちでソウル市民 の衣食供給 に欠 かせ ない韓国最大 の市場、南大門市場が あ る。一方西側 (西 口側)は それ とは対象的 に中 小工場が並 ぶだ けの人通 りも少ない街並 みが続 く。また東 口 (正 面口)前 には市内の 主要交通機関 となっている市内バスの各路線 が集中す るバス ター ミナルお よび、 タク シー乗 り場 と一般車用駐車場

(270台 程度収容)、

路線数 の増えた地下鉄 ソウル駅 の入 口

(ソ

そ して近年 開発 が進み乗 り入 れ

ウル駅 とは独立 した入 口をもつ )が あ り、

これ ら交通機 関相互のター ミナル的な役割 を果 た してい る。

6-


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1

図 -1

ソ ウ ル 駅 周辺 図

‐ 7‐

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2.2.2ソ ウル駅 と東京駅の比較 ソウル駅 の概略 の説明 のため東京駅 との比較 を以下 に示 す。 (表 -1、 図 -2)両 駅 と もにそ れぞれ国内最大 の ター ミナルであるが 、乗降客数、 コンコース面積 と もに 東京駅 が約

10∼ 12倍 となってい る (注 :1日 乗降客数

本数 (平 常 のみ)238本 、

1990年

8月

12日

13万 人、 1日 列車

日曜 日)。 特 に、 ここで比較す る

両駅 の コンコースはソ ウル駅 の場合 は駅 に入 つてか ら改札 まで を、東 京駅 の場合 は改 オLか らホ ー ムの階段 までに と定義す る。

表 -1

ソウル駅 と東京駅の比較表 項

レ1民 ソ ウリ

111犠

乗降客数 (1日 ) コンコース面積 ( m21) 駅 タイプ 改オL方 式 券売方式 改オL回 数 列車本数 (1日 ) ホーム数 みど りの窓口 自動券 売機 駅 ビル階数

電話 トイ レ コンコースの範囲

3ケ 所 2ケ 所

:.

終着駅 定時改札 窓口販売 のみ 12ケ 所 238本 (平 常のみ) .

12線 6ケ 所

・ なし 地下 1階 、地上4階

駅 に入 つてか ら改札 まで

‐ 8‐

東京駅

m2 賀 31召 金 ′

終着駅 常時改オL 自動券売 が中心 13ケ 所 3771本 (平 均) 19線 Hケ 所 13ケ 所 丸 ノ内側 3階 、八 重洲側 12階 41ケ 所 12ケ 所 改オLか ら階段 まで


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‐ 9‐


2.2.3ソ ウル駅及び コンコースの構成 ソウル駅 の空間構成 は図 -3に 示す ように 1階 には書店、 自動車展示場、バ ン屋 、

2階 には コンコー ス、 ポー リング場、銀行、旅行会社、 3階 にはスーパー、 レス トラ ン、小劇場、 4階 には駐車場 と多種用途 が混在 してい る。

.駐 車場

スーパ ー・ レス トラ ン

今回 の 調査対 象 書店 ・

サウナ 。ビアホ ール ご

図 -3

ソ ウル駅 の階構成

‐ 10


コンコース は

1)改 札 口、 2)券 売窓 回、 3)出 入 り回、 4)そ の他 サ ー ビス施 設

等 で構 成 される。その各施 設 の特徴 は以下の通 りであ る (図 -4)。

5 6 7 8

後面出入 ロ 電話ボ ックス エス カレー タ ー トイレ

図 -4

9

lo

ボ ー リング場 レス トラン

1l Cofree ShOp

12

食堂

13

14 15 16

ソ ウル駅施設配置図

売薬商案

改札口 券売窓 ロ 休 息施設 正面出入 ロ

店局店輛

1 2 3 4

17

管理事務 室

18 :nfomation

19

噴水


1)改 オL口 ソ ウル駅 が 日本 の鉄道駅 と大 き く異 なってお り、 かつ調査結 果 に大 き く影響 し て い る要 因 の一 つが改オL方 式 である。 改札 方式 には、 一般 に常時改札 方式 と定 時改札方式 がある。前者 は 日本 で主 に 採用 して い る改オL方 式 で、常時改オLを 行 な う方式 である。 プラッ トホ ー ムヘ常 時出 られ る こ とになる一方、 ホ ー ム上 に人 が集 中 して混乱 しやす くこれ に伴 い 危 険 が生 じる可 能性 もある。後者 は、主 に韓 国で使用 されて い る改札 方式 で、 列車 の 出発 の約 5∼

10分 前 か ら改オしを行 な う方式 で、 プラ ッ トホ ー ム上で混

雑 を生 じに くい一方、改札直前 に改オL口 前 に行列 が生 じやす い。

本研 究 で対

象 と したソ ウル駅 の改札 口 も定時改札 方式 を採用 してお り、列車 の発 車

10分

か ら 15分 前、混雑時 は 5分 前 に改札 を行 な い、一つのホ ー ムにつ き 1∼ 2名 の駅員 で対 応 して い るのが特徴 である。 次 に改札 日の配置 に関 しては 1・ 2番 、 3・ 4番 、 5・ 6番 、 7・ 8番 、 9。

10番 、11・ 12番 ホー ムの組 み合 わせ でホームが乗 り場 を共有 してお り、 これ らが それぞれ独 立 した改オL口 を有 して い る。 ただ し、 ダイヤが過密 な時間 帯 には改オL口 によっては隣 り合 う改オL口 も併用 して い る。 なお 9・

10番 は降

車専用 改オL口 である。 1・

2

番改オL口

―― 長項線 (天 安、洪城、長項

3・

4

番改オL口

一― 京釜線 (大 田、東 大 く、釜 山方面 )

5・

6

番改札 口

_

7・

8

番改札 口 一

セマ ウル号 湖南線 (光 州、木浦方面 ) 全羅線 (全 州、麗水 方面 )

9。

10番 改オL口

到着

11・ 12番 改オL口 一 ― 京義線

(議 政府 方面 )

郊外線 (春 川方面 )

‐ 12‐

方面 )


2)券 売 窓 口 韓 国内 の鉄道駅 では コス ト上 の問題 で、 自動券売機 の導入 が あ ま り進 んで い な い。 メイ ン ター ミナルであるソウル駅 にも、 自動券売機 は普及 されてお らず、 すべ ての 窓 口毎 に一 人 の駅員 が い て、 直接発券 を行 なって い る。又 、利用 す る 列車 の方面別 に行 なってお り、原則 と して対応 す る方面 の改オL口 と隣 り合 って 窓口が 分散配置 されてい る。 一 方面 につ き 6ケ 所 か ら 8ケ 所 の券 売 窓口が設 け られてお り、必要 に応 じた数 の 窓 口 を開けてい る。

1     2

1∼

8

券売 窓口 一

長項線 (天 安、洪城、長項 方面)

9∼

15番

券売窓 口 一

京釜線 (大 田、東 大郵 、釜 山方面)

6∼

21番

券売 窓口

8∼

33番

券売窓ロ ーーー 湖南線 (光 州、木浦方面 )

__

セマ ウル号

全羅線 (全 州、麗水方面 )

34∼ 39番

券売窓 ロ

ー ー 到着 京義線 (議 政府 方面 ) 郊外線 (春 川方面 )

3) 出入 り口 駅合 には東 口 (正 面 口)と 西 日の 2ケ 所 の出入 口があ り、利用 客 は ここか らエ レベー ターか 階段 に よ り2階 の コンコースヘ アクセスす る。 4 )

そ の他 サ ー ビス施設 休憩施 設 と しては独 立 した待合室 はな く、代 わ りに 2種 類 の タイ プの格子 が数 ケ所 に設置 されて い る。 80∼ 1 6 0 AfiE度 が座 れる待 合所 タイ プの椅子 (シ ー ト型 )が 4ケ 所 と、 6∼ 8人 が座 れ る円形 の椅子 (連 続型 )が 7ケ 所 あ る。 飲食施 設 としては レス トラ ン (フ ァス トフー ド)、 コー ヒー シ ョップ、韓 定食 の食堂 が コンコース をはさみ改オL口 に向 かい合 った位 置関係 にあ る。その他 、 売店 (キ オ ス ク)は 2ケ 所 、電話 コー ナーが 3ケ 所 、 トイ レは 2ケ 所 ある。

‐ 13‐


2.3コ ンコ ー スの 利 用 実態調 査 概要 :88年 末 ∼'89年 4月 に増築が行 なわれたソ ウル駅 を対 象 とし、その コン 調査 は コー ス内部 の使 われ方 に関 して実態調査 を行 つた。具体 的な調査場所は韓国ソウル駅 ミンザ駅舎 の 2階 の コンコースで ある。 (図 -4参 照 ) 調査 日時についてはお正月 とお盆 の ピーク時のつ ぎである夏 の ビーク時

8月 12日

(日

曜 日)AN18:00∼ PM

7:00

1990年

を選び調査 を行 つた。 (注 :乗 降

客数 が多 いほ ど使 われ方 の特徴 が顕著 に現 われるので、 1年 の うちで も特 に乗降客数 の多 いお盆の時期 を選んだ。 これは年末年始 (1月 )に 次 いで乗 降客数 が多 い。) 調査項 目は以 下 の通 りである。

1)入 場者 数 の時刻変動 に関す る調査 2)滞 留者 の分布状況 に関す る調査

3)乗 車予定者 の滞在 時間 に関す る調査 4)券 売 サ ー ビス時 間調査 5)レ ス トラ ン利用状況調査

6)歩行 速度 に関す る調査 2.4調 査 方 法 及 び 調 査 結 果 2.4.1入 場者数 の 時刻変動

A)調 査 方法 東 口 (正 面 口)、 西 日の 2ケ 所 の出入 口にお い て 8時 ∼

19時 の各時刻 につ き

5分 間 のみ 断面交 通量 を計測 し、 これ を 12倍 す ることで各時刻 の入場者 の概 数 と した。

B)調 査結果 調査 日の調査時 間中 の総入場者数 は 9.6万 人 であった (東 京駅 の この 日の一 日の入場者数 は 85万 人 )。 次 に東 口 (正 面 口)、 西 日の入場者 の時刻変動 を示 したのが 図 -5で ある。入

‐ 14‐


場者数 はほぼ毎時 に増 え続 け、 16時

30分 にピー クを迎えその後減少 してい

る。通勤、通学客 の割合 の多 い平 日は一般 に朝方 と夕方 の 2回 ピークがある こ とが知 られて いるが 、調査 日は休 日であ り、平 日のパ ターンとは大 きな違 いが み られる。又、図 -5よ り全体 の入退場者数 の 80∼

90%が 正面 を利用 して

いるのがわかるが、 これは 2.1で 述べ たように東 日 と西日の開発 の進度 の差 がそのまま現 われた ものである。

____1日 の総入場者数 (×

1,000人 )

10

1時 間 あたり入場者数平均

(東

ピー ク時 1時 間の入場者数

(東 口

,

(西

口と西口合計)

16:00)

口 17:00)

096人 572人 228人 778人

9 10 1112131415 16171819 図 -5

コンコースの入場者数の時刻変動

2.4.2滞 留者 の 分布状況 に関 する調査

Al調 査 方法 8時 か ら 19時 までの各 時刻 に 1度 づつ、 コンコー ス 内 の滞留 の状況 (注 :滞 留者 の客観 的 滞留 の状態 をいい、例 えば、行列 の人数及 び、型 (長 さ)、 もしく は椅子 な どの利用状況 な どが これ に当 たる。)を 調査用紙 に記入 す ることによっ て行 なった。記入 にあ た っては予 め滞留 の 仕方 を次 の 3つ のタイプに分類 し滞 留者 の定性 的 な内容 をあ る程度把握 で きるよ うに した。 (注 :コ ンコースの利 用者 の うち通行 者 を除 く者 の こ とをいい、例 えば、行 列 に並ぶ者、椅子 に座 る者 、

‐ 15‐


床 に座 る者、立 ち止 まる者、案内所 を利用 してい る者 などである。)

D行 列 タイプ

(図

-6表 記例 A)

行列 がで きてい る場合 は、図 -6表 記例 Aの ように形成 される行列 を線 で表 し、 そ こに人数 を記入 した。

bl分 布 の秩序 が読 み取 りにくい タイプ 行列 のよ うに一定 の秩序 の存在 が明らかではない場合 には、それが少人数 の場 合 は表記例 B-1の ように、位置 を直接 プ ロ ッ トし、その数が多 い場合 には表 記例 B-2の ようにその滞留 の範囲を示 し、その範囲内の人数 を記入 した。

c)施 設 の内部、又 は周辺 で休憩、待ち合 いす るタイプ 案内所、公衆電話、 ベ ンチ、噴水 回 り、柱 な どの コンコースの構成、施設 の内 部、 もしくは施設周辺 に滞留す るタイプの場合、図 -6表 記例 C-1、

C-2

の ように、そ の施設 の図面の上 に利用者数、 もしくは滞留者 の人数 を記入 した。

表記例 B-1

表記例 A

表記例 B-2

100人

表記例 C-2

表記例 C-1

(案 内所 )

図 -6

(椅 子 )

