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《ふるさと起業塾》農村六起プロジェクト [内閣府 地域社会雇用創造事業]

農 六レポート vol. 4 [ 震災特別号 ]

2010.6.1 - 2011.8.10


「破壊は前ぶれもなくやってきた」(※) 3月11日東日本を襲った大地震、大津波、それに続いた原発事故は、 私たちの経済・産業ばかりでなく、私たちの暮らしや生き方そのものに根底的な見直しを迫っている。 私たちは、復旧から復興への過程を通じて、 暮らしや生き方を再構築していかなければならないのである。 (※) :東日本 復 興 構 想 会 議「 復 興へ の 提 言 」前 文      

復 興計画の大きな柱の 一つに「 6次 産 業化 」が謳 われている 。 私たちが取り組 んで いる内閣 府 の地 域 社 会雇 用創 造事 業は 、 「農 村の6次 産 業 起 業 人材 育成プロジェクト(農 村 六 起 )」として 6次 産 業化を主体 的に担う人材を育成するもので 、 これは 3.11 後 の時 代と社 会 が 最も必 要としている人材である 。

私たちのプロジェクトで は 、インターンシップ 事 業と インキュベーション事 業において 被 災 地の 復 興 支 援にフォーカスしたプログラムを展開している 。 前者は被 災地 域で の 活 動を通して復旧・復 興の 一 端を 担いつつ 、 6次 産 業化 人材の育成 研 修を行うもので 、20 0 余 名の 研 修 生が 現 地に赴く 。 また、後 者に関しては「震 災復 興ビジネスプラン・コンペティション 」を 2011年9月11日、仙 台 の地において開 催する 。 当レポートは、これまで のビジネスプラン・コンペティションにおいて 、 被 災 地を起 業 地 域として認 定された「 ふるさと起 業 家 」たちの 奮闘の記 録 である。

農六レポート vol.4 [ 震災特別号 ]| Contents 座 談 会 | 東日本大 震 災への対応とN GO・NP Oの 役 割と期 待 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 被 災地のふるさと起 業 家レポート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10


「ふるさと起業家」である渡部さんの事業拠点「六丁目農園」 (宮城県仙台市)。 2011年3月11日の東日本大震災では、食器は全て割れ、 店内は壊滅的な被害状況だった。写真は震災1ヶ月前の店内の様子。 (詳細は10ページ)

“地 域 の 課 題 ” を 仕 事 に す る 。 www.furusatokigyo.net/nouroku/

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インキュベーションプログラム | 中間 報告 プログラム概 要

※本紙に掲載されている内容は、2011年8月10日時点の情報です。後に変更となる場合がありますので、予めご了承ください。


見城 美枝子

茂木 秀樹氏

大石 ゆい子氏

辻元 清美氏

認定NPO法人ふるさと回帰 支援センター理事長

宮城復興支援センター センター長

福島県相馬市 おひさまプロジェクト代表

衆議院議員、 防災ボランティア担当総理補佐官

座談会

東日本大震災への対応とNGO・NPOの役割と期待 ~新しい日本づくりをめざして~ 史上最悪といってもいい無残な爪あとを残している「東日本大震災」。 復興に対して、NGO・NPOに対する期待は大きい。 今回は、防災ボランティア担当の辻元清美総理補佐官とともに 現場で直接活動をしている方々を招いてお話いただいた。

