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龍谷大学大学院

実践真宗学研究科

2019

Ryukoku University Graduate School of Practical Shin Buddhist Studies


実践真宗学研究科

研究の

⑴理論研究と臨床実習を統合した総合的・融合的研究の推進 理論と臨床を融合して学べるように3年間の履修プログラムとなっています。

⑵宗教実践分野と社会実践分野の両面からのバランスのとれた人材育成

①宗教実践分野では、幅広い視野と実践力を身につけて、全国各地の寺院に帰ってきて地域の安寧に貢献し、立派な 後継者、住職になる者を養成します。 ②社会実践分野では、学校、病院、社会福祉施設、官公庁、宗務機関等で、ぬくもりとおかげさまの心で人々の苦悩と 悲嘆に寄り添う宗教的実践者を養成します。

⑶資格取得につながるプログラム

①宗教実践分野では、浄土真宗本願寺派教師資格、布教使課程Bコース(布教使任用申請資格)、その他、海外の開教 使とつながる国際伝道論研究の受講が可能です。 ②社会実践分野では、大学院臨床宗教師研修プログラム修了証、日本スピリチュアルケア学会スピリチュアルケア師(認定) 、 教職課程(専修免許状「宗教」)、図書館司書課程があります。

現代社会の諸課題に対して、 宗教がいかにしてその使命を果たしうるか。 その課題解決に立ち向かいます。 人々の苦悩や悲嘆に学び、 世界の安穏をめざす熱意をもった方々に 結集していただきたい。  本学文学部真宗学科の卒業生だけでなく、国内外の大学卒業生、医療、社会福祉、教育などの さまざまな分野で活躍されている社会人や退職者など、宗教や職業をこえて、ぬくもりを育む宗教 的実践を考え、その可能性を探求する方々を歓迎いたします。

 原点に返り、挑戦する。 Back to Basics, Rise to the Challenge.

 龍谷大学大学院実践真宗学研究科は、次のような人材育成に取り組みます。   ①仏教的人間観・世界観を基盤とし、世界的視野に立って広く相互に理解し合い、    人間存在の意味を見出し、生きる力を育んでいくことができる宗教的実践者。   ②日本全国の各地域における宗教組織・施設等が、地域社会活性化の一拠点として総合的に    有効に機能し、地域社会活性化の一翼を担うことができるようにする宗教的実践者。  心のケアの原点に、 「何かをすることではなくそこにいることである Not doing, but being 」 という言葉があります。絶望的な状況に置かれている人に、何もできなくてもそばに寄り添い、話を 聞くだけで支えになることをこの言葉は教えています。宗教的実践者には、人々の不安を聞き、そ の人の支えとなるものとのつながりを再確認して、生きる力を育む援助が期待されます。如来の大 悲にいだかれて、一人ひとりの解決のつかない課題に向き合い、相手と共に答えを探す人間を育成し たいと思います。 2

実践真宗学研究科長

鍋島 直樹


Ryukoku University Graduate School of Practical Shin Buddhist Studies

実践真宗学研究科におけるカリキュラム  1年次には主に研究の基礎となる基礎研究科目を履修します。  2年次、3年次には、専門性が高く、実践的な〈宗教実践分野〉、 〈社会実践分野〉の研究、実習を行い、それらの集大成として「修士論文また は特定の課題についての研究成果」の作成・提出をめざします。

