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2 013年 12月

ENGINEERING JAPAN Kennametal社とHaimer社 間で、ケナメタルの画期 的なKM4Xスピンドルコネ クションを供給する合意 に署名

6 防爆構造の点滅シグナル・ ライトに新シリーズFX15 が登場。ゾーン1、2およ び21、22で利用可能。

16 HAIMER Power Mill

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BluetoothによるCANデー タを高速・高信頼で送信で きるCANblue II

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WDIA

EPLAN

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5 SECO TOOLS

PEPPERL+FUCHS

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10

IXXAT

SECO TOOLS

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12 HMS

MagneMotion

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15 PROSOFT KENNAMETAL

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新製品

さまざまな被削材において 優れたタッピング加工性 能を発揮するWIDIA™ の VariTap™

WIDIAのVariTap™ は、製品品質や工具寿命を犠牲にすることなく、さまざまな被削材において優れたタッピング加工性能を可能にしています。

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40年にもおよぶタップの設計および技術の歴史 に裏打ちされた最新の工具は、いかなる妥協も 許さない性能を実現しています。 注文生産工 場をはじめとするメーカーは、顧客の要望がま すます高まっていること、また同時にコストを 抑えたいという厳しい要件が求められていることを誰 よりもわかっています。その要件に応えるために多く の工場が実施している方法の一つは、特定の被削材で は素晴らしい加工を実現し、他の被削材では十分な加 工品質が得られる多目的工具を使用することです。 WIDIA™ のVariTap™ は、製品品質や工具寿命を犠牲 にすることなく、さまざまな被削材で優れたタッピン グ加工性能を発揮することが実地試験で確認されてい ます。「注文生産工場は、日々異なる加工作業に対応 するため、可能な限り幅広い工具が必要になります。 」WIDIAのタッピング担当グローバル製品管理マネー ジャであるMarcelo Campos氏はこのように述べていま す。「VariTapは、140年にもおよぶアプリケーション の経験を基に、1つのソリューションで異なるアプリ ケーションと被削材に対応することができる技術を、 今日の工場にお届けします。また、VariTapの設計によ り、カスタムタップやアルミニウム、ステンレス鋼、 鋳鉄などそれぞれに応じた専用タップを在庫に抱える 必要はなくなり、妥協をしない高い性能を実現してい ます」。

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VariTapの設計にはタッピングトルクを低減する独自の スパイラルポイント形状などが採用されており、貫通 穴で切り屑を効率的に前へ押し出すことで工具寿命を 向上させています。さらに、最適化されたスパイラル フルート形状によって切り屑排出が促され、止まり穴 でのバードネストの発生を低減します。WIDIAは生産 プロセスに多額の投資をしています。例えば、ロボッ トローディングシステムを搭載した最先端CNC工具研 磨機、VariTapの高バナジウムHSS-Eブランクを組み合 わせ、耐摩耗性を大幅に改善した先進のコーティング センターといったものです。また、VariTapは、テンシ ョン/コンプレッションホルダー、剛性の高いホルダ ー、同期型ホルダーなどあらゆるタイプのタップホル ダーで使用することができます。 アメリカ合衆国インディアナ州エイヴォンに1966年に 設立されたMears Machine Corporationは、精密機械加 工部品および複雑な成形部品を幅広い業界へ供給する 世界トップクラスのサプライヤーです。 WIDIA™ は、限られたVariTapオプションを市場にも たらしたのではなく、1600以上もあるSKUに幅広い VariTapの選択肢をもたらしたのです。「あらゆるタ ッピング加工条件にVariTapが利用できます。ヨーロ ッパではDINに準拠する寸法、北米ではANSI(DIN長 ANSIシャンクを含む)、そしてアジアではJISです。」 Compos氏はこのように話しています。

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新製品

新たにEplanプラットフォ ーム2.3が登場

部分回路やテーブル・ベースのマクロ編集に基づく、標準化された自由度の 高い構成

幅に新しくなったEplanプラットフォ ームをリリースしました。このバージ ョン2.3では標準化と自動化に重点を 置き、規格準拠の設計や安全基準値へ の対応において、ユーザの皆様の新た な可能性を拡げます。 また、そのシンプルなマクロ編集機能やシステム設定 に対する拡張された検索機能が、皆様の高度に生産的 なエンジニアリング活動を約束します。実用的な利点 はまだあります。たとえば、提供停止提供が停止され たデバイスや関連するテストを集中管理でき、既存プ ロジェクトに対する透過性と安全性が実現します。 Eplanプラットフォームの最新バージョン2.3は、す でに8月中旬からダウンロードが可能になっていま す。一貫したデータベースにわたる標準化と、大き く自動化されたエンジニアリング機能がその特徴で す。また、EN 81346に基づく規格準拠の新たな表記 や、VDMA 66413の交換フォーマットに焦点を合わせ た安全基準値に対する包括的なサポートを備えていま す。さらに、提供停止提供停止品目の集中管理と、シ ステム設定に対する新しい検索機能も、このCAEソフ トウェアの新機能として追加し、複数機能にまたがる 協業と構成を可能としました。このバージョン2.3で 提供するマクロ機能には、たとえば、マクロや部分回

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路、及び、そのバリエーションを扱う高度なオプショ ン実装されました。新しいポイントは、これらのマク ロを編集して、必要ならプロジェクト全体におよぶ更 新が可能な点です。それも、驚くほどにわかり易いテ ーブル・ヴュー内で行えます。 これにより、プロジェクト内でのわずか数回のマウ ス・クリック操作で、包括的な変更ができるのです。 こうして、集中データ・ストレージを採用すること で、潜在的なエラー要因を削減しました。 ドキュメント内でのメカトロ・ソリューションの定義 や適切な表記は、典型的な日常の設計業務といえるで しょう。これには、とりわけ規格EN 81346「Industrial Systems, Plants and Equipment and Industrial Products - Structuring Principles and Reference designations〔工 業用システム、設備及び装置、並びに工業製品−構造化 原理及び参照指定〕」が、国際レベルで広く受け入れ られています。 そこで、Eplanプラットフォーム2.3では、この現行の 規格に即したプロジェクトの構造やプロジェクトの表 記を、ユーザフレンドリな基盤上で実行可能にしまし た。一方、機械指令2006/42/EUとの関連で、フェイル セーフ部品や安全機能の問題もあります。Eplanでは、 関連するオートメーション構成部品の安全基準値に対


して、VDMA 66413に従い、整合のとれた電子データ 交換フォーマットをサポートしています。デバイスメ ーカからのそうした関連する安全性データは、標準化 されたインターフェイスを介して、Eplanの部品管理シ ステムへ受け渡すことができます。

れ、既存プロジェクトの管理性も保たれることになり ます。このように当社は管理性の問題に取り組む一 方、Eplanソフトウェアでは、ユーザ個別の業務方法に 適応させられるよう広範な構成オプションも用意して います。

これらの値は、部品と合わせて直ちに保存されますの で、設計意図に応じてすぐさま利用可能です。そのた め、時間のかかる手作業での安全基準値のすり合わせ 作業が不要で、ユーザの皆様には正確な作業を確実に 行っていただけます。

また、この新バージョン2.3には高度な検索機能が導入 されています。そのため、キーワードを用いてシステ ムの設定を抽出し、調整するのも容易です。Eplanで 利用できるプロジェクト・データのナビゲータでは、 ユーザの皆様は直ちにそのツリー・ビュー内に追加情 報を表示するか、さらにはどの追加情報を表示するか を決められます。こうしたことができるよう、表示オ プションの調和をはかりつつ拡張し、調整可能なもの としました。これにより、ユーザの皆様のナビゲーシ ョンを簡潔にし、それぞれの設定に関する高い自由度 を実現しています。また、重要情報についてはクイッ ク・オーバービューを用意して、エンジニアリングが さらに生産的となるようにしています。