滞留者 の分布 の 表現方法

o16‐


これ らの方 法 を採用 した ことで、写真撮 影 の困難 な場所 での滞留者 の状況 を確 実 に とらえることがで きた。従来、 この種 の調査 では、調査 人員確保 が難 しい ため、調査 当 日には写真撮 影 を行 な い、後 日その滞留 の状況 を写真 か ら読 み取 る といった方法 が 採 られて きたが、 この方法 では人 と人 が 重 な り影 になって そ の人数 や滞留 の型等 が判 読 しに くく、滞留 の状況 を正確 に記録 す るのは困難 であ った。 しか し、 ここで示 した よ うに予 め滞留者 をタイ プ別 に分 け、合 理 的 に調査 を行 な う ことで、 一 般 に手 間 と人 手 を要す る調査 当 日の現場 での有効 な記録 方法 を採用 で き、 これに よ り滞留者 の状況 をかな り効 率 的 に、 かつ 正確 に把握 で きる よ うになった。

B)調 査結 果 上述 の調査 方法 で得 られたデー タは以 下 の 7つ の項 目

(B-1∼ B-7)に

分け

て分析 した。

B-1)行

列 につい て

行 列 は券売 窓 口 と改本L口 で観淑1さ れた。券売 窓 口は 39ケ 所 あ るが これ を 便 宜上 A∼ Fの プ ロ ックに分 け、各 プ ロ ック ごとの行列 の平均人数 の時刻 変動 を示 したのが図 -7で あ る。 (注 :各 時刻 で調査対象 となったすべ ての行列 の待 ち行列 の人数 を 1本 あた りの待 ち行列人数 と して平均 した も のであ る。 )行 列 が常 に形成 されてい るのが特徴 である。各 プ ロ ック と も

13時 を中心 に ピー クが見 られ るが これは券売 の駅 員 が昼休 み を取 るため、 開 かれた窓回 の数 が少 な くな るためであ る。 ただ、 Bプ ロ ックだけが 11:

00時 に ピー クがずれて い るの は、釜山方面 の利用者 の数 が圧倒 的 に多 く、 特 急 。急行券 の購入 を確 実 にす るために、 早 めに来 て並 んで い る必要 があ るためである。 一 方、改オL回 は 12ケ 所 あ るが、 これ らは 2つ の 隣 り合 うホ ー ムに対応 させ 6つ に分 け た。 7・ 8番 改札 口 (湖 南全羅線、湖南方面 )平 均 374.

43人 、 3・ 4番 改札 口 6番 改札 口

(セ

(慶 釜線、釜山方面 )平 均

マ ウル号 、全 国方面)平 均

‐17‐

275.56人

238.86人

、 5。

の順 に行列 の人


数が多 い。定時改札方式 をとるため、乗車率が高 い ことが予測 される列車 の改札 口ほど待 ち行列人数 が多 い のが特徴 である (図 -8)。

(注

:各

プ ロ ックで調査対象 となった調査時間帯 にお けるすべ ての行列 の待 ち行列 の人数 を 1本 あた りの待 ち行列人数 として平均 した ものである。)

70 60

Etlflttztfiilo^*li' | 53 Y-tE(1 3:OO)E$rt 6Jozit*4$fril\* 3 4.2

50

A7oz,. g7o.r, Q7 a.t , oTa.rti E7 o., , F7 O ., t tB (,/\).

40 30

..

r3sr.rrm!

,

0     0 2     1

8

9

図 -7

11

12

13

14

15

16

17 _ 18

券売窓 口平均待 ち行列の ブ ロ ック別 の 時刻変動

人 0   0   0   0   0   0   0   0   0 5 0 5 0 5 0 5 0 2 4 3 3 2 1 ︲

調査対象となった行列のべ本歌 43 本 改:L口 全体での 1日 平均行列人数 260.6人

1・

図 -8

10

2

3・ 4

5・ 6

7・ 8

9。 lo

ll,12

改lL口 番号

改札 口前 の 1日 平均待 ち行列人数の方面別分布

113‐


また、 これ らの行列 はす べ て改札 口前 に一 直線 にで きてお り、 7・ 8番 改 札 回の 1日 平均行列 の長 さ 374.4人 は駅 の コンコー ス幅員

(39m)に

達す る程 の長 さであ る。 これによ リコンコース の長手 方向 の人 の進行 を妨 げて い る。 また、 平均 長 さの時 刻変動 図 -9に 示 す。 定時改 札方式 をとる ことで確 かにホーム上 での混雑 や これによる危険 は回 避 で きる。 しか し、改札 口前での行列 に対 しては十分 な対策 を施 す必 要 が あるが 、 ソウル駅 にお い てはまだ不十分 と言 える。

400

‖査対 象 と,っ た行列の べ本数 改 IL口 全体 での :日 平均行列人歌 ピー ク時 (16:00)平 均行列人数

350 300 250 200 150 100

50 0

8

9

図 -9

10

11

・ 12

13

14

15

16

17

18

改札 口前の待 ち行列人数 の時刻変動

B-2)椅 子 の利用状況 構内 には改札 口が 開 くのを待 つ人のために格子 が数 ケ所 に設置 されてい る (図 -4)。 これ らの椅子は 80∼

160人 が座 れるシー ト型及 び、 6

∼ 8人 が けの独立 した連続型 の 2種 類 が あ る。 この 2つ の型 の格子 の利用 率 (利 用者数/定 員 )を 示 したのが図 -10、 図 -11で ある。それぞれ

o19‐


t

,も0 一

ぐ凶 ヽ 、日ヽC卜撃 ′ 聟 ′ 偲恭 ′ ゴ督 C踊ミ ●ヽ  N 一l図

‐ 20‐

t

N N

り 一Pヽ0


利用率%

100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0

8

lo

9

図 一 10

ll

12

13

14

15

16

17

18

椅子 (シ ー ト型 ) の利用率の時刻変動

利用率%

140 120 100

80 60 96.8% 40 20 0 8

図 -11

9

lo

ll

12

13

14

15

16

17

18

椅子 (連 続型 )の 利用率 の時亥1変 動

B-3)柱 周 りの滞留者 椅子 の利用率 が常 に高 い ため柱周 りで列車 を待 つ人 も多 かった。そ こで、 コンコースを正面 に近 い方 か ら便宜上 A∼

Eプ ロック

(図

-12)に

分類

し各 プ ロ ックの柱 1本 あた りに滞留者数 をグラフに した (図 -13)。 (注

:1日 あた りの滞留者数 として各時刻 で観測 された滞留者数 を平均 し

‐ 21‐


た値 である。)

Aか らEプ ロ ックヘ と、つ ま り東 口か ら西口へ向か うほ ど滞留者 の平均人 数 は少 な くなる傾 向 にある。 また、 これ らの時刻変動 を見 てみると、各 プ ロ ックで多少傾向が異 なるが、 全体 としてみると、 11:00時 と 14:00時 の 2回 の ビークがある (図

-14)。 ′ 

1人

人 人

10 9

8 7 6 5

4 3 2 1

0

A

図 -13

B

c D E プロック番号 柱 1本 あた り 1日 平均滞 留者数の ブッロ ク別 の 分布

16

全体 1日 平均人数 :最 高人数 (Bプ ロ ック)

Aプ ロ ック 8プ ロ ック

14

Cプ ロ ック Dア ロ ック Eプ oッ ク

12

全 体 《人 )

10 ′ ′ ′ ′

8

′ 一

・・ r

6

r ・

4 2 0

8

図 -14

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

柱 の平均 滞 留者数 の ブ ッ回 ク別 時刻変動

22‐


B-4)案 内所、噴水周 りの滞留者 案内所及 び、噴水 は共 に 1ケ 所 つづ設置 されてい る。案内所 の周 りには、 案内所 を利用 す る者 の他 に、単 に列車 を待 つ人 が滞留 してい る。滞留者数 の時刻変動 を見 ると、1日 を通 して一定 してお らず、 8:00、

10:0

14:00、 18:00時 に高い値 を示 してい る。 また、噴水周 りを見 ると 10:00時 のみ高 い数値 を示 してい るが、 この ときに団体 (軍 人)の 集合 があったためで、他 の時 間は、 ほぼ 25∼ 38 0、

人 で一定 してい る (図 -15)。 人

80 70

*st 8rFFJ.it Y-26(8:oo)

60

t^

esr

50

E+r'J.*

Y-28(t 0:00)

|

9.7J.

30.0J. 3 5.4,l. 80.0,^.

40 30

20 10 0

8

9

図 -15

B-5)

10

11

.12

13

14

15

16

17

18

案 内所、噴 水周 りの滞留者数 の 時刻変動

電話禾1用 電話機 は 3ケ 所 にあ るが 、そ の利用者数 の時刻変動 を見 ると改オL日 の位 置 及 び コンコー ス全体 の滞留者 の人数 の増減 に深 く関係 して い る。

B-6)

コンコース内 の群衆密度 コンコース全 体 をメ ッシ ュで区切 り (図 -16)、 各 メ ッシュ にお け る滞 留者 だ けの群衆密度 を 5段 階で示 した (図 -17∼ 図 -19)。

'(注

:

各 メ ッシ ュの群 衆密度 は調査用紙 に記入 された滞留者 を各 メ ッシ ュごとに 数 え、その数 をその メ ッシ ュの面積 で 除 して求 めた。 )

・23‐


常 に改札 口 と券 売 窓口が混雑 す る ことに よって、一 日を通 して駅舎 の東 半 分 はほ とん ど滞留者 によ り占め られる結果 となってお り、 これ によ り歩行 者 の通行 が著 しく妨 げられて い る。 (図 -16の メ ッシ ュは群 衆密度 を明 確 に示 すため に柱 を中心 と して不 均等 に区切 つた もので あ る。 )

図 -16

メ ッシュの 区 分

0.00=0.10E=コ 0.10∼

0.25E::ヨ

0.40∼

0.55幽

0.55以 上 (単 位

ylll

皿皿皿

人/m2) 図 -17

③華 =

0.25,0.40 il:1111

滞留者 の群衆密度 の分布 (8時 ∼

11時

)

"5□ い∼ 0.00∼ 0.10匡

=コ

0.25,0.40囲

¨ 5囲 靱 い∼ 0.55以 上 (単 位

:::■ ::::::

ⅢimlHI

人/m2)

図 -18

滞留者 の群衆密度 の 分布

‐ 24-

(13時 ∼ 18時

)


0□ P∼ は 10.10∼

。.25F:=::1

0.55塵璽 □

(単 位

上 囲皿田 人/m2) 図 -19

B-7)コ

③難 難

10.40∼

tO.55以

︰ドぼF︰. ■ 一¨ ︰ 一 一■︲ ¨ ∝¨ ・. ︰ ︰ ・ ︲

10.25,0.401織 」

滞 留者 の群衆密度 の分布 (1日 平均 (8時 ∼ 18時 ))

ン コー ス内 の全 滞留者数

調査用 紙 に記入 された コンコース内 の全 滞留者数 の時刻変動 を示 したのが 図 -20で あ る。 これは乗車予定者 の平均滞在時間 (図 -21)の 変動 パ ター ン とほぼ一 致 してお り、両者 の 間 に一定 の相関 がある こ とが わか る。

2500 全体 1日 平均人数 ビーク時 (13:Oo)

2000

:00 :1:00台

と 13:Oo台 の

1500

1000

500

0

8

9

図 -20

1o

ll

12

13

14

15

16

17

コンコース内 の 全滞留者数の時刻変 動

‐ 25-


分 0 8

全 体 1日 平均滞在時間 0 7

ビー クロ

=(14:oo)平

均滞在時間

。 6 0 5 。 4 0 3 0 2 0 1 0

10

11

12

図 -21

13

14

15

16

17

18

平均滞在時間 の 時刻変動

2.4.3乗 車予定者 の滞在時間 に関す る調査 コンコー ス利用者 の うち改本L口 前 に行列 してい る乗車予定客 を対 象 に コンコース に 入場 してか らその乗車す る列車 出発 までの時間 (以 後 これ を滞在時 間 と呼 ぶ)を 調査 した。

Al調 査 方法 調査 は各時刻毎 に改オL口 前 の各行列 か ら利用者 5∼

10人 をサ ン プ リング し、入

場 した時 間 をイ ンタ ビュー で尋 ねた。 そ してその行列 の利用者 の待 つ列車 の発 車 時 間 との差 か ら滞在 時間 を求 めた。

B)調 査結果 改札 口 を方面別 に分 け方面 ごとの平均 滞在時間 の時刻変動 を図 -22に 示す。午 前中 よ りも午後 の列 車 に乗 ろ う と して い る者 の方 が滞在 時 間が長 く、早 めに駅 に 来 て い る ことがわか る。 これ を図 -8の 方面別 の改札 日前 の待 ち行 列 と比較す る と待 ち行列 の長 い改オL口 に並 ぶ利用 者 が総 じて滞在時 間が 長 い こ とが分 かる。 な お、 5・ 6番 改札 口 (セ マ ウル号 、全 国方面)の 客 の滞在 時間 は 91.4分

(1

日平均 )と 、倍近 く長 いが 、 これは この改オL口 がセマ ウル号 (超 特 急列車)専 用 改札 口で、利用者数 が特 に多 い ため と思 われる。

・26‐


100

90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 1・

図 -22

7・ 8

5・ 6

3・ 4

2

11・ 12

改lL口 番号

平均滞在 時間の 改札 口別 分布

2.4.4券 売サ ー ビス時間 に関 す る調査

A)調 査 方法 窓 口で 1人 の客 が切符 を注文 して、それ を手 にす るまでの 時 間 (券 売 サ ー ビス 時間)を 調査 した。券売 窓日 の行列 が ピー クの時 間帯

