27年度資源循環型活動報告書

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資源循環型社会へ向けた「もったいなか」活動

報告書 平成 28年3月

次世代のためにがんばろ会

報告者 環境カウンセラー 松浦 ゆかり

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資源循環型活動最終報告書 団体名

次世代のためにがんばろ会

助成活動名

八代地域における循環型社会へ向けたごみ減量・生ごみ堆肥化推進活動

報告書作成者

その1 ①

松浦ゆかり

連絡先

TEL

0965-32-5081

E-mail

yukarin-m@mx32.tiki.ne.jp

[全体的な活動実施状況]

活動内容・活動場所・活動期間:活動①生ごみ処理箱利用者を「『もったいなか』キャラバン隊」として様々

なイベントに参加させ、宣伝・利用者の動員をしつつ、八代市環境部ごみ対策課と共同で小学校や保育園でごみ問 題の出前授業を 45 回行った。また、隊員向けの学習会やメンテナンスを月 2 回(84 件)行い、地域でごみ問題に 困っている所に生ごみ処理箱の利用を広め、生ごみを堆肥にして有機野菜を作る循環型農業にも発展するように取 組んだ。活動②ごみ問題の意識改革活動として、市役所環境課と教育関係での出前授業を行い。また、隊員が生ご み処理の指導ができる地域リーダーに育成した。活動③八代市に対し、協議会を 3 回設け、データーで示し、市長 へ提言をした。 ②

進捗状況 活動①『もったいなか箱』利用者への巡回メンテナンスを月 2 回(84 件)行い、利用者

の相談や指導を行ったため、利用者からの「もったいなか箱」の紹介も多くなり、さらに、公立保育園での「置き 型式菌ちゃん畑(大型もったいなか箱)」の依頼も増えてきている。活動②ごみ問題の意識改革活動として市役所が 窓口で出前授業も増え、様々な所(イベント会場や地域婦人会など)からの依頼も多くなっている。活動③利用者 のデーターをもって市への提言し、利用者助成金が可能となった。 ③

総合結果:※本事業により多くの参加者が学習会を実施したことにより、身近なごみ非常事態宣言

が出ているごみ問題に意識の変化が見られ、生ごみを廃棄することを上手に堆肥化する術を身につけ、 『ごみは資源』 として捉えられ、市役所のもったいなか箱利用者への助成金が可能となった。 ※生ごみ処理箱「もったいなか箱」の各個人を循環し、メンテナンスを行う事で、利用者との対話をしながらの活 動をすることで、地域の絆も生まれた。 ※公立保育園や、介護施設などでも、大量のごみを廃棄して処分している現状から、有効かつ資源として食育への 価値・効果は高まり、一般の市民にも啓発の参考になる活動に繋がった。これらにより生ごみ処理を廃棄処理から 食育耕作の堆肥化への創出、ごみ減量定着に繋がるものと期待する。 ※もったいなか 3 年間 150 個:ごみ減量 14t・もったいなか菌ちゃん箱(大型)3 個約 25.7t

総合計年間 113.5

tのごみ減量の実績を元に、市役所との協議会を3回設け、市長への提言の結果、 『もったいなか箱』に利用者への 助成金申請が可能となった。 ④

問題点: 生ごみ処理箱「もったいなか箱」の材料費が高く、助成金で賄ってきた部分があり、3

年間の実績で八代市役所の助成対象品にはなったが、沢山の依頼者のために、助成金額を高くしてもらえるように 提言し続けて行く。

⑤ 当初からの変更点:生ごみ処理箱の利用者のフォローとして、やつしろマルシェでの学習会を利用習熟度に 応じた学習会

や巡回メンテナンスを開催することに変更。その結果、メンテナンス巡回を行い、個々の相談や、

使い方の方法を指導したことで途中で止める人も無くなり、友人を紹介してもらえ、隊員が増加した。 ⑥

今後の見通し等

八代市環境課が、ダンボールコンポストをこの数年、婦人会などで提供しているが、利用者

の多くが途中で断念している経験者や実践中の方々が、 「もったいなか箱」に興味を持ち、隊員の口コミで紹介・利 用者が増加したように、意外に市民の意識は行政より高く、将来、公立保育園や私立保育園での置き型式「菌ちゃ ん箱」の実用に向け移行して行き、また、一般家庭用も巡回メンテナンスと学習会・収穫祭を引き続き行い、県が 行う「フードバレー構想」の取組みにも、生ごみ堆肥の安心安全の地産池消の産物有効活用にも繋げていく。

