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okubo shuhei portfolio


大久保

修平 | Okubo Syuhei


国立高専 仙台高等専門学校 建築学科 卒業 学歴

国立大学法人 室蘭工業大学 建築学コース 編入学 現在は学部四年生(山田深研究室 所属)

受賞歴

建築新人戦 2015

100 選入選

北海道建築新人戦 2015

優秀賞

第 41 回北の住まい住宅設計コンペ

奨励賞

室蘭工業大学 創の会賞

受賞(学年で三人が選出される)

その他に、第 5 回テスクチャレンジコンペ 2 次審査進出 (45 作品中 15 作品 )

jw_CAD 使用ソフト

Adobephotoshop Adobe Illustrator SketchUp


きょうたい

筐体

の純

電子書籍が普及した現在では、図書館という空間が持つ力の源は単純に本の収蔵量だけではなくなった。 今の図書館には何が必要なのだろうか。 図書館という空間そのものをもっと豊かなものにしたいと考えた。 開口部の高さ、幅、 トップライトの大きさを操作することで、様々な純度を持つ直方体の集合体のような図 書館を提案する。 0か1ではなく、中間領域がたくさんあれば、選択肢は何通りにもなる。 この図書館で人は本との距離、都市 との距離を、他人との距離を散策するように自分で探し、発見し、選択する。

前期学部 3 年 設計Ⅲ / 「中心地に立つ新しい試みの図書館」


N

site plan 1/4000


analysis of site

閉じている 静か

賑やか 開かれている

敷地の周辺には、集会所や公民館などの人が集まり交流する場所が無く、公 共性の高い図書館が求められていた。敷地を観察すると二面性があることに 気付いた。北側と西側はビルが密集しており、静かで閉じられている。その 一方で東側と南側は大通りに面していて、人通りが多い。対象の敷地はこの 相反するふたつの要素の境に位置し、そこがグラデーションのようになって いると感じた。片方は読書する空間として魅力的であり、もう片方は公共施 設として最適な立地である。


空間の純度

限りなく純粋な内部空間

限りなく純粋な外部空間

建築は、どこまでも広い外部に対して内部を作り出すことである。必然的にそ こには出入りするための開口が発生する。ある大きさを持つ一つの空間を考え てみる。そこにとても小さな開口部をつける。視界の入る情報の殆どが壁であ る。つまり、そこは限りなく純粋な内部空間であると。逆に大きな開口部を付 けてみる。視線は開口を通り越し、外部に向く。つまり、そこは限りなく純粋 な外部空間となる。ひとつの空間に存在する内と外の比率を私は空間の「純度」 と名付ける。


diagram

ひとつの箱

細分化

開口をあける

開口の変化

濃淡が発生

method

開口部の操作

採光の操作

天井高の操作

図書館の奥に行くにつれて徐々 に開口部が狭く、低くなってい く。奥にいくほど、図書空間の 純度が高くなっていく。

開口部の操作とは反対に奥に行 くにつれて、トップライトが大 きくなっていく。

天井の高さと部屋の大きさを統 一することで、開口部や採光の 操作による空間の濃淡が生まれ る。


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4000

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敷地の四方から1000mm下げた状態に4m×4m のグリッドを嵌めこむ。 そうすることで、35個のグリッドが出来上がる。 西側の一列5個のグリッドには、敷地の状態、動 線計画など考慮しグリッド一つずつに搬入口、倉 庫、事務室、 トイレを埋め込んでいく。 残りの30個のグリッドで、必要な諸室をかっち りと分けるのではなく、中間領域によってゆるや かに繋がるように配置していく。 正方形のグリッドと8000mmの天井高によって、 敷地の中にはいくつもの直方体が現れる。 それぞれの直方体は中に機能を保有することで 筐体となる。660㎡の中で、本を読むためだけの 極めて私的生の高い空間からほとんど外部と同 じな空間まで、ひとつひとつの筐体が違う純度を 持ち、その集合体がこの図書館である。