《基礎研究科目》 実践真宗学総合演習Ⅰ ・Ⅱ

専門研究科目 宗教実践特殊研究

《社会実践分野》 専門研究科目 社会実践特殊研究

1年

社会の多様な問題を認識し、 研究の方向性を定める。

2年

宗教実践演習Ⅰ

宗教実践実習

宗教実践演習Ⅱ

宗教実践演習Ⅲ

社会実践演習Ⅰ

社会実践実習

社会実践演習Ⅱ

社会実践演習Ⅲ

一人ひとりに最適な実習プランを 本人、教員が一体となって検討、 決定する。

3年

修士論文または 特定の課題についての 研究成果

《宗教実践分野》

本格的な実習を行い、 3年間の研究成果をまとめる。

開講講義の一例 基 礎 研 究 科 目 〈宗教実践分野〉および〈社会実践分野〉の専門的領域について、視野を広げ、理解を深めます。高度な研究を遂行するための学問的基盤を 構築するために「実践真宗学総合演習Ⅰ・Ⅱ」、 「実践真宗学研究」、 「真宗教義学研究」等を必修科目として設定しています。さらに、選択必修 科目群から、各自の問題意識に沿った科目を履修することで、総合的かつ融合的な研究を遂行するための基礎的学修を行います。 授 業 科 目 実践真宗学研究 真宗伝道学特殊研究(海外実習:アメリカ) 宗教心理学研究 現代社会論研究

講 実践真宗学の基本的理解 ハワイにおける真宗伝道の実践的研究 宗教心理の探究と浄土教 現代社会と宗教

題 目

担 当 教 員 鍋島 直樹 那須 英勝 岩田 文昭 猪瀬 優理

宗 教 実 践 分 野 宗教的実践活動に関する基礎的な理論と方法を学びます。過去の歴史における具体的宗教的実践の形態を研究し、その本質を学ぶとともに、 伝道の現場での実習をふまえて、現代の情報化社会に対応するための新しい方法論と実践理論の構築を研究教育内容とします。 授 業 科 目 宗教実践特殊研究(A) 宗教実践特殊研究(D) 国際伝道論研究 地域・寺院活動論研究

講 義 題 目 実践基盤としての宗教性―真宗の立場― 現代社会と寺院・僧侶 国際化・グローバル化する現代における伝道論の研究 −理論と方法− 地域の特性を活かした寺院活動を考える

担 当 教 員 殿内  恒 藤丸 智雄 葛野 洋明 窪田 和美

社 会 実 践 分 野 仏教がもつ縁起的生命観に基づく共生的社会を実現するために、人権・平和・環境など諸問題に関する幅広い教養を修得し、また具体的な ビハーラ、カウンセリング、ボランティア、NPO活動、矯正・保護等の現場実習をふまえた実践理論の構築を研究教育内容とします。 授 業 科 目 社会実践特殊研究(A) 社会実践特殊研究(D) ビハーラ・スピリチュアルケア論研究 生命倫理論研究

講 義 題 目 医療現場における宗教者 現代社会にあふれる「苦」に対応する寺院・僧侶の実践活動 ビハーラ活動・臨床宗教師の理念と臨床 浄土教の死生観を基盤にして   死の生命倫理と死生学

担 当 教 員 森田 敬史 高橋 卓志 鍋島 直樹 佐々木惠雲

※実践真宗学研究科で開講されている講義については、実践真宗学研究科のホームページに掲載しております。 龍谷大学 > 学部・大学院・短大 > 実践真宗学研究科 > カリキュラム > 2018年度開講科目一覧 http://www.ryukoku.ac.jp/faculty/graduate/practical_shin/curriculum/subject.html

修士論文題目

(例示)

真宗保育の実践に関する研究 自死問題における僧侶の役割  ―自死遺族支援を中心に― 寺院活性化についての一考察  ―青少年教化の可能性― 現代における真宗葬儀のあり方

浄土真宗の教義とビハーラ僧  としての社会的役割 緩和ケアにおける宗教者の役割  ―スピリチュアルケアを中心に― プロジェクトダーナの研究  ―寺院における社会的実践の可能性―