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活動概要 熊本県八代地域における焼却炉の老朽化に伴うごみ処理問題が窮地に立っている八代市であるが、ご み処理問題の解決を目的として、当会は、平成 25 年度に市民と行政・企業・教育現場が一体となった 資源利用抑制・資源分別・再利用(生活ごみ・生ごみ減量化)・不法投棄などの改善という課題に取り 組むプロジェクトチームを発足させた。そして、市民のごみ分別に対する意識調査や、調査結果による 改善のための情報誌発行、DVD の作成などを重点的に行った。 平成 26 年度は、プロジェクトチームと生ごみ処理箱利用者を『もったいなか』キャラバン隊員とし て様々なイベントに参加し、生ごみ処理箱『もったいなか箱』を宣伝・利用者の動員をしつつ、八代市 環境部ごみ対策課と共同で小学校や保育園でごみ問題の出前授業を行っている。生ごみ処理箱『もった いなか箱』の利用者には、設置後のアフターフォローとして年 2 回のアンケートを取った上で、相談会・ 学習会を開催し、生ごみ処理を成功させることに力を入れ、失敗者を出さないように努めている。また、 『もったいなか箱』は単に生ごみを消す(分解する)のではなく、生ごみを堆肥にし、有機野菜を作る 循環型農業にも発展するように取組んでいる。 平成 27 年度は、生ごみ処理箱の利用者である「『もったいなか』キャラバン隊」隊員を、生ごみ処理 の指導ができる地域リーダーに育成し、各イベントで活躍させ、主体性を持たせることでごみ減量に繋 げる。 最終的には市役所が窓口になり、当会と共同でごみ減量に対する活動として、生ごみ処理と処理した 生ごみの堆肥での有機野菜作りを通し、ごみの減量と堆肥の有効利用が出来るよう取り組む。 平成27年度の実施内容 (1)27年度に達成したい成果 26 年度は、八代マルシェで個人向けに生ごみ処理箱の普及を展開しているが、27 年度は、団体対 象に積極的に団体の会合等で説明して普及を図り、多数のモデル地域を確立し、活性化につなげる。 生ごみ処理箱の利用者の増加に伴い、アフターフォローが適切に行えるようにシステム化し、強化し、 効率的なフォローを行うことで、箱の成功者を早期に増やし、口コミで広めていく。 ごみステーションでの情報提供としてポスターを設置し、設置前後のゴミ減量の変化を見る。 熊本県内で、生ごみ処理箱を使用している団体と連携して学習会や意見交換会を行い、生ごみ処理箱 の活用成功者を増やすよう推進し、その上で、連携した団体の意見を元に、八代市役所への提言を再 度行う。 内 容 平成 27 年度計画 活動1 生ごみ処理箱の利用者のフォロー 1)学習会の開催(課題に応じた講師派遣含む)年 2 回 利用習熟度に応じた学習会の開催(5 月・11 月) 良い堆肥作り 2)問題点や課題に対する対策を専門家と検討 年 12 回 3)八代マルシェでの生ごみ処理相談窓口開催 4)出来た堆肥利用促進のための休耕田での活動(通年 野菜植付・収穫祭開催(6 月、12 月) 草取り) 活動2 ごみ問題意識改革活動(学習会・事業所訪問、広報) 1)八代マルシェ(個人)・団体・児童福祉施設・老人施設向け学 年 15 回学習会開催 習会・大型スーパーでのイベント学習会開催、箱利用者増、学習会 箱 60 個増・業務用土置式 2 個・DVD作成 (3)の活動へ移行) 用DVD作成 Facebook フォロー数 50 名、ごみステーショ 2)商品小売店への現状の情報提供・分別回収依頼 3)広報活動(HP や Facebook にて情報提供、ごみス ンにポスター設置(1 地域) 20 団体 テーションでの情報提供) ・実 4)マイ箸・マイカップ持参の呼掛け・リユース食器の利用者拡大 生ごみリサイクルの専門家の講演(4 月) 5)生ごみ有効利用についての畑での実践・広報活動・他団体 演 との連携 活動3 八代市への働き掛け 行政との検討会開催 1)八代市環境部環境課・ごみ対策課と協議(現状報告・対策協議) 同左、箱助成決定 2)八代市長へ提言及び実績報告 2


活動1. 生ごみ処理箱の利用者のフォロー 活動1の実施目標及び成果目標

学習会の開催(課題に応じた講師派遣含む)年 2 回 利用習熟度に応じた学習会の開催(5 月・11 月) ・活動1:生ごみ処理箱の利用者のフォローとして、1)学習会を利用習熟度に応じた学習会をすること に変更。生ごみ処理成功者には、普及指導者側になってもらい、様々な地域でキーマンとして、地域 で生ごみ処理・堆肥化の活動を増やす。 ・活動2:ごみ問題意識改革活動として、 1)の引き続き八代マルシェで学習会を開催するが、団体・児童福祉施設・老人施設向け学習会・集 客の多い大型スーパーでのイベント学習会開催を行い、幅広く活動を行っていく事で、生ごみ処 理の重要性を市民や施設に呼び掛け、箱の利用者を増やし、ごみ減量に繋げる。 内 容 活動1 生ごみ処理箱の利用者のフォロー 1)学習会の開催(課題に応じた講師派遣含む)年 2 回 2)問題点や課題に対する対策を専門家と検討 3)八代マルシェでの生ごみ処理相談窓口開催 4)出来た堆肥利用促進のための休耕田での活動(通 年草取り)

平成 27 年度 利用習熟度に応じた学習会の開催(5 月・11 月) 良い堆肥作り 年 12 回 野菜植付・収穫祭開催(6 月、12 月)

≪報 告≫ 活動1 ①活動内容・活動場所・活動時間・対象(者) ①・利用習熟度に応じた学習会の開催3回開催(4 月 26 日・6 月 6 日・11 月 29 日)詳細は下記) ・対象(者)は箱利用者及び新規会員 合計約 150 人 ②良いたい肥作り・実験農園での活動 :平均月 3 回・ *詳細は下記にまとめて紹介。 活動1 ②進捗状況・結果(アウトプット) 『もったいなか箱』箱利用者が多くなり、申請活動中の予定数 60 個は足りない状況である。そのため、やつしろ マルシェでの紹介・学習会は『もったいなか箱』利用者への巡回メンテナンスを月 2 回行い、利用者の相談や指導を 行うことに変更した。また、生ごみ堆肥専門吉田先生の講演会が好評で、生ごみ処理の問い合わせも多くなった。 さらに、 『もったいなか箱』利用者である公立保育園園長の依頼で、 「置き型式菌ちゃん畑(大型もったいなか箱)」 も好評で、他の保育園の依頼も増えてきている。 活動1 ③活動の進展を助けた・妨げた要因 ・実験農園でのたい肥作りや指導を行う事で、年 2 回の利用者のための学習会・収穫祭は動員が楽 になり、リピータが多くなり好評である。 ・公的機関に『もったいなか箱』の展示紹介をしているため、申し込みも勿論、相談や学習会の依頼 も増えてきた。そのため、展示会場での「もったいなか学習会」も成功し、次の開催依頼もある。

