The HR Agenda Magazine - October-December 2013 Issue (Japanese)

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目次 2013幎10−12月号

発行人からのメッセヌゞ

あなたがHRの䞖界にいる“理由” ヒント—HRの仕事は人間だけが盞手ではない

3

カビッティン・順 MBA/MS/HRMP JHRSコミュニティニュヌス

䞖界最倧のむベントSHRM(シャヌム)

6

「The HR Agenda」

「女性が螏み出す次なる䞀歩」WINコンファレンス

9

゚リザベス・ハンドヌノァヌ 特集蚘事

グロヌバルな人材流動システムを考える “トップタレント”を海倖のタヌゲット垂堎にどのように誘い蟌むか

12

ヒルダ・ロスカ・ナルテア りォヌトンの知恵

なぜ、瀟倖から採甚された者が、高い絊䞎を支払われながら 瀟内の埓業員よりパフォヌマンスで劣るこずがあるのか HR法埋盞談

劎働組合がない堎合 法的芁件を満たすには

15

17

倧山滋郎匁護士 HRに聞け

ずしお働くために私が日本に行くこずは可胜でしょうか

18

アンドリュヌ・マンタヌフィヌルド 束井矩治(ペシ パフォヌマンス管理

ポゞティブ・アプロヌチは感染しおいく ブレット・アン゜ニヌ・ベダヌド

20

組織的行動

フロヌ・ワヌクプレヌスを目指しお

22

倪田哲二 トレヌニングず開発

「グロヌバルな芖点」 ず 「ノマド的な芖点」 テリトリヌマッピングを通じお事業倉革を目指す

24

アン゜ニヌ・りィロビヌ 論説

人材の流動性 戊争の話はしない アネット・カセラス

最新のHR情報を発信し、日本ず䞖界のHRプロフェ ッショナルの橋枡し圹ずなっお、人事・劎務の事䟋、 䞀般慣行や䜓系的知識の普及促進を目的ずする。 1 「The HR Agenda」の䜿 å‘œ

28


THE

®

, Japan s first bilingual

HR magazine published by The Japan HR Society (JHRS)

賌読

発行人 統括線集人

The Japan HR Society (JHRS) HRAgenda@jhrs.org www.jhrs.org www.jhrs.org/hr_agenda

カビッティン・順 MBA/MS/HRMP managing_editor@jhrs.org

線集長

アネット・カセラス editor-in-chief@jhrs.org

䞊玚線集者 寄皿線集者

http://www.jhrs.org/hr_agenda/subscribe たで、オンラむンでご泚文䞋さい。 日本囜内賌読 ・デゞタル版最新号のみ 無料 ・プリント版呚幎号1冊1,575円皎・送料蟌み ・幎間賌読プリント版呚幎号1冊ずデゞタル版最新号ずバックナンバヌ 幎間3,150円皎・ 送料蟌み ・幎間賌読デゞタル版のみ最新号ずバックナンバヌ 幎間1,575円皎蟌み ・倧口泚文EmailでHRAgenda@jhrs.org に、氏名、䌚瀟名、䜏所、必芁数、 ご垌望の支払い方法を お知らせください。私どもより、郵送料を含んだ芋積曞をお送りしたす。

ヒルダ・ロスカ・ナルテア 柀田 公䌞 ホヌプ・ドリ゚ン

広告セヌルス・ マヌケティング および配垃

゚むチアヌルセントラル株匏䌚瀟 advertising@jhrs.org

線集局 電話/ファクス

海倖賌読 ・デゞタル版最新号のみ 無料 ・幎間賌読デゞタル版のみ最新号ずバックナンバヌ 幎間1,575円皎蟌み ・倧口泚文EmailでHRAgenda@jhrs.org に、氏名、䌚瀟名、䜏所、必芁数、 ご垌望の支払い方法を お知らせください。私どもより、郵送料を含んだ芋積曞をお送りしたす。

岡本 浩志 ステファニヌ・オヌバヌマン

副線集長 翻蚳者 デザむン・制䜜 デザむン担圓

線集補䜐

「The HR Agenda」はThe Japan HR Societyが出版する日本初か぀唯䞀 の2ヶ囜語人材HR専門季刊誌。制䜜ぱむチアヌルセントラル株匏䌚 瀟The Japan HR Society事務局の゚むチアヌル孊習・出版郚門。

AGENDA

広告掲茉 詳现をお送りしたすのでadvertising@jhrs.org たでご連絡ください。

柀田 公䌞 サむラ・モリむ 倧川 玀男 ブヌン・プリンツ

海倖配送゚ヌゞェント募集䞭 HRAgenda@jhrs.org たで連絡䞋さい。 「The HR Agenda」 ずThe Japan HR Societyのロゎは 登録商暙であり、The Japan HR Societyに垰属したす。

アネット・カセラス

© 2013. The Japan HR Society 無断耇写・転茉を犁じたす。

衚玙むメヌゞ アヌルディヌ・コロマずアネット・カセラスの構想をもずに、 ブヌン・プリンツが線集・デザむン、 Green Talent Mobility by Ardie Coloma.

マヌク・スィリオ

画像の出兞

゚むチアヌルセントラル株匏䌚瀟 (The Japan HR Society事務局) 〒108-0075 東京郜枯区枯南2-14-14 品川むンタヌシティフロントビル3階 デスカット 号

5 Reasons People Choose to be HR graph by Boon Prints, PIPE LINE 3D by Daliborzivotic, ASIAN BUSINESS PEOPLE by Imtmphoto, BUSINESSMAN GOING THUMBS UP by Andreyuu, FUKURODA WATERFALL JAPAN by Radzian, Green Mobility Up Down Hill by Ardie Coloma, のらくろ

+81 (0)50-3394-0198 +81 (0)3-6745-9292

お断り 掲茉した蚘事にある芋解や意芋は執筆した寄皿者、筆者個人のものであり、必ずしも「The Japan HR Society」の䞀般䌚員、事務局、 アドバむザヌ、䌚友、埌揎者の立堎や芋解を反映したものではありたせん。本 協䌚は、掲茉された蚘事や広告に含たれるデヌタ、統蚈、情報の正確性、真実性に぀き、 その党䜓もしくは䞀郚に関し、責任を負いたせん。曎に、掲茉した助蚀、意芋、芋解は情報提䟛だけを目的ずしたもの であり、資栌を有する法埋専門家、財務専門家のより専門的な法的、財務的助蚀にずっおかわるこずを目指したものではありたせん。

15% DISCOUNT when you present this copy or by quoting “HRAMag_AD

効率的なコスト管理ずガバナンス、䞖界 展開する䞭で成長軌道を保぀ずいった 目暙を達成するために、 戊略的サヌビス・ デリバリヌ・モデルをどのような圢で 応甚できるかノりハりを習埗。 カンファレンス2013幎11月1213日 | ワヌクショップ2013幎11月14日

| 東京、 日本

䞖界第䞉䜍の経枈倧 囜である日本は今日、 その人口の25が 日本経枈が出珟したように、 それはの 暗い雲によっお脅かされおいる劎働力䞍足 65歳以䞊であるずいう 事実においお際立 っおいたす。経枈成長 を掚進する䞊での 劎働力の重芁性を考 えたすず、 これは日本 䌁業にずっお重芁な関心事です。実際に経 枈的には危機的な状況が、新幹線のような 早さで差し迫っおいるず蚀えたしょう。 As JApAn’s economy emerges, it’s threAtened by the dArk cloud of lAbour shortAge

Deloitte Blue

基準色 PANTONE

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280

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375

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※PANTONEコヌト玙を䜿甚する堎合にはPANTONE COATEDチップ、非コヌト玙の堎合 にはPANTONE UNCOATEDチップを基準ずしおください。

Hiroaki Uemura Special Appointed Researcher Research Institute for Policies on Pensions & Aging

Christine Meguro Chief Financial Officer Stryker Japan

Susumu Nakazawa Senior Research Fellow Japan Association for CFO

Ryuichiro Sugimoto Acting Representative of Japan Office LinkedIn Japan

Tetsuya Morikawa Finance Director Kaspersky Labs Japan

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シェアヌドサヌビスネットワヌク・ アりト゜ヌシングIQSSON IQ は 日本での劎働力䞍足問題の本質に迫 った独自レポヌトを䜜成。レポヌ トを入手したい方は 「Download Centre」www.ssojapan.comに アクセスお願いしたす。


発 行 人 からの メッセ ヌ ã‚ž 2013幎10−12月号

あなたがHRの䞖界にいる“理由” ヒント—HRの仕事は人間だけが盞手ではない カビッティン・順 MBA/MS/HRMP The Japan HR Societyチヌフ・コミュニティ・オフィサヌ 英語原文から翻蚳

HRの䞖界で働くこずを遞んだ理由ず経緯に぀いお、だれもが語るべきストヌリヌを持っおいる。だが、 この 䞖界でキャリアを積むための本圓の理由を、正しく理解しおいる人はごく少数にすぎないように私には芋え る。今日のようにビゞネス環境がめたぐるしく倉化する時代においお、HRの圹割を定矩するこずは難しいこず かもしれないが、本圓のHR専門家の機胜は䟝然ずしお倉わるこずがない。それは「ビゞネスに䟡倀を付加す る」 ずいうこずだ。

自分がこれたでHRコンサルタントずしお、 たたHRに特化したリクルヌトのプロずしお働いおきた䞭でずおも奜きなこずの぀は、 自分以倖の HR専門家ず䌚い、圌らずさたざたな議論を亀わすこずである。そうした䜕癟回ずいう議論の䞭で、私がい぀も聞く質問がある。それは「あなた はなぜHRの䞖界に飛び蟌んだのか」 ずいうこずだ。 その答えはたさに千差䞇別だが、 あえお䞀般化すれば次の぀に類型化するこずができる。

を遞んだ぀の理由 「自分は“人間寄り の”人間だから」 (蚀い換えれば、 「人ず話をした り䞀緒にいたりするのが倧奜 きだから」

「人を幞せにするこ 「たたたたHRの䞖 「生蚈を立おなけ 「人間を通じお事 ず、 あるいは人に奉 界に入っおしたった ればならないから」 業成果の達成に力 仕するのが奜きだ を貞したいから」 から」 (蚀い換えれば「カネのために から」 蚀い換えれば「私の第䞀の目 蚀い換えれば「人事異動でこ この䞖界に入ったので」 「HR (蚀い換えれば「自分は取っ぀き

の分野に移ったから」 ずか「蚈

は自分にずっお最埌の手段

やすい人間で、心が枩かく、芪

画しおいた蚳ではなく、䜕ずな

だから」

身になれるから、など」

く抜け出せないでいるから」

暙は䌁業家であり、その次が HR専門家だから」 ずか「あくた でもビゞネスを目指しおいる から」

サヌビス

人間寄り 3

サヌビス提䟛者

偶然に

おカネのため

ビゞネス志向


ほずんどのHRのプロは、自分を“人間寄りの”人間ず答えおおり、 た

◩ 偶然にHRの䞖界に飛び蟌むずきの理由ずしお、 これは最

た、ビゞネスずHRに関する“䞍郜合な真実”—぀たりHRはビゞネス

悪ずいっおよいかもしれない。なぜかずいえば、 この理由は、

のために存圚しおいるのであっお、けっしおその反察ではないずい

あなたのキャリアずか運呜ずかにあなた自身が十分な責任

うこず—を理解したからこそHRの䞖界に飛び蟌んだずいう人間は、

を果たしおいないこず、たた人生ずいう“ゲヌム”においおあ

ほんの䞀握りでしかない。HR界の“教祖”ずもいえるデビッド・りルリ

なたは単なる傍芳者だったずいうこずを意味しおいるから

ッチがいみじくもいったように、 「HRは䟡倀を䞎え、予告しなければ

だ。そうではなく、あなた自身ずあなたの組織にずっお利益

ならない」のだ。

になるこずを行い、あなたが本圓にやりたいこずを芋぀け おほしい。人生はあたりにも短いのだから、あなたに最善の

問題は、 ビゞネスピヌプルのように考え 行動できる人間、 さらに人のための解決策を 通じお䌁業ニヌズを達成するこずができる人間を どうやっおHR郚門に配眮するかずいうこずだ。

結果をもたらさない、あるいはあなたの倩賊の才胜の開発 に぀ながらないこずをやっおいる“暇”はない。HRずいう仕事 を、偶然ではなく蚈画しお遞んでほしい。 「あなたにずっお利 益になるこずを行う」ために、本誌2013幎月号所茉の 蚘事「朜圚力を匕き出し珟実のものずする—颚に揺れる竹 のように」をもう䞀床読んでいただきたい。

HRの存圚意矩 では、HR界の人間であるための正しい理由ずは䜕だろうか。その 問いに答える前に、次の議論に぀いおよく考えおみおいただきたい。 ◩ “人間寄りの”人間もしあなたが、自分は「人間ずいるずき がいちばん良い」からHRの䞖界に入るしかなかったずいう のなら、なぜ営業、マヌケティング、広報、マスコミ、 ずいった 分野のキャリアを远求しないのだろうか。政治の䞖界に入る ずいうこずだっおあるはずだ。 こうした分野のキャリア遞択 で成功するにはずりわけ人ず人ずの亀流が必芁だし、い぀ も倚くの人ず䞀緒にいたいずいうあなたの念願はきっず叶 えられるはずだ。HRずは畢竟、適切なright考え方ず適切な right胜力を持った適切なright人材を適切なright組 織の適切なrightポゞションに適切なrightなタむミング で配眮するこずであり、それゆえに圌らはその組織に䟡倀を 提䟛するこずができるのである。 「6Rの原則」に぀いおは本 誌2013幎月号に掲茉されたケビン・レむノルズ氏ぞ のむンタビュヌを参照されたい。 ◩ サヌビス提䟛者もしあなたが人を幞せにしたいず望むな ら、゚ンタヌテむナヌ、 アむドル、あるいはお笑い芞人になる ずいうこずをなぜ考えないのだろうか。 「人に奉仕する」 こず を望むなら、ヘルスケアの専門家、公務員、ボランティア、あ るいは聖職者や軍人ずいう遞択肢だっおあるはずだ。人を幞 せにしたり、人に奉仕したりするこずは䜕も間違っおいない が、 これらの理由でHRの䞖界に入る人には、人を幞せにした り人に奉仕したりするこずの利益を、もう䞀床あなたの組織 のボトムラむン最終損益に結び぀けおほしいず思う。蚀い 換えれば、投資利益率、投資の回収期間などに぀いお考え、 あなたの努力があなたの組織に䟡倀を創造しおいるこずを 瀺し、垞に数字でものを考える習慣が倧切なのだ。そうすれ ば、あなたはきっず敬意を獲埗し、あなたのボスがこれたで のように、䌚瀟のため忘幎䌚を蚈画しおほしいず頌むこずも なくなるだろう。

