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理工学部

2017

Ryukoku University Faculty of Science and Technology


広 い 視野と正確な 技 術 が 新 し い未来をつく る 。

Challenge Story 理工学 部チャレンジストーリー

学生たちがチャレンジして成長していく物語。 龍谷大学生は、秘めた情熱を持っている。 彼らは勇気をもって、新しい世界に飛び込んでいった。 失敗することもある、挫折することもあるだろう。 でも、自分を信じて、周りの人に支えられて乗り越えていく。 チャレンジすることで、自分の可能性が無限に広がるのだ――。 1


You, Researcher

01

国際会議のコンテストに チャレンジ

西尾 岳 さん 電子情報学科 4 年生 兵庫県立豊岡高校 出身

ソーラーパネル関連の仕事に携わる父の影響を受け、電気系技術 者を志して電子情報学科へ。 マイクロ波デバイスの研究開発を行う 石崎研究室で、最先端デバイスの実験に取り組んでいる。

2


You, Researcher

国際会議の学生コンテストが 研究開発の技術を向上させた。  スマートフォン、衛星放送から軍事用の

3

研究室を選んだ時には、 これほどまでに先

れをつかめるようになりました」 と話す。

レーダーまで、 さまざまな通信デバイスに

端研究にかかわるようになるとは、西尾さ

 APMCのコンテストで3位までに入賞し

応用されるマイクロ波。将来的には、エネ

ん自身にも想像できていなかった。

た学生には、後に講演の機会が与えられ

ルギーを送る無線電力伝送の実現も期待

 まず、3年生の11月には、仙台で開催さ

る。西尾さんは、3年生最後の3月に福井

される等、 まさしく最先端の技術開発分野

れた 国 際 会 議 A P M C 2 0 1 4( 2 0 1 4

大学で講演、論文提出を行った。発表を聴

だ。西尾岳さんは、 このマイクロ波技術を

Asia-Pacific Microwave

くのは大学の研究者や企業人たち。 「すご

研究する石崎俊雄先生の研究室に所属。

Conference) で、学生マイクロ波回路設

く緊張しました。学会でのポスター発表経

マイクロ波高効率電力増幅器の研究・開

計試作コンテスト (以下、 コンテスト) に出

験はあったのですが、パワーポイントを

発に取り組んでいる。

場。大学院生や4年生と肩を並べて競い、

使って発表するのははじめてでしたから。

 電子情報学科では、情報工学や電子工

高効率電力増幅器の部門で3位に入賞す

スムーズに終わったのでホッとしました」

学分野の基礎知識を学ぶとともに、最新

る快挙を成し遂げた。 「コンテストまでの

と話す。 さらに、電子情報学科の卒業論文

のシステムとネットワークを活用した実践

時間があまりなかったので、準備はかなり

提出も3年生の時だった。卒業論文の内容

的な講義で技術を習得。3年生で、電子工

大変でした」 と西尾さん。通常なら約2週

は 「発表の機会があるごとにまとめていた

学と電子通信工学、情報通信工学のいず

間かけて行う高効率電力増幅器の設計か

けれど、 それでも間に合わずにお正月も研

れかを選択して専門研究をはじめること

ら測定・調節までのプロセスを、わずか1

究室にいた」 と当時を振り返る。

になる。西尾さんが、電子通信工学そして

週間で行ったという。 「しかも、 コンテスト

 4年生になると、IMFEDK2015(The

石崎研究室を選んだ理由は、 「学内で最先

で競う特性を出すために、1週間で3∼4

2015 International Meeting for

端の研究であり、将来的に一番発展して

個の高効率電力増幅器をつくったんです。

Future of Electron Devices, Kansai)

いく分野だと思ったから」だった。 しかし、

この経験によって、設計から完成までの流

で、増幅器の基礎や効率の高め方につい


Challenge Story

企業の研究者たちに学んだ 研究に対する真 な姿勢。 て英語講演にもチャレンジした。 「 英語で

ジェクトでの共同研究にはかかわってはい

る。 「気がついたら世の中の最先端の研究

の講演には一番プレッシャーを感じた」 と

ましたが、企業のなかで研究することで、

に携わっていた」 と笑う西尾さんだが、電

いう西尾さん。石崎先生に、発音や文章を

納期の厳しさや報告書の重要性を理解し、

子情報学科の良さは「電子情報学の基礎

直してもらい、練習にも付き合っていただ

研究に対する意識も変わりました」 と西尾

に基づいて専門を絞り込めるところ」 だと

いたそうだ。 「先生は、 パナソニックで研究

さんは話す。大学にはない最新の設備にも

話す。 「 大学までは何がしたいか決まって

開発を行っていた経験もあり、企業と連携

触れ、実験の手順や注意点についても多く

いない人も多いと思うんです。2年間みっ

した研究も多数手がけておられます。 そん

を学びとった。

ちり基礎を身につければ自分のやりたいこ

な関係から、4年生の夏には三菱電機に1

 三菱電機のグループリーダーの方に言

とも見えてきます。そこで進路を決められ

カ月間インターンシップに行かせていただ

われた言葉も忘れがたい。 1カ月間の実験

るのは大きな魅力だと思いますね」。

きました」。

の成 果を発 表していた時のことだった。

 インターンシップの経験は、西尾さんに

「あるデータについて 『この結果はおかし

とってさらなる成長の機会になった。参加

い。測定機器に問題があったと思う』 とコ

石崎研究室

したのは、三菱電機と石崎研究室が共同

メントすると、その方が『本当にその現象

マイクロ波通信デバイスに関する研究

で行う 「マイクロ波GaN増幅器プロジェク

は起きていないと言い切れますか?測定

ト」 の実験。省エネルギー社会の実現のた

器の故障でなければ世紀の発見である可

め にクリー ンデ バ イス 普 及 を目 指 す 、

能性もありますよ』 と言われたのです」。実

N E D O( 国 立 研 究 開 発 法 人 新 エネル

験に対する真

ギー・産業技術総合開発機構)の事業の

だった。

ひとつである。 「 それ以前から、このプロ

 卒業後は大学院への進学が決まってい

な姿勢を見せられた瞬間

を行っている。 とりわけ、 無線機器の小

型化、低コスト化に大きく寄与するマ イクロ波フィルター技術、そしてエネ ルギーを送る無線電力伝送の研究・開

発に取り組み、プロフェッショナルな 技術者養成を目指している。

4


You, Practitioner

帰国後、研究や勉強への姿勢に変化が訪れる。  機械システム工学科の福永二三佳さん

やってもうまくいかなかった。結局どうして

視野を広げられるようになったという。同

は3年生の夏、大学が実施するグローバ

もわからなくて担当者に相談し、一緒に原

時に、英語の勉強にも熱が入るようになっ

ル人材育成プログラムの海外実習に参加

因を探してもらったという。 そしてようやく

た。 この先どんな研究をし、 どんなところに

した。行き先はアメリカのカリフォルニア

セキュリティ設定に問題があることが判明。

就職するにせよ、技術者にとって英語は欠

だ。 「海外旅行の経験は一度もなかったの

福永さんはネットで調べた対策法を試し

かせない技能となることを実感したからだ。

ですが、外国の友人をつくりたいと思い挑

続けたが、担当者は成功した人とエラーが

 また、勉強面以外にも変化が起きた。海

戦することにしたんです」。 このプログラム

出た人のパソコンを比較検討して原因を

外の人々のコミュニケーションの取り方に

では、約3週間にわたる滞在中に9日間の

突き止めたのだ。 「わたしはひとつの方法

影響を受けたのだ。 「日本は察し合う文化

現地企業でのインターンシップがある。福

しか見えておらず、問題解決のために違う

ですが、海外では皆が意見をはっきりと言

永さんが通うことになった先は、会計業務

方面から考えることができていませんでし

い、積 極 的に質 問します。わたしもイン

を行う日系企業だった。

た」。そして、視野を広く持ち、物事の背景

ターンシップを経験した後は、以前よりも

 はじめに担当した仕事は、社員全員のパ

までを考えることは、今後研究をするうえ

積極的に自分の意見を発言できるように

ソコンにソフトをインストールすることだっ

「イン でも大事なことだと気づいたという。

なりました」。

た。理工学部の福永さんにとってソフトの

ターンシップでは 英語で話す だけではな

 卒業後は龍谷大学の大学院にすすみ、

インストールはそれほど難しい作業では

く、働く ということからも、学びが得られ

医療関係のロボット研究に携わる。将来は

ない。 しかし、何人かのパソコンでエラー

たと思います」。

人々の命を助けるような医療機器の技術

が発 生してしまった。 「 海 外なのでモニ

 この経験は、帰国後の福永さんの研究

者になるのが夢だ。海外インターンシップ

ターに並ぶ言語はすべて英語です。 ネット

への取り組み方を変えた。必要な資料は

の経験で得た気づきや学びは、技術者の

で対策を調べるのも英語の文章になりま

もちろんのこと、背景や歴史、関連すること

道を歩む福永さんのかけがえのない財産

すし、 なかなか大変でした」。思わぬトラブ

までも調べるようになり、 より知識を深め、

となった。

ルだったが、 この件で職場の方の仕事を中 断させるのは申し訳ない。 自分で考えずに 簡単に人に聞いて問題を解決しようとす るクセを直したいと思っていたこともあっ て、福永さんはこのトラブルを自力でなん とか解決しようと試みた。あらゆるキー ワードを調べ、 アカウントをつくり直したり 設定を変更したりして、根気よく一つひと つエラーの原因を探っていく。だが、何を 5


Challenge Story

人生初の海外で仕事を体験し、 見えてきたこと。

02

海外インターンシップに チャレンジ

福永 二三佳さん 機械システム工学科 4 年生 滋賀県立彦根東高校 出身

大学3年生の夏期休暇に、理工学部が実施するグローバル人材育成 プログラムを利用してアメリカへ。滞在中に、現地の日系企業でイン ターンシップを経験。語学以外にも数々の学びを得て成長を遂げた。

グローバル人材育成プログラム カリフォルニア州にある龍谷大学の 海外拠点を活用し、海外に展開する 日系企業で実習を実施。現場体験を

通して多角的な視点を身につけるこ とができる。

6


You, Discoverer

03

海外での環境調査活動に チャレンジ

小林 貴浩さん

環境ソリューション工学科 3 年生 大阪府 大阪商業大学堺高校 出身

中学生の頃から環境問題に関心を持ち、環境ソリューション工 学科へ。 「 龍谷の森」のあるキャンパスで、生物と環境を結ぶ生 態系への理解を深めている。軽音サークル「Rock'n Road ST」 に所属し、ベーシストとして活躍中。

自然あふれるキャンパスは環境を学ぶ最高の立地。  龍谷大学瀬田キャンパスに隣接する里

するとすぐに自然に触れる実習がスター

山林・龍谷の森。生態系の観察や大気観

ト。 1年生の前期では環境を学ぶ基礎を

実習」 では、東南アジアにある東ティモー

測など、環境ソリューション工学科のさま

身につける「自然観察実習」、 2年生では

ル国立大学と共同で行う環境調査活動

「野外調査実習」 にて本格的な調査・分析

に参加。東ティモールの首都・ディリを訪

ざまな研究でも活用されている。面積は、

7

 3年生の夏に行われる集中講義「環境

なんと瀬田キャンパスの約4倍。地図にあ

も行う。小林さんは、 これらの実習を通し

れた。実は、小林さんはこの時がはじめて

るルートを外れると迷子になりそうなほ

て「生物と環境はとても深い関係で結ば

の海外体験。人懐っこい現地の人たちと

ど、広くて深い森である。中学生の頃から、

れていて、 どちらか一方が崩れると成り立

積極的に交流した。 「 東ティモールは、内

環境に関心を持っていた小林貴浩さんは、

たない。繊細な関係なのだ」と理解して

戦を経て21世紀最初に生まれた国。 まだ

この 龍 谷 の 森 に 魅 力 を 感 じ 、環 境 ソ

いった。同時に、今までは 「どこか遠くで起

その爪痕が残っているのですが、現地の

リューション工学科に進学。里山、琵琶湖、

きている」 と思っていた環境問題が、非常

人のマイペースさがとても新鮮でした」。

川や池等、実習地に恵まれたキャンパス

に身近なものであることも実感。 「 環境問

 調査のテーマは、ゴミ処理場のゴミの

は「環境を学ぶうえで最高の立地」 と笑

題はキャンパスのなかでも起きています。

組成分析と濁った川の成分分析。 3日間

顔を見せる。

龍谷の森では、外国から来た虫の影響で

でスムーズに調査を行うため、約2カ月

 環境ソリューション工学科では、入学

松が枯れる『 松 枯れ』が深 刻ですから」。

をかけて準備した。初日の調査では、専


Challenge Story

東ティモールの水と空気を 成分分析する調査の旅へ。

用のプラントもなく、野焼き状態で放置

たちのなかでもやっていけると自信がつ

環境から地球規模の環境まで見通せる

されているゴミ処理場を訪問して、もう

いた」 と話す。 「 東ティモールの実習は少

大きな視野を得たことこそが、学びの成

もうと煙が上がるゴミの山からサンプル

人数だったこともあり、先生も含めて参

果といえるだろう。

を採取。ゴミ1キロあたりの含有成分を

加メンバーが密にコミュニケーションが

分析し、現地の学生と一緒にレポートを

できたことも良い思い出ですね」。

作成した。 2日目は、雨期になると増水す

 3年 生 後 期からは、市川陽一 先 生の

るコモロ川の水が 、両 岸で水の色が 異

研究室で大気環境の研究を行っている。

なっている原因を調べるために、水の濁

「ゴミ処理場から出る煙や、PM2.5と呼

り度や含有成分の分析・記録を行った。

ばれる粒子状物質などを調べてみたい」

 調査の資料はすべてポルトガル語。東

と小林さん。大学での学びを通して、環

ティモールの学生とは、慣れない英語と

境 問 題 に は 多くの 分 野 が あることを

ジェスチャーで会 話しなければならな

知った。 「 理論を学び、実習を重ねていく

かった。 しかし、3日目には意思疎通もス

なかで、環境に対する自分なりの答えを

ムーズになり、 「 文化や考え方の違う人

見つけることができそうです」。身近な

環境実習A/B 3年生の夏期休暇期間に行われる集中講

義。 環境実習Aでは、国内外の都市環境

施設等を実地見学。 日頃の講義で学んで いることを確認し、 さらに現場でのさま ざまな課題等について学修する。 環境実

習Bでは、 生態系の構造と機能を野外の

実際のフィールドにおいて調査を行う。

8


理工学部

Q. どのように学べるのですか?

A. 基礎をしっかり身につけてから、専門分野を学んでいきます。 基礎

専門

初年次教育で基礎学力をつける。

Support

教員

個性的なテーマで研究を実施。

62

自作アプリで フォームを改善 数理情報学科 樋口研究室

つくる

情報メディア学科 片岡研究室

調べる

上級生

機械システム工学科 田原研究室

考える

研究に取り組む3つのスタンス

薄膜トランジスタの 先端応用

教員と上級生が 学修をサポート

医工学を拓く バイオメカニクス

の研究室

音声信号処理技術 によるシステム構築

Support

生体を模倣した 光応答性表面機能材料 物質化学科 内田研究室

UV

Vis

観測を通して大気環境 にアプローチ

電子情報学科 木村研究室

環境ソリューション工学科 市川研究室

学部・大学院一貫の「グローバル教育プログラム」~グローバルな視点を備えた科学・技術者を育成~ ❶ イングリッシュ ラウンジの利用<学部・大学院 全学年対象> ❷ BIE プログラムへの参加<学部 全学年対象> 詳しくはアンサーブック p.89 まで

❸ グローバル人材育成プログラム<学部3年生対象 正課科目> 詳しくは p.42 まで

9

海外留学研究プログラム 協定締結大学 北

米 / カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)

ヨーロッパ / ボローニャ大学 ( イタリア)、サレルノ大学(イタリア)、 ロイファナ大学リューネブルク校(ドイツ)、 ブレーメン応用科学大学(ドイツ)、 ラドバウド大学(オランダ)、リスボン高等技術院(ポルトガル)

❹ 海外留学研究プログラム(交換留学)<大学院 全学年対象>

、 長庚大学(台湾) 、 東ティモール国立大学(東ティモール) ア ジ ア / 国立中央大学(台湾)

❺ RUBeC 演習<大学院 修士課程学生対象 正課科目>

ア フ リ カ / アゴスティーニョ・ネト大学(アンゴラ)、マラウイ大学(マラウイ)


INDEX

11 13 17 21

4年 間のプロセス

25 機 械システム工 学 科

39 大 学 院

情 報メディア学 科

33 環 境ソリューション工 学 科

42 キャリア

数理情報学科 電子情報学科

29 物 質 化 学 科

37 教員紹 介

40 トピックス

46 アクセスガイド

45 キャンパス

Q. 6つの学科にはそれぞれ

どんな専門分野があるのですか?

