ドト ト ︲L
空 間 にお け る人間行動 の表現 に関す る研究 A study on expression ofhuman behavior in space.
平成 4年 度
修 士論 文
指導 :渡 辺仁 史教授 早稲田大学大学院理工学研究科 建設工学専攻建築学専門分野
61E050 佐 野友紀
目次 第 1章
序論 研究 目的・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・ 1 研究背景・・・・・・・・・・・・・・・・ 。2 研究概 要・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・ 5
1 1‐ 2 1‐ 3 1‐
第 2章
人間行動 と言葉 の関係 人間行動 の表現・・・・・・・・・・・・・ ・ 7 行動 を表す言 葉・・・・・・・・・・・・・・ 8 フアジィ理論 を用 い た言葉 の数値化・・・・・ 9
1 2‐ 2 2‐ 3 2‐
第 3章
デー タの収集 言葉 デー タの収集 ・・・・・・・・・・・・・ H 映像 デー タの収集 ・・・・・・・・・・・・・ 13
1 3‐ 2 3‐
第 4章
人間行動 を表 現す る言葉 に関す る調査 調査 1 言葉 の使 われ方調査 ・・・・・・・ ・ 15 調査 2 映像 を用 い た言葉 の印象調査 ・・・・20
4-1 4‐ 2 第 5章
ファジイ理論 を用 い た検索方法 言葉 と数値 デ ー タの関係 ・・・・・・・・・・25 言葉 のメンバー シツプ関数 の作成・・・・・・26 メンパ ー シップ関数 を用 い た検索 ・・・・・・ 27
1 5‐ 2 5‐ 3 5‐
第 6章
人間行動辞書 辞書 の形態・・・・・・・・・・・・・・・・ 28
1 6‐ 2 6-3 6‐ 4 6‐ 5 6‐
第 7章 7‐
1
7‐
2
辞書 ス タック・・・ … ・・・・・・・・・・ 30 特殊検索 ス タック・・・・・・・・・・・・・ 32 ヘル プス タック・・・・・・・・・・・・・・ 34 システ ムの構成 ・・・・・・ ・・・・・・・・36 結論 まとめ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・38 今後 の展望・・・・・・・・・・・・・・・・39
おわ りに 参考文献 付録 :行 動辞書 テキス ト (一 部)
`
は じめ に
当研究室で、人間行動を研究するようになって 以来、「混雑」 と「 にぎわい」 にはどのような違 いがあるのだろうかということが、ずっと気にか かっていた。群衆密度が同じ空間においても、 「混雑Jと 「 にぎわい」が存在することは明らか であり、それを人間は判断 している。 この疑間に 対 して、様々な人から様々な答えが返ってきた。 「口を大 きく開いているのが「にぎわい」で、閉 じているのが「混雑」だ。」 とか「「 にぎわい」 を構成するのは仲間で、「混雑」を構成するのは 他人である。」 とい う意見 もあった。それぞれの 意見は正 しくもあり、また不明確で もある。結局 「その場 に目的を有 し、快適な状態であるのが 「にぎわい」で、その場に目的がなく不快な状態 であるのが「混雑」 である。」 と言う自分 なりの 結論 に達 した。 しか し、この考え方もまだまだ不 完全であるような気がする。 このように人間行動 を表す言葉は普段何気なく使 っているが、説明 し ようとすると出来ない ものが多い。そこで、この ような言葉を収集 して、分類 してみようと考えた のが本研究の始 まりである。
第一章
序論
1‐
1
研 究 目的
本研究 の 目的 は、空間 にお け る人 間行動 の表現 の 中か ら、特 に言語 に着 目 し、それ らを収 集 し蓄積す ると共 に、映像 を用 いて説明 を加 えた、人間行 動辞書 システムを作成す ることで ある。
ずゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室 1992年 度修士論文
1
1-2
研究背景
1)社
会的背景
近年、 コンピュー タが建築 の分野 に も浸透 し、CAD、
日影計算、構 造計算 な どへ の利用 が
当 た り前 になって い る。その 中 で、 コンピュー タの有効 な活用法 として注 目されてい るのが、 マル チメディアである。 マル チメディアとは、文章、映像 、音声、な どの情報 を蓄積 し、互 い に結合 させ、同時又 は並列 に表示す ることによって、様 々 な方面 か らよりわか りやす い解 説 を加 えるシス テ ムで ある。例 えば、建築 の平面 図、 日影 図 と外観 シミュ レーシ ョンを同時 に表示す ることに よ りわか りやすい プ レゼンテー シ ョンを行 な うとい った利用 がなされてい る。 また、 画面 上 で 2つ 以上 の ソ フ トウエ アを並 列 に使用 す るマル チ タス クもパ ー ソナ ル な コ ンピュー タで利 用 で きる よ う になった。 これ は、 ワー プ ロ ソフ トと表計 算 ソフ ト、 あ るい は、
CADソ フ トと構 造計算 ソフ トを並列 に使用 す るな ど、有効 な活用法 が考 え られ る。 そ こで、本研 究 では、 マル チ タス クが使用 で きるマ ッキ ン トッシ ュ コンピュー タ上 で 、汎 用 的 なマル チメ デ ィアの ソフ トウエ アであ るハ イパ ー カ ー ドを用 い て、人 間行 動 を表 現す る 言語 を収集 し、 映像 を用 い て表現 した人 間行 動辞書 を作 成 す る。
ずゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
2)関
連研究
空 間における人 間行動 の表現 として、数値 、言語、映像、記号 などが挙 げ られる。我が 国 の行動研究 は、戸川喜久二氏 の 「群衆 と密度」 や J。 フルーイ ンの「歩行者 の空間」 に代 表 されるように、人間行動 を歩行速度 や群衆密度 の ような数値 に置 き換 える研 究 が行 なわれて きた。 この ような研究 は、安全 な避難 を主 目的 としてい たため、数値 とかかわ りのない部分 の研 究 は少 なか った。そのため、人間行動 の表現 は、数値 が大半 を しめてい た。 しか しなが ら、人間が空 間や行動 を評価 す る際 には、数値 へ の置 き換 えが行 なわれてい るのではな く、 言葉 へ の置 き換 えが行 なわれてい ると考 え られる。そこで、行動 を言葉 で表現す ることが必 要 になる。 このよ うな視点 に立 った研究 としては、平成4年 に東京大学 の高橋鷹志氏等 によって発表 された「指示代名詞 の使 い分 け による個人空 間の領域文節」 が挙 げられる。 この研 究 では、" ここ 。そ こ 。あそ こ"と 行 った指示代名詞 を用 いて、言葉か ら受 ける認知空間 に関す る実験 を 行 っている。
また、空間における密度感を言葉で表現す るとい う点 に関しては、昭和61年 年 に東京都立 大学の長倉泰彦氏等 によって発表 された「 シミュレーション活動 による「動的密度感」の計 測実制
において空間における人間の歩行行動 と密度感 についての計測実験を行 っている。
この実験では、SD法 を用い、「混 んでいる‐ 空いている」 などの 6つ の対照的な言葉の対 を 用いて評価 している。 また、本研究室においては、昭和51年 度 の卒業論文「建築計画における歩行軌跡 に関す る 研究」 において、歩行軌跡 に関する言葉について意味とその使 われ方 についてまとめ られて いる。 しか し、 この論文で取 り上げられた言葉 は、「動線」「軌跡」「経路」「ルー ト」 「順路」「 コース」「サーキュ レーション」 の 7つ に限られている。 また、平成 2年 度卒業論文「駅及 びその周辺 における人間流動に関する研究」 では、混雑 とにぎわいとい うキーヮー ドを用いて空間における人間の状態を表現 している。 この ような研究 は、人間行動を言葉 を用いて表現 した研究であるが、人間行動を表す言葉 を収集 してまとめた研究 は行 なわれていない。 映像に関 しては、都市景観 のデータベースや、行動解析の資料 として用い られている例 は
ず ゞ 早稲 田大学渡辺仁史研 究室
1992年 度修士論文
3
多 い が、人 間行動 の表現 として用 い られてい るものは少 ない。 記号 については、平成元年 に船越徹氏等 によって発表 された、 「参道空間の研究」 で、神 社参道 に対す るアプローチの仕方 を言葉 を用 いて類型化 してい る。 また、平成 4年 度 の卒業論文「行動辞書」 において、本研究 の基礎 デー タの収集作 業及 び、 行動辞書 の プロ トタイプの作成 につい て述べ ている。 本研究 では、人間行動 を表現す る言葉を収集 し、行動 との対応 関係 を明 らかに し、映像 を 用 い て表現す る人間行動辞書を作成す る。
ず ゞ 早稲田大学渡辺仁史研 究室
1992年 度修士論文
4
1‐
3
研 究概要
本論文 は、第 1章 か ら第 7章 で構成 されてい る。 第 1章
序論 研究 目的及 び、そ の 目的を選択 した背景、関連す る既往 の研究 について述 べ る。
第 2章
人間行動 と言葉の関係 言葉 を コンピュー タで演算す るために数量化 す るファジイ理論 と、その一 致度 を 求め る理論 につい て述べ る。
第 3章
デ ー タの収集 人間行動辞書作成 の際 に用 い る言葉、及 び映像 デー タ収集 の方法、資料 について 述べ る。
第 4章
人間行動 を表現す る言葉に関す る調査 人間行動 を表現す る言葉 の使 われ方、及 び言葉 と映像 の関係 を調べ る調査 につい て、それぞれ調査 方法及 び、調査結果 につい て述べ る。
第 5章
ファジ ィ理論 を用 いた検索方法 言葉 と行動 の関係 を明 らかに し、その結果 をファジィ理論 を用 いてコンピュー タ 上 に、幅 を持 った主観的な意味 をデー タと して再現す る方法 を示す。 また、その デー タを用 いて類似 す る意味 の言葉 の抽出及 び、数値 による言葉 の抽出 の 方法 に つい て述べ る。