1  喫茶スペース  cafe 2  多目的ホール  multi-purpose hall 3  ギャラリー  gallery 4  ブラウジングスペース  browsing space 5  中庭  courtyard 6  児童閲覧室  children's reading Room 7  事務室  office 8  トイレ  toilet 9  倉庫  storage space 10  搬入口  receiving entrance


8000

4  ブラウジングスペース  browsing space 10  搬入口  receiving entrance

10

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A

A

E

E

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section 1/200 A-A

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1  喫茶スペース  cafe 2  多目的ホール  multi-purpose hall  6  児童閲覧室  children's reading Room 8  トイレ  toilet

section 1/200 E-E

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6

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B

B

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3  ギャラリー  gallery 4  ブラウジングスペース  browsing space 9  倉庫  storage space

section 1/200 B-B

C

C

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3  ギャラリー  gallery 4  ブラウジングスペース  browsing space 5  中庭  courtyard 7  事務室  office

section 1/200 C-C

D

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1  喫茶スペース  cafe 2  多目的ホール  multi-purpose hall 7  事務室  office

7

section 1/200 D-D

2

1


大きな

扉 と窓 と庭

人間は生活するために領域をつくり、囲うことで境界が生まれる。住宅における扉や窓は内と外をつなぐ接 点である。扉を開ける、窓を開けるという行為に着目した。 日常的に行うこれらの行為は外部に関わろうと する意思が関わった行為である。 これらの開口部を一つの住宅ではなく、都市の縮尺に合わせて拡大する 。大きな窓は、住人だけでなく町を覗く窓となる。大きな扉は開くにつれて、内部と外部の境は曖昧になり、 住人の生活が

後期学部 3 年 設計Ⅳ / 「中島町の集合住宅」

れ出してくる。やがて、敷地全体、町全体が生活領域となる。


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site plan 1/4000


行為が作り出すリズム

室蘭市中央町はかつては浜町と呼ばれ多くの人が行き交うアーケード街だった。過疎が進むこの町 で、人が集まって住む意味を考える。商店街として賑わっていた頃の浜町を想像してみる。商店街と いう場の魅力とは立ち並ぶ建築が店舗だけでなく住居として機能していることである。そこでは、働 くことと生活することを同じ場所で行う人と生活するためにそこに訪れる人が入り乱れる状態となっ ている。そこには、一日の中にリズムのようなものが存在していたと思う。朝、店を開くためにシャッ ターが開き、中に閉まっていた物が次第に道に溢れていく。 日中はそれがピークとなり、人と人が交 錯する。 日が暮れると、人が少なくなり、溢れていた物もまた建物の中に仕舞われていく。一日の生活 リズムが可視化され、そのリズムは人々の行為によってつくられていく。 この集合住宅にかつての浜 町と同じようなリズムを持たせる。拡大された開口部は日常の行為によって動かされ、そのままそれ が建築の表情となる。かつてのリズムと合わさることで、町全体が新しいリズムを持ち始める。 このリ ズムを集合住宅の住人だけでなく、町の住民も共有することで、町全体が今よりも好きになれるので はないか。


軸線の読み替え

private public

private

public

private

町の建物はほとんどが細長い。かつては商店街だった名残で、少しでも多くの建物を路地に接する ようにしたために、 どの建物も道路に対して垂直に伸びている。人の記憶の中ではどの建物もファサ ードしか残っていないのではないか。敷地の中の路地に沿って建築を配置することで、外部(路地) との接する面積を多くする。薄く長い形状にすることで住人の生活は町へと溢れ出す。


大きな窓

扉や窓は外部との接点

都市スケールに拡大

厚みを出して空間化

全面ガラス張りの建物よりも、すべての玄関が開けっ放しになっている普通の集合住宅の方が町に対して開かれ ているのではないか。それは、中が透けていてもガラスという物質によって境界がつくられているからではない か。拡大された扉や窓によって日常的に行う開閉行為は、 より大きな意味と影響を町に対して与えるのではない かだろうか。