NGO・NPO、ボランティアの力、 民の力に大きな期待

茂木 私は宮城県で、東北 6 県を対象に

までの国際交流をするボランティア活動

して、NPO 法人学割 net という教育関係、

をしてもらいます。今回の震災でも仮設

司 会  今 回 の「 東 日 本 大 震 災 」 で は

国際交流促進関係の事業をやっています。

住宅に移るとか民間のアパートを借りる

NPO、NGO、ボランティアのかかわりが

宮城県は京都に次いで学生の割合が多く

ときに家電、家具をお渡しするというこ

非常にクローズアップされています。い

て、日本人の大学生、専門学校生が毎年 3

とで、いままでやってきたことが生きて

ま何ができるのか、それぞれの立場から

万 5000 人ぐらい卒業しています。卒業し

いる部分があります。

ボランティアのあり方をお話しいただき、

て要らなくなった家電、家具をいただい

 宮城復興支援センターは、3 月 15 日に

今後日本がどう新しいかたちになってい

て、それを留学生に無償で渡しています。

立ち上げました。私は被災者ではないの

くのかというテーマで進めていきたいと

その代わり、 「30 時間ボランティア活動を

ですが、阪神大震災と中越地震にかかわっ

思います。

して」というように、幼稚園から中学校

た経験からして、今後 7 ~ 10 年ぐらいは

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システムづくりも含めて、宮城復興支援

村長も大変に努力をされて、本当に「東

し た。 情 報 が 大 事 だ と い う こ と で、 最

センターを維持する必要性があるだろう

北へ」という矢印でしたね。それが一夜

初はトラックに発電機と印刷機を

ということで、すでに 3 月 15 日の段階で

にして壊れた。でも、すぐにそれぞれ連

持 ち 込 ん で、「 デ イ リ ー ニ ー ズ 」 と

有償の職員を 4 人雇用して迅速な判断が

絡を取ってみると、もう一生懸命立ち上

いうかわら版みたいなものを出しました。

できる環境をつくりました。

がっていらっしゃるんですね。

屋根のブルーシート張りから、がれきの

大石 私は相馬市で「おひさまプロジェ

  た だ、 そ の 矢 印 も 今 回 の 原 発 の 問 題

片づけから、炊き出しから、いろいろやっ

クト」という活動をしています。震災が

で、また違った側面を出しました。福島

てきました。

起きるまでは文化庁の事業で、伝統文化

は特に美しく、東京にも近く、首都移転

あのときはボランティア元年と言われて、

を活用したまちづくりをやっていました。

でも第 1 候補で動いていたところです

爆発的にたくさんのボランティアの方が

飯舘村は、 「までい流」というライフスタ

が、 そ こ が 原 発 で の 大 汚 染 を 受 け て し

来られて、これは希望だとなった。 「ボラ

イルをずっと推進してきたので、そこを

まったわけです。

ンティア団体とかいろいろな団体が法人

フィールドに選んで、生き方に対して美

司会 少し補足しますと、うちは NPO

しい村ということで去年やっと指定にな

としては、全国の自治体との連携があり

りましたが、これからというときに、こ

ます。ですから自治体から一時避難の住

のようなことになってしまいました。

宅情報を出していただいて、うちのホー

 いま私はみんなのところに足を運ん

ムページに載せて、被災した自治体とお

で、 と り あ え ず 聞 き 取 り み た い な こ と

互いに直接やり取りしていただいて、一

を 中 心 に や っ て い ま す が、 う ち の 場 合

時避難をどんどん進めていこうというこ

は放射線量の数値が低いということで、

とをやっています。

市 長 の 判 断 で 籠 城 を 決 め ま し た。 市 に

格を取って活動しやすくなる法律が欧米

辻元 私は 1996 年に初当選しましたが、

は ほ か か ら も た く さ ん 来 ら れ て い て、

その前年まで、ピースボートという NGO

避難所に入れない方もいらっしゃいま

のメンバーでした。1983 年から 13 年間

し た。 で す か ら 私 と し て は、 そ う い っ

活動していました。学生時代に途上国の

にはある。日本の中ではまだ社会的に認

た 方 々 の 支 援 と、 あ と は 病 院、 介 護 施

支援とか国際交流を始めて、最初はサー

められないから、そういう法律をつくろ

設 の 支 援 で す。 う ち は 20 人 ぐ ら い の、

クルの延長線上みたいなかたちでしたが、

う」ということで NPO 法制定を公約に、

地元の小さな団体です。

いまの NPO のはしりというか、経済的に

翌年に立候補し当選しました。

見城 東北の大震災にあったところは宝

も自立させてソーシャルビジネス的な側

 今回の震災はものすごい規模ですから、

庫なんですね。景色や人情ももちろんそ

面を持たせながら、国際交流もして国内

行政と政府だけではどうしても対応しき

うですが、これからの日本の食料をどう

のネットワークもつくっていくという活

れない部分があって、NGO・NPO、ボラ

していくかというときに、ふるさと回帰

動を、アルバイトをしながらずっと続け

ンティアの力、民の力がとても大事だろ

支援センターとしては、都市と東北をど

てきました。

うと思ったので、当日はすぐにあちこち

う結ぶかということで大変期待をしてい

 95 年 に 阪 神 淡 路 大 震 災 が あ っ て、そ

のネットワークに電話をかけて、やれる

ました。また各県知事さんをはじめ、 市長、

のときに長田地区に入って支援しま

ことをやろうと発災直後から動き出した

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んですね。翌日も、72 時間後までに何を

それから、学生が学校を休んでボランティ

ちでもボランティアを入れていることが

するかということをやっていましたが、

アに行く場合は、単位にしてもらうため

回っていない原因です。そこで私たちは、

みんなガソリンがなくて現地に行きたく

に文科省から働きかけたり、今度岩手に

ボランティアに関して組織化とルール化

ても行けないというのが 2 日目でした。3

新しく復興連携センターをつくろうとし

をしました。

日目に、いきなり官房長官から官邸に来

ていますが、新しく NPO 法人を立ち上げ

 組織化とは、まずボランティアの種類

てくれと言われ、 「総理補佐官に」という

るのに 4 カ月もかかるので、手続きを簡

を二つに分け、最低 1 カ月入れるボラン

ことで、ニュースを見たら、もう枝野さ

略化することなどをやっています。国で

ティアをボランティアリーダーにして、

んがそれを言っている(笑) 。

しかできない制度の整備を一手に引き受

最低 1 週間入れる方をボランティアスタッ

 さっそく途上国支援の大きな団体の人

けて、一本化した窓口を設置して活動し

フとし、1 週間未満の方は全員お断りして、

たちなどに集まってもらって意見交換し、

ているところです。

ボランティア採用の依頼があったときに

内閣官房に「震災ボランティア連携室」 をつくってボランティア活動をサポート

ボランティアを被災地で有効活用 するための組織化とルール化

することにしました。道路が寸断されて

はボランティアリーダー 1 名と、依頼内 容によってボランティアスタッフを数名 入れてチームとして送ります。

自衛隊とか警察、消防、政府の車は緊急

茂木 いま、うちでは毎日だいたい 320

 ルール化の部分では、1 週間のボラン

車両で高速道路も何とか走れたんですが、

人送っていて、6 月には毎日 1000 人ぐら

ティアスタッフに関しては、入りが月曜

い送れるような仕組みをつくっています

日で出は金曜日としています。そうする

緊急車両扱いにすべきだ」ということで、

が、これは中越でも阪神大震災でもそう

と次の週に新しい人が入るのも月曜日な

優先給油もできるように調整をしました。

でしたが、1 日とか 2 日だけというかた

ので、ボランティアリーダーは月曜日だ

「NGO、NPO を含めてボランティア団体も

け指導をすればよくなります。ボランティ アリーダーが 1 カ月ごとに変わるときは、 31 日に入って出るのは次の月の 31 日と しているので、リーダー同士でやればい いわけです。  いま被災地、避難所の現場で起きてい るのは「ボランティアや物資が回ってい ない」ということです。自治体の職員の 方が管理をしているので、本来は自分の 町の再生、復興をやらなくてはいけない のに一切できません。ボランティアの仕 組みがしっかりできて、ボランティアリー ダーと職員が常に話をしていれば、そう いうよけいな作業をしなくてよくなるの ですが。

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東日本大震災への対応とNGO・NPOの役割と期待 ~新しい日本づくりをめざして~