(13時 台)に 、任 意 に

選 んだ 5つ の 窓 口にお い て、それぞれ 1 5 AFI度 につい て計測 した。

64 10.000

255.000 36.000

20

1511.143 38.873 度 数

i5 . 2

全 体 の割 合

母数 最小値 最 大値 平均値 分散 標準偏差

10

5

10

60

110 160 210 260

サ ー ビス 1寺 間 (秒 )

図 -23

券 売 サ ー ビス時間 の度数分布

‐ 27‐


B)調 査結果 計測 された 64人 につ いての券売 サ ー ビス時 間 の度数分布 を (図 -23)に 示 す。 これ に よるとサ ー ビス時 間 の算術平均 は 36秒 、分散 は 1511.14で 、 ガ ンマ分布 を して い るのがわかる。

2.4.5レ ス トラ ン利用状況 に関す る調査

A)調 査 方法 コンコー ス にある レス トラ ンの 出入 り口で 、入 るAと 出る人 を 9時 ∼ 17時 の 各時刻 で 5分 づつ カ ウ ン トした。そ して これ を 12倍 す る ことで各時刻 の利用 者数 と した。

B)調 査結果 そ の利用者 数 の時刻 変動 を示 したのが図 -24で ある。入 る人数 ・ 出 る人数 共 に一 日を通 してほぼ一定 となって い る。 この よ うに昼や夕方 に特 に ピー クが な

いこ とは レス トラ ンを昼食や夕食 のために利用 す るとい うよ リコンコース内 に 休憩施設 が不足 して い るために ここがその代用 として使用 されて い る こと、及 び長時間の利用客 が少 ないことを示 してい る。 人 。 2

l時 間 あた り平均入 る人数 1時 間 あた り平均出 る人数

80.38人 75.13人

100

9

図 -24

1o

ll

2階

12

13

14

15

16

17_時

レス トラ ンの単位時間 (5分 間) あた りの利用者数 の時刻変 動

‐ 28‐


2.4.6歩 行者流動 に関す る調査

A)調 査 方法 本研 究 は 、主 として滞留者 に着 目 した もので あ るが 、 これが歩行者 に与 える影 響 は大 き く、今後 の研究課題 とな りうるため、その歩行 速度 につ い て概略 を把 握するた めの調査 を行 なった。そ のため 7時 ∼ (正 面 口 )と

18時 間 での各時刻毎 に東 口

西日の入場者 か ら任意 で 20人 づつ選 んで 、 コンコー ス 内 に入 つ

た地 点 か ら最初の 目的地 まで を追 い か け、そ の歩行 軌跡 と、そ の所 要時間 を記 録 した。 そ して得 られた歩行 軌跡 か ら歩行距離 を求 め、 これを所 要時 間で除す ことで歩行 速度 を算 出 した。

B)調 査結 果 1日 中 の 歩行軌跡 を重ね合 わせ たのが 図 -25で ある。 これか ら明 らかに歩行 者 が滞留 者分布 に影響 されて い るこ とがわかる。 そ して、そ の うち単 に東 口か ら西 日、西 日から東 ロヘ通 り抜 け る者 (追 跡調査 を行 なった 214人 の中の 1

))の 歩行速度 を求めた結果 は 48.4m/分

であつた。

一般 に移動 とい う目的が強 い流 れの場合 の平均 歩行 速度 は 80∼

150雨分 で

7.29%(37人 あるが文

10、

その約 1/2∼ 1/3と なって い る。

図 -25

1日

の入場者数の軌跡図

‐ 29‐

(214人

)


2.5調 査 結 果 の 考 察 2.5.1利 用上 の問題 の生 じる原 因 韓 国鉄 道 の終着駅 と日本 の鉄道 の終着 駅 の運営 上 の主 要 な相違点 は 2つ ある。 1つ は、 日本 で は改オLは 常時改札方式 を採用 す るのが一般的 であるの に対 して、韓 国 では プラ ッ トホ ー ムでの安全 性 の重視 か ら 、定時改札方式 を採用 す るのが一般的 である こと、 もう 1つ は、 日本 では券売 はほ とん どが 自動券売化 されて い るの に対 し、韓 国 内 で は人件 費 の コス トの方 が安 い ため 自動化 が進 んで い な い点 であ る。 これ らの韓 国鉄道駅 の特徴 的な点 につ い て国内最大 のメイ ン ター ミナルであるソウ ル駅 で さえ変更 の計画 はな く、当分 この点 につい ては変 わ る見通 しはな い 。 (注

:

駅員 か らの ヒヤ リングに よる もので あ る。) そ して今 回 のソウル駅 コンコースの調査 ではまさに この 2つ の相異点 によって、以 下の様 々 な利用 上 の 問題点 を説明 で きる ことが明 らかにな った。

1)定 時改札 につい て a、

定 時改札方式 の場合 には改札 が 開始 されるまで必然 的 に行列 が生 じる こと

にな るが、 ソウル駅 の よ うに行列 の形成す る方向 を特 に コン トロール しな い場 合 、改札 日の前 に直線 的 に行列 が 形成 され る。 これが歩行者 の 通行 の著 しい妨 げ とな り、 ソウル駅 の場合 まさに東 口と西 口を結 ぶ動線 の軸 と行列 とが 直交 す るため様 々の 問題 が生 じてい る (表 -2)。 b、

利用者 は改オしに並 ぶ前 には、 コンコー ス内で滞留 せ ぎる を得 ないが 、 ソウ

ル駅 の ようにこれ らを受 け入 れ る休憩室 や、待合室 ない し格子 が 十分 でない場 合 自然発生的 に柱 や噴水 、案 内所 の周 りとか、壁 ぎわに人 の溜 ま りが生 じ、 こ れ らが無秩序 な分布 を形成 す る。 この場合 も、歩行者 の通行 の著 しい妨 げへ と つ なが って い る。

2)券 売 が 自動化 されて い ない点 につ い て a、

窓 口にお け る駅 員 の切符 の販 売 では、そ のサ ー ビス能力 に限界 があ り、又 、

駅員 の昼休 み等 による窓回の 閉鎖 といった こ ともあ り、混雑 時 には必然的 に窓

‐ 30‐


日前 は行列 が生 じる。 この ことは改札 口前 の行列 ほ どで はないが 、券売 窓 口利 用者 に とって不都合 なばか りでな く、歩行者 の妨 げ となる。 b、

乗車券 が速 やか に買 えないことをみ こ した多 くの利用者 は 自分 の利用 すべ

き列車の発車時刻 よ りかな り早 く駅 へ 入場 す るので、駅 にお け る滞在時 間 も平 均 して長 くな る。 この こ とは コンコース内 の滞留者 を多 くす る要 因の一 つ とな ってお り、1)の bで 述 べ た ように無秩序 な分 布 を形成 す る ことになる。

2.5.2タ ー ミナ ル にお ける滞 留者 の適正 な コン トロールの 必要性 この ように見 る と、韓 国 にお け る鉄道 の コンコー スは これ らの 1)2)の 特徴 を前 提 とす る以上、主 に コンコー ス 内 の滞留者、す な わ ち待 ち行列 、休憩施設、待合施設 、 レス トラ ンにお け る利用者 の コン トロールが主 要 な課題 であ ることが分 かる。即 ち、 設計 に於 ては、流動 の コン トロー ル を重視 す るよ りも、滞留者 の コン トロー ル を重視 す るべ きである と判断 され る。

韓 国 の鉄道 ター ミナ ル

定時改オし方式 券売 の非 自動化

滞留者 の無秩序 の分布

当面変 わる見通 しな し

図 -26

他 の利用客 へ も影響

滞留者 の コン トロールの必要性

韓国の鉄道 ター ミナルの現状

そ こで本研究 のまとめ として、ソウル駅 コンコースでは どの ような滞留状況 によ り、 どの ような利用 上の問題点 が生 じていたかを指摘 してお くことが今後 の韓国鉄道駅 コ ンコースの設計 の際 の指針 となると考 え、以上の内容 をソウル駅 コンコースでの滞留 者 の滞留状況 とこれによって生 じる計画上の問題点 を対応 させた形式 の一覧表 として まとめた (表 -2)。 この表 では、 ソウル駅 コンコース を構成 す る建築要素 (改 札 日、

‐ 32‐


券売窓 日、 出入 口等 )別 にそ こでの滞留状況 と問題点 を示 してある。 なお、 一般 に コ ン コー スにおいて滞留状況 に よって生 じる問題点 は大 き く次 の 4つ の視点 で検 討 す る ことがで きる と考 え、表 の整理 を行 なった。 a、

歩行者 に与 える影響

b、

他 の場所 の 滞留者 に与 える影響

c、

駅 の運営 に与 える影響

d、

避難時 の 問題点

以上、本研 究 にお い ては、実際 の調査結果 に基 づ い て韓 国 にお け る鉄道 コンコー ス にお け る主 要 な問題点 を指摘 し、今後 の設計 の際 の主 要 なデー タを提供 で きた もの と 考 える。 ター ミナル をタイプ男Uに 大 きく分類 す る と、滞留者 中心型 ター ミナル と歩行者 中心 型 ター ミナルが あ る。歩行 者 中心型 ター ミナル とは、通勤通学型 の利用者 が多 い ター ミナルな どの こ とで 、乗 降施 設 としての機 能 のみ持 つ もの を言 う。

通勤 通 学 型 歩 行 者 中心 型 ター ミナ ル

滞留者中心型 ター ミナル

例 :日 本 の通勤 圏 での 駅 タ ー ミナ ル

終着型、多 目的複合型 例 :韓 国 の駅 ター ミナル 空港 ター ミナル パ ス ター ミナル

滞留者 中心型 ター ミナル とは、終着型や多 目的複合型 ター ミナルのように単 に乗 降 のための施設 としての機能 のみならず、飲食、 ショッピング、待 ち合 わせ な どの複数 の機能 を持 つ ター ミナルの ことで滞留者 の占める割合 が比較的多 い ものの ことを言 う。 前者 の例 ではほ とん どの 日本の駅 コンコースがあ り、後者 の例 では本章 の調査対象 であつた韓国 の駅 コンコー ス、空港 ター ミナル、バス ター ミナルなどがある。 今回の調査 によって前者 の滞留者中心型 ター ミナル に内在す る問題点が 指摘 された

‐ 33‐


がそれ は以下の 4つ の点 に影響 を及 ぼ してい る。 a、

歩行者 に与 える影響

b、

他 の場所 の滞留者 に与 える影響

c、

駅の運営 に与 える影響

d、

避難時 の影響

即ち、滞留者 中心型 ター ミナルにおいては滞留者 の コン トロー ルが適正 ではない場 合 には滞留者 自身の利用上の問題 のみならず、他 の者 の利用上 の問題 まで生 じさせる。 これは結局 は滞留者 の滞留状況がター ミナル全体 の利用 しやす さを左右 する最大 の要 素 になってい ると言 うことである。 このように滞留者中心型 ター ミナルにお いては、 滞留者 の適正な コン トロールは滞留者 自身の利用 上の問題点の解消 のみ にな らず、他 の利用者 (歩 行者 )の 利用 上の問題点解消 のためにも不可欠である。 この ことは建築 計画的 には、 1)滞 留者 の利用空間の面積算定、 2)配 置計画 (改 札 と券売 の位置関 係、出入 日の位 置 と行列 ので きる方向 など)、

3)駅 の運営計画

L、 券売 の 自動 (改 オ

化 の有無 など)そ れぞれが滞留者 の コン トロール を念頭 においてなされるべ きである ことを意味 している とも言 える。

‐ 34Ⅲ


第 3章

滞留者数予測 モデルの考 え方


3.1タ ー ミナ ル での滞 留者 の コン トロール と各滞 留者 利用 空 間 での滞留者 数 予測 につい て 具体的 は滞留者中心型 ター ミナルの計画 においては主に 1)滞 留者 の利用空間の面 積算定、 2)配 置計画 (改 札 と券売 の位置関係、出入 回の位置 と行列 ので きる方向な ど)、

3)駅 の運営計画

(改 札、券売 の 自動化 の有無 など)に ついてそれぞれ滞留者

に留意 して計画すべ きことを指摘 した。 ここで、 ター ミナルにお ける滞留者 の適正な コン トロール を行 うために不可欠なの は、その利用 空間の面積計画である。特 に近年 の建築施設 の多様化 で、 一番 コン トロ ールの しに くいの も滞留 空間であ り、適切 な面積算定 は必要条件 である。そ して従来、 かかる空 間 の面積算定 は通常滞留者数 の予測 を基礎 に行 われてお り、結局 のところそ の空間での滞留者数 の適正な予測 が滞留者 の適正な コン トロール を行 うための必要条 件 と言 える。そ こで本研究 は以上の ような観点から、 ター ミナルにお け る滞留者空間 の面積算定 の基礎 となる滞留者数予測 につい て着 目す ることに した。

3.2面 積 算 定 に 関 す る従来 の 手 法 建築施設 を構成する各空間の適正 な面積算定 を行 う上で、その空間の利用者数 を予 測 してお くことは不可欠 である。 ここで滞留者数予測 とい うのは、 この ように面積算 定 の基礎 とす ることを目的 とす る滞留者数予測 の ことをい う。 この よ うな滞留者予測 の手法 は、大別す ると、経験的手法 による ものと演繹的手法 に分類 され る (表 -3参 照 )。 この うち経験的手法 とは既存 の他 の施設のデー タを目安 とす る方法 であ り、演 繹 的手法 とは当核建築施設内 におけ る人間