◩ おカネのためたあ、確かにおカネは人生に必芁なもので はあるが、では、あなたの知っおいるHRのプロに“超お金持 ち”がいったい䜕人いるだろうか。もしおカネがあなたの内 なる゚ンゞンの原動力であるならば、投資マネゞャヌやブロ ヌカヌ、あるいは起業家になるべきだ。 もしHRがあなたにで きる唯䞀の仕事ず考えおいるのなら、あなたはあなた自身を 狭く限定的に理解しおいるずいっおよい。だれしも、生たれ持 った特性ず匷みを持っおおり、それらを生かしおこそ人生の 本圓の意味を芋぀けるこずができる。 よく蚓緎されたコヌチ の力を借りお、あなたの人生の䜿呜ず倩職を芋぀けおほし い。その努力に投資すべきだ。぀たるずころ、それがあなたの ためになるのだから。 ◩ ビゞネス志向このグルヌプのHRプロがいるこずは確か だ。䌁業も組織も自動車のようなものだ。぀たり、さたざたな パヌツや郚分からできおいお、それらが個々の機胜を果たし ぀぀党䜓ずしお動くこずが必芁であり、そうしお初めお自動車 は「走り、そしお運ぶ」 ずいうミッション䜿呜を達成するこず ができる。営業、マヌケティング、財務、゚ンゞニアリング、そ しお生産ずいった仕事が、なぜ組織においお高く尊敬されお いる機胜なのか考えたこずがあるだろうか。それは、そうした 仕事が組織に䟡倀を付加しおいるこずを人々は知っおいるか らにほかならない。その他の郚門ず同様、HRもたた䟡倀を䞎 えおいるこずを本圓に瀺すこずができれば、HRは䌁業におい お必須の機胜になるだろう。問題は、ビゞネスピヌプルのよ うに考え行動できる人間、 さらに人のための解決策を通じお 䌁業ニヌズを達成するこずができる人間を、 どうやっおHR郚 門に配眮するかずいうこずだ。 もう䞀床いおう。HRの䞖界にいる本圓の理由ずは䜕か、 ず。 簡易 投祚に参加する堎合は、 ここをクリック。 これたでの答えがどうであ れ、HRの第䞀の存圚理由が「ビゞネスに䟡倀を付加する」 ずいうこず を理解しおいる“本圓のプロ”の集たりに加わるずいう正しい理由で、


がるだろう。 こうしたパラダむムシフト 理論的枠組みの倉曎がな ければ、あなたがHRの䞖界にいる理由は䜕の意味も持たない。な ぜなら、率盎にいえば、あなたの遞択は的を倖れおいるからだ。 目暙に近づく あなたたちの䞭に、 よりビゞネス志向のHR専門家になるこずに 関心がある人がいるずしたら、本誌の最近号に掲茉された次のよう な蚘事を読むこずを匷くお勧めする。 これらの蚘事の䞭に、今すぐ 実行できる具䜓的なアむデアや行動手順を芋぀けるこずができる だろう。 「HRビゞネスパヌトナリング䜕を、なぜ、どうやっお—む ンテルのケビン・レむノルズぞのむンタビュヌ」 「The

HR

Agenda」2013幎月号 「ビゞネスリヌダヌずしおのHR難解な心理孊甚語ず奥矩の 無意味さを乗り越える—リック・りィルモットずの䌚話」  「The HR Agenda」2013幎月号 いうたでもなく、本誌にはこれら以倖にも読む䟡倀のある蚘事が たくさんある。珟圚の、そしおこれたでの蚘事の蓄積に自由にアクセ スできるよう、ぜひこの機䌚に本誌の定期賌読をお勧めする定期 賌読の申し蟌みはここで。 そしお、本 圓 にH R の 侖 界 に入るず決 め たら、次 の目暙ずしお 認定されたHR専門家になっおみおはどうだろうか。JHRSずHRCI は、HRMPずHRBPの認定に関する共同オンラむンセミナヌを、日本 時間2013幎10月9日21時に開講する。 これらの資栌に぀いお、たた 詊隓のための準備に぀いおもっず知るために、 このセミナヌを受講 しおはどうだろうか受講登録はここで。 JHRSはたた、䞖界最倧のHR専門家組織であり25䞇人以䞊の䌚員 を擁する 「人材マネヌゞメント協䌚」 SHRM ず、䌚員数20䞇人以䞊 を擁する䞖界最倧のオンラむンHRコミュニティヌ「HR.com」 ずの間 で、HR資栌ず再資栌プログラムを日本で提䟛するための戊略的パ ヌトナヌシップの構築に぀いお珟圚、協議を進めおいる。 これらに関するコメントや提案をぜひ hragenda@jhrs.org あおに 送っおいただきたい。

カビッティン・順MBA/MS/HRMP゚むチア ヌルセントラル株代衚取締圹瀟長、テンプ ル倧孊日本校非垞勀講垫を務め、20幎以䞊に わたり人事のバリュヌチェヌン党䜓に携わっ おきた。 倚くが日本に特化したものである人 事に関する継続教育、知識の共有、最優良事 䟋の掻甚を通じ、人事の課題を解決するこず ができるず匷く信じおいる。経営孊修士、経営 工孊修士、HR研究認定コヌネル倧孊

5

Hiroyuki Akaso • Dana Gallagher • Mikki Tomoeda • Peter Capelli • Ozlem Battal • Atty. Jiro Oyama • Prof. Ikujiro Nonaka, Ph.D. • Pranvera Zhaka • Nimalan Nadesalingam • Yumiko Shito • Atty. Grant Stillman • Atty. Vicki Beyer • Radoslava Angelova • Mio Araki • Kiyo Ogushi • Hideki Ikeda

その組織、組織で働く人々、さらには瀟䌚党䜓の利益に自然に぀な

Chad Stewart • Daniela Ploberger • Shinya Yamamoto • Warren Arbuckle • Norio Suzuki, Ph.D. • Yutaka Sugimoto • Noboru Minamoto • Rochelle Kopp • Shabeer Ahmad • Elizabeth Handover • Susumu Shinbori • Celeste Blackman • Dan Harrison, Ph.D. • Atty. Mie Fujimoto Shigeki Egami •

あなたが最終的にHRの道を遞ぶこずを願っおいる。そうした䟡倀は

䜕人の名前が蚀えたすか

各号、 「The HR Agenda」 は、JHRSむベントの特別ゲストに寄皿者を招いおいたす。 寄皿者ず読者が語り合う堎です。あなたが曞く蚀葉が、HRの最優良事䟋に圱響を䞎え る発想ずなりたす。

どうぞ、話し合いにお加わりください。 もし寄皿に぀いお考えをお持ちでしたらぜひお知らせください。 「The HR Agenda」のメヌルアドレスである HRAgenda@jhrs.org たで電子メヌル をください。 たた圓雑誌に関するご意芋などフィヌドバックいただけるの を歓迎したす。私どもは受理したメヌルに぀いおはすべお掲茉できるずは お玄束できたせんが、少なくずも返事を出すこずはポリシヌずしおいたす。 本誌で取り䞊げお欲しいトピックもお寄せください。 「The HR Agenda」革新的なプラットフォヌム 日本における最初の二ヶ囜語による人事担圓者向け雑誌ずしお、 「The HR Agenda」 は 非垞にナニヌクな舞台 プラットフォヌム を提䟛しおいたす。 英 語ず日本語で曞かれた資料を提䟛し、寄皿者から提出された文章もバむリ ンガル翻蚳するこずで、玔粋の方向性を持った意芋亀換の堎を提䟛した す。過去150幎ほどの間、 日本はもっぱら西掋の知芋を日本語に翻蚳しおき たした。 私どもは日本の声を囜際的な舞台にも玹介できるような堎を創造し たのです。 私どもの目的は物事の裏衚や問題のすべおの盞を理解するこず にありたす。私どもは日本ず海倖における読者の方々や、䞖界䞭のHRプロ フェショナルや研究者、 オピニオン・リヌダヌたちの間でオヌプンか぀誠実 な察話を実珟させ、それによっおお互いの切磋琢磚を促すこずを願っおい たす。


COMMUNITY NEWS

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2013幎10−12月号

䞖界最倧の むベント SHRM(シャヌム) 「The HR Agenda」

の名刺マップ

アメリカ合衆囜前囜務長官で次期倧統領遞挙ぞの 出銬が噂されおいるヒラリヌ・クリントン氏、 タむム誌 の総合監修者ファリヌド・ザカリア氏、著名な筆者ダ ニ゚ル・ピンク氏が䞖界最倧のHRむベントに参加し た。 「The HR Agenda」 もたたこれに参加した。

ヒラリヌ・クリントン氏がHRマネヌゞメント協䌚SHRM シャヌム の第65回幎次倧䌚で講挔した。今幎の倧䌚には2䞇人近くが参加し、 アメリカ合衆囜むリノむ州シカゎ垂で月1619日に開かれた。 この倧䌚は芏暡が倧きく、 期間䞭、 倧䌚日報たで発行された。 SHRM 倧䌚日報は、アメリカ合衆囜を含め倚くの囜が、女性の職堎進出を 阻んでおり自らの生産性ず経枈成長を損ねおいるずのクリントン氏 の譊句を䌝えた。 「リヌダヌシップはチヌムプレヌ 。成功はいかに 人々が共にうたく働くようにできるかにかかっおいる」 ずクリントン 氏は述べた。 タむム誌の総合監修者であり 『The Post-American World: Release 2.0』の著者でもあるファリヌド・ザカリア氏が、今日 「倚くの囜が自囜

8ペヌゞぞ続く u

6


7


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6ペヌゞから

数字で芋るSHRM 2013 出垭者数 出展者数 発衚者数 党䜓䌚・分科䌚総数 同参加者数 海倖からの参加者数 参加者の囜の数 ボランティア数

2䞇人 700 280人以䞊 200以䞊 1侇5,000人 1,200人 70以䞊 1,000人

セッションぞの出垭は、゚むチアヌル・サヌティ フィケヌション・むンスティトゥヌトの認定曎新のた めの継続教育の単䜍ずなる。

出兞 SHRMメディア担圓発衚

民の生掻氎準を匕き䞊げ、経枈を成長させる方法を芋぀けたのだ。 それがこの時代の重倧事なのだ」 ず語った、 ず日報は報じおいる。 ダニ゚ル・ピンク氏は、仕事の䞖界における倉化に関し、いく぀も 著曞を著しおいる。 『売るのは人—人を動かす驚くべき真実』は圌の 最新刊である。ピンク氏は倧䌚参加者に「人々が毎日やっおいるこず の倧郚分は実はセヌルスであり、私が思うにHRのやっおいるこずは 他の仕事に増しおたさにこれだ」 ず語った。

SHRMは70か囜以䞊、1,200人の海倖からの参加者のため、オリ゚ ンテヌションを蚭けた。 たたネットワヌクの堎ずなるグロバヌルラり ンゞが甚意されおいた。昌食をずりながらの円卓ディスカッションや カクテル圢匏での囜際レセプションなど、䞖界䞭の“のプロ”ず

SHRMは70か囜以䞊、 1,200人の海倖からの参 加者のため、 オリ゚ンテヌションを蚭けた。

話す機䌚は貎重である。 今幎、玄700の出展者がSHRM展瀺䌚においお幅広いサヌビス・ 補品を玹介した。䌚堎には特蚭のSHRMストアが開かれ、関係 の曞籍・ビデオ・小物などを求めるこずができた。

今幎は200以䞊の党䜓䌚・分科䌚が以䞋の分野別に開かれた。 ◩ 䌁業経営ず戊略 ◩ 報酬ず手圓お ◩ 雇甚法ず法埋 ◩ 囜際 ◩ 人材管理 ◩ 自己啓発ずリヌダヌシップの育成 分科䌚の資料は倧スクリヌンに映し出されるほか、 ダりンロヌド するこずができるから、米囜流のアクセントに慣れない参加者もそ れを理解の助けずするこずができる。

SHRMは無料E-mailニュヌスレタヌを配信しおいる。 たた、の 求人・求職者のための掲瀺板も甚意されおおり、 ずもに非䌚員にも 開かれおいる。 SHRMはアメリカ合衆囜バヌゞニア州アレキサンドリア垂に本郚 を眮き、䞖界140か囜に25䞇人の䌚員を擁する、人事における䞖界 最倧の職業組織である。職業ずしおのの重芁性の蚎求をミッシ ョンずし、䌚員に教育・認定・ネットワヌクの機䌚を提䟛するず共に 米囜議䌚ぞのロビヌ掻動を行っおいる。 なお、次回SHRM幎次倧䌚・展瀺䌚は2014幎6月2225日、米囜フ ロリダ州オヌランド垂ディズニヌワヌルドがある町で開催される こずが決たっおいる。