第 6章
人間行動辞書 人間行動辞書 の形態及 び、その操作方法、 システムの構成 について述べ る。
第 7章
結論 結論 と して得 られた成果 を要約 し、今後 の展 望及 び問題点 を述べ る。
全体 の流 れと しては、 3章 で収集 したデー タを基 礎 に、 2章 の理論 を用 いて、 4章 の調査 結果 を反映させて作成 したものが、 6章 の人間行動辞書 で ある。 (図 1‐ 1)
ずヽ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士 論文
5
デ ー タ収 集
フ ァジ ィ理論 に よる検 索
言葉 デー タ
映像 デー タ
フ ァジィ理論
│:文 献■
=
調査 1 言葉 の 使 われ 方調査
調査 2 言葉 の 印象調査
1調 査結果│
ハ イパ ー カ ー ド
`〃 ●
へ│,,プ ス:夕 1シ │ク
辞書ス│夕 1,Iク
図 1‐ 1:研 究の流 れ
ずゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
第二章
人間行動 と言葉 の関係
2‐
1
人 間 行 動 の表 現
人 間行動 の表現 には、数値 、言葉、映像、記号、 モデル な ど様 々な ものが ある。従来 の研 究 において、人間行動 の表現 には、主 に数値 が用 い られて きた。数値 の代表的なもの として は、歩行速度、群集密度、断面交通量、流動係数、空間モ デ ュールな どが挙 げ られる。 この よ うな表現 は、一つの軸 で評価 してい るので客観的 である半面、その他 の要因 は全 て切 り捨 て られる。 また、数値化 で きな い要因、例 えば、 にぎわい、不快感な どは、表現す ることが 出来 ない。例え ば、新宿駅西 日の通勤時の人の流れ と、休 日の原宿 の竹 下通 りを比較 した際 に、群集密度が同 じであって も、行動 の状態が同 じであるとはい えない。 この ような場合 に は、言葉 の ような定性的な表現 を用 い るほ うが適切である。 そ こで本研究 では、空間にお ける人間行動 の表現 の うち、言語 と映像の面か らとらえた人 間行動辞書 システ ム を作成す る。
ずゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士論文
7
2…
2
行 動 を表 す 言 葉
人間の行動及 び空間における群集 の状態 は、様 々 な要因が絡み合 ってお り、一つ または、 複数 の数値 を用 いて も簡単 に表 せるの ものではない。 しか し、人間 は、「急 いで歩 こ う」 「 ここは、混 んで い る」 の よ うに行動及 び空 間の状態 を言葉で判断 してい る。そ こで本研究 では、言葉 の視点か ら行動 を捉 える ことによって、人間行動 を明 らかにする。 言葉の意味 は幅 を持 ってお り、様 々 な要因か らなる状態 を表 してい る。例 えば、 「混 んで い る」 とい う状態 は、群集密度 で表す と、○人/m2と ぃ ぅ 1っ の数値 で表 されるのでは な く、 ○人/m2∼ ○人/m2の よ うに表す のが 自然 で ある。 また、「にぎわ う」 のよ うに、群 集密度 と い う軸 だけでは表 せない言葉 も多 い。 そ こで、本研 究 では、上 の 2つ の問題 について次 の よ うな方法で解決 を試みた。 まず、第 一の言葉 の意味 は幅があ り、主観的 であるとい う点 に関 しては、ファジィ理論 を用 い て処理 を行 な う。 ファジィ理論 に関 しては、 2‐ 3節 で説明す る。 第二のいろいろな要因が複合 して一つの軸 では表現 で きない とい う点 に関 しては、 それぞ れの言葉 を、言葉 での説明 と共 に、実際 にその言葉 が示 してい る行動状態 の映像 を表 示す る ことによ り説明す る。 このような 2つ の考 え方 を踏 まえて、人間行動 を表現す る言葉 とそれに付随す る映像 を蓄 積 したものを人 間行動辞書 (Dicdonary ofHuman Bchaviorlと す る。
ずゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士 論文
8
2-3
フ ァ ジ ィ関 数 を利 用 した 言 葉 の 数 値 化
人間行動 の表現 である言葉 は数値 デー タと対応 してい るが、その対応 関係 には幅があ り、 明確 に 1つ の値 として決 定 で きない。 そ こで、本研究 では、 ファジィ関数 を用 い て、言葉 と 数値 デー タのメ寸応 関係 を表す。
●ファジイ理論 とは 従来、理論 とい うものは、あいまいなものを排除するデカル ト的な考え方 で進められてき た。 この ような理論 は、二値理論 とよばれ、ある前提に対 して解答 は、真 (1)ま たは、偽
(0)と なる。例えば、私が男 であるとすると、「私 は男 である」 と言 う前提 の回答 は真
(1)で あ り、「私 は女である」 と言う前提 の回答 は偽 (0)で ある。 このように真偽がは つき りしている前提は、 コンピュー タを用 いて計算することが可能である。 しか し、言葉の ように真偽 がはっきりと定義 できない ものに対 しては演算が行なえない。そ こで、 このよう に真偽がはっきりしない もの をコンピュー タで演算するために考 え出されたのがファジィ理 論 である。ファジィ理論 とは、従来 0と 1の 二値 で判断 していたものを 0∼ 1の 間の値すな わち0.3や 0。 7な どを用いて判断す るとい う理論 である。 例えば「中年」 とい う言葉を例に取る。中年 とい う言葉が、示す年令 はある幅を持 ってい る。例えば35歳 ∼55歳 と定義す る。 しか し、 この定義では、34歳 の人は中年 ではな く、35歳 になった途端に中年になることにな り不 自然 である。 このような方法 は、言葉の定義 として は相応 しくな く、境界付近では、もっと段階的 に変化するべ きものである。そ こで、 ファジ イ関数をもちいて「中年」 を定義 してみる。35歳 ∼55歳 の人の中年の度合い は1、 34歳 の人
'二値理論 55
年令
0
35
55
年令
フ ァジ ィ理論
図2‐ 1:二 値理論 とファジィ理 論 を用 いた「中年」の定義
ず ゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
9
は、中年 の度合 いが0.6の よ うに定義 を行 な う。従来 の理論 とファジ イ理論 で中年 の定義 をグ ラフ として表 したのが
(図 2‐ 1)で
ある。 この よ うに、 ファジィ関数 を用 い たほ うが よ り適切
に人 間の感覚 を表 してい るとい える。 こう して作 られた
(図 2‐ 1)の 右 の 関数 を言 葉 のメ ンバ
ー シ ップ関数 とい う。
● メンバーシ ップ関数 の一 致度 このメ ンバーシ ップ関数 を用 いて、物事 の類似度 を求め ることがで きる。 ファジィ理論 で は、 一般 の数学 における集合 の理論 を用 いて、一 致す ることは、二 つ の 関数 の共通集合 で表 され る。 また、 2つ の物事 を表す メ ンバー シップ関数 の一致度 は、それぞれのメ ンバ ー シッ プ関数 の共通部分 の高 さによって表 される。
(図 2-2)
本研究 では、以上 の理論 を用 いて、人間行動 を表す言葉 のメ ンバー シ ップ関数 を群 集密度、 歩行 速度 を用 いて作成 し、そ れ によって類似す る言葉 の検索及 び、数値 による言葉 の検索 を 行 な う。
ファジィ関数
A -
ファジィ関数
B 図 2‐ 2:フ ァジィ関数の 一 致度
ず ゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士論文
lo
第三章
デー タの収集
3‐
1
言 葉 デ ー タの 収 集
人間行動辞書 の基礎 とす るために言葉 の収集 を行 なった。デー タ収集 の もととなる文献 に は、国語辞典、漢和辞 典、及 び本研究室 の卒業論文 を用 い た。
●抽出 した言葉 デー タの数 国語辞典 …622語 漢和辞典 …56語 卒業論文…52語 調査 1「 言葉 の使 われ方調査」結果 …55語
●言葉 を抽出す る基準 人間行動 を表現す る言葉 の 中 で、建築空 間 におけ る人間行動 に関係 の ある言葉 に限定 して、 収集する。収集 した言葉 の基準 は次 の通 りで ある。 ・名詞 「歩行。右側通行。観覧。」 の よ うに人間 の移動 に関係 のある言葉。 「群集。行列。人 ごみ。」 の ように人 の集 ま りに関係 の ある言葉。 ・動詞 「歩 く。止 る。」 の よ うに人 間の移動 を表す言葉。 「群れる。溜 まる。混む。」 の よ うに群 集 の状態 を表す言葉。 ・ 冨J言 司 「ゆつ くり。あ しばや に。」
(歩
く)の よ うに人間行動 の程度 を表す言葉。
「 ふ らふ ら。す たす た。」 の よ うに人間行動 を形容する擬態 語。 この ように して収集 したデー タをまとめた ものに、意味情報 を付属 させて、人 間行動辞書 の言葉デー タとす る。
ずゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
H
●言葉デー タの保存 この ように して収集 した言 葉 の読 み、漢字、品詞、意味 を国語辞典 か ら抜 き出 し、言葉 の デ ー タと した。 デー タは、 コンピュー タにテキス トとして入力 し、後 のデー タとして利用 で きる形 でデ イス ク上 に保存 した。 (巻 末 にテキス トの一部 を付録 として添付。全 テキス トは、 1992年 卒業論文「行動辞書」 (福 富康人)の 巻末 に添付 )
言葉デー タ収集 の作業 は、卒業論文 の指導 を通 じて卒論生 と共同 で行 なった。