自然科学を代表するキーワード「情報」「システム」「エネルギー」 A.「材料 ・物質」 「環境」に対応しています。専門を活かして進路も多彩。

■学科構成

■専門分野 数理解析分野

数 理 情 報 学 科

応用数理分野 情報科学分野

情報システム分野

情 報 メディア 学 科

電 子 情 報 学 科

機 械システム工 学 科

メディア工学分野

環境ソリューション工学科

数学や情報の教員 コンピュータ/ソフトウェア技術者

インターネットを利用した仕事 デジタル映像に関係する技術者 ネットワークの運用に関する仕事 その他コンピュータ、メディア関連の仕事

電子工学分野

電子デバイス・組込みシステム関連の研究開発 アナログ・デジタル回路の設計評価

通信工学分野

エレクトロニクス関連の開発・研究技術者

情報工学分野

システムエンジニア・プログラマ

力 学 系 分 野

機械、自動車産業、重工業、電機、

エネルギー系分野

分析・環境化学系

数理・情報分野の研究開発者

ソフトウェア科学分野

システム 系 分 野

■予想される進路

無機・セラミックス系 有 機・ 高 分 子 系

情報・通信・メディア関連サービス業

家電情報機器等の各種メーカーでの 設計・研究開発 コンピュータ/ソフトウェア技術者

化学工業、各種金属材料工学、 セラミックス工学、電気・電子機器工学、 有機・高分子材料産業、 繊維・プラスティック工学、官公庁、

生物機能分子系

研究機関、教員

エ コ ロ ジ ー 工 学 分 野

官公庁、NPO、NGO、自然系博物館職員、

生 態 環 境 マネジメント分野

各種研究所、各種製造業の環境部門、 水処理・廃棄物処理・環境コンサルタント、 調査会社などの環境関連企業

10


年間のプロセス

「つくる」 「調べる」 「考える」 で、未来を切り拓く力をつける!

1

年生

2

基礎知識、能力を自分のものに

年生

研究活動に向けたベースづくり

基礎をしっかり身につけられるように 親身になって土台づくりを支えます。

専門的な分野で実験・実習をするための、 基礎技術を体得します。

理工学部の学問基礎となる物理・数学について、大学での内

理工学部の専門的な学修の幅を広げ、興味や関心を持つテー

容を円滑に深く理解できるよう、高校レベルの物理・数学を再

マを明確にしていきます。専門科目が中心となり、本格的な実

る「チューター制度」等、きめ細かな学修サポート体制で大

専門知識の修得を目的とします。

学修できる「リメディアル教育」や、大学院生が指導してくれ

験・実習が始まります。ハイレベルな研究活動のベースとなる

切な土台づくりの時期を支えます。

就職への STEP 学修の仕方、学びに対する動機づけ

キャリア意識・職業観を育成

1 年生からキャリア意識を持って目標設定を行い、大学での「学び」に対する

動機づけを明確にし、学生生活の有意義な過ごし方や就業意欲を喚起します。

将来の目標・方向性を見据えた学修、通常の授業、および少人数で行

う演習等により能力を開発します。

学びの STEP 山西 結衣さん 数理情報学科 4年生

(大阪府立堺東高校 出身)

1 年生 初年度は、これまでに習ってき

たことの応用や大学で勉強する

ことの 基 礎を学びます。 数 学

では微積分の応用や線形代数、

2 年生 今までの勉強に加えて、実験や

3 年生 少しずつ専門的な授業が増え

いたため、特別研究と教員採用

の後期にしかないのですが、さ

室に配属されることになります。

しました。特別研究は夏休み前

この頃から少しずつ模擬授業等

業研究を進め、6 月には 3 週間

授業があります。実験は 2 年生

等を勉強しました。

は介護体験がありました。

また教職課程を取っている学生

垣田 詩鶴香さん 情報メディア学科 4年生

(兵庫県立明石西高校 出身)

1 年生

演習がはじまり、はじめて研究

教職課程を取っている学生は、

も行うようになります。

2 年生

3 年生

物理実験が大変でした。3 コマ

一般教養はほとんど履修し終え

く学びました。一番印象的だっ

トを書くのにも何時間もかかり

していました。印象に残ってい

術の授業でした。どの講義もしっ

ズムの講義では、プログラミン

んだコラボレーション演習です。

かり取り組んで、いい成績が取 れるようがんばりました。

続けて4 時間半あり、 実験レポー

ました。データ構造とアルゴリ グの基礎をしっかり学ぶことが

できたと思います。

宮村 祥吾さん 電子情報学科 4年生

(滋賀県立甲西高校 出身)

1 年生

試験の勉強に多くの時間をかけ

に卒業論文のテーマを決めて卒 母校へ教育実習に行きました。

プログラミングやさまざまな情報分野について深く学びました。

仏教の思想やスポーツ技術学、

たのは、はじめて学んだ統計技

ほとんどの単位を修得し終えて

てきます。後期からは数理情報

まざまな実験が経験できます。

英語や計算機基礎実習等を幅広

4 年生

教職等の専門的な知識を学ぶ

物理では運動方程式、情報では C 言語を使ったプログラミング

4 年生 必要な単位はすべて取得してい

ていたので、情報系ばかり履修

たので、卒業研究と卒業論文等

るのは後期にグループで取り組

た。「自己組織化マップと MIDI

情報共有とコミュニケーション

の研究」というテーマで研究に

の大切さを実感しました。

の論文の執筆に没頭していまし データを組み合わせた曲調分類 取り組みました。

特許取得に結びついた研究活動が卒論、就活の最大の武器に。 2 年生

3 年生

大学生活にも慣れ、サークルや

前期から第一志望の半導体を研

研究成果が強力な武器となって

年目になると先生の研究内容が

自分の研究があともう少しで特

内定をいただくことができまし

講義をしていただいたので、しっ

たい研究室について考えるように

特許出願に向けて努力しました。

た。

の授業は自然と力が入りました。

2年生までは必修科目も多く、

履修科目には悩みませんでした。 授業をいっぱい取って、毎回き

ちんと取り組みました。丁寧に

かりついていくことができまし

11

数学や情報等の専門性を磨き、教員免許取得を目指す。

アルバイトもがんばりました。2

理解できるようになるので、入り

なりました。志望研究室の教員

究している研究室に入りました。

4 年生 就職活動がうまくいき、早々に

許が取れる段階に来ていたので、

た。特許の取得や学会での研究

大学生活で一番がんばれたこと

も有意義な活動をすることがで

だと思っています。

発表、企業との共同研究等とて

きて喜んでいます。


3

年生

4

実験・実習で専門性を高める

卒業研究および進路準備に注力

年生

専門科目が本格化。基本を修得したうえで、 さらなるステップアップ。

4年間の集大成、卒業研究がスタート。 進路を明確にして具体的な活動を。

専門科目や実験・実習が増え、自分の将来を意識した授業が

卒業研究(電子情報学科では 3 年次から)に取り組みながら

はじまります。自分の興味や関心に沿った専門科目を履修しま

自分の進路を明確にし、就職活動または大学院への進学準備

す。夏休みには「学外実習(キャリア実践実習)」「グローバ

をすすめます。

ル人材育成プログラム」が実施され、実際の仕事に接し、教 室や研究室では学ぶことのできない知識を吸収します。

実社会への理解を深め、進路目標に即して求められ

キャリア開発科目を正課科目として展開

る能力を知り、 身につけます

「働く」ということに対して社会、経済、雇用環境等の観点から理解

教員による直接的な学修支援、就職・進路選択におけるアドバイス、

を深め、具体的な就職・進路選択を支援します。

小林 知紘さん 機械システム工学科 4年生

(京都府立西城陽高校 出身)

1 年生 固有科目という学科ごとの専門

進路状況のヒアリングを行います。

研究を通じて、理系ならではの論理的思考を身につける。 2 年生

3 年生

4 年生

後期から物理実験がはじまりま

学外実習で就業体験をしました。

業とは一味違った新鮮な講義で

レポートを作成します。とても

わり、仕事を進める上で重要な

ので、非常に大切なものです。

気づきがあります。実験の進め

した。仕事とはどういうものかを

こともあり、この研究テーマを

礎を学ぶことができました。

な時間でした。

えがないので、日々勉強です。

的な講義があります。高校の授

す。今後の学修の基礎に当たる

自主的に進んで学んでいくこと が大事だと実感しました。

す。毎週実験を行い、その都度

興味深い授業で、新しい発見や 方や理系の文章の書き方等の基

遠藤 直輝さん 物質化学科 4年生

(京都府立東宇治高校 出身)

1 年生 大学は高校と違い、とまどうこ

2 週間、実際に企業の業務に携

意識や心構えを学ぶことができま

直接経験することができる貴重

大気圏突入時に使用する熱防御

システムであるバルートの研究

に取り組んでいます。以前から 宇宙に興味・関心を持っていた 選びました。研究には明確な答

ものづくり、化学への興味から実験や研究に取り組む。 2 年生

3 年生

専門分野が少しずつ難しくなっ

研究室に仮配属となります。わ

4 年生 現在の研究テーマは、アルケン

とも多かったです。化学、物理、

てきます。また、授業での実験

たしは後期から研究室での実験

の選択的合成法の開発です。先

部分についてしっかり学べる期

印象があります。実験はグルー

位で行う実験研究はとても新鮮

りに新たな研究をすすめていま

助けもあり、実験に対する理解

実験技術の向上だけでなく、自

数学といった各分野の基礎的な

や実験レポート提出で苦労した

をはじめたのですが、研究室単

間でもあったので、この1年生

プで協力して行うので、いろん

に感じました。また、先輩方の

ポイントだと思いました。

自身楽しんで行えました。

も深めることができました。

での学びは大学生活での大事な

な人と接する機会があり、自分

井上 ななさん 環境ソリューション工学科 4年生

(大阪府立槻の木高校 出身)

1 年生

3 年生

博物館学芸員の資格を取るため

必修科目では、薬品を用いた環

博物館実習でグループによる展

とにしました。必修科目等に比

たり、なかに含まれる成分の分

べ、土曜にも講義があり大変で

したが、どの講義もはじめて知

る内容が多く、学芸員への興味 はどんどん強くなりました。

す。研究を通じて、化学知識や 分自身の成長を感じています。

博物館学芸員を夢見て、環境や生物について学んだ。 2 年生

に博物館学芸員課程を受けるこ

輩方の研究を引き継ぎ、自分な

境分析化学実験等、水質を測っ

示企画から準備、公開までを実

施。「龍谷の森の周辺環境と人

4 年生 卒業研究として、モウソウチク

の食品開発を行いました。モウ

ソウチクのタケノコは京タケノコ

析等を行いました。引き続き受

との関わり」をテーマに琵琶湖

としてもスーパー等で見られま

レポート提出のために博物館等

湖の歴史や水質、地形に関する

家をやっているのがきっかけで、

講した博物館学芸員課程では、

に行く機会が増えました。

の南湖のジオラマを作り、琵琶 展示会を開きました。

す。わたしの実家がタケノコ農 商品開発に取り組みました。

12


数理情報学科

Department of Applied Mathematics and Informatics 複雑な自然・生命・社会現象に多角的にアプローチします。数理科学と情報科学の 両方を身につけ、まったく新しい課題にも果敢にチャレンジできる人材を育てます。

Q.

学びのポイントは?

A.

隙のない思考と現実に柔軟に対応できる技術を身につける 演習が充実。体験することで心から理解する 学生を応援。「いろんなことをやってみる」 教員免許「数学」と「情報」両方が取得できる

CURRICULUM 1 年生

2 年生

1セメスター

2セメスター

学科の専門性を通じて、 自主的かつ継続的に学修 する習慣を身につける

地学概論 キャリアデザイン

● ● ●

物理実験 環境科学 キャリアプランニング

        等

自主的かつ継続的に学修する 習慣を身につける科目

微積分及び演習Ⅰ

微積分及び演習Ⅱ

線形代数及び演習Ⅰ

線形代数及び演習Ⅱ

物理数学及び演習Ⅰ

物理数学及び演習Ⅱ

数理情報  基礎演習A ●

ベクトル解析

数理モデル基礎及び演習Ⅰ

電気と磁気 力学

● ● ●

情報学概論 生体情報概論 情報と職業

● ●

離散数学及び演習 確率統計及び演習Ⅰ

数理モデル基礎及び演習Ⅱ

基礎セミナー

計算機基礎実習Ⅰ

数値計算法及び実習 ●

計算機基礎実習Ⅱ

情報処理の基礎

プログラミング及び実習 計算機システムⅠ

● ● ●

計算機システムⅡ

物理実験

7セメスター

● ●

学外実習(キャリア実践実習) グローバル人材育成プログラム MOT概論

関数論及び演習

微分幾何

確率統計及び演習Ⅱ

現象の数理A[拡散]

応用数理A[カオス]

計算科学及び実習B

パターン情報処理 ●

応用アルゴリズム

グラフィックス基礎及び実習

数理計画法

データ構造とアルゴリズム

データベース

記号処理

ネットワーク構成論

応用プログラミング及び実習 アルゴリズム及び実習

6セメスター

13

科学技術英語

計算機援用数学

多様体と力学系

関数解析

大域解析

偏微分方程式

普遍的な数学的 思考のエッセン スを学ぶ

応用数理分野

理論物理A [熱力学・統計力学]

応用数理B[解析力学]

理論物理B[量子力学]

数理情報セミナー

●(情報科教育法Ⅰ/Ⅱ)

▶ 取得可能な免許・資格

● 中学校教諭一種免許状( 数学 ) ● 高等学校教諭一種免許状( 数学、情報 ) ● 本願寺派教師資格

▶ 目指す職業・進路

● 情報・システム・ソフトウェア技術者 ● 研究者 ● 教員( 中学校、高等学校 )

自然現象、生命現 象 、社 会 現 象 の 本質をモデル化 する技法を学ぶ

情報科学分野 情報社会を根本か ら支えるコンピュ ーティング原理を 学ぶ

他 ●

数理解析分野

現象の数理B[振動・波動]

●(数学科教育法Ⅰ/Ⅱ) ●(数学科教育研究A/B)

