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xcellence in test & measurement

Tom Myers Senior Hardware Engineer Anritsu Company tom.myers@anritsu.com

USB (ユニバーサル シリアル バス) は、市場でのポート数が 数十億個に上り、ホスト デバイスとペリフェラル デバイス間のギ ガビット未満の接続では定番のインターフェイスです。しかし、 USB 規格には厳しい突入電流や定常状態動作電流の制約があ ることから、バスパワー デバイス アプリケーションに関しては、 FPGA よりも、性能も柔軟性も低いマイクロコントローラー ソ リューションに軍配が上がっていました。 ザイリンクスの低消費電力デバイス ポートフォリオに新た に Artix®-7 が加わったことによって、この状況は一変しまし た。システム レベルの電力変換効率と起動順序に注意を払い、 Vivado® Design Suite の消費電力見積もりツールおよび最 適化ツールを使用することで、厳しい制約を乗り越えて、高集積 のカスタマイズされた高性能バスパワー デバイスを設計できる ようになりました。 本稿では、Artix-7 MicroBlaze™ ベースのプラットフォーム を使用して USB 2.0 ハイスピード バスパワー デバイスを設計 する方法を説明します。Anritsu Company (アンリツ) では、 最近、マイクロ波電力計測製品をこのアプローチにより開発しま した。新しいデザインの USB 2.0 ハイスピード インターフェ イスでは、前世代の製品に使用されていたマイクロコントロー ラー ベースの USB フルスピード ソリューションと比べて、計測 スループットが大きく向上しています。計測スループットが向上 すると、生産試験アプリケーションの試験時間が短縮され、顧客 のコストを削減できます。

システムの設計 当社プロジェクトの重要な課題は、定常状態での電流引き込み 値 500mA (公称 5V) の制限があることでした。そのため、シ ステム設計は、消費電力値の改善に注力しました。データシート の数値から、標準および最大の電流引き込み値を計算して、消 費電力バジェット スプレッドシートを作成しました。

http://japan.xilinx.com/

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ザイリンクス Xcell Journal 日本語版 93 号  

Xcell Journal 93 号のカバーストーリーでは、急速に進化し、これまで以上に複雑な医療機器市場において、ますます重要になるザイリンクスデバイスについて考察します。そのほか、魅力的な方法論と実用的な ハウツー記事を紹介しています。

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