ゞ ゞ 早稲田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
12
3‐
2
映像 デ ー タの収集
収集 した言葉 のデー タをもとにそれぞれの言葉 を説 明す る映像 を撮影及 び、文献 に よって 収集 した。
●撮影場所 鉄道駅構 内 (新 宿、渋谷 、池袋、大宮、横須賀 ) 鉄道駅周辺 (新 宿、渋谷、池袋、原宿、高田馬場、吉祥寺、大官、横須賀 ) 繁華街 (新 宿、原宿 ) 商店街 (吉 祥寺) 大井競馬場 西武球場 早稲田大学理工学部構 内
●撮影方法 撮影 は、 8 mmvTRカ メ ラを用 いてお こなった。撮影 は、人 の流 れ、分布 がわか りやす い よ うに、高 い ア ングルか らの もの と、空間の雰囲気 を表現す るためにアイ レベ ルの ア ングル の二つの方法 で行 なった。各 々の空間につい て、出来 るか ぎり、 2つ のアングルか ら 2分 以 上 ず つ撮影 を行 なった。 また、可能な場所 では、三脚 を利用 したが、街 の中な どで は、三脚 を用 いず、な るべ くア ングル を固定 して撮影 した。
●文献 文献 としては、人 の集 ま りが撮影 されてい る写真集 を用 い た。
●映像 デー タの数 動画…52枚 静止画…33枚
ゞゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士 論文
13
●映像 デー タの保存
8 mmVTRに ついては、 VTRデ ッキをコンピュー タに接続 し、デー タを転送 して、ディ ス ク上に保存 した。 文献 につい ては、イメージスキ ャナー を用 いてデー タを転送 して、ディス ク上 に保存 した。 どちらのデー タも、外部取付 けの に光磁気 デイス クに情報 を保存 した。
ず ゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士論文 14
第四章
人間行動 を表現す る言葉 に関す る調査
4-1
調査
1
言 葉 の 使 わ れ方 調 査
●調査 目的 空間におけ る人間行動 を表す言葉 の うち、「歩行」、 「人の集 ま り」 に関係 す る言葉 につ いて、その種類 を調べ る。
●調査方法 「
(歩
く)を 修飾す る修飾語」、「歩行 に関係 す る言葉
(名 詞 )」
、「人 の集 ま りに関係
す る言葉」 、について 自由 に記入す る。それぞれについ て 5つ 以上 の答 えを要求 した。
●調査対 象 大学生 Hl名
●調査 日程 92年 H月 13日
調査用紙 は次 のペー ジに記載す る。
ゞゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士論文
15
建築計画 Dア ンケ ー ト (92/H/13) 学籍番号
:
名前
:
渡辺研究室 では、「歩行 。空間に関係す る言葉」 の種類 の研究 を行 なってい ます 。 ここでは、歩行・費 との集 ま りに関係 す る言葉 を挙 げて もらい ます。場所、時間、状態 には、様 々 なものがあると思 われ ます が、それ らは、各 自自由 に設定 して結構 です。なるべ く自由な発想 で言葉 を考 えて ください。回答 蘭 に入 らない場合 は、空欄 に書 いて ください。
1)下 の 空欄 に あ て は まる言 葉 を 5つ 以上 挙 げ て くだ さ い 。 ただ し、 品詞 は 問 い ませ ん。
歩 く。 「ふ らふ ら」 「ゆつくりと」 「すたすた」
2) 歩行 に 関係 す る言葉 (名 詞 )
を 5つ 以上挙 げ て くだ さい。
例 :「 散歩」 「早足」 「行日
3)人 間 の集 ま りに関係す る言葉 を 5つ 以上挙 げて くだ さい。 ただ し、品詞 は問 い ま せん。 例 :「 混雑」
「 ごみ ごみす る」
「 閑散」
16
●調査 1「 言葉 の使 われ方調査」結果 調査結果 は、記述 された人数が多 い順 に言葉 を示 し、 3人 以上が記述 した言 葉 を掲載す る。 文献か らの言葉 のデー タ収集 は、作業を一 人 で行 なったため、主観的 な選択 になる可能性 がある。 そ こで本調査 の結果 か ら一般的 に用 い られてい る行動 に関す る表現 を補充す る。
表4‐ 1:「 言葉の使われ方調査」結果 (「 歩く」に用いられる言葉
)
∼歩 く」 に用 い られ る言葉 言葉
人数
漢字
35 ぷ らぷ ら 28 だ らだ ら
て くて く
28 て くて く 23 さ つ さ と 23 た らた ら 22 ちんたら
さっ さ と た らた ら
言葉
人数
漢字
6 てれ て れ 6 とことこ
てれ て れ とこ とこ
ζυ
ぶ らぶ ら だ らだ ら
あ しばやに いそいそ
足早 に
5 いそい そ
おお またで
5 大股 で
5 が んが ん
21 の ろ の ろ 20 急 い で
がんが ん くね くね しゃっ きと
20 の んび り
ぞろぞろ
とろ とろ
16 と ろ とろ
て きば き
5 ぞろぞ ろ 5 て きば き
と │ま と :『 はや く
15 とぼ とは
とつ と と
5 とつ と と
15 速 く 14
まった り ゆつた り
5 まった り
まっす く
よちよち きびきび さ くさ く
12 よちよち
す いす い ち ょこ まか
どうどうと
4 す いす い 4 ち ょこ まか 4 堂々と
の その そ
4 の その そ
は や あ しで ひ ょこひ ょこ
4 早足 で
もくもくと
4 黙々 と 3 ジグザ グ に ずかず か
ち んた ら の ろの ろ
い そいで の んび り
きび きび
さくさく ず んず ん
ず んず ん
うだ うだ
まっす ぐ
ぼ―っと
8 ぼ―っと
そそ くさ ちゃきちゃき
もたもた
8 もたもた
ちゃらちや ら
す ばや く
7 す ばや く 7 でれ でれ
てけてけ
でれでれ
の らりくらり
す りあ しで
てろてろ
ゆ つ くり
7 ゆつ くり
どた どた
よろ よろ
7 よろ よろ
ひたひた
し ゃ き じゃ き
6 しゃき じゃき 6 ビか せ か
ぺ たぺ た
せ かせ か
ゆ らゆ ら
ず ゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
3 す り足 で 3 そ そ くさ ●J
ずかずか
4 ひ ょこ ひ ょこ
●コ
じぐざぐに
8 さっそうと 8 す ばや く
5 ゆ つた り
,
9 よ た よた
さつそ う と す ばや く の ら りくらり
5 しゃっ きと
●
よた よた
す たす た
00
どん どん
10 うだ うだ 10 す たす た 10 どん どん
5 くね くね
ちゃきちゃき ちゃ らち ゃら
3 てけ て け 3 てろて ろ 3 どた どた 3 ひたひ た 3 べ たべ た 3 ゆ らゆ ら
1992年 度修士論文
17
表4-2:「 言葉の使われ方調査」結果 (歩 行に用いられる言葉) 歩行 に用 い られ る 言 葉 (名 詞 ) 言葉
人数
漢字
言葉
人数
漢字
しのびあ し
49 忍 び 足
ににんさんきゃ く
きょうほ
39 競 歩 34 前 進 34 千 `弓 足
ほ こ う しゃてんこ
7 二 人 三脚 7 が行者天国
む―んうぉ― く
6 ムー ン ウ ォー ク
い さみ あ し さんぽ
5 勇 み足
ぜ ん しん
ち ど りあ し
す りあ し ぬ きあ し と は
かけあ し す きっぶ ほ どう
えんそ く こ うたい か っ ぽ
ぎゆうほ か にある き
32 散 策 24 24 24 23 22
差 し足
Iま V`
す り足
ゆ うほ どう
5 遊歩道
抜 き足
い そ ぎあ し け んけん
4 急 ぎ足 4 けんけ ん
つ うが く
徒歩
ι ナカ己
か い
はい はい
15 歩 遭
よち よちあ る き
4 よちよちあるき
12 還 足 12 後 退
い っ lr
3 一が
お うだん
3 横断
闊歩 10 牛 歩
お お また
3 大股
きようほ
3 強歩 3 疾走 3 ジ ョギ ング 3 そぞ ろ あ る き
15 ス キ ッ プ
しつ そ つ
9 歩幅
じょぎん ぐ
お うだんほ ど う
8 横 断歩 道
そ ぞ ろあ る き
V`
さん く
こ う しん す て っぷ
00
9 螢が き
ほ
徘徊
4 通学 4 はい は い
5区
ほ は l∫
ざょうれつ
5 散歩 くυ
さん さ く さ しあ し
8 ハ イ モ ンク
ろ よ く しん
3 ダッシ ュ 3 巳 3C_
7 行進 7 ス テ ップ
ゆ うほ
3 遅亦
だ っ しゅ
行夕J
ず ヽ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士論文
18
表4-3:「 言葉の使われ方調査」結果 (人 の集まりに用いられる言葉)
葉
ぐん じゅう
一 戻
人 の集 ま りに用 い られる言葉 人数
漢字
に
せ いぜ ん
38 群 集
し ゅ っか い
31 集 会
にぎやか
5 整然 5 に ぎやか
らっ しゅ
29
い もあ らい
4 手続 い
ざっとう しゆうご う に ぎわい
28 雑 踏 23 集 合
うつとお しい
4 うつ とお しい
フ ツ ン ユ
ざわ ざわ
20 賑 わ い 18 ざわ ざわ
か そ
4 過疎
かみ つ
4 4 4 4
ざつ ぜ ん ば らば ら ひ と い され
過密 雑然
しゅうだん
16 集 団
ひ とごみ
15 人込 み
たむ ろ
14 た む ろ
うるさい
だ んたい
14 団体
お しあ いへ しあい
ぎゆうぎゆう
13 き ゆ つ き ゆ う
お しくらまん じゅ
3 お しあいへ しあ い らまん じゅ
ぎ ょうれ つ す じづ め
13 行 列
が らが ら が ら ん と した
3 が らん と した
ご ちやごち や
10 ご ちゃ ご ち ゃ
み つ しゆ っ
10 密 集 9 人集 り
ひ とだか り
けんそ う ごつた がえす せいれ つ
ば― │デ ん
6 閑古 鳥が な く
まちあわせ
ひっそ り ひとだま り
ま んい ん
