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主編的話

『 日本学研究叢書 』刊行 に際 して この『日本学研究叢書』は、台湾における唯一の日本語による学術研究叢書である。本叢書は、台湾 大学人文社会高等研究院に「日本・韓国研究平台(プラットホーム)」が開設されたのを機に 2012 年 に発刊されたが、その後、企画編集の責任を、2013 年 11 月発足の台湾大学日本研究センターが担う ことで、継続してきている。これまで既に 32 冊を刊行した。 戦後、台湾大学が旧台北帝国大学から受け継いだ日本研究に関する文献は、膨大でありまた貴重な ものである。そうした遺産のもと、台湾における日本研究は長い歴史と伝統をもっている。しかし ながら、東アジアの全体を見渡すとき、日本、中国、韓国などの国々の日本研究は、それぞれに特 色のある内容を展開しているなか、台湾における日本研究は、その長い歴史と一定の実績の割には、 現代の諸課題を視野に入れた社会科学分野と切り結んだ研究と対話は十分ではない。また、世界に 発信して発表する場が限られている。本叢書は、グローバル化が進むこの 21 世紀に、日本研究にお ける台湾のもつ大きな潜在力を自覚し、その喚起を目指して、以下の四つの目標の遂行に努めてい る。 (1)人文学だけではなく、社会科学分野における台湾の日本学研究を強化し、両者の対話と融合を めざすこと。 (2)台湾における「日本研究」の新たな学習環境を積極的に切り拓き、学際的にして国際的な方向に 視野を広げていく若手研究者の養成を期すこと。 (3)日台両国の関連研究機関および東アジアの諸研究機関との連携を促進し、日本研究を国際的に 展開する「国際日本学」の構築を目指すこと。 (4)世界における日本研究の成果を生かした「国際日本学」のもと、台湾固有の文脈を意識した台湾 的特色のある国際的日本研究の発展を推進すること。

『日本学研究叢書』編集委員長 曹 景惠


目次 『日本学研究叢書』刊行に際して 01. 国際日本学研究の基層―台日相互理解の思索と実践に向けて― ◎徐興慶、太田登 編 02. 国際日本学研究の最前線に向けて―流行・ことば・物語の力― ◎林立萍 編 03. 日本近現代文学に内在する他者としての「中国」 ◎范淑文 主編 04. 日本中世文学における儒釈道典籍の受容─『沙石集』と『徒然草』─ ◎曹景惠 著 05. 東アジア龍船競漕の研究―台湾・長崎・沖縄の比較― ◎黃麗雲 著 06. 現代日本語造語の諸相 ◎林慧君 著 07. 転換中の EU と「東アジア共同体」─台湾から世界を考える─ ◎徐興慶、陳永峰 編 08. 近代東アジアのアポリア ◎徐興慶 編 09. 朱子学と近世・近代の東アジア ◎井上克人、黃俊傑、陶德民 編 10. 明治日本における台湾像の形成―新聞メディアによる 1874 年「台湾事件」の表象― ◎陳萱 著 11. 日本昔話語彙の研究 ◎林立萍 著 12. 非断定的表現「( し ) そうだ」に関する語用論的考察 ◎黃鈺涵 著 13. 詩に興り礼に立つ―中井竹山における『詩経』学と礼学思想の研究― ◎田世民 著 14. 台湾法における日本的要素 ◎王泰升 著 15. 石川啄木詩歌研究への射程 ◎林水福、太田登 編 16. 台湾に生まれ育つ台日国際児のバイリンガリズム ◎服部美貴 著

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17. 自由・平等・植民地性―台湾における植民地教育制度の形成― ◎山本和行 著 18. 帝国日本の教育総力戦―植民地の「国民学校」制度と初等義務教育政策の研究― ◎林琪禎 著 19. 日本統治期台湾における訳者及び「翻訳」活動―植民地統治と言語文化の錯綜関係─ ◎楊承淑 編 20. 東アジア情勢の変動とアベノミクスの影響 ◎蘇顯揚、魏聰哲 編 21. 思想史から東アジアを考える ◎辻本雅史、徐興慶 編 22. 東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流─メディアを中心に─ ◎梁蘊嫻 編 23. 福島事故後台日エネルギー政策の変換と原子力協力 ◎謝牧謙、石門環 編 24. 鎖国と開国─近世日本の内と外─ ◎辻本雅史、劉序楓 編 25. 西川満研究̶台湾文学史の視座から─ ◎陳藻香 著 26. 漱石と〈時代〉─没後百年に読み拓く─ ◎范淑文 編 27. 東アジアにおける知の交流─越境・記憶・共生─ ◎林淑丹、陳明姿 編 28. 近代日本の中国学 ◎廖欽彬、高木智見 編 29. 伊沢修二と台湾 ◎木下知威 編 30. 十七世紀の東アジア文化交流─黄檗宗を中心に─ ◎徐興慶、劉序楓 編 31. 宗教哲学の救済論─後期田辺哲学の研究─ ◎廖欽彬 著 32. 近代日本哲学と東アジア ◎藤田正勝、林永強 編 如何購買 │目次│


国際日本学研究の基層 ─台日相互理解の思索と実践に向けて─ 徐興慶、太田登 編 日本学研究の歴史的意義と実践的課題を踏まえながら、「比較」と「対 話」を基調とした独創的な多くの提言が盛り込まれた本書は、21 世紀 の台湾における日本研究が「国際日本学研究」への構築にとって、ゆる ぎのない礎石であることを明証している。台湾から東アジアへ、東ア ジアから世界へと広がるグロ−バル化の波長を見据えながら、日本研 究の現在的課題と未来的展望を多元的な知の領域から真摯に討論した ところに、本書の特色と魅力がある。 本書除了討論日本學研究的歷史性意義以及實踐性課題之外,也以「比

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較」和「對話」為基礎提出了許多富有獨創性的建言。本書證明了 21 世紀

