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インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究 Study on human behavior while appreciating an interactive image


はじめに

電車の中。 ビルの壁面。 広告看板。 店の入り口。 タクシーの車内。 駅前の交差点。

都市の中に映像が溢れ出す。 映像という情報が都市を錯綜する。 デジタルな光が都市の風景を形成する。


目次

目次 はじめに

2

第 1 章 研究背景

5

1.1 デジタルサイネージの概要

6

1.2 インタラクティブアートの歴史

10

1.3 映像を用いた建築

13

1.3 既往研究

15

1.4 研究の位置づけ

16

第 2 章 研究目的

17

18

2.1 研究目的

第 3 章 研究方法

19

3.1 用語の定義

20

3.2 研究の流れ

21

3.3 実験方法

22

3.3.1 実験概要

22

3.3.2 インタラクティブコンテンツの作成

23

3.3.3 デジタルサイネージの作成

24

3.3.4 実験空間の設定

26

3.3.5 鑑賞者の座標抽出方法

31

第 4 章 結果

32

33

4.1 鑑賞者の行動軌跡

第 5 章 考察

56

5.1 分析方法

57

5.2 分析・考察

58

5.2.1 インタラクション参加率の差異

58

5.2.2 インタラクションの行動分類

59

5.2.3 鑑賞者の分布と鑑賞距離

60

5.2.4 通路における通過時間

65

5.2.5 観察から得られた行動特性

66

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3


目次

第 6 章 まとめ

68

6.1 本研究のまとめ

69

6.2 展望

70

謝辞

71

参考文献

72

資料編

73

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4


第 1 章 研究背景


1. 研究背景

1.1 デジタルサイネージの概要  街の中の看板広告は巨大モニターに変わり、電車内にはテレビモニター が設置され、映像がより身近で生活に欠かせないものになってきた。この 世界的なムーブメントは「デジタルサイネージ」と呼ばれる(図 1.1-1) 。  デジタルサイネージとは、表示と通信にデジタル技術を活用して平面 ディスプレイやプロジェクターなどによって映像や情報を表示する広告媒 体である。20 〜 30 年前から屋外の大型ビジョンで映像や広告が流れてお り、基本的にこれと同じもので、特に目新しいものではない。しかし、近年、 ネット技術を使って配信内容を自在にコントロールできるものが登場して いる。ネットワークや情報技術を用いて、時間と場所をコントロールでき るのが最大の特徴であり最大の利点である。来たるべきアンビエント社会 にとって重要なツールとなる可能性を持っている。

注 1) QFRONT ビ ル の「Q'S EYE」 を 中 心に巨大スクリーンが集積する。 普段は主に TVCM が流れている。 3 面をシンクロ放送することで街 ジャックを行うことが可能。

図 1.1-1 渋谷スクランブル交差点のデジタルサイネージ群注 1)

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1. 研究背景

■デジタルサイネージの市場規模  広告市場でデジタルサイネージは「屋外メディア」に分類される。欧米 の都市部で先に市場が立ち上がったが、最近はアジアの都市部で急速に拡 大している。日本での 2008 年のデジタルサイネージ市場は 560 億円で あった。同市場は 2015 年には 1 兆円規模を超えると予測されている(図 1.1-2) 。デジタルサイネージ市場の拡大要因は、薄型フラットディスプレ イパネルの低価格化や、配信ネットワークの多様化・低価格化にあるとさ れる。また、設置コストや運用コストが実用レベルに達したという。  ディスプレイ業界、通信業界、広告業界がこの有望市場への展開を狙っ ている。サイネージ向けディスプレイは13万台、小型の電子 POP も 13万台普及している。ディスプレイ業界は商品の大型化、小型化、薄型 化の開発を着々と続けている。通信業界は、家庭ではない企業向けの通信 ビジネスを開拓しようとしており、デジタルサイネージのためのシステム 販売、ソフトウェア開発、保守・運用事業の市場の拡大を見込んでいる。 一方で、企業は広告費を抑え、販売促進費にシフトしつつあり、ユーザへ のリアルな訴求を求め、ダイレクトマーケティングが重視されている。そ こでデジタルサイネージに期待がかかっている。メディア融合の新しい広 告市場、今までできなかった広告プラン、ネットやケータイとも異なるメ ディアプロモーションなどのさまざまな可能性を持っている。

デジタルサイネージ市場の将来予測

億円

12000

10000

8000

6000 コンテンツ・広告・販促 4000

ハードウェア・回線費用・配信ソフト

2000

0 2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

資料出所:シード・プランニング推計

図 1.1-2 デジタルサイネージ市場規模予測

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1. 研究背景

 現時点では、ディスプレイなどのハードウェアが市場を牽引しているが、 2011 年にはコンテンツなどソフトが市場の牽引役へと逆転をするだろう と予想されている。ディスプレイ技術やインタラクティブシステムなどの 新技術の発展が著しく、実用段階へと入ってきており、多種多様なコンテ ンツが登場している。  例えば、フィラデルフィアのコムキャストセンターには、25.8m × 7.74m という巨大な LED ビデオウォールが設置されている(図 1.1-3)。7 階分の 吹き抜けロビーの空間に設置されたこのサイネージは、大きさだけでなく 映像の美しさも際立っている。  NTT コミュニケーションズは、映像や音声のコンテンツに応じて香りを 発生させるサービス(図 1.1-4)の実証実験を書店、複合カフェ、映画館 などで行った。結果として、来客数の増加や売り上げの向上などの効果が 得られたという。

図 1.1-3 コムキャストセンター

図 1.1-4 香るサイネージ

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1. 研究背景

■デジタルサイネージのインタラクティブコンテンツ  デジタルサイネージの利点は、これまでの看板広告などのようなただ情 報を垂れ流す一方向的なものではなく、視聴者と何らかの相互作用を持た すことができる点である。顔認識技術を用いて特定のターゲットに対して 広告を流したり、タッチパネル液晶を用いて実際にデジタルサイネージに 触れて操作をするもの(図 1.1-5)などが登場している。また、店舗のファ サードや企業の広告にインタラクティブなコンテンツ(図 1.1-6)を利用 する事例も増えている。

図 1.1-5 韓国ソウルの media pole

図 1.1-6 Adobe 社の広告用インタラクティブサイネージ

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1. 研究背景

1.2 インタラクティブアートの歴史  インタラクティブアートとは観客を何らかの方法で参加させる芸術の一 形態である。現在インタラクティブ・アートというと、コンピュータなど のハイテクを駆使したメディア・アートの別名として受容されている観が あるが、その射程はもっと広く、言葉本来の意味に即せば、ダイナミズム を称揚した未来派、運動力学を重視したキネティック・アート、A・カプロー らの環境芸術、そしてパフォーマンスやイベントなどの身体表現も、すべ てインタラクティブ・アートに含まれる。  インタラクティブアートの歴史はだまし絵や隠し絵(図 1.2-1)までさ かのぼることが出来る。インタラクティブアートの本質は作品と鑑賞者と の対話であり、鑑賞者が作品に積極的に意識を傾けることではじめて意味 を理解できる。だまし絵や隠し絵は広義のインタラクティブアートと言え るだろう。

注 1) 「ASCENDING AND DESCENDING」 Maurits Cornelis Escher http://www.mcescher.com/

注 2) 「My Wife and my Mother-in-law」 W. E. Hill http://www.psy.ritsumei. ac.jp/~akitaoka/reversible.html

図 1.2-1 だまし絵や隠し絵注 1、注 2)

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1. 研究背景

 作品の理解を鑑賞者にゆだねるという意味で、マルセル・デュシャンの 一連の作品(図 1.2-2)も対話的と言えるだろう。彼は「見るものが芸術 をつくる」と考えていた。その思想は、インタラクティブアートそのもの である。  音楽家のジョン・ケージも「4 分 33 秒」という作品で同様の考え方を 端的に示している。この作品は 4 分 33 秒の沈黙ではなく、鳥のさえずり、 風の音、聴衆のざわめきなどの演奏会場の雑音を聴くものとされている。 彼は偶然性というものを強く意識していた。 注 1) 「Fountain」 Marcel Duchamp http://www.marcelduchamp.net/ index.php

