Issuu on Google+

広 が るオー ディオ・リス ニングの 新しい スタイル


Contents デジタルの新しい境地を切り拓いた PC オーディオの世界

4

USB-DAC とその上に位置する オーディオ・インターフェイス

6

オーディオ愛好家も納得した PC オーディオの火付け役、Fireface シリーズ

8

接続に必要なものを確認

  10

音楽ファイルを再生する

 12

まだまだ広がる PC オーディオの可能性

14

オーディオ評論家による 「RME - 私の場合」 山之内 正 氏

  16

岩井 喬 氏

  18

鈴木 裕 氏

  20

林 正儀 氏

  22

・本誌の著作権は株式会社シンタックスジャパンに帰属します。 ・本誌の内容の一部、または全部を株式会社シンタックスジャパンの書面による承諾なしに複写、複製、送信、情報検索のために保存すること、 および他の言語に翻訳することを禁じます。

・記載されている事柄は、将来予告なしに変更することがあります。 ・記載されている会社名、製品名は、各社の商標および登録商標です。

copyright ©2012 by Synthax Japan Inc. All rights reserved.


デジタルの新しい 境地を切り拓いた PC オーディオの世界 1982 年 に オー ディオ CD が 発 売 さ れ たことに よって 始 まった デ ジタル・オー ディオは、 SACD や DVD などと媒体を変えながら進化してきました。一方で、PC の処理能力が向上 し、インターネットを介した楽曲販売の普及も進んだことにより、今では PC が音楽再生の媒 体 でありプレーヤーとして活用されるようになりました。音楽プレーヤーとしての PC は、 D/A(Digital-to-Analog)変換に RME のオーディオ・インターフェイスを使用することによ り、オーディオ愛好家のニーズにも応えうる「PC オーディオ」へと昇華します。

制作現場の環境をリスニング・ルームに再現  音楽制作の現場ではより急速にデジタル化が進

み、現在制作されている音楽コンテンツはほぼすべ

て PC を活用したデジタルの制作環 境から届けら

れ ま す。制 作スタジ オにも広く導 入されてい る

RME のオーディオ・インターフェイスをリスニング 4

環 境に導入することにより、制作者の意図そのま

まの音的空間を愉しむことができるようになりま した。プロのエンジニアが納得した色づけのない

RME のニュートラルな音質が、オーディオ愛好家 の皆様からも支持をいただいています。また、元


来汎用性の高い PC を核とした PC オーディオは、

高級アンプやスピーカーで構成されたオーディオ・

システムから、パワード・スピーカーを使用した最

小限の再生システムまで、さまざまな再生環境で最 高のパフォーマンスを発揮します。

マイスターの国が生み出す透明無垢なサウンド  RME は、ドイツ・ミュンヘンに近いハイムハウゼ

RME のオーディオ・インターフェイス Babyface お

楽レコーディング / 制作、放送、ライブ、音声解析と

剛健な外観の通り、音声データに含まれる本来の

ンという町で 1996 年に設立されました。以 来、音

いった「音のプロフェッショナル」のジャンルでトッ

プクラスの信頼度を誇っています。プロフェッショ ナルの現場からの厳しい要求に応えることにより鍛

えられた高い音質と安定性は、オーディオ・インター フェイスというかたちでご家庭やモバイル環境でも

よび Fireface シリーズは、ドイツ製 品らしい質 実

サウンドをそのままにリスナーへ届けます。マイス

ターの国が生み出したオーディオ・インターフェイ

スによる、その透明無垢なサウンドをぜひお楽しみ ください。

その真価を発揮します。

5


USB-DACとその上に位置する オーディオ・インターフェイス

PC オーディオで一番重要となる のが、デジタル・データをアナログ の 音声信号に変 換する D/Aコン バー タ。USB-DAC(DAC は D/A Converter の略)と呼ばれること の多い、この部分の性能の善し悪 しで 音 質 が 決 定しま す。で は、 USB-DAC とその上位に位置する オーディオ・インターフェイスとは どのような機材なのでしょうか?

録音スタジオで活躍する RME のオーディオ・インターフェイス  オーディオ雑誌や WEB サイトでも頻繁に登場する USB-DAC(ユーエスビー・ダック)は、PC と USB ケー ブルで接続して PC 内のデジタル・データをアナログ の音声信号に変換し、アンプやスピーカーへと出力 する、言わば音のプリンターのような機材です。この USB-DAC の性能により PC オーディオの品質は大き く左 右され、実 際 に 製 品によって音 質やキャラク ターはかなり異なります。

ように高速で連続発音させることによ オーディオデータ

り、音声信号として再生します。一つ 一つのサンプル同士の時間的間隔は

り込んだアナログ音声をデ にするものがオーディオ・イ

「ジッター」の抑制

プル」と呼びます)をアニメ・フィルムの

コンバータとともに A/Dコ

ジタル化して保存できるよう

高 音質を実現するカギとなる

音を切り取ってデータにしたもの(「サン

PC

ての機能を内包しつつ、D/A

アナログ・プレーヤーから取

質な再生が可能になります。

 デジタル・オーディオでは、一瞬一瞬の

 一方で、USB-DAC のすべ

ンバータを搭載し、 マイクや

ドライバを使用することにより、データの通信速度や 安定性においてより高い品質を実現しますので、高音

「サンプリング・ USB ケーブル

レート」と呼ばれ、

USB-DAC

ンターフェイスと呼ばれる機

オーディオアンプ等

材です。  一般に、USB-DAC と呼ば れている製 品では OS が 用 意している汎 用のドライバ を使 用することが多いので すが、RME のオーディオ・イ ンターフェイスでは 専用の