 物資に関するうちの取り組みとして、

生、復興に力を入れることができます。

ね。私も半官半民みたいな人間で、政府

宮城県も置く場所がないとか、分配する

大石 ボランティアに関しては、とりあ

の人間からはちょっとうるさがられたり

指示系統ができていないということで、

えず放射能の問題があるので行政はボラ

するんだけど(笑) 、そこは頑張って言う

救援物資を受け付けません。うちは不要

ンティアを歓迎しているわけではないと

んです。

なものや作業を入れないために、社団法

いう事情があって、どちらかというとお

 今回は新しい動きもありました。東日

人中越防災安全推進機構さんと提携をし

断りしています。ボランティアはいわば

本大震災支援全国ネットワークができ、

て、私たちのセンターのバックアップセ

グレーの部分ですが、私たちのところは

全国の小さな NPO、NGO も含めて 500 団

ンターとして、まずは全国の物資を新潟

そこが少なくて、プロフェッショナルを

体ぐらいが加盟して、情報交換などでき

の長岡市に入れて、そこで全部仕分けを

要する部分がとても大きいということが

ないかという全国のつながりで政府とも

してもらっています。

あります。

定期協議をしています。内閣府、外務省、

 一番困るのは物資が一つの段ボールに

 それと、国から市町村に情報が来てい

警察庁、気象庁、防衛省の担当者を全部

混在していることなので、おむつはおむ

なくて、それよりも先にメディアから住

連れて出席しています。政府がずらっと

つ、缶詰は缶詰というように、一つの段

民のほうにいろいろな情報が行ってしま

並んで、 「各団体から各省庁に言いたいこ

ボールに 1 種類、そこに数量を書いて保

うので、住民は役場をたたき、役場はそ

とがあったら何でも言ってくれ」という、

管してもらい、送ってもらうときや現地

の対応に追われるという良くない循環で、

こういう協議の場ができたのは初めてな

に持っていくときは、依頼があったもの

役場の人たちも必死にやっているのに追

んですね。

以外は一切持っていかないようにしてい

いつかない。そういう状況の中で、どう

 もう一つは宮城県での新しい取り組み

ます。現在、このバックアップセンター

しようもないんだろうと思います。

で す。 政 府 と、 県 と、 自 衛 隊 と、NGO、

が長岡市、岡山市、さいたま市、埼玉県、 京都市、大田区にあります。  岡山に関しては、さらに先を行ってい

阪神淡路の教訓をいかした 新しい公共の考え方

NPO、ボランティア団体の人たちとの 4 者連絡会ができて、たとえば炊き出しな どの調整ができるような会議が動きだし

て、市民から物資を集めるときも混在し

辻元 被災者の立場に立つということだ

ています。阪神淡路のときは 4 者の対立

て い る も の は 一 切 受 け 付 け ま せ ん。 善

と思いますが、行政という立場になると

構造みたいな感じがあったり、行政の下

意はありがたいんですが、実はその善意

ちょっと違ってきます。私はボランティ

請けにしようという人がいたりしました

が現場を混乱させることもあるわけで、

ア担当で、本当に苦戦して寄り添いなが

が、対等なパートナーシップで、一緒に

「ノー」と言えることが大事です。物資の

ら活動している NPO やボランティア、苦

調整や連携をしながら、協力してこの難

管理がしっかりできるようになれば、被

しみも悲しみも共有している人たちから

局を乗り越えようというかたちにしたい

災地で職員の手が空いて、よけいなこと

の情報だったから敏感に反応できたけど、

と思っています。政府の側としても、対

をしなくて済むので、自分たちの町の再

そうじゃないとちょっとできないんです

等なパートナーシップで新しい公共、こ

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れからの社会をどう切り開いていくかと

て、私が「向こうにマットレスがない。

 そういうことがあるので、うちはいま

いう動きが出てきています。

ここにはある。何で配らないんですか」

南三陸で一つケーススタディをつくろう

 高橋 公さんにも新しい公共推進会議に

と言うと「全員分ないから不公平だ」と

ということで、中規模、小規模の避難所に、

出ていただいています。そこには総理も

言うわけです。

ボランティアリーダー、3 人のスタッフ

いれば官房長官、副長官、みんな出席し

見城 寒くて震えて過ごしたという情

という 4 人のチームを送っています。彼

ている。こんな動きも、これからの新し

報があるのに「毛布はもう送らないでく

らにスマートフォンを持たせて、IBM と

い日本をつくる起爆剤にしていきたいと

ださい」というインフォメーションが来

グーグルとヤフーの本社がバックアップ

思っています。

たりしますね。

についてクラウド化をしていきます。簡

見 城  こ れ だ け NPO、NGO が あ っ て、

辻元 ニーズのマッチングができていな

単に言えば、情報の整理ができるプラッ

いろいろな窓口があるんですが、たとえ

い。いろいろな町にまだ孤立した人たち

トフォームをつくって、その中で定期的

ばお金が集まって送りたいときに、どこ

がいらっしゃいます。1 階が泥だらけで 2

に必要なもの、何か困ったことについて、

を信用していいのかわからない。それが

階に住んでいる方がいたり、いろいろな

うちのセンターから円滑に支援しようと

本当の意味で必要なところに使われるの

NGO・NPO 団体がチェックして回って「倉

いうものです。

かというところも、情報があるようで実

庫にあるものを届けさせてほしい」と言っ

 あとは自宅被災者の支援です。彼らは

際にはないですね。

ても、 「市としてお預かりしたものはすべ

支援されているようで実は全然支援され

 たまたま、いい団体とコンタクトが取

ての人に公平に配布しなければならない

ていないので、200 人のボランティアを

れれば善意が実るし、より早い段階での

ので」と対応できていないところもある

送って、自宅被災者に対する物資の支援、

義援、支援になりますが、義援金の善意

との情報も入ってきます。なんとか配れ

安否確認、あとはアレルギーなどの情報

がどう生きるのか、政府に対して疑問視

るように対応をしているのですが。

をプラットフォームに入れて、その情報

している部分がありますが、このあたり

茂木 いまのお話の中で実は違う原因が

はどうでしょうか。義援金募集のテレビ

あって、災害対策本部があり、大規模な

広告にしても、公共広告でも、あらゆる

物資管理のところがあり、その下に中規

情報が送って下さいという募集まででそ

模、小規模があって、その周りに自宅被

の使われ方など先がわからずにみんな急

災者がいるという中で、要は災害対策本

いで送っています。

部のところで一番問題になっているのは、

辻元 私は個人的には東北の皆さんや

辻元 日赤とか中央共同募金会は独立し

避難所で被災者に物資管理をやらせてい

東 北 の 自 然 に も の す ご く「 感 謝 」 し た

た団体なので、 「早く配ってください」と

るということです。そうすると、たとえ

ん で す ね。 な ぜ か と い う と 関 西 で し ょ

言うことしかできなくて……。要するに

ば町内会だったら「ここは好きだから物

う。西のほうと東のほうは文化も違いま

各県に配分するんですが、まだ行方不明

資をあげる」 「ここはだめだ」ということ

すが、今回いろいろな人たちと触れ合っ

者がいるので県が「公平・公正がある」

になります。あるいは、地元のおばちゃ

て、いかに東北の皆さん、それから東北

「被害が何人なのかが出せない」となって、

まが牛耳っているのでだめだという。そ

そのものに日本が頼ってきたかというこ

配分できないんですね。

ういうことは中規模、小規模のところで

とを実感しました。

 物資もそうです。倉庫にいっぱいあっ

もあります。

 食料もそうだし、エネルギーもそうだ

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を基に継続的な支援をしていくというこ とをやり始めています。

