コロンビア大使館 ニュースレター 2012年5月号

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Embajada de la República de Colombia en Japón

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カサルカ社が、 大使館の支援に より、日本でカカ オの販売促進。

2. TASAKIが10年連 続 、 大使 館公 邸 でエメラルド展を 開催。 3.

コロンビアに初寄 港 する 日 本 の ク ルーズ飛鳥を迎 える。

4.

ミニ経済:ボゴタ で第3回コ・日両 国EPA研究会が 行われた。

5.

ミ ニ 教 育 : ICESI の学生が大使館 を訪問、コロンビ アを更に知る。

ニュースレター 2012年5月号

特別欄 大統領シンガポール訪問


大統領のシンガポール訪問で アジアに近づくコロンビア

ある蘭の一種を「フアン・マヌエル・サントス」と名づけシンガポー ル政府が敬意を表す。

両国の外務大臣が航空サービス協定に調印

大統領はシンガポールIE主催の会合で、潜在的な投資家に語った

URAを訪問し様々なシンガポール都市計画を知る

フアン・マヌエル・サントス大統領は、シンガポールを訪問 し、両国企業間の協調と航空サービス協定の調印という 具体的でポジティブな成果を残した。コロンビア国家元首 がシンガポールを訪問するというのは、今回が初めての ことであった。国が考える様々な投資の選択を押し進め、 技術革新と教育の分野で将来的に協力と交流を進める 方向で同意した。2012年5月6日から8日までの訪問では、 政府のアジア太平洋地域参入という戦略をもとに、前進 させたいという目標を達成させた。 フアン・マヌエル・サントス大統領は、シンガポールのト ニータンケンヤム大統領やリー・シェンロン首相との会談 を含む様々な行事に出席した。 会談中、大統領はコロンビアが太平洋の国のひとつであ るということを繰り返し述べ、コロンビアがAPEC(アジア 太平洋経済協力会議)参加国にになることを強く願って いることを表明した。またコロンビアが太平洋に面してお り、シンガポールにとって、インフラや技術への投資に最 も適した魅力的な国であることを述べた。 今回の訪問で重要な進展は、投資保証協定の交渉開始 に合意したことである。両国間の経済や地域の結びつき を強化するため、話し合いの場を強化することに同意し た。そのためにも、情報の共有が必要であり、市場や各 分野への理解が深められる見本市やイベントの出展も 必要と考えられる。この協定はセルヒオ・ディアス・グラナ ドス商工観光相が調印した。 コロンビア国家工業協会(ANDI)とシンガポール国際エ ンタープライズ主催による昼食会が行われ、有力企業グ ループや太平洋諸国の代表者が出席した。


トニータンケンヤム 大統領との会談

シンガポール、対コロンビア投資セミナーが開催 された。 マリア・アンヘラ・オルギン外務大臣とルイ・タック ユー運輸相兼第2外相により、航空サービス協 定に調印された。この協定を通して、コロンビア 航空産業の成長と発展を促進しつつ、ダイナミッ クに世界を開こうとしている。 この協定により、着陸せずに領土の上を飛行す リーシェンロン首相との会談 る権利、商用目的なしに着陸する権利、乗客や 積荷の有無を問わず着陸できる権利を保障され る。その主な目的は、コロンビアとシンガポール 間の航空ビジネス関係を調整することである。民 間航空輸送において、規則の適用を進めるなど、 全ての交易を有利にすることを目標にしている。 サントス大統領のスケジュールには、教育と学術 協力や技術革新と都市計画というよう課題も含 まれていた。滞在中、技術教育学院(ITE)中央 キャンパスを訪問し、シンガポールの政策源を見 芳名帳にサインをする大統領 学した。ITEとコロンビア国家訓練学校(SENA) とが将来的に協力し合える可能性を検討する。 シンガポールの都市計画の経緯を知るため、大 統領は都市再開発機構(URA)を訪問した。コロ ンビアの様々な町の開発に似たモデルに適用す ることを目標にしている。 サントス大統領の予定は、5月7日の夜、イスタナ 大統領官邸でトニー・タンケンヤン大統領によっ て催された晩餐会に出席した。5月8日大統領は、 アジア訪問の次の訪問国の中国へと出発した。 ITEで会合に出席するコロンビア代表団