活動1 ④活動が地域の人々や社会に与えた影響・生じた変化、またその普及の程度(アウトカム) ・ 『もったいなか箱』利用者からの紹介が多くなり、また、イベントでの家族参加が多くなっている。 愛用者の家族が「次世代のためにがんばろ会のお陰で環境意識が変わりました」との感想を頂いた。 ・本事業により多くの参加者が学習会を実施したことにより、身近なごみ非常事態宣言が出ているご み問題に意識の変化が見られ、生ごみを廃棄することを上手に堆肥化する術を身につけ、必ずしも 『ごみは資源』として捉え、資源循環型社会の意識改革がなされた。

活動1 ⑤その他特記事項 堆肥化箱の利用者のフォローとして、前回は場所を設け、案内状で募集をかけたが、表1に記載したように、今回は 各地・相談者の個所で実施した。また、箱利用者の交流も含め、出来た堆肥の実験畑でじゃがいも掘りの収穫体験を行 い、とれた無農薬有機野菜での料理を味わった。 3


活動 1―3)八代マルシェでの生ごみ堆肥化相談窓口開催

年 12 回⇒5 回にし、各戸巡回指導に変更。

八代マルシェでは個人向けに箱の紹介のほか、八代市のごみ問題について情報提供を行い、市民の 意識向上に努めた。また、団体としては、小学校や保育園児、保護者に対しごみ減量(分別)につい て学習会を開催し、家庭での実践を呼び掛けたことで、口コミで箱の注文が毎日のように増えている、 また、公立幼稚園施に業務用土置き式のモデル版を確立させたことで、大量に生ごみを廃棄してい る施設の問い合わせが増え、今後は業務用土置き式も検討する課題になっている。 (学習会) ①八代ハーモニーホール会場「やつしろマルシェ」で箱の旨説明。また、八代市のごみ非常事態宣言のポ スターやリユース食器の無料貸し出しも同時にアピール。

写真八代マルシェの様子(左:箱のデモンストレーションの様子、右:学習会の様子(約 1 時間) ) *『もったいなか箱』箱利用者が多くなり、申請活動中の予定数 60 個は足りない状況である。そのため、やつしろ

マルシェでの紹介・学習会は『もったいなか箱』利用者への巡回メンテナンスを月 2 回行い、利用者の相談や指 導を行うことに変更した。 ■マルシェ・学習会での使用者の声

もったいなか箱を使用して良かったこと「使用者の声」より ●泉町に単身赴任で来てごみ収集が1週間に1回しか無いので悩んでいたがもったいなか箱で悩みが解決 した。小型の箱使用 ●泉町で老健施設の調理を担当しているが多い日には1日5キロの生ごみが出て、ごみ収集は1週間に1回 なので、夏場は臭いの問題、集荷場に場所に運ぶのは重くて大変だったが特大「巾2m×奥行1m×深さ 70㎝」を作成し毎日入れるのが楽しみになった。 ●ビニール袋に入れ容器に入れていたが、生ごみ入れ容器の臭いが無くなった。 ●ごみ出し用の袋が大から小になりごみ出しも軽くなり楽になった。 ●最初は虫(ウジ)が湧いて嫌だったが慣れてくれば気にならなり、指導してもらい虫も居なくなった。 ●毎日生ごみを処理出来るので台所がきれいになった。 ●畑に埋めていたが虫の問題、猫の問題が解決出来た。 ●さくら幼稚園、毎日計量してみると、こんなに沢山の量を出していた事に気づいた。 ●台所に2日~3日生ごみを置いていると臭いコバエの問題があったが毎日処理出来るので悩みが解決。 ●家庭菜園をしているので堆肥作りをして、美味しい野菜作りが楽しみになった。 ●今までごみに出していたが「もったいなか箱」で処理しているので少しはごみ減量に貢献している気にな っている。 ●生ゴミには感心があったが、機会がなかったが「もったいなか箱」に出会えてチャレンジしてます。 ●時々メンテに来てくれるのと問題があれば対応してくれるので続けれる自信がつきます。 4


活動 1―4)①出来た堆肥利用促進のための休耕田での活動(通年草取) 野菜植付・収穫祭開催(6 月、11 月)

きゅうり

菊芋

かぼちゃ

■「生ごみ堆肥を入れて植付した方を畑の端に植付けた為、雑草も一緒に成長し、じゃがいもに関して

は、成長は良くありませんでした。菊芋とヤ-コンに関しても 11 月以降に収穫しましたが、今年の 夏の長雨・台風の影響は作物への影響は大きく、不作に終わりました。 次回、じゃがいもを植付、実験する際は、雑草の影響が無いところ、夏場を乗り越える作物で実験 を行いたいと思います。