復興のコンセプトは 「共生」と「絆」


東日本大震災への対応とNGO・NPOの役割と期待 ~新しい日本づくりをめざして~

し。東北の人たちと力を合わせて頑張ら

なると思ったら、 「離れない」と言うじゃ

ければいけないということと、 「今年来た

ないといけませんが、 コンセプトは「共生」

ないですか。

ばかり」という人でも、ある思いがあっ

と「絆」だと思います。まず「環境と人間」

  離 れ ら れ な い 理 由 は、 経 済 的 な も の

て東北へ来たわけですね。だから生きて

の共生。そして「地方と都市」の共生や「生

を含めていろいろあると思います。けれ

きた長さだけではないので、そこをふる

産者と消費者」の共生。エネルギー政策

ど、もっと心の底に、自分のふるさとと

さととして生きてきた方たちの思いをど

も含めて転換せざるを得なくなると思う

いうものに対する強い思いがあって、簡

う受け止めるのか、それをどういうふう

ので、そこの共生と、もう一度あらゆる

単に「危険なんです。すぐにこちらに出

にいいかたちで復興に結びつけるかです。

絆をどう復活させていくかということを、

てきてください」とか、「そこは捨て置

 生きてきたあかしだから、周りがとや

今回これだけの犠牲者の皆さんを出した

いて新たにつくりましょう」ということ

かく言えないことですが、それを踏まえ

ので、私たちは同時代に生きている者と

はできないと。

た再生、復興にできるだけのことをしな

して目指さなければならないと思います。

 そういう大事なふるさとに将来を考

ければならないし、そのときこそ地元で

見城 今回の東日本大震災を通して、あ

えたら本当の意味で戻れない人がいて、

活動してきた皆さんの声が本当に大事で

らためてふるさとの意味を考えましたね。

そ の 方 た ち の 心 の ケ ア、 経 済 的 ケ ア に

す。そういう声が届かないと、間違った

つまり「ふるさと回帰」と言って一生懸

つ い て、 ふ る さ と 回 帰 は ど う い う ふ う

施策、間違った支援になるのではないか

命各地との絆を深め、都市との交流を進

に力になれるのかという大きなものを

と思いますので、ぜひ活動を続けて広げ

めてきました。特に東北は本当に一生懸

感じました。

ていっていただきたいと思います。

命受け入れをしてましたので、そこに力

 いままでは人が動いていけば力になれ

をお貸しすると言うとおかしいですが、

ると思っていたんですが、そういう問題

新しいふるさとにして欲しい、新しい東

ではなくて、そこに新たに再構築すると

北の力になって欲しいと、私はそういう

いう復興が可能な場合でも、

つもりでいたんですね。

違ったかたちでも、とにかく

 でも、この状況が来てみて、ふるさと

ふるさとに生きるということ

の大きさというのは大変なことなんだと

は大変大きなことで、一人の

思いました。この大震災があったので、

人間ではなくご先祖からつな

東北の方に早くどこか安心できるところ

がっているということを、つ

にいらしていただこうと、こちらはすぐ

くづく感じました。そういう

にネットワークで交流の逆の流れをつく

先祖からの思いも NPO ふる

れるから、 「いらして、いらして」という

さと回帰支援センターがあら

つもりでいたわけですね。それが助けに

ためてお引き受けして動かな

司会 ありがとうございました。

※この座談会は 2011 年 5 月 9 日に行われ、認定 NPO 法人ふるさと回帰支援センター発行「100 万人のふるさ と」2011 年夏号に掲載されたものを転載しています。

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インキュベーションプログラム

被 災 地 のふるさと 起 業 家 レポート

ふ るさと 起 業 家 @ 宮城 県仙台市若林区

渡 部 哲 也 さん

「食」の業界に長く携わってきた渡部さんは、その中でいくつもの社会的課題に直面しました。生産者が抱える担い手不 足や不安定な収入、社会的弱者の自立を難しくする偏見、食糧自給率の低下など。それらの問題を解決するための手立て を模索していくうち、ある事業アイデアを思いつきました。それが「バイキングスタイルの有機野菜レストラン」。その事業 プランで渡部さんは当プロジェクトの第2回ビジネスプラン・コンペティションに出場し、 「ふるさと起業家」 (起業支援対 象者)に認定されます。そして 2010 年 11 月にレストランがオープンするや否や、その評判は口コミで広がり、ランチタイ ムは連日予約で満席になる状態に。本人の自主性を重視する障がい者の雇用環境も実現した事業モデルは、広く注目され るようになりました。しかしレストランの更なる展開を図ろうとしていた矢先に東日本大震災が発生し、店内と店舗周辺は 大きな被害を受けました。さらに押し寄せてきた津波は店舗の 1 メートル手前まで迫ってきたといいます。

何から手を付けていいのか分からなかった  震災発生時は大きな揺れで店内の食器

ました。その後仙台市内は停電となったの

強みを生かしながら、3 日間は緊急避難所

類が全て落下し、めちゃくちゃになって

ですが、店舗の入っているビルに自家発電

となりました。しかしその後も強い余震

しまったのですが、幸いにもスタッフは

装置があったために真っ暗な町中にぽつ

が続き、また海岸線の町の壊滅的な状態

全員無事でした。しかし帰宅途中にスタッ

んと明りが点る状態となり、自宅を流さ

を目の当たりにして、何から手を付けて

フのひとりが津波に巻き込まれ、2 階に避

れた周辺住民の方達が 300 名ほど避難し

いいのか全く分からず、資金繰りや今後

難していた方に窓から奇跡的に助けられ

てきました。店内には食糧があったので、

の経営見通しについて考えても、それは

て九死に一生を得た、ということもあり

まずは炊き出しを行うことに。飲食店の

不安に突き当たるばかりでした。

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震災にも強い6次産業  大震災の 1 ヶ月後、4 月 9 日にようやく

 今回の震災に遭って知ったのは、6 次産

メインに考えています。障がい者、高齢者、

営業を再開しました。しかしその 2 日前に

業は震災にも強い、ということです。借り

そして今回被災者が加わった。いま被災

起こった震度 6 強の地震の影響もあり、震

ていた畑は店舗より海岸寄りだったために

地では雇用創出が急務ですが、震災を経

災前は 1 日平均 115 名の来店があったの

水没してしまいました。もし生産のみを行っ

験して、働こうにも働く場がない人達に 6

が、1 日 15 名ほどになってしまいました。

ていたら困窮を極めたところでしたが、加

次産業化による雇用創出が非常に有益で

近隣の町から通ってくださっていた方の中

工と販売があることで従業員は働き続けら

あるということを改めて実感しています。

にも震災でお亡くなりになった方がいまし

れるし、収入を途絶えさせることなく事業

水産業や農業に特化していた被災地域で

たし、しばらくは寂しさと不安が募りまし

を存続できます。また被災された農家さん

あれば、これを機に 6 次産業化をベース

た。しかし徐々にお客さまが戻り始め、5

に対しても、少ない量でも加工を行ってい

に復興プランをつくり、そこから新しい

月からは 100 名を超える日が続き、結果的

ることが買い支えを可能にします。

雇用を生み出していく。その過程で課題

に震災前以上のお客さまに足を運んでいた

 6 次産業化(1 次× 2 次× 3 次)のベー

にぶつかったならば、お手伝いもしたい

だくようになりました。これはとても励み

スには労働力があります。そこを私は社会

ですし、私の事業を先行事例として使っ

になっています。

的弱者といわれる人達を雇用することを

ていただいてもいいと考えています。

渡部さん起業プラン

手作りにこだわった 有機 野菜 バイキングレストラン バイキングスタイルの手作りにこだ わった有機野菜レストランを新規開 設する。障がい者をスタッフに雇用 し、食材供給を農家と連携を取りな がら行う。農家との直接取引で、食 材を安価に安定的に仕入れることが でき、規格外やキズものなど、見た 震災時に発生した津波は、店舗の手前 1 メートル手前まで 迫ってきて奇跡的に止まった。写真左手の方向には津波に よる多くの犠牲者を出した多賀城市や名取市があり、その 中にはレストランに通っていた方々もいたという。駐車場 も冠水し、借りていた畑も水没した。

店内では障がい者 25 名、健常者 13 名が働いている。本人 の自主性を重視した現場では、他県から噂を聞いて視察に 訪れる経営者達を驚かせるほどにいきいきと働いている。 高いモチベーションを持ったスタッフ達の働きが居心地の いい店内環境を生み出し、常にテーブルは満員状態である。

目は悪いが中身は本物の食材を十分 に活用して食材の無駄を無くし、農 家の収入アップに貢献する。

大きなマイナスをプラスに転じなければならない  今回の震災を生き延びた私たちは、この

のではなく、今までよりも雇用を生み出せ

悲惨な状況を何としてもプラスに転じてい

る仕組みのある地域づくりが実現できれば

かなければならないと思います。津波で壊

いいと思います。いち民間企業にできるこ

滅的な被害を受けた地域は、いままでの枠

とは限られているが、行政と連携してもっ

組みがなくなった。それを 6 次産業化を進

と大きなスケールで町ごと 6 次産業化でき

めやすい土壌であるととらえて、元に戻す

るような復興を実現したいと思います。

六丁目農園 http://www.sprasia.com/tv/user/rokunouen/ 宮城県仙台市若林区六丁目字南 97-3 e- 環境仙台ビル 1F 営業時間:11:30 ~ 15:30(ランチのみ)

