rising magazine # 001

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e u s s I t Firs

100% Bodyboarding issue !

This is real Bodyboarding in Japan.




100%

Bodyboarding issue !

This is real Bodyboarding in Japan.

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#001

rising magazine is launched like a rising sun!! 遂にrising magazine が始動しました。朝日の様に日出ずる国の波 乗り雑誌。 それが rising magazine です。

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これが世界に誇る素晴らしい日本の波#1 Photos & Word by Masahiko Yoshioka / Nikon ALL RIGHTS RESERVED 2015

Sari Ohhara

Sari Ohhara goes to the left .

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勢力が急激に発達した台風のデカイうねりで、普段出来る所は全て クローズアウトしたこの日、地形の決まっているこのビーチブレイクの レフトの波を勇敢に乗りこなし、 さすが世界の沙莉だと思った。

波の大きな日はワクワクもドキドキもする。超朝一の波チェックは必須で、予想を立てながらベストな場所を決め るのだ。早起きは三文の得!って昔の人は上手く言ったものだ。 しかし、 日本全国はもちろん、世界中のポイントで サーフする時に絶対に気を付けなければならない事が沢山ある。例えば、車の停める場所の配慮もその一つ なのだ。 ローカルサーファーには最大限の敬意を払ってマナーとルールも守った上で行動して欲しい。


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Kowhey Yamaguchi 山口幸平はもう随分長い付き合いになる。多分彼が 高校を卒業する位の時に知り合った。彼はショート ボードサーフィンもスケートボードも上手く、音楽も やり、釣りも得意で凄く器用で感性も豊かでいつも 周囲に気を使い常に前向きで、 おまけに最高に面白い 人間なのだ。

波を求めて∼♪と言うタイトルの彼が歌っている曲を聴いた時、 あ!やっぱりこれなんだな。 と思った。サーファーの気持ちが表現されていて、彼のスタイルも格好良い。


この波は朝一で、彼にとって2本目の波。テイクオフしてドライブ ターンで加速して結構長いチューブに入り、出て来てすぐにもう一度、 波がチューブになるのを上手く合わせてなんとまたチューブに入り それをフルスピードで抜けて完璧にメイクしてみせた。一本の波で ダブルチューブをメイクとか羨ましい。

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この日はお互いに早起きして連絡を取り合いながら、 どこで やる?とか言いながらかなりの距離を走って り着いたポイ ントは貸切だった。

Yoshitada Kondo 台風のうねりがデカくなった日、 ここのポイントの波が やっと立ち始め、風は少し強めのオフショア。時々 入る台風うねり独特の、あの周期のセットの波は、 を剥き出しにしてサーファ立ちを襲うかの様に やって来る。 微妙なうねりの向きが違う波は、 レフトの 早い波や、 ライトの分厚いリップの波やチューブに なる波等の色々な波がある中、近藤義忠プロは、 慎重に波を選び、写真に残る凄い事をやってくれる。 遠田由美プロと波チェックを入念にする近藤義忠プロ。 『 あの波やばいね!あそこ超 浅くてホレてるよ! !』 この日の波はパワーもあって、 カレントも強くエキスパートオンリー のコンディションだった。

こうして良い写真は残るのだと思う。


そのホレた波にレイトテイクオフ気味に波の凄いホレるタイミングに 合わせて、 Take Off する近藤義忠プロ。 癖のあるこの日のコンディション は、轟音と共に波が炸裂していた。

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この日の遠田由美プロが掴んだ一本の波は今日一番の長いチューブになった。その波を上手く掴み、 奥深くのポジションからフルスピードで駆け抜け見事メイクした。 このシークエンスを撮影していた日の コンディションは結構オフショアの風が強くて台風一過での独特な空気だった。 しかもこの日はWQS日本人トッププロサーファー達が沢山居て、その中で、唯一、彼女だけがチューブを メイクした の がこの 写 真 な の だ 。完 璧 な チューブをメイクした 由 美プロは 旦 那 様 の マオウ君 に 、 お!いいねー!と珍しく褒められたらしい。 旦那様はショートボードとロングボードのダブルプロサーファーでもある、マオウこと遠田真央プロ。 由 美プ ロ はプ ロ ボ ディボ ーダ ーで 、夫 婦

ってのプ ロで もあり、九 州 の 延 岡 で サ ーフショップ、

コネクションを営んでいる。夫婦で「ショートボード」 「 ロングボード」 「 ボディーボード」の、3つの プロ資格を持つのは日本で遠田夫婦だけだ。 コネクションではキッズ達も育てていて、 ショートボードも ボディボードも将来が楽しみな子供たちも居る。遠田由美プロは、柴田泰之プロが作るYSボディボード に乗っている。 ウ エ ットス ー ツ ス ポ ン サ ー は あ の 老 舗 の D O V E が 出して い る 、彼 女 に 相 応し い ブ ランド の WAVE ATTACKなのだ。


