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ムシノメハウス

高さの異なる 5 つの穴

 地面に寝転び虫の目線で地べたを見てみると、すごく広 大な自然の中にいるように感じることがある。草花は風に 吹かれ大きく揺れ動き、雨の日は雨粒が激しく地面に叩き 付けられ水しぶきを上げる。私たちにとっての、心地いい

1500m

風やただの通り雨は、小さな生物たちにとっては嵐や大雨 のように感じるのだろう。大自然とは切り離され、安心し

1900mm

た生活を送れる私たちでも、虫の目線で外を見ることがで きれば大自然とのつながりを意識できるのではと考えた。 この住宅の屋根は、器のような形をしている。そこには雪 が積もり、雨は溜まり、落ち葉は重なり、土を敷けば草花 も育つ。屋根には 5 つの穴が開いており、それぞれ高さが 違うため、器にたまるものに応じた高さの穴から地べたを 見ることができる。大きな器がある家の中では、人は小さ な虫のスケールで大自然の厳しさや豊かさを感じることが できる。

雨がたくさん降れば大きな水たまりの完成。

400mm

7-5  
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