《ふるさと起業塾》農村六起プロジェクト [内閣府 地域社会雇用創造事業] | 農六レポート vol.4[震災特別号]

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インキュベーションプログラム

被 災 地 のふるさと 起 業 家 レポート

ふ るさと 起 業 家 @ 福島県 喜多方 市山都町 み は る

小 川 未 明 さん

学生時代は農業を学び、また 4 年間にわたるパラグアイでの海外生活も経験した小川さんは、様々な社会経験の後に実家 に戻り、2009 年 3 月より有機農業を開始しました。2010 年 7 月に行われた第1回ビジネスプラン・コンペティションで「ふ るさと起業家」 (起業支援対象者)に認定された後、ふるさとである喜多方市山都町で事業プランを実現するべく、周囲の 協力を得ながら活動を展開。しかしその最中に大震災が起こり、そして原発事故に見舞われました。

確実な安全のための努力と技術  3 月 11 日に地震が起きた時は地元にい

と考え、放射能対策に取り組みました。土

ました。地震直後、周辺では倒壊などの大

壌をはじめトマト、キュウリなど種類ご

きな被害はありませんでしたが、しばら

とに日本とフランスの両機関に放射能検

く経って近所の人が田んぼに水を入れた

査を依頼しましたが、結果は全て ND(放

時に水が漏れてしまい、調べてみたら地

射性ヨウ素、セシウム 134、137 全て検出

割れが起こっていた、ということがあり

されず)でした。検査に関してはここま

ました。しかし原発事故の影響について

でするのか、というくらい徹底し、その

は本当に大変です。報道でも既知の通り、

結果をどんどん公開しています。またセ

稲わらをはじめとして様々な物への放射

シウムが含まれないような栽培技術の努

能汚染が明らかになるにつれ、まずはしっ

力も続け、安全・安心を自他共に得られ

かりと安全を確認することが最重要事項

るようにしていきたいと思います。

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農六レポート vol.4[震災特別号]| 《ふるさと起業塾》農村六起プロジェクト [内閣府 地域社会雇用創造事業]

徹底的な放射能検査を行い、懸命な安全対策を続けていて も、風評被害などの難しい問題が山積する。そんな中でも 変わらずに注文をし続けてくれる人や新たに繋がる人も いる。そんな方たちのために毎日丁寧に大地と向き合い、 生産活動を続けている。


大きな困難を前にした今こそ6次産業化の強みを活かす  震災前から福島はさまざまな地域の課題

津の在来種を中心に栽培しており、その種

を抱えていました。高齢化と過疎化、全国

ならではの特徴を生かした加工品の開発を

一という遊休農地の面積。特に会津地方は

行っています。在来種は一般的に手間がか

山間地域で積雪量も多い厳しい環境である

かるため、敬遠されることが少なくないの

ため、専業農家が減少傾向にあります。ま

ですが、だからこその希少性を生かして販

た雇用も少ないために、若者が地元から出

路を拡大していきたいと考えています。生

ていってしまうという状況ですが、一方で

物多様性の観点から、役割の大きい中山間

新規就農希望者が多い地域でもあります。

地域において農薬や化学肥料を極力使わな

この新規就農希望者や専業農家、地域で生

いで栽培することはとても重要なことです

まれ育った若者がこの地で暮らしていける

が、雑穀や豆類の在来種の栽培は農薬や化

ようにするためには、販路の確保が大きな

学肥料を使用しなくても比較的簡単に行え

課題のひとつになっています。

ます。食物や環境へのこだわりが強い新規

 この課題への解決には、生産物の栽培〜

就農希望者にとってもこの点が強く共感で

加工〜販売という 6 次産業化を確立し、収

きるところでもあり、彼らが在来種栽培の

入源を安定させて雇用を創出するという流

担い手となり、地元の人達とともに地域の

れが不可欠と考えています。具体的には会

活性化を図っていくことを期待しています。

震災で得た新たな繋がりを大切にしたい

専業農家が減少し、若者が都市部に出て行く一方で、全 国各地から研修生がやってくる。取材時にも遠く福岡か らやってきたという研修生が、炎天下、小川さんや仲間 と共に収穫や出荷準備に汗を流していた。

小川さん起業プラン

会津在来種 たべらんしょ

 震災後、それまで繋がりのあった方達の

まったと感じることもあります。放射能

うち約 3 割ほどは残念ながら関係が切れ

問題と向き合うことは大きな困難ではあ

で会津の在来種(主に雑穀、豆類)

てしまいましたが、それ以上の励ましや応

りますが、確実な対策を行っていくこと

を栽培し、加工・販売するプロジェ

援もたくさんいただき、新しい繋がりも

と皆さんの応援を支えに、6 次産業化を成

できました。以前からじっくりとつきあっ

功させたいと思います。どうぞ応援をよ

持つが、その一方で同地域への新

ていただいていた方達とはさらに絆が深

ろしくお願いします。

規就農希望者は多い。そこで、①

喜多方市山都町内にある遊休農地

クト。同地域は、過疎化が深刻で あり、農産物の販路確保に問題を

会津在来種保存、②遊休農地の有 効利用、③雇用創出と新規就農希 望者の定住化、を行うことにより、 地域の活性化を図る。

会津の在来種である丸なす。紫色に輝くツヤとコロンとし た丸い形が愛らしい。丸なすの他にも庄左衛門というイン ゲンやトマト、クマモチ、城南小松菜などを栽培している。 日本で唯一栽培している「飯豊メロン」とインゲンは、「会 津のこだわり食材 100 選」にも選ばれた逸品である。

豊かな生態系が息づくこの土地で有機栽培を行うことは、た だ付加価値をつけるだけでなく、天敵や花粉媒介昆虫の住 処を確保し守っていくこともにもなる。研修生の受入・育 成や田植えイベントなどを通して都市との交流を図ってお り、地域の活性化にも取り組んでいる。

チャルジョウ農場 / そる工房 喜多方市山都町木幡字 芦倉 58-2

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ふ るさと 起 業 家 @ 福島県福島市土湯温 泉町

阿 部 幹 郎 さん 起業プラン

くだもの大国地域 活性プロジェクト

農家と連携しつつ、地域で生産される桃やサクランボ、キュウリ、なす、トマト、ブルーベリー をはじめとした果物や野菜を加工するために、加工施設を設置する。手作りの特性を生かし、 アレルギー体質を持つ方や老人向けにもこまやかな対応ができる商品を生産し一般消費者及び 地元飲食店等に加工品を販売する。また、加工施設を開放し加工教室を開催する。 ○ ウェブサイト:http://bikkiv.blog45.fc2.com/