図 1.2-2 Duchamp の「泉」注 1)

 1959 年にアラン・カプローはニューヨークで「6 パートに分かれた 18 のハプニング」を開催した。室内空間を細かく仕切り、それぞれの空間で 一見脈絡のない出来事を演出し、鑑賞者にその解読作業をさせた。カプロー はこの試みを ” イベントのアサンブラージュ ” と定義し、作者と鑑賞者と の双方向性を強調しようとしたが、「ハプニング」と命名されたこの試み はむしろ身体表現の一種として捉えられるようになった。

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1. 研究背景

 現在のインタラクティブアートはネットワーク技術や情報技術の発達に より様々な対話的なインターフェースが登場しており、それに伴い芸術表 現も多様化(図 1.2-3)している。それらは絵画などの静的な鑑賞行動と は異なり、人の動きに反応し、動的な鑑賞を誘発するものが多い。また、 このようなアートは、美術館の中に留まらず、都市へと展開されるケース が多いのも特徴である。先述したように、最近では、広告とインタラクティ ブアートが結びついたもの(図 1.2-4)も登場しており、商業性とインタ ラクションは親和性が高いと考えられる。 注 1) 「Frequency and Volume-Relational Architecture 9」 Rafael LOZANO-HEMMER h t t p : / / w w w. n t t i c c . or.jp/Exhibition/2009/ Openspace2009/index_j.html 注 2) 「Contact」 United Visual Artists http://ukjapan2008.writeup.co.jp/ index.html

図 1.2-3 様々なインタラクティブアート注 1、注 2)  

図 1.2-4 インタラクションを用いた広告  

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1. 研究背景

1.3 映像を用いた建築  巨大なデジタルサイネージを用いて、建物の壁面全体を映像装置にした 建築が世界各地に発生している。近代建築の誕生以降、徹底的に否定され てきた装飾は、近年、その意識が変わり、再考され始めている。そのひと つの潮流として、映像装置を用いたデジタル装飾が増え続けている。  ヨーロッパでは、映像を用いた建築ファサードの表現が「メディアファ 注 1) http://www.mediaarchitecture. org/mediafacades2008/

サード」注 1) というジャンルを形成し、アートフェスティバルも開催さ れている。元々はハッカーたちがベルリン市内のビルの窓を巨大なモニ ター画面に変えてしまった Blinkenlights(図 1.3-1)というプロジェクト が始まりである。その後、パリのフランス国立図書館の壁面をドイツのハッ カー集団がデジタルサイネージ化したプロジェクトをきっかけに、メディ アアーキテクチャーと呼ばれる建築物や、メディアファサードというアー トが誕生することとなった。

注 2) Project Blinkenlights http://www.blinkenlights.net/

図 1.3-1 建築を表現媒体とするメディアファサード注 2)  

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1. 研究背景

■映像が表現として用いられる建築事例  先述のメディアファサードはアート的な側面が強いが、建築の構成要素 の一つとして映像装置が組み込まれている建築も増え始めている。  銀座のシャネルはファサード全体が LED パネルで構成されており、夜 になるとブランドロゴやイベントの告知などが映し出され、通りを行く人 の注目を集めている。UN スタジオが設計したソウルのギャラリアという 百貨店(図 1.3-2)も建物表面に LED が取り付けられており、一晩中、光 のパターンを描き続ける。韓国ではこのようなビルディングマーケティン グが盛んに行われている。  映像装置を積極的に建築に取り入れているのは、商業建築に限ったこと ではない。ジャン・ヌーベル設計のコペンハーゲンにあるコンサートホー ル(図 1.3-3)は、青い半透明のシートで全体が覆われており、周囲が暗 くなりコンサートが始まる時間になると、外部に設置された強力なプロ ジェクターによって映像が映し出される。  今後はデジタルサイネージが組み込まれた建築が、都市の景観を形成し ていくのかもしれない。 注 1) ギャラリア(韓国) 設計:UN studio http://www.unstudio.com/

図 1.3-2 LED が組み込まれたソウルの百貨店注 1) 注 2) DR コンサートホール(デンマー ク) 設計:Jean Nouvel http://copenhagen.unlike.net/

図 1.3-3 壁面に映像が投影されるコンサートホール注 2) 

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1. 研究背景

1.3 既往研究 ■鑑賞行動に関する既往研究 1)清水健吾:画をみる距離に関 する調査及び予備的考察 2)中村洋:絵画を鑑賞する距離 に関する実験 3)今井康博:美術展示空間にお ける鑑賞行動特性に関する研究

 これまで展示空間における鑑賞行動に関する研究は数多くなされてき た。清水や中村らによって、絵画を鑑賞する距離に関する研究 1 、2) がなさ れている。今井は、展示空間での人間の行動を予測するという目的で、鑑 賞行動の特性を詳細に考察している 3)。最近では、勝山らが展示空間内の 行動シミュレーションを行っており、対象建築物の利用条件を再現し、混

文 4)勝山道雄、瀧澤重志、河村廣、 谷明勲:エージェントを用いた人 間行動モデル - 美術館における鑑 賞行動

雑の様子や利用効率等の空間的性能の評価を試みている4)。

5)菊 池 徹、 渡 辺 英 俊、 遠 田 敦、 林田和人、渡辺仁史:視覚情報の 逓減からみた街頭プロモーション 活動の見物衆のモデル化

の行動モデル化5)を行っている。

6)森誠博、高柳英明、長澤夏子、 樫村 奈美、渡辺仁史:大型ビジョ ンのコンテンツニーズと視認性に 関する研究

い。

 人間の鑑賞行動は、美術館に限らず、都市公共空間においても見られる。 菊池は視覚情報の逓減という観点から、街頭プロモーション活動の見物衆  しかし、これまでの研究は鑑賞対象物が静的なものに限られており、イ ンタラクティブ性のある対象物に対する鑑賞行動の研究はなされていな

■デジタルサイネージに関する既往研究  屋外広告に関する研究は多くあるが、デジタルサイネージと建築や都市 に関する研究はほとんどない。森らは渋谷のスクランブル交差点の大型ビ ジョンを対象に、それらの前面空間に対する視認性を、光源と視認コーン による分析によって明らかにしている 6)。しかし、ビジョンの見えやすさ に留まっており、デジタルサイネージが人間行動に与える影響を考察する までには至っていない。

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1. 研究背景

1.4 研究の位置づけ  世界の大きな流れとして、デジタルサイネージが急増しており、映 像が街の中にあふれてきている。それは単に、広告や商業の領域に留 まらず、建築をも変えようとしている。一方でデジタル技術の発展に より、インタラクティブアートの多様性が増し、デジタルサイネージ の普及と相まってインタラクティブコンテンツが身近な存在となって きている。本研究は、デジタルサイネージ研究という大きな流れの中で、 インタラクティブ性と人間行動の観点で考察を行った(図 1.4-1)。

商業 広告 デジタルサイネージ

本研究 メディアファサード

ファサード

装飾

インタラクティブ 鑑賞行動

展示空間

芸術

図 1.4-1 本研究の位置づけ

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第 2 章 研究目的


2. 研究目的

2.1 研究目的  本研究では、インタラクティブデジタルサイネージを実際に作成、展示 することで、インタラクティブな映像を前にした人間の鑑賞行動特性を明 らかにする。

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第 3 章 研究方法


3. 研究方法

3.1 用語の定義 インタラクティブ映像  人の動きに反応して映像が変化するもの。本実験では人の動きに追従す るものを設定した。

インタラクション  インタラクティブ映像に対して、体を動かしたり、積極的に鑑賞するこ と。その行為をする人間をインタラクション行為者とする。

反応領域  実験において、web カメラに自分の姿が映り、コンテンツが反応する領 域のこと。

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3. 研究方法

3.2 研究の流れ 本研究の流れを以下に示す(図 3.2-1)。

DS 行動観察調査

文献調査

仮説の設定

映像装置作成

インタラクティブ行動実験調査

映像解析

分析・考察 図 3.2-1 研究フロー

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3. 研究方法

3.3 実験方法 3.3.1 実験概要  人の動きに反応する映像装置を大学キャンパス内に設置し、その時の通 行人の行動をビデオカメラで撮影・観察を行った(図 3.3.1-1)。  実験日時:2009 年 10 月 15 日 ( 木 )、16 日 ( 金 )、19 日 ( 月 )