真宗における念仏道場の成立と寺院伝道 過疎地域における寺院活動の一考察 都市寺院における課題、今後の展望 在宅療養を支える 現代における看取りの研究

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2018年度 専任教員の紹介 宗 教 実 践 分 野

那須 英勝

専門分野/主な研究テーマ

「ライフ・ソングス」∼音楽を通して生きる意味を考 える∼

真宗学/親鸞著作における中古天台聖典解釈学の     影響、国際伝道、宗教間対話 主な担当講義

宗教実践演習Ⅰ ・Ⅱ  日本浄土教・浄土真宗について、教義の研鑽とそれを可能にした宗 教制度との関係を再検討することから学びを始めましたが、アメリカ に20年おりましたので、次第に仏基交渉史や仏典翻訳研究などにも、 関心が広がっていきました。現在は、浄土真宗の国際伝道や真宗者の 宗教間対話の実践に関わる諸問題を含め、国際的、学際的な視野を 持って親鸞思想を学ぶことを志しています。

殿内 恒

専門分野/主な研究テーマ

真宗学/教理史的手法による真宗教学の研究 主な担当講義

2つの専門分野で、多面的  高い専門性と実践力  保育園での子どもとのふれあい実習

宗教実践 伝わる

実践真宗学総合演習Ⅰ ・Ⅱ、宗教実践特殊研究  親鸞思想の教理史的な研究に始まり、その方法論による真宗教学全 般の研究が、現在までの中心的な専門分野です。また近年は、日本 社会における寺院のあり方とその活動の意義にも目を向けてきました。 多様な現場で無数の「かたち」を持つ「実践真宗」について、その「実践」 活動を支える「真宗」という教えを中心に、ともに学びを深めていけた らと願っています。

貴島 信行

実践・実習

布 教 伝 道 実 習

聞き 現 地 視 

災害復興支援  

「ジッセンジャー」∼善悪の対立を超えて認めあう∼

専門分野/主な研究テーマ

真宗学/真宗伝道学、布教伝道 主な担当講義

実践真宗学総合演習Ⅰ ・Ⅱ、宗教実践演習Ⅰ ・Ⅱ・Ⅲ 宗教実践実習、布教伝道論研究  伝道を視座とする真宗伝道学構築に資する研究をしています。布教 伝道をはじめ、寺院、地域での諸活動を含む宗教実践分野が担当です。 伝道学では専門性とともに、生身の人間の苦悩をありのままに受容す る智慧が求められ、自己の宗教的信仰も問われてきます。教えを正し く感性豊かに伝達する力、寺院、地域に応じた創造性ある企画と行動、 コミュニケーション力の向上など、座学とともに実践で得られる成果 との相互作用を含む真宗伝道の実践的研究は魅力的な分野です。

葛野 洋明

専門分野/主な研究テーマ

真宗学/現生正定聚 国内外の伝道について 主な担当講義

実践真宗学総合演習Ⅰ ・Ⅱ、宗教実践演習Ⅰ ・Ⅱ・Ⅲ 宗教実践実習、国際伝道論研究  浄土真宗は阿弥陀如来の本願です。これが布教伝道を初めとする 様々な実践の基盤です。  特に課題が顕著な国際伝道の実情などを通して、国内外の伝道布 教を研究しています。各自の問題意識から研究課題を明確にし、研究 方法や具体的な実習を考案し、学術的水準の高い研究となるように指 導しています。多種多様な研究課題の基盤である、真宗学の基礎を明 確に研鑽することから始めています。

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教員による充実した実践・研究についての指導

現役大学院生 VOICE

現代社会の課題に 僧侶がどう関われるのか 廣田 聡美さん 実践真宗学研究科 3年次生 和歌山大学経済学部経済学科 卒業

 現代社会が抱える課題に対し、僧侶がどのように関わっていくことが できるのか、実践を通して研究ができるというところに魅力を感じ、進 学しました。  私の研究テーマは「真宗寺院と児童養護施設」です。社会において「子 ども」に関する問題は、児童虐待、ネグレクトなど様々で、また増加が 著しい傾向にあると言われています。児童養護施設では、社会的養護 とともに心のケアを必要としている子どもたちがいます。生きづらさを 抱える子どもたちに対して、寺院または僧侶がどのように関わることが できるのかを研究しています。