6 待 ち合 わせ 6 満員
か い さん
5 解散
ごたごた
5 ごた ごた
ぶつか る まつ り
こん らん
5 混 舌L
りさん
たい ぐん
どよめ く
ひ とな み
ずヽ 早稲田大学渡辺仁史研 究室
3 喧騒 3 ごったがえす 3 整列 3 欄
3 大軍 3 どよめ く 3 バ ーダ ン 3 ひつそ り 3 ひ とだ ま り 3 人波 ぶつか る ●′
7 まば ら
か ん こ ど りが な く
うじゃうじゃ
3 が らが ら
●′
そ しき
かい ご う まば ら
8 デモ 7 う じや う じゃ 7 会合
で も
●コ
寿 司詰 め
ば らば ら ひ とVヽ きれ 3 うるさい
祭 り 3 離散
1992年 度修士 論文
19
4-2
調査
2
映 像 を用 い た 言 葉 の 印 象 調 査
●調査 目的 空間における人間行動 を表す言葉 と数値 デー タの関係 を明 らか にす る。 ここでは、群集密 度、歩行速度 と行動 を表す言葉 の関係 を明 らかにす る。
●調査 方法 ・群集密度 につい て 人間の群集密度 に関連する言葉 を30語 選択 し、それ らの言葉 を用 い て調査 を行 な う。同 じ ア ングルで密度 の異 なる 9段 階の写真
(ア
ンケー ト用紙
図 1:人 の集 ま り)を 用意 し、用
意 した群 集密度 に関す る言葉 と一番適合す る写真 の番号 を記入す る。 ・ 歩行 速度 につい て 群集密度 と同様 に、人 間の歩行速度 に関連する言葉 を9語選択 し、それ らの言葉 を用 い て 調査 を行 な う。歩行速度 に関 しては、一人 の人間の歩行 をV「駅 で真横 か ら撮影 した映像 を用 意 し、その再生速度 を8段 階 に変 えて表示す る。歩行 の速度が言葉 とあてはまると感 じたと きの映像 を選 んで映像 の番号 を記入す る。 どちらの調査 も、あてはまる写真、又 は映像がない場合 には、最 も近 い と感 じられるもの の番号 を記入する。 また、言葉 の評価 力財目対 的 にならない ように、言葉 の順 はランダムに し、 その順番 に従 って回答 を行 な う。
●調査対象 大学生 H名
●調査 日程 93年 1月 20日
調査用紙 は、次 のペー ジに記載する。 なお、質問 2の 歩行速度 の調査 に用 い た映像 は、動 画 のため割愛 した。
ずヽ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
20
密度 ・速度感覚調査アンケ ー ト
93/01/20
氏名
:
質問 1:下 に挙 げる言葉 と最 も適す る と思われる写真 を次 のペー ジの 中か ら選びその番号 (1∼ 9)で 答 えて くだ さい。 (適 当な ものがない場合 も空欄 を作 らず最 も適す ると感 じる写真 を答 えて ください。) 言葉
杏 号
言 葉
さ ゆつ さゆつ 殺伐 焉 司詰 め
密集
ば らば ら 満員
す い てい る に ぎわ う
香 号
ごみ ごみ
混 んでいる
まば ら
も の さ び しい
お しあ い へ しあ い
も の さわが しい
閑散
大勢
ご ち や ごち や
が らが ら
こた こた
つ じや つ じや
ち らほ ら
小人数
人 こみ
ぽつ ん
超満員 こ つた 返 す
群集
きつ し
ひ っそ り
すかすか
`
質問2:こ れか らMac上 で、幾 つ かの ス ピー ドの異 なる人間の歩行 の映像 をお見 せ します。下 に挙 げ る 言葉 と、映像が 一致す ると感 じたときの画面 上 に表示 されてい る番号 を記入 して ください。 言 葉
杏 号
急 いで のろの ろ
ふつ うに す たす た
て くて く の ろの ろ 足早 に
ゆつ くり とこ と こ
のん び り
21
図 1:人 の集 ま り
22
●調査
2
「映像 を用 い た言葉の印象調査」結果
言葉 とそれぞれの映像 を選択 した人数 を結果 と して示す。 この結 果 をもとにフ ァジィ理論 を用 いて言葉 のメ ンバー シップ関数 を作成す る。
表4‐ 4:「 言葉の印象調査」結果 (群 集密度) 群集 密 度 り
お しあ い へ しあ い 超満員
2
,
1
映像杏う 4
5
0
0
6 0 0 0 0 0 0 0
(人 )
7
8
0
0
ご っ た返 す
0 0 0 0 0 0 0 0
うじやうじゃ
0
ごみ ごみ ご ち やごちゃ
0
0
0
群集 ごた ごた
0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0
3
0
0 0
1
0
4
2
4
0 0 0 0
0
0
1
3
7
0 0
0
3
3
5
2
5
0
1
1
1
0 7
2 6
1
1
2 4
3
1
1
ぎつ しり ぎゆうぎゆう 寿司詰 め 満員 密集
0
0
0
0 0 0 0 0
0
0
0
0
1
2
2
0
0 0 0
0 0
0 0
0 0
0
0
0 0 0 0
0
1
0 0
す い てい る
0 0 0 0
が らが ら
3
ち らほ ら
もの さび しい
0 0
まば ら
0
5
1
4
0 0 0
小人数
5
2
2
1
5
1
5
0
4
4
殺伐
0 0 0 6
1
閑散
4
2 4
2 0
10
1
2 0
0 0
0
0
0
も の さ わ が しい
にぎわ う
ぱ らば ら す かす か
ひつ そ り ぼつ ん
4
6 6
1 1
0 0 0
0
9
0
0
0
0
0 0
2
9
0
3
8
0
3
8
10
1
1
3
6
0
3
4
4
1
3
4
2
2
4
●J
0
0
‘J
ひ とごみ
0
0 0
0 0 0 0 0 0 0
くJ
大勢 混 んでい る
0
2 2 1 1
1
3
0 0 2 0
0
0
0
0
0
0 0 0 0 0
0 0
0
0
0
0 0
1
0
0 0 0 0 0
1
0
0 0 0
0 0
0
0
1
0
0 0
0 0
0
0 0 0
ずゞ 早稲田大学渡辺仁史研 究室
0
0
2
1992年 度修士 論文
23
表4-5:「 言葉の印象調査」結果 (歩 行速度) 歩行 速度
映像香 号
2
3
急いで の ろの ろ
0
0
7
2
0 2
晋通 に
0 0
1
1
て くて く
0
1
0 2
足早 に
0
0
0
ゆつ くり
4 0
2 2
3
とこ と こ のんび り
4
4
2
す たす た
1
4 0
(人 )
5
6
7
0
3
5
0 4
0
3
2
0 0
2
2
5
1
1
2
2
1
0
3
5
3
0
0 1
0 0 0 0 0
0
0
0
0
1
1
2
4
1
0
ず ゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
8 OJ
1
0 0
1992年 度修士論文
24
第 五章
ファジイ理論 を用 いた検索方法
5-1
言 葉 と数 値 デ ー タ の 関 係
3章 の「調査 3 映像 を用 い た言葉 の印象調査」 よ り、言葉 はそれぞれの映像 と対応 して い ることが明 らかになった。 また、それぞれの映像 か ら群集密度及 び、歩行速度 と して数値 デー タを求 め、調査 3の 結果 をもとに言葉 と数値 を対応 させる。 方法 としては、選択 された 度数 の高 い映像 の番号 を用 い た。二 つの映像が同 じ度数 の場合 は、両方 に示 した。 その結果 を以下に示す。 表 5… 1:言 葉 と群集密度 の関係 映 {象 番 号
(人 /m2)
映 1壊 1
0.01
映像 2
0.06 0.13 0.23 0.36 0.70 0.79 1.08
映像 3
映像 4 映像 5
映像 6 映像 7 映像 8
言葉
閑 散 ・ ひ っ そ り・ ぼ つ ん
まば ら・Jヽ 人数 。すかすか
が らが ら 。ちらほ ら 。もの ざび しい す いてい る に ぎわ う もの さわが しい うじゃうじゃ 。ごみごみ・ ご ち ゃごちゃ 。群集 ご た こた・大 勢 ・混 ん で い る ・ 人 ごみ
映像 9
1.93
お しあい へ しあ い・ 超 満 員・ ぎ っ しり 。ぎ ゅ うぎ ゅ う 寿 司話 め
'満 員 ・ 密 冥 ・
ご っ た返 す
表 5-2:言 葉 と歩行速度の関係 映像 番 号
(mノ
s)
映 1象 1
0.70
映像 2
0。
映像 3
77
映像フ
0.95 1.13 1.46 1.94 2.89
映像 8
4.44
映像 4
映像 5 映像 C
の ろの ろ 。ゆっ くり 。の んび り の んび り
ふつ うに ふ つ うに 。て くて く 。と こ と こ
す たす た 。て くて く 。足早 に 忌いで
ずヽ 早稲田大学渡辺仁 史研 究室
1992年 度修士論文
25
5‐ 5‐
2
言 葉 の メ ンバ ー シ ッ プ 関 数 の 作 成
1の 結果 か ら、映像 と数値 デー タ及 び言葉 の関係 が明 らかになった。本節 では、 コンピ
ュー タを用 いての演算 を可能 にす るために、 これ らの関係 をファジィ理論 を用 いて表す。 そ の方法 は、次 の とお りで ある。 群集密度 を例 にとって説明す る。映像か ら空間の面積 と、映像中の人数 を計測 し、空間に おける群集密度 を映像 ごとに求 める。
(5‐
1節 参照)一 つの言葉 につい て、ア ンケー トの結
果か ら、一番多 く選択 された映像の度数を Lと し、それぞれの映像の度数 を Lで 割 った値 を 求める。 この値 をY軸 、映像 に対す る群集密度 の値 をX軸 にと り、言葉 のメ ンバー シ ップ関 数 と して決定 した。同様 に、歩行速度 に関 しても、映像 よ り歩行速度 を計 測 し、 メ ンバーシ ップ関数 を作成 した。 (表
:5‐ 3、
図 :5-1)
表5‐ 3:言 葉のメンバーシップ関数作成 映像 番 号 群 集 密度 (X軸 )
6
7
0.01 0.06 0.13 0.23 0.36 0.70
U.′ 9
1
2
4
3
5
8 1.08
9 1.9〔
L=4
(1711)ご み ごみ 人数
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