8セメスター

各分野において、高度な専門知識・技術と問題解決のための応用能力を身につける

計算科学及び実習A

数理情報  基礎演習B

4 年生

5セメスター

          等

学習意欲を向上させる科目

集合と位相及び演習

● ●

4セメスター

専門科目の基礎知識・技術と応用能力を身につける

[ 学部内共通科目 ] ● 知的財産概論 ●

3セメスター

3 年生

セミナー ●

特別研究

●(教育実習指導Ⅱ) ●(教職実践演習)


研究室 山田 暁仁さん

数理情報学科 4 年生

(埼玉県 星槎学園高等部大宮校 出身)

当研究室で開発した画像認識システ ムに左の画像を入力すると ・・・

高橋研究室

人間の脳は視覚情報を どう処理しているか? 大学に入学してから、人間がどんなふうに世界を認識しているのか、さ

まざまな物事をどうやって頭のなかで組み立てて考えているのか、という

ことに興味を持つようになりました。高橋研究室では、わたしたち人間

がどのように世界を見て、その視覚情報を脳のなかでどう処理している

のかを、理論と計算機シミュレーションによって探っています。具体的に は、人間の新生児が自分を取り巻く環境にある一つひとつの「もの」へ

の理解を進めていくように、コンピュータに 100 万枚以上の画像情報を 与え、 「もの」の種類や属性を学習し、認識していくシステムについて研

究してきました。現在では、画像に写った物体 1000 種類以上を認識・ 判別するまでに至っています。人間の脳の認識・処理システムは非常に 複雑で、そのシステムは未知です。しかし実験を続けることで、将来的

には動画等に対しても認識できるシステムを実現し、人間並み、そして 人間を超える人工知能の開発に携わりたいと考えています。

学びの連続性を 楽しめる人に 高橋 隆史

准教授

「情報」=「プログラム」と思われがちですが、 特徴を抽出して、さまざまな物体の写っている確率を教えてくれます。 この例では、猫 68.6%、犬 27.3%、羊 0.3% ・・・・ となりました。

実は「数学」も大事です。受験生のみなさん

が学んでいる数学が、人工知能の研究にも

つながっていきます。そんな学びのつながり やプロセスを、楽しめる人を求めています。

14


研究室

正岡 光輝さん 数理情報学科 4 年生

(大阪府立花園高校 出身)

國府研究室

幾何学的な対象を 数学的に読解する 研究室のテーマは、カオス理論やトポロジー(位相幾何学) 。わたしは、トポロジカル・データ・

アナリシスという最新のデータ解析手法を用いて、ネット上にある、あらゆる生物のタンパク質

に関する膨大なデータベースを分析。特にヘモグロビンの 3 次元構造は大変複雑な形をしてい

ますが、その形のなかに空洞がどのくらいあるか、また、その大きさの分布といったデータをト

ポロジカルな手法で調べ、動物の種類によってどう違うかを研究しています。研究の面白さは、

トポロジーという考え方をタンパク質に応用することによって、数学から生物、そしてヘモグロビ ンの理解へと、学びの幅が広がっていくこと。数学はとても柔軟でいろんな考え方ができる学問

ですし、また数学はあらゆる分野にかかわっています。卒業後は、夢が叶って中学の数学教諭 になりますが、大学での研究経験を活かして体験してもらえる数学を教えたいと思います。

部分集合の集まり{B1,B2,B3} (左)から抽象的な単体複体(右) をつくりそれを解析する。上図と下図は B1,B2,B3 の重なり具合 のちがいが単体複体に反映されていることを示している。

数学はとても自由な学問です 國府 宏枝

教授

図形や空間の性質を研究する幾何学ですが、

カオス理論やトポロジーは、高校数学とはちょっ

と違うアイデアで物事を見ようとします。数学 はとても柔軟で自由な学問だとわかれば、高校

までの数学のイメージが変わると思います。

主な 卒業論文 テ ーマ

15

行列の行基本変形支援 Web アプリケーション

量的形質の遺伝モデルの数理的考察

DEM モデルによるバンカーショットの解析

Kolakoski 列と Kolakoski 周期列

主虹と副虹の強度の比

Nagel-Schreckenberg モデルによる交通流解析

学修支援アプリケーション “ ♪統計の入り口♪ ”

Can you hear the shape of a drum?


TOPICS Math ラウンジ

大学院生と学部生の間で 学びのコミュニティを 数理情報学科は毎週月~木曜日の昼休み、「Math ラウ

ンジ」を開放しています。「これまで学生の質問には大学 院生が個別に対応していたのですが、もっと気軽に学生

が利用できる空間づくりを目指しました」と語るのは数理

情報学科の樋口先生。チューターを務める 8 名の大学院

生がそれぞれの得意分野を活かして学部生の疑問や質問

に対応しながら、効率的な勉強のすすめ方、各種検定対

策、 自宅 PCを勉強に活用するための設定等も指導します。

「より学生たちが立ち寄りやすいよう、週1回は瀬田キャ ンパスのスチューデントコモンズでもラウンジを開催して います」。チューターたちが学生から受けた質問は教員間

で共有し、授業の改善に役立てられます。「いずれ、この

ラウンジで学んだ学部生がチューターとなって先輩からの

数理情報学科

教えを継承していく…そんな『学びのコミュニティ』がこ

樋口 三郎

こから広がっていくことを期待しています」。

講師

講義 離散数学及び演習

応用プログラミング及び実習

数学の証明を正しく書くことを練習し、 論理の通った 分析とわかりやすいプレゼンを目指す

インターネット通信等の実用的なプログラム作成で、 応用的なプログラミング技法を習得

数学は論理の言葉で語られています。また、現実の問題に対しても論 理的に思考することは大変重要です。この授業では、論理パズルや証

明の間違い探し等、いろいろな活動を通して論理を学び、数学の証明

を正しくわかりやすく書くことを練習します。さまざまな問題に対して、 論理の通った分析とわかりやすいプレゼンテーションができることを目

画像データの変換や郵便番号の検索、あるいはインターネット通信等

の実用的なプログラムの作成を行います。大学院生ティーチング・ア

シスタントによるサポートを受けながら、これらの具体的な問題に取り 組むことで、応用的なプログラミング技法を経験しながら習得します。

指します。クリッカーというリアルタイムに意見集約が可能なシステム

を利用し、学生が授業に積極的に参加するアクティブラーニングの授 業方法を採用しています。

主な 講義

線形代数及び演習Ⅰ・Ⅱ 微積分及び演習Ⅰ・Ⅱ ● 物理数学及び演習 Ⅰ・Ⅱ ● プログラミング及び実習

集合と位相及び演習 確率統計及び演習Ⅰ・Ⅱ ● 電気と磁気 ● ベクトル解析

数理モデル基礎及び演習Ⅰ・Ⅱ 数値計算法及び実習 ● 計算科学及び実習 A・B ● 計算機システム Ⅰ・Ⅱ

関数論及び演習 現象の数理 A・B ● グラフィックス基礎及び実習 ● データ構造とアルゴリズム

16


情報メディア学科 Department of Media Informatics

ものの本質や原理を探る「 理学 」と、それを社会に活かす「 工学 」を

融合させた 3 つの学問分野を、それぞれ充実の最新設備を用いて学びます。

Q.

学びのポイントは?

A.

大学での学びと未来の可能性を広げる充実した情報機器 課題に取り組む「 コラボレーション演習 」等、7・8 人の少人数制 3 つの「 専門コース 」で、進路に応じて専門性を追究 2 年生からの多彩な「 演習科目 」で、実践力を育成

CURRICULUM 1 年生

2 年生

1セメスター

2セメスター

学科の専門性を通じて、 自主的かつ継続的に学修 する習慣を身につける

4セメスター

専門科目の基礎知識・技術と応用能力を身につける

[ 学部内共通科目 ]

MOT概論 物理実験 キャリアプランニング

基礎数理Ⅱ・演習 

数値計算基礎

確率・統計

【自己表現科目】 ●

3セメスター

3 年生

キャリアデザイン

MOT演習

4 年生

5セメスター

6セメスター

7セメスター

8セメスター

各分野において、高度な専門知識・技術と問題解決のための応用能力を身につける

学外実習 グローバル人材育成プログラム 総合実習 技術者倫理

● ● ●

科学技術英語

[ 理工学基礎 ] 自主的かつ継続的に 学修する習慣を身につける科目 ● ●

基礎数理Ⅰ ・演習 基礎物理

情報数学基礎

【情報リテラシー科目】 ●

計算機基礎実習Ⅰ

計算機基礎実習Ⅱ

[ 情報メディア基礎 ] 学習意欲を向上させる科目 ● 情報メディア基礎セミナー ● メディア処理基礎

データ構造とアルゴリズム・演習

オブジェクト指向プログラミング・演習

ネットワークシステム・演習

プログラミング基礎 インターネット  リテラシー

ソフトウェア構成論

ネットワーク構成論

ハードウェア構成論

ディジタル信号処理

[ 総合・境界分野 ]

情報産業論

情報環境論

情報システムコース コー ス 科 目

実際的な情報システムの構築を可能とする 能力を身につける

メディア工学コース

マルチメディア情報のハンドリング・応用を 可能とする能力を身につける

ソフトウェア科学コース

プログラミング、OS、基本ソフトウェアの開発・設計から 応用ソフトウェアの設計・実施までを行う能力を身につける

17

オートマトン ● ヒューマンコンピュータインタラクション ● 符号理論 ● 無線通信工学 ● プレゼンテーション演習

コラボレーション演習 計算機言語 ● 数理計画法 ● 情報メディア応用セミナー ● ●

データベース

情報システム演習

システム設計論

マルチメディアシステム

言語メディア処理論

メディア工学演習

応用アルゴリズム

知的問題解決法

コンピュータビジョンとCG 音声・音響メディア処理論

画像メディア処理論

ソフトウェア科学演習

ソフトコンピューティング

プログラミング言語論

ソフトウェア開発法

特別研究

▶ 取得可能な免許・資格

● 高等学校教諭一種免許状( 情報 ) ● 本願寺派教師資格 ● 博物館学芸員

▶ 目指す職業・進路

● ソフトウェア開発エンジニア ● 情報システム設計、運用エンジニア ● 映像・音響・メディアエンジニア ● 教員( 高等学校 )


研究室

谷 郁哉さん 情報メディア学科 4 年生

(滋賀県立玉川高校 出身)

岡田研究室

龍谷大学全体の ICT 環境を 再構築し、統合する

これまで龍谷大学の情報システムは、教育系・業務系・研究系・学術情報系と いった4つのシステムに分れており、さらに 3 つあるキャンパスごとにそれぞれ の運用が異なっていたため、管理に大きなムダが生じていました。これを、SDN

(Software-Defined-Network)化することによってソフトウェアでネットワーク をプログラミングし、全学の教育系情報システムを統合。最終的には先述の4つ

のシステムを統合した ICT 基盤を構築するというのが、わたしの研究テーマです。 なかでもわたしは 4K レベルの高画質動画・画像を、キャンパス間で共有するた

めの技術開発に力を注いできました。現在では深草キャンパスで開講された授業

の動画を、20 分授業開始時間の遅い瀬田キャンパスで時間のズレに伴う調整な

しに視聴することも可能です。こうして自分の研究成果が大学の情報システム運

営にそのまま活用されたことで、大きな達成感を感じることができました。このシ

ステムを理想的な形で完成させることが、卒業までのわたしの目標です。

通常ネットワークで高画質映像をストリーミング配信しようとした際に、回線帯域 幅を超える速度でパケットが送信される時がある。回線帯域幅を超えたパケット はパケットロスされ、映像が停止してしまったり、画像が乱れたりしてしまう原因 となる。そのようなことが起こらないように、転送するパケットを OpenFlow スイッ チでシェーピングしてクライアントに転送する仕組みと、OpenFlow コントローラ で使用帯域幅を計算して、使用帯域幅に合わせて転送速度を変更する仕組みを 取り入れた OpenFlow ネットワークを構築し、従来のストリーミングシステムと 比較し、構築したネットワークの有利性を検証する。 ■動画パケットシェーピング  ①配信する動画のパケットを OpenFlow スイッチに転送する。  ②シェーピングを行う (OpenFlow スイッチに届いたパケットを一度キューに蓄 えて、一定時間ごとに一定量のパケットを転送するシステム)  ③シェーピングによって平滑化され、帯域幅を超えないように調整されたパケッ トを OpenFlow スイッチからクライアントへ転送する。 ■動的な転送速度変更システム  ①定期的にポートごとの受信・転送パケットサイズや受信・転送パケットのドロッ プ数等の統計情報を OpenFlow スイッチから OpenFlow コントローラへ転 送する。  ② OpenFlow コントローラが統計情報に基づいて使用帯域幅を算出する。  ③使用帯域幅を希望の使用帯域幅になるようにパケット転送速度を変更する指 示を OpenFlow コントローラから OpenFlow スイッチへ転送する。

学びは必ず社会と つながっている 岡田 至弘

教授

「学び」は決して「学問」として独立してい るものではなく、どこかで必ず実社会とつ

ながっています。自分の研究をどうやって 社会へアウトプットするのかも、当研究室

の大きなテーマ。明確なビジョンを持って 取り組みましょう。

18


研究室

内木 一成さん 情報メディア学科 4 年生

(滋賀県立瀬田工業高校 出身)

渡辺研究室

渡辺研究室では主に、SNS という新しいコミュニケーション環境のなかで

部活動と学業の取り組みを ともに活かす  配球チャート作成システムを開発

人がどう適応しているか、また、博物館の展示解説に対する興味の具体化

を支援するガイドシステムの研究等を行っています。そのなかではわたしは 少し特殊で、CG を使って自動で野球のスコアを作成するシステムの開発

に取り組んでいます。わたしは野球部に所属しており、野球に役立つ研究

がしたいと考え、この研究を始めました。当初は Excel VBA を使ってプロ

グラムを作成する予定でしたが思うように行かず、ゲームエンジンの Unity

の使用に切り替えたところ、順調に開発がすすむようになりました。現在は

バッターに対してピッチャーがどんな球種をどこに投げたか、結果、打球は

どうなったか等を入力・表示するシステムの基本がほぼ完成。今後はレイ アウトを改善し、保存・出力方法を考えたいと思っています。これまで部

活中心の学生生活でしたが、このシステムの開発を機に研究に打ち込むこ

とができました。研究成果をもとに、卒業論文も満足いくものを仕上げた いです。

不思議を解明する研究を 渡辺 靖彦

講師

わたしは不思議に思ったことを明らかにした

いと常に考えています。ですから学生にも、

自分が知りたいと思ったことを研究テーマに

してほしいと思います。やりたいことが見つ かることは、とてもハッピーなことですから。

主な 卒業論文 テ ーマ

19

ポピュラー音楽の音楽音響信号に基づいた公開年代の自動推定 SOM-TSP 法についての検討と改良手法についての提案 ● Photonetarium: 星のメタファを用いた写真群インタラクティブ表示法の提案 ● 主成分分析に基づく布の汚れの鮮明化画像処理 ● 英文読解能力予測のための言語的特徴と予測モデルの検討 ● 分散ストレージのための効率的なデータ管理手法 ● 眼鏡型の端末を用いた手の動きによる家電機器の操作

人とロボットとの対話における影響要因の心理実験による検証 音のエリア再生における残差信号分解法を用いた目的方向外音声の低明瞭度化 ● 身体部位の動作合成による振付の自動生成システム ● UPPAAL による UML タイミング図の形式化と整合性検証 ● Apache Solr を用いた Wikipedia の情報探索システムの作成 ● 異方性反射モデルを用いた任意投影面への映像マッピング


