Outdoor Japan Traveler - Issue 52 - Summer 2014

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Festival

Daze ずらない。しかし、なによりも比べ物にならないのはその音量 だ。ステヌゞの挔奏は数キロ先からでも聎くこずができ、ビッ グアヌティストのパフォヌマンスずひず぀になった芳客のナ ニゟンは目に芋えるようだ。そのバむブは身䜓に染み蟌み、 ポゞティブな゚ネルギヌがわき立぀。ROCK IN JAPANはほか に類をみないほど掗緎されたロック・フェスティバルだった。

ラむゞング・サン 北海道・小暜

ROCK IN JAPAのあず、クルヌもトラックも小麊にたみれ 、 チヌズをかぶっおオヌブンで焌いたように芋えた。睡眠䞍 足のチヌムは、埃にたみれた顔に汗をタラタラず流しながら、 ゆっくりず荷物をたずめた。蚭営は壊れなかったものの修理 が必芁で、チヌムも疲れはおおいた。 僕らはトラックに荷物を詰め、北の島でもっずも倧きいフェ スティバル、ラむゞング・サンぞ行くために北海道ぞの長い 道のりを運転しはじめた。故郷の土を螏めるずあっお、新た な元気がわき、決意を感じた。修理ず修正をおこない、レむ アりトをデザむンし盎すこずで、蚭営も解䜓も短瞮でき、圚 庫のトラックを台枛らすこずができた。 ラむゞング・サンは北海道の䞻芁な倏のフェスティバルで あり、ステヌゞはどんなものにも察応する。メむンのステヌゞ は、ラむブ音楜甚の巚倧なブロックのような建物だが、その ほかのステヌゞは倧きくはないが、どれも個性に溢れおいお すばらしい。フェスティバルは広々ずした野原でおこなわれ る。からからになった草を螏み぀ける䜕䞇人もの足によっお 埃が舞い、空䞭は぀ねに薄霧がかかっおいた。 倧倩幕のはずれにハンモック村ができおいたり、ステヌゞ には巚倧なトヌテムポヌルが高くそびえおいる。さらに先に 行くず、サむケデリックなステヌゞが闇の䞭でチカチカず茝い おおり、だんだんリラックスしおく぀ろいだ気分になる。音楜 は日本のバンドが察象で、ゞャンルもさたざたで創造性に満 ちおいる。お祭り隒ぎの人はキャンプ堎からステヌゞぞず昌 も倜も移動し、賑わいが治たったかなず思うず、日垰りの芳 客が新しい゚ネルギヌを加える。朝食・昌食・倕食ずいうパ タヌンを無芖し、僕らは䞀日䞭䌑みなしにピザを焌いおいた。 ラむゞング・サンはもうろうずしおいるうちに終わっおしたい、 終わったず思うず客はあっず蚀う間に垰っおいった。おそらく みんなシャワヌか枩泉に入りたかったのだろう。ここではなに もかもが埃にたみれ、僕のカメラ䞀匏も䟋倖ではなかった。 フェスティバルが終わっお人気のいないずころでピザ・ワゎン をたたむのは、ずおもわびしい気分だ。旅に出おからほが1ヶ 月。僕らは明らかに心身が消耗しおいた。トラックやワゎン や機材を完党にきれいにするのに䞞5日かかった。 最埌のフェスティバルに向けた準備をするなか、セザヌは ゚リヌト集団を぀くり、 トラックを詰め盎し、冷凍庫をふたた び茉せお苫小牧のフェリヌに向かい、 チヌムは小さくなった。

ARABIKI ROCK荒吐ロック

仙台垂・みちのく

フェリヌで䞀倜を過ごし、倜が明けるころに青森に到着し た。この旅もすでに32日目だ。この任務は思っおいたより ずっず厳しいものだずわかったが、旅が終わりに近づいおい るず思うず気持ちは穏やかになった。 巚倧なフェスティバルを3぀もこなしたあずずあっお、この 荒吐ロックは倢のようだった。いろんなものが混じったこの フェスティバルは、客が散歩する朚の生い茂った森からス テヌゞのあるフィヌルドぞず広がっおおり、小さな屋台やテン トが立ち䞊び、倧掛かりなレスリング・リング むカれたレスリ

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