起業家認定を受けて数週間後に 大震災、そして原発事故が発生

外へ出てしまい、そのまま県外へ転校する

作物の生産、加工製造後も販売不振で、農

家庭も増えてきました。また、観光客も減

家は 9 割から 8 割の減収という事態に追い

  私 は 2011 年 2 月 26 日 に 開 催 さ れ た、

少し、直売や例年送ってきた個人客への売

込まれています。認定を頂いた当初は自己

第 11 回ビジネスプラン・コンペティショ

上が減っているために、例年以上に多くの

資金で金融機関からの融資を受け、開業に

ンで、2 度目の挑戦で晴れて「ふるさと起

作物が農協などへ出荷される結果、物流価

向けスタートする予定でしたが、畑作の生

業家」に認定していただきました。その週

格が下がっています。

産をしていない、果樹農家と連携して加工

明けには早速加工施設の機材の見積もりや 配置などについて、業者と現場の下見を行 う予定を立て、起業に向けて始動しました

親として、地域住民として   向き合うべき現実と不安

が、そこで大震災が発生しました。

 福島県内から県外へ避難する住民が増え

 3 年前から毎年 200㎏ほどの青梅とそれ

る状況で、県内産の作物を積極的に購入し

を漬け込むしそ葉を栽培し、加工・販売し

てくれる団体や、イベント等で購入しても

ていたのですが、原発事故の影響により農

らえる生産者はごく一部です。そして、こ

作物の出荷規制が生じ、福島市内は放射線

のような販売の企画がなくなってしまう

量の低い地区でしたが、葉物野菜の出荷自

と、福島県産の商品は何も売れなくなるの

粛により梅干の加工は中止せざるを得なく

ではないか、と不安が募ります。

なりました。また兼業農家ではありますが、

 またこの状況では、親としての対応も迫

今春の畑作の作付はすべて自粛し何も作物

られています。我が家にも小学生と中学生

を作っていません。

の子供がおり、私を残していつ・どこに子

 これらの理由から、認定を頂いた支援を

供と妻が避難しようかと話し合っている段

品を製造しても風評被害による現状から販

一度は返上しようかと考えましたが、仲間

階です。周囲には既に父親を残して避難し

売の拡大が見込めないなどの理由から、今

の果樹農家さんの「こんなときだからこそ

た家庭も多く、単身の父親が増えました。

年度は販路拡大を中心として進めていき、

良い物を作る」という考えに共鳴し、果樹 の収穫をしています。しかし、やはり福島 県産の作物の販売は不振です。  私の住む福島市では夏休みに子供達が県

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起業家としての 今後の方策  放射線量の風評被害は本当に深刻です。

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起業拠点の敷地内にオープンする「空カフェ」。阿部さん の奥様が経営をするが、店内では阿部さんの加工品も販売 する。カフェの隣には加工所や倉庫も備えている。

来年の加工製品販売拡大に向けたベースを 作っていきたいと考えています。  可能な限り自らの手を動かして、起業に 向けた働きを進めていきます。


インキュベーションプログラム

被 災 地 のふるさと 起 業 家 レポート

ふ る さと 起 業 家 @ 福島県 喜多方 市小 田 付道 下

齋 藤 百 合 子 さん 起業プラン

女性のための喜多方グリーン・ツーリズム 「かったんこっとん」事業

会津起原の綿と喜多方の農資源をモチーフに、農商工官学が連携した 6 次産業を創出する。ま ず農家での年間の綿づくり体験と農泊をセットにし、女性を対象としたグリーン・ツーリズム 事業を行う。その滞在中に、これまでクローズアップされなかった喜多方の自然、工芸、技、 食を体験メニューに組み入れ、新たな喜多方の魅力を知ってもらい継続的な誘客につなげる。 ○ ウェブサイト:http://homepage3.nifty.com/azumaryokan/verino/kattan/kattan.htm

震災がもたらした 大きな課題

で用意しています。震災以降、観光や修学

いか、と思い、この経験は今後に生かした

旅行、合宿のほとんどがキャンセルになっ

いと思います。

 2 月のビジネスプラン・コンペティショ

ており、人に来てもらってはじめて成立

ンで起業家認定を受けてから、開業そして

する私たちの事業にとっては、非常に厳

商品販売に向けて、プランの見直しや、農

しい状況となりました。

家など関係各所との打ち合わせ、そして販

被災者と地域との交流から 移住者が生まれた

促チラシの制作などを粛々と進めていまし た。事業の大きな柱である綿の栽培につい

 

ては、農家の方と一緒に講習を受けている

 夫が経営する旅館では、震災後多くの被

ところでしたが、そんな最中に大震災が起

災者を受け入れましたが、喜多方には仮設

きました。

住宅が建つことはなく、せっかくの人口が

 「千年に一度の大震災がなぜ東北でこの

増える機会を失ってしまいました。地域の

時期に…」という思いが今もって強くあり

人々の小さなコミュニティや思いやりが少

ます。喜多方を含む会津地方を支える基幹

なからず被災者の方々の支えになっていた

産業は、観光と農業であり、今後この震災

と思いますが、地域全体での素早い対応

がもたらす影響は計り知れません。

や創造力がもっと必要だったと思っていま

  特 に 喜 多 方 は 市 を あ げ て の グ リ ー ン・

す。旅館にいらっしゃる被災者の方々に、

ツーリズムがやっと軌道に乗った矢先で、

日々の生活が安定してきた頃、私たちの事

 「 女 性 の た め の グ リ ー ン ツ ー リ ズ ム 

外国人の受け入れも多くなってきたとこ

業のネットワークを通じて、農作業のボラ

かったんこっとん」を事業化しようとした

ろでした。私たちの事業は、今まで子ども

ンティアをお願いしました。被災者として

一番の理由は、どんな時でも女性の明るさ、

や団体中心だったグリーン・ツーリズム

の暮らしから、日常に近い畑仕事をするう

逞しさ、柔軟性があれば、世の中なんとか

を、女性の個人客をターゲットに農泊農

ちに、このまま喜多方に住みたいと思い、

なるという思いからでした。いま日本全体

家で農作業や手仕事をしながら、年間を

喜多方移住を決めた方もいらっしゃいまし

が沈みがちではありますが、震災前と変わ

通じて<宿泊+体験>を楽しんでもらう

た。このことから、住みたい人と地域のマッ

らぬ笑顔で、私たち女性の笑い声を世間に

企画です。また、街なかの商工とも連携し、

チングがもっとスムーズにできていれば、

ふりまいて、前向きに活動していこうと思

蔵のまちにふさわしい体験をオプション

さらにたくさんの移住者が現れたのではな

います。

“ 女性のためのグリーン・ツーリズム ” をコンセプトにし た「かったんこっとん」は 2 月に行われたモニターツアー が好評を博し、震災後も再開の問い合せがくるほどに。

女性の明るさ・逞しさで 震災前と変わらぬ笑顔で前向きに

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ふ るさと 起 業 家 @ 福島県須 賀 川市和田字沓掛

寺 山 佐 智 子 さん 起業プラン

65歳以上のシニア世代がいきいき 農的デイサービス

市内でのケアマネージャーや訪問看護師の経験を活かして、65 歳以上の方々に、農業のノウハ ウを教えながら、健康管理と農業という生きがいを提供できる “ 農縁 ” を作る。利用者の健康面、 生活面を把握した上で、その方にあった農ライフプランを作り、実践。お年寄りが元気になると、 市の医療保険給付や介護保険給付が減少し、国の財政を助けることにもつながる。 ○ウェブサイト:http://momoyanosachiko.365blog.jp/