提供停止品目は、通常、新しいモデルに置き換えます が、既存のプロジェクトではまだ利用されており、こ れを透過的に管理しなければなりません。Eplanプラッ トフォームのバージョン2.3では、提供停止品目につい て、その部品管理システム内でマーキングできるよう にし、その集中管理をより容易なものにしました。 くわえて、新たなチェック機能も用意されており、こ れを実行すれば設計中のユーザの皆様は一層の安全性 を確保できます。また、この部品管理システムにいっ たん集約的に保存された情報は、プロジェクト全体に わたって、すべての関連ある利用者が活用できます。 したがって、このCAEソフトウェアなら、エンジニ アリング・プロセスにおけるより高い透過性が生ま

ソフトウェア・サービスにご契約のお客様は、この新 バージョン2.3をソリューション・プロバイダ、イープ ランのホームページ

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新製品

Kennametal社とHaimer社 間で、ケナメタルの画期的な KM4Xスピンドルコネクション を供給する合意に署名

John Tucker(左)とAndreas Haimer氏(右)は、ケナメタルの画期的なKM4XスピンドルコネクションをHaimer社のグローバルマーケットに提供する合意に署名しました。

世界をリードするツールホルダーとスピン ドルコネクションのソリューションを組み 合わせることによって利益を享受する製造 業

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013年7月23日に署名した合意におい て、Kennametal社はツールホルダーの世界的 なリーダーであるHaimer GmbH(ドイツ、 イゲンハウゼン)に、ケナメタルのKM4X スピンドルコネクションという高度な新ソ リューションをHaimer社の世界市場中に提供するた めのライセンスを供与しました。ツールホルダー技術 の世界的リーダーであり、革新的なSAFE-LOCK™引 き抜き防止技術の世界的な供給業者であるHaimer社 は、Kennametal社と協働することで、製造業のお客様 にとって大きな利益をもたらします。 「KM4Xスピンドルコネクションは、現時点において世 界で最も剛性の高いシステムです。多くの製造業は、 この設計によって設備投資を最大限に活かすことがで きます。KM4Xの高い切り屑除去率によって、工作機 械の高い稼働率と部品1個あたりのコスト削減を促進す ると同時に、製造業の余力を増大させることができま す」と話すのは、Kennametal Inc.の副社長兼ビジネス

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グループ社長であるJohn R. Tuckerです。「Haimer社 のような革新的な技術パートナーに、SAFE-LOCKTM などのツールホルダーに加えてKM4Xコネクションを供 給してもらうことで、世界中の製造会社にとって強力 な生産優位を生み出します」 「本合意は、Haimer社とKennametal社の両社が最高品 質の革新的な技術リーダーとして世界中の製造業者に 立証するのに最適な形です」「我々は、両社の市場に 対して、これらの互恵的な技術の利益を享受できるよ う積極的に支援および教育することを計画しており、 またこのような機会が得られることを光栄に思ってい ます」 工作機械のスピンドルとツールホルダーのコネクショ ン部分であるスピンドルコネクションは、工作機械の 仕様に適合するトルクを伝え、曲げ負荷への耐性を発 揮することが必要です。特に粗加工または高強度被削 材の切削加工においては、切削抵抗によって曲げモー メントが発生し、トルクの限界値に達する前にコネク ション部分の限界値を超えてしまうことがあります。 高いクランプ力と最適化された干渉レベルの両立によ り、KM4Xは堅牢な接続部、極めて高い剛性と曲げ負荷 への耐性を備え、高強度合金や他の被削材の機械加工 における性能が大幅に向上します。これは、極めて高 い切り屑除去率と1日当たりの生産数量増大を意味しま


動力、トルク、および推力を実現するためです。 「ほ とんどの場合、ある加工作業でどれだけの切り屑除去 率が得られるかは工具とスピンドルコネクションで決 まります」と話すのは、Kennametal社のツーリングシ ステム、グローバルプロダクトマネジメント担当役員 であるDoug Ewaldです。「したがって、このコネクシ ョン部分は高い負荷に耐えつつ、剛性も維持しなけれ ばなりません。切削工具やマシニングセンターの継続 的な進歩とともに、利用可能な力を最適に活用するス ピンドルコネクションが生産計画の初期段階で検討す るべき重要な項目となっています。 剛性の高いツールホルダーも重要です。「技術的観点 から言えば、KM4Xスピンドルコネクションによって、 当社のツールホルダーのポテンシャルをフルに活用す ることが可能となります。」と語るのは、Haimer社 のプロダクトマネジメント担当役員であるOliver Sax です。「旧式の二面スティープテーパーシステムで は、最新工作機械のポテンシャルを制限していまし た。Kennametal社のお客様からフィードバックを頂 いたことによって、当社は、新製品のKM4Xスピンド ルコネクションについて、より緻密な調査を実施する に至りました。当社は、Haimer社が提供する高いト ルク、高いRPMの微調整済みツールホルダーにとっ て、KM4Xこそが主要なコネクション部分となることを データ分析後に見いだしました」

Haimer社のSAFE-LOCK™は、ツールシャンクの形状に合わせた溝と、チャックの確動的固定機能 との組み合わせにより、切削抵抗が高くても工具の引き抜きを防止します。

す。 「我々は、ツールホルダー関連のセミナー、特に 金属加工における剛性、精度、調整、セキュリティの 向上についてのセミナーを頻繁に開催しています」と 話すのは、Haimer USA(イリノイ州ヴィラ・パーク) の社長であるBrendt Holdenです。「当社が受ける最も よくある質問の1つに「一番良いスピンドル接合部分の スタイルは何ですか?」というものがあります。安全 な状態で高いRPMまで加速できる高強度スピンドルコ ネクションというのが、今日では当社の最も適切な答 えだと確信しています」

「これは、同一の哲学を持つ会社間におけるフ ルシステムのパートナーシップです」と語るの は、Kennametal社の副社長兼最高マーケティング責任 者であるJohn Jackoです。「KM4Xスピンドルコネクシ ョンとHaimer社のツールホルダー技術があれば、お客 様は思いとどまり、既存および新型の両機器における 高トルク、高速の加工能力を調査する理由は何もあり ません。これは、お客様の工作機械のポテンシャルを 最大限に活かすことを意味しているのです」

アドバンスドマテリアルには高度な製造が必要 チタン合金、インコネル、新アルミニウム合金など、 高強度軽量素材の継続的な開発が、航空宇宙、防衛、 エネルギー、運輸などさまざまな業界の製造業者によ ってしきりに求められています。これらの新素材は機 械加工の大きな課題となっています。これらの国際的 な業界における競争上のプレッシャーに加えて、高度 な製造ソリューションを見つけることが最優先課題と なっています。 この課題に工作機械製造業者は、スピンドルの剛性と 減衰性能を向上させ、機械構造とモーターを大型化し たミーリングセンターや旋削センターで対応してきま した。これはすべて、部品品質と工具寿命を低下させ る好ましくない振動を最小限に抑えながら、高い所要

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突っ切り加工、溝加工の工具お よび用途の戦略

チタン合金やステンレス鋼など、加工が難しい被削材の作業では、切り屑の処理は特に重要です。これらの素材は強度が高く、熱や摩耗にも強いため、航空機、発電、医療機器など の分野で重要なパーツに使用されています。素材固有の特性が、これらの素材を重要な用途に欠かせないものにする一方で、切削を難しくしています。切り屑の破断のしやすさは、切 削処理で発生する熱を切り屑がどれだけ吸収し柔らかくなるかによって決まります。しかし、チタン合金は熱の伝導性が低いため、切り屑も硬く、破断しにくくなります。