  12:00 〜 13:00、17:50 〜 18:50

 実験場所:早稲田大学 西早稲田キャンパス 55 号館 1F  主要機材:スクリーン、プロジェクター、PC、web カメラ

Processing を用いた映像作成

映像装置を用いた観察実験

鑑賞者の位置座標化

分析・考察 図 3.3.1-1 実験フロー

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3. 研究方法

3.3.2 インタラクティブコンテンツの作成 Processing 電子アートとビジュアルデザイン のためのプログラミング言語であ り、統合開発環境である。 http://processing.org/

 Processing というプログラミング言語を用いて、人の動きに反応する映 像を作成した(図 3.3.2-1)。  web カメラから読み込んだ画像を 1 フレームごとに比較し、色が変化し たピクセルを検出し、その中心付近の座標をオブジェクトが追尾するプロ グラムを組んだ。通行人の注目度を高めるため、web カメラからの映像の 上にオブジェクトがオーバーレイするコンテンツにした。また変化したピ クセル数に応じて、オブジェクトの大きさが変化するようにした。実験時 の比較のために、オブジェクト自体は変えずに人の動きに反応しない映像 も作成した。  コードは資料編に記す。

図 3.3.2-1 インタラクティブコンテンツ映像

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3. 研究方法

3.3.3 デジタルサイネージの作成   前項で記した映像を用いたデジタルサイネージを早稲田大学西早稲田 キャンパス 55 号館 1F アトリウムに設置した。  映像はスクリーンの裏側からプロジェクターで投影し(図 3.3.3-1)、ス クリーン前の人間の行動に影響が出ないように配慮した。動体検出用の web カメラはスクリーンの上部中央に設置した。昼間の視認性を高めるた めに、スクリーンの裏側を暗幕で覆った。投影する映像のアスペクト比は 4:3 とした(図 3.3.3-2)。

web カメラ スクリーン

暗幕

プロジェクター

1,350mm

2,200mm

図 3.3.3-1 デジタルサイネージ概略図

1,800mm

図 3.3.3-2 デジタルサイネージ正面図

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3. 研究方法

■実験に使用したもの ・PC ThinkPad R400(Lenovo) ・web カメラ LifeCam Cinema H5D-00006(Microsoft) ・プロジェクター VPL-CX5(SONY) ・スクリーン(幅 267cm × 縦 150cm) リ ア 投 影 型 ス ク リ ー ン RS シ リ ー ズ 120 イ ン チ(16:9) RS-120W (ファーストスクリーン) ・HDV カメラ デジタル HD ビデオカメラレコーダー HDR-SR8(SONY) ・三脚 ・パーテーションボード(幅 90cm × 高さ 180cm)× 6 枚 ・棚(高さ 180cm)× 2

スクリーン設置用。ベンチの上に置く。

・ベンチ(座面高さ 40cm)× 3

スクリーン設置用。プロジェクター用の台。

・黒のビニールシート

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遮光用。スクリーンの裏側を覆う。

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3. 研究方法

3.3.4 実験空間の設定 ■パラメータの設定  各日で空間構成と反応領域を変化させて実験を行った。インタラクティ ブ性が人間行動に及ぼす影響を比較するために、全ての実験日において、 インタラクティブ映像を 45 分間流した後、非インタラクティブ映像を 15 分間流した(図 3.3.4-1)。

空間構成 反応領域

10月15日 広場型 狭い

10月16日 広場型 広い

10月19日 通路型 -

× インタラクティブ映像 非インタラクティブ映像 図 3.3.4-1 実験時のパラメータ

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3. 研究方法

■空間パラメータ  実験空間の設定として、広場型と通路型の2種類を設けた。この理由は、 現在、都市空間に置かれているデジタルサイネージは広場のようなオープ ンスペースか、あるいは歩道沿いの店舗前に設置されることが多いからで ある。自由動線である広場型と動線が一方向の通路型において比較を行う。 ■広場型 ・日時:10 月 15 日、16 日 12:00 〜 13:00、17:50 〜 18:50  自由な鑑賞ができるよう、仕切りなどで空間を分節せずに映像装置を設 置した。

プロジェクター

PC

スクリーン

ビデオカメラ (2Fから撮影)

図 3.3.4-2 実験平面図(広場型)

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3. 研究方法

■通路型 ・日時:10 月 19 日 12:00 〜 13:00、17:50 〜 18:50  デジタルサイネージを出入り口付近に設置し、その脇の柱の間にパー テーションを設置し、強制的に人が通過するようにした。

プロジェクター

PC

スクリーン

ビデオカメラ (2Fから撮影)

図 3.3.4-3 実験平面図(通路型)

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3. 研究方法

■反応領域の設定  広場型において、人に対して映像が反応する領域を変えて実験を行った。 床面における反応領域と床面からの高さ 160cm における反応領域を示す (図 3.3.4-5、図 3.3.4-4)。 ①反応領域狭い スクリーンから 2.5m の距離に立ったとき、身長 170cm の人が web カメ ラに全身が映り、画面の中央に位置する角度とした。 ②反応領域広い 2.5m の距離に立ったとき、身長 170cm の人の全身が映りつつも、アトリ ウム全体が映る角度とした。 プロジェクター

プロジェクター

PC スクリーン

PC スクリーン

反応領域

反応領域

床面における反応領域 床面から 1.6m における反応領域 全身が映る反応領域

図 3.3.4-4 反応領域平面図

① 10/15 反応領域狭

② 10/16 反応領域広

図 3.3.4-5 広場型における反応領域の設定

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3. 研究方法

■実験の手順 ①デジタルサイネージとビデオカメラをを所定の位置に設置する。 ②撮影開始 5 分前に、PC で Processing を起動し、インタラクティブ映像 をスクリーンに投影する。 ③ 2F に設置したビデオカメラで撮影を開始する。 ④インタラクティブ映像を 45 分間流した後、非インタラクティブ映像に 切り替える。 ⑤非インタラクティブ映像を 15 分間流した後、ビデオ撮影を終了し、ビ デオカメラと三脚を回収する。 ⑥映像の投影を終了する。

図 3.3.4-6 実験風景(広場型)

図 3.3.4-7 実験風景(通路型)

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3. 研究方法

3.3.5 鑑賞者の座標抽出方法  鑑賞者各人の座標を抽出するため、撮影した映像を 1 秒あたり 10 フレー ムに圧縮した後、FrameDIAS Ⅳを用いてデジタイズデータを作成した。 ■抽出領域の設定  ビデオ映像から FrameDIAS で実座標に変換する際、長方形の領域を設 定する必要がある。広場型はスクリーンの前面、5.5m × 5.5m の領域(図 3.3.5-1、図 3.3.5-2)、通路型は 2.4m × 4.5m の領域をそれぞれ抽出範囲 とした(図 3.3.5-3、図 3.3.5-4)。

5,500mm

スクリーン

抽出領域

5,500mm

ビデオカメラ (2Fから撮影)

図 3.3.5-1 広場型における抽出領域

図 3.3.5-2 抽出領域平面図(広場型)

4,500mm

2,400mm

スクリーン抽出領域

ビデオカメラ (2Fから撮影)

図 3.3.5-3 通路型における抽出領域

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図 3.3.5-4 抽出領域平面図(通路型)

31


第 4 章 結果


4. 結果

4.1 鑑賞者の行動軌跡  次ページ以降に、インタラクション行為者の位置座標をプロットした軌 跡と反応領域を重ねた図を示す。プロットの点は半透明で、重なると色が 濃くなる。つまり、濃い部分は人が立ち止まっている場所である。一つの 軌跡ごとに複数人行動 [group] と単独行動 [single] も記した。

