飛び出せ、 若者。
La Madrugada 2016/05/15
田舎の玉ねぎ畑でみる夕陽。 都会の河川敷でみる夕陽。 山に沈む、海に沈む、雲に沈む、夕陽。 どの夕陽も、僕は大好きです。 八重瀬山に沈む夕陽 ラオスの奇岩を彩る夕陽 アユタヤを染める夕陽 カルカッタのカーストを優しく包む夕陽 西サハラを哀しくさせる夕陽 カテドラルを黄金色にする夕陽
あなたは幾つの夕陽を知っていますか？
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人生は 一度きりだから 散歩も楽しく なきゃいけない
例えば、日々変わっていく日常の景色を観察する散歩。 金色に輝く圧巻の紅葉、枯葉を踏む時の寂しい音、道端 に落ちている木の実たちの変遷、風の匂い、いつも会う、 あの人の髪型や服装の変化。すれ違った人が、かっこい いとか、かわいいとか。些細なことが楽しく感じられる のが、日常散歩のいいところだと思う。
サハラをアテもなく散歩した あの日の夕陽は格別だった
知らない国や知らない土地を散歩するのは、ちょっと怖い。 でも間違いなく、目に入ってくる光景がどれも、新鮮で、うつくしい。 道に迷ったり、犬に追いかけられたりもする。 だから個人的にはオススメしないんだけれど。笑 それでも、知らない世界を歩くことは、発見の連続、楽しさの連続だ。
誰と行くのか。 これは結構、重要だ。
1人の散歩も好きだけれど やっぱり誰かと行くほうが、心が弾む。 仲良しの友達と 大好きなあの人と まだ知り合って間もない友人と 今週末にでも、誰かを誘ってみてはどうでしょう？
玄関を出ると 旅は始まる
実はあなたの旅は 玄関を出た時から始まっているのだ。 出掛けようという その一歩目から旅は始まっているのだ。 だからあえて僕は 旅のことを『長い散歩』と呼びたい。
さあ、お気に入りの一足を履いて、外へ。
なぜ、旅をしないというのか。
世界はこんなに 広くて美しいというのに。
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La madrugada #8 2016年 5月 15日 Web版発行 編集長 Shibadog 表紙モデル nao 写真・文・モデル Shibadog 本 誌 は フ ォ ト エッ セイ の 為 、 予 算 の 都 合 上 、 ISSUUにて公開中のWeb版のみとなります。意 見、感想などは下記までご連絡ください。 Mail: e111912.mojo@gmail.com
編集後記 なんか1人で作っちゃいました。寄稿とか誰に編集お願いしてとか、細々として いて決まり事が多くて…、みたいなのが嫌になっちゃって。とても気楽に編集を 終えることができました。たまにはこんな、小ぢんまりした正統派のフォトエッ セイ集もいいよね。ってかこれが本筋なんじゃねーの！？って思ったのでした。 さて今回のテーマは旅です。ええ、在り来たりですとも。何が言いたいかって、 視点をぐるーーりと変えて旅を楽しんでほしいんですね。旅行だなんて言うと皆 さん、楽しまなきゃ！∼行って何食べなきゃ！何見なきゃ！ってなるかもしれな いんですけど、そんな事ないんですよね。見たいものだけ見たらいいし、それぞ れに落ち着いた楽しみ方があるはずなんですよ。世界の夕陽を集めるのが趣味の 奴や、世界の女をナンパする奴、とにかく自然が好きでどの国でも自然を満喫し てしまう奴、国際線を逃して帰国の危機に立たされる奴。どれも思い出になるだ ろうし、経験になって今後、視野が広がるんですよね。旅は孤独ですが、いいも のですよ。僕は今、次こそはイランに行ってやりたいと思ってます。世界の半分 を見に行くために。あなたはどこへ、旅してみます？ (記 ひとりぼっちの編集長)
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