6

オーディオケーブル

デジタル信号をアナログ化する USB-DAC PC と USB ケーブルで接続する USB-DAC は、PC 内にあ るデジタルの楽曲データをアナログに変換してオーディ オ信号として取り出すことができる機材。国内外の多く のメーカーから様々な製品が出ています。

CD の場 合 は 44.1kHz と なり、1秒間に 44,100 回サン プルが再生されます。アニメ の場 合と同様に、サンプリン グ・レートが高いほど再生(= 音質)がなめらかになります (た だし、一定 以 上 に なると 人間には違いを感知できなく なります)。最近では 96kHz


や 192kHz といった高いサンプリング・レートの音源(ハ イレゾ音源)も販売されるようになり、PC オーディオの 普及に一役かっています。

理想的なクロック 揺れ(ジッター)のあるクロック

 いずれにしても、 1秒間に数 万回から数十万回のデー タ再生を行うために、D /A 変 換時には「クロック」と呼 ばれるデジタル 信号を基 準として処 理のタイミングを 制御しているのですが、実際にはこのクロックには若干 の揺れが生じます。この揺れのことを「ジッター」と呼び、 音 質 劣化の要因となるため、ジッターをいかに抑 制す

クロックの揺れ=ジッターが 音質を劣化させる D/A 変換のタイミングを制御するデジタル・クロッ クには 若 干 の 揺 れ が あります。この 揺 れ(ジッ ター)が大きいと、オーディオ性能に大きな影響を 与え、結果として音質が劣化してしまいます。

るかが 高音質化のカギとなるのです。RME の製品には SteadyClock( ステディクロック)と呼 ばれる独自開 発の高品位なクロックを搭載していますので、 別途高価なクロック・ジェネレーターを 用意しなくても、安定した高い音 質を享受できます。

高音質の秘密、SteadyClock 一 部 のハイエンドなオーディオ 機 器 を除き、デジタル 機 器 のクロック部は、外 部 信号を受 信 するアナログ PLL (Phase Locked Loop ─ 位相同期回路)と内部クロックを生成するいくつかの水晶発振器から構成されています。 それに対して、RME の SteadyClock は 1 基の水 晶発振 器で、オーディオ・データとは独 立したキャリア・データ のクロックのみを受信し、相互干渉による精度の低下を防ぎます。 SteadyClock は、デジタル PLL とアナログ・フィルターで構成された高速な回路で、他社のデジタル技術と比べ てもきわめて高速に反応し、28 ∼ 220kHz の入力信号に対して数分の 1 秒以内で同期します。 この SteadyClock によるジッター抑制が、RME の高い音質と安定性を実現するカギなのです。

7


現在の PC オーディオ・ブームの火付け役と言っても 過言ではないのが、ドイツ RME が開発したオーディ オ・インターフェイス、Fireface シリーズです。プロ フェッショナルの現 場で培われ支持されてきた絶対 的な高音 質は、これまで PC での音 源 再生に消極 的 だったオーディオ愛好家をも魅了し、PC での楽曲管 理の利便性とも相まって PC オーディオというジャン ルが爆発的に広がるきっかけとなりました。

オーディオ愛好家も納得した PCオーディオの火付け役、 Fireface シリーズ コンパクトで高コストパフォーマンスを実現した Babyface  制作用の機材として、その優れた音質と安定性で確

 また、USB ケーブルだけで AC アダプタさえ不要な

固たる地位を確立した Fireface シリーズのコア・テクノ

簡単接続と、インピーダンスの高いヘッドフォンでも

ロジーをそのままに、入出力のチャンネル数を絞ってコ

十分ドライブできる、高性能ヘッドフォンアンプの搭

ンパクトな筐体にまとめ、電源供給も USB ケーブルだけ

載により、外出先でも高音質を存分にお楽しみいた

で実現するなどの利便性を実現した、RME のコンセプ

だくことができます。

ト・モデルが Babyface です。小型かつ低価格を実現 しながらも、24bit/192kHz まで対応するオーディオ 処 理の心臓部には他の Fireface と同じシステムを採 用しており、RME の妥協のない高音質を手軽に楽しめ る Babyface の登場により、 PC オーディオは一気にユー ザー層の裾野を広げました。

Babyface 10ch 入力 / 12ch 出力(アナログ 2ch 入力 / 4ch 出力) USB バスパワー対応

Babyface 用ブレイクアウト・ケーブル

Babyface は筐体が小さいため、アナログのオーディ オ入出力には付属のブレイクアウト・ケーブルを使用し ます。バランス接続の XLR(キャノン)タイプと、アン バランス接 続の RCA タイプの2種 類のブレイクアウ ト・ケーブルが付属しています。