っ切り加工と溝加工の目的は、基本 的には一般的な旋削と同じで、被削 材を 目的の形状に仕上げること、仕 様を精密に満たすこと、生産性を最 大化することです。しかし、突っ切 り加工と溝加工の用途には、工具の強度と剛性および 切り屑処理に関する固有の問題があり、その点で一般 的な旋削とは異なっています。工具メーカーは、この 突っ切り加工と溝加工に固有の要件に対応するため、 革新的な工具設計や高度なクーラント供給方法を採用 しています。 突っ切り加工、溝加工用の工具 突っ切り加工と溝加工でも、一般的な旋削と同様に、 被削材を回転させ、固定された工具で切削する作業 を伴います。一番に検討すべき事項は、狙い通りの形 状を作り出せる切削工具システムを構成することで す。突っ切り加工と溝加工用の切削工具システムの設 計は、被削材のサイズと加工の深さによって異なりま す。たとえば、大きな被削材に深い溝や切り込みを入 れたり、小さな被削材に浅い溝や切り込みを入れたり する場合、ホルダに直接装着するオンエッジ型や接線 切削型のチップが提供されます。 セコ・ツールズの新しい製品ライン X4 シリーズもそ の 1 つです。星型の接線設計のチップは 4 枚の切刃を

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備え、切削幅 0.5 ~ 3mm に対応します。突っ切り加工 での被削材の消耗を最小限に抑えるように設計された チップは、小~中サイズの複雑な部品の溝加工および 倣い加工も正確に処理します。切削幅によって加工の 深さを 2.6 ~ 6.5mm の間で調整でき、最大直径 5.2 ~ 13 mm のバーの突っ切り加工が可能です。接線設計の チップは、切削力をホルダに直接伝達し、最大限の剛 性、安定性、生産性を発揮します。 突っ切り加工と溝加工を効果的に実施するうえで、チ ップの基本形状の決定の次に重要なのが、刃先のリー ド角の選択です。リード角がゼロの場合、被削材に対 する工具の位置が直角になり、切削力がホルダに直接 伝達されるため、精度、工具の寿命、表面の仕上げが 向上します。しかし、突っ切り加工の場合、リード角 がゼロの工具では、切断するバーの中心に突出部(へそ) が残ります。へそを残したくない場合は、わずかにリ ード角を付けた工具を使用して、断面の中心部を通過 させるようにして切り落とします。また、被削材によ っては、リード角のある工具の方がバリが起こりにく くなることもあります。 工具の基本構成が終わったら、通常は被削材の性質に 応じて、最も加工に適したチップ材種を決定します。 被削材が硬い場合や、断続切削を行う場合、強度と耐 衝撃性を重視したチップ材種を採用します。また、研


があります。できる限り刃が短くなるようにチップを 固定し、被削材に支障をきたさない最大の工具シャン クに装着することでも、振動を制御できます。工具自 体の剛性を確保することはあらゆる加工において必要 ですが、これは不要な振動を抑制する点でも効果を発 揮します。 突っ切り加工と溝加工には切削領域が制限されるとい う特性があり、加工時に生成される切り屑の処理を難 しくしています。特に突っ切り加工では、切削中に工 具の両側が被削材で囲まれるため、切り屑の排出経路 が制約されてしまいます。また、被削材の材質によっ ては、突っ切り加工と溝加工で生成される薄い切り屑 は破断しにくくなるという特性もあります。処理でき ない切り屑が継続的に生成されると、切断部に詰まっ たり、加工品質を損なったり、オペレータを危険にさ らすことになります。さらに、切り屑処理の問題は、 無人稼働や完全自動稼働の妨げにもなります。

セコ・ツールズ、突っ切り加工および溝加工担当グローバルプロダクトマネージャ、Carlos Bueno-Martinez

磨材の加工には、耐摩耗性を高めたチップ材種が必要 です。特定の被削材や工具パスに合わせて工具の特性 を調整したい場合は、セコ・ツールズの Duratomic® CVD 酸化アルミニウムコーティングなどの工具コーテ ィング剤を使用してください。 突っ切り加工と溝加工には、推奨される所定のセット アップがあります。工具を設置する際は、被削物の軸 に対して刃が正確に直角になるように注意してくださ い。そうすることで、工具にかかる軸方向の力を最小 限に抑え、チップの各面の摩耗を防ぐことができま す。工具の位置については、刃先の中心の高さを被削 材の中心にできる限り近づける(+/- 0.1 mm 以内)ように すると、工具に過剰な力がかかって工具寿命が短くな るのを防ぐことができます。 突っ切り加工と溝加工の切削性能は、一般的な旋削加 工と若干異なります。スピンドル速度が一定の場合、 突っ切り加工の切削速度は、バーの中心に達した時に ゼロになります。このような減速は、工具に重い負荷 をかけ、エッジに残留物ができる原因となる場合もあ ります。したがって、工具が切断部の中心に近づいた ら、送り速度を最大 75% まで落としてください。さら に、振動を最小限に抑えるように、切削速度を調整す る必要があります。突っ切り加工と溝加工に使用する チップの多くは細いため、切削時に不安定になる傾向

突っ切り加工と溝加工用の工具の多くは、切り屑を折 り曲げたり、可能な場合は破断したりするように設計 された刃先を備えています。セコ・ツールズでは、MC チップブレーキ形状がこれに該当します。仕上げ面な どの考慮事項に支障をきたさない場合は、切削中に工 具の送りを一時停止(ドウェリング)することで、切り屑 を破断することができます。また、切削領域の邪魔に なる切り屑を流出させるクーラントを使用して処理す る方法もあります。しかし、突っ切り加工と溝加工の 場合、従来のフラッドクーラントでは切削領域まで到 達するのに十分な圧力が得られません。また、フラッ ドクーラントのノズルを、クーラントを流すのに最適 な位置に設定するのは容易ではありません。さらに、 フラッドクーラントの水流は比較的弱いため、切削領 域に流れ込んだクーラントが絶縁障壁となって、切削 処理で発生した熱を放出せずに蓄積することもありえ ます。 フラッドクーラントの代替となるのが、クーラントを できるだけ刃先の近くで高圧で供給する方法です。 今日の工作機械のクーラントポンプは、通常 20 ~ 70bar(290 ~ 1,015psi)の圧力でクーラントを吐出しま す。たとえばセコ・ツールズのクーラント供給システ ムは、約 5bar(72psi)の低圧力(生産性に多少の影響あ り) から 70bar(1,015psi)の高圧力まで対応するだけでな く、275bar(4,351psi)まで拡張することができ、幅広い 運用が可能です。 ポジティブすくい角の鋭利な工具を使うと、チタン合 金のような素材を効率よく切削できます。しかし、切 り屑を処理して生産性を最大限に高めるには、多くの 場合、高圧クーラント供給システムが必要になりま す。ターゲットへのクーラント供給と、チップ逃げ面 と切り屑の間のウェッジ効果を組み合わせて使用する ことで、切り屑が小さく破断され、処理しやすくなり ます。

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コンビネーションに冴 え。位置決めシステム PGV、Automation Award 2013にノミネート される