活動 1―4)‐② 出来た堆肥利用促進のための休耕田での活動 収穫(じゃがいも掘り)体験 期 場 内

日 平成 27 年 6 月 6 日(日) 時 間 9:00~13:00 所 実験農園 参加者 利用者家族約 30 人 容 スケジュールに従い、学習会・収穫祭を実施しました。 いも掘り体験の前に、安心野菜栽培士の内田英雄氏により、生ごみ処理箱の未利用者に対し、 生ごみ処理箱の『もったいなか箱』を使って生ごみ処理の実演を行い、もったいなか箱で出 来た堆肥の比較実験している野菜の説明を行いました。その後、じゃがいも掘りを行いまし た。その後、秋の収穫しアのために「さつま芋」を植え付けしました。第二部として、宮地 公民館に移動し、ネイチャー八代代・男の料理教室の講師である濱田氏より、畑で採れた野 菜での料理教室美味しく頂きました。

≪まとめ≫ 『もったいなか箱』で出来た堆肥の実験農園で『じゃがいも掘り・さつま芋植え体験』と収穫した 芋で『試食会』をとおして私たちの活動に興味をもっていただきたいと企画。 子供たちはじゃがい も掘りやさつま芋植え付けもですが、土の中の生き物(カエル・みみず・おけらなど)に喜んでいま した。 ごみ減量活動の座学の学習会だけではなく、生ごみは貴重な資源だと認識していただいた上に、元 気な無農薬野菜で料理し、食べることは、資源循環型社会に繋がり、最終的には、ごみ減量に繋がる といった意識が芽生え、子どもの食育・生きものへの関心にも繋げることができました。今後は、こ のような体験活動を取り入れながら、色んな切り口でごみの減量に繋げていきたいと思います。

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収穫したじゃがいも

色々な生き物に子ども達は大歓声

集合写真

生ごみ堆肥・食育学習会後試食会

活動 1―4)-③ 出来た堆肥利用促進のための休耕田での活動 期 時 場 内

収穫(さつまいも掘り)体験

日 平成 27 年 11 月 29 日(日) 間 9:00~13:00 参加者 利用者家族 50 人 所 実験農園と宮地公民館 容 スケジュールに従い、学習会・収穫祭を実施しました。 第一部として実験農園で、いも掘り体験の前に、安心野菜栽培士の内田英雄氏により、生 ごみ処理箱の利用者に対し、春に植え付けたさつま芋の育ち方や、生ごみ堆肥の有効活用か ら見た『命の食育』と『資源循環』を説明しました。また、もったいなか箱で出来た堆肥の 比較実験している野菜の説明を行い、その後、さつま芋掘りを行いました。 第二部として、宮地公民館に移動し、「もったいなか箱」利用者への再確認の学習会と、 冬場の悩み相談会を開きました。多数の相談を受け、利用者の意識の高さを感じました。 その後、ネイチャー八代代・男の料理教室の講師である濱田氏より、畑で採れた野菜での 料理教室美味しく頂きました。

≪まとめ≫ 『もったいなか箱』で出来た堆肥の実験農園で収穫祭を行いますが、以前に比べ、利用者のリピー ターが多くなり、利用者同士の交流も始まりました。ごみ減量活動座学の学習会では、学習会も沢山 の意見や相談が出ました。特に、巡回メンテナンスが好評で、途中で挫折しようとした方々もまた再 度挑戦し始め、その方々が、仲間をご紹介して下さるようになりました。生ごみが有効な資源として 活用でき、安心安全な食物の栽培に関心を持つ親子が増えたことは、この活動のやりがいも見えてき ました。今後、助成金採択終了後も引き続き続けて行きたいと思います。

さつま芋の育ち方を説明

大きなさつま芋の収穫

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参加者全員で記念撮影

採れたてのさつま芋料理教室:お母さん方に好評

●活動2

ごみ問題意識改革活動

子供たちはぼた餅づくりに挑戦!

(学習会・事業所訪問、広報)

・活動3ごみ問題意識改革活動として、 1)の引き続き八代マルシェで学習会を開催するが、団体・児童福祉施設・老人施設向け学習会・集客 の多い大型スーパーでのイベント学習会開催を行い、幅広く活動を行っていく事で、生ごみ処理の重 要性を市民や施設に呼び掛け、箱の利用者を増やし、ごみ減量に繋げる。 (施設などに業務用土置き式のモデル版を確立させることで、大量に生ごみを廃棄している施設の問 い合わせが増え、ごみ減量の重点的問題が和らぐようにする)また、箱の利用者声を作成し、DVD にすることで、効果的な箱のPRができる。(DVDの作成を追加) 2)商品小売店への情報提供・分別回収依頼は、ポスター掲示する。 3)の広報活動で、ごみステーションにポスターを掲示することで、ごみ出しをする人に直接訴える情 報を提供することで、ごみの分別が進み最終的にはごみ減量に繋げる。 内

活動2 ごみ問題意識改革活動(学習会・事業所訪問、広報) 1)八代マルシェ(個人)・団体・児童福祉施設・老人施設向け学習会・大 型スーパーでのイベント学習会開催、箱利用者増、学習会用DVD作成 2)商品小売店への現状の情報提供・分別回収依頼 3)広報活動(HP や Facebook にて情報提供、ごみステーショ ンでの情報提供) 4)マイ箸・マイカップ持参の呼掛け・リユース食器の利用者拡大 5)生ごみ有効利用についての畑での実践・広報活動・他団体との連携

平成 27 年度 年 15 回学習会開催 箱 60 個増・業務用土置式 2 個・DVD作成 (3)の活動へ移行) Facebook フォロー数 50 名、ごみステーションにポスター設 置(1 地域) 20 団体 生ごみリサイクルの専門家の講演(4 月)・実演