TOPICS

オランダのラドバウド大学と の交流はじまる 2014 年 10 月に行われた龍谷大学理工学部設立 25 周

年記念シンポジウムに併せ、情報メディア学科ではオラ

ンダのラドバウド大学のペーターデザイン先生を招聘し、

「Brain Computer Interface」と題した講演をしてい ただきました。会場いっぱいに集まった学生、教職員は

熱心に聴き入り、講演後には学生から次々に質問が出る 等、熱気あふれる講演会となりました。また、学科内の

研究室も次々と見学され、熱心に質問されていました。ラ

ドバウド大学とは学生交換協定を結んでおり、すでに先 方の大学から学生が来ています。

講義 コラボレーション演習

ディジタル信号処理

CG によるメディア表現手法の習得と グループワークの実践

MIT(マサチューセッツ工科大学)オープンコース ウェアと e ラーニングを用いた授業

この演習では、少人数のグループに分かれて 3DCG を使ったコンテンツ

MIT(マサチューセッツ工科大学)が全世界に公開している授業資料

制作を行います。モーションキャプチャによる人体動作計測や、タブレッ

であるオープンコースウェアの講義資料に日本語訳を付加したものを

を学び、2 年生までに学修したプログラミングとメディア処理技術を使っ

います。また、Moodle という e ラーニングシステムの小テストを使っ

トで動作するゲームプログラミング等、CG と他のメディアとの連携手法

てグループで技術課題を解決していきます。制作したコンテンツを題材に

して定期的にディスカッションを行い、グループワークを実践します。

校内の歴史的な建物「樹心館」の CG 再現

主な 講義

使って、信号とシステムに関する基礎的な概念を中心に授業を行って

て、練習問題を受験することで復習を行います。

授業風景

タブレットで操作するアクションゲームの一場面

● ソフトウェア構成論

● ハードウェア構成論 ● ネットワーク構成論

● ディジタル信号処理

音声・音響メディア処理論 画像メディア処理 ● コンピュータビジョンと CG ● データベース

情報産業論

● キャリアデザイン ●

学外実習

● コラボレーション演習

授業スライドの1例

情報メディア基礎セミナー 情報システム演習 ● メディア工学演習 ● ソフトウェア科学演習 ● ●

20


電子情報学科 Department of Electronics and Informatics IT 社会の進化を促し、メディア新世紀を切り拓く

電子・情報・通信技術のスペシャリストを育成します。

Q. A.

学びのポイントは? 技術の進化に対応した最新設備、少人数制の実験・演習 ハードからソフトまで。系統的に学べるカリキュラム 就職活動や大学院進学を視野に、3 年生から特別研究スタート 優れた専任スタッフによる、徹底したマンツーマン教育

CURRICULUM 1 年生

1セメスター

2セメスター

学科の専門性を通じて、 自主的かつ継続的に学修 する習慣を身につける

線形代数学・演習Ⅰ 微分積分学・演習Ⅰ 力学・演習

● ●

3セメスター

3 年生

4セメスター

専門科目の基礎知識・技術と応用能力を身につける

自主的かつ継続的に学修する 習慣を身につける科目 ●

2 年生

演習科目でわかるまで徹底学習・徹底指導 ● 線形代数学・演習Ⅱ

● ベクトル解析・演習

● フーリエ解析・演習

● 微分積分学・演習Ⅱ

● 離散数学・演習

● 電磁気学・演習

● 電気回路・演習

● 電子回路・演習

● アルゴリズムとデータ構造・演習

4 年生

5セメスター

6セメスター

7セメスター

8セメスター

各モデルにおいて、高度な専門知識・技術と問題解決のための応用能力を身につける

履修モデル:電子系推奨科目 電子材料・電子デバイスの基礎から応用技術までを修得する

● 通信工学基礎・演習

電子物性・材料

量子・電子工学

半導体デバイス工学

薄膜デバイス工学 等

● プログラミング法・演習

[ 情報リテラシー科目 ] ● ●

計算機基礎実習Ⅰ 情報・通信基礎

● ●

計算機システム基礎 計算機基礎実習Ⅱ

ディジタル論理

履修モデル:通信系推奨科目

伝送線路と電磁波工学

通信理論・通信デバイス・ネットワークの基礎から応用技術までを修得する

特別講義 (最先端技術講演)

[ 自己表現科目 ] ●

無線通信工学

高周波電子回路

光通信工学

符号理論 等

キャリアデザイン

基礎セミナー (特色ある少人数教育授業)

履修モデル:情報系推奨科目

充実した実験科目群

学習意欲を向上させる科目 ●

物理実験

電子情報実験Ⅰ

計算機システム・プログラミング・情報システムの基礎から応用技術までを修得する ●

電子情報実験Ⅱ

応用プログラミング・演習

ディジタル信号処理・演習

認知科学と人工知能

画像計測 等

科学技術英語

学外実習(キャリア実践実習)

グローバル人材育成プログラム

セミナー

[ 教養教育科目 ] ● ● ●

仏教の思想 英語 スポーツ技術学 等

就職に有利な実践力を養う特別研究を2年間履修

特別研究

21

▶ 取得可能な免許・資格

● 高等学校教諭一種免許状( 工業、情報 ) ● 本願寺派教師資格

▶ 目指す職業・進路

● 電気・電子回路設計、半導体( IC / LSI )設計 ● 電子デバイス研究開発、ソフトウェア技術者  ● 通信技術、ネットワーク構築 ● 教員( 高等学校 )

発展研究


研究室 中嶋 啓成さん

電子情報学科 3 年生

(京都府 東山高校 出身)

マイクロ波受信用 広域帯標準ホーンアンテナ

低コスト・高性能なアンテナを開発 電子回路やアンテナを設計し、研究室の設備でデバイスを作成、それを

マイクロ波電波評価実験設備(電波暗室)で評価するというのが、張

研究室での主な研究の流れです。わたしは将来エンジニアになるならマ

イクロ波の知識は必須だと考え、この研究室に入りました。現在は携帯

電話の GPS 等に搭載されている低コストの平面アンテナ、マイクロスト

野際 知樹さん

電子情報学科 3 年生

(滋賀県立玉川高校 出身)

リップアンテナを利用した研究に邁進中。先輩が開発した平らで積層型

の電波レンズと組み合わせ、大型で高価なホーンアンテナと同等レベル

の高効率なアンテナの開発を目指しています。アンテナ素子に接続する

コネクタの位置によって性能が変化するため、ベストな設計を求めるに は、何度も繰り返しアンテナをつくり直す作業が必要です。研究には長

い時間を要し、結果が出ない時は辛いものですが、研究とはそういうもの。

すぐに良い結果が出なくても、それを乗り越え再び研究に向かう気持ち の強さが身についたと思います。

度重なる実験の末に成果がある 同じようにマイクロストリップアンテナを活用した高性能のアンテナの開発

に取り組んでいます。わたしの場合は素子の数を増やすことで、アンテナ の利得を上げ、指向性を上げるための研究を続けています。素子が増え

ることによって素子間に影響が出てくるため、素子とコネクタ、また両者

の間に回路を組み合わせるためのマイクロストリップ線路との関係を再検

討する必要が出てきます。この複数の素子が配列されたアレイアンテナを 作成し、ビームを任意の方向に向けることができるフェーズドアンテナに

新技術を形にする達成感を 味わおう 張 陽軍

准教授

研究は自分自身の力で行い、問題点を見つ

応用したいと思っています。現在は素子の数を 4 個まで増やすことがで

き、次は 16 個を目標にしています。また製作したアンテナの評価を行う ためにマイクロ波電波評価実験設備を利用していますが、この設備があ

るのは私立大学では珍しく、恵まれた環境で研究に臨めています。ここで

の研究活動を通して、成果を出すことはもちろん、なぜうまく行かないの かを考える力、課題を見つけ乗り越える力も育めたと思います。

け、どう解決するかが重要。その過程のな

かでいかに成長したかが大切です。そして、

自分が開発した新技術を形にし、手に取る

ことができることが、電磁波工学の研究の 魅力といえるでしょう。

22


研究室

神経回路網を電子回路で構築 ノートパソコンやスマートフォンの液晶ディスプレイ等に用いられている

薄膜トランジスタ(TFT) 。木村研究室では、この TFT を使ったアプリ

中村 奈央さん 電子情報学科 4 年生

(福井県 仁愛女子高校 出身)

ケーションの開発を行っています。そのひとつが、人工知能の基礎とな

るニューラルネットワークの簡略化の研究です。ニューラルネットワーク の研究は広く行われていますが、TFT を活用する点がこの研究室ならで

はの特色といえるでしょう。なかでもわたしは、ニューラルネットワーク

のニューロン回路の研究を担当。パソコンでシミュレーションソフトを使

用した回路設計および、集積回路の FPGA を用いたハードウェアでのシ

ミュレーションを行っています。現在はひとつのニューロン回路に配置す

るトランジスタの数を 20 個から、4 個までに減らすことを実現。研究に 着手した当初より、回路構造を 5 倍簡略化することができました。偶然

にも、 学外実習で FPGA の使い方を学んでいたことが研究に大変役立ち、

さまざまな分野に視野を広げておくことの大切さも実感しています。

先進の研究を一から自分の手で わたしが研究しているのは、ニューラルネットワークのシナプスにあたる 部分です。FPGA を用いたニューロン回路と可変抵抗器で構成したハー

ドウェアで動作検証を行い、任意論理である OR・AND・XOR を学習

させることに成功しました。さらにこれを薄膜デバイスで実現させること、 また消費電力の削減や安定性の向上を目標に研究を続けています。この

研究は新しい研究で過去のデータが無いため、すべて一から。デバイス

に正しく任意論理を学習させるには、半日かかるのかそれとも数秒なの か、どれくらい時間がかかるか分からないため、成功するまで実験し続

けるしかありません。その分、成果を出せた時の達成感は大きく、 「継続 は力なり」という言葉は真実だったと痛感しています。TFT の研究で電

子ディスプレイの分野に貢献されてきた木村睦先生の研究室で経験を積

み、卒業後はディスプレイメーカーへの就職が内定しました。就職先で

も研究室で学んだことを活かし、伸ばしたいと思います。

中西 弘樹さん

電子情報学科 4 年生

(大阪府立東住吉高校 出身)

TFT を活用した研究で ナンバー 1 に 木村 睦

教授

大学の研究室というのは多くの場合、 独自の研究に取り組んでいます。つま

り自分が一番であり、最先端の研究に

携わることになります。フットワークを 軽くして、未来を切り拓く楽しさを体験

人工知能シナプス回路基板

してください。

主な 卒業論文 テ ーマ

23

2.4GHz 帯移動型無線電力伝送用高効率整流回路の研究

高屈折率溶媒による微小レーザ用液滴の形成

● ストループ効果測定システムの構築と反応時間の測定と解析

Poly-Si TFT 型 Hall 素子と IGZO Hall 素子の磁場特性評価と解析

Lift-off 法を用いたフレキシブル基板上 Cu(In,Ga)S2 薄膜の作製

Flickr データに基づいた観光経路の可視化

● ウェットプロセスを用いて作製した強誘電体薄膜の特性評価

超伝導量子干渉計の動作検証


TOPICS 特別研究・発展研究

3 年生からの研究室配属で充実した キャリア形成指導を受けられます 電子情報学科では、3年生から研究室配属を行い、特別研究を実施するという特徴的なカリキュラムを採

用しています。このことにより、従来の研究指導のみならず、履修指導(科目の主旨・意義の説明) 、学外

実習指導、就職活動指導、大学院進学への橋渡し等が行えます。

また、3年生、4年生、大学院生の連携や縦のつながりができます。

このように、将来の就職を見据えたキャリア形成を重視したカリキュ ラムのもとで、各人のレベルに応じた学修計画を立てることができま す。特別研究ではポスターを作成して、また発展研究の発表会では 200 名程度の聴衆に向け、研究成果を発表します。

講義 電子情報実験Ⅰ・Ⅱ

高周波電子回路

最先端の研究の基礎となる 実験テーマを選択し、 高い専門性と技術を修得します

電磁波について基礎的な知識を修得 この講義では、電磁波そのものと電磁波を使った無線通信にかかわる基礎的な知

電子情報実験Ⅰでは、「電子」 「情報」 「通信」の各分野で必要

となる基礎的な実験を行います。共通テーマ「データ通信実 験」「アナログ電子回路実験」「伝送線路実験」を履修し、個

識を修得することを目指しています。具体的にはインピーダンスと波の反射、スミス

チャートの使い方、高周波用の測定装置の原理等をわかりやすく講義。さらに、応 用技術として高周波フィルタや増幅器を設計するのに必要な基礎知識を学びます。

別テーマでは、各教員が行っている最先端の研究の基礎となる 実験テーマ約 10 種類のなかから選択して履修します。電子情

報通信実験Ⅱでは、ディジタル電子回路の基礎と論理回路の仕 組み等を学ぶ「ディジタル電子・情報回路実験」、基礎電気回 路すなわち RC 回路、直列共振回路および並列共振回路の特

性と働きを体得する「電気回路実験」、真空蒸着装置を用いた

携帯電話基地局用マイクロ波フィルタ

携帯電話基地局用マイクロ波パワーアンプ

ショットキー・ダイオードの作製とその特性測定により、実際

画像計測

高い専門性と技術を修得します。

実例の画像を用いて、処理技術と測定法を学ぶ

の半導体素子を体感し理解する「電子材料実験」等の実験から、

写真や動画のような画像を解析・応用した技術がわたしたちの日常生活にも深

くかかわってきています。この技術は画像を広範囲に分布する「位置」における

「情報(信号)」である、即ち「多次元信号」であると考えることにより、電磁界、 生体情報 ( 拍動、脳波 ) 等へと応用範囲が大きく広がります。これらの実例と

なる画像処理に関する要素技術とその計測法について学びます。

三角関数を用いた画像復元の例

主な 講義

● ● ●

微分積分学・演習Ⅰ、Ⅱ

力学・演習

計算機基礎実習Ⅰ

● ● ●

基礎セミナー

電気回路・演習

離散数学・演習

● ● ●

電磁気学・演習

情報・通信基礎 電子物性・材料

● ● ●

薄膜デバイス工学 無線通信工学

認知科学と人工知能

24


機械システム工学科 Department of Mechanical and Systems Engineering

CAD を用いた設計から数値制御( NC )工作機を用いたデジタル加工まで、 一貫したものづくりの技術を学び、センスある機械エンジニアを育成します。

Q.

学びのポイントは?

A.