Ryukoku University Graduate School of Practical Shin Buddhist Studies

社 会 実 践 分 野

田畑 正久

専門分野/主な研究テーマ

ビハーラ本願寺(高齢者社会福祉施設) での実習

外科、医科一般/医療と仏教の協力関係構築 主な担当講義

社会実践演習Ⅰ ・Ⅱ・Ⅲ、社会実践実習

 ・重層的な学修を実施し、  を3年間で磨きます。

重視の3年間

「グチコレ」∼グチは世界を救う!?∼

社会実践

森田 敬史

専門分野/主な研究テーマ

実践宗教学、臨床死生学/仏教者の実践

寄り添う

学ぶ

主な担当講義

臨床宗教師総合実習、実践真宗学総合演習Ⅰ ・Ⅱ 社会実践演習Ⅰ ・Ⅱ・Ⅲ、社会実践実習、社会実践特殊研究  病院や福祉施設などにおいて,普段は宗教的施設での働きがよく知 られる宗教者はどのような実践が可能であるかということを研究内容 としています。 「臨床宗教師」という言葉がにわかに注目されている風 潮は,これからの宗教者に対する期待の現れと見ることもできましょ う。医療現場において,仏教者として従事していた経験と, 「臨床宗教 師」研修への関わりから,宗教者の社会実践の可能性を追求していき たいと考えています。

臨 床 実 習

 察 実 習

 ボランティア

 仏教と医療の協力関係の文化を創るという取り組みをしています。 日本の医療・福祉現場には宗教者がほとんどいません。生老病死の「四 苦」という同じ課題に取り組みながら協力関係が整っていません。日 本の医療文化の中に仏教文化を取り込むことを考えていきたいと思って います。

実習先の広島原爆ドーム前で

宗 教 実 践 分 野・臨 床 宗 教 師 研 修主任

鍋島 直樹

専門分野/主な研究テーマ

真宗学/親鸞の生死観、仏教生命観と生命倫理 主な担当講義

宗教実践演習Ⅰ ・Ⅱ、 ビハーラ・スピリチュアルケア論研究 実践真宗学研究  愛するものと別れる悲しみ、無念さにどう向きあえばよいのでしょう か。宗教的実践者の依りどころには、尊卑賢愚に拘わらず、一切衆生 が仏に願われているという本願のぬくもりがあります。自他ともに生死 を超えて浄土に往生し、必ずまた会えるという救済観があります。無 力な自己でも、如来の大悲にいだかれて精一杯できることをしたい。 そうした愚者の実践をともに学びましょう。

保育園・デイサービスセンター総合社会福祉施設 での実習

現役大学院生 VOICE

研究と活動の両立

実践真宗学研究科実習助手

原田 真哉さん 実践真宗学研究科 3年次生 龍谷大学文学部真宗学科 卒業

 私は、本研究科に真宗教義の勉強はもちろんのこと、様々な分野の 研究が行えることに魅力を感じて進学しました。現実の問題に関わると、 机の上の勉強だけでは、不十分であることを思い知らされます。  研究テーマは、 「現代における真宗伝道活動の研究∼『子ども会活動』 を通して∼」です。現代においてどのような伝道活動の方法が重要な のかを考えています。中でも「人と人のつながり」 「地域社会のつながり」 の再構築を行うことが重要ではないかと考え、その手段として「子ど も会活動」を取り上げています。実際に多くの聞き取り調査等を行い、 自分自身で「子ども会活動」を企画・実施し、現状・課題・今後の可 能性を探る研究をしています。

金澤 豊

専門分野/主な研究テーマ

インド・チベット仏教、中観思想/仏教者の社会貢献活動

 大きなものが根底から揺らいだ東日本大震災以降、人が困っている ことが分かっていても思うように手を差し伸べられず、自分に無力感 を覚えながらも、仏教者にできることは何なのだろうかと問い続けて います。実践真宗学研究科は、人を支える営みにどのように関わるこ とができるのか、その答えを求めて文献を渉猟し、苦悩を抱えた人々 の声を聴く環境に身をおくことができます。ともに今できること、学べ ることを考えましょう。

