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STOCKHOLM 。 。 59 19 '46 ''N, 18 4'7''E

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港のパワーでブラウンフィールドを再編する

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ヴァータン・フリハーエン、ストックホルム、スウェーデン ストックホルムにおける一つの旧工業地域であったヴァータン・フリハーエン地域は、スウェ ーデンの代表的ブラウンフィールド再生事例であるハマルビー・ショースタッドの経験と知恵 を踏まえて、ストックホルム政府により提出された「Vision 2030」計画の下、既存港の事業 を更新することで、環境配慮型の都市開発が行われている。ローヤル・シーポート・イノベーシ ョンプロジェクトの重要な一部として、対象地域であるヴァータン・フリハーエン事業は、既 存工業跡地の建築を活かしながら、公共交通ネットワークを拡張することで、インナーシティ ーの創出を目指している。

1 ヴァータン開発地域全景 2 旧工業地帯の分布状況 3 対象敷地のゾーニング計画

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Stockholm, n Sweden

59 19 ' 46 ''N, 18 4 ' 7''E

1996.9.17   

開発方針の策定

旧工業地域の潜在力を発掘

2003

ハマルビー開発の開始

2007

Vision 2030計画の提出

趙 維雍

2010

ストックホルムの居住人口が83万 ヴァータン地域施工の開始

2013

既存工場の移転・土地造成の開始

2015

住居・オフィス施設使用の開始

2025

対象地域内の世帯数が1万

2030

ストックホルムの居住人口が183万

ヴァータンモデル ヴァータン・フリハーエン地域は、ストックホルム中心部か ら東北約3kmのバルト海周辺にある。約236haの敷地内 に、居住人口約1万世帯の住宅、就業人口約3万人の床面積 60万平米の商業・海港観光施設を複合させたブラウンフィ ールド再生事業である。ストックホルム政府により提案さ れたローヤル・シーポート・イノベーション事業の一部と して、その前に同じストックホルムの成功再開発案例ハマ ルビー・ショースタッド事業の経験と知恵を踏まえて行われ ているプロジェクトである。開発計画立案は、ストックホ ルム市都市計画局とストックホルム市港運営会社を中心に ほかの関係機関および民間ステークホルダーが協力した。 ハマルビー事業に生まれたハマルビーモデルの上に、さら に環境配慮型開発の事業方針に従って、ヴァータン地域の 地理環境と経済位置に応じて、新たなヴァータンモデルを 開発した。 ハマルビーモデルに比べて、ヴァータンモデルはより一層 にサステナブル・デザインを核として提案されたものとし て、主に排気抑えた水上交通、環境配慮型エネルギー利用 、都市空間プログラムとインフラストラクチャー整備4つ の部分に構成された。新しい技術の利用と既存条件両方と も強調し、計画コンセプトより実施の可能性も重視する開 発モデルである。必要要素の用意だけではなく、その間の 関係も明確する。例えば、海運と観光の開発につれて外部 人口がヴァータン地域に集中する。移動のニーズに合わせ て、ライト・レールを始め都市中心までの陸上交通手段ネ ットワークを充実する必要がある。さらに、良い投資環境 を営むため、ある程度高密度の住居・商業・オフィスの環 境も計画された。建物の間に、海水を活用する冷却制御ス テムユニットを設けることで、港地域のエネルギーの消耗 を抑えて、環境配慮型のブラウンフィールド再生事業の成 功を図る。モデル中の各要素の機能を最大限に発揮しなが ら、各々の利益を守ることができる。

Vartan Frihamnen Model

事業の目標および戦略意義 バルト海地域はストックホルムの発展に対して、重要な 戦略の意義を持っている。バルト海の海運と観光事業の 開発は、都市に膨大の経済利益を持たせる同時に、スト ックホルムの地域地位も高めることができる。だから、 ストックホルム市政府にとって、既存ブラウンフィール ドを再生し、充実な都市機能および交通手段の導入が将 来発展に重要な機会である。また、都市政府などの行政 機関と民間企業・組織の協力によって、再生事業はイン フラ整備、土地開発などとつながり、地域の各業界に新 しい事業展開の機会を与える。海運と観光事業の開発す ると外部人口の集中により都市人口が増加し、住宅需要 に合わせて、ヴァータン地域を再開発の対象として位置 づけ、海港都市をテーマに開発目標を策定した。