大きな扉

壁の1枚が扉として開くことにより、扉と住居の隙間に外部環境が入り込む。開き方が小さい場合は、 内部空間に鋭い切り込みのような光を差し込み、坪庭の様な外部空間となる。扉が近いうちは建築 の一部として認識していた外部空間が、徐々に扉が大きく開くにつれて次第に内部と外部のヒエラ ルキーがいつの間にか逆転し。住居は庭(町全体)を眺める縁側のような空間となる。


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平面図 1/400


扉と窓を閉じている時 1/200


扉と窓を開けている時 1/200


扉と窓を閉じている時

断面図 1/200

扉と窓を開けている時

断面図 1/200


700116

洞窟 / 茶室 / 環境 / 挿入 / 尺度 自然は美しく、とても厳しい。 北海道という場所はその最たるものです。 建築とは本体、人間が生活していくために温度を一定に保つ役割があります。 温度とは光、雨、風、空気から成り立っています。 これは地球上に存在する素材であり、常に動いています。 一つの壁を無くし、建築を伸ばしてみます。 この建築は人間の住居の原点である洞窟に似ています。

自然は奥へ向かうほどにおとなしくなり

寒い時は奥へ、暑いときは前へ。

外気から守られます。 一枚の壁が無いことで外部と内部の定義は

この建築は茶室のようなものとして使われます。

曖昧になります。

もてなす人がお茶を淹れ、もてなされる人がそれを飲む。そして会話が生まれる。 単純だけど、確かなおもてなしです。 本来なら内部である空間に外部環境が荒々しく挿入されます。 この建築で内部と外部の境、あるいはその尺度を私たちは手探りで探すのです。

2500

ある夏の日。 700

緑は生い茂り、鳥や虫が飛び回ります。 一番手前まで来ると、開口部は庇付きの縁側のようです。

2500

立面図 (1/100)

20000

平面図 (1/100)

ある雨の日の断面図 (1/100) 雨音が室内全体に広がります。手前に行くごとに湿度を感じ、僅かな雨が中へと入り込みます。夏の暑い日には出来るだけ近づいてみたい。

第 5 回テスクチャレンジコンペ 2 次審査進出作品 (提出時は A1 サイズのシート)

ある冬の日。

ある風の日の断面図 (1/100)

一番奥は暖かい。しかし時折、風が入り込みます。

風が吹く。奥にいても感じます。細長い瓶の奥が洗えたような気持ちよさ。風に乗って、紅葉した落ち葉が入ってきます。春には花びら。

開口部によって切り取られた冬景色は絵画のようです。


立面図 1/100

立面図 1/100


わらべ

童の直方体

保育園とは子供が初めて住宅以外の空間で他人と長時間過ごす場所である。 この年齢の子供たちの今後の成長の根幹となる重要な時である。 言葉や遊び方、何もかもが十分に知らない小さな子どもたちは当然、建築のことも分からないだろう。 だからこそ、単純な原理だけで構成された、 この保育園のようなものが子どもたちにとっては最適なので はないだろうか。 この保育園は遊具よりは建築に近いが、建築ではなく幼い建築である。