ISBN:978-986-03-8398-0 精裝/ 600 元/ 2013 年 10 月

石。以立足臺灣、展望東亞、放眼世界的全球化眼光,從多元知識領域

台灣的日本研究,乃是建構「國際日本學研究」的過程中,不可或缺的基 來探討日本研究現今的課題以及未來展望,乃是本書最富魅力之處。

国際日本学研究の最前線に向けて ─流行・ことば・物語の力─ 林立萍 編 本 書 は、日 本 の映 画 、アニメ、ファッション文 化 など、「 クールジャパ ンブーム 」という現 代 日 本 のソフトパワーに焦 点 を当 てながら、日 本 学 の研究対象 とした理論的・実践的研究事例 を提示 し、「 流行・トレ ンドの力 」、「 ことばの力 」、「 物 語・ストーリーの力 」をキーワード に、日本 のポップカルチャーの受容問題 、言語学習 、物語研究 に関 す る議題 を取 り上 げ、その課題 と可能性 を探 り、国際日本学 の最前線 の 動 きを追 う。 本書聚焦於日本的電影、動畫、時尚文化等所謂酷日本風潮(Cool Japan

日本学研究叢書 2 ISBN:978-986-03-6607-5 精裝/ 600 元/ 2013 年 4 月

Boom)的現代日本軟實力作為日本學的研究對象,介紹理論性、實踐性 的研究事例,並以「流行、趨勢的力量」、「語言、言語的力量」、「物 語、故事的力量」為關鍵字,對日本流行文化的接受問題、語言學習、物 語研究等議題,探索相關的研究課題與可能性,與讀者共追國際日本學 研究的最前線。

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日本近現代文学に内在する他者としての「 中国 」 范淑文 編 本書では、日本近現代の小説や紀行文など幅広くジャンルを超えた文 学作品を集め、「自己の中に内在する他者としての中国」に焦点を当て ながら、その奥に潜む中国の表象、あるいはその継承や再生及び眼差 しなどの問題に迫り、その日本近現代文学に見る中国との関係の様相 を明らかにしようとするものである。 本書所探討的素材網羅了日本近現代小說、詩人之遊記、散文等,涉獵 範圍極為廣泛。書中聚焦於「存於作家自身內在的他者中國」,並剖析沉 潛於深處的中國表象,釐清日本近現代作家對中國文化之詮釋。透過此

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書可對日本近現代作家內心深處之中國情懷有更客觀、更深入之了解。

ISBN:978-986-03-2475-4 精裝/ 560 元/ 2012 年 4 月

日本中世文学における儒釈道典籍の受容 ─ 『 沙石集 』 と『 徒然草 』 ─ 曹景惠 著

日本学研究叢書 4 ISBN:978-986-03-1725-1 精裝/ 700 元/ 2012 年 2 月

本書は、日本中世文学の代表的作品、『沙石集』と『徒然草』との両書 における儒家典籍・道家典籍及び仏教典籍の受容の様相を綿密に考察 したものである。儒道典籍の受容については、本文だけでなく、『老子 河上公注』『論語集解』『論語義疏』などの古注釈書が『沙石集』や『徒 然草』に多大な影響を与えていることを実証した。また、中世において 台頭する儒釈道三教一致の時代思潮をも視野に入れ、『沙石集』と『徒 然草』における儒釈道三教の融和的受容の実態を明らかにした。本書は 従来の研究から踏み出し、新見を提示している。日本漢文学・中世文 学研究に新たな刺激を与える論考である。 本書旨在探討日本中世文學代表作──《沙石集》與《徒然草》兩書攝入 中國儒家、道家與佛教典籍及其思想的所呈樣貌。在儒道典籍方面,本 書不僅關注文本章句本身,更論證《老子河上公注》、《論語集解》與《論 語義疏》等古注釋書影響《沙石集》、《徒然草》內容甚深。另外,亦以日 本中世盛行的三教一致思想為基礎,闡明《沙石集》與《徒然草》儒釋道 三教融合思想的實質內涵。本書內容跳脫以往研究,提出新的創見,對 現今日本漢文學、中世文學研究等領域,皆具相當大的激勵作用。

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東アジア龍船競漕の研究 ─台湾・長崎・沖縄の比較─ 黃麗雲 著 龍、そのものは現代以前は見えない農業神(水神、雨神など)のように 信仰されてきた。龍船は龍を見える形で行事化したもので、端午の節 句の龍舟競漕が有名である。本書では、島国という共通の特質を持つ 長崎、沖縄、台湾を比較対象として選んだ。三地域とも龍神信仰と龍 舟競漕を中国から受け継いで、自国の文化と融合させた点に共通性が 見られる。そして、三地域における龍舟競漕の特質及びそれぞれの民 俗性が歴史的要素によって多様な文化現象を形成していったことをこ れまでの研究成果を踏まえて、新視点を見出している。

日本学研究叢書5

龍,在現代以前是作為看不見的農業神 ( 水神、雨神 ) 被崇拜。龍船則是

ISBN:978-986-03-8165-8 精裝/ 800 元/ 2013 年 10 月

這個共通特質將長崎、沖繩、臺灣選作比較對象。三個區域皆有從中國

將龍具體化成為一個儀式,以端午節的龍舟競賽而聞名。這本書由島國 接收龍神信仰與龍舟競賽,並融入自有文化的共通點。本書承繼以往針 對三個區域的龍舟競賽特質,及各自的民俗性等歷史要素所形成的多樣 化文化現象等研究成果,進一步提出新看法。

現代日本語造語の諸相 林慧君 著 本書の特徴として、まず、対照比較の対象多様化 ( 日本語内の外来語と 漢語、また日本語と中国語 ) が挙げられるが、これを通して、日本語に おける造語の本質や特徴をより広く客観的に論述している。なお、本 書では、意味や構文、さらには認知言語学的な面からの語の派生シス テムの面での比較に研究の手法を広げており、従来の研究を大きく超 えている。日本語における造語の研究、そして中国語との対照研究な どにも意義ある見解を提示している。 本書的特點,其一是對照比較之研究對象的多元性(包括日語本身的外來 語及漢語,以及日語與中文),藉此客觀廣泛地探討日語構詞之本質及

