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CES2018 レポート 家電・ガジェット・新規プロダクト編


※裏表紙(ブランク)


CES2018 レポート:家電・ガジェット・新規プロダクト編 概要: 2018年1⽉9〜12⽇に⽶国ネバダ州ラスベガス市で開催された世界最⼤規模のコンシューマ向け家電⾒ 本市「CES」より、家電、ガジェット、新規プロダクトに関する報告をまとめる。 CESの主要展⽰である家電製品は、これまで⼤⼿メーカーの新製品発表の場として注⽬されてきた。主 な製品としては、テレビ(ディスプレイ)とその周辺機器、⽩物家電(洗濯機、掃除機、調理器各種)、 AV、デジタルカメラ、モバイル製品などで、主にエンドユーザーであるコンシューマ向けが多くを占 める。 ここ数年の傾向としてネットワークとつながるスマート家電と機能を特化した美容家電の発表が増え ており、AV機器やデジタルカメラ、モバイル関連の新製品発表は減っている。背景としては、新製品 発表会を企業が個別に⾏うことが増え、新年1⽉に⼀⻫発表するというイベント的な動きが減っている ことにある。 また、モバイルをテーマにしたMWC(2⽉)やヨーロッパで最⼤規模となる家電⾒本市IFA(9⽉)、先 進的なアイデアを発表するSXSW インタラクティブ(3⽉)など、⽬的にあわせて展⽰会の細分化が進 んでおり、CESの位置付けも時代と共に変化している。 ここ数年のCESは先進的なテクノロジーを発表する場といよりは、すでに発売されている製品をバージ ョンアップしたものか、間もなく製品化される“すこし先の技術を発表する場”となりつつある。 昨年と同じく⼤⼿メーカーの出展はあったものの、展⽰のスタイルを⼤幅に変更した企業が⽬⽴った。 ソニー、パナソニック、サムスンはブースのデザインを⼀新。出展内容もネットワークやアプリと連 携するスマート家電やデザイン性の⾼い製品が増えている。⼀⽅でハイセンスやTCL、ファーウェイな どの中国企業のブースは、これまでのオーソドックスなCESの出展内容に近い。シャープはセントラル ホールへは出展せず、ホテルの⼀室を使ったプライベート出展を⾏っていた。


スマート家電や新規プロダクト、ガジェットはサンズエキスポでの出展が増え、クラウドファウンデ ィングで出資者を募集中の新しいガジェットは1FのEureka Parkに出展されているケースが多い。


新規プロダクト・ガジェット テレビ・ディスプレイ ⼤型、⾼精細度化の流れが⼀旦ストップし、OLED、曲⾯ディスプレイなど特殊技術寄りの製品が中⼼。 中でもLGは壁全体に55型OLED曲⾯ディスプレイを246枚配置した展⽰で来場者の注⽬を集めた。また、 会場には出展していなかったが、丸めて巻物のように収納できる65インチディスプレイを発表。他に

こちらはサンプルです

も世界初の8Kの有機ELパネルも展⽰しており、縦置きで150インチの4K UHD(ウルトラハイビジョン) が投影できるプロジェクタ「HU80KA」(写真右)はCESのベスト・イノベーション・アワードを受賞し ている。

Samsungは世界初マイクロLEDテレビ「The Wall」を発表。バックライトを使わずLEDを敷き詰めること で⾼輝度を実現。カラーフィルターを使わず深い⿊などの表現ができるうえに、モジュール式でサイ

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ズを⾃在に変えられるのが特徴。ソニーは新型映像エンジン「X1 Ultimate(エックスワン・アルティ メット)」を搭載した8Kディスプレイを参考展⽰。GoogleアシスタントやAlexaに対応したスマートテ レビやスピーカーも出展している。

コンチネンタルが触ると⽴体感がわかるタッチスクリーンを発表し、ベスト・イノベーション・アワ ードに選ばれている。


オーディオビデオ 映像の360度化やVRが進むのにあわせて、オーディオビデオも3D⽴体⾳響対応が進んでいる。GoProは 昨年11⽉に発売した360度撮影ができるアクションカメラ「Fusion」を展⽰。 Insta360を展開する

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Arashi Visionは8個のレンズを搭載したプロ⽤VRカメラとiPhoneに装着できるタイプの新型「Insta360 Nano S」をそれぞれ発表。国内ではハコスコが代理販売している。


その他の家電 今年新たな市場として注⽬されたのが⾐料品向け家電製品。これまでにも⽔を使わず空気で洗浄する ドライクリーニング機やハンガーにかけるだけで殺菌できる機器などがデモ展⽰されていたが、今年

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は全⾃動洗濯物折り畳み機「ランドロイド」や半⾃動ながら同じ折り畳み機能を持つ「FoldiMate」(写 真)の登場で、洗うより先まで対応できる製品が登場している。

ロボティクス・ドローン 新規プロダクトで多く⾒られたのは、ロボティクスとパーソナルモビリティ関連製品。ロボティクス 関連は昨年のCESで発表され話題になった元ピクサーのクリエイターがデザインしたコミュニケーシ

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ョンロボット「Kuri」の影響で他社からのリリースが相次いでいる。主な機能は⾳声アシスタントを 利⽤した簡単な会話ができるもので、動いて反応してくれるスマートスピーカーというような位置付 け。価格帯は100ドル台から1000ドルを越えるものまで幅広い。ソニーの新型aiboも⼈気を集めていた。

Kuri


ドローン関連の出展は多く、DJIなどの主要メーカーは昨年と同規模のブースを出展しているところが 多かった。実際に製造を⾏う深センや⾹港のメーカーも多数出展しており、市場としては引き続き安 定していることがわかる。 新規プロダクトとしては⾃⾛式ドローン、⽔中ドローなど空以外で利⽤できるタイプが増えている。