(利 用者 )の 行動特性 のモデル化 を通 じて、

具体 的 に構成 す る各空間での滞留者数 を予 測 する方法 のことをい う。 さらに前者 は利 用客数 の規模 や機能が類 以する既存 の施設 の面積規模 を目安 にす る方法 (面 積原単位 」 法 が主 に用 い られる)と 、必要 に応 じて回帰式、重カ モ デル など統計 的手法で算出 す る方法 に分 け る ことがで き、後者 は、 シ ミュレー ションによる もの と実用 計算式 に よる ものに分 け る ことがで きる。 これ らの手法 について、利点 ・欠点 を示 す ことによ り説明 した ものが表 -3で ある。

‐ 35‐


表 -3面 積算定に関する従来 の手法 方

経験的方法 (既 存 の他 の施 設のデ ー タを目安 とす る方法)

演組 的方法 (利 用者行 動 の特性 か ら直接 当核 施設 につい ての各空間 の滞留者数 の予測 を行 い、 これ を 基礎 とす る 方法)

・利用客数の規模 や機 能が類 以する既存 の施設の面積規模 を目安 にする方法 ・ 必要 に応 して回帰式、重力 モデル な ど統計的手法で算出 する方法

・ シ ミュ レー シ ョンに よる もの

。実用計算式 によるもの

・ 病院の臨床面積、図書館の書棚 ・ 高 い精度は期待 で きない 面積 といった単機能型施設の面積 。既存デ…夕を基礎 と してい るた め現代 の急速な建築 ニーズの変 規模算出な どに有効 ・ 計算が簡易なので企画の初期段 化機能の複合化 に柔軟 に対応 す る 階などで有効 の力`や や困難 ・精度の高い予測 も可能 ・対象 となる施設に合 わせた柔軟 な条件 の変更ができ複機能型施設 にも対応 じやす い

。モデル作成 に時間 と技術 を要す るのが普通 。実用性 のあると思 われる既存研 究 モデルが少 ない 。必要 とする精度 に見合 わ ない調 査 を必 要 とすることが一般的 。モデルの構造が一見 して明 らか でな く説明力が弱 い ことが多 い

・ 単機能型施設 (地 域図書館、美 術館、劇場、など)に 多 く利用 さ れる 。施設の機能 を限定すれば実用 性 のあると思われる既存研 究 モデル がシミュレー シ ョンによる もの よ りは多 い ・算定が比 較的 に簡易な ことが多

・ 特定 の施設における予測 を行 う ことを前提 としているため複機能 型施設への対応 が困難 。メf象 となる施 設 に合 わせ た柔軟 な条件 の変更が困難

い 。モ デルの構 造が式 か ら明 らかで 説明力 が強い 。限 られた施 設 における予 測 にお い ては精度 の 高 い予測 も可 能

従来、 ター ミナルにお ける滞留者空間の面積算定 は、経験的方法 によ り行 われて き た と思 われるが、表 -3に 見 るようにこの手法 は、単機能型 の施設 には適切 な方法 で あるが、今 日の ター ミナルの複合機能化 の傾向からす ると、 この手法 によるのが適切 かは疑間である。そ こで、演繹的方法 によるべ きことになるが、既存研究 においては い まだ、ター ミナルにお ける滞留者空間の面積算定 の基礎 となる滞留者予測 にはいか なる手法が適切 か、 もしくは新 たな開発 が必要なのかについては、必ず しも明 らかで はない。

3.3滞 留者数 予測 モ デ ル 鉄道 ター ミナルなど不特定多数 の人間が集中する施設 におい ては主にその空間での 滞留者 の適正な コン トロールが必要 となることを明 らかに した。そ こで本研究 はこの よ うな観点 か ら、 ター ミナルにおけ る滞留者空間の面積算定 の基礎 となる滞留者予測 について着 目す る ことに した。 しか し、 ター ミナルの使 われ方 に関す る従来 の研究 は流動 に関す る ものが 中心 であ

‐ 36‐


り、流動 モ デ ルの提案 も数 多 くなされてい るが、滞留者 の行動特性 に関 す る ものは数 少 な く、 ター ミナルにお け る滞留者 空間の面積算定 の基礎 となる滞留者 数予測 につ い ての研 究 は存在 しない とい って良い。 そ して、 ター ミナル以外 にお ける滞留者 空間 の面積算定 の基礎 となる従 来 の滞留者 予測手法 につ い て も、 い ず れ も一長 一短 があ る一 方 でその適用 場面 が 明 らかでな く、 これ をター ミナルにお け る滞留者空間 の面積算定 に適用 す るための条件 や、 も しくは 新 たな 開発 が必要 なのか について も、必ず しも明 らかで はない。

3.3.1滞 留者数予測 モデ ルの理 論的前提 建築施設 を構成 す る各 空間 の適正 な面積計画 を行 う上 で、その空間 の利用者数 を予 測 してお くことは不可欠 である。 この よ うな滞留者予測 の手法 は、大別 す る と、経 験 的手法 による もの と演繹 的手法 に分類 される。 この うち建 築施設 にお け る滞留者 数予 測 の演繹 的手法 とは当核建 築施設内 にお け る人間 (利 用 者 )の 行動特性 の モ デル化 を 通 じて、 具体 的 に構成 す る各空間での滞留者数 を予測 す る方法 の ことをい う。 この利用者 の行動 モ デ ル を通 じた滞留者数予測 モ デ ル についてその基 礎 となる考 え は以 下 の通 りである。 まず、 モ デ ルの予測 の対象 となる滞留者数 につい て (OlrrPII「 )確 認 してお く。 滞留者数 の予測 のメ寸象 は以下の範 囲 にお い て限定 され る。

1)い つ の時点 で

2)ど こ

│こ

(時 間的範 囲 )

(場 所 的範囲 )

3)何 を した い人 が 4)何 人入 るか

(主 観 的範 囲 )

(滞 留者数 )

この よ うな範 囲 の滞留者数 の予測 は利用者 の一人 一 人 の行動軌跡 を明 らか にす れば 必然 的 に定 まる ことになるが、具体 的 には以 下の点 につ い て明 らかにす れば理論 的 に は十分 であ る。

1)利 用者 の各 ノー ド (空 間の個性 に着 日 して分割 された 領域 :前 述場所的範囲に相当)で の滞留時間

‐ 37‐


2)利 用者 の行動 の経路

3)行 動 開始 時 間 利用者 一人 一 人 につい て以上の ことを明 らか にす れ ば理論的 には予測 の対象 (前 述

1)∼ 4))は 明 らかにな る。 ところが 、一 人 一人 につ い て以上 の ことを明 らか にす るのは現実 的 には不可能 で あ る。そ こで、利用 者全体 を見 たときの 1)、

2)、

3)に つい ての一定 の規則性 す な

わち行動特性 を予 め把握 し、その行動特性 に基 づ き、近以的 に これ らを予測す る方法 が考 え られる。従 来 の滞留者数 の予測 はす べ て この よ うな考 え方 を理論 的前提 と して い る点 で共通 して いると言 える。

3.3.2滞 留者数 と建築空 間 にお ける利用者 の 行動特性 との関係 について 前項 で見 た よ うに予測 にお いて、利用者 の行動特性 を把握する ことはモ デルの理論 の前提 となる。 しか し、 か かる予測 は施設 の性質 に よって予測 の難易 があ る。 たとえば、小 学校 の場合 はその施設 の性質 上

1)利 用 者 の各 ノー ドでの滞留時 間、

2)利 用者 の行動 の経路 、 3)行 動 開始時 間 のそ れぞ れ について予 めかな り正確 に把 握 しやす くモ デ ル化 も一 般 的 に容易 である。 一 方、博覧 会 の場合 は性質 上 1)、

3)と

2)、

もに必 ず しも正確 に把握 しやす い とは いい難 く、 モ デル化 も一般 的 に しに くい

と言え る。

表 -4施 設の性質 による予測 の 難易

小学校

博 覧会

駅 コ ン コー ス

美術館

経 路 パ ター ン

各 ノー ドで の滞在時間

行動 の 開始時間

予測 の難易

一 定 して いる

一定 してい る

一定 している

容易

ほ とん ど 一定 してな い

場所 に よって 一定 して い る

一定 してな い

難 しい

比較的 一定 している

目的 によって 一定 してい る

一定 してな い

比較 的 難 しい

比較 的 一 定 して い る

一定 して い る

一 定 してな い

容易

ほ │ま

‐ 38‐


このよ うに個 々の利用者 における 1)、 2)、

3)に ついて利用者 の行動 に何 らか

の規則性 (行 動 パ ターン)が あるか否 か、 もしくはどの程度あ るかが、予測対象 とな る施設 ご とに異 なる。言 い換 えれば行動特性 が把握 し易 い施設 と、 しに くい施設 であ り、 これによってモ デル化 の しやす さが異なる とい うことである。 従 って、人間行動特性 を通 じた予測手法 には、建築施設の性質 によっては一定 の限 界 が生 じざるを得 な い点 に留意すべ きである。 これらの行動特性 については、調査 によっては じめて明 らかになることが多 く、従 来研究 の存在 しな い建築施設 を予測の対象 とす るときは、新 たに調査 を行 い行動特性 を明 らかにする ことが不可欠である。 ところが、 この ように予測 の対象 となる施設 の行動特性 を把握 した上で モ デル を作 成 せず、従来 の複雑 なモデルなどを不用意 に予測 の対象 となる施設 に直接適用 しよう とすれば、同様 の結果 (OlrrPIFr)を 得 るためにINPlrrす べ きデー タは不必要 に多 く な り、必ず しも精 度 が高 くなるわけではない。 これ と同様 の結果 しか得 られなかった り、逆 に、 モ デルが単純す ぎて必要 な精度 の結果 が得 られないこともある。 即ち、結果的 には このように行動特性 を把握する ことがひいてはモデル を不必要に 複雑 に しないで済 む 。又、モデルに入力すべ きデー タも必要最小 限 にす る ことがで き る ことか ら、そのデ ー タを得 るための調査 も必要十分 なもので済 ませる こともで きる のである。 なお、従来 の予測 モ デル を見 ると、大別 して離算型 のシミュレーションモ デル を 使 った行動 モ デル と流体 モデル による行動 モ デルがある。 これ らのモデル を比べ て も、行動特性 によって適用す るのが適切 な場面が異 なっている。 また行動特性 に よってはこれらのモデルを使 わな くで も滞留者数が求 まる もの もあ る。前述 の小 学校 や劇場 などが これに当たる。

‐ 39-


表 -5行 動特性 の違いに よるモデルの適 用場面 の動 きの AP€of&v. 人間 コン トロール

々 のな 個 で間

コ ン ピ ュ ー ター に よ る シ ミュ レー シ ョン のみ

複雑 になりやすい

分 岐点 で の 選択係数 に よる

流 れ

主 さが で定性 因決特 要が動き 的動行と 理行 るる 物 にれあ

よ ンミが て に ヨナ率 れ   る 一シイ効 ら   よ こ タ げ 珈  ︲ 祉 式 ・レ . ユユテよと  論 ピ ミ スに こ> 理 ンシ シ ス いる は コる< ク よ い又

流体型

所時 場留 の滞ど

個 々の経路 パ ター ン

個人

適用 が な され て 適 当 な行動特性

要 が動き 的動行と 観行 るる 主 にれあ の主 さが 人 で定性 個因決特

離算型

計算 の方法

比較的容易

3.3.3滞 留者数 予測 とその要求 される精度 との関係 について 前項 で示 した よ うにその予測 は施設 の性質 に よって、難易 が あ る。 しか し、行動特 性 が把握 しに くい施 設 だか らとい って必 ず しも予測が成立 しな いわけで はな く、予測 に要求 される精度 、即ち、予測すべ き対 象 が それ ほ ど厳格 、厳 密 さを要 求 してない と きには予測 は成立 しうる。 この点 について以 下述 べ る。滞留者 数 の予測 の対 象 は以下 の範 囲 にお い て 限定 される。

1)い つ の時点 で

2)ど こに

(時 間的範 囲 )

(場 所 的範 囲 )

3)何 を したい人 が 4)何 人入 るか

(主 観 的範 囲 )

(滞 留者数 )

実 は、予測 にお い ては、以上の範 囲 のすべ て を求 める必要 が な い場合 や、 それぞれ 高 い精度 が要求 されてい な い場合 が ある。む しろその よ うな場合 が通常 であ る。 すな わち、

1)い

つ :ピ ー ク時 な どで十分 な こと多 い

2)ど こで :階 ごと、 エ リア ご とな どで十分 な こと多 い 3)何 を したい人 が

:食 事 、休憩 、出 る、入 る、 ∼ を買 い た い な ど

大 きな欲求 をつ かめば十分 な こ と多 い

4)何 人 い るか :1桁 まで正確 な ことは少 ない

‐ 40‐


この ように必 ず しも予測すべ きレベルは高 い とは限 らないの でその誤差 は許容 され、 予測 が成 り立 つのである。なお、 この予測 に要求 される レベルは施設 によって異な り、 またその用途 によって も異 なる。おおよそ以下の ように異 なっている。 表 -6各 施設における滞留者数予測 とその要求 される精度 との関係 い ■つ