活動 2 ≪報 告≫ ①活動内容・活動場所・活動時間・対象(者) :その1 八代マルシェ(個人)・団体・児童福祉施設・老人施設向け学習会・大型スーパーでのイベ ント学習会開催、箱利用者増。 *学習会:教育関係 25 件・企業や施設など 20 件 合計 45 件 *巡回指導メンテ 84 件 *環境出前授業実施内容一覧は下記参照 その2 学習会用DVD完成し、学習会で利用したことで会員が増員した。 その3 リユース食器の貸出しは、市内では毎年リピーターが利用。 7


②進捗状況・結果(アウトプット) ・箱 49 個・業務用土置式 2 個 *利用申込者表は下記参照 ・ごみ問題の意識改革活動として市役所が窓口で出前授業も増え、様々な所(イベント会場や地域婦会な ど)からの依頼も多くなっている。 ・リユース食器の貸出し状況は、県外(宮崎)や熊本イベント(阿蘇)からも借りている状態。しかし、八代東高校が毎年行 う「東高マーケツト」での貸出し案内を 2 回も行ったが、担当者の意識が無く、利用がなかった。

③活動の進展を助けた・妨げた要因 ・生ごみ処理畑学習会 吉田俊道先生講演会・実技指導の開催は県外の参加者も多く、その影響から か、保育園の職員からの問い合わせあり、個人での利用が増えている。 ・リユース食器の貸出しは、「会の HP を見た」又、代表が講演会で紹介したことで、県外(宮崎の高校)からの利用があった。

④活動が地域の人々や社会に与えた影響・生じた変化、またその普及の程度(アウトカム) ・利用者からの紹介で企業(TOTO・八代よかとこ物産館・イオン八代店)での学習会が実践でき るようになったことは、市民の啓発活動としては飛躍的なものだと思う。 ・公立保育園や、介護施設などでも、大量のごみを廃棄して処分している現状から、有効かつ資源と して食育への価値・効果は高まり、一般の市民にも啓発の参考になる活動に繋がった。 これらにより生ごみ処理を廃棄処理から食育耕作の堆肥化への創出、ごみ減量定着に繋がるもの と期待している。

活動2-【1】-1 ①泉分校でのごみ問題の学習会開催 期 時 場 内

日 平成 27 年 6 月 6 日(日) 間 9:00~13:00 参加者 20 人 所 熊本県立八代農業高校泉分校 容 昨年度、学校からの依頼で「もったいなか箱」 内容についての学習会をしたので、今回は、 農業高校にふさわしく、 「もったいなか箱の 箱の基材(黒土・もみ殻・椎茸菌・おがくずなど)の役割や生ごみの堆肥の効果などを 取り上げた学習会を実施した。 学校からも評価を得て、今後とも協同で活動を進めて行くことになった。 学習会後、八代農業高校泉分校が取り組んでいる『巻からし間伐材』を提供していただき、 その運搬を学生さん方と行った。

活動2-【2】ごみ問題

出前授業

ごみ問題意識改革活動(学習会・企業訪問、広報)では、単に生ごみ堆肥化箱の普及のみを行うのではなく、 資源の利用を抑制し、資源循環についての必要性を説明しながら、教育関係・学習会や情報提供を八代マル シェや、イオン八代店・八代よかとこ物産館・生協食堂・TOTO 企業のイベントなどで行っている。

1)宮地さくら保育園・環境授業

平成 27 年 5 月 14 日

資源 22 分別を体験

紙芝居でごみ減量を教える

10:00~10:50

園児 30 人

資源の内容を指導

2)八代市立日奈久小学校 日時

平成 27 年 5 月 28 日

8:20~11:30

場所 八代市立日奈久小学校体育館 対象 小学 4 年生 98 人・教諭 3 人市環境課 4 人会員 5 人 内容 八代市のごみ問題を理解し。 資源循環型を目指す。 ごみ問題クイズ・資源分別ゲーム 8


3)八千把小学校 日時 平成 27 年 6 月 8 日

13:30~16:00

場所 八千把小学校体育館 対象 小学 4 年生

110 人

教師他 5 人

内容 八代市のごみ問題を理解し。 資源循環型を目指す。 ごみ問題クイズ・資源分別ゲーム 当会作成 DVD 放映

4)郡築小学校 日時 平成 27 年 6 月 9 日

10:00~12:00

場所 郡築小学校体育館 対象 小学校 4 年生 110 人

教師 5 人

内容 八代市のごみ問題を理解し。 資源循環型を目指す。 ごみ問題クイズ・資源分別ゲーム

5)わかみや保育園 日時 平成 27 年 6 月 11 日

9:30~11:00

場所 わかみや保育園おゆうぎ室 対象 全園児 50 人 内容 八代市のごみ問題紙芝居 ごみ問題クイズ・資源分別ゲーム

6)ゆかり乳児保育園(保護者向け) 日時 平成 27 年 6 月 13 日 10:00~12:00 場所 ゆかり乳児保育園おゆうぎ室 対象 保護者(参観)50 人 内容 八代市のごみ問題と現状 資源循環型を目指す内容を話す。