PGVでは、カラーテープ・トラッキングとコード読み取り機能を独自に組み合わせたことで、無人搬 送車向けの理想的ソリューションを実現しました。

学式カラーテープ・トラッキングに よる走行、Data Matrixコードによる 位置決め、制御コードによるナビゲ ーション。位置決めシステムPGVこ そ、これらのコンビネーションをご 提供する唯一の製品です。そして、このコンビネーシ ョンが無人搬送車制御のための最適なソリューション を実現しています。 同機のカメラ・システムは、効果的で完全な信号処理 機能を備えています。これにより、XおよびY軸の位 置・速度・角度・稼働状態を、常に高い精度で検出 し、連続的にレポートします。また、大きな読み取り 視野は、絶え間ない位置情報フィードバックによっ て、あらゆる分岐路や交差路、さらには急カーブにさ え対応できるようになっています。

詳細

抜群の安定性 このPGVは、その画期的なカメラ技術により、周囲光 からまったく影響を受けません。また、カラーテープ やコードの汚れ、損傷さえも、このPGVには問題と なりません。従来の光学式位置決めシステムでは、光 沢のある床や周囲光の変化、強い反射光が障害となり ますが、これは、絞り・レンズ・シャッター速度につ いて、バランスの取れた選定がなされていないためで す。一方、新しい位置決めシステムPGVでは、光学部

品について、純粋に、主眼をその“関心領域(region of interest)”に置いています。 そうして厳選した絞りやシャッター速度は、最適な照 明とも調和しています。これにより、露出過度が物理 的に起こり得ないようになっています。つまり、周囲 光が読み取り性能を損なう可能性はありません。それ ゆえ、経路トラッキング用のカラーテープには、どん な幅や色をも選択でき、コントラスト強調のためのテ ープを貼って床との差異を際立たせることも、もはや 不要です。 PGVは、その優れたハードウェアとソフトウェアによ って、プロセスの極めて高い信頼性、柔軟な操作性、 そして費用対効果を実現しています。また、すべての 標準的フィールドバスやプロセス制御システムに対応 した組込みの汎用インターフェイスから、この位置決 めシステムは、プラグ・アンド・プレイによる接続機 能も備えています。つまり、屋内搬送、マテリアル・ ハンドリング、自動車産業、印刷・製紙産 業、医療関連産業などを始め、その他多くの分野にお ける無人搬送車に向けた完全なソリューションである と言えます。

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IEC 61508準拠の機能安全 アプリケーションに向け、 新たなソリューションが登 場

IXXAT Safeによって、HMSでは、産業オートメーション機器における安全な通信ソリューションの迅速かつ高コスト効率な実現に向け、IXXATブランドの製品ファミリーを ご提供しています。

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XXAT Safe製品によって、HMSは、機能安全規格 IEC 61508に対応した安全な通信に向けて、広範な ソリューション群をご提供しています。これは、セ ーフティ・プロトコル・ソフトウェアから、お客様 のデバイスに組み込むための完成品セーフティI/O モジュールにまで及びます。さらに、HMSと、その機 能安全開発チームでは、お客様の機能安全アプリケー ションの開発はもとより、最終製品の認証においても ご支援することで、OEMソリューションとして、お客 様の仕様に合わせた開発も行っています。 そのIXXAT Safe製品に新たに加わったのが、IXXAT Safe T100です。これは、安全な通信プロトコルを用い て、機能安全なI/Oを簡単かつ迅速に込むための完備的 ソリューションとなっています。このセーフティ・モ ジュールIXXAT Safe T100は、たとえば、お客様の溶接 システムやデバイス、カウンター端末などを始め、そ の他多くの製品あるいはシステムへ直接組み込みいた だけます。IXXAT Safe T100を利用すれば、その安全性 の高いハードウェアとソフトウェアを備えた包括的ア ーキテクチャ、さらにはテュフ・ラインランド社によ る事前認証により、安全な通信機能をもったデバイス やシステムの開発が飛躍的に容易になります。 その結果、ユーザの皆様は、開発期間・コスト・リス クの大幅な減少による利益をも手にすることができ ます。また、IXXAT Safe T100では、HMSの実績豊 かなAnybus CompactComモジュールを使って、安全

が確保されていないネットワークを通る通信経路とし ています。ただし、ここでも、あくまで安全な通信 が、“ブラックチャネル(black channel)”の原則によ り実現されています。 今回は最初のバージョンとし て、PROFINET上のPROFIsafeに向けたIXXAT Safe T100/PSを発売しましたが、これに加え、追加のバー ジョンも間もなくご利用いただけるようになります。 たとえば、EtherNet/IP上でのCIP Safetyや、Functional Safety over EtherCAT(FSoE)用のバージョンです。 さらに、フォームファクタやコネクタ、あるいはI/O チャンネル数について、特別なご要望がある場合に は、IXXAT Safe T100のカスタム・バージョンにもお 応えできます。加えて、IXXAT Safe製品にはプロトコ ル・スタックも含まれており、Functional Safety over EtherCAT(FSoE)や、EtherNet/IPおよびSercos上の CIP Safety、そしてopenSAFETYに対応しています。 そのうえ、IXXAT Safe T100など、こうしたプロトコ ル・スタックはテュフ社によって事前認証され、適切 なハードウェアにおける安全な通信が実現可能となっ ています。組み込みは、デバイス・メーカの皆様ご 自身で行うことができますが、HMSでは実装・ポー ティング・認証サービスに関する支援体制も整えてい ます。事前認証されたセーフティ・プロトコル・スタ ックを利用することによる、お客様の利点は、それか ら生まれる開発期間・コスト・リスクの大幅な低減で す。

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新製品

セコ・ツールズ、これまで 難しかった被削材のための 旋削チップ材種を新たに発 表

Robust konstruerade säkerhetsbrytare för explosionsfarliga miljöer

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コ・ツールズの新しい TH1000 および TH1500 旋削チップ材種は、加工しに くい被削材を切削するための耐摩耗性 に非常に優れたソリューションの幅を さらに広げます。セコ・ツールズは材 種を加工して、高性能を実現すると同時に、航空なら びに自動車などの分野でよく見られる超合金や高剛性 加工物といった、さまざまな難しいケースにも対応で きるように生産性を向上させました。

グを生み出します。さらに TH1500 は、鋳鉄の仕上げ に優れた耐摩耗性をもたらし、TK1001、 TK2001 とい ったセコ・ツールズの専用鋳鉄材種を補うのに適して います。

TH1000 は TiSiN-TiAIN ナノラミネート PVD コーテ ィング材種で、硬度の非常に高い、超合金や「表面硬 化」被削材の加工に優れた力を発揮します。さまざま な硬度と断続切削が多く存在する、このような要求の 厳しい被削材にかかわる用途に信頼できる耐久性と耐 摩耗性を提供します。さらに、材種は耐久性に優れて いるため刃先が破損しにくく、相性の良いチップブレ ーカとともに、この種の用途で効率的な切り屑処理を 実現します。

TH1000 および TH1500 旋削チップ材種の詳細につい ては、お近くのセコ・ツールズ営業所までお問い合 わせいただくか、www.secotools.com/th1000 および www.secotools.com/th1500 をご覧ください。

高い切り屑排出性を目指した TH1500 は、硬質 Duratomic® コーティング材種で、優れた耐久性を提 供するとともに、均質な焼き入れ鋼製加工物 (HRC 40-55) を生かした連続切削加工での生産性を最適なも のにします。セコ・ツールズ独自の Duratomic® コー ティング技術が比類なき強度を持つチップコーティン

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新しい TH チップ材種に使用できるチップブレーカ製 品シリーズは、切り屑処理性を高め、幅広い加工にお いて工程の確実性の向上と工具寿命の長期化をもたら します。


