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CES2018 レポート IoT・スマートホーム・スマートシティ編

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CES2018 レポート:IoT・スマートホーム・スマートシティ編 概要: 2018年1⽉9〜12⽇に⽶国ネバダ州ラスベガス市で開催された世界最⼤規模のコンシューマ向け家電⾒ 本市「CES」より、IoT・スマートホーム・スマートシティに関する報告をまとめる。 3つのジャンルのうち特に注⽬されていたのがスマートシティである。CTAによるとスマートシティへ の世界的な⽀出は2020年までに340億ドル以上に達し、2025年までに世界で88のスマートシティが誕⽣ すると予測している。それにあわせて。CTAはCES 2018において「CESスマートシティ」を⽴ち上げ、 スマートシティ・マーケットプレイスを新設し、Westgateホテルを会場に関係者の出展を集めた。 また、政策⽴案者や⾏政の当局者、業界のイノベーターらが参加して、多数のカンファレンス・セッ ションを実施。そこには⽶国の閣僚や議員、海外の⼤⾂らも含まれ、政府機関のリーダー的⽴場の⼈ たちが全体で数百⼈参加したとCTAでは発表している。

スマートホームはサンズエキスポ会場に集約され、家電メーカーのみならず、住宅、インテリア、住 設機器メーカー、インフラ整備会社、エネルギー開発など幅広い出展内容になっていた。 傾向としては単体での出展は少なく、複数の企業がコラボレーションする形で、トータルなソリュー ションとして技術を提案するという内容が多かった。スマートシティもそうだが、事例では先⾏する ヨーロッパや新規市場として⼒を⼊れている中国からの出展が⽬⽴った。

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IoTについは昨年までは家電メーカーの多くがキーワードとして使っていたが、⽤語としてあいまいさ があるせいか、今年は“スマート”という⾔葉に置き換えられつつある印象があった。デバイスもあっ たが、スマートシティやスマートホームのマーケットプレイスの⼀部として、ネットワークとの連携 やセキュリティ技術関連の出展の中に位置付けられているケースが多かった。

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スマートシティ・展示:

CESでは新たにスマートシティ・マーケットプレイスを新設し、5Gネットワークテクノロジー、IoT、 パーソナルモビリティ、電気⾃動⾞・⾃転⾞などを提案するメーカーが出展。ヨーロッパからのスタ ートアップや、⼤⼿メーカーの出展もあった。 対象がスマートシティ全体になるため技術的には専⾨的な内容が多く、都市計画にまで及ぶ広⼤な話

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題が取り上げられるなど、これまでのCESの出展内容からするとかなり違いがある。出展内容もアイデ アレベルやプロトタイプ製品が中⼼。それだけに未来を感じさせる内容であった。

昨年セントラルホールに出展していたエリクソンは、スマートシティのみの出展に絞り込み、5Gテク ノロジーをベースに、⾃動運転⾃動⾞やモバイル、IoT機器と連携したスマートシティづくりのための ネットワークインフラやソフトウェア開発を紹介していた。

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地域をスマート化する総合的なソリューションを提案するKOREでは、数⼗年前から最新のテクノロジ ーを都市⽣活に反映するため、ネットワークやテクノロジー企業、キャリアとの連携を図ってきた実

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績を持つ。IoTの運⽤など細かいところまで導⼊をサポートできるのが強みだという。今後、⽇本を含 むアジアでも展開を進めたいとしていた。

スマートシティの提案は多岐にわたるため、様々な企業がパートナーシップを組んで取り組むのが当 たり前になっている。国や都市でそうした取り組みに⼒を⼊れることで、関連ビジネスを成⻑させて

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おり、カナダやフランス、ドイツなどがそうしたソリューションを提供する企業を集めてパビリオン 形式で出展を⾏っていた。

スマートシティで⽬⽴っていたのが、都市の新たな移動⼿段となるパーソナルモビリティを開発する スタートアップの存在だ。カリフォルニアのスタートアップAMPRE MOTERは都市で⾛りを楽しむ⼈たち

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に向けて開発したロードスタータイプの電気⾃動⾞のプロトタイプを展⽰。1度のチャージで160km⾛ れる燃費の⾼さが売りとなっている。価格は9900ドルと⾼額だが、スマートシティにおいて排気ガス が出ない電気⾃動⾞は必須であり、テスラに続く⾼級EVカーメーカーとなるかもしれない。