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2013幎10−12月号

「女性が螏み出す 次なる䞀歩」 WINコンファレンス ゚リザベス・ハンドヌノァヌ グロヌバルWIN理事䌚アドバむザヌ 英語原文から翻蚳

女性たちがネットワヌキング䌚議に集たり、自己を 芏制する態床を倉え、自信を䜜りだし、新しいスキル を埗るこずに焊点を圓おお論じ合った。 女性のリヌダヌシップ、 ワヌクラむフバランス、そしお職堎におけ る䞀䜓性ず倚様性においお「次のステップに進むこず」が、今幎 月に東京で開催された第回りィメンズ・むンタヌナショナル・ネッ トワヌキングWINコンファレンスのテヌマだった。 参加者たちは、管理職党䜓に占める女性の割合が11に過ぎ ないずいう日本の䌁業瀟䌚においお、倧胆なステップを取る必芁 性があるこずを認めた。日本では女性の74%以䞊が、自分のキャリ アのある時点においお珟堎を離れおおり、その倚くが再び珟堎に 戻るこずができおいないのだ。 WIN創蚭者であるクリスティン・゚ンノィック氏は、カンファレン ス参加者に察し、今日が「女性たちの時代」であり、 「今こそ女性た ちが、倧きく前進し、“本物”を目指し、そしお“自分たちらしさ”を職 堎に持ち蟌むためにお互いを助け合うこずが必芁だ」 ず匷調した。 WINは、男性ず女性が囜際的に働くための独立したグロヌバル な組織であり、女性のリヌダヌシップや胜力開発、䞀䜓性ず倚様性 の分野に積極的に取り組む組織である。 台湟出身で珟圚、日本ペプシコヌラ瀟の瀟長であるチア・ファ ン・フヌ氏は、 「か぀お倧孊の先生が私に、あなたは女性でありか ぀倖囜人ずいうマむノリティヌに属しおいるのだから自分のため に声を䞊げなければならない、 ず蚀ったのです。マむノリティヌに なるこずはやはり぀らいこずですが、女性ずいうマむノリティヌであ るこずが“私らしさ”を䞎えおくれたのです」 ず語った。 圌女は、 「ステップアップし女性リヌダヌずしお成功するために は、自信、勇気、そしお気遣いの気持ちを積み䞊げるこずです。あな たは自分自身に぀いお肯定する気持ちを持ち、自分の力を過小評 䟡しないこずです。たた、自分の立堎を堅持する勇気も必芁です。 頑なになったり反撃したりする必芁はないのですが、ポゞティブな 方法で自分の意芋を衚珟する勇気を持぀こずです」 ず䌚議の参加 者たちを錓舞した。 この䌚議の぀の党䜓䌚議は、 「女性が螏み出す次なる䞀歩」 「珟 圚の䞖界情勢に぀いお今、䞖界で䜕が起こっおいるのか」 「劎働垂 堎の将来求められる職堎ずは」 「将来ぞ向けおのキャリア構築ず その掻かし方」そしお「自分ぞの気づき」 ずのタむトルが付き、䌁業 の幹郚リヌダヌたちや孊識者、起業家たちが、最善実践やゞェンダ 9


ヌの平等性、働き方の倉化、キャリア移行、 リヌダヌシップ開発、そ しおワヌクラむフバランスに関する最新の情報に぀いお発衚した。 日間にわたるワヌクショップのセッションでは、自己認識を高 め自己を芏制する態床を倉えるこず、自信を高め新しい技術や今 たでずは違った態床を身に぀けるこずに焊点を圓おた。 このセッシ ョンの目暙は、成長ぞの道筋や取るべき次のステップ、将来の自己 によるリヌダヌシップに関するポゞティブなむンパクトを認識する よう参加者たちを支揎するこずだった。

ステップアップし女性リヌダヌずしお 成功するためには、 自信、 勇気、 そしお気遣いの 気持ちを積み䞊げるこずです。 物語、歌、その他の䌚議のハむラむト 䞖界䞭から集たった倚くの人たちの話を聞く機䌚は、女性が職 堎で発芋する最も困難な問題のいく぀かに関する朜圚的な解決策 ずずもに、䌁業が盎面する課題に関する違う芋方を瀺しおくれた。 このセッションではたた、日本においお、他の女性たちを支揎しな がら偉倧な成功を女性たちが成し遂げおいる状況を明らかにし た。 コンファレンスの芋どころの䞀぀は、 「将来ぞ向けおのキ ャリア構築ずその掻かし方」 「“本物”であるこずニュヌスマヌト」 「アクションにおける女性のリヌダヌシップ」 ずいったトピックを扱 うむンタラクティブで実践的な䞀連のワヌクショップだった。 「自分の匷みを発芋せよ」ずいうワヌクショップで参加者らは、 ぀のナニヌクでしかし統合されたそれぞれの個人の芋方を蚈

枬する手法、 「ルミナ・スパヌク・ポヌトレむト」を詊した。぀たり、今 の自分は「朜圚しおいる自分なのか、日垞の自分なのか、そしお過 剰拡倧した自分なのか」を刀断するのだ。 ミレむナ・ワタナベ氏は、いかにしお自分たちのキャリアをパワ ヌアップさせ、女性たちの自然な力を最倧限匕き出すこずで自分 たちの関係をいかに高めるかを瀺す、ステップごずの個人的な発 展を実珟する旅にいざなった。 女優の勝倉けい子氏は、 「リヌダヌのようにショヌアップするこ ず」 ずいうワヌクショップで、挔技の技法を玹介し、 どうやっお自分 にもっず自信があるように芋せ、女性リヌダヌずしおの自己確信を 持぀ように芋せるかを実際に挔じおみせた。 この䌚議はビゞネスリヌダヌにだけ焊点を圓おたのではなく、 䜜家や非営利組織NPO代衚、ゞャヌナリストやコミュニティヌネ ットワヌク関係者、アヌティストや女優、歊道家や音楜家らも参加 した。今幎の参加者は䌚議日目に、むンド人コンサルタントのニ リマ・バット氏ず䞀緒に「぀の゚レメントを螊る」 ずいう催しに参 加するよう促される前にも、合気道の挔歊やバむオリン挔奏、そし お才胜あふれる若い女性バンド(Harp & Soul, an indie/pop girlband)の挔奏を堪胜したのだった。

゚リザベス・ハンドヌノァヌ ルミナラヌニング アゞアの瀟長であり、女性のキャリア開発支揎 に情熱を傟けおいる。女性リヌダヌシップ開 発センタヌプログラムの共同創立者ずしお、女 性リヌダヌシップ開発倉革的プログラムを䌁 画・促進しおいる。ACCJ Women In Business Committeeの共同議長、 グロヌバルWINコンフ ァレンスの理事䌚アドバむザヌ、TOMODACHI 女性リヌダヌシップむニシアチブのトレヌニン グコンサルタントでもある。


RECRUIT. DEVELOP. LEARN. ゚むチアヌルセントラルは、顧客䌁業様が人材獲埗、 人材開発、継続的孊習により競争力 を高めるお手䌝いをいたしたす。 サヌビス䞀芧

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特集蚘事 2013幎10−12月号

グロヌバルな人材流動システムを考える “トップタレント”を海倖のタヌゲット垂堎にどのように誘い蟌むか ヒルダ・ロスカ・ナルテア 「The HR Agenda」寄皿線集者 英語原文から翻蚳

昚今のグロヌバルな人材垂堎の特性を䞀蚀で蚀い衚そうずすれば、それは「移動」 ずいうこずであり、 ずり わけその頻床ずスピヌドである。囜際的な圹割を担う䌁業のトップマネゞメント、専門職、技術者、䞻芁スタ ッフの存圚は、私たちがたさにグロヌバル経枈の時代に生きおいるこずの“究極の象城”ず長らく考えられお きた。 ずころがここ20、30幎、海倖転勀に察するニヌズが高たるに぀れ、技術・知識・人財の盞互亀流を倧胆 に倉えおいこうずする動きが出おきた。今日の経枈がさらなる成長を目指すかぎり、䌁業が適切なグロヌバ ル人材の流動性プログラムを蚭蚈するこずは、 これたで以䞊に重芁であり緊急を芁するものであるずいっお よい。なぜなら私たちはたさに、新しい垂堎、新しいプレむダヌ、そしお新しいルヌルの登堎を目撃しおいる からである。 マクリヌンカンパニヌ瀟むンフォテック・リサヌチ・グルヌプの䞀事業郚門は、 グロヌバルな人材流動性を「事業目暙ず人材蚈画を完遂 するための、䞖界䞭に散圚するタレント 才胜を持぀人たちの移動」 ず定矩する。 たた、同瀟の「グロヌバルなタレント型人材流動性プログラ ムを最適化する」 ず題するオンラむンセミナヌにおいお同瀟は、任務を割り圓おる前、その最䞭、およびその埌に埓業員を支揎する䌁業が盎面 する様々な難問を指摘する。 このグロヌバルな移動をさらに促進しおいるのがスピヌドず効率性であるこずは、KPMGリサヌチが「クロスボヌダヌな囜境を越えた就 業が今埌2020幎たでに71パヌセント増えるだろう」 ず述べおいるこず、 たたロンドンを本拠地ずする䞖界最倧玚のプロフェッショナルサヌビ

「グロヌバルなタレント型人材の流動性」 ずは䌁業目暙ず劎働力蚈画を実 珟するための、䞖界䞭に散圚するタレント型人材の移動である。 グロヌバルなタレント型人材の流動性プログラムは、事業遂行のために䞖界䞭の埓業 員を移動させるこずを目的ずした適切な持぀べき支揎的構造である。 効果的なグロヌバル 流動性プログラム

グロヌバルな流動性プロ グラムは、䞻芁な事業䞊の、 たたHRの優先事項ぞ の支揎ずなる。

✓ 事業戊略䞊のニヌズを満たす。 ✓ 劎働力蚈画を実珟する。 ✓ タレント型人材を配眮するに必芁な投資に芋合う最終的な利益をもたらす。 ✓ 皎法・入管法・雇甚法・治安法を遵守する。

● グロヌバルな成長戊略 ● サプラむチェヌンマネゞメント SCM ● 新興垂堎におけるプレれンス ● グロヌバル事業の管理

事業䞊の優先事項 少数の埓業員だけが グロヌバル流動性プロ グラムに参加しおいる。

流動性の実践が経営局、マネゞメント局、専門 ・技術職を察象ずしおいる。調査の察象ずなった 䌁業の40以䞊が、毎幎、 自瀟埓業員の以䞋 を異動させおおり、 たた65の䌁業が10以䞋に ずどたっおいる。出所World Economic Forum, 2012

● グロヌバルなスキル開発 ● 才胜開発 ● リヌダヌシップ開発

HR䞊の優先事項 あなたの䌁業のグロヌバルのタレ ント型人材流動性プログラムは党 員に圱響を䞎えるこずはないが、 事業成果の原動力ずなる䞭栞埓 業員には倧きな圱響を䞎える。

出所 Optimize the Global Talent Mobility Program、むンフォテック・リサヌチ・グルヌプの䞀事業郚門であるマクリヌンカンパニヌ瀟の蚱可を埗お再録。 12


ス䌁業であるプラむスりォヌタヌハりスクヌパヌスPwCのリポ ヌトが「流動的な埓業員の数は同じく50パヌセント増えるだろう」 ず 予枬しおいるこずからも明癜である。 倧䌁業のみならず䞭小䌁業にずっおも䌁業の囜際化が今や䞍可 避の課題であるずすれば、 こうした数字は、すべおの芏暡ずすべおの 業皮における䌁業の動向を反映しおいるずいっおよい。 原動力 囜際的な倧孊院ビゞネススクヌルであるINSEADが発衚した、 「タ レント型人材の囜際流動性—2015幎以降、人が動き・ずどたり・離 れる芁因は䜕か」 ず題する報告曞によれば、 タレント型人材の流動 性がか぀おないほどに高たっおいる背景には、いく぀もの芁因があ るずいう。すなわち、海倖旅行やITを利甚しやすくなったこずでグロ ヌバルな就劎条件に察する新たな道筋が開かれたこず、朜圚胜力 の開発に぀ながる専門蚓緎や事業開発を獲埗する機䌚が増えたこ ずでタレントを持぀人材や䌁業がより支揎的な゚コシステム収益 環境を求めお動き始めたこずのほかに、囜際的なタレント型人材 の動きを促進するために政府も重芁な圹割を担っおいるこず、適切 な資本・移民政策に投資する囜が䞖界的なタレント型人材の流動 性を倧きく支揎しおいるこずも、 この調査は匷調しおいる。

HRはたさに、䌁業の䜿呜を実珟し 埓業員ず䌁業のグロヌバル経隓を充実させ さらに枬定可胜な成果を提䟛するタレント型 人材管理戊略を獲埗するこずができるのだ。 倧胆な動き、倉わる颚景 タレント型人材垂堎における新しいプレむダヌ垂堎参加者の 登堎はたた、吊応なく新しい就劎環境の出珟を促した。珟圚、億人 もの人々が自囜以倖で生掻し就劎しおいるずINSEADは掚枬する。む ギリスの定期刊行物『゚コノミスト』の調査郚門である゚コノミスト・ むンテリゞェンス・ナニットが発行した「グロヌバル・タレント・むン デックス・リポヌト」によれば、 「米囜ず英囜が圓面、䞖界的に散らば るグロヌバルなタレント型人材を最も倚く匕き付け続けるが、 これ ら぀の囜も、むンド・マレヌシア・韓囜ずいったアゞア倪平掋の新 興囜がもたらす熟烈な競争に盎面するだろう」 ず指摘する。 グロヌバルな人材流動性マネゞメントコンサルタントであるカヌ タス瀟が最近、発行した「囜際転勀目的地トップ10」を芋るず、 これた でい぀も16䜍から14䜍の間にあった日本は珟圚、13䜍にランクさ れおいる。䌝統的に“内向き志向”の文化ず圢容されおきた日本も、 グ ロヌバル化がもたらすかもしれない劇的な倉化に向かい合うため に、“ものの芋方”をようやく倉えようずし始めたずいっおよい。そうし た倉化は、䌁業ず瀟䌚の䞡方の芏暡においお起こっおいる。䞀橋倧 孊囜際教育センタヌ教授である倪田浩氏は、 グロヌバル化を目指 す教育政策が、海倖からの孊生の日本における就職、 日本で孊ぶ倖 囜人の積極的な採甚、それに移民芏制の緩和を促進しおいるず述 べる。 こうした倧胆な動きの䞭にこそ、倪田氏がいう 「か぀おないほ どに激化するグロヌバルなタレント型人材“戊争”」に日本がいた本 気で向かい合おうずしおいるこずが芋お取れるずいっおよいだろう。 これからの道を“地ならしする” 䞖界をたたいで起こっおいるタレント型人材の移動にさらに鋭い 焊点を圓おるこずは、いたや圢勢を䞀倉させる匷力な芁因になった ずいえる。もはや倖囜に移䜏するのが䌁業の重圹陣だけではなくな った今日、 グロヌバルなタレント型人材の流動性におけるテヌマは、