日本学研究叢書6 ISBN:978-986-03-6268-8 精裝/ 880 元/ 2013 年 2 月

特徵;其次,本書不僅以語意及句法的角度,更以認知語言學的研究手 法,對日語詞綴詞素其衍生結構層面上的種種問題,提出深富意義的學 術見解。本書在日語構詞研究以及與中文對比研究等領域上,開拓出嶄 新的研究視野。

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転換中の EU と「 東アジア共同体 」 ─台湾から世界を考える─ 徐興慶、陳永峰 編

日本学研究叢書7 ISBN:978-986-03-2256-9 精裝/ 720 元/ 2012 年 3 月

本書の諸論考では、現代世界、アジアが直面する諸問題が様々な角度 から論じられている。論者は台湾、韓国、日本にまたがり、論者の視 点、方向性も必ずしも同じでない。しかしこうした諸論考に共通した ものがあるとするならば、激動するアジア、さらには世界にあって、 紛争を防止し、平和を確保せんとする各執筆者の熱い思いである。人 間相互間の理解を欠くとき、経済交流には逆に対立を醸成する契機が 秘められていることはこれまた歴史の示すところである。この意味で 本書の諸論考から読者が、改めて現代世界に対する関心を呼び覚まさ れ、相互に議論を深められていく上で一助となるならば、執筆者に とって望外の幸せである。 本書從各種角度針對現代世界、亞洲所面對的諸多問題進行探討。執筆 者國籍包含臺灣、韓國、日本,其論述觀點與角度必然有所不同。而這 些論點的共通性,就是聚焦於情勢瞬變的亞洲,以及各執筆者避免世界 流於紛爭、確保和平的想法。歷史的教訓告訴我們,當人類彼此缺乏諒 解,就會在經濟交流中造成對立。盼讀者透過本書增加對世界的關注, 並深化彼此的議論。

近代東アジアのアポリア 徐興慶 編 本書の論考は、台湾・中国・韓国・日本の研究者がそれぞれの独自の 視点から、「近代東アジアのアポリア」としての課題を提示したもので ある。「『近代』とは何か」、あるいは「『東アジア』とは何か」、さら には「『東アジアにとっての近代』とは何か」、そして、それらは今な お、「何であり続けているのか」という問いかけにほかならないのであ る。本書では、資料の博捜と該博な学識に裏付けられた重厚かつヴィ ヴィッドな論文が収められており、東アジアにおける未解決な問題そ のものの根源を問い返すためのヒントが、賢明なる読者のために提供 されている。

日本学研究叢書8 ISBN:978-986-03-8637-0 精裝/ 800 元/ 2014 年 1 月

本書藉由臺灣、中國、韓國、日本等地研究者從各自的觀點出發,論述 「近代東亞的困境」。本書欲探討「何謂『近代』」、「何謂『東亞』」、「何 謂『東亞的近代』」等問題,雖過去已有許多此類論述,而這些問題「為 何至今仍然存在」即是本書探究之重要課題。本書不僅廣徵博引,各篇皆 以淵博的學術思想背景做為基礎,選出饒富啟發性、學術性的文章,呈 現給讀者。對於如何反思這些存在於東亞之間有待解決的問題根源的線 索,有諸多精闢見解。

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朱子学と近世・近代の東アジア 井上克人、黃俊傑、陶德民 編 本書は、西欧近代化によってもたらされた科学技術文明とそれに伴う 危機的状況を踏まえ、朱子学がもつ今日的意義─科学至上主義的な物 質文明の克服および「仁」に基づく共生社会の構築と環境倫理の実現 に大きな役割が期待できること─を確認すると同時に、近世近代の中 国・日本・朝鮮における朱子学・陽明学など諸学派の多様な展開と相 克の状況をテキストに対する厳密な吟味によって検討した。 本書透過西歐近代化所帶來的科學技術文明與社會、生態方面的危機, 重新確認朱子學所具有的現代意義,提倡建構以「仁」為核心價值的共生

日本学研究叢書 9

社會與環境倫理。同時透過許多相關文獻,仔細檢討近世、近代中日韓 各國朱子學、陽明學等學派的多樣化發展及其對立互動的複雜狀況。

ISBN:978-986-03-2257-6 精裝/ 1,250 元/ 2012 年 3 月

明治日本における台湾像の形成 ─新聞メディアによる 1874 年 「 台湾事件 」 の表象─ 陳萱 著 一般の日本人は、1874 年の「台湾事件」をきっかけに台湾の存在を知 るようになった。「台湾事件」に関する新聞の報道は、海外の新聞記事 の翻訳や『東京日日新聞』での連載記事を通じて、徐々に事件がより詳 しく報道されるようになり、日本人の台湾像に多大な影響を及ぼして いった。本書は、当時ようやく発達しはじめた新聞に記載された台湾 に関する多様な言説を広範な角度から分析することで、日本における 台湾認識の形成という問題に焦点をあて、日本における台湾像の形成 を跡付けたものである。

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一般的日本人以 1874 年的「臺灣事件」(牡丹社事件)為契機,開始知道

ISBN:978-986-03-8255-6 精裝/ 650 元/ 2013 年 10 月

翻譯國外報紙的報導,及《東京日日新聞》上的連載,事件的詳細內容才

臺灣的存在並進一步地認識臺灣。「臺灣事件」相關的新聞報導乃是透過 逐漸為人所知,大大影響了日本人對臺灣的想像。本書探討當時才正起 步的日本新聞媒體中關於臺灣的多樣性言論,從多種角度分析當時新聞 媒體中關於臺灣報導的言論,進而了解日本人所抱持的臺灣印象是如何 形成的。