新製品

イープラン、ロックウェ ル・オートメーション社の Encompassプログラムへ 製品を新たに追加

Eplanプラットフォームの製品すべてが、ロックウェル・オートメーション社Encompass Product Referenceプログラムの構成製品となりました。

ックウェル・オートメーション社の Global Encompassパートナーであるイ ープランは、Eplan Fluid およびEplan Harness proDの両製品を、Encompass プログラムに加えました。このイープ ランのソフトウェア・パッケージを使えば、ユーザの 皆様は、ご自身のエンジニアリング・データをロック ウェル・オートメーション社の制御システムと双方向 に参照できます。 ロックウェル・オートメーション社は、その Encompass承認製品のポートフォリオにEplan Fluidお よび Eplan Harness proDを追加しました。イープランに は、Eplan Electric P8やEplan Pro Panel、Eplan PPEと いった既に承認を受けているシステムがありますが、 今回、これに両製品が加わったのです。そして、2008 年以来、ロックウェル・オートメーションGlobal Encompassパートナーであるイープランでは、今回の 追加により、Eplanプラットフォームのシステムすべて がリストに載ったことになります。 Eplan Fluidは、油・空圧や冷却、潤滑における流体 パワー・システム用回路の設計や自動ドキュメンテー ションのためのエンジニアリング・ツールです。この

Eplanプラットフォームは、流体分野に特有のエンジ ニアリングを、その他のあらゆるエンジニアリング分 野とつなぎ合わせます。したがって、さまざまなエン ジニアリング業務が並行して実行できるようになりま す。これにより、電気工学などその他の分野が複合し た場合でさえ、すべてのエンジニアリング・プロセス が高速化されます。 一方、Eplan Harness proDは、ワイヤ・ハーネスの効 率的な設計やドキュメンテーションに向けた最新3D/2D ソフトウェアです。このシステムの強みは、作業の自 動化にあります。これは、ワイヤ・ハーネスのレイア ウトのために機械モデルを3D環境でインポートし、そ れらをEplanプラットフォームの配線リストに組み入れ る作業から、そのケーブル経路を決め、エンジニアリ ング上のドキュメントや製造用の2Dネイルボード図面 を生成する作業にまで及んでいます。電気設計用CAD の結線情報はもとより、さまざまな機械設計用CADシ ステムから、機械的に関連する情報を共有できるとい うことは、Eplan Harness proDには、PDM(製品デー タ管理)環境へシームレスに統合できる可能性という ことを意味します。また、機械のプロトタイプがまっ たく入手できない場合であっても、ハーネスの設計が 可能になります。つまり、開発時間が短縮され、生産 性は向上します。さらに、一つの連続した基盤に支え られて、プロジェクト品質も改善されます。

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新製品

比類ないコンパクト・デザ イン。新リモートI/Oモジュ ールが、スイッチ・キャビ ネット内に40%以上のスペ ースを生む。

以前に発売したアナログ製品が、いまや革新的な電気設計の成果へと実を結びました。わずか16mmという薄さ、この高度に集積的なモジュールなら、既存のバックプレーン に収まり、そのうえ、設定も簡単です。

ッパールアンドフックス (Pepperl+Fuchs)では、当社I/Oモ ジュールの幅広いラインナップを、 半分にまで小型化した8チャンネル・ デジタル入力モジュールによって補 強します。これにより、プロセス・オートメーション に向けて、最もコンパクトなリモートI/Oソリューショ ンをご提供できるようになりました。 このスリム型モジュールなら、スイッチ・キャビネッ ト内の貴重なスペースが節約でき、その結果、チャン ネル当たりのコストも減少します。 ペッパールアンドフックスは、超スリム型モジュール の製品ラインナップを、新開発の8チャンネル・デジタ ル入力モジュールによって補強します。

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これらの新モジュールが可能となった根幹には、ペッ パールアンドフックスによる新たな電気設計の創造が あります。この高度に集積的なデジタル入力モジュー ルの新しいハウジングでは、その幅が、当社の従来製 品に比べて半分に過ぎません。この薄さには、同モジ ュールのコンパクトなプラグ構造も寄与しています。 ハウジング前面に設けた2つのプラグイン・コネクタ が、それぞれ8つの端子を備えているのです。そのう え、この設計改良したハウジングの特徴として、利用

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可能な8チャンネル各々に対応したステータスLEDも設 けました。これにより、診断を迅速に行え、試運転と 保守のいずれをも高速化できます。 この新モジュールは、約40%以下の設置スペースしか 必要としません。にもかかわらず、一つの完全なリモ ートI/Oシステムとして、信号の組み合わせに応じた コモン接続用カプラや電源供給機能などを備えていま す。ペッパールアンドフックスのリモートI/Oシステ ムを用いて自動化ソリューションを構想ください。そ うすれば、設置スペースの減少により、自由度が高ま ります。たとえば、この斬新なスリム型モジュールな ら、スイッチ・キャビネットの大型化が認められない ようなスペースにも設置できます。 また、同モジュールは高度に集約的であり、サイズは 半分です。このスリムな外形から、もっと多くのモジ ュールを納めるためのスペースも生まれます。


新製品

新生ゲートウェイ Netbiterで、産業機器の リモート管理がいっそう容 易に

Anslutning av CANopen-enheter till SIMATIC® S7-1200 PLC

H

MSインダストリアルネットワークスは、こ のたび、新しい通信ゲートウェイNetbiter EC350を発売します。これにより、遠隔操 作による産業機器のモニターと制御がこれ まで以上に簡単になります。このゲートウ ェイでは、発電機・冷却システム・UPS・風力タービン などを始めとする産業機器のリモート管理や設定に理想 的となるよう、その性能と接続性を強化しました。 高い接続性 Netbiter EC350は、新世代Netbiterゲートウェイの最初の 製品です。Modbus(シリアルあるいはイーサネット) やSNMP、EtherNet/IP、I/Oチャンネルを介して産業機 器に接続し、イーサネットあるいは携帯電話通信を通じ てクラウドベースのNetbiter Argosサーバにデータを送 ります。 3G通信について 前世代のNetbiterゲートウェイではGSM/GPRSを介した 通信が可能でしたが、新しいNetbiter EC350は、さらに 3Gネットワークによる通信も可能なように強化されてい ます。この3G通信は、GPRSに比べて高い性能を備えて います。そのうえ、利用可能なネットワークが3Gしかな いといった場所へも、このゲートウェイは設置すること ができ、移動体通信の地理的な適用範囲も拡がります。 また、Netbiter EC350は異なる5つの3G周波数帯をサポ

ートしており、世界規模の市場に適した製品ともなって います。 リモート・アクセス機能が可能に Netbiter EC350は“Remote Access(リモート・アクセ ス)”機能をサポートする予定です。 これにより、ユーザの皆様は、どんな場所からでも、標 準ソフトウェアのアプリケーションを使って、遠隔地の 機器へ安全な接続を開始し、その設定および操作ができ るようになります。リモート・アクセスによって、遠隔 地に配された設備への安全なデータ・トンネルが整うの です。たとえば、PLCにNetbiterを接続しておけば、通常 と同じPLC設定ソフトウェアを使って、あらゆる場所か らそのPLCのリモート・デバッキングやプログラミング を行えるようになります。なお、このリモート・アクセ ス機能は、2014年の第1四半期からご利用いただけるよ うになります。 HMSのリモート管理関連の製品ライン・マネージャであ るHenrik Arlevingは、次のように話しています。「リモ ート管理に関する市場では、Netbiterは先駆的ソリュー ションの一つです。当社はその長い経験を通じて培った 強みを、EC350の開発にも活かしました。接続オプショ ンが豊かになり、性能が向上したNetbiterは、市場で最 も多用途かつ高性能なリモート管理ソリューションの一 つとして、リードを保っています」。