スクリーン

mm 5500 5000

床から高さ 1.6m における 4500

反応領域 4000 3500 3000 2500

床面における 2000 1500

反応領域 1000

500 0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 mm

軌跡

図 4-1 実験平面図と軌跡(広場型)

mm 4500 4200 3900 3600 3300 3000 2700

スクリーン

2400

2100

1800 1500 1200 900 600 300 0 0

300

600

900

1200 1500 1800 2100 2400 mm

図 4-2 実験平面図と軌跡(通路型)

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4. 結果

■ 10/15 12:00-12:45 広場型 - 反応領域狭

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

01

group1

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

02

mm

group1

0

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

04

group2

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05

group2

0

mm

mm

mm

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

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1000

1000

500

500

500

0

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07

group3

mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

mm

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06

mm

5500

0

group1

0 0

mm

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03

mm

group3

mm

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08

group3

mm

0

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09

group3

mm

34


4. 結果

■ 10/15 12:00-12:45 広場型 - 反応領域狭

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

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1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

10

single1

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11

mm

group4

0

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

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3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

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1500

1500

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1000

500

500

500

0

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13

group4

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14

group4

0

mm

mm

mm

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

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2500

2500

2000

2000

2000

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1500

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1000

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500

500

0

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16

single2

mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

mm

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15

mm

5500

0

group4

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mm

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12

mm

group4

mm

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17

group5

mm

0

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18

group5

mm

35


4. 結果

■ 10/15 12:00-12:45 広場型 - 反応領域狭

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

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3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

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1500

1500

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1000

500

500

500

0

0 0

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19

group5

0 0

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20

mm

group5

0

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

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3500

3500

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3000

3000

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2500

2500

2000

2000

2000

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1500

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22

group6

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23

group6

0

mm

mm

mm

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

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1500

1500

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1000

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500

500

0

0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

25

group7

mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

mm

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24

mm

5500

0

group6

0 0

mm

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21

mm

group7

mm

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26

group8

mm

0

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27

group8

mm

36


4. 結果

■ 10/15 12:00-12:45 広場型 - 反応領域狭

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

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1500

1500

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1000

1000

500

500

500

0

0 0

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28

single3

0 0

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29

mm

single4

0

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

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31

single6

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

32

single7

0

mm

mm

mm

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

34

group9

mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

mm

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

33

mm

5500

0

single5

0 0

mm

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30

mm

single8

mm

0 0

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35

group9

mm

0

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36

group9

mm

37


4. 結果

■ 10/15 12:00-12:45 広場型 - 反応領域狭

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

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37

group10

mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

38

group10

mm

0

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03

mm

38


4. 結果

■ 10/16 12:00-12:45 広場型 - 反応領域広

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

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01

group1

0 0

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02

mm

group1

0

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

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04

group2

0

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05

mm

single1

mm

mm

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0

07

group3

mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

mm

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

06

mm

mm

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group2

0 0

5500

0

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03

mm

group3

mm

0 0

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08

group4

mm

0

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09

group4

mm

39


4. 結果

■ 10/16 12:00-12:45 広場型 - 反応領域広

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

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10

single2

0 0

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11

mm

group4

0

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

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13

group5

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14

mm

group5

0

mm

mm

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0

16

group6

mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

mm

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

15

mm

mm

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

single3

0 0

5500

0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

12

mm

group5

mm

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

17

group6

mm

0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

18

group6

mm

40


4. 結果

■ 10/16 12:00-12:45 広場型 - 反応領域広

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

19

group7

0 0

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0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