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高度な宗教実践、社会実践を行うための実習プログラム 布教伝道実習(布教使課程Bコース)  実践真宗学研究科は浄土真宗本願寺派の布教使課程Bコースに指 定されています。所定の講義を履修することで本願寺派の「布教使任 用申請資格取得試験」を受験することができます。  「布教伝道実習」では、各地の寺院や社会福祉施設等のご協力を得 て、法座・法要における布教実演等の実習を行います。さまざまな 法座・法要の現場に身を置くことは、法話実演での経験だけでなく、 その寺院等の関係者の志、姿勢、取り組みや工夫をじかに学ぶこと ができます。 「伝道」の現場を、自分自身の肌身において感じ、確かめ、 学習するところに大きな意味があります。  「布教伝道実習」 は、布教使資格取 得を目指す人に限 らず、すでに布教 使資格を持ってい る場合でも、聴聞 実習、自己研鑽の 場として参加する こともできます。

臨床宗教師研修  臨床宗教師とは、病院、社会福祉施設、被災地などの公共空間で、 心の相談に応じる宗教者を意味し、 「チャプレンchaplain 」の訳語と して故岡部健医師が考案した名称です。 「臨床宗教師研修」は、宗教 者として全存在をかけて人々の苦悩や悲嘆に向き合い、そこから感じ 取られるケア対象者の宗教性を尊重し、公共空間で実践可能な「宗 教的ケア」を学ぶことを目的とします。 「臨床宗教師研修」は、東北大 学大学院実践宗教学寄付講座と連携して実施しています。所定の実 習・講義を習得することで「臨床宗教師」修了証書が授与されます。

研鑽を積んだ上で、全国の協力いただける寺院の法要・法座で布教 伝道実習を行います

臨床宗教師研修の五つの目標 ①「傾聴」と「スピリチュアルケア」 の能力向上 ②「宗教間対話」 「宗教協力」の 能力向上

③自らの死生観と人生観を養う ④宗教者以外の諸機関との 連携方法を学ぶ

東日本大震災被災地(南三陸町) にて

⑤幅広い「宗教的ケア」の 提供方法を学ぶ

修了生の活躍  実践真宗学研究科を修了して数年が経ちました。現在は自坊での法務を中心に、宗派や教区などでの取り組みに も携わらせていただいています。また、 「Deathカフェ」や「フリーペーパーののさま」、 「お寺ヨガ&お茶」など、研究 科でともに学んだ仲間達と「僧侶として何ができるだろうか」と模索しながら、企画・開催をしています。  講義や実習、そして時間をつくっては仲間とともに取り組んでいた活動など、研究科でのあらゆる物事が現在の様々 なご縁に繫がっています。他大学他分野からの入学であったため大変な面もありましたが、たくさんのサポートをい ただき、それらの学びも意味あるものとなった研究科の日々でありました。あっという間でしたが、濃いあの3年間 を本当に嬉しく、またありがたく思っています。

藤田 圭子さん(2012年度修了)

浄土真宗本願寺派 子ども・若者ご縁づくり推進委員会委員/寳光寺衆徒・若坊守

 研究科では第一期臨床宗教師研修に参加させていただきました。研修の中で特に印象に残っているのが「東北実習」 です。東日本大震災で被災した石巻市を追悼巡礼し、被災された方々の生の声を聞いたことがものすごく衝撃的で、 今でもその言葉を鮮明に思い出します。  現在は福岡聖恵病院緩和ケア病棟において臨床宗教師として勤務しております。患者様と共に過ごす中で、様々 な苦悩と直面します。その苦悩と向き合い、どのようにしたら良いのか私自身も悩む日々ですが、研究科で学んだこ とを生かして、時には傾聴し、時には患者様と共に悩みながら、寄り添わせて頂いています。