成功したグロヌバル アサむンメントに芋る ぀の事䟋 グロヌバルな流動性プログラムに成功するこずは、 その䌁 業においお未来のリヌダヌを育おるこずに぀ながる。 1997幎、サムスンは瀟内に「グロヌバルストラテゞヌグ ルヌプGSG」を新蚭し、 ダむナミックな、そしお急速に成 長するアゞアのコングロマリット 耇合䌁業矀の䞭で銖 䜍を確保するための、豊かな朜圚性を持぀人材の獲埗を 開始した。GSG“卒業生”の新鮮なグロヌバルな芖点ず革 新的なアむデアが、同瀟の業瞟を匷化するためにずおも 有効であるこずはすでに蚌明枈みであった。 「個人の胜力 ず䌁業が寄せる期埅ずの間の乖離をできるだけ枛らすた めに努力するこずは、 ずりもなおさず囜際的な経隓ず海倖 にいる間に開発されたスキルからベネフィット 利益を 埗るこずができる確率がそれだけ高たるこずを意味する」 ― クランフィヌルド倧孊ノヌリヌン・ドハティヌ博士 グロヌバルアサむンメントが成功するための基盀は、海倖 芁員を遞別する前から敎備される。 泚意を払うべき優先事項の぀は、長期的なグロヌバ ル関係の構築に䞍可欠な、文化的・蚀語的な蚓緎である。 䟋えば、“やる気満々”の営業マンは北アメリカでは期埅 を凌駕するかもしれないが、同じ行動が日本では“けんか 腰”ず写るかもしれない。 ゜フトバンクモバむル株匏䌚瀟 が、米囜法人であるスプリント・ネクステル瀟の株匏の70 を買ったずき、 ゜フトバンクモバむルの経営陣は埓業員 に察し、 「TOEICで900点以䞊を獲埗した瀟員には100侇 円を支絊する」 ず提案した。 「地域に特化した政策はずお も重芁だ。異文化トレヌニングず開攟性を通じお戞惑い を぀くるこずは、 スキル開発の促進に぀ながる」 ― サむモンフレヌザヌ倧孊ミラ・ラザロバ教授 流動性に近づくためのより呚到なアプロヌチは、出費の抑 制ず、代償を䌎う倱敗の防止に぀ながる。 指名された芁員における䞍均衡、 リスク、信頌性ずいっ た懞念に泚意を払うために、 アボット・ラボラトリヌ瀟は、 より綿密な蚈画、 たた戊略的な基準の収集を通じお、 自瀟 のグロヌバルモビリティヌプログラムを改善した。その結 果、同瀟は、 コスト管理のための解決策を芋぀けるこずが できただけでなく、最終的に高い顧客満足を獲埗し、埓 業員の成果を高めるこずができたのだった。 「自瀟が䜕を 埗るこずができるかを远跡するこずに比べれば、 コストの 远跡はずっず簡単です。でも、 スキル、垂堎シェア、あるい は収益実瞟、それに゜ヌシャルネットワヌクの拡倧ずいっ た様々な芖点を通じお、 グロヌバルアサむンメントの圱響 を正確に理解するために、 より倚くの基準を集めようずす るトレンド傟向があるこずは確かです」 ― サむモンフレヌザヌ倧孊ミラ・ラザロバ教授


「最良のタレントを、最適なタむミングず理由によっお配眮する」 こ ずに移ろうずしおいるず、マクリヌンカンパニヌ瀟のリポヌトはい う。効果的な流動性プログラムは、䞖界的な経枈成長を刺激し、長 期的なROI総投資利益率を改善し、新芏垂堎を拡倧する機䌚を提 䟛し、さらに新しいタレント型人材の蓄積を促す可胜性があるずい うのだ。 だが、 タレント型人材を集め育成し、たた倉化するグロヌバルな ビゞネス環境に送り出すこずによっお埗られる豊かな“報酬”は、同 時に高いリスクをもたらすこずも事実である。マクリヌンカンパニ ヌ瀟の蚈算によれば、䞭間管理職を幎間アサむン配属 したずき の費甚は100䞇ドル以䞊にもなる。だから、そうしたアサむンメント が最終的にROIずいう“収穫”をもたらすかどうかを䌁業がきちんず 芋極めるこずが決定的に重芁になるずいう。アサむンメントに倱敗 するか、あるいは䞍十分な堎合、法的な問題、埓業員の心理的喪倱 感、機䌚の逞倱、䌁業むメヌゞの悪化ずいったこずにもなりかねな い。そうした問題はみな、䌁業ず関連するステヌクホルダヌに金銭 面ほかの損倱をもたらすおそれがある プランベラ・ザッカ参照。 こうした問題に泚目するこずは、優れおダむナミック 躍動的な劎 働力に察する需芁に盎結する、効果的なタレント型人材プログラム を蚭蚈するうえでHRが指導的な圹割を果たす奜機ずもなる。 これに 関連しお、 「その䌁業のタレント型人材流動性プログラムをHRはい かによりよく管理するこずができるか」 ずいうこずがきわめお重芁だ ずマクリヌンカンパニヌ瀟はいう。 この芖点に立っおタレント型人 材の流動性に察凊しお初めお、HRはたさに、䌁業の䜿呜を実珟し、 埓業員ず䌁業のグロヌバル経隓を充実させ、 さらに枬定可胜な成果 を提䟛するタレント型人材管理戊略を獲埗するこずができるのだ。 最埌に、マクリヌンカンパニヌ瀟リポヌトが芏定する、効果的な グロヌバルタレント型人材流動性プログラムにおける“぀の芁諊” を挙げおおこう。 1. あなたの䌚瀟のグロヌバルタレント型人材流動性プログラ ムず事業戊略・人材蚈画ずを同時に進める。 2. あなたの䌚瀟のグロヌバル事業に必芁な埓業員のタむプ 「操業スタッフ」 「高い成果を挙げおいるスタッフ」 「朜圚

3. 4.

5.

性が高いスタッフ」などをきちんず定矩する。それによっお、 あなたの䌁業における䞀般埓業員・タレント型人材䞡方の ニヌズを満たす独自のプログラム内容を぀くるこずがで きる。 新しい環境においおも成功できる胜力を持぀、 グロヌバル な人材配眮にマッチした埓業員を遞別する。 コンプラむアンス䞊の問題、入囜の遅れ、 たた党般的な混乱 を防ぐために、あなたの䌁業プログラムの基本に効率的な プロセス手続きを組み蟌む。 アサむンメントの前、最䞭、そしおその埌も、埓業員のタむプ、 アサむンメントの内容、 たた特定の環境のためのニヌズなど にマッチした“あ぀らえの”プログラムを甚いお埓業員を支揎 する。

グロヌバルなタレント型人材の流動性ずいう新しい“垞識”にお いお、成功の远求はもはや远いかけっこ、登山、あるいは競走の圢で はない。それはむしろ、耇雑で終わりのないダンスずいっおよい。そ こでは、バランス、敏捷性、創造性、そしお目的ずいう新たな感芚が 革新的な成果をもたらす原動力ずなっおいる。 謝蟞 この原皿をたずめるにあたり、マクリヌンカンパニヌ瀟商品担圓取締圹ゞェニフ ァヌ・ロゟン氏に倚倧の協力をいただいた。 この堎を借りお深い謝意を衚したい。

ヒルダ・ロスカ・ナルテア シドニヌに本拠を 眮くPR゚ヌゞェンシヌのラむティングチヌム 責任者。そのかたわら、耇数のNPO法人のコ ンテンツプロデュヌサヌを務める。たたか぀ お、フィリピン・゚ネルギヌ省のもずで、囜連 開発蚈画のいく぀かのプロゞェクトを担圓し たこずもある。

広告 14


2013幎10−12月号

なぜ、瀟倖から採甚された者が、高い絊䞎を支払われながら 瀟内の埓業員よりパフォヌマンスで劣るこずがあるのか Knowledge@Whartonペンシルバニア倧孊りォヌトン校

「埗る物が少ないのにより倚くを支払う―瀟内の流動性に察する瀟倖採甚の効果」 ずいう題名の論文で、 りォヌトン校経営孊郚で教えるマシュヌ・ビドりェル教授は、 「瀟倖採甚にかなりの経費を投入するのに察 し、瀟内の流動性にかなりの利埗がある」 こずを立蚌しおいる。ビドりェル教授は自分の論文で「䌁業内の劎 働力の構造に関するナニヌクな蚌拠を提䟛しおいる。 その結果は、瀟内の流動性によっお䌁業が、優れたパフォヌマン スを瀺しながら、少ない報酬しか䞎えおいない埓業員に、 より高い レベルの仕事を任せるこずが可胜になるこず」を瀺しおいる。瀟倖 採甚に比べお瀟内の流動性を高めるこずが倧いに有利になるこず を詳しく説明しながら、教授は「これらの結果から分かるのは、埓 業員の流動性に関するプレッシャヌに盎面しお、瀟内の劎働力の 掻甚が匕き続き根匷さを持っおいるこずだ」 ず぀け加えおいる。 圌はたた、 「倖郚から採甚された人間はしばしば瀟内の候補者 より倚くの教育や経隓を身に぀けおおり、そのこずがおそらく圌ら がより倚くの報酬を受けおいるこずの理由だ」 ず述べおいる。瀟倖 から採甚された者は、通垞、瀟内から抜擢された者より1820 ほど高い絊䞎を支払われおいる。 「自分が採甚しようずしおいる人物に぀いお知識が少ないずき には、自分が理解できる事柄に、より積極的になる傟向がある」— たずえば、応募者の履歎曞に掲茉されおいる教育や経隓のレベル に぀いお、たた、ビドりェル教授が「察倖的に芳察可胜な属性」 ず呌 んでいる事柄に぀いおだ。けれども「教育や経隓は合理的に芋お、 その仕事に察しおいかに誰かが適切かずいう匱いシグナルでしか ないのだ」 ず圌は説明する。 これらの芳察可胜な属性を芋るず、なぜ瀟倖採甚者が瀟内で同 じ職に昇進した者よりかなり高い報酬を埗おいるか分かるだろう。 もし、 これらの採甚される者がより良い履歎曞を持ち、瀟倖で容易 に仕事に就くこずができるず認識される堎合に、圌らは瀟内の埓業 員より高い報酬を芁求するこずができる。たた、 この瀟倖採甚され る者は、新しい職務を担圓する際に䞍慣れな環境に察応しなけれ ばならないため高い報酬を求めるのかもしれない。 ビドりェル教授は、自分の研究が、組織で働く瀟内埓業員に䞍満 を䞎える可胜性のあるこずを認めおいる。 「 残念なこずに、瀟倖の 採甚候補者ずしお身売りしやすいこずが、い぀も䟡倀あるこずであ り、䞀般的により高い報酬を埗るこずに぀ながっおいる。そうする ず、次の質問が出おくる。瀟内の人間は自分の絊䞎を匕き䞊げるた

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めに仕事をやめるず䌚瀟を脅すべきか」 ず。教授によるず、孊䌚で はよく知られおいるこずだが、かなりの賃金匕き䞊げを埗る唯䞀の 方法は、瀟倖のオファヌをはっきりず瀺すこずだ。 「しかし、ある䌁業 では、そうするこずは解雇に簡単に぀ながる。そのような芁求は䌚 瀟に察する裏切りの印ずずられるからだ」 ず教授は曞いおいる。 胜力を積み䞊げる ビドりェル教授は次のようなキャリアに関するアドバむスを行う。 「もし、あなたが今いる堎所が奜きなら、そのたたそこにいるこず だ。もしくは少なくずも、あなたがスキルを埗るのにどれだけ困難 を䌎うかを理解するこずだ。別の職堎でもうたく仕事をやれるず考 えおいるずしおも、前の職堎で埗たのず同じ胜力を積み䞊げるに は長い時間がかかるのだ。自分の今の技術はあなたが考えおいる よりは埀々にしお移動のきかないものであるこずを知る必芁があ る」。 教授は明らかに瀟内の流動性を高めるこずに肩入れしおいる。 「報酬が䜎いかもしれないが、あなたのパフォヌマンスの方が優 れおいるし、 より保蚌されおいる」。 この研究で教授は200309幎にかけお米囜の投資銀行業界か ら職員に関するデヌタを入手し、それを分析した。その研究で、圌 は、瀟倖から雇甚するより瀟内の人材を登甚する方が2倍倚いこず を突き止めた。投資銀行に぀いお圌は「組織的パフォヌマンスがし ばしば、劎働力のスキルに䟝存し、それゆえ埓業員の刀断の重芁 性が増しおいるこずから、瀟倖ず瀟内の流動性に関する効甚を研 究するためには興味深いコンテキストだ」 ずしおいる。加えお、銀行 業界の職員たちは「その流動性の高さは悪名高く、すべおのレベ ルで瀟倖から採甚するこずに組織が垞に関䞎しおいるずいうコン テキストを生み出しおいる」。 投資銀行における仕事の䞀぀の重芁な特城は、そこにおける昇 進が、以前の仕事ずの継続性を枬るこずで䞋される傟向があるずい うこずだ。昇進はしばしば、同じ職務を継続しながらも、副瀟長やた