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日本昔話語彙の研究 林立萍 著 日本語教育の世界で「昔話」はこれまであまり注目されてこなかった。 しかし、「昔話」は子どもに語りかける話であることから、そのことば の容易さの点で日本語の基礎的な学習に、またその内容の点で日本の 伝統文化や庶民の生活の理解に適している。本書は、昔話に使用され ている語彙を計量的に処理する比較語彙研究の手法によって分析し、 昔話の基本語彙や、その語彙の性格を明確にしている。そして昔話が 日本語教育においてどの段階で利用できるのか、日本文化の理解にお いてどのような面で活用できるのかを指摘している。 至今,鮮少從日語教育的觀點討論「日本昔話」。然而,由於「日本昔

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話」是以兒童為主要聽眾,為便於兒童學習,推測所使用的詞彙難度應該

ISBN:978-986-350-005-6 精裝/ 750 元/ 2014 年 3 月

不高。即使本身缺乏文藝性,但隨處所浮現之庶民的情感與生活文化, 實為珍貴之語料。本書從語言與文化接觸面之詞彙切入,從詞彙量的角 度觀察其樣態並試圖建構日本昔話的基礎詞彙,期了解其是否有益於日 語學習及日本文化之認識,或是該如何活用才能對學習日語及接觸日本 文化有所助益。

非断定的表現 「 ( し ) そうだ」 に関する語用論的考察 黃鈺涵 著 本書は、「( し ) そうだ」を対象に、元来「様態」を表す用法から断言を 控えた「非断定的表現」へと派生した言語現象に注目し、文章や談話にお ける使用状況を考察し、その背景にある語用論的要素を明らかにしよ うとするものである。命題の属性と話者の発言権、表現意図と発話機 能、構文という三つの側面から考察すると同時に、「( し ) そうだ」が非 断定的表現として使用される際に共起しやすい表現や典型的な用法も 整理し、その分類モデルを立ち上げる。更に、「( し ) そうだ」の機能分 類により教材分析を行い、日本語教育への提案も試みる。 本書以日文「( し ) そうだ」為對象,著眼於由「樣態」用法所衍生出的「非

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斷定表現」語言現象,考察其文章及談話中的使用狀況,並闡明語境中所

ISBN:978-986-350-004-9 精裝/ 500 元/ 2014 年 2 月

存在的語用論要素。從「命題的屬性與話者的發言權」、「表現意圖與發 話機能」、「句型」三個層面考察,歸納出「( し ) そうだ」的典型用法及使 用語境,進而建構非斷定表現的分類模型。此外,亦根據「( し ) そうだ」 的機能分類進行教材分析,提出具體的日語教學提案。

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詩に興り礼に立つ ─中井竹山における『 詩経 』 学と礼学思想の研究─ 田世民 著 近世日本の経世論を捉える時よく中井竹山とその『草茅危言』を引き合 いに出される。しかし、竹山の他の著述、特に稿本として残されたも のを取り上げてその思想を正面から捉える研究は低調である。本書は 竹山の経学著作なかでも『詩断』『礼断』といった稿本を取り上げて、 その『詩経』学と礼学の思想に迫る。また、弟の履軒の説と比較してそ の異同を考える。さらに、徂徠学や崎門派への批判をベースに諸学を 相対化しながら自己の学を創り出していった竹山の思想を、懐徳堂と その周辺の知的ネットワークに置いて捉える。

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學界在論述近世日本的經世思想時,經常提起中井竹山及其經世論著《草

ISBN:978-986-350-009-4 精裝/ 550 元/ 2014 年 4 月

並以此探究他的思想內容。本書利用竹山的經學著作,尤其是《詩斷》、

茅危言》。然而,極少論及竹山其他的著作,特別是以稿本存世的論著, 《禮斷》等稿本,來探索他的《詩經》學與禮學思想,並比較竹山與履軒 思想的異同。更進一步地,將竹山以對抗徂徠學及崎門學者為基礎而建 立一己之學的思想,置於懷德堂及其周圍知識網絡的脈絡探討其意義。

台湾法における日本的要素 王泰升 著 本書は、著者の日本語訳された論文 10 本をまとめたものである。日 本が台湾法史において、どのような役割を果たし影響を与えたかを詳 細に論じ、台湾における多元的な法文化に見られる日本的要素につい て明らかにした。本書を通じて、日本語に通じる読者は、台湾と日本 が法律の発展上共有してきた歴史経験に対する理解が深まり、両国の 人々の相互理解が進むであろう。 本書係從作者被翻譯為日本語的論文中選取出十篇,以闡釋日本在臺灣 法律史上曾扮演的角色或產生的影響,展現出具有多元法律文化的臺灣

日本学研究叢書 14 ISBN:978-986-350-017-9 精裝/ 950 元/ 2014 年 6 月

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當中所蘊含的日本元素。透過本書,可讓熟悉日本語的讀者深入理解臺 灣與日本在法律發展上共同擁有的歷史經驗,並增進兩國人民間的相互 了解。


石川啄木詩歌研究への射程 林水福、太田登 編

日本学研究叢書 15 ISBN:978-986-350-039-1 精裝/ 600 元/ 2014 年 10 月

石川啄木(1886-1912)の詩歌をはずして日本の近代詩歌史を精密に語 ることはできない。それほどに石川啄木の詩歌は、詩歌研究全般にか かわる、多様で豊潤な表現方法や問題意識を内包している。たとえば 本書の諸論考では、啄木詩歌における表現について、思想、歴史、受 容、定型、韻律、修辞、歌語などの多角的で先進的な視点から論じら れているように、詩歌研究への射程がいかに計り知れない奥行きをも つものであるか、が理解できよう。本書の論考によって、多くの読者 が啄木詩歌の発想と表現がもたらす清新な韻文の魅力を味覚するにと どまらず、編者としては詩歌研究そのものの発展が国際日本学の深化 に寄与することを、心から期待している。 要細說日本近代詩歌史,則無法忽略石川啄木(1886-1912)的詩歌,因為 石川啄木的詩歌涵蓋了豐富多樣的表現方法及問題意識,與整體詩歌研 究息息相關。本書各篇論文從思想、歷史、接受、定型、韻律、修辭、 歌語等多方視角與前衛的觀點,探討石川啄木的詩歌表現,可見詩歌研 究是具有如此深不可測的內涵。透過本書,不僅期許讀者們可以玩味啄 木詩歌中,他的發想和表現所帶來韻文清新的魅力,身為本書編者也由 衷期許透過詩歌研究的發展,深化國際日本學研究。