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防爆構造の点滅シグナル・ ライトに新シリーズFX15が 登場。ゾーン1、2および21 、22で利用可能。

アール・シュタールの堅牢な点滅信号灯、新FX15シリーズは防爆構造を要する危険区域ゾーン1、21あるいはゾーン2、22における過酷な環境条件下での使用に最適です。

険区域における過酷な条件下で、点 滅信号灯として活躍します。 アール・シュタールは、新しいシグ ナル・ソリューションを発売しま す。たとえば、+70℃から-55℃にお よぶ広範な動作温度など、極端な環境条件に耐えるこ とのできるソリューションです。 このFX15信号灯の特徴は、耐食性のガラス強化ポリエ ステル(GRP)製のカバーで、保護等級IP66、IP67を 実現するように設計しました。また、すべての固定具 はステンレス鋼製です。その標準仕上げは黒色として いますが、エポキシ・コーティングによって赤・黄・ 青に塗装したユニットもご用意しました。 さらに、FX15信号灯では、標準仕様として、頑健なス テンレス鋼製のレンズガードを設け、難燃性ポリカー ボネート製レンズを保護しています。

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光源には、高い光出力を誇るキセノン管を採用しまし た。このFX15信号灯は、1回/秒の速度で点滅します。 レンズは、7色(赤・橙・緑・透明・青・黄・赤紫)か らお選びいただけます。このフレネルレンズは保護ガ ラスを兼ね、点灯エネルギ5ジュールを発するキセノン 管を包んでいます。そうして、たとえば無色レンズの 場合なら、49カンデラと優れた光度を実現可能にしま

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した。この信号灯は、陸上・海洋を問わず、様々なア プリケーションや環境での使用に最適です。とりわけ 船舶での利用や石油・天然ガス分野、スキッド梱包現 場などです。 一方、動作電圧も、直流24Vおよび48V、交流115およ び230Vと多彩です。また、すべてのユニットはケーブ ルグランド3 x M20を備え、様々な配線や取付け方を選 択できるようになっています。そのうえ、この点滅信 号灯FX15は、ATEXおよびIECEx認証を受けており、そ の他の関連承認(GOST、PESO、Inmetro、北米での 認証リスティング)も間もなく追加されます。 なお、交換用部品に加え、取付けブラケットやストラ ップ、ケーブルグランド、タグおよび法定ラベルとい った欠くことのできない設置用部品も、発売と同時に 入手いただけます。


新製品

Safe-Lock™を備えた超 硬ソリッドエンドミルに 最新シリーズ、HAIMER Power Mill

最新のHAIMER Power Millシリーズ。工具径2~20mm、多彩な刃長の3枚刃、4枚刃および5枚刃の工具をお選びいただけます。また、さまざまな切れ刃ソリューションに加 え、粗加工用の切れ刃形状もご用意しています。

硬ソリッドエンドミルHAIMER Power Millは、欧州のツールホールディング 市場をリードするハイマー GmbHが 開発した最新工具です。ハイエンドな 微粒超硬製の同工具は、ハイマーの 工具抜け防止システム Safe-Lock™をも備えています。 このSafe-Lock™は、近年、HSC(高速切削)および HPC(高出力切削 によるマシニングにおいて、一つのス タンダードへと成長を遂げています。 ハイマーが開発したこのエンドミル形状は、びびりの無 い高性能マシニングに向けた不等フルートと不等ら旋デ ザインに基づいています。さらに、すべての工具には最 新PVD技術によるコーティングを施しました。そのた め、その工具表面は極めて滑らかであり、切りくず排出 性に可能な限り優れたものとなっています。 HAIMER Power Millシリーズでは、工具径2~20mm、多 彩な刃長の3枚刃、4枚刃および5枚刃の工具をお選びい ただけます。また、お客様の加工アプリケーション仕様 にお応えできるよう最大限の適用性を実現するため、さ まざまな切れ刃ソリューション(スクウェアエンド、面 取りエンド、ラジアスエンド)をご提供しています。さ らに、筋状の凹凸をもたせたラフィング形状の工具も、 このシリーズにはラインナップしました。加えて、この 新しいPower Millシリーズの発売に合わせ、ハイマーは

Safe-Lock™の提供製品を拡大しまし た。多数の幅広い お客様から寄せられた、さまざまなアプリケーション分 野に対する要望にお応えして、Safe-Lock™をシャンク 径6mmからの工具でご利用いただけるようになります。 当社のAndreas HAIMERは次のように話しています。 「Safe-Lock™の開発メーカであるハイマーは、シャ ン ク径6mmから始まるHAIMER Power Mill工具すべての標 準仕様として、このシャンク技術をさらに拡大し てご提 供します。念頭にあるのは、普通の円筒シャンクやサイ ドロック式シャンクを無用にすることです」。 そのため、Safe-Lock™シャンクは、本質的にバランス のとれたその設計から、標準的な焼きばめ式チャックや コレットチャックにもまったく問題なくクランプできる ようになっています。これに対して、サイドロック式シ ャンクの場合、マイクロメータ精度の高性能な形状をも つ工具であっても、それをクランプすれば軸芯が外へ向 かうように押しつけることになり、同時に過大なアンバ ランスを生じます。これは、もはや賢明な方法ではあり ません。ハイマーの狙いは、高い可用性を保ちながら、 そうしたサイドロック・システムをこの先10年のうちに 置き換えようというものです。一方、Safe-Lock™がサ ポートするのは粗加工アプリケーションにとどまりませ ん。新たな汎用ソリューションとして、大きなねじれ角 をもったエンドミルによるHSCアプリケーションのなか にも、さらに多くの活用の場を見出し続けいています。

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マグネモーション、シーメ ンスヘルスケア・ダイアグ ノスティクス社と提携

アール・シュタールの堅牢な点滅信号灯、新FX15シリーズは防爆構造を要する危険区域ゾーン1、21あるいはゾーン2、22における過酷な環境条件下での使用に最適です。

グネモーションの技術によって、シー メンス社は、患者ケアにおける将来の イノベーションを左右しうる位置に。 マグネモーション(MagneMotion Inc. )は、リニア同期モータ(LSM)技術 に基づく製品と搬送システムのリーティング・メーカ ーです。ここにご報告するのは、当社が臨床診断分野 の世界的リーダーであるシーメンスヘルスケア・ダイ アグノスティクス社と戦略的パートナシップを結んだ ことです。これにより、シーメンス社は、マグネモー ションの先進LSM製品とその技術を、体外診断薬・機 器(IVD)分野で使用するための独占的ライセンスを取 得したことになります。このライセンスは、マグネモ ーションの現行製品はもとより、IVD産業の範囲内で市 場に求められる将来のLSM製品や顧客アプリケーショ ンにも及びます。マグネモーションでは、IVD産業の既 存のお客様へサービスの提供を続けてゆくとともに、 当期実績主義に基づき、シーメンス社と協力して短期 的な市場機会の探求にも取り組んでまいります。

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マグネモーションの社長兼CEOであるTodd Webberは 次のように述べています。「私どもは、シーメンスヘ ルスケア・ダイアグノスティクス社と戦略的パートナ シップを結んだことに大変満足しています。マグネモ ーションとシーメンス社は、非常に建設的な歴史を築 いてきました。その最新の展開が、はるかに密接な協