庄野 大真さん(2014年度修了)

福岡聖恵病院緩和ケア病棟「聖恵ビハーラ」臨床宗教師

 学部生の頃、これからの社会や人々にとって仏教や宗教がどのような役割を果たすべきなのか、何を求めらている のかを疑問に持ちました。そこで兄が通っていた実践真宗学研究科の目的や活動を知り、ここで学ぶことで宗教の新 たな可能性を見出せると思い入学しました。  研究科では、自分とは異なる動機を持つ方々とお互いの研究を認め合って探求ができ、研究対象以外の分野も知 ることができました。これは様々なカリキュラムや取り組みが充実している実践真宗学研究科だからこそできる経験 だと感じました。その3年間の学びは、現在の職場で、自身の土台と自信になっているかけがえのない経験です。

帰依 啓太さん(2017年度修了) 浄土真宗本願寺派宗務員/築地本願寺

就職・進学先一例

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大阪府庁/福井県庁/岐阜県警/奈良県教育委員会/学校法人京都女子学園/学校法人大谷学園/大日本仏教慈善会財団 あ そかビハーラ病院/医療法人 徳養会 沼口医院/医療法人 聖恵会 福岡聖恵病院/社会福祉法人清和園/社会福祉法人本願 寺龍谷会ビハーラ本願寺/社会福祉法人慶徳会常清の里/浄土真宗本願寺派/浄土真宗本願寺派総合研究所/勤式指導所/ 中央仏教学院/龍谷大学大学院文学研究科(博士後期課程) 等


Ryukoku University Graduate School of Practical Shin Buddhist Studies

学費・諸会費について(2018年度実績) 2019年度学費の詳細については、2019年度入学試験要項でご確認ください。 ※学費・諸会費などの情報は、別付「FACT BOOK」にも掲載されています。

修士課程(通常学費) 実践真宗学研究科

学  費

入学時納入金(単位:円)

本学研究科の課程出身者

本学学部出身者

後期(単位:円)

他大学出身者

本学学部出身者

本学研究科の課程出身者

他大学出身者

入学金

150,000

0

200,000

0

0

0

授業料

275,000

275,000

275,000

275,000

275,000

275,000

施設費

75,000

75,000

100,000

75,000

75,000

100,000

75,000

75,000

75,000

75,000

75,000

75,000

諸会費※1

11,000

11,000

26,000

0

0

0

合  計

586,000

436,000

676,000

425,000

425,000

450,000

実験実習料

※1:本学出身者のうち当該学部・研究科出身者以外の入学生は、学会入会金2,000円を徴収します。校友会費(30,000円)は、他大学出身者のみ修士課程3年次に徴収します。

【単位制学費については、ホームページ等をご参照ください。】

入試日程 出願期間(締切日消印有効)

試 験 日

合 格 発 表

2018年9月18日(火)∼9月28日(金)

2018年10月20日(土)

2018年11月3日(土)

2019年1月8日(火)∼1月25日(金)

2019年2月17日(日)

2019年2月23日(土)

入 試 種 別 推 薦 入 試

自己推薦入試 一 般 入 試

一 般 入 試

社会人入試

※詳細は「2019年度龍谷大学大学院入学試験要項」でご確認ください。

進学ガイダンス日程

合同研究室放日

開 催 日 時

場     所

開 催 日 時

場     所

9月20日(木)12時30分∼ 13時10分

龍谷大学大宮学舎

9月21日(金)12時30分∼ 17時00分

龍谷大学大宮学舎

12月6日(木)12時30分∼ 13時10分

龍谷大学大宮学舎

12月18日(火)12時30分∼ 17時00分

龍谷大学大宮学舎

※詳細は、ホームページ等をご確認ください。

奨学金制度

※詳細は、ホームページ等をご確認ください。

龍谷大学では、大学院生を対象とした独自の奨学金制度を設け、経済的な側面から大学院での学修をサポートしています。

1.大学院研究奨励給付奨学金(自己応募)  【本学独自】

3.その他の奨学金制度

学業成績および人物が特に優秀な者で、研究活動での

左記の奨学金制度のほか、様々な奨学金制度を

金額:年額300,000円(後期授業料及び後期施設費相当額)