7)昭和小学校放課後子ども教室 日時 平成 27 年 6 月 16 日

15:10~16:00

場所 八代市立昭和小学校

音楽室 学童保育 35 人

内容

八代市のごみ問題を理解し資源循環型を目指す。 ごみ問題クイズ・資源分別ゲーム

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8)泉小学校 日時 平成 27 年 7 月 14 日

14:30~15:30

場所 八代市泉町下岳泉小

学童保育 30 人

内容

八代市のごみ問題を理解し。 資源循環型を目指す。 ごみ問題クイズ・資源分別ゲーム

9)白島ぎんが保育園 日時 平成 27 年 7 月 17 日 9:30~11:30 場所 白島ぎんが保育園おゆうぎ室 対象 全園児 30 人 保育士 5 人 内容 八代市のごみ問題紙芝居 ごみ問題クイズ・資源分別ゲーム 10)金剛みどり保育園 日時 平成 27 年 7 月 21 日 9:30~11:30 場所 おゆうぎ室 対象 全園児 48 人保育士 10 人 内容 八代市のごみ問題紙芝居 ごみ問題クイズ・資源分別ゲーム ■泉地区婦人会

生ごみ処理学習会

日時 平成 27 年 4 月 2 日

10 時から 11 時

場所 八代市泉町白石隊員宅 対象 地域婦人会 10 人 内容

八代市のごみ非常事態の状況と生ごみ処理のあり方 『もつたいなか箱』実技指導

■泉地区下岳婦人会 生ごみ処理学習会 日時 平成 27 年 7 月 9 日 10:00~11:00 場所 下岳公民館 対象

地域婦人会 7 人

内容

八代市のごみ非常事態の状況と生ごみ処理のあり方 『もつたいなか箱』実技指導

■スイトカフェまーぶる説明会 日時

平成27年7月16日(日) 13:00~14:00

場所

まーぶる会議室

対象者 生活協同組合会員 20 人 スタッフ松浦 濱田 松田 内容

内田

八代市のごみの現状 次世代の会の取り組み 生ごみ堆肥に付いて もったいなか箱実演説明 10


■八代よかとこ物産館 「もったいなか学習会」開催 日時

平成 27 年 7 月 20(土)

場所

八代よかとこ物産館

参加者 松浦 松田 内田

午前 10:00~12:00

濵田 加来 江口

参加人数 約200名 資源を大事にする意識を高めるための体験型親子学習会を行ないました。およそ 30 組ほどの親子や家 族が参加され間伐材を利用した工作やいぐさの紙漉きなどを体験です。 柱部分は、八代農業高校泉分校の巻からし間伐材をご提供いただき、互いにウインウインで紹介しその 間伐材を紹介したいこともあわせて、木工教室を開催しました。

「もったいなか箱」の説明

廃棄されるい草を使った紙漉き体験

■イオンチアーズこどもエコクラブごみ問題学習会 日時 平成 27 年 7 月 18 日(土) 場所 イオン会議室

間伐材木工教室

1 回目

10:00~12:00

参加者 松浦 松田 内田

薮内夫婦(応援) イオン

西川 谷口

参加数 子供会員 15名+3 名 18 名 引率者 1 名 見学者 1 名 内容 イオン八代店のイエローレシート会員の当会にイオン八代環境 部担当者から、イオンチアーズ子どもエコクラブの指導を依頼 された。内容は八代市の環境問題・ごみ非常事態宣言の周知・啓発と、イオンの成果部から出る、生ご みを堆肥化させた子どもエコクラブの「菌菜畑」を作り、食の教育を指導。

野菜くずをたたく子ども達

「菌菜畑」の名前は子どもたちが決めた

■イオンチアーズこどもエコクラブごみ問題学習会

看板も手作り

(2 回・3 回)

2 回目 7 月 29 日土耕し、 第 3 回目 8 月 5 日トウモロコシ種植え

↑ 奥が「野菜くず堆肥」を入れたとうもろこし

↑ 11


■イオン八代

「Mr.ハツキーと『ごみ減量』大作戦

実施

ポスター↓

期日 平成 27 年 8 月 23 日(日) 10:00~15:00 場所 イオン八代店センターコート 参加者約 300 人 参加者 松浦・濱田・内田・松田・丁畑・宮瀬 内容 大人対象には「もったいなか箱」の紹介 子ども達・学生には「環境クイズ」「紙芝居」 分別ゲーム」などをしながら、ごみ問題を 考える機会を設けた。幸いその日は「24 時 間愛は地球を救う」ボランティアの学生さん が多く、多数参加してくれた。 大きな会場に人が多く、店長から「今後も 是非開催してほしい」との要望があった。 ■TOTO イベント会場での『もったいなか学習会』開催 実施日時 平成 27 年 9 月 25 日・26 日 場

所 YKK八代 体育館 参加者約 500 人

スタッフ 内田 濵田 松浦 参加者

稲本

一般市民 約 3,000 人

松田

吐合 6人

箱利用申し込

3人

企業からの依頼で「もつたいなか学習会」を開催。 市内住宅展示場などに配布されたチラシに、当会も 紹介されていた。ごみ問題に興味のある方々が多く、 3 人の申込みが有った。