8


RME の技術の粋を集結し、その代名詞とも なった Fireface シリーズ。19 インチ・ラックま たは ハーフ・ラック・サイズの筐体に、 プロ・ オーディオの現場で求められるあらゆる性能 を凝縮して搭載しています。サラウンドなど の多チャンネル再生にとどまらず、CD トラン スポートや地デジ・チューナーなど、あらゆ るソースを取りまとめて高品 質な D/A 変 換 を実現するサウンド・ハブとして、また、高性 能な A/D 変 換を活用して、貴 重なアナログ 資産のデジタル・アーカイブ化にも、幅広く活 用していただけます。

Fireface UCX 18ch 入力 /18ch 出力(アナログ 8ch 入力 / 8ch 出力) USB & FireWire / iPad 対応(Camera Connection Kit 経由) Fireface シリーズの最 新モデルで

ある Fireface UCX は、プロフェッ

サラウンドにも対応、

サウンドのデジタル・ハブとして 活躍する Fireface シリーズ

ショナル・オーディオ・インタフェー

スでは初となるクラス・コンプライ アント・モードにも対応し、 Apple iPad でも使用

できる本格 的イン

ターフェイスとして

も注目を集めています。

Fireface UC 18ch 入力 / 18ch 出力(アナログ 8ch 入力 / 8ch 出力) USB オーディオ・インターフェイスの基礎を築いた銘機

RME サウンドの要 ─ FPGA Babyface を含むすべての Fireface シリーズは、主要 な 演 算処 理を FPGA(Field-Programmable Gate Array)と呼ばれる集積回路で行います。FPGA は通 常の LSI とは異なり回路自体の設計をソフトウェア (ファームウェア)で制御することが可能で、汎 用の チップよりもオーディオの取り扱いに最適な演算処

Fireface UFX 30ch 入力 / 30ch 出力(アナログ 12ch 入力 / 12ch 出力) USB & FireWire 対応、Fireface のフラッグシップ・モデル

理をプログラムすることができます。また、ファーム ウェアをアップデートすることにより、ハードウェア そのものの機能も更新することができます。これに より、OS 環境が新しくなっても柔軟に追従すること ができるため、5 年、10 年とコンピュータ自体の買い 換えサイクルをも超えて長くお使い

Fireface 800

いただけます。RME はオーディオ

28ch 入力 / 28ch 出力(アナログ 10ch 入力 / 10ch 出力) FireWire 対応、根強い愛好家に支持されるロング・セラー

機器に FPGA を取り入れた最初の メーカーの一つで、その優れた性能 と実績により今では多くのメーカー が FPGA を採用しています。

詳しくは

>> http://audio.synthax.jp

9


接続に必要なものを確認 接 続端子をチェックする  Babyface では、筐体サイズの関係から アナログの入出力には付属するブレイクア ウト・ケーブルを使 用します。ブレイクア ウト・ケーブルには XLR(キャノン)と RCA の2種類が付属していますので、お使いの アンプの入力端子に合わせてケーブルを用 意してください。  一方で、Fireface 800/UC /UCX/ UFX で は、出力ポートはヘッドフォンなどでおなじ みの TRS フォーン端子が基 本となります。 そのため、MI7 Japan オンラインストア(※)

バランスとアンバランス  機器の仕様表などを見ると、 「 バランス」 「 アンバランス」とい う記載があります。これは接続ケーブルの仕様を示している もので、一般的なオーディオ用途では「アンバランス」が使用 されることが多いようです。このアンバランスとは、ケーブル が信号線とアース線の 2 系統で形成されていることを表して います。これに対して、バランスでは信号線がプラス(+)とマ イナス(−)の 2 種類あり、これにアース線を加えた 3 系統で 接 続されます。バランス接 続の プラスが通常の信号で、マイナス はこの逆波形の信号が送られま す。入 力側の 機 器でこのマイナ

で 販 売されてい る オプ ション・ケーブル や、変 換コネクタを使用してお 手 持ちのアンプの AUX IN や CD IN(RCA もしく は XLR 端子)へ接続して いただくことになります。 ヘッドフォンで楽しむ場 合 は、本体 のステレオ・ ヘッドフォン端子に直接 接続します。

Babyface ブレイクアウト・ケーブル Babyface の D-Sub 端子に接続します。必要に応じて、付属の 延長ケーブルを利用するといいでしょう。これによってステレオ 入出力とヘッドフォン、MIDI 入出力の 7 つの端子に分岐します。

10

ここでは、Babyface/Fireface を オーディオ・システムへ接続する方 法をご紹介します。 アンプ機能を内蔵したパワード・ スピーカ ー をご 使 用 の 場 合 は、 Babyface/Fireface から直 接ス ピーカーに接続していただくこと ができますが、一般的なオーディ オ・システムの場 合、オーディオ・ インターフェイスからの出力をプ リメイン・アンプなどへ接続して いただくことになります。


加算することで 2 倍の強度の信号を得られ

オプション・ケーブル Fireface シリーズは、オーディオ機器では一般的では

ないフォーン 端 子 のため、機 器 の 接 続 には片 方 が フォーン端子、もう片方が XLR(あるいは RCA)となっ ているケーブルを使用するか、XLR もしくは RCA ケー ブルの片方の端子に装着して、フォーン端子に変換す る(あるいはその逆)変換コネクタを使用します。