Vision 2030 計画 Vision 2030 計画は、2030年までにストックホルム市は世 界クラス都市に達成するための総合的な都市戦略計画案 である。その提案の中に、ローヤル・シーポート再生提 案以外に、スマートシティー、生活・生産の質の改善、 インフラ整備など分野の計画がある。ストックホルムの 都市人口は2030年に183万に至ると予測されている。( 2010年までの居住人口は83万)都市人口の増加が持たせ るのは、膨大な都市・社会問題だけではなく、都市また 地域に新しい産業の創出など発展の機会でもある。都市 政府からの戦略的な取り組みのVision 2030 計画は、地域 と業界の協力によりできた。これから、進行状況を監視 し、介入を評価するためには、計画の目的を達成するた めに重要な課題である。

海港の潜在力を掘り出す ヴァータン・フリハーエン地域はバルト海域の有名な港と して知られている。2008年まで年間約2800万人の中に約4 割の人が船でストックホルムを訪ねていた。ヴァータン・ フリハーエンはストックホルムの最大の港である。巨大な 観光団体は都市に経済利益を持たせながら、地域のホテル 、飲食店、商業などサービス産業の発展も促していた。平 均消費金額は約265ユーロで、観光の収入は政府財政の約 23%を占めた。しかし、施設とインフラの整備の不足のせ いで、ヴァータンは想定された利益をもらえなかった。調 査結果により、バルトエリア交通線路の開発につれて、ヴ ァータン港の利用率の増加率は年間15 42%がある。だか ら、港地域の再生および複合施設の配置が、ストックホル ム市政府と関係企業の重要な課題である。

開発の柔軟性および必要条件 ヴァータンは世界クラス都市の玄関口として機能性と美観 性が不足である。しかし、①都市中心に暮らす傾向にある ②住居環境の不備③世界範囲の経済危機に影響されていな いという短い期間に再生事業に効果する前提として3つの 条件がある。ただ、事業のリスクを抑え、ヴァータン地域 再生事業の持続性を体現するように、政府は世界経済景気 状況に応じてAとB二つ候補予備案も計画した。A案は、当 時自治体だ提案した計画と一致である。B案は、再生事業 将来の再発展の基礎条件を示した。以下の3つの要素はA、 B両案に重要な影響を与える。①既存フェリー・ターミナル を北に移転する。②物流コンテナ・ターミナルと倉庫を南

scenario A

scenario B

岸にある新しい物流ポートに移転する。③ストックホル ムの特有な陸上交通手段ライト・レールの配置。ライト・ レールは港から都心まで一番効率的な交通手段として、 ヴァータンモデルの不可欠の部分である。さらに、港エ リアの線路の配置により、都市範囲の交通ネットワーク も完備することもできて、港区域内に線路沿線の都市機 能を高める。A、B両案は豊かな海岸都市の未来像の柔軟 性と多様性を示す同時に、経済状況を始めの前提条件を 配慮し、ブラウンフィールド再生事業のリスクを最大限 に抑える。本事例は、交通事業の開発を契機とした都市 空間再生の先例の経験を活かしながら、旧工業地域の潜 在力を掘り出した。改めて都市開発の持続可能性の戦略 意義を示した。 参考文献 1) Stockholm,building the city inwards: http://repository.tudelft.nl/view/ir/uuid:2cf0c5d2-5200-4ecd-bfb3-812659226334/ 2) Stockholm Royal Seaport Innovation:http://www.stockholmroyalseaport.com/en/ 3) Vision 2030 -City of Stockholm: http://international.stockholm.se/governance/vision-2030/ 4) Case study of Hammarby Sjostad: http://www.solaripedia.com/files/717.pdf

Urban Regeneration _Stockholm, Sweden  
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