4
3
(人 数 ′L)
メンバ ー シ ップ関数値
(Y軸 )
0.3
0.8
0.8
1.0
0.8
0.6
0.4
0.2
0.0
0.5
1.0
1.5
m2) 群集密度 (人 ノ
図5‐ 1:群 集密度 を用 いた言葉 のメンパー シップ関数表示
ずヽ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士 論文
26
5‐
3
メ ンバ ー シ ッ プ 関 数 を用 い た 検 索
このように して各 々の言葉 につい て求めたメ ンバ ー シ ップ関数 を用 いて、類似検索 と、数 値検索 を行 な う。
●類似検索 言葉を入力 し、その言葉 に類似す る言葉 を検索す る。類似検索 とは、数値 デ ー タか ら見 た 類似 す る言葉 であ り、 一般 に使 われる類義語 とは異 なる。 方法 は、入力 した言葉 のメ ンバ ー シップ関数 と、その他 の言葉 のメンバー シ ップ関数 か ら 2章 の理論 を用 いて一 致度 を計算す る。即 ち、二 つの 関数 の共通部分 の高 さを求める。 この値 が、0。 8以 上の言葉 を抽出 し、 フィ ー ル ドに表示す る。
●数値検索 数値 デー タ
(群 集密度又 は、歩行速度 )を
入力 し、その数値 に適す る言葉 を選択す る。方
法 は、数値 をメ ンバー シップ関数 に代入 し、 メ ンバー シ ップ関数 の値 を求める。 この値が最 高 になる言葉 を抽出 しフイール ドに表示す る。
ゞゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
27
第六章
人間行動辞書
6-1
辞 書 の形 態
●HypeFCardを 用 い た人 間行動辞書 本研究 では、Apple社 のマ ッキン トッシュ コンピュー タのデー タベースソフ トHypercardを 利用 してシステムを作成 した。 このソフ トウエ アは、汎用的なデー タベース ソフ トであ り、 情報 は、1枚 のカー ドを単位 と して蓄積 される。 カー ド上 には、 ボタン、フィール ドをお く こ とがで きる。 ボタンは、様 々 な動作 を実行 し、 フイール ドは、 テキス トの保存や表示 をお
こなう。 このようなカー ドの東 と、全体 に共通す る背景のカー ド (バ ックグラウン ド)を ひ とまとめにしたものがスタックである。
文字・ 映像 の表示
パ ックグラウン ド カー ドに共通 の背景
図 6‐ 1:Hyper Cardの 形 態
ゞゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士論文
28
●人 間行動辞 書 の構成 人 間行動辞書 は、3つ の ス タ ックか ら構成 され る。それぞれのス タ ックは、互 い に結合 し てお り、互 い に呼 び出す ことが で きる。
・辞書 ス タ ック 辞書 の本体 で あ る言葉 デ ー タと映像 デー タを蓄積 するス タックである。
1枚 の カー ド上 に
1つ の言葉 の情報 を表示 す る。 カー ド上 に表示 され る情報 は、 よみ 、漢字、意味 、分 類、映 像、 の 5種 類 である。 この よ うなカー ドが622語 分蓄積 されてい る。 カー ドには、 このほか に、様 々 な表示、検索、 のためのボタンがある。
・特殊検索 ス タック 数値検索、類義語検索、映像検索 を行 な うためのスタックで ある。
・ヘル プス タック 操作方法や機能などを説明す るス タックである。 辞書 ス タ ック
ヘルプスタ ック
特殊検索 ス タック 図 6‐ 2:人 間行動辞書 の構成
ゞ ゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
29
6-2
辞書 スタック
辞書 ス タックは、人間行動辞書 の 中心 となるスタックで、言葉 の情報 と映像 を蓄積 し、表 示 す る。基本 となるカー ド1枚 に 1つ の言葉 の情報 が表示 される。 カー ドには文字 を表示す るフィール ド、動作 を実行す るボタ ンがある。辞書 ス タックのカー ドは、下 に示す よ うな形 態 をとる。
漢字 フ ィール ド
品詞 フィール ド
辮︱
読 み フ ィール ド
りま じること。 2)こ み合うこと。ごたごたする
こと。
::::!::::::::::!::::::::!::::::1::i::
意味 フ ィール ド
映像・ デ ー タフィール ド
分類 フィール ド 図 6‐ 3:カ ー ドの説明
ず ヽ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士論文
30
● フィール ド 各 フィール ドは、読み、漢字、品詞、意味、映像 ・ デー タ、分類 を表示す る。
● ス ク ロールバ ー ス タック上 を大 きく移動す る際 に用 い る。 このボ タンを押 しなが ら横 に移動す る と索引が 現 われ言葉が次 々 と表示 され る。適当な所 でボタンを放す とその言葉 のカー ドに移 動す る。
● ボタン カー ドの横 に付属す るボタ ンは、押す ことによって動作 を実行す る。その働 きは次 の図 の とお りである。
名称
働 き
言葉 による検索 を行 な う。
検索
特殊検 索 ス タックを開 く。
特殊検 索
言葉 を説明す る映像 を表示す る。
映像 数値 デ ー タ
言葉 に関連す る数値 デー タを表示す る。
新規 カ ー ド
新 しい カー ドを作 る。
カー ド移動
前後 の カー ドに移 動 す る。上 のボ タ ンは、 次 のカ ー ドヘ 、下 の ボ タ ンは前 の カ ー ドヘ 移動す る。
図6‐ 4:ボ タンの働 き
ずヽ 早稲田大学渡辺仁史研究室
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31
6-3
特 殊 検 索 ス タ ック
特殊検索スタックは、映像検索、数値検索、類似検索を行なうスタックである。 カー ドの 形状 を下に示す。
言語 表示 フ ィール ド
デ ー タ表 示 フ ィ ール ド
図6‐ 5:特 殊検索 スタ ックのカー ド
ずゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室
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32
●検索 ボタン ・ 映像検索 ボタンを押す と映像が表示 される。その映像 を操作 し、適当な ところで実行 ボタンを押す とその映像 に対応す る言葉 と数値 デー タが表示 される。例 えば、群集密度 の映像 を選択する ことによって「混 んでいる」 と言 う言葉 と、数値 デー タ「群 集密度 :1.08人 /m句 が表示 され る。 ・ 数値検 索
数値データ (群 集密度、歩行速度)を 入力す ることによって、その数値 に敵す る言葉 を表 示 し、またその映像を表示する。例えば、「群集密度 :0.06人 /mlと 入力す ると、「まばら」 とい う言葉 と、その映像が表示 される。 ・類似検索 ある言葉に対 して、類似 している言葉をファジィ理論を用いて抽出 し表示す る。例えば、 「閑散」 と入力す ると、「ひっそり・ぽつん」が表示 される。
●映像制御 ボタン ・ Playボ タ ン 映像 を再 生 す る 。 ・Nextボ タ ン 映像 の 次 の 画 面 に進 む 。 ・ Prevボ タ ン 映像 の 前 の 画 面 に戻 る。 ・ Closeボ タ ン 映像 を閉 じる。
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33
6‐
4
ヘ ル プス タ ック
ヘ ル プス タックは、操作方法、 ボタン、 フィール ド、 ス タックについ て説明す るス タック で ある。 カー ドの形状 は、下 に示す とお りである。
ヘルプスタックは、表紙 と各説明 のカ
ー ドか らな り、左 は、 ヘ ル プス タックの表紙、右 は、ス タック説明 の カー ドである。
力 … Fを ま とめて 、書景 と な るパ ックグ ラ ウン Fの カ ー Fを ■ えた ものがス タフクで あ る。 人間行動 は 、書暑ス =書 タック、書升 後轟ス タヮク、 ヘ ルプス タックo3っ のス クフクか らな る 。 │
図 6-6:ヘ ル プス タ ックの表紙
図6‐ 7:説 明 の カ ー ド
●各 ボ タ ンの説明 ヘ ル プス タック中央 にあるボタンは、各説明のカー ドに移動す る。 ス タックの下部 にあるボタンは、左 か らホームボタン、検索 ボタン、 カー ド移動 ボタンで ある。 ・ ホー ムボタン ヘ ル プス タックを終了 し、 もとのス タックに戻 る。
ずゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室
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34
・ 検索 ボ タ ン ヘ ル プス タックの中で 、文 字 に よる検 索 を行 な う。 ・ カー ド移動 ボ タ ン ヘ ル プス タックのカー ドを移動す る。左 のポタンは、前 のカ ー ドヘ 、右 のボ タ ンは、次 の カー ドヘ 移動す る。
ず ゞ 早稲田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
35
6‐
5
シス テ ムの構 成
本研究 では、映像行動辞書 システムとして、Apple社 のMacintosh Computtrの ソフ トウエ ア で あるHyper Qrd上 で作成 した。 また、外部記憶媒体 と しては、光磁気 デイス クを用 い た。 このほか、映像 デー タを コンピュー タのデー タとして取 り込むためのハー ドウエ アと して、
8mmV「 Rデ ッキ、イメー ジスキ ャナー を利用 した。
光磁気 デ ィス ク