るというもので、主に業務用音響機器など 微弱な信号で長い距離を伝送する場合に

お使いの機器にあった ケーブルを選んでください

ス信号をさらに逆転させ、プラスの信号と

来ノイズに対して強くなるため、オーディ オ機器でもこのバランス接続を利用してい る製品が増えて来ています。 コネクタの種類

使われます。バランス接続にすることで外

RCA(ピン・ジャック)

オーディオや映像機器で広く使わ れている端子。アンバランス接続。 ステレオの場合 L と R で色づけさ れている。

XLR(キャノン)

マイクのような弱い信号を長距離 伝送するためにノイズに強いバラ ンス接続を採用。業務用機器では 一般的な端子。

TRS(フォーン)

Fireface シリーズに採用されてい る端子。ステレオ標準ジャックの 3 芯を使って、XLR 端子よりも省ス ペースでバランス接続を実現。

※ MI7 Japan オンラインストアでは、Fireface 用オプション・ケーブルをはじめ

RME 製品を快適に使用していただくためのオプション品を販売しています。

http://store.mi7.co.jp

詳しくは

>> http://audio.synthax.jp 11


機 器 同 士の 接 続 準 備 が 整ったら、ま ずはドライバをインストールします。 製 品 に付 属 の CD-ROM もしくは シ ン タッ ク ス ジ ャパ ン の Web サ イト (http://www.synthax.jp)か らダ ウ ンロードして、インストールしてくだ さい。実 際 の 手 順 は、製 品 同 梱 の 説 明資料を参照してください。

音楽ファイルを再生する Windows Media Player や iTunes で再生する  ドライバのインストールが 完了したら、手始めに PC での音楽再生ではおなじみの Windows Media Player または iTunes で音を再生してみましょう。 Windows ではコントロールパネル の「サウンド」、 Mac ではシステム環境設定の

 RME のオーディオ・インターフェイスでは、付属す る TotalMix というソフトウェア・ミキサーでさらに 細かく入出力を制御することができます。詳しくは 製品に同梱の解説書をご参照ください。

「サウンド」で、出力装置として、 Babyface ま た は Fireface を 選 択してください。音 楽を再 生すると、ヘッドフォンまたは アナログ出力の 1/2 チャンネル に接続された機器から音が出 てきます。

各種ドライバのダウンロードはシンタックスジャパンの 各種ドライバのダウン ロードはシンタ タックスジャパンの Web サイトで  

http://www.synthax.jp

音楽データは非圧縮の WAV や AIFF で HDD に保存する PC オーディオ環境においては、いちいち CD をセットさせるまでもなく、ライブラリ化しておいたファイルを指定す れば好きな曲がすぐに再生できるのが大きなメリットです。またその場合 CD/DVD プレイヤーを動かす必要がない ので、モーターなどの回転系のノイズからも解放されます。ただし、Windows Media Player や iTunesで CD から オーディオファイルを取り込んでライブラリ化する場合、注意が必要です。初期設定では WMA や AAC といった圧 縮オーディオ形式が指定されているため、この時点で音質が劣化してしまうのです。これを避けるために非圧縮の WAV や AIFF を指定しておきましょう。ロスレス形式という音質劣化しない圧縮形式でも構いませんが、汎用性が なくなり不便な面もあります。大容量な HDD が安価で入手できる時代ですから、非圧縮ファイルをお勧めします。