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⾃⾛式ドローンは宅配サービス、⼯場内での在庫管理、店頭での買い物アシスタント、ホテルのルー ムサービスなど活⽤範囲が広がっていることが背景にある。ホンダやパナソニック(写真右上)、LG 〔写真左下〕がそれぞれ⾼度な機能を持つロボットに近い⾃⾛式ドローンを出展するなど、これから も成⻑が期待できる分野と⾒られている。


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⾷品を運ぶ⾃⾛式ドローンとしてMITの卒業性が開発した「robby」はシリコンバレーに拠点を持ち、 ユーザーフレンドリーな⾒た⽬と安全性の⾼さなどで注⽬を集める。今回出展されたのは6つのタイヤ を持ち40度の坂も登ることができるバージョン2タイプ。

⼀⽅で⽔中ドローンは価格が1000ドル以下に落ち着いてきたが、⽔中撮影か探査⽤ぐらいしか⽤途が

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なくデザインも似たり寄ったりで、来年はどうなっているかが微妙なところ。パワフルなモーターで スイマーを引っ張るタイプのガジェットを出展していた中国メーカーがあったが、こうした新たな⽤ 途を開拓できるかが課題になりそう。写真の⽔中ドローンはいずれも中国メーカーが開発。

さらにドローンに関してはパッセンジャー・ドローンと呼ばれる⼈を乗せて運ぶジャンルも本格稼働 している。アメリカのヘリコプターメーカーBellが「AIR TAXI」のブースを出展(写真左)していた

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のをはじめ、ドバイで試験運⽤を⾏っている「VOLOCOPTER」(写真右)や、軍⽤ドローンを⻑年開発 している「SureFly」らがデモ機体を展⽰し、注⽬を集めた。


⼀昨年e-hang(今年は展⽰なし)が有⼈ドローン機を展⽰した時は荒唐無稽と思われていたが、ドバイ

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以外でもニューヨーク市など都⼼での試験運⽤を⾏う話も進んでおり、⾃動運転⾃動⾞よりも先に市 場が確⽴する可能性も⾒えてきた。

VR/AR 昨年はHMDを中⼼に盛況だったVRは今年はコンテンツ開発やコントローラの出展が主⽴ったものに。個 ⽅向性としては、MicrosoftのHorolensのようにVRとARを組み合わせたMR(ミクスドリアリティ)へと 進化すると⾒られているが、その分野で最も期待されているデバイス「リープモーション」の展⽰や 関連する発表は残念ながら全くなかった。

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CESで発表されるVRはエンターティンメントやゲーム向けでの利⽤が主で、他には⾼級オンラインショ ッピングでの活⽤を提案する企業がある程度。技術として扱いやすい360度動画市場がこれからどれだ け伸びるかも、本ジャンルの今後の成⻑かに影響しそうだ。

VRやARなどの進化にあわせて求められるのが⽴体空間をコントロールするユーザーの開発である。こ れまで3Dマウスやデジタルペンなどが開発されてきたが、奥⾏きや触感を再現することでより直感的 に3D空間をコントロールできるハプティクス技術の開発が期待されている。 本分野は⼀部の学会でかなり実⽤的なところまで開発が進んでおり、今後はいかに簡単に実装するか

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が課題となっている。CESでも主に⼤学の研究機関や⼤⼿メーカーの開発研究所などからいくつかデモ 展⽰が⾏われ、ビジネスパートナーを募集していた。

その⼀つ、ヨーロッパの製造メーカーの開発部⾨であるBeBop Sensorsが出展していたバーチャルグラ ブは触感がリアルに伝わり、ゲームや楽器の演奏など応⽤範囲も多彩。また、USBやBluetooth経由で


簡単に接続が可能で、開発もそれほどコストがかからないとのことで、来年にはどこかのメーカーで 採⽤されている可能性が⾼い。


AIテクノロジー ⾳声アシスタントやbotなどAIを利⽤したデバイスが増え、今後は家電を中⼼に標準機能化していく可 能性が⾒えてきた。

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⼤⼿メーカーでAIに最も⼒を⼊れていたLGは、AIプラットホーム「LG ThinQ AI」を全製品に対応して おり、テレビや掃除機、冷蔵庫などと連携するソリューションを展⽰。コミュニケーションロボット 「LG CLOi」を出展するなど⼒を⼊れていた。

中国ではバイドゥが⽀援するAI開発システム「DUER OS」に⼒を⼊れており、CESでも複数のメーカー がDUERO OSを使ったスマートスピーカーや家電、ロボットなどを出展していた。また、IBMのWatsonは

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クラウドを通じてAIをAPIで提供するサービスに⼒を⼊れており、アメリカの⼤⼿チェーンホテルのス マートミラーに採⽤される動きなどが始まっている。

AIはより多く使われることでデータが蓄積され、進化するので、しばらくは低価格でソリューション を提供し、囲い込みを狙う動きが各社で強まる可能性が⾼くなっている。 スタートアップ・クラウドファウンディングのガジェット

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この数年、CESで新規ガジェットの多くはEureka Parkに出展するスタートアップから出展されるもの が多い。IndiegogoやKickstarterで資⾦獲得するために実機デモをCESで⾏い、ビジネスを成功させる ケースが増えている。例として、ボール型スマートトイの「Sphero」(今年は新製品の展⽰はなく商 談ラウンジを展開)やウェアラブルスーツを開発する東⼤ベンチャーの「COROS」などがある。


Profile for filament, inc.

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