20

mm

group7

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

22

group7

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

23

mm

group8

0

mm

mm

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0

25

group9

mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

mm

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

24

mm

mm

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

group7

0 0

5500

0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

21

mm

group8

mm

0 0

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26

group9

mm

0

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27

single4

mm

41


4. 結果

■ 10/16 12:00-12:45 広場型 - 反応領域広

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

28

group10

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

29

mm

group10

0

mm

mm

mm

5500

5500

5500

5000

5000

5000

4500

4500

4500

4000

4000

4000

3500

3500

3500

3000

3000

3000

2500

2500

2500

2000

2000

2000

1500

1500

1500

1000

1000

1000

500

500

500

0

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

31

group11

mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

30

mm

group11

mm

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

32

single5

mm

0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

33

single6

mm

42


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

01

600

900

group1

1200 1500 1800 2100 2400

0 0

mm

300

02

600

900

group1

0

1200 1500 1800 2100 2400

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0 300

04

600

900

group1

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

600

900

group1

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

0 0

300

03

mm

0

300

05

600

900

group1

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

06

600

900

group1

1200 1500 1800 2100 2400 mm

43


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

07

600

900

group1

1200 1500 1800 2100 2400

0 0

300

08

mm

600

900

group1

1200 1500 1800 2100 2400

0

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

10

600

900

group2

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

300

09

mm

600

900

group2

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0 0

300

11

600

900

group3

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

12

600

900

group3

1200 1500 1800 2100 2400 mm

44


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

13

600

900

group4

1200 1500 1800 2100 2400

0 0

300

14

mm

600

900

group4

1200 1500 1800 2100 2400

0

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

16

600

900

group5

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

300

15

mm

600

900

group4

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0 0

300

17

600

900

group5

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

18

600

900

group5

1200 1500 1800 2100 2400 mm

45


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

19

600

900

group5

1200 1500 1800 2100 2400

0 0

300

20

mm

600

900

group5

1200 1500 1800 2100 2400

0

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

22

600

900

group6

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

300

21

mm

600

900

group5

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0 0

300

23

600

900

group6

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

24

600

900

group7

1200 1500 1800 2100 2400 mm

46


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

25

600

900

group7

1200 1500 1800 2100 2400

0 0

300

26

mm

600

900

group7

1200 1500 1800 2100 2400

0

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

28

600

900

group7

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

300

27

mm

600

900

group7

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0 0

300

29

600

900

single1

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

30

600

900

single2

1200 1500 1800 2100 2400 mm

47


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

31

600

900

group8

0 0

1200 1500 1800 2100 2400

300

32

mm

600

900

group8

1200 1500 1800 2100 2400

0

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

34

600

900

group9

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

300

33

mm

600

900

group8

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0 0

300

35

600

900

group9

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

36

600

900

group9

1200 1500 1800 2100 2400 mm

48


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0

0 0

300

37

600

900

group9

1200 1500 1800 2100 2400

0

300

38

mm

600

900

single3

0

1200 1500 1800 2100 2400

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

40

600

900

group10

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

300

39

mm

600

900

group10

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0 0

300

41

600

900

group11

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

42

600

900

group11

1200 1500 1800 2100 2400 mm

49


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

43

600

900

group11

0 0

1200 1500 1800 2100 2400

300

44

mm

600

900

single4

1200 1500 1800 2100 2400

0

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0 300

46

600

900

group12

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

600

900

group12

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

0 0

300

45

mm

0

300

47

600

900

group13

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

48

600

900

group13

1200 1500 1800 2100 2400 mm

50


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

49

600

900

group14

0 0

1200 1500 1800 2100 2400

300

50

mm

600

900

group14

1200 1500 1800 2100 2400

0

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

52

600

900

group15

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

300

51

mm

600

900

group15

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0 0

300

53

600

900

group15

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

54

600

900

group16

1200 1500 1800 2100 2400 mm

51


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

55

600

900

group16

1200 1500 1800 2100 2400

0 0

300

56

mm

600

900

group16

0

1200 1500 1800 2100 2400

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0 300

58

600

900

group17

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

600

900

group17

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

0 0

300

57

mm

0

300

59

600

900

group17

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

60

600

900

group17

1200 1500 1800 2100 2400 mm

52


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

61

600

900

group18

1200 1500 1800 2100 2400

0 0

300

62

mm

600

900

group18

0

1200 1500 1800 2100 2400

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

64

600

900

group19

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

300

63

mm

600

900

group18

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0 0

300

65

600

900

group19

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

66

600

900

group19

1200 1500 1800 2100 2400 mm

53


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

67

600

900

group19

1200 1500 1800 2100 2400

0 0

300

68

mm

600

900

single5

1200 1500 1800 2100 2400

0

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0 300

70

600

900

group20

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

600

900

group20

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

0 0

300

69

mm

0

300

71

600

900

group20

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

72

600

900

group20

1200 1500 1800 2100 2400 mm

54


4. 結果

■ 10/19 12:00-12:45 通路型

mm

mm

mm

4500

4500

4500

4200

4200

4200

3900

3900

3900

3600

3600

3600

3300

3300

3300

3000

3000

3000

2700

2700

2700

2400

2400

2400

2100

2100

2100

1800

1800

1800

1500

1500

1500

1200

1200

1200

900

900

900

600

600

600

300

300

300

0

0 0

300

73

600

900

group21

1200 1500 1800 2100 2400 mm

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

0 0

300

74

600

900

group21

1200 1500 1800 2100 2400 mm

0

300

75

600

900

group21

1200 1500 1800 2100 2400 mm

55


第 5 章 考察


5. 考察

5.1 分析方法  鑑賞者の座標データ(図 5.1-1)とビデオ映像(図 5.1-2)及び実際 の観察から分析を行った。実験は各日 12:00 〜 13:00、17:50 〜 18:50 の2回行ったが、17:50 〜 18:50 はサンプル数が少なかったので、作 業の簡略化のため、座標データについては全ての実験日において 12:00 〜 13:00 のデータを扱うこととした。

図 5.1-1 通行人の座標データ

図 5.1-2 撮影したビデオ映像

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

57


5. 考察

5.2 分析・考察 5.2.1 インタラクション参加率の差異  単独の通行者と同伴者を伴うグループ通行者のインタラクション参加率 を[反応組数/通行組数]として集計した(表 5.2.1-1)。単独者と複数者 で比べると、複数者は約半数のグループが映像に反応したが、単独者は広 場、通路ともに 20% に満たない数値となった(図 5.2.1-1)。グループ行 動者はグループのうちの一人でも映像に対して興味を示せば、鑑賞行動に 遷移する。逆に一人で行動している場合は、インタラクティブコンテンツ の性質上、鑑賞者も周囲から注目を浴びるため、単独行動者は羞恥心が働 き、鑑賞をためらう傾向にあると考えられる。  また、実験日ごとに比べると単独・複数ともに通路型の方が広場型より も約半分の反応率であった。これについては後述するが、通路型はスクリー ンが動線と平行に設置されているため、映像が反応することに気付かない、 あるいは気付くのが遅れるため、そのまま通過してしまうと考えられる。 また、通路幅が狭いため十分な鑑賞スペースを確保できない、他の通行者 の歩行の妨げにならないよう配慮しているといった理由も考えられる。

表 5.2.1-1 インタラクション参加率 10/15 広場型

10/16 広場型

10/19 通路型

単独

単独

単独

同伴有

同伴有

同伴有

通行組数

110

24

105

52

278

反応組数

19

15

16

26

20

35

17%

63%

15%

50%

7%

26%

反応者割合

70%

63% 単独

60%

50%

同伴有

50%

参加率

135

40% 26%

30% 20%

17%

15% 7%

10% 0% 10/15広場型

10/16広場型

10/19通路型

図 5.2.1-1 インタラクション参加率の各実験日の比較

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

58


5. 考察

5.2.2 インタラクションの行動分類  インタラクション中の行為者の挙動を列挙し、それぞれの挙動の頻度を 求めた(表 5.2.2-1、図 5.2.2-1)。  最も多かったのは、広場、通路ともに「手を振る」行為であった。広場 では「左右に動く」など体全体の動きを伴う挙動も目立った。通路におい ては全体的にインタラクションの頻度が低く、その中でも「手を振る」と「画 面に手を触れる」で7割を超えた。通過しながら画面に手を伸ばすという 行動が多く見受けられた。逆に体全体を動かすようなインタラクションは 非常に少なかった。これは空間の広さ・性質が人間の鑑賞行動に影響を及 ぼしていると言える。 表 5.2.2-1 インタラクション時の挙動

広場

回数

頻度

手を振る

47 44.76%

体を揺らす

15 14.29%

左右に動く

15 14.29%

小刻みに動く ジャンプ

しゃがむ

足を振る

画面に手を触れる 走り抜ける

8

7.62%

5

4.76%

8

4 2

1

7.62%

3.81%

1.90%

0.95%

通路

回数

頻度

34 53.13% 3

4.69%

3

4.69%

2

5

0

4

3.13%

7.81%

0.00%

6.25%

13 20.31% 0

0.00%

頻度 0.00%

10.00%

20.00%

30.00%

40.00%

50.00%

60.00%

手を振る 左右に動く 体を揺らす 小刻みに動く ジャンプ しゃがむ 足を振る 画面に手を触れる 走り抜ける

広場 通路

図 5.2.2-1 インタラクション時の各挙動頻度

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

59


5. 考察

5.2.3 鑑賞者の分布と鑑賞距離 <広場型> ・鑑賞者の分布グラデーションマップ  鑑賞者の分布を調べるために領域内を 0.5m のメッシュで区切り、撮影 時間内における全インタラクション行為者の各マスごとの滞在時間の総和 で色分けをした。その上に反応領域を重ね合わせたのが下図(図 5.2.3-1、 図 5.2.3-3)である。 ・スクリーンの中心からの距離  度数分布表(区間:0-6400 階級幅:100)を基に、全インタラクショ ン行為者のスクリーンの中心からの距離の分布の頻度をグラフ化し、次数 が 5 の多項式の近似曲線を重ねた(図 5.2.3-2、図 5.2.3-4、図 5.2.3-5) 。

図 5.2.3-1 鑑賞位置の分布グラデーションマップ(広場型 - 反応領域狭) 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% 6000

5500

5000

4500

4000

3500

3000

2500

2000

1500

1000

0

500

0%

図 5.2.3-2 スクリーンからの鑑賞距離分布(広場型 - 反応領域狭)

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

60


0-500

mm

50 00-1000 1000-15 500 1500-2000 2000-2500 2 25000-3000 3000-3500 0 3500-4000 400 00-4500 4500-50 000 5000-5500

5. 考察

0.00%

0.00%

0.00%

0.00%

0.00%

0.00%

0.00%

0.42%

0.15%

0.52%

0.00%

1.30%

0.54%

0.36%

1.24%

0.00%

0.13%

1.40%

4.83%

11.43%

0.06%

0.04%

0.27%

1.09%

4.16%

0.10%

0.11%

0.20%

0.58%

0.80%

0.21%

0.12%

0.16%

0.98%

0.32%

0.10%

0.21%

0.14%

0.22%

0.53%

0.15%

0.10%

0.10%

0.23%

0.19%

0.04%

0.54%

0.96%

0.23%

0.23%

0.28%

0.73%

1.33%

1.94%

0.32%

0-500

0.27%

0.07%

0.01%

0.05%

0.03%

0.01%

1.01%

0.20%

0.40%

0.19%

0.23%

0.29%

0.53%

3.16%

2.93%

0.15%

0.14%

0.28%

1.71%

2.97%

5.07%

2.51%

0.37%

0.33%

1.21%

2.79%

4.97%

1.95%

1.17%

1.64%

1.50%

2.50%

4.08%

0.31%

0.23%

0.35%

0.23%

0.47%

1.29%

1.12%

0.32%

0.53%

0.18%

0.67%

0.78%

0.54%

0.38%

0.26%

0.28%

0.39%

0.95%

0.99%

0.93%

0.09%

0.32%

0.17%

0.17%

0.98%

0.96%

0.09%

0.16%

0.25%

0.16%

0.24%

0.19%

0.23%

500

1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500

500-1000 1000-1500 1500-2000 2000-2500 2500-3000 3000-3500 3500-4000 4000-4500 4500-5000 5000-5500

mm

最大

最小

図 5.2.3-3 鑑賞位置の分布グラデーションマップ(広場型 - 反応領域広) 9% 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% 6000

5500

5000

4500

4000

3500

3000

2500

2000

1500

1000

0

500

0%

図 5.2.3-4 スクリーンからの鑑賞距離分布(広場型 - 反応領域広)