ものづくりの原点・本質を見極め、最新領域にアプローチ 多彩な分野にわたって、系統的かつ総合的にバランスよく学修 次世代を担う先進的な研究開発を力学系、エネルギー系、 システム系の3系列の分野で展開 総合演習、特別研究を通して、深く掘り下げた知識と創造力を育成

CURRICULUM 1 年生

1セメスター

2 年生

2セメスター

3セメスター

3 年生

4セメスター

学科の専門性を通じて、 自主的かつ継続的に学修 する習慣を身につける

専門科目の基礎知識・技術と応用能力を身につける 専門科目の基礎知識・技術と応用能力を身につける

自主的かつ継続的に学修する 習慣を身につける科目

微分積分Ⅱ・演習

微分積分Ⅰ ・演習

力学Ⅱ

力学Ⅰ 線形代数

電子制御Ⅰ

微分方程式

応用数学

5セメスター

4 年生

6セメスター

確率・統計

機械システム工学総合演習

電磁気学

機械力学 材料力学Ⅱ

熱力学

熱工学

流体工学

流体力学

電子制御Ⅱ

メカトロニクス

電子・制御演習

ロボット工学

制御工学Ⅰ

制御工学Ⅱ

システム工学

キャリアデザイン

材料力学・機械力学演習 熱・流体演習 伝熱工学

機構学

学習意欲を向上させる科目

8セメスター

各分野において、高度な専門知識・技術と問題解決のための応用能力を身につける

材料力学Ⅰ

[ 自己表現科目 ]

7セメスター

特別研究

計測工学

機械システム工学入門 物理実験 機械材料学

機械加工学 機械製図Ⅰ

物性工学 機械製図Ⅱ

機械システム工学実験Ⅰ 機械システム工学実験Ⅱ 材料強度学 要素設計

設計製図

[情報リテラシー科目 ] 計算機基礎実習Ⅰ

計算機プログラミング実習

計算機応用実習

計算力学実習 学外実習 グローバル人材育成プログラム

25

▶ 取得可能な免許・資格

● 高等学校教諭一種免許状( 工業 ) ● 本願寺派教師資格

▶ 目指す職業・進路

● 機械、各種製造業 ● 自動車産業、重工業、電気産業 ● 教員( 工業高等学校 )

セミナー

科学技術英語 は必修科目

は選択科目


研究室

谷口 貴一さん

機械システム工学科 4 年生

(京都府 東山高校 出身)

堤研究室

必要な行動を自ら学習して獲得する、 そんなロボットを創ってます! 堤研究室では「ハード」としてのロボットの製作と、その動きを制御する「ソフト」としての

人工知能の開発に取り組んでいます。哺乳類や昆虫等の生物はそれぞれ独特の動きを持ち、

自らの身体を自在に動かすことができます。そうした生物たちは、単純な神経系から高度に発

達した脳に至るまで、それぞれにさまざまな水準の知能を有しています。わたしたちの目標は、

それらのメカニズムを解明し、その巧妙なメカニズムに基づく知能ロボットを開発することです。 わたしの取り組んでいる「4脚ロボットの走行制御」においては、特に「強化学習」と呼ばれ

る理論的枠組みに注目しています。現状の状態から次に取るべき行動の関係を、時間的な情

報を含んだ写像と捉え、試行錯誤を繰り返しながらその関係を適切に強化していこうという考

え方です。具体的には、専用のシミュレータを開発し、ロボットに犬や猫等が行うような走行 ばね要素を陽に持つ 4 脚走行ロボットの実機(下)と シミュレーションの様子(上)

動作を学習させています。ロボットが真っ直ぐ走行できれば「正の報酬」を与え、逆にコース

を逸れたり躓いたりした場合には「負の報酬」を与えます。これを何千回、 何万回とシミュレー

ションのなかで繰り返していきますと、各種パラメータが適切な場合には、ロボットはやがて 最も価値の高い行動、即ち、滑らかな走行動作を自ら探して獲得していきます。未知の部分

も多く、 日々の研究は地道な努力の積み重ねですが、先生や研究室の仲間と相談を重ねながら、 ロボットの走行をより理想的なものに近づけていきたいと考えています。

「個人の突破力」 と 「チームワーク」 の両方が大切! 堤 一義

教授

ハードウェアからソフトウェアまで、知能ロボット構築に必要な

すべてを「自分でつくる」ことが当研究室の方針です。研究を 進める際には、信念を持って目標に向かう「個人の突破力」が

重要ですが、問題を共有してみんなで解決しようとする「チーム

ワーク」もとても大切です。世界中のどこにもない、人々がアッ

と驚くような知能ロボットを共に創造しようではありませんか!

26


研究室 左近研究室

ものづくりを大きく変える 世紀の発見を目指して 左近研究室のテーマは、磁性物理学。物質の磁性を調べ、測定し、 特性を評価し、まだ知られていない性質を見つけ出す研究をしてい

ます。これはすべての基礎となる研究で、この成果がないとものづ

くりができません。わたしが今研究しているのは、 「ホイスラー合金」 という形状記憶合金の特性。形状記憶合金は一定の温度変化でひ

ずみが発生し、また元に戻る性質があるため、この運動を動力とし

て使うことができるのです。また、電力によってこの運動の操作が

可能になれば、遠隔操作やタイマー操作等で動力を発生させること

ができるようになり、人が入れない現場で機械を操作することも可

能です。一見地味な研究のようですが、世の中を大きく変える「世

紀の大発見」もあり得るので、毎日が刺激的です。小学校の頃か

ら身近なものを改造する等して新しい “ もの ” や “ こと ” を考えるの が大好きなので、さまざまな角度から工夫して新たな発見をする研 究が楽しくて仕方ありません。

中川 恵輔さん 機械システム工学科 修士課程 1 年生

(滋賀県 近江兄弟社高校 出身)

SmCo 磁石を用いた 電磁誘導形トルク測定装置

まだ見ぬ真理を探ろう 左近 拓男 教授 わたしたちのテーマは機械システム工学のなか

でも材料物性やナノテクノロジーの分野にあた

ります。物理というのはものごとのことわり。な ぜ動くのか、どうして変化するのかを絶えず考

40 万ガウスパルス強磁場発生装置

えることが大切です。実験器具を工夫して手づ

くりする等、アイデアはどんどん実行し、未知 の真理を見つけてください。

主な 卒業論文 テ ーマ

27

小型飛行探査機の為のプラズマアクチュエータの性能向上と評価

数値シミュレーションによる LED 照明の冷却特性に関する検討

● ソーラーカーの電気的特性の評価とレースデータの解析

テキスタイルモデリングツールを利用した繊維強化複合材料の応  力解析に関する研究

患者別イメージベース力学解析に基づく骨粗鬆症大腿骨の力学  的特性評価

翼・ディスク系のミスチューニング現象に関する研究

バイオリン演奏ロボットに関する研究

● 18自由度6脚ロボットの泥濘地歩行に関する研究


TOPICS 機械システム工学入門

「見て触れて学ぶ」 機械の設計を行うためには、機械がどのような構造を

しているのか、なぜそのような構造をしているのかを 理解する必要があります。機械システム工学入門で

は、自分たちの手を動かして、体重計やエンジン等

の分解や組立を行います。そして、それらの構造を 観察し、調べることで、なぜそのような構造をしてい

るかを理解します。また、ペットボトルロケットの実 習を行います。飛行原理の講義、グループでの討論

を通じ、より遠く飛ばせる方法を考えながら実際に製

作します。そして、製作したロケットを実際に飛ばし

て飛行距離を評価します。予測した結果と実際の結

果を比較しながらレポートを作成し、ものづくりとレ

ポートの書き方の基礎を学びます。

講義 電子制御Ⅰ・Ⅱ

材料力学Ⅰ・Ⅱ

アナログとディジタルの両面から 電子制御を学ぶ

安全で効率的な ものづくりに重要な知識を得る

機械の制御に電子技術を応用することにより、新しい機能を持った機

ものには何らかの力が働いており、その力の掛かり方を認識できてはじ

技術は、家電等の小型機械から、自動車、鉄道、飛行機、大型プラ

が掛かった時の引張・圧縮・曲げ・ねじり等の外力に対する変形や破

械システムの創造が可能となり、今日では、こうした電子制御に関する

めてものづくりが可能となります。材料力学は、静止した構造材に負荷

ントに至るまで、広範囲の工業技術に欠くことのできない重要な要素に

壊等の力学的挙動を取り扱う学問です。本講義では、安全で効率的な

なっています。本講義では、アナログ回路とディジタル回路の両面から

ものづくりを行うための重要な知識を学びます。

この電子制御技術の詳細を学んでいきます。講義で学んだことを試す 実験科目も各学年に配置しています。

■コンピュータシミュレーション結果

■片持ちはりの曲げ

赤色:引張

引張

圧縮

青色:圧縮

はりの先端に力が加わると、表側は引っ 張り、裏側は圧縮の力がかかり、中央 部はゼロとなる。

主な 講義

● ● ●

機械システム工学入門 機械製図Ⅰ・Ⅱ

力学Ⅰ・Ⅱ

● ● ●

機械力学

流体工学 熱力学

● ● ●

制御工学Ⅰ・Ⅱ

計算機プログラミング実習 計算機応用実習

力を加えると板が変形し、力がかかわ る様子がわかる。

● ● ●

機械システム工学実験Ⅰ・Ⅱ 要素設計 設計製図

28


物質化学科 Department of Materials Chemistry

グリーンケミストリー( 環境にやさしい化学 )をテーマに掲げ、 理論と実践の両面から、国際レベルの技術者を育成します。

Q. A.

学びのポイントは? 「 グリーンケミストリー 」をテーマにカリキュラムを編成 社会で求められる能力を育成する科目を多彩に展開 「 JABEE 」認定プログラムで国際レベルの技術者を養成 進路や興味に合わせて選択できる 4 つの分野の特別研究

CURRICULUM 1 年生

2 年生

1セメスター 学科の専門性を通じて、 自主的かつ継続的に学修 する習慣を身につける ●

基礎数学・演習

2セメスター

3セメスター

3 年生

4セメスター

専門科目の基礎知識・技術と応用能力を身につける

5セメスター

6セメスター

化学系数学Ⅰ ・演習

化学系数学Ⅱ・演習

化学数学

分析・環境化学系

化学系物理Ⅲ・演習

機器分析化学

機能材料工学

基礎物理・演習

化学系物理Ⅰ ・演習

化学系物理Ⅱ・演習

環境や材料の研究を進める上で 不可欠な物質評価法について学ぶ

量子化学

結晶材料工学

構造解析学

工業化学

工業法規

化学系物理Ⅲ・演習

セラミック材料工学

ナノ材料工学

結晶材料工学

機能材料工学

構造解析学

工業化学

工業法規

高分子プロセス化学

超分子化学

有機材料化学

有機構造解析学

生化学

高分子材料化学

工業化学

工業法規

有機構造解析学

超分子化学

分子設計化学

生化学

高分子材料化学

有機材料化学

工業化学

工業法規

無機・セラミックス系

[ 情 報リテラシー科目 ]

最先端の無機材料開発に必要な 理論と技法を学ぶ

● キャリアデザイン

計算機基礎実習Ⅰ

入門セミナー

無機化学Ⅰ ・演習

計算機基礎実習Ⅱ

有機・高分子系

学習意欲を向上させる科目

物質化学総論

無機化学Ⅱ・演習

有機・高分子材料の基礎と 応用について段階的に学ぶ

キャリアプランニング

無機化学Ⅲ

分析化学

物理化学Ⅰ ・演習

物理化学Ⅱ・演習

有機化学Ⅰ ・演習

有機化学Ⅱ・演習

有機化学Ⅲ

● ●

環境科学

8セメスター

各コースにおいて、高度な専門知識・技術と問題解決のための応用能力を身につける

[ 自己表現科目 ]

7セメスター

自主的かつ継続的に学修する習慣を身につける科目

無機化学Ⅳ 物理化学Ⅲ 物理化学Ⅳ

有機化学Ⅳ 高分子化学

生物機能分子系 生体機能を持つ分子の合成法や 性質について学ぶ

資源エネルギー論

環境化学

グリーンプロセス工学

化学リスク学

エネルギー循環工学

化学基礎実験

物理実験

物理化学実験

無機合成化学実験 有機合成化学実験

機器分析化学実験

● ●

化学英語演習

科学技術英語

学外実習(キャリア実践演習) グローバル人材育成プログラム

物質化学研究デザイン演習

29

4 年生

英語セミナー

特別研究

▶ 取得可能な免許・資格

● 中学校教諭一種免許状( 理科 ) ● 高等学校教諭一種免許状( 理科 ) ● 本願寺派教師資格

▶ 目指す職業・進路

● 化学産業、セラミックス産業、鉄鋼・非鉄金属産業、プラスチック・繊維産業 ● 公務員 ● 教員( 中学校、高等学校 ) ● 大学院進学


研究室

希代 侑吏菜さん 物質化学科 4 年生

(京都府 京都女子高校 出身)

大柳研究室

世界を牽引する新素材の 開発に携わることの喜び わたしが取り組んでいるのは、SiC(炭化ケイ素)系セラミックス複合

材料の破壊靭性(破壊に対する抵抗力の強さ)を向上させ、耐久性を 高めていくための研究です。これは将来的に自動車や航空機への活用

が期待されるセラミックエンジン※の開発にかかわるものです。大柳研 究室は 10 年以上前から、独自開発した助剤により、ほぼ 100%の純

度でセラミックを焼結させることが可能であることを発表し、世界のセ

ラミック研究をリードしてきました。研究や発表等、ハードなこともあ

りますが、ほかにはない貴重な装置を用い、未来に貢献する技術に携 わることに、面白さとやりがいを感じています。

※エンジン部品にセラミックを用いたもの。耐熱性・断熱性に優れ、冷却材を必要としないの で部品点数が少なくなる。

前向きで情熱的な学生たちが 十分に能力を発揮できるように 大柳 満之

教授

当研究室をはじめ、龍谷大学は数多くの

分野で世界レベルの研究に取り組んでいま

す。そこで学ぶ学生には、研究への積極性

とポジティブさ、そして情熱が必要。一か らではなくゼロから、未来の技術を担う研 究者を育てています。

30


研究室

安居 潤哉さん

物質化学科 修士課程 2 年生

(奈良県立郡山高校 出身)

中沖研究室

微生物が作り出す プラスチックの物性改善を 日常生活のなかで触れる身近な「もの」の研究に携わりたいと考え、環

境に負荷を与えないプラスチックの開発に取り組んでいる中沖研究室に 所属しました。普通のプラスチックの原料は石油であり、破棄後は半永 久的に変質しないため土に還りません。中沖研究室では生分解性高分 子、つまり微生物を利用したプラスチックを開発しています。これは土壌

菌等にブドウ糖や脂肪といった炭素源を与えると、動物が身体に脂肪を 溜め込むように、体内にポリエステルを

作り出すことを利用したもの。ただ、こ

発見を「楽しめる」心が大切 中沖 隆彦

教授

高分子の素材開発はまだまだ途上にあるの

で、その研究生活には可能性をどんどん広

げていく楽しさがあります。自分の頭でしっ

性改善をすすめています。中沖研究室

では国際的な学会に参加できるチャン

スも多く、わたしも 2014 年の 12 月 に筑波で開催された国際学会でのポス

ター展示で、研究内容の説明を担当し

ました。海外からの出席者に英語で説

れからも研究を続けていきたいと思います。

ことができたと思います。

明を行う等、とても貴重な体験を積む

種々の森林土壌中の腐植物質の科学分析とモデル化

● セルロースを主鎖とする側鎖型液晶ポリマーの調製と特性

● ツリウムを添加したスズ酸カルシウム蛍光体の合成と評価

超親水性・超撥水性の光制御

● テンプレートを用いた液相析出法による 3

亜鉛クロロフィル誘導体の自己集積体による人工集光器官の構築

金属触媒を用いない酸化反応によるケトイミド体の簡便合成法開発

31

に脆いことが難点で、わたしはその物

かりと考えて、新しい発見をすること。そう

したプロセスを主体的に楽しめる人と、こ

主な 卒業論文 テ ーマ

うして作り出されたプラスチックは非常

次元規則多孔質金属酸化物の合成

In フリ-太陽電池半導体 Ag2ZnSnSe4 の合成と性質


TOPICS 「JABEE」認定プログラム

世界水準を満たすレベルと 認定された教育カリキュラム JABEE とは、高等教育機関における教育活動の質が世界水準のレベルにある

こと、また、その教育成果が技術者として国際的な活動を行うために必要な知

識や能力の養成に成功していることを認定する制度です。この制度では、徹底

した基礎学力の習得に励みつつ、物質化学の基本科目を系統的に学ぶことがで きます。この制度の認定を受けた物質化学科のカリキュラムの特長は次の 4 点 です。

①実践に重点を置き、驚きと感動を体験できる授業展開

②創成型少人数教育、実践的な国内外のインターンシップ制度

③配属研究室において、科学者・技術者・社会人としての素養を醸成 ④教育内容の点検をベースとした授業の実践

グリーンケミストリーの考え方を 取り入れたカリキュラムに産業界も注目 こうしたカリキュラムはグリーンケミストリーの考え方を礎にしています。ここ でいうグリーンケミストリーとは、人の暮らしと地球環境とをいかに共生させ