台湾に生まれ育つ台日国際児のバイリンガリズム 服部美貴 著 海外で子どもを育てる親にとって、ことばの習得をはじめとする子ど もの教育は大きな関心事である。台湾の学校に通う日本にルーツを持 つ子どもたちを対象にした日本語継承活動が、台湾各地で保護者たち の完全自主運営によって行われている。本書の前半では、台北日本語 授業校を中心に、そうした各地の日本語継承活動の現状と課題を詳述 した。後半は、台北日本語授業校で学んだ台日国際児たちを対象とし た事例研究である。台湾に生まれ育ち台湾の学校に通う彼らが、どの ように日本語と関わり、国際児としてどのような経験をし、どのよう な意識を持っているのかについて、縦断的調査に基づき考察を行った。

日本学研究叢書 16 ISBN:978-986-350-064-3 精裝/ 680 元/ 2015 年 2 月

對於在海外扶養孩子的父母親而言,以語言學習為首之孩童教育問題是 人人最關心的議題。目前在臺灣各地,以在臺灣學校就學且擁有日本血 緣之兒童為對象之日語母語教育活動,皆由兒童家長們自主發起及運行 中。本書前半部以臺北日本語授課校為中心,詳述如上之臺灣各地日語 母語教育現況及待思考的課題;後半部則是,以在臺北日本語授課校就 學之臺日混血兒為對象的案例研究。關於在臺灣出生成長並在臺灣學校 就學的孩童們,在日常生活中如何使用日語、以混血兒的身分經歷了何 種人生經驗、對此之感受及意識等問題,進行了縱斷式的調查研究。

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自由・平等・植民地性 ─台湾における植民地教育制度の形成─ 山本和行 著 台湾の近代的教育制度は、いかなる歴史的条件に規定され、「植民地 性」を帯びたものとして形成されるに至ったのか。本書では、台湾が 日本の植民地となった 1890 年代に日本「內地」の教育界で議論されて いた、教育の「自由と平等」、「国家と地域」をめぐる議論に注目し、 1890 年代における「內地」日本と「外地」台湾の双方における教育制度 形成の展開過程について検討する。そのうえで、台湾の教育制度がさ まざまな時代要因のなかで、結果として「植民地性」を付与されるに至 るプロセスを、具体的・実証的な視点から明らかにする。

日本学研究叢書 17 ISBN:978-986-350-072-8 精裝/ 800 元/ 2015 年 5 月

本書的課題,是解釋臺灣近代「殖民地性」的教育制度,在哪些歷史條件 影響下形成。本書關注 1890 年代在日本「內地」教育界討論的教育問題, 「自由與平等」、「國家與地域」,也檢討 1890 年代在「內地」日本與「外 地」臺灣,雙方教育制度的形成過程。在這些考察成果上,試圖具體地解 釋臺灣近代教育制度,在各式各樣的時代因素下,最終獲得「殖民地性」 的過程。

帝国日本の教育総力戦 ─植民地の「 国民学校 」 制度と初等義務教育政策の研究─ 林琪禎 著 本書でいう国民学校とは、帝国日本がアジア太平洋戦争期に施した初 等教育制度である。当時、従来の尋常小学校はすべて国民学校という 名称に変更され、義務教育も植民地で実施された。国民学校制度の最 大の特徴は、日本内地だけでなく植民地台湾と朝鮮で同時に確立した 点にあり、そこには大きな意味合いが含まれる。本書はこの制度をと りあげ、帝国統合の難問が戦時期に直面せざるをえなかった側面を描 き出す。 本書所探討的國民學校,是日本帝國於太平洋戰爭期間所推行的初等教

日本学研究叢書 18 ISBN:978-986-350-077-3 精裝/ 760 元/ 2015 年 6 月

育制度,將原本的小學校悉數改制為國民學校,殖民地的義務教育也在 此時獲得實施。國民學校最大的特徵,在於連同殖民地的臺灣及朝鮮同 時一起施行,背後代表的意義很大,具有進一步探討的價值。本書即是 透過對此問題的探討,思考日本帝國在帝國統合上所面臨的艱難課題。

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日本統治期台湾における訳者及び「 翻訳 」 活動 ─植民地統治と言語文化の錯綜関係─ 楊承淑 編

日本学研究叢書 19 ISBN:978-986-350-095-7 精裝/ 900 元/ 2015 年 12 月

本書は台湾の植民地統治を研究対象とし、その時期の訳者と翻訳活動 の探求を主旨としたもので、主として植民地統治下における訳者の役 割としての機能及び訳者の言語文化における翻訳活動にある。アジア において過去に植民地を最も広く有した日本もまた、同様にその歴史 研究(日本史学であれ東洋史学であれ)において、アジアでの日本の植 民地支配の歴史を正視していない。本書は以上の視点に基づき、訳者 の内在的視点と外在的活動を通して、植民地時期において統治者と被 統治者を介在した証人としての訳者の言述に対して、考察と分析を深 めようとするものである。 本書以臺灣日治時期的殖民統治為研究範疇,並以探討該時期的譯者與 翻譯活動為主旨,主要在於殖民統治下的譯者角色功能,以及譯者在語 言文化上的「翻譯」活動。亞洲過去殖民統治區域最廣的日本,也同樣未 在其歷史研究 ( 無論在日本史或東洋史 ) 中,正視日本在亞洲的殖民歷 史。寄望透過譯者的內在視角與外在活動,將殖民時期介乎統治者與被 統治者的見證人──譯者的言述,進行深入的探究與剖析。