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電気スクーターで⼤規模なブースを出展していた「UJET」は、ルクセンブルクを拠点とするスタート アップ企業である。タイヤの中にあるモーターで⾛る仕組みで、最⾼時速は40マイルと93マイル出せ るタイプがある。最も⼤きな特徴は、シート部分を外してキャリアバッグとして持ち歩くことができ、 さらに本体も2つに折り畳んで移動させることができる。

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フロントに付けられたカメラでドライブレコーディングが可能で、それらはタッチスクリーンディス プレイでスマホのように操作できる。ロックもスマホからコントロールでき、盗もうとして動かすと アラートが通知される。8000〜1万ドルと⾼価だが、デザインのスタイリッシュさと多機能さで⼈気が でるかもしれない。

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スマートシティ・カンファレンス: 基調講演(メディア発表会)でもBOSCH、フォード、パナソニック、トヨタらが、スマートシティをテ ーマの⼀つとして取り上げており、今後⼒を⼊れていく分野であるとしている。他にも⽇産やホンダ、 Intel、クアルコムなど100以上の企業がスマートシティ関連の展⽰を⾏っていた。 また、⽶国内ではデトロイト市がスマートシティに⼒を⼊れる都市として注⽬を集めており、それら

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に関連するカンファレンスも⾏われた。他にもラスベガス市、ベルリン、カナダ、EU、広州、といっ た地域からスマートシティ関連の出展が⾏われていた。

カンファレンスでは、スマートシティにおける安全性についても議論され、センサーネットワーク、 ヒューマンインテリジェンス、データ、テクノロジーツールなどを今後いかに活⽤していくかをテー マにしたセッションが⾏われた。 ⾃動運転⾃動⾞の技術を⽀えるBOSCHは、より快適な⾛りを提供するための技術として、渋滞情報のモ ニタリングや駐⾞スペースの空き情報などをリアルタイムで提供するシステムを提案。さらに、駐⾞

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場では⾃動で駐⾞まで⾏う技術も提案しており、ドライバーが時間を効率良く使えるだけでなく、駐 ⾞場で起きる事故や盗難を防ぐこともできるとしている。他にも⼤気観測を⾏うデバイスやクルマの シガーソケットにプラグインで設置できるコネクテッドカーデバイスなどを紹介していた。

フォードも基調講演で⾃動⾞とスマートシティを連動したスマートシティ構想を⼤々的に発表してい た。⾃動運転⾃動⾞が普及するには、⾃動⾞の技術だけでなく道路や街などのインフラもあわせて進

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化する必要があり、社会の在り⽅そのものも変⾰されなければならないとしている。そのためフォー ド社⾃⾝も⾃動⾞メーカーから新しい社会を作る企業になるとアピール。20世紀のクルマ社会を築い てきたフォードがスマートシティでも率先して技術やアイデアを提案し、実施すると⼒を⼊れていた。

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これまで⾃動⾞やロボットなど製品開発技術に⼒を⼊れてきたトヨタがスマートシティについても⼒ を⼊れていくと発表。⼈の移動だけでなく、モノや情報の移動も⽀えていくために、ドライバー席が ない新しい⾃動運転⾃動⾞のコンセプトカー「e-Palette」を発表して、話題になった。

パナソニックは街全体の機能と合わせて移動を旅のように考えるスマートシティのアイデアを展⽰。

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昨年も同様にスマートシティ構想については⼒を⼊れた展⽰を⾏っていた。

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スマートホーム

スマートホームは出展企業が増えたことと、各ブースの規模が⼤きいことからサンズエキスポで最も ⼤きい展⽰エリアを占めるようになっている。住設メーカーや電気配線関連のインフラ周り、インテ リアやガレージなど出展内容も幅広く、ヨーロッパメーカーの参⼊も多い。

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スマートホームでIoT関連技術を展⽰するブースも多く、それもハードウェア機器や設備だけでなく、 それらを運⽤するソフトウェアの開発までトータルに⾏うといったブースの出展が今年は⽬に付いた。 規格ごとにアライアンスも設⽴されており、そこから出展しているという中⼩メーカーやスタートア ップも増えているように⾒えた。 スマートコンセント(挿し込むだけでネットワークに接続できる)などの規格標準化を進めている団 体のZ-Waveは、デバイスの監視と管理まで⾏うウォールプラグをFibaro社と開発。電気使⽤量をモニ

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タリングしたり、可視化したりでき、価格も60ドル程度に抑えられている。停電の多い欧⽶では電⼒ のモニタリングに対する需要が⾼いことから同様の新規参⼊技術も増えており、先⾏して規格開発を 進めてきた強みを活かして、より多くのパートナーを組むことで普及を進めようとしている。

