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原状回復に関するオーナーと居住者の関係

それぞれの白い家

Timeline diagram

Stock diagram 新規居住者

最近空室が埋まらなくなってきた…。不動産会社に相談したら 20 年ローンを払いきったばかりなのに建て替えを勧められるし… それなら、原状回復の費用を多く負担してでも、居住者に長く住ん

集合住宅では、その住戸一つ一つで住人の物語が語られる。

value

しかし、そのそれぞれの物語に建築は対応しているだろうか。

オーナーさん

新築時は、あまり違いは見られない。

生活の思い出 経験値

無機的な外観で、仮住まいというイメージの賃貸住宅に、居住者が愛着 を持って長く暮らし続けることはできないのだろうか。

新生活の開始と同時に、1 から自分たちでオリジナルの住みこなし

資産価値としての     賃貸住宅

住者の生活の変化と共にその表情を変え、物語を育む賃貸住宅を提案す 0

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住戸内の居住者の物語がそれぞれ異なるよ うに、住戸の白壁の変化もそれぞれ異なる。

居住者の入れ替わりがあったときは、新た な居住者が自分の生活の下地(白壁)を選 択し、そこからから物語が始まる。

日本の賃貸住宅は管理が厳しくて息苦しい…

愛着を持った   賃貸住宅

賃貸住宅の原状回復を「内装」→「内装 + 外装」と捉えなおすことで、居 る。

でもらって、長期的な賃料収入込める方が安心できる。

居住者さん

物語の下地となる自分好みの白

をしていきたい。

日本の賃貸住宅は、空室が目立ってくると新築効果を見込んだ建て替えが選択され、古い建

そんな賃貸住宅なら、ちょっとくらい家賃が高くても、定期借家契

物に大規模なリノベーションが施されることは稀である。

約で住み続けるよ。その代り更新料とかは安くして欲しいな…。

それに対して、原状回復は居住者の入れ替わり毎に行われる。

years

居住者は生活開始時に、自分好みの白い外壁とその開口を選択し、生活することでことで、個々の住戸に変化として現れる

本提案では、居住者の入れ替わり毎に、内外壁(+ 天井面)を取り換え、通常の原状回復と 大規模リノベーション(建替え)の中間の更新を行う。

敷地 敷地は埼玉県志木市。 池袋まで電車で 20 分という立地条件から、東京へのベットタ ウンとして大量のアパートが供給されており、その数は年々増

site

加している。 左:敷地写真 右:対象地の現状

Plan diagram 現在の賃貸住宅では、 「隣に誰が住んでいるのかも分からない」 といったように、近隣とのコミュニケーションがない。 これは片廊下で部屋にアクセスするという、経済効率性を重視 した住戸配置が原因の一つと考えられる。

そこで住戸をずらして配置し、庭やバルコニーを住戸同士で共 有することにより、近隣の気配を感じながら、日常生活での交 経済効率性を重視したプラン

コミュニケーションを誘発するプラン

流が生まれる住宅を提案する。

plan 1:200

plan 1:100

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それぞれの白い家