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働関係を両社が形成したことによる強い共益体制の成 就です。世界規模の市場リーダーであるシーメンス社 は、IVD分野において、マグネモーションのLSM技術を さらなる前進に導くような優れた市場地位を占めてい ます。そのため、当社は、今後の協力活動に期待を寄 せています。 一方、シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス 社のCEOであり、化学・免疫学検査・オートメーショ ン・診断IT事業部門のDave Hickey氏は、次のように話 しています。「当社シーメンスでは、臨床検査室へ最 先端技術をご提供できるよう、自社の能力を絶えず拡 大しています。その中核となるのが、マグネモーショ ン社のような従来IVD産業の外に位置する企業などを含 め、重要なイノベータと戦略的パートナシップを確立 することです。 「マグネモーション社の躍進性に富むイノベーション と、当社の臨床診断分野におけるリーディング企業と しての地位が相乗することで、私たちは共に、患者ケ アの将来に転換を促すことができるでしょう」。


新製品

より軽く・明るく・長寿命 に:危険区域向けの堅牢な 蛍光灯に新世代製品が登場

防爆照明機器EXLUX 6001は、先行製品や多くの競合製品に比べ、よりコンパクトで軽量かつ堅牢、さらに汎用性でも優れています。

ール・シュタールの照明機器に、防爆 構造を要する危険区域ゾーン1/21およ び2/22での利用に向けた新シリーズが 加わりました。同等製品よりも高いエ ネルギー効率を達成するとともに、光 度が約10%向上しています。この新しい照明機器EXLUX 6001は、その先行製品であるEXLUX 6000に比べ、格 段にコンパクトかつ強固で、ねじりにも耐えられる設計 を特徴としています。この実績豊かな先行製品EXLUX 6000ライトは、これまで20年にわたり、世界中で100万 台以上が実用に供されてきました。ただしその一方、こ れまでと同じく経済的ありながら、最先端技術を反映す るよう改良した技術的機能によって、性能を強化した製 品へのユーザニーズも高まっています。 そこで、これからは、そのニーズに新世代製品でお応 えします。性能クラスにもよりますが、新しい照明機器 EXLUX 6001は、先行製品や多くの競合製品に比べ、1/4 から1/3ほども軽量です。したがって、これらスリムで幅 の狭いユニットなら、ユーザの皆様の利便性が増すこと になるでしょう。また、大半のライトと異なり、この新 しい照明機器は極めて低い(-30℃という)環境温度下で も動作可能です。そのため、多くのケースで、適用範囲 が拡がり、余計な仕様が不要になってコストを削減でき ることになります。さらに、既設のEXLUX照明機器を段 階的に置き換えるのを容易にするため、新ユニットの取

付けは、先行製品シリーズと完全な互換性を保っていま す。そのうえ、素早く着脱可能な交換部品も、迅速で簡 単な保守性を確かなものにします。また、これまでと同 様に、この新ライトでも、ご依頼に応じてお客様の特殊 仕様に合わせた製品もご提供します。加えて、アール・ シュタールでは、即納可能な、特に費用効果の高い標準 モデルとして、電力消費18W・36W・58Wの製品をご用 意しました。これらのモデルでは、4mm2のケージクラ ンプ付端子、5芯の貫通配線、フル・フェーズ安全停止 機能を採用しており、あらゆる一般的アプリケーション の大半へも、十分に備え付けていただけます。 また、この新シリーズは、現行の工業標準すべての要件 に完全に則しています。とりわけ、新しいシリコーン・ ベースの発泡材ガスケットは、IEC 60079が規定するよ うに、最大限の耐久性をもつよう最適化しました。この シーリング・ソリューションは、さまざまな化学物質は もとより、紫外線への耐性も具えています。これが、固 定具のヒンジや新設計の集中ロック機構とともに、多年 にわたって保護等級IP67を信頼性高く保証します。

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BluetoothによるCANデ ータを高速・高信頼で送信 できるCANblue II

工業用途に特化した無線CAN通信向けの堅固でセキュアなソリューション

イザット(IXXAT)社は、CAN部品や システムを改善するワイヤレスネット ワーク技術に向けた汎用のブリッジで ありゲートウェイでありPCインタフ ェースでもあるソリューションをリリ ースします。 モデルを3種類用意しているため、ユーザ ーはレイテンシーやデータ処理量、フォールトトレラ ンスという項目に関して特定用途に最適なデータ通信 を採用できます。SHORTEST_LATENCYモードでは、 レイテンシー時間を平均4msに収めます。QUICKEST_ CONNECTIONモードだと、1Mビット/秒、100%のバ ス負荷状態で動作するCANシステムでさえ、セキュア なデータ転送ができます。

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CANblue IIの典型的な応用は、ノートパソコンや携帯 機器を使って、Bluetoothなどのワイヤレスシステムの アクセスを通してCANセグメントと無線で接続すると いうものです。しかし、回転していたり移動していた りするようなシステム部品といった、極端に高い接続 信頼性が求められるような分野でもCANblue IIは使え ます。暗号化処理伝送メカニズムをベースにして作ら れたBluetooth技術を使ったおかげで、CANblue IIは、 このような応用にも完璧に使えます。 CANblue IIでも 使われているBluetoothのFHSS(frequency hopping spread spectrum:周波数ホッピング方式の拡散スペク トル技術)では、メッセージを転送している周波数を1

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秒間に1600回も変えます。もし使われている79チャン ネルのうちの一つが妨害にあったら、この誤りを検出 し、メッセージを別の周波数に切り替えて送りなおし ます。このため、使用可能な周波数帯域を極めて節約 できます。だから、多数のいろいろなBluetoothシステ ムが同時に使われても互いに顕著な干渉妨害を受けず に通信できるのです。 無線LANシステムが多数重なり合って起きる問題と、 無線LANチャンネル数を限らなければならないという 問題は、必要なチャンネル間隔が考慮されているため Bluetoothでは起きません。無線LANとBluetoothが交 りあっている場合でさえ、隣接しているときに限り Bluetoothネットワークの動作が干渉されますが、そ の程度はわずかです。79のBluetoothチャンネルのい くつかが無線LANと重なることはめったにないからで す。このため、無線LANにせよBluetoothにせよ、重 なる場合の通信システム性能はせいぜい、メッセージ を送りなおすために落ちる程度にとどまっています。 CANblue IIは、内部ネジか外部ネジでひねって留める方 式のアンテナに取り付けることも可能です。スペース 次第ですが、最大300mの距離まで電波を飛ばせます。 無線信号品質はBluetoothを使って読み出し、接続品質 をモニターできます。 最後に、CANblue IIは、最低ではありませんが、とても 安い価格で入手できますので、さまざま広範囲な応用 に魅力的です。


新製品

ケナメタルが画期的なス ピンドルコネクション KM4X100™を発表

3倍の曲げモーメント耐性を実現し、ミーリング加工、旋削加工、穴あけ加工を向上させる、ケナメタルの堅牢なKM4X100™スピンドルコネクション

ピンドルコネクションは、チタンや硬 合金の加工で最大の切り屑除去率が得 られるよう、工作機械のパワーを最大 限に引き出します。 スピンドルコネクションは、工作機械 のスピンドルとツールホルダーとの接合部であり、重要 なつなぎ目です。そのため、この重要なコンポーネント は、工作機械の動作仕様に適合するトルクを伝え、曲げ 負荷への耐性を発揮することが必要です。しかし、チ タンやその他の合金のような高強度材の加工において は、切削抵抗によって曲げモーメントが発生し、工作機 械のトルクのしきい値に達する前に接合部分の限界値を 超えてしまうことがあります。高いクランプ力と最適 化された干渉レベルの両立により、ケナメタルの新製品 KM4X100™は堅牢なコネクション、極めて高い剛性と曲 げ負荷への耐性を備え、高強度合金や他の被削材の機械 加工における性能が大幅に向上します。これによって、 極めて高い切り屑除去率とシフト当たりの生産数量増大 が実現します。