マ ッキ ン トッシュ コン ピュータ
イ メー ジ スキ ャナ ー
図6-8:シ ステ ムの構成 このシステ ム を選択 した理由 として、次 の点が挙 げられ る。 ● コンピュー タについ て 。MacinЮ sh Computerで は、 2つ 以上の ソフ トウエアを同時 に起動 で きるMuldWindowの 機 能 を有 してお り、他 のソフ トウエ ア
(例
えば、CADソ フ ト)な どと同時 に利用 で きる こと。
・ VTRの 映像 をデー タと してディス ク上 に取 り込む ことが容易 にで き、再生、編 集 が 可 能 で ある こと。
● ソフ トウエ アHyper Cardに ついて 。Machtosh Computerm入 時 に無料 で提供 される汎用 ソフ トであること。 ・ デー タベー スの単位 であるユニ ッ トが 、1枚 のカー ドとい う扱 いやすい形態 になってお り、そのカー ド上 に言葉、意味、映像、数値 デー タの 4つ の情報 を同時 に表示 で きる こと。 ・ ソフ トウエ アのプログラミング言語 で あるHyperTalkが 扱 いやす く、 システ ムの作成 ・ 変 更 が容易 である こと。
ずゞ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
●光磁気 デ ィス クについ て 。画像 デ ー タは容量が大 きい ため 、大容 量 の 記憶媒体 が必要 で あ り、光磁気 デ イス クは、
1枚 のメデ ィアで240メ ガバ イ トと大容量 を記憶 で きる こと。
● その他 のハ ー ドウエ アにつ い て
8 mmvTRは 、 コンピュー タ と接続 し、 ソフ トウエ アを用 いて、PICSフ ァイル と して保存 す る。 イメ ー ジス キ ャナ ー は、 コピー と同様 の操作 で、写真 を コンピュー タに読 み込 む こ と が で きる。 どち らのデ ー タも、 ソフ トウエ アQuiCkTimeを 用 い て、HyperCardに 表示 で きる形 に変換 した。
ず ヽ 早稲 田大学渡辺仁 史研究室
1992年 度修士論文
37
第七章
結論
7-1
ま とめ
以上の よ うに、言葉、映像 、数値 デー タを関連 させて表示す る人間行動辞書 システムが完 成 した。本 システムで は、人 間の行動 を言葉 の面 か ら捉 え、定性的 な理解 を支援す る。 また、 ファジィ理論 を用 いることによって、言葉 の面か ら捉え た行動 を コンピュー タ上で表現す る ことが可 能 になった。具体 的 には、本 システムの映像検 索、類イ 以検索、数値検索がそれにあ たる。映像検索 では、映像 を選択す ることによ りそれに対応す る言葉 を抽出する。類似検索 では、フ ァジィ理論 を用 いて、密度及 び、歩行速度 に関 して、人 間の感覚的 に類似 す る言葉 を抽出す る。数値検索 では、群集密度、歩行速度 の数値 を入力す ることによってそれ に対応 す る言葉 と映像が表示 される。 このシス テ ムを用 い ることによって、空間 における人 間行動 を表す言葉 の理解が容易 になる。 また、数値 と言葉 の対応 づ け をお こなった ことによ り、 シ ミュ レー シ ョン結果 として出 される数値 を言葉 で表示す ることが可能 になる。
ずゞ 早稲田大学渡辺仁史研 究室
1992年 度修士論文
38
7…
2
今 後 の展 望
言葉に よるシミュレー シ ョンアウ トブッ トの表示 シス テ ムの第一歩 として、本 シス テ ムは 構築 された。今 回の研 究 では、言葉 を比較す る軸 として、群集密度 と歩行速度 の 2つ を用 い たが、 よ り定性的な、快適 さ、わか りやす さ、使 いやす さと行 った軸 で言葉 を比較す ること も可能 で あ り、今後 の課題 で ある。 また、今 回 はハー ドウエ アの関係 上、利用 しなか ったが、 音声 デー タを用 い た音 の 表現、あるいは、声 による説明が可能 であ り、それによって表現 の 広 さが広 がるであろ う。 その他、映像情報 として、CGを 利用す るな どまだまだ プ レゼ ンテー シ ョンに改良の余地が あ る。 ハー ドウエ ア上の問題 として、 メモ リー不足 による映像画面表示 の遅 さ、光磁気 デ イス ク のアクセスの遅 さ・容量 の限界 など様 々な問題 がある。今後 この ような問題 が解決 されれば、 よ り大 きな画像 を利用 したシステムを作成す ることが可能 であろう。 最後 に、 システムのイ ンター フェースの問題 な ど実際 に使用 してみない とわか らない点 も 多 いので、 このシス テ ム を活用 し改善 に努 め てい きたい。
ゞ ゞ 早稲田大学渡辺仁史研究室
1992年 度修士論文
39
おわ りに
行動 について も、 マ ッキ ン トッシュについて も何 も知 らず にこの研究室 に入 つてか ら、 はや
2年 が経 とうとしています。長かったようで も あ り、短か ったようで もあ り、色 々 な思 いが残 ります。 その集大成 と して、私 もとうとうハー ドカバー の論 文 がかけるようにな りました。 この論文 を書 くにあ た り、大変 お世話 になっ た渡辺仁史先生、渡辺俊 さん、 ア ンケー ト調査 等 に協力 して くださった研 究室 の Drの 林 田さ ん、鄭 さん、西谷 さん、及 び、Mlの 皆 さん、 一緒 にそれぞれの論文作成 に頑張 ってきた、M
2の 大石君、笠井君、高君、切敷 さん、高瀬君 (50音 順 )、
また、卒業論文 を通 して、本論文
の基礎的 デー タの収集 を行 なった福 富康人君 に、 感謝 の意 を表 します。
参考文献 新建築学体系 H 歩行 の科学
環境心理
砂 を数 える 建築設計資料集成 3・ 8 人間工学ハ ン ドブック 人間一 環境系 上巻 ファジイ理論 がわかる本 フアジイの はな し おはな しフ ァジィ FLEYコ ンピュー タの発想
渡辺仁 史
乾正雄
長 田康公
穐 山貞登
阿久津 邦男 土 田 ヒロ ミ 日本 建 築学会編 人 間工学 ハ ン ドブ ック編集委員会編 科学技術 庁 向殿 政男
新版 最新版
冬青社 丸善 金原出版 人間 と技術社
向殿 政男
朋 出版 日刊工業
西田俊男
日本規格協会
山川 烈
フ ァジ ィ・ エ キスパ ー トシステ ム Dr.WilliarnoMoSiler パ ニ ックの 心 理 安部北夫 国語辞典 1980年 度 新 字源 1986年 度
彰 国社 不味堂出版
守随憲治 。今泉忠義 。松村明編 小川環樹・ 西田太 一郎 。赤塚忠編
講談社 電気書院 講談社 旺文社 角川書店
■卒 業論文 (昭 和 48年 ) 「人間―空間系の研究」MAN― SPACE SYSTEM '73 (加 藤 健 一 。 加藤 重信 。小 島 直樹 。田中 重貴) (昭 和 51年 ) 「建築計画 における歩行行動 に関する研究」 ∼歩行軌跡 に関する文献研究∼ 生田 顕一 。後藤 明彦・山田 純裕 (昭 和 54年 ) 「建築 における避難計画の研究」 志賀 一夫 (昭 和 56年 ) 「人 と車」 ∼実態調査 に基づ く研究∼ 梶 山 秀男・畠山 博章 「美術館 における観客の行動研究」 成瀬 巧 (昭 和 57年 ) 「オープンスペースにおける行動特性に関する研究」∼西武遊園地の観客行動∼ 鈴木 大三・須藤 亮 「建築計画 と安全∼設計意図 と、建物利用者 の安全意識 との相違からみた、安全計画の提案」 池田 浩敬・森 靖 「人 と車の共存 に関する研究」 久我 典許 。般若 正之
(昭 和
58年 )
「美術館 に関す る基礎的考察」 ∼鑑賞者 の行動 の研究 ∼ 今 井 康博 「西武遊園地 '83∼ 遊園地 にお ける施設不U用 と行動 の研究」 柳 瀬 徹 ・ 山中 ゆか里 「歩行者環境 に関す る研 究 ∼ ケースス タディと しての天理」 橋詰 明子 (昭 和 59年 ) 「展示空間 と鑑賞行動」 ∼ プ リジス トン美術館 ∼ と∼出光美術館 ∼ 前 田 克弘 「遊 園地論」 高 山 康史・丸 山 正明・ 山口 和則 (昭 和
60年 )
「西武園ゆ うえ ん ち'85」 小 出 雄之 ・高橋 幹 一 「 商店街 にお ける人 の流 れ」 風 間 宏文 ・神谷 充広 。中野 剛 (昭 和 61年 ) 「建築 の内部交通計画」 ∼早大理エ キ ャンパス におけ る流動 の研 究 ∼ 萩野 慎 一郎 ・小林 進治 (昭 和 62年 ) 「形態 による人間行動の変化」 飯 岡 方春 ・三宅 博史 「子供 のための施設計画 とその行動特□ 石 山 利美 「高層 ビル・ オー プ ンスペースの在 り方」 中村 竜介 (昭 和
63年 )
「建築空間における待 ち行 列」 篠 田 清士 。西 和彦 「高層建築 にお け る内部流動 に関する研究」 萩原 成 夫 ・水 口 琢 (平 成元年 )
「 商業施設 にお け る利用者 の移動行動 に関する研究」 加藤 享 (平 成 2年 ) 「地域密集型 の複合商業施設 にお け る利用者 の行動特性 に関す る研 究」 高垣 正義 「駅及 びその周辺 における人間流 動 に関する研究」 ∼混雑 とに ぎわい∼ 佐野 友紀 ・内藤 茂・ 野沢 理恵 「 オフィスフ ロアにおける通路 の研究」 野 々村 剛 「買物客 の経路選択 に影響 を与 える要因 に関する研究」 切敷 香澄
「水族園における来園者 の行動特性 に関する研究」 ∼東京都葛西臨海水族園∼ 渡辺 享久 (平 成 3年 ) 「 障害者 の利用 を考慮 した駅 の施設計画 に関す る研 究」 窪田 真紀・溝畑 重利 「災害時 におれる人間の行動 に関する研究」 山崎 雄 一郎 「 ペ デス トリア ンデ ッキの利用形態 に関する研究」 土肥 克洋 「水族館 の属性 による入場者数 の変化 に関す る研究」 森 口 憲一 「高齢者 の感 じる街 の魅力 に関 しての研究」 塩月 幸大 「 屋内型 テーマパ ー クにお け る観客 の行動特性 に関す る研究」 陳 傑 ・森屋 泰則 (平 成
4年 )