ていくかという観点から工業製品の製造開発を見直す考え方のことです。物質

化学科は 2003 年度から、大学院物質化学専攻は 2007 年度から継続して JABEE 認定を受けています。学部課程と大学院修士課程の両方が認定を受け

ているのは、私立大学の化学系では全国で我々だけであるため、産業界からも 注目されています。特に、学部課程を卒業する時点で JABEE 認定プログラム

の修了者として技術士第一次試験が免除され、技術士補となる資格が与えられ

ます。

日本技術者教育認定機構から 発行された「JABEE 認定証」 有機分子の製造開発を改良する実験の様子

講義 物質化学総論

グリーンプロセス工学

最先端の研究成果や未来の物質化学について リレー講義で解説

現代科学が抱える問題を通して、 グリーンプロセスを考える

これからの研究者・技術者・社会人には、「環境・資源・エネルギー」

これまでの科学技術の進歩のなかで、さまざまな化学製品が爆発的な

び、卒業時には何ができるようになるのか、全教員のリレー講義で物

毒性を示す副産物が生成される例も多く、すでに廃棄処理能力の限界

を視野に入れて行動することが強く求められています。4 年間で何を学

質化学分野における最先端の研究成果や、未来の物質化学に求められ

ているものを解説していきます。各教員の体験から生み出された、貴 重な研究哲学を聴くことができます。

主な 講義

● ● ●

無機化学Ⅰ・演習 分析科学

有機化学Ⅰ・演習

● ● ●

化学基礎実験 環境化学

結晶材料工学

勢いで生産されました。それらのなかには廃棄が非常に難しいもの、

が予想されています。この講義ではこうした現代科学が抱える問題等

を通して、「グリーンプロセス」の概念とは何かを、具体例を示しなが

ら学んでいきます。

● ● ●

セラミック材料化学 超分子化学

機能材料工学

● ● ●

ナノ材料工学

有機材料化学

高分子材料化学

32


環境ソリューション工学科 Department of Environmental Solution Technology 工学的知識・技術と生態学的知識の両方を学ぶことで、

環境問題に積極的に取り組み、解決しうる人材を育成します。

Q.

学びのポイントは?

A.

環境工学と生態学を融合させ、人と自然の共生を追究 4 年間を通じ、実験・実習等のフィールドワークを重視 博物館の学芸員資格、および中高の教員免許( 理科 )が取得可能 最新の研究設備を整え、実践的な学びを実現

CURRICULUM 1 年生

1セメスター 学科の専門性を通じて、 自主的かつ継続的に学修 する習慣を身につける 自主的かつ継続的に 学修する習慣を身につける科目

2セメスター

基礎数学

地球環境概論

基礎物理

生態学概論

化学概論Ⅰ

キャリアデザイン

[ 情報リテラシー科目 ] ●

計算機基礎実習Ⅰ

数学Ⅰ

物理学Ⅰ

統計学概論

化学概論Ⅱ

生物学概論Ⅱ

学習意欲を向上させる科目

生物学実験

環境ソリューション工学概論

地学概論Ⅱ

地域環境概論

資源エネルギー論

計算機基礎実習Ⅱ

生物学概論Ⅰ

自然観察実習

地学概論Ⅰ

地学実験

環境科学

知的財産概論

3セメスター

3 年生

4セメスター

専門科目の基礎知識・技術と応用能力を身につける 環境ソリューション  工学基礎実習

[ 自己表現科目 ]

33

2 年生

環境システム解析

環境微生物学

自然の浄化機構

廃棄物工学

進化学

環境装置工学

生理生態学概論

環境分析化学実験

生態系生態学

6セメスター

生産や消費などの人為活動から排出される、排水や廃棄物による自然生態系への影響を できるだけ少なくするエコロジカルな技術を創出することを目的とする。 ● セミナーⅠ ● セミナーⅡ ● 環境毒性学 ● 上下水道工学 ●

水処理工学

都市環境施設実験

大気環境工学

環境アセスメント及び演習

資源循環工学

環境施設設計演習

環境生態学実習

社会調査法及び実習

環境実習A

測量学及び実習

環境実習C

環境ソリューション工学演習

環境社会学

特別講義

科学技術英語

環境政策論

8セメスター

エコロジー工学系

● ●

7セメスター

各系統において、高度な専門知識・技術と問題解決のための応用能力を身につける

数理生態学

5セメスター

4 年生

学外実習(キャリア実践実習)

グローバル人材育成プログラムⅠ グローバル人材育成プログラムⅡ

数学Ⅱ

環境経済学

物理学Ⅱ

環境倫理学

MOT概論

生態環境マネジメント系

情報と職業

MOT演習

情報学概論

科学思想史

工学概論

生体情報概論

キャリアプランニング

化学基礎実験

物理実験

特別研究

人間を含む生態系が、開発や改変によってどのように変化するのか、どのような 改変のしかたが望ましいかなど、生態学的な情報を提供することを目的とする。 ●

環境計測学

野外調査実習

セミナーⅠ

生態工学

人間工学

個体群生態学

特別研究

群集生態学

資源管理学

工業経済

保全生態学

植物生理生態学

陸水生態学

環境ソリューション工学演習

環境生態学実習

科学技術英語

環境実習B

環境実習C

特別講義

学外実習(キャリア実践実習)

グローバル人材育成プログラムⅠ

グローバル人材育成プログラムⅡ

▶ 取得可能な免許・資格

● 中学校教諭一種免許状( 理科 ) ● 高等学校教諭一種免許状( 理科 ) ● 博物館学芸員 ● 本願寺派教師資格

▶ 目指す職業・進路

● 民間企業 ● 公務員( 国家・地方 )、NPO / NGO ● 教員( 中学校、高等学校 ) ● 自然系博物館職員

セミナーⅡ


研究室

八田 真輝さん

環境ソリューション工学科 4 年生

(滋賀県立八日市高校 出身)

岸本研究室

高効率な排水処理の 新技術を実用化へ

わたしが携わっているのは、高効率な工業排水処理を 可能にする新規電解フェントン型促進酸化処理法の開 発です。従来、水酸基ラジカルはダイオキシン等の有機

物の処理に利用されていましたが、生成に危険な過酸

化水素水が必要であり、処理後に汚泥が発生する等の

課題がありました。そこで当研究室は、塩化物イオンと 鉄を混ぜた薬剤のみを用い、排水を 2 種の電極と接触

させることで水酸基ラジカルを生成するシステムを開発。 新規電解フェントン型促進酸化処理法の 原理

また、この処理で発生する汚泥は電気分解で再利用で

きます。処理能力は従来の 1.4 倍となり、消費電力を 9 割削減できることもわかりました。わたしは模擬工業 排水を処理し、このシステムの実用化のために実験・評

価を続けてきました。この開発は企業との共同研究で行

われたので、社会で技術者として働くための基礎的な意 識を培うことができたと思います。

新規電解フェントン型促進酸化処理法を用いた水処理プロセスの一例

研究を通して広い視野と 柔軟な思考を 岸本 直之

教授

当研究室では「健全な都市水循環」

をテーマに、学生それぞれが専門性

を持って研究に取り組んでいますが、 新規電解フェントン型促進酸化処理法とともに新規開発中のオゾン電解促進酸化処理法の実験装置

ゼミでは全学生が一堂に会し、情報

を共有します。専門性にとらわれず

視野を広げ、「引き出し」を増やして

いきましょう。

34


研究室

川上 将樹さん 環境ソリューション工学科 4 年生

(大阪府立久米田高校 出身)

丸山研究室

大学入学を機にはじめたスキューバダイビングから魚類に興味を持ち、丸山研究室に所属しまし

アフリカの古代湖に棲む 魚の生態に迫る

た。アフリカ東南部に位置するマラウイ湖は世界有数の古代湖で、500 種以上のシクリッド(カ

ワスズメ。種類が非常に多様なことで知られる)が互いのテリトリーを守りながら共存状態を維

持しています。わたしはこの湖から採取した魚の、胃の内容物に含まれている珪藻(岩に生える 藻)を分析し、その生息環境と共存のあり方を調査してきました。そして 2015 年の 3 月、丸

山先生に同行し、 これまで研究対象としてきたマラウイ湖をはじめて訪問。実際に湖に潜ることで、

そこに棲むシクリッドの多様さを目の当たりにし、完全に圧倒されてしまいました。卒業後は修

士課程に進学し、丸山先生とともに最新の研究手法を取り入れながら、現在の研究をさらにす

すめていきたいと思います。

最新の生物研究手法に 触れて学ぶ 丸山 敦

講師

当研究室では魚が生息環境に放出する DNA

から、川や海・湖にどんな魚が、どれだけ住

んでいるのかを調査する「環境 DNA」の研

究もすすめています。最新の生物研究に興

魚の胃から摘出した 珪藻の顕微鏡写真。 魚の生息場所の手 がかりになる。

光学顕微鏡を使って珪藻の同定をすすめる川上さん。

味がある人はぜひ挑戦してください。

主な 卒業論文 テ ーマ

35

龍谷の森におけるナラ枯れ被害の拡大と植生の変化

食物網動態モデルを利用した琵琶湖におけるキーストーン種  の推定

下水処理過程における多剤耐性菌の挙動とその発生源の評価

Effects of fish size on the biomass estimation using  environmental DNA analysis

薪ストーブ燃焼灰中 6 価クロム対策に関する基礎的研究

瀬田丘陵における微小粒子状物質 PM2.5 の黄砂に着目した高濃度解析

河川における淡水カメ類の生息環境

電解還元反応を用いたハロゲン酸化物の無害化技術の開発


TOPICS 琵琶湖を中心とする 循環型自然・社会・文化環境の総合研究 ー Satoyama モデルによる地域・環境政策の新展開ー 琵琶湖は多くの人々に水を供給している大切な湖です。琵琶湖の周辺では古く

から農業や漁業が営まれてきました。舟を使った物資の輸送も盛んに行われて

いたようです。理想的な「里山」では、自然と人間が持続可能なかかわりを持っ

ていると考えられます。人や物が広範囲に移動し、人間活動の環境への影響が かつてないほど大きくなっている現代社会において、「里山」のような持続可能

な自然との関係を築くことは可能なのでしょうか?この研究プロジェクトでは、琵

琶湖を中心とする地域を対象に、自然と人間社会の持続可能な関係のあり方に

ついて、環境・生物・資源・産業・文化等の側面から総合的な検討を行います。

このプロジェクトでは各地域に生息している生物たちと、人間の営みや環境条件 がどのようにかかわっているかについても調べます。ここ近年発展してきた「環 境 DNA 分析」を利用し、内湖や水田に棲む魚類や、里山に生息している哺乳