12


高音質プレーヤー・ソフトを使用する  Windows/Mac ともに、音楽再生に特化した高音 質の専用ソフトウェアが普及しています。これらの

いった高解像度の楽曲ファイルやサラウンドの再生 など、PC オーディオの楽しみ方がぐっと広がります。

ソフトを使 用することにより、96kHz や 192kHz と

主要なプレイヤー専用ソフト Windows foobar2000 http://www.foobar2000.org

MediaMonkey http://www.mediamonkey.com

uLilith http://www.project9k.jp

Mac Play http://sbooth.org/Play/

VLC media player http://www.videolan.org

Audirvana http://audirvana.com

詳しくは

>> http://audio.synthax.jp

13


まだまだ広がる PC オーディオの可能性

アナログ・レコードやカセットテープのデジタル化 コンピュータでオーディオを楽しむようになると、高音質で劣化する心配も

なく、管理もしやすいことから、これまで大事にコレクションしてきたアナ

ログ・レコードやカセットテープ、オープンリールといった「アナログ音源」

もコンピュータへ取り込んで再生できるようにしたくなることでしょう。

RME 製品にはオーディオ出力と同様に高い音質を誇るオーディオ入力が

搭 載されていますので、従 来の録 音 デッキと同じ感 覚でコンピュータを

使って録音を行い、アナログ音源をデジタル化することができます。

生音や蓄音機を録音 RME のオーディオ・インターフェイスはすべて、マイク・プリアンプの機能を備えています。

これにより、例えば蓄音機のようなまったく電気を介さない再生装置の音を録音したり、カ

ラオケトラックに自分のボーカルを吹き込んで楽しんだり、といったことが可能になります。

もちろん生音の録音でも 24bit/192kHz まで対応。マイクの性能を最大限に活かしたプロ フェッショナルな録音が実現します。

サラウンド環境も手軽に実現 ハイレゾサラウンドによる楽曲配信も始まり、コンテンツも

充実しつつあるサラウンド音源。マルチ・チャンネル出力に も対応する Fireface シリーズなら、アクティブ・モニタを接

続することにより実に簡単にサラウンド再生環境を構築でき ます。ぜひ実際にサラウンドのすごさを体感してください。

14


詳しくは

>> http://audio.synthax.jp

MD や DAT などのデジタル素材のデータ化 最近めっきり使われなくなってきた感のある MD や DAT。 これらのメディアにしか残っていない音源をお持ちの方も いらっしゃるのではないでしょうか? デジタル入力も備

える RME のオーディオ・インターフェイスなら、それらの

機 器をデジタル 接 続して音 質を劣化させることなくコン

ピュータに取り込んで、他のデジタル・ファイルと同じよう に楽しむことができます。

15


オーディオ評論家による「RME - 私の場合」

Fireface UCX が一台あれば

PCオーディオのあらゆる魅力を味わえる

山之内 正

オーディオ評論家として第一線で活躍する一方で、自身もコントラバスでオーケストラに参加 する一面を持つ山之内 正氏は、公私に渡って Fireface UCX をお使いいただいています。いわ ばあらゆる音楽環境に精通した山之内氏が、Fireface UCX を選んだ理由をお聞きしました。 いままでの DA コンバーターとは違う音  私が 初めて Fireface シリーズを知ったのは、実は

再生のあらゆる面をカバーする一台として導入するし

演奏会での録 音現場で、エンジニアを担当していた

かないと想い、購入にいたりました。

友人が使用していたことがきっかけです。その時に と感じたのが、最初の印象でしたね。後日、雑誌の取

音源そのものが持つクオリティ を追求でき るようになりました

材で Fireface UC に触れる機会があって、改めてそ

 従来のオーディオを機器では「音を作っていく」とい

“非常に高精度な USB オーディオインターフェースだ”

16

らゆる面でグレードアップしていて、これはもう録音 /

の再生音を聴いた瞬間、 「いままでの DA コンバーター

う側面もあったのですが、RME のような機材のおか

とは音が違う」と感じたのをよく覚えています。その

げで音楽そのものの聴き方も変わり、より“音源その

時から RME はオーディオ的に非常に優れた技術を

ものが持つクオリティ”を追求できるようになったのも

持つブランドだというイメージを持っています。

大きなポイントです。

 また、ジッター低減技術である Steady Clock やプ

 一般的にプロ用の機材は、使い方が我々コンシュー

ロの現場での実用例などを見るなどして、RME が音

マーには難しく、導入の際にはある種の勇気と知識が

に対して圧倒的な信頼を誇るブランドということを知

必 要なものが 多いです。しかし、RME の USB オー

ると、Fireface は一層気になる存在になりました。最

ディオインターフェースには TotalMix FX など非常に

新の Fireface UCX では、音質面でも機能面でも、あ

優れたコントロールソフトが付属しており、使い方も操


RME - 私の場合:山之内 正

山 之内氏の自宅に導入された Fireface UCX。薄型、コン パクトなボディなので、リスニングルームの好きな場所に設置 することができます。

▲RME の製品における共通の特徴として、プロ用機器であ りながら直感的に操作できるコントロールソフト「TotalMix FX」の付属があります。これにより、RME の製品は非常に 洗練された操作感を獲得していると山之内氏は語ります。

▲オーディオ評論家の他に、自身もオーケストラに所属するなど、 演奏家としての横顔も持つ山之内氏。RME の秘めたポテンシャル は自身の演奏のレコーディングにも活用される予定とのことです。

作画面も非常に洗練されているので、その心配はいら ないでしょう。

他のデジタル機器と接続して楽しむことも  RME のオーディオ的な使い方として、USB 接続し てハイレゾリューション音源を楽しむのが、最もシンプ ルな方法ですね。どうしても“PC オーディオ専用の機 器”というイメージが強いと思いますが、もちろん、CD プレーヤー等と接続して高精度な DA コンバーターと して活用することも可能で す。いま流行りのネット ワークプレーヤーを愛用されている方は、お手持ちの マシンにデジタル出力が 付いているならば Fireface UCX の高精度な DA 変換を使用して楽しむこともで きます。

高度なAD変換機能でレコードをデータ化し てみたい  それと RME を語る時に忘れてはいけないのが、高 度な AD 変換機能です。私の場合は、やはり自分 が 所属するオーケストラの演奏の際に、ノートパソコンと マイク、そして Fireface さえあれば簡単にレコーディン グまでできてしまうのが大きな魅力となっています。 “簡単な”と言いましたが、そこで使用するのは世界中 のプロが認めたクオリティ。やはりそこに RME なら ではの魅力がありますよね。もちろんこの機能を使っ てアナログレコードをデータ化して、PC オーディオ環 境で楽しむこともできます。ゆくゆくは所有しているレ コードコレクションを、Fireface で高品位なデータとし てパソコンに取り込んでみたいですね。