「行動辞書」 福 富康人
付録 :行 動辞書 テキス ト
the Dictionary of Human Behavior
行 動 辞 書
Fあ 』 あいついで 【 1)あ とからあとから続 く。 相次いで】 (動 )¨ 。 「選手が一一いでゴールイ ンした」 。 あが く 【 足掻 くI(動 )¨ 1)手 足 を動か していらだつ。もが く。 2)馬 などが足 で地面 を蹴る。 3)あ くせ くす る。気 をもむ。 上がる 。騰 がる】 (動 )¨ 。 あがる 【 1)下 から上に移 る。または位置する。 い所 から高い所へ行 く。のぼる。 (ア )低 ⇔ 下がる 。下 りる》 「屋上に一―」 〈 移 ってい く。 (イ )空 中高 く 「煙が一一」 (ウ )陸 上に移る。 「舟 か ら一―」 (工 )ふ ろから出る。 「湯か ら一―」 (オ )室 内にはいる。 「座敷 に一一」 ` (力 )か らだ、またその一部力高 まる。 (キ )収益が収められている。 「不U益 が一―」 へ行 く。 (ク )京 都市中で、北 ⇔下がる〉 「四条 ――」 《 (ケ )高 所 にかかげられる。 2)勢 い 。価値 ・資格 。程度が高まる。 (ア )勢 いが増す。 )声 が大 きく発せられる。 (ウ )価 が高 くなる。 ⇔ 下がる〉 「家賃 が一―」 《 つ 。 (工 )き わだ . 「男 ぶ りが一一」 (オ )昇 進す る。 ⇔下がる〉 「階級 が一―」 〈 。 上達する。 (力 )進歩 「腕前が一―」 (キ )入 学する。 「学校 に一―」 (ク )温 度が高 くなる。 ⇔ 下がる) 「体温が一―」 《 3)事 がな しとげられる。終わ りとなる。 (7)事 がすむ。 「 でき―一」 (イ )∼ の費用 で済む。 (イ
付録 -1
the Dictionary of Human Behavior
行 動 辞 書
「会費 が安 く一一」 い終 わる。 (ウ )習 「 巻 ― が 一―」 (工 )最 終 の場所 にはい る。 「す ごろ くで一―」 (オ
)雨 な どがやむ 。
「雨が一―」 (力 )枯 れる。死ぬ。 「瓜 のつるが一一」 「魚が一―」 (キ )は たらきを失 う。 「目が一一」 4)神 仏 に供えられる。 「仏壇 にろうそくが一―」 5)「 行 く」 の謙譲語。 「お見舞いに一― ります」 6)の ぼせて落ち着 きを失 う。 「人前 で一一」 7)上 方 に勢いよく∼する。 「 とび一一」 8)す つか り∼す る。 「のぼせ――」 ・ ・1)体 をきたえた り、歩いた りするはたらきの、人間の下肢や動物の脚部。 あし 【 足 脚】 (名 )。・ 2)足 首 か らT。 「 一一の裏」 3)物 の下部。特 にささえとなるもの。 「船の一―」 「 いすの一一」 4)歩 くこと。動 き。 「 ――が遅い」 5)行 くこと。また、来 ること。 「客 の一―がとだえる」 「最近あそこには一―が遠のいている」 の みちの り。行動範囲。 「大阪 まで一―をのばす」 7)餅 ・粉 のねば り。腰。 「 ――のない餅」 8)(足 があるようによく動 くことから、ふつ う「 おあし」 の形で)金 銭。お かね。 あしあと 【 足跡・足逃】 (名 )・・。 1)歩 いたあとの足型。足あと。 幼 たどつてきたあと。 3)果 た してきた業績。 《=離 跡)(し ょうせ き) 。 あ しおと 【 足音】 (名 )¨ 1)歩 く時の音。
付録 … 2
the Dictionary of Human Behavior
行 動 辞 書
2)訪 れるけはい。
「新時代 の――がする」 あしなみ 【 足並み】 (名 )¨・1)多 人数で歩 くときの足 のそろい ぐあい。歩調。 2)考 えや行動のそろい ぐあい。 ・ あしばや 【 1)歩 き方が早いさま。 足早】 (名 形動)¨ 。 あしまかせ 【 足任 せ】 (名 。形動)¨ 。 1)目 的地を定めず、気 ままに歩 くこと。 2)歩 ける限 り歩 くこと。 。 あせる 【 焦 る】 (動 )¨ 1)せ いて気をもむ。い らだつ。 こ あち ち 【 彼方此方】 (代 )¨・1)あ ちらこちら。 2)あ べ こべ。反対。 「右 と左 と一―になる」 つ ・1)集 まること。集まったもの。 あ まり 【 集 ま り】 (名 )・・ 「会員の一一が悪い」 2)会 合。集会。 。 あつ まる 【 集 まる】 (動 )¨ 1)多 くの物や人が一つ所 に寄 る。む らがる。 「都市 に人が一一」 2)集 中す る。 「視線が一一」 つ ・1)多 くの物や人を一つ所 に寄 る。む らがる。 あ める 【 集 める】 (動 )。・ 「 ごみを一―」 「寄付 を一―」 , 「聴衆を一―」 2)集 中させる。 「同情を一一」 あでやか 【 1)は なやかで美 しい さま。特 に、女性がなまめか しい さま。 艶やか】 (形 動)¨ 。 あとじさり 【 後退 り】 (名 ・動)¨・1)前 を向いたままうしろへ退 くこと。あとずさり。 あともどり 【 1)引 き返す こと。 後戻 り1(名 ・動)¨ 。 の 退歩すること。後退。 あぶなっか しい 【 1)あ ぶなげである。 危 なっか しい】 (形 )¨ 。 「 一―手つ き」 。 ふれ る 【 あ 浴れる】 (動 )¨ 1)い っぱいになってこぼれ出る。 あゆみよる I歩 み寄る】 (動 )¨ 。 1)歩 いて近寄る。 2)意 見 や主張の一致 しない者 が事態の解決のためにたがいに譲 り 合 う。 「労使が一― り争議が解決 した」 。 ・ あるく 【 1)足 で 歩 く】 (動 )。 進む。徒歩で行 く。 2)(他 の動詞の連用形について)∼ してまわる。 「食ベーーのが趣味」 わた い あ だし 【 慌 ただしい】 (形 )¨ 。 1)急 いで落ち着かない。せわ しい。 「年の暮れは一―」 2)(大 事件 などがあって)不 安定 だ。 「――政局」
付録 -3
行 動 辞 書
Fし
the Dictionary of Human Behavior
ヽ 』
い きあたりばつた り 【 ・1)く =ゆ きあた りばつた り》 行 き当 (た )り ばつた り】 (名 ・形動)・・ 。 いきおい 【 勢い】 (名 )¨ 1)物 事の動 きが強まるに伴 って出て くる力。 「一―よく走 る」 2)他 を圧倒するような力。 「風の一―で木が倒れた」 3)何 かの刺激によってひきおこされるはずみ。 「スピー ドが出た一―で空中にとび上がる」 いさせききる 【 1)ひ じょうに急いであらい息づかいをする。 息急 き切 る】 (動 )¨ 。 「―一って走る」 。 いき 【 行 き】 (名 )¨ 1)《 =ゆ き〉 いく 【 1)《 =ゆ く) 行 く 。往 く】 (動 )¨ 。 いこい 【 ・ ・ った り休むこと。休息。 1)ゆ 憩 (い )】 (名 )・ 。 いそいそ (副 )“ 1)よ ろこびいさむようす。心のうきたつさま。 「 一一と出かける」 いそぎあし 【 1)い そいで歩 くこと。また、その足 どり。 急ぎ足】 (名 )¨ 。 いそぐ 【 1)早 く終えようとする。 急 ぐ】 (動 )¨ 。 「仕事を一―」 2)早 く行 き着 こうとする。 「家路 を一―」 3)あ せる。せ く。 「心が一一」 4)(古 )支 度する。準備する。 いたずらに 【 に 1)む だに。無益 に。 徒 】 (副 )“ 。 「一―一 日を送る」 いだてんばしり 【 ・1)ひ じょうにはや く走ること。 草駄天走 り】 (名 )・・ (章 駄天…仏法・寺院を守る神。 ひじょうに足がはやい といわれる) 。 。 いたる 【 至る 到る】 (動 )¨ 1)と どく。ある場所 に行 き着 く。ある時間に到達する。 「京都を経て大阪に一一」 2)訪 れる。やってくる。 「好機――」 ` 3)(状 態 。範囲の程度 。段階が)∼ に及ぶ。なる。達する。 「女 。子供に一―まで」 4)(き わまってその結果)∼ になる。 「事ここに一一」 5)(「 に一一っては」の形で)い くつか例をあげ、最後に特に強め て、ある事柄 を示す言い方。 。 いちはや く 【 逸早く】 (副 )¨ 1)ひ しょうにはや く。 まっさきに。 いちもくさん 【 一日散】 (名 )“ 。 1)わ きめもふ らずに走るようす。まっしぐら。 「――に走 る」 いちれつ 【 一列】 (名 )"。 1)ひ とならび。
付録 -4
the Dictionary of Human Behavior
行 動 辞 書
2)第 一の列。
いっきに 【 一気 に】 幅1)・・ ・1)休 まないで一度 に。ひといきに。 「 一― しゃべる」 いつせいに 【 ・1)そ ろって。同時に。 一斉 に】 (副 )・・ いっ│ま 【 一歩】 (名 )…・1)ひ とあ し。 2)あ る一つの段階。 いてん 【 ・ 移転】 (名 動)¨・1)場 所 。住所を移す こと。 ひっこし。 2)物 事 が 他 に移 る こ と。 。 いどう 【 移動】 (名 ・動)¨ 1)動 いて位置が変わること。動かして位置を変えること。 いのちがけ 【 ・1)生 命 をかえ りみないで事をすること。必死ですること。 命掛け】 (名 ・形動)。・ 。 いのちからがら 【 1)や っと命だけは助かって。かろうじて。 命辛辛】 (副 )¨ 「――逃げ帰る」 。 い りこむ 【 入 り込む】 (動 )¨ 1)む りや りはい り込む。潜入する。 2)こ み い る。
3)押 しわ け て入 る。
いりみだれる 【 入
(り
)乱 れる】
︱ゴ
ゝ つ
F
うおうさおう 【 右往左往】
1)多 (動 )“ 。
くのものが入りまじってもつれ合う。 「敵、味方一一れて戦う」
(名 ・動)¨・1)大 勢の者が うろたえて右にいった り左 にいった りするこ
