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P O R T F O L I O Yui Nakayama Selected Works 2019-2020


PROFILE

2017 年 京都工芸繊維大学 入学 2019 年 京都工芸繊維大学 米田中村研究室 配属

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CONTENTS

Case Study House #20 (by Richard j. Neutra) Extention

04-10

軒下の家

12-17

丘でつながるまち

18-22

つながりを編む

24-32


Case Study House #20 (by Richard j. Neutra) Extention 作成期間:2019/11 ~ 2020/2 形態:増築 使用ソフト:Archicad,llustorater,Photoshop 4 年時設計課題。1945 年から 1966 年までの間にアメリカ合衆国 カリフォルニア州で作られた提案住宅ケーススタディハウスのうち、 20 世紀を代表する建築家の一人リチャード・ノイトラによる設計の #20『Baily House』の増築課題。 今回は写真家で現代美術家の杉本博司のアトリエを増築する。 緑に囲まれたこのアトリエで彼は、ある時は発想を膨らませ、ある 時は疲れを癒し、ある時は地域の人々へ向けて個展を開く。

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ANALYSIS Location : 219 Chautauqua Boulevard,Pacific Palisades この住宅は、リチャード・ノイトラが 1947 年から 1948 年の間にベイリー夫妻 という若夫婦の為に建てた平屋住宅である。 将来生まれてくる子供たちを収容するため、 設計時より増築を予想された設計であった。 実際、現在までにノイトラによって三度の 増築が行われた。 水回りの設備が集約されたユーティ リティ・コアとホールを中心に、プラ イベート空間 ( 寝室)とパブリック空間 ( リビング)が分けられている。 このユーティリティ・コアはノイトラ が研究していたプレハブ工法への試みの 一つだった。 入り口の通りに面した方向は壁で囲わ れ閉鎖的であるが、中庭に面した部屋は 大開口によって開放的な空間である。 テラスの大きなガラスのスライド式間 仕切り戸は屋外との関係をより親密にし、 屋外と屋内との境界を曖昧にする効果が ある。 家族間・外部それぞれのプライベート、 パブリックに配慮した住宅である。

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EXTENTION

現代美術家であり写真家、建築も手掛ける杉本博司のアトリエとギャラリーを設計する。 既存の住宅が木造であるのに対し、増築部は鉄骨造である。日々の生活を営む「住宅」 と彼の芸術的センスを磨く「アトリエ」とを対比させ、杉本氏の世界観を尊重するような アトリエ・ギャラリーを目指した。 ギャラリーでは彼の作品や趣味の古美術収集で集めたコレクションを展示する。 アトリエとギャラリーは一直線でつながり、アトリエへ続く緩やかなスロープを進むにつれ 徐々に視界が暗くなる。アウトプットの場である「アトリエ」と作品を展示し、眺めながら リラックスする「ギャラリー」の空間を明暗によって対比させることによって緊張と緩和が 生まれる。そして双方を繋ぐスロープ空間で立ち止まり、あるいは座り込み中庭を眺めなが ら考えを巡らせる。 ギャラリーからアトリエまでの一連の空間が彼の仕事場となる提案である。

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DIAGRAM

DIAGRAM

北から南に矩形をずらしたプラン の延長線上に増築部を配置する。

北西から南東に向けた矩形のプラン とその動線に、増築によって北東から 南西への動線を新たに生み出す。

増築部をガラス張りにすることで、 中庭や外部の自然をより身近に感 じながら建物自体も自然に溶け込 む効果をはかる。

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S=1/300

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5

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20(m)

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PLAN S=1/300


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S=1/300

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terass

2000

150

20(m)

Atelier

Gallery

A-Aʼ Section S=1/300


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軒下の家 作成期間:2019/4 ~ 2019/5 形態:高齢者介護施設 使用ソフト:Archicad,llustorater

3 年時設計課題。学校近辺の自動車教習所に地域交流を有した 都市型高齢者介護施設を設計する。高齢者介護施設の形態として は、グループホームとデイサービスが併設された施設である。 軒下空間を利用することによって生まれる外部とのつながりに 着目し、その空間が生む開放感、地域とのつながりを活かして、 軒下にちょっと雨宿りする感覚で人々が自然に集まる、活力の ある老人ホームを目指した。