類といった生物相を網羅的に明らかにすることを目指します。この分析の中核と

なる機器が 「次世代シーケンサー」 です。これは、汲んできた水や土壌に含まれる、 魚類や哺乳類が放出した DNA の情報を読み取ることで、その場にいる生物の

種を特定できる装置です。このような最新の分析機器も活用しつつ、琵琶湖を

中心とした自然・社会・文化の総合研究を推進します。

講義 野外調査実習

環境分析化学実験

山や川で環境条件と野生生物の情報を調査し、 数値化する

川や湖の水質の分析を行う

野生生物を取り巻く環境は温度や酸素濃度、pH といった物理化学的

p H や BOD 等、水質分析の基礎的なテクニックを習得します。自分

に含まれます。この講義では、物理化学および生物学的な環境を適切

また、機器分析も行い、分析機器の取り扱いにも習熟します。得たデー

な環境だけではありません。対象の生物を取り巻く他の生物も「環境」

に数値化するための各種調査手法、分析手法を学びます。

自身の手で操作を行うことが大切で、分析方法の要点が理解できます。

タの誤差についても知見が得られます。

水生生物の観察

主な 講義

● ● ●

地域環境概論 地球環境概論

環境ソリューション工学基礎実習

● ● ●

群集生態学

環境分析化学実験 都市環境施設実験

● ● ●

資源循環工学 水処理工学 環境計測学

● ● ●

野外調査実習 保全生態学

環境生態学実習

36


教員紹介

多彩な教授陣が学修を支援します。

※詳細は「龍谷大学Webシラバス」や 「龍谷大学研究者データベース」で見ることができます。

数理情報学科

小島 肇

①ディジタル信号処理

学部共通情報環境の運用管理

②ランダム媒質中を伝播する波の 統計的性質

②数理科学に現れる非線形微分 方程式の研究

②統計的信号処理に基づく画像 鮮明化

②情報セキュリティ、情報倫理

池田 勉

山岸 義和

三浦 雅展

小堀 聡

①計算科学及び実習A

①数理モデル基礎及び演習Ⅱ

①情報社会とメディア

①認知科学と人工知能

②数値計算と構造再現性

②準結晶の幾何学とトポロジー

②音楽知覚認知機構の解明およ び音楽情報処理システムの開発

②生体・知能システムに関する研究

宇土 顕彦

四ツ谷 晶二

三好 力

斉藤 光徳

①応用アルゴリズム

①数理モデル基礎及び演習Ⅰ、離散数学及び演習

①応用アルゴリズム

①光通信工学

②配水管網の解析・設計ならびに 制御計画

②物理学・幾何学に現れる微分方 程式の解構造の解明

②知的情報処理、情報ネットワー ク、自己組織化マップ

②光や超音波に関する材料・デバ イスの開発

大西 俊弘

岩嶋 浩樹

吉見 毅彦

里井 久輝

①映像機器や計算機を扱う演習科目

①プログラミング言語論

①英語セミナー

②デジタル映像アーカイブ映像な どメディアを用いた地域活性化

②機械翻訳システムの高度化に 関する研究

②自然な英語音声(英語らしさ)の 習得

岡田 至弘

渡辺 靖彦

張 陽軍

①コンピュータビジョンとCG

①言語メディア処理論

①伝送線路と電磁波工学

②力学系とカオス理論

②パターン情報処理によるヒュー マンインターフェースの研究

②知識を共有するコミュニティで のコミュニケーションの研究

②電磁波計測と通信デバイス

阪井 一繁

奥 健太

石崎 俊雄

中川 晃成

①物理数学及び演習Ⅰ、電気と磁気

①データ構造とアルゴリズム・演習

①フーリエ解析・演習

①線形代数学・演習Ⅱ

②相転移現象の計算機シミュレー ション

②人と情報との出会いを支援する 情報推薦システム

②マイクロ波通信デバイスに関す る研究

②宇宙プラズマ

佐野 彰

片岡 章俊

上原 徹

野口 紳一郎

①応用プログラミング及び演習

①情報基礎数学

学部共通情報環境の運用管理

学部共通情報環境の運用管理

②脳の情報統合と認知発達ロボッ ト

②ディジタル信号処理を用いた音 環境の把握

②ICT環境における情報教育シス テムの開発・運用・管理

②情報活用能力の育成、情報機 器を用いた障がい者支援技術

高橋 隆史

寄能 雅文

植村 渉

番 貴彦

①グラフィックス基礎及び演習、パターン情報処理

①コンピュータを扱う演習科目

①情報・通信基礎

①電子情報通信実験Ⅱ

②視覚情報処理と機械学習・パタ ーン認識

②科学教育に関する教材作成

②無線通信と可視光通信・および ロボットに関する研究

②人間の脳を模した次世代デバイ スに関する研究

谷 綾子

芝 公仁

小野 景子

藤井 大輔

①英語ⅠA・ⅡA、英語ⅠB・ⅡB

①ネットワークシステム・演習

①離散数学

①電子系実験、計算機実習

②ヴィクトリア朝文学

②計算機資源の効率的な使用を 実現するシステムソフトウェア

②進化的最適化手法の研究と実 問題への応用

②計算機教育、応用情報学

中野 浩

新川 芳行

海川 龍治

山本 伸一

①計算機基礎実習Ⅰ、記号処理

①ソフトウェア開発法

①電磁気学

①電気回路・演習

②プログラミングに現れる論理的 構造

②ソフトウェア設計および検証に おける標準化・部品化・形式化

②次世代太陽電池の研究

②原子・分子デバイス構築に向け た微細材料の研究開発

樋口 三郎

曽我 麻佐子

川上 肇

①確率統計及び演習Ⅰ、計算科学及び実習B

①博物館情報・メディア論

①ディジタル信号処理・演習

②ネットワークなどの情報構造に 関係する統計力学

②CGアニメーションと身体動作 情報処理

②マシンビジョン

馬 青

外村 佳伸

木村 昌弘

①アルゴリズム及び実習、データ構造とアルゴリズム

①情報環境論

①情報数学

②学習にもとづく自然言語処理

②人に新しい体験をもたらすイン タラクティブ・メディアの提案

②機械学習とデータマイニングの 研究

②現代英語小説、短編小説研究

松木平 淳太

野村 竜也

木村 睦

小川 圭二

①数値計算法及び実習

①ソフト・コンピューティング

①半導体と集積回路

①機械製図Ⅰ、機械システム工学総合演習

②ソリトン系・セルオートマトン系 の研究

②人とロボットとの心理的社会的 関係、ITに対する社会の意識

②薄膜トランジスタと電子ディス プレイの研究開発

②先進加工技術法及びシステム に関する研究

道元 徹心

長谷 智弘

熊野 雅仁

金子 康智

①仏教の思想A・B

①ハードウェア構成論

①電子情報通信実験・計算機実習

①機械力学、物理実験

②日本仏教の思想展開

②人に優しい情報家電の研究

②映像理論と応用技術・ソーシャ ルメディアコンピューティング

②回転機械の振動(ローターダイ ナミクス)、流体関連振動

②数学教育、情報教育、教育課程、 形の科学

國府 宏枝 ①集合と位相及び演習、応用数理A

機械システム工学科

藤田 和弘

①ベクトル解析、微分幾何

電子情報学科

森田 善久

①微積分及び演習Ⅰ、現象の数学B

情報メディア学科

飯田 晋司

①数学科教育法Ⅰ、教育課程論

37

①主な担当科目・分野 ②研究テーマ

大津 広敬 ①流体力学、熱力学 ②宇宙飛行体の空気力学に関す る研究

大槻 志郎 ①英語セミナー、西洋の文学A


青井 芳史

藤原 学

桧尾 亮一

①力学Ⅰ ・Ⅱ、物理実験

①無機化学Ⅲ、ナノ材料工学

①無機化学Ⅱ、機器分析化学

①環境分析化学実験

②無機機能性材料の合成と物性 に関する研究

②主にX線を用いた機器分析化 学

②環境分析化学に関する研究

②高機能磁気材料の物性の研究

塩見 洋一

物質化学科

左近 拓男

前田 尚志

丸山 敦

①電子顕微鏡

①有機合成化学実験、化学基礎実験

①陸水生態学

②混相流の流動特性、熱流体の 数値シミュレーション

②電子顕微鏡を用いた極微小領 域での研究

②電子顕微鏡を用いた有機結晶 の欠陥構造

②環境変動に対する水生生物群 集の応答とその波及効果

渋谷 恒司

岩澤 哲郎

松中 岩男

水原 詞治

①制御工学Ⅰ、メカトロニクス

①分子設計化学、有機化学Ⅱ

①物理化学実験、機器分析実験

①都市環境施設実験

②バイオリン演奏ロボット、 4脚ロ ボット、水中ロボット

②新しい活性種および活性反応 剤の創出

②分析化学、ラマン分光

②廃棄物の適正処理/資源化、廃 棄物の熱処理にともなう放射性物 質の挙動把握

進藤 康則

内田 欣吾

宮武 智弘

宮浦 富保

①物理実験、機械システム工学実験

①有機化学Ⅲ、有機材料化学

①有機化学Ⅳ、超分子化学

①生態系生態学、自然観察法

②医用システム開発

②新しい光応答材料の開発

②生体関連機能性分子の合成と 自己集積体の創製

②森林の機能や成長のしくみ、お よびその有効な利用法

田原 大輔

オーガスティン ジョナサン

渡辺 英児

山中 裕樹

①材料強度学、計算力学実習

①英語Ⅰ、 Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ

①運動心理学、スポーツ技術学

①生理生態学概論

②生体組織の構造・適応的機能の 力学解析とそのメカニズム抽出

②社会史

②スポーツ選手の心理的スキル に関する研究

② 環 境DNA分 析の生 態 学 研 究 への応用

辻上 哲也

大柳 満之

和田 隆博

遊磨 正秀

①材料力学Ⅰ、材料力学Ⅱ

①無機化学Ⅳ、セラミック材料工学

①無機化学Ⅰ、物理学Ⅲ・演習

①群集生態学

②実験と解析による先端複合材料 の力学的挙動評価に関する研究

②無機材料の低環境負荷プロセ ッシング

②化合物系薄膜太陽電池材料

②里川・里山における人為的攪乱 に対する生物の応答

堤 一義

糟野 潤

浅野 昌弘

横田 岳人

①電子制御Ⅰ、計算機応用実習

①分析化学、工業化学

①上下水道工学

①保全生態学、生態工学

②生 物 に 学 ぶ 知 能 シ ス テ ム の 構築

②液液界面特異反応の電気化学 的解明、新規電気分析法の開発

②水中に含まれる難分解性有害化 学物質の高度処理に関する研究

②森林生態系荒廃の現状分析と 森林再生技術の開発

永瀬 純也

白井 健士郎

市川 陽一

レイ トーマス

①ロボット工学、制御工学Ⅱ

①無機合成化学実験

①大気環境工学、地球環境概論

①植物生理生態学、環境生態学実習

②バイオロボティクスに基づく人 間支援ロボットの開発

②炭化物および窒化物セラミック スの合成と緻密化の研究

②大気汚染物質の輸送と拡散、都 市および周辺地域の大気質評価

②植物の生理生態的環境適応と 進化

西村 和男

白神 達也

奥田 哲士

①物理実験、機械システム工学実験

①数学Ⅲ・演習、物理化学Ⅳ

①環境計測学

②マイクロ波・ミリ波回路に関する 研究

②セメント関連重水和物の分解、 希土類添加蛍光体の結晶場分裂

②水処理・廃棄物処理の技術開発 および影響評価

野口 佳樹

富﨑 欣也

菊池 隆之助

①熱工学、熱流体演習

①生化学、グリーンプロセス工学

①廃棄物工学、資源利活用論

②乱れによる燃焼促進のメカニズ ムの解明

②生物機能に倣う有機 ー 無機複 合材料創製

②廃棄物として処分・焼却される 不用動物との共生問題

ホ アンヴァン

中沖 隆彦

岸本 直之

①機械システム工学実験

①有機化学、高分子材料化学

①環境システム解析

②柔軟素材を用いたロボットハン ドの開発

②植物由来の炭素源を利用した バイオプラスチックの生合成

②健全な都市水利用・循環システ ムの構築に関する研究

本田 尚義

林 久夫

越川 博元

①機械システム工学実験

①高分子化学、物理化学Ⅰ

①環境微生物学

②CAD/CAMによるNC加 工を 中心としたものづくり教育支援

②高分子の分子物性

②水環境および大気環境における 微生物学的安全性に関する研究

前田 英史

兵藤 憲吾

近藤 倫生

①物理実験、機械システム工学実験

①有機合成化学実験、物理化学実験

①資源管理学、数理生態学

②室温強磁性形状記憶合金の初 期凝固過程と微細組織観察

②触媒的有機合成手法の開発

②生物群集構造と個体群動態・生 態系機能の関係

森 正和

藤井 一郎

林 珠乃

①機械材料学、物性工学

①無機合成化学実験、化学英語演習

①自然観察実習・環境生態学実習

②エアロゾルデポジション法によ る金属・セラミックス膜形成

②強誘電体材料

②地域環境史と景観、地理情報シ ステム(GIS)、里山学

環境ソリューション工学科

今井 崇人

①流体工学、伝熱工学

38


Graduate School 理工学研究科

充実した研究設備・環境のもと、専門研究に突きすすむ。

「理学」と「工学」を融合した 最先端の研究環境で専門性を拓く。

学びのポイント 充実した教育、研究スタッフとの最先端の研究環境 企業や国内外の研究機関との研究交流活動

理工学研究科では分野にかかわらず、6専攻が固定的な縦割りの枠にとらわれることがない教育・研究をすすめ、高

● ●

学内のセンター・研究所との連携で先端的学術研究

修士課程 1年修了制を実施

人類の持続的発展に寄与する人材の育成を目指しています。 

度な科学技術の発展や大規模かつ高効率の工業生産の基盤となる基礎科学や工学をさらに充実・発展させ、社会と

修士課程

数理情報学専攻

情 報メディア 学 専 攻

電子情報学専攻

機 械システム 工学専攻

物質化学専攻

環 境ソリューション 工学専攻

博士後期課程

数理情報学専攻

情 報メディア 学 専 攻

電子情報学専攻

機 械システム 工学専攻

物質化学専攻

環 境ソリューション 工学専攻

大学院での学び

■ 修士課程(2 年間)

■ 博士後期課程(3 年間)

理工学研究科には「数理情報学」 「情報メディア学」 「電子情

修士課程で修得した知識や論理力を基礎に、さらに高度な専

工学」の6専攻が開設されています。幅広い分野の基礎科学・

で得た専門知識と周辺分野知識を活用して多角的な問題解決

につけ、さらに人間性をも高める教育を積極的に推進していま

るべき姿を具現することができる人材を育成します。「理工学

程入学後、1年間で修了を目指す制度)や、 「大学院研究奨励

年修了制」(社会人として活躍されている方が1年間での博士

報学」 「機械システム工学」 「物質化学」 「環境ソリューション 工学を複合した研究を通じて高度な科学的・工学的技術を身

す。 「修士課程 1 年修了制」 (成績優秀な学部学生が修士課

給付奨学金」 、 「大学院学内進学奨励給付奨学金」といった奨

学金制度等、さまざまな大学院支援制度が充実しています。

留学プログラム「RUBeC 演習」の様子

39

門知識や技術力を備えるために学術活動に専念します。そこ

を探ることによって社会に貢献し、科学技術や人間社会のあ 研究科博士後期課程特別給付奨学生」や「博士後期課程1 学位の取得を目指す制度)等の支援制度が充実しています。

学会での発表の様子


To pic s 1

理工学部の活動やニュース。

初年次教育の強化・充実

理工系大学での学びは、学科によって

実社会での活躍

異なる専門領域の学修がありますが、 いずれも数学や物理学等、高校で履修

専門分野の理解 大学での学修スタイルの確立

した内容を基礎にしていることが多く、 大学での学修をすすめるためには、こう した基礎学力を定着させることが必要

基礎学力の向上

です。また、大学で高度な内容を学ぶ ことの意義を理解し、目標を持ちなが ら自立して学修をすすめることも大切で

目標の設定 初年次生

す。龍谷大学理工学部では、教員、シ

高校までとは異なる 大学での学修

ニアアドバイザー、在学生が協力しな がら以下の 3 つの支援を行うことで、 初年次学生がスムーズに大学での学修 に移行できる仕組みを整えています。

3 つの支援 (下欄参照) 教員 シニアアドバイザー

在学生 上級生 大学院生

協力

3 つの支援

1

理工学部初年次 学習支援センター

2

学習意欲向上 プログラム

3

フレッシャーズ・ ステップアップ・サポート

個別指導で基礎学力の向上

学習意欲の向上を図る

学習環境の変化をサポート

数学や物理等、理工系基礎科目の学修に不

卒業生・就職内定者による連続セミナーおよ

教員と学生アシスタントがペアとなって初年次

生が大学での学修を通じて学ぶべきことを知

ラス会では、初年次生がスムーズに大学での

します。

します。

安を感じる初年次生に対して、上級生および

び上級生との懇談会を実施しながら、初年次

次生の基礎学力を定着させ、専門分野の学修

り、自ら学習目標を立てられるようにサポート

シニアアドバイザーが個別指導を実施。初年 にスムーズに移行することをサポートします。

生を対象に少人数のクラス会を開催します。ク 学修に移行できるように、きめ細かくサポート

40


Topics

2

理工学部の活動やニュース。

資格取得

■ 教職課程

■ 博物館学芸員課程

理工学部では、全学科で教員免許を取得することが可能です。た

理工学部では情報メディア学科と環境ソリューション工学科で、博

だし、取得できる免許の校種や教科は、学科ごとに異なっています。

物館学芸員資格を取得することが可能です。博物館は、科学博物

また、中学校の免許が取得できる3つの学科では、「小学校教諭

館をはじめ、美術館、資料館、動植物水族園、記念館等を含む

免許状取得支援制度」を利用して、小学校の教員免許を取得する

社会教育施設のことで、学校教育で利用されるだけではなく、生

ことも可能です。多くの卒業生が、中学校・高等学校の教員とし

涯学習の拠点としても重要な役割を担っています。学芸員は、博

て活躍しています。

物館において、施設管理運営・資料の収集・保管・展示および調

教員免許を取得するには、各学科の専門科目に加えて、教職科目

査研究等の博物館業務全般にかかわる専門的事項を担当します。

を履修する必要があります。教職科目は、科目数も多く、履修す

理工学部の博物館学芸員課程では、主として自然科学系の博物館

る学年が指定されているので、計画的な履修が必要となります。

学芸員の養成を目指し、理工系独自の博物館実習を通じて、高い

龍谷大学では、各学舎に教職センターを設置し、教員免許の取得

学識と見識を持った学芸員を社会に送り出しています。

を強力にサポートしています。瀬田学舎では、教職経験豊富な3

博物館実習では、毎年、研究室公開時にミニ博物館を開館してい

名の専任教員が学生の相談に応じ、各種の手続きは窓口で行う体

ます。資料の取り扱いや博物館の持つメッセージ性を確認しつつ、

制を整えています。

多くの事柄を実体験しながら、楽しく実習を行っています。

剥離した土壌断面

取得可能な免許・資格 数理情報学科

電子情報学科

物質化学科

● 中学校教諭一種免許状( 数学 )

● 高等学校教諭一種免許状( 工業、情報 )

● 中学校教諭一種免許状( 理科 )

● 高等学校教諭一種免許状( 数学、情報 )

● 本願寺派教師資格

● 高等学校教諭一種免許状( 理科 )

● 本願寺派教師資格

● 本願寺派教師資格

情報メディア学科

機械システム工学科

環境ソリューション工学科

● 高等学校教諭一種免許状( 情報 )

● 高等学校教諭一種免許状( 工業 )

● 中学校教諭一種免許状( 理科 ) 

● 本願寺派教師資格

● 本願寺派教師資格

● 高等学校教諭一種免許状( 理科 ) 

