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ISEP News Letter 2011. No.1


■ 2011年度 第1四半期 活動概要 4月 4日 3.11後のエネルギー戦略ペーパー No.1:「無計画停電から戦略的エネルギーシフトへ」 衆議院議員会館にて 「つながり ぬくもりプロジェクト」発表 5日 3.11後のエネルギー戦略ペーパー No.2:「3.11後の原子力・エネルギー政策の方向性」 18日 第1回「ISEP Ust チャンネル」放送 21日 プレスリリース:「原発事故賠償スキーム政府原案の問題点」 25日 第2回「ISEP Ust チャンネル」放送

5月 5日 第3回「ISEP Ust チャンネル」放送 6日 3.11後のエネルギー戦略ペーパーNo.1 改訂版発行 9日 3.11後のエネルギー戦略ペーパーNo.3:「東北復興エネルギー戦略∼2020年自然エネルギー 100%プラン」 第4回「ISEP Ust チャンネル」放送 13日 3.11後のエネルギー戦略ペーパーNo.4:「救済と国民負担最小化のための福島原発事故賠償 スキーム」 16日 プレスリリース:「週刊ポスト「自然エネルギーの不都合な真実」への反論」 19日 第5回「ISEP Ust チャンネル」放送 23日 プレスリリース:「与野党は全量買取法案を最優先して可決すべき」 第6回「ISEP Ust チャンネル」放送

6月 2日  第8回「ISEP Ust チャンネル」特別対談 ミランダ・シェラーズ 飯田哲也 11日  プレスリリース「国民の国民による国民のための原子力・エネルギー政策へ 12の提言」 16日  第11回「ISEP Ust チャンネル」特別編 ソーレン・ハーマンセン サムソ島自然エネルギー100%


■ 2011年度 第1四半期 活動レビュー

所長 飯田哲也

2011年4月から6月にかけての第1四半期のISEPの活動は、3.11後の日 本のエネルギー政策転換に向けて「持続可能なエネルギー政策・社会 のあるべき姿」を提示することで、国内外で、これまでにも増して中心 的な役割を果たしました。主な研究・政策提言の成果としては、まずは 「最悪事態はどこまで最悪か」というペーパーの公表を皮切りに、 「3.11後のエネルギー戦略ペーパー」をNo.1からNo.4まで公表し、 時々刻々と変化する動向に合わせて随時アップデートを行うことで、日 本の国論を圧倒的にリードしてきました。 こうした政策提言と同時に、現実的な被災地支援活動として、広く一般 から募った寄付により太陽光発電・太陽熱温水器・バイオマスボイラー を設置する「つながり・ぬくもり」プロジェクトを始動させています。 また、Twitter・Facebook・Ustream・Scribdなどのソーシャルメディ アを活用した情報発信の体制を強化しました。 第2四半期は、今期で提示した「あるべき姿」を実現させる動きを加速 させるべく、引き続き研究・政策提言活動を展開していきます。

■ プロジェクト報告 被災地支援「つながり・ぬくもりプロジェクト」 6月12日には宮城県東松島市野蒜地区で太陽光パネルの設置講習会が行われ、私も参加 しました。地区の人や市役所職員さんが集まる中、自然エネルギー事業協同組合レクス タのメンバーや数名のプロジェクト協力者が、実際に200Wのパネルを1セット組み立て てみせました。地域の人の中には大工さんや電気屋さんもいて、工具の使い方指導を かって出るなど、頼もしいかぎりでした。全部で20セットの太陽光パネルを東松島市に 提供しており、残りは地区の人たちで設置することになっています。 現在、魚市場などの再建や、街づくり計画、また治安が悪化している地域の街灯など、 自然エネルギーのニーズを日々いただいている状況です。電気などが復旧しても、光熱 費の削減など被災者の生活支援に、また緊急時の電源に、さらには地域復興のシンボル として、自然エネルギーを活用していただきたいと考えています。 プロジェクトの活動経費は、皆さまからのご寄付でまかなっており、ぜひお知り合いな どにも、このプロジェクトのことをお知らせいただけるとうれしいです。 事務局 氏家芙由子