たは圹員ずいう、より高い地䜍を獲埗するこずに぀ながっおいる。 実際、教授も指摘するように、倚くの組織においお昇進ずは、即座 にこれたでず違った職務を匕受けるこずを意味しない。むしろ、責 任が埐々に増え、時間をかけお、昇進によっお認識される。将来の 人材配眮の必芁性を考慮するずき、組織は䟝然、いかにしおより高 いレベルの運営胜力を持぀埓業員を獲埗するかに぀いお考えな ければならない。瀟倖から採甚するのか、それずも瀟内から昇進さ せるのか。 類䌌したパタヌン ビドりェル教授は、違う皮類の仕事に぀いお、たた、違った組織 間でも類䌌したパタヌンを発芋しおいる。圌は投資銀行の専門職員 トレヌダヌズや営業職員、研究アナリストや投資銀行家や研究 珟堎における支揎スタッフに぀いおそれぞれ別々に分析した。絊 䞎やパフォヌマンスに関する圌の分析結果は、これらのグルヌプ を超えお銖尟䞀貫しおいる。圌はたた、別の投資銀行ず出版䌚瀟に ぀いお研究し、 「瀟倖採甚者は、瀟内昇進者より高い絊䞎を受けな がら、そのパフォヌマンス評䟡はより䜎くなっおいる」 ずいう同じ結 果を導き出した。 しかし、圌は昇進の内容が重芁だず結論づける。他の昇進した 埓業員ずは違い、昇進するず同時に別のグルヌプに移転させられ た者たちは、同じグルヌプ内で昇進した埓業員ずは違い、瀟倖採 甚された者より優れた仕事を行っおいない。教授は、 「我々の仕事 にずっお重芁なスキルは、我々が珟圚占めおいる職䜍にずり、 ずお も特有のものである。組織内の仕事の内容における倧きな倉曎で も、パフォヌマンスの枛退に぀ながる」 ず掚枬する。 これたで以䞊に瀟内の人材を昇進させるには、 「 䌚瀟が長期的 なパヌスペクティブを持ち、将来どれだけの人材䟛絊が必芁にな るか知る必芁がある」 ず教授は述べおいる。たた、マネゞャヌを通 じお、瀟内の人間が自分たちに察するチャンスが開かれおいるこ ずを確実に理解させるこずが必芁だ。 「そしお最埌に、瀟内流動性

には経費が明らかに生じる。たずえば、い぀も倖郚のトレヌニング に䟿乗するのではなく、自前の研修に経費を割くずいったこずだ」。 教授は論文で、瀟内ず瀟倖における流動性の差異は究極的には ぀の芁因から発生しおいるず指摘する。぀たり、埓業員が自分の 以前の仕事から埗たスキル、および、䌁業や埓業員がお互いに぀ いお持぀情報量ずいう぀の芁因である。 教授は、瀟倖から採甚された者は、 「セキュリティヌ・リサヌチや 科孊的リサヌチ、たたは倖科手術のような䞀般的にハむレベルの スキルなど、その業務が個人的な埓業員のスキルや知識に䟝存し おいるずしおも、同時に、組織のなかでの他人ずのしっかりずした 協調が必芁であり、かなりの量の新しい情報を孊ぶこずが求めら れる」 ずコメントしおいる。 これに察し瀟内で移動する埓業員は、圓 該䌁業でより長い経隓を持぀ため、 「埀々にしお、新芏採甚者が持 っおいない、その䌁業に特化した重芁なスキルを持っおいるこず がほずんどである」 ず教授は曞いおいる。 䌁業ず瀟倖採甚者がお互いを出来るだけマッチさせるように芳 察し合うずきに発生するプロセスに぀いおは、ビドりェル教授は、 そのタスクが、お互いにしばしば「盞互に関する䞍完党な情報を持 ぀確率が倚い」ため、困難に盎面しうるず曞いおいる。応募者の本 圓の質を芋定めようず䌁業は苊闘し、埓業員も応募可胜な仕事の うちで、 どの仕事が自分の志向ず胜力にいちばん合っおいるかを 知るのに苊闘する。 しかし、教授が蚘すように、瀟内の求職者に぀ いお、䌁業は圌らが以前の職でどれだけ䞊手く任務をこなしたか、 たた、珟圚の組織にいかに圌らが合っおいるかを含めお、 より倚く の情報を明らかに持っおいるのだ。

線集者泚 最初に出版されたのは2012幎3月28日。ペンシルベニア倧孊りォヌトン校のオン ラむン・リサヌチ及びビゞネス分析雑誌であるKnowledge@Whartonから再掲茉 の蚱可を埗た。©2012. All rights reserved.


LEGAL CLINIC

"Ignorance of the Law is no excuse."

2013幎10−12月号

劎働組合がない堎合 法的芁件を満たすには

質問

私どもは、 日本に100人ほどの埓業員を持぀倖資系䌁業である。わが瀟には劎働組合がない。 こうした堎合、劎働偎代衚ず協議するずいう法 的芁件を満たすために通垞、経営偎はどういう働きかけをしおいるのか、 たた、 どういうこずが蚱されないのか教えおいただきたい。 ―日本にある倖資系䌁業の人事担圓者

回答 日本語原文による寄皿

䞻に぀のやり方がありたす。䌚瀟が音頭をずっお、 「劎働委員䌚」 のようなものを䜜りたす。 こちらは、䌚瀟が堎所の提䟛など揎助した すので、 「劎働組合」 ずは蚀えたせん。 しかし、事実䞊埓業員を代衚す る組織ずなるこずは可胜です。ただ、 この堎合、䌚瀟があたりにコン トロヌルを匷めたすず、そもそも「埓業員を代衚」 しおいるずは蚀え なくなりたす。 たた、反発した埓業員が、 「組合」を別途䜜るこずもあり 埗たす。その意味では、䌚瀟ずしおは、付かず離れずに揎助しおいく こずが倧切になりたす。

埓業員の意思ずは無関係に、䌚 瀟が勝手に進めたず蚀われないよう に、代衚者の遞定手続きなど、十分 に泚意しお進める必芁がありたす

もう䞀぀は、個別の問題ごずに、埓業員を代衚するものを遞ぶこ ずになりたす。 こちらも、埓業員が遞ばないずいけたせんが、事実䞊 は䌚瀟が音頭を取るこずも必芁になりたす。ただ、具䜓的な案件が 持ち䞊がっおおり、それに察する同意を欲しいがために埓業員の過 半数を代衚するものの遞定が必芁ずいう事情がありたす。そうだず LEGAL

すれば、埓業員の意思ずは無関係に、䌚瀟が勝手に進めたず蚀われ

CLINIC

ないように、代衚者の遞定手続きなど、十分に泚意しお進める必芁 がありたす埓業員に自由な投祚を保蚌するなど。

倧山滋郎匁護士 東京倧孊法孊郚ずワシント ン倧孊セントルむスのロヌスクヌル卒。アル パむン株匏䌚瀟の特蚱法務郚門ず米囜シドリ ヌ・オヌスティン法埋事務所の東京オフィス で16幎間勀務した埌、暪浜パヌトナヌ法埋事 務所を開蚭し、クラむアントに察しお劎働法 を始めずした法的サポヌトを提䟛しおいる。 日本ず米囜ニュヌペヌク州の匁護士資栌を 持぀。

我らが゚クスパヌト のご玹介

人事関係の法埋に関するご質問、゚クスパヌトぞのご志願はhrclinic@jhrs.org たでお寄せください。

ビッキヌ・ベむダヌ

採甚 、ベネフィット・プログラム、解雇、退職、埓業員関係、差別および ダむバヌシティ、非競争、調査および懲戒関係

トビヌ・マレン

米囜でのビゞネス、劎䜿問題ず雇甚、䞍動産法埋関係

倧山滋郎

䌚瀟法、知財暩法

グラント・スティルマン

囜際組織および貿易に関する法埋

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お断り:筆者がここで述べおいるアドバむスや意芋は䞀般的な情報を提䟛するのが目的で、専門的 な法埋アドバむスではありたせん。法埋的なアドバむスが必芁な方は資栌を持った専門家に個別に 盞談しおください。


HRに聞け 2013幎10−12月号

Andrew

& Y o s h i ’s

AskHR Helping you solve your people issues.

Ask Andrew & Yoshi: email us at AskHR@jhrs.org

HRずしお働くために私が日本に行くこずは可胜でしょうか 「日本で働く道はあるでしょうか。それずもそれは、さたざたな囜においおさたざたな基準で行われる䌚蚈 制床のようなものでしょうか」 ―米囜の孊生

アンドリュヌの芋解 英語原文から翻蚳

そしお最埌に勧めたいのは、 『に聞け』のこれたでのアヌカ むブを䞀読するこずだ。そこには、さたざたな芖点から私たちが受

もちろん䜕事も可胜だ。今や、日本のすべおの分野で倚くの倖囜 人が働いおいる。 私の最初の質問は、キミは今たでに日本を蚪れたこずがあるのか ずいうこずだ。もしただだったら、䞀床、日本を蚪問し、日本を巡り、 日本の人たちず䌚っおみるずよい。そうすれば、異囜の地で働く際に

けた、 日本で働くずいう経隓に぀いおの質問が詰たっおいる。そうし た質問に察する回答はきっず、キミがより深い掞察ず理解を埗るの に圹立぀だろう。 キミ自身ずキミの研究に幞運がありたすように。自分の倢を远っ おください。

盎面するかもしれない難問や喜びを少しは予枬するこずができる だろう。 海倖で働く際の䞻芁な課題にはしばしば、キミの経歎やこれから の目暙に関係のない、蚀語話すこずや曞くこずや就劎ビザの取 埗ずいった、仕事の内容ずは盎接的に関わっおこない事柄が含た れる。だから、私の最初の勧めは、 「日本で䜏むためには䜕が必芁 かずいうこずをもっず理解しおほしい」 ずいうこずだ。今日、重芁か぀ 最新の情報は、個人的な情報亀換、政府機関が䜜成したりェブサむ ト、ビザに関するアドバむスを提䟛する䌁業などを通じお簡単に入

アンドリュヌ・マンタヌフィヌルド 須田マンタヌフィルドコンサルティング ゚グれクティノ・コヌチシニア・コンサルタント 人は「さらなる達成感を埗たい」 ずいう願いをもち、か぀、その願いを実珟する胜力を 持っおいる、 ず考える圌が目指すのは、 クラむアントそのひずが持぀䟡倀・胜力を芋出 し、 クラむアントが自信ず茝きに満ちた毎日を送るこずができるよう導くこずだ。 「ギネ ス®」 「キルケニヌ®」、 「スミノフ アむス®」などのブランドを所有する英酒類倧手ディア ゞオ瀟での27幎にわたる茝かしいキャリアの持ち䞻で、10幎以䞊におよぶ人事郚門 そしおセヌルス郚門での管理職圚任䞭には、日本、オヌストラリアそしおむギリスで の駐圚をはじめ、 アゞア、 ラテンアメリカそしおアフリカ地域を奔走し、圓該地域にお ける瀟の発展に貢献した。そのなかで、 アゞアの文化、特に日本の文化を背景ずした 日本特有の雇甚問題や䌁業における問題などを深く理解するようになった。

手できる。 仕事を探すためのチャンスはい぀も転がっおいる。 しかし、問題 はそれをどうやっお芋぀けるかだ。キミの専門知識が、蚀葉の流暢

ペシの芋解 日本語原文による寄皿

さや日本䌁業における以前の経隓ずいった、䌁業が求める特定の 条件に合っおいない可胜性もあるだろう。劎働基準に぀いおいえ

雇甚䞻の立堎からいえば、他の求職者を凌駕する明らかな匷み

ば、の実態ず同様、日本の劎働法は米囜ずは違っおいるかもし

を持った人物を䌁業が採甚したいず思うのは圓然だろう。では、私

れない。それでも、 このような目に芋える「障害」を克服する方法は

がキミだったら、日本䌁業に採甚されるために䜕をするだろうか。

ある。䟋えば、自分のよく知らない分野に぀いおもっず孊ぶこず、あ

私個人の個別的な経歎をアピヌルするだろう。䟋えば、普通の日本

るいはもっず欧米的な䌁業颚土を持぀䌚瀟に応募するこずだっお

人にはできない、米囜の倧孊に通ったずいうこずを、自分の優䜍点

できる。

ずしお掻甚するに違いない。

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さらに、もし私があなただったら、自分の優䜍点をもっず匷化す るために、以䞋のようなこずを考えるだろう。 ● 技術の習埗床を匕き䞊げる―に関する最善実践、

䞀般劎働者ずしおの経隓を積みステヌクホルダヌの芖点か らを芋るために、むンタヌンずしお仕事を始めるこずも 可胜だ。カリフォルニアにある日本䌁業でむンタヌンずしお、

぀たり哲孊、アプロヌチ、原則、ポリシヌ、そしおシステムや

あるいはパヌトタむマヌずしお働いおみるずいうのはどうだ

ツヌルなどをマスタヌするために懞呜に努力するだろう。倚

ろうか。あるいは、欧米ず日本の䌁業で働く埓業員らにむン

くの日本䌁業が珟圚の経枈状況においお真のグロヌバル

タビュヌしお、それぞれの䌁業で人々がどうやっお協働し、 ど

化を目指しお努力しおいるなか、私はグロヌバルな北米仕

うやっお物事が進められるのかを盎接、知るために䜕らか

様ではない䜓系をマスタヌするこずが、効果的な

の珟堎調査をしおみるずいうのもお勧めだ。 このような経隓

実践者になるためのカギの぀になるず信じおいる。

は、キミが「郜䌚で生き抜く知恵」 ず倚くの倧切な考察力を

マネヌゞメント協䌚SHRMに参加するこずも、゚キスパヌ

身に着けるのに圹立぀だろう。

トや実践者から盎接、孊ぶこずができる良い方法だろうし、 そのこずはキミの芖点、知識、技術、それにマむンドセット ものの芋方を広げるのに圹立぀だろう。

次のこずを考えおほしい。日本に拠点を持っおいたグロヌバルな 北米の補薬䌚瀟に、マヌケティングアシスタントずしお最初に 働いたずきの私の匷みず優䜍点は、(a)マヌケティングに特化した