起業家認定後は 活発な活動を開始

生きる原点としての農業と 自身のスキルを活用する

す。そんな自身のスキルをフル活用し、農

 2011 年 2 月に行われた第 11 回ビジネス

 放射能の健康への影響や、先行き不安で、

ニティを今年秋から作りあげるべく準備を

プラン・コンペティションで起業家認定を

精神的にダメージを受けている方が増えて

始めています。

受けてからは、近隣のお客様の農園商品を

きているように思います。私の事業プラン

直接販売したり、郡山市のこだわり直売所

は、農業を通じて笑顔と元気を広げよう…

「さくらベーシック」にて店頭販売を行っ

というシニア世代に限定した起業アイデア

たり、農業体験イベントや東大生との農泊

です。しかし今の福島は、世代問わず元気

企画などで都市農村交流を進めたりと、多

がない方が多いです。問題山積、不安いっ

忙ながらも楽しく活動を進めていました。

ぱいで過ごす日常から生まれてくるもの

震災後に生じた さまざまな問題

業を通じて人が集まり、笑顔になるコミュ

は、なんでしょうか?  農業は生きる原点です。土壌汚染や放射 線値など、気になることは沢山あります。

 震災後は、収穫直前のブロッコリーや寒

現在(2011 年 8 月 10 日時点)私の住む須

じめほうれん草の出荷停止をはじめ、直売

賀川の農作物に、出荷停止はありません。

所の顧客が引っ越したために売上が減少。

微量の放射性物質は、どんな影響を与える

さらに夏の桃にいたっては、従来のお客様

か、まだ誰もわかりません。前例がありま

(近隣の方々)はお中元として贈れない…

せん。できる限りの安全対策を講じる必要

仲間の農家と連携してできた「食べて支える福島応援便」。 顔の見える農家であること、自分の子供に食べさせられる 物であること、を基準として販売している。

被災地の復興は これからの日本の復興

と、注文が激減しました。今年の福島の作

があります。

 みなさんにお願いがあります。福島の農

物は、風評被害により、データ上問題がな

 しかし、たった一度きりの人生です。脅

作物や人を嫌わないでください。同じ日本

くても信頼できない、という厳しい現実

えて過ごすも笑顔で過ごすも、時は等しく

人です、差別されると不安がる地域の方々

に向き合わなければいけなくなりました。

流れます。私は、このような時だからこそ

がいます。福島・岩手・宮城ほか被災地の

 また田んぼでは水路が壊れてしまい、今

命の源である農業をもっと身近に感じても

復興は、すなわち日本の復興だと思います。

年はお米がほとんど作れなくなりました。

らえる食育塾的な展開を模索しはじめまし

 世界は見ています、私達日本人の行動を。

このままだとお米を購入する農家になり

た。私は看護師であり健康管理もできます。

皆が繋がり復興に向かうことが、選ばれる

そうです。

介護相談もできますし、育児相談も可能で

日本になっていくのではないでしょうか。

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農六レポート vol.4[震災特別号]| 《ふるさと起業塾》農村六起プロジェクト [内閣府 地域社会雇用創造事業]


インキュベーションプログラム

被 災 地 のふるさと 起 業 家 レポート

ふ るさと 起 業 家 @ 宮城県岩沼市寺島地区

大 泉 功 太 郎・俊 介 さ ん 起業プラン

観 光農園 ふれっしゅふぁ〜む ~人と人との繋がり~

宮城県岩沼市寺島地区内において、ミネラル栽培・無農薬栽培を主体に生産法人、農家、小学校、 福祉施設と連携し、食の安全、安心、食育、福祉を融合させた観光農園として起業する。直営売店、 各種教室、栽培方法展示、栽培実演、ワイルドフラワー、栽培体験、収穫イベントなど開催。 また小学校総合の学習プログラム、及び福祉施設のコミュニケーション施設として受け入れる。 ○ 所在地:宮城県岩沼市寺島地区(仙台空港より約 15 分・仙台中心部より約 40 分)

途切れ途切れになった 地域の連携を再構築したい

開業予定地のハウスと、あと 1 ヶ月程度で

す。もう一度地域の連携を再構築して、沿

咲くはずだったチューリップ、そして 10

岸部の力を結束すべきだと考えています。

 2010 年 8 月に開催された第2回ビジネス

万ポットほどあった花達がすべて流されて

 今回の震災を通して色々な方々の力をお

プラン・コンペティションで起業家認定を

しまいました。また津波で海水をかぶった

借りし、助けられて 「人と人の繋がり」 を

受けた後は、春先の開業に向けて 4,000 球

畑や田んぼは 「塩害」 で今後 5 年間は作物

痛感しました。今後は職を無くされた方を

のチューリップの球根を一つ一つ手植えを

が育たない状態となりました。

優先して雇用を進め、今回津波の被害が無

したり、採りたての野菜をバーベキュース

 岩沼市は沿岸部に企業が多く、今回の津

かった山側の農家の方とも連携を強くし

タイルで食べて頂く構想を考えたりと、準

波で職を失い、また専業農家さんたちも多

て、地元密着型の無農薬栽培野菜を発信し

備に日々忙しくしていました。

く被災されました。いま地域では農家の皆

ていくことで地域を活性化していきたいと

 しかし震災時に発生した津波によって、

さんの連携が途切れ途切れになっていま

思っています。

ふ るさと 起 業 家 @ 福島県福島市飯坂町字小川

安 斎 さと 子 さん 起業プラン

福島フルーツBOXプロジェクト

地域の農家の女性たちが利用できる加工施設を設置。りんご、さくらんぼ、もも、柿、ブルー ベリー、プルーン等の規格外やキズものの果物によるジャムやお菓子、ドレッシング等の加 工品の開発や、地域住民や観光客等に対する加工体験等を実施する。こうした事業を通じて 地域の歴史や文化を伝えるとともに、経済的な効果と農村の活性化を目指す。 ○ ウェブサイト:http://anzai-kajuen.com/

 大震災から 5 ヶ月が経ちましたが、原発事故の影響はとても深刻です。注文は軒並みキャンセルとなり、いつ収束するとも見通しの立た ない今の状態は、とても不安が募ります。このような状態ですが、手探りながらもできることから始めたいと思います。

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中間報告

インキュベーションプログラム

ふるさと起業家58名が誕生。うち14 名は起業を成し遂げ、多彩な事業展開へ。 2010 年 7 月に東 京・代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターでの第 1 回開催を皮切りにスタートした「農村六起ビ ジネスプラン・コンペティション」。途中東日本大震 災によるプロジェクトの中断などに見舞われながらも、2011 年 7 月までに 15 回を数えた。以下は、データに見る事業成果である。

募 プレ 者数 ゼン 数

17% 20.5%

40代

18.8%

30代

ふるさと 回帰産業

11 3 22 4

58

20代

50代

13.4%

起業支援 対象者

30.4%

次世代 ツーリズム

起業プラン応募者総数を年代別に見て みると、30 代が多いことがわかります。 しかし、多くの世代に『6 次産業化』と いうキーワードが浸透しつつあるのでは ないか、とも気付かされる結果です。