美術館

ピー クなどで

劇場

十分

閉演 時

何人

購買、観覧、 休憩、 な ど

± 20人

エ リア ご と

購買、観覧、 休憩、 など

± 500人

教室、廊 下 ごと

学習、遊技、 ± 3人 休憩、 な ど

十分 ピー クな どで

小 学校

何 を した い

作品 ごと

十分 ビー クな どで

博覧会

ど こで

室 ごと

観覧、休憩 、 など

* s o,,t

以上 みて きた よ うに、滞留者数 の予測 を行 うにはまず、要求 される レベ ル を予め、 設定 す る こと も不可欠 となる。 ター ミナル にお け る予測 で も、 この点 につい ては必 ず しも明 らかでなか ったので、 これ を検討 した上 で 開発 を行 う必要 があつた。

3.3.4滞 留者数予測 の ための基本 デ ー タ 施設 にお け る滞留者数 の予測 では予 め予測対 象 となる施設 の利用者 の行 動特性 や、 予測 に要求 され る精度 を明 らかにす る必要 が あ る。 しか し、 これ によって予測 のため の モ デ ル を従 来 の ものか ら選定 または開発 した として も、そ のモ デルに入力 される基 本 デ ー タが入手 で きなければ、予測 は不可能 である。 従 って、予測対象 となる施設 の基本 デー タの入手 しやす さにつ いて もモ デ ル選定、 開発 にあたって予 め検討 してお く必 要 があ る。 一般 に、行動 モ デル作成 に要求 される基 本 デ ー タには以下の ものが あ る。

1)企 画者 、基本設計 の設計者 の意図 施設企 画者 か ら提示 される設計条件 や、基本設計 の計画者 か ら提示 される計画

‐ 41‐


の意 図 か ら、得 る ことので きるデ ー タ。

2)既 存建 物 の調査

(増 改築 の と き)

増改築 の場合、既存建物 の調査 に よ り幅広 い基本 デー タを収集可能 であろ う。 但 し、 調査 す る内容 によって調査 の難易 があ り、 この点 に留意 す る必要 がある。

3)同 様 の種類 の建物 の調査 既存建 物 の調査 が 困難、 もしくは新 築計画 の場合、同様 の種類 の建物 の調査 に よって これ を得 る こと もで きる。、

4)同 様 の種類 の建物 に共通す る特性値 美術館 な ら美術館 全般 の施設 に共通す る特性値 の ことで あ り、従来 の建築計画 研 究 の成果か ら得 られる もので あ る。

5)建 築施 設全般 にあて は まる特性 に よる もの これ も従 来 の建 築計画研 究 の成果 か ら得 られ る ものであるが、 4)と 異 な り、 建築施 設全般 に適用 す る ことが 可能 な ものである。待 ち行列理論 がその代 表的 な もので ある。 また対象 となる施設 が 増築 な い し改築 される計画 なのか、 それ と もまった く新 たに 計 画 される施 設 なのかで基 本 デ ー タの入手 の しやす さは異 なる。すな わ ち、増築、改 築計画 のための予測 を行 う場合 は、予 め様 々 な既存建物 での利用者 に関す るデー タが 得 られるが新 築 の計画 の場合 は直接対象施 設 の特性 を反映で きる よ うなデー タはな い ので、 一定 の条件 の もとで類似施設 のデ ー タを適用 せ ざるを得 ない。 そ こで、本研 究 で もター ミナルにお い て いかなるデ ー タであれば予 め入手 が可能で あるか につ い て検 討 した上 で、 一応 の仮 説 を立て、 ター ミナルにお け る開発 を行 つた。

‐ 42‐


4章

ター ミナル にお ける滞留者数予測 モデル


人 間行 動 モ デ ル を通 じた予 測方法 の分析

ター ミナルでの利用 者 の行動 パ ターン

ター ミナルでの滞留 者数 の予測 に要求 さ

ター ミナルでの滞留 者数 の予測 のための 基本 デー ター の入手

れる精度

しやす さ

1)利 用者の 目的 の類型

1)い つ の時点 で

化 される

(時 間的範 囲 )

2)入 場者数時刻変動 の

2)ど こに

パ ター ン も目的 に よっ て異 なる 3)目 的 によ り経路 パ タ ー ンが類型化 される

4)目 的 によって各地点

(場 所 的範 囲 )

3)何 を した い人 が (主 観 的範 囲 )

4)何 人 い るか

1)企 画者 の意図 (設 計条件 ) 2)既 存建物 の調査 (増 改築 の とき)

3)同 様 の種類 の建 物 の調査 4)同 様 の種類 の建 物 に共通 す る特性値 5)個 別 の予測手法 による もの

(滞 留 者数 )

での滞留時間 に差異 が あ り、そ の差異 にはあ る程度 の規則性 が あ る モデルの基礎 となる理論 の開発

ター ミナルの滞留者数予測 モ デルの開発

算定 シー トの開発

図 -27算 定手法 までの フロ ー

‐ 43‐


4.1滞 留者 数 予測 モ デ ルの概 要 前章 の 3章 は滞留者 の適正な コン トロール を行 うには特 に、滞留者 の利用 空間の面 積算定 の基礎 となる滞留者数 を正確 に予測す る ことが必要 である とともに、その必要 性 に答 えるべ く従来 の研究 が存在 しない とい うことを示 した。 これ をうけて本章では ター ミナルにお け る滞留者利用空間の面積算定 の基礎 となる新 たな滞留者数予測モデ ル と、それに付 随 して総滞留者数予測 モ デル を提案 した。算定手法 開発 までのフロー を図 -27に 示 す。

4.2モ デ ル 作 成 の た めの基 礎調 査調査

(東 京駅 、JR上 野 駅 、京成 上 野駅 )

4.2.1調 査概要 本調査 の 目的 は、東京駅、上野駅、上野京成駅 などの鉄道 ター ミナルを対象 として、 滞留者 に注 目 して各 コンコースの使 われ方、特 に利用 目的、経路 パー タ ン、各空間で の滞留時間そ して滞留状態 について調査 を行 い、滞留者予測モ デル作成 の基礎 となる 利用者 の行動特性 を明らかにすることである。各駅 とも金曜 日と日曜 日の夕方 のビー ク時

(16:00∼ 20:00時 )に 調査 を行 なった。各調査 区域 である コンコース

の平面図を以下 に示す。 ′ キヨスク

0

0 0

:□

[

0

0 0

0

[

0

︰︰口 , ︰

口 ′・ハV

自●●先a     ●■8ロ ロ     ロ

ロ     ロ

ロ    ロ     ロ

∩ビ   ロ

ロ   ロ

:0 00

0

銀の鈴

一般崚札 ロ

0

図 -2

44‐


地 下鉄 方 面

庁   卸 ︲ ︲ ︲ ︲ ︲

!②

旅行 センタ 一 ●    ロ    ロ

図 面 平 の

ス 一

″ 一     一[

9JR上 野駅 コンコースの平 面図

一 泉

図 -2

/③

雌○

8ド

面ロ

ぽ ①L 円 F も P 図 .

”     ﹂ ′

/正

4.2.2調 査方法及び調査結果 l VrR撮 影及 び滞留者 の分布状況 に関 す る調査

Al調 査 方法 時 間 ご とに コンコー ス内 の歩行 して い る人数 を把握 す るため 、 コンコース内 を 一 通 リビデオ撮影 を行 なった。 シ ー ンごとに ビデオの画面 を上 めて、そ のシー ンに映 って い る範囲 を コンコー スの平面上 に書 き、 その範 囲 の 中 で歩行 してい る人数 を数 えて記入 した。 また、

16時 か ら 20時 までの各 時刻 に 1度 づつ 、

コンコー ス内 の滞留 の状況 を調査 用紙 に記入 す る こ とに よって行 なった。

B)調 査 結果 各 駅 ご との歩行者 と滞留者数 を曜 日ごとに以下の表 に まとめ る。

‐ 45‐


表 -7駅 ご との 歩行者 と滞 留者の人数 16:00

17:00

東京駅 日

.

/

252

60

89

156

110

165

46

60

42

92

上野駅

歩行者 滞留者 歩行者 滞留者

275

110

JRL野 駅 京成

/

19:00

18:00

歩行者 滞留者 歩行者 滞留者

119

32

68

121

/

128

95

124

79

127

72

41

59

82

30

72

/

ア /

/ ノ

2追 跡調査

Al調 査方法 各 出入 口に対 し、 1時 間 ご とに任意 で歩行経路 の追跡調査 を行 なった。利用客 が コンコー ス 内 に入 つてか らは じめに各施設 を利用 、 も しくは利用 のための行 列 に並 んた地点 まで の軌跡 を調 べ た。

B)調 査結果 各駅 ごとの追跡調査 の結果 を経路 タイプ別 にわ け、以下 の表 にまとめた。 表 -8東 京駅 の 経路 タイプ 東京駅(金

)

タイプ別

券売

サ ー ビス施設

待つ

4-l

5-1 3-l 2-1

4-2、 3

110

20

通過

滞在時間 (秒 )

bO.1

00.υ V

56 57.8 96.2

56 57.79 115.2

130

260

東京駅(日 ) 券売

サ ー ビス施設

待つ

:

25 87 0 9

3

    5 9 1

3

7 5

3

8 3 4

5-1 3-1 1‐ -1 2-1 3-3 3-2 4-3 5-3 4-2 5-2 2-2

69.5

46‐

59,3 5

267 82.5

103.45 103.45

通過

8 7 8 9 7 4 5 5 9 3 9 4 5.6 3.2 = 0 7 0 0 2 2.5 ︲ ︲ ︲ 2 9 2 4 2 ︲

タイプ男リ 4Ⅲ…

滞在時間 (秒 ) 4b.ア も

67 23.75

148 206 161.8

174 373.7 186.3

327 530 395


表 -9JR■ 野駅 の経路 タイプ

タイブ別

3-1 2-1 3-3

券売

サー ビス施設

待つ

通過

34.8

45

2-2、 3

65

5-1 4-1

滞在時間 (秒 )

59.09 129.8

59,09 164.6

135 70

180 135

61.5

61.5

73.57

73.57

2-1 2-2、

5-l 4-1 4-2

4-2、 表 -lo京 成上野駅の経路 タイプ

5 6 3

3-1 2-1 3-3 2-3

5 4 0 1

2-2、

5-l

4‐― l

4-2 1-1

5-2、 日曜

券売

サ ー ビス施設

待つ

通過

34.5 C     3 2 綱 l 2

31.44 17

13

‐ 47‐

48.33 55

68 37 36.88

40 60

8 78 35 86 錨 7 3 鍬9 配 . .7 6 7 3

タイプ月J

3-1 2-1 3-3 2-3 5-1 4-1 5-3 4-3

滞在時間 (秒 )


3ア ンケー ト調査 → 調査方法 コンコースでの利用者 の目的別 の割合 を求めるために 5つ の項 について説問調 査 を行 なった。

B)調 査結果 ア ンケー トによる コンコースでの利用者 の 目的別 の割合 を以下に示 す。 表 -11ア ンケ ー トによる コンコースでの利用者の 目的別割合 (%) 駅

目的

5 3 8

切符購 入

6 ︲

48

44

61

5〔

14

33

11

11

24 5 0 10

0

7

C

11

11

C

0

4

C

11

7

22

4.3モ デ ル 作 成 の た めの基 礎 調 査 か ら得

通過

京成 上野駅 3

待合

そ の他

乗車

送迎

JR上 野 駅

東京駅

られ た具 体 的 考 察

ソウル駅 (2章 参照 )に 加 えて以上 の 3つ の駅 の調査結果 か ら以下の よ うに考察 を 行 つた。 ター ミナルでの利用者 の行動 パ ター ンにつ いて、その予測 に要求 され る精度、 その基本 デ ー タの入手 しやす さにわけて説明す る (図 一A)。

4.3.1タ ー ミナ ルの利用者 の行動 パ ターンにつ いて 1タ ー ミナルでの利用者 の 目的 は類 型化 され る。 調査 の対象 となった各駅 と もに乗車、待合 、通過、送迎、切符購入 を主 に 目的 と す る利用者 で全 体 の 80%以 上 を示 して い る こ とがわかった (図 -31∼ 図 -3

3)。 これは ター ミナルにお い て、 一般 に利用者 の主 要 な利用 目的 が類 型化 され る ことを示 して い る と考 える。

‐ 48‐


ハ ー もく 面 に e榊 眠壽 Юむ 書 里ミ ホ ″︱ も く︱図

ヽ︱ヽくO掘黙民士 O覇榊 即泄   8 国民壽Oへ小 ″︱ ヽ 田士駆泄

Ⅵ 川 = = 回 m ︵ 石 一   

. 川 = 川 Ⅵ く 紹回 一    


金曜 日

23.31%

図 -31東 京駅 の利用者の 目的別害」 合

・ ・:ヽ

:


金曜 日 11.110/.

0.00% 11.110/.

0.00%

日曜 日 7.14%

10.71%

7.14% 60.71% 10.71・/.