東アジア情勢の変動とアベノミクスの影響 蘇顯揚、魏聰哲 編 最近の東アジア経済情勢には比較的大きな変化が見られ、中、日、韓 の三カ国でいずれもリーダーが交代したのみならず、新たな経済政策 も打ち出された。特に日本の安倍政権は大胆な金融緩和政策、機動的 な財政政策、それに成長戦略からなる「アベノミクス」の三本の矢を打 ち出し、これまでの「失われた 20 年」の日本経済を立て直すことが期 待され、注目を集めている。台、日、韓等から学者や専門家がアベノ ミクスの概要と各国への影響、台日企業連携の契機等の角度から、そ れぞれ東アジア情勢が転換する中、日本のアベノミクスの実施がもた らす影響について分析した。

日本学研究叢書 20 ISBN:978-986-350-121-3 精裝/ 760 元/ 2015 年 12 月

有鑑於最近東亞經濟局勢有較大的變化,中、日、韓三國均替換領導 人,同時祭出經濟新政策,尤其是日本安倍政權推出「安倍經濟學」三支 箭,包括大幅金融寬鬆對策、機動性的財政政策以及成長戰略等,希望 拉抬過去「迷失的 20 年」的日本經濟,而備受注目。來自臺、日、韓等 地的學者專家分別由安倍經濟學的內涵及其對各國的影響,還有臺日企 業合作契機等角度來分析東亞局勢轉變下,日本安倍經濟學的實施所帶 來的影響。

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思想史から東アジアを考える 辻本雅史、徐興慶 編

日本学研究叢書 21 ISBN:978-986-350-149-7 精裝/ 760 元/ 2016 年 3 月

本書は、思想史の方法で、「東アジア」という圏域を考えようとした論 文集。「東アジア」とは中国、日本、韓国に琉球や台湾を包含した圏域 のことである。これまで思想や歴史などの領域では、無自覚なままに 一国を単位に問いを立てる研究が多かったが、本書では自覚的にそれ は避けられている。一国を取り上げる場合にも、必ず比較の視点を通 したアプローチによって、外に広がる方向を指向している。西洋近代 との相関やその形態、植民地や翻訳の主題も取り上げられる。台湾大 学日本研究センターは、「外部」の視点から複数形の日本研究(「国際 日本学」研究)の展開を目指しているが、本書はそのひとつの実践成果 である。 本書乃運用思想史的方法來思考「東亞」地域的一本論文集。所謂「東 亞」,其範圍包括中國、日本、韓國、琉球、臺灣。至今為止,思想、歷 史等領域之研究,設問時大多不自覺地以單一國家為單位,本書則有意 識地避免此情形。即使研究單一國家,也必定透過比較的觀點為途徑, 藉此向外部擴展。同時亦囊括與西洋近代的相關性及其型態、殖民地、 翻譯等議題。以「外部」的觀點發展多樣性的日本研究(「國際日本學」研 究),是臺灣大學日本研究中心的發展目標,而本書為其實踐成果之一。

東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流 ─メディアを中心に─ 梁蘊嫻 編 本書は、台湾・日本を含めた東アジアにおける文化交流・伝播の様態 に迫り、異文化がどのようにメディアを通じて、どのように影響し合 い、そしてどのような新しい文化が形成されるかを考えるものである。 ここでは「文学」「思想」「言語」という三つの視点から、メディアに よる文化の再形成について検討しているが、「メディア」を取り入れる ことによって、既存の学問領域、すなわち大学の学科に分類されるよ うな枠を超えて、横断的に議論する場を作るというのが、本書の目的 である。

日本学研究叢書 22

本書以台灣、日本及整個東亞的文化交流與傳播為軸心,審視傳播文化

ISBN:978-986-350-176-3 精裝/ 760 元/ 2016 年 8 月

影響,進而產生新的文化。在本書中,以「文學」、「思想」、「語言」之

的媒體之演變與文化傳承方式的關係,探討異文化如何透過媒體,相互 三種範疇,探討媒體所帶來的文化重建現象。希冀以「媒體」為主題、打 破以往既有的學術框架(亦即是大學裡的學系分類),提供一個跨領域的 討論空間是本書最大之目的。

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福島事故後台日エネルギー政策の変換と原子力協力 謝牧謙、石門環 編 日本と台湾は同じくエネルギー資源に乏しく、地政学的にも両国は一 蓮托生の関係にある、しかしながら福島事故後、台湾は日本とは逆に 「脱原発」に走る。その背景には (1) 原子力発電に対する国民の不安の 高まりと (2) ポピュリズム政治等に両国文化の差異性に起因する。但 し、今後 (1) 放射性廃棄物処分 (2) 原発廃炉措置 (3) 国民のコンセンサ スなどについては両国共通の問題であり、この分野において相互理解 を深め、お互いに協力すべきである。本書が今後エネルギー分野の日 台協力に役立てれば幸いである。 日本與台灣同為缺乏資源的國家,地緣政治上兩國亦屬生命共同體。但

日本学研究叢書 23

是福島事故後,台灣與日本相反,走向「非核家園」。究其原因為 (1) 國

ISBN:978-986-350-234-0 精裝/ 760 元/ 2017 年 5 月

異性而引起。但今後 (1) 核廢料處置 (2) 核電廠除役及 (3) 民眾共識的建

民對核能安全的疑慮高漲和 (2) 迎合大眾的民粹政治上,有兩國文化的差 立等是兩國共通的問題,在此領域兩國應相互深入理解,並互相合作。 寄望本書的出版有助於今後台日兩國在能源領域的合作。

鎖国と開国―近世日本の内と外― 辻本雅史、劉序楓 編 「鎖国」体制は、日本近世の「内」と「外」のはざまで選択された対外政 策である。本書は、「鎖国」「開国」をめぐって、台湾の地で、日本、 韓国、オランダの専門家たちをまじえて交わした議論をまとめた論文 集である。つまり現代の研究者たちの「内」と「外」が交差した議論の 成果である。これまでの日本近世史研究の一環としての議論を越えて、 東アジアはもとより、ヨーロッパ、太平洋など地球世界の世界史的動 向のなかで、日本近世が選択した「鎖国」体制とその変容過程を、全体 としてとらえる視点と論点が、多様に提示されている。 「鎖國」體制是日本近世在「內」、「外」夾縫中所選擇的對外政策。本書