9% 8%

10/15 10/16

7% 6% 5% 4% 3% 2% 1%

6000

5500

5000

4500

4000

3500

3000

2500

2000

1500

1000

0

500

0%

図 5.2.3-5 鑑賞距離分布の反応領域による比較

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

61


5. 考察

<通路型> ・鑑賞者の分布グラデーションマップ  領域内を 0.3m のメッシュで区切り、撮影時間内における各マスごとの 全インタラクション行為者の滞在時間の総和で色分けをした。その上に反 応領域を重ね合わせたのが下図である。通路型については、進行方向別の 分布図(図 5.2.3-6)とその2つを足し合わせた分布図(図 5.2.3-8)を描 いた。2つの進行方向のサンプル数が異なるため、足し合わせる際は、数 値を足すのではなく比率の平均を取った。 ・度数分布表(区間:0-4500 階級幅:100)を基に、全インタラクション

進行方向 最大

0-300 00

0-300 00

300-600

300-600

600-900

600-900

最大

900--120 1200-1500 0-2100 2100-240 0 1500-1800 1800 00 2400-2700 270 700-3000 3000-33 300 3300-3600 3600-3900 3 3900-4 4200 4200-4500

進行方向

mm 700-30003000-3 001500-1800180 00-21002100-240 4002400-270027 33003300-36003 3600-39003900--42004200-4500 0 900--120 1200-1500

mm

行為者のスクリーンと並行方向の分布頻度をグラフ化した(図 5.2.3-7) 。

0-300

300-600

600-900

0-300

最小

900-1200 1200-1500 1500-1800 1800-2100 2100-2400

mm

300-600

600-900

最小

900-1200 1200-1500 1500-1800 1800-2100 2100-2400

mm

0-300

300-600

600-900

900-120

1 1200-1500

1 1500-1800

1 1800-2100

2 2100-2400

2 2400-2700

3 3000-3300

2 2700-3000

3 3300-3600

3 3600-3900

3 3900-4200

4200-4500 4

3900-4200 3

3600-3900 3

3300-3600 3

3000-3300 3

2700-3000 2

0.000

2400-2700 2

0 020 0.020

0.000 2100-2400 2

0.040

0 020 0.020 1800-2100 1

0.060

0.040

1500-1800 1

0.080

0.060

900-120

0.100

0.080

1200-1500 1

0.120

0.100

600-900

0.140

0.120

0-300

0.160

0.140

300-600

0.160

4 4200-4500

図 5.2.3-6 進行方向別の鑑賞位置の分布グラデーションマップ(通路型)

図 5.2.3-7 進行方向別の鑑賞区間

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

62


900--120 1200-1500 0-2100 2100-240 0 1500-1800 1800 00 2400-2700 270 700-3000 3000-33 300 3300-3600 3600-3900 3 3900-4 4200 4200-4500

mm

5. 考察

0-300 00

300-600

600-900

最大

0-300

300-600

600-900

900-1200 1200-1500 1500-1800 1800-2100 2100-2400

mm

最小

図 5.2.3-8 鑑賞位置の分布グラデーションマップ(通路型)

■絵画鑑賞時における視距離  絵画を鑑賞する際の視距離に関する図を示す。今回の実験ではデジタル サイネージの寸法を幅 180cm、高さ 135cm、面積約 24000㎠と設定して

本実験における デジタルサイネージ

本実験における デジタルサイネージ

あり、それを下図に当てはめた。

図 5.2.3-9 絵画の幅と視距離 ( 建 築 設 計 資 料 集 成 − 人 間、 丸 善、 2003 から作成)

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

図 5.2.3-10 絵画の面積と視距離 (建築設計資料集成−人間、丸善、 2003 から作成)

63


5. 考察

9% 8%

10/15 10/16

7% 6% 5% 4% 3% 2% 1%

6000

5500

5000

4500

4000

3500

3000

2500

2000

1500

1000

0

500

0%

図 5.2.3-11 インタラクティブ映像と絵画の視距 離の分布の比較 (建築設計資料集成−人間、丸善、2003)

■広場型  図 5.2.3-1、図 5.2.3-3 から、鑑賞者のほとんどは、反応領域内で鑑賞行 動を行っていることが分かる。、図 5.2.3-2 を見ると、特にスクリーンから 1.5m 〜 2.5m 付近での分布頻度が高い。これはほぼ絵画の鑑賞距離とほ ぼ同じである(図 5.2.3-11)。また、鑑賞分布グラフを見ると 2m 付近の 大きな山と 5m 付近に小さな山が現れた。特に反応領域が広い 16 日の方 が顕著に現れた。これは 16 日は全身が映る領域が後方に存在するためだ と思われる。

■通路型  進行方向別の図(図 5.2.3-6、図 5.2.3-7)を見ると、色の濃い部分がス クリーンの中心よりも進行方向よりに偏っている。これは映像のインタラ クションに気付くのが映像の前を歩いてからであり、スクリーンの中心を 通過した後に立ち止まり・後戻りをして鑑賞するからだと考えられる。

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

64


5. 考察

5.2.4 通路における通過時間  インタラクティブ映像と非インタラクティブ映像で、通路における通過 時間の比較を行った。サンプルはインタラクション行為者だけでなく、全 通行者の区間内(図 5.2.4-1)の平均通過時間と平均通過速度(表 5.2.4-1) を求めた。結果は下記のように、インタラクティブ映像が流れている方が、 通過時間は約 35% 伸びた。群衆の先頭のグループが歩行速度を緩めたこ とで、通路に人の滞留(図 5.2.4-2)が起こることがあった。

映像投影範囲

4.5m

図 5.2.4-1 通路の通過区間 表 5.2.4-1 通路の通過時間と通過速度

インタラクティブ

平均通過時間[s]

非インタラクティブ

5.51

4.06

平均通過速度[m/s]

0.82

1.11

図 5.2.4-2 通路における滞留

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

65


5. 考察

5.2.5 観察から得られた行動特性 ■鑑賞者の押し出し行動  インタラクションを行っている人がいる状況で、新たに反応領域内に人 が入ってくると、元々いたインタラクション行為者は一定の距離を置くよ うに、位置を移動する。広場型では一定の距離を保ち、鑑賞を続けること が多かったが、通路型では、人が近づくにつれ、進行方向に進み始め、押 し出されるように、鑑賞をあきらめ立ち去っていく傾向にある(図 5.2.51) 。

図 5.2.5-1 通路における押し出し行動の時間推移

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

66


5. 考察

■反応領域の境界におけるインタラクション  反応領域の内部ではなく、反応領域の境界に位置して(図 5.2.5-2)イ ンタラクションを行う行動(図 5.2.5-3)が見受けられた。体は反応領域 の外に立ち、腕や足だけを反応領域内で動かしたり、反応領域を出たり入っ たりしていた。これは、鑑賞者がインタラクティブな仕組みを理解しよう という思考が働き、映像が反応する境界において、どの領域まで反応する のか、映像にどのような動きがあるのかといったことを確かめようとして いるからだと考えられる。 mm

mm

5500

5500

5000

5000

4500

4500

4000

4000

3500

3500

3000

3000

2500

2500

2000

2000

1500

1500

1000

1000

500

500

0

0 0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 mm

0

500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 5500 mm

図 5.2.5-2 反応領域境界での鑑賞

図 5.2.5-3 反応領域境界でのインタラクション

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

67


第 6 章 まとめ


6. まとめ

6.1 本研究のまとめ  本研究によって、インタラクティブコンテンツを鑑賞する際の人間行動 の特性が一部ながらも明らかになった。具体的には以下の通りである。 ・グループ行動をしている人と単独で行動している人を比較すると、 グループで行動をしている人の方がインタラクティブコンテンツに 参加しやすい(5.2.1 インタラクション参加率の差異)。 ・広場のような大空間と、通路のような動線が一方向の空間では広 場の方がインタラクションを行う人の割合が高い。さらにその行為 の内容も広場の方が動的で多様である(5.2.1 インタラクション参 加率の差異、及び 5.2.2 インタラクションの行動分類)。 ・インタラクティブ映像を鑑賞する距離は 1.5m 〜 2,5m 付近が多く、 これは絵画の視距離と同じである(図 5.2.3-9、図 5.2.3-10、及び 図 5.2.3-11)。そこから距離が長くなると頻度は下がるが、5m 付 近で再び若干上がる(図 5.2.3-1、図 5.2.3-3、及び図 5.2.3-5)。 ・通路空間においてはインタラクティブ映像を鑑賞する際は鑑賞位 置が進行方向側に偏る(図 5.2.3-6、及び図 5.2.3-7)。また、イン タラクティブ映像を流すと、通過時間が長くなり、その結果、滞留 などが起きやすくなる(表 5.2.4-1)。