● リヌダヌシップの経隓を広げる―倚くの卓越したグロヌバ

米囜のMBAを取埗したこず、(b)異文化コミュニケヌションで孊士

ル䌁業では、人材の育成、組織の優越性を確立する際に

号を取埗するなど米囜で異文化経隓を積んでいたこず 私の最初

がリヌダヌシップを握る局面が増えおいる。私たちは、 リ

の䌁業における各郚眲のトップは党員、日本人以倖の倖囜人だっ

ヌダヌシップ、効果的なコミュニケヌション、そしお亀枉技術

た、(c)私が倧孊圚孊䞭ずっずマルチな分野でリヌダヌシップ経隓

ずいった「゜フトスキル」を開発する経隓を倚く持぀こずが

を積み実瞟を䞊げおいたこず—だった。

必芁だ。 どうか、自分の情熱を泚ぐこずができるず感じる物 を芋぀け、倚様な人間集団をリヌドしながら、人材・組織・コ

キミも、日本で求職する前にこのような取り組みができるに違い ない。

ミュニティヌの効果向䞊に圹立぀「䜕か」を創造し導くため に䞻導的な圹割を担っおほしい。 この経隓は、キミのリヌダ ヌシップ、むニシアチブの取り方、そしお結果重芖䞻矩—ど

束井矩治(ペシ

れも 「力のある」 リヌダヌにずっお䞍可欠な芁玠—を必ずや

クリ゚ヌション 代衚取締圹瀟長

匷化するに違いない。

ヌシップ開発ず組織開発を専門ずする。゚グれクティブコヌチング、 リヌダヌシップ

12幎間のマヌケティング経隓ず12幎間の人事ず組織開発の経隓をもずに、 リヌダ 開発、組織倉革、マヌケティング及び営業力匷化などを通しお、顧客䌁業のビゞネ ス成果・組織の健康・瀟員の胜力ず士気の匷化を支揎。北九州倧孊倖囜語孊郚卒

● 実践経隓を増やす―今日のような倉化の速い経枈状況に眮 かれた組織には、知的な思玢者や孊識にかたよった人では

異文化コミュニケヌション専門 、 ノヌスりェストミズヌリ州立倧孊経営孊修士 。珟圚、ペッパヌダむン倧孊にお教育孊博士コヌス組織倉革専攻を修了し博 士論文執筆䞭。

なく、効果的に結果を出す機敏な実践者が必芁だ。キミは、

お断り アンドリュヌならびにペシの回答、意芋、芋解は個人のものであり、必ずしもThe Japan HR Societyやその䌚員、事務局、䌚友、支揎者の党般的芋解や感情を代衚するものではあり たせん。曎に、 アンドリュヌならびにペシの回答、助蚀、芋解は情報提䟛だけを目的ずしたものであり、資栌を有する法埋専門家、財務専門家のより専門的な法的、財務的助蚀にずっおか わるこずを目指したものではありたせん。

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パ フォヌ マンス 管 理 2013幎10−12月号

ポゞティブ・アプロヌチは感染しおいく ブレット・アン゜ニヌ・ベダヌド 東京にあるトレヌニング・出版・コンサルティングを業務ずする䞊堎䌁業の囜際オペレヌション・スペシャリスト 英語原文から翻蚳

よいパヌフォヌマンスを望むなら、ポゞティブ・ア プロヌチを取るこずだ。぀たり、瀟員の匱みを心配す るのではなく、その匷みずやる気に投資するのだ。

マネゞャヌの䞭には意芋を異にする人もいるだろうが、ふ ぀う自分の䌚瀟に子どもを雇い入れたりはしない。圌らは倧人なの だ。圌らは、われわれが子どものように扱う時、そのように振る舞う だけなのだ。最近の䌚瀟で導入しおいるの方針の倚くを芋れ ば、たずえ蚗児所ではないずしおも、 たるで高校を経営しおいるので はないかず考えるだろう。 マネゞャヌずしお、であれ、他の郚眲であれ、われわれは遞択 を行っおいる。そう、われわれは、その遞択が重芁な決定であるず考 えようずするが、 しかし、それらはしばしば単玔な遞択にすぎない。 いく぀かの䟋を玹介しよう。 あなたは自分たちの瀟員が満員電車から降りお急いで䌚瀟に時 間通りに到着するよう急がせるだろうか。それずも瀟員が電車から 降りた埌、䌚瀟に来るたでに静かにどこかで垭を確保し、たずえそれ で䌚瀟に10分遅れたずしおも、平和な時間を゚ンゞョむするこずを 勧めるだろうかヒントあなたのコンピュヌタはあなたが遅刻しお も怒ったりはしないだろう。人間は腹を立おるが、機械や犬はそんな こずを気にしない。 たた、あなたは瀟員が匱みを抱える分野を改善しようず時間を費 やすのを良しずするだろうか、それずも、圌らが自分たちの匷みをさ らに開発するこずに時間を投資するのを良しずするだろうかヒン ト瀟員の望たない研修や開発に費やされる時間・金銭はどれぐら いか、あなたは掚枬できるだろうか。私には分からないが、 自分が日 本語を䞊手く話せるようになろうず、 どれだけ無駄に時間ずお金を 掛けたかはよく知っおいる。 あなたは人を退屈させたり、身を匕くような勀務評定システムを 持ちたいず思うだろうか。それずも぀の質問からなる再評䟡を行 い、残りの時間を面癜い話に費やすこずを遞ぶだろうかヒントも

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し、あなたが隠しだおせず、幎間を通じお瀟員ず䞀緒に働き、 コヌ

マネゞャヌずしおの䞻な矩務ず責任は、自分たちの組織の仲間に

チするなら、勀務評定面接は発展的䌚合ず䜕ら倉わらなくなり、 レン

察するものである。心配は無甚。もしあなたが圌らの䞖話をみるの

ズの入っおいない颚倉わりな県鏡を笑い飛ばすような機䌚ずなる 。

であれば、株䞻に察するあなたの責任も十分に果たすこずずなる。 よく話し合い、郚䞋にコヌチし、圌らず楜しむこずだ。すべおの䌁業が よい業瞟を望みながら、少しの䌁業しか、それを手に入れるこずが

ある人の匱みはたいおいの堎合

出来おいないこずを時々考えおみるこずだ。アブラハム・リンカヌン

別の人の匷みだ。人が自分の匷みず

倧統領が「私には成功は玄束されおいない。自分が持぀光に埓っお

やる気に基づいお自分の仕事を 再構築するように仕向けるのだ。

生きる運呜にあるだけだ」 ず述べおいる。 自分の呚りにいる人々の朜圚胜力を発芋し、郚䞋が自分らくし生 きるこずを可胜にするのである。 もちろん、もしあなたが自分で関心を寄せおいる者ず䞀緒に゜フ

では私は今日の環境に぀いお本圓に悲芳的だろうか。いや、 蚀いたいこずはこうだ。人事管理がよく分かっおいなければ、組織心 理孊を孊んだ者でも、良い仕事をするこずは難しい。残念ながら、組 織心理孊の芋識を備えおいなくずも人事たたは郚門の長になるこず は十分にありうる。 もし、心理孊の原則を孊び、それをや䞀般的 なマネヌゞメントの領域に適甚すれば、その組織に効果があるだろ う。もし、さらに歩みを進め、積極的な芖点からこれらの原則を応甚 するこずを孊べば、その組織は違ったものになるだけでなく、繁栄に 向け成熟するだろう。

ァに座っお居心地良くなるほど十分な幞運に恵たれなかった堎合、 これを䞀人で読んでいるかもしれない。倚勢に無勢ず考えるかもし れない。でもむンフル゚ンザの蔓延を匕き起こすのに、最初䜕人の 人が必芁かを考えおみるこずだ。積極性は人に感染しやすく、創造性 を匕き出す。 よい環境ず経営偎の心遣いが組織的な゚ネルギヌを 生み出す。 自分らしくあるこずが優秀さをはぐくむ。 これがパフォヌマンス、いや䞊倖れたパフォヌマンスを導く。あな たが病気蔓延連鎖の最初の患者になるこずを考えおみおほしい。積 極性がいかに人に感染しやすいかに驚くこずになるだろう。

自分たちが望むすべおの重芁業瞟評䟡指暙をボヌナス ポむントに反映させるこずはできるが、本圓にパフォヌマンス向䞊 を望むのであれば、䜕が実際に圹立぀かを芋極めるこずから始めな ければならない。人がその生掻を楜しめるよう時間ずスペヌスを䞎 えるのだ。 たた、人が匷みを探求し、発芋し、開発するのを助けるこず だ。ある人の匱みはたいおいの堎合、別の人の匷みだ。人が自分の 匷みずやる気に基づいお自分の仕事を再構築するように仕向ける のだ。

ブレット・アン゜ニヌ・ベダヌド 経営孊修士号 を持぀公認䌚蚈士。珟圚、 トレヌニング・出版・ コンサルティングを業務ずする䞊堎䌁業の人 事・䌚蚈郚門の囜際ラむセンス課で、囜際オペ レヌション・スペシャリストずしお働いおいる。


組織的行動 2013幎10−12月号

フロヌ・ワヌクプレヌス を目指しお

倪田哲二 ポゞティブむノベヌションセンタヌCPI理事 日本語原文による寄皿

職堎に元気がないず感じおいる方も倚いのではないか。共通する珟状の問 題点ず打開の方向性をポゞティブ心理孊の芖点から考察を詊みた。

アベノミクスの効果もあり、経枈的掻力を取り戻す兆しも芋えた

第に成果䞻矩の導入です。景気䜎迷、 グロヌバル化を背景に

すが、日本瀟䌚が抱える課題はいただ山積みです。私は䟝頌を受

䌁業も生き残りをかけ成果䞻矩を導入し、結果しか重芖しなくなり

け職堎颚土や䌚議のあり方を蚺断するため䌁業や自治䜓を蚪問

たした。パフォヌマンスのあがらない瀟員はリストラされたす。情

するこずがありたすが、共通しお぀のこずに気づかされたす。

報瀟䌚の珟圚、四六時䞭メヌルや情報のチェックに远われ、ストレ

第に職堎がシヌンずしおいるこずです。皆、コンピュヌタヌず察 話しながら仕事をしおいたす。ひどい堎合は隣り同士でもメヌルで やり取りしおいたす。䌚議でも皆、䞋に眮かれた資料ばかり芋お顔

スに抌し぀ぶされそうになっおいたす。人の心を眮き去りにした成 果のみに焊点を圓おる匊害がいたるずころで芋られたす。 こういう珟状をどうやっお打砎すればよいのでしょうかどうす

を䞊げたせん。発蚀をボヌドに描かないので議論が芋えたせん。

れば瀟員が元気でむキむキず仕事に取り組むこずができ、成果の

人間関係が非垞に垌薄になっおいたす。

䞊がる組織を創るこずができるのでしょうか

第に職堎に䜙裕がなくなっおきたした。人枛らしが進み䞀人

この解決策ずしお泚目されおいるのがポゞティブ心理孊で提唱

で受け持぀仕事の量が増え残業しなければやっおいけない時代

されおいるフロヌ理論です。フロヌずは高次元の集䞭力を生み出

です。雇甚圢態も倉わり、掟遣瀟員が増え、仕事がタコツボ化し、若

す粟神状態のこずを蚀いたす。

い人でも掟遣瀟員を䜿いながら仕事をしなければなりたせん。就 職しお3幎以内に蟞める瀟員が激増しおいたす。鬱の予備軍や鬱の 患者が増えおいるのも理解できたす。

時間を忘れるほど 仕事や趣味、瀟䌚掻動などに倢䞭になっおいるうちにあっずいう 間に時間が経ち、気づいたら日が暮れおいたずいう経隓をお持ち

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䞍安

チャレンゞ

高

フロヌの起きる堎ずフロヌを通じおの成長

フロヌ理論の第䞀人者 CPI枡蟺誠氏提䟛

D

C

B

䜎

A

ミハむ・チクセントミハむ氏

E

䜎

スキル

退屈 高

CPI枡蟺誠氏提䟛

の方もあるでしょう。 こういう時は、そのこずが、すべおにおいお優

おいたす。人はAの状態からタスクを始めるずスキルが䞊がるにし

先され、時間を忘れるほど、のめり蟌む。なにより楜しく充実感に満

たがっお次第に慣れおいきBの「退屈」に近づきたす。この時点を

ちあふれ、人間にずっお最も生産性の高い幞犏感に満ちた状態で

長く続けるずモチベヌションが䞋がり、没入する機䌚が少なくなり

す。カリフォルニア州クレアモント倧孊のミハむ・チクセントミハむ

たす。挑戊が必芁な新しいタスクCに替わるず再び「フロヌ」が䜓

教授はこれを「フロヌFLOW」 ず名付けたした。 フロヌずは「流れる」 ずいう意味ですが「心的な゚ネルギヌが滞 りなく流れおいる状態」を指したす。フロヌ状態になるず時間感芚

隓でき倢䞭で仕事ができたす。 「フロヌ」を䜓隓する人はこのプロ セスを繰り返したす。 このようにスキルに合ったタスクをチャレン ゞずしお䞎えるこずで人は成長するのです。

が消倱するず蚀われおいたす。最近は脳科孊が進歩しおいたすが、 フロヌ状態では肯定的な感情が生たれ、β―゚ンドルフィンなど の脳内物質がリリヌスされ幞犏感、創造力、ひらめき、発想力が高 たるこずが報告されおいたす。

「サザ゚さん症候矀」 「サザ゚さん症候矀」ずいう蚀葉がありたす。䌑日も終わり明日 から仕事が始たるこずを思い出しお憂鬱な気持ちになる。 しかし本 来仕事は楜しいはずです。フロヌが職堎に定着するずブルヌマン

フロヌずは、心的な゚ネルギヌが滞 りなく流れおいる状態を指したす。

デヌどころか䌑みあけが埅ち遠しい。ワクワクしお早く䌚瀟に行き たいず思う。そのような職堎になれば仕事は生きがいずなり楜しみ ながら䞻䜓的に仕事に取り組むこずができるようになりたす。その 結果、成果が䞊がり、埓業員満足床も䞊がり、瀟員も䌁業も成長し たす。 これはたさに、奜埪環の孊習する組織を創り䞊げるこずにほ

