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ソ ム リ エ 石 田 通 也 の ワ イ ン コ ラ ム

Le vin et La vie ワインのある暮らし

ソムリエ:石田 通也 1970年生まれ。フランス本社「ブリスト ル・ジャポン」長野地区エージェント。フリー のソムリエとしてホテルやレストランのイ ベントで活躍するほか、 NHK文化センター のワイン講座講師も務める。 (社)日本ソ ムリエ協会認定「シニアソムリエ」。

003. ワインを取り巻くマナー  前回まではワインが日本人にも定着してきている事を前提にお話させ て頂きましたが、 「ワインはちょっと…」と言う方がまだ多い事も事実です。  そういった方々のお話を伺っておりますと「味が苦手」と言う方は意 外に少数派で、圧倒的に多いのは「ワインはよくわからない、マナーが 面倒臭い」というご意見です。ワインは元々西洋の文化ですので、取り 巻く言語や所作等が日本とは大きく異なりますが、問題なのはそれらの 知識が日本に偏って入ってきてしまった所です。「このワインにはこの料 理を合わせるべき」「ラベルを読めなければ、そのワインを飲むべきで はない」グラスの扱い方、何℃で飲むか、等々…これでは馴染みの無い方があえて触れようとはとても思いません。確 かにこれらを知っていれば楽しみの幅は広がります。でも知らなければいけないという事では無いのです。 『ワインを楽 しむ時にこれを知らなければいけないという事は1つもありません』あえて言えば、「他人に迷惑をかけない事」です。 実際ヨーロッパで一般的にワインを飲む人達を見るとコップでガブガブ陽気に楽しんでいます。グラスの足の下の方を何 本の指で持ってなどと言うのはマナーではなく、フォーマルなシチュエーションで「そうした方がより美しくみえる所作」 の1つで、ワインを楽しむ時にしなければいけない「ルール」では無いのです。  ワインを楽しむのにルールはありません。細かい事は気にせず、本当の意味で気軽に楽しんで頂きたいと思っており ます。最後にマナーとは外面的な所作よりも内面的なモラルにあると思います。周囲やお店のプレステージを下げるよ うな行為だけは慎みたいものです。

ソ ム リ エ 石 田 通 也 の ひ と り 言 私は焼き鳥が好きで、仕事が早く終わった時などよく食べに行きます。美味しい焼き鳥の条件とは「何で焼くか」とか「どの塩 を使うか」とか「どこの地鶏か」などよく言われる事ですが、もっと重要な事があります。と言うか、それがダメだと全てが駄目になっ てしまうと言っても過言ではありません。それは「火の入れ具合」です。私が好んで伺うお店があるのですが、そちらの素晴ら しいところは常に安定した絶妙の火の入れ具合です。特に好んで注文する部位はコラーゲンの多い鶏肉の中でも特にコラーゲン が多い部分で、ジューシーなゼラチン質がたまりません。最近では見かけなくなったチロリにての熱燗も最高です。 先日も伺ったのですが、いつも美味しいを通り越して嬉しい気持ちにさせて頂いております。 石田さんが伺ったお店の名前はパプリカブログで! ! http://ameblo.jp/paprika-n/


bimi_200906  

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