山之内 正 Tadashi Yamanouchi

Profile

神奈川県横浜市出身。東京都立大学理学部卒。在学時は原子物理学を専攻する。出版社勤務を経て、音楽の勉強のため

ドイツで1年間過ごす。帰国後より、デジタル AV やホームシアター分野の専門誌を中心に執筆。趣味の枠を越えてクラ

シック音楽の知識も深く、その視点はオーディオビジュアル機器の評論にも反映されている。

17


オーディオ評論家による「RME - 私の場合」

コンパクトなボディに秘められた

192kHz/24bitの安定したクオリティ

岩井 喬

レコーディング業界にて経験を積んだのち、若手オーディオライターとして幅広い分野で活 躍中の岩井 喬氏。その高いポテンシャルに惹かれ、自宅では Babyface を愛用されています。 岩井氏を魅了した Babydace についてお聞きしました。 中低域に厚みを持ったオーディオ的な再生音

にも惹かれて、導入を決めました。

 オーディオを普段から楽しんでいる人にとって、パ

コンパクトなボディに秘められたプロが認め たクオリティ

ソコンを再生システムの核とした PC オーディオが高 い注目を集めるようになったのはここ 2 年位の出来事

 確かに、操作するためには PC が必ず必要となった

です。私が PC オーディオを始めたのもちょうどその

り、専用アプリケーションの「TotalMix FX」の使い方

頃なのですが、当時はまだまだ黎明期ということもあ

など覚えることはありますが、慣れてしまえば非常に

り、民 生 機 で 192kHz/24bit に 対 応した USB DAC

快適な操作性を実感できます。むしろ、Babyface に

はほとんどなく、自然とプロ機器に興味が湧くことに

秘められたさまざまな機能を使用することができると

なりました。その時から、RME の製品には注目して

いう魅力の方が勝ると思います。

いのですが、そんな折に、この Babyface が登場した

 再生音も非常に満足しています。例えば、非常に静

んですね。それまでの RME のサウンドというと本当

かな中に音楽が浮かび上がるような S/N 感(音楽信

にニュートラルで、やはり「制作用」というイメージが

号に対して絡むノイズの少なさ)や、音源に記 録され

拭えなかったのですが、Babyface を聴いてみると中

た音をひとつひとつ忠実に再現するような分 解能は

低域に厚みを持ったサウンド傾向を持っていて、より

「さすが RME」といったところです。非常に小さなボ

オーディオ的な再生音となっていました。さらには、

ディに、世界中のプロが認めた RME のクオリティが

手のひらに乗るほどのコンパクトなサイズで置き場所

凝縮されているのは、これ以上にない魅力です。

に困らないことや、AD 変換機能などの多彩な機能性

18


RME - 私の場合:岩井 喬

岩井氏の自宅に導入された Babyface。高度な性能と 豊富な機能に加え、非常にコンパクトな筐体のため置き 場所にも困らないというのが決め手となったと語ります。

ウインドウズ環境では、RME 製品 に同梱される Global Record を始め としたさらに多彩な機能を使用する ことができます。レコードや DAT な どのアナログ音源の取り込みなどで 大きな力を発揮するでしょう。

▲駆動力に優れたヘッドフォンアンプ機能の搭載も RME の 魅力です。Babyface が一台あれば、さまざまなリスニング スタイルに対応させることができます。

民生用機器と一線を画す高精度な AD 変換 機能  RME が民生用のオーディオ機器と大きく違う点は、 高精度な AD 変換機能を持っているということです。 レコードやカセットテープなどの音源をデジタルデータ としてパソコン上に保存できるのですが、個人的に は DAT の音源が取り込めるというのが大きな魅力で す。例えば、過去にエアチェックした音源をそのまま 取り込んだりする点では、同梱される Global Record (※Windows 版のみ) など全て RME が提供するソリュー

ションだけで実現できるというのは便利ですよね。

いずれ聴けなくなる音源が最先端のシステム で聴ける

 そもそも DAT やカセットテープは再生機器に新し いものがありません。ですので、すでにこうしたデッ キをお持ちの方は、デッキが動くうちに保存し直してお かないと、思い出の音源が聴けなくなってしまうという ことも大いに考えられます。Babyface を使えば、こう した音源も現代最先端のシステムで聴くことができる ようになるんです。もちろんレコードの音源を iPod で 楽しみたいという場合にも、この AD 変換機能は非常 に活躍してくれるでしょう。  192kHz/24bit での高い再 生クオリティに加えて、 RME の製品を買うだけで、こうしたプログレードのレ コーディングシステムを使用することができる。これ がほかの機材にはない、RME ならではの魅力だと思 います。

岩井 喬 Takashi Iwai

Profile

1977 年長野県北佐久郡出身。東放学園音響専門学校卒業後、レコーディングスタジオ(アークギャレットスタジオ、サンライズスタジオ)で勤務。 その後大手ゲームメーカーでの勤務を経て音響雑誌での執筆を開始。現在でも自主的な録音作業(主にトランスミュージックのマスタリング)に携 わる。プロ・民生オーディオ、録音・SR、ゲーム・アニメ製作現場の取材も多数。小学生の頃から始めた電子工作からオーディオへの興味を抱き、 管球アンプの自作も始める。JOURNEY、TOTO、ASIA、Chicago、ビリー・ジョエルといった 80 年代ロック・ポップスをこよなく愛している。