■アマモサミット全国大会での『もったいなか箱』紹介 実施日時 平成 27 年 9 月 25 日・26 日 スタッフ 内田 濵田 松浦

丁畑

4人

所 やつしろハーモニーホール

参加者

一般市民 約 2,000 人

■吉村洋裁教室 ごみ問題学習会と生ごみ処理箱「もたいなか箱」紹介 日時

平成 27 年 4 月 2 日

9 時から 11 時

場所 八代市上野町吉村洋裁教室 対象 洋裁教室生徒 10 人 内容

八代市のごみ非常事態の状況と生ごみ処理のあり方

■介護施設 泉の里 ごみ問題学習会と生ごみ処理箱「もたいなか箱」大型版 の実技指導 日時

平成 28 年 2 月 25 日

12 時から 15 時

場所 八代市泉町 介護施設「泉の里」 対象 施設職員 10 人 内容

八代市のごみ非常事態の状況と生ごみ処理のあり方 『もつたいなか箱』実技指導

■八代よかとこ物産館ごみ問題学習会と生ごみ処理箱「もたいなか箱」紹介 日時

平成 28 年 2 月 27

午前 13:00~14:00

場所

八代よかとこ物産館

対象

店舗来場者 約 100 人

内容

八代市のごみ非常事態の状況と生ごみ処理のあり方 『もつたいなか箱』の紹介 12


■西宮婦人会ごみ問題学習会 日時

平成 28 年 3 月 11 日

13 時から 15 時

場所 八代市西宮婦人会 対象 会員 8人 内容

八代市のごみ非常事態の状況と生ごみ処理のあり方 『もつたいなか箱』実技指導

■八代市立宮地さくら保育園 ごみ問題学習会と生ごみ処理箱「もたいなか菌ちゃん箱」実技指導 日時 平成 28 年 3 月 16 日

14 時から 14 時 30 分

場所 八代市宮地町 宮地さくら保育園 対象 職員 10 人 内容

八代市のごみ非常事態の状況と生ごみ処理のあり方 『もつたいなか箱』実技指導

■八代市立金剛みどり保育園 ごみ問題学習会と生ごみ処理箱「もたいなか菌ちゃん箱」実技指導 日時 平成 28 年 3 月 16 日

15 時 30 分から 16 時

場所 八代市金剛みどり保育園 対象 職員 10 人 内容

八代市のごみ非常事態の状況と生ごみ処理のあり方 『もつたいなか箱』実技指導

・業務用土置式 2 個(宮地さくら保育園・金剛みどり保育園) ①-1) モニター堆肥畑 設置活動 実施日時 平成 27 年 5 月 20 日・21 日 場 所 宮地さくら保育園 スタッフ 内田 濵田 2人 参加者 宮地さくら保育園職員 3人 ≪結果報告≫ 宮地さくら保育園出前授業に行った時、吉田先生の土づくりを幼稚園で行いたい との申し入れあり、もったいなか箱の話の中で幼稚園の残飯用を作りたいとの申し入 れあり。昨日と今日で作りました。一か月のごみのデーターは頂くようにしています。 幼稚園の園長会でも発表しますとの事でした

熊本県立八代農業高校泉分校の間伐材を使用し枠を作り、深さ60cm 掘り下げました。

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黒土・もみ殻・おが屑・椎茸材を入れもったいなか箱と同じ条件にしました。

土の下の大きな石が沢山あり、掘りだすのに苦労しました。

↑波板を取り付け完成です。

①-2)宮地さくら保育園 「もったいなか学習会」と生ごみ堆肥か実技指導 日時

平成27年6月17日

10:00~11:00

場所

さくら保育園園庭

対象者 園児、保護者、職員 60 人

内容

野菜と土について 菌ちゃん畑の実演、園児と一緒に作業 保護者にもったいなか箱の説明、八代市のごみ非常時態に対する、次世代の会活動

生ごみ分解の菌ちゃんを学ぶ

野菜くずをたたく作業

②-1) モニター堆肥畑 設置活動 実施日時 平成 27 年 10 月 7 日 9:00~12:00 場 所 金剛みどり保育園 スタッフ 内田

1人

参加者

・8 日

菌ちゃん畑にたたいた野菜を混ぜる

13:00~16:00

金剛みどり保育園職員

3人

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≪結果報告≫ 宮地さくら保育園園長先生繋がりで、金剛みどり保育園の園長先生が菌ちゃん畑の実演を知り、 宮地さくら保育園の学習会を見学された。その際に「子どもたちがあんなに活き活きしている姿は喜ば しいことで、是非、当園(金剛みどり保育園)にも菌ちゃん畑で子供たちに命の授業をしたい」と希望 されての設置になった。

活動2-【4】PR用DVD作成活動 ★箱の利用者声を効果的な箱のPRができるDVDの作成は、現在撮影中である。 活動2-【5】広報活動の1

①(HP や Facebook にて情報提供、ごみステーションでの情報提供) Facebook フォロー数 50 名、ごみステーションにポスター設置(1 地域) ②エフエムやつしろ生放送出演 期 日 平成 27 年 6 月 15 日と 12 月 24 日 時間 17:00~18:00 場 所 エフエムやつしろ ラジオ局 内 容 サンセット RADIO765KappaFM にいらっしゃ~いのゲスト として、濱田、内田(12 月は松浦)が出演し、生ごみ処理 の取り組みの一つ、生ゴミ処理箱「もったいなか箱」につ いて生放送で紹介した。 この模様は、エフエムやつしろのホームページ掲載中。 活動2-【5】の2

八代市の環境部部長と次長が理解を示され、八代市館内環境課の窓口で「もったいなか箱」の展示をして いただくことになった。また、生協レストラン施設「まーぶる」でも会員・一般市民に向けて、箱の展示を 設置した。現在、八代市のごみの現状を説明した、ポスターと生ごみ処理箱の展示を公共施設や学校に設置 (6箇所)しており、展示を見ての申し込みが少しずつ出てきている。(展示状況) ①八代市役所環境課(入口壁面)

活動2-【6】

②生協のレストラン施設「まーぶる」

マイ箸・マイカップ持参の呼掛け・リユース食器の利用者拡大

20 団体貸出し

活動2-【7】 生ごみ有効利用についての畑での実践・広報活動・他団体との連携 生ごみ処理畑学習会 吉田俊道先生講演会・実技指導の開催 1.日 時:平成 27 年 4 月 26 日(日)12:00~17:00 2.会 場:講演会:宮地公民館(八代市宮地町 383)TEL 体験講座会場