ニュースレター 2012年5月号 代表団 大統領のシンガポール 訪問には、マリア・アン ヘラ・オルギン外務大臣、 マウリシオ・カルデナス 鉱業エネルギー大臣、 セルヒオ・ディアスグラ ナドス 商工 観光 大臣 、 ヘルマン・カルドナ運輸 大臣、フアン・カミロ・レ ストレポ農業・地方開発 大 臣 が同 行 していた。 他にはマリア・クラウ ディアコロンビア貿易振 興局(PROEXPORT)代 表、ルイス・カルロス・ビ ジェガスANDI代表、ル イス・フェルナンド・アン ドラデ・モレノANI代表、 ルイス・アルフォンソ・オ ジョス・アルスティサバ ルSENA学長、サンティ アゴ・ロハス・アロジョ Bancoldex 社 長 、 ア イ ダ・レクター・デ・フルマ ンスキー アルテサニ ア・コロンビアマネー ジャー、メディアや新聞 社のディレクター等重要 な代表者が同行した。 シンガポ ール を管 轄し ている在日コロンビア大 使館からは、パトリシ ア・カルデナス大使が大 統領と共に全ての会談 やセミナーに同行した。

シンガポールメディアの 独占取材 シンガポール滞 在期間中、大統 領への報道関係 者の取材予定も 多く、アジア諸国 の報道記者会見 のみならず、スト ライツ・タイムズ やビジネス・タイ ムズのような重要 なニュースの独 占取材も受けた。

「コロンビアはラ テンアメリカの 国々で最も古い 民主主義の国で 最も経済が安定 している。また個 人の所有権や法 を尊重しているの で、今、外国投資 の最も魅力ある 国である。」

The Business Times, 2012年5月8日

長期的な政策 が続いている。 「変化のない 国」と言われて も構わない。 国家元首が頻 繁に変わるよ うな政治はし たくない。」 The Straits Times, 2012年5月12日


ニュースレター 2012年5月号 コロンビア産カカオが日本市場に参入

El presidente de la ANH, xxxxx

パトリシア・カルデナス駐日大使、コロンビア貿易振興局(PROEXPORT)日本代表 和合ヒロシ氏(左)、カ サルカの国際貿易部部長のフランシスコ・ハビエル・ゴメス氏、カカオ・フィノ代表取締役社長 鈴木啓太氏

コロンビアは、日本市場でチョコレート商品の供給を拡大す ることとなった。展示会は、コロンビア市場で高品質のチョ コレートを扱うカサルカ社の商品展示で、日本企業「カカオ・ フイノ」を通して、5月17日、コロンビア大使館公邸にてパ ティシエや菓子業界関係者を招待し開催された。 イベントでは、カカオフイノ代表取締役社長 鈴木啓太氏、 カサルカ国際事業部部長フランシスコ・ハビエル・ゴメス氏、 カサルカ・ベルギー支社国際販売部エグゼクティブのギ・ブ ルゲ氏が説明を行った。 開会にあたり、パトリシア・カルデナス駐日大使は「両国経 済連携協定の持続性と重要性を明確にするため研究会が 設けられ、両国は良好関係にあります。カサルカ日本進出 は、日本企業がコロンビア産業にビジネスを申し出る可能 性があるという素晴らしい証拠です。コロンビア産カカオは、 国際ココア機関により優れた味と香りのランクを得ており、 120.000へクターの農園で毎年48.000トンの乾燥豆を生産 しています。・・・」と述べた。 また、プロエクスポート日本事務所 和合ヒロシ代表は、出 席者にコロンビア産チョコレートの試食を勧め、日本で広め てもらえるようお願いをした。