日本学研究叢書 24

是圍繞「鎖國」、「開國」問題,在台灣聚集日本、韓國、荷蘭專家於一

ISBN:978-986-350-243-2 精裝/ 760 元/ 2017 年 9 月

堂,相互討論而彙整的論文集,也就是現代研究者之「內」與「外」交叉 議論的成果。超越以往僅以日本近世史研究之一環的討論,本書不限於 東亞,更擴及歐洲、環太平洋等,在全球化的世界史動向中,對日本近 世選擇的「鎖國」體制及其變化過程,提出宏觀及多樣的論點。

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西川満研究̶台湾文学史の視座から− 陳藻香 著 本書は、今まで日本文学史書に全く見出すことのできなかった日本領 台時代台湾における文学活動の記録を、散乱した資料の中から蒐集 し、整理し、系統化させ、その時代における日本文学活動の輪郭を描 きだしました。その中で、風雲を叱咤する寵児のごとく出現し、未だ 十分に灌漑されていない土壌に文芸の花を咲かせ、論議を招いた西川 満という作家の真の姿を明らかにしました。 本書主要蒐集、窺探日治時代的日人作家西川滿在台灣的文學活動與創 作軌跡。藉由系統化的資料整理與文獻探討,作者不僅自台灣文學史的

日本学研究叢書 25 ISBN:978-986-350-257-9 精裝/ 940 元/ 2017 年 11 月

視角,描繪了西川滿接受台灣文化及文學影響的歷程,也善用西川滿之 第一手資料,強調其創作與台灣這塊土地之間的密切聯繫,對於台日文 學關係研究具有一定的學術貢獻。

漱石と〈 時代 〉 ―没後百年に読み拓く― 范淑文 編

日本学研究叢書 26 ISBN:978-986-350-263-0 精裝/ 760 元/ 2018 年 3 月

歳月を経てもその作品がなおも広く愛読される作家は限られる。明治 の大文豪夏目漱石はその好例である。日本型近代化が一段落した 20 世 紀初頭に誕生した漱石文学は、当時の社会問題や時代の思潮、さらに は作家自身が抱える悩みなどを切実に紡いでいる。それが故、隠喩表 現も多く奥が深い。だが、当時不可視的とされたものも時代が変われ ば、可視的になる。時代を越え異なる価値観を持つ読者や、空間の異 なった異文化の読者は、創作時と異なった視点より読み解くため、新 たな捉え方は無限にあり得るだろう。本書は百歳を超えた漱石文学の メッセージを 21 世紀の世に向けた指針として新たな視座、新たな捉え 方で読み拓こうとする画期的な力作である。 誕生於二十世紀初,日本近代化告一段落的漱石文學,真切地描繪出當 時的社會問題、當下文化思潮的反映,以及作家自身的苦惱。不僅如 此,漱石文學也因涉及許多隱喻表現而意義深遠。本書以向二十一世紀 傳遞百年漱石文學的訊息為方針,透過嶄新的視角與觀點,力闢深入的 解讀,堪稱一部劃時代的漱石研究著作。

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東アジアにおける知の交流―越境・記憶・共生― 林淑丹、陳明姿 編

日本学研究叢書 27

近代以後の世界において、資本は移動する範囲を徐々に拡大し、情報 化やグローバル化以後はその加速度をますます強めつつある。それは 人間たちの移動と定住の布置関係に影響を及ぼし、文化変容のダイナ ミズムに地殻変動をもたらしている。東アジアにおけるさまざまな文 化事象を考える際にも、地域やジャンルを横断する思考が求められて いる。個々の地域に固有の出来事と見える場合でも、それらはエスニッ クな想像やテクノロジー、経済、メディアを介して流布する言説などに よって、重層的かつ乖離的に織り合わされている。こうした状況のも と、東アジア圏のさまざまな共同体において分有されてきた記憶が、 人々の越境を通じて再編成されていくありようを考察することが、学 問的に重要な課題となる。

ISBN:978-986-35-0274-6 精裝/ 560 元/ 2018 年 5 月

近代以降的世界,資本流動範圍逐漸擴張,日益資訊化與國際化的同 時,更加速了資本的擴展。這種情形影響了人們移動與定居的分布,對 於文化面貌也帶來相當大的改變。東亞各國語言文化雖各有不同,仍有 橫跨地域、跨領域的事實,透過民族想像、科技、經濟、媒體的營造, 這些交流的情況不僅演變成複雜的社會現象,也成為值得人們深思、討 論的課題。

近代日本の中国学 廖欽彬、高木智見 編

日本学研究叢書 28 ISBN:978-986-350-277-7 精裝/ 690 元/ 2018 年 9 月

本書のテーマ「近代日本の中国学」が暗示するように、近代以降の日本 における知的システムや世界観の転換に、伝統の中国学はいかに形作 られ、変貌を遂げてきたのか、という問いは二十一世紀の現在におい て、改めてさまざまな角度から検討されなければならない。というの は、その問いを発するのは、もはや日本人、あるいは単一文化圏の人々 に限るべきではないからだ。本書の論文執筆者のほとんどは、外部の 他者として、異文化の立場から、自己と他者を相対化する意欲を示し ながら、従来の近代日本の中国学研究に異を唱え、さらに現代学術の 潮流とも言うべき cross-cultural perspective から生まれ出たものの見方 や考え方を提供しようと試みた。 近代以降,日本知識體系或世界觀的轉換過程中,日本傳統的漢學以何 種方式被塑造並改變其面貌?透過回應前述提問,本書旨在說明,懷有 此問題意識者,不應僅限於日本文化圈、甚至單一文化圈的人,以求從 多元角度加以檢視與反思此跨文化研究之論述。本書論文的執筆者,多 以身為日本文化圈之外的看視者,探究近代日本漢學等相關議題。他們 從其自身文化的觀點出發,一方面展露出此種立場乃奠基於自我與他者 之間的相對性,另一方面亦企圖對以往的近代日本漢學研究提出討論與 展望,藉此向讀者揭示「跨文化視域」中,東、西雙方彼此的觀察態度及 其思考方式。