参加者:60 人 0965-31-5557

実験農園(八代市宮地町:砥崎の河原近く)

3.講演者:NPO 法人大地といのちの会 理事長 吉田 俊道 氏 趣

八代市においては、平成 22 年 7 月から「ごみ非常事態宣言」が発令されており、当会では、

市民が日常生活で排出するごみの削減が急務であると考えます。また、新規のごみ焼却施設建設に目処 がついたもののごみを減らす・繰り返し使う・再資源化するといういわゆる「3R」の意識を市民が持ち 続けることは八代の将来を考える上でも必要不可欠ではないのでしょうか。そこで、ごみの中でも「生 ごみ」に焦点を当て、生ごみは貴重な資源であり生ごみはごみとして出さない市民・団体を育成する目 的で、「NPO 法人大地といのちの会」理事長吉田俊道氏を招聘し、生ごみ堆肥化の実例とその効果につ いて実演を交えながら講演をして頂く。 15


開会挨拶

講演会は県外や市外からも参加者が有り大盛況

実技指導も暑さの中、参加者の意識が高く、2 時間も続いた

結果報告 今回初めて、講演会を開催しましたが、WEB のアピールが効いたのか、県外や市外の方の参加が多く、 また、保育園・幼稚園の職員の方も参加されました。日本中で講演をされている吉田先生の評判は 凄いものだと感心する内容の講演でした。参加者の多くが、生ごみは貴重な資源だと認識していただ いた上に、元気な無農薬野菜の畑を実技指導までできたことで、この講演会は八代地域以外の方々にも 資源循環型社会に繋がり、最終的には、ごみ減量に繋がると確信しました。 また、参加者の感想から見ると、この企画に若い世代の保護者が意識が芽生え、子どもの食育にも繋 げることができました。今後は、このような体験活動を取り入れながら、色んな切り口でごみの減量に 繋げていきたいと思います。 (参加者の声:アンケート) ・大満足な講演会でした。是非また講演会をして下さい。(参加者多数の意見) ・生ごみが元気な無農薬野菜を育てることができることが分かりました。(ごみとして出すのがもった いないと感じました。 ) ・命の授業だと思いました。子どもたちの命を守るのは、大人の食育ですね。つくづくそう感じました。 ・生ごみを捨てるのはもったいない!是非、資源循環型社会を作りたいですね。 (まとめ) 今回の講演会を行うことで、「命の食」という基本が理解できたことは、大きな一つの収穫だったと思 います。初めて聴く人も大きな変化があり、外食やデリバリー食品を買い控えることになったとのこと も聞こえてきました。また、ごみを処理するという事より、燃えるごみとして廃棄されるもの活かす工 夫を知り、ごみが貴重な資源だと認識し、生ごみ処理を続けて行く意欲に繋げることが出来たと思いま した。 また、生ごみが「汚い」といったイメージも変化した事には間違いありません。

●活動3

八代市への働き掛け

活動4の実施目標及び成果目標 熊本県内で、生ごみ処理箱を使用している団体と連携して学習会や意見交換会を行い、生ごみ処理箱の活用成 功者を増やすよう推進し、その上で、連携した団体の意見を元に、八代市役所への提言を再度行う。 内

平成 27 年度

活動3 八代市への働き掛け 1)八代市環境部環境課・ごみ対策課と協議(現状報告・対策協議) 行政との検討会開催 同左、箱助成決定 2)八代市長へ提言及び実績報告

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①活動内容・活動場所・活動時間・対象(者) ■八代市役所との協議会を 5 回設け、教示された通り、①生ごみ処理箱『もったいなか箱』 ・ 『もったい なか菌ちゃん箱』 ・ 『もったいなか箱業務用』利用者の把握、②『もったいなか箱』利用から計算した生 ごみ減量のデータ-※1、③利用者の地域把握 などを 1 年間集計し、八代市役所廃棄物対策課と検討 し、市長への提言をした上で、2 月議会で、『もったいなか箱』利用者への助成金が可能に成った。 ※1もったいなか 3 年間 150 個:ごみ減量 14t・もったいなか菌ちゃん箱(大型)3 個約 25.7t 総合 計年間 113.5tのごみ減量の実績

②進捗状況・結果(アウトプット) ■八代市長への提言は前回提言時に市の指導があったように、「実働データーを見ながら議題に出す」 という事を踏まえ、当会のごみ減量数値※1の実践報告を提出し、2 月議会で助成金が採択された。

③活動の進展を助けた・妨げた要因 ■金銭が絡む市民からの提言は、詳しいデーターや、結果が伴わないとたたき台の上にも載らない議案らし く、年間のモニターの方々への協力なしでは出来ない事が大変だった。

④活動が地域の人々や社会に与えた影響・生じた変化、またその普及の程度(アウトカム) 八代市環境部環境課・ごみ対策課に対し常時連絡を取り合い、5 回協議を行い検討を行ってきた。市長提 言では、当会の活動を理解していただき、協力を得ることが出来るようになった。その結果、ごみ対策課が 地域住民の会合で説明を行う際に、生ごみ処理箱の紹介もしていただくようになり、市民に対し、生ごみ処 理箱「もったいなか箱」1 個につき、3,000 円の助成金が可能となった。これにより、広報誌や市のチラシ にも「もったいなか箱」を掲載できることになり、八代市役所ごみ対策課では、地域の会合でも紹介してく れる体制が出来この活動を認知してもらったと考えられる。 詳細は、下記参照

提言書の資料(一部)

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