■ ゲスト来日報告 6月2日∼5日:ベルリン自由大学 ミランダ・A・シュラーズ教授 ベルリン自由大学環境政策研究センター所長のミランダ・A ・シュラーズ教授が6月上旬に来日しました。私の指導教官 でもあり、ISEP研究会にも参加していただきました。ドイツ の2022年脱原子力を決めた「安全なエネルギー供給のための 倫理委員会」の委員を務めた彼女はその様子をeシフトの会合 や民主党の再生可能エネルギーワーキンググループの会合な どで伝え、日本のエネルギー政策に対する提案を行いまし た。 委員による集中的な議論と、11時間におよぶテレビ中継に よる討論など開かれたプロセスでエネルギー政策の方向性を 議論する姿勢を日本でも実現すべきでしょう。 主任研究員 山下紀明

6月13日∼19日:Samsø Energy Academy ソーレン・ハーマンセン氏 10年間で自然エネルギー100%を達成したことで知られるデ ンマーク・サムソ島のサムソ・エネルギー・アカデミー代表 ソーレン・ハーマンセン氏が6月中旬に来日しました。 今回のソーレン氏の来日は、デンマーク皇太子による被災地 慰問に同行するかたわら、在日デンマーク大使館での講演 や、サムソ島と同じく100%自然エネルギーを目指す山口県上 関町の祝島への訪問など、非常に密度の高いものでした。 (なお、祝島訪問の様子は6/29 TBS「ニュース23」にて一部 放送されました。) そうした中で、6月16日にはISEP事務所にソーレン氏を迎え て「ISEP Ust チャンネル」の特別編をおこないました。私と ISEPコーディネーターの本城さんがホストするかたちで、サ ムソ島はどのようなプロセスで100%自然エネルギーを達成し たのか、どういった仕組みを盛り込むことで島民が納得して 取り組むようになったのかをソーレン氏に話していただきま した。 現在、震災や原発事故を受け、各地の市民や自治体が地域で の自然エネルギーへの取り組みを模索する動きが活発化して います。今後のISEPの地域自然エネルギー支援活動に、ソー レン氏から得た教訓を活かしていきたいと思います。 研究員 古屋将太


■ インターン・レポート 金田千里

道満治彦

上智大学外国語学部卒、

立教大学大学院経済学

出版社勤務を経て現在、

研究科経済学選考博士

早稲田大学大学院政治学

課程前期課程に在籍

研究科1年在学。専攻は

中。自然エネルギーの

環境メディア論・環境政

全量買取制度を研究対

策など。 ISEPにきて1カ月になりますが、おもに研究員の 方の調査をお手伝いしています。例えばドイツ各 都市の環境エネルギー政策はどうなっているの か、その目標値や目標年、ロードマップなどで す。また環境政策にも興味があり、ISEPの関 わっている議員セミナーに出席し、原子力事故 の現状や飯館村の方の話を聞きました。ISEPの 良さは研究員の方から修士の勉強に必要なこと を教わったり、自然エネルギーがどのように利 用されていくかなど、常に生の情報が得られると

象としています。 ISEPにおいても大学院でも、政策決定とステーク ホルダーの活動について分析しています。世界的 なエネルギーへの転換の流れの中で、日本のエネ ルギー転換が進まないのは政治経済なステークホ ルダーの様々な動きが背景にあり、全量買取制度 を巡る政策決定にそれが表れています。ISEPの活 動では、先日始まったISEPチャンネル(twitterな ど)やシンポジウムのお手伝いを中心に活動して います。「エネルギーシフト」を早く実現できる ように活動する日々です。