チクセントミハむ氏はフロヌは以䞋の条件で起こるず述べおい たす。 ◊明確なゎヌルや目暙があるこず

かならないのです。 成果䞻矩を持ちださなくおも組織の党員がフロヌになりプロセ スを楜しむこずができれば結果はおのずから぀いおきたす。

◊目暙はその人のスキルに比べおチャレンゞが必芁なこず ◊目暙達成に本質的な䟡倀や意味があるこず ◊状況を自分達でコントロヌルでき工倫の䜙地があるこず ◊自分たちの本来持っおいる匷みを掻かすこずができるこず ◊フィヌドバックが即座に埗られるこず

倪田哲二 瀟団法人ポゞティブむノベヌション センタヌ理事、立教倧孊経営孊郚兌任講垫、 人財開発・組織開発コンサルタント。産業カり ンセラヌ、ナヌザヌ、アクションラヌ ニングコヌチでもある。

「フロヌの起きる堎ずフロヌを通じおの成長」 図をご芧くだ さい。この図は人のスキル氎準ずチャレンゞの床合の関係を瀺し

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トレ ヌ ニングず開 発 2013幎10−12月号

「グロヌバルな芖点」 ず 「ノマド的な芖点」 テリトリヌマッピングを通じお事業倉革を目指す アン゜ニヌ・りィロビヌ マンモス・ハンタヌズ瀟創業パヌトナヌ 英語原文から翻蚳

グロヌバルなリヌダヌずチヌムの育成ずいう“冒険”を通じおアン゜ニヌ・りィロビヌ氏は、地球䞊の緯床 ず経床がもたらす芋事な地理的な察比むメヌゞに䞀貫しお泚意を払っおきた。本皿で私たちは、新しいテリ トリヌ領域に進出する際に半遊牧民が甚いる原則に぀いおりィロビヌ自身ず圌の同僚であるマサむ族の ミラ・マンクラ氏に話を聞く。私たちはたた、 リスペクト 敬意、分配された資源、勇気、それに泚目ずいった教 蚓からさたざたな利益を埗おきた事業専門家の声も聞く。我々はこの論考で、䞭囜の長城やむンドネシアの メラピ掻火山ぞの旅から埗られた掞察を聞くこずになる。

経営者が新しい奇抜なアむデアを探すのを止め、すべおの文明 の発展の基盀ずなっおきた“賢い”意思決定、 リヌダヌシップ開発、 資本防衛のための方法論を探求するうえで、今こそ最適な時期は ないずいっおよいだろう。技術ず情報サヌビスがか぀おないほどに 入手可胜で䜿いやすくなっおくるず、次の重倧なビゞネス䞊の革 新は、数千幎にもわたっお我々ずずもにあった富の管理ずリヌダヌ シップの開発ずいうファンダメンタルズ基本原理に関係するの かもしれない。 過去数十幎以䞊にわたっお私は、テリトリヌマッピングず呌ばれ る芖芚化プロセスの開発に専念しおきた。それは、あなたの領域 の責任、暩嚁、貢献に絶察的な明晰さを導き出す、䞇5,000幎も 続いおきた普遍的な遊牧民の原則ず知恵から埗られたものだ。 こ のプロセスは、たるで地球を枡り歩く遊牧民のように、未来志向の

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䌁業が最も耇雑な事業状況に察応するずきの“励み”ずなる。぀た り、すべおの文化的・階局的・蚀語的な障害を理解し評䟡し、そしお 超越するこずは、今日の倉化し、垞に難問を突き付ける䌁業環境の 䞭で新しい明晰さを獲埗するこずにほかならない。 たずは“土台”を぀くる テリトリヌマッピングのために䞋準備する぀の方法は、文字ど おり、そしお比喩的に、䌚議宀を飛び出し、居心地のよい環境を打 砎し、倢䞭になれる、い぀もず違う経隓それを冒険ず呌ぶ人もあ るだろうに螏み出すこずだ。 リヌダヌシップワヌクショップのための堎所は、築100幎の䞭囜 の日陰になった倧きな䞭庭の呚りに建おられた家かもしれない。 あるいは、䞇里の長城ずいう背景幕かもしれない。TBWAグレヌタ


ヌ・チャむナ・グルヌプの瀟長であるむアン・サブロン氏は自 身の経隓に基づく実感から次のように語る。 「 䞇里の長城の 䞊に立぀ず、我々が盎面する障害ずしおこれ以䞊に匷力なメ タファヌ隠喩はないず感じる。私たちは、私たちがさらに TBWAになるために必芁な芁玠のうち、戊争の話、䌝説、共通 の蚀語、それに䜕より重芁なオフィスごずの明確な蚈画を䌎 ったリヌダヌの集たりずいう絆によっお私たちは結ばれおき た。“さらにTBWAになる”ずは、どのようにしお文化を぀くる か、 どのようにしおスタッフに掻気を䞎えるか、 どのようにしお 協力し合うか、 どのようにしお私たち自身を既存顧客や朜圚 顧客にずっお魅力的な存圚にするか、 ずいったこずである。やる こずはいっぱいあるのだ」 グロヌバルビゞネスにおけるノマド遊牧民 オムニコム・グルヌプは、人材開発ず 「最も聡明で最もクリ ゚むティブなタレント型人材」の募集にテリトリヌマッピング の技術を応甚しおいる。共通の䌁業蚀語を創造するこずもた た、ケニダにある゚クスプレス・オヌトメヌション瀟の関心で ある。そこで同瀟は、同瀟の運呜に察する責任ぞの関心を人 々に払っおもらうために遊牧民の原則を甚いおいる。真空掃 陀機で有名なダむ゜ン瀟は、北米、䞭囜、そしおオヌストラリ アにおける新芏垂堎カテゎリヌに同瀟の新しい空気凊理ファ ンを導入する際に、その戊略化にテリトリヌずいうコンセプト を甚いた。䞀方、 トルコのアビバ・グルヌプの圹員たちずシグ ナ・グロヌバル・ヘルス瀟の経営陣もたた、圌らの事業成長ず タレント型人材の開発のための方法論に察する掞察を埗る ために、半遊牧民的攟浪を開始した。 近代的な生き方から埓業員を隔絶するような堎所぀たり、 むンタヌネットに接続できない、寮のような䜏居、熱い湯や電 気が必ずしもないような堎所においおタレント型人材の開 発を行うこずは、コアグルヌプの集䞭床をそれだけ高める効 果がある。参加者は、そのこずによっお意志力ずチヌムのモラ ル士気ぞの集䞭が高たるこずに気づく。もしある䌁業が埓

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メラピ山

業員に察する信頌を構築するこずがで きれば、そのこずは、個人の達成感に぀ ながり、ひいおはグルヌプのモチベヌ ションの創造に぀ながる。同時に、 グル ヌプのモチベヌションは個人を刺激し、 より利益の倚い、より競争力の匷い、そ しおより幞犏な䌁業の発生ぞず導く。 むンドネシアにおける集䞭蚓緎 埓業員を錓舞するために、すべおの 䌁業がそのような遠隔地を遞ぶわけで はない。なぜならそうした堎所は、埓業 員を事業の実態から切り離しおしたうこ ずにもなるからである。ある日本の先進 的な゚レクトロニクス䌁業は、圌らが急 成長する新興垂堎ず芋おいる地域にお ける実態に䞻芁なスタッフを結び付け るための戊略ずしお、集䞭蚓緎ずいう方 法を採甚しおいる。゚レクトロニクス分 野の“巚人”であるこの䌁業は、プロゞェ クト機䌚ずむンドネシアにおけるむンフ ラ開発ずを結び付けるために、自瀟ス タッフのマむンドセット ものの芋方 ず スキルの開発を目指しおいるこれに ぀いおは本号論説も参照されたい。 こ の䌚瀟は、人のむンドネシア人研究 者ず共に7人の圹員を日本から、圌らの マむンドセットずスキル蚓緎の䞀環ず しおある掻火山に掟遣した。マッピング ず蚎論の機䌚はいろいろな環境の䞭で 持たれた。ボロブドゥヌル、9䞖玀、ゞャ ワ島の䞭郚にあるマハヌダヌナ仏教寺 院、地球䞊もっずも掻発か぀危険な火 山の぀ずいわれるメラピ山ぞの登山 だったり、あるいはセミナヌルヌムにお ける集䞭的なブレヌンストヌミングだ ったり、 ずいった具合である。

ノマド的なラむフスタむルは 既知なる領域ず未知なる領域の䞡 方に私たちを連れお行っおくれる。 このずきの方法は、私たちができる こずを分かち合い、領域を䟵すこず のないよう泚意するこずで敬意を 衚するこずしかない。

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ノマド経営孊校のファシリテヌタヌたち 巊から アン゜ニヌ・りィロビヌ、 ミラ ゚マ ニュ゚ルマンクラ、゚ド・ハフ、ルヌベン・オロむシュロ。 ケニアのグレヌトリフトノァ レヌの圌らのトレヌニングセンタヌキャンプの前で。

矊飌い、戊士、 リヌダヌ だが、そうした芋事な堎所も単なる背景幕でしかない。そうした 環境も、先䜏の人々の文化や知恵ず亀流し、それらから孊んで初め お効果を発揮するからである。 䜕幎もの間、東アフリカのマサむ族の人たちず過ごし、 リヌダヌ シップず䟡倀を発芋しおもらうために、私は倖囜の経営者たちを 同地に連れお行った。家畜を飌い、同時に戊士ずしおも名高いマサ むの人々は、䌝統的な半遊牧的生き方を今もかたくなに守っおい る。だからこそ、マサむ族は砂挠ず灌朚地垯での牧畜を䜕䞖代にも わたっおできたのであり、たた最も過酷な干ば぀ず自然灜害の䞭 でも生き延びるこずができたのである。それはたた、気候倉動、゚ ネルギヌ消費、残存資源などが突き付ける様々な難問に盎面しお いる䞖界にずっお意味のあるモデルずいっおよいだろう。 週間にわたっお経営者たちは歩き、話し、そしおマサむの長 老、戊士、女、子どもたちずずもにキャンプファむアを囲む。そうした 議論の結果、経営者たちは、 ノマド的生き方の意味、そしお垞に倉 化する過酷な環境の䞭でもマサむの人たちが成長し適応し繁栄 しおきたのはそうした生き方のおかげだずいう興味深い掞察を埗 る。マサむ族が持぀コアコンピテンシヌ䞭栞胜力を評䟡するこ ずで参加者たちは、成功する䌁業を぀くるために必芁な圌らなり のフレヌムワヌク 枠組みを蚭蚈するこずができる。成功する䌁業 ずは結局、䞻芁なステヌクホルダヌの圹割・暩嚁・説明責任の定矩 ず敎合に根ざしおいるのだ。 マサむ族の長老であり、私ずずもにプログラムの開発に尜力しお くれおいる゚マニュ゚ル・ミラ・マンクラ氏は「安定」 ずいうこずず自 分自身を知るこず—持続可胜性ず適応性のための重芁な特質— の䞭心的な䟡倀を匷調する。圌によれば、 「ノマド的なラむフスタ むルは、既知なる領域ず未知なる領域の䞡方に私たちを連れお行 っおくれる。 このずきの方法は、私たちができるこずを分かち合い、 領域を䟵すこずのないよう泚意するこずで敬意を衚すこずしかない」 のである。 遊牧民の牧畜の実践ず、マンクラ氏が䟋蚌するこずを考える方法 は、意思決定、人材開発、資源管理、組織構築ずいった珟代のビゞ ネスシステムに十分応甚するこずができる。 ノマドの原則をフレヌ ムワヌクずしお䜿うこずで、私たちはいながらにしおHRの責任者ず 話し合うこずができ、たた経営者チヌムず協働しお、埓業員が䌁業 䜿呜の䌝達を理解し所有し、そしおそれに察しお責任を持぀のを 助けるこずができる。そうした経隓は、あるマサむの䞻芁な原則を

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日が沈む頃、 ファシリテヌタヌの゚ド・ハフは、今終えたばかりの日を振り返り、 来たる日々に思いを銳せおいる。遥か圌方に芋える湖ず䞘のあたりが、圌ず同僚た ちが行なう最埌の日間のトレヌニングの䌚議宀ずなるのだ。

いみじくも明らかにする。぀たり、人が孊ぶこずは䜕でも有益であ り、たた䜕らかの応甚性を持っおいるこずを保蚌するこずは、自分 たちのアむデンティティヌに察する尊厳ず自信を怍え付けるこずで あり、か぀コミュニティヌぞの貢献を保蚌するこずにほかならない のである。 マッピングずはずりもなおさず、内ず倖を探求する぀の方法で あり、人々 ビゞネスリヌダヌずしおの人々が自分の内なる領域ず 圌らのビゞネス環境事業圢態、垂堎、経枈環境などを探るため の぀の有益な技術ずいっおよい。䜕ごずも䞀䜓化しおいるこず を明確に認識すれば、必芁ずされるむンスピレヌション盎感、情 熱、それに勇気は自然に湧いおくるものだ。なぜなら、我々は我々 の空間を圓然のように芁求し、たた䞖界を他人ず分かち合うもの だからだ。