ニュースレター 2012年5月号 株式会社TASAKIがコロンビアのエメラルドのプロモーションを行った

コロンビア産エメラルドに関心のある数十名の日本人が、コロンビア大使館で開催されたイベントに参加を申し込んだ。

有名な日本の宝飾企業、株式会社TASAKIが毎年、大使館公邸で上質なコロンビア 産エメラルドの商品展示会を開催して10年になる。 5月22日23日に開催された2012年度の展示会には、数十名がコロンビア大使館を訪 れた。このイベントは、美しいコロンビア産のエメラルドを通して、コロンビアの新しい イメージを持っていただく良い機会となっている。参加者は、エメラルド以外にも、良 質なコロンビアコーヒーを試飲するなど、国や観光に関して更に関心を寄せたようで ある。売上金の一部は寄付され、コロンビアの様々な社会プロジェクトに生かされる。 ミニ経済・通商ニュース

コロンビアでEPA 研究会開催

5月24日と25日にボゴタ で、第三回日本・コロンビ ア 経 済 連 携 協 定 ( EPA ) 研究会が開催された。前 回は、マリア・アンヘラ・オ ルギン外務大臣が来日し た2月に行われた。第三 回目コロンビアと日本間 で EPA 通 商 の 開 始 の 実 現性が検討された。

住友商事と会談

コロンビア大使館通商部とコロンビア貿易振興局 (PROEXPORT)は、住友商事の代表者と会談を行い、 国の現状や投資の大きな可能性に関してプレゼンテ ーションをした。潜在的な関心分野は、自然資源とエ ネルギー資源であると知った上で、大使館としては引 き続きアプローチしていきたいと考えている。

ジェトロと会合

プロエクスポートと大使館通商部担当官は、日本貿 易振興局(ジェトロ)新しい貿易投資アドバイザーであ る金森氏と会合を行った。会談では更に貿易や投資 の機会を強化するコロンビアに興味があると伝えられ た。大使館は、ラテンアメリカやコロンビアへの投資に 関心のある日本人投資家のため、ジェトロに最新の 国情報や投資情報を提供した。


ニュースレター 2012年5月号 6月に日本のクルーズがコロンビア初寄港 ユネスコ遺産に関する プレゼンテーション

コロンビア大使館文化 担当官は、スペイン語 学校「イスパニカ」(東 京)でコロンビアのユ ネスコ文化遺産に関 する講義を行った。

国際親善センターとの集い

大使館職員が、IFC国 際親善センター(東京) のメンバーとの集いに 参 加 し た 。 IFC に は 、 500名の登録会員がお り、在日の各大使館と 連携しながらセミナー や イベ ン トを 行い、文 化交流を深めている。 今回の参加者は、新し い旅行先として、コロン ビアに関心を寄せた。

6月4日、500名以上の旅客を乗せた日本の「世界 一周クルーズ飛鳥」が、カルタヘナに初寄港する。 プロエクスポートとコロンビア大使館は、クルーザ ー到着のため最後の準備行う。パトリシア・カルデ ナス駐日大使やコロンビア政府要人が、飛鳥のカ ルタヘナ到着を現地で出迎え、歓迎する予定であ る。また、日本の報道関係者も飛鳥初寄港とコロ ンビアの観光に関して取材する。

ICESI 大学生が大使館

コロンビア人地震学専門家

を表敬訪問

によるセミナー

5月30日、カリ市に あるICESI大学の学 生 10 名 が コ ロ ン ビ ア大使館を表敬訪 問 し た 。 カル ロ ス ・ エチャバリア一等書 記官、プロエクス ポ ート 日 本事 務 所 代表の和合ヒロシ、 教育担当官の山浦 アンヘラが大使館 を案内した。学生は、 コロンビアと日本の 通商・投資関係が 前進しているとの説 明に耳を傾けた。

防災科学技術研究所(NIED) コロンビア出身の研究者ネル ソン・プリド氏が、ラテンアメリ カ・カリブ地域の大使や外交 官のグループ(GRULAC)対 象のセミナー「東北地震後の 日本における地震の脅威とラ テンアメリカへの影響」を行っ た。

発行: 在日コロンビア大使館 広報部 写真: 大使館 広報担当官、 大使館職員、大統領府, コロンビア外務省、プロミネール・ホームページ 連絡先: prensa@colombiaembassy.org, rosa.cardenas@cancilleria.gov.co


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