19


オーディオ評論家による「RME - 私の場合」

本当に音楽が好き というのが

RME の製品からは伝わってくる

鈴木 裕

鈴木 裕氏は、さまざまな媒体で筆を取るオーディオ評論家でありながら、ラジオディレク ターとしても第一線で活躍している人物です。番組の制作現場で RME を見かけることが多 いという鈴木 裕氏からみた RME 製品の魅力を語っていただきました。 「凄いものが出てきちゃったな」と思いました  RME というブランドの音に初めて触れたのは、雑 誌の取材です。当時は PC オーディオが注目を集めは じめた頃で、Babyface もまだ登場間もない時期だった

じゃ考えられないクオリティを秘めているという裏付 けにもなると思います。

ちゃったな」と思いました。僕はラジオディレクターと

好きでたまらなくてやっているのが伝わって きます

して仕事もしていますが、製品面での知識はコンシュー

 RME は「本当に音楽が好きで、なおかつ頭のいい

マーオーディオに偏っているところがあるので、その

人達が作っているんだろうなぁ」というイメージです。

時はプロ機器に対してあまり知識はなかったんです。

PC オーディオになってからというものの、メーカーで

ので すが、その 音を聴いた時は「凄いものが出てき

20

ですが、その他に「コストパフォーマンス」というのが 重要になるんです。つまり、RME の製品は価格だけ

でも、RME を知ってから改めて周りを見てみると、い

は、音の核になるチップの問題など、色々な面で“デ

ろんなところにこの青いフロントパネルが置いてある。

ジタル特有の難しさ”に直面していると思います。し

さらには、最近とある放送局で RME が導入されたの

かし、RME の 製 品には 独自で FPGA を 組 んだり、

で す が、すると総 合 的に音 が良くなってて、改めて

TotalMix FXのような使い方も考慮されたアプリケー

「RME って凄いブランドなんだな」と思ったのを覚え

ションを用意したりと、他では真似できないような技

ています。放送局で選ばれる機材というのは、もちろ

術が 投入されていますよね。こういう“製品としての

ん仕事に使えるだけの性能が大きなポイントとなるの

完成度の徹底”は、仕事だけじゃなくて本当に好きで


RME - 私の場合:鈴木 裕 ▲

RME の製品は、プロオーディオ機器ながら直感的に操作 できる TotalMix FX など、優れたコントロール機能を装備し ています。 「良い意味で多機能で、非常に考えられたアプリ ケーション」と鈴木氏も高く評価しています。

▲オーディオ評論家としてだけでなく、ラジオディレクター

としても第一線で活躍する鈴木氏。放送局で RME 製品の 姿を見ることもしばしばとのこと。

▲Fireface UCX は、パソコンと接続しなくてもスタンドアローンで 動作させることができます。CD プレーヤーなどからデジタル接続し て単体の DA コンバーターとして活用することも可能です。

たまらなくてやっているからこそできるんだろうと思い

れているソフトウェアも比較的安 価に手に入るので、

ます。

RME の機材と組み合わせて、スタジオレベルの音を

10万円ちょっとでスタジオの音が手に入る のは驚異的ですね

います。しかも、それが、10 万円ちょっとの出費で実

 RME は AD コンバーター機能を始めとして、付属す るアプリケーションなど色々な機能を用意しているの で、幅広い使い方ができるのですが、製品の最大の魅

家庭で楽しむ、というのが最も王道な楽しみ方だと思 現できてしまうのですから、もはや驚異的といっても いいですね。

ドイツという国の技術へのこだわり

力はやはりその音だと思うんです。S/N 感や分解能、

 僕のなかで RME が本拠を構えるドイツは「技術力

透明感などに加え、良い DA コンバーターの条件とな

が高くて、異常なまでのこだわりを持っている国」だと

る音の勢いは、やはり秀逸ですよね。今回の Fireface

思っています。RME はその筆頭に挙げられるブラン

UCX では、これまでの本当にフラットな音のイメージ

ドです。だからこそ、プロ機器ならではのハイクオリ

に加えて品の良さが加わって、さらに“美音”がでるよ

ティな音と、プロ機らしからぬ使い勝手の良さが両立

うになっていると思います。いまはスタジオで使用さ

できているんだと思います。

鈴木 裕 Yutaka Suzuki

Profile

1960 年東京生まれ。法政大学文学部哲学科卒業。肩書は「ラジオディレクター/ライター」。経験した楽器はトランペット、アルトリ コーダー、ヴァイオリン。ラジオのディレクターとして 2000 組以上のミュージシャンをゲストに迎え、レコーディングディレクターの経験 も持つ。オーディオ、カーオーディオにも造詣が深く、雑誌等に執筆。現在オーディオライターとして注目される人物のひとりである。