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DIAGRAM

軒が地面へと延びるように敷地全体 に伸びて広がり地域に開く

ボリュームの間の抜け空間は、

ホールに中庭、施設外に外庭を設け、

エントランス側は閉鎖的に、

さらに中庭を二分することによって

住居側は緑を配置

外部空間の変化を演出

「家」のもつ軒下空間を老人ホームに落とし込むため、それぞれの機能をもった「家」を ホールを中心に展開

中央のホールを中心に展開したプランに沿って敷地全体に伸びるような勾配屋根とホール によって軒下共有スペース、室内共有スペース、ホール型共有スペース、といった多様な 共有スペースが生まれる。

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N

S=1/400 0

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1F PLAN S=1/400

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20(m)


2F PLAN S=1/400

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RF PLAN S=1/400

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B-Bʼ SECTION S=1/400

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S=1/400 0

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丘でつながるまち 作成期間:2019/5 形態:ランドスケープ 使用ソフト:llustorater

3 年時設計課題。学校近辺の自動車教習所に設計した 老人ホーム周辺に地域の交流拠点となるランドスケープ を設計した。 ホールを中心に屋根が勾配をつけて敷地全体に伸びる 老人ホームを一つの丘に見立て、ランドスケープ敷地に 様々な丘を設けることで老人ホームと一体化させ、山に 囲まれた松ヶ崎の地に自然と溶け込み人々の交流の場と なるランドスケープを目指した。

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松ヶ崎西山に囲まれた緑あふれるこの地域に 丘のような老人ホームとともに地域になじむ なだらかな丘を計画する 丘と丘の間の谷部は人の流れと集まりをつく りだす

東の小さな公園とその道には春になると美しい桜 が花を開かせる。桜の道からの動線の先の丘に 桜の木を配置し、東からの動線にまちと一体感を もたせる

松ヶ崎駅からアクセスしやすいエントランスには、 まちになじみのあるイチョウの木を配置。 工繊大のイチョウ並木のように駅から来る人々 を優しく迎え入れる

敷地北側に松ヶ崎西山「妙」を望めるだけでなく、 広場全体を一望できる展望の丘を配置し、敷地中央 には、ランドマーク的役割も担う老若男女誰もが憩う 花畑の丘を配置

N

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DIAGRAM

敷地の中にそれぞれの丘を配置することで、広場の中に「山」部分と「谷」部分が生まれる。アイレベルの 変化と空間環境の変化が生まれ、それぞれの場所の機能がより明確となる。それにより「山」部分と「谷」 部分双方に人が集まる空間ができる。

SPRING

AUTUMN

「谷」部分に生まれた広場はランドマークのような花畑の丘に隣接した「噴水広場」、老人ホーム側には 「ウッドデッキの休憩所」、東の公園からの動線の延長上にある桜の丘に隣接した広場には子供たちのため の「あそびの広場」と称した砂地の広場を設けた。

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N

SITE PLAN S=1/1200

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つながりを編む 作成期間:2019/6 ~ 7 形態:コンバージョン 使用ソフト:Archicad,llustorater 3 年時設計課題。京都市上京区丸太町にある元待賢小学校を保 存・改修・増築し、現代のメディア社会に対応した「メディアセン ター」にするとともに明治以来の待賢学区としての歴史を持ったこ の地区のコミュニケーションの基地となる「コミュニティセンター」 としてコンバージョン計画を行う。 そこで地域密着型の「生活」「保健」「教育」の三つの機能を備えた 相談メディアセンターを提案する。 既存の小学校の歴史的価値を保存しながら、ガラスと緑を多用した 新築部で新たな道と動線を生み出す。 既存と新築、人と人をゆるやかに繋ぐ新築部によって誰もが気軽に 立ち寄ることができるメディアセンターを目指した。

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SITE

元待賢小学校。京都市上京区丸太町通黒門東入藁屋町 536-1 に位置する。 地下鉄丸太町駅から徒歩十分ほどで到着し、住宅街に囲まれている。 1939 年竣工の鉄筋コンクリート造。エントランスのアールデコ風丸窓が印象的な建物である。

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2F PLAN S=1/500


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S=1/500 0 2

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BF PLAN S=1/500


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WEST ELEVATION S=1/500



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