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スマートホームは欧⽶では導⼊が進んでいるが、設定の⾯倒さやコントロールのためのユーザーイン ターフェイスをどうするかが課題になっている。 現時点では、スマホやタブレットで操作できるよう、開発はApple HomeやAndroid Thingsで⾏い、コ ントロールはモバイル端末の専⽤アプリかGoogle AssisantやAmazon alexaのような⾳声アシスタント

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を使うという流れにある。

現時点では、特に優れた技術は⾒られず、開発に取り組み始めたばかりという印象なので、先進的な 事例が出てくるのは来年あたりからになるかもしれない。

やや先⾏しているといえるのが、スマートホームとそのセキュリティ技術を開発するCOMMAXが独⾃に 開発した⾳声認識スピーカー「ANSWER」と「Smart Mirror」だろう。Google assistantとAmazon alexa

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に加え、マイクロソフトの⾳声アシスタント MS CortanaとIBMのAIクラウドサービスのWatsonのすべ てに対応したデバイスで、どのサービスもマルチに利⽤できるのが特徴。どのサービスを利⽤するか

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は、ウェイクワードで判断するが、どのサービスがより最適なのかも使ううちに判断できるようにす

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るという。利⽤できる機能としては、訪問者の確認、ビデオ通話、さまざまなIoTデバイスの制御など、 ありとあらゆるスマートホーム機能に対応できる。

スマートホームよりも⼤規模なスマートビルディングやスマートシティに必要な技術の標準化や新技 術の開発に取り組む団体も登場している。フランスのSBA(Smart Buidings Alliance)は2012年に創 設され、215の組織が参加している。テクノロジーメーカーをはじめ、建築家、建設業、サービス、コ

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ンサルタント会社などが⼀緒に交流することで、新しいアイデアの可能性に取り組んでいくとし、⽶ 国市場の開拓にもいち早く取り組んでいる。

スマートホームではセキュリティ関連サービスの出展も⽬⽴つ。ネットワークカメラやセンサーを使 った監視やスマートロックといったデバイスから、ネットワークそのものを監視するサービスなど対 象も幅広くなっている。⽣活のデジタル化が進むのにあわせて、これまで企業が採⽤していたような セキュリティサービスを導⼊する必要が出てきている。

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スマートホームのセキュリティ管理を⾏うデバイスとサービスを開発し、5億⼈のユーザーを抱えるサ イバーセキュリティ技術企業のBitadefenderは、スマートホームに不可⽋なネットワークを管理する 「Honoree Bitdefender BOX 2」を発表。セキュリティカメラからパソコン、スマホ、冷蔵庫まであり とあらゆるネットワークにつながったデバイスを監視する。⽇本ではソフトバンクがサービスを展開 している。

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IoT これまでIoTはネットワークとつながった家電やデジタルデバイスとして位置付けられ、昨年は様々な ガジェットにネットワークSIMを搭載して常時接続し、データ分析などを⾏う技術が多数展⽰されてい たが、今年は個々のデバイスではなく、農業や⼯場、スマートシティを⽀える技術として紹介されて いるケースが多かった。

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エリクソンがT-Mobileと開発するIoTソリューションでは、農作物の管理にIoTを活⽤し、収集された データを元に温度管理空⽔や肥料を与えるタイミングまで状況に応じて最適な⽅法を提供するソリュ ーションなどを出展していた。

⾯⽩いところでは、ドローンがスマートシティを⽀えるIoTの⼀つとして位置付けられていたこと。 BOSCHやNXP、hereらが展⽰発表の中で広範囲のデータを定期的に⾃動収集できる⼿段としてドローン

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を活⽤するアイデアを提案していた。(写真はNXPの展⽰)

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同じく、街中を移動する⾃転⾞や⾃動⾞、その他のパーソナルモビリティはIoTの⼀つであるとも考え られ、そこから集められるデータを都市計画の改善に活かしたり、あるいはシェアリングエコノミー サービスで応⽤したり、といった提案をしているところもいくつかあった。

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ユニークなデバイスとしては、オランダのスタートアップが開発している「Velco」がある。⾒た⽬は ただの⾃転⾞のハンドルだが、GPSと各種センサーが備わっており、取り付けるだけでどんな⾃転⾞も スマート(IoT)化できる。イノベーション・アワードと事業実現性の⾼いスタートアップを表彰する コンテストShowStoppersで最優秀賞をそれぞれ受賞している。

以上

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