ころです。

■ ボランティア・レポート 佐竹麗

藤井千津子

北海道大学農学部卒 フ ランスに1年滞在など 海外経験が豊富。帰国 後出版社勤務を経て、 フリーに。現在「チー ムリップル」代表。

富山市生まれ。「道の島 社」編集長(鹿児島市 / 出版社)NPO法人 地球 映像ネットワーク(東京 都 / )事務局長、編集 長。 「フクシマ原発事故」以来、私にもできること

5月半ばよりISEPのイベントやHPのお手伝い

は、と思っていたところ、ボランティアをする

をしています。震災後の遅すぎるタイミングで

ならISEPでと、すぐ履歴書を送り、6月から週 に1回参加させていただいています。 今から30年前に川内原発の反対運動に参加する 中で、デンマークでは「地域の人たちと学生と 国が一緒になって巨大な風力発電を作ってい る」と知り、国の考え方や仕組み、地域住民の

はありましたが、活動を通じて常々関心の あった環境・エネルギー問題に関わり、また 新たな情報や人々にアクセスできることに心 から感謝しています。今後もここに集うオープ ンマインドで志

れるみなさんとの時間を大

意識の違いに驚いたものでした。

切にISEPの活動とこの領域の課題に自分なり

今、ボランティアを通じて、再度歩み始めなけ

に真

ればと思っています。

に取り組んでいきたいと思います。


■ ご寄付のお願い 太陽光・太陽熱・バイオマスなどによる被災地支援

「つながり・ぬくもりプロジェクト」

★ご寄付のお申し込みは「つながり・ぬくもりプロジェクト」ホームページから!   http://tsunagari-nukumori.jp/ ★プロジェクトの経過報告はホームページと Facebook にて随時アップデートします!   http://www.facebook.com/tsunagari.nukumori

1% for 祝島

「祝島 自然エネルギー100%プロジェクト」 山口県上関町祝島の「祝島島民の 会」を中心に、自然エネルギー 100%をめざすプロジェクトです。 祝島の自然エネルギー100%を実 現するプロセスに、個人や企業・ 団体が幅広く参加できるよう、各 自のなんらかの活動から1%の寄付 を募る「1% for 祝島」プログラム を実施しています! ★ご寄付のお申し込みは「祝島 自然エネルギー100%プロジェクト」ホームページから!   http://www.iwai100.jp/


■ 書籍・冊子 紹介 原発社会からの離脱

- 自然エネルギーと共同体自治に向けて -

 著者: 宮台真司 飯田哲也  新書: 208ページ  価格: 798円  出版社: 講談社  ISBN-10: 4062881128  ISBN-13: 978-4062881128  ※ お求めは書店店頭もしくはAmazonにて

今こそ、エネルギーシフト

- 原発と自然エネルギーと私達の暮らし -

 著者: 飯田哲也 鎌仲ひとみ  単行本(ソフトカバー): 64ページ  価格: 525円  出版社: 岩波書店  ISBN-10: 4002708101  ISBN-13: 978-4002708102  ※ お求めは書店店頭もしくはAmazonにて

自然エネルギー ことはじめ  編著: 環境エネルギー政策研究所  小冊子: 20ページ 大和ハウス工業株式会社および西武信用金庫の寄 付を受け、自然エネルギーについての入門編とし て小冊子を作成しました。


ISEP News Letterは、四半期毎に会員のみなさまを対象として 発行する環境エネルギー政策研究所の活動報告です。

特定非営利活動法人 環境エネルギー政策研究所   〒164-0011   東京都中野区中央4-54-11   TEL:03-6382-6061   FAX03-6382-6062   Eメール: info01@isep.or.jp

Profile for ISEP 環境エネルギー政策研究所

ISEP News Letter 2011年度 第1四半期  

ISEP News Letterは、四半期毎にISEP会員を対象として発行する環境エネルギー政策研究所の活動報告です。

ISEP News Letter 2011年度 第1四半期  

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