図 -3

2JR上 野駅の利用者の 目的別割合

‐ ξt‐


金曜 日

5.“ %

5.56% 0.00% 11.11°

/。

日曜 日 0.00%

図 -33京 成上野駅 の利用者 の 目的別割 合

‐ 51‐


2タ ー ミナルの入場者時刻変動 は 目的 ごとに独 自のパ ター ン をもつ 。 調査 か らは入場者 数 の時刻変動 のパ ター ンは類型化 された利用者 の利用 目的 ごと にそれぞれ独 自のパ ター ンをもつ ことがわか った。 ソウル駅 の場合 を図 -34に 示 す。 券売 の ための 入場 者数の時 まJ変 動

乗車の ための 入 ll者 数の時 貪1変 動

人数 2500

崎 童1

鶴‖

3階 の シ ョ ッ ピ ン グ の た め の 入 場 者 数 の 時 11変 動

通過の ため の 入場者数の時 責J変 動

人数 人数

│111

"

.

その他のための入場者数の時lJ変 動

レス トラ ンの ため の入場者 数の時 11変 動

人数

時al

100

llAI

図 -34ソ ウル駅 コンコー スの 目的別入場者の時刻変動

‐ 52‐


まず、乗車 目的 の入場者 は朝、昼 、

15時 、夕方 の 4回 の ピー クがあ るが、全体

と して はなだ らかな変化 をする。又、乗車券 の購入 のみが 目的 の入場者 は、昼前 か ら夕方 にか け てほぼ一定 の台形 の変動、駅 を通 りぬ け を主 要 目的 とす る入場者 は 15時 に ピー クが存 在 す る変動 、 シ ヨッピングを主 要 目的 とす る入場者 は夕方

17時 に ピー クが存在 す る変動 を見 せて い る。そ して、 レス トラ ン及 び、そ の他 の利用 目的 を持 つた入場者 の時刻変動 は昼 と夕方 の 2回 の ピー クが あ り時刻変動 パ ター ンが似 て い る。 この よ うにター ミナルの入場者数 の時刻変動 が 目的 ごとに独 自のパ ター ンを持 つ のは、 ター ミナルでの利用者各人 の利用 目的 が明確 で単 一で あ るため と思 われ る。

3目 的 に よ り経路 パ ター ンが類型化 される。 各駅 の追跡調査 の結果 か ら出入 口、券 売所、改札 日の 3ケ 所 につ い ての経 由 の有 無、経 由 の順序 に着 目す る とまず 6つ の経路 パ ター ンに分類 され る。そ れ をさら に、サ ー ビス施 設 (売 店 、電話、旅行 セ ンター等 )、 休憩所 な い しこれにかわる よ うな場所 の経 由 の有無 、経 由 の時点 を考慮 す る と以 下 の表 ― に頒

に示 される よ う

す る ことがで きる。

この よ うに確 か にター ミナルでは、 出入 口、券売所 、改札 回の 3ケ 所 が利用者 の 経路 の骨組 となるため経路 パ ター ンはある程度類型化 された もの となって い る こ とがわか る。 しか し、今 回 の調査 で明 らかな通 リサ ー ビス施設 や休憩所 が あ る ことが この類 型 化 した経路 パ ター ンに多様性 をもた ら してお り、出入 口、券売所 、改札 口に着 目 して分 類 したのでは完全 に類型化 されてはい ない。 そ して今後予想 されるター ミ ナ ルの複合機 能化 に対応 す るには この よ うな多様性 を も包 めて類型化 して い くこ とが必 要 出口あ る。 そ こで 、 この よ うに分類 した経路 をさらに前項 で類 型化 した利用 者 の ター ミナ ル の主 要利用 目的 に着 目 して分類 した ところ経路 パ ター ンは これ よ りかか る多様 な 点 も類 型化 で きる ことが わかった (表 -12の 一番左 の欄参照 )。 これはター ミ

53‐


ナルの利用者 は入場時 か ら強 く、 しか も単一の 目的 を一貫 して持ち、 このことが 経路パ ターンを自ず と類型化 させているためであると思われる。

表 -12駅 利用者 の 目的別全経 路 パ ター ン

観測された割合 (%) 利用 目的

8  3 2

4-2、 3

4-3

6.25 12.5C

陣陣陣陣陣陣陣

入ロー 出口 入回― サ ー ビス施設 (売 店、電話、旅行 センター等 )一 出口 入ロー 立 ち止 る (柱 、床 の上 等 )一 出口 入ロー サ ー ビス施設 (売 店、電話、旅行 センター等)一 立ち止 る (柱 、床 の上 等)

17. 78

23 .33

25.OC

16.67

駅 通 り抜 け サ ー ビス

26.67

3  2 3  2

4-1 4-2

入 ロー 改札 口 入 ロー サ ー ビス施設 (売 店、電話、旅行 センター等 )一改オL口

駅 通 り抜 け サ ー ビス

2.22

入 ロー 切符 の購入一改札 口 入 ロー 切符 の購入―立 ち止る一改札口

7  7 6  6

車 車 乗 乗

乗車

入 ロー 切符 の購 入― 出 口

乗軍

1-1 2-1 2-3 3-1 3-2

東京駅 JR上 野 駅 京成上野野

経路

“ “ “ 贅 4 4 6 5

切符 の購入

経路番 号

3。

13

6.67

一出回

5-1 5-2 5-3 5-2、 3

降車一 出口 降車一 サ ー ビス施設 (売 店、電話、旅行 センター等 )一 出口 降車一 立 ち止 る (柱 、床 の上等 )一 出口 降車一 サ ー ビス施設 (売 店、電話、旅行

20.00

13。

33

18. 7f

4.44 8.89

3.10

センター等 )一立 ち上 る (柱 、床 の上等 ) 一出口

6-1

降車

降車一 切符 の購入一 出口

調査人 数 (人

58ス

30人

表 -13経 路 番号 の読 み方 主要経路

そ の他経 由地点 1

切 切

→ →

出 改

→ →

入 入

4 5

54‐

なし サー ビス (店 、旅行 センター) 休憩所 ない しこれにかわるよう な場所

32人


4そ の 目的 によって各地点 での滞留時 間 に差異 があ りその差異 には一定 の特徴 があ る。 あ る特定 の場所 に滞留 す る者 が総 て 同 じ時 間そ こで滞在 す るので はな い ことはい う まで もな いが 、 そ の滞留者 の ター ミナル利用 目的別 にその滞留 時 間 を比 べ る と ある程度 の規則性 が あ ることが調査 によ り明 らか になった (表 -14)。 例 えば、 同 じ休憩所 にお い てそ こで 同 じく休憩 す るの に駅 舎通 り抜 け 目的 の人 は滞留 時 間 が短 い のに対 して、サ ー ビス施設利用 目的 の人 は長 めである。 この よ うにター ミナ ル にお いては、利用者 の利用 目的 に よって各 地点 での滞留時 間 に差異 があ り、そ の差異 には一定 の特徴 もあ る と言 える。 これはやは リター ミ ナ ルにお け る利用者 の利用 目的 の持 ち方 が強 く、 しか も単 一の 目的 を一 貫 して持 って い るため と思 われ る。 表 -14各 駅 の施 設 ご との 目的別滞在時間 施 設

目的

ソ ウル駅

東 京駅

券売

釆早

59

31

待合

な し

通過

な し

送迎 切符購入 サ ー ビス

な し 5 9 2. ︲

5 ︲

2 1

6 4

5 ︲

6 ︲

3 ︲

2 2

8 1

。 5

。 3

待合 通過 送迎 切符購入 サ ー ビス

サー ビス

乗軍 待合 通過 送迎 切符購入 サ ー ビス

長い

3

2 3

米阜

な し

22 9 5

待 合

ソウル駅 は長 Vヽ が東京 駅 :ま 短 レヽ 長 くな る 短い 比 較的短 い

短い 短い ソウル駅 は長 いが東京駅 は短 い 比較的短 い 短い 長い 短い 長い

4.3.2タ ー ミナ ル に要求 される精度 について ター ミナルにお い て も滞留者数の予測 は、予測 に要求 される精度 、即 ち、

2)ど こで 、 3)何 を した い人 が、 4)何 人 い るかの範 囲

‐ 55‐

1)い つ、

(精 度 )を 検 討す る必 要 が


ある。 これらは 2章 「滞留者 の コン トロールの必要性」 で示 された コンコースにおけ る滞留者 の滞留 によって生 じる問題点か ら考察 される。 す まわち、 1)い つ :タ ー ミナルにおいてはやは り入場者 の ピー ク時前後 に、各滞 留施設 で も滞留者数 は最大 となるので、 ピー ク時 の滞留者数 を求 め れば十分 である。

2)ど こで :各 滞留空間 ごとの面積計画 を行 うことが ター ミナルでの滞 留者 の コン トロール を行 うとい う意味 で必要 である。

3)何 をしたい人 が :そ の空 間 にいる人 の最終 目的が乗車 なのか、 ター ミナルの通 り抜 けなのか、 レス トラ ン、店舗禾U用 目的なのか とい っ た施設利用 目的を知 る必要がある。 これ よ り混雑 回避 のために滞留 空間の配置や利用 目的 に沿 した滞留空間の設計 を行 えるか らである。

4)何 人 い るか :駅 運営上 40∼ 50人 の誤差 ならば対応が可能である。 2章 に示 されたように滞留者 の滞留空間の大 きな問題点 の一 つ は滞留空間 を構成 す る利用者 の 目的が様 々なのにもかかわらず、画一的 に空間がおかれ滞留状態 が混沌 と してい ることであった。 そ こで、従来型 のモデルでは 3)に ついては無視 されてきたが、 ター ミナルにおい ては特 にこの点 についてはで きる限 り予測 し、滞留空間の混雑 回避 のための配置計画 や、滞留空間の合理化 をはかるべ きと考 える。

4.3.3タ ー ミナルでの基本デ ー ターの入手 しやす さについて ター ミナルでの基本デー タは他 の種類 の施設 と同様大 きく以下の 4つ の項 目に分類 する ことがで きる。

1企 画者 の意図

(設 計条件 )

総牙1用 者数 や、利用者 の構成

(い

かなる目的の利用者 を対 象 とす る施設 か)に

ついては企 画 によって通常設定 されてい るものである。

2既 存建物

(増 改築 の と き)及 び、同様 の種類 の建物 の調査

ター ミナル も新築計画 の場合 と増改築計画の場合 とで基本 デー タの入手 しやす

‐ 56‐


さは異 なる。増改築計画の場合 は既存建物 の調査 を行 うことよ り幅広 いデー タ の入手 が可能 である。特 に、入場者数の時刻変動、退場者 の時刻変動 について は、 ター ミナル運営者 が通常所有 してお り、調査 な くして入手 が可能である こ とが多 い。 一 方、新築計画の場合 は計画の企 画の段階での設計条件 が基本 デー タと言 える。 なお、調査 の難易 を以下に示す。 これは今回の調査 か ら考察 したものである。

表 -15調 査 の難易 調査準備

通、

C:

C A C C C

* A:容 易、 B:普

総合

追跡 調査

VTR撮 影

ア ンケ ー ト調査

券売 サ ー ビス 時 間調査

C

滞在 時 間調査

A

滞留 者数 の分布 調査

調査費用 調査 時 間 集計 の難易

入退場者数調査

調査人数

困難

3同 様 の種類 の建物 に共通す る特性値 これについては従来研 究では、 ター ミナルを対象 とす る研 究 は もともと少 ない ので明 らかになって い る ものはない。 しか し、今回の調査 によれば各調査対象 に共通 している点 として以下の ことが あげられる。 ヘ ター ミナルでの利用者 の 目的 は類型化 される ゝ 目的 によ り経路 パ ターンが類型化 される α その 目的 によって各地点 での滞留時間 に差異 があ りそ の差異 には一定 の特 徴 が ある したがって、同種の ター ミナルの調査 によって 目的別 の各地点 での滞留時間 は

‐ 57‐


入手可能であ り、設計者 自身も経験的 に設定可能 な ものである。

4個 別 の予測手法 による もの 行列 ので きる空間につい ては、待 ち行列理論 による計算手法 によ り、滞留者数 を予測する ことも可能 とも考 える。 しか し、実際 には到着分布 が理論分布 とは 近似 で きないのが通常 なので、到着分布 が調査 によつて明 らかになったとして も算定 は困難 か不可能 であろう。

58‐


4.4滞 留者 予 測 モ デ ル の 考 え方 4.4。

1モ デルの 基礎 となる理論及び考 え方

本 モ デルではその前提 として以 下 の真理 に基 づ い て い るので予 め本項 で示 してお く。

仮定 A:あ る閉 じた施設 において、仮 にすべ ての入場者 が Pl∼ Pnと い う各施設空 間 にお いOPl∼ 嶋 とい う決 まった滞在時間で滞在す ると仮定す る (下 図)。

S*t P1/T*α

l

S*tP2/T*α

S*t Paノ T*α

2

S;施 設全 体 の総滞留人数、 P;滞

留空間

T;施 設 での総 滞在時 間 、 L;滞 図 -35モ デ ルの基礎 となる理論

留空間Pxで の滞留時 間

n

(仮 定A)