前期学部 3 年 設計Ⅲ / 保育園


N

site plan 1/4000


敷地 最初の敷地を見に行った時、辺りは霧に包まれていた。敷地の周辺風景を見ようとしたが、視界には 薄い乳白色の風景しか見えず、仕方なくその日は敷地の周りをぐるりと歩いただけだった。草が膝上 まで生えていて、放置されていた土地なのだと思った。中央にぽつんと立っていた古びたジャングル ジムが妙に印象的だった。後日、晴天の下で再度、敷地に訪れる。その時に初めて周辺の環境を敷地 からの視点で見ることが出来た。西側のすぐ隣に銭湯。北から反時計回りに南西あたりまでは高さの ある団地が多い。その反対に東側は細長い大和公園がすぐ隣にあるため、とても開かれている。ジャ ングルジムに上ると遠くまで見渡せた。公園は大きな原っぱである。大和公園という名称だが遊具な どは一つもない。樹木も多数生えている。俯瞰して見ると敷地はこの公園の一部のような気がした。 敷地に対して遊具のような保育園を提案したい。建築としてではなく公園の遊具の一部としての保育 園。そうすることで、保育園の領域は向こう側の公園にまで拡張していくのではないか。そしてそれ はそこで過ごす子供たちの意識にも影響するのではないか。


section A-A

section B-B


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すべて同一の方向に抜けた47個の 直方体の組み合わせで構成される。