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伊沢修二と台湾 木下知威 編

日本学研究叢書 29 ISBN:978-986-350-282-1 精裝/ 1,200 元/ 2018 年 11 月

伊沢修二は文部省と台湾総督府に勤務することで教育行政に関わり、 または国家教育社で教育の啓蒙をおこない、楽石社をひらいて吃音矯 正事業を推し進めた。伊沢は、近代日本における国民の言語の成立を 検討するさいに欠かすことのできない人物である。本書はこれらの課 題に着目し、二部で構成している。第一部では、伊沢の多面にわたる 業績についての諸研究を総合的に検討する。第二部では学問領域を超 えて伊沢と日本・台湾をめぐる言語と教育の諸課題を明らかにするべ く、吃音矯正、盲唖教育、乃木希典遺髪碑の建立計画、台湾語教育、 中国語教育、伊沢沒後の顕彰活動を主題にした五本の論文で構成して いる。 伊澤修二任職於文部省與臺灣總督府,不僅負責教育方面的行政事務、 創立國家教育社推行教育啟蒙,也創辦樂石社以推動口吃矯正教育。欲 探索近代日本國民語言的奠基事業與成就,伊澤修二是不可避談的人 物。本書試圖處理上述課題,第一部分收錄與伊澤修二相關的先行研 究,綜合性地檢視伊澤修二在各個領域留下的成就;第二部份討論主題 包含:口吃矯正、盲啞教育、乃木希典遺髮碑的建立計畫、臺語教育、 中文教育,以及伊澤修二逝世後的紀念表揚活動,探究伊澤修二在臺 日,甚至東亞語言暨文化交流的進程中,扮演的角色及其意義。

十七世紀の東アジア文化交流―黄檗宗を中心に― 徐興慶、劉序楓 編 本書は、17 世紀以降、徳川社会の宗教の発展および政治、社会、経済 ないし言語などのあらゆる面の複雑性を検討するとともに、日本で発 展した黄檗文化が東アジア文化交流の思想体系において、歴史的に如 何に位置づけられるべきかという研究課題を取り上げる。とりわけ、 (1) 近世日本における「華僑」社会の形成と変遷、(2)17 世紀の黄檗文 化の伝播および人物、思想交流に関する議論、(3)唐通事、中国語(唐 話)の学習、長崎奉行に関する研究、(4)黄檗宗に関する日中文化交流 の研究、(5)独立性易の「越境」による思想変遷の研究。 本書探討 17 世紀以降,德川社會的宗教發展,以及日本政治、社會、經

日本学研究叢書 30

濟乃至語言等各種面向的複雜性,同時對東傳日本的黃檗文化在東亞文

ISBN:978-986-350-285-2 精裝/ 860 元/ 2018 年 6 月

化交流的思想體系給予歷史定位。研究課題包括:(1)近世日本「華僑」 社會的形成與變遷;(2)17 世紀黃檗文化的傳播及其人物、思想交流; (3)唐通事、中文(唐話)的學習和長崎奉行的相關研究;(4)黃檗宗的 日中文化交流研究;(5)「越境」與獨立性易的思想變遷等。

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宗教哲学の救済論―後期田辺哲学の研究― 廖欽彬 著 本書は京都学派の哲学者・田辺元の中、後期思想を、宗教哲学の観点 から探究したものである。作者は、従来とは異なる視点で、田辺の宗 教哲学の展開を論究し、西洋における宗教哲学の類型に異色を示す近 代日本の宗教哲学を浮き彫りにしようとした。最後に台湾という異文 化の観点から、台湾植民地時代の哲学者・洪耀勲の「実存」概念をめぐ る哲学的思索を論究しつつ、間文化的視点から田辺哲学との比較を試 みた。 本書主要以宗教哲學的觀點,來探討京都學派哲學家田邊元的中、後期 思想。作者以異於舊有的觀點,來研究田邊宗教哲學的發展,並試圖突

日本学研究叢書 31 ISBN:978-986-350-314-9 精裝/ 760 元/ 2018 年 11 月

顯出異於西方宗教哲學類型的近代日本宗教哲學。作者最後以台灣這一 異文化觀點,論究了台灣日治時期哲學家洪耀勳有關「實存」概念的哲學 思考,並從跨文化的視野和田邊哲學進行了比較。

近代日本哲学と東アジア 藤田正勝、林永強 編 本書では、「東アジア」という視点を設定し、東アジアのさまざまの国の 研究者が参加して、近代日本哲学の歴史や現状、それがもつ意義、さ らにはその課題を広い視点から考察することを試みた。第一部「東アジ アという視点から見た日本近代哲学」では、そのような観点から書かれ た論文三点を収めた。それとともに、第二部「東洋哲学と日本哲学」に おいては、井筒俊彦や和辻哲郎、山内得立など、近代日本の個々の哲 学者の思想の特徴や意義を、東洋哲学、たとえば仏教や儒学思想との 関わりに目を向けて考察した論考五点を収めた。 本書網羅東亞各國的研究者,以「東亞」為視點,探討近代日本哲學的

日本学研究叢書 32

歷史、現狀,及其所代表的意義,嘗試以較宏觀的視野來看近代日本哲

ISBN:978-986-350-337-8 精裝/ 760 元/ 2019 年 6 月

學研究這個課題。本書共分兩部,第一部「以東亞的角度看日本近代哲 學」,收錄了三篇以上述觀點探討近代日本哲學的論文。第二部「東亞哲 學與日本哲學」則收錄了五篇論文,分別探討近代日本哲學家井筒俊彥、 和辻哲郎、山內得立等人的思想特徵及其意義與東洋哲學,如佛教、儒 學思想之間的關聯。

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