すな わち、以上 の仮定 が成立 す る場合、入場者 数変動 にかかわ りな く各滞留 空間 で の滞留者数

sPl∼ snlは 以 下 の式 で表 わ される。

ヽ=S'tノ T C=二 p、 T〓 ill)(1) S:施 設全体 の総滞留人数 sPx;滞 留空間Pxで の滞留人数

T;施 設 での総 滞在時間 t;滞 留空間Pxで の滞留時間 上記仮定 におい ては常 に各空間での滞留者数 の比 はその対応す る空 間にお け る滞在

‐ 59‐


時間の比 に等 しい。 とす ると、各空間 にお け る滞在時間の比が分 かれば、各空間での 滞留者数 の比が求 まることにな り、 さらに総 滞留者数 が分 かれば、各空間での滞留者 数 まで求 まる ことになる。 さらにこれを応用 した形 で以下の仮 定 を考 える。

仮定B:あ る閉 じた施設 においてPl∼ Pnと いう各滞留者空間において集団Ql∼ Q .が 、それぞれQl;、 lPl∼ 、lhヽ

Q2;、 2Pl∼ `2h` ・・・Q弓 嚇 1∼ にぃ

という決 まった滞在時間で滞在すると仮定する

(下 図)。

さらにこのときの各集団の比もCQl∼ %Nと 常に一定 と仮定する。

… 〇

① ・ ・ ←

S

* tor",/(tqrtr +tqrrz+""+tqrn')*

` __

・ +tQ3

*`

Pa)*CQ3

3hノ

+` 3hソ (ぃ +だ12+…・

││ SRI

図 -36モ デルの基礎 となる理論 (仮 定 B)

この と きまず集 団 Qが 空間 弓に仮急 よ り滞在 す る人数 は以 下の式 で表 される。

=島・ tQHノ L

Sし 晴

Cqt

+

+` 2h)*CQ2

││ SPl

+

(tQ3Pl+tQjP2+…

*tQ3Plノ

(、 2Pl+` 12+…

S*tQl Plノ (tQlPl+tQI P2+… … +tQ l Pll)*CQl

S*` 2Plノ

―・ 一

一ヽ

□ 〇〇 〇

ヒ 左

… □

(2) 、 ;集 団Qの 施設全体での総滞留人数 鼈 ;集 団Qの 空間弓での滞留人数 ヽ ;集 団Qの 施設における総滞在時間 場 ;集 団Qの 空間弓での滞在時

‐ 60‐

C∝


とす ると、空間弓に滞在す る集団の合計、即ち空間弓の総滞留者数 発 には以下の式 で表 される。

Sh=ご

ICttSじ

Tb}(3) 崎ノ

'ヽ

ヽ ;集 団Qの 施設全体での総人数 Ъ ;集 団Qの 施設 における総滞在時間

%;総 滞留者数に対する集団Qの 人数割合 場 ;集 団Qの 空間弓での滞在時間 ター ミナルにおいては前項仮定 2が ある一定の視点からみるとかな り近似的にあて はまると言える。以下にその理由を述べる。まず、仮定Bは 以下の仮定 に整理できる。 仮定

1:集 団の比が常 に一定 である。

仮定

2:同 一集 団 にお い ては各空 間 ご とに見 る と、 すべ ての者 の滞在 時間が 同 じである。

そ して、上記仮 定 を満 たす"集 団"で 構成 される施設 に於 ては式

(3)が 成立す る。

とす れば、 ター ミナル にお け る 目的 ご との集 団 の行動特性 は調査結果 か ら上記仮定 にお け る"集 団 "の 持 つ性質 と近似 す る こ とがで きる と考 える。

1)仮 定 1に つ いて ター ミナルにお け る 目的 ごとの集 団 の構成 比 は調査結果 で少 な くと も 2時 間 の 間 にはそれ ほ ど変動 がない ことが わかっている

(タ

ー ミナル にお け る行動特

性 2参 照 )。 よって、特定 の 1時 間程度 に限れ ば この仮 定 もター ミナルにお け る 目的 ご との集団 に近似 的 にあては まると考 える。 この点予測 の対象 は、 ビー ク時 の もので足 りる ことか ら、結局 この よ うに限定 的 に この仮定 が成立す る と して も問題 ない と考 える。 したが って、 ター ミナル にお け る 目的 ごとの集団 に 着 目 した場合 には各滞留者利用 空 間 にお け る滞留者 数 は式

(3)で 近似 で きる

とい っ こ とになる。 そ こで 、式

(3)の 右近 の変数 に具体 的 に各値 を代入 すれ ば各 空間 の滞留者

数 は近似 的 に求 まるはず であ る。 そ して右近 での代 入値 をみ る と前述 4.3.3

‐ 61‐


の入手 し易 い基本 デ ー タにあたる ことがわかる。

(3)を 利用 して各空 間 の滞留者数 は予測

したが って、以 上 の よ うにこの式 で きる可能性 がある と言 える。

2)仮 定 2に つ い て 調査 に よって得 られてたター ミナル にお け る利用者 の行動特性

1、

3、

4(4.

3.1参 照 )を 見 る と、同 じ目的 を もつ集団 を仮 定 2に お け る"集 団 "と 近似 で きる こと力'わ かる。

4.4.2モ デル に必要 な基本 デ ー タ (INPUT) 以上の式 (3)を 利用 して、ター ミナルにおける滞留者数予測を行つた。提案する滞留者 による具体的予測方法のフローを以下の図-37に 示す。 ︱▼

利用者 の 目的 の設定

︱▼

目的 に よる構成比

︱▼

利用者の経路 パ ター ンの設定

︱▼

経路 パ ター ン別構成比

︱▼

滞留空間での平均滞在時間の設定

総滞留者数 の設定

(総 滞

留者数予測 モ デルの提案) ︱▼

諸予測値 の算 出 。滞留者空間 での滞留者数 の総 滞留者数 に対 す る割合 ・ 各滞留空 間 での滞留者数 。各滞留空間 におけ る滞留者 の 目的別構成比

図 -37提 案す る滞 留者 による具体的 予測 フロー ‐ 62‐


1利 用者 の 目的や構成 比、経路 パ ター ンな どの設定 は入場者 の時系列分布 パ ター ン と経路 パ ター ンの違 い に着 目 して これ らを検討す る とよい。

2滞 留 空 間 での平均 滞在 時 間 の設定 方法 につい ては、 も と もとター ミナル を対 象 とす る従 来研 究 は少 な く、明 らか になってい るもの はない。 この点、今 回 の調 査 に よれば各調査対象 に共通 して、利用者の 目的 に よって各地点 での滞留時 間 に差異 が あ り、そ の差異 にはあ る程度 の規則性 が あ る とい う ことが わか って い るので 、同種 の ター ミナルの調査 に よってこれ らのデ ー ター を入 手 す る。 また、 設計者 自身 の経験 に よる設定 も可能 なので、それに よる もの も よい と思 われ る。

3滞 留 空 間 での平均 滞在 時 間 の設定方法 これ につ い ては従来研 究 では、 ター ミナル を対 象 とす る研 究 は もとも と少 ない ので 明 らか になって い る ものはな い。 この点、今 回 の調査 に よれば各調査対象 に共通 して い る点 と して以下の ことがあげられる。 a、

ター ミナルでの利用者 の 目的 は類型化 される

b、

目的 に よ り経路 パ ター ンが類型化 される

c、

そ の 目的 に よって各地点 での滞留時間 に差異 が あ りそ の差異 には一定 の特徴 があ る

したが って、 同種 の ター ミナルの調査 によって これ らのデー ター は入手可能 であ る し、 設計者 自身 も経験 的 に設定 可能 な もので ある。

4最 後 に総滞留者数 の設定 につい ては項 を改めて説明す る。

4.4.3総 滞 留者数予測 モデル ター ミナルにお け る総滞留者数 の設定 の仕方 は増改築 の場合 と新 築 の場合 とで異 な る と思 われ るので以下 にわ け て説明す る。

1増 改築 の場合 は既存施設 の総滞留者数 の調査 は困難 である。そ こで、調査 の 比較的容易 な入退 場者数 のデー タを入手 し、 これ を基 礎 に これ を求 める こと が妥 当 であ る と考 える。 この点 以 下の よ うなグラフを使 った算定方法 に よる のが 簡便 と考 える。図 の よ うに入場者数 と退場者数 の累計値 をプ ロ ッ トす れ

‐ 63‐


ば、ABの 長 さが時刻 tに お ける滞留者数 を表 わす ことになる。 人数

おける 総滞留者数 tに

図 -38総 滞留者数予測モデルの説明 (1) 退場者数の時刻変動 が入手 がで きない場合 は、退場者数 の時刻変動が入手 が で きない場合 も多 い。そ こで、入場者数 の時刻変動 しか入手 がで きない とき は以下 のモデルによって退場者数 の時刻変動 の予測 が可能 と考 える。 この点、、待 ち行列理論 による方法 も考 えられる。 しか し、待 ち行列理論 は到着率 つ まり単位時間当 た りの平均到着人数 が時間 的 に変化 しない ことを仮 定 したものであるために、 この仮定 にあてはまる現 象 に対 しては、待ち時間や退場者数 の時刻変動 を理論的 に求 めることがで き るが、そうでない ものについては適用 で きない。 舅 賣 対 n31人 菫 1崎 間 あ た り 平 均 (全 体 ピ ー ク 峙 (16800)

101懸 )

晶.67炎

17736

m   m

人/時間

8:00

9:00

10:00

11:00

12:00

13:00 14:00 時 11

15:00

16:00

17:00

18:00

図 -39ソ ウル駅 コンコースの 入場者数 の 時刻変動

‐ 64‐

19:00


よって、到着率が時 間的 に変化す るター ミナルの場合 (上 図)は 平均滞在時間 を ・ 求 めたとして も待 ち行列理論は もちいることはで きない。 そ こで、本研究では この流体 モ デル を応用 し、退 場者数 の時刻変動 の予測 を行 な った。 まず、下の図 の ように到着数 と退出数 の累計値 をプ ロ ッ トす れば、 ABが

A時 点 での滞留者数、 CDが Cの 時点 で入場 した者 の滞在時間 を表 し、 これ ら の数値間の関係 を示 す ことがで きる。 そ こで、グラフに予 め入場者数 の時刻変動 をプ ロ ッ トしたのちに、 これを一 日 の平均滞在時間分 だ け右 へ平行移動 させるようにプ ロ ットしなおせば退場者 の時 刻変動 を得 る ことがで きる (下 図)。

時間の滞在時間 図 -40総 滞留者数予測 モデルの説明 (2) 平均滞在時間 につい ては調査 が必要 だが、比較的容易な調査 で入手可能である こ とは述べ た。 ただ、 この方法 における欠点 は、滞在時間も平均値 で代表す る こと で ある。 しか し、平均滞在時間が単位時間内である場合 には、誤差 は安全側 であ り、 この場合 に有効 である。

2新 築 の場合 は、既存施設が存在 しない ため入退場者数 の時刻変動 を調査 によって は入手 で きない。 もっとも、企画段階で、予想 される一 日の総入場者数 は設定 さ れてい るのが通常 であるのでこれを基礎 に予測 を行 う。その方法 は まず入場者数 の時刻変動予測す る。 ター ミナルに於 ては、入場者 数 の時刻変動 のパ ター ンは、 ある程度類型化 される。そ こで予想 される一 日の総入場者 数 と該 当す る入場者数 の時刻変動 のパ ター ンか ら入場者数 の時刻変動 を得 る。

‐ 65‐


そ して、入場者数 の時刻変動 を予測 した後 は 1の 入場者数 の時刻変動 しか入手で きない場合 と同様 に して入場者 数 の時刻変動 を予測 し、総滞留者数 を求 める。

4.4.4モ デルの 出力 (OUTPUT) 利用者 の 目的、経路 パ ターン、滞留空間での平均滞在時間、 ター ミナルの総 滞留者 数 を式

(3)に 代入す ることで、Ol「 IPurで ある 1各 滞留空間での滞留者数 の総滞留者数 に対す る割合 2各 滞留空間での滞留者数 3各 滞留空間 における滞留者 の 目的別構成比

を求 めることがで きる。

66‐


4.5算 定 シ ー

トに つ い て

前項 で示 した計算は、表計算 ソフ トで行 うのが簡便 と考 える。そ こで以下に示す よ うな算定用 シー トを作成 した。網 かけの部分 が入力 を行 うケ所で ここに、前項 で設定 された設定値 を入力する。その他 の 目的 の部分 に計算 の結果が 出力 される。 このよ うに表計算 ソフ トをその算定 に使用 したことで プ ログラムの作成 の手間 をは ぶ くことが で きるとともによ リアタラクテイプなイ ンター フェース を得 る こともで き た と考 える。又、近年表計算 の関数機能 は著 しく高度化 してきてい る。 このような傾 向か らすれば、 モデルによる計算 もモ デルの理論上 許 されるか ぎり、 これを利用 す る ことが望 ま しい と考 える。

︰ ︰ r ︰ ︰ ︱ ト ー ー ー L I I I l r ︰ I F ︰ ︱ ︰ ト ー ー I L I I L I 一

︰ H ” 呻 硼                       ] ¨ 一

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‐ 67‐

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Flf利 用

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購 書発 通 り菫 け 発店 。食 堂・ モ 見送 り・ 出迎えー

一 抑 柳 柳 枷 珈

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夢売所

一    一    一 〇 〇 0 一 〇 〇 0 ¨ 0 0 〇 一 〇 0 一 〇 〇 0 一 〇 〇 0 一 0 ”