と。混乱 した状態などにいう。 。 うかい 【 迂回】 (名 ・動)¨ 1)遠 まわ りすること。 「工事のため一一する」 うきうき 【 浮 き浮き】 (副 ・動)¨ 。 1)楽 しくて心の落ち着かないようす。 ・1)動 くこと。運動。 うごき 【 動 き】 (名 )。・ 「からだの一―が鈍い」 2)人 員の異動。 3)移 り変わ り。変化。 「世界の一一」 。 うじゃうじゃ (副 ・動)¨ 1)小 さな虫がたくさんいるさま。うようよ。 幼 くどくどと未練がましいさま。 うつす 【 移す】 (動 )¨・1)位 置 。場所を変える。 「本箱を壁 ぎわに一一」 2)病 気 を伝染 させる。 「風邪を人に一―」 3)色 を染めつける。 4)時 を過ごす。 「時を一―さずや り始める」 5)心 を他の対象に転ずる。 うつそう 【 1)草 木が深 くこんもりと茂っているさま。 欝蒼】 (副 )。・。 ・1)少 しうつむいているようす。 うつむきかげん 【 俯 き加減1(形 動)・・ つ う ろふ 【 移ろふ】 (動 )"。 1)場 所を変える。 「山里などに一―ひて」 (徒 然草)
付録 -5
the Dictionary
行 動 辞 書
of Human Behavior
2)色 や状態が変 わる。あせる。衰える。
・
=劃
え ゝ
F=
「色 々一一ひたるも、黄なるが見 どころあるも」 (紫 式部) 3)花 などが散 る。 「桜 ははかなきものにて、か く程なく一一ひ候ふな り」 (字 治拾遺) 4)時 が過 ぎて行 く。 「時世―一ひて、おぼえ衰へぬれば」 (源 氏) 5)心 変わ りす る。 「おのづから御心一―ひて」 (源 氏) うね うね (副 ・動)“・1)(山 脈・波な どが)高 く低 く、また、曲が りくねって続 いているさま。 2)川 や道が曲が りくねって見えるさま。 ・ ・ ・ ろ ろ う 動 う (副 )・ 1)あ て もなくさまようさま。 「 一一歩きまわる」 2)あ わててまごつ くさま。困 って うろたえるさま。 ・ ・ ろたえる 1)ど う う してよいかわからずあわてまよう。あわてふため く。 (動 )。 「不意 をつかれ一一」 うろちょろ (副 ・動)¨・1)あ ちこちをうるさく動 きまわるさま。 1)う ろ うろとあて もなく歩 きまわる。 うろつ く (動 )¨ 。 「盛 り場を一―」
えっちらおっちら えんえん 腕 挺】
(と
)(副 )¨ 。1)大 儀そうにゆっくり歩 くさま。
・1)う (副 )。・
ねうねと長く続いているさま。 「一―長蛇の列」
Fお 」 おいかける 【 追
1)先 (い )掛 ける】 (動 )¨ 。
に進んでいるものを、あとから追う。 2)あ る事に続いて何かが起 こる。 ・ ・ いこ お む I追 (い )込 む】 (動 )・ 1)(動 物などを)追 いつめて物の中に入れる。 幼相手を苦 しい立場に立たせる。 「窮地に一―」 3)病 毒 を体内にこもらせる。 4)(印 刷で)行 やベージをかえずにつめて活字を組み込む。 おいつ く 【 1)追 いかけていって先の者の所 に行 き着 く。 追 (い )付 く】 (動 )¨ 。 幼先行する目標に達す る。 「西洋文明に一―」 いつ お める 【 追 (い )詰 める】 (動 )¨ 。 1)逃 げ場がなくなるまで追い込む。 「 どたんばに一―められる」 。 おいぬ く 【 追い抜 く】 (動 )“ 1)あ とから追いついてさらに先になる。 幼先行する目標に追いついてさらにまさる。 3)自 動車が走路を変えずに先行車よりも前に出る。 い おいまくる 【 る 追 捲 く 】 (動 )"・ 1)は │デ しく追いちらす。はげしく追いはらう。 おいまわす 【 追い回す】 (動 )¨ 。 1)逃 げまわるものをあちこち追いかける。 「記者に一―される」 付録 -6
the Dictionary of Human Behavior
行 動 辞 書
2)休 む間もなく働かせる。
「仕事 に一一される」 。 ・ ⇔片道〉 (名 動)¨ 1)ゆ きとかえ り。ゆきき。 く の 交際。また、手紙のや りとり。 3)「 往復切符」 の略。 ⇔片道》 「京都 までの一一を買う」 《 。 。 ・ い おうら 【 往来】 (名 動)。 1)行 った り来た りすること。ゆきき。 「車の一―が激 しい」 。 おおあし 【 大足】 (名 )¨ 1)大 きな足。 2)大 また。 3)深 い泥田に入る時、もぐらないように用いる板製の大型の足駄。 ・1)ひ どく急 ぐこと。 おおいそぎ 【 大急ぎ1(名 。形動)・・ 。 おおさわぎ 【 大騒ぎ】 (名 ・動)¨ 1)ひ どく騒 ぐこと。また、大きな騒動。 「上へ下への一―」 おおぜい 【 1)多 くの人。多人数。 (⇔ 小勢) 大勢】 (名 )¨ 。 おおまた 【 1)両 足を広 く開くさま。また、歩 く歩幅が広 いさま。 (⇔ 小股) 大股】 (名 ・形動)¨ 。 「――に歩 く」 へ い い ・動)"。 1)大 勢の人々が押 しあつて混雑すること。 い い おしあ しあ 【 押 し合 圧 し合 】 幅」 「群衆が一― している」 ・1)多 数、また、多量におしかける。 おしよせる 【 押 (し )寄 せる】 (動 )・・ 「集団で一―」 「波が一一」 ・1)実 現に時間がかか りすぎる。 おそい 【 遅い】 (形 )・・ 「帰 りが一―」 2)夜 がふけている。 ⇔早い》 「一一からもう寝 よう」 〈 3)ま にあわない。 「後悔 してももう一―」 4)速 度がのろい。 「足が一一」 (⇔ 速い) 。 。 おたおたと (副 動)¨ 1)思 いがけないできごとにどうしてよいかわからず、無意味な言動をする さま。 おだやか 【 1)何 事もなくしずかなさま。 穏やか】 (形 動)¨ 。 「一一な海」 2)心 のゆった りして落ち着いているさま。態度が しずかでていねい なさま。 「――に話す」 おちこち 【 1)遠 いところと近い ところ。あちらこちら。 遠近】 (名 )¨ 。 おちつ く 【 1)動 いていたものがある所 にとどまる。 落ち着 く】 (動 )¨ 。 「宿屋に一―」 の住所 。職業な どが定まる。 「故郷に一一」 3)心 ・態度が安定する。 おうふ く 【 往復】
付録 -7
行 動 辞 書
the Dictionary of Human Behavior
「一一いて話す」 4)悪 い状態がなくなる。 「痛みが一一」 5)結 果 としてそ うなる。 「結論 はそ こに一一」 の けばけば しくなく地味である。 「一―いた色」 。 おっかなびっ くり (冨 1)¨ 1)お そるおそる。 こわごわ。 おつと り (副 ・動)¨ 。 1)お だやかでゆった りと落ち着 いたさま。 おおようなさま。 「 一― した性格」 おとずれる 【 1)訪 問す る。 たずねる。 訪れる】 (動 )¨ 。 2)た よ りをす る。 3)そ の季節 になる。 おとな しい 【 1)騒 がず静 かにしているさま。 大人 しい】 (形 )¨ 。 「 一一子」 「 ―一 く黙 っている」 2)落 ち着 いて穏やかである。 「 一―色 の服」 。 おびただ しい 【 影 しい】 (形 )。・ 1)ひ じように多い。程度がはなはだ しい。 「 ―一人のrt」 「 一一騒 ぎ」 。 。 おもむ く 【 赴 く 趣 く】 (動 )。・ 1)∼ の方向 に出かける。向かってい く。 「大阪 に一一」 2)も との状態が変化 して、ある状態に向かう。 「病気 が快方に一―」 3) 《 tう 。 Tゴ 》奪 。 。 つ つ つ お りた 【 下 り立 降 り立 】 (動 )¨ 1)(低 い所 に)お りて行 って立 つ。 「庭 に一―」 。 。 下 りる 降 りる】 (動 )¨ 1)そ の意志をもって、上から下に移動す る。 お りる 【 ⇔のぼる〉 「山から一―」 〈 幼 物が人の操作で下の方 に行 く。 ⇔あがる〉 「幕が一―」 《 3)乗 り物から外へ出る。 「電車から一―」 ⇔乗 る》 「船を一=」 《 4)途 中で仲間からぬける。 「 こんどの仕事 は一―」 5)地 位 を退 く。 「会長の座を一―」 の 霜や露などが地上にお く。 「畑一面に霜が一―」 7)体 外 を出る。 「虫下 しで回虫が一―」
付録 -8
行 動 辞 書
the Dictionary of Human Behavior 8)役 所 などから許可が出る。
「集会の許可が一一」 9)錠 (じ よう)が かけられる。 ・1)「 いる」のやや古風な言い方。 おる 【 居 る】 (動 )・・ 「東京 に一― ります」 。 ・ おろおろ (副 動)“ 1)驚 き 。悲 しみのためにどうしてよいかわからずあわてまようさま。 「一一歩 きまわる」 幼声のふるえるようす。 「一―声」 ・ おんそ く 【 音速】 (名 )。 ・1)音 の速さ。空気中の音速は温度の変化 によって変わ り、セ氏十五度の とき毎秒約三四0メ ー トル. ・1)お となしくおだやかなさま。 おんわ 【 穏和】 (名 ・形動)・・
Fか 』 かいがい しい 【 甲斐甲斐 しい】
1)骨 身をおくまない。まめまめしい。きびきびしている。 (形 )“ 。
「――く働 く」 かいかつ 【 1)は きはきして元気 のよいさま。 快活】 (名 ・動)。・。 ・1)寄 り集まる。 かいする 【 会する】 (動 )。・ 「一堂に一―する」 の 出会う。 ││の 一―所」 「り 3)面 会する。 い ・ ・ か そう 【 1)す ばらしく速く走 ること。 快走】 (名 動)・ 。 ・ ・ かいそう 【 1)戦 いに負けて隊伍 (た いご)が くずればらばらになって逃 壊走 潰走】 (名 動)¨ 。 │デ ること 。 ・1)足 の速いこと。速い足。 かいそく 【 快足】 (名 )。・ 「 ――を利す」 かいそく 【 1)気 持ちのよいほど速いこと。 快速】 (名 )・・。 2)お もな駅だけにとまる、普通電車より速い電車。 1 。 ・ かいひ 【 回避1(名 動)¨ 1)物 事をおそれて、それに出会わない ようにさけること。 「責任を一―する」 かいゆう 【 1)ほ うほうを旅行 して回ること。 回遊 。廻遊】 (名 ・動)¨ 。 「一一切符」 の魚が季節的に群れをなして移動すること。 。 ・ ・ かいらん 【 回覧 廻覧】 (名 動)¨ 1)順 にまわして見ること。 「――板」 幼 あちこち見 て歩くこと。 。 かえ り 【 帰 り】 (名 )¨ 1)行 つた先からもとへ もどること。帰 るとき。帰 り道。帰途。帰路。 ⇔行 き》 《 。 かえる 【 帰 る 還る】 (動 )¨・1)も といた所 にもどる。 「実家に一―」 幼 来ていた人が去る。 「訪問客が一一った」
付録 -9
Q.