休憩室

休憩室は静かな場所 ゆっくり休む

入り口からは保育園の中 が一望出来る 今日の遊ぶ場所や友達を 探してみる

駐車場からでもハコ同士 の隙間から子供たちが遊 ぶ姿が見える

エントランス 迎えに来た親は保育室で遊ぶ 子供たちを見守る 遊戯室に近く、賑やかだけ どすこし狭い

倉庫

調理室

細長いハコでは大縄跳び が行われる

ぼんやりと 厨房で作 られる料理 を眺める

今日はかごめかごめして 遊ぶ

細いハコは トンネ ル の よう みんなと一緒ではなく数人 の友達と工作する

遊戯ホール

遊戯室は保育園の中心 一番賑やかな場所 走り回る子供もいる

魅力的な隙間を発見する

沐浴室兼トイレ 集中してお絵かきを する 細いハコに行くか 広いハコに行くか 迷ってみる

4,5歳児保育室

狭 い けど 高いハコ は不思議 な場所

静かな場所 で 隙 間 から 外を覗く

足洗い場

離れた場所で絵本 の読み聞かせをす る

公園から帰って くると保育室に 戻る子どもたち 細いハコで遊ぶ 子もいればトイ レに向かう子も いる

庭の遊具も保育園と同じハコ そこから公園を覗けばそこも 園庭

N

plan 1/200

周りの遊ぶ声 を聞きながら 工作に没頭す る

行 き 止 まり 公園を眺め の場所を発 ると同じ 形 見する のハコがあ ることを 発 見する

足洗い場

公園で遊んできた 子供たちは保育園 に入る前にここで 足を綺麗に洗う

端っこのハコでは、 誰にも邪魔されず に遊びに集中でき る

2,3歳児保育室 静かに一人で絵本 を読む

小さいハコ では先生に 内緒の相談 をする


保育園という建築

中心性、方向性

保育園とは子供が初めて住宅以外の空間で他人と長時間過ごさなくてはならない場

一見無造作に組み合わせたように見えるが、この配置にはあるルールの下で成り

所である。建築は基本的に施主のためのものであるが、例外もある。中でも保育施

立っている。一つは中心性。一番大きくて広いハコを保育園の中心に配置している。

設は子供のためでなくてはならない。 「三つ子の魂百まで」という諺もあるように、

ここは遊戯ホールとして機能している。つまり最も多くの子供が集まり、交流して

0 ∼ 5 歳の時期の暮らしは人間の根幹となる部分が養われる期間である。故に保育

いる場所である。音は響き、人の動きも激しい。そこから徐々に外へ向かうにつれ、

園とは社会性を獲得させる装置でなくてはならない。ここでの社会性とは、集団の

ハコ小さくなっていく。一人で絵本を呼んだり、お絵描きする場所へと変化してい

輪を乱さないことではない。自分とそれ以外の集団(他者)との距離を自分で調節

く。もう一つは方向性。この保育園は同一の方向に抜けたハコをある一つの方向(大

する能力のことを指す。ある空間の中で、自分で居場所を発見する力と他者との距

和公園)へ揃えて配置している。それによって強烈な方向性が生まれる。エントラ

離を自分で調節する能力を養うこと。これは人間というよりもむしろ動物として生

ンスから見ると、中での活動の様子が全て見渡せる。そして視線はそのまま公園へ

きていく為に必要かつ原初的な能力ではないか。

と伸びてゆく。ここでの光景は公園の遊具で遊んでいるかのようになる。公園にも 同様のハコを向きを揃えて配置することで、活動と意識の領域は共に拡張されてい く。一見無造作に組み合わされたようなハコの集合体は迷路のようではあるが、こ れらの明確なルールの下で成り立っていることにより、中で活動する子供は感覚的

単純さ

にこの建築の全容を認識する。

当然のことだが子供は大人より小さい。視点は低く、手足の可動域も小さい。通常 の建築物のスケールでは子供にとっては認識しづらいのではないか。ひとつの大き な箱では居場所を見つけにくいのではないか。言葉や遊び方、何もかもが十分に知

操作

らない子供は当然、建築のことも分からないだろう。複雑あるいは合理的な建築計 画よりも単純な原理で構成されたものの方が子供にとっては適しているのではない

すべて同一の方向に抜けた直方体 47 個を組み合わせて構成する。様々な広さと高

か。例え、それによって多少の不合理や不便さが生まれたとしてもだ。そうするこ

さを持つ。洞窟のような長く、枠のように薄く。天井を認識できないほど高く、潜

とでその建築は通常の建築よりも幼い状態となる。建築と呼ばれる一歩前であり、

れるほど低く。これらが組み合わさることで、この保育園には様々な居場所が生ま

遊具に限りなく近い存在となる。

れる。これらの直方体の配置は幾重ものスタディを経て、決定したものである。


100 の距離と純度 この家は 3m×3m の部屋が百個集まって構成されています。 建築を建てることは、境界をつくることと同じです。 そこに距離は無く、あるのは内か外かの差異だけです。 0 か 1 ではなく、その中間をたくさんつくります。 開口部と採光部の大きさを変化させることで無数の距離を生み出します。 たくさんの部屋の純度をどれ一つとして同じものはありません。 外から内へ進むにつれ、内部と外部のヒエラルキーはいつの間に逆転していきます。 今いる部屋は外に近いのか、内に近いのか。 その定義、感じ方は日々刻々と変化するあらゆるものから決定されます。 散策するように探し歩き、あらゆるものとの距離を調節できる家です。

diagram

限りなく純粋な内部空間

大きな四角

細分化

開口部

開口部に変化

濃淡が生まれる

A

A

section A-A = 1/200

B

section B-B = 1/200

N

限りなく純粋な外部空間

B

plan=1/100

開口部は奥へ行くごとに幅は狭く、高さは低くなっていきます。開口部が徐々に小さくなっていくことで

天井を切り取ったときの光の分布です。奥の部屋へ行くごとに直接差し込む光から、拡散された均質な光

トップライトは開口部の操作とは反対に奥へ行くほどに大きくなっていきます。外側の部屋は大きな開口

開口部にはガラスも何も嵌めていません。そのため、外側の部屋は柱と屋根で構成されただけの限りなく

壁の面積の比率は高くなり、いつの間にか空間の純度は外から内へと変化していきます。

で満たされた状態へとなっていきます。光の角度は一日の時間、四季によって毎日微妙に変化します。そ

部から光が直接差し込み、内側の部屋は上からの光が高い壁によって反射・拡散されていきます。

外に近い部屋です。反対に奥の部屋の開口部はカメラのレンズを絞るように小さくなっていくため限りな

れによる影の形も変わっていきます。

第 41 回北の住まい住宅設計コンペ奨励賞受賞作  (提出時は A1 サイズのシート)

く純粋な内部空間に近くなっていきます。

ポートフォリオ  
ポートフォリオ  
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