Yumi Tohda

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この日の最大級のセットにTake Offした、高木聖岳プロは言わずと知れた日本のスタイルマスター。 Linxボディボードのブランドで、 自らハンドシェイプと全行程をこなす。 この一本の波でインパクトを らい、 板が折れてしまった。どんな波でも対応する彼は、今年から、2015JPBAプロツアーのコンテスト ディレクターと理事を兼任する事になった。 新たな挑戦の始まりにもなる今シーズンの活躍が期待される。

Masatake Takagi


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高木聖岳プロ独特のトップでのカービングスタイルがこれだ。記念すべきrising magazine の創刊号のカバーショットに輝いたこの一連のシークエンスは、 フルレールドライブターン をし、 フルスピーフドでリッピングし、凄いスプレーを出しながら見事にメイクして魅せた。

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シークエンスでも欲しい所だけシャッターを押した後、 これはカバーになるな!と撮った 瞬間に思ったのがこのショットだ。 日本で最も老舗、40周年の歴史を持つDOVE サーフィング ウェットスーツからスポンサーされているプロボディボーダーの1人でもある。 Team DOVE と言うのは日本人プロサーファーの中でも最強のチャンピオン達や一流 エリートビッグウエーバー達が所属する由緒あるチームなのだ。

Masatake Takagi


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西村優花プロのダイナミックなエルロロ。18番とも言える高さのある エルロロは大きなサイズの波でも目立ち、 ドライブを効かせたボトム ターンからのロロは圧巻。彼女とは随分と長い間一緒に撮影をやって いる。 メンタワイ諸島のボートトリップや、 リバーマウスでのセッション 等々、良い写真を残して来た。持ち前の明るさと頑張りで周囲にも 好影響をいつも与える存在でもある。

Yuka Nishimura


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大きな波に乗っていた西村優花プロは、 この波で長いチューブに入って残念ながらメイク出来なかったが、 その後、信じられ ない位程巻かれ、巻かれている時に数えた数が何と!7回転半も水中で回ったらしい。上がって来た彼女が言った一言は、 『やゔぁいっつ!!7回転半も回転して巻かれた!www』。西村優花プロがスポンサーされている板は、中津川賢プロが シェイプしているクリーブボディボードだ。

She is one of the cute and lovely Japanese top professional Bodyboarder:) こんな可愛いのにデカい波に乗ってもニコニコして いる、そのギャップが凄いと思う。小学生の頃からボディボードを やり続けている彼女はキュートでしなやかなスタイルで、全ての レディースボディーボーダーのファッションアイコン的存在でもある。


大月啓子プロは岡山県倉敷の出身で、波に魅せられて宮崎に移住した。

この波をスルーした後の次のうねりはどんな波になるのか?と、いつも

キュートなルックスとは裏腹にボディボードでは負けず嫌いな彼女は

ドキドキ、 ワクワクする瞬間。 ドルフィンスルーして水が綺麗で、キラキラ

イケイケな面も見せるが、実は凄く心優しい。作道正明プロが削るカノウ

して底まで見えて面ツルの波があればもうそれで十分満足だ。

ボディボードのプロライダーだ。

018 台風のバックスゥエルで突然昼前からサイズアップアゲイン! 高速でチューブを駆け抜ける高木聖岳プロ。 このショットの シークエンス、本誌創刊号の DOVEサーフィングウエット スーツの見開き広告にも掲載されている。

菊池央靖プロ。 この写真は、台風19 号のバックスゥェルで、一旦サイズ ダウンしてから、翌日の朝、胸位なの が、いきなり昼頃にサイズアップして 夕方には小さくなった。いつも良い 波 は 一 瞬 で 終 わる 。キクリンとの Photoセッションは初めてだったけど タイミングが合えば写真は残るのだ。 キクリンありがとう! !


昨年2014JPBAツアー最終戦宮崎プロで見事プロ宣言した宮崎期待のホープ、ハリーこと矢野 晋平プロ。爽やかなイケメンでダイナミックなエルロロが特徴でパワフルなマニューバースタ イルは、師匠の池田雄一プロと同じ、岩波重之が削るロックウェイブボディボードに乗っている。

的本明プロ。彼もロックウェイブボディボードに乗っていて地元ではターゲットと言うお店を 構えている。池田雄一プロからの影響も多く、彼もボディボードの普及に努めている一人。

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020 宮崎を代表するプロボディボーダーはこの人、 池田雄一プロだろう。 大阪枚方市出身。 関係ないが何と僕と同じ故郷なのだ。若い頃から宮崎の波に魅せられて移住した 一人で、市内のサーフショプの老舗New Wave の番頭さん。宮崎でのボディボードの 普及に努め、兄貴分的存在。Rock Wave ボディボード、Be Wet ウエットスーツのプロ ライダー。小さい波からBig Wave まで難なく乗りこなすオールラウンダー。

Yuichi Ikeda


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ようやく日の目を見たこのショットも、 まだ出ないのですかー?と多分 3回以上は聞かれたと思う。 雄一君、お待たせしました∼。今年はもっと凄いの御願い致します∼。