21


オーディオ評論家による「RME - 私の場合」

憧れのプロの機材が

PCオーディオで使える喜び

林 正儀

オーディオ&ビジュアル評論家として、さまざまな専門誌 / ウェブサイトで健筆を振るう 林 正儀氏。音と映像を知り尽くした林氏は、RME の魅力をどのように感じたのでしょうか。 自宅でプロ機を使う というステータス  私はオーディオ評論家である前に、いちオーディオ ファンです。若い頃に“音”を追求する楽しみを覚え て以降、さまざまな機器を聴いて来ましたが、その間 もずっと放送局やレコーディングスタジオで使われて いたプロの機器には憧れを感じていたんです。オー ディオファンの皆様には、実はこうしたプロの機器に 強いあこがれを抱いている方が多いと思います。主に アナログオーディオを 楽しまれて いる方 で いえば EMT のレコードプレーヤーがありますし、長い民生 用オーディオの歴史を見ても、 “自宅でプロ機を使う” ということは一種のステータスにもなるでしょう。CD の時代になっても STUDER などのプレーヤーは一種 の花形でした。

高音質 を志す者の所有欲もかきたてる  そしていま、時代は PC オーディオ。実は私も最初

22

は「オーディオにパソコンなんて……」と思っていたの ですが、色々な場でその音を体験していくうちに「これ はアナログオーディオに近い、奥が深い楽しみがある ぞ」と感じ、いまでは自宅にネットワークオーディオを 導入しています。ただし、ネットワークの構築など、い わば PC の素人であった私には苦労した思い出も多い んです。やっぱり最もシンプルにオーディオを楽しみ たいと思ったら USB 接続で楽しむのが一番分かりや すいと思います。  そこに来てこの RME で す。ドライバーのインス トールと専用のコントロールアプリケーションのちょっ としたコツを覚えれば、現代レコーディングの最前線、 プロの現場で活躍している音が簡単に手に入ってしま うというのだから驚きですよね。このプロ機ならでは の見た目のかっこよさも、 “高音質”を志す者にとって は持つ喜びも感じることができます。 「音のためにスタ ジオ機器を手に入れたぞ」ていう感じですね。


RME - 私の場合:林 正儀 ▲

どちらかというとパソコンそのものは苦手という林氏。 しかし、RME の 製 品で は 専 用コントロ ールソフトの TotalMix FX による優れた使い勝手により、すぐに再生 ができました。この使い勝手も RME 製品の魅力です

▲林氏は Fireface UCX の他に Babyface も試聴。 「コンパクトな ボディからの再生音と共に、ロータ リーエンコーダーによるオーディオ的なボリュームコ ントロールなどの操作も魅力」と林氏は語ります ▲RME のもう一つの特徴は、光 TOS 接続によってテレビの音声もプロスタ ジオのクオリティで楽しめるという点です。さらにはマルチチャンネルにも 対応できるので、サラウンドコンテンツも高音質で楽しめます。

密度が濃いのに軽やかなサウンドが楽しめる  初めて RME の製品に触れた時には、本当にびっく りしました。普通、オーディオ機器はアクセサリーな どで追い込みながら自分好みの良い音を作りこんで 行くのですが、RME の製品ではいきなり良い音が出 てくるんです。音色が本当に生々しいし、密度が濃い のに軽やかなサウンドが楽しめる。これはなかなか 味わえない感覚です。さらにクラシックの二重奏など を聴いた際によく分かるのですが、音楽信号に対する ノイズが本当に少ないんです。それゆえに音の立ち上 がりや余韻なども非常に綺麗に楽しめます。

像との組み合わせ。テレビの光TOS出力で RME の 製品に接続すれば、映画などの音も各段にグレード アップします。これでお気に入りの映画を見ると、迫 力が一層増して見 飽きた作品でも新しい発見があっ て、もう一度見返したくなるほどです。もちろん、ス ポーツ中継なども臨 場感が 全 然 違いますね。また、 RME の製品が持つ特徴としてマルチ ch のサラウンド にも対応できるということがあります。映像だけでは なく音楽コンテンツも増えつつある昨今、それらがプ ロのクオリティで楽しめるというのは大きな魅力では ないでしょうか。

音楽だけでなく映像コンテンツもプロの音で  それと、RME の製品でぜひ試して頂きたいのが映

林 正儀 Masanori Hayashi

Profile

福岡県出身。工学院大学で電子工学を専攻。その後、電機メーカー勤務を経て、技術系高校の教師というキャリアを持つ。現在、日本工学院専門学校の講師で、音 響・ホームシアターの授業を受け持つ。教 をとっている経験から、初心者向けに難しい話題をやさしく説明するテクニックには特に定評がある。主な著作に「レー ザービジョンディスク入門 AV 新時代を拓く」 (啓学出版刊)や「ビデオとビデオディスクプレーヤーの選び方」 (音楽之友社刊)がある(これは LD のハードウェアを国 内で最初に紹介した本) 。自宅視聴室に 3 管式プロジェクターを常設し、ホームシアター研究のための努力と投資は人一倍。フルート演奏が趣味という一面もある。

23


Designed in Germany

詳しくは

>> http://audio.synthax.jp

2012 年 9 月制作

輸入元:株式会社シンタックスジャパン


RME x PCオーディオ活用ガイド