削工具やマシニングセンターの継続的な進歩とともに、 利用可能な力を最適に活用するKM4X 100™のようなス ピンドルコネクションが、生産計画の初期段階で検討す るべき重要な項目となっています。」

「ほとんどの場合、ある加工作業でどれだけの切り屑除 去率が得られるかは工具とスピンドルのコネクションで 決まります。」と話すのは、Kennametal社のツーリン グシステム、グローバル製品管理担当役員であるDoug Ewaldです。「したがって、このコネクション分は高い 負荷に耐えつつ、剛性も維持しなければなりません。切

3面拘束の採用により安定性の向上、およびクランプ力 配分と締まりばめの最適化を図ったKM4X100™の設計構 造は、他の工具システムよりも3倍も高い曲げモーメン ト抵抗を実現しました。つまり、次のようなメリットが あります。

チタン合金、インコネル、新アルミニウム合金などの高 強度軽量素材が、航空宇宙、防衛、エネルギー、運輸な どさまざまな業界の製造業者によってしきりに求められ ています。これらの新素材は機械加工の大きな課題とな っています。これらの国際的な業界における競争上のプ レッシャーに加えて、高度な製造ソリューションを見つ けることが最優先課題となっています。 この課題に工作機械製造業者は、スピンドルの剛性と減 衰性能を向上させ、機械構造とモーターを大型化したミ ーリングセンターや旋削センターで対応してきました。 これはすべて、部品品質と工具寿命を低下させる好まし くない振動を最小限に抑えながら、高い所要動力、トル ク、および推力を実現するためです。

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新生ゲートウェイ Netbiterで、産業機器の リモート管理がいっそう容 易に

HMSインダストリアルネットワークスは、このたび、新しい通信ゲートウェイNetbiter EC350を発売します。これにより、遠隔操作による産業機器のモニターと制御がこれま で以上に簡単になります。このゲートウェイでは、発電機・冷却システム・UPS・風力タービンなどを始めとする産業機器のリモート管理や設定に理想的となるよう、その性 能と接続性を強化しました。

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etbiter EC350は、新世代Netbiterゲー トウェイの最初の製品です。Modbus( シリアルあるいはイーサネット)や SNMP、EtherNet/IP、I/Oチャンネルを介 して産業機器に接続し、イーサネットある いは携帯電話通信を通じてクラウドベースのNetbiter Argosサーバにデータを送ります。 前世代のNetbiterゲートウェイではGSM/GPRSを介した 通信が可能でしたが、新しいNetbiter EC350は、さらに 3Gネットワークによる通信も可能なように強化されて います。この3G通信は、GPRSに比べて高い性能を備 えています。そのうえ、利用可能なネットワークが3G しかないといった場所へも、このゲートウェイは設置 することができ、移動体通信の地理的な適用範囲も拡 がります。また、Netbiter EC350は異なる5つの3G周波 数帯をサポートしており、世界規模の市場に適した製 品ともなっています。

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Netbiter EC350は“Remote Access(リモート・アクセ ス)”機能をサポートする予定です。これにより、ユー ザの皆様は、どんな場所からでも、標準ソフトウェア のアプリケーションを使って、遠隔地の機器へ安全な 接続を開始し、その設定および操作ができるようにな ります。リモート・アクセスによって、遠隔地に配さ れた設備への安全なデータ・トンネルが整うのです。

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たとえば、PLCにNetbiterを接続しておけば、通常と同 じPLC設定ソフトウェアを使って、あらゆる場所から そのPLCのリモート・デバッキングやプログラミング を行えるようになります。なお、このリモート・アク セス機能は、2014年の第1四半期からご利用いただける ようになります。 HMSのリモート管理関連の製品ライン・マネージャで あるHenrik Arlevingは、次のように話しています。「リ モート管理に関する市場では、Netbiterは先駆的ソリュ ーションの一つです。当社はその長い経験を通じて培 った強みを、EC350の開発にも活かしました。接続オ プションが豊かになり、性能が向上したNetbiterは、市 場で最も多用途かつ高性能なリモート管理ソリューシ ョンの一つとして、リードを保っています」。 技術的な点からしますと、この新ゲートウェイには、 以前のゲートウェイに比べて約20倍もの処理能力があ ります。また、最大で512 MBのフラッシュメモリと 1024 MBのRAMをサポートする拡張メモリも備えてい ます。さらに、完全に分離された2つのイーサネット・ インターフェイス(WANおよびLAN)によって、フィ ールド・アプリケーションへの安全な通信をご提供で きるようにしました。一方、GPS受信機を内蔵してい ることから、車両のフリート管理アプリケーションに も適したものとなっています。


新製品

トーマス・クローン氏:プ ロソフト・テクノロジー社 の新社長兼CEO

ロソフト・テクノロジー社は、産業 用通信企業のグローバルリーダーであ り、トーマス・クローン氏を社長兼 CEO(最高経営責任者)を受け入れま した。 ゲイリー・ジョーク氏、プロソフトの取締役会の会長は 次のように語ります。「プロソフトの次期CEOの検索で は、この春始まりました。コーン/フェリー・インターナ ショナルの経営層求人チームを通じて、私たちは大手グ ローバルビジネスの経験を持ち、工業自動化技術やグロ ーバルセールスやマーケティング、ビジネスマネジメン トの専門家でもあるような人材を探していました。もっ とも重要なことは、プロソフトの企業文化にピタリと合 うような人材でした。トムはこの基準をすべて満たして いました」。 トムは、プロソフトを次のレベルに上げてくれるような 経験を持っています。ごく最近まで、彼はプロセス制御 と自動化のソリューションプロバイダーであるヴァリン 社の上席副社長兼CMO(最高マーケティング責任者)の 責任を果たしてきました。 ヴァリンでいる間、彼は米国ベースのグローバルな流 通業務を担当して、5事業部、15の部門、250の従業員 を率いていました。トムのリーダーシップは、本源的 売上高の成長と複数買収を通じて同社を導いてきまし

た。Incという雑誌では、米国急成長企業の一つに選ば れ、Business Journal誌のシリコンバレーにおける大手 で急成長している未上場企業としても選ばれました。 「私はプロソフトテクノロジーの進展を追求していま す。この強いブランドの会社の代表になれたことを光栄 に思います。プロソフトに私が惹かれたことの一つは、 この会社がグローバルに考え、ローカルに行動する企業 だったからです。この企業哲学は、あらゆるビジネスに 広がっています。セールスとサポートは、ローカルに扱 い、現地の言葉で現地の方々に提供されます」とトムは 語ります。 トムはさらに続けて「プロソフトに強く惹かれたことは 他にもあります。『できる』、『やりりました』、『大 きく見せる』という態度がこの会社のあらゆるところに 見られることです。何年にも渡りこのダイナミックなグ ループの一員になれることを楽しみにしています」と述 べています。 トムは、サンフランシスコベイエリアからベイカーズフ ィールドに転居し、彼の妻のナンシーは数ヵ月後に移る 予定です。

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Engineering Japan 05  

ウェブサイトengineering-japanでは、情報誌をご用意しました。 ぜひ、ご自由にダウンロード、あるいはオンラインでご覧になってください。 よろしくお願い申し上げます。

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