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大原沙莉プロは昨年度の 2014JPBAツアーのグランドチャン ピオン。世界ツアーも多くの優勝 や好成績を残し、 まだまだ行ける 若干20歳になったばかりの日本 を代表するトッププロの一人でも ある。その沙莉が乗ったこの一本 は凄かったの一言に尽きる。 超ホレ上がった波にTake Off して、 バランスを崩してしまうもすぐに リカバリーしてチューブに突っ込 んで行く言う猛チャージも、 世界の パイプラインやハワイでの経験、 世界ツアーでの経験が役に立って いる。

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Sari Ohhara

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数々の輝かしい戦歴で、2014年APBワールドランキング4位になり、ワールドチャンピオン争いで一歩リードしている。 畠山美南海プロ、鈴木彩加プロ達と共に最も世界に近い存在。ベネゼイラで2012年に行われた、ISA World Bodyboarding Championshipで、OPEN WOMEN クラスで大原沙莉が見事優勝してゴールドメダルを獲得したのは記憶に新しい。 これからも 世界の沙莉としてワールドチャンピオンを目指す。榎戸輝と並んで、Vボディボードの看板プロライダーの一人でもある。 沙莉の弟は若手プロサーファーで日本を代表する世界の大原洋人プロ。兄弟でトッププロとは凄いの一言だ。


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遠山純プロが乗ったこの波も凄い波だった。彼に掲載締め切り直前にこの ショットを見せたら、 『やばー! ! !よろしくお願いします! !』 彼は昔横浜にあった 人工波が立つプール、 あの伝説のワイルドブルーヨコハマ出身だ。撮影の時 には、いつも他のプロとは明らかに違う事をやる。さすがに、チューブに 突っ込みながら時計を見るのは辞めたみたいだ。NMDボディボードに乗り、 榎戸崇人プロのチームメイトでもある。 ウエットスーツはバスター。

榎 戸 崇 人プロ。2 0 1 4 年 J P B Aグランド チャンピオン。 彼は有名な榎戸ブラザースの 弟で、 ライバルでもある兄の榎戸輝プロと 共に昨シーズンの2014JPBAプロツアーで、 壮絶なチャンピオン争いをした。 千 葉 に あ る ボ ディ ボ ー ド ショッ プ BROTHERを榎戸兄弟で経営をしている。 ウエットスーツはVasterwetsuits、NMD ボディボードのトップ看板ライダーでも あり、その輸入 も手がけている。数々の 強豪を抑えてオーストラリアの国内ツアー で も 優 勝 経 験 が あり世 界 ツ ア ー に も 積極的に参加している。


Jun Tohyama

遠山純。 こんな事をやる彼はどこか日本人離れした動きでダイナミックな 技とスピードが信条。

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Hayato Enokido


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ここまでお送りした、記念すべき創刊号、rising magazine #001はいかがでしたか? インターネット上で無料で見れるマガジンをようやくやっとの事で作る事が出来ました。創刊 号は僕のやりたかった事の一つ、Bodyboarding 100%特集号がこの創刊号です。2シーズン に渡って日本の素晴らしい台風の波で撮影した写真はまだまだ沢山あります。次号ではその 第2弾として、新しいこれから撮影するであろう写真と共にお送り致します。この、rising magazine#001と、 まもなくリリースする特別増刊号も見て下さいね。1980年代から1990年代 まで撮影して当時の月間サーフィンライフに掲載された作品の、Back to the 80-90 sを是非お 楽しみ下さい。最後に、撮影に協力頂いたプロボディボーダーやプロサーファーの皆様、カメ ラ機材をいつも最高のコンディションにして頂き、スポンサードして頂いて、僕の我儘をいつ も聞いて頂いているNikonイメージングジャパンNikon NPS様、risingマガジンのWebサイトの制作スタッフの皆さんや、色々なアドバイスを頂いた皆様、そして、創 刊号に広告を出して頂いた、Nikonイメージングジャパン様、DOVEサーフィングウエットスーツ様、Linxボディボード様、サーフフショップの皆様、等々、 ここに感謝 の気持ちと御礼を記しておきたいと思います。本当にありがとうございます! ! !今やっと、rising magazineは、Take Off したばかりです。 これからも、読者の皆様、 メーカーの皆様、 どうかお手柔らかに今後とも宜しく御願い致します! ! ! ! ! rising magazine Executive Producer,Photo Editor and also Senior Photographer, *Masahiko Yoshioka 吉岡昌彦


また 次号でねー。 バイバーイ!

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Thank you !! NEXT Issue #

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次号予告

∼これが世界に誇る日本の素晴らしい波2、 スペシャルインタ ビュー等。 そしていよいよ、rising独自の目線で、Surfing 、SK8 にもフューチャーして行きたいと思います! ! ! 最 新 情 報 等 は 、N e w s や、r i s i n g X m y p 、r i s i n g m a g 公 式 Facebookページでもどうぞ。 rising magazine #002をお楽しみに☆

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