表 -16算 定用 シー ト


4.6検 証 及 び 考 察 ソウル駅及び、東京駅 の検証 の結果 を以下の表 -17、 表 -18に 示す。 ター ミナルにお いても滞留者数 の予測 は、予測 に要求 される精度、すなわち、1) いつ、 2)ど こで、 3)何 をしたい人 が、 4)何 人 い るかの範 囲 (精 度 )を 検討す る 必要 があつた。ソウル駅 については、 いずれ もこの範囲 の精度 が得 られた と言 える。 しか し、東京駅については、 この範囲 の精度 が得 られた と言え ない。 このことは、 ソ ウル駅が滞留者中心型 ター ミナルであ り、東京駅が流動者中心型 ター ミナルであると い う差異 によるもの と考 えられる。

表 -17ソ ウル駅 の 実測値 とモデ ル値 の検証 平 均滞 留

通過

施設

0 0

送迎 0

0 0

16.69 16.4E

83.5ξ

券売

371.54

降車

88.31

乗車 368.8′

歩行空 間

(人 )

0 0

サ ー ビス施 設

時 間 (分 ) 比 (%) 12.96 ZU.64 モ デ ル値 11.97 23.68 実測値

待合

目的別の人数の割合 (%)

帯留人数 滞 留者数

0 0

改オ し

曜 日)

券売 PJI

(日

実測値

16.32

33.OC

597.1

100.OC

0.00

0.OC

0.OC

0.00

0.OC

モデル値

14.70

29.lC

456.52 100.OC

0.00

0.00

0.OC

0.00

0.OC

実測値

10.37

25.02

138.3C

70.38

0.00

0.00

0.OC

4.21

25.41

モデル値

11.81

23.37

366.6C

63.08

0.OC

0.00

0.OC

0.OC

36.92

棄測値

13.55

14.33

271.91

40.72

0.OC

0.00

0.OC

59.11

0.17

モ デ ル値

7.67

15.18

238.22

0.00

0.OC

0.00

0.OC 100.OC

0_OC

実測値

3.62

7.01

192.67

60.73

0.OC

3.09

12.03

12.94

11.21

モデル値

4.38

8.67

136.06

58.54

0.OC

4.84

9.23

15.27

12.11

56.82

100.00

1569.00

48.51

0.OC

11.09

13.13

18.03

9.24

50.54

100.00

1569.00

49.02

0.OC

9.65

18.41

12.7g

10.14

=>=-7.tfr 実測値

モデル値

68‐


表 -18東 京駅 の実測値 とモデル値 の検証 (日 曜 日)

券売所

改lL

コンコース全体

比 (%)

乗車

(人 )

降車

券売

通過

施設

送迎

3.78

10.32

100

0

0

0

モデ ル値

2.7C

3.8ξ

13.13

86.58

13.42

0

0

実測値

0。

11

0.07

2

100

0

0

モデル値

0.5(

0

0

3G

G

0

75.89

0。

77

2.63

49.97

32.59

88.97

57

0

0

0.5C

0.81

2.76

9.42

14.69

0

28.87

18.83

51.4

85

3

3.震

4.45

15。 19

15.64

67.43

1.92

C

0

15.01

実測値

68.58

44.73

122.12

57.88

7.53

0

28.73

0

5.84

モデル値

65。 42

90.12

307.29

23.48

38.98

3.98

11.87

0

21.68

152.54

10C

273

55.89

8.82

0

32.3ξ

0

2.釧

72.04

10C

31.09

33.33

2.2

17.18

0

15.55

実測値

実測値 モデル値

歩行空間

時 間 (分 )

目的別の人数の割合 (%)

滞留者 数

5.ε

実測値

モデル値 サ ー ビス施設

滞留人数

^υ

侍合

平 均滞 留

実測値 モデル値

0。

‐ 69¨

C

1

C


第 5章

結論


本研究 で は、近年増築 が行 なわれたソウル駅 を対 象 と し、その コ ンコース内 部 の使 われ方 に関 して調査 を行 ない、そ の特性 と問題点 を明 らかに し、施設 計 画 のため の基本 的 な資料 を提供す る ことを第 一の 目的 とす る。 韓国鉄 道 の終着駅 と 日本 の鉄道 の終着駅 の運営 上 の主 要 な相違 点 は 2つ ある。

1つ は、 日本 では改オしは常時改オL方 式 を採用 す るのが一 般 的であるの に対 し て、韓国 で はプラッ トホー ムでの安全性 の重視 か ら、定 時改札 方式 を採用す るのが一般 的 で あ る こと、 もう 1つ は、 日本 では券売 はほ とん どが 自動券売 化 されて い るのに対 し、韓国内で は人件費 の コス トの方 が安 い ため 自動化 が 進 んで い な い点 であ る。 ところが、 これ らの韓国鉄道駅 の特徴 的 な点 につい て 国内最大 のメイ ン ター ミナルであるソウル駅で さえ変更 の計画 は な く、当 分 この点 につ いては変 わる見通 しもな い。 そ して、今 回 のソウル駅 コンコース の調査 では、 まさに この 2つ の相異点 に よって様 々 な利用 上 の問題点 を説明 で きることが 明 らか になった。 さらに、韓 国 にお け る鉄道 の コンコース は これ らの 2つ の特徴 を前提 とす る 以上、主 に コンコー ス内 の滞留者、す なわち待 ち行列 、休憩施設、待 合施設、 レス トラ ン にお け る利用者 の コン トロー ルが主要 な課題 である ことが 分 かつ た。特 に注 目すべ き ことは、滞留者 の コン トロー ルが適 正 ではな い場合 には 滞留者 自身 の利用 上 の問題 のみならず、他 の者 の利用 上 の 問題 まで生 じさせ る こ とであ る。 結局、韓 国 にお け る鉄道 の コンコース に留 まらず、 この よ うな滞留者 中心型 ター ミナル に於 ては常 に、滞留者 の滞留状況 が、滞留者 自身の利用 しやすさ のみな らず、 ター ミナル全体 の利用 しやす さを左 右 す る最大 の要素 になって い ると言 う ことを結論 づ け る ことに もな った とい える。言 い換 えれば、滞留 者 中心型 ター ミナル は、 この意味 で も、流動 の コン トロール を重視 す るよ り も、滞留者 の コン トロール を重視するべ きである と判断 される。

‐ 70‐


そ して第 二 の 目的 は従来 の滞留者 予測 モ デルの考察及 び、 ター ミナルにお け る滞留者 の行動特性 に関す る調査 を通 じて、 ター ミナルにお け る滞留者利用 空 間 の面積計 画 の基礎 となる滞留者数予測 モ デル を提案す る ことで ある。本 研 究 は従来 の行動 モ デ ル研究 を滞留者数予測 とい う観点 か ら整理 を行 う と同 時 に、 これ らの整理 をふ まえて コンコース にお け る滞留者数予測 モ デ ルを作 成 した。 また、それに付 随 して総滞留者 数予測 モ デル (流 体 モ デル)を 提 案 す る こと がで きた。 そ して、 この滞留者数予測 モ デルにおいては以下の成 果 が得 られ た と考 える。 これ まで行動 モ デ ル研 究 にお い てはその流動 に関す る ものが 中 心 で 、滞留者数 の予測 とい う観 点 で予測 モ デルの 開発手法 を整理 した研究 は 皆無 であった。今 回 これ を整理 す る ことで、滞留者 が 中心 となる施 設 の滞留 者 数予測 モ デ ル 開発 の際 の指針 を示 す ことがで きた。 従 来、 ター ミナルにお け る滞留者 空間の面積算定 は、経験 的手法 に よ り行 わ れて きた と思 われるが 、

この手法 は、単機 能型 の施設 には適切 な方法 であ

るが 、今 日の ター ミナルの複合機 能化 の傾 向 か らす ると、 この手法 によるの が 適切 ではな い。 しか し、今 回 の滞留者数予測 モ デ ルでは利用者 の 目的 を考 慮 したモ デ ル とす る ことで、 よ り複合化 とい う現状 に属 した算定 を可能 とす る こ とがで きた と言 える。 さらに、そ のアウ トプ ッ トとして各 滞留 空間 にお け る 目的別構成比 まで示 す ことで 、他 の空間 との配置関係 の検 討 をよ り級密 に行 うことが 可能 となったと言 える。 モ デルの算定 に表計算 ソフ トを使用 す る ことで、 プ ログ ラ ム作成 な どの手 間 を さけ る ことがで き、 よ り簡易 に これ を行 うことがで きた とと もに、 アタラ クテ ィブな算定 も可能 になった と考 える。 総 滞留者数予測 モ デ ル (流 体 モ デル)に ついては、入場者 の到着分布 が理論 的分布 (ポ アソ ン分布 、 ガ ンマ分布 な ど)に 近以 しに くく、待 ち行列理論 な

・71‐


どでの予想 が 困難 な と きに有効 である。

‐ 72‐


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P。

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976-10 47)斉 藤有弘、久米秀文、赤坂利 明、田中博、藤 ノ木亭 :滞 留型都市施設 にお け る群 集動向 について調査研究

976-10

(そ

の 2)、 日本建築学会学術講演梗概集、 1


付録


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写真 1-1

写真 1-2

5。 6番 改札 口

11・ :2番 改札 口


写真 2-1

ブ ッロ ク F券 売窓 口

写真 2-2

ブロ ック B券 売窓 口


写真 3-1

写真 3-2

写 真 3-3

ベ ンチ (大 )1番

ベ ンチ (大 )2番

ベ ンチ (大 )3番


写真 3-4

写真 3-5

ベ ンチ (大 )4番

ベ ンチ

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写真 3-6ベ ンチ (小 )


写真 4-1

正 面 出入 り回

写真 4-2

正 面 出入 り口

写真 4-3

後面 出入 り口


写真

5-1

電話ボ ック ス 2

7

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写真 5-2

電話 ボ ック ス 3


写真 6-1

トイ レ 1

写真 6-2

トイ レ 2

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写真

7-1

正 Flの エス カ レー タ ー

ゼ 一 め 官 一 筆 一 写真

7-2

後門 の エス カ レーター


写真 8-1

写真 8-2

2階

2階

か ら 3階 へ の エ スカ レー タ ー

か ら 3階 へ の エス カ レー タ ー


写真9-1

コーヒショップ兼 レス トラン

写真9-2

スナ ック兼 レス トラン


写真

10-1

ポ ー リン グ場


●研究実績

1 1

論文

新幹線停車駅 の都市 に及 ぼす影響

論文

池袋地下 コンコー スにお け る人間の

1988年 3月 1990年 3月

早稲 田大学卒業論文

1993年 1月

日本建築学会計画系論

早稲 田大学修 士論丈

行動 シミュ レー シ ョンに関する研究

1

論文

ソウル駅 の コンコー スの使 われ方 に

文報告集第 443号

関す る研究 論文 (投 稿 中)

渡辺仁史

滞留者 中心型 ター ミナル における滞

1993年 1月

留者数予測 に関す る研究

日本建築学会計画系論

渡辺仁史

文報告集

講演

新幹線停車駅 の都市 に及 ぼす影響

1988年 10月

日本建築学会大会学術

渡辺俊・ 渡辺仁史

講演

池袋地下 コンコース にお け る人 間の

1990年 10月

日本建築学会大会学術

渡辺俊・渡辺仁史

行動 シミュ レー シ ョンに関す る研 究 講演

駅及 びその周辺 にお け る人 間流動 に 関す る研究

講演

1991年 10月

(そ の 2)

コンコース における停止者 の分布状 況 に関する研 究

講演

1991年 10月

の 1)

駅及 びその周辺 にお け る人間流動 に 関す る研究

講演

(そ

講演梗概集

(そ

1992年 8月

の 1)

日本建築学会大会学術

佐野友紀・渡辺俊

講演梗概集

・渡辺仁史

日本建築学会大会学術

佐野友紀・渡辺

講演梗概集

俊・ 渡辺仁史

日本建築学会大会学術

渡辺仁史

講演梗概集

配送 セ ンター配置の評価 に関す る研究

1992年 8月

日本建築学会大会学術

高瀬大樹 ・林 田和

講演梗概集

人 。渡辺俊 。渡辺 仁史

講演

都市景観映像 デー タベー スの検索 に関

1992年 8月

す る研究

日本建築学会大会学術

笠井健 ―・木瀬貴

講演梗概集

晶 。渡辺俊 0渡 辺 仁史

(そ

観客 の 回遊 パ ター ンに関す る研究

の 1)

1992年

8      8

の分類 に関す る研究 観客 の位置把握 に関す る研 究

講演

1992年

月   月

演   演 講      講

障害者 のための移動空間か らみた駅舎

1992年 8月

日本建築学会大会学術

切敷香澄・渡辺仁

講演梗概集

日本建築学会大会学術

高明秀・陳傑 ・渡

講演梗概集

辺俊・渡辺仁史

日本建築学会大会学術

陳傑・ 高明秀・渡


一 一 m 一

(そ

の 2)

日本建築学会大会学術

和田和人・ 渡辺俊

講演梗概集

・ 渡辺仁史

日本建築学会大会学術

佐野友紀・渡辺俊

11

¨ 一 一“﹂ 一

講演梗概集

研究

1992年

辺俊 0渡 辺仁史

駅改札 口における君衆流動 に関す る

      8

間変動 につい て

1992年

月   月

演    演 講    講

博覧会 における日別入場者数 の期

講演梗概集

場ザ鸞燻囀靖 一

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鉄道ターミナルにおける滞留行動に関する研究  

1993年度,博士論文,鄭姫敬

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