1.新たな農産物の   生産と加工流通

40

2.農水産物(規格   外品)等の加工

41 18.3 13

31.7

3.農水産物の   販売・流通

34 15.2

6

17.6

4.農水産物活用の   レストラン

24 10.7

5

20.8

5.空き家の開発、   木工製品・家具等

10

4.5

3

30

6.農村・農産物   へのIT活用

8

3.6

1

12.5

7.農村への   サービス提供

16

7.1

5

31.3

8.農水産物  (食)ツーリズム

16

7.1

7

43.8

9.観光・教育の   農園・漁園

11

4.9

3

27.3

10.健康・医薬等の   開発

10

4.5

1

10

11.その他

14

6.3

0

0

17.9

14

18

★ 崎枝百合香 | 沖縄県 [第 4 回 福岡] 田島 彰一 | 佐賀県 後藤 政子 | 大分県 山内 康二 | 熊本県 ★ 竹下 明伸 | 熊本県 [第 5 回 東京] 小野塚雅弘 | 新潟県 多田 尚功 | 千葉県 [第 6 回 札幌] ★ 大廻 慎司 | 鳥取県 本郷  歩 | 北海道 石井 秀一 | 北海道 森田 武志 | 北海道 [第 7 回 長久手] 山川 洋明 | 愛知県

★ 高田 美枝 | 愛知県 [第 8 回 新潟] 青木  勝 | 新潟県 池山 崇宏 | 新潟県 西畑 良俊 | 新潟県   刈屋 将志 | 新潟県      高志 | [第 9 回 東京] ★ 白川 洋輔 | 茨城県 吉田スエカ | 熊本県 ★ 工藤 英幸 | 大分県 ★ 鵜澤 佳史 | 東京都 五辻  活 | 山梨県 [第 10 回 福井] 北山大志郎 | 福井県 夏野 宜秀 | 福井県

[第 11 回 福島] 寺山佐智子 | 福島県 阿部 幹郎 | 福島県 齋藤百合子 | 福島県 山本  智 | 秋田県 [第 12 回 札幌] 五木田慎作 | 北海道 鈴木 英世 | 北海道 井川 公子 | 北海道 ★ 二階堂哲也 | 北海道 岡田  文 | 北海道 [第 13 回 福岡] 平岡 浩晃 | 熊本県 松本 仁美 | 熊本県 小村 秀蔵 | 長崎県 森  淳也 | 長崎県

農六レポート vol.4[震災特別号]| 《ふるさと起業塾》農村六起プロジェクト [内閣府 地域社会雇用創造事業]

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224 100 58 25.9

ふ る さと 起 業 家 一 覧 [第 1 回 東京] 金子 弘子 | 佐賀県 小川 未明 | 福島県 笠木 恵介 | 福島県 ★ 山本 建夫 | 島根県 ★ 瀬尾 泰弘 | 鳥取県 飯干 淳志 | 宮崎県 ★ 砂澤 雄太 | 北海道 [第 2 回 仙台] 大泉功太郎 | 宮城県 ★ 福倉 光幸 | 千葉県 安斎さと子 | 福島県 ★ 渡部 哲也 | 宮城県 [第 3 回 大阪] ★ 中村 隆行 | 鳥取県 代田 京子 | 広島県

合格率(%)

起業プラン応募者総数の内訳。男女比 を見てみると、圧倒的に男性の方が多 いことがわかりますが、ふるさと起業家 に認定された女性は 13 名。合格率は、 ほぼ同じという結果になっています。

地域複合 アグリ ビジネス

合格数

174名

構成比(%)

起業テーマ

男性

60代

応募数

女性

50名

[第 14 回 周防大島] 佐藤 哲夫 | 山口県 岡山  誠 | 熊本県 田村 義孝 | 愛媛県 松村 久子 | 熊本県 [第 15 回 富山] 小谷  淳 | 福井県 藤田 常徳 | 新潟県 米山 秀基 | 新潟県 日浦 弘子 | 新潟県

★…起業済み 平成 22 年 7 月〜 平成 23 年 8 月時点


インキュベーションプログラム

ビジネスプラン・コンペティション 被災地復興支援

ビジネスプラン・コンペティション

被災地域での 6 次産業での再起を支援!農村の 6 次産業化、住まい支援 事業、ツーリズム事業、コミュニティ事業、ケア事業など、6 次産業およ び農山漁村関連事業の起業を目指す方々を支援します。

9/11(日)仙台放送・上杉ホール 9 月 以 降 も 全 国 各 地 で 開 催! [ 全 会 場 入 場 無 料 ]

[第21回]長野

[第22回]山形

9/3(土)

[第23回]大阪

[第24 回]東京

[第25回]函館

9/10(土) 9/17(土) 9/23(金祝) 10/1(土)

長野バスターミナル会館

山形テルサ

シティプラザ大阪

早稲田大学

北海道教育大学 函館校

※開催日時・会場などは変更となる場合があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。

現場体験を通して 6 次産業と地域づくりを学ぼう!

インターンシッププログラム 松島地域づくり

インターンシップ

宮城県松島町で復興支援活動を実地研修とする 2 ヶ月限定のプログラムで す。講義研修と並行して、実地研修は農林水産業の復興支援活動をはじめ、 観光地やお寺・公園など様々な 6 次産業の現場で地域づくりを学びます。 ○ 研修期間:2011年8月〜10月1日 ○ 研修地:松島町の4箇所

秋 も イ ン タ ーン シ ッ プ 実 施 中! [ 全 プ ロ グ ラ ム 参 加 無 料 ]

夏休みスペシャル インターンシップ

大阪インターン

新潟から宮崎まで、全国各地の “ ふるさと ” で田舎体験をしな

関西を研修拠点とした、特別プログラムです。実地研修先は

がら 6 次産業の現場で実地研修を行います。

奈良県の農園や京都の茶畑など。

○ 研修期間:2011年8月〜9月末 ○ 研修地:全国14地域

○ 研修期間:2011年8月〜10月末 ○ 研修地:関西地域

〈 上記のほかのプログラムや参加方法・イベント情報などは、公式サイトから!〉

農村六起プロジェクト公式サイト |

http://www.furusatokigyo.net/nouroku/


[農村六起]プロジェクトのインキュ ベーションプログラムで「ふるさと起 業家」 ( 起業支援対象者)に認定され た小川さんは、起 業地である福島県 喜多方市で在来種を中心とした農作 物の生 産と加工・販 売を行っていま す。3月11日の東日本大震災直後に起 こった原発事故により、放 射 能 汚染 の被害に見舞われました。現在は徹 底した検査を繰り返し、安心と安全の ために懸命の努力を続けています。

《ふるさと起 業塾》事務局 お問い合わせ

www.furusatokigyo.net/ 〒112- 0014 東京都文京区関口1- 47-12 江戸川橋ビル TEL:03-5206-5346 FAX:03-3260-6778 e-mail:info@furusatokigyo.net 受付時間:10:00∼18:00(月∼金)※土・日・祝日及び夏季休業期間、年末年始を除く

100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センター

実施団体

www.furusatokaiki.net/ 〒104 - 0061 東京都中央区銀座4 -14 -11 七十七ビル3F TEL:03-3543- 0336 FAX:03-3543- 0346 受付時間:10:00∼18:00(月∼金)※土・日・祝日及び夏季休業期間、年末年始を除く

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農六レポート Vol04  

内閣府 地域社会雇用創造事業 《ふるさと起業塾》 農村六起プロジェクト http://www.furusatokigyo.net/nouroku/

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