● 学芸員

● 本願寺派教師資格 ● 学芸員

41


Ca ree r

グローバルに活躍する人材を育てる、充実したサポート。

理工学部では、実習を通じて自分の進路を見つめることができる 「グローバル人材育成プログラム」 「学外実習」 を用意。 ものづくりの第一線で活躍できる実践力を養います。

グローバル人材育成プログラム 理工学部では、グローバル社会の要請に応えるため、 「世界のものづくりを支えるグローバルな視点を備え た科学・技術者の育成」を目標に掲げ、英語コミュ ニケーション能力とグローバル実践力を備えた人材の 育成に取り組んでいます。 特に、3 年生では、夏期休暇期間を活用し、アメリカ のシリコンバレーを中心に日系企業でインターンシッ プを行う「グローバル人材育成プログラム」を実施し ています。就業体験のほか、現地のビジネスパーソン、 学生、ホストファミリー等と交流し、さまざまな国籍 を持つ人たちの就業観や価値観を知り、異文化を理 解する機会を設けています。さらに、ベンチャー企業 の支援施設や、世界的に有名なゲームソフトウェア開 発企業等、シリコンバレーに拠点をもつ企業へ訪問し、 企業戦略等についてのセミナーを聴講する等、充実し た内容で、参加学生は海外のビジネスモデルや科学 技術を学び、グローバルな視点を養います。 これまでに参加した学生からは「英語力の重要性を痛 感した」という声や、「自分から行動することの大切さ がわかった」、「今後の進路の考え方が変わった」等、 好評を得ています。

グローバル人材育成プログラムの様子

学外実習 理工学部では、その創設時から3年生の夏期休暇期間に学外 実習を実施しています。実社会での実務を体験することで、理 工学部各学科で習得した知識・技能がどのように役立つかを学 び、今後の修学意欲を高めるとともに、将来の進路を考えるきっ かけとすることを目的としています。 事前研修として、日本のものづくり産業を支える中小企業の様 子、社会人としての心構え、働くことの意義等について企業の 方にご講演いただく中小企業研究セミナーと、挨拶や返事の仕 方、自己紹介等の基本のビジネスマナーを身につけるためのビ ジネスマナー講座を実施しています。実習では、単に作業を経 験するのではなく、ディスカッションや技術レポートの作成、プ レゼンテーション等、現場で役立つ能力を身につけることも重視 しています。さらに、実習期間終了後には事後研修として学外 実習報告会を開催し、実習先企業・機関の方々と学生および教 職員の間で情報交換を行い実習成果を共有します。

学外実習報告会の様子

42


Career

就職状況

(2015年度卒業生)

■数理情報学科 主な就職先

製造業

● 株式会社近畿大阪銀行

● 広島県教育委員会

● 京セラドキュメントソリューションズ株式会社

● シャープビジネスコンピュータソフトウェア株式会社

● 神戸市教育委員会

● アークレイ株式会社

● 株式会社堀場エステック

● 京都信用金庫

● 京都市教育委員会 ● 京都府教育委員会

● 滋賀県教育委員会 ● 大阪市教育委員会

● 大阪府教育委員会

情報通信業

22.4%

製造業

● NECソリューションイノベータ株式会社

● 凸版印刷株式会社

● 西日本旅客鉃道株式会社(JR 西日本)

● 株式会社滋賀富士通ソフトウェア

● 株式会社SCREENセミコンダクターソリューションズ

● 株式会社堀場製作所

● パナソニックESエンジニアリング株式会社 ● 株式会社きんでん

● パナソニックライティングシステムズ株式会社 ● 株式会社 GSユアサ

● NLTテクノロジー株式会社

● トヨタメディアサービス株式会社

● ヤンマーエネルギーシステム株式会社

● 株式会社富士通システムズ・ウエスト ● NECフィールディング株式会社

14.5% 等

● 西日本旅客鉃道株式会社(JR 西日本) ● 東海旅客鉃道株式会社(JR 東海) ● 株式会社リョーサン

● パナソニックソリューションテクノロジー株式会社

● パナソニックデバイスシステムテクノ株式会社 ● 株式会社内田洋行 ITソリューションズ

サービス業

● 株式会社富士通ビー・エス・シー ● 株式会社堀場テクノサービス

● 東芝テックソリューションサービス株式会社

● 株式会社北川鉄工所

● 新明和工業株式会社

● スズキ株式会社

● UHA 味覚糖株式会社

卸売業

● 株式会社エスケーエレクトロニクス

● 滋賀県教育委員会

● 株式会社テクノ菱和

● 栗東積水工業株式会社

43

8.3%

● 株式会社北川鉄工所 ● 京セラ株式会社

● 日本シイエムケイ株式会社

卸売業

8.3%

15.0%

● 吹田市教育委員会 ● 石川県教育委員会

● 大阪府教育委員会

● 日本電産株式会社

公務員 2.9% 教育 4.3% 福祉 1.4% 情報通信業 4.3%

● ヤンマーアグリジャパン株式会社 ● 株式会社日伝

● 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

14.3%

● 財団法人日本環境衛生センター

運輸業

1.4%

● 広島県教育委員会

不動産

2.9%

● 日本空調サービス株式会社 ● 滋賀県教育委員会

● 大阪府教育委員会

製造業

36.8%

運輸業 1.7% 不動産 3.3% 金融業 1.7% 小売業 5.0%

サービス業

● 積水水口化工株式会社

3.3% サービス業

■環境ソリューション工学科

● 株式会社かんでんエンジニアリング

土木・建設業

製造業

情報通信業

● 高砂熱学工業株式会社

● ニッタン株式会社

5.6%

60.6%

1.8% 1.5% 教育 13.3%

● 株式会社北浜製作所

● ダイキンエアテクノ株式会社

12.7%

土木・建設業

公務員

● 岩谷瓦斯株式会社

主な就職先

4.5%

その他

● 前田道路株式会社

● センカ株式会社

卸売業

● アルプス電気株式会社

■物質化学科

● 小松精練株式会社

4.5% 2.3%

2.8% 1.4% 情報通信業 5.6% サービス業 8.5% 小売業 2.8%

● 京セラ株式会社

● 株式会社ダイフク

運輸業 小売業

製造業

45.5%

6.8%

教育

● 株式会社ツバキE&M

● 株式会社大気社

9.1%

公務員

● 株式会社神戸屋

主な就職先

土木・建設業

20.5%

● 株式会社エクセディ

● 東レエンジニアリング株式会社

● KYB 株式会社

小売業

情報通信業

● 株式会社 SCREENホールディングス

● 小松精練株式会社

4.3% 5.8% 金融業 2.9% 運輸業 1.4% 卸売業

その他 2.2% 公務員 2.3% 福祉 2.3%

● 株式会社ジェイアール西日本テクノス ● 株式会社四電工

37.8%

サービス業

■機械システム工学科 主な就職先

18.9%

● シャープビジネスコンピュータソフトウェア株式会社

■電子情報学科 主な就職先

10.1%

土木・建設業

情報通信業

● 株式会社村田製作所 滋賀地区(野洲・八日市)

● セキスイボード株式会社

4.3%

公務員

● 株式会社かんでんエンジニアリング ● 日鉄住金テックスエンジ株式会社

1.5% 4.5% サービス業 4.5% 金融業

44.7%

■情報メディア学科 主な就職先

10.4%

小売業 教育

● 日鉄住金テックスエンジ株式会社 ● 大和ハウス工業株式会社

9.0%

土木・建設業

3.0%

公務員

金融業

2.9%

小売業

8.6%

土木・建設業

21.4%

製造業

24.2%

卸売業

11.4%


内定者 VOICE

大和ハウス工業株式会社

内定先 

株式会社エクセディ

内定先 

幅広く事業を展開する内定先。 自分を成長させてくれると思います。

技術者に必要な科目を学び、 学内推薦で内定先を決めた。

大学では、数学がどのように生活にかか

大学では英語、数学等の一般教養、

わっているかを学びました。3 年生の夏

専門分野では流体力学や熱工学、力

休みに自分が気になる業界のインターン

学、製図、設計等、エンジニア等に

シップに参加、その後大学院入試の勉強

なるのに必要な科目を学びました。就

析をはじめ、キャリアセンターに何度も通

縁があったエクセディから学内推薦を

と並行して、早い段階から SPI や自己分

職活動では、合同説明会をきっかけに

い、履歴書を添削していただき 3 月まで

受けて内定をいただきました。志望理

に志望動機以外の履歴書を完成させま

由は、会社の元気で明るい雰囲気に

した。内定先は事業を広く展開しており、

村田 健太さん

数理情報学科 4 年生

(滋賀県立玉川高校 出身)

さまざまなチャレンジができて、自分を成

長させ続けることができる環境があると考

えて選びました。

NEC フィールディング株式会社

内定先 

惹かれたからです。女性が生き生きと

両角 友里さん

機械システム工学科 4 年生

(兵庫県 親和女子高校 出身)

パナソニック ライティングシステムズ株式会社

内定先 

より専門的な知識を身につけ、 自分にマッチした会社を選んだ。

化学と「ものづくり」への思いが 就活の方向性を決めました。

大学では、プログラミング言語やデー

大学では化学の基礎である物理や数学

タベース、ハードウェア等について学

の基本もしっかり学べます。化学とい

びました。高校時代から情報系の勉

う大きな土台の上に自分が一番やりたい

強をしていましたが、大学ではより専

「ものづくり」を乗せることで、就活の

した。今の進路を決めたのは、先輩に

た。わたしは就職するなら「世の中の人

たいことが内定先の仕事とマッチして

ました。そこで照明を省エネ・エコに力

く仕事を覚え、会社に貢献できるよう

という思いから志望しました。入社後は、

門的な知識を身につけることができま

方向性をしっかり見つけることができまし

この会社を紹介いただき、自分のやり

の役に立つものづくり」という思いがあり

いたからです。入社後はできるだけ早

紀伊 大輝さん 情報メディア学科 4 年生

になりたいと思います。

を入れて製造している内定先で働きたい

保井 千明さん

物質化学科 4 年生

(滋賀県立瀬田工業高校 出身)

(京都府立京都すばる高校 出身)

東海旅客鉄道株式会社

内定先 

「しっかり調べて理論で証明する」 理工系の考え方が就活でも役立った。 大学では、すべての物事に対して疑問を

の基礎から実践的応用までを系統的

持って接することで論理的思考が身につ

に学びました。大学で情報工学や電

いたと思います。また、理工学部ならで

就職活動をしていくなかで、選べる企

いう考え方が進路選びや就職活動でも

職活動にも役立ちました。入社後は、

ンターンシップに参加し、自分に合った

るお客様の安全を第一に考え、安全

の成長力が魅力でした。わたしは将来独

子工学分野を幅広く学んできたので、

はの、しっかり調べて理論で証明すると

業が多かったと思います。内定先の就

役立ったと思います。いろんな会社のイ

技術者として東海道新幹線を利用され

電子情報学科 4 年生

照明のスペシャリストを目指します。

株式会社ネオキャリア

大学では、情報工学や電子工学分野

(滋賀県立長浜北星高校 出身)

エコや製造技術、化学等幅広い分野で

内定先 

幅広い工学分野の学びが、 就職活動に役立ちました。

藤居 敦さん

働く環境が整っているのも就職を決め

た大きな理由でした。

で安定した輸送ができるよう、仕事に 邁進していきたいと思います。

会社にエントリーしました。内定先はそ

角谷 康記さん

環境ソリューション工学科 4 年生

(大阪府 金光八尾高校 出身)

立したいと考えていますので、自分の価

値を高め、価値を生み出す力を身につけ

るために自分を磨きたいと思います。

44


Ca m pus

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充実した施設をフル活用して、最先端の研究に取り組もう!

バーチャルスタジオ

アンビエント・メディア研究システム

NMR装置

プロが実際に使用するカメラ、照明、デ ジタル処理端末等を用いて映像制作を学 びます。

実空間スケールの実験環境で情報メディ ア技術の環境化(アンビエント化)を学 びます。

NMR を用いて有機化合物の構造を簡単 に確認することができます。

防音室

マイクロフォーカスX線CTシステム

コラボレーション演習室

グラスウールの壁が雑音を吸収する防音 室では、 「 音」に関する演習や実験ができ ます。

最大分解能5µm で生体硬組織や複合材 料の内部構造をとらえ、詳細な可視化を 実現します。

プログラミングやCG作成からメディア 処理まで、コラボレーションしながら学 びます。

XPS (X線光電子分光)

観測タワー

FE-SEM/FIB(複合ビーム加工観察装置)

材料に X 線を照射し、そこから放出され る光電子を分析することにより、材料を 構成する元素の種類、量を測定する装置 です。

森林のなかの色々な高さで、気温や湿度、 降水量等を測定し、生物を観察します。

最大倍率 100 万倍で、試料がどのような 元素でできているかを調べることが可能 な装置です。

安定同位体比質量分析システム

5軸マシニングセンタ

龍谷の森実験室 (森ラボ)

有機物・気体に含まれる炭素・窒素・硫 黄の安定同位体比を精密測定し、物質の 流れを追跡します。

直線軸とワーク回転 2 軸と主軸回り回転 1 軸をもち、複雑な形状のものでも加工 可能な工作機械です。

薪ストーブの燃焼実験をしています。実 習や保全活動の拠点となる森のなかの実 験室です。


Access Guide

京都・滋賀3つのキャンパスは関西一円から好アクセス。 京都・滋賀の3拠点にあるキャンパスは、大阪・奈良・神戸からも抜群のアクセス環境が魅力です。 自宅からの通学にはもちろん、キャンパス近くのひとり暮らしにも便利。 関西一円の主要スポットへの好アクセスがキャンパスライフをさらに充実させます。

阪急京都線

京阪電車 「中書島」 駅 龍谷大学瀬田キャンパス

所要時間

直通バス運行

直通バスなら通学時間が短縮でき、 全員座れて快適通学! !

阪急神戸線

約30 分

大阪、京都、神戸からも抜群のアクセス

JR琵琶湖線「瀬田」 駅下車、 キャンパスまでバス8分 JR石山駅からも龍谷大学行きバスが 運行しています。

至橿原神宮前

■ JR京都駅→JR瀬田駅 ■ JR大阪駅→JR瀬田駅 ■ JR三ノ宮駅→JR瀬田駅 ■ JR天王寺駅→JR瀬田駅 ■ 京阪電車中書島駅      →瀬田キャンパス   直行バス 最短30分

至和歌山市

瀬田キャンパス(滋賀県大津市)

※乗り換え時間は含みません

瀬田

JR琵琶湖線

学園通り

JR東海道新幹線

17分 45分 67分 61分

国道1号線 京滋バイパス 名神高速道路

JR 線 JR 新幹線

びわこ文化公園都市

瀬田キャンパス

近 畿日本 鉄 道 阪 急電 鉄

駅名

JR「 瀬田」駅 までの乗車時間(分)

南海 電 鉄 京阪 電 鉄 京都 市 営 地下鉄

JR琵琶湖線「 瀬田 」駅下車、帝産バス 約 8分

京阪本線「中書島」駅下車、京阪バス 約 30分

大 阪 市 営 地下鉄 御 堂 筋 線

駅名に付記した時間は、JR「 瀬田 」駅までの 最短乗車時間のめやすを記しております。

阪神電 鉄

乗り換え等にかかる時間は含んでいません。

バス

また、時間帯によって変わることがありますのでご注意ください。

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www.rikou.ryukoku.ac.jp

理工学部 瀬田キャンパス 大津市瀬田大江町横谷1-5         Tel 077-543-5111 Fax 077-543-7729         rikou@ad.ryukoku.ac.jp

理工学部  
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