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

69


6. まとめ

6.2 展望  本研究は、インタラクティブコンテンツを鑑賞する際の人間行動特性に ついての基礎的研究である。今回の研究では、インタラクティブ映像を実 際に作成・展示することで、鑑賞者の行動を実証的に示すことができたと いえる。しかし、本実験では映像のコンテンツを1種類しか試していない ため、今回明らかになった行動が普遍的なものであると判断することは難 しい。現在、世に出ているインタラクティブコンテンツは多種多様である。 これからのデジタルサイネージ研究として、コンテンツの違いにも焦点を 当てるべきである。また、今回、定性的にしか扱うことができなかったが、 鑑賞者同士の関係も重要であると考えられ、今後はその点も検討する必要 がある。    

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

70


謝辞

謝辞  本論文を執筆するにあたり、非常に多くの方々にご指導・ご協力をしていただいたこと に感謝しています。  この研究室に招き入れてくださった渡辺先生、丁寧にご指導していただいた遠田さん、 長澤さん、林田さんには、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。特に、情報ゼ ミの遠田さんには、尊敬の念とともに深く感謝しています。今年の情報ゼミの卒論生は出 来が悪く、イライラされたことも多々あったと思いますが、見放さずご指導していただき ありがとうございました。  また、情報ゼミの先輩方にも本当にお世話になりました。特に、担当の奥津さん。奥津 さんがいなければこの論文は書き上げることはできませんでした。ICC に一緒に行っていた だいたり、研究室に泊まりで相談に乗ってもらったり、感謝の念が尽きません。一瞬、担 当だったおかたつさんには、実験の準備を手伝ってもらったり、ゼミ前日に自分の研究そっ ちのけで僕の参考文献をまとめてくれたり、自分こそおしゃれなのに「たすけ、おしゃれ だな〜」とか言ってきたり、鬱になったらメールしちゃいなよとか言ってきたり、感謝と 不満が一杯です。第2回中間発表の時は、長澤さんに「担当、誰?」とか言わせてしまい、がっ きーさんには本当申し訳なかったです。じまさんには、DS 関係の情報を送ってくれたり感 謝しているんですが、卒論生より研究頑張ってるのに、卒論生より焦るのはやめてください。 あのさん、元気ですか?池内さん、雪降ってるのに、ノーマルタイヤなのに、170km/h 出 すのはやめてください。入江さん、逆ナンのされ方を教えてください。ヒデさんみたいなキャ ラにはどうやったらなれますか?田名網さん(スペシャルサンクス)、僕は卒論をやってい ました。  一緒に頑張った卒論生のみんなにも感謝しています。  ゆかりんが僕のたいやきを食ったことは忘れません。江藤さんの彼女がかわいくてうら やましいです。A 男には気を遣いません。ゆたかの八王子前の「わっしょ〜い」に対するレ スポンスが遅くてすみません。木戸は片付けろ。小西は最後までうっとうしかったです。ぺー の生き方が憎いです。よりよりは耳が遠いです。はっしーのアプリはいつ発売ですか?じゃ んぼは寝過ぎです (・_・| ながたつはバイトと研修のしすぎです。おっちーのフォルダは神。 皆さんのおかげで苦しくも、楽しい卒論生活でした。

2009 年 11 月 6 日 渡辺仁史研究室 小池太輔

インタラクティブ映像の鑑賞行動に関する研究

71


参考文献

参考文献 <参考論文> 菊池徹、渡辺英俊、遠田敦、林田和人、渡辺仁史:視覚情報の逓減からみた街頭プロモーション活動の見 物衆のモデル化、研究報告集 II, 建築計画・都市計画・農村計画・建築経済・建築歴史・意匠  pp.69-72 勝山道雄、瀧澤重志、河村廣、谷明勲:エージェントを用いた人間行動モデル - 美術館における鑑賞行動、 日本建築学会近畿支部研究報告集 計画系 (43) pp.305-308 、2003 森誠博、高柳英明、長澤夏子、樫村 奈美、渡辺仁史:大型ビジョンのコンテンツニーズと視認性に関す る研究、学術講演梗概集 . E-1, 建築計画 I, 各種建物・地域施設 , 設計方法 , 構法計画 , 人間工学 , 計画基礎 2001, pp939-940 菅靖子、山崎晶子、山崎敬一:インタラクティブな展示装置を中心とする鑑賞者の相互行為、Bulletin of Japanese Society for Science of Design 49(5) pp.1-10 合原祐美、上野淳、倉斗綾子:美術館における来館者の鑑賞行動に関する研究、学術講演梗概集 1999 pp.65-66 長澤夏子、平野えりか、佐野友紀、林田和人、渡辺仁史:映像空間における人間行動研究 映像空間の研 究 その2、学術講演梗概集 . E-1 1996 pp.631-632 今井康博:美術展示空間における鑑賞行動特性に関する研究、1985 清水健吾:画をみる距離に関する調査及び予備的考察、論文報告集、1964 中村洋:絵画を鑑賞する距離に関する実験、論文報告集、1964

<参考文献> 中村伊知哉、石戸奈々子:デジタルサイネージ革命、朝日新聞出版、2009 日本建築学会(編) :建築設計資料集成−人間、丸善、2003 前川峻志、田中孝太郎:Built with Processing デザイン/アートのためのプログラミング入門 [ 改訂版 ]、 株式会社ビー・エヌ・エヌ新社、2008 日経アーキテクチュア 6 月 15 日号「商空間・インテリアデザイン」、日経 BP 社、2009

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資料編


資料編

実験で使用したインタラクティブ映像及び非インタラクティブ映像のコードを記載する。 ■インタラクティブ映像(昼間用コード) import processing.video.*; Capture video; PFont font; int w=800; int h=600; int Length = 200; float[] X = new float[Length]; float[] Y = new float[Length]; float[] Spx = new float[Length]; float[] Spy = new float[Length]; float[] SpeedRate = new float[Length]; // 前回画面ピクセル色を保存するための配列を用意 color[] exColor=new color[w*h]; // 許容値の変数 int tolerance=100; int sumX,sumY;// 平均値を求めるための合計座標値の変数 int pixelNum;// 変化のあったピクセルを数えるための変数 int pixelNum2; float x,y;// 座標値の変数 float filterX1,filterY1;// フィルタをかけた座標値の変数 float filterX2,filterY2;// フィルタをかけた座標値の変数 float filterX3,filterY3;// フィルタをかけた座標値の変数 boolean movement=false;// 動体の有無のフラグ void setup(){ size(w, h); video = new Capture(this, w, h); font=loadFont("Monaco-10.vlw"); textFont(font); rectMode(CENTER); noStroke(); frameRate(10); for(int i=0 ; i<Length ; i++){ X[i] =random(width); Y[i] =random(height); Spx[i] = Spy[i] =0; SpeedRate[i] = random(0.1,0.3);