①仏教活動奨学生(自己応募)

④災害給付奨学金(自己応募)

②親和会海外研修奨学金(自己応募)

 別途詳細をHPで案内

設けています。

財政的支援の必要がある学生に給付します。 対象:修士課程在籍者(新入生を含む)

2.大学院学内進学奨励給付奨学金(予約採用型) 【本学独自】 学内進学者のうち学業成績および人物が優秀な者に給付します。 金額:年額150,000円

 ・自己研鑽コース 100,000円の範囲内

 ・研究コース   300,000円の範囲内 ③家計急変奨学金(自己応募)

 対象となる災害発生時に、

⑤外国人(留学生)特別奨学金(推薦制)  年額576,000円

 300,000円の範囲内

対象:修士課程入学試験のうち、成績優秀者

資格取得

 原則として300,000円の範囲内

※この他にも、日本学生支援機構・地方公共団体・民間団体が実施する奨学金制度があります。

実践真宗学研究科では様々な資格取得が可能です。専門性を活かしたキャリア形成をはかることができます。

1.教職課程

 下記に掲げる教科の中学校専修免許状・高等学校専修免許状を取得することが可能です。 中学校専修免許状

高等学校専修免許状

宗   教

宗   教

※専修免許状とは…

修士の学位を有する(もしくは大学院に1年以上在学し、30単位以上修得したもの)とと

もに一種免許状を現に有し、また、一種免許状を取得するのに必要な全単位を修得して いることを前提に授与される、より上級の免許状のことです。

2.学部科目履修制度利用による諸資格取得

3.本願寺派学階課程

 学階とは、浄土真宗本願寺派の教学における学位のことを指します。龍谷大学大学院実践真

宗学研究科修士課程修了生で、所定の科目の単位を修得し、かつ修士論文を提出した者は、学

階「輔教」をうけるための学階試験「予試」及び「本試」の免除資格を得ることができます。

4.布教使課程B(龍谷大学大学院実践真宗学研究科)コース

 実践真宗学研究科は浄土真宗本願寺派の布教使課程Bコースに指定されています。指定の講

義を履修することで、本願寺派において実施される「布教使任用申請資格取得試験」を受験する

ことができ、布教使を目指すことができます。

5.国際伝道者養成課程

 海外開教使(外国における真宗伝道専従者)を志す方のために、必要な知識を修得することを

 本学文学部で開講している科目を受講し、所定の単位を修得することにより、免許・資格(教

目的としています。英語による仏教知識をはじめ、海外留学や海外での社会的・宗教的実践を

を取得することが可能です。 (原則として有料ですが、一部科目は無料です。)

寺派の「国際伝道講座」の受講を優先的に考慮されます。 (本課程は、別途受講料が必要です)

職課程・本願寺派教師資格・博物館学芸員課程・図書館司書課程・学校図書館司書教諭など)

希望する人にとって、有意義な知識を修得することができます。また、修了者は浄土真宗本願

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■ 学費・諸会費について 学費・諸会費(2018 年度実績) などの情報は、 龍谷大学大学院 FACT BOOKに 詳しく掲載しています。 2019 年度学費・諸会費については、 「2019 年度入学試験要項」 をご参照ください。

■ 入試について 2019 年度 入学試験要項をご確認ください。 また、入試結果については入試情報サイトに掲載しております。 http://www.ryukoku.ac.jp/admission/index.php

大宮キャンパス 京都市下京区七条通大宮東入大工町 125 -1 Tel 075-343-3317(文学部教務課) webmaster@let.ryukoku.ac.jp

2019年度 大学院案内誌 実践真宗学研究科  
2019年度 大学院案内誌 実践真宗学研究科