アン゜ニヌ・りィロビヌ 探怜者であり起業家 であり、たたチヌムビルダヌでもある。マンモ ス・ハンタヌズ瀟の創業パヌトナヌ。


論説 2013幎10−12月号

人材の 流動性

戊争の話はしない アネット・カセラス 「The HR Agenda」線集長 英語原文から翻蚳

戊争の話はしない 私は、戊争を仕事のアナロゞヌ比喩 ずするのは適切ではない、 たたビゞネスを戊堎ず芋なすべきではないず、今も考えおいるがこ れに぀いおは「倧和魂の挑戊」 「人材競争では誰もが重芁」を参照さ れたい、軍事的な経隓からグロヌバルビゞネスが埗るものがある ずすれば、それはおそらく人材を海倖に配眮しおきた広範な歎史に あるだろう。 過去50幎の英囜の軍人・軍属の雇甚モデルにおける最倧の芋盎 しは、家族に焊点を圓おた改正が行われたこずであり、それは今で も重芁な意味を持っおいるサむドバヌ参照。 この芋盎しは、䌎䟶 や配偶者、 たた子どもが、軍隊に残るかどうか・採甚されるかどうか を考えるうえで垞に最倧の障害になっおいるずいう事実に盎接、応 えたものだった。 か月以䞊も家族が離ればなれにならなければならない人事に ぀いお、英囜海兵隊に属するある将校の劻は、 「それを受け入れる ためには、たったく違った人栌にならなければなりたせん」 ず、身を 切られるような思いを語る。圌女のこの意芋は、特別な蚓緎を受け た者にずっおも、民間人の家族を䞀人残すこずに耐えるこずが“テスト

職堎は戊堎ではない。 しかし、 グロヌバ ルな組織は、海倖に掟遣される軍隊の経隓に 着目し、グロヌバルな移動がもたらしうるビ ゞネスチャンスを邪魔する可胜性のある肉䜓 的、心理的なバリアを克服する戊略を孊ぶこ ずができる。

詊緎”になっおいるこずを、いみじくも物語っおいる。 䞖界䞭の䌁業の圧倒的倧郚分は、埓業員を囜際的な任務に起甚 する際、家族の事情などにはほずんど考慮しないこれに぀いおは ある調査参照。だが、今日倚くのHR専門家が、職務のパフォヌマン ス成瞟を維持するためには、自瀟の埓業員の生掻の他の分野も 垞にチェックすべきであるず指摘しおいる。 もし家庭ず瀟䌚生掻の調 子が狂えば、埓業員の成功も満足もおが぀かないし、 ずりわけ別居 生掻が長くなれば“なおさら”である。 ある日本人の幎配゚ンゞニアがか぀お、ビゞネス生掻の最埌にな っおキャリアを倉えた理由を私に話しおくれたこずがある。アフリカ ず東南アゞアでの建蚭プロゞェクトに携わり、その結果、10幎にわた っお家族を離れなくおはならなかったこずを深く埌悔した圌は、“手 遅れ”になる前に10代の子どもたちずの関係を回埩したいず考え、そ の䌚瀟を蟞めたのだずいう。 家族ず離れるずいう問題は、軍隊は別ずしお、欧米ではそれほど普 通ではないかもしれないが、倚くの日本䌁業にずっお“別居生掻”は ずおも倧きな意味を持っおいる。G-MAPが䞻催したある日本の経営 䌚議の閉䌚の蟞は、そのものズバリ 「単身赎任」、぀たり 「埓業員を家 族ず離しお異動させる日本的慣習」がテヌマだった。 これこそ、䞖界 に通じるグロヌバルなリヌダヌを日本で育おる際にもっずも重倧な 障害の぀ずいっおよい。 埓業員だけでなくその家族党䜓にマッチした雇甚条件にするこず は、流動的なタレント型人材の量を増やすだけでなく、氞幎勀続が もたらす䌁業独自の䟡倀を䌁業が保぀うえでも倧きな圹割を果たす

戊 ロ ã‚Œ

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「家族に焊点を圓おた」流動性モデルずは 「家族、および配偶者・民間人䌎䟶のキャリアに軍務が及がす圱響は、䞀貫しお䞍満の原因のトップである」 ず英囜防衛省 はいう。

家族の安定を増すために英囜の軍隊が採甚する぀の雇甚モデル圢態

キャリア管理異動の頻床を枛らすなど、予枬可胜性ず

家族の安定を改善する。 教育の継続継続性を垞にカギずし぀぀、 どうすれば子 どもの教育を改善できるかを研究する。 パヌトナヌ䌎䟶の雇甚パヌトナヌに仕事を玹介す る、自宅でむンタヌネットや通信販売ビゞネスを始める ための支揎を提䟛するずいった機䌚を芋぀ける。 旅行の移行埓業員の䞡芪や配偶者・パヌトナヌに埓 業員が旅行の暩利を移行するこずを認める。

海倖蚪問のための資金的支揎食事ず宿泊の手圓、 たた赎任のための航空運賃の前払いなどを、182日以 䞊前に遡っお提䟛する。 パヌトタむムでの劎働限られた期間を守るこずを条 件に、埓業員に削枛を提案する方法を考慮する。 配分された蚓緎珟地蚓緎センタヌの拡充や遠隔蚓 緎、ラヌニングによる蚓緎ずいった方法を掻甚するこ ずで、故郷を離れる期間を極力枛らす。

出兞 英囜防衛省

倖郚からの採甚よりも内郚スタッフの流動性を高める方がより有

几垳面な日本から来るず、 このような物理的か぀文化的な状況䞋に

利だず考える理由に぀いおは、K@WHRA3-2を参照しおいただき

ある日々の生掻に向き合うこずは、ある皋床の勇気がいるこずなの

たい。

だ。たずえば、 日本より匟力性のある時間感芚ず䞀緒に生掻できるよ う孊習するこずは、圓初は入り蟌めないず思われるような有刺鉄線

「ゞャボデタベック」の挑戊—持続可胜な居䜏性を促進する 日本の倖務省はむンフラ投資を掻甚するこずで、地球䞊もっずも

のバリアから棘を抜き取るような方法の䞀぀になる。 人間に぀いおみおも、 ゞャカルタに行ったこずがある人は誰でも、

居䜏に䞍向きな䜏環境における経枈成長、それに平行しお持続可

たずえ逆境に盎面したずしおも、むンドネシア人がいかに萜ち着い

胜性を刺激しおいる。

おいるかに぀いお教えおくれるだろう。日本人にずっおは、そのよう

むンドネシアの「ゞャボデタベックJaBoDeTabek」は、その 名が瀺すずおりゞャカルタJakarta、ボゎヌルBogor、デポック

な資質は、協調関係を䜜る䞊でずおも高いポテンシャルを発揮する こずを意味する。

Depok、 タンゲランTangerang、 ブカシBekasi ずいう぀の

心理的な問題を指摘するこずは、物理的な問題ず同じぐらい重芁

郜垂で構成される郜垂圏である。だが、他の䞻芁なアゞア郜垂圏に

である。以䞋、ゞャボデタベックがもたらす難問を勇気をもっお受け

比べお通勀満足床は最䜎朝のピヌク時でも時速キロ、自然灜

入れた、ある日本の倧手家電メヌカヌにおいおHRが瀺した目的を

害に察する脆匱性は最倧、公共氎道普及率は最䜎、取るに足らない

いく぀か披露しおみよう。

䞋氎敎備状況など、ゞャボデタベックは囜際赎任を呜じられた埓業

1.

むンドネシアのむンフラ開発に぀ながるプロゞェクト機䌚を

員のほずんどが“二の足”を螏む堎所だった。ゞャバデタベックは普

芋぀けるためのマむンドセット ものの芋方 ずスキル技胜

通、埓業員の海倖赎任地ずしおたず最初に遞ばれる地ではない。 しか

を開発するこず。どの瀟員が党く新しい文化環境においお個

し、それらの環境においお、なんず冒険的であり、 たた達成感を垂堎

人的な開発や協調関係を築くのに最もやる気を出すのか 2.

にもたらす商品であるこずか

火山や措氎ずいった灜害の情報をシェアするシステムの必

だが、 日本の囜際協力機構JICAがむンドネシアを「最も魅力的

芁性ず効果を芋極めるこず。あなたの危機管理ずビゞネス

な投資先地域の぀」 ず芋なしお以降、倚くの日本䌁業がむンドネシ

の継続プランがいかにむンドネシアの地理ずむンフラに適

アの堅調な消費垂堎ず幎率ずいうGDP成長率を掻甚すべく同

合する必芁があるのか。

囜ぞの投資を積極的に進めおきた。 本誌発行人であるカビッティン・順氏が指摘するように、単に人 々のためだけでなく広くビゞネス䞊の難問に応えるこずはHRの責 任である。では、投資家にずっおの朜圚的な利益ず同様、新興垂堎 においおビゞネスを行うこずが埓業員にずっおも魅力的であるため

政治の話題を避けるこずは、倚くの 「やっおよいこず・やっおはいけないこず」 リストの最䞊䜍にくるこずが普通である。 これら のリストをここでもう䞀床玹介する぀もりはないが、 そ のような話題を避けるためにも、 ここでそれを知っおおく必 芁がある。 ここにある絵をクリックしお、それらがあなたに芋せる内 容を確認しおほしい。

に、HRは䜕ができるのだろうか。過床な衛生芳念に瞛られ、


3.

我々自身の䞖界を広げるための刺激、情熱、そしお勇気を

業員は囜際的な掻動ず蚓緎が可胜になる。“人材に優しい”技

増やし、 たた我々の事業領域を拡倧するための機䌚を芋぀

術に぀いおは、本誌次号「The HR Agenda 2.0」を参照しおい

けるこず これに぀いおは本号のりィロビヌ氏の蚘事を参照

ただきたい。

しおいただきたい。今、急速に䌞びおいる垂堎環境をアド ベンチャヌずしお補品開発に生かそうずしおいるのは誰か。

これら぀のタむプの海倖赎任先をどのように組み合わせれば、 䌚瀟のビゞネスニヌズに最も適したものずなるだろうか。海倖出匵

自転車で通勀するぐらいの気軜さで

の心理的たた物理的な障害に十分察凊し、囜際倖亀や自然灜害に

政治史、家族調敎、魅力的な経枈はみな、 タレント型人材の流

関連するリスクを分散させる察策を同僚たちが行うよう仕向け、 グ

動性モデルの進化の芁玠である。囜際的なアサむンメントサヌビス

ロヌバルな流動性を、 たるで䌚瀟たで自転車で通勀するぐらいにア

䌁業であるPwCず、 グロヌバルなリロケヌション転勀支揎サヌビ

クセスするこずが容易アタリマ゚ ず感じるほどたでに䌚瀟に浞透

ス䌚瀟であるカヌタス瀟はずもに、今埌、次のような぀のタむプの

させるこずが、皆さんの郚門は出来おいるだろうか。

海倖赎任が増えるだろうず指摘する。 1.

長期的赎任埓業員ず家族がずもに、海倖においおより恒 久的なラむフスタむル、および出身囜ず“囜籍を越えた”関係 を構築する。

2.

短期的赎任プロゞェクトベヌスの赎任で、優れた業瞟を

謝蟞 S.カクチ、D.ササキ、G.スティルマン、J.スネむド、Y. タカダ、B.ムンロ、K.レむク。 開瀺情報 本皿の筆者は、本皿で匕甚した調査の担圓䌁業であるカヌタス瀟ずは独立した事 業関係を持っおいる

䞊げた新興垂堎の埓業員を本瀟に逆赎任させる、埓業員に 順番に海倖勀務を経隓させる、たた12か月間を限床に本瀟

アネット・カセラス 組織のリヌダヌ逊成、チヌム デベロップメントのコヌチ兌コンサルタント。コ ヌチ逊成機関「CTI」 ず 「組織孊習協䌚SoLシス テム・パヌスペクティブ郚䌚」で研鑜を積む。日本 の倧孊でも 「グロヌバル・マむンドセット」や「コミ ュニケヌション・むンテリゞェンス」に関するコヌ スを受け持っおいる。英囜囜立レスタヌ倧孊修士 号取埗。

スタッフに海倖経隓を積たせるずいったプログラムを䌎う堎 合がある。もちろん、 これらの期間においお家族が珟地蚪問 するこずが条件ずなる。 3.

通勀たたは定期的な出匵ネットワヌク䞊の流動性によっ お支揎された通勀たたは定期的な出匵で、それによっお埓

鉄条網の䞊にかける 橋になるんで、べんり だろう。 敵が近寄っおきたら、 匟持っお来いずいうの に、卵もっおくるや぀が あるか。 これ私の鉄砲 の打ち方ある、 卵 ならたくさ 安党あるよ。 んあるが、匟は もうない。


JHRSずは

コミュニティ・ オフィサヌ

日本に焊点を絞った䞖界の人事のプ ロず、 日本でビゞネスを行う䌁業のリ ヌダヌ達のコミュニティです。

カビッティン・順 MBA, MS, HRMP

JHRSの掻動

䌚員の皆様に以䞋の堎をご提䟛し たす。 1. 有益な人事、管理のヒントず最良 実䟋を共有化したす。

チヌフ・コミュニティ・オフィサヌ

ディナ・M・ギャラガヌ MPH, PA HR教育・認定システム提蚀リヌダヌ

䞋坪 久矎子 「りヌメン・むン・゚むチアヌル」提蚀リヌダヌ

2. ネットワヌキング、孊習むベント  3. 人事の知識、 スキル、胜力を匷化 し、 グロヌバルスタンダヌドぞ近づ ける。

JHRSのミッション

チャド・ステュワヌト 「グリヌン」提蚀リヌダヌ

゚むチアヌルセントラル株匏䌚瀟 JHRS事務局

暪浜パヌトナヌ法埋事務所 顧問匁護士事務所

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アドバむザヌ 癜朚 侉秀 Ph.D.

早皲田倧孊政治経枈孊術院 教授 トランスナショナルHRM研究所 所長

山本 玳也

プラむスりォヌタヌハりスクヌパヌス 株匏䌚瀟 パヌトナヌ 筑波倧孊倧孊院ビゞネス科孊研究科教授

抎本 晎康

コヌニングゞャパン株匏䌚瀟 人事郚長

宗像 埳英

人事コンサルタント

䞻なプログラム

The JHRS Academy x TUJ The JHRS eAcademy X eCornell The HR Agenda Magazine JHRS Job Board AskHR and AskHR, Live! HR Legal Clinic Japan-focused HR Certification

1. 無料・基本䌚員

2. ア゜シ゚むト䌚員

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3. プロフェッショナル䌚員 4. 名誉䌚員 5. 法人䌚員

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