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資料編

} } void draw(){ if(video.available()){ video.read(); tint(255,40); image(video,0,0); loadPixels();// 画面内ピクセルをロードしておく movement=false;// 動体のフラグを false に戻しておく for(int i=0;i<w*h;i++){ // 前回と今回の画面のピクセルの各色の差を求める float difRed=abs(red(exColor[i])-red(video.pixels[i])); float difGreen=abs(green(exColor[i])-green(video.pixels[i])); float difBlue=abs(blue(exColor[i])-blue(video.pixels[i])); // 色の差が許容値以上の場合(動体がある場合) if(difRed>tolerance && difGreen>tolerance && difBlue>tolerance){ movement=true;// 動体有りのフラグを true にしておく pixels[i]=color(random(0,255),random(0,255),random(0,255));// そのピクセルを緑にする sumX+=i%w;// 平均値を求めるために X 座標値を加算する sumY+=i/w;// 平均値を求めるために Y 座標値を加算する pixelNum++;// 変化のあったピクセル数を数える } // 次回ループのために今回の画面を前回の画面として保存しておく exColor[i]=video.pixels[i]; } // 動体があった場合(画面内に変化があった場合) if(movement==true){ updatePixels();// 画面内ピクセルをアップデート x=sumX/pixelNum;//X 座標平均値を求める y=sumY/pixelNum;//Y 座標平均値を求める // 各変数を初期化しておく pixelNum2=pixelNum; sumX=0; sumY=0; pixelNum=0; } } for(int i=0; i<Length; i++){ Spx[i] = (filterX1 - X[i]) * SpeedRate[i]; Spy[i] = (filterY1 - Y[i]) * SpeedRate[i];

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X[i] += Spx[i]; Y[i] += Spy[i]; drawBug(i); } filterX1+=(x-filterX1)*0.3;//X 座標にフィルタをかける filterY1+=(y-filterY1)*0.3;//Y 座標にフィルタをかける fill(256,256,256); stroke(50,50,50); strokeWeight(1+pixelNum*0.0001); for(int i=0;i<15;i++){ float d =random(10+pixelNum2*0.003,30+pixelNum2*0.003*3); ellipse(random(filterX1-30,filterX1+30),random(filterY1-30,filterY1+30),d,d);// 正方形描画 } } void drawBug(int i){ pushMatrix(); translate(X[i],Y[i]); rotate(atan2(filterY1-Y[i],filterX1-X[i])); smooth(); strokeWeight(1); stroke(255,255,255); fill(250,38,116); rect(5,0,15,3); tint(255,10); if(dist(X[i],Y[i],filterX1,filterY1)<50){ X[i] =random(0,width); Y[i] =random(0,height); } popMatrix(); } void fadeToWhite(){ noStroke(); fill(255,30); rectMode(CORNER); rect(0,0,width,height); }

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■インタラクティブ映像(夜間用コード) import processing.video.*; Capture video; PFont font; int w=800; int h=600; int Length = 200; float[] X = new float[Length]; float[] Y = new float[Length]; float[] Spx = new float[Length]; float[] Spy = new float[Length]; float[] SpeedRate = new float[Length]; // 前回画面ピクセル色を保存するための配列を用意 color[] exColor=new color[w*h]; // 許容値の変数 int tolerance=100; int sumX,sumY;// 平均値を求めるための合計座標値の変数 int pixelNum;// 変化のあったピクセルを数えるための変数 int pixelNum2; float x,y;// 座標値の変数 float filterX1,filterY1;// フィルタをかけた座標値の変数 float filterX2,filterY2;// フィルタをかけた座標値の変数 float filterX3,filterY3;// フィルタをかけた座標値の変数 boolean movement=false;// 動体の有無のフラグ void setup(){ size(w, h); video = new Capture(this, w, h); font=loadFont("Monaco-10.vlw"); textFont(font); rectMode(CENTER); noStroke(); frameRate(10); for(int i=0 ; i<Length ; i++){ X[i] =random(width); Y[i] =random(height); Spx[i] = Spy[i] =0; SpeedRate[i] = random(0.1,0.3); } }

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void draw(){ if(video.available()){ video.read(); tint(255,40); image(video,0,0); loadPixels();// 画面内ピクセルをロードしておく movement=false;// 動体のフラグを false に戻しておく for(int i=0;i<w*h;i++){ // 前回と今回の画面のピクセルの各色の差を求める float difRed=abs(red(exColor[i])-red(video.pixels[i])); float difGreen=abs(green(exColor[i])-green(video.pixels[i])); float difBlue=abs(blue(exColor[i])-blue(video.pixels[i])); // 色の差が許容値以上の場合(動体がある場合) if(difRed>tolerance && difGreen>tolerance && difBlue>tolerance){ movement=true;// 動体有りのフラグを true にしておく pixels[i]=color(random(0,255),random(0,255),random(0,255));// そのピクセルを緑にする sumX+=i%w;// 平均値を求めるために X 座標値を加算する sumY+=i/w;// 平均値を求めるために Y 座標値を加算する pixelNum++;// 変化のあったピクセル数を数える } // 次回ループのために今回の画面を前回の画面として保存しておく exColor[i]=video.pixels[i]; } // 動体があった場合(画面内に変化があった場合) if(movement==true){ updatePixels();// 画面内ピクセルをアップデート x=sumX/pixelNum;//X 座標平均値を求める y=sumY/pixelNum;//Y 座標平均値を求める // 各変数を初期化しておく pixelNum2=pixelNum; sumX=0; sumY=0; pixelNum=0; } } for(int i=0; i<Length; i++){ Spx[i] = (filterX1 - X[i]) * SpeedRate[i]; Spy[i] = (filterY1 - Y[i]) * SpeedRate[i]; X[i] += Spx[i]; Y[i] += Spy[i];

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drawBug(i); } filterX1+=(x-filterX1)*0.3;//X 座標にフィルタをかける filterY1+=(y-filterY1)*0.3;//Y 座標にフィルタをかける fill(256,256,256); stroke(50,50,50); strokeWeight(1+pixelNum*0.0001); for(int i=0;i<15;i++){ float d =random(10+pixelNum2*0.003,30+pixelNum2*0.003*3); ellipse(random(filterX1-30,filterX1+30),random(filterY1-30,filterY1+30),d,d);// 正方形描画 } } void drawBug(int i){ pushMatrix(); translate(X[i],Y[i]); rotate(atan2(filterY1-Y[i],filterX1-X[i])); smooth(); strokeWeight(1); stroke(255,255,255); fill(250,38,116); rect(5,0,15,3); tint(255,10); if(dist(X[i],Y[i],filterX1,filterY1)<50){ X[i] =random(0,width); Y[i] =random(0,height); } popMatrix(); } void fadeToWhite(){ noStroke(); fill(255,30); rectMode(CORNER); rect(0,0,width,height); }

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■非インタラクティブ映像 import processing.video.*; Capture video; PFont font; int w=800; int h=600; int Length = 200; float[] X = new float[Length]; float[] Y = new float[Length]; float[] Spx = new float[Length]; float[] Spy = new float[Length]; float[] SpeedRate = new float[Length]; void setup(){ size(w, h); video = new Capture(this, w, h); font=loadFont("Monaco-10.vlw"); textFont(font); rectMode(CENTER); noStroke(); frameRate(10); for(int i=0 ; i<Length ; i++){ X[i] =random(width); Y[i] =random(height); Spx[i] = Spy[i] =0; SpeedRate[i] = random(0.1,0.3); } } void draw(){ if(video.available()){ video.read(); tint(255,40); image(video,0,0); loadPixels();// 画面内ピクセルをロードしておく } for(int i=0; i<Length; i++){ Spx[i] = (w/2 - X[i]) * SpeedRate[i];

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Spy[i] = (h/2 - Y[i]) * SpeedRate[i]; X[i] += Spx[i]; Y[i] += Spy[i]; drawBug(i); } fill(256,256,256); stroke(50,50,50); for(int i=0;i<15;i++){ float d =random(10,30); ellipse(random(w/2-30,w/2+30),random(h/2-30,h/2+30),d,d); } } void drawBug(int i){ pushMatrix(); translate(X[i],Y[i]); rotate(atan2(h/2-Y[i],w/2-X[i])); smooth(); strokeWeight(1); stroke(255,255,255); fill(250,38,116); rect(5,0,15,3); tint(255,10); if(dist(X[i],Y[i],w/2,h/2)<50){ X[i] =random(0,width); Y[i] =random(0,height); } popMatrix(); } void fadeToWhite(){ noStroke(); fill(255,30); rectMode(CORNER); rect(0,0,width,height); }

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卒業論文  

2009小池太輔卒業論文

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